JPH09315877A - 粘土多孔体の製造方法 - Google Patents
粘土多孔体の製造方法Info
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- JPH09315877A JPH09315877A JP13661296A JP13661296A JPH09315877A JP H09315877 A JPH09315877 A JP H09315877A JP 13661296 A JP13661296 A JP 13661296A JP 13661296 A JP13661296 A JP 13661296A JP H09315877 A JPH09315877 A JP H09315877A
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- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B38/00—Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof
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- Ceramic Engineering (AREA)
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- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 均質、かつ、高強度の粘土多孔体の製造方法
を提供する。 【解決手段】 粘土を含有する水性分散液を加熱濃縮
し、得られた水性濃縮化物を急速凍結後凍結乾燥する粘
土多孔体の製造方法。
を提供する。 【解決手段】 粘土を含有する水性分散液を加熱濃縮
し、得られた水性濃縮化物を急速凍結後凍結乾燥する粘
土多孔体の製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粘土を主成分とした
均質、かつ、高強度の多孔体の製造方法に関する。
均質、かつ、高強度の多孔体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多孔質の材料としては、いわゆる発泡ス
チロール(ポリスチレン)あるいはスチレンペーパー
が、断熱材、吸音材として軽量で適当な強度があり安価
であるがゆえに広く普及している。しかし、その原料は
石油であり、使用後の焼却に際しては高熱を出して焼却
炉を破損し、大量の炭酸ガスを発生するなど、環境汚染
の典型といえる材料である。また、発泡スチロール等が
放置されて河川や海を汚染するなど、社会問題として指
摘されて久しく、ポリスチレン製の断熱材、吸音材を代
替しうる環境に親和的な素材の出現が待たれているのが
実状である。このような要求に応えるものとして、粘土
を用いた多孔体材料が提案されている(特開昭63−2
30581号)。これは、粘土と水との混合物を高速で
凍結乾燥して多孔体とするものであるが、主として液体
窒素を用いて混合物を冷却している。
チロール(ポリスチレン)あるいはスチレンペーパー
が、断熱材、吸音材として軽量で適当な強度があり安価
であるがゆえに広く普及している。しかし、その原料は
石油であり、使用後の焼却に際しては高熱を出して焼却
炉を破損し、大量の炭酸ガスを発生するなど、環境汚染
の典型といえる材料である。また、発泡スチロール等が
放置されて河川や海を汚染するなど、社会問題として指
摘されて久しく、ポリスチレン製の断熱材、吸音材を代
替しうる環境に親和的な素材の出現が待たれているのが
実状である。このような要求に応えるものとして、粘土
を用いた多孔体材料が提案されている(特開昭63−2
30581号)。これは、粘土と水との混合物を高速で
凍結乾燥して多孔体とするものであるが、主として液体
窒素を用いて混合物を冷却している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の、
粘土多孔体の製造方法においては、粘土をより高濃度で
分散させて凍結乾燥しようとすると、分散液中の粘土粒
子が凝集して分散が不均一となり(いわゆるママコを形
成する)、気泡が混入し、最終的に十分な強度の均質多
孔体が得られないという問題があった。したがって本発
明の目的は、均質、かつ、高強度の粘土多孔体の製造方
法を提供することである。
粘土多孔体の製造方法においては、粘土をより高濃度で
分散させて凍結乾燥しようとすると、分散液中の粘土粒
子が凝集して分散が不均一となり(いわゆるママコを形
成する)、気泡が混入し、最終的に十分な強度の均質多
孔体が得られないという問題があった。したがって本発
明の目的は、均質、かつ、高強度の粘土多孔体の製造方
法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者はこのような水
性粘土分散体を用いる、従来の多孔体の製造方法の欠点
を克服するため鋭意研究を重ねた結果、低濃度に分散さ
せた粘土を加熱して濃縮することにより、均質で分散性
の良好な粘土を主成分とする水分散体(濃縮化物)が得
られ、この濃縮化物を用いて、急速凍結、凍結乾燥させ
ることで均質、かつ、高強度の多孔体を得ることができ
ることを見い出し、この知見に基づき本発明をなすに至
った。すなわち本発明は、(1)粘土を含有する水性分
散液を加熱濃縮し、得られた水性濃縮化物を急速凍結後
凍結乾燥することを特徴とする粘土多孔体の製造方法、
(2)水性濃縮化物の固形分含有率が60重量%以下で
あることを特徴とする(1)項記載の粘土多孔体の製造
方法、及び(3)低濃度に分散させた粘土に、繊維、着
色料、抗菌剤、消臭剤および/または香料を混合させて
なる水性分散液を用いることを特徴とする(1)又は
(2)項記載の粘土多孔体の製造方法を提供するもので
ある。
性粘土分散体を用いる、従来の多孔体の製造方法の欠点
を克服するため鋭意研究を重ねた結果、低濃度に分散さ
せた粘土を加熱して濃縮することにより、均質で分散性
の良好な粘土を主成分とする水分散体(濃縮化物)が得
られ、この濃縮化物を用いて、急速凍結、凍結乾燥させ
ることで均質、かつ、高強度の多孔体を得ることができ
ることを見い出し、この知見に基づき本発明をなすに至
った。すなわち本発明は、(1)粘土を含有する水性分
散液を加熱濃縮し、得られた水性濃縮化物を急速凍結後
凍結乾燥することを特徴とする粘土多孔体の製造方法、
(2)水性濃縮化物の固形分含有率が60重量%以下で
あることを特徴とする(1)項記載の粘土多孔体の製造
方法、及び(3)低濃度に分散させた粘土に、繊維、着
色料、抗菌剤、消臭剤および/または香料を混合させて
なる水性分散液を用いることを特徴とする(1)又は
(2)項記載の粘土多孔体の製造方法を提供するもので
ある。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる粘土は、天然
でも合成であってもよく、鉱物分類上粘土鉱物に属する
ものを主成分としているものが特に制限なく用いられ
る。天然のものとしては例えば、モンモリロナイト、バ
イデライト、サポナイトなどのスメクタイトやカオリナ
イト、アロフェン等、あるいはスメクタイトを主成分と
するベントナイトや酸性白土等があり、これらは化学的
に修飾、変化させて、いわゆる合成粘土としても用いる
ことができる。これらのうちで、好ましくはスメクタイ
ト、ベントナイト、酸性白土が用いられ、ベントナイ
ト、酸性白土は精製したものが特に好ましく用いられ
る。
でも合成であってもよく、鉱物分類上粘土鉱物に属する
ものを主成分としているものが特に制限なく用いられ
る。天然のものとしては例えば、モンモリロナイト、バ
イデライト、サポナイトなどのスメクタイトやカオリナ
イト、アロフェン等、あるいはスメクタイトを主成分と
するベントナイトや酸性白土等があり、これらは化学的
に修飾、変化させて、いわゆる合成粘土としても用いる
ことができる。これらのうちで、好ましくはスメクタイ
ト、ベントナイト、酸性白土が用いられ、ベントナイ
ト、酸性白土は精製したものが特に好ましく用いられ
る。
【0006】本発明において用いられる、粘土の水性分
散液とは、粘土の微粒子が、水を主体とする分散液中に
微細に均一分散したゾル液などをいう。この粘土の水性
分散液には、多孔体の軽量、多孔の性質を損なわない範
囲であれば、必要に応じて粘土以外の成分を添加でき
る。例えば、圧縮強度や耐熱性などの向上の目的で、繊
維、水ガラス、ゼラチン、多糖類など、あるいは着色
料、香料、抗菌剤、消臭剤、乾燥剤なども配合できる。
このときの水性分散液の粘土成分の含有量は通常0.5
〜50重量%、好ましくは1〜40重量%、さらに好ま
しくは3〜20重量%である。また、水性分散液中に、
前記の繊維、着色料などをさらに含有させる場合は、こ
れらと粘土成分との合計の固形分含有量が、水性分散液
中に、通常59重量%以下、好ましくは5〜50重量%
とする。
散液とは、粘土の微粒子が、水を主体とする分散液中に
微細に均一分散したゾル液などをいう。この粘土の水性
分散液には、多孔体の軽量、多孔の性質を損なわない範
囲であれば、必要に応じて粘土以外の成分を添加でき
る。例えば、圧縮強度や耐熱性などの向上の目的で、繊
維、水ガラス、ゼラチン、多糖類など、あるいは着色
料、香料、抗菌剤、消臭剤、乾燥剤なども配合できる。
このときの水性分散液の粘土成分の含有量は通常0.5
〜50重量%、好ましくは1〜40重量%、さらに好ま
しくは3〜20重量%である。また、水性分散液中に、
前記の繊維、着色料などをさらに含有させる場合は、こ
れらと粘土成分との合計の固形分含有量が、水性分散液
中に、通常59重量%以下、好ましくは5〜50重量%
とする。
【0007】本発明は低濃度に分散させた粘土を攪拌し
ながら粘土が脱水しない温度、通常100℃以下、好ま
しくは80〜100℃の範囲で加熱して濃縮することに
より、均質で分散性の良好な粘土を主成分とする水性濃
縮化物が得られ、この水性濃縮化物を用いることで高強
度の均質多孔体を得ることができる。この場合の粘土の
水性分散液の濃縮度は、特に制限はないが、濃縮処理前
の分散液に対し粘土の含有量を、通常1重量%以上高
く、好ましくは3〜50重量%、より好ましくは5〜3
0重量%、上昇させるものとする。このようにして濃縮
して得られた水性濃縮化物の固形分含有量は特に制限は
ないが、好ましくは60重量%以下、より好ましくは8
〜50重量%である。
ながら粘土が脱水しない温度、通常100℃以下、好ま
しくは80〜100℃の範囲で加熱して濃縮することに
より、均質で分散性の良好な粘土を主成分とする水性濃
縮化物が得られ、この水性濃縮化物を用いることで高強
度の均質多孔体を得ることができる。この場合の粘土の
水性分散液の濃縮度は、特に制限はないが、濃縮処理前
の分散液に対し粘土の含有量を、通常1重量%以上高
く、好ましくは3〜50重量%、より好ましくは5〜3
0重量%、上昇させるものとする。このようにして濃縮
して得られた水性濃縮化物の固形分含有量は特に制限は
ないが、好ましくは60重量%以下、より好ましくは8
〜50重量%である。
【0008】このようにして得た粘土を含有する水性濃
縮化物を、所定形状に成形し凍結乾燥する。凍結の方法
は特に制限はなく、容器に入れた水性濃縮化物を液体窒
素で急速凍結する方法や、冷却した型の表面に水性濃縮
化物を塗装し、これを同様に急速凍結する方法などがあ
げられる。塗装する型については成形後に多孔体を取り
外せるものであれば素材、形状等に特に制限はない。塗
装はスプレーなど、通常の手段によって行うことができ
る。このとき、好ましくは厚さ10mm以下、さらに好
ましくは1〜5mmとなるよう型に塗装する。なお、型
を用いる場合は、これを冷凍雰囲気下に置くなどしてあ
らかじめ冷凍しておくのが好ましい。
縮化物を、所定形状に成形し凍結乾燥する。凍結の方法
は特に制限はなく、容器に入れた水性濃縮化物を液体窒
素で急速凍結する方法や、冷却した型の表面に水性濃縮
化物を塗装し、これを同様に急速凍結する方法などがあ
げられる。塗装する型については成形後に多孔体を取り
外せるものであれば素材、形状等に特に制限はない。塗
装はスプレーなど、通常の手段によって行うことができ
る。このとき、好ましくは厚さ10mm以下、さらに好
ましくは1〜5mmとなるよう型に塗装する。なお、型
を用いる場合は、これを冷凍雰囲気下に置くなどしてあ
らかじめ冷凍しておくのが好ましい。
【0009】本発明においては水性濃縮化物を成形後、
ただちに急速凍結し、次いで凍結乾燥することにより、
目的の多孔体を得る。本発明における急速凍結は、1×
10-3ml/秒以上が好ましく、1×10-2ml/秒以
上がより好ましい。この凍結速度とは、1秒間に凍結す
る水性濃縮化物の容積で示す。この速度が低すぎる場
合、空孔の大きさや形状が不揃いになり、圧縮強度など
が悪くなる。凍結は、液体窒素、冷凍機など、通常の手
段で行うことができる。
ただちに急速凍結し、次いで凍結乾燥することにより、
目的の多孔体を得る。本発明における急速凍結は、1×
10-3ml/秒以上が好ましく、1×10-2ml/秒以
上がより好ましい。この凍結速度とは、1秒間に凍結す
る水性濃縮化物の容積で示す。この速度が低すぎる場
合、空孔の大きさや形状が不揃いになり、圧縮強度など
が悪くなる。凍結は、液体窒素、冷凍機など、通常の手
段で行うことができる。
【0010】本発明においては、このように凍結したも
のを、次いで凍結乾燥する。通常、凍結乾燥は減圧下で
行われるが、減圧しないで送風下で乾燥してもよい。凍
結乾燥自体は常法に従って行うことができる。
のを、次いで凍結乾燥する。通常、凍結乾燥は減圧下で
行われるが、減圧しないで送風下で乾燥してもよい。凍
結乾燥自体は常法に従って行うことができる。
【0011】
【実施例】次に、本発明を実施例に基づきさらに詳細に
説明する。なお、例中の濃度を表わす%は重量%を示
す。 実施例1 山形県左沢産の天然ベントナイトを水簸し、不純物を取
り除いた固形分濃度約3%の粘土ゾルをつくり、攪拌し
ながらサンドバスで100℃に加熱して固形分濃度約1
0%に濃縮した。この粘土ゾルをステンレス製の容器に
取り、同容器を液体窒素を用いて急速凍結し、凍結体を
真空乾燥した。得られた多孔体は見掛け比重0.10と
軽く、圧縮強度を測定したところ、約4.0kg/cm
2 と市販の発泡ポリスチレンとほぼ同等の圧縮強度を示
した。
説明する。なお、例中の濃度を表わす%は重量%を示
す。 実施例1 山形県左沢産の天然ベントナイトを水簸し、不純物を取
り除いた固形分濃度約3%の粘土ゾルをつくり、攪拌し
ながらサンドバスで100℃に加熱して固形分濃度約1
0%に濃縮した。この粘土ゾルをステンレス製の容器に
取り、同容器を液体窒素を用いて急速凍結し、凍結体を
真空乾燥した。得られた多孔体は見掛け比重0.10と
軽く、圧縮強度を測定したところ、約4.0kg/cm
2 と市販の発泡ポリスチレンとほぼ同等の圧縮強度を示
した。
【0012】比較例1 山形県左沢産の天然ベントナイトを水簸し、2μm以下
の鉱物粒のみを集めて、モンモリロナイト成分を濃縮
し、塩化ナトリウム水溶液を用いてモンモリロナイトの
層間イオンをNa+ に置換し、水洗、風乾して原料とし
た。同原料と水を計量、混合して固形分濃度10%の粘
土ゾルをつくり、一昼夜放置して熟成した。同ゾルをス
テンレス製の容器に取り、同容器を液体窒素に浸潤し
て、平均凍結速度1×10-2ml/秒以上で急速凍結
し、凍結体を真空乾燥して、多孔体を作成した。得られ
た多孔体は見掛け比重0.10と軽いが、圧縮強度を測
定したところ、約1.2kg/cm2 と市販の発泡ポリ
スチレンの圧縮強度には全く及ばなかった。
の鉱物粒のみを集めて、モンモリロナイト成分を濃縮
し、塩化ナトリウム水溶液を用いてモンモリロナイトの
層間イオンをNa+ に置換し、水洗、風乾して原料とし
た。同原料と水を計量、混合して固形分濃度10%の粘
土ゾルをつくり、一昼夜放置して熟成した。同ゾルをス
テンレス製の容器に取り、同容器を液体窒素に浸潤し
て、平均凍結速度1×10-2ml/秒以上で急速凍結
し、凍結体を真空乾燥して、多孔体を作成した。得られ
た多孔体は見掛け比重0.10と軽いが、圧縮強度を測
定したところ、約1.2kg/cm2 と市販の発泡ポリ
スチレンの圧縮強度には全く及ばなかった。
【0013】実施例2 実施例1と同じ方法で固形分濃度約25%に濃縮した粘
土ゾルを作り、この粘土ゾルをステンレス製の容器に取
り、同容器を液体窒素を用いて急速凍結し、凍結体を真
空乾燥した。得られた多孔体は見掛け比重0.30と軽
く、圧縮強度を測定したところ、約20.0kg/cm
2 と市販の発泡ポリスチレンをはるかに凌駕する圧縮強
度を示した。
土ゾルを作り、この粘土ゾルをステンレス製の容器に取
り、同容器を液体窒素を用いて急速凍結し、凍結体を真
空乾燥した。得られた多孔体は見掛け比重0.30と軽
く、圧縮強度を測定したところ、約20.0kg/cm
2 と市販の発泡ポリスチレンをはるかに凌駕する圧縮強
度を示した。
【0014】比較例2 比較例1と同じ方法で固形分濃度25%の粘土ゾルを作
り、一昼夜放置して熟成した。同ゾルをステンレス製の
容器に取り、同容器を液体窒素に浸潤して、平均凍結速
度1×10-2ml/秒以上で急速凍結し、凍結体を真空
乾燥して、多孔体を作成した。容器より取り出したとこ
ろ、多数の気泡の混入があり均質な試料が得られなかっ
た。
り、一昼夜放置して熟成した。同ゾルをステンレス製の
容器に取り、同容器を液体窒素に浸潤して、平均凍結速
度1×10-2ml/秒以上で急速凍結し、凍結体を真空
乾燥して、多孔体を作成した。容器より取り出したとこ
ろ、多数の気泡の混入があり均質な試料が得られなかっ
た。
【0015】実施例3 山形県左沢産の天然ベントナイトを水簸し、2μm以下
の鉱物粒のみを集めて、モンモリロナイト成分を濃縮
し、塩化ナトリウム水溶液を用いてモンモリロナイトの
層間イオンをNa+ に置換し、水洗、風乾して原料とし
た。同原料と水を計量、混合して固形分濃度10%の粘
土ゾルをつくり、攪拌しながらサンドバスで100℃に
加熱して固形分濃度約15%に濃縮した。この粘土ゾル
をステンレス製の容器に取り、同容器を液体窒素を用い
て急速凍結し、凍結体を真空乾燥した。得られた多孔体
は見掛け比重0.18と軽く、圧縮強度を測定したとこ
ろ、約11.0kg/cm2 と市販の発泡ポリスチレン
をはるかに凌駕する圧縮強度を示した。
の鉱物粒のみを集めて、モンモリロナイト成分を濃縮
し、塩化ナトリウム水溶液を用いてモンモリロナイトの
層間イオンをNa+ に置換し、水洗、風乾して原料とし
た。同原料と水を計量、混合して固形分濃度10%の粘
土ゾルをつくり、攪拌しながらサンドバスで100℃に
加熱して固形分濃度約15%に濃縮した。この粘土ゾル
をステンレス製の容器に取り、同容器を液体窒素を用い
て急速凍結し、凍結体を真空乾燥した。得られた多孔体
は見掛け比重0.18と軽く、圧縮強度を測定したとこ
ろ、約11.0kg/cm2 と市販の発泡ポリスチレン
をはるかに凌駕する圧縮強度を示した。
【0016】比較例3 比較例1と同じ方法で固形分濃度15%の粘土ゾルを作
り、一昼夜放置して熟成した。同ゾルをステンレス製の
容器に取り、同容器を液体窒素に浸潤して、平均凍結速
度1×10-2ml/秒以上で急速凍結し、凍結体を真空
乾燥して、多孔体を作成した。得られた多孔体は見掛け
比重0.18と軽いが、圧縮強度を測定したところ、約
5.0kg/cm2 と実施例3の多孔体の圧縮強度には
到底及ばなかった。
り、一昼夜放置して熟成した。同ゾルをステンレス製の
容器に取り、同容器を液体窒素に浸潤して、平均凍結速
度1×10-2ml/秒以上で急速凍結し、凍結体を真空
乾燥して、多孔体を作成した。得られた多孔体は見掛け
比重0.18と軽いが、圧縮強度を測定したところ、約
5.0kg/cm2 と実施例3の多孔体の圧縮強度には
到底及ばなかった。
【0017】実施例4 山形県左沢産の天然ベントナイトを水簸し、不純物を取
り除いた固形分濃度約3%の粘土ゾルをつくり、攪拌し
ながらサンドバスで80℃に加熱して固形分濃度約10
%に濃縮した。この粘土ゾルをステンレス製の容器に取
り、同容器を液体窒素を用いて急速凍結し、凍結体を真
空乾燥した。得られた多孔体は見掛け比重0.10と軽
く、圧縮強度を測定したところ、約4.0kg/cm2
と市販の発泡ポリスチレンとほぼ同等の圧縮強度を示し
た。
り除いた固形分濃度約3%の粘土ゾルをつくり、攪拌し
ながらサンドバスで80℃に加熱して固形分濃度約10
%に濃縮した。この粘土ゾルをステンレス製の容器に取
り、同容器を液体窒素を用いて急速凍結し、凍結体を真
空乾燥した。得られた多孔体は見掛け比重0.10と軽
く、圧縮強度を測定したところ、約4.0kg/cm2
と市販の発泡ポリスチレンとほぼ同等の圧縮強度を示し
た。
【0018】実施例5 山形県左沢産の天然ベントナイトを水簸し、不純物を取
り除いた固形分濃度約3%の粘土ゾルをつくり、紙パル
プを1%添加した後、攪拌しながらサンドバスで80℃
に加熱して固形分濃度約10%に濃縮した。この粘土ゾ
ルをステンレス製の容器に取り、同容器を液体窒素を用
いて急速凍結し、凍結体を真空乾燥した。得られた多孔
体は見掛け比重0.09と軽く、圧縮強度を測定したと
ころ、約4.5kg/cm2 と市販の発泡ポリスチレン
とほぼ同等の圧縮強度を示した。
り除いた固形分濃度約3%の粘土ゾルをつくり、紙パル
プを1%添加した後、攪拌しながらサンドバスで80℃
に加熱して固形分濃度約10%に濃縮した。この粘土ゾ
ルをステンレス製の容器に取り、同容器を液体窒素を用
いて急速凍結し、凍結体を真空乾燥した。得られた多孔
体は見掛け比重0.09と軽く、圧縮強度を測定したと
ころ、約4.5kg/cm2 と市販の発泡ポリスチレン
とほぼ同等の圧縮強度を示した。
【0019】実施例6 加熱濃縮後の到達固形分濃度を変えた以外は実施例1と
全く同様にして多孔体を製造し、その多孔体の圧縮強度
を測定した。得られた結果を固形分濃度と圧縮強度の関
係として、図1に示した。
全く同様にして多孔体を製造し、その多孔体の圧縮強度
を測定した。得られた結果を固形分濃度と圧縮強度の関
係として、図1に示した。
【0020】
【発明の効果】本発明方法によれば、急速凍結に付され
る水性粘土分散体は高濃度においても、粘土の分散性が
極めて良好で、気泡の混入が防止されており、これを急
速凍結後凍結乾燥して、均質、かつ、高強度の多孔体を
得ることができる。特に本発明によれば、同濃度の水性
粘土分散体を用いる従来方法よりも、製品強度が優れる
多孔体を得ることができ、より低比重で、より高強度の
多孔体を製造することができるという優れた作用効果を
奏する。本発明により得られる粘土多孔体は緩衝材とし
てだけでなく、断熱材、吸音材、湿度調整剤など、種々
の用途に用いることができる。
る水性粘土分散体は高濃度においても、粘土の分散性が
極めて良好で、気泡の混入が防止されており、これを急
速凍結後凍結乾燥して、均質、かつ、高強度の多孔体を
得ることができる。特に本発明によれば、同濃度の水性
粘土分散体を用いる従来方法よりも、製品強度が優れる
多孔体を得ることができ、より低比重で、より高強度の
多孔体を製造することができるという優れた作用効果を
奏する。本発明により得られる粘土多孔体は緩衝材とし
てだけでなく、断熱材、吸音材、湿度調整剤など、種々
の用途に用いることができる。
【図1】本発明の実施例により得られた多孔体の固形分
濃度と圧縮強度との関係を示すグラフである。
濃度と圧縮強度との関係を示すグラフである。
Claims (3)
- 【請求項1】 粘土を含有する水性分散液を加熱濃縮
し、得られた水性濃縮化物を急速凍結後凍結乾燥するこ
とを特徴とする粘土多孔体の製造方法。 - 【請求項2】 水性濃縮化物の固形分含有率が60重量
%以下であることを特徴とする請求項1記載の粘土多孔
体の製造方法。 - 【請求項3】 低濃度に分散させた粘土に、繊維、着色
料、抗菌剤、消臭剤および/または香料を混合させてな
る水性分散液を用いることを特徴とする請求項1又は2
記載の粘土多孔体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13661296A JPH09315877A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 粘土多孔体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13661296A JPH09315877A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 粘土多孔体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09315877A true JPH09315877A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15179379
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13661296A Pending JPH09315877A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 粘土多孔体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09315877A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1245549A2 (en) | 2001-03-28 | 2002-10-02 | Asahi Glass Company Ltd. | Process for preparing silicate porous product |
| KR100358400B1 (ko) * | 2000-07-22 | 2002-10-25 | 박일순 | 황토 소성분의 생산방법(黃土燒成粉 生産方法) |
| JP2012131678A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-12 | Aomori Prefectural Industrial Technology Research Center | 精製粘土製造方法、粘土鉱物分散液凍結体および精製粘土製造システム |
| WO2015015737A1 (ja) | 2013-08-01 | 2015-02-05 | ニチアス株式会社 | 薄片状粘土鉱物からなるシート及びその製造方法 |
| US10544864B2 (en) | 2015-02-02 | 2020-01-28 | Nichias Corporation | Gasket and manufacturing method thereof |
-
1996
- 1996-05-30 JP JP13661296A patent/JPH09315877A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100358400B1 (ko) * | 2000-07-22 | 2002-10-25 | 박일순 | 황토 소성분의 생산방법(黃土燒成粉 生産方法) |
| EP1245549A2 (en) | 2001-03-28 | 2002-10-02 | Asahi Glass Company Ltd. | Process for preparing silicate porous product |
| JP2012131678A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-12 | Aomori Prefectural Industrial Technology Research Center | 精製粘土製造方法、粘土鉱物分散液凍結体および精製粘土製造システム |
| WO2015015737A1 (ja) | 2013-08-01 | 2015-02-05 | ニチアス株式会社 | 薄片状粘土鉱物からなるシート及びその製造方法 |
| US10563104B2 (en) | 2013-08-01 | 2020-02-18 | Nichias Corporation | Sheet composed of exfoliated clay mineral and method for producing same |
| US10544864B2 (en) | 2015-02-02 | 2020-01-28 | Nichias Corporation | Gasket and manufacturing method thereof |
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