JPH09316431A - 研磨用スラリー - Google Patents

研磨用スラリー

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JPH09316431A
JPH09316431A JP13183396A JP13183396A JPH09316431A JP H09316431 A JPH09316431 A JP H09316431A JP 13183396 A JP13183396 A JP 13183396A JP 13183396 A JP13183396 A JP 13183396A JP H09316431 A JPH09316431 A JP H09316431A
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polishing
cesium
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aqueous solution
polishing slurry
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Satoshi Tominaga
聡 富永
Shuichi Nagao
修一 長尾
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  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 研磨能と洗浄性に優れ、かつ繰返し使用に耐
える長寿命のCMP用の研磨用スラリーを提供する。 【解決手段】 水酸化セシウム(CsOH)を含むアル
カリ水溶液中に研磨材を分散させる。さらに塩化セシウ
ム(CsCl)又はギ酸セシウム(CsCOOH)を併
用して、繰返し使用しても研磨特性の劣化しにくい研磨
用スラリーを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板や半導
体ディバイスまたは磁気記録媒体を研磨するための研磨
用スラリーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスや磁気記録媒体は基板を
鏡面状に磨きあげた上に、機能層を形成して作られてい
る。たとえば、半導体ウエーハの鏡面研磨工程において
は、単結晶インゴットからウエーハ状に切り出した際に
生じる切断歪層や表面うねりを除去するラッピング工程
(粗研磨)、ラッピングされたラップドウエーハを目的
とする表面粗さまで仕上げるポリッシング工程(精密研
磨)がある。その際使用される研磨剤としてはSiO2、Al
2O3 、ZrO2、TiO2、CeO2、Fe2O3 等を分散させたアルカ
リ性水溶液が使用されている。近年ULSIデバイスや
メモリーハードディスクに要求される鏡面品質は益々厳
しさを増している。なかでもULSIデバイスの高密度
化が進み、素子の多層化が取り入れられるようになる
と、各層間の層間絶縁膜を平坦化する必要が生じてき
た。この層間絶縁膜は通常酸化ケイ素によって形成され
ている。研磨する対象もシリコンそのものよりも、酸化
ケイ素膜へと変化してきた。
【0003】層間絶縁膜を研磨するための研磨方法とし
ては、いわゆるCMP(Chemical and Mechanical Poli
shing : 化学的機械研磨)法が用いられている。この方
法は例えばJournal of Electrochemical Society Vol.1
38 No.6 1991に示されたように、水酸化カリウム(KO
H)によって安定化された粒径30nm前後のコロイダ
ルシリカを純水で希釈して、pHを約9.5に調整した
ものが使用されている。この研磨組成物ではコロイダル
シリカが水分の存在下で容易にゲル化してしまうので、
ゲル化防止の目的で水酸化カリウム(KOH)を添加し
ている。ところが一般に酸化シリコンは高い吸湿性を有
することから、研磨剤に含まれている酸化カリウム(K
OH)が酸化ケイ素中に拡散してしまう。通常、ナトリ
ウム、カリウム等のアルカリ金属がMOS型トランジス
タのゲート酸化膜中に侵入すると、しきい値電圧が変動
し、トランジスタ特性の劣化をもたらし、その結果、デ
バイス特性の劣化や信頼性の低下をもたらすという問題
点を抱えている。また、研磨後には研磨剤中のコロイダ
ルシリカ微粒子が半導体基板に付着したままとなり、除
去するのが困難となる問題点も有している。さらに研磨
剤が乾燥するとアルカリ金属を含んだ微粒子の発生原因
となり、デバイス歩留まりやデバイス信頼性の低下の原
因となる。
【0004】これらの欠点を改良する目的で、フッ素含
有二酸化シリコンを使用したり(特開平7−17345
6)、研磨剤となる二酸化ケイ素をイオン交換法や有機
ケイ素化合物を加水分解することにより得ている。ま
た、加工を促進するためのアミンやヘイズを抑制するた
めの有機高分子が添加されたものが使用されている(ニ
ューセラミック 1995 No.2 )。また、研磨速度を高
め、オレンジピール等の表面欠陥の発生を抑制し、高品
質に平坦化できるスラリーとして、研磨促進剤にヒドラ
ジン化合物を加えたものも提案されている(特開平7−
228863)。研磨用のスラリー母液として望まれる
具備特性は、 1) 研磨剤を出来るだけムラ無く均一に母液に懸濁さ
せうること。 2) 研磨剤と反応したり、ゲル化させる等、化学的又
は物理的に機能を損なう作用をしないこと。 3) 温度変化にたいして安定なこと。 4) 加工面に対する濡れ性が良好なこと。 5) デバイス化の後工程で悪影響を与える成分を出来
るだけ含まぬこと。 6) 研磨後の洗浄が容易なこと。 7) 研磨、洗浄工程において人体や環境に悪影響を及
ぼす有害物質を含まないこと。 8) 安価なこと。 などである。これらの諸条件が満たされた研磨用スラリ
ーの開発が、今なお続けられている。
【0005】
【発明が解決しようする課題】本発明は研磨能と洗浄性
に優れ、繰返し使用に際しても研磨能の劣化が少ない研
磨用スラリーを提供しようとするものである。CMPに
際し、研磨用スラリーのウエーハ製品コストに占める割
合が非常に高い。これ等のコストは、研磨用スラリーの
種類と消費量によって異なるが、一般的にCMPプロセ
ス全体の30〜40%を占めるといわれ、そのコストを
如何に低減できるかが大きな課題となっている(電子材
料 1996. 5月号 P.57 参照)。この解決方法の一つとし
て、研磨用スラリーを再生させる提案があるが、未だ技
術的に難しく実用化に至っていない(月刊 Semiconduct
or World 1996. 2月号 P.22 参照)。本発明は、この解
決法として従来のような研磨用スラリーを1回の研磨で
使い捨てるのではなく、複数回、少なくとも3回以上繰
返して使用してもその研磨性能が低下しない新しい研磨
用スラリーを見い出すことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、母液中に水
酸化セシウム(CsOH)を添加する手段を採用した。
水酸化セシウム(CsOH)は無機塩基として最も強い
アルカリであり、かつセシウムはポーリングの電気陰性
度が他のアリカリ金属に比べて最も低く、少量の使用で
塩基度を調整できるので化学研磨能を落とさず、アルカ
リ金属の洗浄除去が容易となる。また、セシウム塩は比
重が重いので、研磨作業中に研磨パッド面での分散能に
優れているので均一な研磨が可能で、研磨能が高い。さ
らに、もう一つの本発明では水酸化セシウム(CsO
H)に加え、セシウム塩を併用する手段を採用した。セ
シウム塩を含む研磨用スラリーは比重が大きく、研磨パ
ッド上での分散能が優れているので均一な研磨が可能で
研磨能に優れ、しかも繰返し使用に際しても研磨能の劣
化を抑制する効果がある。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で使用する研磨剤としては
SiO2、Al2O3 、ZrO2、TiO2、CeO2、Fe2O3 等である。中
でもCMP用として最適なのはヒュームドシリカであ
る。ヒュームドシリカの特性の一例を示すと次のとおり
である; (1) BET法による比表面積 : 130±25m2 /g (2) 平均粒子径 : 約16nm (3) 見掛け比重 : 約50g/l (4) 1000℃x2hrs の灼熱減量 : 1%以下 (5) SiO2 含有量 : 99.9%以上 (6) Al23 含有量 : 0.01%以下 (7) Fe23 含有量 : 0.001%以下 (8) TiO3 含有量 : 0.01%以下 (9) HCl含有量 : 0.007%以下
【0008】本発明で使用する水酸化セシウム(CsO
H)は、分子量149.9で、通常は純度99.6wt%
以上の無色透明の50%水溶液(比重:1.789)と
して入手できる。不純物含有量の一例を示せば以下のと
おりである;
【表1】
【0009】本発明で使用する塩化セシウム(CsC
l)は、分子量168.4で、通常は純度99.98wt
%以上の白色粉末として入手できる。不純物含有量の一
例を示せば以下のとおりである;
【表2】
【0010】本発明で使用するギ酸セシウム(CsCO
OH)は、分子量177.9で、通常は純度98.4%
以上の無色透明の80wt%水溶液(比重:2.30)と
して入手できる。不純物含有量の一例を示せば以下のと
おりである;
【表3】
【0011】母液には電気抵抗が17MΩ以上の超純水
を使用する。超純水に水酸化セシウム(CsOH)を適
下しアルカリ性とし、その中に撹拌しながら研磨剤を添
加して懸濁させる。最終的な研磨用スラリーのpHは1
0.0〜13.0,好ましくは11.5〜12.5であ
る。pHはこれより低いと化学研磨が促進されず、研磨
速度が上がらない。またこれより高いと研磨面にシミが
発生しやすくなる。研磨剤の濃度は5〜15wt%、好ま
しくは6.5〜8.5wt%が適当である。これより薄い
と研磨速度が上がらず、濃いと粘調になり作業性が悪化
する。
【0012】水酸化セシウム(CsOH)に加えてセシ
ウム塩を併用する場合は、最終的な研磨用スラリーのp
Hはやはり10.0〜13.0,好ましくは11.5〜
12.5とする。水酸化セシウムは強塩基であり、ほぼ
100%電離している。今、水溶液1リットル中1グラ
ム当量のイオンが存在すれば濃度1規定でありpH=1
4に相当する。即ちwt%濃度では(133+16+1)
×100/1000=15wt%となる。従って、pH=
13は1.5wt%、pH=12は0.15wt%、pH=
11は0.015wt%と極めて薄い濃度で目標とする塩
基度が達成され、それだけでアルカリ金属を除去するた
めの洗浄の負担が軽減される。セシウム塩を併用する利
点は、研磨用スラリーの寿命が長くなり、繰返し使用に
耐えることと、研磨用スラリーの比重を大きくできるの
でパッドでの分散がさらに良くなり、均質な研磨が可能
となることである。
【0013】研磨用スラリーの保存安定性を確認するた
め、表4に示す配合条件で水酸化セシウム単独あるいは
セシウム塩を使用し、pHを11〜13に調整した母液
にヒュームドシリカ7wt%を加えて撹拌懸濁させ、研磨
用スラリーを調整し、共栓付きの試験管に入れて30℃
の恒温槽中で14日間保存し、外観を肉眼観察した。
【0014】
【表4】
【0015】14日保存後の結果は、水酸化セシウム単
独使用のものは何等の変化も認められなかった。また、
セシウム塩を併用したものは、pHを12又は13と強
アルカリ性としたものはなんらの変化も認められなかっ
た。しかし、pHを11としたものは、7日経過後から
一部ゲル化が始まり、14日経過後には完全にゲル化し
て研磨には使用できなくなった。
【0016】
【作用】本発明ではポーリング電気的陰性度の最も大き
なセシウムの水酸化物を使用することにより、少量の使
用でアルカリ度が高くて化学研磨能が高く、しかも洗浄
性に優れている点を利用したものである。また、セシウ
ム塩の比重が大きいことを利用して研磨パッド上での分
散性を良くして均質な研磨を達成し、かつ繰返し使用に
耐える長寿命の研磨用スラリーを提供するようにしたも
のである。
【0017】
【実施例】以下、本発明の内容を実施例を挙げて具体的
に説明する。 (実施例1)実施例1として研磨促進剤として水酸化セ
シウム(CsOH)を使用した例を示す。常温の超純水
(電気抵抗:18MΩ以上)に50%濃度の水酸化セシ
ウム(CsOH)を適下し、pH=12になるように調
整した。これに予め秤量しておいた平均粒子径16n
m、BTE法による比表面積130m2 /gのヒューム
ド・シリカを撹拌しながら添加して懸濁させた。ヒュー
ムド・シリカの添加量は7wt%とした。ヒュームド・シ
リカの添加により母液のpHが若干酸性サイドに移行す
るので、水酸化セシウムを少量追加してpH=12に保
った。
【0018】このようにして調整した研磨用スラリーを
使用して、5インチのシリコン・ウエーハを研磨した。
研磨条件は以下のとおりであった。 研磨機 : 枚葉式片面研磨機 ウエーハ : 表面に熱酸化法で約3μmの酸化ケイ素
皮膜を形成したもの 研磨パッド: 硬質ウレタン・パッド 研磨圧力 : 250g/cm2 回転数 : 100rpm 研磨時間 : 20分 研磨液温度: 25℃ 研磨液供給: 連続
【0019】研磨後重量法により研磨速度を算出した。
また、表面欠陥についてはオレンジ・ピールやマイクロ
・スクラッチの有無を顕微鏡により観察した。その結
果、研磨速度は0.141μm/minで、オレンジ・
ピールやマイクロ・スクラッチは観察されなかった。さ
らに、研磨用スラリーを回収し、研磨試験を2回、3回
と繰返し、研磨能を測定した。その結果、2回目の研磨
試験では、研磨速度は0.108μm/minで、オレ
ンジ・ピールやマイクロ・スクラッチは観察されなかっ
た。また、3回目の研磨試験では、研磨速度は0.07
5μm/minで、オレンジ・ピールやマイクロ・スク
ラッチは観察されなかった。結果を表5と図1に示す。
【0020】(比較例)比較のため、従来の水酸化カリ
ウム(KOH)を使用した研磨用スラリーについて同様
の試験をした。研磨用スラリーは水酸化セシウム(Cs
OH)の代りに水酸化カリウム(KOH)を使用した以
外は実施例1と同様とした。研磨試験の条件も実施例1
と同じとした。その結果、研磨速度は0.108μm/
minで、オレンジ・ピールやマイクロ・スクラッチは
観察されなかった。また、2回目の研磨試験では、研磨
速度は0.092μm/minで、オレンジ・ピールや
マイクロ・スクラッチは観察されなかった。また、3回
目の研磨試験では、研磨速度は0.069μm/min
で、オレンジ・ピールやマイクロ・スクラッチは観察さ
れなかった。結果を表5と図1に示す。
【0021】(実施例2)実施例2として研磨促進剤と
して水酸化セシウム(CsOH)と塩化セシウム(Cs
Cl)を使用した例を示す。常温の超純水(電気抵抗:
18MΩ以上)に50%濃度の水酸化セシウム(CsO
H)と塩化セシウム(CsCl)を5wt%( No.2−
1)または10wt%(No.2−2)添加し、pH=12
になるように調整した。これに予め秤量しておいた平均
粒子径16nm、BTE法による比表面積130m2
gのヒュームド・シリカを撹拌しながら添加して懸濁さ
せた。ヒュームド・シリカの添加量は7wt%とした。ヒ
ュームド・シリカの添加により母液のpHが若干酸性サ
イドに移行するので、水酸化セシウムを少量追加してp
H=12に保った。このようにして調整した研磨用スラ
リーを使用して実施例1と同様の研磨試験をした。その
結果を表5に併記する。また、研磨液の使用回数と研磨
速度との関係を図1に示す。これらの結果から明らかな
とおり、塩化セシウム(CsCl)を併用すると研磨能
の劣化が抑制できることが判かる。
【0022】(実施例3)実施例3として研磨促進剤と
して水酸化セシウム(CsOH)とギ酸セシウム(Cs
COOH)を使用した例を示す。常温の超純水(電気抵
抗:18MΩ以上)に50%濃度の水酸化セシウム(C
sOH)とギ酸セシウム(CsCOOH)を5wt%( N
o.3−1)または10wt%( No.3−2)添加し、pH
=12になるように調整した。これに予め秤量しておい
た平均粒子径16nm、BTE法による比表面積130
2 /gのヒュームド・シリカを撹拌しながら添加して
懸濁させた。ヒュームド・シリカの添加量は7wt%とし
た。ヒュームド・シリカの添加により母液のpHが若干
酸性サイドに移行するので、水酸化セシウムを少量追加
してpH=12に保った。このようにして調整した研磨
用スラリーを使用して実施例1と同様の研磨試験をし
た。その結果を表5に併記する。また、研磨液の使用回
数と研磨速度との関係を図1に示す。
【0023】
【表5】
【0024】表5及び図1から明らかなようにセシウム
塩を使用すると繰返し使用しても研磨速度が衰えず、寿
命が長いことが判明した。セシウム塩の使用量は多い方
が長寿命である。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、従来のKOHを使用し
た研磨用スラリーに比べて遜色のない研磨能を有し、研
磨の仕上りも良好で、アルカリ金属の影響も少なくな
る。特にセシウム塩を併用した場合は繰返し使用しても
研磨性能が低下しないので研磨工程のコストダウンに寄
与する面が極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】研磨用スラリーの繰返し使用回数と研磨速度と
の関係を示す図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水酸化セシウムを含む水溶液中に研磨剤
    を分散させたことを特徴とする研磨用スラリー。
  2. 【請求項2】 水酸化セシウム及びセシウム塩を含む水
    溶液中に研磨剤を分散させたことを特徴とする研磨用ス
    ラリー。
  3. 【請求項3】 セシウム塩が塩化セシウムまたはギ酸セ
    シウムのうちの1種であることを特徴とする請求項2に
    記載の研磨用スラリー。
  4. 【請求項4】 研磨剤がヒュームドシリカであることを
    特徴とする請求項1ないし請求項3に記載の研磨用スラ
    リー。
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