JPH09316509A - 溶融還元設備 - Google Patents
溶融還元設備Info
- Publication number
- JPH09316509A JPH09316509A JP13614896A JP13614896A JPH09316509A JP H09316509 A JPH09316509 A JP H09316509A JP 13614896 A JP13614896 A JP 13614896A JP 13614896 A JP13614896 A JP 13614896A JP H09316509 A JPH09316509 A JP H09316509A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace body
- hot metal
- oxygen
- electric power
- slag
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Manufacture Of Iron (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、炉本体内に鉄原料、炭材、及び媒
溶剤を添加し、純酸素及び/又は酸素富化ガスを吹き込
んで、溶鉄又は溶銑を直接製造するとともに、併設した
廃熱ボイラー及び発電設備によって炉本体から発生する
燃焼性ガスの顕熱、潜熱を電力として回収する設備にお
いて、炭材原単位、酸素原単位を格段に減少させるとと
もに、電力の外販及び製鉄所内の他の設備での使用の可
否に左右されずに溶銑の製造コストを大幅に減少させる
ことを目的とする。 【解決手段】 炉本体内に鉄原料、炭材、及び媒溶剤を
添加し、純酸素及び/又は酸素富化ガスを吹き込んで、
溶鉄又は溶銑を直接製造するとともに、併設した廃熱ボ
イラー及び発電設備によって炉本体から発生する燃焼性
ガスの顕熱、潜熱を電力として回収する設備において、
回収した電力の全量又は一部により炉本体内の溶銑及び
スラグを加熱する電極を炉本体内に挿脱可能に配設した
ことを特徴とする溶融還元設備。
溶剤を添加し、純酸素及び/又は酸素富化ガスを吹き込
んで、溶鉄又は溶銑を直接製造するとともに、併設した
廃熱ボイラー及び発電設備によって炉本体から発生する
燃焼性ガスの顕熱、潜熱を電力として回収する設備にお
いて、炭材原単位、酸素原単位を格段に減少させるとと
もに、電力の外販及び製鉄所内の他の設備での使用の可
否に左右されずに溶銑の製造コストを大幅に減少させる
ことを目的とする。 【解決手段】 炉本体内に鉄原料、炭材、及び媒溶剤を
添加し、純酸素及び/又は酸素富化ガスを吹き込んで、
溶鉄又は溶銑を直接製造するとともに、併設した廃熱ボ
イラー及び発電設備によって炉本体から発生する燃焼性
ガスの顕熱、潜熱を電力として回収する設備において、
回収した電力の全量又は一部により炉本体内の溶銑及び
スラグを加熱する電極を炉本体内に挿脱可能に配設した
ことを特徴とする溶融還元設備。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炉本体内に鉄原
料、炭材、及び媒溶剤を添加し、純酸素及び/又は酸素
富化ガスを吹き込んで、溶鉄又は溶銑を直接製造する溶
融還元設備に関する。
料、炭材、及び媒溶剤を添加し、純酸素及び/又は酸素
富化ガスを吹き込んで、溶鉄又は溶銑を直接製造する溶
融還元設備に関する。
【0002】
【従来の技術】溶融還元法は、炉本体内に鉄原料、炭
材、及び媒溶剤を添加し、純酸素及び/又は酸素富化ガ
スを吹き込んで、スラグ中で鉄原料中の酸化鉄を還元
し、溶鉄又は溶銑を直接製造する方法である。この方法
では、溶融還元炉から、1600〜1800℃程度の高
温の燃焼性ガスが生成される。
材、及び媒溶剤を添加し、純酸素及び/又は酸素富化ガ
スを吹き込んで、スラグ中で鉄原料中の酸化鉄を還元
し、溶鉄又は溶銑を直接製造する方法である。この方法
では、溶融還元炉から、1600〜1800℃程度の高
温の燃焼性ガスが生成される。
【0003】一般にこの種の溶融還元方法は、炉本体内
に予備還元した鉄原料、炭材、及び媒溶剤を添加し、炉
本体から発生する燃焼性ガス中のCOガス、H2 ガスで
鉄鉱石を予備還元する2段法と、炉本体内に未還元の鉄
原料、炭材、及び媒溶剤を添加し、スラグ中で鉄原料中
の酸化鉄を還元し、炉本体から発生する燃焼性ガス中の
COガス、H2 ガスを廃熱ボイラー内で完全燃焼させ、
燃焼性ガスの顕熱、潜熱、を蒸気化して回収し、発電等
を行う1段法(例えば特開平1−502276号公報、
特開昭63−65011号公報、特開昭63−6500
7号公報等)とに分類される。
に予備還元した鉄原料、炭材、及び媒溶剤を添加し、炉
本体から発生する燃焼性ガス中のCOガス、H2 ガスで
鉄鉱石を予備還元する2段法と、炉本体内に未還元の鉄
原料、炭材、及び媒溶剤を添加し、スラグ中で鉄原料中
の酸化鉄を還元し、炉本体から発生する燃焼性ガス中の
COガス、H2 ガスを廃熱ボイラー内で完全燃焼させ、
燃焼性ガスの顕熱、潜熱、を蒸気化して回収し、発電等
を行う1段法(例えば特開平1−502276号公報、
特開昭63−65011号公報、特開昭63−6500
7号公報等)とに分類される。
【0004】2段法は1段法に比べエネルギー効率がよ
い利点はあるものの、充填層方式及び流動層方式等の予
備還元炉が必要なため、設備が複雑となり設備投資額が
高い、予備還元炉内での反応の均一性から鉄原料の形状
制限がある(例えば充填層方式においては塊状の鉄原料
しか使用できず、流動層方式では粉状の鉄原料しか使用
できない)等の欠点があることから、最近シンプルな1
段法が注目されつつある。
い利点はあるものの、充填層方式及び流動層方式等の予
備還元炉が必要なため、設備が複雑となり設備投資額が
高い、予備還元炉内での反応の均一性から鉄原料の形状
制限がある(例えば充填層方式においては塊状の鉄原料
しか使用できず、流動層方式では粉状の鉄原料しか使用
できない)等の欠点があることから、最近シンプルな1
段法が注目されつつある。
【0005】また、この1段法においては、スラグ中で
発生するCOガス、H2 ガスをスラグ上部の炉内空間
(以後2次燃焼帯と呼ぶ)で燃焼する割合(以後炉内2
次燃焼率と呼び、炉内2次燃焼率=(CO2 %+H2 O
%)/(CO2 %+CO%+H2 O%+H2 %)と定義
する)を上昇させ、その燃焼率をスラグに有効に伝える
ことで、エネルギー効率を向上させる、即ち、炭材原単
位を低減させることが可能なこと、及び、その時には炭
材原単位を低減させる分だけ炉本体から発生する燃焼性
ガスの熱量、即ち顕熱及び潜熱の合計、が減少すること
は広く知られている。
発生するCOガス、H2 ガスをスラグ上部の炉内空間
(以後2次燃焼帯と呼ぶ)で燃焼する割合(以後炉内2
次燃焼率と呼び、炉内2次燃焼率=(CO2 %+H2 O
%)/(CO2 %+CO%+H2 O%+H2 %)と定義
する)を上昇させ、その燃焼率をスラグに有効に伝える
ことで、エネルギー効率を向上させる、即ち、炭材原単
位を低減させることが可能なこと、及び、その時には炭
材原単位を低減させる分だけ炉本体から発生する燃焼性
ガスの熱量、即ち顕熱及び潜熱の合計、が減少すること
は広く知られている。
【0006】この1段法においては、炉本体から発生す
る大量の燃焼性ガスの顕熱、潜熱を蒸気化して回収、発
電して外部に電力を販売する、もしくは製鉄所内の他の
設備で使用し、電力の購入量を低減することで、エネル
ギー効率が2段法に劣る面を補償することが重要とな
る。
る大量の燃焼性ガスの顕熱、潜熱を蒸気化して回収、発
電して外部に電力を販売する、もしくは製鉄所内の他の
設備で使用し、電力の購入量を低減することで、エネル
ギー効率が2段法に劣る面を補償することが重要とな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、この従来の
1段法溶融還元炉においては、以下の課題を有してい
た。 エネルギー効率が2段法に劣るため、石炭原単位、酸
素原単位が2段法よりも高い。 回収した電力を外部に販売するための製鉄所外部の配
電設備が整備されていない地域においては、電力外販が
困難になり、エネルギー効率が2段法に劣る面を補償す
ることが困難になる。 電力外販が困難な場合でも、下工程(製鋼工程)が電
気炉であれば、下工程の電力消費量が大きいので回収し
た電力を工場内で十分に消費し得るが、下工程が転炉の
場合、下工程の電力消費量が小さいので余剰電力が発生
し、エネルギー効率が2段法に劣る面を補償することが
困難になる。
1段法溶融還元炉においては、以下の課題を有してい
た。 エネルギー効率が2段法に劣るため、石炭原単位、酸
素原単位が2段法よりも高い。 回収した電力を外部に販売するための製鉄所外部の配
電設備が整備されていない地域においては、電力外販が
困難になり、エネルギー効率が2段法に劣る面を補償す
ることが困難になる。 電力外販が困難な場合でも、下工程(製鋼工程)が電
気炉であれば、下工程の電力消費量が大きいので回収し
た電力を工場内で十分に消費し得るが、下工程が転炉の
場合、下工程の電力消費量が小さいので余剰電力が発生
し、エネルギー効率が2段法に劣る面を補償することが
困難になる。
【0008】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、溶
融還元炉において、炭材原単位、酸素原単位を格段に減
少させるとともに、電力の外販及び製鉄所内の他の設備
での使用の可否に左右されずに溶銑の製造コストを大幅
に減少させることにある。
めになされたものであり、その目的とするところは、溶
融還元炉において、炭材原単位、酸素原単位を格段に減
少させるとともに、電力の外販及び製鉄所内の他の設備
での使用の可否に左右されずに溶銑の製造コストを大幅
に減少させることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、炉本体内に鉄
原料、炭材、及び媒溶剤を添加し、純酸素及び/又は酸
素富化ガスを吹き込んで、溶鉄又は溶銑を直接製造する
とともに、併設した廃熱ボイラー及び発電設備によって
炉本体から発生する燃焼性ガスの顕熱、潜熱を電力とし
て回収する設備において、回収した電力の全量又は一部
により炉本体内の溶銑及びスラグを加熱する電極を炉本
体内に挿脱可能に配設したことを特徴とする溶融還元設
備である。
原料、炭材、及び媒溶剤を添加し、純酸素及び/又は酸
素富化ガスを吹き込んで、溶鉄又は溶銑を直接製造する
とともに、併設した廃熱ボイラー及び発電設備によって
炉本体から発生する燃焼性ガスの顕熱、潜熱を電力とし
て回収する設備において、回収した電力の全量又は一部
により炉本体内の溶銑及びスラグを加熱する電極を炉本
体内に挿脱可能に配設したことを特徴とする溶融還元設
備である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の溶融還元炉においては、
炉本体内に挿脱可能な電極を配設し、炉本体から発生す
る燃焼性ガスの顕熱、潜熱から回収した電力の全量又は
一部により炉本体内の溶銑及びスラグを加熱することに
よって、以下の作用がある。 炭材原単位、酸素原単位が格段に減少する。 電力の外販及び製鉄所内の他の設備での使用の可否に
左右されずに溶銑の製造コストを大幅に低減することが
可能となる。
炉本体内に挿脱可能な電極を配設し、炉本体から発生す
る燃焼性ガスの顕熱、潜熱から回収した電力の全量又は
一部により炉本体内の溶銑及びスラグを加熱することに
よって、以下の作用がある。 炭材原単位、酸素原単位が格段に減少する。 電力の外販及び製鉄所内の他の設備での使用の可否に
左右されずに溶銑の製造コストを大幅に低減することが
可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明に係る溶融還元設備のフロー図を
示す。炉本体1は耐火物2、水冷パネル3で内張りされ
ており、炉本体1の上部には、鉄原料、炭材、及び媒溶
剤を添加する原料投入口4及び炉本体から発生する燃焼
性ガスを排出するガス排出口5が配設されている。
する。図1は、本発明に係る溶融還元設備のフロー図を
示す。炉本体1は耐火物2、水冷パネル3で内張りされ
ており、炉本体1の上部には、鉄原料、炭材、及び媒溶
剤を添加する原料投入口4及び炉本体から発生する燃焼
性ガスを排出するガス排出口5が配設されている。
【0012】炉本体1の底部には溶銑6が溜まり、その
上部に溶銑6より比重の軽いスラグ7が溜まっており、
溶銑6は出銑口8から、スラグ7は出滓口9からそれぞ
れ連続又は断続的に排出される。
上部に溶銑6より比重の軽いスラグ7が溜まっており、
溶銑6は出銑口8から、スラグ7は出滓口9からそれぞ
れ連続又は断続的に排出される。
【0013】原料投入口4から投入された鉄原料中の酸
化鉄(FeO及びFe2 O3 )は、同じく原料投入口4
から投入された炭材中炭素分により、スラグ7中で以下
の式(1),(2)に示す反応により還元される。 FeO + C →Fe+CO (吸熱反応)・・・(1) Fe2 O3 +3C→2Fe+3CO (吸熱反応)・・・(2)
化鉄(FeO及びFe2 O3 )は、同じく原料投入口4
から投入された炭材中炭素分により、スラグ7中で以下
の式(1),(2)に示す反応により還元される。 FeO + C →Fe+CO (吸熱反応)・・・(1) Fe2 O3 +3C→2Fe+3CO (吸熱反応)・・・(2)
【0014】また、原料投入口4から投入された炭材中
炭素分の一部は、炉本体1を貫通してスラグ7に向けて
配設された下部羽口11を通じてスラグ7中に吹き込ま
れる酸素と以下の式(3)に示す反応により酸化され
る。 C+1/2O2 →CO (発熱反応)・・・(3)
炭素分の一部は、炉本体1を貫通してスラグ7に向けて
配設された下部羽口11を通じてスラグ7中に吹き込ま
れる酸素と以下の式(3)に示す反応により酸化され
る。 C+1/2O2 →CO (発熱反応)・・・(3)
【0015】この溶融還元炉のエネルギー効率即ち炭材
原単位は、式(1),(2),(3)の反応に必要な炭
素分の合計によって決定される。
原単位は、式(1),(2),(3)の反応に必要な炭
素分の合計によって決定される。
【0016】さらに、上記式(1),(2),(3)に
よりスラグ7中で発生したCOガス及び炭材中水素分
は、炉本体1を貫通して2次燃焼帯10に向けて配設さ
れた上部羽口12を通じて2次燃焼帯10中に吹き込ま
れる酸素と以下の式(4),(5)に示す反応により酸
化される。 CO+1/2O2 →CO2 (発熱反応)・・・(4) H2 +1/2O2 →H2 O (発熱反応)・・・(5)
よりスラグ7中で発生したCOガス及び炭材中水素分
は、炉本体1を貫通して2次燃焼帯10に向けて配設さ
れた上部羽口12を通じて2次燃焼帯10中に吹き込ま
れる酸素と以下の式(4),(5)に示す反応により酸
化される。 CO+1/2O2 →CO2 (発熱反応)・・・(4) H2 +1/2O2 →H2 O (発熱反応)・・・(5)
【0017】この式(4),(5)の反応を炉内2次燃
焼と呼び、この2次燃焼の度合いの大小を以下の式
(6)で定義される炉内2次燃焼率で表すことと、この
2次燃焼率は上部羽口12を通じて2次燃焼帯10中に
吹き込まれる酸素の流量を増加することで増加すること
は広く知られている。 炉内2次燃焼率= (CO2 %+H2 O%)/(CO2 %+CO%+H2 O%+H2 %) ・・・(6) 但し、(6)式中のCO2 % 、CO% 、H2 O% 、H2
% は、ガス排出口5における燃焼性ガスの各成分の体積
分率を示す。炉内2次燃焼率を上昇させると、2次燃焼
帯10における式(4),(5)の反応熱の一部がスラ
グ7に伝達する。
焼と呼び、この2次燃焼の度合いの大小を以下の式
(6)で定義される炉内2次燃焼率で表すことと、この
2次燃焼率は上部羽口12を通じて2次燃焼帯10中に
吹き込まれる酸素の流量を増加することで増加すること
は広く知られている。 炉内2次燃焼率= (CO2 %+H2 O%)/(CO2 %+CO%+H2 O%+H2 %) ・・・(6) 但し、(6)式中のCO2 % 、CO% 、H2 O% 、H2
% は、ガス排出口5における燃焼性ガスの各成分の体積
分率を示す。炉内2次燃焼率を上昇させると、2次燃焼
帯10における式(4),(5)の反応熱の一部がスラ
グ7に伝達する。
【0018】炉本体1で発生した高温の燃焼性ガスは、
炉本体1の上部に配設されたガス排出口5及び排ガスダ
クト13を通して、廃熱ボイラー14に導かれ、燃焼性
ガスの顕熱、潜熱を蒸気化して回収された後、集塵機1
5、ブロアー16、煙突17等を介して系外に排出され
る。一方、廃熱ボイラー14で燃焼性ガスの顕熱、潜熱
によって高圧蒸気化した蒸気は、蒸気配管18を通って
タービン19及び発電機20に導かれ、電力に変換され
る。
炉本体1の上部に配設されたガス排出口5及び排ガスダ
クト13を通して、廃熱ボイラー14に導かれ、燃焼性
ガスの顕熱、潜熱を蒸気化して回収された後、集塵機1
5、ブロアー16、煙突17等を介して系外に排出され
る。一方、廃熱ボイラー14で燃焼性ガスの顕熱、潜熱
によって高圧蒸気化した蒸気は、蒸気配管18を通って
タービン19及び発電機20に導かれ、電力に変換され
る。
【0019】発電機で変換された電力は、酸素設備2
1、廃熱ボイラー14、タービン19及びブロアー16
に送電線22を介して送電されるとともに、電極把持装
置23で把持され特に図示しない電極昇降装置により炉
本体1内に挿脱される電極24にも送電線22及び変圧
器26を介して適当な電圧に制御された後に送電され
る。
1、廃熱ボイラー14、タービン19及びブロアー16
に送電線22を介して送電されるとともに、電極把持装
置23で把持され特に図示しない電極昇降装置により炉
本体1内に挿脱される電極24にも送電線22及び変圧
器26を介して適当な電圧に制御された後に送電され
る。
【0020】図2〜4に本発明に係る溶融還元設備の溶
銑及びスラグ加熱装置の実施例を示す。図2は、加熱電
源として3相交流電源を使用した場合であり、炉本体1
の上方から3本の電極24を挿脱可能とした場合であ
る。
銑及びスラグ加熱装置の実施例を示す。図2は、加熱電
源として3相交流電源を使用した場合であり、炉本体1
の上方から3本の電極24を挿脱可能とした場合であ
る。
【0021】図3は、加熱電源として直流電源を使用し
た場合であり、変圧器26と電極24の間に3相交流を
直流に変換するとともに電流値を適当な値に制御する整
流器28を設けている。図3は、炉本体1の上方から2
本の電極24を挿脱可能とし、一方を陽極もう一方を陰
極とした場合である。
た場合であり、変圧器26と電極24の間に3相交流を
直流に変換するとともに電流値を適当な値に制御する整
流器28を設けている。図3は、炉本体1の上方から2
本の電極24を挿脱可能とし、一方を陽極もう一方を陰
極とした場合である。
【0022】図4は、炉本体1の上方から1本の電極2
4を挿脱可能とし、それを陽極とし、炉本体底部に陰極
25を設けた場合である。図4は、上方の電極24及び
陰極25をそれぞれ1本ずつ設けた実施例について図示
しているが、上方の電極24及び陰極25の一方又は双
方を2本以上設けることも可能である。
4を挿脱可能とし、それを陽極とし、炉本体底部に陰極
25を設けた場合である。図4は、上方の電極24及び
陰極25をそれぞれ1本ずつ設けた実施例について図示
しているが、上方の電極24及び陰極25の一方又は双
方を2本以上設けることも可能である。
【0023】電極25の下端と溶銑6の表面間にアーク
27が発生し、溶銑6及びスラグ7が加熱される。ま
た、電流は相互の電極25の間にもスラグ7を介して流
れ、スラグを抵抗加熱する。アーク27は、下部羽口1
1を通じてスラグ7中に吹き込まれる酸素及び/又は酸
素富化ガスにより泡立ち状態となったスラグ7により完
全に包まれる状態となるので、アーク27の輻射熱の2
次燃焼帯10への放散は殆どなく、アーク27の輻射熱
の溶銑6及びスラグ7への伝達効率は極めて高く維持さ
れる。アーク27の輻射熱が溶銑6及びスラグ7へ伝達
することにより、前記(3)式の発熱反応で消費される
炭素分を減少することができ、結果として炭材原単位及
び酸素原単位が格段に減少する。
27が発生し、溶銑6及びスラグ7が加熱される。ま
た、電流は相互の電極25の間にもスラグ7を介して流
れ、スラグを抵抗加熱する。アーク27は、下部羽口1
1を通じてスラグ7中に吹き込まれる酸素及び/又は酸
素富化ガスにより泡立ち状態となったスラグ7により完
全に包まれる状態となるので、アーク27の輻射熱の2
次燃焼帯10への放散は殆どなく、アーク27の輻射熱
の溶銑6及びスラグ7への伝達効率は極めて高く維持さ
れる。アーク27の輻射熱が溶銑6及びスラグ7へ伝達
することにより、前記(3)式の発熱反応で消費される
炭素分を減少することができ、結果として炭材原単位及
び酸素原単位が格段に減少する。
【0024】表1に炉本体1で発生した高温の燃焼性ガ
スの顕熱、潜熱により廃熱発電された電力から酸素設備
21、廃熱ボイラー14、タービン19及びブロアー1
6等の消費電力を差し引いた電力の例えば全量を前記電
極24に供給した場合の炭材及び酸素原単位を、特開平
1−502276号公報に記載されている従来技術と比
較して示す。本発明では、従来技術に比較して、炭材原
単位が約33%、酸素原単位が約55%低下した。ま
た、炉本体1から発生する排ガス流量及び廃熱発電量は
約30%低下した。
スの顕熱、潜熱により廃熱発電された電力から酸素設備
21、廃熱ボイラー14、タービン19及びブロアー1
6等の消費電力を差し引いた電力の例えば全量を前記電
極24に供給した場合の炭材及び酸素原単位を、特開平
1−502276号公報に記載されている従来技術と比
較して示す。本発明では、従来技術に比較して、炭材原
単位が約33%、酸素原単位が約55%低下した。ま
た、炉本体1から発生する排ガス流量及び廃熱発電量は
約30%低下した。
【0025】
【表1】
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の溶融還元
炉においては、回収した電力の全量又は一部により炉本
体内の溶銑及びスラグを加熱する電極を炉本体内に挿脱
可能に配設したことにより、以下の効果が期待できる。 炭材原単位、酸素原単位が格段に減少する。 電力の外販及び製鉄所内の他の設備での使用の可否に
左右されずに溶銑の製造コストを大幅に低減することが
可能となる。 酸素原単位が減少するため、酸素設備が小さくなり、
その設備投資額が減少する。 炉本体から発生する排ガス流量が減少するため、集塵
機、ブロアー、ダクト等の排ガス処理設備が小さくな
り、その設備投資額が減少する。 排ガスを用いた廃熱発電量が減少するため、廃熱ボイ
ラー、タービン、発電器等の発電設備が小さくなり、そ
の設備投資額が減少する。
炉においては、回収した電力の全量又は一部により炉本
体内の溶銑及びスラグを加熱する電極を炉本体内に挿脱
可能に配設したことにより、以下の効果が期待できる。 炭材原単位、酸素原単位が格段に減少する。 電力の外販及び製鉄所内の他の設備での使用の可否に
左右されずに溶銑の製造コストを大幅に低減することが
可能となる。 酸素原単位が減少するため、酸素設備が小さくなり、
その設備投資額が減少する。 炉本体から発生する排ガス流量が減少するため、集塵
機、ブロアー、ダクト等の排ガス処理設備が小さくな
り、その設備投資額が減少する。 排ガスを用いた廃熱発電量が減少するため、廃熱ボイ
ラー、タービン、発電器等の発電設備が小さくなり、そ
の設備投資額が減少する。
【図1】本発明に係る溶融還元設備のフロー図。
【図2】本発明に係る溶融還元設備の溶銑及びスラグ加
熱装置の第一の実施例を示す図面。
熱装置の第一の実施例を示す図面。
【図3】本発明に係る溶融還元設備の溶銑及びスラグ加
熱装置の第二の実施例を示す図面。
熱装置の第二の実施例を示す図面。
【図4】本発明に係る溶融還元設備の溶銑及びスラグ加
熱装置の第三の実施例を示す図面。
熱装置の第三の実施例を示す図面。
【符号の説明】 1 炉本体 2 耐火物 3 水冷パネル 4 原料投入口 5 ガス排出口 6 溶銑 7 スラグ 8 出銑口 9 出滓口 10 2次燃焼帯 11 下部羽口 12 上部羽口 13 排ガスダクト 14 廃熱ボイラー 15 集塵機 16 ブロアー 17 煙突 18 蒸気配管 19 タービン 20 発電機 21 酸素設備 22 送電線 23 電極把持装置 24 電極 25 陰極 26 変圧器 27 アーク 28 整流器
Claims (1)
- 【請求項1】 炉本体内に鉄原料、炭材、及び媒溶剤を
添加し、純酸素及び/又は酸素富化ガスを吹き込んで、
溶鉄又は溶銑を直接製造するとともに、併設した廃熱ボ
イラー及び発電設備によって炉本体から発生する燃焼性
ガスの顕熱、潜熱を電力として回収する設備において、
回収した電力の全量又は一部により炉本体内の溶銑及び
スラグを加熱する電極を炉本体内に挿脱可能に配設した
ことを特徴とする溶融還元設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13614896A JPH09316509A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 溶融還元設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13614896A JPH09316509A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 溶融還元設備 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09316509A true JPH09316509A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15168439
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13614896A Withdrawn JPH09316509A (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 溶融還元設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09316509A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2335730A (en) * | 1998-03-26 | 1999-09-29 | Axel Leona Georges M Thienpont | A furnace having complementary electric heating means |
| CN103525963A (zh) * | 2013-10-25 | 2014-01-22 | 中冶东方工程技术有限公司 | 一种有氧冶炼矿热炉及其有氧冶炼方法 |
-
1996
- 1996-05-30 JP JP13614896A patent/JPH09316509A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2335730A (en) * | 1998-03-26 | 1999-09-29 | Axel Leona Georges M Thienpont | A furnace having complementary electric heating means |
| GB2335730B (en) * | 1998-03-26 | 2000-05-10 | Axel Leona Georges M Thienpont | A heat furnace having complementary electric heating means |
| CN103525963A (zh) * | 2013-10-25 | 2014-01-22 | 中冶东方工程技术有限公司 | 一种有氧冶炼矿热炉及其有氧冶炼方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2025102916A (ja) | 放出を減らした鋼または溶鉄含有材料を生産する方法及びシステム | |
| JPH0635613B2 (ja) | 銑鉄の製造方法 | |
| CA1224336A (en) | Process of producing liquid carbon-containing iron | |
| CA2408720C (en) | Method and device for producing pig iron or liquid steel pre-products from charge materials containing iron ore | |
| PL194819B1 (pl) | Sposób wytwarzania bezpośrednio zredukowanego żelaza | |
| JP2024523267A (ja) | 鉄鋼石から海綿鉄を生成するためのプロセス及びシステム | |
| JPWO2023066794A5 (ja) | ||
| JPH09316509A (ja) | 溶融還元設備 | |
| CA1236151A (en) | Electric arc-fired blast furnace system | |
| JPH10152710A (ja) | 溶融還元炉の廃熱回収設備 | |
| Kapure et al. | Use of chemical energy in submerged arc furnace to produce ferrochrome: Prospects and limitations | |
| US6200518B1 (en) | Melt-reducing facility and method of operation thereof | |
| KR910008141B1 (ko) | 금속산화물을 함유한 광석의 용융환원법 | |
| JP2018024896A (ja) | 還元鉄の製造方法および溶鋼の製造方法ならびに還元鉄製造工程を含む高炉製鉄所 | |
| JPH06228623A (ja) | エネルギ−使用量の少ない製鋼方法 | |
| JP7772242B2 (ja) | 溶鉄の製造方法 | |
| RU2034030C1 (ru) | Способ работы доменной печи и доменная печь | |
| JPH0631686B2 (ja) | 溶解炉の排ガス熱回収方法及びその装置 | |
| JPH11189816A (ja) | 竪型鉄スクラップ溶解炉の操業方法 | |
| JPS60145307A (ja) | 鉄鉱石の溶融還元方法 | |
| JPH10265825A (ja) | 溶融還元装置 | |
| JP3126705B1 (ja) | 排ガスエネルギー回収設備 | |
| CN118326105A (zh) | 一种内热式气基冶金竖炉 | |
| JPH11315314A (ja) | 溶融還元設備の操業方法及び溶融還元設備 | |
| JPH09279214A (ja) | 溶融還元設備 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030805 |