JPH0931754A - 複合繊維 - Google Patents
複合繊維Info
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- JPH0931754A JPH0931754A JP18253395A JP18253395A JPH0931754A JP H0931754 A JPH0931754 A JP H0931754A JP 18253395 A JP18253395 A JP 18253395A JP 18253395 A JP18253395 A JP 18253395A JP H0931754 A JPH0931754 A JP H0931754A
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Abstract
で嵩高感に優れ、かつ鮮やかな染色性、光沢を有する複
合繊維であって、該複合繊維を構成するポリマ−間の剥
離現象をも防止してなる複合繊維を提供する。 【構成】 エチレン−ビニルアルコ−ル系共重合体から
なるA成分と、有機スルホン酸化合物を含有するポリブ
チレンテレフタレ−ト系ポリマ−からなるB成分とより
なる複合繊維であって、A成分ポリマ−中のビニルアル
コ−ル含有量と有機スルホン酸化合物の含有量との間に
特定の関係式が成立してなる複合繊維。
Description
好な風合と良好な光沢、吸湿性を有し、かつ加工工程
性、繊維強度等の繊維物性に優れた複合繊維に関するも
のであり、該複合繊維はその性質を利用してスポ−ツ衣
料、リビング関係等の用途の素材として好適である。
ル、ポリアミドのフィラメントからなる織物、編物、不
織布等の繊維構造物は、その構成フィラメントの単糸デ
ニ−ルや断面形状が単調であるため、綿、麻等の天然繊
維に比較して、風合、光沢が単調で冷たく、繊維構造物
としての品位が低いものであった。また、とくにポリエ
ステル繊維は疎水性であるために、繊維自体が吸水性、
吸湿性に劣る欠点をも有する。近年、これらの欠点を改
良するために種々の検討・提案がなされている。たとえ
ば、ポリエステル等の疎水性ポリマ−と、水酸基(OH
基)を有するポリマ−とを複合化することにより、疎水
性繊維に親水性等の性能を付与させる試みがなされてい
る。具体的には、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化
物とポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド等の疎
水性熱可塑性樹脂との複合繊維が特公昭56−5846
号公報や特公昭55−1372号公報等に開示されてい
る。しかしながら、このような繊維では疎水性の改良は
なされても、天然繊維の有する光沢、染色性等にははな
はだ遠いものであった。
化物(エチレン−ビニルアルコ−ル系ポリマ−)とポリ
エステルとの複合繊維は、両者のポリマ−間の界面での
接着性が小さいため剥離しやすい特徴を有するが、使用
する目的によっては、トラブルの原因となる。とくに強
撚加工や仮撚加工など繊維の長さ方向に対して直角に応
力が加わる加工をする場合、所々に2成分間の剥離現象
が発生し、該強撚加工糸や仮撚加工糸を用いて布帛を作
成し、染色加工を施すと剥離部分が白化して見え、商品
価値のないものとなることが多い。
ル繊維の疎水性を改良してソフトで嵩高感に優れ、かつ
鮮やかな染色性、光沢を有する複合繊維を得ることを目
的としたものである。さらには、複合繊維を構成するポ
リマ−間の剥離現象をも防止することを目的としたもの
である。
ニルアルコ−ル系共重合体からなるA成分と、下記式
(1)で示される有機スルホン酸化合物を含有するポリ
ブチレンテレフタレ−ト系ポリマ−からなるB成分とよ
りなる複合繊維であって、下記式(2)および(3)を
満足することを特徴とする複合繊維である。 (ただし、Dは3価の芳香族基または3価の脂肪族基、
X1 およびX2 はエステル形成性官能基または水素原子
であって、同一であっても異なっていてもよく、Mは金
属原子またはアルキルホスホニウム基を示す。) 30≦X≦75 (2) 1.8≦ln(X/Y)≦5 (3) (ただし、XはA成分のビニルアルコ−ル成分のモル
%、YはB成分中の有機スルホン酸化合物の全酸成分に
対する含有モル%を示す。)
コ−ル系共重合体(以下、A成分ポリマ−と略称する)
について説明する。A成分ポリマ−はエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体をケン化することにより得られるが、ケン
化度としては95%以上の高ケン化度のものが好まし
く、式(2)で示されるXであるビニルアルコ−ル成分
(未ケン化酢酸ビニル成分やアセタ−ル化されたビニル
アルコ−ル成分等を含む)が30〜75モル%のものが
好適に用いられる。ケン化度が低くなると、A成分ポリ
マ−の結晶性が低下し、繊維強度等の繊維物性が低下し
てくるのみならず、A成分ポリマ−が軟化しやすくなり
加工工程でトラブルが発生してくるとともに得られた繊
維構造物の風合が低下する。
ル成分の含有量が低くなる、すなわち、エチレン含有量
が高くなれば、当然水酸基(OH)の減少のために親水
性等の機能が低下し、後述するが、目的とする良好な親
水性を有する天然繊維ライクの風合が得られない。逆
に、ビニルアルコ−ル成分の含有量が高くなる、すなわ
ち、エチレン含有量が低くなれば、溶融成形性が低下す
ると共に、複合繊維化の際、曵糸性が不良となり、紡糸
または延伸時の糸切れ、断糸が多発することになる。し
たがって、上記式(2)で示されるXであるビニルアル
コ−ル成分は50〜70モル%であること好ましい。
るポリマ−を用いてA成分ポリマ−と複合化する場合、
長時間安定に連続して紡糸するためには、A成分ポリマ
−の溶融成形時の耐熱性を向上させることが好ましく、
その手段として、ビニルアルコ−ル成分の含有量を適切
な範囲に限定することとともに、A成分ポリマ−中の金
属イオン含有量を所定量以下にすることも効果がある。
A成分ポリマ−の熱分解機構としては大きく分けて、ポ
リマ−主鎖間で橋かけ反応が生じゲル化物発生して熱分
解する場合と、かかる場合と混在して主鎖切断、側鎖脱
離等の分解が進んで熱分解する場合とが考えられる。
−中の金属イオンを除去することにより、溶融紡糸時の
熱安定性が飛躍的に向上するのである。とくに、N
a+ 、K+ イオン等の周期表第I族のアルカリ金属イオ
ンと、Ca2+、Mg2+イオン等の周期表第II族のアルカ
リ土類金属イオンなどをそれぞれ100ppm以下にす
ることにより、顕著な効果があることがわかった。とく
に、長時間連続して高温条件で溶融紡糸を行う際、A成
分ポリマ−中にゲル化物が発生してくると紡糸フィルタ
−上にゲル化物が徐々に体積し、その結果、紡糸パック
圧力が急上昇してノズル寿命が短くなってしまうととも
に、紡糸時の単糸切れ、断糸が頻発してくることにな
る。ゲル化物の堆積がさらに進行してくるとポリマ−の
配管が詰まりトラブル発生の原因となることがある。
リ金属、第II族のアルカリ土類金属を除去することによ
り、高温での溶融紡糸、とくに250℃以上での溶融紡
糸時に連続して長時間運転しても大量のゲル化発生によ
るトラブルが起こりにくい。より好ましいアルカリ金属
イオン、アルカリ土類金属イオンの含有量はそれぞれ5
0ppm以下、とくに10ppm以下である。
紹介する。まず、メタノ−ル等の重合体溶媒中でエチレ
ンと酢酸ビニルをラジカル重合触媒下でラジカル重合さ
せ、ついで未反応モノマ−を反応系から追い出し、苛性
ソ−ダによりケン化反応を起こさせ、エチレン−ビニル
アルコ−ル共重合体とした後、水中でペレット化し水洗
して乾燥させることにより製造される。工程上、アルカ
リ金属イオンやアルカリ土類金属イオンがポリマ−中に
含有されやすく、通常は数百ppm以上のアルカリ金属
イオン、アルカリ土類金属イオンが混入してくる。
属イオンの含有量をできるだけ低下させる方法として、
ポリマ−の製造工程中、ケン化処理してにペレット化し
た後、湿潤状態のペレットを酢酸を含む純水溶液を大量
に用いて該ペレットを洗浄し、さらに大過剰の純水のみ
でペレットを洗浄する方法が挙げられる。
レ−ト系ポリマ−(以下、B成分ポリマ−と略称する)
について説明する。B成分ポリマ−とは、ブチレンテレ
フタレ−ト単位を主たる繰り返し単位とし、前記一般式
(1)で示される有機スルホン酸基を式(3)で示され
るYだけ含有させてなるポリブチレンテレフタレ−ト系
ポリマ−である。かかるポリブチレンテレフタレ−ト系
ポリマ−はテレフタル酸を主たる酸成分とし、1,4−
ブタンジオ−ルを主たるジオ−ル成分とするものである
が、テレフタル酸成分の一部は他のジカル酸成分で置き
換えられていても良く、ジオ−ル成分の一部も他のジオ
−ル成分で置き換えられていても良い。
としては、たとえばイソフタル酸、ナフタリンジカルボ
ン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェノキシエタンジ
カルボン酸、β−ヒドロキシエトキシ安息香酸、p−オ
キシ安息香酸、アジピン酸、セバシン酸、1,4−シク
ロヘキサンジカルボン酸等を挙げることができる。ま
た、1,4−ブタンジオ−ル以外の他のジオ−ル成分と
しては、たとえばエチレングリコ−ル、トリメチレング
リコ−ル、ヘキサメチレングリコ−ル、ジエチレングリ
コ−ル、ネオペンチルグリコ−ル、シクロヘキサン−
1,4−ジメタノ−ル、ポリエチレングリコ−ル、ポリ
テトラメチレングリコ−ル、ビスフェノ−ルA、ビスフ
ェノ−ルS、ビスフェノ−ルAおよびビスフェノ−ルB
のエチレンオキサイド付加物等を挙げることができる。
物(1)として、重合時の耐熱性の点から、Dが3価の
芳香族基である化合物を用いることが好ましい。たとえ
ば、1,3,5−ベンゼントリイル基、1,2,3−ベ
ンゼントリイル基、1,2,4−ベンゼントリイル基等
のベンゼントリイル基、1,3,6−ナフタレントリイ
ル基、1,3,7−ナフタレントリイル基,1,4,5
−ナフタレントリイル基、1,4,6−ナフタレントリ
イル基等のナフタレントリイル基などを挙げることがで
きる。Mはナトリウム、カリウム、リチウム等のアルカ
リ金属原子、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土
類金属原子もしくはテトラ−n−ブチルホスホニウム
基、ブチルトリフェニルホスホニウム基、エチルブチル
ホスホニウム基等のアルキルホスホニウム基である。
たは水素原子を示し、それらは同一であっても異なって
いてもよい。ポリマ−の主鎖中に共重合される点でエス
テル形成性官能基であることが好ましい。エステル形成
性官能基の具体例として下記のものを挙げることができ
る。 −(CH2 )a−OH、 −C−[O(CH2 )b]d−OH、 −O−(CH2 )b−[O(CH2 )b]d−OH、 (ただし、Rは低級アルキル基またはフェニル基、aお
よびdは1以上の整数、bは2以上の整数を示す。)
リウムスルホイソフタル酸、5−カリウムスルホイソフ
タル酸、5−テトラブチルホスホニウムスルホイソフタ
ル酸、2,6−ジカルボキシナフタレン−4−スルホン
酸テトラブチルホスホニウム塩、α−テトラブチルホス
ホニウムスルホコハク酸などが挙げられ、なかでもコス
トパ−フォ−マンスの点において5−ナトリウムスルホ
イソフタル酸が好ましい。
を構成する全酸成分に対して、式(3)を満足する量で
ある。かかる式(3)を満足しない場合には鮮明な発色
性が不十分であったり、A成分ポリマ−とB成分ポリマ
−との接着性が不良となったり、鮮明な発色性は有して
いても繊維化工程性、とくに紡糸性、延伸性が不良とな
ると共に繊維強度が低くなる。
触媒として重合されるが、このチタン系化合物の量がチ
タン金属に換算して15〜85ppmの範囲であること
が好ましい。B成分ポリマ−からなる繊維またはB成分
を一成分とする複合繊維は、カチオン染料で染色される
と鮮やかな発色性を示すが、B成分ポリマ−の重合触媒
であるチタン系化合物の含有量によってはかかる繊維の
耐光性が極端に低下することになる。したがって、繊維
の耐光性の低下を抑制する点で、このチタン系化合物の
含有量はチタン金属に換算して15〜85ppmの範囲
であることが好ましい。チタン系化合物の含有量がチタ
ン金属に換算して15ppm未満では、B成分ポリマ−
の重合に時間がかかりすぎ、B成分ポリマ−が劣化する
恐れがある。一方、該含有量が85ppmを越えると当
然のことながら、繊維の耐光性が低下してくる。より好
ましいチタン系化合物の含有量はチタン金属に換算して
20〜70ppmの範囲である。
チタネ−ト、テトラn−ブチルチタネ−ト、蓚酸チタン
カリ等が挙げられる。また該チタン系化合物はスズ化合
物等の助触媒を併用してもよい。なお、触媒として用い
られるチタン系化合物の他に、通常、繊維の艶消剤とし
て用いられる二酸化チタンが考えられるが、本発明の繊
維は透明性と発色性が特徴の繊維であるので、本発明の
繊維においてはこのような艶消剤の添加は好ましくな
く、したがって、上述のチタン系化合物の含有量は二酸
化チタン等の艶消剤のチタンは含まないものである。
2dl/gであることが好ましい。
として公知の酸化防止剤、紫外線吸収剤等が含有されて
いても良い。
することにより、A成分ポリマ−とB成分ポリマ−との
接着面での剥離が生じにくい。この理由は推論の域をで
ないが、おそらくB成分ポリマ−に含有されている式
(1)で示される有機スルホン酸基のスルホン酸極性基
と、A成分ポリマ−中の水酸基が相互に作用を及ぼし合
うことにより接着性が発現してくるものと推察される。
B=20:80〜80:20(重量比)であることが好
ましく、とくにA:B=30:70〜70:30(重量
比)であることが好ましく、複合形態や繊維形状に応じ
て両者の複合比を調製することができる。A成分ポリマ
−の複合比が20重量%未満の場合、すなわち、B成分
ポリマ−の複合比が80重量%を越える場合には、複合
繊維中の水酸基の減少により該繊維の特徴の1つである
親水性等の特性が失われてくるとともに、繊維強度が不
十分となる。一方、A成分ポリマ−の複合比が80重量
%を越える場合、すなわち、B成分ポリマ−の複合比が
20重量%未満の場合には、親水性等は満足する繊維と
なるが、染色による発色性が不良となりやすい。
マ−が繊維表面全体を覆う必要はなく、鮮やかな発色性
を有するには、繊維表面の30%以上が屈折率の低いA
成分ポリマ−であることが好ましく、とくに繊維表面の
40%以上であることが好ましい。なかでも、A成分ポ
リマ−が鞘部、B成分ポリマ−が芯部である芯鞘型複合
繊維であることが鮮やかな発色性、繊維強度の点におい
て好ましい。本発明においては繊維の断面形状も重要な
要件の1つである。B成分ポリマ−を一構成成分とする
ことにより鮮やかな発色性を有する繊維が得られるが、
スポ−ツ衣料用途に該繊維を用いる場合、発色性のみな
らず光沢をも合わせ持つことが要求されている。通常、
光沢を有する繊維は発色性が低下し、逆に発色性を優先
させると光沢を付与することが難しいことが多い。本発
明では繊維断面形状を考慮することで鮮やかな発色性お
よび光沢を有する繊維を得ることができる。光沢を繊維
に付与するためには、光が反射する平坦な面が多い程良
く、またマイルドな異形度を有する平坦な面を保持した
断面形状が好ましい。このような断面形状として三角断
面、偏平異形断面が挙げられる。
るものではなく、任意の太さにすることができる。発色
性、光沢感、風合等を考慮すると、複合繊維の単繊維繊
度は0.3〜1.0デニ−ル程度にすることが好まし
い。また該複合繊維は長繊維のみならず短繊維としても
本発明の効果は十分期待できる。
とえば80℃で十分染色が可能であることが挙げられ
る。通常、ポリエチレンテレフタレ−トに代表されるポ
リエステルは染色温度が120〜125℃と高く、本発
明のA成分ポリマ−と複合した場合、高温で染色するこ
とができなかった。しかし、該A成分ポリマ−の複合成
分としてB成分ポリマ−を用いることにより80℃程度
の低い温度での染色が可能となり、コストの点において
も有効である。
合紡糸を行うことでき、たとえば低速、中速で溶融紡糸
した後に延伸する方法、高速による直接紡糸延伸法、紡
糸後に延伸と仮撚を同時にまたは続いて行う方法等の任
意の製造方法で製造することができる。
これら実施例により何等限定されるものではない。な
お、実施例における各物性は以下の方法により測定した
ものである。各成分ポリマ−の固有粘度および極限粘度 A成分ポリマ−の固有粘度は85%含水フェノ−ルを用
い、30℃で測定した。またB成分ポリマ−の極限粘度
はフェノ−ル/テトラクロロエタンの等重量混合溶液を
用い、30℃で測定した。それぞれウベロ−デ粘度計を
用いて測定した。複合繊維強度 JIS L 1O13に準拠して測定した。複合繊維の各成分ポリマ−の接着性 24〜36フィラメントを500〜1000T/Mの撚
をかけ、そのままの状態で糸条を切断し、切断面のフィ
ラメントの剥離状態を観察した。切断箇所を10箇所に
ついて、下記の基準により評価した。 ○:剥離程度が2割未満の場合 △:剥離程度が2〜5割の場合 ×:剥離程度が5割を越える場合複合繊維の染色による色の鮮明性および光沢性 一定の染色条件で染色した複合繊維からなる布帛を10
人のパネラ−により官能評価を行った。その結果を、非
常に優れるを2点、優れるを1点、劣るを0点とし総合
点で3段階に分けた。 ○: 合計点が15点以上 △: 合計点が8〜14点 ×: 合計点が7点以下
と酢酸ビニルをラジカル重合させ、エチレン含有量が4
4モル%のランダム重合体を製造し、ついで苛性ソ−ダ
によりケン化処理を行い、ケン化度が99%のエチレン
酢酸ビニル共重合体ケン化物とした後、湿潤状態の該ポ
リマ−を酢酸が少量添加された大過剰の純水で線上を繰
り返した後、さらに大過剰の純水で洗浄を繰り返し、ポ
リマ−中のアルカリ金属イオンおよびアルカリ土類金属
イオンの含有量をそれぞれ約10ppm以下とし、その
後脱水機によりポリマ−から水を分離した後、さらに1
00℃以下で真空乾燥を十分に行い、固有粘度〔η〕A
が1.05のものを得た。このポリマ−をA成分ポリマ
−とした。
を全酸成分に対して、式(3)で示される量含有させた
ポリブチレンテレフタレ−トを、重合触媒としてテトラ
イソプロピルチタネ−トを用い、チタン金属換算にして
35ppm添加して常法により重合を行い、極限粘度
〔η〕B が0.81のポリマ−ペレットを得た。このポ
リマ−をB成分ポリマ−とした。A成分ポリマ−とB成
分ポリマ−とを別々の押出機で溶融押し出しし、A:B
=50:50(重量比)で265℃で溶融複合紡糸を行
った後、延伸して図1(イ)に示す断面形状の複合マル
チフィラメント(75デニ−ル/24フィラメント)を
得た。この複合マルチフィラメントの強度は3.4g/
デニ−ルであった。ついで、該複合マルチフィラメント
を用いて編物を作成し、得られた編物を通常の液流染色
機を使用して下記に示す染色条件で染色を施した。その
後、常法により乾燥仕上げセットを行った。染色された
編物は良好な発色鮮明性と光沢を有しており、また耐光
性も良好であった。さらにしっとりとした良好な風合を
有するものであった。結果を表1に示す。
形状を表1に示すように代えた以外は実施例1と同様に
して複合マルチフィラメントを得た。得られた複合マル
チフィラメントを用いて編物を作成し、実施例1と同様
の染色条件で染色を行った。編物評価結果を表1に示
す。いずれも繊維化工程性は良好であり、良好な発色鮮
明性と光沢、耐光性および風合を有していた。
ソフタル酸の含有量を表1に示すように変えた以外は実
施例1と同様にして複合マルチフィラメントを得、つい
でこれらの複合マルチフィラメントを用いて編物を作成
して実施例1と同様の条件で染色を行った。編物評価結
果を表1に示す。いずれも繊維化工程性は良好であり、
良好な発色鮮明性と光沢、耐光性および風合を有してい
た。
0ppmに代えた以外は実施例1と同様にして複合マル
チフィラメントを得、ついでこの複合マルチフィラメン
トを用いて編物を作成して実施例1と同様の条件で染色
を行った。編物評価結果を表1に示す。繊維化工程性は
良好であり、良好な発色鮮明性と光沢、耐光性および風
合を有していた。
として、3,5−ジカルボキシベンゼンスルホン酸テト
ラn−ブチルホスホニウム塩を用い、その含有量を2.
5モル%とした以外は実施例1と同様にして複合マルチ
フィラメントを得、ついでこの複合マルチフィラメント
を用いて編物を作成して実施例1と同様の条件で染色を
行った。編物評価結果を表1に示す。繊維化工程性は良
好であり、良好な発色鮮明性と光沢、耐光性および風合
を有していた。
示すように代えた以外は実施例1と同様にして複合マル
チフィラメントを得、ついでこの複合マルチフィラメン
トを用いて編物を作成して実施例1と同様の条件で染色
を行った。編物評価結果を表1に示す。繊維化工程性は
良好であり、良好な発色鮮明性と光沢、耐光性および風
合を有していた。
したB成分ポリマ−のみからなる繊維を実施例1と同じ
条件で紡糸し、得られたマルチフィラメントを用いて編
物を作成した。この編物を実施例1と同様にして染色を
施したところ、発色鮮明性は良好であったが、光沢およ
び風合の点で劣っていた。また強度も1.9g/デニ−
ルと低く、編物強度も低いことから実用性が低いもので
あった。
ソフタル酸の含有量を表1に示すように代えた以外は実
施例1と同様にして複合マルチフィラメントを得た。つ
いでこれらの複合マルチフィラメントを用いて編物を作
成し、実施例1と同じ条件で染色を施した。編物評価結
果を表1に示す。比較例2で得られた編物の風合、光沢
は良好であったが、発色鮮明性は実施例で得られた、編
物に比較して低いレベルのものであった。また、比較例
3で得られた編物は延伸性が不良で毛羽・断糸が多発し
たのみならず、繊維強度も1.8g/デニ−ルと低く、
実用性に欠けるものであった。
示すように代えた以外は実施例1と同様にして複合マル
チフィラメントを得た。これらの複合マルチフィラメン
トを用いて編物を作成し、実施例1と同じ条件で染色を
施した。編物評価結果を表1に示す。比較例4におい
て、A成分ポリマ−の曵糸性が不良であるため紡糸性が
非常に低下した。また長時間紡糸を行っているとA成分
ポリマ−のゲル化物が紡糸フィルタ−に詰まってくると
同時に、繊維中にも多量のゲル化物が混入し、紡糸性が
さらに悪化した。さらに延伸性も悪く、染色物評価がで
きるような編物が得られなかった。比較例5において、
繊維化工程性は良好であったが、編物としては風合が今
1つであり、満足できるものではなかった。
は見られなかった良好な親水性を有したソフトで嵩高感
に優れた天然繊維に酷似した風合と、発色鮮明性と光沢
感の良好な繊維であり、スポ−ツ衣料用、リビング用に
好適な繊維である。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】エチレン−ビニルアルコ−ル系共重合体か
らなるA成分と、下記式(1)で示される有機スルホン
酸化合物を含有するポリブチレンテレフタレ−ト系ポリ
マ−からなるB成分とよりなる複合繊維であって、下記
式(2)および(3)を満足することを特徴とする複合
繊維。 (ただし、Dは3価の芳香族基または3価の脂肪族基、
X1 およびX2 はエステル形成性官能基または水素原子
であって、同一であっても異なっていてもよく、Mは金
属原子またはアルキルホスホニウム基を示す。) 30≦X≦75 (2) 1.8≦ln(X/Y)≦5 (3) (ただし、XはA成分のビニルアルコ−ル単位のモル
%、YはB成分中の有機スルホン酸化合物の全酸成分に
対する含有モル%を示す。)
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|---|---|---|---|
| JP18253395A JP3549630B2 (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | 複合繊維 |
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|---|---|---|---|
| JP18253395A JP3549630B2 (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | 複合繊維 |
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| JPH0931754A true JPH0931754A (ja) | 1997-02-04 |
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|---|---|---|---|
| JP18253395A Expired - Fee Related JP3549630B2 (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | 複合繊維 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3549630B2 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
| JP2014037651A (ja) * | 2012-08-17 | 2014-02-27 | Kuraray Co Ltd | 軽量性高消臭不織布構造体 |
| JP2014037660A (ja) * | 2012-08-20 | 2014-02-27 | Kuraray Kuraflex Co Ltd | 消臭機能を有する不織布シート |
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- 1995-07-19 JP JP18253395A patent/JP3549630B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| JP2014037651A (ja) * | 2012-08-17 | 2014-02-27 | Kuraray Co Ltd | 軽量性高消臭不織布構造体 |
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