JPH09317918A - 流量制御弁及び写真感光液の製造方法 - Google Patents

流量制御弁及び写真感光液の製造方法

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JPH09317918A
JPH09317918A JP13887996A JP13887996A JPH09317918A JP H09317918 A JPH09317918 A JP H09317918A JP 13887996 A JP13887996 A JP 13887996A JP 13887996 A JP13887996 A JP 13887996A JP H09317918 A JPH09317918 A JP H09317918A
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valve
flow rate
solution
flow
control valve
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Application number
JP13887996A
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English (en)
Inventor
Yasuo Takahashi
保夫 高橋
Yoshitsugu Shigeizumi
芳嗣 茂泉
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁開度と流量とに良好な直線性があり、広流
量域にわたって精度のよい流量制御ができる流量制御弁
を提供する。 【解決手段】 バルブ本体31は、弁箱33と弁板34
とから構成されており、その内部には弁室35が設けら
れ、流入口36から液体が流入する。弁室35には、流
体の流出方向に対して直交する方向に長い流出口37の
開口37bが設けられている。開口37bは、モータを
駆動源としてスライド移動される弁棒32によって、こ
の弁棒32のスライド移動量に応じて比例的に弁室35
に露呈される開口面積が増減され、弁室35内に流入し
た液体は、この開口面積に比例した流量で液出口37か
ら流出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流量制御弁及び写
真感光液の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からニードル弁を用いて、液体の流
量を制御する方法が知られている。しかしながら、ニー
ドル弁は、これから流出する液体の流量と弁移動量との
間には直線性がないため、直線性を得るためには複雑な
制御を必要としている。このため、実用に際しては、ニ
ードル弁の代わりに、ダイヤフラムバルブ,バタフライ
バルブ等の空気式自動調節弁やボールバルブ等の電動式
自動調節弁を流量制御弁として用いている(例えば、特
開平58−121381号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような流量制御弁であっても、広流量域にわたって弁開
度と流量との間に直線性を得ることは難しい。例えば、
低流量域で直線性が得られるようにすると、高流量域で
は弁開度と流量との直線性を得ることが難しくなる。ま
た、高流量域で直線性が得られるようにすると、低流量
域で直線性を得ることが難しくなり、さらに微小流量域
では流量制御の分解能が低くなるといった問題があっ
た。
【0004】本発明は、上記問題を解消するためになさ
れたものであって、広流量域にわたって弁開度と流量と
の間に良好な直線性を有し、また微小流量域においても
流量制御の分解能が高く、かつ高精度な繰り返し再現性
を有し、制御が簡単で小型な流量制御弁を提供すること
を目的とするものである。また、この流量制御弁を用い
て高品質な写真感光液を生成することができるようにし
た写真感光液の製造方法を提供することを別の目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の流量制御弁では、一定のスリット幅
の細長い流出口が液体の流出方向と直交する向きに形成
された弁板と、この弁板と液体の流入口との間に弁室を
形成する弁箱と、前記スリット幅よりも幅広であって、
前記弁室内で流出口の長手方向にスライドして流出口の
開口長さを調節する弁棒とからなり、前記流出口からの
液体の流出量を前記弁棒のスライド量に比例して制御す
るようにしたものである。
【0006】請求項2記載の流量制御弁では、弁棒を弁
板のスリット幅以上の直径の円柱体としたものであり、
請求項3記載の流量制御弁では、流量を制御する液体を
写真感光材料用の銀イオン含む溶液,ハロゲンイオンを
含む溶液,塗布液のいずれかとしたものである。
【0007】請求項4記載の写真感光液の製造方法で
は、一定のスリット幅の細長い流出口が液体の流出方向
と直交する向きの弁板と、この弁板と液体の流入口との
間に弁室を形成する弁箱を有し、モータの駆動力によ
り、前記スリット幅よりも幅広の弁棒を前記弁室内で流
出口の長手方向にスライドさせて流出口の開口長さを調
節することで前記流出口からの液体の流出量を前記弁棒
のスライド量に比例させて制御する流量制御弁を用い、
銀イオン含む溶液またはハロゲンイオンを含む溶液の少
なくとも一方の溶液の流量を制御する際に、反応タンク
内の溶液中の銀イオン濃度を測定するとともに、前記流
量制御弁によって流量が制御される溶液の流量を流量計
で測定し、これらの測定結果に基づいて前記モータの駆
動をフィードバック制御して前記流量制御弁の流出口の
開口長さを調節することにより、前記流量制御弁を介し
て前記反応タンク内に添加される溶液の流量を制御する
ものである。
【0008】
【発明の実施の形態】写真フイルム等に使用される感光
液(乳剤)の仕込み装置に、本発明の流量制御弁を用い
た一例を図2に示す。この仕込み装置は、周知のダブル
・ジェット方法により反応タンク10内のゼラチン溶液
中に、ハロゲン化アルカリ溶液としてのKBr溶液と、
AgNO3 溶液とを適当な添加速度でそれぞれ添加し、
KBr溶液中のハロゲンイオン(Br- )と、AgNO
3 溶液中の銀イオン(Ag+ )を反応させて、ハロゲン
化銀(AgBr)乳剤を調製するために用いられる。な
お、ハロゲン化アルカリ溶液としては、KBr溶液に限
らず、NaCl溶液,KI溶液等を使用し、Cl- やI
- のハロゲンイオンを銀イオンと反応させてハロゲン化
銀(AgCl,AgI)乳剤を調製してもよく、各種の
ハロゲン化銀を同時に生成してもよい。
【0009】KBr溶液は、ポンプ11により貯蔵タン
ク(図示せず)から供給される。このKBr溶液は、流
量制御弁12を介して反応タンク10内のゼラチン溶液
中に添加され、その流量は流量計13で測定される。ま
た、AgNO3 溶液は、ポンプ15により貯蔵タンクか
ら供給され、流量制御弁16を介して反応タンク10内
のゼラチン溶液中に添加される。そして、その流量は流
量計17で測定される。各流量制御弁12,16は、制
御部20によって駆動されるモータ21,22を介して
弁開度がそれぞれ調節され、反応タンク10に単位時間
当たりに添加される流量(添加速度)を制御する。な
お、流量制御弁12,16の詳細については後述する。
【0010】流量計13は、流量制御弁12から流出し
てゼラチン溶液に添加されるKBr溶液の単位時間当た
りの流量を測定し、この流量に応じたKBr流量信号を
制御部20に送る。同様に、流量計17は、流量制御弁
16から流出してゼラチン溶液に添加されるAgNO3
溶液の単位時間当たりの流量を測定し、この流量に応じ
たAgNO3 流量信号を制御部20に送る。
【0011】反応タンク10内には、攪拌羽根23が設
けられ、モータ24の駆動によりKBr溶液とAgNO
3 溶液が添加されたゼラチン溶液を攪拌し、ゼラチン溶
液中の銀イオンのイオン濃度(pAg)を均一にする。
これにより、均一な銀イオンのイオン濃度のゼラチン溶
液中でAgBr微粒子(結晶)の生成と熟成を行うよう
にしている。
【0012】調製された乳剤中のAgBr微粒子の形状
(晶癖)やサイズが異なると、これを塗布した写真フイ
ルム等の感度や画像の粒状性に差異が生じるが、AgB
r微粒子の形状やサイズは、生成及び熟成する際のゼラ
チン溶液中の銀イオンのイオン濃度によって変わる。こ
のため、反応タンク10内には、ゼラチン溶液中の銀イ
オンのイオン濃度を測定するためのセンサ(電位計)2
5が備え付けられている。センサ25は、ゼラチン溶液
中の銀イオンのイオン濃度を測定し、この測定したイオ
ン濃度に応じた濃度信号を制御部20に送る。
【0013】制御部20は、濃度信号に基づいてゼラチ
ン溶液中の銀イオンのイオン濃度を検知する。そして、
このイオン濃度に基づいて各流量制御弁12,16の弁
開度をそれぞれ決定し、この決定された弁開度となるよ
うにモータ21,22を介して流量制御弁12,16の
弁開度を調整する。また、制御部20は、各流量計1
3,17からのKBr流量信号及びAgNO3 流量信号
に基づいてKBr溶液とAgNO3 溶液の添加速度を検
知して、各流量制御弁12,16の弁開度を補正する。
これにより、反応タンク10内のゼラチン溶液中の銀イ
オンのイオン濃度が所定の値に保たれるようにする。
【0014】流量制御弁16のバルブ部を図1に示す。
バルブ部30は、バルブ本体31と円柱形状の弁棒32
とから構成されている。バルブ本体31は、互いに密着
される弁箱33と弁板34とからとなり、弁箱33と弁
板34との間に弁室35が形成される。弁箱33には、
液体(AgNO3 溶液)を弁室35内に流入させるため
の流入口36が形成されており、弁板34には、弁室3
5内に流入した液体を流出させるとともに、この流出す
る液体の流量を弁棒32と協同して制御するための流出
口37が形成されている。
【0015】流出口37は、弁板34の外側と弁室35
内とに細長い矩形状の開口37a,37bを露呈するよ
うに形成されている。流出口37は、後述するように弁
棒32で弁室35側に露呈される開口37bの開口面積
が調節された際に、この露呈された開口37bの両端で
のエッジ効果による流体の非定常流の発生を抑えるため
に、その長手方向が流体の流出する方向(図中矢印A方
向)に対して直交する方向に設けられている。これによ
り、微小流量から高流量にわたる広流量域で弁開度と流
量との間に良好な直線性(比例関係)を持たせるととも
に、微小流量域で高分解能な流量制御を可能としてい
る。
【0016】弁室35は、流出口37の背後(流入口3
6側)で液体の流出する方向に直交する方向の長さが流
出口37の長手方向の長さLよりも長くした空間であ
り、流入口36側が流入室41に、流出口37側が弁ス
ライド部42になっている。
【0017】弁スライド部42は、弁箱33と弁板34
に形成されたシール面(弁座)44で囲まれ、流入室4
1と流出口37とを連絡する空間として形成されてい
る。弁棒32は、バルブ本体31の一方の側面に設けた
スリーブ45を介して弁スライド部42内に挿入され、
この弁スライド部42内で流出口37の長手方向に沿っ
た方向にスライド自在に組み付けられている。この弁棒
32は、後述する移動機構によって、弁室35内から退
避して開口37bを全て流入室42に露呈する最大開度
位置と、開口37bを完全に覆って流入室42に露呈さ
れないようにした遮断位置(弁開度「0」)との間の任
意の位置にスライド移動される。
【0018】図3にバルブ部30の断面を示す。シール
面44は、弁棒32と径が同じ凹面として形成され、弁
棒32の周壁面とシール面44とが密接する。これによ
り、これらが密接した部分から流入室41に満たされた
液体が流出口37に漏出することを防止している。ま
た、弁スライド部42の流入室41側の開口の高さを弁
棒32の直径より小さくすることにより、弁棒32の先
端の振れを防止し、弁棒32の周壁面とシール面44と
の密接状態が保たれる。
【0019】また、流出口37,すなわち開口37bの
スリット幅Wは、弁棒32の直径よりも小さくされてい
る。これにより、弁棒32が弁スライド部42内でスラ
イド移動されると、このスライド移動量に応じて流入室
42に露呈される開口37bの開口長さ、すなわち開口
面積が比例的に増減され、この開口面積に比例した流量
の流体が流出口37から流出する。このように流量制御
弁16は、バルブ部30が極めて簡単な構造であるた
め、コンパクトにすることができ、設置スペースを少な
くすることが可能となっている。
【0020】なお、弁棒32及びシール面44の各表面
は、これらの間に隙間が生じないように極めて滑らかに
加工されている。また、流出口37の幅Wは、加工寸法
精度が3%以内でその長手方向に対して一定とするのが
好ましく、このようにすることで、弁開度と流量との間
に直線性を持たせることができる。また、弁棒32は、
円柱形状に限られず、細長い板状や角柱形状としてもよ
いが、シール性や動作性を考慮して上記のように円柱形
状とするのがよい。
【0021】弁棒32は、高精度な位置再現性を確保す
るために、図4に示す移動機構によってスライド移動さ
れ、弁開度が調節される。移動機構は、上述の制御部2
0で制御される例えばサーボモータからなるモータ22
と、ボールネジ52aが形成され、このボールネジ52
aがめねじ53aと螺合されるとともに、モータ22の
回転軸に連結されたた軸52と、弁棒32の一端とめね
じ53aが固定された連結板53と、ガイド板53を軸
52(弁棒32)の軸芯に沿った方向にのみ移動できる
ように規制するガイドバー54等とから構成されてい
る。
【0022】モータ22を駆動して軸52を回転させる
ことにより、その回転方向に応じて最大開度位置または
遮断位置とのいずれかの方向に弁棒32がスライド移動
される。これにより、弁棒32は、図4(a)に示すよ
うに、弁室35内から完全に退避して開口37bの流入
室42に露呈される開口面積が最大になる最大開度位置
と、図4(b)に示すように、開口37bが流入室42
に露呈さるれる開口面積を「0」とした遮断位置との間
でスライドされて弁開度を調節する。また、モータ22
の回転軸の回転角に応じて正確に弁棒32のスライド移
動量が制御されるため、弁開度の精密な制御が可能とな
っている。さらに、段階的または連続的に流量を制御す
る場合でも、モータ22の回転軸の回転角に弁棒32の
移動量が比例し、この移動量に弁開度が比例するため、
流量制御の応答性が高くなる。
【0023】なお、弁棒32をスライド移動させるに
は、この構成に限られず、スライド移動量を正確に制御
できるものであれば他の構成であってもよい。例えば、
モータの回転角をロータリエンコーダで検出したり、モ
ータの回転をラックピニオン機構で直線移動に変換して
弁開度を調節したりしてもよい。
【0024】バルブ本体31と弁棒32の材質は特に限
らないが、バルブ本体31と弁棒32が互いに噛みつき
合うことを防止するために、これらの硬度を異なるもの
とするのがよい。また、流量を制御する液体からの腐食
の防止及び工作精度を考慮して適宜に材質を選択するの
がよい。例えば、弁棒32とバルブケース31との材質
の組み合わせとしては、セラミック−ステンレス,チタ
ン−セラミック,ステンレス−ハードクロムメッキを施
したステンレスの組み合わせがよい。
【0025】さらに、流出口37のスリット幅W及び流
出口37の長さLは、弁棒32の太さ及び長さとともに
制御に必要な流量域に対して適宜に変更することが可能
であり、制御に必要な流量域に合わせて流出口37のス
リット幅W及び流出口37の長さLを決定すれば、1台
の流量制御弁によって制御に必要な広流量域にわたって
精度よく流量を制御することが可能である。なお、KB
r溶液用の流量制御弁12については、流量制御弁16
と同一な構成であるのでその説明を省略する。
【0026】次に上記構成の作用について説明する。反
応タンク10内のゼラチン溶液には、ポンプ11,流量
制御弁12,流量計13を介してKBr溶液が添加さ
れ、またポンプ15,流量制御弁16,流量計17を介
してAgNO3 溶液が添加され、これらの各溶液中に含
まれるハロゲンイオン(Br- )と銀イオン(Ag+
とが反応してハロゲン化銀(AgBr)が生成される。
【0027】そして、センサ25からの濃度信号に基づ
いて反応タンク10内のゼラチン溶液中の銀イオンのイ
オン濃度が所定の値から外れる傾向にあると制御部20
が判断すると、制御部20は、銀イオンのイオン濃度を
一定に保つためのKBr溶液及びAgNO3 溶液の単位
時間当たりの各流量を演算して求め、この演算結果に応
じた各流量制御弁12,16の弁開度を求める。そし
て、この求めた弁開度と現在の各流量制御弁12,16
の弁開度、及び現在の流量計13,17からの各流量信
号に基づいた各溶液の単位時間当たりの流量からモータ
21,22の回転方向及び回転角をそれぞれ決定する。
【0028】例えば、銀イオンのイオン濃度が所定の値
よりも大きくなる傾向を示した場合には、流量制御弁1
2の弁開度を大きくして、KBr溶液の添加速度を大き
くし、流量制御弁17のさらに弁開度を小さくして、A
gNO3 溶液の添加速度を小さくするようにして、モー
タ21,22の回転方向及び回転角をそれぞれ決定し、
これに基づいてモータ21,22を回転する。
【0029】AgNO3 溶液側の流量制御弁16では、
モータ22の回転により、弁棒32が遮断位置に向けて
スライド移動され、先に制御部20で求められた弁開度
に対応する位置にスライド移動される。これにより、流
入室42に露呈される開口37bの開口面積が弁棒32
のスライド移動量に応じた分だけ小さくなって、弁開度
が減少し、この減少分だけ流量制御弁16から流出する
AgNO3 溶液が減少する。結果として、AgNO3
液の反応タンク10内に流れ込む流量が減少する。
【0030】このようにして、流量制御弁16を所定の
弁開度を制御している間にも制御部20は、流量計17
からのAgNO3 流量信号を監視している。そして、こ
の信号に基づいてモータ22をフィードバック制御を行
い、流量制御弁16を弁開度を所定の位置にセットした
にもかかわらず、何らかの理由でAgNO3 溶液の流量
が先に求めた流量にならない場合には、流量制御弁16
の弁開度が補正される。
【0031】また、AgNO3 溶液の添加速度を減少さ
せるのと同時に、流量制御弁12については、モータ2
1を回転さてその弁開度を大きくし、KBr溶液の流量
を増大させる。そして、この場合にも、KBr溶液の流
量を流量計13からのKBr流量信号を監視して、この
信号に基づいてモータ22をフィードバック制御を行
い、流量制御弁12の弁開度を補正する。このようにし
て、ゼラチン溶液中の銀イオンのイオン濃度を所定の値
に維持させる。
【0032】逆にゼラチン溶液中の銀イオンのイオン濃
度が所定の値より小さいと判断された場合には、モータ
22の回転により、弁棒32を最大開度位置に向けてス
ライド移動してAgNO3 溶液の反応タンク10内に流
れ込む流量を増大させる。また、AgNO3 溶液の添加
速度を増大させるのと同時に、モータ21を回転して流
量制御弁12の弁開度を小さくし、KBr溶液の流量を
減少させる。この時にも、KBr溶液とAgNO3 溶液
の流量を流量計13,17からの各流量信号を監視し
て、この信号に基づいてモータ22をフィードバック制
御を行い、流量制御弁12,16の弁開度を補正する。
【0033】上記のようにして流量を制御する際に、例
えば流量制御弁16は、各溶液の流出方向に対して細長
い流出口37の長手方向が直交するような向きに配され
て、弁棒32で開口された流出口37の端部による非定
常流の発生を低く抑えられるため、弁開度と流量とが良
好な直線性を持って制御できるとともに、繰り返して弁
開度を変えても、応答性が良く、迅速に弁開度に応じた
安定した流量が得られる。また、AgNO3 溶液を微小
流量で制御するような場合であっても、この微小流量を
正確に制御できる。さらには、モータ22の回転角に応
じて、弁開度が比例的に増減されるので容易に流量制御
できる。そして、このような理由から、簡単な制御で反
応タンク10内に添加されるAgNO3 溶液の流量を正
確に調節することが可能となる。すなわち、制御部20
の負荷を減少させることができる。なお、流量制御弁1
2についても同様である。
【0034】また、センサ25による測定に基づいて流
量制御弁12,16の弁開度を制御する際に、流量計1
3,17でKBr溶液及びAgNO3 溶液の流量を計測
し、この計測結果に基づいてフィードバック制御してい
るため、KBr溶液及びAgNO3 溶液の流量をより正
確に制御することができる。
【0035】上記実施形態では、AgNO3 溶液,KB
r溶液等の流量を制御する例について説明した、他の液
体の流量制御に本発明の流量制御弁を利用することがで
きるのはいうまでもない。また、上記実施形態の流量制
御弁は、液体の流入する向きと流出する向きが同方向で
あるが、液体の流入方向に対して角度持った方向に液体
が流出する構造としてもよい。
【0036】図5は、乳剤塗布装置に本発明の流量制御
弁を用いた例を示すものである。この乳剤塗布装置は、
周知の押し出し方式のものであって、ポンプ(図示せ
ず)で供給される乳剤(塗布液)を流量制御弁61,流
量計62を介して塗布ヘッド63に送る。この塗布ヘッ
ド63は、その先端部より乳剤を押し出して、所定の速
度で搬送される写真フイルムのフイルムベース64に薄
い乳剤層64aを塗布する。流量制御弁61は、上記実
施形態のものと同様な構成になっており、モータ61b
を動力源としてバルブ部61aの弁開度が調整されて、
塗布ヘッド63に供給する乳剤の流量を調節する。流量
計62は、塗布ヘッド63に供給される乳剤の流量を測
定する。制御部65は、この測定結果に基づいて流量制
御弁61の弁開度を調整して、塗布ヘッド63に供給す
る乳剤の流量をフイルムベース64の搬送速度に応じた
一定な値とする。
【0037】このような乳剤の塗布装置に本発明の流量
制御弁61を用いることにより、制御部65による簡単
な制御で塗布ヘッド63に供給する乳剤の流量を高精度
に調節することができるようになり、フイルムベース6
4上に均一な厚みの乳剤層64aを形成するとことがで
きる。なお、この塗布装置では、1層の乳剤層を形成す
るが、複数層を同時に塗布する塗布装置であってもよ
く、カーテン方式等のその他の方式の塗布装置にも利用
できるのはいうまでもない。
【0038】
【実施例】定量ポンプを用いた系に本発明の上記のよう
に構成された流量制御弁を用い、弁開度を変化させ、流
出口から流出する流量と弁開度の関係を測定した。流量
を制御する流体としては水を使用し、流量の制御範囲は
0〜10Liter/minとした。この測定結果のグ
ラフを図6に示す。また、比較例として、従来からの市
販のダイヤフラム式コントローラルバルブについて同様
な系に用いバルブ開度と流量との関係を調べた。この測
定結果のグラフを図7に示す。
【0039】なお、流出口のスリット幅Wは、2mm、
流出口の長手方向の長さLは150mmとしたが、スリ
ット幅は0.1mm〜10mmの範囲、好ましくは0.
3mm〜5mmの範囲で適宜に変更することができる。
図6のグラフでは、弁棒が弁室側の流出口の開口を完全
に塞いだ状態を弁開度「0%」、弁棒が流出口の開口を
完全に開いて、流入室に露呈された開口の長さが150
mmとなった状態を弁開度「100%」とし、その間の
弁開度については、150mmに対する流入室に露呈さ
れた開口の長さの割合の百分率で表してある。
【0040】図6,図7に示されるように、ダイヤフラ
ム式コトロールバルブでは、バルブ開度と流量とに間に
直線が得られないとともに、微小流量域の制御が困難で
あるのに対し、本発明の流量制御弁は、微小流量から全
領域にわたって弁開度と流量とに間に極めて良好な直線
性があることがわる。なお、このときに、本発明の流量
制御弁は、0.05Liter/minの分解能で流量
を制御できることが確認された。
【0041】さらに上記の流量制御弁を用いて、弁開度
を25%と50%とに交互に各100回繰り返し変化さ
せて流量のバラツキを測定した。また、ダイヤフラム式
コントロールバルブについても同様にして、バルブ開度
を25%と50%とに交互に各100回繰り返し変化さ
せて流量のバラツキを測定した。この測定結果では、ダ
イヤフラム式コトロールバルブでは、流量のバラツキの
平均は約3%であるのに対して、本発明の流量制御弁で
は、1%以下であることが確認された。
【0042】これらの測定結果からわかるように本発明
の流量制御弁は、弁開度と流量とに間に極めて良好な直
線性があり、また高精度な繰り返し再現性があり流量を
正確に制御が可能であることがわかる。さらに、高分解
能での流量制御が可能であることがわかる。
【0043】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、弁板に一定のスリット幅の細長い流出口が液体の
流出方向と直交する向きに形成するとともに、弁室を弁
板と液体の流入口との間に形成し、弁板のスリット幅よ
りも幅広の弁棒を弁室内でスライドして流出口の開口長
さを調節して、弁棒のスライド量させることにより、流
出口からの液体の流出量を制御するようにしたから、弁
開度と流量との間に良好な直線性が得られるとともに、
流量を高分解能で制御することができ、さらに応答性,
流量の安定性,繰り返し再現性もよくなる。
【0044】さらに、弁開度と流量に良好な直線性が得
られることにより、流量計等と組み合わせて流量制御を
行う場合には、制御が簡単で制御機器に対する負荷を大
幅に軽減することができる。また、構造が簡単なため小
型にすることができ、設置スペースが少なくすることが
できる。さらに、流出口の弁室側に露呈されるようにし
て設けられた開口の長さ,幅を適宜に変更することによ
り、1台の流量制御弁で広い流量域で流量を精度良く制
御することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した流量制御弁のバルブ部を示す
破断図である。
【図2】同流量制御弁を用いた仕込み装置を示す概略図
である。
【図3】流量制御弁の断面を示す断面図である。
【図4】流量制御弁のバルブ部と移動機構を示す説明図
である。
【図5】本発明を実施した流量制御弁を乳剤の塗布装置
に用いた例を示す概略図である。
【図6】本発明の流量制御弁の弁開度と流量との関係を
示すグラフである。
【図7】従来のダイヤフラム式コントロールバルブのバ
ルブ開度と流量との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10 反応タンク 12,16,61 流量制御弁 13,17,62 流量計 20 制御部 21,22 モータ 25 センサ 31 バルブケース 32 弁棒 33 弁箱 34 弁板 37 流出口 37b 開口 44 シール面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定のスリット幅の細長い流出口が液体
    の流出方向と直交する向きに形成された弁板と、この弁
    板と液体の流入口との間に弁室を形成する弁箱と、前記
    スリット幅よりも幅広であって、前記弁室内で流出口の
    長手方向にスライドして流出口の開口長さを調節する弁
    棒とからなり、前記流出口からの液体の流出量を前記弁
    棒のスライド量に比例して制御することを特徴とする流
    量制御弁。
  2. 【請求項2】 前記弁棒は、前記スリット幅以上の直径
    の円柱体であることを特徴とする請求項1記載の流量制
    御弁。
  3. 【請求項3】 前記液体は、写真感光材料用の銀イオン
    含む溶液,ハロゲンイオンを含む溶液,塗布液のいずれ
    かであることを特徴とする請求項1また2記載の流量制
    御弁。
  4. 【請求項4】 一定のスリット幅の細長い流出口が液体
    の流出方向と直交する向きの弁板と、この弁板と液体の
    流入口との間に弁室を形成する弁箱を有し、モータの駆
    動力により、前記スリット幅よりも幅広の弁棒を前記弁
    室内で流出口の長手方向にスライドさせて流出口の開口
    長さを調節することで前記流出口からの液体の流出量を
    前記弁棒のスライド量に比例させて制御する流量制御弁
    を用い、反応タンク内に添加する銀イオン含む溶液とハ
    ロゲンイオンを含む溶液の少なくとも一方の溶液の流量
    を制御して写真感光液を生成する写真感光液の製造方法
    において、 前記反応タンク内の溶液中の銀イオン濃度を測定すると
    ともに、前記流量制御弁によって流量が制御される溶液
    の流量を流量計で測定し、これらの測定結果に基づいて
    前記モータの駆動をフィードバック制御して前記流量制
    御弁の流出口の開口長さを調節することにより、前記流
    量制御弁を介して前記反応タンク内に添加される溶液の
    流量を制御することを特徴とする写真感光液の製造方
    法。
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