JPH09318526A - 油中水分検知器および油中水分量の測定方法 - Google Patents
油中水分検知器および油中水分量の測定方法Info
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- JPH09318526A JPH09318526A JP8886597A JP8886597A JPH09318526A JP H09318526 A JPH09318526 A JP H09318526A JP 8886597 A JP8886597 A JP 8886597A JP 8886597 A JP8886597 A JP 8886597A JP H09318526 A JPH09318526 A JP H09318526A
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- measuring
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構成で、正確に油中の水分量を測定す
ることのできる油中水分検知器および油中水分量の測定
方法を提供する。 【解決手段】 油中水分検知器は、透明な中空管セル1
と、中空管セル1の片側に配置された投光部2と、中空
管セルの他の側に前記投光部2と対向して配置された受
光部3とを備え、中空管セル1に測定すべき油を供給
し、受光部3の光量を測定することにより油中の水分量
を検知する。投光部は、波長域が1.3〜1.6μmの
光を発する第1の測定光源4aと、波長域が0.8〜
1.1μmの光を発する比較用の第2の測定光源4bと
を有する。測定すべき油の第1の測定光源4aからの光
の吸光度と、第2の測定光源4bからの光の吸光度との
差から、測定すべき油中の水分量を決定する。
ることのできる油中水分検知器および油中水分量の測定
方法を提供する。 【解決手段】 油中水分検知器は、透明な中空管セル1
と、中空管セル1の片側に配置された投光部2と、中空
管セルの他の側に前記投光部2と対向して配置された受
光部3とを備え、中空管セル1に測定すべき油を供給
し、受光部3の光量を測定することにより油中の水分量
を検知する。投光部は、波長域が1.3〜1.6μmの
光を発する第1の測定光源4aと、波長域が0.8〜
1.1μmの光を発する比較用の第2の測定光源4bと
を有する。測定すべき油の第1の測定光源4aからの光
の吸光度と、第2の測定光源4bからの光の吸光度との
差から、測定すべき油中の水分量を決定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧作動
油、電気絶縁油、冷凍機用潤滑油、溶剤、燃料及び石油
化学原料のような石油製品など、種々の油の中に含有さ
れる水分量を検知するための油中水分検知器および種々
の油の中に含有される水分量の測定方法に関するもので
ある。
油、電気絶縁油、冷凍機用潤滑油、溶剤、燃料及び石油
化学原料のような石油製品など、種々の油の中に含有さ
れる水分量を検知するための油中水分検知器および種々
の油の中に含有される水分量の測定方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば、油圧機器に使用する油圧作動油
は、油中に水分が含有されるとその性能が著しく劣化す
るので、常時、或は定期的に水分量の測定を行ない、所
定量以上の水分を含有するに至った場合にはその作動油
の使用を中止することが必要である。又、電気絶縁油に
関しても同様に、油中に水分が含有されるのを嫌うため
に、製油所において出荷の際、脱水剤や真空浄油機など
のような適当な手段で脱水し、その水分監視を行ってい
る。又、変電所、発電所等において使用される油入型変
圧器、油入型変成器などの電気設備においても電気設備
の予防保全上その水分監視が重要な項目となっている。
は、油中に水分が含有されるとその性能が著しく劣化す
るので、常時、或は定期的に水分量の測定を行ない、所
定量以上の水分を含有するに至った場合にはその作動油
の使用を中止することが必要である。又、電気絶縁油に
関しても同様に、油中に水分が含有されるのを嫌うため
に、製油所において出荷の際、脱水剤や真空浄油機など
のような適当な手段で脱水し、その水分監視を行ってい
る。又、変電所、発電所等において使用される油入型変
圧器、油入型変成器などの電気設備においても電気設備
の予防保全上その水分監視が重要な項目となっている。
【0003】又、最近冷蔵庫、自動車用エアコン等に使
用される潤滑油は、フロンガス規制を背景にした冷媒変
更が余儀なくされており、そのために、従来の鉱油か
ら、合成系の潤滑油であるエステルやPAG(ポリアル
キレングリコール)に変わりつつある。これら合成系潤
滑油は、鉱油より吸湿性が高く、過度に吸湿すると加水
分解或は酸化劣化を生じて潤滑性が低下し、機械の正常
な動作を妨げることが知られている。また、例えば、ジ
ェット燃料については、航空機が成層圏を飛行する際、
水分が含まれていると凍結し、燃料ラインを目詰まりさ
せることが知られている。このような理由のために、潤
滑油やその他の各種の石油製品等に含有された水分量を
検知する必要性が増加している。
用される潤滑油は、フロンガス規制を背景にした冷媒変
更が余儀なくされており、そのために、従来の鉱油か
ら、合成系の潤滑油であるエステルやPAG(ポリアル
キレングリコール)に変わりつつある。これら合成系潤
滑油は、鉱油より吸湿性が高く、過度に吸湿すると加水
分解或は酸化劣化を生じて潤滑性が低下し、機械の正常
な動作を妨げることが知られている。また、例えば、ジ
ェット燃料については、航空機が成層圏を飛行する際、
水分が含まれていると凍結し、燃料ラインを目詰まりさ
せることが知られている。このような理由のために、潤
滑油やその他の各種の石油製品等に含有された水分量を
検知する必要性が増加している。
【0004】このような油中の水分検知を行なうべく、
例えば特開平5−107182号公報には、本願添付の
図2に概略示すように、透明な中空管セル1と、中空管
セル1の片側に配置された投光部2と、中空管セル1の
他の側に投光部2と対向して配置された受光部3とを備
え、中空管セル1に測定すべき油を流動させ、受光部3
の光量を測定することにより油中の水分量を検知するこ
とのできる油中水分検知器が提案されている。
例えば特開平5−107182号公報には、本願添付の
図2に概略示すように、透明な中空管セル1と、中空管
セル1の片側に配置された投光部2と、中空管セル1の
他の側に投光部2と対向して配置された受光部3とを備
え、中空管セル1に測定すべき油を流動させ、受光部3
の光量を測定することにより油中の水分量を検知するこ
とのできる油中水分検知器が提案されている。
【0005】つまり、投光部2の光強度をPO 、受光部
3で受光した光強度をPとすると、 吸光度=log(PO /P) が成り立つ。PO が一定とすれば、Pは油中の水分量に
よって変わる。
3で受光した光強度をPとすると、 吸光度=log(PO /P) が成り立つ。PO が一定とすれば、Pは油中の水分量に
よって変わる。
【0006】従来より、水分は、1.45μm付近の近
赤外光に特有の光の吸収を持つことが知られている。
又、上述のように、投光部2より1.45μmの近赤外
光を中空管セル1に投射し、受光部3にて中空管セル1
中を流動する油を通過した光の量を測定したとき、受光
部3にて検出された光量と油中水分量との間には相関が
あり、従って、受光部3で測定された光量から油中水分
量が求められる。
赤外光に特有の光の吸収を持つことが知られている。
又、上述のように、投光部2より1.45μmの近赤外
光を中空管セル1に投射し、受光部3にて中空管セル1
中を流動する油を通過した光の量を測定したとき、受光
部3にて検出された光量と油中水分量との間には相関が
あり、従って、受光部3で測定された光量から油中水分
量が求められる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者らの研究実験の結果によると、実際に近赤外分光光度
計(NIR:Near Infra-Red Spectroscopy)で、様々な
水分量を有した油のスペクトルを採ってみると図3に示
すようになることが分かった。この時の供試油は、油圧
作動油であった。
者らの研究実験の結果によると、実際に近赤外分光光度
計(NIR:Near Infra-Red Spectroscopy)で、様々な
水分量を有した油のスペクトルを採ってみると図3に示
すようになることが分かった。この時の供試油は、油圧
作動油であった。
【0008】図3のスペクトルに見られるように、水分
量が大略0%の場合と、水分量が大略5%の場合とを比
較すると、水の吸収と見られた1.45μmの吸収に
は、本来的な水の吸収に加え、エマルションによるベー
スラインの増加と油の吸収ピークとが加算されたもので
あり、従来のように、単に、投光部2より1.45μm
の近赤外光を中空管セル1に投射し、受光部3で測定さ
れた光量から油中水分量を求めたのでは正確な油中水分
量を得ることができないことが分かった。
量が大略0%の場合と、水分量が大略5%の場合とを比
較すると、水の吸収と見られた1.45μmの吸収に
は、本来的な水の吸収に加え、エマルションによるベー
スラインの増加と油の吸収ピークとが加算されたもので
あり、従来のように、単に、投光部2より1.45μm
の近赤外光を中空管セル1に投射し、受光部3で測定さ
れた光量から油中水分量を求めたのでは正確な油中水分
量を得ることができないことが分かった。
【0009】更に、図3に示すスペクトルを詳細に解析
した結果、1.45μm付近のベースラインの増加分は
他の吸収帯とほとんど同じ大きさであり、現実には例え
ば950nm(0.95μm)の吸光度をベースライン
そのものの大きさとすることにより、極めて正確に油中
の水分量を測定し得ることが分かった。
した結果、1.45μm付近のベースラインの増加分は
他の吸収帯とほとんど同じ大きさであり、現実には例え
ば950nm(0.95μm)の吸光度をベースライン
そのものの大きさとすることにより、極めて正確に油中
の水分量を測定し得ることが分かった。
【0010】本発明は、斯かる本発明者らの新規な知見
に基づきなされたものである。
に基づきなされたものである。
【0011】従って、本発明の目的は、簡単な構成で、
正確に油中の水分量を測定することのできる油中水分検
知器および正確に油中の水分量を測定することのできる
油中水分量の測定方法を提供することである。
正確に油中の水分量を測定することのできる油中水分検
知器および正確に油中の水分量を測定することのできる
油中水分量の測定方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
油中水分検知器にて達成される。要約すれば、本発明
は、透明なセルと、セルの片側に配置された投光部と、
セルの他の側に前記投光部と対向して配置された受光部
とを備え、セルに測定すべき油を供給し、受光部の光量
を測定することにより油中の水分量を検知することので
きる油中水分検知器において、投光部は、波長域が1.
3〜1.6μmの光を発する第1の測定光源と、波長域
が0.8〜1.1μmの光を発する比較用の第2の測定
光源とを有することを特徴とする油中水分検知器であ
る。好ましくは、投光部は、中心波長が1.4〜1.5
μmの光を発する第1の測定光源と、中心波長が0.9
〜1.0μmの光を発する比較用の第2の測定光源とを
有するか、更に好ましくは、第1の測定光源は中心波長
が1.45μm±0.03μmの光を発する発光ダイオ
ードであり、第2の測定光源は中心波長が0.94μm
の光を発する発光ダイオードとされる。又、前記セルは
中空管セルとされる。
油中水分検知器にて達成される。要約すれば、本発明
は、透明なセルと、セルの片側に配置された投光部と、
セルの他の側に前記投光部と対向して配置された受光部
とを備え、セルに測定すべき油を供給し、受光部の光量
を測定することにより油中の水分量を検知することので
きる油中水分検知器において、投光部は、波長域が1.
3〜1.6μmの光を発する第1の測定光源と、波長域
が0.8〜1.1μmの光を発する比較用の第2の測定
光源とを有することを特徴とする油中水分検知器であ
る。好ましくは、投光部は、中心波長が1.4〜1.5
μmの光を発する第1の測定光源と、中心波長が0.9
〜1.0μmの光を発する比較用の第2の測定光源とを
有するか、更に好ましくは、第1の測定光源は中心波長
が1.45μm±0.03μmの光を発する発光ダイオ
ードであり、第2の測定光源は中心波長が0.94μm
の光を発する発光ダイオードとされる。又、前記セルは
中空管セルとされる。
【0013】本発明では、第1の測定光源は水分量に関
する情報を得るのに使用し、第2の測定光源は、前記水
分量に関する情報に含まれるベースラインの変動に関す
る情報を得るのに使用される。
する情報を得るのに使用し、第2の測定光源は、前記水
分量に関する情報に含まれるベースラインの変動に関す
る情報を得るのに使用される。
【0014】又、上記目的は本発明に係る油中水分量の
測定方法にて達成される。要約すれば、測定すべき油
の、波長域が1.3〜1.6μmの第1の光の吸光度
と、波長域が0.8〜1.1μmの第2の光の吸光度と
の差から、前記測定すべき油中の水分量を決定すること
を特徴とする油中水分量の測定方法である。又、前記第
1の光の吸光度と第2の光の吸光度との差を、予め測定
しておいた前記測定すべき油と水分量との相関と比較す
ることにより、油中の水分量を決定することを特徴とす
る油中水分量の測定方法である。好ましくは、第1の光
の波長域が1.4〜1.5μmとされる。
測定方法にて達成される。要約すれば、測定すべき油
の、波長域が1.3〜1.6μmの第1の光の吸光度
と、波長域が0.8〜1.1μmの第2の光の吸光度と
の差から、前記測定すべき油中の水分量を決定すること
を特徴とする油中水分量の測定方法である。又、前記第
1の光の吸光度と第2の光の吸光度との差を、予め測定
しておいた前記測定すべき油と水分量との相関と比較す
ることにより、油中の水分量を決定することを特徴とす
る油中水分量の測定方法である。好ましくは、第1の光
の波長域が1.4〜1.5μmとされる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る油中水分検知
器を図面に則して更に詳しく説明する。
器を図面に則して更に詳しく説明する。
【0016】図1に本発明の油中水分検知器の一実施例
を示す。本実施例では、油中水分検知器は、石英ガラス
のような透明材料で作製された中空管セル1を有し、中
空管セル1の軸線に直交する方向に投光部2と受光部3
とが対向して配置されている。中空管セル1内には測定
すべき油が供給される。
を示す。本実施例では、油中水分検知器は、石英ガラス
のような透明材料で作製された中空管セル1を有し、中
空管セル1の軸線に直交する方向に投光部2と受光部3
とが対向して配置されている。中空管セル1内には測定
すべき油が供給される。
【0017】特に、本発明に従えば、投光部2には、第
1の測定光源4aと第2の測定光源4bが設置される。
第1の測定光源4aは、水分量に関する情報を得るため
に使用する測定光源であり、一般には、波長域が1.3
〜1.6μm、好ましくは中心波長が1.4〜1.5μ
mの光源とされる。本発明によれば、油中に含まれる、
一般に、水分量が0.1%〜10%(重量)とされる水
分を検知し、測定することを目的とするものであり、
又、水分は1.45μm付近に特有の光の吸収を有する
ものであるので、第1測定光源4aの波長域が1.3〜
1.6μmの範囲外にまで拡張された場合には、他の油
中含有成分の情報までも検知する可能性が生じ、水分量
の検知精度に悪影響を及ぼすこととなり好ましくない。
水分による光の吸収が明確に現われる1.4〜1.5μ
mの波長域において測定することで精度良く検知するこ
とができる。
1の測定光源4aと第2の測定光源4bが設置される。
第1の測定光源4aは、水分量に関する情報を得るため
に使用する測定光源であり、一般には、波長域が1.3
〜1.6μm、好ましくは中心波長が1.4〜1.5μ
mの光源とされる。本発明によれば、油中に含まれる、
一般に、水分量が0.1%〜10%(重量)とされる水
分を検知し、測定することを目的とするものであり、
又、水分は1.45μm付近に特有の光の吸収を有する
ものであるので、第1測定光源4aの波長域が1.3〜
1.6μmの範囲外にまで拡張された場合には、他の油
中含有成分の情報までも検知する可能性が生じ、水分量
の検知精度に悪影響を及ぼすこととなり好ましくない。
水分による光の吸収が明確に現われる1.4〜1.5μ
mの波長域において測定することで精度良く検知するこ
とができる。
【0018】又、第2の測定光源4bは、詳しくは後で
説明するように、比較用の測定光源であり、前記水分量
に関する情報に含まれるベースラインの変動に関する情
報を得るのに使用するものであって、波長域が0.8〜
1.1μm、好ましくは中心波長が0.9〜1.0μm
の光源とされる。第2の測定光源4bは、第1の測定光
源4aにて得られた水分量に関する情報に含まれるベー
スライン情報を補正するものであるので、第2の測定光
源4bの波長が0.8〜1.1μmの範囲外とされた場
合には、ベースライン情報以外の情報が含まれる可能性
が生じ、これも又、水分量の検知精度に悪影響を与える
こととなり好ましくない。
説明するように、比較用の測定光源であり、前記水分量
に関する情報に含まれるベースラインの変動に関する情
報を得るのに使用するものであって、波長域が0.8〜
1.1μm、好ましくは中心波長が0.9〜1.0μm
の光源とされる。第2の測定光源4bは、第1の測定光
源4aにて得られた水分量に関する情報に含まれるベー
スライン情報を補正するものであるので、第2の測定光
源4bの波長が0.8〜1.1μmの範囲外とされた場
合には、ベースライン情報以外の情報が含まれる可能性
が生じ、これも又、水分量の検知精度に悪影響を与える
こととなり好ましくない。
【0019】つまり、図4は潤滑油の劣化と吸光度と波
長との関係を示すが、図示するように、波長が0.7μ
mより小さい領域では油の劣化と共に吸光度が大きく変
動することが分かる。従って、0.7μmより小さい波
長領域の波長を第2の測定光源用波長として使用するの
は不適であり、0.8μm以上の波長を使用するのが好
ましい。しかしながら、1.1μmより大きい波長領域
では、図示するように、或る油中成分に対して特異な吸
光度を示す波長が存在しており、比較用の第2の測定光
源用波長としては、1.1μm以下の波長を使用するの
が好ましい。
長との関係を示すが、図示するように、波長が0.7μ
mより小さい領域では油の劣化と共に吸光度が大きく変
動することが分かる。従って、0.7μmより小さい波
長領域の波長を第2の測定光源用波長として使用するの
は不適であり、0.8μm以上の波長を使用するのが好
ましい。しかしながら、1.1μmより大きい波長領域
では、図示するように、或る油中成分に対して特異な吸
光度を示す波長が存在しており、比較用の第2の測定光
源用波長としては、1.1μm以下の波長を使用するの
が好ましい。
【0020】上述のように事実上、波長域が0.8〜
1.1μmの吸光度をベースラインそのものの大きさと
することにより、極めて正確な油中の水分量を測定し得
るものであり、そのために第2の測定光源4bは、その
中心波長が0.9〜1.0μmとされる。
1.1μmの吸光度をベースラインそのものの大きさと
することにより、極めて正確な油中の水分量を測定し得
るものであり、そのために第2の測定光源4bは、その
中心波長が0.9〜1.0μmとされる。
【0021】本実施例では、第1の測定光源4aは中心
波長が1.45μm±0.03μm、最大光量値の50
%での波長域が1.4〜1.5μmとされる発光ダイオ
ード(LED)(株式会社島津製作所製:商品名HK−
9321)を使用し、第2の比較用測定光源4bは、中
心波長が0.94μm、最大光量値の50%での波長域
が0.92〜0.96μmとされる発光ダイオード(L
ED)(株式会社東芝製:商品名TLN110)を使用
することにより好結果を得ることができた。
波長が1.45μm±0.03μm、最大光量値の50
%での波長域が1.4〜1.5μmとされる発光ダイオ
ード(LED)(株式会社島津製作所製:商品名HK−
9321)を使用し、第2の比較用測定光源4bは、中
心波長が0.94μm、最大光量値の50%での波長域
が0.92〜0.96μmとされる発光ダイオード(L
ED)(株式会社東芝製:商品名TLN110)を使用
することにより好結果を得ることができた。
【0022】又、本実施例では、これら第1及び第2の
測定光源4a、4bはそれぞれ定電流電源5a、5bに
接続され、一定の強度の光を発光するようにした。
測定光源4a、4bはそれぞれ定電流電源5a、5bに
接続され、一定の強度の光を発光するようにした。
【0023】図3は、上述したように、近赤外分光光度
計で採った種々の水分量の水を含んだ油圧作動油のスペ
クトルである。
計で採った種々の水分量の水を含んだ油圧作動油のスペ
クトルである。
【0024】図3のスペクトルから理解されるように、
油中水分量が63.6ppm、即ち、実質的に水分量が
0%のスペクトルと、水分量が5.04%、即ち、大略
5%とを比較すると、水の吸収と見られた1.45μm
の吸収(AT )には本来的な水の吸収に加え、ベースラ
インBLの増加と油の吸収ピークAH とが加算されたも
のである。又、1.45μm付近のベースラインの増加
分は他の吸収帯とほとんど同じ大きさであり、現実には
例えば950nm(0.95μm)の含水油の吸光度を
ベースラインそのものの大きさとすることができる。
油中水分量が63.6ppm、即ち、実質的に水分量が
0%のスペクトルと、水分量が5.04%、即ち、大略
5%とを比較すると、水の吸収と見られた1.45μm
の吸収(AT )には本来的な水の吸収に加え、ベースラ
インBLの増加と油の吸収ピークAH とが加算されたも
のである。又、1.45μm付近のベースラインの増加
分は他の吸収帯とほとんど同じ大きさであり、現実には
例えば950nm(0.95μm)の含水油の吸光度を
ベースラインそのものの大きさとすることができる。
【0025】そこで、図3に示すように、それぞれの吸
収位置の吸光度をAW 、AT 、AH、ABL、AB とする
と、つまり、 AW :1.45μmにおける真の水の吸光度、 AT :含水油の1.45μmにおける吸光度、 AH :水分量0%の油の1.45μmにおける吸光度、 ABL:950nmにおける含水油の吸光度、 AB :950nmにおける水分量0%の油の吸光度、 とすると、吸光度の定義から理論的に次の式が成り立
つ。 AW =AT −(AH −ABL+AB ) (1) AW =βw (2) ここで、wは油中水分濃度(即ち、油中水分量)であ
り、βは系に固有な定数である。
収位置の吸光度をAW 、AT 、AH、ABL、AB とする
と、つまり、 AW :1.45μmにおける真の水の吸光度、 AT :含水油の1.45μmにおける吸光度、 AH :水分量0%の油の1.45μmにおける吸光度、 ABL:950nmにおける含水油の吸光度、 AB :950nmにおける水分量0%の油の吸光度、 とすると、吸光度の定義から理論的に次の式が成り立
つ。 AW =AT −(AH −ABL+AB ) (1) AW =βw (2) ここで、wは油中水分濃度(即ち、油中水分量)であ
り、βは系に固有な定数である。
【0026】ベースラインBLの吸光度に相当するABL
が何故に生じたかについては明らかではないが、本発明
者らは次のように考える。
が何故に生じたかについては明らかではないが、本発明
者らは次のように考える。
【0027】つまり、この系のように水分が油への溶解
度以上に混合している場合、水は微小粒子となってW/
O(water−in−oil型)エマルション、即
ち、油中に水が分散したエマルションの形態で分散して
いることが観察の結果確認されている。レーザ回折式粒
度分布測定装置による実測の結果水の粒子は5〜50μ
mに分布していた。これらの粒子に光が当たると、中心
部は直線的に透過するが周辺部は界面での反射や屈折を
起こし、見掛け上の散乱を起こすと考えられ、この現象
により光損失が生じ、ベースラインの上昇が起こるもの
と考えられる。ベースラインの上昇に波長依存性が殆ど
ないのは恐らく波長に対して水粒子の粒子径が大きく波
長の影響が小さいためと考えられる。
度以上に混合している場合、水は微小粒子となってW/
O(water−in−oil型)エマルション、即
ち、油中に水が分散したエマルションの形態で分散して
いることが観察の結果確認されている。レーザ回折式粒
度分布測定装置による実測の結果水の粒子は5〜50μ
mに分布していた。これらの粒子に光が当たると、中心
部は直線的に透過するが周辺部は界面での反射や屈折を
起こし、見掛け上の散乱を起こすと考えられ、この現象
により光損失が生じ、ベースラインの上昇が起こるもの
と考えられる。ベースラインの上昇に波長依存性が殆ど
ないのは恐らく波長に対して水粒子の粒子径が大きく波
長の影響が小さいためと考えられる。
【0028】次に、本発明者らは、図1に示すような構
成の水分検知器を使用し、透明中空管セル1中に、試料
として油圧作動油、潤滑油などの3種類の油(A、B、
C)を流動させ、そして、投光部2の第1の測定光源4
aの発光ダイオードから中心波長1.45μm±0.0
3μm、最大光量値の50%での波長域が1.4〜1.
5μmの光を、又、第2の比較用測定光源4bの発光ダ
イオードから中心波長0.94μm、最大光量値の50
%での波長域が0.92〜0.96μmの光を中空管セ
ル1に投射し、受光部2の光検出器としてのフォトダイ
オード(PD)6a、6bにて、それぞれ中空管セル1
中を流動する試料を通過した光の量を測定した。そし
て、油中水分量(wt%)と吸光度差(AW )とを求め
た。その結果をグラフにしたのが図5である。図5か
ら、油中水分量(wt%)と吸光度差(AW )とは直線
的な相関があることが分かる。つまり、試料油を測定
し、吸光度差(AW )を求めれば、予め知られている図
5に示すような相関図、又は上記式(1)或は(2)に
示す式に基づいて、その時の油中水分量を容易に且つ正
確に求めることができる。
成の水分検知器を使用し、透明中空管セル1中に、試料
として油圧作動油、潤滑油などの3種類の油(A、B、
C)を流動させ、そして、投光部2の第1の測定光源4
aの発光ダイオードから中心波長1.45μm±0.0
3μm、最大光量値の50%での波長域が1.4〜1.
5μmの光を、又、第2の比較用測定光源4bの発光ダ
イオードから中心波長0.94μm、最大光量値の50
%での波長域が0.92〜0.96μmの光を中空管セ
ル1に投射し、受光部2の光検出器としてのフォトダイ
オード(PD)6a、6bにて、それぞれ中空管セル1
中を流動する試料を通過した光の量を測定した。そし
て、油中水分量(wt%)と吸光度差(AW )とを求め
た。その結果をグラフにしたのが図5である。図5か
ら、油中水分量(wt%)と吸光度差(AW )とは直線
的な相関があることが分かる。つまり、試料油を測定
し、吸光度差(AW )を求めれば、予め知られている図
5に示すような相関図、又は上記式(1)或は(2)に
示す式に基づいて、その時の油中水分量を容易に且つ正
確に求めることができる。
【0029】更に、本発明の油中水分検知器は、例え
ば、図6に示すような構成にて、自動的に油中の水分量
をディスプレー装置にて表示するか或はプリンタにて印
字して出力することができる。
ば、図6に示すような構成にて、自動的に油中の水分量
をディスプレー装置にて表示するか或はプリンタにて印
字して出力することができる。
【0030】つまり、油中水分検知器は、受光部3、即
ち、フォトダイオード6a、6bで受光した光量を電気
信号に変換する電子回路を有する。この電子回路として
は、本出願人が提案した特開平4−324328号公報
に開示されるような、受光部3で検出した光量を周波数
変換する電圧検出回路21(21a、21b)を好適に
用いることができる。この電圧検出回路21について図
6を参照して簡単に説明する。
ち、フォトダイオード6a、6bで受光した光量を電気
信号に変換する電子回路を有する。この電子回路として
は、本出願人が提案した特開平4−324328号公報
に開示されるような、受光部3で検出した光量を周波数
変換する電圧検出回路21(21a、21b)を好適に
用いることができる。この電圧検出回路21について図
6を参照して簡単に説明する。
【0031】図6は、この電圧検出回路21の基本構成
を示すブロック図である。本実施例では、受光部3の光
検出器としてのフォトダイオード6a、6bと直列にコ
ンデンサC(Ca、Cb)を接続し、入射する光の光量
に比例してフォトダイオード6a、6bから出力される
電流IPa、IPbをコンデンサCa、Cbに蓄積し、電圧
VCa、VCbに変換する。この充電電圧VCa、VCbを電圧
検出回路21(21a、21b)で検出して予め設定さ
れた基準電圧と比較し、充電電圧が基準電圧に達する
と、電圧検出回路21a、21bは出力信号レベルを変
化させる。この信号レベルの変化により、コンデンサC
a、Cbに蓄積された電荷を放電させ、再びこのコンデ
ンサCにフォトダイオードPDからの出力電流IP の蓄
積を開始させる。このようにして、電圧検出回路21
a、21bからは、受光部が受光した光強度に応じた周
波数信号が出力される。
を示すブロック図である。本実施例では、受光部3の光
検出器としてのフォトダイオード6a、6bと直列にコ
ンデンサC(Ca、Cb)を接続し、入射する光の光量
に比例してフォトダイオード6a、6bから出力される
電流IPa、IPbをコンデンサCa、Cbに蓄積し、電圧
VCa、VCbに変換する。この充電電圧VCa、VCbを電圧
検出回路21(21a、21b)で検出して予め設定さ
れた基準電圧と比較し、充電電圧が基準電圧に達する
と、電圧検出回路21a、21bは出力信号レベルを変
化させる。この信号レベルの変化により、コンデンサC
a、Cbに蓄積された電荷を放電させ、再びこのコンデ
ンサCにフォトダイオードPDからの出力電流IP の蓄
積を開始させる。このようにして、電圧検出回路21
a、21bからは、受光部が受光した光強度に応じた周
波数信号が出力される。
【0032】このようにして光量に応じて変換された電
圧検出回路21からの各周波数信号は、演算計測手段2
2にて上記式(1)、(2)などにて示される演算式に
基づいて演算処理され、油中水分量に応じたパルス数に
変換される。演算計測手段22からのこの出力パルス
は、表示手段23へと送信され、油中水分量として、デ
ィスプレー装置にて表示されるか、或はプリンタにて印
字して出力される。所望に応じて、表示手段23には警
報装置を備え、油中水分量が規定量となった時、警報を
発するように構成することも可能である。
圧検出回路21からの各周波数信号は、演算計測手段2
2にて上記式(1)、(2)などにて示される演算式に
基づいて演算処理され、油中水分量に応じたパルス数に
変換される。演算計測手段22からのこの出力パルス
は、表示手段23へと送信され、油中水分量として、デ
ィスプレー装置にて表示されるか、或はプリンタにて印
字して出力される。所望に応じて、表示手段23には警
報装置を備え、油中水分量が規定量となった時、警報を
発するように構成することも可能である。
【0033】図7及び図8には、本発明の他の実施例で
あるポータブルタイプの油中水分検知器の構成が示され
る。この実施例によれば、油中水分検知器は、検出部1
00と本体部200とからなり、検出部100は一対の
細長のロッド100A、100Bを備えており、その長
さは用途に応じて任意に設定し得る。例えば1〜2mな
どとすることもできる。又、ロッド100A、100B
の先端部にはそれぞれセンサヘッド101A、101B
が設けられている。一方のセンサヘッド101Aは、石
英ガラスのような透明材料で作製された中空管セル1a
が配置され、この中空管セル1aの軸線に直交する方向
にLEDのような第1の測定光源4aを有した投光部
と、フォトダイオードのような光検出器6aを有した受
光部とが対向して配置されている。又、他方のセンサヘ
ッド101Bには、同じく、石英ガラスのような透明材
料で作製された中空管セル1bが配置され、この中空管
セル1bの軸線に直交する方向にLEDのような第2の
測定光源4bを有した投光部と、フォトダイオードのよ
うな光検出器6bを有した受光部とが対向して配置され
ている。本実施例の油中水分検知器は、そのセンサヘッ
ド101A、101Bを油中に浸漬することにより、油
が各中空管セル1a、1bの中へと供給される。
あるポータブルタイプの油中水分検知器の構成が示され
る。この実施例によれば、油中水分検知器は、検出部1
00と本体部200とからなり、検出部100は一対の
細長のロッド100A、100Bを備えており、その長
さは用途に応じて任意に設定し得る。例えば1〜2mな
どとすることもできる。又、ロッド100A、100B
の先端部にはそれぞれセンサヘッド101A、101B
が設けられている。一方のセンサヘッド101Aは、石
英ガラスのような透明材料で作製された中空管セル1a
が配置され、この中空管セル1aの軸線に直交する方向
にLEDのような第1の測定光源4aを有した投光部
と、フォトダイオードのような光検出器6aを有した受
光部とが対向して配置されている。又、他方のセンサヘ
ッド101Bには、同じく、石英ガラスのような透明材
料で作製された中空管セル1bが配置され、この中空管
セル1bの軸線に直交する方向にLEDのような第2の
測定光源4bを有した投光部と、フォトダイオードのよ
うな光検出器6bを有した受光部とが対向して配置され
ている。本実施例の油中水分検知器は、そのセンサヘッ
ド101A、101Bを油中に浸漬することにより、油
が各中空管セル1a、1bの中へと供給される。
【0034】本体部200には、図6にて説明したよう
な電圧検出回路21(21a、21b)、演算計測手段
22、表示手段23、その他の電子回路部品が配置され
ており、電源スイッチ201を操作することにより、表
示手段23としてのディスプレー装置の窓202に、油
中水分量が表示される。
な電圧検出回路21(21a、21b)、演算計測手段
22、表示手段23、その他の電子回路部品が配置され
ており、電源スイッチ201を操作することにより、表
示手段23としてのディスプレー装置の窓202に、油
中水分量が表示される。
【0035】本発明に使用する上記各実施例における中
空管セル1は、投光部からの特定波長帯の近赤外光、即
ち、1.45μm及び0.95μmの光線を通過させ得
るものであれば、任意の材料を使用し得るが、上述した
石英ガラスの他に、FEP(四弗化エチレン−六弗化プ
ロピレン共重合樹脂)のような上記近赤外光に対して極
めて透過性の良い(ガラスと同程度)フッ素樹脂などに
て作製することができる。中空管セル1としては、外径
2〜10mm、内径1〜8mmの円形中空管が好適であ
る。
空管セル1は、投光部からの特定波長帯の近赤外光、即
ち、1.45μm及び0.95μmの光線を通過させ得
るものであれば、任意の材料を使用し得るが、上述した
石英ガラスの他に、FEP(四弗化エチレン−六弗化プ
ロピレン共重合樹脂)のような上記近赤外光に対して極
めて透過性の良い(ガラスと同程度)フッ素樹脂などに
て作製することができる。中空管セル1としては、外径
2〜10mm、内径1〜8mmの円形中空管が好適であ
る。
【0036】なお、上記実施例では中空管セルを用いた
が、本発明のセルは中空管セルに限定されるものではな
く、透明又は半透明平行板、赤外分析用ガラスセル、赤
外分析用透明プラスチックセルなどのセルも使用するこ
とができる。
が、本発明のセルは中空管セルに限定されるものではな
く、透明又は半透明平行板、赤外分析用ガラスセル、赤
外分析用透明プラスチックセルなどのセルも使用するこ
とができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の油中水分
検知器は、透明なセルと、セルの片側に配置された投光
部と、セルの他の側に前記投光部と対向して配置された
受光部とを備え、セルに測定すべき油を供給し、受光部
の光量を測定することにより油中の水分量を検知するこ
とのできる油中水分検知器において、投光部は、波長域
が1.3〜1.6μmの光を発する第1の測定光源と、
波長域が0.85〜1.1μmの光を発する比較用の第
2の測定光源とを有する構成とされ、特に、第1の測定
光源は水分量に関する情報を得るのに使用し、第2の測
定光源は、前記水分量に関する情報に含まれるベースラ
インの変動に関する情報を得るのに使用して油中水分量
を測定するようにしたので、簡単な構成で、正確に油中
の水分量を測定することができるという効果を奏し得
る。
検知器は、透明なセルと、セルの片側に配置された投光
部と、セルの他の側に前記投光部と対向して配置された
受光部とを備え、セルに測定すべき油を供給し、受光部
の光量を測定することにより油中の水分量を検知するこ
とのできる油中水分検知器において、投光部は、波長域
が1.3〜1.6μmの光を発する第1の測定光源と、
波長域が0.85〜1.1μmの光を発する比較用の第
2の測定光源とを有する構成とされ、特に、第1の測定
光源は水分量に関する情報を得るのに使用し、第2の測
定光源は、前記水分量に関する情報に含まれるベースラ
インの変動に関する情報を得るのに使用して油中水分量
を測定するようにしたので、簡単な構成で、正確に油中
の水分量を測定することができるという効果を奏し得
る。
【0038】また、本発明の油中水分量の測定方法は、
測定すべき油の、波長域が1.3〜1.6μmの第1の
光の吸光度と、波長域が0.8〜1.1μmの第2の光
の吸光度との差から、前記測定すべき油中の水分量を決
定する方法とされ、特に、予め測定しておいた前記測定
すべき油と水分量との相関と比較することにより、油中
の水分量を決定するようにしたので、簡単に、正確に油
中の水分量を測定することができるという効果を奏し得
る。
測定すべき油の、波長域が1.3〜1.6μmの第1の
光の吸光度と、波長域が0.8〜1.1μmの第2の光
の吸光度との差から、前記測定すべき油中の水分量を決
定する方法とされ、特に、予め測定しておいた前記測定
すべき油と水分量との相関と比較することにより、油中
の水分量を決定するようにしたので、簡単に、正確に油
中の水分量を測定することができるという効果を奏し得
る。
【図1】本発明の油中水分検知器の一実施例の概略構成
を示す図である。
を示す図である。
【図2】従来の水分検知器の概略構成を示す図である。
【図3】近赤外分光光度計で採った種々の水分量の水を
含んだ油圧作動油のスペクトル図である。
含んだ油圧作動油のスペクトル図である。
【図4】油の劣化と吸光度と波長との関係を示す図であ
る。
る。
【図5】本発明の油中水分検知器にて得られる油中水分
量と吸光度差との相関を示す図である。
量と吸光度差との相関を示す図である。
【図6】本発明の油中水分検知器の電子回路構成の一実
施例を示すブロック図である。
施例を示すブロック図である。
【図7】本発明の油中水分検知器の他の実施例の概略構
成を示す正面図である。
成を示す正面図である。
【図8】図6の油中水分検知器の側面図である。
1 セル 2 投光部 3 受光部 4a 第1の測定光源 4b 第2の測定光源 6(6a、6b) 光検出器 21 電圧検出回路 22 演算計測手段 23 表示手段
Claims (8)
- 【請求項1】 透明なセルと、セルの片側に配置された
投光部と、セルの他の側に前記投光部と対向して配置さ
れた受光部とを備え、セルに測定すべき油を供給し、受
光部の光量を測定することにより油中の水分量を検知す
ることのできる油中水分検知器において、投光部は、波
長域が1.3〜1.6μmの光を発する第1の測定光源
と、波長域が0.8〜1.1μmの光を発する比較用の
第2の測定光源とを有することを特徴とする油中水分検
知器。 - 【請求項2】 投光部は、中心波長が1.4〜1.5μ
mの光を発する第1の測定光源と、中心波長が0.9〜
1.0μmの光を発する比較用の第2の測定光源とを有
することを特徴とする請求項1の油中水分検知器。 - 【請求項3】 第1の測定光源は、中心波長が1.45
μm±0.03μmの光を発する発光ダイオードであ
り、第2の測定光源は、中心波長が0.94μmの光を
発する発光ダイオードである請求項1の油中水分検知
器。 - 【請求項4】 第1の測定光源は水分量に関する情報を
得るのに使用し、第2の測定光源は、前記水分量に関す
る情報に含まれるベースラインの変動に関する情報を得
るのに使用する請求項1、2又は3の油中水分検知器。 - 【請求項5】 セルが中空管セルであることを特徴とす
る請求項1、2、3又は4の油中水分検知器。 - 【請求項6】 測定すべき油の、波長域が1.3〜1.
6μmの第1の光の吸光度と、波長域が0.8〜1.1
μmの第2の光の吸光度との差から、前記測定すべき油
中の水分量を決定することを特徴とする油中水分量の測
定方法。 - 【請求項7】 測定すべき油の、波長域が1.3〜1.
6μmの第1の光の吸光度と、波長域が0.8〜1.1
μmの第2の光の吸光度との差を測定し、予め測定して
おいた前記測定すべき油と水分量との相関と比較するこ
とにより、前記測定すべき油中の水分量を決定すること
を特徴とする請求項6の油中水分量の測定方法。 - 【請求項8】 第1の光の波長域が1.4〜1.5μm
であることを特徴とする請求項6又は7の油中水分量の
測定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8886597A JPH09318526A (ja) | 1996-03-29 | 1997-03-24 | 油中水分検知器および油中水分量の測定方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10335496 | 1996-03-29 | ||
| JP8-103354 | 1996-03-29 | ||
| JP8886597A JPH09318526A (ja) | 1996-03-29 | 1997-03-24 | 油中水分検知器および油中水分量の測定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09318526A true JPH09318526A (ja) | 1997-12-12 |
Family
ID=26430204
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8886597A Pending JPH09318526A (ja) | 1996-03-29 | 1997-03-24 | 油中水分検知器および油中水分量の測定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09318526A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11264795A (ja) * | 1998-03-19 | 1999-09-28 | Sanyo Electric Co Ltd | 被検体の水分検出装置 |
| JPH11291895A (ja) * | 1998-04-09 | 1999-10-26 | Honda Motor Co Ltd | ブレーキ液の沸点管理システム |
| JP2003515707A (ja) * | 1999-11-30 | 2003-05-07 | マーレ フィルタージステーメ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 油システム、特に液圧システム又は潤滑油システム |
| GB2423817A (en) * | 2005-02-24 | 2006-09-06 | Weatherford Lamb | Multi-channel infrared optical phase fraction meter |
| WO2008091849A1 (en) * | 2007-01-22 | 2008-07-31 | Weatherford/Lamb, Inc. | Water detection and 3-phase fraction measurement systems |
| JP2010513878A (ja) * | 2006-12-18 | 2010-04-30 | エアバス フランス | 油圧作動油内の化学汚染を監視するオンラインセンサ |
| CN109187426A (zh) * | 2018-08-30 | 2019-01-11 | 四川莱威盛世科技有限公司 | 一种基于红外光谱法的油品含水率测量仪及测量方法 |
| JP2019203799A (ja) * | 2018-05-23 | 2019-11-28 | 国立大学法人鳥取大学 | 水中ポンプ及びその監視システム |
| JP2021015121A (ja) * | 2019-07-11 | 2021-02-12 | マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングMAHLE International GmbH | 空調器を再充填するためのシステムのタンクまたは測定セル内に収容された冷媒流体を特定するための装置および方法 |
-
1997
- 1997-03-24 JP JP8886597A patent/JPH09318526A/ja active Pending
Cited By (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPH11264795A (ja) * | 1998-03-19 | 1999-09-28 | Sanyo Electric Co Ltd | 被検体の水分検出装置 |
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| US8274041B2 (en) | 2005-02-24 | 2012-09-25 | Weatherford/Lamb, Inc. | Water detection and 3-phase fraction measurement systems |
| US8436309B2 (en) | 2005-02-24 | 2013-05-07 | Weatherford/Lamb, Inc. | Multi-channel infrared optical phase fraction meter |
| US8569686B2 (en) | 2005-02-24 | 2013-10-29 | Weatherford/Lamb, Inc. | Multi-channel infrared optical phase fraction meter |
| GB2423817B (en) * | 2005-02-24 | 2009-07-29 | Weatherford Lamb | Multi-channel infrared optical phase fraction meter |
| US7233001B2 (en) | 2005-02-24 | 2007-06-19 | Weatherford/Lamb, Inc. | Multi-channel infrared optical phase fraction meter |
| US7834312B2 (en) | 2005-02-24 | 2010-11-16 | Weatherford/Lamb, Inc. | Water detection and 3-phase fraction measurement systems |
| US8461519B2 (en) | 2005-02-24 | 2013-06-11 | Weatherford/Lamb, Inc. | Water detection and 3-phase fraction measurement systems |
| US8039793B2 (en) | 2005-02-24 | 2011-10-18 | Weatherford/Lamb, Inc. | Water detection and 3-phase fraction measurement systems |
| GB2423817A (en) * | 2005-02-24 | 2006-09-06 | Weatherford Lamb | Multi-channel infrared optical phase fraction meter |
| JP2010513878A (ja) * | 2006-12-18 | 2010-04-30 | エアバス フランス | 油圧作動油内の化学汚染を監視するオンラインセンサ |
| GB2458592A (en) * | 2007-01-22 | 2009-09-30 | Weatherford Lamb | Water detection and 3-phase fraction measurement systems |
| GB2458592B (en) * | 2007-01-22 | 2011-06-22 | Weatherford Lamb | Water detection and 3-phase fraction measurement systems |
| WO2008091849A1 (en) * | 2007-01-22 | 2008-07-31 | Weatherford/Lamb, Inc. | Water detection and 3-phase fraction measurement systems |
| JP2019203799A (ja) * | 2018-05-23 | 2019-11-28 | 国立大学法人鳥取大学 | 水中ポンプ及びその監視システム |
| CN109187426A (zh) * | 2018-08-30 | 2019-01-11 | 四川莱威盛世科技有限公司 | 一种基于红外光谱法的油品含水率测量仪及测量方法 |
| JP2021015121A (ja) * | 2019-07-11 | 2021-02-12 | マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングMAHLE International GmbH | 空調器を再充填するためのシステムのタンクまたは測定セル内に収容された冷媒流体を特定するための装置および方法 |
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