JPH0931888A - 水性被覆剤の裏抜け防止方法 - Google Patents
水性被覆剤の裏抜け防止方法Info
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- JPH0931888A JPH0931888A JP17640295A JP17640295A JPH0931888A JP H0931888 A JPH0931888 A JP H0931888A JP 17640295 A JP17640295 A JP 17640295A JP 17640295 A JP17640295 A JP 17640295A JP H0931888 A JPH0931888 A JP H0931888A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被印刷体の浸透性の高い紙に水性被覆剤を塗
工又は印刷しても、塗工物又は印刷物が滲まず、かつ被
覆剤の裏抜けが生じない、水性被覆剤の塗工または印刷
方法を提供すること。 【解決手段】 解離性多価金属塩を含有している溶液を
予め塗布した被印刷体の紙に、塩基性化合物の存在下で
水中に溶解可能な水性樹脂、及び/又は塩基性化合物又
は乳化剤の存在下で水中に分散可能な水性樹脂を含有す
る水性被覆剤を塗工又は印刷することを特徴とする水性
被覆剤の裏抜け防止方法。
工又は印刷しても、塗工物又は印刷物が滲まず、かつ被
覆剤の裏抜けが生じない、水性被覆剤の塗工または印刷
方法を提供すること。 【解決手段】 解離性多価金属塩を含有している溶液を
予め塗布した被印刷体の紙に、塩基性化合物の存在下で
水中に溶解可能な水性樹脂、及び/又は塩基性化合物又
は乳化剤の存在下で水中に分散可能な水性樹脂を含有す
る水性被覆剤を塗工又は印刷することを特徴とする水性
被覆剤の裏抜け防止方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水性被覆剤の裏抜
け防止方法に関する。
け防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大気汚染、作業環境汚染の問題か
ら被印刷体の紙に印刷又は塗工する被覆剤の水性化が進
んでいる。しかし、従来の被覆剤を用いて、浸透性が高
い紙に印刷又は塗工した場合、いずれの印刷法又は塗工
法においても根本的な問題として水性であるがゆえに、
溶媒として水の表面乾燥が遅いこともあって、被印刷体
の紙の繊維中に瞬時に浸透拡散し紙繊維を膨潤せしめる
ことに起因した印刷又は塗工効果の低下、具体的には、
光沢がない、濃度がでない、被覆剤が裏移りする、被覆
剤の裏抜けが生じる等の諸問題を有するものであった。
例えば、水性印刷インキの場合、この問題を解決するた
めに、特開昭49−9302号公報では、被印刷体の紙
に水性印刷インキ組成物を印刷した後、インキ面に、カ
ルシウム、マグネシウム、アルミニウム、錫、鉄の群の
中から選ばれる多価イオンを0.2〜2モルイオン濃度
含む水溶液を塗布することによる乾燥方法が提案されて
いる。この方法では、乾燥時間が速くなり、インキの裏
移りは防止できるようになるが、インキの裏抜けは防止
できない。また、得られる印刷物が滲むという問題もあ
る。
ら被印刷体の紙に印刷又は塗工する被覆剤の水性化が進
んでいる。しかし、従来の被覆剤を用いて、浸透性が高
い紙に印刷又は塗工した場合、いずれの印刷法又は塗工
法においても根本的な問題として水性であるがゆえに、
溶媒として水の表面乾燥が遅いこともあって、被印刷体
の紙の繊維中に瞬時に浸透拡散し紙繊維を膨潤せしめる
ことに起因した印刷又は塗工効果の低下、具体的には、
光沢がない、濃度がでない、被覆剤が裏移りする、被覆
剤の裏抜けが生じる等の諸問題を有するものであった。
例えば、水性印刷インキの場合、この問題を解決するた
めに、特開昭49−9302号公報では、被印刷体の紙
に水性印刷インキ組成物を印刷した後、インキ面に、カ
ルシウム、マグネシウム、アルミニウム、錫、鉄の群の
中から選ばれる多価イオンを0.2〜2モルイオン濃度
含む水溶液を塗布することによる乾燥方法が提案されて
いる。この方法では、乾燥時間が速くなり、インキの裏
移りは防止できるようになるが、インキの裏抜けは防止
できない。また、得られる印刷物が滲むという問題もあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の課題を解決するためになされたものであり、被印
刷体の浸透性の高い紙に水性の被覆剤を印刷又は塗工し
ても、印刷物又は塗工物が滲まず、且つ、被覆剤の裏抜
けの生じない方法を提供することを目的とする。
従来の課題を解決するためになされたものであり、被印
刷体の浸透性の高い紙に水性の被覆剤を印刷又は塗工し
ても、印刷物又は塗工物が滲まず、且つ、被覆剤の裏抜
けの生じない方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、解離性
多価金属塩を含有している溶液を予め塗布した被印刷体
の紙に、塩基性化合物の存在下で水中に溶解可能な水性
樹脂、及び/又は塩基性化合物又は乳化剤の存在下で水
中に分散可能な水性樹脂を含有する水性被覆剤を塗工又
は印刷することを特徴とする水性被覆剤の裏抜け防止方
法に関する。
多価金属塩を含有している溶液を予め塗布した被印刷体
の紙に、塩基性化合物の存在下で水中に溶解可能な水性
樹脂、及び/又は塩基性化合物又は乳化剤の存在下で水
中に分散可能な水性樹脂を含有する水性被覆剤を塗工又
は印刷することを特徴とする水性被覆剤の裏抜け防止方
法に関する。
【0005】また、本発明は、前記水性樹脂が酸価30
〜350のカルボキシル基含有樹脂である水性被覆剤の
裏抜け防止方法に関する。
〜350のカルボキシル基含有樹脂である水性被覆剤の
裏抜け防止方法に関する。
【0006】また、本発明は、前記水性樹脂がカゼイン
である水性被覆剤の裏抜け防止方法に関する。
である水性被覆剤の裏抜け防止方法に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、解離性多価金属塩の溶
液を予め被印刷体の紙に塗布することにより、水性被覆
剤に含有される(1)カルボキシル基含有樹脂のカルボ
キシル基が架橋する性質、(2)乳化剤の存在下で水中
に分散した水性樹脂組成物の粒子の界面電位が低下する
又は塩析する性質を効果的に利用することができ、それ
により浸透性が高い紙に水性被覆剤を印刷又は塗工した
場合の水性被覆剤の裏抜けが防止できることを見出した
ものである。
液を予め被印刷体の紙に塗布することにより、水性被覆
剤に含有される(1)カルボキシル基含有樹脂のカルボ
キシル基が架橋する性質、(2)乳化剤の存在下で水中
に分散した水性樹脂組成物の粒子の界面電位が低下する
又は塩析する性質を効果的に利用することができ、それ
により浸透性が高い紙に水性被覆剤を印刷又は塗工した
場合の水性被覆剤の裏抜けが防止できることを見出した
ものである。
【0008】ここで、被印刷体の紙に先に水性被覆剤を
塗布したのち解離性多価金属塩の溶液を塗布したばあい
は、インキが裏抜けし、またえられる印刷物が滲むとい
う問題を有する。
塗布したのち解離性多価金属塩の溶液を塗布したばあい
は、インキが裏抜けし、またえられる印刷物が滲むとい
う問題を有する。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。
【0010】まず、解離性多価金属塩について説明す
る。
る。
【0011】解離性多価金属塩としては、カルシウム、
マグネシウム、バリウム、錫、鉄、コバルト、亜鉛、ア
ルミニウム、銅等の2価以上の金属の水酸化物、塩化
物、硫酸塩、硝酸塩等の無機酸塩あるいは酢酸塩、ギ酸
塩等の有機酸塩等があげられる。具体的には、酢酸カル
シウム、塩化カルシウム、ギ酸カルシウム、塩化マグネ
シウム、水酸化バリウム、硝酸カルシウム、硫酸アルミ
ニウム、硫酸亜鉛、硫酸銅、塩化錫、塩化コバルト、塩
化鉄等が例示でき、これらは単独又は2種以上併用して
利用できる。これら解離性多価金属塩のうち、好ましく
は、溶解度0.1モル/リットル以上、より好ましくは
1モル/リットル以上の解離性多価金属塩が使用でき
る。
マグネシウム、バリウム、錫、鉄、コバルト、亜鉛、ア
ルミニウム、銅等の2価以上の金属の水酸化物、塩化
物、硫酸塩、硝酸塩等の無機酸塩あるいは酢酸塩、ギ酸
塩等の有機酸塩等があげられる。具体的には、酢酸カル
シウム、塩化カルシウム、ギ酸カルシウム、塩化マグネ
シウム、水酸化バリウム、硝酸カルシウム、硫酸アルミ
ニウム、硫酸亜鉛、硫酸銅、塩化錫、塩化コバルト、塩
化鉄等が例示でき、これらは単独又は2種以上併用して
利用できる。これら解離性多価金属塩のうち、好ましく
は、溶解度0.1モル/リットル以上、より好ましくは
1モル/リットル以上の解離性多価金属塩が使用でき
る。
【0012】前記解離性多価金属塩は、水、アルコール
/水混合液、水に水溶性樹脂(具体的には、ヒドロキシ
エチルセルロース、ポリビニルアルコール等)を溶解さ
せた溶液、又はアルコール/水混合液に水溶性樹脂(具
体的には、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルア
ルコール等)を溶解させた溶液に含有させて使用され
る。
/水混合液、水に水溶性樹脂(具体的には、ヒドロキシ
エチルセルロース、ポリビニルアルコール等)を溶解さ
せた溶液、又はアルコール/水混合液に水溶性樹脂(具
体的には、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルア
ルコール等)を溶解させた溶液に含有させて使用され
る。
【0013】本発明の裏抜け防止効果を得るには、塗工
又は印刷された水性被覆剤のカルボキシル基含有樹脂の
カルボキシル基を全部架橋させるのに必要な量の解離性
多価金属塩の20重量%以上の解離性多価金属塩、又は
カゼインの水溶液の電荷がくずれ塩析するのに必要な量
の解離性多価金属塩、塩基性化合物又は乳化剤の存在下
で水中に分散した水性樹脂組成物の粒子の界面電位を低
下させる量又は塩析させる量の解離性多価金属塩を被印
刷体の紙上に存在させる必要がある。
又は印刷された水性被覆剤のカルボキシル基含有樹脂の
カルボキシル基を全部架橋させるのに必要な量の解離性
多価金属塩の20重量%以上の解離性多価金属塩、又は
カゼインの水溶液の電荷がくずれ塩析するのに必要な量
の解離性多価金属塩、塩基性化合物又は乳化剤の存在下
で水中に分散した水性樹脂組成物の粒子の界面電位を低
下させる量又は塩析させる量の解離性多価金属塩を被印
刷体の紙上に存在させる必要がある。
【0014】次に、本発明の水性被覆剤について説明す
る。
る。
【0015】本発明の水性被覆剤に含有される、塩基性
化合物の存在下で水中に溶解又は分散可能な水性樹脂と
しては、具体的には、酸価30〜350のカルボキシル
基含有樹脂、カゼイン等が例示できる。
化合物の存在下で水中に溶解又は分散可能な水性樹脂と
しては、具体的には、酸価30〜350のカルボキシル
基含有樹脂、カゼイン等が例示できる。
【0016】カルボキシル基含有樹脂としては、従来か
ら使用されている酸価30〜350のスチレン−マレイ
ン酸共重合体、スチレン−アクリル共重合体、スチレン
−アクリル−マレイン酸共重合体、アクリル樹脂等が例
示できる。
ら使用されている酸価30〜350のスチレン−マレイ
ン酸共重合体、スチレン−アクリル共重合体、スチレン
−アクリル−マレイン酸共重合体、アクリル樹脂等が例
示できる。
【0017】本発明の酸価30〜350のカルボキシル
基含有樹脂を水中に溶解又は分散させる塩基性化合物と
しては、アンモニア、ジエチルエタノールアミン、ジメ
チルエタノールアミン、トリエチルアミン、トリブチル
アミン、モルホリン、ジエタノールアミン、トリエタノ
ールアミン等、又はこれらの2種以上の混合物が使用で
きるが、水性被覆剤の乾燥性、耐水性の面から、アンモ
ニア又は揮発性のアミンを用いることが好ましい。
基含有樹脂を水中に溶解又は分散させる塩基性化合物と
しては、アンモニア、ジエチルエタノールアミン、ジメ
チルエタノールアミン、トリエチルアミン、トリブチル
アミン、モルホリン、ジエタノールアミン、トリエタノ
ールアミン等、又はこれらの2種以上の混合物が使用で
きるが、水性被覆剤の乾燥性、耐水性の面から、アンモ
ニア又は揮発性のアミンを用いることが好ましい。
【0018】また、カゼインは、従来公知のカゼイン水
溶液が使用できる。
溶液が使用できる。
【0019】また、本発明の水性被覆剤に含有される、
乳化剤の存在下で水中に分散可能な水性樹脂としては、
解離性多価金属塩の存在下に粒子の界面電位が低下する
又は塩析する、低分子乳化剤(アニオン型、ノニオン
型、カチオン型のいずれでもよい)、高分子乳化剤(前
記酸価30〜350のカルボキシル基含有樹脂)の存在
下で水中に分散可能な水性樹脂が使用できる。
乳化剤の存在下で水中に分散可能な水性樹脂としては、
解離性多価金属塩の存在下に粒子の界面電位が低下する
又は塩析する、低分子乳化剤(アニオン型、ノニオン
型、カチオン型のいずれでもよい)、高分子乳化剤(前
記酸価30〜350のカルボキシル基含有樹脂)の存在
下で水中に分散可能な水性樹脂が使用できる。
【0020】更に、本発明の水性被覆剤には、必要に応
じて、従来から一般的に使用されている染料、無機、有
機及び体質顔料等の着色剤、消泡剤、水混和性溶剤、可
塑剤、顔料分散剤、ワックス等の各種添加剤が適宜使用
できる。
じて、従来から一般的に使用されている染料、無機、有
機及び体質顔料等の着色剤、消泡剤、水混和性溶剤、可
塑剤、顔料分散剤、ワックス等の各種添加剤が適宜使用
できる。
【0021】本発明の水性被覆剤の製造は、塩基性化合
物の存在下で水中に溶解可能な水性樹脂組成物、及び/
又は塩基性化合物又は乳化剤の存在下で水中に分散可能
な水性樹脂組成物に、必要に応じて、着色剤、各種添加
剤を混合し、分散機、練肉機を使用し、常法に従って行
うことができる。
物の存在下で水中に溶解可能な水性樹脂組成物、及び/
又は塩基性化合物又は乳化剤の存在下で水中に分散可能
な水性樹脂組成物に、必要に応じて、着色剤、各種添加
剤を混合し、分散機、練肉機を使用し、常法に従って行
うことができる。
【0022】最後に、裏抜け防止方法について説明す
る。
る。
【0023】本発明の裏抜け防止方法は、<1>被印刷
体の紙に、解離性多価金属塩を含有している溶液を、エ
アーナイフ、ロールコータ、スプレー、グラビア方式で
薄く塗布し、ついで非連続的に解離性多価金属塩を含有
している溶液が塗布された被印刷体の紙に、水性被覆剤
をグラビア又はフレキソ印刷機で塗工又は印刷する方
法、<2>被印刷体の紙に、解離性多価金属塩を含有し
ている溶液を、印刷機とは別の機械でエアーナイフ、ロ
ールコータ、スプレー、グラビア方式で薄く塗布し、つ
いで連続的に解離性多価金属塩を含有している溶液が塗
布された被印刷体の紙に、水性被覆剤をグラビア又はフ
レキソ印刷機で塗工又は印刷する方法、<3>被印刷体
の紙に、解離性多価金属塩を含有している溶液を、印刷
機内で、エアーナイフ、ロールコータ、スプレー、グラ
ビア方式で薄く塗布し、ついで連続的に解離性多価金属
塩を含有している溶液が塗布された被印刷体の紙に、水
性被覆剤をグラビア又はフレキソ印刷機で塗工又は印刷
する方法、で塗布又は印刷し、水性被覆剤に溶解又は分
散している樹脂を短時間で、架橋又は塩析させることに
より行われる。
体の紙に、解離性多価金属塩を含有している溶液を、エ
アーナイフ、ロールコータ、スプレー、グラビア方式で
薄く塗布し、ついで非連続的に解離性多価金属塩を含有
している溶液が塗布された被印刷体の紙に、水性被覆剤
をグラビア又はフレキソ印刷機で塗工又は印刷する方
法、<2>被印刷体の紙に、解離性多価金属塩を含有し
ている溶液を、印刷機とは別の機械でエアーナイフ、ロ
ールコータ、スプレー、グラビア方式で薄く塗布し、つ
いで連続的に解離性多価金属塩を含有している溶液が塗
布された被印刷体の紙に、水性被覆剤をグラビア又はフ
レキソ印刷機で塗工又は印刷する方法、<3>被印刷体
の紙に、解離性多価金属塩を含有している溶液を、印刷
機内で、エアーナイフ、ロールコータ、スプレー、グラ
ビア方式で薄く塗布し、ついで連続的に解離性多価金属
塩を含有している溶液が塗布された被印刷体の紙に、水
性被覆剤をグラビア又はフレキソ印刷機で塗工又は印刷
する方法、で塗布又は印刷し、水性被覆剤に溶解又は分
散している樹脂を短時間で、架橋又は塩析させることに
より行われる。
【0024】また水性被覆剤に含有されている水性樹脂
の架橋または塩析を効果に行なわせるために、解離性多
価金属塩溶液の塗布量(固形分換算)およびを水性被覆
剤の塗布量(含有されている水性樹脂の固形分換算)は
それぞれ0.02g/m2以上、なかんづく0.05〜
1g/m2、および0.5〜30g/m2の範囲が好まし
い。
の架橋または塩析を効果に行なわせるために、解離性多
価金属塩溶液の塗布量(固形分換算)およびを水性被覆
剤の塗布量(含有されている水性樹脂の固形分換算)は
それぞれ0.02g/m2以上、なかんづく0.05〜
1g/m2、および0.5〜30g/m2の範囲が好まし
い。
【0025】被印刷体の紙の種類はとくに制限されない
が、40〜50g/m2の上質紙、さらしクラフト紙な
どのばあいに、本発明の裏抜け防止方法が有効である。
が、40〜50g/m2の上質紙、さらしクラフト紙な
どのばあいに、本発明の裏抜け防止方法が有効である。
【0026】以下、実施例に基づき、本発明を更に具体
的に説明するが、これに限定されるものではない。
的に説明するが、これに限定されるものではない。
【0027】
<水性被覆剤1>スチレン/アクリル共重合体(ジョン
クリル61、酸価195、固形分30重量%、ジョンソ
ンポリマー社製)24重量部、顔料(フタロシアニンブ
ルーTGR,大日本インキ化学工業(株)製)15重量
部、消泡剤1重量部、水11重量部をペイントシェーカ
ーにて60分間練肉、分散した後、更に、スチレン/ア
クリル共重合体(ジョンクリル61)25重量部を加え
て、ペイントシェーカーにて10分間練肉、分散し水性
被覆剤1を得た。
クリル61、酸価195、固形分30重量%、ジョンソ
ンポリマー社製)24重量部、顔料(フタロシアニンブ
ルーTGR,大日本インキ化学工業(株)製)15重量
部、消泡剤1重量部、水11重量部をペイントシェーカ
ーにて60分間練肉、分散した後、更に、スチレン/ア
クリル共重合体(ジョンクリル61)25重量部を加え
て、ペイントシェーカーにて10分間練肉、分散し水性
被覆剤1を得た。
【0028】<水性被覆剤2>アンモニア水溶液にカゼ
インを加え60℃に加熱し、固形分15重量%のカゼイ
ン水溶液を得た。得られたカゼイン水溶液40重量部、
顔料(フタロシアニンブルーTGR,大日本インキ化学
工業(株)社製)15重量部、消泡剤1重量部をペイン
トシェーカーにて60分間練肉、分散した後、更に、ス
チレン−ブタジエンゴムラテックス(三井東圧化学
(株)社製、ポリラック686、固形分50重量%)1
5重量部、水29重量部を加えて、ペイントシェーカー
にて10分間練肉、分散し水性被覆剤2を得た。
インを加え60℃に加熱し、固形分15重量%のカゼイ
ン水溶液を得た。得られたカゼイン水溶液40重量部、
顔料(フタロシアニンブルーTGR,大日本インキ化学
工業(株)社製)15重量部、消泡剤1重量部をペイン
トシェーカーにて60分間練肉、分散した後、更に、ス
チレン−ブタジエンゴムラテックス(三井東圧化学
(株)社製、ポリラック686、固形分50重量%)1
5重量部、水29重量部を加えて、ペイントシェーカー
にて10分間練肉、分散し水性被覆剤2を得た。
【0029】実施例1〜6 上質紙(十篠製紙(株)製金王55K)に解離性多価金
属塩を含有している溶液(実施例1:1重量%ギ酸カル
シウム水溶液、実施例2:3重量%ギ酸カルシウム水溶
液、実施例3:8重量%ギ酸カルシウム水溶液、実施例
4:3重量%硝酸カルシウム水溶液、実施例5:3重量
%硫酸亜鉛水溶液、実施例6:3重量%硫酸アルミニウ
ム水溶液)をガラスバーにて塗布し(乾燥後塗布量、実
施例1:0.15g/m2、実施例2:0.3g/m2、
実施例3:0.6g/m2、実施例4:0.3g/m2、
実施例5:0.3g/m2、実施例6:0.3g/
m2)、乾燥後、その上に水性被覆剤1をハンドプルー
ファー(1201/inch)で乾燥後塗布量5g/m
2で塗布し、発色性(目止め効果)、裏抜け防止性、被
覆物の滲み性、耐水耐摩擦性を評価した。
属塩を含有している溶液(実施例1:1重量%ギ酸カル
シウム水溶液、実施例2:3重量%ギ酸カルシウム水溶
液、実施例3:8重量%ギ酸カルシウム水溶液、実施例
4:3重量%硝酸カルシウム水溶液、実施例5:3重量
%硫酸亜鉛水溶液、実施例6:3重量%硫酸アルミニウ
ム水溶液)をガラスバーにて塗布し(乾燥後塗布量、実
施例1:0.15g/m2、実施例2:0.3g/m2、
実施例3:0.6g/m2、実施例4:0.3g/m2、
実施例5:0.3g/m2、実施例6:0.3g/
m2)、乾燥後、その上に水性被覆剤1をハンドプルー
ファー(1201/inch)で乾燥後塗布量5g/m
2で塗布し、発色性(目止め効果)、裏抜け防止性、被
覆物の滲み性、耐水耐摩擦性を評価した。
【0030】実施例7 上質紙(十篠製紙(株)製金王55K)に解離性多価金
属塩を含有している溶液(3重量%ギ酸カルシウム水溶
液)をガラスバーにて乾燥後塗布量0.3g/m2で塗
布し、乾燥後、その上に水性被覆剤2をハンドプルーフ
ァー(1201/inch)で乾燥後塗布量5g/m2
で塗布し、発色性(目止め効果)、裏抜け防止性、被覆
物の滲み性、耐水耐摩擦性を評価した。
属塩を含有している溶液(3重量%ギ酸カルシウム水溶
液)をガラスバーにて乾燥後塗布量0.3g/m2で塗
布し、乾燥後、その上に水性被覆剤2をハンドプルーフ
ァー(1201/inch)で乾燥後塗布量5g/m2
で塗布し、発色性(目止め効果)、裏抜け防止性、被覆
物の滲み性、耐水耐摩擦性を評価した。
【0031】比較例1〜2 上質紙(十篠製紙(株)製金王55K)に、水性被覆剤
1をハンドプルーファー(1201/inch)で乾燥
後塗布量0.5g/m2で塗布し、その後、スプレーに
て解離性多価金属塩を含有している溶液(比較例1:8
重量%ギ酸カルシウム水溶液、比較例2:3重量%硝酸
カルシウム水溶液)を吹付け(乾燥後塗布量、比較例
1:0.6g/m2、比較例2:0.3g/m2)、発色
性(目止め効果)、裏抜け防止性、被覆物の滲み性、耐
水耐摩擦性を評価した。
1をハンドプルーファー(1201/inch)で乾燥
後塗布量0.5g/m2で塗布し、その後、スプレーに
て解離性多価金属塩を含有している溶液(比較例1:8
重量%ギ酸カルシウム水溶液、比較例2:3重量%硝酸
カルシウム水溶液)を吹付け(乾燥後塗布量、比較例
1:0.6g/m2、比較例2:0.3g/m2)、発色
性(目止め効果)、裏抜け防止性、被覆物の滲み性、耐
水耐摩擦性を評価した。
【0032】比較例3 上質紙(十篠製紙(株)製金王55K)に、水性被覆剤
1をハンドプルーファー(1201/inch)で乾燥
後塗布量5g/m2で塗布し、発色性(目止め効果)、
裏抜け防止性、被覆物の滲み性、耐水耐摩擦性を評価し
た(解離性多価金属塩を含有している溶液の塗布な
し)。
1をハンドプルーファー(1201/inch)で乾燥
後塗布量5g/m2で塗布し、発色性(目止め効果)、
裏抜け防止性、被覆物の滲み性、耐水耐摩擦性を評価し
た(解離性多価金属塩を含有している溶液の塗布な
し)。
【0033】その結果を表1に示す。
【0034】<評価方法> (1)発色性(目止め効果) 発色性(目止め効果)を目視にて評価した。発色の向上
が認められないものを1、発色の向上が認められるもの
を2として評価した。
が認められないものを1、発色の向上が認められるもの
を2として評価した。
【0035】(2)裏抜け防止性 裏面への水性被覆剤の抜け具合を目視にて評価した。裏
面への水性被覆剤の抜けが多く発生するもの(10個/
100cm2以上の斑点が発生するもの)を1、僅かで
あるが裏面への水性被覆剤の抜けがあるもの(1〜10
個/100cm2の斑点が発生するもの)を2、全く裏
面への水性被覆剤の抜けが見られないものを3として評
価した。
面への水性被覆剤の抜けが多く発生するもの(10個/
100cm2以上の斑点が発生するもの)を1、僅かで
あるが裏面への水性被覆剤の抜けがあるもの(1〜10
個/100cm2の斑点が発生するもの)を2、全く裏
面への水性被覆剤の抜けが見られないものを3として評
価した。
【0036】(3)印刷物の滲み性 水性被覆剤の滲み度合いを目視にて評価した。滲みがあ
るものを1、滲みのないものを2として評価した。
るものを1、滲みのないものを2として評価した。
【0037】(4)耐水耐摩擦性 前記試験試料を学振式耐摩擦試験機で、ガーゼに水を5
滴おとしたものを摩擦材として用い、荷重200g、往
復10回の条件下で摩擦試験を行ない、解離性多価金属
塩を含有している溶液の塗布、吹付けをしていないもの
を基準として耐水耐摩擦性の向上が認められないものを
1、耐水耐摩擦性の向上が認められるものを2として評
価した。
滴おとしたものを摩擦材として用い、荷重200g、往
復10回の条件下で摩擦試験を行ない、解離性多価金属
塩を含有している溶液の塗布、吹付けをしていないもの
を基準として耐水耐摩擦性の向上が認められないものを
1、耐水耐摩擦性の向上が認められるものを2として評
価した。
【0038】
【表1】
【0039】
【発明の効果】本発明の解離性多価金属塩による裏抜け
防止方法を用いることにより、被印刷体の浸透性が高い
紙に水性被覆剤を塗工又は印刷しても、印刷物又は塗工
物は滲まず、被覆剤の裏抜けのない印刷物又は塗工物が
得られる。
防止方法を用いることにより、被印刷体の浸透性が高い
紙に水性被覆剤を塗工又は印刷しても、印刷物又は塗工
物は滲まず、被覆剤の裏抜けのない印刷物又は塗工物が
得られる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D21H 19/00 D21H 1/10
Claims (3)
- 【請求項1】 解離性多価金属塩を含有している溶液を
予め塗布した被印刷体の紙に、塩基性化合物の存在下で
水中に溶解可能な水性樹脂、及び/又は塩基性化合物又
は乳化剤の存在下で水中に分散可能な水性樹脂を含有す
る水性被覆剤を塗工又は印刷することを特徴とする水性
被覆剤の裏抜け防止方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の水性樹脂が酸価30〜3
50のカルボキシル基含有樹脂である水性被覆剤の裏抜
け防止方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の水性樹脂がカゼインであ
る水性被覆剤の裏抜け防止方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17640295A JPH0931888A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | 水性被覆剤の裏抜け防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17640295A JPH0931888A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | 水性被覆剤の裏抜け防止方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0931888A true JPH0931888A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16013052
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17640295A Pending JPH0931888A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | 水性被覆剤の裏抜け防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0931888A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008031579A (ja) * | 2006-07-27 | 2008-02-14 | Sakata Corp | 段ボール印刷物およびその製造方法 |
| JP2008291079A (ja) * | 2007-05-23 | 2008-12-04 | Konica Minolta Ij Technologies Inc | インクジェットインク及びインクジェット画像形成方法 |
| JP2009114562A (ja) * | 2007-11-02 | 2009-05-28 | Sakata Corp | オフセット印刷用水性プレコート剤 |
| JP2023092768A (ja) * | 2021-12-22 | 2023-07-04 | 三菱鉛筆株式会社 | 筆記具用水性インク組成物及び筆記具 |
-
1995
- 1995-07-12 JP JP17640295A patent/JPH0931888A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008031579A (ja) * | 2006-07-27 | 2008-02-14 | Sakata Corp | 段ボール印刷物およびその製造方法 |
| JP2008291079A (ja) * | 2007-05-23 | 2008-12-04 | Konica Minolta Ij Technologies Inc | インクジェットインク及びインクジェット画像形成方法 |
| JP2009114562A (ja) * | 2007-11-02 | 2009-05-28 | Sakata Corp | オフセット印刷用水性プレコート剤 |
| JP2023092768A (ja) * | 2021-12-22 | 2023-07-04 | 三菱鉛筆株式会社 | 筆記具用水性インク組成物及び筆記具 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040309 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040430 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050510 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |