JPH09318980A - 光導波路素子 - Google Patents
光導波路素子Info
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- JPH09318980A JPH09318980A JP13016296A JP13016296A JPH09318980A JP H09318980 A JPH09318980 A JP H09318980A JP 13016296 A JP13016296 A JP 13016296A JP 13016296 A JP13016296 A JP 13016296A JP H09318980 A JPH09318980 A JP H09318980A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 表面弾性波の伝搬速度が速く、高速走査や高
速変調が可能な光導波路素子を得る。 【解決手段】 Si基板2上にSiO2からなる光学的
バッファ層3を介して光導波路としてのダイヤモンド薄
膜4が形成されている。ダイヤモンド薄膜4表面の中央
部手前寄りにインターデジタルトランスジューサ11が
形成されている。ダイヤモンド薄膜4上にはZnOから
なる圧電性薄膜6が形成され、この圧電性薄膜6上には
左右両側部に入射用グレーティングカプラ12及び出射
用グレーティングカプラ13が形成されている。
速変調が可能な光導波路素子を得る。 【解決手段】 Si基板2上にSiO2からなる光学的
バッファ層3を介して光導波路としてのダイヤモンド薄
膜4が形成されている。ダイヤモンド薄膜4表面の中央
部手前寄りにインターデジタルトランスジューサ11が
形成されている。ダイヤモンド薄膜4上にはZnOから
なる圧電性薄膜6が形成され、この圧電性薄膜6上には
左右両側部に入射用グレーティングカプラ12及び出射
用グレーティングカプラ13が形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光導波路素子、特
に、光コンピュータの光スイッチや光変調器、光通信の
光スイッチや光分波器や光変調器、レーザビームプリン
タ・複写機・レーザディスプレイ・スキャナ等の光偏向
器や光変調器等に用いられる光導波路素子に関する。
に、光コンピュータの光スイッチや光変調器、光通信の
光スイッチや光分波器や光変調器、レーザビームプリン
タ・複写機・レーザディスプレイ・スキャナ等の光偏向
器や光変調器等に用いられる光導波路素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、圧電性薄膜を光導波路として
用い、この圧電性薄膜を進行する光ビームを圧電性薄膜
を伝搬する表面弾性波と音響光学相互作用(ブラッグ回
折)させることによって偏向や変調させる音響光導波路
素子が種々提案されている。
用い、この圧電性薄膜を進行する光ビームを圧電性薄膜
を伝搬する表面弾性波と音響光学相互作用(ブラッグ回
折)させることによって偏向や変調させる音響光導波路
素子が種々提案されている。
【0003】ところで、表面弾性波フィルタにダイヤモ
ンド薄膜を利用し、インターデジタルトランスジューサ
の電極指の幅を大きくして加工を容易にしたものが提案
されている(例えば、特開平8−8686号公報参
照)。しかしながら、光導波路は有しておらず、光導波
路素子に適したものではなかった。
ンド薄膜を利用し、インターデジタルトランスジューサ
の電極指の幅を大きくして加工を容易にしたものが提案
されている(例えば、特開平8−8686号公報参
照)。しかしながら、光導波路は有しておらず、光導波
路素子に適したものではなかった。
【0004】一方、光導波路素子として、従来より、T
iを拡散して導波路としたLiNbO3基板が知られて
いる。
iを拡散して導波路としたLiNbO3基板が知られて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光導波路素子にあっては、表面弾性波の伝搬速度が遅
く、極めて高速の走査を必要とするレーザディスプレイ
等には利用することができなかった。また、近年、複写
機等についても高速化が進み、特にデジタル複写機やカ
ラー複写機は高速走査が要求されており、従来の光導波
路素子ではこれらの要求に応じることが困難になってき
た。
光導波路素子にあっては、表面弾性波の伝搬速度が遅
く、極めて高速の走査を必要とするレーザディスプレイ
等には利用することができなかった。また、近年、複写
機等についても高速化が進み、特にデジタル複写機やカ
ラー複写機は高速走査が要求されており、従来の光導波
路素子ではこれらの要求に応じることが困難になってき
た。
【0006】そこで、本発明の目的は、表面弾性波の伝
搬速度が速く、高速走査や高速変調が可能な光導波路素
子を提供することにある。
搬速度が速く、高速走査や高速変調が可能な光導波路素
子を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明に係る光導波路素子は、(a)基板と、
(b)前記基板上に積層された、ダイヤモンド薄膜から
なる光導波路並びに圧電性薄膜と、を備えたことを特徴
とする。ここに、圧電性薄膜として、例えばZnO薄膜
等が用いられ、基板としてガラス基板やSi基板等が用
いられる。
め、本発明に係る光導波路素子は、(a)基板と、
(b)前記基板上に積層された、ダイヤモンド薄膜から
なる光導波路並びに圧電性薄膜と、を備えたことを特徴
とする。ここに、圧電性薄膜として、例えばZnO薄膜
等が用いられ、基板としてガラス基板やSi基板等が用
いられる。
【0008】
【作用】以上の構成により、ダイヤモンド薄膜は極めて
弾性率が高いため、ダイヤモンド薄膜を進行する表面弾
性波の伝搬速度は極めて速い。そして、ダイヤモンド薄
膜を進行する光が、この表面弾性波と音響光学相互作用
(ブラッグ回折)することによって高速の光偏向や光変
調が行なわれる。
弾性率が高いため、ダイヤモンド薄膜を進行する表面弾
性波の伝搬速度は極めて速い。そして、ダイヤモンド薄
膜を進行する光が、この表面弾性波と音響光学相互作用
(ブラッグ回折)することによって高速の光偏向や光変
調が行なわれる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光導波路素子
の実施形態について添付図面を参照して説明する。
の実施形態について添付図面を参照して説明する。
【0010】[第1実施形態、図1及び図2]図1に示
すように、光偏向素子1は、Si基板2と光学的バッフ
ァ層3とダイヤモンド薄膜4と圧電性薄膜6の積層体構
造を有している。
すように、光偏向素子1は、Si基板2と光学的バッフ
ァ層3とダイヤモンド薄膜4と圧電性薄膜6の積層体構
造を有している。
【0011】Si基板2の屈折率は約3.5であり、ダ
イヤモンド薄膜4の屈折率(約2.4)より高いので、
Si基板2上に直接にダイヤモンド薄膜4を形成して
も、ダイヤモンド薄膜4は光導波路として利用すること
ができない。光がダイヤモンド薄膜4からSi基板2側
に透過するからである。そのため、屈折率がダイヤモン
ド薄膜4より低い光学的バッファ層3を設けて導波光L
をダイヤモンド薄膜4内に閉じ込めている。光学的バッ
ファ層3は、第1実施形態の場合、屈折率が約1.5の
SiO2薄膜からなり、Si基板2上に熱酸化法等の方
法により形成される。ただし、光学的バッファ層3はス
パッタリング法、CVD法等の方法により形成してもよ
い。
イヤモンド薄膜4の屈折率(約2.4)より高いので、
Si基板2上に直接にダイヤモンド薄膜4を形成して
も、ダイヤモンド薄膜4は光導波路として利用すること
ができない。光がダイヤモンド薄膜4からSi基板2側
に透過するからである。そのため、屈折率がダイヤモン
ド薄膜4より低い光学的バッファ層3を設けて導波光L
をダイヤモンド薄膜4内に閉じ込めている。光学的バッ
ファ層3は、第1実施形態の場合、屈折率が約1.5の
SiO2薄膜からなり、Si基板2上に熱酸化法等の方
法により形成される。ただし、光学的バッファ層3はス
パッタリング法、CVD法等の方法により形成してもよ
い。
【0012】光学的バッファ層3の膜厚は、単一モード
の光が導波できる範囲であれば、薄い方が製作上望まし
い。導波光Lの導波損失は、光学的バッファ層3の膜厚
が所定の膜厚より薄くなると急激に増大するが、その膜
厚は導波光Lの波長及びモード、ダイヤモンド薄膜4の
膜厚、基板2とダイヤモンド薄膜4と光学的バッファ層
3のそれぞれの屈折率に依存している。
の光が導波できる範囲であれば、薄い方が製作上望まし
い。導波光Lの導波損失は、光学的バッファ層3の膜厚
が所定の膜厚より薄くなると急激に増大するが、その膜
厚は導波光Lの波長及びモード、ダイヤモンド薄膜4の
膜厚、基板2とダイヤモンド薄膜4と光学的バッファ層
3のそれぞれの屈折率に依存している。
【0013】この光学的バッファ層3上に、例えばレー
ザアブレーション法、スパッタリング法、真空蒸着法、
CVD法、ゾル−ゲル法等の方法によりダイヤモンド薄
膜4が形成される。ダイヤモンド薄膜4の膜厚は、光導
波路として光を導波できるモードが存在する範囲であれ
ば、できるだけ薄い方が製作上都合が良い。
ザアブレーション法、スパッタリング法、真空蒸着法、
CVD法、ゾル−ゲル法等の方法によりダイヤモンド薄
膜4が形成される。ダイヤモンド薄膜4の膜厚は、光導
波路として光を導波できるモードが存在する範囲であれ
ば、できるだけ薄い方が製作上都合が良い。
【0014】ダイヤモンド薄膜4上には、図1上中央部
手前寄りにトランスジューサの櫛歯状電極11が、フォ
トリソグラフィ法やリフトオフ法やエッチング法や電子
線描画法等の方法によりAl等にて形成されている。櫛
歯状電極11は、高周波信号発生器15で発生した高周
波電気信号を表面弾性波に変換するためのものである。
次に、ダイヤモンド薄膜4上にスパッタリング法、真空
蒸着法、レーザアブレーション法、CVD法、ゾル−ゲ
ル法等により圧電性薄膜6が形成される。圧電性薄膜6
の材料としては、具体的にはZnOやLiNbO3等が
用いられる。第1実施形態では圧電性薄膜6の材料とし
てZnOを用いた。
手前寄りにトランスジューサの櫛歯状電極11が、フォ
トリソグラフィ法やリフトオフ法やエッチング法や電子
線描画法等の方法によりAl等にて形成されている。櫛
歯状電極11は、高周波信号発生器15で発生した高周
波電気信号を表面弾性波に変換するためのものである。
次に、ダイヤモンド薄膜4上にスパッタリング法、真空
蒸着法、レーザアブレーション法、CVD法、ゾル−ゲ
ル法等により圧電性薄膜6が形成される。圧電性薄膜6
の材料としては、具体的にはZnOやLiNbO3等が
用いられる。第1実施形態では圧電性薄膜6の材料とし
てZnOを用いた。
【0015】さらに、圧電性薄膜6上の図1上左右両側
部に入射用グレーティングカプラ12及び出射用グレー
ティングカプラ13が配設されている。入射用グレーテ
ィングカプラ12は光源から放射された光ビームLを光
導波路であるダイヤモンド薄膜4に入射させるためのも
のである。出射用グレーティングカプラ13はダイヤモ
ンド薄膜4を進行する導波光Lを外部に出射するための
ものである。これらグレーティングカプラ12,13
は、それぞれ一定のピッチで設けられており、その材料
としては例えば圧電性薄膜6と同様の材料が使用され
る。グレーティングカプラ12,13は電子線描画法、
フォトリソグラフィ法、二光束干渉法等の方法により形
成される。
部に入射用グレーティングカプラ12及び出射用グレー
ティングカプラ13が配設されている。入射用グレーテ
ィングカプラ12は光源から放射された光ビームLを光
導波路であるダイヤモンド薄膜4に入射させるためのも
のである。出射用グレーティングカプラ13はダイヤモ
ンド薄膜4を進行する導波光Lを外部に出射するための
ものである。これらグレーティングカプラ12,13
は、それぞれ一定のピッチで設けられており、その材料
としては例えば圧電性薄膜6と同様の材料が使用され
る。グレーティングカプラ12,13は電子線描画法、
フォトリソグラフィ法、二光束干渉法等の方法により形
成される。
【0016】次に、以上の構成からなる光偏向素子1の
作用効果について説明する。トランスジューサ11は、
高周波信号発生器15で発生した高周波信号が印加され
ると、圧電性薄膜6に表面弾性波16を励起せしめる。
この表面弾性波16は、圧電性薄膜6と一体的に積層体
を形成しているダイヤモンド薄膜4を、図中矢印a方向
に伝搬する。高周波信号発生器15は、例えばVCO
(電圧制御発振器)等が用いられる。
作用効果について説明する。トランスジューサ11は、
高周波信号発生器15で発生した高周波信号が印加され
ると、圧電性薄膜6に表面弾性波16を励起せしめる。
この表面弾性波16は、圧電性薄膜6と一体的に積層体
を形成しているダイヤモンド薄膜4を、図中矢印a方向
に伝搬する。高周波信号発生器15は、例えばVCO
(電圧制御発振器)等が用いられる。
【0017】ところで、ダイヤモンド薄膜4は極めて弾
性率が高いため、ダイヤモンド薄膜4を伝搬する表面弾
性波16の伝搬速度は約10000m/秒である。これ
に対して、例えばLiNbO3基板にTiを拡散して導
波路とした従来の光偏向素子の場合は表面弾性波の伝搬
速度は約5000m/秒であり、第1実施形態の光偏向
素子1の表面弾性波16の伝搬速度の1/2と遅い。
性率が高いため、ダイヤモンド薄膜4を伝搬する表面弾
性波16の伝搬速度は約10000m/秒である。これ
に対して、例えばLiNbO3基板にTiを拡散して導
波路とした従来の光偏向素子の場合は表面弾性波の伝搬
速度は約5000m/秒であり、第1実施形態の光偏向
素子1の表面弾性波16の伝搬速度の1/2と遅い。
【0018】一方、図示しない光源からの入射光Lは、
入射用グレーティングカプラ12によってダイヤモンド
薄膜4に入射された後、ダイヤモンド薄膜4を進行す
る。そして、図2に示すように、ダイヤモンド薄膜4を
進行する導波光Lは、矢印a方向に進行する1周期毎の
波面を表示した波長Λの表面弾性波16と交差する。そ
の交差角をθ、導波光Lの波長をλとすると、 θ=sin-1(λ/2Λ) の条件を満足するとき、音響光学効果によるブラッグ回
折現象が起き、導波光Lは回折され、偏向される。偏向
された導波光Lは、出射用グレーティングカプラ13に
よって外部へ出射される。そして、トランスジューサ1
1に印加する高周波信号の周波数を変化させてダイヤモ
ンド薄膜4を伝搬する表面弾性波16の波長を変え、ダ
イヤモンド薄膜4を進行する導波光Lの偏向角度を高速
かつ高精度で制御することにより、導波光Lの出射角度
を制御する。
入射用グレーティングカプラ12によってダイヤモンド
薄膜4に入射された後、ダイヤモンド薄膜4を進行す
る。そして、図2に示すように、ダイヤモンド薄膜4を
進行する導波光Lは、矢印a方向に進行する1周期毎の
波面を表示した波長Λの表面弾性波16と交差する。そ
の交差角をθ、導波光Lの波長をλとすると、 θ=sin-1(λ/2Λ) の条件を満足するとき、音響光学効果によるブラッグ回
折現象が起き、導波光Lは回折され、偏向される。偏向
された導波光Lは、出射用グレーティングカプラ13に
よって外部へ出射される。そして、トランスジューサ1
1に印加する高周波信号の周波数を変化させてダイヤモ
ンド薄膜4を伝搬する表面弾性波16の波長を変え、ダ
イヤモンド薄膜4を進行する導波光Lの偏向角度を高速
かつ高精度で制御することにより、導波光Lの出射角度
を制御する。
【0019】この結果、表面弾性波16の伝搬速度が速
く、走査スピードの速い光偏向素子1を得ることができ
る。また、ダイヤモンド薄膜4は、熱伝導性が良いの
で、トランスジューサ11等で発生した熱を効率良く放
熱することができ、熱ストレスによるトランスジューサ
11の劣化を抑えることができる。さらに、ダイヤモン
ド薄膜4は硬度が高いので外部からの機械的ストレスに
対して優れている。また、ダイヤモンド薄膜4はZnO
薄膜やLiNbO3薄膜よりも光の透過域が広く(波長
が0.25μm〜80μmの光を透過する)、多くの種
類の光源に対応することができ、例えばスペクトルアナ
ライザ等への応用の際に有利である。
く、走査スピードの速い光偏向素子1を得ることができ
る。また、ダイヤモンド薄膜4は、熱伝導性が良いの
で、トランスジューサ11等で発生した熱を効率良く放
熱することができ、熱ストレスによるトランスジューサ
11の劣化を抑えることができる。さらに、ダイヤモン
ド薄膜4は硬度が高いので外部からの機械的ストレスに
対して優れている。また、ダイヤモンド薄膜4はZnO
薄膜やLiNbO3薄膜よりも光の透過域が広く(波長
が0.25μm〜80μmの光を透過する)、多くの種
類の光源に対応することができ、例えばスペクトルアナ
ライザ等への応用の際に有利である。
【0020】[第2実施形態、図3]図3に示すよう
に、光偏向素子21は、ガラス基板22とダイヤモンド
薄膜23と圧電性薄膜24の積層体構造を有している。
ガラス基板22の屈折率は約1.5であり、光導波路と
してのダイヤモンド薄膜23の屈折率(約2.4)より
低いので、ガラス基板22上に直接にダイヤモンド薄膜
23を形成しても、導波光がダイヤモンド薄膜23から
ガラス基板22側に透過しにくい。従って、第2実施形
態の場合、第1実施形態と異なり、光学的バッファ層を
設けることなく、ダイヤモンド薄膜23はガラス基板2
2上に直接に形成されている。このダイヤモンド薄膜2
3表面の図3上中央部手前寄りにインターデジタルトラ
ンスジューサ27が形成されている。ダイヤモンド薄膜
23上には圧電性薄膜24がトランスジューサ27を覆
った状態で形成されている。
に、光偏向素子21は、ガラス基板22とダイヤモンド
薄膜23と圧電性薄膜24の積層体構造を有している。
ガラス基板22の屈折率は約1.5であり、光導波路と
してのダイヤモンド薄膜23の屈折率(約2.4)より
低いので、ガラス基板22上に直接にダイヤモンド薄膜
23を形成しても、導波光がダイヤモンド薄膜23から
ガラス基板22側に透過しにくい。従って、第2実施形
態の場合、第1実施形態と異なり、光学的バッファ層を
設けることなく、ダイヤモンド薄膜23はガラス基板2
2上に直接に形成されている。このダイヤモンド薄膜2
3表面の図3上中央部手前寄りにインターデジタルトラ
ンスジューサ27が形成されている。ダイヤモンド薄膜
23上には圧電性薄膜24がトランスジューサ27を覆
った状態で形成されている。
【0021】第2実施形態の場合、具体的には、ガラス
基板22は厚さが0.5mm、ダイヤモンド薄膜23は
厚さが1μm、圧電性薄膜24は膜厚が0.5μmのZ
nO薄膜とした。以上の構成からなる光偏向素子21
は、前記第1実施形態の光偏向素子1と同様の作用効果
を奏する。
基板22は厚さが0.5mm、ダイヤモンド薄膜23は
厚さが1μm、圧電性薄膜24は膜厚が0.5μmのZ
nO薄膜とした。以上の構成からなる光偏向素子21
は、前記第1実施形態の光偏向素子1と同様の作用効果
を奏する。
【0022】[第3実施形態、図4]図4に示すよう
に、光偏向素子31は、ガラス基板32とダイヤモンド
薄膜33と圧電性薄膜35の積層体構造を有している。
光導波路としてのダイヤモンド薄膜33はガラス基板3
2上に直接に形成され、このダイヤモンド薄膜33表面
の図4上中央部手前寄りにインターデジタルトランスジ
ューサ37が形成されている。さらに、ダイヤモンド薄
膜33の表面の図4上左右両側部に入射用グレーティン
グカプラ38及び出射用グレーティングカプラ39が配
設されている。ダイヤモンド薄膜33上の中央部手前よ
りには、マスク蒸着法、マスクスパッタリング法、マス
クCVD法等の方法により圧電性薄膜35がトランスジ
ューサを覆った状態で形成されている。
に、光偏向素子31は、ガラス基板32とダイヤモンド
薄膜33と圧電性薄膜35の積層体構造を有している。
光導波路としてのダイヤモンド薄膜33はガラス基板3
2上に直接に形成され、このダイヤモンド薄膜33表面
の図4上中央部手前寄りにインターデジタルトランスジ
ューサ37が形成されている。さらに、ダイヤモンド薄
膜33の表面の図4上左右両側部に入射用グレーティン
グカプラ38及び出射用グレーティングカプラ39が配
設されている。ダイヤモンド薄膜33上の中央部手前よ
りには、マスク蒸着法、マスクスパッタリング法、マス
クCVD法等の方法により圧電性薄膜35がトランスジ
ューサを覆った状態で形成されている。
【0023】以上の構成からなる光偏向素子31は、前
記第1実施形態の光偏向素子1と同様の作用効果を奏す
ると共に、圧電性薄膜35を表面弾性波が発振される部
分に限定して設けているので、材料コストを削減するこ
とができると共に、入出射用グレーティングカプラ3
8,39の加工が容易になる。
記第1実施形態の光偏向素子1と同様の作用効果を奏す
ると共に、圧電性薄膜35を表面弾性波が発振される部
分に限定して設けているので、材料コストを削減するこ
とができると共に、入出射用グレーティングカプラ3
8,39の加工が容易になる。
【0024】[第4実施形態、図5]図5に示すよう
に、光偏向素子41は、Si基板42と光学的バッファ
層43とダイヤモンド薄膜44と圧電性薄膜46の積層
体構造を有している。光導波路としてのダイヤモンド薄
膜44は、SiO2からなる光学的バッファ層43を介
してSi基板42上に形成され、このダイヤモンド薄膜
44表面の図5上中央部手前寄りにインターデジタルト
ランスジューサ51が形成されている。ダイヤモンド薄
膜44上の中央部手前寄りにはZnOからなる圧電性薄
膜46がトランスジューサ51を覆った状態で形成され
ている。
に、光偏向素子41は、Si基板42と光学的バッファ
層43とダイヤモンド薄膜44と圧電性薄膜46の積層
体構造を有している。光導波路としてのダイヤモンド薄
膜44は、SiO2からなる光学的バッファ層43を介
してSi基板42上に形成され、このダイヤモンド薄膜
44表面の図5上中央部手前寄りにインターデジタルト
ランスジューサ51が形成されている。ダイヤモンド薄
膜44上の中央部手前寄りにはZnOからなる圧電性薄
膜46がトランスジューサ51を覆った状態で形成され
ている。
【0025】以上の構成からなる光偏向素子41と光源
52と入力レンズ系53と出力レンズ系54とで非機械
式走査光学系が構成される。光源52から放射された光
ビームLは入力レンズ系53を介してダイヤモンド薄膜
44の図5上左側の端面に集光されて、いわゆる端面結
合する。光ビームLはダイヤモンド薄膜44を進行し、
ダイヤモンド薄膜44を伝搬する表面弾性波と音響光学
相互作用することによって偏向させられた後、ダイヤモ
ンド薄膜44の図5上右側の端面から出射する。出射し
たビームLは走査方向に対して垂直な方向に屈折力を有
する出力レンズ系54を介して集光される。
52と入力レンズ系53と出力レンズ系54とで非機械
式走査光学系が構成される。光源52から放射された光
ビームLは入力レンズ系53を介してダイヤモンド薄膜
44の図5上左側の端面に集光されて、いわゆる端面結
合する。光ビームLはダイヤモンド薄膜44を進行し、
ダイヤモンド薄膜44を伝搬する表面弾性波と音響光学
相互作用することによって偏向させられた後、ダイヤモ
ンド薄膜44の図5上右側の端面から出射する。出射し
たビームLは走査方向に対して垂直な方向に屈折力を有
する出力レンズ系54を介して集光される。
【0026】[第5実施形態、図6]図6に示すよう
に、光偏向素子61は、前記第1実施形態の光偏向素子
1と同様の積層体構造を有している。すなわち、光偏向
素子61は、Si基板62と光学的バッファ層63とダ
イヤモンド薄膜64と圧電性薄膜66にて構成されてい
る。インターデジタルトランスジューサ71はダイヤモ
ンド薄膜64上の図6上左側部手前寄りに形成されてお
り、圧電性薄膜66にて覆われている。入射用グレーテ
ィングカプラ72は圧電性薄膜66上の図6上右側部手
前寄りに設けられている。以上の構成からなる光偏向素
子61は前記第1実施形態の光偏向素子1と同様の作用
効果を奏する。
に、光偏向素子61は、前記第1実施形態の光偏向素子
1と同様の積層体構造を有している。すなわち、光偏向
素子61は、Si基板62と光学的バッファ層63とダ
イヤモンド薄膜64と圧電性薄膜66にて構成されてい
る。インターデジタルトランスジューサ71はダイヤモ
ンド薄膜64上の図6上左側部手前寄りに形成されてお
り、圧電性薄膜66にて覆われている。入射用グレーテ
ィングカプラ72は圧電性薄膜66上の図6上右側部手
前寄りに設けられている。以上の構成からなる光偏向素
子61は前記第1実施形態の光偏向素子1と同様の作用
効果を奏する。
【0027】この光偏向素子61を用いてレンズ系78
及び感光体79と共に光プリンタを構成した場合におけ
る光偏向素子61の作用効果を説明する。トランスジュ
ーサ71は、高周波信号発生器15で発生した高周波信
号が印加されると、圧電性薄膜66に表面弾性波76を
励起せしめる。この表面弾性波76は圧電性薄膜66と
一体的に積層体形成しているダイヤモンド薄膜64を図
中矢印a方向に極めて速い速度で伝搬し、導波光Lを横
切る。この導波光Lを横切る時間が1ラインの走査に要
する最低時間となる。表面弾性波76と音響光学相互作
用することによって偏向させられた導波光Lは、ダイヤ
モンド薄膜64の左側の端面から出射し、レンズ系78
を介して感光体79に照射される。こうして高速走査が
可能な光プリンタを得ることができる。
及び感光体79と共に光プリンタを構成した場合におけ
る光偏向素子61の作用効果を説明する。トランスジュ
ーサ71は、高周波信号発生器15で発生した高周波信
号が印加されると、圧電性薄膜66に表面弾性波76を
励起せしめる。この表面弾性波76は圧電性薄膜66と
一体的に積層体形成しているダイヤモンド薄膜64を図
中矢印a方向に極めて速い速度で伝搬し、導波光Lを横
切る。この導波光Lを横切る時間が1ラインの走査に要
する最低時間となる。表面弾性波76と音響光学相互作
用することによって偏向させられた導波光Lは、ダイヤ
モンド薄膜64の左側の端面から出射し、レンズ系78
を介して感光体79に照射される。こうして高速走査が
可能な光プリンタを得ることができる。
【0028】[第6実施形態、図7]図7に示すよう
に、光偏向素子81は、Si基板82と、圧電性薄膜8
3とダイヤモンド薄膜84の積層体構造を有している。
圧電性薄膜83は、Si基板82上に直接に形成され、
この圧電性薄膜83表面の中央部手前寄りにインターデ
ジタルトランスジューサ91が形成されている。第6実
施形態では圧電性薄膜83の材料としてはZnOを用い
た。
に、光偏向素子81は、Si基板82と、圧電性薄膜8
3とダイヤモンド薄膜84の積層体構造を有している。
圧電性薄膜83は、Si基板82上に直接に形成され、
この圧電性薄膜83表面の中央部手前寄りにインターデ
ジタルトランスジューサ91が形成されている。第6実
施形態では圧電性薄膜83の材料としてはZnOを用い
た。
【0029】この圧電性薄膜83上に光導波路としての
ダイヤモンド薄膜84が形成されている。ZnOからな
る圧電性薄膜83の屈折率は約2.0であり、ダイヤモ
ンド薄膜84の屈折率(約2.4)より低いので、圧電
性薄膜83上に直接にダイヤモンド薄膜84を形成して
も、ダイヤモンド薄膜84は光導波路として利用でき
る。さらに、ダイヤモンド薄膜84を表面の図7上左右
両側部に入射用グレーティングカプラ92及び出射用グ
レーティングカプラ93が配設されている。
ダイヤモンド薄膜84が形成されている。ZnOからな
る圧電性薄膜83の屈折率は約2.0であり、ダイヤモ
ンド薄膜84の屈折率(約2.4)より低いので、圧電
性薄膜83上に直接にダイヤモンド薄膜84を形成して
も、ダイヤモンド薄膜84は光導波路として利用でき
る。さらに、ダイヤモンド薄膜84を表面の図7上左右
両側部に入射用グレーティングカプラ92及び出射用グ
レーティングカプラ93が配設されている。
【0030】以上の構成からなる光偏向素子81は、前
記第1実施形態の光偏向素子1と同様の作用効果を奏す
る。
記第1実施形態の光偏向素子1と同様の作用効果を奏す
る。
【0031】[他の実施形態]なお、本発明に係る光導
波路素子は前記実施形態に限定するものではなく、その
要旨の範囲内で種々に変更することができる。光導波路
素子は、前記実施形態のように光プリンタに利用される
他に、ヘッドマウントディスプレイや走査型レーザ顕微
鏡や光メモリの書込み/読出し用、レーザディスプレ
イ、あるいは、光コンピュータの光スイッチや光変調
器、光通信の光スイッチや光分波器や光変調器等にも利
用することができる。
波路素子は前記実施形態に限定するものではなく、その
要旨の範囲内で種々に変更することができる。光導波路
素子は、前記実施形態のように光プリンタに利用される
他に、ヘッドマウントディスプレイや走査型レーザ顕微
鏡や光メモリの書込み/読出し用、レーザディスプレ
イ、あるいは、光コンピュータの光スイッチや光変調
器、光通信の光スイッチや光分波器や光変調器等にも利
用することができる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、基板上にダイヤモンド薄膜からなる光導波路と
圧電性薄膜とを積層したので、ダイヤモンド薄膜を進行
する光が、ダイヤモンド薄膜を極めて速く伝搬する表面
弾性波と音響光学相互作用して、走査スピードが速い光
偏向素子や変調スピードが速い光変調素子等を得ること
ができる。そして、ダイヤモンド薄膜は熱伝導性が良い
ので、トランスジューサ等で発生した熱を効率良く放熱
することができ、熱ストレスによるトランスジューサ等
の劣化を抑えることができる。さらに、ダイヤモンド薄
膜は硬度が高いので、外部からの機械的ストレスに対し
て優れている。
よれば、基板上にダイヤモンド薄膜からなる光導波路と
圧電性薄膜とを積層したので、ダイヤモンド薄膜を進行
する光が、ダイヤモンド薄膜を極めて速く伝搬する表面
弾性波と音響光学相互作用して、走査スピードが速い光
偏向素子や変調スピードが速い光変調素子等を得ること
ができる。そして、ダイヤモンド薄膜は熱伝導性が良い
ので、トランスジューサ等で発生した熱を効率良く放熱
することができ、熱ストレスによるトランスジューサ等
の劣化を抑えることができる。さらに、ダイヤモンド薄
膜は硬度が高いので、外部からの機械的ストレスに対し
て優れている。
【図1】本発明に係る光導波路素子の第1実施形態を示
す斜視図。
す斜視図。
【図2】ブラッグ回折現象を示す説明図。
【図3】本発明に係る光導波路素子の第2実施形態を示
す斜視図。
す斜視図。
【図4】本発明に係る光導波路素子の第3実施形態を示
す斜視図。
す斜視図。
【図5】本発明に係る光導波路素子の第4実施形態を示
す斜視図。
す斜視図。
【図6】本発明に係る光導波路素子の第5実施形態を示
す斜視図。
す斜視図。
【図7】本発明に係る光導波路素子の第6実施形態を示
す斜視図。
す斜視図。
【符号の説明】 1,21,31,41,61,81…光偏向素子 2,22,32,42,62,82…基板 4,23,33,44,64,84…ダイヤモンド薄膜 6,24,35,46,66,83…圧電性薄膜
Claims (3)
- 【請求項1】 基板と、 前記基板上に積層された、ダイヤモンド薄膜からなる光
導波路並びに圧電性薄膜と、 を備えたことを特徴とする光導波路素子。 - 【請求項2】 前記圧電性薄膜がZnO薄膜であること
を特徴とする請求項1記載の光導波路素子。 - 【請求項3】 前記基板がガラス基板又はSi基板であ
ることを特徴とする請求項1記載の光導波路素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13016296A JPH09318980A (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 光導波路素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13016296A JPH09318980A (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 光導波路素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09318980A true JPH09318980A (ja) | 1997-12-12 |
Family
ID=15027495
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13016296A Pending JPH09318980A (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 光導波路素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09318980A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004055560A1 (ja) * | 2002-12-16 | 2004-07-01 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | 端部に回折光学膜を有する光ファイバとその製造方法 |
-
1996
- 1996-05-24 JP JP13016296A patent/JPH09318980A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004055560A1 (ja) * | 2002-12-16 | 2004-07-01 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | 端部に回折光学膜を有する光ファイバとその製造方法 |
| US7181106B2 (en) | 2002-12-16 | 2007-02-20 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Optical fiber capped at end with diffractive film, and manufacturing method therefor |
| CN1332227C (zh) * | 2002-12-16 | 2007-08-15 | 住友电气工业株式会社 | 在端部盖有衍射膜的光纤及其制造方法 |
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