JPH09319268A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH09319268A
JPH09319268A JP8133404A JP13340496A JPH09319268A JP H09319268 A JPH09319268 A JP H09319268A JP 8133404 A JP8133404 A JP 8133404A JP 13340496 A JP13340496 A JP 13340496A JP H09319268 A JPH09319268 A JP H09319268A
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本 美 範 森
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野 雅 章 紺
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藤 賢 一 斉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】防塵機構のフィルタ交換時に塵埃がダクト内に
進入するのを防止することができ、塵埃に起因する画像
欠陥のない高画質画像を記録することができる画像記録
装置を提供すること。 【解決手段】光ビームの光路が塵埃によって遮られるの
を防止する防塵機構を備える露光光学系を用いて画像記
録を行う画像記録装置であって、前記防塵機構は、ファ
ンおよび少なくとも2つのフィルタを有し、前記少なく
とも2つのフィルタの内、少なくとも前記ファンにより
発生する空気流の上流側に取り付けられたフィルタは、
着脱可能に取り付けられていることにより、上記課題を
解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光光源の光ビー
ムを主走査方向に偏向しつつ、感光材料を副走査方向に
搬送して2次元的に走査露光する、いわゆるラスタース
キャンによる画像記録を行う画像記録装置に関し、さら
に詳しくは、光ビームの光路が塵埃によって遮られるの
を防止する防塵機構を有する露光光学系を用いて画像記
録を行う画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラスタースキャンによる画像記録装置に
おいて、例えばシアン(C)、マゼンタ(M)およびイ
エロー(Y)の3色の露光光源から射出される光ビーム
は、まず、それぞれの露光光源C,M,Yに応じて配置
されたコリメータレンズにより平行光に整形される。次
いで、平行光に整形された各光ビームは、ポリゴンミラ
ー等の光偏向器に入射されて、主走査方向に偏向された
後、fθレンズによって、所定位置に所定形状で結像す
るように調整されて感光材料に入射される。
【0003】一方、感光材料は、例えばロール状に巻回
された感光材料マガジンから引き出され、例えば副走査
搬送手段等を含む搬送手段によって、主走査方向とほぼ
直交する副走査方向に所定の搬送速度で搬送される。従
って、副走査搬送手段によって副走査方向に画像記録位
置まで搬送された長尺の感光材料は、主走査方向に偏向
される露光光源C,M,Yの光ビームによって2次元的
に走査露光され、その全面に潜像が記録される。
【0004】このような画像記録装置の露光光学系に
は、安価であること、小型であること等の点から、半導
体レーザ(LD)や発光ダイオード(LED)等の発光
素子のように、所定の狭帯域波長の光を射出する露光光
源が多く用いられている。ところで、露光光学系を用い
る画像記録装置において、一般的に、ミラーやレンズ等
の光学素子は、その表面に塵埃等のゴミが付着しないよ
うに筺体内部に密閉され、この筺体内に露光光源から射
出される光ビームが入射される部分には光ビームの入射
窓が設けられ、この筺体から光ビームが最終的に射出さ
れる部分に光ビームの出射窓が設けられている。
【0005】しかし、画像記録装置においては、搬送さ
れる感光材料のエッジが擦れて塵埃が発生するし、この
感熱材料の塵埃を含む空気中の様々な塵埃は、挟持搬送
される感光材料とローラとの接触、摩擦等や、光学系内
部ではポリゴンミラーの回転等によって露光光学系に蓄
えられる静電気等により、光ビームの出射窓の表面に吸
着される。このとき、露光光源から射出される光ビーム
は、その出射窓の表面に吸着された塵埃によって、その
光路を部分的に遮られて光量が減少されてしまうため、
記録画像の光量が減少した部分にすじ状のむらが発生す
るという問題点がある。
【0006】この問題点を解決する1つの手段として、
例えば塵埃によって光学素子の筺体の出射窓から射出さ
れる光ビームの光路が遮られるのを防止するための防塵
機構を有する露光光学系を用いて画像記録を行う画像記
録装置が提案されている。例えば、図5に、上記露光光
学系に用いられる防塵機構の一例の概念図を示す。図示
例の防塵機構80は、空気流の入口、光ビームの入口お
よび空気流と光ビームの共通の出口を持つダクト62
と、ファン64と、フィルタ66と、ダクト62の空気
流と光ビームの共通の出口を開閉するシャッタ68とを
有している。
【0007】図示例の防塵機構80において、ダクト6
2の光ビームの入口は、露光光源から射出される光ビー
ムの出射口となる光学素子の筺体40の出射窓44部分
に固定され、ダクト62の空気流と光ビームの共通の出
口にはシャッタ68が取り付けられている。また、ダク
ト62の空気流の入口にはファン64が取り付けられ、
このファン64よりも空気流の下流側には、フィルタ6
6が着脱可能に取り付けられている。
【0008】ここで、ダクト62の空気流と光ビームの
共通の出口に取り付けられているシャッタ68は、実際
に走査露光を行うときにのみ開放される。即ち、走査露
光を行わない待機時や、電源のオフ時には閉塞されるこ
とによって、ダクト62内に塵埃が進入するのを防止し
ている。
【0009】一方、走査露光を行うときには、シャッタ
68が開放されるとともに、ファン64によってダクト
62内に、フィルタ66によって塵埃の除去された空気
流が送り込まれる。即ち、ファン64によってフィルタ
66を介してダクト62内に空気流を送り込み、ダクト
62内に送り込まれた空気流を、シャッタ68が開放さ
れたダクト62の空気流と光ビームの共通の出口から放
出することによって、ダクト62内に塵埃が進入するの
を防止している。
【0010】このように、露光光学系に防塵機構を備
え、ダクト62内に塵埃が進入するのを防止することに
よって、光学素子の筺体40の出射窓44の表面に塵埃
が吸着されるのを防止することができ、光ビームは、そ
の光路を塵埃によって部分的に遮られることなく、ダク
ト62の光ビームの入口および出口を経て感光材料に入
射されるため、記録画像に塵埃にかかわるすじ状のむら
が発生するのを防止することができ、画像欠陥のない高
画質画像を記録することができる。
【0011】しかしながら、上述する防塵機構80にお
いては、使用環境にもよるが、数カ月でフィルタ66の
フィルタ特性が劣化し、すじむらの原因となる塵埃を完
全に除去することができなくなり、また、風損が大きく
なって防塵効果も薄れるため、数カ月に1回フィルタ交
換が必要であった。このため、フィルタ66を交換する
ときに、塵埃がダクト62内に進入して出射窓44の表
面に吸着される場合があり、同様に、すじ状のむら等の
画像欠陥を発生する可能性があるという問題点があっ
た。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術に基づく問題点を解決するために、防塵機構の
フィルタ交換時に塵埃がダクト内に進入するのを防止す
ることができ、塵埃に起因する画像欠陥のない高画質画
像を記録することができる画像記録装置を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、光ビームの光路が塵埃によって遮られる
のを防止する防塵機構を備える露光光学系を用いて画像
記録を行う画像記録装置であって、前記防塵機構は、フ
ァンおよび少なくとも2つのフィルタを有し、前記少な
くとも2つのフィルタの内、少なくとも前記ファンによ
り発生する空気流の上流側に取り付けられたフィルタ
は、着脱可能に取り付けられていることを特徴とする画
像記録装置を提供するものである。
【0014】ここで、上記画像記録装置であって、前記
防塵機構は、さらに、前記空気流の入口、前記光ビーム
の入口および前記空気流と前記光ビームとの共通の出口
を持つダクトと、このダクトの前記空気流と前記光ビー
ムとの共通の出口に取り付けられ、前記空気流と前記光
ビームとの共通の出口を開閉するシャッタとを有するの
が好ましい。また、前記少なくとも2つのフィルタの
内、前記空気流の上流側に取り付けられるフィルタは目
の細かいフィルタであり、前記空気流の下流側に取り付
けられるフィルタは目の粗いフィルタであるのが好まし
い。また、上記画像記録装置であって、さらに、前記フ
ァンの前記空気流の下流側には、前記ファンが発生する
振動が前記露光光学系に伝搬されるのを防止する緩衝材
を有するのが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面に示す好適実
施例に基づいて、本発明の画像記録装置を詳細に説明す
る。図1は、本発明の画像記録装置の露光光学系の一実
施例を示す概略平面図であって、密閉筐体の上部を取り
外した状態で図示されている。また、図2は、本発明の
画像記録装置の露光光学系の一実施例を示す概略断面図
である。
【0016】同図において、露光光学系10は、複数の
光学素子を有する主走査部12と、主走査部12の複数
の光学素子の一部を外部雰囲気と遮断された状態で収納
する密閉筐体40と、主走査部12によって主走査方向
(図1中a方向)に走査露光される長尺状の感光材料A
を所定の露光位置に保持しつつ、主走査方向とほぼ直交
する副走査方向(図2中b方向)に搬送する副走査搬送
手段を構成する副走査部50と、本発明の特徴部分とな
る防塵機構60とを有している。
【0017】図示例の露光光学系10においては、主走
査部12によって、記録される画像(の露光濃度)に応
じて変調された3原色の光ビームを主走査方向に偏向走
査するとともに、副走査部50によって長尺状の感光材
料Aを所定の露光位置に保持しつつ、主走査方向とほぼ
直交する副走査方向に感光材料Aを搬送することによっ
て、3本の光ビームによって感光材料Aを2次元的に走
査露光し、潜像が記録される。
【0018】ここで、主走査部12は、露光光源とし
て、赤(R)露光用の光ビームを射出するレーザ光源で
ある半導体レーザ(LD)14Rと、緑(G)露光用の
光ビームを射出するレーザ光源であるSHG(Second H
armonic generation)素子を用いる波長変換レーザ(G
−SHG)14Gと、青(B)露光用の光ビームを射出
するレーザ光源であるSHG素子を用いる波長変換レー
ザ(B−SHG)14Bとを有している。
【0019】また、主走査部12は、これらのレーザ光
源14R,14G,14Bから射出される光ビームの進
行方向に沿って、コリメータレンズ16R,16G,1
6Bと、AOM(音響光学変調器)18R,18G,1
8Bと、反射ミラー20R,20G,20Bと、シリン
ドリカルレンズ28R,28G,28Bと、ポリゴンミ
ラー30と、fθレンズ32と、シリンドリカルミラー
34と、反射ミラー36とを有している。
【0020】主走査部12は、分光感度に波長依存性を
有する感光材料A、特に3原色の分光感度のピークが可
視光域にあるノーマルカラー感光材料を、3原色の光ビ
ームを用いて走査露光するための3レーザ光異角入射光
学系(3光源非合波光学系)を構成するものであって、
反射ミラー36によって反射された3原色のレーザ光1
5R,15G,15Bは、副走査部50の副走査搬送系
によって搬送される感光材料A上に照射され、主走査線
SLを画成する。
【0021】本発明において、図示例の3光源非合波光
学系は、所定の狭帯域波長の光を射出する光源として少
しずつ異なる角度(例えば約4°)でポリゴンミラー3
0の反射面30aに入射する3つのレーザ光源14R,
14G,14Bを有しているが、赤露光用のLD14R
は波長680nmの光を射出するものであり、緑露光用
のG−SHG14Gは波長532nmの光を射出するも
のであり、青露光用のB−SHG14Bは波長473n
mの光を射出するものである。
【0022】なお、本発明の画像記録装置に用いられる
露光光学系は、図示例の3レーザ光異角入射光学系など
の3光源非合波光学系に限定されるわけではなく、感光
材料を3原色の光ビームを用いて走査露光することがで
きれば、どのようなものでもよく、例えば3光源からの
3本の光ビームをダイクロイックミラーなどを用いて1
本に合波してポリゴンミラーに入射させる露光光学系で
あってもよい。
【0023】また、露光光源にも特に限定はなく、分光
感度に波長依存性を有する感光材料を露光可能な光源の
組み合わせであれば、どのようなものでもよく、例えば
LD(レーザダイオード)などの半導体レーザや、He
−Neレーザ等のガスレーザなどを用いることができ、
感光材料の分光感度特性に合わせて所要の、特に可視光
域の狭帯域波長の光ビームを射出する光源を適宜選択す
ることができる。
【0024】コリメータレンズ16R,16G,16B
は、レーザ光源14R,14G,14Bから射出される
レーザ光15R,15G,15Bをそれぞれ整形して、
AOM18R,18G,18Bにビームウエストを作る
ものである。AOM(音響光学変調器)18R,18G
および18Bは、図示していない画像処理装置によって
画像処理された各色の画像データ信号に応じて、レーザ
光15R,15G,15Bを変調するものである。
【0025】なお、本発明においては、各光ビームの変
調方法にも特に限定はなく、どのような変調方法を適用
してもよい。例えば、上記AOM以外の各種の光変調器
を用いてもよいし、一部のレーザ光源を直接変調しても
よい。また、直接変調の方法も、強度変調、パルス数変
調およびパルス幅変調のいずれであってもよい。
【0026】また、レーザ光源14Rとコリメータレン
ズ16Rとの間には機械式(メカニカル)シャッタ17
が、AOM18B,18Gと後述する密閉筺体40の入
射窓42B,42Gとの間には機械式シャッタ19が配
置される。機械式シャッタ17,19は、それぞれレー
ザ光15Rおよびレーザ光15B,15Gを、副走査部
50によって搬送される感光材料Aに、一画像が露光さ
れている間は透過し、一画像の露光が終了してから次の
画像の露光を開始するまでの間は、コマ間隔である場合
も露光を停止している場合も遮断するためのものであ
る。
【0027】このようなシャッタとしては、レーザ光1
5R,15G,15Bの光路を遮断することができれば
どのようなものでもよいが、例えば回転円盤に切欠きや
光透過孔などの光透過部(シャッタ19ではレーザ光1
5Bおよび15Gのために少なくとも2個)を設けた回
転式シャッタでも、往復動式のシャッタでもよい。ま
た、レーザ光源14Rは高速にオン/オフが可能である
ので、シャッタ17を用いずに、レーザ光源14Rのオ
ン/オフで同等の動作が行える。
【0028】反射ミラー20R,20G,20Bは、レ
ーザ光15R,15G,15Bの各光路を折り返して、
これらをいずれもポリゴンミラー30の反射面30aの
同一線上の近接した位置に、もしくは、同一点上に入射
させるためのものである。シリンドリカルレンズ28
R,28G,28Bは、副走査側のビーム径の調整をす
るものであって、fθレンズ32およびシリンドリカル
ミラー34とともに、ポリゴンミラー30の面倒れを補
正する面倒れ補正光学系を構成する。
【0029】ポリゴンミラー30は、記録画像によって
変調されたレーザ光15R,15G,15Bを主走査方
向に偏向して、感光材料A上に主走査線SLを画成する
ことにより、画像露光を行うためのものである。
【0030】ここで、レーザ光源14R,14G,14
Bは、これらから射出されるレーザ光15R,15G,
15Bが、ポリゴンミラー30の一つの反射面30aに
少しずつ異なる角度で入射し、反射面30aで反射さ
れ、最終的に感光材料A上に画成される同一の主走査線
SL上にそれぞれ異なる角度で結像し、時間的に間隔を
あけて同一走査線上を走査するように配置される。
【0031】fθレンズ32は、各レーザ光15R,1
5G,15Bを主走査線SLのいずれの位置においても
正しく結像させるためのものである。なお、fθレンズ
32は、波長が473,532,680nmの光に対し
て色収差が許容範囲内に収まるように補正されている。
【0032】シリンドリカルミラー34は、シリンドリ
カルレンズ28R,28G,28Bおよびfθレンズ3
2とともに面倒れ補正光学系を構成する他、各レーザ光
15R,15G,15Bを折り曲げて反射ミラー36に
入射させる。反射ミラー36は、各レーザ光15R,1
5G,15Bを再び折り曲げて、副走査部50によって
副走査搬送される感光材料A上の副走査方向とほぼ直交
する主走査線SLに向けるものである。
【0033】図示例の露光光学系10では、主走査部1
2の3光源非合波光学系を構成する複数の光学素子の一
部、即ち、上述する反射ミラー20R,20G,20B
から、シリンドリカルレンズ28R,28G,28B、
ポリゴンミラー30、fθレンズ32、シリンドリカル
ミラー34および反射ミラー36までの光学素子が、密
閉筐体40の内部に収納され、定盤となる筐体40の所
要の位置に位置決めされて固定されている。
【0034】なお、レーザ光源14R,14G,14B
と、コリメーターレンズ16R,16G,16Bと、A
OM18R,18G,18Bとは、筐体40の外部に設
置されている。
【0035】次に、筐体40は、外部光および塵埃等の
影響を排除するために、その内部と外部雰囲気とを遮断
できるように、所望の容積及び形状に形成されているも
のであって、図示例においては、その一部、例えば蓋に
相当する部分が着脱自在に形成されている。筐体40
は、遮光性を有する材質、例えばアルミニウム等の金
属、合成樹脂等の公知の光学記録装置用の材料を用い、
鍛造、プレス成形、射出成形等の公知の方法を適用して
製造することができる。
【0036】ここで、筐体40外において主走査部12
のAOM18R,18G,18Bで変調され、筐体40
内の反射ミラー20R,20G,20Bに向かうレーザ
光15R,15G,15Bが筐体40内に入射する筐体
40の側壁部分には、入射窓42R,42G,42Bが
形成され、筐体40内の反射ミラー36によって反射さ
れ、筐体40外の副走査部50に向かうレーザ光15
R,15G,15Bが筐体40外に出射する筐体40の
側壁部分には、出射窓44が形成されている。
【0037】なお、上述した露光光学系を構成するこれ
らの光学素子は、筐体40の内外において、底面で構成
される定盤上の所定の位置に、公知の手段、例えば、
溝、突起、ピン、板バネ等により、位置決めされ、固定
支持されていてもよいし、光学素子取付部材に支持、固
定、固着させ、光学素子取付部材を種々の位置決め手段
を用いて位置決めし、光学素子取付部材をビス、ネジな
どの固定具で固定することにより、位置決めされ、固定
支持されていてもよい。
【0038】次に、副走査部50は、逆回転可能な露光
ドラム52と、露光ドラム52上の感光材料A上の露光
位置に画成される主走査線SLを挟んで両側に配置さ
れ、感光材料Aを露光ドラム52に押圧する従動ニップ
ローラ54,56を有している。少なくとも一画像の走
査露光時には露光ドラム52は正回転し、長尺状の感光
材料Aは、露光ドラム52とニップローラ54,56に
挟持された状態で露光位置に保持されつつ、副走査方向
に搬送されて走査露光される。
【0039】次に、本発明の特徴部分である防塵機構6
0は、図示例においては、空気流の入口、光ビームの入
口および空気流と光ビームの共通の出口を持つダクト6
2と、ファン64と、フィルタ66a,66bと、ダク
ト62の空気流と光ビームの共通の出口を開閉するシャ
ッタ68とを有している。
【0040】図示例の防塵機構60において、ダクト6
2の光ビームの入口は、レーザ光源14R,14G,1
4Bから射出されるレーザ光15R,15G,15Bの
出射口となる露光光学系10の筺体40の出射窓44部
分に固定され、ダクト62の空気流と光ビームの共通の
出口にはシャッタ68が取り付けられている。また、ダ
クト62の空気流の入口にはファン64と、このファン
64の前後にフィルタ66a,66bとが取り付けられ
ている。
【0041】なお、フィルタ66a,66bの内、ファ
ン64よりも空気流の下流側に取り付けられるフィルタ
66aは、基本的にフィルタ交換を行わないものであっ
て、例えばダクト62の内壁面に固定される。これに対
し、ファン64よりも空気流の上流側に取り付けられる
フィルタ66bは、フィルタ交換の際に定期的に交換さ
れるものであって、フィルタ交換の際に容易に着脱可能
なように、ダクト62の内壁面に取り付けられている。
【0042】ここで、走査露光を行わない待機時や、電
源のオフ時には、ダクト62の空気流と光ビームの共通
の出口に取り付けられているシャッタ68が閉塞される
とともに、ファン64も停止される。即ち、走査露光を
行わない待機時や、電源のオフ時には、シャッタ68お
よびフィルタ66a,66bによって、ダクト62内に
塵埃が進入するのを防止することができる。
【0043】一方、走査露光を行うときには、シャッタ
68が開放されるとともに、ファン64によってダクト
62内に、フィルタ66a,66bによって塵埃の除去
された空気流が送り込まれる。即ち、走査露光時には、
ファン64によって、フィルタ66a,66bを介して
ダクト62内に空気流を送り込み、ダクト62内に送り
込まれた空気流を、シャッタ68が開放されたダクト6
2の空気流と光ビームの共通の出口から放出することに
よって、ダクト62内に塵埃が進入するのを防止するこ
とができる。
【0044】また、フィルタの交換時には、シャッタ6
8が閉塞され、かつ、ファン64も停止された状態で、
空気流の上流側に着脱可能に取り付けられたフィルタ6
6bだけを交換する。即ち、フィルタの交換時にフィル
タ66bを取り外した場合であっても、シャッタ68お
よび空気流の下流側に取り付けられているフィルタ66
aによって、ダクト62内に塵埃が進入するのを防止す
ることができる。
【0045】このように、走査露光時、走査露光の待機
時、電源オフ時はもちろん、フィルタの交換時であって
も、ダクト62内に塵埃が進入するのを防止することが
できるため、露光光学系の筺体40の出射窓44の表面
に塵埃が吸着されるのを防止することができ、光ビーム
は、その光路を塵埃によって部分的に遮られることな
く、ダクト62の光ビームの入口および出口を経て感光
材料Aに入射されるため、記録画像に塵埃にかかわるす
じ状のむらが発生するのを防止することができ、画像欠
陥のない高画質画像を記録することができる。
【0046】なお、フィルタ66a,66bは、使用環
境や要求される特性に応じて適宜選定すればよく、特に
限定されるものではないことは言うまでもないが、フィ
ルタ66aはフィルタ66bの交換時に、また、フィル
タ66bは走査露光時に、レーザ光源14R,14G,
14Bから射出されるレーザ光15R,15G,15B
のビーム径と比較して、空気中のすじ状のむらの原因と
なる大きさの塵埃を除去することができるものである必
要がある。
【0047】ここで、図3(a)および(b)に、それ
ぞれ比較的目の細かい静電タイプのフィルタの特性およ
び比較的目の粗い静電タイプのフィルタの特性の一実施
例のグラフを示す。このグラフに示されるように、同一
粒径の塵埃については、目の細かいフィルタの透過率
が、目の粗いフィルタの透過率よりも低いということが
わかる。なお、静電タイプのフィルタにおいては、フィ
ルタの目の大きさよりも小さい塵埃を静電気によって吸
着することもできる。
【0048】従って、走査露光時に、即ち、シャッタ6
8が開放され、かつ、ファン64によって空気流が発生
される時に、光ビームのビーム径と比較して、すじむら
の原因となる大きさの塵埃を除去することができるよう
に、また、基本的にフィルタ交換を行わないフィルタ6
6aに細かい塵埃が吸着されて、そのフィルタ特性が劣
化するのを極力防止することができるように、空気流の
上流側に取り付けられるフィルタ66bは、比較的目の
細かいものを使用するのが好ましい。
【0049】一方、フィルタ66bの交換時に、即ち、
シャッタ68が閉塞され、かつ、ファン64の回転が停
止されている時に、光ビームのビーム径と比較して、す
じむらの原因となる大きさの塵埃がダクト62内に進入
するのを防止することができるように、また、走査露光
時に風損ができるだけ少なくなるように、空気流の下流
側に取り付けられるフィルタ66aは、比較的目の粗い
ものを使用するのが好ましい。
【0050】次に、図4に、本発明の画像記録装置に用
いられる防塵機構の別の実施例の部分概念図を示す。図
示例の防塵機構70は、図2に示される露光光学系に用
いられている防塵機構60と比較して、フィルタ66
a,66bの配置が異なるだけであるから、同一の構成
要素には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略す
る。即ち、防塵機構70において、フィルタ66a,6
6bはともに、ファン64よりも空気流の下流側に取り
付けられている。
【0051】このように、本発明の画像記録装置に用い
られる防塵機構においては、フィルタ66a,66b
は、例えば図2に示されるように、ファン64の前後に
設けられていてもよいし、あるいは、図4に示されるよ
うに、ともにファン64の空気流の下流側に設けられて
いてもよいし、あるいは、図示していないが、ともにフ
ァン64の空気流の上流側に設けられていてもよい。
【0052】また、図示例においては、フィルタ66
a,66bを1枚ずつ、即ち、合計2枚のフィルタが使
用されているが、フィルタの枚数も特に限定されるもの
ではなく、基本的にフィルタ交換を行わないフィルタを
少なくとも1枚と、フィルタ交換を行う、ダクト62に
容易に着脱可能に取り付けられたフィルタを少なくとも
1枚備えていればよい。例えば、2枚以上のフィルタを
組み合わせて、所望の特性を持つフィルタユニット等を
構成してもよい。
【0053】また、一般的に、露光光学系は振動を嫌う
ため、防塵機構60のファン64によって発生する振動
が露光光学系に伝達するのを防止するために、ファン6
4の空気流の下流側に緩衝材を備えるのが好ましい。例
えば、図2に示される防塵機構60においては、例えば
スポンジ等の緩衝材をファン64とフィルタ66aとの
間に備えるのが好ましく、図4に示される防塵機構70
においては、同様に緩衝材をファン64とフィルタ66
bとの間に備えるのが好ましい。
【0054】以上、本発明の画像記録装置について詳細
に説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、本発
明の逸脱しない範囲において、種々の改良や変更ができ
ることはもちろんである。
【0055】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明の画像
記録装置は、露光光学系に用いられる防塵機構におい
て、少なくとも2枚のフィルタの内、空気流の上流側の
フィルタの少なくとも1枚を着脱可能に取り付けたもの
であって、フィルタの交換時には、空気流の上流側のフ
ィルタを交換するように構成したものである。従って、
本発明の画像記録装置によれば、走査露光時、走査露光
の待機時および電源のオフ時はもちろん、フィルタの交
換時であってもダクト内に塵埃が進入するのを防止する
ことができ、走査露光時に露光光学系から射出される光
ビームの光路が塵埃によって遮られるということがない
ため、記録画像に塵埃にかかわるすじ状のむらが発生す
るのを防止することができ、画像欠陥のない高画質画像
を記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像記録装置の露光光学系の一実施
例を示す概略平面図である。
【図2】 本発明の画像記録装置の露光光学系の一実施
例を示す概略断面図である。
【図3】 (a)および(b)は、それぞれ目の細かい
静電タイプのフィルタの特性および目の粗い静電タイプ
のフィルタの特性の一実施例のグラフである。
【図4】 本発明の画像記録装置の露光光学系に用いら
れる防塵機構の別の実施例の部分概念図である。
【図5】 露光光学系に用いられる防塵機構の一例の概
念図である。
【符号の説明】
10 露光光学系 12 主走査部 14R,14G,14B レーザ光源 15R,15G,15B レーザ光 16R,16G,16B コリメータレンズ 17,19 機械式(メカニカル)シャッタ 18R,18G,18B 音響光学変調器(AOM) 20R,20G,20B 反射ミラー 28R,28G,28B シリンドリカルレンズ 30 ポリゴンミラー 30a 反射面 32 fθレンズ 34 シリンドリカルミラー 36 反射ミラー 38 SOSセンサ 39 SOSセンサ用反射ミラー 40 筐体 42R,42G,42B 入射窓 44 出射窓 50 副走査部 52 露光ドラム 54,56 ニップローラ 60,70 防塵機構 62 ダクト 64 ファン 66a,66b フィルタ 68 シャッタ A 感光材料 SL 主走査線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年6月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】ラスタースキャンによる画像記録装置に
おいて、例えば赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の
露光光源から射出される光ビームは、まず、それぞれの
露光光源R,G,Bに応じて配置されたコリメータレン
ズにより平行光に整形される。次いで、平行光に整形さ
れた各光ビームは、ポリゴンミラー等の光偏向器に入射
されて、主走査方向に偏向された後、fθレンズによっ
て、所定位置に所定形状で結像するように調整されて感
光材料に入射される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】一方、感光材料は、例えばロール状に巻回
された感光材料マガジンから引き出され、例えば副走査
搬送手段等を含む搬送手段によって、主走査方向とほぼ
直交する副走査方向に所定の搬送速度で搬送される。従
って、副走査搬送手段によって副走査方向に画像記録位
置まで搬送された長尺の感光材料は、主走査方向に偏向
される露光光源R,G,Bの光ビームによって2次元的
に走査露光され、その全面に潜像が記録される。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ビームの光路が塵埃によって遮られるの
    を防止する防塵機構を備える露光光学系を用いて画像記
    録を行う画像記録装置であって、 前記防塵機構は、ファンおよび少なくとも2つのフィル
    タを有し、 前記少なくとも2つのフィルタの内、少なくとも前記フ
    ァンにより発生する空気流の上流側に取り付けられたフ
    ィルタは、着脱可能に取り付けられていることを特徴と
    する画像記録装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の画像記録装置であって、 前記防塵機構は、さらに、前記空気流の入口、前記光ビ
    ームの入口および前記空気流と前記光ビームとの共通の
    出口を持つダクトと、このダクトの前記空気流と前記光
    ビームとの共通の出口に取り付けられ、前記空気流と前
    記光ビームとの共通の出口を開閉するシャッタとを有す
    ることを特徴とする画像記録装置。
  3. 【請求項3】前記少なくとも2つのフィルタの内、前記
    空気流の上流側に取り付けられるフィルタは目の細かい
    フィルタであり、前記空気流の下流側に取り付けられる
    フィルタは目の粗いフィルタである請求項1または2に
    記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の画像記録
    装置であって、 さらに、前記ファンの前記空気流の下流側には、前記フ
    ァンが発生する振動が前記露光光学系に伝搬されるのを
    防止する緩衝材を有することを特徴とする画像記録装
    置。
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