JPH09319499A - 二次元入力モジュール素子 - Google Patents

二次元入力モジュール素子

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JPH09319499A
JPH09319499A JP8131907A JP13190796A JPH09319499A JP H09319499 A JPH09319499 A JP H09319499A JP 8131907 A JP8131907 A JP 8131907A JP 13190796 A JP13190796 A JP 13190796A JP H09319499 A JPH09319499 A JP H09319499A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誰でも容易に使用でき、ノイズ対策や発熱対
策が施され、文字図形の情報が書かれた原稿などを二次
元入力するためのモジュール化した素子がないといった
課題があった。 【解決手段】 二次元マトリクス状に光電池6が形成さ
れたセンサーパネル12と、光16を発する光源部と、
センサーパネル12の複数の光電池6を順次走査する走
査部を外囲器10内に搭載させ、外囲器10は電極ピン
11によって信号を入出力しており、基板に容易に差し
込めるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿に書かれた文
字図形等の情報を二次元で読み取ることができる光半導
体からなる電子部品に関するものであり、特に回路基板
に差し込みを可能とし、情報機器等への搭載が容易な二
次元入力モジュール素子である。
【0002】
【従来の技術】一次元に受光素子が配列され、原稿に照
射した光源の光を受光する光電変換器と、この光電変換
器と原稿との相対位置を直交する方向に移動させて得た
電気信号を情報の読み取り信号として送出するデータ処
理部とを備えた装置は、ファクシミリや複写機としてよ
く知られている。
【0003】また、一次元に受光素子が配列され、パー
ソナルコンピュータやワードプロセッサーなどに接続し
て原稿や文章の一部を読み取る装置は、ハンドスキャナ
ーとしてよく知られている。
【0004】また、コンピュータへの入出力装置として
実用化が検討されている文字図形等の画像情報の入出力
装置は、例えば特公平5−40927号公報に記載の画
像入出力装置が知られている。このような装置の情報入
力部は、二次元マトリクス状に受光素子を形成したパネ
ルで構成されており、このようなパネルは、例えば特開
昭60−262236号公報や特公平4−52485号
公報に記載があり、本願出願人も特開昭60−1135
87号公報に記載の提案をしており、さらに二次元のマ
トリクス状に複数の光電池を配列したパネルを特願平7
−130152号として提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上の従来
の技術は、二次元のセンサーパネルを情報機器の表示画
面と組み合わせたり、あるいは表示画面と一体化したも
のであり、パネルとその光源部や信号処理部とを実装技
術により一体化したモジュール部品とすることについて
何等考慮されていない。つまり、このようなモジュール
部品を、携帯情報機器のように小型の情報入力のための
センサー部品として使用することについては何等考慮さ
れていないので、どのようにセンサーパネル、センサー
パネル駆動回路、光源、光源駆動回路等をモジュール化
すれば、信号検出を最良の状態にしたまま、小型にでき
るか考慮されていないという問題点がある。
【0006】また、モジュール化により小型になるもの
の、その時に発生するノイズ問題、光源の熱対策、簡便
に使用するための部品の形状、及び信頼性についても考
慮されていないという問題点がある。
【0007】本発明の目的は、上記問題点を解決するた
めに、小型薄型で、外来ノイズに強く、光源部や周辺回
路部と一体化したモジュール部品として信頼性の高い二
次元入力モジュール素子を提供することにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、モジュール部
品としてプリント基板やソケットに容易に搭載でき、ユ
ーザー側で出力信号のゲインや光源の光量を変化させる
ことのできる二次元入力モジュール素子を提供すること
にある。
【0009】さらに、本発明の他の目的は、モジュール
部品としてパッケージに集積したときに、光源の発熱し
た熱が周辺部に悪影響を与えないような二次元入力モジ
ュール素子を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の二次元
入力モジュール素子は、二次元のマトリックス状に形成
された複数の光電池からなるセンサーパネルと、原稿へ
光を放射する面発光の光源部と、該光源部からの光を原
稿に照射して得られた反射光を上記複数の光電池を順次
走査して得られる出力信号を処理する信号処理部とを、
金属材料からなる外囲器の内部に搭載し、該外囲器の開
口部を上記センサーパネルによって塞ぐと共に、上記光
源部の信号線及び上記信号処理部の信号線が、上記外囲
器の周囲に設けられた電極ピンと上記外囲器内部で接続
されていることを特徴とする。
【0011】請求項1に記載の発明によれば、フラット
パッケージ構造の外囲器にワンパッケージ化でき、信号
の入出力が外囲器に設けた電極ピンを介し可能であるこ
とから、簡単にプリント基板、ICソケット等に差し込
むようにできる。また、開口部をセンサーパネルによっ
て塞ぐことで、外来光の影響ない状態で原稿を開口部上
部に重なるように置いて情報入力が可能となる。また、
シールド材となる金属材料を外囲器とすることで、外囲
器外部からのノイズを遮断できる。なお、外囲器はグラ
ンド電位にしておくのがよい。
【0012】請求項2に記載の二次元入力モジュール素
子は、請求項1に記載の二次元入力モジュール素子にお
いて、上記電極ピンは、所定間隔の正数倍で配置されて
いることを特徴とする。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、電極ピン
間隔が2.54mm、又は1.27mmとなるICソケ
ット、プリント基板等に直接挿入できる。
【0014】請求項3に記載の二次元入力モジュール素
子は、請求項1に記載の二次元入力モジュール素子にお
いて、上記開口部は、保護膜で覆われていることを特徴
とする。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、センサー
パネルの上部の開口部をガラス板で覆うことでセンサー
パネル面を保護でき、原稿との接触などによる傷、汚れ
などから守れるようになる。
【0016】請求項4に記載の二次元入力モジュール素
子は、請求項1に記載の二次元入力モジュール素子にお
いて、上記センサーパネルからの出力信号を調整するた
めに上記光源部の光量を調光する光量調整手段を上記外
囲器に設けたことを特徴とする。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、センサー
パネルの個々の特性に合わせて、またはセンサーパネル
や光源部の経時変化に対しても出力信号のレベルを維持
するように光量を変化させて調整できる。
【0018】請求項5に記載の二次元入力モジュール素
子は、請求項1に記載の二次元入力モジュール素子にお
いて、上記信号処理部に上記センサーパネルからの出力
信号である電流信号を電流電圧信号変換して増幅する信
号変換増幅部を備え、上記センサーパネルからの出力信
号を調整するためのゲイン調整手段を上記外囲器に設け
たことを特徴とする。
【0019】請求項5に記載の発明によれば、センサー
パネルからの出力信号を変換する信号変換増幅部を外囲
器の内部に搭載することで、外付け部品を必要とせず
に、さらに容易に使用できるようになる。また、センサ
ーパネルからの微少信号をシールド効果のある外囲器内
部にて増幅し、増幅後に外囲器の外部へ出力すること
で、安定した信号が得られる。また、ゲイン調整手段に
より出力信号が最良の状態で出力でき、また、センサー
パネルや光源の経時変化によって外囲器からの出力信号
が変化したときに調整できる。
【0020】請求項6に記載の二次元入力モジュール素
子は、請求項1に記載の二次元入力モジュール素子にお
いて、上記信号処理部に上記センサーパネルからの出力
信号である電流信号を電流電圧信号変換して増幅する信
号変換増幅部を備え、上記光源部と上記信号変換増幅部
とが熱的に分離され、上記外囲器の開口部を気密封止す
ると共に、上記外囲器の内部が真空に保持されたことを
特徴とする。
【0021】請求項6に記載の発明によれば、センサー
パネルまたは信号変換増幅部とが、上記光源部と接触す
ることによって光源部の光放射によって発生した熱が熱
的に連結することを防ぎ、外囲器の内部が真空保持され
ているので、熱的な連結をさらに効果的に防止できる。
また、内部が真空なため、湿気に起因するセンサーパネ
ルの劣化を防止し、素子の信頼性が向上する。
【0022】請求項7に記載の二次元入力モジュール素
子は、請求項1に記載の二次元入力モジュール素子にお
いて、上記外囲器は放熱器構造を備え、上記光源部は上
記外囲器の内部底面に接触していることを特徴とする。
【0023】請求項7に記載の発明によれば、高い熱伝
導性を有する金属材料からなる外囲器の内部底面に熱発
生源の光源部を密着して、光源部の熱を外囲器に熱的に
連結させることで、熱を逃がすことができ、さらに外囲
器に放熱器構造を備えることでさらに効果的に熱を逃が
すことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る二次元入力モ
ジュール素子を図1乃至図13の図面に基づいて詳細に
説明する。なお、以下の説明で同一部材には同一符号を
付す。
【0025】まず、本発明の二次元入力モジュール素子
に用いた二次元センサーデバイスは、光の反射によって
情報を入力する二次元センサーパネルであり、本出願人
により出願済みの特願平7−130152号に詳しい
が、図1乃至図3を用いて説明する。なお、二次元セン
サーパネルとして、従来の他の構造のパネルを用いるこ
ともできる。図1は、二次元センサーパネルの平面図で
あり、図2は、図1のAB断面図であり、図3は図1の
CD断面図である。
【0026】図1において、1は透明基板であり、ガラ
ス等が用いられる。2はこの透明基板1上に、光学的に
透過率の高い材質で形成されたストライプ状の第1の電
極であり、たとえばITOなどの材質が用いられる。第
1の電極2が形成された透明基板1上には、第1の電極
2に直交する方向にストライプ状に積層されたアモルフ
ァスシリコン層3と、アモルファスシリコン層3上に光
学的にニッケルなど透過率の低い材質で形成されたスト
ライプ状の第2の電極4が存在する。また透明基板1の
端部には走査信号を接続するために必要な領域である端
子部5が存在する。
【0027】また、図2に示すように、図1のAB断面
は、透明基板1側から、第1の電極2、アモルファスシ
リコン層3、第2の電極4がそれぞれ積層されている。
このようにして、第1の電極2と第2の電極4との交点
に二次元マトリクス状に光電池6が形成される。
【0028】また、図3に示すように、図1のCD断面
は、透明基板1の上に第1の電極2のみが積層される。
図1のCD断面は、透明基板1と第1の電極2のみが存
在するので、この部分の光学的な透過率は図1のAB断
面に比較して高くなる。ITOなど透明な材質で第1の
電極2を構成すると、光透過率は80%程度にできる。
また、透明基板1としてガラス基板を用いると、光透過
率は95%程度であるので、図1のbの光透過率は75
%程度にできる。そこで、図3の入射光Xのごとく透明
基板1に入射した光は、透明基板1と第1の電極2を通
過し、図1のbで示した、ストライプ状に形成されたア
モルファスシリコン層3とストライプ状に形成された第
2の電極4の空隙を通過して裏面へ透過する。逆に、図
3の入射光Yのごとく入射した光は、図1にbで示した
ストライプ状に形成された第2の電極4とアモルファス
シリコン層3の空隙を通過し、第1の電極2と透明基板
1を通過して裏面へ透過する。
【0029】一方、図1のa(第1の電極2とアモルフ
ァスシリコン層3と第2の電極4と重なり合っている部
分)に入射した光は、図2のXの方向から入射しようと
もYの方向から入射しようとも、反対面には透過しな
い。これは、光学的に透過率の低い第2の電極4で遮蔽
されるからである。このように、第1の電極2と第2の
電極4の交点に光電池6が二次元マトリクス状に形成さ
れ、第1の電極2、第2の電極4の光透過率に差がある
ため、光透過率の低い第2の電極4の存在する側から入
射した光源からの光には光電池は応答せず、一方、光透
過率の高い第1の電極2の存在する面7から入射した光
にのみ光電池6が応答して光起電力を発生する。このよ
うにしてセンサーパネル12は構成されている。
【0030】また、アモルファスシリコン層3は、横方
向への電気伝導率が極めて低い。そのため、アモルファ
スシリコン層3がストライプ状につながっていても、第
1の電極2と第2の電極4の交点付近のみしか光電池6
は形成されず、アモルファスシリコンを介した横方向の
光電池同士のリークは極めて低い。なお、本実施の形態
では、アモルファスシリコン層3をストライプ状の構造
としたが、光電池6は、個々完全にきり離された光電池
としてもよい。
【0031】また、透明基板1の上に各電極やアモルフ
ァスシリコン層を形成する方法は、CVD装置などを用
いて薄膜を形成した後、適当な方法でエッチングすれば
よい。アモルファスシリコン層3は、p型半導体、真性
層、n型半導体の順で第1の電極の上に形成するか、ま
たは、n型半導体、真性層、p型半導体の順で第1の電
極の上に形成する。いずれを用いても機能的に差はな
く、要するに第1の電極2と第2の電極4の交差部分に
光電池を形成すればよい。なお、図1に示したセンサー
パネルはマトリクス状に形成される光電池の数には依存
しない。つまり、複数個であれば、説明図で用いたよう
に4個であってもよいし、10000個以上の多数であ
っても構わない。
【0032】ここで図4を用いて、図1のセンサーパネ
ル用いて原稿に書かれた情報の入力の様子を説明する。
図4は、図1のセンサーパネルのEF断面(図4では、
EF断面をひっくり返えしている)を示し、二次元入力
モジュール素子の外囲器10に搭載したときの断面図を
示す。
【0033】図4において、情報読み込み時には透明基
板1の面7に原稿8をのせる。この原稿8には例えばイ
ンク9によって情報が書かれている。原稿8をのせた面
とは反対の面から光源の光イ、光ロを入射させると、こ
の入射した光がセンサーパネルのbの部分を透過し、さ
らに透過した光イ、ロが原稿8によって反射される。こ
の時、光イのように原稿8に文字または図形情報がイン
ク9で書かれている所に入射してきた光イは、インク9
に吸収されるので反射が弱く反射光はほぼ無くなる。一
方、逆に光ロのように原稿8の何も書かれていない部分
に入射した光は、強い反射の光ハが得られる。そこでこ
の光の強弱を光電池で発生する電流の強弱として検出す
れば、原稿8に書かれた情報を読み取ることができる。
【0034】本発明の二次元入力モジュール素子は、図
1乃至図4で述べた、光の反射によって情報を入力する
二次元のセンサーパネルを用い、プリント基板、または
ICソケットに差し込むことのできる構造とすること
で、誰でも容易に電子部品のモジュール素子として使用
できるものである。
【0035】そこで、本発明の二次元入力モジュール素
子を図5,図6を用いて説明する。図5はモジュール部
品としての二次元入力モジュール素子の全体構造の斜視
図であり、図6は、図5の二次元入力モジュール素子の
断面図である。
【0036】図5において、フラットパッケージ構造の
外囲器10の内部より突出している複数の金属製の電極
ピン11があり、この電極ピン11は、プリント基板ま
たはICソケット等に容易に差し込むことができる形状
である。また、電極ピン11は、フラットパッケージ構
造の外囲器10の側面13を一周囲むように突起してい
る。なお、電極ピン11の本数は必要なピン数でよく、
側面13の必要な部分のみ突起させればよい。外囲器1
0上部の開口部14に、センサーパネル12が見えるよ
うに配置され、開口部14には受光部である光電池6が
マトリクス状に並んでおり、この複数の光電池6によっ
て、センサーパネル12の上部に入力したい原稿を置く
ことで情報が読み込める。つまり、原稿面を反射させる
ための光の発光源は外囲器10の内部にあり、内部より
照射した光16がセンサーパネル12を透過して、原稿
面に当たって反射した光を複数の受光部である光電池6
を順次走査して検出する。
【0037】ここで、外囲器10の内部に実装している
走査部等は、非常に微小な信号を取り扱うため(例えば
光電池6の出力信号は、nAオーダー)、信号のSNを
向上するためにノイズ対策が不可欠である。本発明にお
いては、外部からの外来ノイズを遮断する遮蔽効果の高
い金属材料からなる外囲器10としている。その材料は
アルミ又は銅がコスト面から望ましい。金属材料からな
る外囲器10は、電極ピン11とは絶縁するために、絶
縁材料17を備える。外囲器10は、開口部10と電極
ピン11が突出している所以外は全て金属材料からな
り、グランドに接続されている。
【0038】原稿情報の読み込み範囲は、原稿を開口部
14を塞ぐように置いたときに、開口部14の面積に相
当する範囲が読み込める。電子部品としての形状である
ので、狭い範囲の入力となるが、小型でフラット構造で
ある形状を生かし、また、どこにでも搭載できる部品と
しての利点を生かし、二次元入力モジュール素子を、X
Y機構手段に搭載して原稿上にそって移動させながら入
力する、または、原稿を二次元入力モジュール素子上に
そって移動させながら入力することで、広い情報範囲を
読み込むことができる。
【0039】次に、電極ピンの配置について、説明す
る。電子部品として使用していくには、プリント基板や
ICソケットに容易に取り付けられることが必要であ
る。特に現在一般的になっているICパッケージのDI
Pタイプと呼ばれるピン間隔に統一していくことが望ま
しい。DIPタイプのピンは、ピン間隔が2.54mm
(0.1インチ)であることから、図5の電極ピン11
は、ピン間隔が2.54mm(0.1インチ)としてお
く。また、本発明の二次元入力モジュール素子は複数の
光電池を走査することから非常に信号線が多く、外囲器
10の回りを2.54mmピッチのピン間隔でも不足す
ることがあるので、必要に応じて1.27mmにしても
よい。また、場合によっては、電極ピンと電極ピンの間
が飛んでもよい。いずれにしても1.27mmの整数倍
の間隔としておくことで容易にプリント基板やICソケ
ットに差し込めるようにする。
【0040】次に、図5の二次元入力モジュール素子の
内部構造を図6を用いて説明する。
【0041】外囲器10に囲まれた内部40では、セン
サーパネル12と光源部25が密着して積層され、セン
サーパネル12の上部をガラス板20で密着して積層さ
れている。これらは、外囲器10の開口部14を塞ぐよ
うに取り付けられ、センサーパネル12と外囲器10は
接着することで気密封止されている。また、センサーパ
ネル12の複数の光電池を順次走査する走査部22は、
簡単に折り曲げられるフレキシブル基板21にのせ、フ
レキシブル基板21を形成している複数の信号線と、セ
ンサーパネル12の複数の光電池を形成している複数の
信号線とに接続されている。フレキシブル基板21の出
力信号線を外囲器10の外部に導くには電極ピン11b
に接続する。さらに、光源部25の駆動信号を外部から
導くには、電極ピン11aから入力する。光源部25の
入力端子と電極ピン11aはワイヤーリード23にて接
続する。以上のように各入出力信号線を電極ピン11
a,11bに接続することで外囲器10の外部に導か
れ、各信号の入出力できるフラットパッケージの構造が
可能となる。
【0042】次に、上記素子の実装の様子について図
7,図8を用いて説明する。図7に、外囲器10に実装
する前の素子の様子を示す。ここでは、センサーパネル
12の複数の光電池6を順次走査する走査部22(22
a,22b)を、簡単に折り曲げられるフレキシブル基
板21にのせ、フレキシブル基板21の複数の信号線と
センサーパネル12の複数の光電池を形成している複数
の信号線とをつないだ状態を示す。
【0043】つまり、図7において、センサーパネル1
2の複数の光電池6を形成している複数の信号線と、フ
レキシブル基板21に固着したセンサーパネル12の複
数の光電池をX方向に順次走査する走査部22aの信号
線とを接続点32で接続することで、出力を取り出す信
号線30ができる。同様にして、光電池13を形成して
いる複数の信号線と、フレキシブル基板21に固着した
センサーパネル12の複数の光電池をY方向に順次走査
する走査部22bの信号線とを接続点33で接続するこ
とで、出力を取り出す信号線31ができる。信号線3
0、31は、図5の外囲器10に取り付けられている電
極ピン11b,11c(電極ピン11cは外囲器10側
面の見えない部分のため図示せず)に接続し、外囲器1
0の外部と入出力できるようにしている。
【0044】また、図8に、実装する時のフレキシブル
基板21を折り曲げた時の状態を示す。図8において、
複数の光電池6をX方向に順次走査する走査部22a
と、光電池をY方向に順次走査する走査部22bをのせ
ているフレキシブル基板21を、センサーパネル12の
下に来るように折り曲げるので、外囲器内部に収納でき
る。また、図8のように折り曲げた時に、センサーパネ
ル12とフレキシブル基板21との間には、光源部25
が挟める。
【0045】次に、図9を用いて本発明の二次元入力モ
ジュール素子のセンサーパネルの上部構造について説明
する。図9(a)は、ガラス板20を備えた状態(図6
と同じ)を、図9(b)はセンサーパネル12だけの状
態をそれぞれ示す。鮮明な情報入力を必要とする二次元
入力では、図9(b)に示すように、光透過率の点でガ
ラス板20は無いほうがよいが、通常、図9(a)に示
すように、ガラス板20を備える。ガラス板20で塞ぐ
目的は、センサーパネル12の保護である。センサーパ
ネル12は非常に薄く、センサーパネル12に密着させ
るような原稿の押さえ方では圧力で割れることがあり、
またセンサーパネル12の表面を汚れや傷などから守り
且つ、汚れや傷などによるセンサーパネル12そのもの
の光透過率が落ちないようにするためである。ただし、
ガラス板20を厚くすると、やはり光透過率が落ちるた
め、できるだけ薄くして、汚れたときは交換できるよう
にする。また、ガラス板20によって開口部を塞ぐこと
で、外囲器10の内部の気密性がさらに高まり、外部か
らの湿度、温度変化の影響を受けにくく、センサーパネ
ル12の劣化を防ぐ効果もある。また、図9において、
外囲器10と外囲器10の開口部を塞ぐ部材がフラット
になるようにして、原稿に密着させた時に、開口部の上
部にくる原稿の動きを妨げないようにしておくことが必
要である。
【0046】以上の具体的な二次元入力モジュール素子
は、搭載しているセンサーパネルの電極ライン間が30
0μmで100本のマトリクス状からなるものを用いた
ので、入力範囲は約3cm角である。これを図5のよう
に外囲器10に搭載し、ガラス20にて封止して最終的
にパッケージ化した素子は、上部から見て約4cm角の
外形となった。今回の実施の形態は上部から見て約4c
m角程度の部品として提供しているが、この入力素子を
電子部品として使用していくには、基板にハンダ付けし
やすく、または、固定しやすいコンパクトなものが要望
される反面、入力範囲の広い開口部14の広い素子が必
要である。従って、情報入力量に合わせた大きさの外囲
器にすればよく、外囲器10の開口部14が長方形であ
ってもよい。
【0047】光源部25としては、本実施の形態では、
面発光のLED(バックライト)を用いたが、EL(バ
ックライト)を用いてもよい。さらには図は省略する
が、液晶パネルのバックライトとして用いられている冷
陰極管または熱陰極管の蛍光ランプからなる光源を使用
してもよい。LEDは、TTLレベルの低い5Vの電圧
駆動でよいことからセンサーパネルからの信号処理に、
ノイズ影響を与えない。しかもLEDは、発光させるた
めの周辺回路がほとんど要らず、今回はVCOを一つで
駆動させただけである。尚、使用したLEDは、面発光
LEDディスプレイで3cm角の照光面積にもかかわら
ず隅々までムラのない均一発光である。これにより薄型
化、低ノイズ化が可能になった。
【0048】次に、本発明の二次元入力モジュール素子
の信号処理系を図10、図11を用いて説明する。
【0049】図10において、二次元入力モジュール素
子の外囲器の内部40には、センサーパネル12と、走
査部22と、光源部25と、光源部25を動作させる光
源駆動部41と、光量調整部42と、電流電圧変換増幅
部45と、ゲイン調整部46とが搭載されている。ここ
で、信号処理部は、走査部22,電流電圧変換増幅部4
5,ゲイン調整部46からなり、センサーパネル12の
複数の光電池を走査部22で順次走査して検出した出力
電流を電流電圧変換増幅部45で変換して外囲器の電極
ピンから取り出している。なお、微小電流のまま取り出
すのであれば、走査部22からの出力電流を外囲器の電
極ピンから直接とりだしてもよく、その場合は、電流電
圧変換増幅部45とゲイン調整部46は不要である。ま
た、光量調整を行わない場合は、光量調整部42は不要
である。
【0050】ここで、光源駆動部41は、センサーパネ
ル12からの出力信号を調整できるように光源部25の
光量を調光する光量調整部42を備える。光源部25は
LEDを用いていることから光源駆動部41はVCO回
路からなり、この回路の電圧信号を光量調整部42にて
可変させることでセンサーパネル12からの出力信号を
調整できるようにしている。ここで、光量調整部42は
調整トリマ72により外囲器の外部からユーザーが調整
できるようにしておく。この状態を示したのが、図11
の調整トリマ72である。このようにしておくことで、
センサーパネル12の特性に合わせて出力信号を調整で
きるようになる。尚、外囲器外部より入力する信号は、
光源駆動部41の回路電源の信号43と走査部22の走
査信号44のみでよい。
【0051】次に、センサーパネル12及び光源部25
の経時変化に対する出力信号を、必要に応じてユーザー
が自ら調整できるように、外囲器の外部に備えた場合に
ついて説明する。ここでは、センサーパネル12を走査
して得られた出力信号(電流信号)を変換増幅する電流
電圧変換増幅部45を外囲器の内部40に搭載する。セ
ンサーパネル12からの出力信号を入力する電流電圧変
換増幅部45の利得ゲインを調整できるようにしたゲイ
ン調整部46を備え、ゲイン調整部46は外囲器の外部
から調整トリマ71(図11)によってユーザーが調整
できるようにしている。このようにセンサーパネル12
からの出力信号を変換する電流電圧変換増幅部45を外
囲器の内部に搭載することで、外付け部品を必要とせず
に、さらに容易に使用できるようになる。また、センサ
ーパネル12からの微少信号をシールド効果のある外囲
器内部にて増幅し、増幅後に外囲器より外部へ出力する
ことで、安定した信号が得られる。これにより信号が最
良の状態で出力するモジュール素子を提供できる。
【0052】次に、光源部からの熱対策が施された二次
元入力モジュール素子を図12を用いて説明する。
【0053】図12において、センサーパネル12と、
光源部25と、電流電圧変換増幅部45とを、外囲器1
0の内部40に搭載し、外囲器10の開口部をセンサー
パネル12によって気密封止を行う。光源部25が、セ
ンサーパネル12または電流電圧変換増幅部45と直接
接触すれば光源部25から発生した熱が熱的に連結する
ので、ここでは、光源部25はスペーサー90によって
浮かして固定し、直接接触することのないようにしてい
る。さらに外囲器10の内部40が、断熱のため真空に
保持される。このようにして、センサーパネル12によ
って気密封止を行い、センサーパネル12と電流電圧変
換増幅部45とが、光源部25と接触することによって
光源部25の光放射によって発生した熱が、熱的に連結
することのないように、また真空に保持することで真空
断熱することで、温度特性によるセンサーデバイス12
の特性変化や、微小信号増幅のために使用している増幅
部のFET入力OPアンプのバイアス電流変化を防ぐこ
とができる。
【0054】特に、電流電圧変換増幅部45の回路構成
は、センサーパネルからの信号が非常に小さいことで高
精度OPアンブを使用しており、FET入力の入力バイ
アス電流の小さい部品を使用することが多い。この場
合、OPアンプのデータブックにも記載されているが
(例えば今回使用したOPA111)、温度変化に対し
て非常に大きく入力バイアス電流が変化し、増幅信号に
大きく影響を与える。つまり、光源の光放射による発熱
が、高精度OPアンブの温度特性に影響を与えることに
なるので、発熱対策は重要である。
【0055】さらに、光源部からの熱対策が施された別
の二次元入力モジュール素子を図13を用いて説明す
る。
【0056】図13において、外囲器は熱伝導性を有す
る金属材料からなる外囲器の内部底面に光源部25を密
着して形成することで光源部25から光放射によって発
生した熱を外囲器10に熱的に連結させる。外囲器10
は光源部25から光放射によって発生した熱を効果的に
放射するようにフィン構造又は突起構造の放熱器91を
備えている。このように光源の熱を外囲器10に熱的に
連結させることで、熱を逃がすことができる。
【0057】さらには、本実施の形態において、光源部
25をセンサーパネル12の下から全面照明の状態で使
用したが、センサーパネル12の複数ある光電池を信号
検出するため同期信号に合わせた信号によってLEDを
パルス的に発光させてもよい。このように点灯すること
で、熱発生を防ぐことができる。
【0058】以上説明したように、情報携帯端末に必要
な小型で二次元入力が可能な電子部品の提供が可能にな
り、今後、オプトデバイス部品として有望である。
【0059】
【発明の効果】第1の発明によれば、モジュール化する
ことで、二次元入力が可能な電子部品として、容易に携
帯情報機器やプリント基板等に取り付けができる。ま
た、外囲器はシルード効果を有し、信号線が短いので、
リードインダクタンス、ストレイキャパシティが非常に
小さくできるので、外来ノイズの影響が受けにくくな
り、SN比の良い信号が得られる電子部品を提供でき
る。
【0060】第2の発明によれば、誰でも容易にプリン
ト基板に差し込むことのできる二次元入力が可能な電子
部品を提供できる。
【0061】第3の発明によれば、センサーパネル面を
保護できる。
【0062】第4の発明によれば、入力情報の濃淡、セ
ンサーパネルの個々の特性の違い、また、センサーパネ
ルや光源の経時変化に応じて調整ができ、実装後も、ユ
ーザーが最適な出力信号を得ることができる。
【0063】第5の発明によれば、安定した信号が得ら
れると共に、入力情報の濃淡、センサーパネルの個々の
特性の違い、また、センサーパネルや光源の経時変化に
応じて調整ができ、実装後も、ユーザーが最適な出力信
号を得ることができる。
【0064】第6の発明によれば、素子の信頼性を向上
させると共に、センサーパネルの温度特性変化または信
号変換増幅部の温度特性変化を抑制でき、安定して出力
信号を取り出すことができる。
【0065】第7の発明によれば、素子の信頼性を向上
させると共に、センサーパネルの温度特性変化または信
号処理部の温度特性変化を抑制でき、安定して出力信号
を取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るセンサーパネルの平
面図である。
【図2】図1のセンサーパネルのAB断面図である。
【図3】図1のセンサーパネルのCD断面図である。
【図4】センサーパネルへの情報入力の様子を示した図
である。
【図5】本発明の実施の形態に係る二次元入力モジュー
ル素子を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る二次元入力モジュー
ル素子の断面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るセンサーパネルと走
査部との接続関係を示す図である。
【図8】二次元モジュール素子の外囲器への搭載の様子
を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る二次元モジュール素
子を封止した状態を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る二次元入力モジュ
ール素子の信号処理部を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態に係る調整トリマを備え
た2次元入力モジュール素子を示す斜視図である。
【図12】本発明の実施の形態である光源部の熱対策処
理を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態である光源部の他の熱対
策処理を示す図である。
【符号の説明】
11 電極ピン 12 センサーパネル 14 開口部 16 光 20 ガラス板 21 フレキシブル基板 22 走査部 25 光源部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次元のマトリックス状に形成された複
    数の光電池からなるセンサーパネルと、原稿へ光を放射
    する面発光の光源部と、該光源部からの光を原稿に照射
    して得られた反射光を上記複数の光電池を順次走査して
    得られる出力信号を処理する信号処理部とを、金属材料
    からなる外囲器の内部に搭載し、該外囲器の開口部を上
    記センサーパネルによって塞ぐと共に、上記光源部の信
    号線及び上記信号処理部の信号線が、上記外囲器の周囲
    に設けられた電極ピンと上記外囲器内部で接続されてい
    ることを特徴とする二次元入力モジュール素子。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の二次元入力モジュール
    素子において、 上記電極ピンは、所定間隔の正数倍で配置されているこ
    とを特徴とする二次元入力モジュール素子。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の二次元入力モジュール
    素子において、 上記開口部は、保護膜で覆われていることを特徴とする
    二次元入力モジュール素子。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の二次元入力モジュール
    素子において、 上記センサーパネルからの出力信号を調整するために上
    記光源部の光量を調光する光量調整手段を上記外囲器に
    設けたことを特徴とする二次元入力モジュール素子。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の二次元入力モジュール
    素子において、 上記信号処理部に上記センサーパネルからの出力信号で
    ある電流信号を電流電圧信号変換して増幅する信号変換
    増幅部を備え、 上記センサーパネルからの出力信号を調整するためのゲ
    イン調整手段を上記外囲器に設けたことを特徴とする二
    次元入力モジュール素子。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の二次元入力モジュール
    素子において、 上記信号処理部に上記センサーパネルからの出力信号で
    ある電流信号を電流電圧信号変換して増幅する信号変換
    増幅部を備え、 上記光源部と上記信号変換増幅部とが熱的に分離され、
    上記外囲器の開口部を気密封止すると共に、上記外囲器
    の内部が真空に保持されたことを特徴とする二次元入力
    モジュール素子。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の二次元入力モジュール
    素子において、 上記外囲器は放熱器構造を備え、上記光源部は上記外囲
    器の内部底面に接触していることを特徴とする二次元入
    力モジュール素子。
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