JPH09319731A - データの補間方法及び補間装置 - Google Patents

データの補間方法及び補間装置

Info

Publication number
JPH09319731A
JPH09319731A JP13151396A JP13151396A JPH09319731A JP H09319731 A JPH09319731 A JP H09319731A JP 13151396 A JP13151396 A JP 13151396A JP 13151396 A JP13151396 A JP 13151396A JP H09319731 A JPH09319731 A JP H09319731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
point
interpolation
scalar quantity
data
function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13151396A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuatsu Tanaka
伸厚 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP13151396A priority Critical patent/JPH09319731A/ja
Publication of JPH09319731A publication Critical patent/JPH09319731A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Complex Calculations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 数値粘性誤差の少ない高精度のデータの補間
を行う。 【解決手段】 例えば2次元空間領域の点群の各点のス
カラー量及び空間微係数が既知であり、領域内の点Qの
スカラー量等を点群に属するM(>2)個の点の情報か
ら補間する際、3M個の未知係数をもつ補間関数を設定
し、未知係数に関する3M個の連立一次方程式を解いて
補間関数を決定してこれにより点Qのスカラー量等を計
算する。この方法は2次元以外でも適用可能であり、2
次元では特に点Qを含む三角形の頂点を補間に用いるこ
とにより点の個数を最小化しかつ精度良く補間すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の流れ現象を
記述するナビエ・ストークス方程式を解析することに代
表されるような、物理現象をコンピュータを用いてシミ
ュレーションする技術において必要となる、空間に分布
する点のデータから任意の点のデータを補間するデータ
の補間方法及び補間装置に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、1次元空間におけるデータの補間
方法について説明する。関数f(x)のn個の点x1 ,
x2 ,…,xn における値をそれぞれf1 ,f2 ,…,
fn とする。またこの関数f(x)は適当な連続性をも
つものとする。このとき、n個の点以外の点x≠xi に
おけるf(x)の値をn個の点(xi , fi )を通る別
の関数で代用することを補間といい、補間のための関数
を補間関数あるいは補間式という。また、xの値がn個
の点xi の最小値と最大値の間に入っている場合には特
に補間または内挿と呼び、それ以外の場合には補外また
は外挿と呼ぶこともある。
【0003】いくつかの補間方法のうち最も重要なもの
は、n個の点(xi , fi )を通るn−1次多項式で定
義されるラグランジュの補間多項式である。ラグランジ
ュ補間の中で最も単純で広く使われている例について、
図1を用いて説明する。符号11を付した補間の対象と
なる点xに対し、点xにおける関数fの値を、点xをは
さむ符号12を付した2点x1 ,x2 により補間を行
う。この2点x1 ,x2における関数fの値は既知であ
り、それぞれf1 ,f2 で与えられるとする。このとき
補間式Fを F={f1 (x2 −x)+f2 (x−x1 )}/(x2
−x1 ) で与える。この補間式Fは図中符号13の付された直線
であり、この補間はいわゆる線形補間である。
【0004】しかし図中では実際の関数fが符号14で
与えられたときには、符号15で示される範囲の補間誤
差が生じる。このように、特にx1 ,x2 をはさむ区間
内の関数fの分布が複雑な場合誤差を生じ、この誤差が
下記で述べる数値粘性誤差(人工粘性誤差とも呼ばれ
る。)の主たる原因となっている。このような誤差を減
らすためには、単なる1次関数の補間式ではなく、補間
多項式の次数を上げる必要があり、そのために補間に用
いる点の数を増やさねばならない。1次元空間が対象で
あれば点の数を増やすことにおいてそれほどの困難はな
いが、2次元以上の多次元が対象となる場合、図2に示
すように、補間に必要となる図中符号22で示される点
がすべて枡目状に規則的に並んでいなければならないと
いう制約条件が問題となる。なお、図2で符号21は補
間の対象となる点、符号23は補間内挿の補助線を示
す。
【0005】このような制約条件はラグランジュ補間法
に限らず、その他の、エルミート補間やスプライン補間
による方法でも同様である。一般的に、領域内の点群は
規則的に並んでいるとは限らず、また、領域が複雑な形
状の場合には規則的に点を配置することが困難である場
合が多い。したがって、不規則な並びの点群に対しても
適用できる精度の良い補間手法が必要となる。
【0006】不規則な並びの点群に対する補間方法とし
て最も基本的なものは、三角形(2次元)や四面体(3
次元)の形状を基準とするものである。これは、例えば
2次元では図3に示すように、2次元領域31内に点在
する点32を適切な線分33で結べば、領域31が完全
に三角形に分割できるからである。
【0007】以下2次元空間において、三角形を基準と
して補間する方法について説明する。三角形上の完全m
次多項式を
【0008】
【数19】 とおくと、その未知係数aijは (m+1)(m+2)/2 個存在す
る。一方、三角形の各辺をm等分してこれらの等分点を
各辺に平行な直線で結ぶと、m2 個の合同な小三角形が
得られる。またこれら小三角形の頂点はちょうど (m+1)
(m+2)/2 個存在する。したがって、この頂点すべてをも
との三角形上の補間のための節点にとり各点でスカラー
量fを与えれば、未知係数aijをすべて唯一に決定する
ことができる。
【0009】最も単純な場合はm=1の場合で、補間関
数は F1 (x,y)=a00+a10x+a01y となり、図4に示した三角形41の符号42を付した3
頂点P1 ,P2 ,P3 におけるスカラー量f1 ,f2 ,
f3 によってF1 の未知係数a00, a10, a01が求ま
り、三角形内の任意の点のスカラー量を求めることがで
きる。しかしF1 は1次の多項式であるから、1次元の
ラグランジュ補間と同様に、三角形内のスカラー量の分
布が複雑な場合には対応できないため誤差が大きく精度
が低いため、数値粘性誤差の原因となる。したがって、
補間精度を高めるには高次の多項式を用いる必要が生じ
る。例えばm=3の3次多項式を用いる場合、
【0010】
【数20】 となり、図5に示した三角形52の符号51を付した1
0点でのスカラー量を与えることにより、F3 の10個
の未知係数を決定する。このF3 は3次多項式であるか
ら、三角形内のスカラー量の分布が複雑な場合にも対応
が可能となる。
【0011】しかし実際は、領域内の点の配置が不規則
な場合に、このような点の配列を含む三角形52を見つ
けることは不可能であり、逆に三角形52内にこのよう
に多くの点をとることも困難である。したがって、補間
に利用する点の数をなるべく少なくしつつ、より高次の
補間を行うことが可能となる方法を開発する必要があ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】物理現象をコンピュー
タを用いてシミュレーションする計算力学と呼ばれる技
術が、近年急速に発展しつつある。例えば、流体の流れ
現象を記述するナビエ・ストークス方程式に代表される
ような、物理現象を記述する微分方程式を計算機上で数
値的に解くためには、空間的、時間的に離散化する必要
がある。ここで、離散化に、連続体を対象にしたオイラ
ー(Euler )系のモデルを用いるか、粒子系を対象とし
たラグランジュ(Lagrange)系の方法を用いるかで、そ
の解析手法は大きく異なる。
【0013】有限差分法、有限要素法などで広く応用さ
れている座標格子を用いたオイラー系の方法では、すべ
ての情報を格子点に置き、その上で微分などの評価を行
って対象とする微分方程式を数値的に解析する。そのた
め、流動解析で表れるような移流項の計算において補間
が必要となり、従来の補間法では、良く知られている数
値粘性誤差が発生してしまう。また、境界が時間ととも
に変化するような問題を解くことも困難である。
【0014】一方、移動境界問題を解くためいわゆるラ
グランジュ法が考えられている。この方法は、移流項以
外の項を格子点上で解いた後、格子点が流れとともに移
動することにより移流項を解くものである。特に、格子
点を流れとともに移動させることにより移流項を評価す
る部分をラグランジュ法と呼ぶこともある。しかし、こ
の方法も、時間が進むにつれて、点と点を結び体系を分
割する際基準となる図形(以後メッシュと呼ぶ。)の歪
みが大きくなり、それによる精度の悪化で計算が不可能
になることがある。
【0015】このような問題を解決するため、オイラー
法とラグランジュ法の中間の方法としてALE(Arbitr
ary Lagrangian Eulerian )法が考えられたが、やはり
メッシュを基準としているための制約があった。
【0016】また、移流が重要となる衝撃波を移流計算
による散逸を抑えて計算するために粒子法を用いたPI
C(Particle In Cell)法が考えられた。この方法は、
ラグランジュ的に流体を追跡しながら、メッシュが歪ん
で計算精度が悪化することのないように物理量を粒子に
もたせる計算手法である。しかしこのようなラグランジ
ュ的な方法でも、計算点(粒子)をラグランジュ的に移
動させるだけでは計算点が集中したり計算領域を逸脱す
る可能性があるため、移流による移動とは別の、計算点
の再配置や移動を行わねばならない。その際には数値補
間を必要とするので、従来の補間法では多大な数値粘性
誤差の発生は避けられない。
【0017】このように、流体の流れ現象を記述するナ
ビエ・ストークス方程式を解析する場合のように、物理
現象をコンピュータを用いてシミュレーションする計算
力学技術に共通する問題点として挙げられる誤差の原因
として最も重要なものは、領域内に、特に不規則に配置
されている点(あるいは格子点)上に定義されている物
理量から、それらの点以外の場所における物理量が必要
となった場合に行う補間の精度が低いことである。また
ほとんどの解析の手法においてこうした補間は極めて重
要である。本発明は上記課題に鑑みてなされたものであ
り、精度の高い、すなわち数値粘性誤差の小さいデータ
の補間方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明では、点にスカラー量とその空間微係数を与
え、補間に用いる点群としては上記従来の技術で述べた
ような点と点を結ぶメッシュ形状に限定せず、また完全
多項式に限らず既知の情報量と同じ数の未知係数をもつ
関数を補間式として用い、必要とする点でのスカラー量
やその空間微係数を補間することにより、精度の高いデ
ータの補間方法及び装置を提供する。
【0019】すなわち本発明では、N次元空間に対し、
N次元空間のある領域内に点群があり、この点群に属す
る各点におけるあるスカラー量及びそのL種類の空間微
係数が既知である場合に、前記領域内の任意の点Qにお
けるスカラー量及びその空間微係数を補間する方法にお
いて、前記点群から補間に用いるM個(MはN+1以上
の整数)の点を選択し、(L+1)×M個の未知係数を
もつ補間関数を設定し、前記M個の点でのスカラー量及
びそのL種類の空間微係数を用いて前記補間関数の未知
係数に関する(L+1)×M個の連立方程式を立て、こ
の連立方程式を解いて補間関数の未知係数を求めること
により補間関数を決定し、さらにこの補間関数を用いて
点Qにおけるスカラー量及び空間微係数を求めることを
特徴とするデータの補間方法を提供する。
【0020】また本発明では、N次元空間に対し、N次
元空間のある領域内に点群があり、この点群に属する各
点におけるあるスカラー量及びそのL種類の空間微係数
が既知である場合に、前記領域内の任意の点Qにおける
スカラー量及びその空間微係数を補間するデータの補間
装置において、前記点群に属する各点の座標値、スカラ
ー量、空間微係数及び点Qの座標値を入力する入力手段
と、前記点群から補間に用いるM個(MはN+1以上の
整数)の点を選択する選択手段と、(L+1)×M個の
未知係数をもつ補間関数を設定する補間関数設定手段
と、前記M個の点におけるスカラー量及びそのL種類の
空間微係数を用いて前記補間関数の未知係数に関する
(L+1)×M個の連立方程式を立て、この連立方程式
を解いて補間関数の未知係数を求める補間関数決定手段
と、この補間関数を用いて点Qでのスカラー量及び空間
微係数を計算により決定する手段と、得られた結果を出
力する出力手段を具備することを特徴とするデータの補
間装置を提供する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明の第1の実施の形態に
ついて、図を参照して説明する。図6に示すように、1
次元領域に点群とそのスカラー量fと空間微係数f
(x)が与えられているものとし、符号61を付した点
Q:x=qでのスカラー量と空間微係数を補間によって
求めることを考える。補間に用いる点として、例えば、
点Qからの距離がr以内の領域63内の点として、符号
64を付した3点P1 ,P2 ,P3をとる。このとき既
知の情報量は3×2=6であるから、6個の未知係数を
もつ関数を補間式65として用いる。例えば、 F(x,y)=a0 +a1 x+a2 x2 +a3 x3 +a
4 x4 +a5 x5 あるいは、 F(x,y)=a0 +a1 x+a2 x2 +a3 x3 +a
4 /x+a5 /x2 とすればよい。いま、点Pi の座標をxi とし、点Pi
でのスカラー量をfi 、空間微係数をf(x) i とする。
点P1 においてはスカラー量及び符号62を付した勾配
すなわち空間微係数が分かっているから、点P1 に対す
る方程式は、
【0022】
【数21】 の2つとなる。点P2 ,P3 に対しても同様の方程式を
立て、あわせて6個の方程式を連立させて未知係数a
0 ,…,a5 に関して解けば未知係数が求まり、補間式
F(x,y)が決定できる。この決定された補間式に基
づいて、点Qにおけるスカラー量と空間微係数は
【0023】
【数22】 として求めることができる。
【0024】従来の方法では、本実施形態のように補間
に用いる点の数が3個の場合には、3個の未知係数をも
つ2次の補間多項式を利用していたため補間の誤差が大
きかったが、本実施形態では5次の多項式を利用するこ
とにより、補間の誤差を減少させ、精度を向上させるこ
とが可能となる。
【0025】以下本発明の第2の実施形態について、図
を参照して説明する。図7に示すように、2次元領域7
1に点群72が与えられ、この点群72の各点でスカラ
ー量fと空間微係数f(x) ,f(y) が与えられているも
のとし、符号73を付した点Qでのスカラー量と空間微
係数を補間によって求める場合を考える。補間に用いる
点として、例えば点Qからの距離がr以内の点、すなわ
ち点Qを中心とする半径rの円74内の点として、符号
75を付した5個の点P1 ,…,P5 をとる。このとき
既知の情報量は3×5=15であるから、15個の未知
係数をもつ関数を補間式として用いる。例えば、
【0026】
【数23】 とすればよい。いま、点Pi の座標を(xi ,yi )と
し、点Pi でのスカラー量をfi 、空間微係数をx方向
がf(x) i 、y方向がf(y) i とする。点P1 に対する
方程式は、
【0027】
【数24】 の3つとなる。点P2 ,…,P5 に対しても同様の方程
式を立て、あわせて15個の方程式を連立させて未知係
数a00,…,a13に関して解けば未知係数が求まり、補
間式F(x,y)が決定できる。この決定された補間式
を用いて、点Qにおけるスカラー量と空間微係数は、点
Qの座標を(qx ,qy )とすると
【0028】
【数25】 と求めることができる。
【0029】従来の方法では、本実施形態のように補間
に用いる点の数が5個の場合には、5個の未知係数をも
つ2次の補間多項式を利用していたため補間の誤差が大
きかったが、本実施形態では4次の多項式を利用するこ
とにより、補間の誤差を減少させ、精度を向上させるこ
とが可能となる。
【0030】以下本発明の第3の実施形態について、図
を参照して説明する。図8に示すように、3次元領域8
1に点群82が与えられ、点群82に属する各点のスカ
ラー量f及び空間微係数f(x) ,f(y) ,f(z) が与え
られているものとし、符号83を付した点Qでのスカラ
ー量と空間微係数を補間によって求める場合を考える。
点群82から補間に用いる点として、例えば点Qを中心
とする一辺の長さrの立方体84内の点として、5個の
点P1 ,…,P5 をとる。このとき既知の情報量は4×
5=20であるから、20個の未知係数をもつ関数を補
間式として用いる。例えば、
【0031】
【数26】 とすればよい。いま、点Pi の座標を(xi ,yi ,z
i )とし、点Pi でのスカラー量をfi 、空間微係数を
x方向がf(x) i 、y方向がf(y) i 、z方向がf(z)
i とする。点P1 に対する方程式は、
【0032】
【数27】 の4つとなる。点P2 ,…,P5 に対しても同様の方程
式を立て、あわせて20個の方程式を連立させて未知係
数a000 ,…,a111 に関して解けば未知係数が求ま
り、補間式F(x,y,z)が決定できる。この決定し
た補間式に基づいて、点Qにおけるスカラー量と空間微
係数は、点Qの座標を(qx ,qy ,qz )とすると
【0033】
【数28】 と求めることができる。
【0034】従来の方法では、本実施形態のように補間
に用いる点の数が5個の場合には、5個の未知係数をも
つ1次または2次の補間多項式を利用していたため補間
の誤差が大きかったが、本実施形態では3次の多項式を
利用することにより、補間の誤差を減少させ、精度を向
上させることが可能となる。
【0035】以下本発明の第4の実施形態について、図
を参照して説明する。本実施形態に係るデータの補間方
法は、第2の実施形態の補間方法と同様の2次元空間で
の問題について、補間に用いる点の数を最小の3個とし
たものである。図9に示すように、2次元領域91に点
群92が与えられ、点群92に属する各点のスカラー量
fと空間微係数f(x) ,f(y) が与えられているものと
し、符号93を付した点Qでのスカラー量と空間微係数
を補間によって求める場合を考える。このとき補間に用
いる点として、点Qを内部に含む三角形94を構成す
る、符号95を付した3個の点P1 ,P2 ,P3 を用い
る。点Pi の座標を(xi ,yi )とし、点Pi でのス
カラー量をfi 、空間微係数をx方向がf(x) i 、y方
向がf(y) i とする。このとき既知の情報量は3×3=
9であるから、9個の未知係数をもつ関数を補間式とし
て用いる。例えば、
【0036】
【数29】 あるいは
【0037】
【数30】 とすればよい。この後は第2の実施形態と同様の方法
で、点P1 ,P2 ,P3 に関する9個の方程式を連立さ
せて解けば、未知係数が求められ、補間式が決定でき
る。
【0038】しかし、この連立方程式は三角形の形状に
よって解けない場合が生ずる。それは、この連立一次方
程式の係数行列の行列式が0となるか、0に非常に近い
値となるためである。こうした問題を解決するには、以
下のような補間式を用いることが考えられる。いま、用
いる補間式をFA (x,y)としたときに構成されるa
00,…,a12に関する連立一次方程式
【0039】
【数31】 の係数行列の行列式をdA とし、また用いる補間式をF
B (x,y)としたときに構成されるa00,…,a21に
関する連立一次方程式
【0040】
【数32】 の係数行列の行列式をdB とする。ところで、用いる補
間式を
【0041】
【数33】 とすると、a00,…,a03及びbに関する連立一次方程
式
【0042】
【数34】 の係数行列の行列式dC は dC =cdA +edB となる。したがって、例えば
【0043】
【数35】 とすれば、3点P1 ,P2 ,P3 が三角形を構成してい
ればdA とdB は同時に0にならないため、dC は0に
はならず、a00,…,a03及びbに関する連立一次方程
式を解くことが可能である。
【0044】この方法により、第2の実施形態と同様の
効果が得られると同時に、第2の実施形態よりも補間に
用いる点を少なくすることができる。以下本発明の第5
の実施形態について説明する。本実施形態に係るデータ
の補間方法は、第4の実施形態と同様、第2の実施形態
の補間方法と同様の2次元空間での問題について、補間
に用いる点の数を最小の3個としたものである。3点P
1 ,P2 ,P3 のとり方や設定は第4の実施形態と同様
である。ここでは、座標系をデカルト座標系(x,y)
から、三角形P1 P2 P3 に対し正規化された面積座標
系 (L1 ,L2 ,L3 )に変換する。変換は、以下の
関係式 x=x1 L1 +x2 L2 +x3 L3 (1) y=y1 L1 +y2 L2 +y3 L3 (2) 1= L1 + L2 + L3 (3) により行う。面積座標を用いて点P1 ,P2 ,P3 の座
標を表すと、三角形の形状に関係なく P1 :(1,0,0) P2 :(0,1,0) P3 :(0,0,1) となる。ここで、補間式としては、cを適切なパラメー
タとして
【0045】
【数36】 を用いる。なお、パラメータcとしては、例えば有限要
素法による構造解析の分野でよく用いられている c=1/2 を用いるとよい。ここで、
【0046】
【数37】 とおくと、
【0047】
【数38】 と書けることを考慮すると、第2の実施形態のように連
立一次方程式を解くことなく、簡単な計算により未知係
数a1 ,a2 ,a3 及びb12,…,b13を以下のように
決定することができる。
【0048】
【数39】
【0049】したがって、点Qの座標(qx ,qy )を
式(1),(2),(3) の関係により面積座標に変換し、補間式
(4) と式(5),(6) の関係を用いて、点Qにおけるスカラ
ー量と空間微係数を求めることができる。
【0050】この方法により、第4の実施形態と同様の
効果が得られる。さらに、第4の実施形態では、9×9
行列で表される連立一次方程式を解く必要があったが、
本実施形態ではその必要がなく、補間多項式の未知係数
を直接与えることができるため、演算時間の短縮を図る
ことができる。
【0051】以下本発明の第6の実施形態について説明
する。本実施形態に係るデータの補間方法は、第3の実
施形態の補間方法と同様の3次元空間での問題につい
て、補間に用いる点の数を最小の4個としたものであ
る。3次元領域に点群が与えられ、この点群に属する各
点のスカラー量fと空間微係数f(x) ,f(y) が与えら
れているものとし、領域内の点Qのスカラー量と空間微
係数を補間によって求める場合を考える。このとき補間
に用いる点として、点Qを内部に含む四面体を構成する
4点P1 ,P2 ,P3 ,P4 を用いる。点Pi の座標を
(xi ,yi ,zi)とし、点Pi でのスカラー量をfi
、空間微係数をx方向がf(x) i 、y方向がf(y)
i 、z方向がf(z) i とする。このとき既知の情報量は
4×4=16であるから、16個の未知係数をもつ関数
を補間式として用いる。例えば、
【0052】
【数40】 とすればよい。この4点に関する16個の連立一次方程
式
【0053】
【数41】 を未知係数aijに関して解くことにより未知係数が求ま
り、補間式を決定することができる。
【0054】この方法により、第3の実施形態と同様の
効果が得られると同時に、第3の実施形態よりも補間に
用いる点の個数を少なくすることができる。以下本発明
の第7の実施形態について説明する。本実施形態に係る
データの補間方法は、第6の実施形態と同様、第3の実
施形態の補間方法と同様の3次元空間での問題につい
て、補間に用いる点の数を最小の4個としたものであ
る。4点P1 ,P2 ,P3 ,P4 のとり方や設定は第6
の実施形態と同様である。ここでは、座標系をデカルト
座標系(x,y,z)から、四面体P1 P2 P3 P4 に
対し正規化された体積座標系(L1 ,L2 ,L3 ,L
4 )に変換する。変換は、以下の関係式 x=x1 L1 +x2 L2 +x3 L3 +x4 L4 (7) y=y1 L1 +y2 L2 +y3 L3 +y4 L4 (8) z=z1 L1 +z2 L2 +z3 L3 +z4 L4 (9) 1= L1 + L2 + L3 + L4 (10) により行う。体積座標を用いて点P1 ,P2 ,P3 ,P
4 の座標を表すと、四面体の形状に関係なく P1 :(1,0,0,0) P2 :(0,1,0,0) P3 :(0,0,1,0) P4 :(0,0,0,1) となる。ここで、補間式としては、c,d,e,gを適
切なパラメータとして
【0055】
【数42】 を用いる。なお、パラメータc,d,e,gとしては、
例えば有限要素法による構造解析の分野でよく用いられ
ている c=d=e=g=1/2 を用いるとよい。ここで、
【0056】
【数43】 とおくと、
【0057】
【数44】 と書けることを考慮すると、第6の実施形態のように連
立一次方程式を解くことなく、簡単な計算により未知係
数a1 ,…,a4 及びb12,…,b43を以下のように決
定することができる。
【0058】
【数45】
【0059】したがって、点Qの座標(qx ,qy ,q
z )を式(7),(8),(9),(10)の関係により体積座標に変換
し、補間式(11)と式(12),(13),(14)の関係を用いて、点
Qにおけるスカラー量と空間微係数を求めることができ
る。
【0060】この方法により、第6の実施形態と同様の
効果が得られる。さらに、第6の実施形態では16×1
6行列で表される連立一次方程式を解く必要があった
が、本実施形態ではその必要がなく、補間多項式の未知
係数を直接与えることができるため、演算時間の短縮を
図ることができる。
【0061】以下本発明の第8の実施形態について、図
を参照して説明する。本実施形態に係るデータの補間方
法は、第2乃至第7の実施形態に係るデータの補間方法
を、物理現象をコンピュータを用いてシミュレーション
する計算力学の技術の一例として、流体の流れ現象を記
述するナビエ・ストークス方程式を計算機を用いて解析
する方法に応用したものである。本実施形態ではオイラ
ー系のモデルを用いた場合を想定する。2次元の空間に
対し、座標系をデカルト座標系(x,y)とし、流速ベ
クトルを(u,v)とし、スカラー量fの流れによる移
動を記述する移流型方程式
【0062】
【数46】 を考える。基本的なアルゴリズムとしては、CIP(Cu
bic Interpolated Pseudo-prticle )法を採用する。C
IP法では、点上にスカラー量fとその空間微係数f
(x) ,f(y) が変数として存在するため、この微係数に
関する方程式も必要となる。この方程式は(A) 式をx及
びyで偏微分することにより得られ以下のようになる。
【0063】
【数47】
【0064】一般に、このような方程式を解く際には、
ある時刻tでの解から次の時刻t+Δt(Δtは十分小
さな時間)における解を求めるステップを繰り返すこと
により、時間に関する解の履歴を追跡する時間発展法が
用いられる。CIP法では、(A),(B),(C) を解く際の1
ステップを、非アドベクション・フェーズ(Non-advect
ion Phase )とアドベクション・フェーズ(Advection
Phase )の二つに分けて処理する。非アドベクション・
フェーズでは、
【0065】
【数48】 を数値的に積分することにより、f,f(x) ,f(y) の
中間段階の値としてf*,f(x)*,f(y)* が求められ
る。アドベクション・フェーズでは、この中間段階の値
を用いて
【0066】
【数49】 を処理することになる。ここで、ゴドノフ(Godunov )
法を用いると、(G) 型の方程式の座標(x,y)、時刻
t+Δtにおける解f(t+Δt,x,y)は以下のよ
うに近似できる。
【0067】
【数50】
【0068】この式は、図10に示す点Pの時刻t+Δ
tでのfの値は、時刻tでの流れの(−uΔt,−vΔ
t)だけ上流側の点P’の値に近似できることを意味す
る。したがって、(G),(H),(I) を解き時刻t+Δtにお
ける解を求めるアドベクション・フェーズは、非アドベ
クション・フェーズで求めたf* ,f(x)*,f(y)*
を用いて座標(x−uΔt,y−vΔt)におけるf,
f(x) ,f(y) の値を補間する問題に帰着される。
ここで、2次元の場合の補間として、第2または第4あ
るいは第5の実施形態に係るデータの補間方法を用いる
ことができる。
【0069】従来の方法では、補間に用いる点の数が3
個の場合には、3個の未知係数をもつ1次の補間多項式
を利用していたため補間の誤差が大きかったが、本実施
形態によれば、特に図10に示すように符号101を付
した3個の点P1 ,P2 ,P3 が三角形102をなす場
合には3次の補間多項式を利用することができるから、
補間の誤差を減少させ、精度を向上させることが可能と
なる。
【0070】また同様の方法は3次元問題に対しても適
用できる。この場合の補間方法としては、第3または第
6あるいは第7の実施形態に係るデータの補間方法を用
いることになる。従来の方法では、補間に用いる点の数
が4個の場合には、4個の未知係数をもつ1次の補間多
項式を利用していたため補間の誤差が大きかったが、本
実施形態によれば、特に4個の点が四面体をなす場合に
は3次の補間多項式を利用することができるから、補間
の誤差を減少させ、精度を向上させることが可能とな
る。
【0071】以下本発明の第9の実施形態について、図
を参照して説明する。本実施形態に係るデータの補間方
法は、第2乃至第7の実施形態に係るデータの補間方法
を、物理現象をコンピュータを用いてシミュレーション
する計算力学の技術の一例として、流体の流れ現象を記
述するナビエ・ストークス方程式を計算機を用いて解析
する方法に応用したものである。本実施形態ではラグラ
ンジュ系のモデルを用いた場合を想定する。2次元の空
間に対し、座標系をデカルト座標系(x,y)とし、流
速ベクトルを(u,v)とし、スカラー量fの流れによ
る移動を記述する移流型方程式
【0072】
【数51】 を考える。
【0073】ラグランジュ型の方法では、物理量を点
(あるいは粒子)上に定義し、この点を流れにしたがっ
て移動させることにより移流現象をシミュレーションす
る。したがって、本発明に係るデータの補間方法をラグ
ランジュ型の方法に適用するには、点上にスカラー量f
と空間微係数f(x) ,f(y) を変数として定義し、その
点を流れにしたがって移動させればよい。ただし、移動
の際にスカラー量は値を変えないが、空間微係数はスカ
ラー量ではなくベクトルであり、移動に伴う一種の座標
変換により方向が変えるため、修正が必要となる。
【0074】すなわちラグランジュ型の方法では、図1
1に示すように、スカラー量と空間微係数の定義されて
いる点P1 ,P2 ,P3 を、それぞれの場所での流速に
従って十分小さな時間Δtだけ移動させることになる。
例えば点P3 はΔt時刻後には符号113を付した流速
ベクトルに沿って流れの(uΔt,vΔt)だけ下流側
の点P1 ’に移動する。図では符号111の位置から符
号112の位置に移動する。これに伴い三角形も符号1
14の位置から符号115の位置に移動する。
【0075】またこのとき空間微係数は、流れの影響に
より、例えば点P2 における時刻tでのベクトル(f
(x) ,f(y) )から、点P2 ’における時刻t+Δtで
のベクトル(f(x'),f(y'))へ変換されることにな
る。図では符号116の位置から符号117の位置に移
動する。
【0076】以上の手順を、ある時刻tでの解から次の
時刻t+Δtにおける解を求める1ステップとして時間
発展的に計算を進め、スカラー量などが定義されている
点以外での場所のスカラー量や空間微係数が必要となっ
た場合に、2次元の場合の補間として、第2または第4
あるいは第5の実施形態に係るデータの補間方法を用い
ることができる。
【0077】従来の方法では、補間に用いる点の数が3
個の場合には、3個の未知係数をもつ1次の補間多項式
を利用していたため補間の誤差が大きかったが、本実施
形態によれば、特に図11に示すように3個の点P1 ,
P2 ,P3 が三角形114をなす場合には3次の補間多
項式を利用することができるから、補間の誤差を減少さ
せ、精度を向上させることが可能となる。
【0078】また同様の方法は3次元問題に対しても適
用できる。この場合の補間方法としては、第3または第
6あるいは第7の実施形態に係るデータの補間方法を用
いることになる。従来の方法では、補間に用いる点の数
が4個の場合には、4個の未知係数をもつ1次の補間多
項式を利用していたため補間の誤差が大きかったが、本
実施形態によれば、特に4個の点が四面体をなす場合に
は3次の補間多項式を利用することができるから、補間
の誤差を減少させ、精度を向上させることが可能とな
る。
【0079】以下本発明の第10に実施形態について、
図を参照して説明する。本実施形態に係るデータの補間
装置は、第1乃至第7の実施形態に係るデータの補間方
法に基づくものである。図12に示すように、このデー
タの補間装置は、入力手段2、補間に用いる点の選択手
段3、補間関数の設定手段4、補間関数の未知係数の決
定手段5、補間の対象となる点Qでのスカラー量及び空
間微係数の決定手段6及び出力手段7より成る。なお図
中の矢印1はデータの流れを示す。なお、ここでは特に
1乃至3次元空間におけるデータの補間装置について考
えることとし、次元数Nに対応して上述した第1乃至第
9の実施形態に係るデータの補間方法のうちのいずれか
を予め選んでおく。
【0080】入力手段2に入力データとして、領域内の
点の座標値、スカラー量、空間微係数及び補間の対象と
なる点Qの座標値を入力する。この点Qに対して、選択
手段3により、上述したデータの補間方法に基づいて、
領域内の点群のうちから特に点Qの近傍点を補間に用い
る点として適宜個数だけ選択する。
【0081】次に、上述した方法に基づき、補間関数設
定手段4で適宜個数の未知係数をもつ補間関数を設定
し、連立一次方程式をたて、これを未知係数決定手段5
において処理することにより未知係数を計算して補間関
数を決定する。
【0082】こうして決定された補間関数を用いて、補
間の対象となる点Qでのスカラー量及び空間微係数の決
定手段6での処理を行い、出力手段7でこの処理結果を
出力する。
【0083】この構成により、補間の誤差を減少させる
ことができる。なお、補間に用いる点の選択手段2にお
いては、特に第4乃至第7の実施形態における方法をと
ることにより、補間に用いる点の個数を少なくすること
ができる。また補間関数の設定手段3においては、特に
第5または第7の実施形態における方法をとることによ
り、連立一次方程式を解く手間を省略することで演算時
間の短縮を図ることができる。
【0084】
【発明の効果】データの補間方法に関して誤差の原因と
して従来から問題にされてきた、領域内に特に不規則に
配置している点での物理量からそれらの点以外の場所で
の物理量を補間する際の精度の低さを、上で詳述した本
発明により改善し、メッシュ形状によらずに補間に用い
る点群を選択し、各点にスカラー量とその空間微係数を
与え、また補間関数としては完全多項式に限らず既知の
情報量と同じ数の未知係数をもつ関数を用いることによ
り、補間に利用する点の数をなるべく少なくしつつ、よ
り高次で、数値粘性誤差の少ない精度の高い補間を行う
ことが可能となる。
【0085】これにより、流体の流れ現象を記述するナ
ビエ・ストークス方程式を解析する場合のように、物理
現象をコンピュータを用いてシミュレーションする計算
力学技術においてより高精度の、また演算時間の短い補
間を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】1次元の場合の線形補間とそれによる誤差の発
生を示したグラフである。
【図2】2次元の場合のラグランジェ補間を行う場合に
必要となる点群の配置の一例を示した説明図である。
【図3】2次元領域の三角形による分割例を示した説明
図である。
【図4】2次元の場合の三角形を基準とした、1次の多
項式補間に必要な点群を示した説明図である。
【図5】2次元の場合の三角形を基準とした、3次の多
項式補間に必要な点群を示した説明図である。
【図6】本発明の第1の実施形態の説明図である。
【図7】本発明の第2の実施形態の説明図である。
【図8】本発明の第3の実施形態の説明図である。
【図9】本発明の第4の実施形態の説明図である。
【図10】本発明の第8の実施形態に係るデータの補間
方法に関して2次元移流方程式のオイラー系モデルを用
いた解析に必要となる補間の一例を示した説明図であ
る。
【図11】本発明の第9の実施形態に係るデータの補間
方法に関して2次元移流方程式のラグランジュ系モデル
を用いた解析に必要となる補間の一例を示した説明図で
ある。
【図12】本発明の第10の実施形態に係るデータの補
間装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 データの流れ 2 入力手段 3 補間対象点の近傍点の選択手段 4 補間関数の設定手段 5 補間関数の未知係数の決定手段 6 補間対象点でのスカラー量及び空間微係数の決定手
段 7 出力手段 13、65 補間関数 15 補間関数と実際の関数との補間誤差 23 線形補間の補助線 31、71、81、91 対象領域 32、72、82、92 対象領域内の点群 11、61、73、83、93、104 補間の対象と
なる点 63、74、84、94 補間に用いる領域 12、41、51、64、75、85、95、101
補間に用いる点 33、42、52、102 補間領域を三角形に分割す
る線分 62 点P1 における勾配(空間微係数) 103 流速ベクトル 111 前時間ステップにおける点の位置 112 次時間ステップにおける点の位置 113 前時間ステップにおける流速ベクトル 114 前時間ステップにおける点間を結ぶ線分 115 次時間ステップにおける点間を結ぶ線分 116 前時間ステップにおける空間微分ベクトル 117 次時間ステップにおける空間微分ベクトル

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N次元空間に対し、N次元空間のある領
    域内に点群があり、この点群に属する各点におけるある
    スカラー量及びそのL種類の空間微係数が既知である場
    合に、前記領域内の任意の点Qにおけるスカラー量及び
    その空間微係数を補間する方法において、前記点群から
    補間に用いるM個(MはN+1以上の整数)の点P1 ,
    P2 , …,PM を選択し、(L+1)×M個の未知係数
    をもつ補間関数を設定し、前記点P1 ,P2 , …,PM
    でのスカラー量及びそのL種類の空間微係数を用いて前
    記補間関数の未知係数に関する(L+1)×M個の連立
    方程式を立て、この連立方程式を解いて前記補間関数の
    未知係数を求めることにより補間関数を決定し、さらに
    この決定された補間関数を用いて前記点Qにおけるスカ
    ラー量及び空間微係数を求めることを特徴とするデータ
    の補間方法。
  2. 【請求項2】 座標xを有する1次元空間に対し、1次
    元空間のある領域内に点群があり、この点群に属する各
    点におけるあるスカラー量及びその1次の空間微係数が
    既知である場合に、前記領域内の任意の点Q:x=qの
    スカラー量及びその1次の空間微係数を補間する方法に
    おいて、前記点群から補間に用いるM個(Mは2以上の
    整数)の点P1 ,P2 , …,PM(点Pi の座標をx=
    xi とする)を選択し、2M個の未知係数をもつ補間関
    数F(x)を設定し、前記点P1 ,P2 ,…,PM にお
    けるスカラー量f1 ,f2 ,…,fM 及びその1次の空
    間微係数 【数1】 を用いて前記補間空間の未知係数に関する以下の2M個
    の連立一次方程式 【数2】 を解いて前記補間関数の未知係数を求めることにより補
    間関数を決定し、この決定された補間関数F(x)を用
    いて前記点Qにおけるスカラー量及びその1次の微係数
    を、 【数3】 によって求めることを特徴とするデータの補間方法。
  3. 【請求項3】 デカルト座標系(x,y)を有する2次
    元空間に対し、2次元空間のある領域内に点群があり、
    この点群に属する各点におけるあるスカラー量及びその
    1次の空間微係数が既知である場合に、前記領域内の任
    意の点Q:(x,y)=(qx ,qy )におけるスカラ
    ー量及びその1次の空間微係数を補間する方法におい
    て、前記点群から補間に用いるM個(Mは3以上の整
    数)の点P1 ,P2 , …,PM(点Pi の座標を(x,
    y)=(xi ,yi )とする)を選択し、3M個の未知
    係数をもつ補間関数F(x,y)を設定し、前記点P
    1 ,P2 ,…,PM におけるスカラー量f1 ,f2 ,
    …,fM とその1次のx方向空間微係数 【数4】 及びy方向空間微係数 【数5】 を用いて前記補間関数の未知係数に関する以下の3M個
    の連立一次方程式 【数6】 を解いて前記補間関数の未知係数を求めることにより補
    間関数を決定し、この決定された補間関数F(x,y)
    を用いて前記点Qにおけるスカラー量及びその1次の各
    方向の空間微係数を、 【数7】 によって求めることを特徴とするデータの補間方法。
  4. 【請求項4】 デカルト座標系(x,y,z)を有する
    3次元空間に対し、3次元領域のある領域内に点群があ
    り、この点群に属する各点におけるあるスカラー量及び
    その1次の空間微係数が既知である場合に、前記領域内
    の任意の点Q:(x,y,z)=(qx ,qy ,qz )
    におけるスカラー量及びその1次の空間微係数を補間す
    る方法において、前記点群から補間に用いるM個(Mは
    4以上の整数)の点P1 ,P2 ,…,PM(点Pi の座
    標を(x,y,z)=(xi ,yi ,zi )とする)を
    選択し、4M個の未知係数をもつ補間関数F(x,y)
    を設定し、前記点P1 ,P2 ,…,PM におけるスカラ
    ー量f1 ,f2 ,…,fM とその1次のx方向空間微係
    数 【数8】 とy方向空間微係数 【数9】 及びz方向空間微係数 【数10】 を用いて前記補間関数の未知係数に関する以下の4M個
    の連立一次方程式 【数11】 を解いて前記補間関数の未知係数を求めることにより補
    間関数を決定し、この決定された補間関数F(x,y,
    z)を用いて前記点Qにおけるスカラー量及びその1次
    の各方向の空間微係数を、 【数12】 によって求めることを特徴とするデータの補間方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のデータの補間方法におい
    て、M=N+1であり、かつ前記点群から選択する補間
    に用いる点は、前記点Qを内部に含むN次元の(N+
    1)面多面体の(N+1)個の頂点であることを特徴と
    するデータの補間方法。
  6. 【請求項6】 請求項3記載のデータの補間方法におい
    て、M=3であり、かつ前記点群から選択する補間に用
    いる点は、前記点Qを内部に含む三角形の3個の頂点P
    1 ,P2 ,P3 であることを特徴とするデータの補間方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項4記載のデータの補間方法におい
    て、M=4であり、かつ前記点群から選択する補間に用
    いる点は、前記点Qを内部に含む四面体の4個の頂点P
    1 ,P2 ,P3 ,P4 であることを特徴とするデータの
    補間方法。
  8. 【請求項8】 請求項6記載のデータの補間方法におい
    て、前記点Pi の座標を(xi ,yi )として、関係式 x=x1 L1 +x2 L2 +x3 L3 (1) y=y1 L1 +y2 L2 +y3 L3 (2) 1= L1 + L2 + L3 (3) によって座標系をデカルト座標系(x,y)から前記三
    角形P1 P2 P3 の面積座標系(L1 ,L2 ,L3 )に
    変換し、かつ面積座標系で表記され所定のパラメータc
    を有する補間関数として 【数13】 を用い、この補間関数F(L1 ,L2 ,L3 )の未知係
    数を、連立一次方程式を解くことなく前記各点Pi のス
    カラー量及び1次の空間微係数によって 【数14】 として直接与えることで補間関数を決定し、さらに前記
    点Qの座標(qx ,qy )を前記関係式 (1),(2),(3)に
    より面積座標に変換し、前記補間関数(4) 及び関係式 【数15】 を用いて前記点Qにおけるスカラー量と空間微係数を求
    めることを特徴とするデータの補間方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のデータの補間方法におい
    て、前記パラメータは c=1/2 であることを特徴とするデータの補間方法。
  10. 【請求項10】 請求項7記載のデータの補間方法にお
    いて、前記点Pi の座標を(xi ,yi ,zi )とし
    て、関係式 x=x1 L1 +x2 L2 +x3 L3 +x4 L4 (5) y=y1 L1 +y2 L2 +y3 L3 +y4 L4 (6) z=z1 L1 +z2 L2 +z3 L3 +z4 L4 (7) 1= L1 + L2 + L3 + L4 (8) によって座標系をデカルト座標系(x,y,z)から前
    記四面体P1 P2 P3P4 の体積座標系(L1 ,L2 ,
    L3 ,L4 )に変換し、かつ体積座標系で表記され所定
    のパラメータc,d,e,gを有する補間関数として 【数16】 を用い、この補間関数F(L1 ,L2 ,L3 ,L4 )の
    未知係数を、連立一次方程式を解くことなく前記各点P
    i のスカラー量及び1次の空間微係数によって 【数17】 として直接与えることで補間関数を決定し、さらに前記
    点Qの座標(qx ,qy ,qz )を前記関係式(5),(6),
    (7),(8) により体積座標に変換し、前記補間関数(9) 及
    び関係式 【数18】 を用いて前記点Qにおけるスカラー量と空間微係数を求
    めることを特徴とするデータの補間方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のデータの補間方法に
    おいて、前記パラメータは c=d=e=g=1/2 であることを特徴とするデータの補間方法。
  12. 【請求項12】 2次元空間の熱流動現象における移流
    現象を表す移流方程式をオイラー系のモデルを用いて解
    析する2次元熱流動解析の数値解析の過程で、スカラー
    量及びその空間微係数の補間に使用されることを特徴と
    する請求項3、6または8記載のデータの補間方法。
  13. 【請求項13】 2次元空間の熱流動現象における移流
    現象を表す移流方程式をラグランジュ系のモデルを用い
    て解析する2次元熱流動解析の数値解析の過程で、スカ
    ラー量及びその空間微係数が定義されている点を流れに
    したがってラグランジュ的に移動させることにより時間
    発展を実施したのち、スカラー量及びその空間微係数の
    補間に使用されることを特徴とする請求項3、6または
    8記載のデータの補間方法。
  14. 【請求項14】 3次元空間の熱流動現象における移流
    現象を表す移流方程式をオイラー系のモデルを用いて解
    析する3次元熱流動解析の数値解析の過程で、スカラー
    量及びその空間微係数の補間に使用されることを特徴と
    する請求項4、7または10記載のデータの補間方法。
  15. 【請求項15】 3次元空間の熱流動現象における移流
    現象を表す移流方程式をラグランジュ系のモデルを用い
    て解析する3次元熱流動解析の数値解析の過程で、スカ
    ラー量及びその空間微係数が定義されている点を流れに
    したがってラグランジュ的に移動させることにより時間
    発展を実施したのち、スカラー量及びその空間微係数の
    補間に使用されることを特徴とする請求項4、7または
    10記載のデータの補間方法。
  16. 【請求項16】 N次元空間に対し、N次元空間のある
    領域内に点群があり、この点群に属する各点におけるあ
    るスカラー量及びそのL種類の空間微係数が既知である
    場合に、前記領域内の任意の点Qにおけるスカラー量及
    びその空間微係数を補間するデータの補間装置におい
    て、前記点群に属する各点の座標値、スカラー量、空間
    微係数及び前記点Qの座標値を入力する入力手段と、前
    記点群から補間に用いるM個(MはN+1以上の整数)
    の点P1 ,P2 ,…,PM を選択する選択手段と、(L
    +1)×M個の未知係数をもつ補間関数を設定する補間
    関数設定手段と、前記点P1 ,P2 ,…,PM でのスカ
    ラー量及びそのL種類の空間微係数を用いて前記補間関
    数の未知係数に関する(L+1)×M個の連立方程式を
    立て、この連立方程式を解いて補間関数の未知係数を求
    める補間関数決定手段と、この決定された補間関数を用
    いて前記点Qでのスカラー量及び空間微係数を計算によ
    り決定する手段と、得られた結果を出力する出力手段を
    具備することを特徴とするデータの補間装置。
JP13151396A 1996-05-27 1996-05-27 データの補間方法及び補間装置 Pending JPH09319731A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13151396A JPH09319731A (ja) 1996-05-27 1996-05-27 データの補間方法及び補間装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13151396A JPH09319731A (ja) 1996-05-27 1996-05-27 データの補間方法及び補間装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09319731A true JPH09319731A (ja) 1997-12-12

Family

ID=15059803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13151396A Pending JPH09319731A (ja) 1996-05-27 1996-05-27 データの補間方法及び補間装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09319731A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004538585A (ja) * 2001-08-15 2004-12-24 ユーダブリュエス ベンチャーズ リィミテッド 診断装置
JP2009163320A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Ono Sokki Co Ltd データ補間方法、データ補間装置、データ補間プログラム、スペクトル内挿方法、スペクトル内挿装置、および、スペクトル内挿プログラム
CN114003589A (zh) * 2021-10-18 2022-02-01 三峡大学 一种散乱数据插值方法、系统、处理设备及存储介质
KR20230063546A (ko) * 2021-11-02 2023-05-09 디엘이앤씨 주식회사 다차원 선형 보간 함수 기반 구조 해석 방법 및 장치

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004538585A (ja) * 2001-08-15 2004-12-24 ユーダブリュエス ベンチャーズ リィミテッド 診断装置
JP2009163320A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Ono Sokki Co Ltd データ補間方法、データ補間装置、データ補間プログラム、スペクトル内挿方法、スペクトル内挿装置、および、スペクトル内挿プログラム
CN114003589A (zh) * 2021-10-18 2022-02-01 三峡大学 一种散乱数据插值方法、系统、处理设备及存储介质
KR20230063546A (ko) * 2021-11-02 2023-05-09 디엘이앤씨 주식회사 다차원 선형 보간 함수 기반 구조 해석 방법 및 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US12045549B2 (en) Hybrid measurement and simulation based distortion compensation system for additive manufacturing processes
Jacquemin et al. Taylor-Series Expansion Based Numerical Methods: A Primer, Performance Benchmarking and New Approaches for Problems with Non-smooth Solutions: T. Jacquemin et al.
Shu et al. Least-squares-based lattice Boltzmann method: a meshless approach for simulation of flows with complex geometry
US4941114A (en) Triangular mesh generation method
JP5872324B2 (ja) メッシュ生成装置
Daxini et al. Parametric shape optimization techniques based on Meshless methods: A review
US4841479A (en) Method for preparing a simulation program
CN114757070A (zh) 用于数值模拟的三角函数框架下新weno格式构造方法
US8788246B2 (en) Simulation method utilizing cartesian grid
CN117150951B (zh) 一种泵类设备三维流场计算加速方法
Khari et al. An efficient numerical technique for solving nonlinear singularly perturbed reaction diffusion problem
KR20180100142A (ko) 복합 설계 방향
CN115270579A (zh) 二阶声波方程有限差分数值模拟参数选取方法
EP1675068A1 (en) Evolutionary optimisation and free form deformation
JPH1125293A (ja) メッシュ生成方法
Shephard et al. Analysis Data for Visualization
JP3079692B2 (ja) コンピュータ支援設計装置におけるマスプロパティ演算装置及び方法
JP3905373B2 (ja) メッシュ生成方法、メッシュ生成装置、コンピュータプログラム、及び記録媒体
Zhang et al. Automatic surface mesh generation for CAD models with dirty geometry
JPH07160873A (ja) ベジェ曲線を含む画像データの変換方法
Chen et al. B-spline curve fitting based on dynamic adjustment of knot vector using feature points
JP2000003354A (ja) 電磁界の解析方法およびその装置
Lyngaas Approximating nonlocal diffusion problems using quadrature rules generated by radial basis functions
CN116629051A (zh) 一种考虑材料性能不均匀分布的铸件服役性能预测方法
CN115735052A (zh) 用于使用和创建多维特性曲线族来控制和调节技术设备的方法和设备