JPH09320082A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置

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JPH09320082A
JPH09320082A JP13721796A JP13721796A JPH09320082A JP H09320082 A JPH09320082 A JP H09320082A JP 13721796 A JP13721796 A JP 13721796A JP 13721796 A JP13721796 A JP 13721796A JP H09320082 A JPH09320082 A JP H09320082A
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JP
Japan
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objective lens
bobbin
driving device
lens
optical
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Application number
JP13721796A
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English (en)
Inventor
Hideo Okuma
英生 大熊
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外方側より衝撃が加わっても、対物レンズが
取り付けられたレンズボビンを変位可能に支持する弾性
部材が塑性変形されないようにする。 【解決手段】 対物レンズ21が取付けられたレンズボ
ビン本体部19を変位可能に支持する板バネ部材15,
16の基端部分に、この板バネ部材15,16の直線部
分よりも細いクランク部17,18を設ける。外方側よ
り衝撃が加わったときには、クランク部17,18が変
位し、バネ部材15,16の直線部分の屈曲が防止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクや光磁
気ディスクの如き光学記録媒体に対して情報信号の書き
込み及び読み出しを行う光学ピックアップ装置を構成す
るために用いられる対物レンズ駆動装置に関する技術分
野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆる光ディスクや光磁気ディ
スクの如き光学記録媒体が提案されており、また、これ
ら光学記録媒体に対する情報信号の書き込み及び読み出
しを行う光学ピックアップ装置が提案されている。この
光学記録媒体は、合成樹脂やガラスからなる透明基板
と、この透明基板の主面部上に被着形成された磁性材料
や金属材料からなる信号記録層とを有して構成されてい
る。そして、上記光学ピックアップ装置は、光源として
半導体レーザを有し、この半導体レーザより発せられる
光束を、対物レンズを介して、上記透明基板を透して上
記光学記録媒体の信号記録層上に集光させるように構成
されている。また、この光学ピックアップ装置は、上記
信号記録層上に集光された光束の該信号記録層による反
射光を検出する光検出器を有している。
【0003】上記光学記録媒体においては、上記信号記
録層に対して上記光束が集光して照射されることによ
り、あるいは、該光束の照射と外部磁界の印加との併用
により、該信号記録層に対する情報信号の書き込みが行
われる。また、この光学記録媒体においては、上記信号
記録層に照射された光束の反射光の光量、または、偏光
方向の変動を検出することにより、該信号記録層に書き
込まれている情報信号の読み出しを行うことができる。
この光学ピックアップ装置においては、上記半導体レー
ザ及び上記光検出器は、同一のフレームによって位置決
めされて保持されている。このフレームは、金属や合成
樹脂材料の如き充分な剛性を有する材料により形成され
ている。
【0004】ところで、上述のような光学ピックアップ
装置においては、上記光学記録媒体において情報信号が
書き込まれる位置に対して、常に、上記対物レンズを透
過した光束を集光させる必要がある。
【0005】例えば、上記光学記録媒体が光ディスクで
ある場合には、情報信号は、該光ディスクの信号記録層
上に略々同心円状をなして螺旋(スパイラル)状に形成
された記録トラックに沿って書き込まれる。そして、上
記光学ピックアップ装置は、中心部分を保持されて回転
操作される光ディスクに対向されてこの光ディスクの径
方向に移動操作されることによって、この光ディスクと
の相対的な位置としては上記記録トラックに沿って移動
されながら、該記録トラックに対して、情報信号の書き
込みまたは読み出しを行う。そして、この光学ピックア
ップ装置は、上記対物レンズによる上記光束の集光位置
を、上記光ディスクの面振れ及び偏心による上記記録ト
ラックの位置の変位に追従させなければならない。
【0006】そのため、上記光学ピックアップ装置は、
上記対物レンズをこの対物レンズの光軸方向(すなわ
ち、フォーカス方向)とこの光軸及び上記記録トラック
の接線に直交する方向(すなわち、トラッキング方向)
とに移動操作する対物レンズ駆動装置(2軸アクチュエ
ータ)を備えている。この対物レンズ駆動装置は、上記
対物レンズを板バネ部材の如き弾性部材を介して支持す
ることにより、上記フォーカス方向及びトラッキング方
向の2方向に移動可能としているとともに、該対物レン
ズを電磁力により該2方向に移動操作するように構成さ
れている。この対物レンズ駆動装置は、上記フレーム上
に取付けられている。そして、この対物レンズ駆動装置
は、上記対物レンズによる上記光束の集光位置と上記記
録トラックとのずれ量を示すエラー信号(フォーカスエ
ラー信号及びトラッキングエラー信号)に基づいて、該
対物レンズを移動操作する。したがって、上記対物レン
ズ駆動装置は、上記光ディスクの回転周期に同期して、
上記対物レンズについて周期的な移動操作を行うことと
なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な対物レンズ駆動装置を備えて構成された光学ピックア
ップ装置において、外方側より衝撃や強い振動が加わる
と、上記対物レンズを支持する弾性部材が塑性変形され
る虞れがある。このように上記弾性部材が塑性変形され
てしまうと、上記対物レンズの自然状態における位置が
ずれてしまうのみならず、この対物レンズの適正な移動
範囲を確保することがでなくなり、上記光学記録媒体に
対する情報信号の良好な書き込み及び読み出しが行えな
くなる。
【0008】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、外方側より振動や衝撃が加えら
れた場合においても、対物レンズを支持するための弾性
部材の塑性変形が防止され、光学記録媒体に対する良好
な情報信号の書き込み及び読み出しが阻害されることが
ないようになされた対物レンズ駆動装置の提供という課
題を解決しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明に係る対物レンズ駆動装置は、対物レンズが
取付けられたレンズボビンと、直線部分とクランク部と
を有し基端側が固定部に取付けられ先端側が上記レンズ
ボビンに取付けられることにより該レンズボビンを該固
定部に対して変位可能に支持する弾性部材とを備え、こ
の弾性部材は、上記レンズボビンが該弾性部材の基端側
に向かう方向の慣性力を生ずる方向の衝撃が加わったと
き、該レンズボビンが上記固定部に設けられたストッパ
部材に当接するまで、上記クランク部において変位する
こととなされたものである。
【0010】また、本発明は、上記対物レンズ駆動装置
において、上記クランク部は、上記弾性部材の基端側に
設けられていることとしたものである。
【0011】さらに、本発明は、上記対物レンズ駆動装
置において、上記クランク部は、上記直線部分よりも細
く形成されていることとしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0013】この実施の形態は、本発明に係る対物レン
ズ駆動装置を、光学記録媒体である光ディスクに対する
情報信号の書き込み及び読み出しを行う光学ピックアッ
プ装置を構成する対物レンズ駆動装置(2軸アクチュエ
ータ)として構成した実施の形態である。
【0014】上記光ディスクとしては、情報信号の書き
込み及び読み出しが可能ないわゆる光磁気ディスク、ま
たは、情報信号の読み出しのみが可能なものが用いられ
る。上記光磁気ディスクは、ポリカーボネイト(PC)
の如き合成樹脂やガラスからなる円盤状の透明基板と、
この透明基板の主面部上に被着形成された磁性材料から
なる信号記録層とを有して構成されている。この光磁気
ディスクにおいては、上記信号記録層に対してレーザ光
束を集光して照射してこの信号記録層を局所的にこの信
号記録層をなす磁性材料のキュリー温度以上に加熱し、
この加熱部分に外部磁界を印加することにより、情報信
号の書き込みが行われる。そして、この光磁気ディスク
においては、上記信号記録層にレーザ光束を照射し、こ
のレーザ光束の該信号記録層による反射光の偏光方向の
変動を検出することにより、該信号記録層に書き込まれ
ている情報信号の読み出しを行うことができる。
【0015】また、情報信号の読み出しのみが可能な光
ディスクは、ポリカーボネイト(PC)の如き合成樹脂
からなる円盤状の透明基板を有し、この透明基板の主面
部に形成されたピットにより情報信号が記録され、この
ピットが形成された透明基板の主面部上にアルミニウム
の如き金属材料からなる反射膜が被着形成されて構成さ
れている。この光ディスクにおいては、上記反射膜が信
号記録層となる。この光ディスクにおいては、上記信号
記録層にレーザ光束を照射し、このレーザ光束の該信号
記録層による反射光の光量の変動を検出することによ
り、該信号記録層に書き込まれている情報信号の読み出
しを行うことができる。
【0016】上記光ディスクの中心部分には、この光デ
ィスクを位置決めして保持するためのチャッキング孔が
設けられている。この光ディスクは、この光ディスクに
対して情報信号の記録及び再生を行う記録再生装置に装
着されると、この記録再生装置のディスクテーブル上に
位置決めされて保持される。上記ディスクテーブルは、
円盤状に形成され、中心部分を上記記録再生装置のスピ
ンドルモータの駆動軸に取付けられている。このディス
クテーブルの上面中央部分には、略々円錐台形状を有す
るセンタリング突起が設けられている。上記光ディスク
1の中心部分が上記ディスクテーブル上に載置される
と、このディスクテーブルは、上記センタリング突起を
上記チャッキング孔に嵌合させて該光ディスクをセンタ
リング(調芯)して保持する。そして、上記ディスクテ
ーブル上に保持された光ディスクは、上記スピンドルモ
ータによって回転操作される。
【0017】そして、本発明に係る対物レンズ駆動装置
を備えた光学ピックアップ装置は、フレームを有して構
成されている。このフレームは、例えば、アルミダイカ
ストや、ガラス繊維と合成樹脂との複合材料の如き、充
分な剛性を有する材料によって形成されている。このフ
レームには、図1に示すように、光源となる半導体レー
ザ26が位置決めされて保持されている。この半導体レ
ーザ26は、レーザ光束を発し、このレーザ光束を上記
対物レンズ駆動装置により支持される対物レンズ21に
入射させる。この対物レンズ21は、入射されたレーザ
光束を、上記光ディスクの信号記録層上に集光して照射
する。この対物レンズ21の光軸は、上記光ディスクの
信号記録層に対して垂直、すなわち、上記スピンドルモ
ータの駆動軸に平行となされて支持されている。
【0018】この対物レンズ駆動装置は、上記フレーム
上に固定して配設される固定部を構成する基台部1を有
している。そして、この対物レンズ駆動装置は、上記対
物レンズ21が取付けられたレンズボビン本体部19を
有している。このレンズボビン本体部19は、合成樹脂
材料により枠状の形状を有して形成され、前端側部分
に、上記対物レンズが嵌合される対物レンズ取付け孔2
0が設けられている。この対物レンズ取付け孔20に
は、上記対物レンズ21が上方側より嵌合されて取付け
られる。このレンズボビン本体部19は、両側側部分
を、弾性部材となる一対の板バネ部材15,16を介し
て、上記固定部を構成する上側固定ブロック9に対して
支持されている。
【0019】これら板バネ部材15,16は、燐青銅の
如き適切な弾性を有する金属材料により、薄く細長い板
状に一体的に形成されている。これらレンズボビン本体
部19及び上記上側固定ブロック9と上記各板バネ部材
15,16とは、いわゆるアウトサート成型により、該
各板バネ部材15,16の先端側部分及び基端側部分が
該レンズボビン本体部19及び該上側固定ブロック9の
内部に埋没された状態で連結されている。これら板バネ
部材15,16の基端部分は、上記上側固定ブロック9
の後端面より、接続端子として後方側に突出されてい
る。また、これら板バネ部材15,16の先端部分は、
上記レンズボビン本体部19内に埋設され後端部をこの
レンズボビン本体部19の後端面より接続端子31とし
て後方側に突出させた端子板に連設されている。
【0020】また、上記レンズボビン本体部19の下面
部には、ボビン支持枠14が取付けられている。このボ
ビン支持枠14は、上記レンズボビン本体部19と同様
の材料により、該レンズボビン本体部19の両側側部分
を支持する枠状に形成されている。このボビン支持枠1
4は、上面部に一対の位置決め突起33,33が突設さ
れており、これら位置決め突起33,33によって上記
レンズボビン本体部19に対して位置決めされ、このレ
ンズボビン本体部19に対して接着剤により接着されて
固定される。このボビン支持枠14は、両側側部分を、
弾性部材となる一対の板バネ部材10,11を介して、
上記固定部を構成する下側固定ブロック8に対して支持
されている。
【0021】これら板バネ部材10,11は、燐青銅の
如き適切な弾性を有する金属材料により、薄く細長い板
状に一体的に形成されている。これらボビン支持枠14
及び上記下側固定ブロック8と上記各板バネ部材10,
11とは、いわゆるアウトサート成型により、該各板バ
ネ部材10,11の先端側部分及び基端側部分が該ボビ
ン支持枠14及び該下側固定ブロック8の内部に埋没さ
れた状態で連結されている。これら板バネ部材10,1
1の基端部分は、上記下側固定ブロック8の後端面よ
り、接続端子として後方側に突出されている。また、こ
れら板バネ部材10,11の先端部分は、上記ボビン支
持枠14内に埋設され後端部をこのボビン支持枠14の
後端面より接続端子31として後方側に突出させた端子
板に連設されている。
【0022】上記下側固定ブロック8及び上側固定ブロ
ック9は、固定板6を介して、上記基台部1上に固定し
て配設される。すなわち、上記下側固定ブロック8が上
記固定板6上に接着剤により接着されて固定され、この
下側固定ブロック8上に上記上側固定ブロック9が接着
剤により接着されて固定され、さらに、該固定板6が上
記基台部1に対して接着剤により接着されて(または、
半田付けにより)固定されることにより、上記固定部が
構成される。なお、上記固定板6の両側側部分には、上
記下側固定ブロック8を位置決めするための位置決め突
片7,7が突設されている。また、上記下側固定ブロッ
ク8の上面部には、上記上側固定ブロック9を位置決め
するための位置決め突起32が設けられている。
【0023】上記各板バネ部材10,11,15,16
は、図2及び図5に示すように、それぞれ、直線部分と
クランク部12,13,17,18とを有し、基端側が
上記各固定ブロック8,9からなる上記固定部に取付け
られ、先端側が上記レンズボビン本体部19または上記
ボビン支持枠14に取付けられている。これら板バネ部
材10,11,15,16は、上記各直線部分を互いに
略々平行とし、上記レンズボビン本体部19及び上記ボ
ビン支持枠14を上記固定部に対して変位可能に支持し
ている。そして、上記クランク部12,13,17,1
8は、上記各板バネ部材10,11,15,16の基端
側部分に設けられ、2カ所の互いに反対方向の90°の
屈折部を有して形成されている。これら板バネ部材1
0,11,15,16において、上記直線部分の基端部
と上記クランク部12,13,17,18の先端部と
は、幅広の連結板部27を介して、互いに連設されてい
る。また、これら板バネ部材10,11,15,16に
おいては、上記クランク部12,13,17,18の基
端側及び中途部分の両側を囲むようにして、変位規制片
部28が設けられている。これら変位規制片部28と上
記クランク部12,13,17,18とは、これらクラ
ンク部12,13,17,18が変位していない自然状
態においては、互いに縁部を離間させている。また、上
記各クランク部12,13,17,18は、上記各板バ
ネ部材10,11,15,16において、上記直線部分
よりも細く(幅が狭く)形成されている。
【0024】そして、上記ボビン支持枠14及び上記レ
ンズボビン本体部19には、コイルボビン22が取付け
られている。このコイルボビン22は、上方側及び下方
側が開放された中空の四角柱状に形成されている。この
コイルボビン22は、上記レンズボビン本体部19及び
上記ボビン支持枠14の略々中央部に設けられた透孔部
内に嵌合されるとともに、該ボビン支持枠14の上面部
に突設された一対の位置決め突片29,29により位置
決めされて、該レンズボビン本体部19及び該ボビン支
持枠14に対して、接着剤により接着されて固定されて
いる。
【0025】上記コイルボビン22には、フォーカスコ
イル23及びトラッキングコイル24,24が取付けら
れている。上記フォーカスコイル23は、上記コイルボ
ビン22の側面部(外周部)に対して巻回され、コイル
の中心軸を上記対物レンズ21の光軸に対して平行とし
ている。上記トラッキングコイル24,24は、それぞ
れトラッキングコイルボビン25,25に巻回されて構
成され、これらトラッキングコイルボビン25,25が
上記コイルボビン22の前端面部に取付けられることに
より、該コイルボビン22に取付けられている。これら
トラッキングコイル24,24は、コイルの中心軸を互
いに平行となすとともに、該中心軸を上記各板バネ部材
10,11,15,16の直線部分に平行となし、該中
心軸を上記対物レンズ21の光軸に対して直交する方向
としている。
【0026】上記各コイル23,24,24の巻始め及
び巻終わりの引き出し線は、上記コイルボビン22の後
方側に突設された4本の端子棒30,30,30,30
に対応して接続されている。そして、これら端子棒3
0,30,30,30は、上記レンズボビン本体部19
内及び上記ボビン支持枠14内に埋設された端子板のこ
れらレンズボビン本体部19及びボビン支持枠14の後
端面より後方側に突出された各接続端子31,31,3
1,31に対応して、半田付けにより接続されている。
【0027】上記レンズボビン本体部19、上記ボビン
支持枠14及び上記コイルボビン22は、この対物レン
ズ駆動装置のレンズボビンを構成している。
【0028】そして、上記基台部1上には、上記レンズ
ボビンに対するストッパ部材となる前後一対のヨーク
2,3がこの基台部1に対して一体的に立設されてい
る。これら基台部1及び各ヨーク2,3は、鉄の如き磁
性材料(高透磁率材料)により形成されている。後側の
ヨーク2は、図2及び図3に示すように、上記コイルボ
ビン22内の中空部に、下方側より進入されている。こ
の後側のヨーク2の前面部には、上記レンズボビンに対
するストッパ部材となるマグネット4が、接着剤を用い
た接着により取付けられている。前側のヨーク3は、図
2及び図3に示すように、上記ボビン支持枠14及び上
記レンズボビン本体部19の中央部の透孔内に下方側よ
り進入され、上記コイルボビン22の前方側、すなわ
ち、上記各トラッキングコイル24,24の前方側に位
置している。そして、上記各ヨーク2,3の上端部同士
は、連結板5を介して、互いに連結されている。この連
設板5は、上記各ヨーク2,3と同様に、鉄の如き磁性
材料(高透磁率材料)により形成されている。
【0029】上記レンズボビン本体部19及び上記ボビ
ン支持枠14の中央部の透孔の後縁部と、上記前側ヨー
ク3の前面部との間の距離は、このレンズボビン本体部
19が初期位置(中立位置)にある場合において、図2
及び図3中矢印aで示すように、例えば0.4mm程度
の所定の距離となされている。また、上記前側ヨーク3
の後面部と、上記各トラッキングコイルボビン25,2
5の前面部との間の距離は、このレンズボビン本体部1
9が初期位置(中立位置)にある場合において、図2及
び図3中矢印bで示すように、例えば0.4mm程度の
所定の距離となされている。さらに、上記コイルボビン
22の中空部の前側内壁部と、上記マグネット4の前面
部との間の距離は、このレンズボビン本体部19が初期
位置(中立位置)にある場合において、図2及び図3中
矢印cで示すように、例えば0.4mm程度の所定の距
離となされている。そして、上記後側ヨーク2の後面部
と、上記コイルボビン22の中空部の後側内壁部との間
の距離は、このレンズボビン本体部19が初期位置(中
立位置)にある場合において、図2及び図3中矢印dで
示すように、例えば0.4mm程度の所定の距離となさ
れている。
【0030】この対物レンズ駆動装置においては、上記
対物レンズ21は、この対物レンズ21の光軸方向(す
なわち、図1中矢印Fで示すフォーカス方向)及び該光
軸及び上記光ディスクの記録トラックの接線に直交する
方向(すなわち、図1中矢印Tで示すトラッキング方
向)の2方向に移動可能に支持されているとともに、上
記各コイル23,24,24及び上記マグネット4間に
生ずる電磁力により、該2方向に移動操作される。上記
記録トラックは、光ディスクにおいて、上記信号記録層
上に略々同心円状をなして螺旋(スパイラル)状に形成
されている。この光ディスクにおいて、情報信号は、上
記記録トラックに沿って書き込まれる。
【0031】この対物レンズ駆動装置は、上記対物レン
ズ21を上記光ディスクの変位に追従させるために該対
物レンズ21を移動操作する。すなわち、上記光学ピッ
クアップ装置は、上記光ディスクの信号記録層上の情報
信号が書き込まれる位置に対して、常に、上記対物レン
ズ21を透過した光束を集光させることとなる。
【0032】この光学ピックアップ装置は、上記チャッ
キング孔において上記ディスクテーブル上に保持されて
上記スピンドルモータによって回転操作される光ディス
クに対向され、この光ディスクの径方向に移動操作され
ることによって、この光ディスクとの相対的な位置とし
ては上記記録トラックに沿って移動されながら、該記録
トラックに対して、情報信号の書き込みまたは読み出し
を行う。したがって、この光学ピックアップ装置は、上
記対物レンズ21による上記レーザ光束の集光位置を、
上記光ディスクの面振れ及び偏心による上記記録トラッ
クの位置の変位に追従させなければならない。そのた
め、上記対物レンズ駆動装置は、上記対物レンズ21を
上記フォーカス方向と上記トラッキング方向とに移動操
作する。
【0033】この対物レンズ駆動装置においては、上記
フォーカスコイル23に、上記各固定ブロック8,9の
後端面より突出された接続端子及び上記各板バネ部材1
0,11,15,16及び上記各端子板を介して、フォ
ーカス駆動電流が供給されることにより、上記レンズボ
ビン本体部19は、図1及び図4中矢印Fで示すよう
に、上記フォーカス方向に移動操作される。また、この
対物レンズ駆動装置においては、上記トラッキングコイ
ル24,24に、上記各固定ブロック8,9の後端面よ
り突出された接続端子及び上記各板バネ部材10,1
1,15,16及び上記各端子板を介して、トラッキン
グ駆動電流が供給されることにより、上記レンズボビン
本体部19は、図1及び図4中矢印Tで示すように、上
記トラッキング方向に移動操作される。
【0034】この対物レンズ駆動装置において、上記フ
ォーカス駆動電流及び上記トラッキング駆動電流は、上
記対物レンズ21による上記レーザ光束の集光位置と上
記記録トラックとのずれ量を示すエラー信号(フォーカ
スエラー信号及びトラッキングエラー信号)に基づいて
供給される。したがって、この対物レンズ駆動装置は、
上記光ディスクの回転周期に同期して、上記対物レンズ
21について周期的な移動操作を行うこととなる。
【0035】上記信号記録層上に集光された上記レーザ
光束は、この信号記録層において、この信号記録層に書
き込まれている情報信号に応じて反射強度または偏光方
向を変調されて、反射される。この信号記録層において
反射された反射光束は、上記対物レンズ21に戻り、こ
の対物レンズ21を経て、上記フレーム内に配設された
図示しない光検出器により受光される。この光検出器
は、複数のフォトディテクタを有して構成されている。
この光検出器よりの出力信号からは、上記光ディスクよ
りの情報信号の読み取り信号、上記フォーカスエラー信
号及び上記トラッキングエラー信号が生成される。
【0036】ところで、この対物レンズ駆動装置におい
て、上記各板バネ部材10,11,15,16は、図4
及び図6において矢印Gで示すように、上記レンズボビ
ンが該各板バネ部材10,11,15,16の基端側に
向かう方向の慣性力を生ずる方向の衝撃が加わったとき
には、上記レンズボビン本体部19が上記前側ヨーク3
に当接するまで、または、上記コイルボビン22が上記
マグネット4に当接するまで(すなわち、該レンズボビ
ンの移動距離が、該レンズボビン本体部19及び該前側
ヨーク3間の距離、または、該コイルボビン22及び該
マグネット4間の距離となるまで)、図4及び図6に示
すように、上記クランク部12,13,17,18にお
いて弾性的に変位する。このような上記各クランク部1
2,13,17,18の変位は、該各各クランク部1
2,13,17,18における上記直線部分に直交する
方向の部分が傾斜するような変位として生ずる。
【0037】上記各板バネ部材10,11,15,16
において、上記各クランク部12,13,17,18
は、直線部分よりも細く(幅が狭く)形成されている。
したがって、上述の如き衝撃が加わったときに、上記各
クランク部12,13,17,18は、必ず上記直線部
分よりも先に変位することにより、該直線部分の塑性変
形が生ずることを防止する。そして、上記衝撃が加わっ
た後には、上記各クランク部12,13,17,18
は、弾性力により初期状態に復帰する。
【0038】なお、上述した実施の形態においては、上
記各クランク部12,13,17,18は、上記各板バ
ネ部材10,11,15,16の基端側に設けられてい
る。しかしながら、本発明に係る対物レンズ駆動装置に
おいては、上記各クランク部12,13,17,18
は、上記各板バネ部材10,11,15,16の先端側
や中途部分に設けることとしてもよい。
【0039】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る対物レンズ
駆動装置においては、直線部分とクランク部とを有し先
端側が対物レンズが取付けられたレンズボビンに取付け
られ基端側が固定部に取付けられることにより該レンズ
ボビンを該固定部に対して変位可能に支持する弾性部材
は、該レンズボビンが該弾性部材の基端側に向かう方向
の慣性力を生ずる方向の衝撃が加わったとき、該レンズ
ボビンが該固定部に設けられたストッパ部材に当接する
まで、該クランク部において変位することとなされてい
る。
【0040】したがって、この対物レンズ駆動装置にお
いては、上記レンズボビンが上記弾性部材の基端側に向
かう方向の慣性力を生ずる方向の衝撃が加わったときの
該弾性部材の直線部分の塑性変形が防止されている。
【0041】すなわち、本発明は、外方側より振動や衝
撃が加えられた場合においても、対物レンズを支持する
ための弾性部材の塑性変形が防止され、光学記録媒体に
対する良好な情報信号の書き込み及び読み出しが阻害さ
れることがないようになされた対物レンズ駆動装置を提
供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る対物レンズ駆動装置の構成を示す
分解斜視図である。
【図2】上記対物レンズ駆動装置の構成を一部を破断し
て示す平面図である。
【図3】上記対物レンズ駆動装置の構成を一部を破断し
て示す側面図である。
【図4】上記対物レンズ駆動装置において衝撃が加えら
れた状態を一部を破断して示す平面図である。
【図5】上記対物レンズ駆動装置の要部の構成を示す要
部拡大平面図である。
【図6】上記対物レンズ駆動装置の要部において衝撃が
加えられた状態を示す要部拡大平面図である。
【符号の説明】
1 基台部、2 後側ヨーク、3 前側ヨーク、4 マ
グネット、10,11,15,16 板バネ部材、1
2,13,17,18 クランク部、8 下側固定ブロ
ック、9 上側固定ブロック、19 レンズボビン、2
1 対物レンズ、22 コイルボビン、23 フォーカ
スコイル、24 トラッキングコイル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズが取付けられたレンズボビン
    と、 直線部分とクランク部とを有し、基端側が固定部に取付
    けられ、先端側が上記レンズボビンに取付けられること
    により、該レンズボビンを該固定部に対して変位可能に
    支持する弾性部材とを備え、 上記弾性部材は、上記レンズボビンが該弾性部材の基端
    側に向かう方向の慣性力を生ずる方向の衝撃が加わった
    とき、該レンズボビンが上記固定部に設けられたストッ
    パ部材に当接するまで、上記クランク部において変位す
    ることとなされた対物レンズ駆動装置。
  2. 【請求項2】 クランク部は、弾性部材の基端側に設け
    られていることとなされた請求項1記載の対物レンズ駆
    動装置。
  3. 【請求項3】 クランク部は、直線部分よりも細く形成
    されていることとなされた請求項1記載の対物レンズ駆
    動装置。
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