JPH09320680A - 油充填水中ケーブル用コネクタ - Google Patents

油充填水中ケーブル用コネクタ

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Publication number
JPH09320680A
JPH09320680A JP13636496A JP13636496A JPH09320680A JP H09320680 A JPH09320680 A JP H09320680A JP 13636496 A JP13636496 A JP 13636496A JP 13636496 A JP13636496 A JP 13636496A JP H09320680 A JPH09320680 A JP H09320680A
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JP
Japan
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connector
oil
body shell
electrically insulating
insulating block
Prior art date
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Pending
Application number
JP13636496A
Other languages
English (en)
Inventor
Taro Aoki
太郎 青木
Takashi Murashima
崇 村島
Hidehiko Nakajo
秀彦 中條
Akira Tamaki
章 玉木
Joji Kuriyama
襄治 栗山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAITORON TECHNOL KK
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Japan Atomic Energy Agency
Original Assignee
DAITORON TECHNOL KK
Japan Atomic Energy Research Institute
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油充填水中ケーブル用コネクタの横断面にお
けるコンタクト配置用電気絶縁領域を最大限に使用可能
とするとともに当該コネクタのケーブル接続後端部から
前端部にわたる油流通路の開閉バルブ機構を大径化し、
その機械的強度を高めるとともに組み立ての容易化及び
製作コストの低廉化を図る。 【解決手段】 油充填水中ケーブル用コネクタの本体シ
ェルの内周面部に、油充填水中ケーブルを接続する後端
部から前端部に至るすくなくとも1つの油流通路を形成
するとともに該油流通路の開閉を制御するバルブ機構を
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油充填水中ケーブル
用コネクタに関し、更に詳しくは、油充填水中ケーブル
を流体的に密封状に接続可能とされ、当該コネクタを対
応するレセプタクルに結合した際、接続された油充填水
中ケーブルからレセプタクルの内部の空間部への充填油
の流通を制御するバルブ機能を有するコネクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】深水中、例えば、水深約6000m〜1
万数千m潜水して使用される海洋探索装置、日本国海洋
科学技術センター製作の有人船「しんかい6500」と
か無人船「かいこう」等において種々の電気機械間を電
線を介して電気接続するには、該電線に非常に大きな約
600〜1千数百バールもの水圧が負荷されるため、可
撓性を有する、例えばウレタンチューブを用いて形成さ
れた油充填水中ケーブル(OFケーブル)を使用し、該
水中ケーブルの両端にそれぞれ該水中ケーブル内の充填
油の流通を制御するバルブ機能を有するコネクタを接続
し、これらコネクタをそれぞれ対応するレセプタクルに
結合して行われている。
【0003】従来、上記充填油の流通制御バルブ機能を
有するコネクタとして、図6及び図7に示すように、円
筒状本体シェル2内に、該本体シェル2の長手軸と平行
状に延びるように複数のソケット形コンタクト3(図示
のものにおいては16本)及び少なくとも1本の均圧バ
ルブ4を保持した電気絶縁性ブロック5を装着し、本体
シェル2の後端部にケーブル継手部材7を装着してその
一端部に上記電気絶縁性ブロック5の各コンタクト3と
電気接続された図示しない油充填水中ケーブルの一端部
を流体的に密封状に接続する一方、該本体シェル2の前
端部に当該コネクタに対応する図示しないレセプタクル
にねじ締め付けするクランプ部材8を装着して構成した
ものが知られている。
【0004】上記従来のコネクタ1を、それに対応する
レセプタクル、すなわち、該コネクタ1の各ソケット形
コンタクトと電気接続しようとするピン形コンタクト
(図示しない)を対応する位置に電気絶縁体を介して保
持した、プラグ型レセプタクル(図示しない)に差し込
んだとき、該コネクタ1の各コンタクト3と該レセプタ
クルの各コンタクトとが噛み合って電気接続され、コネ
クタ1のクランプ部材8を上記レセプタクルの締結部に
ねじ締めするにつれて該レセプタクルの前端面部がコネ
クタ1の電気絶縁性ブロック5の前端面部と圧接し、こ
れにより詳細に後述するように均圧バルブ4が開放状態
とされ、コネクタ1に接続された油充填水中ケーブルか
ら開放状態とされた均圧バルブ4の油流通路を通して当
該コネクタ1の本体シェル2と流体的に密封状に接続さ
れたレセプタクル内部の微小空間部にわたり上記水中ケ
ーブルの充填油が流動可能とされ、この流動油を介して
これら油充填水中ケーブル、コネクタ1及びレセプタク
ルの内部が均圧状態に保持されるようになっている。
【0005】上記均圧バルブ4の詳細な構成を図8
(a)に示す。図8(a)において、円筒状バルブシェ
ル11の内部に細径部12が形成され、該バルブシェル
11の後端部側に第1肩部13が設けられるとともにそ
の前端部側に第2肩部14が設けられる。このバルブシ
ェル11内に摺動可能にバルブシャフト15が挿入さ
れ、このバルブシャフト15の後端部側に形成された第
1段部16にOリング17が装着される一方、バルブシ
ャフト15の前端部の外周にコイルばね18が装着され
るとともに該シャフト15の前端部にバルブシェル11
の内周面を摺動可能としたバルブヘッド19がねじ止め
される。このバルブヘッド19をねじ締めすることによ
りバルブヘッド19の後端面とバルブシェル11の第2
肩部14とでコイルばね18を圧縮し、該コイルばね1
8の反発力によりバルブシャフト15の第1段部16と
バルブシェル11の第1肩部13間にOリング17を挟
んで弾性圧縮変形させ、この圧縮変形されたOリング1
7がバルブシェル11の後端部の内周面とバルブシャフ
ト15の後端部の外周面間の狭間隙により形成される油
流通路の末端開口を閉鎖する。これにより、バルブシェ
ル11の第1肩部13から該シェル11の前端部に至る
内周面とバルブシャフト15及びバルブヘッド19の外
周面間の狭間隙により形成される油流通路が閉鎖状態と
される。このように油流通路を閉じた状態で、当該コネ
クタ1の後端部に上記ケーブル継手部材8を介して接続
された油充填水中ケーブル内に公知の方法により絶縁油
が充填されたとき、該コネクタ1の電気絶縁性ブロック
5の後端面、すなわち図8(a)における電気絶縁性ブ
ロック5の上端面と接触する油は、上記油流通路が閉鎖
状態とされているため、該電気絶縁性ブロック5の前端
面側、すなわち図8(a)における電気絶縁性ブロック
5の下端面側への流動が阻止される。
【0006】上記油充填水中ケーブルが接続されたコネ
クタ1を対応するレセプタクル(図示しない)に差し込
み、コネクタ1のクランプ部材8をレセプタクル60の
前端部の締結部に締め付けると、図8(b)中、最下部
に示されるレセプタクルの電気絶縁性ブロックの前端面
9が該コネクタ1の電気絶縁性ブロック5の前端面に近
づき、該電気絶縁性ブロック5の前端面から突出した閉
鎖状態の均圧バルブ4のバルブヘッド19は、図8
(b)中に矢示するように、圧縮されたコイルばね18
の反発力に抗してバルブシェル11の内方に押し込ま
れ、該バルブシャフト15の第1段部16がバルブシェ
ル11の第1肩部13から離間し、これによりOリング
17が復元してバルブシェル11の後端部の内周面とバ
ルブシャフト15の後端部の外周面間に形成された油流
通路の閉鎖状態が解除される。したがって、電気絶縁性
ブロック5の後端面と接触している充填油は上記開放状
態とされた均圧バルブ4内の油流通路を介してレセプタ
クル内の微小空隙部へ流動可能とされる。
【0007】上述したようにしてコネクタ1をレセプタ
クルに結合した後、上記コネクタ1に接続された油充填
水中ケーブル、コネクタ1及びレセプタクルの前端部
が、例えば海水面から1万数千メートル下の水中に暴露
されると、該油充填水中ケーブルの外皮チューブに1千
数百バールの水圧が負荷され、該外皮チューブが圧縮さ
れて水中ケーブル内の充填油が上述したように均圧バル
ブ4の油流通路を介してレセプタクル内の狭小空間部に
流動し、これら油充填水中ケーブル、コネクタ1及びレ
セプタクルの内部が流動油を介して均圧状態とされる。
これにより上記水圧による圧縮塑性変形及び破壊から保
護され、高信頼性をもって電気機械間の電気接続が安定
に維持される。
【0008】しかしながら、上記従来形式のコネクタ1
において、均圧バルブ4の取り付けに、複数のコンタク
ト3を配置するための電気絶縁領域、すなわち、電気絶
縁性ブロック5の横断面領域を使用するため、その分1
つのコネクタにおけるコンタクトの設定数を削減せざる
を得ず、全体のコネクタ使用個数が増え、それらの保守
点検手間が増すという問題点があった。上記コンタクト
の設定数を削減する代わりに、本体シェル2の口径を大
きくしてコンタクトの設定領域を大きくすることも考え
られるが、この場合、コネクタ全体が大型化するという
新たな問題点が生じる。
【0009】また、上記問題点に対し、コネクタにおけ
る均圧バルブ4の占有領域を縮小する、すなわち、バル
ブシェル径を小さくするにも、機械的強度に関して限界
があるとともに、均圧バルブの径寸法が小さくなればな
る程各部品の製作及びその組み立てが厄介なものとな
り、コネクタ全体の製作コストが高価となり、この解決
方法は採用し難い。
【0010】
【解決しようとする課題及びその解決手段】本発明は、
上記種々の問題点を完全に解消するためになされたもの
であり、流体的に密封状に油充填水中ケーブルを接続可
能としたコネクタの筒状本体シェルの内周面部に、該本
体シェル内部の油充填水中ケーブル接続後端部から前端
部に至る油流通路を形成するとともに該油流通路の充填
油の流通を制御するバルブ機構を形成し、これにより、
コネクタの横断面におけるコンタクト配置用の電気絶縁
領域を最大限に使用可能とするとともに上記バルブ機構
自体は従来形式のものよりも実質的に大径化し、その機
械的強度を高めるとともに組み立てを容易化し、製作コ
ストが安価なものとするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜図3において、本発明の油
充填水中ケーブル用コネクタが概括的に数字符号20を
付して示される。
【0012】上記コネクタ20は、概略、円筒状本体シ
ェル21と、該本体シェル21の前端部及び後端部にそ
れぞれ装着されるクランプ部材24及びケーブル継手部
材30と、複数のピン形コンタク48を保持した電気絶
縁性ブロック35と、上記本体シェル21の内周面部又
は上記電気絶縁性ブロック35の外周面に形成された油
流通溝43又は53と、該油流通溝43又は53と本体
シェル21の内周面とにより形成される油流通路の開閉
弁作用を行うOリング50と、コイルばね58とにより
構成される。
【0013】上記本体シェル21は、例えばアルミニュ
ーム合金、チタン合金(6Al4V)又はステンレスス
チール等の耐食性金属材料を用いて形成され、該本体シ
ェル21の前端部の近くの内周面に肩部22が設けられ
る。この本体シェル21の前端部の外周にクランプ部材
24が装着され、その前端面の開口周囲に形成された環
状凹部26にニトリルゴム製Oリング27が装着され
る。上記クランプ部材24は詳細に後述するレセプタク
ル60の本体シェル61の外周に形成されたクランプナ
ット部62にねじ締め付け可能とされる。一方、本体シ
ェル21の後端部に油充填水中ケーブル接続用のケーブ
ル継手部材30がビス止め可能とされる。このケーブル
継手部材30は、例えば上記本体シェル21と同様、ア
ルミニューム合金、チタン合金(6Al4V)又はステ
ンレススチール等の耐食性金属材料を用いて概略円筒状
に形成され、その一端部の外周面に形成された環状溝3
1にニトリルゴム製Oリング32が取り付けられ、該O
リング32を介して本体シェル21の後端部の内周面に
流体的に密封状に装着される。このケーブル継手部材3
0の他端部の外周に、前述したと同様のウレタンチュー
ブを用いて形成された油充填水中ケーブルの外皮チュー
ブ(図示しない)を公知のクランプリングを介して流体
的に密封状に接続可能とされる。
【0014】上記電気絶縁性ブロック35は、ポリフェ
ニレンサルファイド(PPS)樹脂を用いて概略円柱状
に形成され、一端面に凹部37が設けられたブロック本
体部36と、該ブロック本体部36の凹部37に装填さ
れる熱硬化性エポキシ樹脂38と、該ブロック本体部2
6の開口端面に接着されるポリフェニレンサルファイド
樹脂製の円板状キャップ39とにより構成される。
【0015】上記ブロック本体部36の外周面に、上記
本体シェル21の肩部22と対向する段部40が形成さ
れるとともにその直径上の位置(図2)に段部40から
開口端面まで直線状に延びる2つの油流通溝41が形成
される一方、凹部37の底面部に互いに間隔をあけて長
手軸に沿って延びる4つの貫通穴45が形成される。上
記キャップ29にブロック本体部36の各貫通穴45に
対応する4つの貫通穴46が形成されるとともにその外
周面の直径上の位置に上記油流通溝41と連続する2つ
の油流通溝42が形成される。ブロック本体部36の油
流通溝41と該油流通溝41と対応するキャップ39の
油流通溝42は互いに連続するように接続されて1条の
油流通溝43が形成されるようになっている。
【0016】上記キャップ39の各貫通穴46に金メッ
キ鉄−ニッケル製ピン形コンタクト48が嵌め込まれ、
これらコンタクト48のケーブル芯線接続端部49がキ
ャップ39の端面から外方に突出するように固定され
る。これらコンタクト48の先端部がブロック本体部3
6の開口端面側から対応する貫通穴45に嵌め込まれ、
該ブロック本体部36の前端面から外方に突出するよう
に装着される。次いで、上記ブロック本体部36の凹部
37に熱硬化性エポキシ樹脂38が装填され、該ブロッ
ク本体部36の開口端面に図示しないエポキシ樹脂接着
剤によりキャップ39が接着される。次いで、この組合
わせ体を加熱してエポキシ樹脂38及びエポキシ樹脂接
着剤が熱硬化される。このようにして形成された電気絶
縁性ブロック35の外周面の段部40にニトリルゴム製
Oリング50が嵌め込まれる。このOリング50の円形
断面の直径はブロック本体部36の段部40の半径方向
の幅寸法と略同等とされる。これにより、Oリング50
は、外圧を受けない自由状態にあるときには、その外周
面と本体シェル21の内周面間に隙間を形成して該電気
絶縁性ブロック35の油流通溝43と本体シェル21の
内周面とで形成される油流通路の末端開口を開放状態と
する一方、詳細に後述するように圧縮変形されたときに
は、偏平状に圧縮変形されて上記油流通路の末端開口を
閉鎖状態とするようになっている。
【0017】上記本体シェル21の前端面に近い内周面
部に肩部51が形成され、該肩部51に本体シェル21
の内周面と密接するように形成されたポリフェニレンサ
ルファイド樹脂製の円筒状カラー52が装着される。こ
のカラー52の後端面の直径上の所定位置に、図1中仮
想線で示すように、2つの突片部54が形成される一
方、電気絶縁性ブロック35のブロック本体部36の前
端部の外周面に上記突片部54に対応する位置に2つの
凹部55が形成される。各突片部54は、本体シェル2
1内に電気絶縁性ブロック35を装着する際、ブロック
本体部36の凹部55と噛み合わされ、このようにして
本体シェル21に対し電気絶縁性ブロック35を円周方
向に位置決めすることができる。
【0018】上記本体シェル21の内部に装着された電
気絶縁性ブロック35の後端面に、ポリフェニレンサル
ファイド樹脂製の円筒状ストッパー56が装着されると
ともに該ストッパー56の外周面と本体シェル21の内
周面間にコイルばね58が装着される。このストッパー
56は本体シェル21の内周面と協働してコイルばね5
8の伸縮運動を案内するとともに詳細に後述するように
当該コネクタ20を対応するレセプタクル60と結合さ
せたとき、該ストッパー56の一端がケーブル継手部材
30の端面に当たって電気絶縁性ブロック35が本体シ
ェル21の内方に過剰に押し込まれるのを阻止するよう
に作用する。
【0019】次に、上記プラグ型コネクタ20に対し使
用できる、ソケット型レセプタクル60の一例を、図3
とともに説明する。
【0020】図3において、ソケット型レセプタクル6
0は円筒状本体シェル61と複数(4本)のソッケト形
コンタクト79を保持した電気絶縁性ブロック70とに
より構成される。
【0021】上記本体シェル61は、上記コネクタ20
の本体シェル21と同様、アルミニューム合金、チタン
合金(6Al4V)又はステンレススチール等の耐食性
金属材料を用いて形成される。この本体シェル61の前
端部に、上記コネクタ20の前端部のクランプ部材24
をねじ締め可能としたクランプナット部62が形成され
るとともに該クランプナット部62の下端面に形成され
た環状凹部63にニトリルゴム製Oリング64が装着さ
れる。一方、本体シェル61の後端部の外周に取り付け
用のねじ66が形成され、このねじ66により当該レセ
プタクル60を取り付けようとする図示しない装置の外
壁部に設けた取り付け穴にねじ止め可能とされる。
【0022】上記本体シェル61の前端部及び後端部の
内部にそれぞれ断面円形の空間部が形成され、これら空
間部の底面における所定位置、即ち上記コネクタ20の
4つのコンタクト48に対応する位置に、4つの貫通穴
が設けられる。この本体シェル61の内部に装着される
電気絶縁性ブロック70は、本体シェル61の後端部の
空間部に装着される熱硬化性エポキシ樹脂ブロック71
と、該ブロック71に接合して取り付けられるコンタク
ト設定用のテフロン樹脂製円板状プレート72と、上記
両空間部の底面間に形成された4つ貫通穴内に装填され
る熱硬化性エポキシ樹脂材料73と、本体シェル61の
前端部の空間部に装着される硼珪酸ガラス製ブロック7
4と、該ブロック74に熱硬化性エポキシ樹脂接着剤7
5を介して接着されるポリフェニルサルファイド樹脂製
円柱状ヘッド76とにより構成される。上述したエポキ
シ樹脂ブロック71、プレート72及び硼珪酸ガラス製
ブロック74には、それぞれ、本体シェル61の内部に
設けた4つの貫通穴と連通するようにした4つの貫通穴
が設けられる。
【0023】上記レセプタクル60を組み立てるには、
まず、本体シェル61の後端部の空間部にエポキシ樹脂
ブロック71を挿入するとともに該ブロック71の端面
に上記プレート72を接合し、該プレート72の各貫通
穴が該ブロック71の各貫通穴と連続するように位置合
わせした後、止め輪を介して固定される。次いで、これ
らプレート72、エポキシ樹脂ブロック71及び上記空
間部の底面に形成された互いに連続した貫通穴に、それ
ぞれ、鉄−ニッケル合金製コンタクトシャフト77を挿
入し、該プレート72の貫通穴開口縁部に嵌め込まれ
る。これらコンタクトシャフト77の後端部のリード線
接続端部がプレート72から外方に突出する一方、これ
らコンタクトシャフト77の先端ねじ部が本体シェル6
1の前端部の空間部から突出するように仮り止めされ
る。次いで、上記本体シェル61の前端部側の開口から
空間部底面の各貫通穴の内部に熱硬化性エポキシ樹脂材
料73を装填し、該空間部底面を貫通する各コンタクト
シャフト77を硼珪酸ガラス製ブロック74の対応する
貫通穴に挿し通して該ブロック74を該空間部に挿入す
るとともに該ブロック74の前端面に熱硬化性エポキシ
樹脂接着剤75を塗布する。次いで、上記ブロック74
の後端面から突出する各コンタクトシャフト77の先端
ねじ部に金メッキ鉄−ニッケル合金製ソケット78を螺
着してソケット形コンタクト79を形成し、これらコン
タクト79のソケット78を上記ヘッド76の後端部側
から対応する各貫通穴に嵌め込むとともに該ヘッド76
の後端部を本体シェル61の前端部の空間部に挿入し、
該本体シェル61の空間部の内周面に設けられた環状凹
部68に配置されたニトリルゴム製Oリング69を介し
て流体的に密封状に装着される。この組み立て体を加熱
して上記エポキシ樹脂73及びエポキシ樹脂接着剤75
を硬化し、次いで、クランプナット部62の下端面の環
状凹部63にOリング64を装着し、これでレセプタク
ル60が完成する。
【0024】次に、上記構成のコネクタ20の本体シェ
ル21の内周面部に形成された油流通路の開閉バルブ機
構の動作について説明する。
【0025】いま、コネクタ20には、図1に示すよう
に、油充填水中ケーブルが未接続であり、レセプタクル
60は、コネクタ20及び該コネクタ20に接続される
油充填水中ケーブルを介して電気接続しようとする電気
機械の外壁部(図示しない)に固定されるとともに該電
気機械と電線を介してレセプタクル60の各コンタクト
79と電気接続されているとする。
【0026】まず、上記コネクタ20からケーブル継手
部材30を取り外し、その本体シェル21の後端開口か
らストッパー56、コイルばね58及び電気絶縁性ブロ
ック35を引き出し、該ブロック35の後端面から突出
する各ピン形コンタクト48の芯線接続端部にそれぞれ
接続しようとする油充填水中ケーブル(図示しない)の
対応する芯線の一端部を半田付けする。この油充填水中
ケーブルは、例えば、外皮チューブとしてウレタンチュ
ーブ及び複数(4本)の芯線としてテフロン被覆電線を
用いて形成されたものである。このように電気接続され
た油充填水中ケーブルの外皮チューブの端部を上記ケー
ブル継手部材30の一端部に図示しないクランプリング
を用いて流体的に密封状に接続する。
【0027】次に、上記電気絶縁性ブロック35の前端
部を本体シェル21の後端開口から挿入するとともに該
ブロック35の後端面に上記ストッパー56及びコイル
ばね58を挿入した後、油充填水中ケーブルが接続され
たケーブル継手部材30の一端部をコイルばね58の後
端部に押し当てて該コイルばね58を圧縮しながら電気
絶縁性ブロック35を本体シェル21の内方に押し込
み、上記継手部材30の一端部を該本体シェル21の後
端部にビス止めする。このとき、電気絶縁性ブロック3
5の前端部に設けられた各凹部55を本体シェル21の
前端部の内部に固定された位置合わせ用カラー52の対
応する突片部54と噛み合わせることにより該本体シェ
ル21の横断面に対し電気絶縁性ブロック35の各コン
タクト48の円周方向における位置決めがなされる。こ
のようにして、上記ケーブル継手部材30の一端部がコ
イルばね58を圧縮しながら本体シェル21の内方に押
し込まれるつれて電気絶縁性ブロック35が本体シェル
21の内方に移動し、上記圧縮されたコイルばね58の
反発力により該ブロック35の外周面の段部40と本体
シェル21の内周面の肩部22との間に該段部40に装
着されたOリング50が挟まれて偏平状に弾性圧縮変形
される。この圧縮変形されたOリング50により電気絶
縁性ブロック35の後端面から段部40にわたって延び
る油流通溝43と本体シェル21の内周面とで形成され
る油流通路の末端開口が閉鎖され、該油流通路は絶縁油
の流動を阻止する閉鎖状態とされる。
【0028】上述したようにコネクタ20の内周面部に
形成された油流通路を閉鎖状態とした後、上記油充填水
中ケーブルの外皮チューブ内に公知の方法により絶縁油
が充填される。充填油は、電気絶縁性ブロック35の後
端面、したがって上記油流通路の開口面と接触するもの
の、前述した圧縮変形されたOリング50により該油流
通路の流通が阻止され、したがって、電気絶縁性ブロッ
ク35の前端部の外周面と本体シェル21の前端部の内
周面に密着して装着されたカラー52の内周面間の間隙
により形成された油流通路を介して該ブロック35の前
端面への油漏出が阻止される。
【0029】さて、上述したように油充填水中ケーブル
が接続されたコネクタ20を上記レセプタクル60に差
し込み、該コネクタ20の各ピン形コンタクト48を対
応するレセプタクル60のソケット形コンタクト79と
噛み合わせて電気接続し、次いで、コネクタ20の前端
部のクランプ部材24をレセプタクル60のクランプナ
ット部62にねじ締めするにつれて、コネクタ20にお
ける電気絶縁性ブロック35の前端面とレセプタクル6
0における電気絶縁性ブロック70のヘッド76の前端
面とが相対的に近接する。更に、上記クランプ部材24
をクランプナット部62へねじ締めすると、上記ヘッド
76の前端面がコネクタ20における圧縮されたコイル
ばね58の反発力に抗して上記電気絶縁性ブロック35
の前端面を押圧し、該電気絶縁性ブロック35が本体シ
ェル21の内方に押し込まれ、図4に示すように、該電
気絶縁性ブロック35の外周面の段部40が本体シェル
21の肩部22から離間した状態とされ、該段部40に
おける弾性圧縮変形されたOリング50は断面形状が円
形とされる自由状態に復元する。その結果、上記Oリン
グ50の外周面と本体シェル21の内周面間に再び間隙
が形成され、電気絶縁性ブロック35の外周面の油流通
溝43と本体シェル21の内周面とで形成される油流通
路の末端開口、即ち、該段部40における開口が開放状
態とされる。これにより電気絶縁性ブロック35の後端
面と接触している充填油は、開放状態とされた油流通路
と、それと連続した油流通路、即ち電気絶縁性ブロック
35の前端部の外周面と本体シェル21の内周面及びカ
ラー52の内周面との間の間隙により形成される油流通
路とを介して、上記電気絶縁性ブロック35の前端面と
接触したレセプタクル60の前端部、即ち、電気絶縁性
ブロック70のヘッド76の前端部に形成された微小空
間部内に流動可能とされる。この状態で、コネクタ20
に接続された油充填水中ケーブルの外皮チューブに大き
な水圧等が負荷されると、該水中ケーブル内に充填され
た油が上述したように開状態とされたコネクタ20内の
油流通路を介してレセプタクル60の内部の空間部に至
り流動可能とされ、該流動油によりこれら油充填水中ケ
ーブル、コネクタ20及びレセプタクル60の内部が均
圧状態に保持され、したがってこれら油充填水中ケーブ
ル、コネクタ及びレセプタクル内部の電気接続部の接続
状態を安定に維持することができる。
【0030】なお、上記コネクタ20における油流通路
は電気絶縁性ブロック35の後端面から段部40にわた
る油流通溝34、34により形成するようにしたもので
あるが、これらに代えて、図5に示すように、本体シェ
ル21の内壁面に、好ましくはその直径上の位置に設け
た油流通溝53、53により形成するようにしてもよ
い。
【0031】また、上記コネクタ20及びレセプタクル
60における各ピン型コンタクト48及び各ソケット形
コンタクト79を互いに入れ替え、それぞれ、ジャック
型コネクタ及びプラグ型レセプタクルとしてもよい。
【0032】更に、上記コネクタ20におけるケーブル
継手部材30は、図1に示すように直線状のI型に限ら
ず、ケーブル接続端部を直角に曲げたL型又は2つのケ
ーブル接続端部を有するT型に形成したものであっても
よい。
【0033】更にまた、上記コイルばね58はその外周
面が本体シェル21の内壁面と略接触するような径寸法
を有するように調整し、これにより該コイルばね58の
伸縮運動を案内するストッパー56を省略してもよい。
【0034】
【作用効果】本発明によれば、コネクタの本体シェルの
外周面部に、該本体シェルの内部に摺動可能に当該コネ
クタの複数のコンタクトを保持した電気絶縁性ブロック
を装着し、該電気絶縁性ブロックの後端面からその前端
面にわたる少なくとも1つの油流通路を形成するととも
に該油流通路の開閉を制御するバルブ機構を設けたか
ら、当該コネクタの横断面におけるコンタクト配置領域
を最大限に使用することができ、バルブ機構自体は従来
形式のものよりも実質的に大径とし、その機械的強度が
大きく、その組み立てが容易で製作コストが安価なもの
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例のコネクタの一部切り欠いた
縦断面図である。
【図2】 図1のコネクタの後端面側から見た電気絶縁
性ブロックの平面図を示す。
【図3】 図1のプラグ型コネクタに対応して適用でき
るソケット型レセプタクルの一例の縦断面図である。
【図4】 本発明のコネクタにおける油流通路の開閉バ
ルブ機構の動作を説明するための図1のコネクタと図3
のレセプタクルとを結合させたときの一部切欠縦断面図
を示す。
【図5】 本発明のコネクタの油流通路の変形例を示す
概略要部縦断面図である。
【図6】 従来の油充填水中ケーブル用コネクタの縦半
割断面図である。
【図7】 図6のコネクタの前端部側から見た平面図で
ある。
【図8】 図6のコネクタにおける充填油の流通を制御
する均圧バルブの開閉動作を説明するもので、(a)は
閉鎖状態時、(b)は開放状態時を示す。
【符号の説明】
20 本発明の油充填水中ケーブル用コネクタ 21 本体シェル 22 肩部 24 クランプ部材 30 ケーブル継手部材 35 電気絶縁性ブロック 40 段部 41、42、43 油流通溝 48 ピン形コンタクト 50 Oリング 58 コイルばね 60 レセプタクル 61 本体シェル 62 クランプナット部 70 電気絶縁性ブロック 76 ヘッド 77 コンタクトシャフト 78 ソケット 79 ソケット形コンタクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村島 崇 神奈川県横浜市金沢区釜利谷東7−2−24 (72)発明者 中條 秀彦 神奈川県横浜市金沢区平潟町11−1−103 (72)発明者 玉木 章 千葉県市原市東五所10−18 (72)発明者 栗山 襄治 滋賀県栗太郡栗東町伊勢落字野神689−1 ダイトロンテクノロジー株式会社栗東工 場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状本体シェル内に、複数のコンタクト
    を互いに離間して該本体シェルの長手軸と平行状に延び
    るように保持した電気絶縁性ブロックを装着し、上記本
    体シェルの後端部に、上記電気絶縁性ブロックの各コン
    タクトと電気接続された油充填水中ケーブルの一端部を
    流体的に密封状に接続可能とした円筒状ケーブル継手部
    材を装着する一方、該本体シェルの前端部に当該コネク
    タに対応するレセプタクルにねじ締め付け可能としたク
    ランプ部材を装着して構成したコネクタであって、 上記コネクタを対応するレセプタクルと結合したとき、
    上記コネクタの電気絶縁性ブロックの前端面に露出した
    各コンタクトの先端部を上記レセプタクルの対応するコ
    ンタクトとかみ合せて電気接続し、上記本体シェルの後
    端部のクランプ部材を締め付けるにつれて上記レセプタ
    クルの前端面部が上記コネクタの電気絶縁性ブロックの
    前端面部を圧接してこれらコネクタとレセプタクル間を
    流体的に密封状に接続可能とした、油充填水中ケーブル
    用コネクタにおいて、 上記電気絶縁性ブロックは上記本体シェルの内壁面と密
    接して軸方向に摺動可能に形成するとともにその後端部
    にコイルばねを装着し、 上記筒状本体シェルの前端部の近くの内周面に肩部を形
    成する一方、上記電気絶縁性ブロックの外周面に上記本
    体シェルの肩部とかみ合い可能とした段部を形成すると
    ともに該段部にOリングを装着し、 上記電気絶縁性ブロックの外周面又は上記本体シェルの
    内壁面に、該電気絶縁性ブロックの後端面から上記段部
    又は上記肩部に至る少なくとも1つの油流通溝を形成
    し、 上記本体シェルの後端部から内方に上記ケーブル継手部
    材の一端部を押し込んで装着したとき、該ケーブル継手
    部材の一端部が上記コイルばねを圧縮しながら上記電気
    絶縁性ブロックを前方に押圧し、該コイルばねの反発力
    により上記電気絶縁性ブロックの段部と上記本体シェル
    の肩部間に上記Oリングを挟んで圧縮変形させ、この圧
    縮変形されたOリングにより上記油流通溝と本体シェル
    の内周面とで形成された油流通路の末端開口を閉鎖状態
    として上記油充填水中ケーブル内の油の流通を阻止する
    一方、上記コネクタを対応するレセプタクルに差し込ん
    で該コネクタの前端部のクランプ部材を締め付けるにつ
    れて上記レセプタクルの前端面部が上記圧縮されたコイ
    ルばねの反発力に抗して上記電気絶縁性ブロックを押圧
    し、該電気絶縁性ブロックの段部を本体シェルの肩部か
    ら離間させることにより上記Oリングの圧縮変形を解除
    して上記油流通路の末端開口を開放状態とし、上記ケー
    ブル継手部材に接続された油充填水中ケーブルから上記
    開放状態とされた油流通路を介して当該コネクタの本体
    シェルと流体的に密封状に接続されたレセプタクル内部
    に形成された微小空間部に至り上記油充填水中ケーブル
    内の油を流動可能とし、この流動油を介してこれら油充
    填水中ケーブル、コネクタ及びレセプタクルの内部を均
    圧状態に保持するようにしたことを特徴とする、油充填
    水中ケーブル用コネクタ。
  2. 【請求項2】 筒状本体シェルの内部に挿入した電気絶
    縁性ブロックの後端面部に円筒状ストッパーを装着し、
    該ストッパー外周面と上記筒状本体シェルの内周面間に
    コイルばねを装着して該コイルばねの伸縮運動を案内す
    るとともに当該コネクタをレセプタクルと接続した際、
    上記ストッパーにより上記電気絶縁性ブロックが筒状本
    体シェルの内方に押し込まれる量を制限するようにし
    た、第1項記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 ケーブル継手部材が耐食性金属材料によ
    り形成された円管体を用いて形成した、第1項又は第2
    項に記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 コンタクトとしてピン形コンタクトを用
    いてプラグ型コネクタを形成した、第1項〜は第3項の
    いずれかに記載のコネクタ。
  5. 【請求項5】 コンタクトとしてソケット形コンタクト
    を用いてジャック型コネクタを形成した、第1項〜第3
    項のいずれかに記載のコネクタ。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のコネクタの各コンタク
    トと対応するコンタクトを有するレセプタクルであっ
    て、上記コネクタの前端部のクランプ部材を介して結合
    されたとき、該コネクタの本体シェル内に装着された電
    気絶縁性ブロックを内方に押し込むことにより該電気絶
    縁性ブロックの外周面の段部を上記本体シェルの内周面
    の肩部から離間させて該段部に装着されたOリングの弾
    性圧縮変形を解除し、該電気絶縁性ブロックの後端面か
    ら前端面に至る油流通路を開放状態に切り換えるように
    した、油充填水中ケーブル用レセプタクル。
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