JPH09320782A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JPH09320782A
JPH09320782A JP13244796A JP13244796A JPH09320782A JP H09320782 A JPH09320782 A JP H09320782A JP 13244796 A JP13244796 A JP 13244796A JP 13244796 A JP13244796 A JP 13244796A JP H09320782 A JPH09320782 A JP H09320782A
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inverter
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正徳 三嶋
Katsumi Sato
勝己 佐藤
Minoru Maehara
稔 前原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低電力損失で効率良く、且つ確実に制御電源
を供給可能で、小型化可能な放電灯点灯装置を提供す
る。 【解決手段】 交流電源ACを整流器DBにより整流し
て直流電力に変換し、この直流電力をインバータ部1に
より高周波電力に変換して放電灯2に供給する。整流器
DBの出力から、限流素子としての電流制限抵抗Roを
介して平滑コンデンサC6を充電し、ツェナーダイオー
ドZD2からなる定電圧素子により所定の直流電圧を生
成して、インバータ制御回路3の制御電源としている。
また、インバータ部1の発振開始後に、インバータ部1
からダイオードD4と限流素子としての電流制限抵抗R
1とを介して平滑コンデンサC6を充電し、制御電源電
圧Vccを得る様に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、インバータ回路に
より放電灯を点灯させる放電灯点灯装置に関するもので
あり、更に詳しくは、そのインバータ回路の制御回路を
動作させるための制御電源の生成方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のインバータ式の放電灯点灯装置の
回路図を図6に示す。(第1従来例) これは、主電源としての交流電源ACを整流器DBによ
り整流して直流電力に変換し、さらに、この直流電力を
インバータ部1により高周波電力に変換して、放電灯2
に供給している。また、整流器DBの出力から、限流素
子としての電流制限抵抗Roを介して平滑コンデンサC
6を充電し、ツェナーダイオードZD2よりなる定電圧
素子により所定の直流電圧を生成して、インバータ制御
回路3に供給している。しかし、このような方式では、
インバータ制御回路3の動作電源は常に電流制限抵抗R
oを介して供給されるため、電流制限抵抗Roでの消費
電力の面で大きく不利である、という第1の問題点が生
じてしまう。
【0003】上記第1の問題点を解決する手段として、
特開平7ー57887号公報に示したものがあり、その
基本回路構成図を図4に示す。(第2従来例) 主電源としての交流電源ACを整流器DBにより整流し
て直流電力に変換し、さらに、この直流電力をインバー
タ部1により高周波電力に変換して放電灯2に供給して
いる。また、整流器DBの出力から、限流素子としての
電流制限抵抗Roとスイッチング素子SWとを介して平
滑コンデンサC6を充電し、ツェナーダイオードZD2
からなる定電圧素子により所定の直流電圧を生成して、
インバータ制御回路3の制御電源としてインバータ制御
回路3に供給している。また、インバータ部1の発振開
始後に、チョークコイルの2次巻線などから得られる電
圧は、ダイオードD4を介して平滑コンデンサC6に充
電され、インバータ制御回路3の制御電源としてインバ
ータ制御回路3に供給される。スイッチング素子の開閉
は電源制御回路7により制御される。
【0004】図4の回路の動作を図5に示す。交流電源
ACの投入後、まず、スイッチング素子はオンする。こ
れにより、制御電源電圧Vccは電流制限抵抗Roを介
して立ち上がり、電圧V2まで上昇する。制御電源電圧
Vccが電圧V2まで上昇した後、スイッチング素子S
Wがオフし、制御電源電圧Vccは低下していく。この
とき、時刻t1でインバータ部1が動作を開始した場
合、インバータ部1よりダイオードD4を介して制御電
源用の電流が供給され、制御電源電圧Vccは最大値V
tまで上昇する。この最大値Vtはツェナーダイオード
ZD2のツェナー電圧となる。図5では、インバータ部
1の動作開始を時刻t1としたが、これよりも前に動作
を開始したのならば、その時点よりダイオードD4を介
して電流が供給され、制御電源電圧Vccが立ち上が
る。
【0005】制御電源電圧Vccが電圧V2より高い期
間は、スイッチング素子SWはオフ状態を維持する。時
刻t2で消灯制御信号を入力した場合、インバータ部1
は動作を停止し、ダイオードD4からの電流は停止し、
制御電源電圧Vccはインバータ制御回路3の消費によ
り低下し、電圧V1に達する。電圧V1に達すると、ス
イッチング素子SWは再びオンし、これにより、制御電
源電圧Vccは上昇し、電圧V2となるまでオンし、電
圧V2となるとスイッチング素子SWはオフする。それ
以降、制御電源電圧Vccは電圧V2と電圧V1との間
で制御される。ここで、電圧V1はインバータ制御回路
3の動作が正常に行われる電圧であり、この電圧V1以
上であれば、インバータ部1も問題なく、動作を開始で
きる。以上のように制御することで、待機時の制御電源
電圧Vccを低く制御でき、且つ電流制限抵抗Roでの
電力損失を低減することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記第2従来
例では、交流電源ACから整流器DB、電流制限抵抗R
oを介してインバータ制御回路3へと供給される電流を
遮断する為のスイッチング素子SWと、スイッチング素
子SWをオンオフ制御する電源制御回路7とが必要であ
るため、装置の大型化を招いてしまう、という第2の問
題点が生じる。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、低電力損失で効率良く、
且つ確実に制御電源を供給可能で、小型化可能な放電灯
点灯装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1記載の発明によれば、主電源から供給さ
れる電圧を交流の高周波電圧に変換して放電灯に供給す
るインバータ部と、インバータ部の発振動作を制御する
インバータ制御回路と、インバータ制御回路の制御電源
を主電源から得るための第1の電源手段と、インバータ
制御回路の制御電源をインバータ部の発振動作による出
力電圧から得るための第2の電源手段とを備え、第2の
電源手段から得られるインバータ制御回路の制御電源
は、インバータ制御回路を動作するのに充分な電圧値を
有すると共に、放電灯の予熱時と定常点灯時とで略一定
の電圧値を有するものであることを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明によれば、第1の電源
手段は、主電源からの電流を限流する限流素子を有する
ものであることを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明によれば、第2の電源
手段は、インバータ部からの電流を限流する限流素子を
有するものであることを特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明によれば、インバータ
部は、交流電源電圧を直流電圧に変換して出力する電源
回路と、少なくとも第1のスイッチング素子を有し、直
流電圧を交流の高周波電圧に変換して放電灯に供給する
インバータ回路とで構成されることを特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明によれば、インバータ
回路は、2つの2次巻線を有し、一方の2次巻線の両端
電圧は放電灯に供給し、他方の2次巻線の両端電圧はイ
ンバータ制御回路の制御電源として供給するものである
ことを特徴とする。
【0013】請求項6記載の発明によれば、電源回路
は、少なくとも第2のスイッチング素子を含んでなる降
圧チョッパ回路であることを特徴とする。
【0014】請求項7記載の発明によれば、電源回路
は、少なくとも第2のスイッチング素子を含んでなる昇
降圧チョッパ回路であることを特徴とする。
【0015】請求項8記載の発明によれば、第1のスイ
ッチング素子と第2のスイッチング素子とは同一である
ことを特徴とする。
【0016】請求項9記載の発明によれば、インバータ
回路は、ハーフブリッジ式インバータであることを特徴
とする。
【0017】
【実施の形態】
(実施の形態1)本発明に係る第1の実施の形態の回路
図を図1に示す。
【0018】図6に示した第1従来例と異なる点は、イ
ンバータ部1の発振開始後に、インバータ部1からダイ
オードD4と限流素子としての電流制限抵抗R1とを介
して平滑コンデンサC6を充電し、制御電源電圧Vcc
を得る様に構成したことであり、その他の第1従来例と
同一構成には同一符号を符すことにより説明を省略す
る。
【0019】次に、図2を用いて本回路の動作を簡単に
説明する。図2は、放電灯2の両端電圧(以下、ランプ
電圧と呼ぶ。)VLaの周波数特性を示すものであり、
図中の実線は、放電灯2の点灯時におけるランプ電圧V
La1の周波数特性を示し、図中の一点鎖線は、放電灯
2の不点灯時もしくは無負荷時におけるランプ電圧VL
a2の周波数特性を示す。放電灯2の予熱−始動−点灯
の動作は以下の様に行われる。 (1)インバータ部1の発振開始周波数が予熱周波数f
2である場合。
【0020】インバータ部1の発振周波数fが予熱周波
数f2となると、ランプ電圧VLaは図中の一点鎖線上
のb点になり、VLa=V11となる。そして、発振周
波数fを連続的あるいは不連続的に低下して、ランプ電
圧VLaを放電開始電圧V12へと昇圧する。VLa=
V12になると放電灯2は始動を開始するため、放電灯
2のランプインピーダンスが低下し、ランプ電圧VLa
の周波数特性は、図中の一点鎖線から実線へと移行す
る。更に、発振周波数fを連続的あるいは不連続的に点
灯周波数f1まで低下すると、ランプ電圧VLaは図中
の実線上のa点になり、VLa=V11となり、放電灯
2は定常点灯状態になる。
【0021】このように、インバータ部1が発振を開始
する電圧、すなわち放電灯2の予熱時のランプ電圧VL
aと、放電灯2の定常点灯時のランプ電圧VLaとを略
一定(ここではVLa=V11)にすることにより、イ
ンバータ部1から出力される電圧も、放電灯2の予熱時
と定常点灯時とで略一定になる。
【0022】また、主電源としての交流電源ACが投入
されると、整流器DBの出力から電流制限抵抗Roを介
して平滑コンデンサC6を充電し、ツェナーダイオード
ZD2によりなる定電圧素子により所定の直流電圧を生
成して、インバータ制御回路3の制御電源電圧Vccと
して供給される。インバータ制御回路3が動作すること
によりインバータ部1が発振を開始すると、インバータ
部1からダイオードD4と電流制限抵抗R1とを介して
平滑コンデンサC6を充電し、ツェナーダイオードZD
2によりなる定電圧素子により所定の直流電圧を生成し
て、インバータ制御回路3の制御電源電圧Vccとして
供給される。
【0023】ここで、インバータ制御回路3が動作可能
な制御電源電圧Vccの最低値が、図2に示す電圧V1
1であれば、図2の一点鎖線上のb点及び実線上のa点
に示す様に、放電灯2の予熱時及び定常点灯時におい
て、インバータ部1からダイオードD4と電流制限抵抗
R1とを介して供給される電圧のみでインバータ制御回
路3を動作させることができる。その為、放電灯2の予
熱−始動−点灯の全ての状態において、整流器DBの出
力から電流制限抵抗Roを介してインバータ制御回路3
に供給する電力は、インバータ部1を起動させるのに充
分な電力であればよく、従来と比べて電流制限抵抗Ro
に流れる電流は略等しいので、電流制限抵抗Roの値を
大きくして電流制限抵抗Roでの損失を低減することが
でき、電流制限抵抗Roの小型化が可能となる。
【0024】なお、インバータ部1の出力電圧は、例え
ば図示しないトランスの2次巻線の両端に発生する電圧
としてもよく、この場合、トランスの巻線比やインバー
タ部1の発振周波数などを制御することにより2次巻線
の両端に発生する電圧を任意に設定可能である。
【0025】(2)インバータ部1の発振開始周波数が
予熱周波数f2より高い周波数f3である場合。
【0026】周波数f3でのインバータ部1の出力電圧
の大小によって、インバータ制御回路3を動作させるの
に充分な制御電源電圧Vccが得られる場合と得られな
い場合とが存在する。ここで、前者の場合の制御電源電
圧Vccを電圧Vcc1、後者の場合の制御電源電圧V
ccを電圧Vcc2とする。
【0027】まず、Vcc=Vcc1の場合、周波数f
3では、図中の一点鎖線上のc点に示す様にランプ電圧
VLaは電圧Vcc1よりも大きく、インバータ部1の
出力電圧からインバータ制御回路3を動作させるのに充
分な制御電源電圧Vccが得られる。このランプ電圧V
Laと電圧Vcc1との差電圧が、つまり、インバータ
部1の出力、例えばトランスの2次巻線の両端に余分に
発生している電圧であり、この差電圧分だけ電流制限抵
抗R1で電圧降下が生じて電流制限抵抗R1でのロスが
発生する。そして、放電灯2が定常点灯状態へと移行す
ると(図中の実線上のa点)、ランプ電圧VLaと電圧
Vcc1との差電圧が更に大きくなり、電流制限抵抗R
1でのロスが更に大きくなってしまう。
【0028】一方、Vcc=Vcc2の場合、周波数f
3では、図中の一点鎖線上のc点に示す様に、ランプ電
圧VLaは電圧Vcc2よりも小さく、インバータ部1
からはインバータ制御回路3を動作させるのに充分な制
御電源電圧Vccが得られない。その為、整流器DBの
出力から電流制限抵抗Roを介して平滑コンデンサC6
を充電することによって、インバータ制御回路3を動作
させるのに充分な制御電源電圧Vccを確保することに
なり、電流制限抵抗Roでのロスが大きくなってしま
う。そして、放電灯2が定常点灯状態へと移行すると
(図中の実線上のa点)、このときのランプ電圧VLa
(=V11)と電圧Vcc2との差電圧が、つまり、イ
ンバータ部1の出力、例えばトランスの2次巻線の両端
に余分に発生している電圧であり、この差電圧分だけ電
流制限抵抗R1で電圧降下が生じて電流制限抵抗R1で
のロスが発生する。なお、電圧V11と電圧Vcc2と
の大きさが略一定であれば、放電灯2の定常点灯時にお
ける電流制限抵抗R1でのロスは最小にすることができ
る。
【0029】(3)インバータ部1の発振開始周波数が
予熱周波数f2より低い周波数f4である場合。
【0030】周波数f4でのインバータ部1の出力電圧
の大小によって、インバータ制御回路3を動作させるの
に充分な制御電源電圧Vccが得られる場合と得られな
い場合とが存在する。ここで、前者の場合の制御電源電
圧Vccを電圧Vcc3、後者の場合の制御電源電圧V
ccを電圧Vcc4とする。
【0031】まず、Vcc=Vcc3の場合、周波数f
4では、図中の一点鎖線上のd点に示す様に、ランプ電
圧VLaは電圧Vcc3よりも大きく、インバータ部1
の出力電圧からインバータ制御回路3を動作させるのに
充分な制御電源電圧Vccが得られる。このランプ電圧
VLaと電圧Vcc3との差電圧が、つまり、インバー
タ部1の出力、例えばトランスの2次巻線の両端に余分
に発生している電圧であり、この差電圧分だけ電流制限
抵抗R1で電圧降下が生じて電流制限抵抗R1でのロス
が発生する。なお、電圧Vcc3が図中の一点鎖線上の
d点に示す値に近づくほど、電流制限抵抗R1でのロス
は減少する。そして、放電灯2が定常点灯状態へと移行
すると(図中の実線上のa点)、ランプ電圧VLaは電
圧Vcc3よりも小さく、インバータ部1からはインバ
ータ制御回路3を動作させるのに充分な制御電源電圧V
ccが得られない。その為、整流器DBの出力から電流
制限抵抗Roを介して平滑コンデンサC6を充電するこ
とによって、インバータ制御回路3を動作させるのに充
分な制御電源電圧Vccを確保することになり、電流制
限抵抗Roでのロスが大きくなってしまう。なお、電圧
V11と電圧Vcc3との大きさが略一定であれば、イ
ンバータ部1の定常点灯時における電流制限抵抗R1で
のロスを最小にすることができ、インバータ部1の出力
電圧によってインバータ制御回路3が動作するのに充分
な制御電源電圧Vccを得ることができる。
【0032】一方、Vcc=Vcc4の場合、周波数f
4では、図中の一点鎖線上のd点に示す様に、ランプ電
圧VLaは電圧Vcc4よりも小さく、インバータ部1
からはインバータ制御回路3を動作させるのに充分な制
御電源電圧Vccが得られない。その為、整流器DBの
出力から電流制限抵抗Roを介して平滑コンデンサC6
を充電することによって、インバータ制御回路3を動作
させるのに充分な制御電源電圧Vccを確保することに
なり、且つ従来と比べて電流制限抵抗Roに流れる電流
は略等しいので、電流制限抵抗Roの値を小さくしなけ
ればならず、電流制限抵抗Roでのロスが大きくなって
しまう。そして、放電灯2が定常点灯状態へと移行する
と(図中の実線上のa点)、ランプ電圧VLaは電圧V
cc4よりも更に小さくなり、インバータ部1からはイ
ンバータ制御回路3を動作させるのに充分な制御電源電
圧Vccが得られない。その為、整流器DBの出力から
電流制限抵抗Roを介して平滑コンデンサC6を充電す
ることによって、インバータ制御回路3を動作させるの
に充分な制御電源電圧Vccを確保することになり、且
つ電流制限抵抗Roの値を更に小さくしなければならな
いので、電流制限抵抗Roでのロスが更に大きくなって
しまい、電流制限抵抗Roの大型化を招いてしまう。
【0033】以上(1)〜(3)で述べた様に、インバ
ータ部1の発振開始周波数が予熱周波数f2より高い周
波数であっても低い周波数であっても、電流制限抵抗R
oあるいは電流制限抵抗R1でのロスが増加することに
なるので、インバータ部1の発振開始周波数が、図中の
一点鎖線上のb点を示す予熱周波数f2近傍であれば、
つまり、放電灯2の予熱時と定常点灯時でのランプ電圧
VLaが略一定であれば、最も効率よく制御電源電圧V
ccを確保することができる。
【0034】(実施の形態2)本発明に係る第2の実施
の形態の回路図を図3に示す。
【0035】本回路は、図1の回路図に示すインバータ
部1の具体的構成の一例を示したものであり、その他の
第1の実施の形態と同一構成には同一符号を付すことに
より説明を省略する。
【0036】本回路は、インバータ回路INVで入力電
流高潮波歪を低く抑えることができると共に、電源回路
としての降圧チョッパ回路POWで電源投入時での突入
電流を低く抑えることができるものであり、且つ第1の
スイッチング素子(以下、スイッチング素子と呼ぶ。)
Q2を含んでなるインバータ回路INVと第2のスイッ
チング素子(以下、スイッチング素子と呼ぶ。)Q2を
含んでなる降圧チョッパ回路POWとで、スイッチング
素子Q2を共用化していることにより、装置の小型化及
び低コスト化を実現可能としているものである。
【0037】次に、インバータ部1の回路構成を簡単に
説明する。整流器DBの直流出力端子の両端には、コン
デンサC1とダイオードD3とからなる直列回路が並列
に接続されており、ダイオードD3の両端にはコンデン
サC5が並列接続されている。コンデンサC1の両端に
はスイッチング素子Q1とスイッチング素子Q2とから
なる直列回路が並列に接続されており、スイッチング素
子Q1とスイッチング素子Q2との各々の両端には、ダ
イオードD1とダイオードD2との各々が逆極性方向に
並列接続されている。更にコンデンサC1の両端には、
インダクタL1と平滑コンデンサC4とダイオードD5
とからなる直列回路が並列接続されており、ダイオード
D5は平滑コンデンサC4の充電電流を阻止する方向に
接続されている。そして、平滑コンデンサC4及びダイ
オードD5の接点とスイッチング素子Q1及びスイッチ
ング素子Q2の接点との間には、平滑コンデンサC4の
充電電流を流す方向にダイオードD6が接続されてい
る。スイッチング素子Q1及びスイッチング素子Q2の
接点とダイオードD3のカソード側端子との間には、カ
ップリング用コンデンサC2(以下、コンデンサC2と
呼ぶ。)とトランスT1の1次巻線n1との直列回路が
接続されている。トランスT1は2つの2次巻線n2,
n3を有しており、2次巻線n2の両端には、共振用イ
ンダクタL2を介して放電灯2が並列接続されている。
放電灯2の非電源側端子間には、放電灯2のフィラメン
ト予熱用及び共振用コンデンサC3が並列接続されてい
る。また、2次巻線n3の一端はダイオードD3のアノ
ード側端子に接続し、2次巻線n3の他端はダイオード
D4のアノード側端子に接続している。
【0038】そして、スイッチング素子Q1とスイッチ
ング素子Q2を交互に高周波でオンオフすることによ
り、共振用インダクタL2とコンデンサC3とからなる
共振系を介して放電灯2に高周波電圧を供給する。な
お、スイッチング素子Q1,Q2はインバータ制御回路
3により駆動される。インバータ制御回路3の制御電源
電圧Vccは、交流電源AC投入直後には、整流器DB
の出力より電流制限抵抗Roを介して平滑コンデンサC
6が充電されることにより所定の値を得、インバータ部
1の発振後は、トランスT1の2次巻線n3の両端に発
生する2次電圧より、ダイオードD4と電流制限抵抗R
1とを介して平滑コンデンサC6が充電されることによ
り所定の値を得る。
【0039】以下に、入力電流高潮波歪を低減する動作
について説明する。 (1)まずスイッチング素子Q1がオンすると、平滑コ
ンデンサC4→インダクタL1→スイッチング素子Q1
→コンデンサC2→トランスT1の1次巻線n1→コン
デンサC5→ダイオードD5→平滑コンデンサC4の経
路で電流が流れ、この電流によりコンデンサC5が充電
され、コンデンサC5の両端電圧Vc5が上昇してい
く。そして、整流器DBの出力電圧VDBとコンデンサ
C5の両端電圧Vc5との和が、平滑コンデンサC4か
らインバータ回路INVに供給される電圧V1を越えた
瞬間から、交流電源AC→整流器DB→スイッチング素
子Q1→コンデンサC2→トランスT1の1次巻線n1
→整流器DB→交流電源ACの経路でも電流が流れ、こ
れが整流器DBからの入力電流となる。この入力電流が
流れる期間は交流電源ACの電源電圧の大きさに略比例
して変化するので、入力電流は交流電源ACに比例した
正弦波状のものとなり、入力電流高潮波歪が低減でき
る。
【0040】(2)次にスイッチング素子Q1がオフ、
スイッチング素子Q2がオンすると、最初はインバータ
回路INVの回生モードにより、トランスT1の1次巻
線n1→コンデンサC5→ダイオードD2→コンデンサ
C2→トランスT1の1次巻線n1の経路で電流が流
れ、やがて反転して、コンデンサC2を電源としてコン
デンサC2→スイッチング素子Q2→コンデンサC5→
トランスT1の1次巻線n1→コンデンサC2の経路で
電流が流れ、この電流によりコンデンサC5の両端電圧
Vc5は低下していく。
【0041】(3)次にスイッチング素子Q2がオフす
ると、しばらくはインバータ回路INVの回生モードと
なり、トランスT1の1次巻線n1→コンデンサC2→
ダイオードD1→コンデンサC1→コンデンサC5→ト
ランスT1の1次巻線n1の経路で電流が流れ、コンデ
ンサC5の両端電圧Vc5は低下し続ける。コンデンサ
C5の電荷が完全に放電すると、コンデンサC5を介さ
ず、ダイオードD3を介して電流が流れる。やがて反転
して上記(1)で示した動作に戻る。
【0042】この様な動作を繰り返し、インバータ回路
INVは入力電流高潮波抑制動作を行うと共に、高周波
発振動作を行う。また、降圧チョッパ回路POWは定常
時の電圧V1を低下する、出力の低周波(例えば商用周
波)のリップルを低減するなどの目的で用いられる。
【0043】次に、インバータ制御回路3の制御電源電
圧Vccを得ることに関する動作について説明する。
【0044】インバータ制御回路3の最低動作電圧は、
整流器DBの出力から電流制限抵抗Roを介して平滑コ
ンデンサC6を充電することにより得ることができる。
また、インバータ部1の発振開始時に、すなわち放電灯
2が予熱時に、トランスT1の2次巻線n2及び2次巻
線n3の各々の両端に発生する電圧は、1次巻線n1と
2次巻線n2と2次巻線n3との巻数比によって決ま
る。この2次巻線n3の両端に発生する電圧を、図2中
の一点鎖線上のb点に示す電圧値近傍になるように、1
次巻線n1と2次巻線n2と2次巻線n3との巻数比
と、インバータ部1の発振周波数とを決定する。この発
振周波数は、放電灯2のフィラメントを充分に予熱可能
な予熱電流を流す程度の値である。
【0045】交流電源AC投入直後は、電流制限抵抗R
oを介して平滑コンデンサC6を充電して、インバータ
制御回路3が動作するのに充分な制御電源電圧Vccを
確保し、インバータ制御回路3が動作を開始する。イン
バータ制御回路3の動作開始によって、スイッチング素
子Q1,Q2が高周波で交互にオンオフを繰返し、つま
りインバータ部1の発振動作を行い、トランスT1の1
次巻線n1の両端に交流電圧を発生する。この交流電圧
によって共振用インダクタL2とコンデンサC3とから
なる共振回路には、図2中の一点鎖線上に示す電圧が発
生する。図2中の一点鎖線のb点に示す電圧が、図2中
の実線上のa点に示す電圧と略一定になるように設定し
てあるので、放電灯2の予熱時において、トランスT1
の2次巻線n2と2次巻線n3との各々の両端には、放
電灯2の定常点灯時に発生する電圧と同程度の電圧が発
生する。トランスT1の2次巻線n3に発生する電圧を
ダイオードD4で整流し、電流制限抵抗R1で限流して
平滑コンデンサC6を充電し、インバータ制御回路3の
制御電源電圧Vccを得る。
【0046】その後、インバータ部1の発振周波数を徐
々に連続的にあるいは不連続的に低下していき、つまり
放電灯2を予熱から始動へと移行し、VLa=V12と
なると放電灯2が放電を開始して点灯し、図2中の実線
に示す特性へと変化する。このとき、共振用インダクタ
L2とコンデンサC3とによる共振作用によって一時的
にトランスT1の2次巻線n2の両端電圧が大きくなる
ため、トランスT1の2次巻線n3の両端電圧も大きく
なるので、一時的に電流制限抵抗R1でのロスが増える
が、放電灯2の点灯後は、図2中の実線に示すa点の定
常点灯状態までインバータ部1の発振周波数を変化させ
るので、放電灯2の定常点灯時における電流制限抵抗R
1でのロスは大きくはならない。放電灯2の点灯後は、
図2中の実線に示すa点近傍でインバータ部1の発振周
波数が維持される為、2次巻線n3の両端からインバー
タ制御回路3を動作するのに充分な制御電源電圧Vcc
を得ることができる。
【0047】以上、上記第1、第2の実施の形態に示し
た様に構成したことにより、電流制限抵抗Roは、イン
バータ制御回路3の動作を開始するのに充分なだけの電
圧を平滑コンデンサC6で得られる程度の値を有するも
のであればよく、放電灯2の予熱時及び定常点灯時での
電流制限抵抗Roでのロスを低減することができ、電流
制限抵抗Roの小型化を図ることができる。更に、放電
灯2の予熱時及び定常点灯時でのランプ電圧VLaを互
いに略一定にしているので、電流制限抵抗R1は、イン
バータ制御回路3を動作させるのに充分な程度を有する
ものであればよく、放電灯2の予熱時及び定常点灯時で
の電流制限抵抗R1でのロスを低減することができ、電
流制限抵抗R1の小型化を図ることができる。また、放
電灯2の定常点灯後において、放電灯2のはずし時及び
エミレス時などの異常状態になっても、インバータ部1
の発振周波数を予熱周波数f2に維持することにより、
インバータ制御回路3が動作するのに十分な制御電源電
圧Vccを維持し続けることができ、放電灯2の再装着
時の放電灯2の予熱−始動−点灯がスムーズに行うこと
ができる。
【0048】なお、上記第2の実施の形態において、共
振用インダクタL2あるいはコンデンサC3はトランス
T1の1次巻線n1側であってもよく、コンデンサC3
は放電灯2の非電源側ではなく電源側にあってもよく、
トランスT1にリーケージトランスを用いて共振用イン
ダクタL2の代わりとする構成であってもよい。更に、
スイッチング素子Q1,Q2にはバイポーラトランジス
タを用いたが、電解効果トランジスタやIGBTなどの
他のスイッチング素子を用いてもよく、電解効果トラン
ジスタやIGBTを用いると、ダイオードD1とダイオ
ードD2とを省略することができる。また、放電灯2は
何灯あっても構わない。更にまた、電源回路POWとし
ては降圧チョッパ回路の他に、電解トランジスタを含ん
でなる完全平滑回路であっても、部分平滑回路であって
もよく、インバータ回路INVには、所謂ハーフブリッ
ジ式インバータを用いたが、所謂フルブリッジ式インバ
ータであっても1石式インバータあっても、他の方式で
あってもよい。
【0049】上記第1、第2の実施の形態において、電
流制限抵抗Roと電流制限抵抗R1とは、例えばサーミ
スタなどの他のインピーダンス素子を用いてもよく、ツ
ェナーダイオードZD2は定電圧を得ることができるも
のであれば、例えば3端子レギュレータなどの他の素子
及び他の構成を用いてもよく、インバータ制御回路3の
一部あるいは全部にICを用いることにより、インバー
タ制御回路3での消費電力が更に低減されるので、電流
制限抵抗Ro及び電流制限抵抗R1の値を更に大きくす
ることができ、電流制限抵抗Ro及び電流制限抵抗R1
を更に小型化することができ、回路効率を向上すること
ができる。
【0050】
【発明の効果】請求項1から請求項3に記載の発明によ
れば、予熱−始動−点灯モードの移行過程において不要
な電力を抑えることが可能で、低電力損失で効率良く確
実に制御電源を供給可能で、小型化可能な放電灯点灯装
置を提供できる。
【0051】請求項4及び請求項5に記載の発明によれ
ば、入力電流高潮波歪を低く抑えることが可能であると
共に、予熱−始動−点灯モードの移行過程において不要
な電力を抑えることが可能で、低電力損失で効率良く確
実に制御電源を供給可能で、小型化可能な放電灯点灯装
置を提供できる。
【0052】請求項6から請求項9に記載の発明によれ
ば、入力電流高潮波歪を低く抑えることが可能で、電源
投入時での突入電流を低く抑えることが可能であると共
に、予熱−始動−点灯モードの移行過程において不要な
電力を抑えることが可能で、低電力損失で効率良く確実
に制御電源を供給可能で、小型化可能な放電灯点灯装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施の形態を示す回路図であ
る。
【図2】本発明に係るランプ電圧の周波数特性を示す特
性図である。
【図3】本発明に係る第2実施の形態を示す回路図であ
る。
【図4】本発明に係る第2従来例を示す回路図である。
【図5】上記従来例に係る動作波形を示す図である。
【図6】本発明に係る第1従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
INV インバータ回路 n 巻線 POW 電源回路 Q スイッチング素子 Vcc 制御電源 1 インバータ部 2 放電灯 3 インバータ制御回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主電源から供給される電圧を交流の高周
    波電圧に変換して放電灯に供給するインバータ部と、前
    記インバータ部の発振動作を制御するインバータ制御回
    路と、前記インバータ制御回路の制御電源を前記主電源
    から得るための第1の電源手段と、前記インバータ制御
    回路の制御電源を前記インバータ部の発振動作による出
    力電圧から得るための第2の電源手段とを備える放電灯
    点灯装置において、 前記第2の電源手段から得られる前記インバータ制御回
    路の制御電源は、前記インバータ制御回路を動作するの
    に充分な電圧値を有すると共に、前記放電灯の予熱時と
    前記放電灯の定常点灯時とで略一定の電圧値を有するも
    のであることを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の電源手段は、前記主電源から
    の電流を限流する限流素子を有するものであることを特
    徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の電源手段は、前記インバータ
    部からの電流を限流する限流素子を有するものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 前記インバータ部は、交流電源電圧を直
    流電圧に変換して出力する電源回路と、少なくとも第1
    のスイッチング素子を有し、前記直流電圧を交流の高周
    波電圧に変換して前記放電灯に供給するインバータ回路
    とで構成されることを特徴とする請求項1記載の放電灯
    点灯装置。
  5. 【請求項5】 前記インバータ回路は、2つの2次巻線
    を有すると共に、一方の前記2次巻線の両端電圧は前記
    放電灯に供給し、他方の前記2次巻線の両端電圧は前記
    インバータ制御回路の制御電源として供給するものであ
    ることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに
    記載の放電灯点灯装置。
  6. 【請求項6】 前記電源回路は、少なくとも第2のスイ
    ッチング素子を含んでなる降圧チョッパ回路であること
    を特徴とする請求項4記載の放電灯点灯装置。
  7. 【請求項7】 前記電源回路は、少なくとも第2のスイ
    ッチング素子を含んでなる昇降圧チョッパ回路であるこ
    とを特徴とする請求項4記載の放電灯点灯装置。
  8. 【請求項8】 前記第1のスイッチング素子と前記第2
    のスイッチング素子とは同一であることを特徴とする請
    求項4から請求項7のいずれかに記載の放電灯点灯装
    置。
  9. 【請求項9】 前記インバータ回路は、ハーフブリッジ
    式インバータであることを特徴とする請求項4または請
    求項5に記載の放電灯点灯装置。
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