JPH09320858A - ギャップ付磁心 - Google Patents

ギャップ付磁心

Info

Publication number
JPH09320858A
JPH09320858A JP8137186A JP13718696A JPH09320858A JP H09320858 A JPH09320858 A JP H09320858A JP 8137186 A JP8137186 A JP 8137186A JP 13718696 A JP13718696 A JP 13718696A JP H09320858 A JPH09320858 A JP H09320858A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic core
spacer
gap
magnetic
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8137186A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Matsumoto
規雄 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Petrochemical Industries Ltd filed Critical Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority to JP8137186A priority Critical patent/JPH09320858A/ja
Publication of JPH09320858A publication Critical patent/JPH09320858A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Regulation Of General Use Transformers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】可聴周波数により発生する騒音を最小限に抑制
した磁心を提供する。 【解決手段】磁性薄帯を捲回した環状積層体からなる磁
心と、この磁心の磁路に環状積層体を切断したギャップ
を設け、このギャップの切断面にスペーサを挿入し、こ
のスペーサを切断面に密着させ、接着剤で磁心に接着し
たギャップ付磁心を作成し、この環状積層体の積層高さ
(厚み)に対するスペーサの長さが、積層高さ(厚み)
と同一または積層高さ(厚み)よりも大きいギャップ付
磁心とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気回路に用いる
ギャップ付磁心に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁心は非晶質金属(合金を含
む)からなる薄帯(非晶質磁性薄帯)を捲回させたり、
非晶質磁性薄帯を打ち抜いて作成した環状片を何枚も積
層して作られる。
【0003】このような磁心は、非晶質磁性薄帯を捲回
した後に、エポキシ等の合成樹脂を含浸・被覆させて一
定の形状に硬化させる工程で作成される。そして、この
磁心にギャップを設ける場合は、非晶質磁心を切断機械
で切断して二つのカット磁心に分離するかまたは、磁心
の一部を切断機械で切断する。
【0004】次に、カット磁心同士の互いに向かい合っ
た切断面同士あるいは、磁心の一部を切断した場合は、
その切断面同士で挟むようにして、両者の間にポリエス
フィルムあるいはギャップ紙等のスペーサを挿入する。
【0005】ここで、ギャップにスペーサを挿入した
後、磁心の振動によりスペーサがギャップから離脱する
ことを防止するため、スペーサを切断面に密着させ、接
着剤で磁心に接着してギャップ付磁心を作成する。
【0006】このようにして作成した磁心に絶縁を施
し、導電体の捲線を捲回することで、電気回路で用いら
れるトロイダルコイルができあがる。このギャップ付磁
心においては、コイルに流れる電流が交流である場合、
磁心は交流の周波数によって振動し、周波数が可聴周波
数である場合は、磁心から音波が発生し耳障りな騒音と
して観測されるという問題点があった。
【0007】従来、ギャップ付磁心においては、通常ケ
ースに対する収納性の面から、図1〜2に示すように、
環状積層体の積層高さ(厚み)に対するスペーサの長さ
TAが、積層高さ(厚さ)よりも小さいスペーサを接着
剤で磁心の切断面に接着し、非晶質磁性薄帯を固定して
いる。
【0008】しかしながら、これら従来のギャップ付磁
心では、その動作時に発生する騒音がなお大きいという
問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は研究を進め
た結果、スペーサの長さを変更することにより、磁心の
振動を効果的に抑制できることを見い出した。
【0010】本発明の目的は、可聴周波数により発生す
る騒音を最小限に抑制した磁心を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】磁性薄帯を捲回した環状
積層体からなる磁心を作成し、この磁心の磁路に環状積
層体を切断してなるギャップを設ける。
【0012】次に、このギャップの切断面にスペーサを
挿入し、このスペーサを切断面に密着させ、接着剤で磁
心に接着することでギャップ付磁心を得る。そして、こ
のギャップ付磁心を構成する環状積層体の積層高さ(厚
み)に対するスペーサの長さを、積層高さ(厚み)と同
一又は積層高さ(厚み)よりも大きくしたギャップ付磁
心とした。
【0013】次に、この磁心は、円筒形である請求項1
記載のギャップ付磁心とした。そして、前記スペーサ
は、ガラス繊維を積層したスペーサである請求項1記載
のギャップ付磁心とした。
【0014】次に、前記スペーサは、ガラス繊維を積層
し、エポキシ樹脂を含浸,硬化させてなるスペーサであ
る請求項1記載のギャップ付磁心とした。そして、前記
磁性薄帯は、非晶質磁性合金で構成してなる磁性薄帯を
使用する請求項1記載のギャップ付磁心とした。
【0015】尚、前記スペーサの長さが、環状積層体の
積層高さ(厚み)の1.0ないし2.0倍の範囲にある請
求項1記載のギャップ付磁心とした。又、磁性薄帯を捲
回した環状積層体からなる磁心を作成し、この磁心の磁
路に環状積層体を切断してなるギャップを設ける。
【0016】次に、このギャップの切断面にスペーサを
挿入し、このスペーサを切断面に密着させ、磁心に接着
剤で接着したギャップ付磁心を得る。そして、スペーサ
として、このギャップ付磁心を構成する積層高さ(厚
み)と同一又は積層高さ(厚み)よりも大きい長さのス
ペーサを用いることを特徴とする騒音の抑制されたギャ
ップ付磁心とした。
【0017】次に、前記磁心が円筒状であり、スペーサ
がガラス繊維を積層したスペーサである請求項7記載の
ギャップ付磁心とした。これにより、環状積層体の積層
高さ(厚み)に対応するスペーサの長さを、積層高さ
(厚み)と同一又は積層高さ(厚み)よりも大きくする
ことによって、すべての非晶質磁性薄帯が接着剤でスペ
ーサと固定されているので、磁心の振動を最小限に抑制
できる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係る実施の形態を、図3
〜15に基づいて説明する。まず、本実施の形態に係る
ギャップ付磁心は、非晶質磁性薄帯を捲回して得た環状
積層体(トロイダルコア)に合成樹脂を含浸させた磁心
1を構成部材とする。
【0019】そして、磁性体からなる磁心1は、磁性体
薄帯を巻回して得た環状積層体(トロイダルコア)だけ
でなく、リング状の磁性体薄帯を複数枚積層し接着剤等
で固定した積層体、あるいは磁性体粉末を圧縮成形した
もの(圧縮磁心)を含む。積層体の形態も特に制限はな
くトロイダル型、EI型、CI型等いずれの形態でもよ
い。
【0020】また、磁心1の材質として用いられる磁性
体としては、フェライト、パーマロイ、非晶質合金、あ
るいは微結晶合金などが例示できる。非晶質合金として
は例えばFe−B−Si、Fe−B−C、Fe−Co−
B−Si等のFe系非晶質合金もしくはCo−B−S
i、Co−B、Co−Fe−Ni−Si−B等のCo系
非晶質合金及びNi系非晶質合金が挙げられ、微結晶合
金としては例えばFe−Si−B−Cu−Nb等のFe
系微結晶合金が挙げられる。
【0021】そして、含浸させる合成樹脂としては、下
記の例のような熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂が挙げられ
る。すなわち、エポキシ樹脂、アクリレート系樹脂、G
F(グラスファイバー)入りフェノール樹脂、ポリイミ
ド樹脂、ポリウレタン樹脂、エチレン−酢ビ共重合体
PB(ポリブデン)、PBT(ポリブチレンテレフタレ
ート)、PMMA、ポリスチレン、GF入りABS、ナ
イロン12、GF入りポリカーボネート等である。
【0022】尚、溶融合成樹脂温度は、軟化温度または
溶融温度よりも0℃〜+300℃高い温度、特に+50
〜+100℃程度高い温度が望ましい。そして、この磁
心1にギャップ2を設ける場合は、例えば磁心1を形成
している環状積層体を、切断機械で切断して二つのカッ
ト磁心に分離するかまたは、磁心1を形成している環状
積層体の一部を、切断機械で切断する方法によって行わ
れる。
【0023】本実施の形態に係るギャップ付磁心は、磁
心1を形成している環状積層体の一部を切断機械で切断
したものである。次に、ギャップに挿入するスペーサ3
の材質としては、ガラス繊維を積層したもの、ポリ塩化
ビニル、セラミックス等が用いられるが、本発明に係る
ギャップ付磁心は、実用性及び騒音低減効果の面からガ
ラス繊維を積層したものを用いている。
【0024】特に、ガラス繊維を積層し、エポキシ樹脂
を含浸,硬化させたものが好ましい。例えば、ギャップ
に挿入するスペーサ3は、ガラス繊維を積層し、エポキ
シ樹脂を含浸した後、380℃の温度にて2時間だけ窒
素雰囲気中で焼鈍し、硬化させて製造する。
【0025】このカット磁心同士の互いに向かい合った
切断面同士あるいは、磁心1を形成している環状積層体
の一部を切断した場合には、その切断面同士で挟むよう
にして、両者の間にスペーサ3を挿入する。
【0026】ここで、交流の電流の周波数による磁心1
の振動によってスペーサ3がギャップ2から離脱するこ
とを防止するため、スペーサ3を切断面に密着させ、接
着剤で磁心1に接着してギャップ付磁心を作成する。
【0027】尚、使用した接着剤としては、ロックタイ
ト社製407、シアノアクリレート、エポキシ樹脂、シ
リコーン等が挙げられる。次に、環状積層体の積層高さ
(厚み)に対するスペーサの長さTAを、積層高さ(厚
み)と同一または積層高さ(厚み)よりも大きくする。
【0028】本発明に係るギャップ付磁心においては、
スペーサの長さTAは環状積層体の積層高さ(厚み)の
1.05倍以上が好ましく、特に、1.1〜2.0倍が好
ましい。
【0029】これによって、すべての非晶質磁性薄帯が
接着剤(ロックタイト社製407、シアノアクリレー
ト、エポキシ樹脂、シリコーン等)でスペーサ3にしっ
かりと固定される。
【0030】そして、非晶質合金薄帯の幅に対するスペ
ーサの長さTBは、薄帯の幅と同一または薄帯の幅より
も小さくすることができる。その理由は、非晶質合金薄
帯の幅に対するスペーサの長さTBを、薄帯の幅よりも
大きくしなくても、環状積層体の積層高さ(厚み)に対
するスペーサの長さTAを、積層高さ(厚み)と同一ま
たは積層高さ(厚み)よりも大きくしているため、すべ
ての非晶質磁性薄帯が接着剤でスペーサ3に固定される
ことになるからである。
【0031】このようにして作成したギャップ付磁心に
絶縁を施し、0.5mmφのビニール被膜線4を磁心に
捲回することで、電気回路で用いられるトロイダルコイ
ル5ができあがる。
【0032】以下の実施例1〜4及び比較例1〜2は、
トロイダルコイル5を電気回路に組み込んで交流の電流
を流し動作させた場合、磁心1から発生する騒音を一定
条件で測定したものである。
【0033】
【実施例1】図3〜4に示すように、組成がFe7813
Si9(数値は原子%)からなる非晶質合金薄帯(アラ
イド社製、商品名:メトグラス2605S2)を10m
mの幅長となるようスリット裁断した後、500回巻回
して内径15mm、外径25mm、非晶質合金薄帯の積
層高さ(厚み)5.0mmの磁心1を作成した。
【0034】次に、この磁心1を380℃の温度にて2
時間だけ窒素雰囲気中で焼鈍した。尚、焼鈍した磁心1
の巻回体の薄帯間に合成樹脂(スリーボンド社製TB2
287、ガラス融点65℃)を含浸させ、環状積層体を
接着した。
【0035】この磁心1にギャップを設けるには、磁心
1を形成している環状積層体の磁路の一部を切断機によ
り切断する。このようにして設けられたギャップは、ス
リット幅0.5mmとし、切断寸法は、積層高さ(厚
み)5.0mm、薄帯の幅10.0mmとした。
【0036】そして、ギャップに挿入するスペーサ3
は、ガラス繊維を積層し、エポキシ樹脂を含浸した後、
380℃の温度にて2時間だけ窒素雰囲気中で焼鈍し、
硬化させて製造する。
【0037】ここでスペーサ3の大きさは、図3〜4に
示すように、環状積層体の積層高さ(厚み)に対する長
さTAを5.0mmとし、非晶質合金薄帯の幅に対する
長さTBを10.0mmとした。
【0038】したがって、環状積層体の積層高さ(厚
み)に対するスペーサ3の長さTAが、環状積層体の積
層高さ(厚み)に対して1.0倍となる。次に、スペー
サ3をギャップ2に挿入し、切断面に密着させ接着剤
(ロックタイト社製407)で磁心1に接着した。
【0039】このようにして作成したギャップ付磁心
に、0.5mmφのビニール被膜線4を30ターン捲回
してトロイダルコイル5を作成した。このトロイダルコ
イル5に交流の電流を流し、ギャップ付磁心1から発生
する騒音を測定した。測定条件は以下の通りである。
【0040】騒音測定条件 信号振幅:10Ap−p 信号オフセット:5A(アンペア) 信号周波数:500Hz(ヘルツ)〜20kHz(キロ
ヘルツ) 掃引時間:1.0秒/往復 マイク距離:200mm 磁心温度:110℃ その結果、騒音レベルは60dB(デシベル)となっ
た。
【0041】
【実施例2】次に、実施例1と同一のトロイダルコイル
5を作成し、スペーサの大きさを図5〜6に示すよう
に、環状積層体の積層高さ(厚み)に対するスペーサ3
の長さTAを5.0mmとし、非晶質合金薄帯の幅に対
するスペーサ3の長さTBを5.0mmとした。
【0042】したがって、環状積層体の積層高さ(厚
み)に対するスペーサ3の長さTAが、環状積層体の積
層高さ(厚み)に対して1.0倍となる。このトロイダ
ルコイル5に交流の電流を流し、実施例1と同一の測定
条件により騒音を測定した。その結果、騒音レベルは6
1dB(デシベル)となった。
【0043】
【実施例3】実施例3では、実施例1と同一のトロイダ
ルコイル5を作成し、スペーサの大きさを図7〜8に示
すように、環状積層体の積層高さ(厚み)に対するスペ
ーサ3の長さTAを7.0mmとし、非晶質合金薄帯の
幅に対するスペーサ3の長さTBを10.0mmとし
た。
【0044】したがって、環状積層体の積層高さ(厚
み)に対するスペーサ3の長さTAが、環状積層体の積
層高さ(厚み)に対して1.4倍となる。このトロイダ
ルコイル5に交流の電流を流し、実施例1と同一の測定
条件により騒音を測定した。その結果、騒音レベルは6
0dB(デシベル)となった。
【0045】
【実施例4】実施例4では、実施例1と同一のトロイダ
ルコイル5を作成し、スペーサの大きさを図9〜10に
示すように、環状積層体の積層高さ(厚み)に対するス
ペーサ3の長さTAを5.0mmとし、非晶質合金薄帯
の幅に対するスペーサの長さTBを15.0mmとし
た。
【0046】したがって、環状積層体の積層高さ(厚
み)に対するスペーサ3の長さTAが、環状積層体の積
層高さ(厚み)に対して1.0倍となる。このトロイダ
ルコイル5に交流の電流を流し、実施例1と同一の測定
条件により騒音を測定した。その結果、騒音レベルは6
0dB(デシベル)となった。
【0047】
【比較例1】上記実施例1〜4に対し比較例1では、実
施例1と同一のギャップ付磁心を作成し、スペーサの大
きさを図11〜12に示すように、環状積層体の積層高
さ(厚み)に対するスペーサ3の長さTAを4.0mm
とし、非晶質合金薄帯の幅に対するスペーサ3の長さT
Bを10.0mmとした。
【0048】したがって、環状積層体の積層高さ(厚
み)に対するスペーサ3の長さTAが、環状積層体の積
層高さ(厚み)に対して0.8倍となる。そして、比較
例1では、環状積層体の積層高さ(厚み)に対するスペ
ーサ3の長さTAが、積層高さ(厚み)5.0mmに対
して1.0mm短くなり、すべての非晶質磁性薄帯がス
ペーサ3に固定されていないことになる。
【0049】このトロイダルコイル5に交流の電流を流
し、実施例1と同一の測定条件により騒音を測定した。
その結果、騒音レベルは70dB(デシベル)となっ
た。
【0050】
【比較例2】比較例2では、実施例1と同一のトロイダ
ルコイル5を作成し、スペーサの大きさを図13〜14
に示すように、環状積層体の積層高さ(厚み)に対する
スペーサ3の長さTAを3.0mmとし、非晶質合金薄
帯の幅に対するスペーサ3の長さTBを10.0mmと
した。
【0051】したがって、環状積層体の積層高さ(厚
み)に対するスペーサ3の長さTAが、環状積層体の積
層高さ(厚み)に対して0.6倍となる。そして、比較
例2では、環状積層体の積層高さ(厚み)に対するスペ
ーサ3の長さTAが、積層高さ(厚み)5.0mmに対
して2.0mm短くなり、すべての非晶質磁性薄帯がス
ペーサ3に固定されていないことになる。
【0052】このトロイダルコイル5に交流の電流を流
し、実施例1と同一の測定条件により騒音を測定した。
その結果、騒音レベルは75dB(デシベル)となっ
た。以下は、実施例1〜4及び比較例1〜2の測定結果
を表にしたものである。
【0053】
【表1】 上記測定結果より明らかなように、環状積層体の積層高
さ(厚み)に対するスペーサ3の長さTAを、積層高さ
(厚み)と同一または積層高さ(厚み)よりも大きくす
ることによって、騒音レベルが60〜61dBに抑制さ
れるのに対して、積層高さ(厚み)よりも小さくした場
合は、騒音レベルが70〜75dBと拡大していること
がわかる。
【0054】尚、非晶質合金薄帯の幅に対するスペーサ
3の長さTBは、薄帯の幅と同一または小さくても騒音
レベルに影響はないことがわかる。
【0055】
【実施例5】実施例5では図15に示すように、実施例
1に係るギャップ付磁心5を繊維を植毛したケース6に
収納したケース収納型磁心である。
【0056】この実施例5では、スペーサ3の大きさ
は、環状積層体の積層高さ(厚み)に対する長さTAを
5.0mmとし、非晶質合金薄帯の幅に対する長さTB
を10.0mmとした。
【0057】したがって、環状積層体の積層高さ(厚
み)に対するスペーサ3の長さTAが、環状積層体の積
層高さ(厚み)に対して1.0倍となる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、磁心の温度が上昇し
て、積層体を固定する接着剤が軟化しても、すべての非
晶質磁性薄帯が接着剤(ロックタイト社製407)でス
ペーサと固定されているので、スペーサによって磁心の
振動が押さえられ、騒音の発生を最小限に抑制すること
ができる。
【0059】特に、実施例5のケース収納型磁心では、
ギャップ付磁心をケースに収納していることから、ケー
スによる消音効果も加わって、磁心から発生する騒音を
より一層抑制することができる。
【0060】尚、非晶質合金薄帯の幅に対するスペーサ
の長さを、薄帯の幅よりも小さくすることができるた
め、スペーサの製造コストの軽減にもなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】・・・従来のギャップ付磁心の斜視図
【図2】・・・従来のギャップ付磁心の断面図及びスペ
ーサの平面図
【図3】・・・本実施例1のギャップ付磁心の斜視図
【図4】・・・本実施例1のギャップ付磁心の断面図及
びスペーサの平面図
【図5】・・・本実施例2のギャップ付磁心の斜視図
【図6】・・・本実施例2のギャップ付磁心の断面図及
びスペーサの平面図
【図7】・・・本実施例3のギャップ付磁心の斜視図
【図8】・・・本実施例3のギャップ付磁心の断面図及
びスペーサの平面図
【図9】・・・本実施例4のギャップ付磁心の斜視図
【図10】・・・本実施例4のギャップ付磁心の断面図
及びスペーサの平面図
【図11】・・・本比較例1のギャップ付磁心の斜視図
【図12】・・・本比較例1のギャップ付磁心の断面図
及びスペーサの平面図
【図13】・・・本比較例2のギャップ付磁心の斜視図
【図14】・・・本比較例2のギャップ付磁心の断面図
及びスペーサの平面図
【図15】・・・本実施例5のケース収納型磁心の斜視
【符号の説明】
1・・・磁心 2・・・ギャップ 3・・・スペーサ 4・・・ビニール被膜線 5・・・トロイダルコイル 6・・・ケース TA・・積層高さ(厚み)に対するスペーサの長さ TB・・薄帯の幅に対するスペーサの長さ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性薄帯を捲回した環状積層体からなる
    磁心と、この磁心の磁路に環状積層体を切断してなるギ
    ャップを設け、このギャップの切断面にスペーサを挿入
    し、このスペーサを切断面に密着させ、磁心に接着剤で
    接着したギャップ付磁心であって、 このギャップ付磁心を構成する環状積層体の積層高さ
    (厚み)に対するスペーサの長さが、積層高さ(厚み)
    と同一又は積層高さ(厚み)よりも大きいギャップ付磁
    心。
  2. 【請求項2】 前記磁心は、円筒形である請求項1記載
    のギャップ付磁心。
  3. 【請求項3】 前記スペーサは、ガラス繊維を積層した
    スペーサである請求項1記載のギャップ付磁心。
  4. 【請求項4】 前記スペーサは、ガラス繊維を積層し、
    エポキシ樹脂を含浸,硬化させてなるスペーサである請
    求項1記載のギャップ付磁心。
  5. 【請求項5】 前記磁性薄帯は、非晶質磁性合金で構成
    してなる磁性薄帯を使用する請求項1記載のギャップ付
    磁心。
  6. 【請求項6】 スペーサの長さが、環状積層体の積層高
    さ(厚み)の1.0ないし2.0倍の範囲にある請求項1
    記載のギャップ付磁心。
  7. 【請求項7】 磁性薄帯を捲回した環状積層体からなる
    磁心と、この磁心の磁路に環状積層体を切断してなるギ
    ャップを設け、このギャップの切断面にスペーサを挿入
    し、このスペーサを切断面に密着させ、磁心に接着剤で
    接着したギャップ付磁心において、 スペーサとして、このギャップ付磁心を構成する積層高
    さ(厚み)と同一又は積層高さ(厚み)よりも大きい長
    さのスペーサを用いることを特徴とする騒音の抑制され
    たギャップ付磁心。
  8. 【請求項8】 前記磁心が円筒状であり、スペーサがガ
    ラス繊維を積層したスペーサである請求項7記載のギャ
    ップ付磁心。
JP8137186A 1996-05-30 1996-05-30 ギャップ付磁心 Pending JPH09320858A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8137186A JPH09320858A (ja) 1996-05-30 1996-05-30 ギャップ付磁心

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8137186A JPH09320858A (ja) 1996-05-30 1996-05-30 ギャップ付磁心

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09320858A true JPH09320858A (ja) 1997-12-12

Family

ID=15192820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8137186A Pending JPH09320858A (ja) 1996-05-30 1996-05-30 ギャップ付磁心

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09320858A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001338823A (ja) * 2000-05-30 2001-12-07 Toshiba Corp 磁性コアとその製造方法、およびそれを用いた磁性部品
JP2004524672A (ja) * 2000-04-28 2004-08-12 メトグラス・インコーポレーテッド 打ち抜きバルクアモルファス金属磁性部品
JP2006294830A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Sumitomo Electric Ind Ltd コア及びリアクトル
JP2006344868A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Sumitomo Electric Ind Ltd リアクトル及びトランス
KR100892429B1 (ko) * 2007-08-29 2009-04-10 엘지이노텍 주식회사 인버터용 트랜스포머
JP2009296015A (ja) * 2009-09-18 2009-12-17 Sumitomo Electric Ind Ltd 車載用電力変換装置
JP2013084767A (ja) * 2011-10-11 2013-05-09 Sumitomo Wiring Syst Ltd リアクトルおよびその製造方法
JP2023030029A (ja) * 2017-12-29 2023-03-07 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 磁性コア、インダクター及びこれを含むemiフィルター

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004524672A (ja) * 2000-04-28 2004-08-12 メトグラス・インコーポレーテッド 打ち抜きバルクアモルファス金属磁性部品
JP2001338823A (ja) * 2000-05-30 2001-12-07 Toshiba Corp 磁性コアとその製造方法、およびそれを用いた磁性部品
JP2006294830A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Sumitomo Electric Ind Ltd コア及びリアクトル
JP2006344868A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Sumitomo Electric Ind Ltd リアクトル及びトランス
KR100892429B1 (ko) * 2007-08-29 2009-04-10 엘지이노텍 주식회사 인버터용 트랜스포머
JP2009296015A (ja) * 2009-09-18 2009-12-17 Sumitomo Electric Ind Ltd 車載用電力変換装置
JP2013084767A (ja) * 2011-10-11 2013-05-09 Sumitomo Wiring Syst Ltd リアクトルおよびその製造方法
JP2023030029A (ja) * 2017-12-29 2023-03-07 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 磁性コア、インダクター及びこれを含むemiフィルター
JP2025032282A (ja) * 2017-12-29 2025-03-11 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 磁性コア、インダクター及びこれを含むemiフィルター

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101197234B1 (ko) 비정질 금속 코어와, 이를 이용한 유도장치 및 그 제조방법
WO2019168158A1 (ja) 磁性コアとその製造方法、およびコイル部品
JPH09320858A (ja) ギャップ付磁心
KR20140096323A (ko) 자기 코어에서의 가청 노이즈를 감소 방법 및 감소된 가청 노이즈를 갖는 자기 코어
JP2010268033A (ja) スピーカー振動板およびこれを用いた動電型スピーカー
JPH09270334A (ja) 平面型磁気素子およびそれを用いたスイッチング電源
JP2009059954A (ja) ディスク型リアクトル
US6580348B1 (en) Flat magnetic core
JP2004312459A (ja) アンテナ及びアンテナ用コア
JPH08111322A (ja) 低騒音トランス及びリアクトル用のコア
JP2974265B2 (ja) 回転電機のスロット用磁性楔
JP2001085233A (ja) 半閉磁路インダクタおよびその製造法。
JP2001068364A (ja) トロイダルコイルおよびその製造方法。
JPH10144534A (ja) インダクタ用磁心及びインダクタ
JPS5850713A (ja) 非晶質磁性合金から成るe型磁芯の製造方法
JP2012080159A (ja) アンテナ部材及び低周波アンテナ
JPH08250337A (ja) 電気機器の鉄心
WO1993020666A1 (en) Speaker
JPH07254507A (ja) インダクタンス素子
JP2000164428A (ja) 磁 心
JP2001135533A (ja) 半閉磁路インダクタおよびその製造方法
JP2004087668A (ja) 鉄心及びこれを用いたコイル装置並びにこれらの製造方法
JP2572686Y2 (ja) 誘導電磁器
WO1999003116A1 (fr) Bobine
JP2000269045A (ja) 磁心及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051122

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060516