JPH09321627A - 比較器及びa/dコンバータ - Google Patents
比較器及びa/dコンバータInfo
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- JPH09321627A JPH09321627A JP15183596A JP15183596A JPH09321627A JP H09321627 A JPH09321627 A JP H09321627A JP 15183596 A JP15183596 A JP 15183596A JP 15183596 A JP15183596 A JP 15183596A JP H09321627 A JPH09321627 A JP H09321627A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 MOS型構造のA/Dコンバータを形成する
比較器の入力容量を小さくしA/Dコンバータの高速化
及び低消費電力化を実現すること。 【解決手段】 リセット動作時は差分増幅回路(10)
のスイッチ(S1、S2)及びスイッチ(S3、S4)
をオンにすると共に、スイッチ(S5)をオンにして、
各比較回路(D0 〜DD )のトランジスタ(Tr1、T
r2)のゲートに同一のリセット電圧が供給される。ま
た、比較動作時は差分増幅回路(10)のスイッチ(S
1、S2)及びスイッチ(S3、S4、S5)をオフに
すると共に、スイッチ(S6)をオンにして、各比較回
路(D0 〜DD )のトランジスタ(Tr1)に差分増幅
電圧(Vreset −VIN)、トランジスタ(Tr2)に基
準電圧(Vreset −Vrefn)が印加されるようにする。
比較器の入力容量を小さくしA/Dコンバータの高速化
及び低消費電力化を実現すること。 【解決手段】 リセット動作時は差分増幅回路(10)
のスイッチ(S1、S2)及びスイッチ(S3、S4)
をオンにすると共に、スイッチ(S5)をオンにして、
各比較回路(D0 〜DD )のトランジスタ(Tr1、T
r2)のゲートに同一のリセット電圧が供給される。ま
た、比較動作時は差分増幅回路(10)のスイッチ(S
1、S2)及びスイッチ(S3、S4、S5)をオフに
すると共に、スイッチ(S6)をオンにして、各比較回
路(D0 〜DD )のトランジスタ(Tr1)に差分増幅
電圧(Vreset −VIN)、トランジスタ(Tr2)に基
準電圧(Vreset −Vrefn)が印加されるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は比較器及びこの比較
器を使用したA/Dコンバータに関わり、特にMOSプ
ロセスで構成する場合に好適なものである。
器を使用したA/Dコンバータに関わり、特にMOSプ
ロセスで構成する場合に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】まず従来から使用されているA/Dコン
バータについて述べる。図2は従来の一般的な並列比較
方式によるnビットのA/Dコンバータのブロック図の
一例を示したものである。この図に示す並列比較方式に
よるA/Dコンバータ100は、抵抗ラダー回路10
1、比較器群102及びデコーダ回路103によって構
成されており、例えば入力されるアナログ電圧VINをn
ビットのデジタルデータとして出力することができるn
ビットの分解能を持つA/Dコンバータである。
バータについて述べる。図2は従来の一般的な並列比較
方式によるnビットのA/Dコンバータのブロック図の
一例を示したものである。この図に示す並列比較方式に
よるA/Dコンバータ100は、抵抗ラダー回路10
1、比較器群102及びデコーダ回路103によって構
成されており、例えば入力されるアナログ電圧VINをn
ビットのデジタルデータとして出力することができるn
ビットの分解能を持つA/Dコンバータである。
【0003】この図において、抵抗ラダー回路101は
入力される基準電圧Vref を2n 等分に分割して、比較
器群102に出力する。比較器群102は、2n −1個
の反転アンプからなる比較器Dが並列に接続されて構成
されており、各比較器Dには入力アナログ電圧VINと抵
抗ラダー回路101で分割された各比較器Dの基準電圧
とがそれぞれ入力されている。そして各比較器Dにおい
て、入力アナログ電圧VINと各比較器Dの基準電圧とを
比較してデコーダ回路103に比較信号を出力する。デ
コーダ回路103は、比較器群102の各比較器Dから
出力される比較信号を自然2進コード等に変換して所定
のnビットのデジタル信号として出力する。
入力される基準電圧Vref を2n 等分に分割して、比較
器群102に出力する。比較器群102は、2n −1個
の反転アンプからなる比較器Dが並列に接続されて構成
されており、各比較器Dには入力アナログ電圧VINと抵
抗ラダー回路101で分割された各比較器Dの基準電圧
とがそれぞれ入力されている。そして各比較器Dにおい
て、入力アナログ電圧VINと各比較器Dの基準電圧とを
比較してデコーダ回路103に比較信号を出力する。デ
コーダ回路103は、比較器群102の各比較器Dから
出力される比較信号を自然2進コード等に変換して所定
のnビットのデジタル信号として出力する。
【0004】ところで、上記したような全並列比較方式
によるA/Dコンバータ100によって入力アナログ電
圧VINをnビットのデジタル信号に変換して出力する場
合は、比較器102に2n −1個の比較器Dが必要にな
る。このため、出力するデジタル信号のビット数が大き
くなるにともなって、比較器群102の比較器Dの数が
指数関数的に増大するという欠点がある。
によるA/Dコンバータ100によって入力アナログ電
圧VINをnビットのデジタル信号に変換して出力する場
合は、比較器102に2n −1個の比較器Dが必要にな
る。このため、出力するデジタル信号のビット数が大き
くなるにともなって、比較器群102の比較器Dの数が
指数関数的に増大するという欠点がある。
【0005】そこで、このような問題を解決するために
サブレンジング方式と呼ばれるA/Dコンバータが提案
されている。図3にサブレンジング方式によるnビット
のA/Dコンバータのブロック図の一例を示す。この図
に示すサブレンジング方式のA/Dコンバータは、aビ
ットA/Dコンバータ104(但し、a<n)、aビッ
トD/Aコンバータ105、差分増幅回路106、及び
bビットA/Dコンバータ107(但し、b=n−a)
によって構成されている。なお、aビットA/Dコンバ
ータ104、及びbビットA/Dコンバータ107は、
例えば図2に示したような全並列比較方式のA/Dコン
バータによって構成されている。
サブレンジング方式と呼ばれるA/Dコンバータが提案
されている。図3にサブレンジング方式によるnビット
のA/Dコンバータのブロック図の一例を示す。この図
に示すサブレンジング方式のA/Dコンバータは、aビ
ットA/Dコンバータ104(但し、a<n)、aビッ
トD/Aコンバータ105、差分増幅回路106、及び
bビットA/Dコンバータ107(但し、b=n−a)
によって構成されている。なお、aビットA/Dコンバ
ータ104、及びbビットA/Dコンバータ107は、
例えば図2に示したような全並列比較方式のA/Dコン
バータによって構成されている。
【0006】このサブレンジング方式のA/Dコンバー
タは、先ず入力アナログ電圧VINをaビットA/Dコン
バータ104でaビットのデジタル信号に変換して出力
すると共に、aビットD/Aコンバータ105で再びア
ナログ電圧に変換して差分増幅回路106に出力する。
差分増幅回路106は、入力アナログ電圧VINからaビ
ットD/Aコンバータ105から出力されるアナログ電
圧を減算した差分電圧をbビットA/Dコンバータ10
7に出力する。bビットA/Dコンバータ107は、こ
の差分電圧をbビットデジタル信号に変換して出力す
る。なお、この差分電圧はaビットA/Dコンバータ1
04の量子化誤差となる。そして、aビットA/Dコン
バータ104から出力されるaビットのデジタル信号
と、bビットA/Dコンバータ107から出力されるb
ビットのデジタル信号から最終的なnビットのデジタル
信号を得るようにしている。
タは、先ず入力アナログ電圧VINをaビットA/Dコン
バータ104でaビットのデジタル信号に変換して出力
すると共に、aビットD/Aコンバータ105で再びア
ナログ電圧に変換して差分増幅回路106に出力する。
差分増幅回路106は、入力アナログ電圧VINからaビ
ットD/Aコンバータ105から出力されるアナログ電
圧を減算した差分電圧をbビットA/Dコンバータ10
7に出力する。bビットA/Dコンバータ107は、こ
の差分電圧をbビットデジタル信号に変換して出力す
る。なお、この差分電圧はaビットA/Dコンバータ1
04の量子化誤差となる。そして、aビットA/Dコン
バータ104から出力されるaビットのデジタル信号
と、bビットA/Dコンバータ107から出力されるb
ビットのデジタル信号から最終的なnビットのデジタル
信号を得るようにしている。
【0007】このようなサブレンジング方式のnビット
のA/Dコンバータは、aビットA/Dコンバータ10
4とbビットA/Dコンバータ107によってnビット
のデジタル信号に変換することができるため、図2に示
した全並列比較方式でA/Dコンバータ全体を構成した
場合に比べて比較器の数を減らすことができるという利
点がある。
のA/Dコンバータは、aビットA/Dコンバータ10
4とbビットA/Dコンバータ107によってnビット
のデジタル信号に変換することができるため、図2に示
した全並列比較方式でA/Dコンバータ全体を構成した
場合に比べて比較器の数を減らすことができるという利
点がある。
【0008】次に、図4(a)に上記したような全並列
比較方式のA/Dコンバータ100に設けられる比較器
の一例としてチョッパー型比較器を示す。この図に示す
チョッパー型比較器108は、スイッチS11〜スイッチ
S13、コンデンサC、反転アンプDAによって構成され
ており、リセット動作と比較動作を行うことにより入力
される基準電圧Vref と入力アナログ電圧VINを比較し
て比較電圧を出力する。
比較方式のA/Dコンバータ100に設けられる比較器
の一例としてチョッパー型比較器を示す。この図に示す
チョッパー型比較器108は、スイッチS11〜スイッチ
S13、コンデンサC、反転アンプDAによって構成され
ており、リセット動作と比較動作を行うことにより入力
される基準電圧Vref と入力アナログ電圧VINを比較し
て比較電圧を出力する。
【0009】このチョッパー型比較器108のリセット
動作時においては、スイッチS11、及びスイッチS13が
オンとなり、反転アンプDAにコンデンサーCを介して
入力アナログ電圧VINが入力されると共に、反転アンプ
DAの入力と出力が短絡状態になる。この場合、反転ア
ンプDAは入力アナログ電圧VINをバイアス点とするユ
ニットアンプ(ゲインG=1)となり、反転アンプDA
に入力される入力信号(コンデンサーCの右端電圧)
は、図4(b)に示す閾値電圧VTHとなり、反転アンプ
DAから出力される出力電圧は中点電圧Vc となる。ま
たこの時のコンデンサーCの左端電圧は、入力アナログ
電圧VINとなる。
動作時においては、スイッチS11、及びスイッチS13が
オンとなり、反転アンプDAにコンデンサーCを介して
入力アナログ電圧VINが入力されると共に、反転アンプ
DAの入力と出力が短絡状態になる。この場合、反転ア
ンプDAは入力アナログ電圧VINをバイアス点とするユ
ニットアンプ(ゲインG=1)となり、反転アンプDA
に入力される入力信号(コンデンサーCの右端電圧)
は、図4(b)に示す閾値電圧VTHとなり、反転アンプ
DAから出力される出力電圧は中点電圧Vc となる。ま
たこの時のコンデンサーCの左端電圧は、入力アナログ
電圧VINとなる。
【0010】一方、比較動作時においては、スイッチS
12がオンにすると共に、スイッチS11、スイッチS13が
オフとする。この切換直後は前記したような閾値電圧V
THでバイアスされ、反転アンプはフィードバックのない
状態(ゲインG≒∞)となる。そしてこの場合、コンデ
ンサーCの左端電圧は、スイッチS12を介して入力され
る基準電圧Vref となる。
12がオンにすると共に、スイッチS11、スイッチS13が
オフとする。この切換直後は前記したような閾値電圧V
THでバイアスされ、反転アンプはフィードバックのない
状態(ゲインG≒∞)となる。そしてこの場合、コンデ
ンサーCの左端電圧は、スイッチS12を介して入力され
る基準電圧Vref となる。
【0011】よって、この基準電圧Vref が、先にコン
デンサーCにホールドされている入力アナログ電圧VIN
より小さい時は、反転アンプDAの入力信号が閾値電圧
VTHより小さくなり、図4(b)に示すように反転アン
プDAの出力電圧VOUT は『High』レベルになる。ま
た、基準電圧Vref がアナログ電圧VINより大きい時
は、反転アンプDAの入力信号が閾値電圧VTHより大き
くなり、図4(b)に示すように反転アンプDAの出力
電圧VOUT は『Low 』レベルになる。
デンサーCにホールドされている入力アナログ電圧VIN
より小さい時は、反転アンプDAの入力信号が閾値電圧
VTHより小さくなり、図4(b)に示すように反転アン
プDAの出力電圧VOUT は『High』レベルになる。ま
た、基準電圧Vref がアナログ電圧VINより大きい時
は、反転アンプDAの入力信号が閾値電圧VTHより大き
くなり、図4(b)に示すように反転アンプDAの出力
電圧VOUT は『Low 』レベルになる。
【0012】このようなチョッパー型比較器108によ
ってA/Dコンバータ100を構成すると、反転アンプ
DAの入力オフセット電圧をキャンセルすることができ
るため、特にMOS型構造のA/Dコンバータを構成す
る場合に利点がある。
ってA/Dコンバータ100を構成すると、反転アンプ
DAの入力オフセット電圧をキャンセルすることができ
るため、特にMOS型構造のA/Dコンバータを構成す
る場合に利点がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うなチョッパー型比較器108を用いてMOS型構造の
全並列比較方式のA/Dコンバータ100を形成する場
合は、チョッパー型比較器108のコンデンサーC及び
スイッチS11〜S13をMOSプロセスで形成する必要が
ある。コンデンサーCをMOSプロセスで形成する場合
は、図5に示すようにシリコン基板110上にポリシリ
コン層112を形成すると共に、このポリシリコン層1
12上にアルミニウム層111を形成する。これにより
ポリシリコン層112とアルミニウム層111との間に
容量が発生してコンデンサーCが形成されることになる
が、この場合はシリコン基板110とポリシリコン層1
12との間に寄生容量Co が発生する。
うなチョッパー型比較器108を用いてMOS型構造の
全並列比較方式のA/Dコンバータ100を形成する場
合は、チョッパー型比較器108のコンデンサーC及び
スイッチS11〜S13をMOSプロセスで形成する必要が
ある。コンデンサーCをMOSプロセスで形成する場合
は、図5に示すようにシリコン基板110上にポリシリ
コン層112を形成すると共に、このポリシリコン層1
12上にアルミニウム層111を形成する。これにより
ポリシリコン層112とアルミニウム層111との間に
容量が発生してコンデンサーCが形成されることになる
が、この場合はシリコン基板110とポリシリコン層1
12との間に寄生容量Co が発生する。
【0014】また、スイッチS11〜S13は、図6に示す
ようなアナログスイッチ120で形成されており、この
ようなアナログスイッチ120はN型トランジスタ12
1及びP型トランジスタ122のゲートGn、Gpに所
定のゲート電圧を印加してA−B間のオン/オフ動作が
制御されるように構成されている。
ようなアナログスイッチ120で形成されており、この
ようなアナログスイッチ120はN型トランジスタ12
1及びP型トランジスタ122のゲートGn、Gpに所
定のゲート電圧を印加してA−B間のオン/オフ動作が
制御されるように構成されている。
【0015】このようなアナログスイッチ120をMO
Sプロセスで形成する場合は、同一基板上にN形トラン
ジスタとP形トランジスタを形成する必要がある。この
ため、例えばN形シリコン基板を用いてアナログスイッ
チ140を形成する場合は、図7に示すようにN形シリ
コン基板131の中に低濃度のP形領域(以下、「Pウ
ェル」という)132を形成し、このPウェル132内
にソース電極133及びドレイン電極134を形成す
る。そしてN形シリコン基板131上に酸化膜135を
形成して、この酸化膜135上にゲート136を形成す
る。
Sプロセスで形成する場合は、同一基板上にN形トラン
ジスタとP形トランジスタを形成する必要がある。この
ため、例えばN形シリコン基板を用いてアナログスイッ
チ140を形成する場合は、図7に示すようにN形シリ
コン基板131の中に低濃度のP形領域(以下、「Pウ
ェル」という)132を形成し、このPウェル132内
にソース電極133及びドレイン電極134を形成す
る。そしてN形シリコン基板131上に酸化膜135を
形成して、この酸化膜135上にゲート136を形成す
る。
【0016】しかしながらMOSプロセスによってN形
シリコン基板上にN形トランジスタを形成した場合、N
形トランジスタがオフの時には図7(a)に示すように
ソース電極133及びドレイン電極134と、Pウェル
132との間に寄生容量Coが発生する。また、ゲート
電極136にプラス(+)電圧に印加されてN型トラン
ジスタがオンとなる時は、同図(b)に示すようにソー
ス電極133とドレイン電極134との間にN形の伝導
層(チャンネル)137とPウェル132との間にも寄
生容量Co が発生する。
シリコン基板上にN形トランジスタを形成した場合、N
形トランジスタがオフの時には図7(a)に示すように
ソース電極133及びドレイン電極134と、Pウェル
132との間に寄生容量Coが発生する。また、ゲート
電極136にプラス(+)電圧に印加されてN型トラン
ジスタがオンとなる時は、同図(b)に示すようにソー
ス電極133とドレイン電極134との間にN形の伝導
層(チャンネル)137とPウェル132との間にも寄
生容量Co が発生する。
【0017】つまり、このようにチョッパー型比較器1
04をMOSプロセスによって形成した場合は、このチ
ョッパー型比較器108の入力ラインに設けられている
コンデンサーC及びスイッチS11〜S13に寄生容量Co
が発生することになる。このため、図2に示すようなA
/Dコンバータ100の比較器群102をチョッパー型
比較器108によって形成した場合は、比較器の数が多
いと入力ラインに接続されている各チョッパー型比較器
108の入力ラインに生じる寄生容量Co も増加し、比
較器群102全体の入力容量が大きくなり、A/Dコン
バータ100の比較速度が速くなると寄生容量CO の充
放電流の影響を受けて比較誤差が生じたり、消費電力が
増大するという問題点があった。
04をMOSプロセスによって形成した場合は、このチ
ョッパー型比較器108の入力ラインに設けられている
コンデンサーC及びスイッチS11〜S13に寄生容量Co
が発生することになる。このため、図2に示すようなA
/Dコンバータ100の比較器群102をチョッパー型
比較器108によって形成した場合は、比較器の数が多
いと入力ラインに接続されている各チョッパー型比較器
108の入力ラインに生じる寄生容量Co も増加し、比
較器群102全体の入力容量が大きくなり、A/Dコン
バータ100の比較速度が速くなると寄生容量CO の充
放電流の影響を受けて比較誤差が生じたり、消費電力が
増大するという問題点があった。
【0018】そこで、MOS型構造の全並列比較方式の
A/Dコンバータ100を形成する場合は、図8に示す
ような差動入力チョッパー型比較器140によって比較
器群102を構成することが考えられる。この図に示す
差動入力チョッパー型比較器140は、N形トランジス
タTr1、Tr2、P形トランジスタTr3、Tr4、
コンデンサーC3、C4、アナログスイッチS3、S
4、S21、S22、差動アンプDB、定電流源Iによって
構成されている。
A/Dコンバータ100を形成する場合は、図8に示す
ような差動入力チョッパー型比較器140によって比較
器群102を構成することが考えられる。この図に示す
差動入力チョッパー型比較器140は、N形トランジス
タTr1、Tr2、P形トランジスタTr3、Tr4、
コンデンサーC3、C4、アナログスイッチS3、S
4、S21、S22、差動アンプDB、定電流源Iによって
構成されている。
【0019】N形トランジスタTr1のゲートには、ス
イッチS21を介して基準電圧Vrefが供給されると共
に、スイッチS22を介して入力アナログ電圧VINが供
給され、N形トランジスタTr2のゲートには基準電圧
Vref が供給されている。また、N形トランジスタTr
1及びTr2のソースには電流iを流す定電流源Iが接
続されている。
イッチS21を介して基準電圧Vrefが供給されると共
に、スイッチS22を介して入力アナログ電圧VINが供
給され、N形トランジスタTr2のゲートには基準電圧
Vref が供給されている。また、N形トランジスタTr
1及びTr2のソースには電流iを流す定電流源Iが接
続されている。
【0020】また、N形トランジスタTr1のドレイン
は、P形トランジスタTr3のドレイン及び差動アンプ
DBの反転入力端子に接続されていると共に、スイッチ
S3の一方に接続され、N形トランジスタTr2のドレ
インは、P形トランジスタTr4のドレイン及び差動ア
ンプDBの非反転入力端子に接続されていると共に、ス
イッチS4の一方に接続されている。また、P形トラン
ジスタTr3及びP形トランジスタTr4のゲートは、
それぞれコンデンサーC3、C4及びスイッチS3、S
4の他方と接続され、P形トランジスタTr3及びP形
トランジスタTr4のソースには、動作電圧Vccが供給
されている。
は、P形トランジスタTr3のドレイン及び差動アンプ
DBの反転入力端子に接続されていると共に、スイッチ
S3の一方に接続され、N形トランジスタTr2のドレ
インは、P形トランジスタTr4のドレイン及び差動ア
ンプDBの非反転入力端子に接続されていると共に、ス
イッチS4の一方に接続されている。また、P形トラン
ジスタTr3及びP形トランジスタTr4のゲートは、
それぞれコンデンサーC3、C4及びスイッチS3、S
4の他方と接続され、P形トランジスタTr3及びP形
トランジスタTr4のソースには、動作電圧Vccが供給
されている。
【0021】このように構成されている差動入力チョッ
パー型比較器140においては、上述した図4に示すチ
ョッパー型比較器と同様にリセット動作と比較動作を行
うことにより、基準電圧Vref と入力アナログ電圧VIN
を比較して比較電圧VOUT を出力するようになされてい
る。この差動入力チョッパー型比較器140のリセット
動作時においては、スイッチS3、S4、S21がオンに
なる。この場合、N形トランジスタTr1及びN形トラ
ンジスタTr2のゲートに同一の基準電圧Vref が印加
され、差動対のN形トランジスタTr1及Tr2には、
それぞれi/2の電流が流れる。またこの時、スイッチ
S3、S4がオンになっているため、コンデンサーC
3、C4には、P形トランジスタTr3、Tr4にi/
2の電流を流すためのゲート電圧がチャージされる。
パー型比較器140においては、上述した図4に示すチ
ョッパー型比較器と同様にリセット動作と比較動作を行
うことにより、基準電圧Vref と入力アナログ電圧VIN
を比較して比較電圧VOUT を出力するようになされてい
る。この差動入力チョッパー型比較器140のリセット
動作時においては、スイッチS3、S4、S21がオンに
なる。この場合、N形トランジスタTr1及びN形トラ
ンジスタTr2のゲートに同一の基準電圧Vref が印加
され、差動対のN形トランジスタTr1及Tr2には、
それぞれi/2の電流が流れる。またこの時、スイッチ
S3、S4がオンになっているため、コンデンサーC
3、C4には、P形トランジスタTr3、Tr4にi/
2の電流を流すためのゲート電圧がチャージされる。
【0022】次に比較動作時は、スイッチS22のみが
オンとなり、N形トランジスタTr1のゲートに入力ア
ナログ電圧VIN、N形トランジスタTr2のゲートに基
準電圧Vref が供給される。ここで、例えば入力アナロ
グ電圧VINが、基準電圧Vref より高い場合は、N形ト
ランジスタTr1に流れる電流がリセット動作時に流れ
ていた電流i/2より多くなり、差動アンプDBの反転
入力端子に印加される電圧が低下すると共に、差動アン
プDBの非反転入力端子に印加される電圧が上昇して、
差動アンプDBから『High』レベルの比較電圧VOUT が
出力されることになる。
オンとなり、N形トランジスタTr1のゲートに入力ア
ナログ電圧VIN、N形トランジスタTr2のゲートに基
準電圧Vref が供給される。ここで、例えば入力アナロ
グ電圧VINが、基準電圧Vref より高い場合は、N形ト
ランジスタTr1に流れる電流がリセット動作時に流れ
ていた電流i/2より多くなり、差動アンプDBの反転
入力端子に印加される電圧が低下すると共に、差動アン
プDBの非反転入力端子に印加される電圧が上昇して、
差動アンプDBから『High』レベルの比較電圧VOUT が
出力されることになる。
【0023】また、逆に基準電圧Vref が入力アナログ
電圧VINより高い場合は、N形トランジスタTr1に流
れる電流がリセット動作時に流れていた電流i/2より
小さくなり、差動アンプDBの反転入力端子に印加され
る電圧が上昇すると共に、差動アンプDBの非反転入力
端子に印加される電圧が低下して、差動アンプDBから
『Low 』レベルの比較電圧VOUT が出力されることにな
る。
電圧VINより高い場合は、N形トランジスタTr1に流
れる電流がリセット動作時に流れていた電流i/2より
小さくなり、差動アンプDBの反転入力端子に印加され
る電圧が上昇すると共に、差動アンプDBの非反転入力
端子に印加される電圧が低下して、差動アンプDBから
『Low 』レベルの比較電圧VOUT が出力されることにな
る。
【0024】よって、このような差動入力チョッパー型
比較器140によって、図2に示すようなA/Dコンバ
ータ100の比較器群102を構成すると、入力ライン
にコンデンサーを設ける必要がなくなり、入力ラインの
寄生容量を従来に比べて低減することができるようにな
る。
比較器140によって、図2に示すようなA/Dコンバ
ータ100の比較器群102を構成すると、入力ライン
にコンデンサーを設ける必要がなくなり、入力ラインの
寄生容量を従来に比べて低減することができるようにな
る。
【0025】しかしながら、このような差動入力チョッ
パー型比較器140は、各チョッパー型比較器140の
それぞれに対して入力ラインにスイッチS22が設ける必
要があるため、このスイッチS22に発生している寄生容
量CO が入力側から見た場合は大きくなり、A/Dコン
バータ100の比較速度が速くなると比較結果に比較誤
差が生じたり、消費電力が増大するという問題点があっ
た。
パー型比較器140は、各チョッパー型比較器140の
それぞれに対して入力ラインにスイッチS22が設ける必
要があるため、このスイッチS22に発生している寄生容
量CO が入力側から見た場合は大きくなり、A/Dコン
バータ100の比較速度が速くなると比較結果に比較誤
差が生じたり、消費電力が増大するという問題点があっ
た。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解決するためになされたもので、MOS型構造のA
/Dコンバータを形成する比較器の入力容量を小さく
し、A/Dコンバータの高速化及び低消費電力化を実現
することを目的とする。
点を解決するためになされたもので、MOS型構造のA
/Dコンバータを形成する比較器の入力容量を小さく
し、A/Dコンバータの高速化及び低消費電力化を実現
することを目的とする。
【0027】上記目的を達成するため、本発明の比較器
は第1の入力端子と第2の入力端子に同一電圧が印加さ
れることでリセットされた後、第1の入力端子と第2の
入力端子に印加される電圧の比較結果を出力する比較回
路部と、入力信号とリセット電圧が供給され、入力信号
とリセット電圧の差分増幅電圧を第1の入力端子に供給
する差分増幅手段と、差分増幅手段の入出力ラインを短
絡状態とすることができる短絡手段とを備えている差分
増幅回路部と、基準電圧とリセット電圧を選択的に比較
回路部の第2の入力端子に供給することができる切換手
段とを備え、リセット動作時は差分増幅回路部の短絡手
段を短絡状態とし、且つ切換手段がリセット電圧を選択
することで比較回路部の第1の入力端子及び第2の入力
端子にリセット電圧が供給され、比較動作時には短絡手
段を開放すると共に、切換手段を切換えて、比較回路の
第1及び第2の入力端子に入力信号と基準電圧が供給さ
れるようにした。
は第1の入力端子と第2の入力端子に同一電圧が印加さ
れることでリセットされた後、第1の入力端子と第2の
入力端子に印加される電圧の比較結果を出力する比較回
路部と、入力信号とリセット電圧が供給され、入力信号
とリセット電圧の差分増幅電圧を第1の入力端子に供給
する差分増幅手段と、差分増幅手段の入出力ラインを短
絡状態とすることができる短絡手段とを備えている差分
増幅回路部と、基準電圧とリセット電圧を選択的に比較
回路部の第2の入力端子に供給することができる切換手
段とを備え、リセット動作時は差分増幅回路部の短絡手
段を短絡状態とし、且つ切換手段がリセット電圧を選択
することで比較回路部の第1の入力端子及び第2の入力
端子にリセット電圧が供給され、比較動作時には短絡手
段を開放すると共に、切換手段を切換えて、比較回路の
第1及び第2の入力端子に入力信号と基準電圧が供給さ
れるようにした。
【0028】また、本発明のA/Dコンバータは、上記
したような比較器を入力信号ラインに複数個並列に接続
して、入力信号を標本化することによりアナログ信号を
デジタル信号に変換するものである。
したような比較器を入力信号ラインに複数個並列に接続
して、入力信号を標本化することによりアナログ信号を
デジタル信号に変換するものである。
【0029】本発明の比較器を用いてA/Dコンバータ
を構成すれば、リセット動作時は差分増幅回路部の短絡
手段が短絡状態になると共に、各切換手段がリセット電
圧を選択するため各比較回路部の第1の入力端子及び第
2の入力端子に同電圧が印加される。また、比較動作時
は差分増幅回路部の短絡手段が開放状態になると共に、
各切換手段が基準電圧を選択するため、各比較回路部の
第1の入力端子には差分増幅回路部から入力信号に対応
した差分増幅電圧が印加され、第2の入力端子には基準
電圧が印加される。
を構成すれば、リセット動作時は差分増幅回路部の短絡
手段が短絡状態になると共に、各切換手段がリセット電
圧を選択するため各比較回路部の第1の入力端子及び第
2の入力端子に同電圧が印加される。また、比較動作時
は差分増幅回路部の短絡手段が開放状態になると共に、
各切換手段が基準電圧を選択するため、各比較回路部の
第1の入力端子には差分増幅回路部から入力信号に対応
した差分増幅電圧が印加され、第2の入力端子には基準
電圧が印加される。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態であ
るA/Dコンバータのブロック図を示したものである。
この図に示すA/Dコンバータ1は、入力アナログク電
圧Vinをnビットのデジタルデータに変換するA/Dコ
ンバータであり、差分増幅回路10及び比較回路群20
によって構成されている。差分増幅回路10は、コンデ
ンサーC1、C2、差動アンプDC及びスイッチS1、
S2によって構成されており、差動アンプDCの反転入
力端子にはリセット電圧Vreset が、非反転入力端子に
はコンデンサーC1 を介して入力アナログ電圧VINがそ
れぞれ入力されている。また、この差動アンプDCはコ
ンデンサC1及びC2によって容量帰還型の差動アンプ
を形成していると共に、コンデンサーC1、C2と並列
にそれぞれスイッチS1、S2が接続されている。
るA/Dコンバータのブロック図を示したものである。
この図に示すA/Dコンバータ1は、入力アナログク電
圧Vinをnビットのデジタルデータに変換するA/Dコ
ンバータであり、差分増幅回路10及び比較回路群20
によって構成されている。差分増幅回路10は、コンデ
ンサーC1、C2、差動アンプDC及びスイッチS1、
S2によって構成されており、差動アンプDCの反転入
力端子にはリセット電圧Vreset が、非反転入力端子に
はコンデンサーC1 を介して入力アナログ電圧VINがそ
れぞれ入力されている。また、この差動アンプDCはコ
ンデンサC1及びC2によって容量帰還型の差動アンプ
を形成していると共に、コンデンサーC1、C2と並列
にそれぞれスイッチS1、S2が接続されている。
【0031】比較回路群20には、第1の比較回路D0
〜第nの比較回路Dn が設けられており、例えばA/D
コンバータ1が8ビットの分解能を持つA/Dコンバー
タであれば、255個の同一構成の比較回路が設けられ
ていることになる。この第1の比較回路D0 は、N形ト
ランジスタTr1、Tr2、P形トランジスタTr3、
Tr4、コンデンサーC3、C4、アナログスイッチS
1 〜S6、差動アンプD0、定電流源Iで構成されてお
り、N形トランジスタTr1のゲートには差分増幅回路
10の出力電圧が供給されている。また、N形トランジ
スタTr2のゲートにはスイッチS5を介してリセット
電圧Vreset が供給されると共に、スイッチS6を介し
て所定の電圧(リセット電圧Vreset −基準電圧
Vref0)が供給される。なお、後で述べるように基準電
圧Vref0は、第1の比較回路D0 で入力アナログ電圧V
INと比較される基準電圧であり、基準電圧Vref1は第2
の比較器D1 、・・・基準電圧Vrefnは第nの比較器D
n の基準電圧である。
〜第nの比較回路Dn が設けられており、例えばA/D
コンバータ1が8ビットの分解能を持つA/Dコンバー
タであれば、255個の同一構成の比較回路が設けられ
ていることになる。この第1の比較回路D0 は、N形ト
ランジスタTr1、Tr2、P形トランジスタTr3、
Tr4、コンデンサーC3、C4、アナログスイッチS
1 〜S6、差動アンプD0、定電流源Iで構成されてお
り、N形トランジスタTr1のゲートには差分増幅回路
10の出力電圧が供給されている。また、N形トランジ
スタTr2のゲートにはスイッチS5を介してリセット
電圧Vreset が供給されると共に、スイッチS6を介し
て所定の電圧(リセット電圧Vreset −基準電圧
Vref0)が供給される。なお、後で述べるように基準電
圧Vref0は、第1の比較回路D0 で入力アナログ電圧V
INと比較される基準電圧であり、基準電圧Vref1は第2
の比較器D1 、・・・基準電圧Vrefnは第nの比較器D
n の基準電圧である。
【0032】また、このN形トランジスタTr1及びT
r2のソースには電流iを流す定電流源Iと接続され
る。また、N形トランジスタTr1とN形トランジスタ
Tr2は差動増幅器を形成し、そのドレイン電極は差動
アンプD0の非反転入力端子及び反転入力端子に接続さ
れていると共に、スイッチS3及びスイッチS4の一方
に接続されている。
r2のソースには電流iを流す定電流源Iと接続され
る。また、N形トランジスタTr1とN形トランジスタ
Tr2は差動増幅器を形成し、そのドレイン電極は差動
アンプD0の非反転入力端子及び反転入力端子に接続さ
れていると共に、スイッチS3及びスイッチS4の一方
に接続されている。
【0033】また、P形トランジスタTr3及びP形ト
ランジスタTr4のゲートは、それぞれコンデンサーC
3、C4及びスイッチS3、S4の他方と接続され、P
形トランジスタTr3及びP形トランジスタTr4のソ
ースには、それぞれ動作電圧が供給されている。なお、
第2の比較回路D1 〜第nの比較回路Dn は同一の構成
とされているため、ここでは説明を省略する。
ランジスタTr4のゲートは、それぞれコンデンサーC
3、C4及びスイッチS3、S4の他方と接続され、P
形トランジスタTr3及びP形トランジスタTr4のソ
ースには、それぞれ動作電圧が供給されている。なお、
第2の比較回路D1 〜第nの比較回路Dn は同一の構成
とされているため、ここでは説明を省略する。
【0034】このように構成されている各比較回路D0
〜Dn においては、リセット動作と比較動作を行うこと
により、各比較回路D0 〜Dn に供給されている基準電
圧Vref0〜Vrefnと、入力アナログ電圧VINを比較して
比較電圧を出力する。
〜Dn においては、リセット動作と比較動作を行うこと
により、各比較回路D0 〜Dn に供給されている基準電
圧Vref0〜Vrefnと、入力アナログ電圧VINを比較して
比較電圧を出力する。
【0035】以下、このようなA/Dコンバータ1の動
作について説明する。まず、リセット動作時はスイッチ
S1、S2、S3、S4、S5がオンになる。この場
合、差分増幅回路10は差動アンプDCの反転入力端子
と出力端子が短絡されてボルテージフォロワーとなり、
非反転入力端子に入力されているリセット電圧Vreset
が出力電圧として出力される。
作について説明する。まず、リセット動作時はスイッチ
S1、S2、S3、S4、S5がオンになる。この場
合、差分増幅回路10は差動アンプDCの反転入力端子
と出力端子が短絡されてボルテージフォロワーとなり、
非反転入力端子に入力されているリセット電圧Vreset
が出力電圧として出力される。
【0036】よって、比較回路群20の各比較回路D0
〜Dn のN形トランジスタTr1のゲート及びN形トラ
ンジスタTr2のゲートには、スイッチS5を介して同
一のリセット電圧Vreset が印加されることになり、差
動対のN形トランジスタTr1及びN形トランジスタT
r2にはそれぞれi/2の電流が流れる。またこの時、
スイッチS3及びS4がオンになっているため、コンデ
ンサーC3及びC4には、P形トランジスタTr3及び
Tr4にそれぞれi/2の電流を流すためのゲート電圧
がチャージされる。
〜Dn のN形トランジスタTr1のゲート及びN形トラ
ンジスタTr2のゲートには、スイッチS5を介して同
一のリセット電圧Vreset が印加されることになり、差
動対のN形トランジスタTr1及びN形トランジスタT
r2にはそれぞれi/2の電流が流れる。またこの時、
スイッチS3及びS4がオンになっているため、コンデ
ンサーC3及びC4には、P形トランジスタTr3及び
Tr4にそれぞれi/2の電流を流すためのゲート電圧
がチャージされる。
【0037】次に比較動作時においては、スイッチS1
〜S5をオフ、スイッチS6がオンになり、差分増幅回
路10の差動アンプDCは容量帰還型のアンプとなり差
分電圧を出力することになる。ここで、例えばコンデン
サーC1、C2を同一の容量とし、差分増幅回路10の
ゲインを1とすると、差分増幅回路10の差動アンプD
Cからは差分電圧Vre set −Vinが出力され、比較回路
群20の各比較回路D0 〜Dn のN形トランジスタTr
1のゲートに供給されることになる。また、各比較回路
D0 〜Dn のN形トランジスタTr2のゲートには、ス
イッチS6を介して各比較回路D0 〜Dn 毎に設定され
る所定の電圧Vreset −Vre f0が供給される。
〜S5をオフ、スイッチS6がオンになり、差分増幅回
路10の差動アンプDCは容量帰還型のアンプとなり差
分電圧を出力することになる。ここで、例えばコンデン
サーC1、C2を同一の容量とし、差分増幅回路10の
ゲインを1とすると、差分増幅回路10の差動アンプD
Cからは差分電圧Vre set −Vinが出力され、比較回路
群20の各比較回路D0 〜Dn のN形トランジスタTr
1のゲートに供給されることになる。また、各比較回路
D0 〜Dn のN形トランジスタTr2のゲートには、ス
イッチS6を介して各比較回路D0 〜Dn 毎に設定され
る所定の電圧Vreset −Vre f0が供給される。
【0038】すなわち、比較動作時においては、リセッ
ト電圧Vreset が相殺されるので各比較回路D0 〜Dn
のN形トランジスタTr1及びTr2を流れる電流が、
入力アナログ電圧VINと、各基準電圧Vref0〜Vrefnに
よって、それぞれ制御されることになり、例えば第1の
比較回路D0 において、入力アナログ電圧VINが基準電
圧Vref0より高い場合は、N形トランジスタTr1に流
れる電流がリセット動作時に流れる電流i/2より多く
なり、N形トランジスタTr2に流れる電流がI/2よ
り少なくなる。その結果、差動アンプD0の反転入力端
子の電圧が低下すると共に、非反転入力端子の電圧が上
昇して、差動アンプD0から『High』レベルの比較電圧
VOUT が出力されることになる。
ト電圧Vreset が相殺されるので各比較回路D0 〜Dn
のN形トランジスタTr1及びTr2を流れる電流が、
入力アナログ電圧VINと、各基準電圧Vref0〜Vrefnに
よって、それぞれ制御されることになり、例えば第1の
比較回路D0 において、入力アナログ電圧VINが基準電
圧Vref0より高い場合は、N形トランジスタTr1に流
れる電流がリセット動作時に流れる電流i/2より多く
なり、N形トランジスタTr2に流れる電流がI/2よ
り少なくなる。その結果、差動アンプD0の反転入力端
子の電圧が低下すると共に、非反転入力端子の電圧が上
昇して、差動アンプD0から『High』レベルの比較電圧
VOUT が出力されることになる。
【0039】また、入力アナログ電圧VINが基準電圧V
ref0より低い場合は、N形トランジスタTr1に流れる
電流がリセット動作時に流れる電流i/2より小さくな
り、N形トランジスタTr2に流れる電流はI/2より
大きくなる。その結果、差動アンプD0の反転入力端子
の電圧が上昇すると共に、非反転入力端子の電圧が低下
して、差動アンプD0から『Low 』レベルの比較電圧V
OUT が出力されることになる。
ref0より低い場合は、N形トランジスタTr1に流れる
電流がリセット動作時に流れる電流i/2より小さくな
り、N形トランジスタTr2に流れる電流はI/2より
大きくなる。その結果、差動アンプD0の反転入力端子
の電圧が上昇すると共に、非反転入力端子の電圧が低下
して、差動アンプD0から『Low 』レベルの比較電圧V
OUT が出力されることになる。
【0040】つまり、このように構成された比較回路D
0 〜Dn においては、1個の差分増幅回路10によって
各比較回路D0 〜Dn のリセット動作時の入力信号と比
較動作時の差分電圧を入力するようにしているため、各
比較回路D0 〜Dn のそれぞれの入力ラインにコンデン
サーやアナログスイッチを設けることなく各比較回路D
0 〜Dn で比較動作を行うことができる。
0 〜Dn においては、1個の差分増幅回路10によって
各比較回路D0 〜Dn のリセット動作時の入力信号と比
較動作時の差分電圧を入力するようにしているため、各
比較回路D0 〜Dn のそれぞれの入力ラインにコンデン
サーやアナログスイッチを設けることなく各比較回路D
0 〜Dn で比較動作を行うことができる。
【0041】よって、このような比較回路D0 〜Dn に
よってA/Dコンバータ1を構成すれば、比較回路D0
〜Dn の入力ラインVINに発生する寄生容量は極めて小
さいものになり、入力側からみた比較回路群20全体の
負荷容量を小さくすることができるため、変換動作を高
速で行うことができると共に、従来と同じ速度の変換動
作を低消費電力で実現することができる。
よってA/Dコンバータ1を構成すれば、比較回路D0
〜Dn の入力ラインVINに発生する寄生容量は極めて小
さいものになり、入力側からみた比較回路群20全体の
負荷容量を小さくすることができるため、変換動作を高
速で行うことができると共に、従来と同じ速度の変換動
作を低消費電力で実現することができる。
【0042】また、本実施の形態であるA/Dコンバー
タ1の差分増幅回路10は、コンデンサーC1、C2の
容量によって高精度にゲインを設定することができる容
量帰還型の増幅器とされているため、図3に示したよう
なサブレンジング方式のA/Dコンバータの量子化誤差
を検出する差分増幅回路106と差分増幅回路10を共
用させたサブレンジング方式のA/Dコンバータを構成
することができる。
タ1の差分増幅回路10は、コンデンサーC1、C2の
容量によって高精度にゲインを設定することができる容
量帰還型の増幅器とされているため、図3に示したよう
なサブレンジング方式のA/Dコンバータの量子化誤差
を検出する差分増幅回路106と差分増幅回路10を共
用させたサブレンジング方式のA/Dコンバータを構成
することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明の比較器を用
いてA/Dコンバータを構成すれば、リセット動作時に
1個の差分増幅回路部から各比較回路部の第1の入力端
子にリセット電圧を印加することができると共に、比較
動作時に各比較回路部の第1の入力端子に差分増幅電圧
を共通して印加することができるため、各比較回路部の
入力ラインに、それぞれスイッチ等を設ける必要がなく
なり、A/Dコンバータの比較動作を高速で行うことが
できるようになると共に、従来と同じ速度の変換動作を
低消費電力で行うことができるようになる。
いてA/Dコンバータを構成すれば、リセット動作時に
1個の差分増幅回路部から各比較回路部の第1の入力端
子にリセット電圧を印加することができると共に、比較
動作時に各比較回路部の第1の入力端子に差分増幅電圧
を共通して印加することができるため、各比較回路部の
入力ラインに、それぞれスイッチ等を設ける必要がなく
なり、A/Dコンバータの比較動作を高速で行うことが
できるようになると共に、従来と同じ速度の変換動作を
低消費電力で行うことができるようになる。
【0044】また、本発明のA/Dコンバータによって
サブレンジング方式のA/Dコンバータを構成すれば、
サブレンジング方式のA/Dコンバータの量子化誤差を
検出するための差分増幅回路部と比較器の差分増幅回路
部とを共用させて構成することができるという利点があ
る。
サブレンジング方式のA/Dコンバータを構成すれば、
サブレンジング方式のA/Dコンバータの量子化誤差を
検出するための差分増幅回路部と比較器の差分増幅回路
部とを共用させて構成することができるという利点があ
る。
【図1】本発明のA/Dコンバータのブロック図であ
る。
る。
【図2】従来の並列比較方式によるA/Dコンバータの
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】従来のサブレンジング方式によるA/Dコンバ
ータのブロック図である。
ータのブロック図である。
【図4】チョッパー型比較器の構成及び入出力特性を示
した図である。
した図である。
【図5】MOSプロセスによるコンデンサーの構造を示
した図である。
した図である。
【図6】アナログスイッチの構成例を示した図である。
【図7】MOSプロセスによるN形トランジスタの構造
を示した図である。
を示した図である。
【図8】差動入力チョッパー型比較器の構成を示した図
である。
である。
1 A/Dコンバータ、10 差分増幅回路、20 比
較器群、D0 〜Dn 比較回路、C1 C2 C3 C4
コンデンサー、Tr1 Tr2 N形トランジスタ、
Tr3 Tr4 P形トランジスタ、S1〜S6 スイ
ッチ、D0〜Dn DC 差動アンプ
較器群、D0 〜Dn 比較回路、C1 C2 C3 C4
コンデンサー、Tr1 Tr2 N形トランジスタ、
Tr3 Tr4 P形トランジスタ、S1〜S6 スイ
ッチ、D0〜Dn DC 差動アンプ
Claims (2)
- 【請求項1】 第1の入力端子と第2の入力端子に同一
電圧が印加されることでリセットされた後、前記第1の
入力端子と前記第2の入力端子に印加される電圧の比較
結果を出力する比較回路部と、 入力信号とリセット電圧が供給され、該入力信号とリセ
ット電圧の差分増幅電圧を前記第1の入力端子に供給す
る差分増幅手段と、前記差分増幅手段の入出力ラインを
短絡状態とすることができる短絡手段とを備えている差
分増幅回路部と、 基準電圧とリセット電圧を選択的に前記比較回路部の第
2の入力端子に供給することができる切換手段とを備
え、 リセット動作時は前記差分増幅回路部の短絡手段を短絡
状態とし、且つ前記切換手段がリセット電圧を選択する
ことで前記比較回路部の第1の入力端子及び第2の入力
端子にリセット電圧が供給され、比較動作時には前記短
絡手段を開放すると共に、前記切換手段を切換えて、前
記比較回路の第1及び第2の入力端子に入力信号と基準
電圧が供給されるようにしたことを特徴とする比較器。 - 【請求項2】 第1の入力端子と第2の入力端子に同一
電圧が印加されることでリセットされた後、前記第1の
入力端子と前記第2の入力端子に印加される電圧の比較
結果を出力する複数の比較回路部と、 入力信号とリセット電圧が供給され、該入力信号とリセ
ット電圧の差分増幅電圧を前記第1の入力端子に供給す
る差分増幅手段と、前記差分増幅手段の入出力ラインを
短絡状態とすることができる短絡手段とを備えている差
分増幅回路部と、 基準電圧とリセット電圧を選択的に前記比較回路部の第
2の入力端子に供給することができる複数の切換手段と
を備え、 リセット動作時は前記差分増幅回路部の短絡手段を短絡
状態とし、且つ前記切換手段がリセット電圧を選択する
ことで前記複数の比較回路部の第1の入力端子及び第2
の入力端子にリセット電圧が供給され、比較動作時には
前記短絡手段を開放すると共に、前記切換手段を切換え
て、前記比較回路の第1及び第2の入力端子に入力信号
と基準電圧が供給されるようにしたことを特徴とするA
/Dコンバータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15183596A JP3637936B2 (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 比較器及びa/dコンバータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15183596A JP3637936B2 (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 比較器及びa/dコンバータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09321627A true JPH09321627A (ja) | 1997-12-12 |
| JP3637936B2 JP3637936B2 (ja) | 2005-04-13 |
Family
ID=15527348
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15183596A Expired - Fee Related JP3637936B2 (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 比較器及びa/dコンバータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3637936B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6975262B2 (en) | 2003-06-30 | 2005-12-13 | Renesas Technology Corp. | Semiconductor integrated circuit |
| CN1329990C (zh) * | 2003-04-04 | 2007-08-01 | 罗姆股份有限公司 | 半导体集成电路器件 |
-
1996
- 1996-05-24 JP JP15183596A patent/JP3637936B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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