JPH0932192A - 施工性に優れた複合板 - Google Patents
施工性に優れた複合板Info
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- JPH0932192A JPH0932192A JP7181448A JP18144895A JPH0932192A JP H0932192 A JPH0932192 A JP H0932192A JP 7181448 A JP7181448 A JP 7181448A JP 18144895 A JP18144895 A JP 18144895A JP H0932192 A JPH0932192 A JP H0932192A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】断熱などの機能を持つ軟質層と、それを保護す
る表面の硬質板からなる複合板で、釘・ネジなどによる
下地材への取付けが容易な上、取付け後の複合板表面の
平面精度と美観を改善し、上敷物の加工容易性、耐変形
性を向上し、耐震性や、床暖房の伝熱性の点でも好まし
い複合板を提供する。 【構成】硬質板の内側に、皿形空間部を有する受け部材
を設ける。受け部材は、硬質板と当接する当接部と、硬
質板に隣接する皿形空間部と、釘・ネジなどを導く導通
孔とを有する。 【効果】複合板を釘・ネジなどで取り付ける際、硬質板
は皿形空間部の中へ変形し、釘・ネジなどの頭部の座を
作るので、釘・ネジなどは適切な深さに沈み、釘・ネジ
などの頭頂部は、複合板の上面と同じ高さとなる。
る表面の硬質板からなる複合板で、釘・ネジなどによる
下地材への取付けが容易な上、取付け後の複合板表面の
平面精度と美観を改善し、上敷物の加工容易性、耐変形
性を向上し、耐震性や、床暖房の伝熱性の点でも好まし
い複合板を提供する。 【構成】硬質板の内側に、皿形空間部を有する受け部材
を設ける。受け部材は、硬質板と当接する当接部と、硬
質板に隣接する皿形空間部と、釘・ネジなどを導く導通
孔とを有する。 【効果】複合板を釘・ネジなどで取り付ける際、硬質板
は皿形空間部の中へ変形し、釘・ネジなどの頭部の座を
作るので、釘・ネジなどは適切な深さに沈み、釘・ネジ
などの頭頂部は、複合板の上面と同じ高さとなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】近年、建材として、断熱、耐熱、
防音、遮音などの機能材料を、硬質の表面材で保護した
複合板ないしパネル(以下複合板と言う)が多用されて
いる。本発明は、かかる複合板の施工性の改善、仕上げ
精度と美観の改善、変形の防止、寿命の延長および耐震
性の向上に関する。特に床暖房用複合板の改善に関し、
柱、根太、下地床板などの下地材(以下下地材3と言
う)への取付けの改善、および伝熱性の改善に関する。
防音、遮音などの機能材料を、硬質の表面材で保護した
複合板ないしパネル(以下複合板と言う)が多用されて
いる。本発明は、かかる複合板の施工性の改善、仕上げ
精度と美観の改善、変形の防止、寿命の延長および耐震
性の向上に関する。特に床暖房用複合板の改善に関し、
柱、根太、下地床板などの下地材(以下下地材3と言
う)への取付けの改善、および伝熱性の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建材として使用される複合板は、
図10Aおよび図10Bに図示する如く片側または両側
表面に薄い硬質板1、その内側に軟質層2を有する構造
のものが多く使用されている。断熱性、耐熱性、防音
性、遮音性などの機能を有する複合板には、施工現場で
別々の硬質板1と軟質層2を組み合わせて組み立てるも
のもあるが、近年は特に、定型の複合板で、工場で量産
される複合板が多く市販され、使用されている。
図10Aおよび図10Bに図示する如く片側または両側
表面に薄い硬質板1、その内側に軟質層2を有する構造
のものが多く使用されている。断熱性、耐熱性、防音
性、遮音性などの機能を有する複合板には、施工現場で
別々の硬質板1と軟質層2を組み合わせて組み立てるも
のもあるが、近年は特に、定型の複合板で、工場で量産
される複合板が多く市販され、使用されている。
【0003】複合板の軟質層2は、断熱、耐熱、防音、
遮音などの機能を保持するための重要な材料である。こ
のため、軟質層2には、樹脂加工品、発泡樹脂製品、気
泡セメント製品、気泡石膏製品、気泡コンクリート製
品、気泡セラミック製品、耐熱煉瓦、珪藻土製品、シラ
スバルーン製品、グラスウール製品、ロックウール製
品、セラミックウール製品、廃棄物再生樹脂製品、天然
木材、合成木材、木材片製品、木材粉製品、および前記
材料の複合・混合製品など、上記の機能を有しながら、
軽量化を図った材料が使用されている。
遮音などの機能を保持するための重要な材料である。こ
のため、軟質層2には、樹脂加工品、発泡樹脂製品、気
泡セメント製品、気泡石膏製品、気泡コンクリート製
品、気泡セラミック製品、耐熱煉瓦、珪藻土製品、シラ
スバルーン製品、グラスウール製品、ロックウール製
品、セラミックウール製品、廃棄物再生樹脂製品、天然
木材、合成木材、木材片製品、木材粉製品、および前記
材料の複合・混合製品など、上記の機能を有しながら、
軽量化を図った材料が使用されている。
【0004】複合板の硬質板1は、軟質層2を変形や損
傷から保護し、かつ所定の厚さや所定の形状を保ちつ
つ、下地材3への取付けを可能にするため、ある程度以
上の硬さや強度を有する。このため、硬質板1には、A
lまたはAl合金、CuまたはCu合金、鉄、鋼または
鉄合金、ステンレス鋼、TiまたはTi合金などの金
属、塩ビシートなどの硬質プラスチック類、などの材料
が使用されている。また、更に、上記材料の薄板の表面
に、化粧模様、美観、肌ざわり、風合い、耐蝕性、耐磨
耗性、耐候性、帯菌性などを目的とする表面被覆や表面
処理を施した薄板が使用されている。亜鉛引き鋼板、化
粧模様付けCuまたはAl板、梨地加工板などがその例
である。
傷から保護し、かつ所定の厚さや所定の形状を保ちつ
つ、下地材3への取付けを可能にするため、ある程度以
上の硬さや強度を有する。このため、硬質板1には、A
lまたはAl合金、CuまたはCu合金、鉄、鋼または
鉄合金、ステンレス鋼、TiまたはTi合金などの金
属、塩ビシートなどの硬質プラスチック類、などの材料
が使用されている。また、更に、上記材料の薄板の表面
に、化粧模様、美観、肌ざわり、風合い、耐蝕性、耐磨
耗性、耐候性、帯菌性などを目的とする表面被覆や表面
処理を施した薄板が使用されている。亜鉛引き鋼板、化
粧模様付けCuまたはAl板、梨地加工板などがその例
である。
【0005】複合板は、硬質板1の表面に、釘、ネジ、
木ネジなど(以下釘・ネジなど18と言う)を当て、ハ
ンマーやドライバー、特に最近の取付け施工では電動式
や気動式などのハンマーやドライバーを用いて、硬質板
1および軟質層2を貫いて打ち込みまたは締めつけるこ
とにより、下地材3に取付けられる。一般に、床や壁の
場合、この複合板の上に、更に仕上げ板、化粧板、フロ
ーリング、じゅうたん、壁紙、壁布、などの化粧材(以
下総称して「上敷物」という)が敷設され使用されてい
る。
木ネジなど(以下釘・ネジなど18と言う)を当て、ハ
ンマーやドライバー、特に最近の取付け施工では電動式
や気動式などのハンマーやドライバーを用いて、硬質板
1および軟質層2を貫いて打ち込みまたは締めつけるこ
とにより、下地材3に取付けられる。一般に、床や壁の
場合、この複合板の上に、更に仕上げ板、化粧板、フロ
ーリング、じゅうたん、壁紙、壁布、などの化粧材(以
下総称して「上敷物」という)が敷設され使用されてい
る。
【0006】特に床暖房用複合板の場合には、複合板の
内部、または上面の溝などに沿って温水用の管が設けら
れ、温水の熱が温水管から複合板の上面全面に均一に伝
わるように、表面の硬質板1としては、伝熱性や加工性
の良いアルミ板、Cu板などの金属板が使用されてい
る。複合板は、釘・ネジなど18を用いて、下地材3に
取付けられ、その上に仕上げ板、化粧板、フローリング
などの上敷物19が敷設されている。暖房用配管が断熱
複合板と別になっている場合には、先ず断熱複合板を、
釘・ネジなど18を用いて下地材3に取付けた後、その
上に暖房用配管を敷設し、更にその上に仕上げ板、化粧
板、フローリングなどの上敷物19を敷設している。こ
の場合、勿論暖房用配管の敷設のために、断熱複合板に
は溝などが設けられており、上敷物19を平らに敷設し
得る構造がとられている。
内部、または上面の溝などに沿って温水用の管が設けら
れ、温水の熱が温水管から複合板の上面全面に均一に伝
わるように、表面の硬質板1としては、伝熱性や加工性
の良いアルミ板、Cu板などの金属板が使用されてい
る。複合板は、釘・ネジなど18を用いて、下地材3に
取付けられ、その上に仕上げ板、化粧板、フローリング
などの上敷物19が敷設されている。暖房用配管が断熱
複合板と別になっている場合には、先ず断熱複合板を、
釘・ネジなど18を用いて下地材3に取付けた後、その
上に暖房用配管を敷設し、更にその上に仕上げ板、化粧
板、フローリングなどの上敷物19を敷設している。こ
の場合、勿論暖房用配管の敷設のために、断熱複合板に
は溝などが設けられており、上敷物19を平らに敷設し
得る構造がとられている。
【0007】床暖房用複合板の軟質層2としては、熱を
床下へ逃がさないように、発泡樹脂など断熱性の高い材
料が使用される。また、施工性の点などから、合成木板
など、木質系の材料も多用される。
床下へ逃がさないように、発泡樹脂など断熱性の高い材
料が使用される。また、施工性の点などから、合成木板
など、木質系の材料も多用される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の複合板の取付け
は、適切な釘打ち、ネジ締め作業が意外に難しく、施工
には熟練工が必要であった。近年、日曜大工の普及によ
り、一般人によって複合板の取付けが行われる機会が増
えたが、施工の質に問題を残していた。即ち、釘の打ち
込みやネジなどの締めつけを適切に行うのが難しいた
め、打ち込み、締めつけ不足の場合には、図11Aのご
とく釘・ネジなど18の頭部が突き出て残り、打ち込
み、締めつけ過剰の場合には、図11Bのごとく釘・ネ
ジなど18の頭部やその周辺部が沈み過ぎたり、逆に図
11Cのごとく、周辺部に盛り上がり(膨れ)を生ずる
場合も少なくなく、施工の質が低下するという問題を有
していた。特に釘・ネジなど18が正しく垂直に打ち込
まれず、倒れを生じてしまった場合など、この盛り上が
り(膨れ)を生じやすい。更に、釘・ネジなど18の選
定(サイズ、ネジレ角、ピッチ)を、適切に行わないと
前記の支障を生じやすいので、一般の人が、適切に選定
した釘・ネジなど18ではなく、手持ちのネジや釘など
を使用して日曜大工で取付けると、施工の質の落ちるこ
とがある。
は、適切な釘打ち、ネジ締め作業が意外に難しく、施工
には熟練工が必要であった。近年、日曜大工の普及によ
り、一般人によって複合板の取付けが行われる機会が増
えたが、施工の質に問題を残していた。即ち、釘の打ち
込みやネジなどの締めつけを適切に行うのが難しいた
め、打ち込み、締めつけ不足の場合には、図11Aのご
とく釘・ネジなど18の頭部が突き出て残り、打ち込
み、締めつけ過剰の場合には、図11Bのごとく釘・ネ
ジなど18の頭部やその周辺部が沈み過ぎたり、逆に図
11Cのごとく、周辺部に盛り上がり(膨れ)を生ずる
場合も少なくなく、施工の質が低下するという問題を有
していた。特に釘・ネジなど18が正しく垂直に打ち込
まれず、倒れを生じてしまった場合など、この盛り上が
り(膨れ)を生じやすい。更に、釘・ネジなど18の選
定(サイズ、ネジレ角、ピッチ)を、適切に行わないと
前記の支障を生じやすいので、一般の人が、適切に選定
した釘・ネジなど18ではなく、手持ちのネジや釘など
を使用して日曜大工で取付けると、施工の質の落ちるこ
とがある。
【0009】また近時、釘・ネジなど18の打ち込み、
締めつけは、現実には電動式、気動式のハンマーやドラ
イバーによって行われるので、熟練工以外の人が作業す
ると、締め不足や締め過ぎが生じやすく、施工の質の落
ちやすいという欠点があった。この施工の質の内、特に
重要なのは、複合板取付け後の複合板上面の平面度であ
り、その後に、その上に敷設される上敷物の機能・美観
を左右するものである。
締めつけは、現実には電動式、気動式のハンマーやドラ
イバーによって行われるので、熟練工以外の人が作業す
ると、締め不足や締め過ぎが生じやすく、施工の質の落
ちやすいという欠点があった。この施工の質の内、特に
重要なのは、複合板取付け後の複合板上面の平面度であ
り、その後に、その上に敷設される上敷物の機能・美観
を左右するものである。
【0010】施工が適切に行われず、図11A,図11
Bまたは図11Cの状態が残っていると、図9のように
化粧板などの上敷物19を平らに貼付けようとしても、
上敷物19との間に隙間20を生じるため、密着性が悪
くなり、更に使用開始後上敷物19が剥離しやすく、反
り22などの変形も出やすい。特に複合板が床暖房用複
合板である場合、隙間20、剥離21、および反り22
などは、全て、伝熱性硬質金属板から上敷物19として
のフローリングやじゅうたんなどへの伝熱性を低下さ
せ、また伝熱にムラを生じるので、使用上の不快感を増
すばかりでなく、乾燥と高温の故に、隙間20、剥離2
1、および反り22の状態を更に促進し、床がフカフカ
になったり、フローリングの単位板同志の継ぎ目部に段
差23を生じたりし、結果的にフローリングの寿命を短
くしやすいなどの問題があった。
Bまたは図11Cの状態が残っていると、図9のように
化粧板などの上敷物19を平らに貼付けようとしても、
上敷物19との間に隙間20を生じるため、密着性が悪
くなり、更に使用開始後上敷物19が剥離しやすく、反
り22などの変形も出やすい。特に複合板が床暖房用複
合板である場合、隙間20、剥離21、および反り22
などは、全て、伝熱性硬質金属板から上敷物19として
のフローリングやじゅうたんなどへの伝熱性を低下さ
せ、また伝熱にムラを生じるので、使用上の不快感を増
すばかりでなく、乾燥と高温の故に、隙間20、剥離2
1、および反り22の状態を更に促進し、床がフカフカ
になったり、フローリングの単位板同志の継ぎ目部に段
差23を生じたりし、結果的にフローリングの寿命を短
くしやすいなどの問題があった。
【0011】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であって、平面度の優れた床面、壁面が容易に得られ
る、施工性に優れた複合板の提供を目的とするものであ
る。
であって、平面度の優れた床面、壁面が容易に得られ
る、施工性に優れた複合板の提供を目的とするものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の複合板は、従来
の複合板に、皿形空間部9を有する受け部材4を備える
ことにより、施工性を改善したものである。即ち、実施
態様も含め、より詳しく説明すると、本発明の複合板に
は、図1Aおよび図1Bに図示したごとく、複合板の軟
質層2の片面のみに硬質板1を有する片面硬質板型と、
両面に硬質板1を有する両面硬質板型のものがある。
の複合板に、皿形空間部9を有する受け部材4を備える
ことにより、施工性を改善したものである。即ち、実施
態様も含め、より詳しく説明すると、本発明の複合板に
は、図1Aおよび図1Bに図示したごとく、複合板の軟
質層2の片面のみに硬質板1を有する片面硬質板型と、
両面に硬質板1を有する両面硬質板型のものがある。
【0013】片面硬質板型の場合、複合板の表側の硬質
板1は、例えばAl板で、裏側は、軟質層2、例えば発
泡スチロールが裸で露出している場合もあるし、紙や薄
い樹脂フィルムで保護されている場合もある。両面硬質
板型の場合、両面の硬質板1は、同材質、例えば両面と
もAl板の場合もあるし、異材質、例えば複合板の表側
硬質板はAl板で裏側硬質板は硬質塩ビ板の場合もあ
る。
板1は、例えばAl板で、裏側は、軟質層2、例えば発
泡スチロールが裸で露出している場合もあるし、紙や薄
い樹脂フィルムで保護されている場合もある。両面硬質
板型の場合、両面の硬質板1は、同材質、例えば両面と
もAl板の場合もあるし、異材質、例えば複合板の表側
硬質板はAl板で裏側硬質板は硬質塩ビ板の場合もあ
る。
【0014】軟質層2は、断熱性、耐熱性、防音性、遮
音性などの機能を確保する重要な構成材であり、このよ
うな機能を有する材料即ち、樹脂加工品、発泡樹脂製
品、軽量コンクリートと通称される気泡セメント製品、
気泡石膏製品、気泡コンクリート製品、気泡セラミック
製品、あるいは耐熱煉瓦、珪藻土製品、シラスバルーン
製品、グラスウール製品、ロックウール製品、セラミッ
クウール製品、廃棄物再生樹脂製品、天然木材、合成木
材、木材片製品、木材粉製品、および前記材料の複合・
混合製品など、上記の機能を有しながら、かつ軽量化を
図った材料で構成される。例えば、発泡樹脂製品として
は、発泡硬質ポリウレタン樹脂などが好ましい。
音性などの機能を確保する重要な構成材であり、このよ
うな機能を有する材料即ち、樹脂加工品、発泡樹脂製
品、軽量コンクリートと通称される気泡セメント製品、
気泡石膏製品、気泡コンクリート製品、気泡セラミック
製品、あるいは耐熱煉瓦、珪藻土製品、シラスバルーン
製品、グラスウール製品、ロックウール製品、セラミッ
クウール製品、廃棄物再生樹脂製品、天然木材、合成木
材、木材片製品、木材粉製品、および前記材料の複合・
混合製品など、上記の機能を有しながら、かつ軽量化を
図った材料で構成される。例えば、発泡樹脂製品として
は、発泡硬質ポリウレタン樹脂などが好ましい。
【0015】硬質板1は、上記の軟質層2を、変形や損
傷から保護し、かつ所定の厚さや所定の形状を保ちつ
つ、釘打ちやネジの締めつけに応じて、釘周辺部だけが
適確に変形して、釘・ネジなど18の頭部を受ける座を
作り、下地材3への取付けを可能にするという重要な機
能があるため、適度の塑性変形性とある程度以上の硬さ
や強度を有する材料で構成される。従って、硬質板1の
材料としては、AlまたはAl合金が多用され、Cuま
たはCu合金、鉄、鋼または鉄合金、ステンレス鋼、T
iまたはTi合金などの金属、塩ビシートなどの硬質プ
ラスチック類、FRP即ち繊維強化型プラスチック、F
RM即ち繊維強化型金属、などの材料が用いられるが、
これらに限定されるものではなく、ある程度以上の硬さ
や強度を有し、かつ釘・ネジなど18で固定する際に受
け部材4の皿形部6に沿って変形する能力を有する材料
であれば良く、場合によっては、複合板の製造時に受け
部材4の皿形部6に沿って皿形空間部9と相似の空間を
予め構成できる材料であれば良い。また、更に、硬質板
1の表面には、化粧模様、美観、肌ざわり、風合い、耐
蝕性、耐磨耗性、耐候性、帯菌性などの目的で、表面被
覆や表面処理が行われていても良い。亜鉛引き鋼板、化
粧模様付けCuまたはAl板、梨地加工板などがその例
である。
傷から保護し、かつ所定の厚さや所定の形状を保ちつ
つ、釘打ちやネジの締めつけに応じて、釘周辺部だけが
適確に変形して、釘・ネジなど18の頭部を受ける座を
作り、下地材3への取付けを可能にするという重要な機
能があるため、適度の塑性変形性とある程度以上の硬さ
や強度を有する材料で構成される。従って、硬質板1の
材料としては、AlまたはAl合金が多用され、Cuま
たはCu合金、鉄、鋼または鉄合金、ステンレス鋼、T
iまたはTi合金などの金属、塩ビシートなどの硬質プ
ラスチック類、FRP即ち繊維強化型プラスチック、F
RM即ち繊維強化型金属、などの材料が用いられるが、
これらに限定されるものではなく、ある程度以上の硬さ
や強度を有し、かつ釘・ネジなど18で固定する際に受
け部材4の皿形部6に沿って変形する能力を有する材料
であれば良く、場合によっては、複合板の製造時に受け
部材4の皿形部6に沿って皿形空間部9と相似の空間を
予め構成できる材料であれば良い。また、更に、硬質板
1の表面には、化粧模様、美観、肌ざわり、風合い、耐
蝕性、耐磨耗性、耐候性、帯菌性などの目的で、表面被
覆や表面処理が行われていても良い。亜鉛引き鋼板、化
粧模様付けCuまたはAl板、梨地加工板などがその例
である。
【0016】受け部材4を備えた複合板を図1Aおよび
図1Bにより説明すると、表側の硬質板1と、下面材1
5または裏側の硬質板1とに当接するように複数個の受
け部材4が設けられ、表側の硬質板1と、下面材15ま
たは裏側の硬質板1との間には軟質層2が充填されてい
る。次に図1Cに本発明の複合板の下地材3への取付け
例を示す。複合板を取り付けるため、釘穴または釘穴マ
ーク13の位置に釘・ネジなど18を打つと、釘などの
打ち込みやネジなどの締めつけに従って、硬質板1の釘
頭部下部のみが受け部材4の皿形空間部9に沿って変形
し、釘頭部の座を形成する。この座によって釘頭部は適
切な深さに沈み、皿形に変形した硬質板1を介して受け
部材4に締めつけ力を伝達する。これによって硬質板1
のその他の部分は変形を免れ、複合板は、所定の形状と
厚さを保ったまま、下地材3へ取付け、固定される。特
に、複合板の表面は、釘・ネジなど18の打ち込み不足
または締め付け不足による浮き上がりが防止され、かつ
平面性が確保されるので、上敷物19が適切容易に施工
可能となる。
図1Bにより説明すると、表側の硬質板1と、下面材1
5または裏側の硬質板1とに当接するように複数個の受
け部材4が設けられ、表側の硬質板1と、下面材15ま
たは裏側の硬質板1との間には軟質層2が充填されてい
る。次に図1Cに本発明の複合板の下地材3への取付け
例を示す。複合板を取り付けるため、釘穴または釘穴マ
ーク13の位置に釘・ネジなど18を打つと、釘などの
打ち込みやネジなどの締めつけに従って、硬質板1の釘
頭部下部のみが受け部材4の皿形空間部9に沿って変形
し、釘頭部の座を形成する。この座によって釘頭部は適
切な深さに沈み、皿形に変形した硬質板1を介して受け
部材4に締めつけ力を伝達する。これによって硬質板1
のその他の部分は変形を免れ、複合板は、所定の形状と
厚さを保ったまま、下地材3へ取付け、固定される。特
に、複合板の表面は、釘・ネジなど18の打ち込み不足
または締め付け不足による浮き上がりが防止され、かつ
平面性が確保されるので、上敷物19が適切容易に施工
可能となる。
【0017】図1Dは,受け部材4の高さhが、軟質層
2の厚さTより短い場合の取付け例を示す。この場合、
軟質層2の中に、図7Dに示すようなスペーサ17が配
置されることもある。受け部材4の基本的な構造は、図
2Aに示すごとく硬質板1と当接する当接部5と、硬質
板1に隣接する皿形空間部9と、釘・ネジなど18を導
く導通孔10を備えた構造である。図2Aの受け部材4
は、典型的な一実施例で、、平面フランジ状の当接部
5、皿形空間部9を内側に形成する皿形部6、導通孔1
0を有する軸筒部7とで構成される。導通孔10は、図
2Aのように貫通孔の場合と、図2Bのように軸筒部7
の下端に封孔部8を有する盲孔の場合とがある。
2の厚さTより短い場合の取付け例を示す。この場合、
軟質層2の中に、図7Dに示すようなスペーサ17が配
置されることもある。受け部材4の基本的な構造は、図
2Aに示すごとく硬質板1と当接する当接部5と、硬質
板1に隣接する皿形空間部9と、釘・ネジなど18を導
く導通孔10を備えた構造である。図2Aの受け部材4
は、典型的な一実施例で、、平面フランジ状の当接部
5、皿形空間部9を内側に形成する皿形部6、導通孔1
0を有する軸筒部7とで構成される。導通孔10は、図
2Aのように貫通孔の場合と、図2Bのように軸筒部7
の下端に封孔部8を有する盲孔の場合とがある。
【0018】以下図2Aおよび図2Bを用いて説明する
と、受け部材4の当接部5は、基本的には平板状または
平面フランジ状であり、硬質板1と当接し、硬質板1の
平面部(非変形部)からの圧力を受け止める。複合板を
釘・ネジなど18により固定する際は、釘・ネジなど1
8の打ち込み力や締めつけ力を、皿形部6と共に、この
面で受け止める。
と、受け部材4の当接部5は、基本的には平板状または
平面フランジ状であり、硬質板1と当接し、硬質板1の
平面部(非変形部)からの圧力を受け止める。複合板を
釘・ネジなど18により固定する際は、釘・ネジなど1
8の打ち込み力や締めつけ力を、皿形部6と共に、この
面で受け止める。
【0019】当接部5の当接平面部の大きさは、軟質層
2の軟らかさと、硬質板1の強度に基づき、大小適切に
変化させる。軟質層2が発泡樹脂、硬質板1がAl板の
ような場合には、大きめとし、軟質層2が軽量コンクリ
ート、硬質板1がAl板のような場合には、小さめとす
る。場合によっては、図8のごとく当接平面部が省略さ
れ、皿形部6の肉厚部だけで当接していても良い。
2の軟らかさと、硬質板1の強度に基づき、大小適切に
変化させる。軟質層2が発泡樹脂、硬質板1がAl板の
ような場合には、大きめとし、軟質層2が軽量コンクリ
ート、硬質板1がAl板のような場合には、小さめとす
る。場合によっては、図8のごとく当接平面部が省略さ
れ、皿形部6の肉厚部だけで当接していても良い。
【0020】受け部材4の軸心に垂直な、当接部5にお
ける断面の形状即ち図2AのK−K’断面形状は、内外
周とも製作容易な円形状でよいが、外周断面形状につい
ては、回り止めや、硬質板1の支持や、デザイン性や、
金型都合などを考慮して、正方形状、長方形状、六角形
状あるいは図4および図5に示すような様々な形状とす
ることができる。
ける断面の形状即ち図2AのK−K’断面形状は、内外
周とも製作容易な円形状でよいが、外周断面形状につい
ては、回り止めや、硬質板1の支持や、デザイン性や、
金型都合などを考慮して、正方形状、長方形状、六角形
状あるいは図4および図5に示すような様々な形状とす
ることができる。
【0021】受け部材4の皿形部6は、図2Aに図示す
るごとく内側に皿形空間部9を形成し、縦断面が皿形
で、受け部材4の当接部5と軸筒部7の中間に位置す
る。釘・ネジなど18を打ち込みまたは締め付けた場
合、硬質板1が皿形部6の内部の皿形空間部9に沿って
変形して沈み込み、この皿形部6の内面で受け止められ
る。皿形空間部9は、硬質板1に隣接する空間部で、使
用する釘・ネジなど18の頭部に対応する形状と大きさ
を有し、釘・ネジなど18を打ち込みまたは締め付けた
際、硬質板1の変形と沈み込みにより、釘・ネジなど1
8の頭部のための座を形成する。釘・ネジなど18を打
ち込みまたは締め付けると、その締め付け力は、変形し
た硬質板1(変形部)を介して、この皿形部6で受け止
められ、釘・ネジなど18の頭頂部が複合板の上面と一
致した所で止まる。従って、釘・ネジなど18の打ち込
みや締め付けの深さは、この皿形部6の受け止めによっ
て、適切かつ均等となる。同時に、硬質板1も、皿形空
間部9の中で、必要な箇所が必要なだけ変形し、従来例
のような周辺部の膨れを防止する。
るごとく内側に皿形空間部9を形成し、縦断面が皿形
で、受け部材4の当接部5と軸筒部7の中間に位置す
る。釘・ネジなど18を打ち込みまたは締め付けた場
合、硬質板1が皿形部6の内部の皿形空間部9に沿って
変形して沈み込み、この皿形部6の内面で受け止められ
る。皿形空間部9は、硬質板1に隣接する空間部で、使
用する釘・ネジなど18の頭部に対応する形状と大きさ
を有し、釘・ネジなど18を打ち込みまたは締め付けた
際、硬質板1の変形と沈み込みにより、釘・ネジなど1
8の頭部のための座を形成する。釘・ネジなど18を打
ち込みまたは締め付けると、その締め付け力は、変形し
た硬質板1(変形部)を介して、この皿形部6で受け止
められ、釘・ネジなど18の頭頂部が複合板の上面と一
致した所で止まる。従って、釘・ネジなど18の打ち込
みや締め付けの深さは、この皿形部6の受け止めによっ
て、適切かつ均等となる。同時に、硬質板1も、皿形空
間部9の中で、必要な箇所が必要なだけ変形し、従来例
のような周辺部の膨れを防止する。
【0022】このようにして、釘・ネジなど18の打ち
込みや締め付けは、皿形部6の受け止めにより、打ち込
み不足や締め過ぎがなくなり、図11A、図11Bおよ
び図11Cに示した不具合の発生が防止される。なお、
皿形空間部9および皿形部6の形状は、図1および図2
のような傾斜面付きの漏斗型に限られるものではなく、
使用する釘・ネジなど18の頭部形状に応じ、図3Bの
ように首部底部が平面のものもあるし、段付きのもの
や、傾斜面との組み合わせ形状のものもある。
込みや締め付けは、皿形部6の受け止めにより、打ち込
み不足や締め過ぎがなくなり、図11A、図11Bおよ
び図11Cに示した不具合の発生が防止される。なお、
皿形空間部9および皿形部6の形状は、図1および図2
のような傾斜面付きの漏斗型に限られるものではなく、
使用する釘・ネジなど18の頭部形状に応じ、図3Bの
ように首部底部が平面のものもあるし、段付きのもの
や、傾斜面との組み合わせ形状のものもある。
【0023】受け部材4の軸心に垂直な、皿形部6にお
ける断面の形状即ち図2AのL−L’断面形状は、内外
周とも製作容易な円形状でよいが、外周断面形状は、当
接部5の外周同様、回り止めなどの目的で、正方形状、
長方形状、六角形状あるいは図4および図5に示すよう
な様々な形状とすることができる。内周断面形状は、釘
・ネジなど18の頭部の下方首部を受けるので、この首
部が多角形状の際はそれに対応させるが、一般的には円
形状であり、軸筒部7の内周断面形状が図5のような場
合は、その延長形状としてもよい。
ける断面の形状即ち図2AのL−L’断面形状は、内外
周とも製作容易な円形状でよいが、外周断面形状は、当
接部5の外周同様、回り止めなどの目的で、正方形状、
長方形状、六角形状あるいは図4および図5に示すよう
な様々な形状とすることができる。内周断面形状は、釘
・ネジなど18の頭部の下方首部を受けるので、この首
部が多角形状の際はそれに対応させるが、一般的には円
形状であり、軸筒部7の内周断面形状が図5のような場
合は、その延長形状としてもよい。
【0024】受け部材4の軸筒部7は、図1、図2およ
び図3に示すように、軸方向の大部分が筒形であって、
内部に導通孔10を有する。導通孔10は、釘・ネジな
ど18を打ち込み締めつける際、釘・ネジなど18を進
み易く案内し、打ち込み締めつけ後の釘・ネジなど18
を保持する。更に軸筒部7は、複合板の厚さ方向に延
び、複合板の厚さ方向の強度を補い、皿形部6と当接部
5に加わる釘・ネジなど18の打ち込み締めつけ力を受
けとめる。
び図3に示すように、軸方向の大部分が筒形であって、
内部に導通孔10を有する。導通孔10は、釘・ネジな
ど18を打ち込み締めつける際、釘・ネジなど18を進
み易く案内し、打ち込み締めつけ後の釘・ネジなど18
を保持する。更に軸筒部7は、複合板の厚さ方向に延
び、複合板の厚さ方向の強度を補い、皿形部6と当接部
5に加わる釘・ネジなど18の打ち込み締めつけ力を受
けとめる。
【0025】軸筒部7の導通孔10は、図2Aのごとく
貫通孔形と、図2Bに示すごとく軸筒部7の下端に封孔
部8を有する盲孔形との、2タイプがある。一般には導
通孔10は貫通孔形のものが多用されるが、受け部材4
の高さhが軟質層2の厚さTに比べ小さい場合など、複
合板製造時に軟質層原料が導通孔10へ流入することを
防止するため、封孔部8を有する受け部材4が使用され
る。
貫通孔形と、図2Bに示すごとく軸筒部7の下端に封孔
部8を有する盲孔形との、2タイプがある。一般には導
通孔10は貫通孔形のものが多用されるが、受け部材4
の高さhが軟質層2の厚さTに比べ小さい場合など、複
合板製造時に軟質層原料が導通孔10へ流入することを
防止するため、封孔部8を有する受け部材4が使用され
る。
【0026】受け部材4の軸心に垂直な、軸筒部7にお
ける断面の形状即ち図2AのM−M’断面形状は、内外
周とも製作容易な円形状でよいが、外周断面形状は、回
り止めなどの目的で、正方形状、六角形状あるいは図4
または図5に示すような様々な形状とすることができ
る。内周断面形状は、使用する釘・ネジなど18の外径
と等しいか、僅かに小径の円形状が好ましいが、釘・ネ
ジなど18を容易に貫通させながら、かつネジ切り(タ
ッピング)作用を容易にし、打ち込み締めつけ後の釘・
ネジなど18の保持力を増すために、釘・ネジなど18
の外径より僅かに小さい内径を有しながら、図5に示す
ようなセレーション形状や内歯付形状とすることもあ
る。
ける断面の形状即ち図2AのM−M’断面形状は、内外
周とも製作容易な円形状でよいが、外周断面形状は、回
り止めなどの目的で、正方形状、六角形状あるいは図4
または図5に示すような様々な形状とすることができ
る。内周断面形状は、使用する釘・ネジなど18の外径
と等しいか、僅かに小径の円形状が好ましいが、釘・ネ
ジなど18を容易に貫通させながら、かつネジ切り(タ
ッピング)作用を容易にし、打ち込み締めつけ後の釘・
ネジなど18の保持力を増すために、釘・ネジなど18
の外径より僅かに小さい内径を有しながら、図5に示す
ようなセレーション形状や内歯付形状とすることもあ
る。
【0027】図4Aは、外周部形状も内周部形状とも円
形状を示す。図4Bは、外周部形状は長方形状や正方形
状のもので、内周部形状は円形状であるものを示す。図
4Cは、外周部形状は花弁形状で、内周部形状は円形状
であるものを示す。図4Dは、外周部形状は面取りされ
た長方形状や正方形状で、内周部形状は円形状であるも
のを示す。
形状を示す。図4Bは、外周部形状は長方形状や正方形
状のもので、内周部形状は円形状であるものを示す。図
4Cは、外周部形状は花弁形状で、内周部形状は円形状
であるものを示す。図4Dは、外周部形状は面取りされ
た長方形状や正方形状で、内周部形状は円形状であるも
のを示す。
【0028】図4Eは、外周部形状は長円形状で、内周
部形状は円形状であるものを示す。図4Fは、外周部形
状は歯車形状で、内周部形状は円形状であるものを示
す。図4Gは、外周部形状はセレーション形状で、内周
部形状は円形状であるものを示す。図4Hは、外周部形
状は一部に突起部を有する円形状で、内周部形状は円形
状であるものを示す。突起部は複数とすることもできる
が、外周部形状が、図4Cのように花弁形状とか、図4
Fのように歯車形状のものとは異なる。
部形状は円形状であるものを示す。図4Fは、外周部形
状は歯車形状で、内周部形状は円形状であるものを示
す。図4Gは、外周部形状はセレーション形状で、内周
部形状は円形状であるものを示す。図4Hは、外周部形
状は一部に突起部を有する円形状で、内周部形状は円形
状であるものを示す。突起部は複数とすることもできる
が、外周部形状が、図4Cのように花弁形状とか、図4
Fのように歯車形状のものとは異なる。
【0029】これら以外にも、図示していないが、非円
形状の回り止め異形としては、菱形状、多角形状、スプ
ライン形状、三菱形、葵形、多葉形、商標マーク形、キ
ャラクタ形などの多くの形状とすることができる。これ
らの当接部5のK−K’断面、皿形部6のL−L’断
面、軸筒部7のM−M’断面の構造は、一般には外周部
形状も内周部形状も図4Aに示すごとく円形状でよい
が、軟質層2の強度が低い時は、外周部形状は回り止め
異形が望まれ、少なくとも当接部5、皿形部6、軸筒部
7の何れか一か所では、図4B〜図4Hに示されかつこ
れに限定されない形状の、回り止め異形であることが好
ましい。
形状の回り止め異形としては、菱形状、多角形状、スプ
ライン形状、三菱形、葵形、多葉形、商標マーク形、キ
ャラクタ形などの多くの形状とすることができる。これ
らの当接部5のK−K’断面、皿形部6のL−L’断
面、軸筒部7のM−M’断面の構造は、一般には外周部
形状も内周部形状も図4Aに示すごとく円形状でよい
が、軟質層2の強度が低い時は、外周部形状は回り止め
異形が望まれ、少なくとも当接部5、皿形部6、軸筒部
7の何れか一か所では、図4B〜図4Hに示されかつこ
れに限定されない形状の、回り止め異形であることが好
ましい。
【0030】例えば、軟質層2が軽量コンクリートなど
の強度の高いものの場合には、外周部形状が円形状でも
問題ないが、柔らかい発泡樹脂などの場合には、非円形
状として、回り止め異形である方が好ましい。回り止め
異形である方が好ましい理由は、ネジなどの締め付けの
際、ネジのタッピング作用による回転力が働いて受け部
材4を回転させようとし、受け部材4が回転すると、ネ
ジなどは進行が止まってしまい、締め付けができなくな
るからである。
の強度の高いものの場合には、外周部形状が円形状でも
問題ないが、柔らかい発泡樹脂などの場合には、非円形
状として、回り止め異形である方が好ましい。回り止め
異形である方が好ましい理由は、ネジなどの締め付けの
際、ネジのタッピング作用による回転力が働いて受け部
材4を回転させようとし、受け部材4が回転すると、ネ
ジなどは進行が止まってしまい、締め付けができなくな
るからである。
【0031】また、これらの断面構造の内周部形状は前
述のように基本的には円形状で良いが、軸筒部7のM−
M’断面の内周部形状が内歯車形状、スプライン形状、
セレーション形状などの場合、この最小内径部と最大内
径部の中間の値の径を持った釘・ネジなど18を用いて
固定すると、釘・ネジなど18の打ち込み、締めつけも
容易に行われ、かつ、受け部材4がしっかりと固定さ
れ、ひいては複合板が確実に固定される。図5には、軸
筒部7のM−M’断面の内周部形状がこれらに当てはま
り、その外周部形状が非円形状のものの例の一部を示し
た。
述のように基本的には円形状で良いが、軸筒部7のM−
M’断面の内周部形状が内歯車形状、スプライン形状、
セレーション形状などの場合、この最小内径部と最大内
径部の中間の値の径を持った釘・ネジなど18を用いて
固定すると、釘・ネジなど18の打ち込み、締めつけも
容易に行われ、かつ、受け部材4がしっかりと固定さ
れ、ひいては複合板が確実に固定される。図5には、軸
筒部7のM−M’断面の内周部形状がこれらに当てはま
り、その外周部形状が非円形状のものの例の一部を示し
た。
【0032】勿論、K−K’断面、L−L’断面、M−
M’断面のいずれについても、図4および図5の図示例
に限定されるものではない。受け部材4の高さhは基本
的には、複合板の軟質層2の厚さTに等しいが、軟質層
2の強度が十分である場合などは、必ずしもTに等しい
ということは要求されず、h<Tであっても問題はな
い。このh<Tの時、好ましくは前述の封孔部8を有す
る受け部材4が使用される。
M’断面のいずれについても、図4および図5の図示例
に限定されるものではない。受け部材4の高さhは基本
的には、複合板の軟質層2の厚さTに等しいが、軟質層
2の強度が十分である場合などは、必ずしもTに等しい
ということは要求されず、h<Tであっても問題はな
い。このh<Tの時、好ましくは前述の封孔部8を有す
る受け部材4が使用される。
【0033】受け部材4の材料としては、樹脂、再生樹
脂、硬質ゴム、または釘打ちやネジによるタッピング加
工が可能な硬度の金属、例えば、Al、Al合金、Z
n、Zn合金、Cu、Cu合金、鉛、鉛合金、それに各
種の鋼材などが使用される。内径部のタッピングが行な
われない場合は、上記の他に、セラミック系の材料も用
いられる。樹脂の種類としては、ABS樹脂などが好ま
しい。
脂、硬質ゴム、または釘打ちやネジによるタッピング加
工が可能な硬度の金属、例えば、Al、Al合金、Z
n、Zn合金、Cu、Cu合金、鉛、鉛合金、それに各
種の鋼材などが使用される。内径部のタッピングが行な
われない場合は、上記の他に、セラミック系の材料も用
いられる。樹脂の種類としては、ABS樹脂などが好ま
しい。
【0034】受け部材4は、釘・ネジなど18の打ち込
み締めつけ力を受け止め、複合板を下地材3に強固に取
り付ける重要部材なので、材料はそれに耐える充分な強
度を有する材料を使用する。この場合、樹脂は適度な弾
性を有し、軟質のAl合金や鉛合金などは適度な塑性変
形性を有するので、複合板の取り付けが強固かつ軟構造
となり、建造物の耐震性も向上させるので好ましい。特
に、軟質層2がいわゆる軽量コンクリート、例えば気泡
セメント製品、気泡石膏製品、気泡コンクリート製品、
または気泡セラミック製品のいずれかである場合、ある
いは更に耐熱煉瓦、珪藻土製品、シラスバルーン製品ま
たは硬質木質系製品のいずれかである場合、受け部材4
の材料が、軟質層2の材料より弾性率小で弾性限界大、
または高い塑性変形性を有すると、地震の震度が大きい
場合でも、受け部材4の取付けを保持し、かつ軟質層2
の破壊を防止するので、耐震性の優れた複合板が得られ
る。例えば、弾性率小で弾性限界大の材料としては、弾
性に富む樹脂、硬質ゴムなどがあり、高い塑性変形性の
材料としては、鉛合金、亜鉛合金および軟鋼などがあ
る。
み締めつけ力を受け止め、複合板を下地材3に強固に取
り付ける重要部材なので、材料はそれに耐える充分な強
度を有する材料を使用する。この場合、樹脂は適度な弾
性を有し、軟質のAl合金や鉛合金などは適度な塑性変
形性を有するので、複合板の取り付けが強固かつ軟構造
となり、建造物の耐震性も向上させるので好ましい。特
に、軟質層2がいわゆる軽量コンクリート、例えば気泡
セメント製品、気泡石膏製品、気泡コンクリート製品、
または気泡セラミック製品のいずれかである場合、ある
いは更に耐熱煉瓦、珪藻土製品、シラスバルーン製品ま
たは硬質木質系製品のいずれかである場合、受け部材4
の材料が、軟質層2の材料より弾性率小で弾性限界大、
または高い塑性変形性を有すると、地震の震度が大きい
場合でも、受け部材4の取付けを保持し、かつ軟質層2
の破壊を防止するので、耐震性の優れた複合板が得られ
る。例えば、弾性率小で弾性限界大の材料としては、弾
性に富む樹脂、硬質ゴムなどがあり、高い塑性変形性の
材料としては、鉛合金、亜鉛合金および軟鋼などがあ
る。
【0035】また、受け部材4は、形状が複雑である
が、低コストで量産される必要があり、樹脂、再生樹脂
は射出成形が可能なので、最も好ましい。金属の場合
は、鋳造や、切断した管の一端を拡管あるいは縮管する
製法で製作される。本発明の複合板は、前記の受け部材
4を、その中心と硬質板1の釘穴または釘穴マーク13
と合わせて配置したものである。
が、低コストで量産される必要があり、樹脂、再生樹脂
は射出成形が可能なので、最も好ましい。金属の場合
は、鋳造や、切断した管の一端を拡管あるいは縮管する
製法で製作される。本発明の複合板は、前記の受け部材
4を、その中心と硬質板1の釘穴または釘穴マーク13
と合わせて配置したものである。
【0036】釘穴は、木ネジなどを用いる場合は、ビス
穴とも呼ばれるが、釘・ネジなど18を打ち込むための
孔で、その配置は下地材3との取り合いを配慮した配列
で、列状、千鳥状、各種の模様状に配列させられる。ま
た、釘穴マークは、単にマークのみで穴は開いていない
が、マークは同一の硬質板1の表裏両面に記され、表面
マークと裏面マークはその中心を一致させてある。
穴とも呼ばれるが、釘・ネジなど18を打ち込むための
孔で、その配置は下地材3との取り合いを配慮した配列
で、列状、千鳥状、各種の模様状に配列させられる。ま
た、釘穴マークは、単にマークのみで穴は開いていない
が、マークは同一の硬質板1の表裏両面に記され、表面
マークと裏面マークはその中心を一致させてある。
【0037】受け部材4として、封孔部8を有するもの
を使用する場合には、この裏面マークは同心円や目盛り
つきX−Y軸などを伴ったマークで、受け部材4の位置
決めを可能にする。本出願における第1の発明では、片
側または両側の表面に薄い硬質板1、その内側に軟質層
2を有する複合板において、硬質板1との当接部5、硬
質板1に隣接する皿形空間部9、および釘・ネジネジな
ど18を導く導通孔10を備えた複数個の受け部材4
を、硬質板1の釘穴または釘穴マーク13と中心を合わ
せて、硬質板1の内側に設けたことを特徴とする。
を使用する場合には、この裏面マークは同心円や目盛り
つきX−Y軸などを伴ったマークで、受け部材4の位置
決めを可能にする。本出願における第1の発明では、片
側または両側の表面に薄い硬質板1、その内側に軟質層
2を有する複合板において、硬質板1との当接部5、硬
質板1に隣接する皿形空間部9、および釘・ネジネジな
ど18を導く導通孔10を備えた複数個の受け部材4
を、硬質板1の釘穴または釘穴マーク13と中心を合わ
せて、硬質板1の内側に設けたことを特徴とする。
【0038】第2の発明は、第1の発明において、受け
部材4の高さhが軟質層2の厚さTと同等であることを
特徴とする。第3の発明は、第1の発明において、受け
部材4の導通孔10の軸心に垂直な断面の外周形状が、
受け部材4のいずれかの箇所で、非円形状の回り止め形
状となっていることを特徴とする。
部材4の高さhが軟質層2の厚さTと同等であることを
特徴とする。第3の発明は、第1の発明において、受け
部材4の導通孔10の軸心に垂直な断面の外周形状が、
受け部材4のいずれかの箇所で、非円形状の回り止め形
状となっていることを特徴とする。
【0039】第4の発明は、第1の発明において、硬質
板1が金属からなることを特徴とする。第5の発明は、
第4の発明において、金属がAlまたはAl合金である
ことを特徴とする。第6の発明は、第1の発明におい
て、軟質層2が、樹脂加工品、発泡樹脂製品、いわゆる
軽量コンクリート製品すなわち気泡セメント製品、気泡
石膏製品、気泡コンクリート製品、気泡セラミック製品
など、耐熱煉瓦、珪藻土製品、シラスバルーン製品、グ
ラスウール製品、ロックウール製品、セラミックウール
製品、廃棄物再生樹脂製品、天然木材、合成木材、木材
片製品、木材粉製品、および前記材料の複合・混合製品
のいずれかからなることを特徴とする。
板1が金属からなることを特徴とする。第5の発明は、
第4の発明において、金属がAlまたはAl合金である
ことを特徴とする。第6の発明は、第1の発明におい
て、軟質層2が、樹脂加工品、発泡樹脂製品、いわゆる
軽量コンクリート製品すなわち気泡セメント製品、気泡
石膏製品、気泡コンクリート製品、気泡セラミック製品
など、耐熱煉瓦、珪藻土製品、シラスバルーン製品、グ
ラスウール製品、ロックウール製品、セラミックウール
製品、廃棄物再生樹脂製品、天然木材、合成木材、木材
片製品、木材粉製品、および前記材料の複合・混合製品
のいずれかからなることを特徴とする。
【0040】第7の発明は、第1の発明において、硬質
板1がAlまたはAl合金からなり、軟質層2が発泡樹
脂層、上記第6の発明で説明したような木材、または木
材加工品からなることを特徴とする.第8の発明は、軟
質層2がいわゆる軽量コンクリート製品すなわち気泡セ
メント製品、気泡石膏製品、気泡コンクリート製品、気
泡セラミック製品など、耐熱煉瓦、珪藻土製品、シラス
バルーン製品、または硬質木質系製品のいずれかよりな
り、受け部材4が、軟質層2より弾性率小で弾性限界
大、または、塑性変形性大であることを特徴とする。
板1がAlまたはAl合金からなり、軟質層2が発泡樹
脂層、上記第6の発明で説明したような木材、または木
材加工品からなることを特徴とする.第8の発明は、軟
質層2がいわゆる軽量コンクリート製品すなわち気泡セ
メント製品、気泡石膏製品、気泡コンクリート製品、気
泡セラミック製品など、耐熱煉瓦、珪藻土製品、シラス
バルーン製品、または硬質木質系製品のいずれかよりな
り、受け部材4が、軟質層2より弾性率小で弾性限界
大、または、塑性変形性大であることを特徴とする。
【0041】第9の発明は、第1の発明の複合板を製造
する方法に関し、硬質板1の表となる側を下向きにし、
その上に受け部材4を、当接部5が下向きとなるよう
に、かつ、硬質板1の釘穴または釘穴マーク13と導通
孔10の中心が合うように配置し、その後の工程で受け
部材4の周辺部に軟質層2の材料を充填することを特徴
とする。
する方法に関し、硬質板1の表となる側を下向きにし、
その上に受け部材4を、当接部5が下向きとなるよう
に、かつ、硬質板1の釘穴または釘穴マーク13と導通
孔10の中心が合うように配置し、その後の工程で受け
部材4の周辺部に軟質層2の材料を充填することを特徴
とする。
【0042】ここで、図6および図7を参照しながら、
第1の発明の複合板を製造する方法と手順に関し説明す
る。図6および図7Aは釘穴または釘穴マーク13つき
硬質板1を例に説明したものであり、その硬質板1の表
となる側を下向きに設置した状態で、この上に、予め当
接部5に両面テープを貼付したり、あるいは糊などの接
着剤を塗布したりした受け部材4(受け部材4は予め別
途製造しておく)を、その導通孔10の中心と硬質板1
の釘穴または釘穴マーク13の中心とが一致するように
載置接着し、仮止めする。このようにして、複合板の表
側を構成する硬質板1の裏面に受け部材4を複数個接着
し仮止めする。この時、硬質板1の裏面上の受け部材4
の配列は、列状、千鳥状、模様状など各種の配列が行わ
れる。
第1の発明の複合板を製造する方法と手順に関し説明す
る。図6および図7Aは釘穴または釘穴マーク13つき
硬質板1を例に説明したものであり、その硬質板1の表
となる側を下向きに設置した状態で、この上に、予め当
接部5に両面テープを貼付したり、あるいは糊などの接
着剤を塗布したりした受け部材4(受け部材4は予め別
途製造しておく)を、その導通孔10の中心と硬質板1
の釘穴または釘穴マーク13の中心とが一致するように
載置接着し、仮止めする。このようにして、複合板の表
側を構成する硬質板1の裏面に受け部材4を複数個接着
し仮止めする。この時、硬質板1の裏面上の受け部材4
の配列は、列状、千鳥状、模様状など各種の配列が行わ
れる。
【0043】次いで、図7Bのごとく下面材15(複合
板の裏側となる硬質板1の場合もある)を受け部材4の
上に載置固定し、表側の硬質板1と裏側の下面材15と
受け部材4とで構成された空隙16に軟質層2を形成す
る軟質材原料を流動注入し、固化させれば、図7Cのご
とく複合板が完成する。流動注入する軟質材原料として
は、そのまま固化させる原料を充填する場合もあるし、
すでに発泡させた気泡を含む流動体を充填する場合もあ
るし、いわゆる2液発泡のように、発泡剤を含む原料を
僅かに注入して、その後加熱などの発泡処理工程により
充填するものもある。
板の裏側となる硬質板1の場合もある)を受け部材4の
上に載置固定し、表側の硬質板1と裏側の下面材15と
受け部材4とで構成された空隙16に軟質層2を形成す
る軟質材原料を流動注入し、固化させれば、図7Cのご
とく複合板が完成する。流動注入する軟質材原料として
は、そのまま固化させる原料を充填する場合もあるし、
すでに発泡させた気泡を含む流動体を充填する場合もあ
るし、いわゆる2液発泡のように、発泡剤を含む原料を
僅かに注入して、その後加熱などの発泡処理工程により
充填するものもある。
【0044】また、軟質層2の原料が、グラスウールの
ように非流動性の場合は、図7Aの状態で受け部材4の
周辺部に軟質層原料を充填し、下面材15は後から蓋を
するように載置接着する。この下面材15の載置の手順
については、前記の流動性原料を使用する場合でも、軟
質材原料の注入後、下面材15を後から蓋をするように
接着しても良い。
ように非流動性の場合は、図7Aの状態で受け部材4の
周辺部に軟質層原料を充填し、下面材15は後から蓋を
するように載置接着する。この下面材15の載置の手順
については、前記の流動性原料を使用する場合でも、軟
質材原料の注入後、下面材15を後から蓋をするように
接着しても良い。
【0045】硬質板1の釘穴と、受け部材4の導通孔1
0との中心合わせを行なう簡便な方法は、千枚通し状の
中心合わせ治具を用いる方法で、図6の受け部材4の上
方から、中心合わせ治具の針状部を導通孔10に突き刺
し、串状に突き通して、治具の針状部の尖端を釘穴に差
し込んで位置決めする。位置決めの後、中心合わせ治具
は、上方に抜き去られる。
0との中心合わせを行なう簡便な方法は、千枚通し状の
中心合わせ治具を用いる方法で、図6の受け部材4の上
方から、中心合わせ治具の針状部を導通孔10に突き刺
し、串状に突き通して、治具の針状部の尖端を釘穴に差
し込んで位置決めする。位置決めの後、中心合わせ治具
は、上方に抜き去られる。
【0046】別の針状中心合わせ治具を用いる方法は、
中心合わせ治具の針状部を、図6の硬質板1の下側から
上向きに突き刺し、突き出させておく方法である。受け
部材4は、導通孔10を、この突き出ている治具針状部
にはめ込む形で位置決めされ、この針状治具は、その後
に下方に抜き去られる。受け部材4が、封孔部8付きの
盲孔の導通孔10を有する場合でも、この方法は支障な
く用いられる。
中心合わせ治具の針状部を、図6の硬質板1の下側から
上向きに突き刺し、突き出させておく方法である。受け
部材4は、導通孔10を、この突き出ている治具針状部
にはめ込む形で位置決めされ、この針状治具は、その後
に下方に抜き去られる。受け部材4が、封孔部8付きの
盲孔の導通孔10を有する場合でも、この方法は支障な
く用いられる。
【0047】封孔部8付きの盲孔の導通孔10を有する
場合はまた、前記の針状治具を用いず、釘穴マークによ
っても中心合わせを行なうことができる。釘穴マーク
は、硬質板1の表裏でマークの中心が合わせてあるの
で、硬質板1の裏面マーク14によって位置決めされ
る。この場合、受け部材4を載置すると釘穴は見えなく
なるので、裏面マーク14は、同心円や目盛り付X−Y
軸を記入したマークとなっており、受け部材4の当接部
5の外周によって位置決めされる。
場合はまた、前記の針状治具を用いず、釘穴マークによ
っても中心合わせを行なうことができる。釘穴マーク
は、硬質板1の表裏でマークの中心が合わせてあるの
で、硬質板1の裏面マーク14によって位置決めされ
る。この場合、受け部材4を載置すると釘穴は見えなく
なるので、裏面マーク14は、同心円や目盛り付X−Y
軸を記入したマークとなっており、受け部材4の当接部
5の外周によって位置決めされる。
【0048】受け部材4の高さhが軟質層2の厚さTよ
りも小さい場合は、図7Dに示すごとく、前記の手順に
より、表側の硬質板1上の裏面マーク14上に受け部材
4を配置し接着し仮止めした後、受け部材4の軸筒部7
の端部を紙などで塞ぎ(好ましくは、端部に封孔部8を
有する受け部材4を使用すれば、端部を紙などで塞ぐ作
業は不要である)、スペーサ17などを硬質板1上に適
宜の間隔で設け、この上に下面材15(複合板の裏側と
なる硬質板1の場合もある)を載置固定し、表側の硬質
板1と裏側の下面材15と受け部材4とで構成された空
隙16に軟質層2を形成する軟質材原料を流動注入し、
固化させれば前述の方法と同様に複合板が完成する。前
述のように、下面材15を後から蓋をするように取り付
ける製法をとっても差し支えない。
りも小さい場合は、図7Dに示すごとく、前記の手順に
より、表側の硬質板1上の裏面マーク14上に受け部材
4を配置し接着し仮止めした後、受け部材4の軸筒部7
の端部を紙などで塞ぎ(好ましくは、端部に封孔部8を
有する受け部材4を使用すれば、端部を紙などで塞ぐ作
業は不要である)、スペーサ17などを硬質板1上に適
宜の間隔で設け、この上に下面材15(複合板の裏側と
なる硬質板1の場合もある)を載置固定し、表側の硬質
板1と裏側の下面材15と受け部材4とで構成された空
隙16に軟質層2を形成する軟質材原料を流動注入し、
固化させれば前述の方法と同様に複合板が完成する。前
述のように、下面材15を後から蓋をするように取り付
ける製法をとっても差し支えない。
【0049】第10の発明は、第9の発明において、受
け部材4を配置する際、受け部材4を硬質板1に仮止め
することを特徴とする。仮止めの方法は、当接部5に両
面テープや接着剤を用いる方法を前記したが、これに限
られるものではなく、中心合わせの際、受け部材4を簡
単に仮止めできる方法であれば何でもよく、当接部5の
外周を受け止める硬質板1の裏面の段差や微小突起、硬
質板1の裏面の凹凸に対応して当接部5に設けた微小な
位置決めの凸凹、あるいは中心合わせを兼ね、釘打ちや
締めつけなどに支障のない軟質の中心棒などであっても
よい。
け部材4を配置する際、受け部材4を硬質板1に仮止め
することを特徴とする。仮止めの方法は、当接部5に両
面テープや接着剤を用いる方法を前記したが、これに限
られるものではなく、中心合わせの際、受け部材4を簡
単に仮止めできる方法であれば何でもよく、当接部5の
外周を受け止める硬質板1の裏面の段差や微小突起、硬
質板1の裏面の凹凸に対応して当接部5に設けた微小な
位置決めの凸凹、あるいは中心合わせを兼ね、釘打ちや
締めつけなどに支障のない軟質の中心棒などであっても
よい。
【0050】仮止めの目的は、受け部材4の中心が硬質
板1の釘穴または釘穴マーク13の中心から外れないよ
うにすることであり、遊びのない固定方法で良いが、軟
質層2が発泡樹脂のように軟らかい場合、多少の遊びが
可能なように受け部材4を仮止めすると、中心が僅かに
ずれていても、釘打ち・ネジ締めの際、中心が完全に一
致するように、なじみの微調整が行われるので好まし
い。このような多少の遊びが可能な受け部材4の仮止め
方法としては、両面テープを使用した方法などがある。
板1の釘穴または釘穴マーク13の中心から外れないよ
うにすることであり、遊びのない固定方法で良いが、軟
質層2が発泡樹脂のように軟らかい場合、多少の遊びが
可能なように受け部材4を仮止めすると、中心が僅かに
ずれていても、釘打ち・ネジ締めの際、中心が完全に一
致するように、なじみの微調整が行われるので好まし
い。このような多少の遊びが可能な受け部材4の仮止め
方法としては、両面テープを使用した方法などがある。
【0051】第11の発明は、複合板を取付ける受け部
材4に関し、片側または両側の表面に薄い硬質板1、そ
の内側に軟質層2を有する複合板の軟質層2内に設置さ
れ、硬質板1に当接する当接部5、硬質板1に隣接する
皿形空間部9、および釘・ネジなど18を導く導通孔1
0を備えたことを特徴とする。本発明は複合板を取付け
る受け部材4に関するものであり、その構造は封孔部8
なしの図2Aに示すものと封孔部8つきの図2Bに示す
ものとを基本的な構造とするものである。
材4に関し、片側または両側の表面に薄い硬質板1、そ
の内側に軟質層2を有する複合板の軟質層2内に設置さ
れ、硬質板1に当接する当接部5、硬質板1に隣接する
皿形空間部9、および釘・ネジなど18を導く導通孔1
0を備えたことを特徴とする。本発明は複合板を取付け
る受け部材4に関するものであり、その構造は封孔部8
なしの図2Aに示すものと封孔部8つきの図2Bに示す
ものとを基本的な構造とするものである。
【0052】受け部材4の軸心に沿った縦断面図につい
ては、様々な実施態様を図2および図3に示す。いずれ
の場合も、当接部5、皿形部6、皿形空間部9および導
通孔10が存在する。図2Aは、受け部材4の典型的な
実施例であり、皿形空間部9は、円錐台型で、導通孔1
0は貫通孔型である。
ては、様々な実施態様を図2および図3に示す。いずれ
の場合も、当接部5、皿形部6、皿形空間部9および導
通孔10が存在する。図2Aは、受け部材4の典型的な
実施例であり、皿形空間部9は、円錐台型で、導通孔1
0は貫通孔型である。
【0053】図2Bは、図2Aと共に典型的な実施例で
あり、軸筒部7の端部に、封孔部8を有し、導通孔10
は盲孔型となっている。図3Aは、受け部材4の強度や
製作容易性に基づき、様々な設計の実施態様が存在する
ことを示す。図3Bは、受け部材4の皿形部6の内面
が、垂直の円筒面と水平の円環面とからなり、皿形空間
部9が、円板状となる場合を示す。釘・ネジなど18の
頭部の首部底面が水平なものを用いる場合など、皿形空
間部9や皿形部6は、使用する釘・ネジなど18の頭部
形状に応じた座が形成されるように設計されるので、そ
の場合の実施態様例を示したものである。
あり、軸筒部7の端部に、封孔部8を有し、導通孔10
は盲孔型となっている。図3Aは、受け部材4の強度や
製作容易性に基づき、様々な設計の実施態様が存在する
ことを示す。図3Bは、受け部材4の皿形部6の内面
が、垂直の円筒面と水平の円環面とからなり、皿形空間
部9が、円板状となる場合を示す。釘・ネジなど18の
頭部の首部底面が水平なものを用いる場合など、皿形空
間部9や皿形部6は、使用する釘・ネジなど18の頭部
形状に応じた座が形成されるように設計されるので、そ
の場合の実施態様例を示したものである。
【0054】図3Cは、複合板の表面側には平面状当接
部5と皿形部6を有し、軸筒部7の他端、即ち複合板の
裏面側にも平面状当接部5を有する場合を示す。このよ
うな受け部材4は、軟質層2が軟らかい場合に用いら
れ、複合板自体の強度、および複合板の下地材3への取
付け強度を増し、複合板を変形させることなく、下地材
3への安定した取付けを可能にする。
部5と皿形部6を有し、軸筒部7の他端、即ち複合板の
裏面側にも平面状当接部5を有する場合を示す。このよ
うな受け部材4は、軟質層2が軟らかい場合に用いら
れ、複合板自体の強度、および複合板の下地材3への取
付け強度を増し、複合板を変形させることなく、下地材
3への安定した取付けを可能にする。
【0055】図3Dは、軸筒部7の両端に皿形部6と平
面状当接部5を有する場合を示す。この場合は、受け部
材4は、図3Cの例と同様の効果を有するのみならず、
複合板は表裏が対称となり、どちら側を表側にしても使
用し得るので、施工上の使い勝手が向上する。図3E
は、図3A,図3B,図3Cや図3Dの実施態様に関
し、それぞれ封孔部8を有する場合のあることを示す。
面状当接部5を有する場合を示す。この場合は、受け部
材4は、図3Cの例と同様の効果を有するのみならず、
複合板は表裏が対称となり、どちら側を表側にしても使
用し得るので、施工上の使い勝手が向上する。図3E
は、図3A,図3B,図3Cや図3Dの実施態様に関
し、それぞれ封孔部8を有する場合のあることを示す。
【0056】この受け部材4は、軟質層2が発泡樹脂の
ように軽量で軟質な場合には、釘・ネジなど18の打ち
込み力や締めつけ力に耐え、荷重を受けるものであるの
で、その材質の構造強度が複合板の軟質層2より高いこ
とが好ましい。第12の発明は、第11の発明における
受け部材4に関し、受け部材4の導通孔10の軸心に垂
直な断面の外周形状が、受け部材4のいずれかの箇所
で、非円形状の回り止め形状となっていることを特徴と
する 第13の発明は、第11または第12の発明における受
け部材4に関し、導通孔10が、封孔部8を有すること
を特徴とする。
ように軽量で軟質な場合には、釘・ネジなど18の打ち
込み力や締めつけ力に耐え、荷重を受けるものであるの
で、その材質の構造強度が複合板の軟質層2より高いこ
とが好ましい。第12の発明は、第11の発明における
受け部材4に関し、受け部材4の導通孔10の軸心に垂
直な断面の外周形状が、受け部材4のいずれかの箇所
で、非円形状の回り止め形状となっていることを特徴と
する 第13の発明は、第11または第12の発明における受
け部材4に関し、導通孔10が、封孔部8を有すること
を特徴とする。
【0057】第14の発明は、複合板の取付け方法に関
し、片側または両側の表面に薄い硬質板1、その内側に
軟質層2を有する複合板を、釘・ネジなど18を用い
て、床板、根太、柱などの下地材3に取付ける方法にお
いて、硬質板1との当接部5、硬質板1に隣接する皿形
空間部9、および釘・ネジなど18を導く導通孔10を
備えた複数個の受け部材4を用い、釘・ネジなど18に
よる締めつけ力と硬質板1の変形を、受け部材4で、ま
たは受け部材4と軟質層2とで受け止めることを特徴と
する。
し、片側または両側の表面に薄い硬質板1、その内側に
軟質層2を有する複合板を、釘・ネジなど18を用い
て、床板、根太、柱などの下地材3に取付ける方法にお
いて、硬質板1との当接部5、硬質板1に隣接する皿形
空間部9、および釘・ネジなど18を導く導通孔10を
備えた複数個の受け部材4を用い、釘・ネジなど18に
よる締めつけ力と硬質板1の変形を、受け部材4で、ま
たは受け部材4と軟質層2とで受け止めることを特徴と
する。
【0058】複合板を取り付けるための釘・ネジなど1
8には、釘、ネジ、木ネジ、ビス、ボルトなどがある
が、これに限定されるものではなく、真っ直ぐな軸部と
それに連なる頭部を有し、この頭部が硬質板1を変形さ
せて皿形部6にはまり、かつその頭頂部が硬質板1の外
表面より外に突出することのない係止部材であれば良
い。釘・ネジなど18の頭部の形状も、首底部にテーパ
のついたものでも、平たいものでも良い。
8には、釘、ネジ、木ネジ、ビス、ボルトなどがある
が、これに限定されるものではなく、真っ直ぐな軸部と
それに連なる頭部を有し、この頭部が硬質板1を変形さ
せて皿形部6にはまり、かつその頭頂部が硬質板1の外
表面より外に突出することのない係止部材であれば良
い。釘・ネジなど18の頭部の形状も、首底部にテーパ
のついたものでも、平たいものでも良い。
【0059】本発明の複合板の取付けは、複合板を下地
材3の所定の位置に配列し、釘穴または釘穴マーク13
の中心に釘・ネジなど18をあてがい、電動式や気動式
または手動でのハンマーやドリルを用いて打ち込みまた
は締め付けを行なう。この時、釘・ネジなど18は硬質
板1の釘穴または釘穴マーク13の周辺を受け部材4の
皿形部6に沿って変形させるが、皿形部6以外の部分で
は、受け部材4により硬質板1が変形することを阻止さ
れるので、釘・ネジなど18を取り付けた周辺部での硬
質板1の異常な変形の生じない、平面度の高い取付け状
態が得られる。
材3の所定の位置に配列し、釘穴または釘穴マーク13
の中心に釘・ネジなど18をあてがい、電動式や気動式
または手動でのハンマーやドリルを用いて打ち込みまた
は締め付けを行なう。この時、釘・ネジなど18は硬質
板1の釘穴または釘穴マーク13の周辺を受け部材4の
皿形部6に沿って変形させるが、皿形部6以外の部分で
は、受け部材4により硬質板1が変形することを阻止さ
れるので、釘・ネジなど18を取り付けた周辺部での硬
質板1の異常な変形の生じない、平面度の高い取付け状
態が得られる。
【0060】以上に詳述した手段は、床暖房用の複合板
にも使用される。
にも使用される。
【0061】
【作用】上記のように構成された複合板においては、受
け部材4が複合板を構成する硬質板1を内方から支え
て、複合板が一定の厚さを保ち、ひいては複合板の上面
を平滑に保つ役目を有する。また、受け部材4は釘・ネ
ジなど18の案内として働き、所定位置に円滑に釘・ネ
ジなど18の位置決めをすることができるので、硬質板
1の釘穴周辺部の変形を防止し、これにより複合板の上
面を平滑に保つ役目を有する。
け部材4が複合板を構成する硬質板1を内方から支え
て、複合板が一定の厚さを保ち、ひいては複合板の上面
を平滑に保つ役目を有する。また、受け部材4は釘・ネ
ジなど18の案内として働き、所定位置に円滑に釘・ネ
ジなど18の位置決めをすることができるので、硬質板
1の釘穴周辺部の変形を防止し、これにより複合板の上
面を平滑に保つ役目を有する。
【0062】更に、釘・ネジなど18で複合板を取り付
ける際に、受け部材4がその荷重を受けるので、釘・ネ
ジなど18で圧された部分以外では、硬質板1は変形せ
ず、かつ釘・ネジなど18で圧された部分では、釘・ネ
ジなど18の頭部首下の皿形座面によって硬質板1を受
け部材4の皿形部6になじませながら圧することによ
り、硬質板1は皿形部6に沿って変形するので、硬質板
1の釘穴周辺部の異常変形を防止でき、複合板の上面を
平滑に保つ役目を有する。
ける際に、受け部材4がその荷重を受けるので、釘・ネ
ジなど18で圧された部分以外では、硬質板1は変形せ
ず、かつ釘・ネジなど18で圧された部分では、釘・ネ
ジなど18の頭部首下の皿形座面によって硬質板1を受
け部材4の皿形部6になじませながら圧することによ
り、硬質板1は皿形部6に沿って変形するので、硬質板
1の釘穴周辺部の異常変形を防止でき、複合板の上面を
平滑に保つ役目を有する。
【0063】更にまた、釘・ネジなど18を適切に選定
すれば、釘・ネジなど18の頭部が複合板上面よりも外
部に突出することはない。受け部材4の導通孔10の軸
心に垂直な断面の形状は、一般には円形状で十分機能を
果たす。釘・ネジなど18がネジ部を有する場合、その
取り付けまたは締めつけの際、回転力が働くので、受け
部材4の回転を防止するため、受け部材4のいずれかの
部分の断面の外周部形状を非円形状の回り止め異形と
し、軟質層2の抵抗により回転を防止する。
すれば、釘・ネジなど18の頭部が複合板上面よりも外
部に突出することはない。受け部材4の導通孔10の軸
心に垂直な断面の形状は、一般には円形状で十分機能を
果たす。釘・ネジなど18がネジ部を有する場合、その
取り付けまたは締めつけの際、回転力が働くので、受け
部材4の回転を防止するため、受け部材4のいずれかの
部分の断面の外周部形状を非円形状の回り止め異形と
し、軟質層2の抵抗により回転を防止する。
【0064】一般に金属は延性を有することから、硬質
板1を金属とすることにより、硬質板1を皿形部6に沿
って容易に変形できる。また、硬質板1が薄い金属板の
場合、釘穴がなく、釘穴マークのみの場合でも、釘・ネ
ジなど18により容易に硬質板1を貫通固定することが
できる。軟質層2は、断熱性、耐熱性、防音性、遮音性
などの機能を有することから、用途により、発泡させて
軽量化を図った、樹脂加工品や軽量コンクリート製品な
どが使用される。
板1を金属とすることにより、硬質板1を皿形部6に沿
って容易に変形できる。また、硬質板1が薄い金属板の
場合、釘穴がなく、釘穴マークのみの場合でも、釘・ネ
ジなど18により容易に硬質板1を貫通固定することが
できる。軟質層2は、断熱性、耐熱性、防音性、遮音性
などの機能を有することから、用途により、発泡させて
軽量化を図った、樹脂加工品や軽量コンクリート製品な
どが使用される。
【0065】受け部材4の当接部5は皿形部6と協同し
て一体的に働き、硬質板1が皿形空間部9以外の部分で
は好ましくない変形を抑制する作用を有する。複合板の
製造は、釘穴または釘穴マーク13(中心を合わせて表
裏に付されている)が複数設けられている硬質板1の裏
面に、釘穴と受け部材4の軸中心とが一致するように受
け部材4を載せて位置決めし、下面材15(もう一方の
硬質板1である場合もある)を載置し、あるいは受け部
材4の高さが必要とする軟質層2の厚さより小さい場合
には、スペーサ17の上に下面材15(もう一方の硬質
板1である場合もある)を載置し、この後に軟質材の原
料を硬質板1と下面材15と受け部材4とで形成された
空隙16に流動注入し、固化させることにより、複合板
が一体的に成形、製造される。軽量化を発泡させて行う
場合、前述の通り、発泡済みの流動原料を注入する場合
もあるし、少量の2液注入後加熱などの発泡処理工程を
とるものもある。また、下面材15の取付けも、前述の
通り、受け部材4の周辺に軟質材原料を充填の後行って
も良い。
て一体的に働き、硬質板1が皿形空間部9以外の部分で
は好ましくない変形を抑制する作用を有する。複合板の
製造は、釘穴または釘穴マーク13(中心を合わせて表
裏に付されている)が複数設けられている硬質板1の裏
面に、釘穴と受け部材4の軸中心とが一致するように受
け部材4を載せて位置決めし、下面材15(もう一方の
硬質板1である場合もある)を載置し、あるいは受け部
材4の高さが必要とする軟質層2の厚さより小さい場合
には、スペーサ17の上に下面材15(もう一方の硬質
板1である場合もある)を載置し、この後に軟質材の原
料を硬質板1と下面材15と受け部材4とで形成された
空隙16に流動注入し、固化させることにより、複合板
が一体的に成形、製造される。軽量化を発泡させて行う
場合、前述の通り、発泡済みの流動原料を注入する場合
もあるし、少量の2液注入後加熱などの発泡処理工程を
とるものもある。また、下面材15の取付けも、前述の
通り、受け部材4の周辺に軟質材原料を充填の後行って
も良い。
【0066】この複合板の製造の際には、受け部材4
を、硬質板1の裏面に位置決め後、仮止めすると、軟質
材原料の充填時受け部材4が移動したり、傾いたりする
のを防ぎ、より効果的である。また、両面テープのよう
に若干の遊びが可能な方法による仮止めの方法は、受け
部材4の位置決めや、釘・ネジなど18の打ち込みや締
め付けの精度が若干落ちても、軟質材が発泡樹脂のよう
に軟らかい場合には、自動的に調整が行われるので好ま
しい。
を、硬質板1の裏面に位置決め後、仮止めすると、軟質
材原料の充填時受け部材4が移動したり、傾いたりする
のを防ぎ、より効果的である。また、両面テープのよう
に若干の遊びが可能な方法による仮止めの方法は、受け
部材4の位置決めや、釘・ネジなど18の打ち込みや締
め付けの精度が若干落ちても、軟質材が発泡樹脂のよう
に軟らかい場合には、自動的に調整が行われるので好ま
しい。
【0067】受け部材4の軸筒部7の封孔部8は、複合
板の製造の際に軟質材原料の導通孔10への流入を防止
する作用と、複合板を下地材3に取り付ける際に、固定
強度の増加に若干寄与する作用を有する。また、軟質層
2が軟らかい場合には、受け部材4の強度が軟質層2の
強度より高いことにより、取付け時の荷重は、受け部材
4が受け持つので軟質層2の変形はなく、従って複合板
を定形に維持することができる。
板の製造の際に軟質材原料の導通孔10への流入を防止
する作用と、複合板を下地材3に取り付ける際に、固定
強度の増加に若干寄与する作用を有する。また、軟質層
2が軟らかい場合には、受け部材4の強度が軟質層2の
強度より高いことにより、取付け時の荷重は、受け部材
4が受け持つので軟質層2の変形はなく、従って複合板
を定形に維持することができる。
【0068】逆に、軟質層2が、気泡セメント、気泡コ
ンリート、気泡セラミックスのように、かなりの硬さま
たは脆さを有する場合、受け部材4に弾性率小で弾性限
界大の樹脂など、または塑性変形性の高い合金を用いる
と、受け部材4が地震や交通による振動を吸収し、安全
性の高い軟構造の構築物が得られる。
ンリート、気泡セラミックスのように、かなりの硬さま
たは脆さを有する場合、受け部材4に弾性率小で弾性限
界大の樹脂など、または塑性変形性の高い合金を用いる
と、受け部材4が地震や交通による振動を吸収し、安全
性の高い軟構造の構築物が得られる。
【0069】
(実施例1)次のような複合板を製作した。 複合板の構造 図1A型(硬質板が複合板の片側のみに存在) サイズ (長さ)2,404mm (幅) 303mm (厚さ) 13mm 複合板の製造 Al合金板の表面を下側にし、受け部材の当接部に両面
テープを貼り、千枚通し状の治具で中心合わせをしなが
ら、受け部材をAl合金板の裏面の釘穴上に位置決め、
配置、仮止めし、発泡液を含む2液混合型発泡硬質ウレ
タン原料液を、約40°Cに加熱・保持したAl合金板
上に、2〜3mm厚さで、約20mm幅に垂らして行
き、この上に所定高さで段ボールを置くと、約7分後に
発泡が完了して所定厚さの複合板が得られた。
テープを貼り、千枚通し状の治具で中心合わせをしなが
ら、受け部材をAl合金板の裏面の釘穴上に位置決め、
配置、仮止めし、発泡液を含む2液混合型発泡硬質ウレ
タン原料液を、約40°Cに加熱・保持したAl合金板
上に、2〜3mm厚さで、約20mm幅に垂らして行
き、この上に所定高さで段ボールを置くと、約7分後に
発泡が完了して所定厚さの複合板が得られた。
【0070】 硬質板1 材質 Al合金 JISH4000−A3004P サイズ (長さ)2,404mm (幅) 303mm (厚さ) 0.5mm 軟質層2 材質 発泡硬質ポリウレタン樹脂 厚さ T:12mm 発泡倍率 30倍 強度 圧縮20〜70kgf/cm2 引張0.3〜3.5kgf/cm2 下面材15 材質 段ボール紙 厚さ 0.5mm 受け部材4 材質 ABS樹脂 強度 圧縮176〜773kgf/cm2 引張 70〜162kgf/cm2 弾性係数7,030〜28,823kgf/cm2 製法 射出成形 縦断面形状 図2A型 サイズ 高さh:12mm 当接部5K−K’断面形状 外周:長方形(20mm×16mm) 内周:円形状 皿形部6L−L’断面形状 外周:略円形状 内周:円形状 軸筒部7M−M’断面形状 外周:円形状(直径:10mm) 内周:円形状(直径:4.5mm) 導通孔10:貫通孔型 内径:円形状(直径:4.5mm) 釘穴 釘穴形状:円形状(直径:4.5mm) 配列:列状 (硬質板1の長辺端部から10mmの位置に長手方向直列状 に15ケ所を配置、両端合計で30ケ所) 間隔:短辺端部または溝部より50mmの位置から 175mm間隔 ネジ 形状:JISB1112 十字穴つきさら木ネジ呼び4.5 取付け 電動式ドライバー この複合板4枚を、木板下地材に取り付けた。締め付け
た木ネジの本数は合計120本であった。
た木ネジの本数は合計120本であった。
【0071】本発明の複合板と、受け部材以外は本発明
の複合板と同様の製品である従来の複合板の施工性の比
較をおこなった。 従来品 本発明品 木ネジ頭部突出 19 箇所 0 箇所 木ネジ頭部沈み過ぎ 3 〃 0 〃 木ネジ周辺部膨れ 4 〃 0 〃 施工後の複合板の上面の平面性 <3.0mm <0.3mm 施工(作業)時間 36分 20分 上敷物(フローリング)を敷設した後 踏んで音の出る場所 1 箇所 0 箇所 温度上昇の遅い場所 2 〃 0 〃 取付け作業は素人に行なわせたが、本発明の複合板を用
いた場合は、木ネジ頭部突出、木ネジ頭部沈み過ぎ、木
ネジ周辺部膨れなどの不具合は皆無となり、作業者は安
心してスピーディに仕事ができた。しかも、施工後の複
合板の上面は平面性が著しく改善されて美しくなり、上
敷物としてフローリングを取付けたところ、作業性良
く、密着性良く、フローリング表面も美しく仕上がり、
どの場所を足踏みしても音の発生はなく、昇温遅れ箇所
の存在は認めれなかった。
の複合板と同様の製品である従来の複合板の施工性の比
較をおこなった。 従来品 本発明品 木ネジ頭部突出 19 箇所 0 箇所 木ネジ頭部沈み過ぎ 3 〃 0 〃 木ネジ周辺部膨れ 4 〃 0 〃 施工後の複合板の上面の平面性 <3.0mm <0.3mm 施工(作業)時間 36分 20分 上敷物(フローリング)を敷設した後 踏んで音の出る場所 1 箇所 0 箇所 温度上昇の遅い場所 2 〃 0 〃 取付け作業は素人に行なわせたが、本発明の複合板を用
いた場合は、木ネジ頭部突出、木ネジ頭部沈み過ぎ、木
ネジ周辺部膨れなどの不具合は皆無となり、作業者は安
心してスピーディに仕事ができた。しかも、施工後の複
合板の上面は平面性が著しく改善されて美しくなり、上
敷物としてフローリングを取付けたところ、作業性良
く、密着性良く、フローリング表面も美しく仕上がり、
どの場所を足踏みしても音の発生はなく、昇温遅れ箇所
の存在は認めれなかった。
【0072】(実施例2)次のような複合板を製作し
た。 複合板の構造 図1A型(硬質板が複合板の片側のみに存在) サイズ (長さ)2,404mm (幅) 303mm (厚さ) 21mm 複合板の製造 Al合金板の表面を下側にし、受け部材の当接部に速乾
性の樹脂接着剤を塗り、千枚通し状の治具で中心合わせ
をしながら、受け部材をAl合金板の裏面の釘穴上に位
置決め、配置、仮止めし、この上に所定高さで段ボール
を置き、水/セメント比60%の気泡混入セメントミル
クを注入の上、常温常圧の湿潤養生で凝結硬化させた。
た。 複合板の構造 図1A型(硬質板が複合板の片側のみに存在) サイズ (長さ)2,404mm (幅) 303mm (厚さ) 21mm 複合板の製造 Al合金板の表面を下側にし、受け部材の当接部に速乾
性の樹脂接着剤を塗り、千枚通し状の治具で中心合わせ
をしながら、受け部材をAl合金板の裏面の釘穴上に位
置決め、配置、仮止めし、この上に所定高さで段ボール
を置き、水/セメント比60%の気泡混入セメントミル
クを注入の上、常温常圧の湿潤養生で凝結硬化させた。
【0073】 硬質板1 材質 Al合金 JISH4000−A3004P サイズ (長さ)2,404mm (幅) 303mm (厚さ) 1mm 軟質層2 材質 気泡混入ミルクセメント 水/セメント比 60% 空気量 67% 厚さ T:20mm 強度(材齢28日) 圧縮強度10.7kgf/cm2 弾性係数56,000kgf/cm2 受け部材4 材質 ABS樹脂 強度 圧縮176〜773kgf/cm2 引張 70〜162kgf/cm2 弾性係数7,030〜28,823kgf/cm2 製法 射出成形 縦断面形状 図2A型 サイズ 高さh:20mm 当接部5K−K’断面形状 外周:長方形(20mm×16mm) 内周:円形状 皿形部6L−L’断面形状 外周:略円形状 内周:円形状 軸筒部7M−M’断面形状 外周:円形状(直径:10mm) 内周:円形状(直径:4.5mm) 導通孔10:貫通孔型 内径:円形状(直径:4.5mm) 釘穴 釘穴形状:円形状(直径:4.5mm) 配列:列状 (硬質板1の長辺端部から10mmの位置に長手方向直列状 に9ケ所を配置、両端合計で18ケ所) 間隔:短辺端部または溝部より50mmの位置から 350mm間隔 ネジ 形状 JISB1101 なべ小ネジ呼びM4.5 取付け 電動式ドライバー この複合板4枚を、溝型鋼製の中柱に取り付けた。締め
付けた小ネジの本数は合計72本であった。
付けた小ネジの本数は合計72本であった。
【0074】本発明の複合板と、受け部材以外は本発明
の複合板と同様の製品である従来の複合板との施工性の
比較をおこなった。 従来品 本発明品 小ネジ頭部突出 72 箇所 0 箇所 小ネジ頭部沈み過ぎ 0 〃 0 〃 小ネジ周辺部膨れ 0 〃 0 〃 施工後の複合板の上面の平面性 <3.2mm <0.3mm (従来品では、小ネジと ワッシャ−が平面上に 突出したままである) 施工(作業)時間 43分 24分 上敷物の直接敷設 不適 適 取付け作業は素人に行なわせたが、本発明の複合板を用
いた場合は、小ネジ頭部の突出、小ネジ頭部の沈み過
ぎ、小ネジ周辺部の膨れなどの不具合も皆無で、作業者
は安心してスピーディに仕事ができた。しかも、施工後
の複合板の表面は従来例では小ネジの頭部が複合板の上
面より突出していたが、本発明の複合板では小ネジの頭
部が皿形空間部に入り込み、小ネジの頭頂部が複合板上
面と同一平面となり、平面性が著しく改善されて美しく
なり、上敷物として壁紙を取付けたところ、作業性良
く、密着性良く、美しく仕上げることができた。従来品
の場合には、釘・ネジなどの部分が突出た状態となって
いるので、薄物の壁紙などをそのまま取り付けるのは難
しく、平面性をだすには、仕上げ板の使用が必須であっ
た。
の複合板と同様の製品である従来の複合板との施工性の
比較をおこなった。 従来品 本発明品 小ネジ頭部突出 72 箇所 0 箇所 小ネジ頭部沈み過ぎ 0 〃 0 〃 小ネジ周辺部膨れ 0 〃 0 〃 施工後の複合板の上面の平面性 <3.2mm <0.3mm (従来品では、小ネジと ワッシャ−が平面上に 突出したままである) 施工(作業)時間 43分 24分 上敷物の直接敷設 不適 適 取付け作業は素人に行なわせたが、本発明の複合板を用
いた場合は、小ネジ頭部の突出、小ネジ頭部の沈み過
ぎ、小ネジ周辺部の膨れなどの不具合も皆無で、作業者
は安心してスピーディに仕事ができた。しかも、施工後
の複合板の表面は従来例では小ネジの頭部が複合板の上
面より突出していたが、本発明の複合板では小ネジの頭
部が皿形空間部に入り込み、小ネジの頭頂部が複合板上
面と同一平面となり、平面性が著しく改善されて美しく
なり、上敷物として壁紙を取付けたところ、作業性良
く、密着性良く、美しく仕上げることができた。従来品
の場合には、釘・ネジなどの部分が突出た状態となって
いるので、薄物の壁紙などをそのまま取り付けるのは難
しく、平面性をだすには、仕上げ板の使用が必須であっ
た。
【0075】次に、本発明と従来の複合板各1枚を取り
付けた溝型鋼枠体をコンクリート床上に水平に横たえ、
重量30kgのサンドバッグを高さ1mから10回落下
させて衝撃を与えた。その結果、従来品では3箇所のネ
ジ穴周辺部でクラックや欠けを生じたが、本発明品には
全く破損が認められなかった。
付けた溝型鋼枠体をコンクリート床上に水平に横たえ、
重量30kgのサンドバッグを高さ1mから10回落下
させて衝撃を与えた。その結果、従来品では3箇所のネ
ジ穴周辺部でクラックや欠けを生じたが、本発明品には
全く破損が認められなかった。
【0076】
【発明の効果】以上に詳述した発明により、著しく施工
性に優れた複合板が得られた。それは第1に、複合板を
下地材へ取り付ける際の作業性が著しく改善されたから
であり、第2に、取付け後の品質が著しく改善されたか
らである。第1の作業性の改善は、硬質板の釘穴などの
下部に設けられた皿形空間部により、釘・ネジなどで取
付けの際、硬質板は皿形空間部でのみ適確に変形して、
硬質板の他の部分、即ち平面部に膨れや変形を生ぜず、
しかも釘・ネジなどは、皿形部に受け止められるので、
釘・ネジなども締め付け不足や締め過ぎがなくなり、釘
・ネジなどは適正な深さに締め付けられて止まるので、
釘・ネジなどの頭部の突出も凹み過ぎもなくなり、従っ
て、熟練工を要せず素人が作業を実施しても、更に締め
付けのコントロールの難しい電動・気動工具を用いて
も、迅速適確な作業が可能になったという点である。
性に優れた複合板が得られた。それは第1に、複合板を
下地材へ取り付ける際の作業性が著しく改善されたから
であり、第2に、取付け後の品質が著しく改善されたか
らである。第1の作業性の改善は、硬質板の釘穴などの
下部に設けられた皿形空間部により、釘・ネジなどで取
付けの際、硬質板は皿形空間部でのみ適確に変形して、
硬質板の他の部分、即ち平面部に膨れや変形を生ぜず、
しかも釘・ネジなどは、皿形部に受け止められるので、
釘・ネジなども締め付け不足や締め過ぎがなくなり、釘
・ネジなどは適正な深さに締め付けられて止まるので、
釘・ネジなどの頭部の突出も凹み過ぎもなくなり、従っ
て、熟練工を要せず素人が作業を実施しても、更に締め
付けのコントロールの難しい電動・気動工具を用いて
も、迅速適確な作業が可能になったという点である。
【0077】第2の品質の改善は、硬質板平面部の変形
や膨れがなくなったことと、釘・ネジなどの頭部の沈み
が一定となって、釘・ネジなどの頭部の突出や凹み過ぎ
がなくなったため、複合板取付け後の複合板上面の平面
性が著しく改善されたという点である。そのため、フロ
ーリング、じゅうたん、壁紙などの上敷物をこの上に施
工した場合、これら仕上がり面の美観が著しく改善され
る。特に、複合板が、暖房用複合板である場合、フロー
リングなど上敷物と複合板との密着性が著しく改善され
るので、長期間伝熱使用を行なっても、図9に示す様
な、床がフカフカになったり、フローリングが反った
り、板と板との継ぎ目部で段差が発生したり、伝熱のム
ラが発生しひいては結果的にフローリングの寿命を短く
したりするなどの不具合が生ずることがない。
や膨れがなくなったことと、釘・ネジなどの頭部の沈み
が一定となって、釘・ネジなどの頭部の突出や凹み過ぎ
がなくなったため、複合板取付け後の複合板上面の平面
性が著しく改善されたという点である。そのため、フロ
ーリング、じゅうたん、壁紙などの上敷物をこの上に施
工した場合、これら仕上がり面の美観が著しく改善され
る。特に、複合板が、暖房用複合板である場合、フロー
リングなど上敷物と複合板との密着性が著しく改善され
るので、長期間伝熱使用を行なっても、図9に示す様
な、床がフカフカになったり、フローリングが反った
り、板と板との継ぎ目部で段差が発生したり、伝熱のム
ラが発生しひいては結果的にフローリングの寿命を短く
したりするなどの不具合が生ずることがない。
【0078】更に、受け部材の材質として、適切な弾
性、または塑性変形性を有する材質を選定すると、複合
板の下地材への取付けを軟構造とし、振動を吸収できる
ので、大地震でも複合板の破損や、下地材からの離脱剥
離が生じない耐震性に優れた構築物が得られる。
性、または塑性変形性を有する材質を選定すると、複合
板の下地材への取付けを軟構造とし、振動を吸収できる
ので、大地震でも複合板の破損や、下地材からの離脱剥
離が生じない耐震性に優れた構築物が得られる。
【図1】(図1A)複合板の片面が硬質板である本発明
の複合板を例示する断面図である。 (図1B)複合板の両面が硬質板である本発明の複合板
を例示する断面図である。 (図1C)本発明の複合板で、h=Tの受け部材を有す
る複合板の取付け例を示す断面図である。 (図1D)本発明の複合板で、h<Tの受け部材を有す
る複合板の取付け例を示す断面図である。
の複合板を例示する断面図である。 (図1B)複合板の両面が硬質板である本発明の複合板
を例示する断面図である。 (図1C)本発明の複合板で、h=Tの受け部材を有す
る複合板の取付け例を示す断面図である。 (図1D)本発明の複合板で、h<Tの受け部材を有す
る複合板の取付け例を示す断面図である。
【図2】(図2A)導通孔端に封孔部のない受け部材の
構造を示す縦断面図である。 (図2B)導通孔端に封孔部のある受け部材の構造を示
す縦断面図である。
構造を示す縦断面図である。 (図2B)導通孔端に封孔部のある受け部材の構造を示
す縦断面図である。
【図3】(図3A)様々な設計の受け部材を示す縦断面
図である。 (図3B)別の皿形空間部を有する受け部材を示す縦断
面図である。 (図3C)裏側に平面状当接部を有する受け部材を示す
縦断面図である。 (図3D)両側に平面当接部と皿形部を有する受け部材
を示す縦断面図である。 (図3E)封孔部を有する様々な設計の受け部材を示す
縦断面図である。
図である。 (図3B)別の皿形空間部を有する受け部材を示す縦断
面図である。 (図3C)裏側に平面状当接部を有する受け部材を示す
縦断面図である。 (図3D)両側に平面当接部と皿形部を有する受け部材
を示す縦断面図である。 (図3E)封孔部を有する様々な設計の受け部材を示す
縦断面図である。
【図4】受け部材の軸心に垂直な、平面当接部における
断面(KーK’)、皿形部における断面(LーL’)ま
たは/および軸筒部における断面(MーM’)の様々な
形状を例示する図である。
断面(KーK’)、皿形部における断面(LーL’)ま
たは/および軸筒部における断面(MーM’)の様々な
形状を例示する図である。
【図5】受け部材の軸心に垂直な、軸筒部の外周部形状
および内周部形状を例示する断面図である。
および内周部形状を例示する断面図である。
【図6】本発明の複合板の製造方法の説明のために、釘
穴または釘穴マーク、位置合わせ用裏面マーク、および
中心を合わせて仮止めされた受け部材を例示した斜視図
である。
穴または釘穴マーク、位置合わせ用裏面マーク、および
中心を合わせて仮止めされた受け部材を例示した斜視図
である。
【図7】(図7A)本発明の複合板の製造手順を示した
断面図である。 (図7B)本発明の複合板の製造手順を示した断面図で
ある。 (図7C)本発明の複合板の製造手順を示した断面図で
ある。 (図7D)本発明の複合板の製造工程の途中段階で、ス
ペーサを用いて、h<Tの受け部材を組み込んだ状態を
示す断面図である。
断面図である。 (図7B)本発明の複合板の製造手順を示した断面図で
ある。 (図7C)本発明の複合板の製造手順を示した断面図で
ある。 (図7D)本発明の複合板の製造工程の途中段階で、ス
ペーサを用いて、h<Tの受け部材を組み込んだ状態を
示す断面図である。
【図8】肉厚部だけで当接する受け部材を使用した、本
発明の複合板を示す断面図である。
発明の複合板を示す断面図である。
【図9】従来の複合板上へ上敷物を敷設した時に発生す
る不具合例を示した斜視図である。
る不具合例を示した斜視図である。
【図10】(図10A)片面が硬質板である従来の複合
板例を示す断面図である。 (図10B)両面が硬質板である従来の複合板例を示す
断面図である。
板例を示す断面図である。 (図10B)両面が硬質板である従来の複合板例を示す
断面図である。
【図11】(図11A)従来の複合板取付け時の課題
(釘頭部突出し)を示す断面図である。 (図11B)従来の複合板取付け時の課題(釘周辺凹
み)を示す断面図である。 (図11C)従来の複合板取付け時の課題(釘周辺膨
れ)を示す断面図である。
(釘頭部突出し)を示す断面図である。 (図11B)従来の複合板取付け時の課題(釘周辺凹
み)を示す断面図である。 (図11C)従来の複合板取付け時の課題(釘周辺膨
れ)を示す断面図である。
1 硬質板 2 軟質層 3 下地材 4 受け部材 5 当接部 6 皿形部 7 軸筒部 8 封孔部 9 皿形空間部 10 導通孔 11 内径側突出部 12 内周形状 13 釘穴または釘穴マーク 14 位置合わせ用裏面釘穴マーク 15 下面材 16 空隙 17 スペーサ 18 釘・ネジなど 19 上敷物 20 隙間 21 剥離 22 反り 23 段差 h 受け部材の高さ T 複合板の軟質層の厚さ KーK’受け部材の当接部の断面矢視 LーL’受け部材の皿形部の断面矢視 MーM’受け部材の軸筒部の断面矢視
Claims (14)
- 【請求項1】片側または両側の表面に薄い硬質板
(1)、その内側に軟質層(2)を有する複合板におい
て、硬質板(1)との当接部(5)、硬質板(1)に隣
接する皿形空間部(9)、および釘・ネジなど(18)
を導く導通孔(10)を備えた複数個の受け部材(4)
を、硬質板(1)の釘穴または釘穴マーク(13)と中
心を合わせて、硬質板(1)の内側に設けたことを特徴
とする施工性に優れた複合板。 - 【請求項2】受け部材(4)の高さ(h)が軟質層
(2)の厚さ(T)と同等であることを特徴とする請求
項1記載の施工性に優れた複合板。 - 【請求項3】受け部材(4)の導通孔(10)の軸心に
垂直な断面の外周形状が、受け部材(4)のいずれかの
箇所で、非円形状の回り止め形状となっていることを特
徴とする請求項1記載の施工性に優れた複合板。 - 【請求項4】硬質板(1)が金属からなることを特徴と
する請求項1記載の施工性に優れた複合板。 - 【請求項5】金属がAlまたはAl合金であることを特
徴とする請求項4記載の施工性に優れた複合板。 - 【請求項6】軟質層(2)が、樹脂加工品、発泡樹脂製
品、気泡セメント製品、気泡石膏製品、気泡コンクリー
ト製品、気泡セラミック製品、耐熱煉瓦、珪藻土製品、
シラスバルーン製品、グラスウール製品、ロックウール
製品、セラミックウール製品、廃棄物再生樹脂製品、天
然木材、合成木材、木材片製品、木材粉製品、および前
記材料の複合・混合製品のいずれかからなることを特徴
とする請求項1記載の施工性に優れた複合板。 - 【請求項7】硬質板(1)がAlまたはAl合金からな
り、軟質層(2)が発泡樹脂層、木材、または木材加工
品からなることを特徴とする請求項1記載の施工性に優
れた複合板。 - 【請求項8】軟質層(2)が気泡セメント製品、気泡石
膏製品、気泡コンクリート製品、気泡セラミック製品、
耐熱煉瓦、珪藻土製品、シラスバルーン製品、または硬
質木質系製品のいずれかよりなり、受け部材(4)が、
軟質層(2)より弾性率小で弾性限界大、または、塑性
変形性大であることを特徴とする耐震性の高い請求項1
記載の施工性に優れた耐震性複合板。 - 【請求項9】硬質板(1)の表となる側を下向きにし、
その上に受け部材(4)を、当接部(5)が下向きとな
るように、かつ、硬質板(1)の釘穴または釘穴マーク
(13)と導通孔(10)の中心が合うように配置し、
その後の工程で受け部材(4)の周辺部に軟質層(2)
の材料を充填することを特徴とする請求項1記載の施工
性に優れた複合板の製造方法。 - 【請求項10】受け部材(4)を配置する際、受け部材
(4)を硬質板(1)に仮止めすることを特徴とする請
求項9記載の施工性に優れた複合板の製造方法。 - 【請求項11】片側または両側の表面に薄い硬質板
(1)、その内側に軟質層(2)を有する複合板の軟質
層(2)内に設置され、硬質板(1)に当接する当接部
(5)、硬質板(1)に隣接する皿形空間部(9)、お
よび釘・ネジなど(18)を導く導通孔(10)を備え
たことを特徴とする複合板取付け用受け部材(4)。 - 【請求項12】導通孔(10)の軸心に垂直な断面の外
周形状が、受け部材(4)のいずれかの箇所で、非円形
状の回り止め形状となっていることを特徴とする請求項
11記載の複合板取付け用受け部材(4)。 - 【請求項13】導通孔(10)が、封孔部(8)を有す
ることを特徴とする請求項11または請求項12記載の
複合板取付け用受け部材(4)。 - 【請求項14】片側または両側の表面に薄い硬質板
(1)、その内側に軟質層(2)を有する複合板を、釘
・ネジなど(18)を用いて、床板、根太、柱などの下
地材(3)に取付ける方法において、硬質板(1)との
当接部(5)、硬質板(1)に隣接する皿形空間部
(9)、および釘・ネジなど(18)を導く導通孔(1
0)を備えた複数個の受け部材(4)を用い、釘・ネジ
など(18)による締めつけ力と硬質板(1)の変形
を、受け部材(4)で、または受け部材(4)と軟質層
(2)とで受け止めることを特徴とする複合板の取付け
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7181448A JPH0932192A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | 施工性に優れた複合板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7181448A JPH0932192A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | 施工性に優れた複合板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0932192A true JPH0932192A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16100951
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7181448A Withdrawn JPH0932192A (ja) | 1995-07-18 | 1995-07-18 | 施工性に優れた複合板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0932192A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002021214A (ja) * | 2000-07-10 | 2002-01-23 | Fujita Corp | 脱臭可能な建築材料、塗料およびこれらを用いた建築物ならびに脱臭方法 |
| US7096268B1 (en) | 1999-09-01 | 2006-08-22 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Copyrighted data processing method and apparatus |
| JP2007154642A (ja) * | 2005-11-09 | 2007-06-21 | Sumitomo Kinzoku Kozan Siporex Kk | 床構造および床用支持具 |
| JP2008025124A (ja) * | 2006-07-18 | 2008-02-07 | Katsuyo Konuki | 荷重受支持ブラケット |
| JP2008050815A (ja) * | 2006-08-23 | 2008-03-06 | Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd | 建築板 |
| JP2008133699A (ja) * | 2006-11-29 | 2008-06-12 | Asahi Fiber Glass Co Ltd | 断熱パネル、断熱パネル用の繊維系断熱材及び断熱パネルの施工方法 |
| JP2011063982A (ja) * | 2009-09-16 | 2011-03-31 | Nippon Aaku Kaihatsu Kk | 外壁断熱ボード |
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| JP2021123985A (ja) * | 2020-02-07 | 2021-08-30 | Toto株式会社 | 発泡樹脂材への付属品の取付構造およびそれを備えた浴室ユニット |
-
1995
- 1995-07-18 JP JP7181448A patent/JPH0932192A/ja not_active Withdrawn
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| US9977463B2 (en) | 2015-08-26 | 2018-05-22 | Lenovo (Singapore) Ptd Lte | Electronic device having a member for chassis |
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