JPH09322823A - 電動歯ブラシ - Google Patents

電動歯ブラシ

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JPH09322823A
JPH09322823A JP14242396A JP14242396A JPH09322823A JP H09322823 A JPH09322823 A JP H09322823A JP 14242396 A JP14242396 A JP 14242396A JP 14242396 A JP14242396 A JP 14242396A JP H09322823 A JPH09322823 A JP H09322823A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動歯ブラシで、簡単かつ安価で全体がハン
ディに使用でき、歯ブラシ体の剛毛の長手方向の往復運
動が確かで歯磨き効果の高いものとすることを目的とす
る。 【解決手段】 グリップ1をなす本体部2に、洗浄液3
を貯留する洗浄液タンク4、洗浄液タンク4から洗浄液
3を吐出するポンプ5、電池室6、電池室6に装着する
電池7からの給電により動作する往復運動源8を装備
し、本体部2の往復運動源8が設けられた部分から一端
側に延び、往復運動源8に連結されるブラシ体11の基
体11aに植設された剛毛11bが長手方向に出入りす
るように案内し、かつポンプ5によって吐出される洗浄
液3を注出するノズル部12を設け、前記基体11aを
往復運動源8に連結してブラシ体11を剛毛11bの長
手方向に往復運動させることにより、上記の目的を達成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電動歯ブラシに関
し、特に、歯ブラシ体をこれの基体に植設した剛毛の長
手方向に振動的に往復移動させて歯磨きをしたり、歯ぐ
きをマッサージしたりすることができる電動歯ブラシに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】特公昭60−26535号公報は、歯ブ
ラシ体を電動ポンプから供給される水の圧力により剛毛
の長手方向と直角な向きに往復運動させながら、前記水
をブラシ体による歯磨き部やマッサージ部にジェット水
流として噴射するようにした電動歯ブラシを開示してい
る。
【0003】このものでは、水流の噴射と、ブラシ体の
自動的で強制的な往復運動による強力な摺擦との相乗効
果にて歯磨き効率が向上し、除去し難い歯垢も取れ易く
なる。しかし、歯ブラシ体の基体に植設した剛毛がこれ
の長手方向と直角な向きに往復運動されるのでは、剛毛
の先端が歯間および歯と歯ぐきとの間の凹凸にきっちり
倣うことはできず、凹部、それも鋭い窪みや隙間には剛
毛の先端は及び難いので、これらの部分の歯磨き効率は
格段に低く歯垢を取るには至らず、歯の凸部しか十分な
歯磨きはできない。また、逆に、歯の凸部を磨き過ぎて
ほうろう質に傷をつけることが時として生じる。
【0004】歯ブラシ体を剛毛の長手方向に平行な軸線
のまわりに回転させる電動歯ブラシも知られているが、
これも剛毛は長手方向と直角な向きに繰り返し旋回運動
されるだけであるので、上記した従来の往復運動方式の
ものと同様な問題がある。
【0005】一方、これらの問題を解消するのに、本願
出願人は、国際公開番号WO−94/17690(公開
日1994年5月18日)に係る発明の電動歯ブラシを
提案している。
【0006】このものは、電動ポンプから供給される水
をノズルから流出させながら、このノズルに通したブラ
シ体の剛毛を、前記水の脈流によって剛毛の長手方向に
往復運動させるものである。これによると、剛毛はノズ
ルから一定のストロークにて長手方向に繰り返し突出
し、歯の凸部に突き当たるときは剛毛群がまわりへばら
けるように先端間が拡がりながら歯の凸部の面に馴染ん
で進退してその面を摺擦し、凹部や隙間では剛毛群は凹
部や隙間に対向している範囲でその奥部に向かって束ね
られるように先端間が密集しながら歯の凹部や隙間の面
に馴染んで進退してその面を強く摺擦するとともに、隙
間には剛毛を抜き差しするので、歯の凹凸および隙間の
どの部分も効率よく磨ける。また、歯と歯ぐきの間の歯
肉溝やこれが大きくなったポケットにも剛毛は歯の表面
に沿う状態で剛毛の長手方向に出入りして歯垢等の異物
を効果的に除去することができるので歯の健康保持に有
利である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、水流の脈動に
よりブラシ体を往復運動させるものは、水量が多くいる
し、高い水圧がいるので、容量の大きな水タンクおよび
電動ポンプを備えた定置型の本体装置と接続した状態で
しか使用できず不便であるし、高価につく。しかも、水
流の脈動によるブラシ体の往復運動は毎分1200回か
ら2000回程度のやや緩慢なもので、しかも動きはや
や不確かなため、歯磨き効率はまだ十分でない。
【0008】本発明は、このような問題を解消すること
を課題とし、簡単かつ安価で全体がハンディに使用で
き、しかも、歯ブラシ体の剛毛の長手方向の往復運動が
確かで歯磨き効果の高い電動歯ブラシを提供することを
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明の電動歯ブラシは、一部ないしは
全体がグリップをなす本体部に、洗浄液を貯留する洗浄
液タンク、この洗浄液タンク内の洗浄液を電動または手
動で吐出するポンプ、電池室、この電池室に装着する電
池からの給電により動作する往復運動源を装備するとと
もに、本体部の往復運動源が設けられた部分から一端側
に延び、往復運動源に連結されるブラシ体の基体に植設
された剛毛が長手方向に出入りするように案内し、かつ
前記ポンプによって吐出される洗浄液を注出するノズル
部を設け、前記基体を往復運動源に連結してブラシ体を
剛毛の長手方向に往復運動させるようにしたことを特徴
とするものである。
【0010】このような構成では、一部ないしは全体が
グリップをなす本体部を把持して、この本体部の一端側
に延びるノズル部を口腔内に挿入し、歯や歯ぐきのどの
部分にもノズル部で出入りする剛毛を当てがって歯磨き
やマッサージをすることができるが、特に、本体部にこ
の歯磨きやマッサージのために必要な、洗浄液を貯留す
る洗浄液タンク、この洗浄液タンク内の洗浄液を電動ま
たは手動で吐出するポンプ、電池室、この電池室に装着
する電池からの給電により動作する往復運動源の全てを
装備しているので、従来のような定置型の本体と接続し
た状態でしか使用できないものに比し、単独で小型かつ
ハンディなものとなり使用しやすい。また、ブラシ体は
往復運動源によって剛毛の長手方向に強制的に往復運動
させるので、歯磨き効果およびマッサージ効果の大きな
剛毛の長手方向の往復運動が、設定通りに、従って毎分
6000回や10000回と言った振動的な状態にも確
実かつ強力に達成されるので、従来の水流の脈流を利用
したものに比し、歯磨き効果およびマッサージ効果が向
上する。しかも、洗浄液はポンプを適宜働かせて必要に
応じて用いればよいし、歯ブラシ体の往復運動による歯
磨きやマッサージに洗浄液を併用するにしても、洗浄液
は洗浄を満足する程度、例えば滴下する程度に補助的に
供給すれば足りるので、洗浄液の必要量が従来の水流の
脈流を利用したものに比し格段に少なく、小型な本体部
に装備される小さな洗浄液タンク内の洗浄液で一回の歯
磨きおよびマッサージを十分に終えることができ、水以
外の薬液を洗浄液に用いる場合でも余り高くつかない。
また、往復運動源も基体に剛毛を一束植設しただけのブ
ラシ体を往復運動させればよいので小容量な小型のもの
でよい。 従って、歯磨き効果およびマッサージ効果が
従来のものよりも高く、しかも、コンパクトで使いやす
い、低コストなものとなり、ランニングコストも安くつ
く。
【0011】請求項2の発明は、一部ないしは全体がグ
リップをなす本体部に、電池室、この電池室に装着する
電池からの給電により動作する往復運動源を装備し、か
つ洗浄液を貯留して高所に設置される洗浄液タンクと可
撓性チューブにて接続されるとともに、本体部の往復運
動源が設けられた部分から一端側に延び、往復運動源に
連結されるブラシ体の基体に植設された剛毛が長手方向
に出入りするように案内し、かつ、前記洗浄液タンクか
ら本体部に流入してくる洗浄液を注出するノズル部を設
け、前記基体を往復運動源に連結してブラシ体を剛毛の
長手方向に往復運動させるようにしたことを特徴とする
ものである。
【0012】このような構成では、洗浄液タンクが本体
部の外部にあり、しかも洗浄液タンクが高所に設置され
ることにより洗浄液は重力で本体部に流れ込みノズル部
から流出するので、洗浄液の供給にポンプが不要であ
り、本体部がさらに小さく、かつ低コストなものとなる
点で請求項1の発明よりも優れるし、洗浄液タンクは点
滴容器風のものをその都度取り替えて接続し使用できる
便利がある。
【0013】請求項3の発明は、請求項1、2の発明の
いずれか1つにおいて、さらに、ノズル部の先端部は、
本体部の軸線に対しほぼ120°傾斜している。
【0014】このような構成では、請求項1、2の発明
のいずれか1つに加え、さらに、ノズル部が本体部の軸
線に対し湾曲部を介してほぼ120°傾斜していること
により、ノズル部が上に向いた姿勢に本体部を把持した
ままでノズル部の先端を口腔内の歯のまわりのどの部分
にも位置させ、また、歯肉溝やこれが深くなったポケッ
ト内に剛毛が長手方向に対向させられるので、各部を歯
磨きしまたはマッサージするのに本体部の向きを複雑に
操作しなくてよいので、使用しやすいし、本体部に高所
に設置される洗浄液タンクを接続していてもこれが邪魔
になることはないし、洗浄液タンクが本体部に装備され
ている場合でも洗浄液タンクの底部がいつでも下向きと
なり底部の洗浄液をもポンプにて吐出させやすいので残
量を極く少なくすることができる。
【0015】請求項4、5の発明はいずれも、請求項1
〜3の発明のいずれか1つにおいて、さらに、往復運動
源が、モータ軸に連結されたクランク機構であって、簡
単な機構で所定ストロークの往復運動を高速かつ正確に
達成することができるので、歯磨き効果およびマッサー
ジ効果が向上し、過剰なストロークが生じて強制的な往
復運動のために歯や歯ぐきを傷めるような不都合を回避
することができる。
【0016】特に、請求項4の発明は、クランク部の回
転軸が本体部の軸線方向に対して直角となる向きに設置
されていて、本体部およびノズル部の軸線方向の往復運
動ストロークが得られて、これを前記軸線方向の伝達部
材を介しブラシ体に伝達することにより、ノズル部から
本体部の往復運動源を装備している部分までを細く長い
形状にして、ノズルを口腔内の各部に挿入し、また移動
させやすくすることができ、歯磨きやマッサージしやす
いものとなる。
【0017】また、請求項5の発明は、クランク部の回
転軸が本体部の軸線方向と一致する向きに設置されてい
て、本体部の軸線方向に向く連結軸を長くすることによ
り、本体部のモータから大きく離れてノズル部の基部に
位置するクランク部を駆動し、ブラシ体の剛毛をより先
端に近い位置から往復運動を与えて剛毛が進出するとき
の逃げを小さくして歯磨き効果およびマッサージ効果を
さらに向上することができる。
【0018】請求項6の発明は、請求項1〜3の発明の
いずれか1つにおいて、さらに、往復運動源が、電磁往
復運動機構である。
【0019】このような構成では、請求項1〜3の発明
のいずれか1つに加え、さらに、電磁往復運動源の電磁
作用で往復運動されるアクチュエータの動きを直接ブラ
シ体に伝達してこれを往復運動させられるので、構成が
簡略化し本体部の小型化に寄与することができる。
【0020】一項に記載の電動歯ブラシ。
【0021】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、さらに、電磁往復運動機構はインバータ制御した給
電により駆動されるものである。
【0022】このような構成では、請求項6に記載の発
明に加え、さらに、電磁往復運動機構がインバータ制御
した給電により、直流電池を電源に用いて所定周波数の
往復運動を難なく実現することができる。
【0023】請求項8の発明は、請求項1、3〜7の発
明のいずれか1つにおいて、さらに、電動のポンプは、
往復運動源を駆動源とするものである。
【0024】このような構成では、請求項1、3〜7の
発明のいずれか1つに加え、さらに、電動ポンプを用い
るのに往復運動源を駆動源に共用するので、専用の駆動
源を省略することができ構成が簡略なものとなる。
【0025】請求項9の発明は、請求項1、3〜7の発
明のいずれか1つにおいて、さらに、手動ポンプは、本
体部の側周面に押圧操作部を有する。
【0026】このような構成では、請求項1、3〜7の
発明のいずれか1つに加え、さらに、手動ポンプを用い
るのに、本体部を片手で把持したまま、この片手の親指
を押圧操作部に当てがって押圧操作し、歯磨きやマッサ
ージをしながら必要に応じて洗浄液タンクから洗浄液を
吐出し使用することが難なくできる。
【0027】請求項10の発明は、請求項1〜9の発明
のいずれか1つにおいて、さらに、洗浄液タンクからノ
ズル部への洗浄液通路の一部にこの洗浄液通路を開閉す
る開閉弁を設けてある。
【0028】このような構成では、請求項1〜9の発明
のいずれか1つに加え、さらに、洗浄液タンク内に加圧
状態で貯留しておいた洗浄液を、歯磨きやマッサージを
しながら必要に応じて吐出して使用することができ、便
利である。
【0029】請求項11の発明は、請求項10の発明に
おいて、さらに、開閉弁は、往復運動源をオン、オフす
る操作部材のオン、オフ操作に連動して開閉されるもの
である。
【0030】このような構成では、請求項10の発明に
加え、さらに、洗浄液タンク内に加圧状態で貯留してお
いた洗浄液を、ブラシ体の剛毛を長手方向に往復運動さ
せて歯磨きやマッサージを行うのに併せて、洗浄液を自
動的に吐出させて使用することができ、洗浄液を吐出す
るための特別な操作が不要となるので、使用に便利であ
る。
【0031】請求項12の発明は、請求項1〜11の発
明のいずれか1つにおいて、さらに、往復運動源が停止
したとき、ブラシ体の剛毛がノズル内に格納する位置に
復元させる復元手段を備えている。
【0032】このような構成では、請求項1〜11の発
明のいずれか1つに加え、さらに、ブラシ体の剛毛が不
使用中はノズル部内に格納され、他のものと接するのを
防止されるので、不使用中も突出していて他のものと接
触するなどにより不用意に損傷されるようなこと回避
し、寿命の長いものとすることができる。
【0033】請求項13の発明は、請求項12の発明に
おいて、さらに、復元手段は往復運動源をオン、オフす
る操作部材のオフ操作に連動して働き位置に移動し、オ
ン操作に連動して働き位置から退避するものである。
【0034】このような構成では、請求項12の発明に
加え、さらに、復元手段は往復運動源をオン、オフ操作
するのに併せて、復元手段を自動的に働き位置と退避位
置とに移動させるので、特別な操作や駆動源なしに復元
手段が動作する往復運動源と干渉しないようにしたり、
剛毛がノズル部内に格納された状態になるような状態に
往復運動源を復元させたりすることができ、使用に便利
である。
【0035】請求項14の発明は、請求項1〜13の発
明のいずれか1つにおいて、さらに、ノズル部と本体部
との間に双方が着脱できる連結部を有し、ブラシ体と往
復運動源との間にも双方が着脱できる連結部を前記連結
部と対応する位置に有している。
【0036】このような構成では、請求項1〜13の発
明のいずれか1つに加え、さらに、ノズル部を本体部か
ら着脱連結部にて取り外すことにより、ブラシ体を露出
させ、ブラシ体を往復運動源から着脱連結部にて取り外
せるので、ブラシ体を極く小さく安価な消耗部品として
交換使用して、へたりや汚れのない剛毛による効果的で
衛生的な歯磨きやマッサージを保証することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の幾つかの実施の形
態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0038】(実施の形態1)本実施の形態1は図1の
(a)、(b)に示すように、一部ないしは全体がグリ
ップ1をなす本体部2に、洗浄液3を貯留する洗浄液タ
ンク4、この洗浄液タンク4内の洗浄液3を手動で吐出
するポンプ5、電池室6、この電池室6に装着する電池
7からの給電により動作する往復運動源8を装備してこ
れらを内蔵し、本体部2の往復運動源8が設けられた先
端側部分から一端側に延び、往復運動源8に連結される
ブラシ体11の合成樹脂製とした基体11aに植設され
たナイロン等の適宜な合成樹脂フィラメントよりなる剛
毛11bが長手方向に出入りするように案内し、かつ前
記ポンプ5によって吐出される洗浄液3を注出するノズ
ル部12を設け、前記基体11aを往復運動源8に連結
してブラシ体11を剛毛11bの長手方向に往復運動さ
せるようにしてある。
【0039】本体部2およびノズル部12は共に硬質の
合成樹脂製であり、本体部2の尾端部には電池室6を開
閉して電池7を着脱・交換できるようにするキャップ1
3が設けられている。キャップ13は突起13aを本体
部2のキャップ嵌合面にあるL型の溝20に嵌め合わせ
ながら軸線方向に嵌合した後所定量回動することによ
り、L型の溝20にて抜け止めされるようになってい
る。キャップ13の底部には電池7をプラス電極10に
押圧するばね14を有し、このばね14にはマイナス電
極15が接続され、これらプラス電極10およびマイナ
ス電極15は往復運動源8を駆動するモータ16にスイ
ッチ17を介し接続され、スイッチ17を操作部材18
によりオン、オフ操作してモータ16を駆動および停止
できるようにしている。マイナス電極15は少なくと
も、キャップ13と本体部2との分離境界部で、キャッ
プ13の抜け止め回動位置のときに繋がるようになって
いる。
【0040】洗浄液タンク4は電池室6と往復運動源8
との間に本体部2と一体に設けられ、これの側周に設け
たネジ蓋19により給液口4aを開閉でき、閉じ状態で
はネジ蓋19によってシールパッキング21を介し密閉
できるようになっている。往復運動源8は本体部2にこ
れの軸線と直角な向きに軸線が向いたモータ16に直結
したクランク機構であり、モータ軸16aに円盤22を
直結し、この円盤22の偏心位置と本体部2の軸線と平
行に配した伝達軸23とをリンク24にて連結し、伝達
軸23にブラシ体11を着脱連結部25にて着脱できる
ように連結している。
【0041】着脱連結部25は図3に示すように、伝達
軸23の先端にコの字型の連結金具26を固定し、この
連結金具26の先端連結片26aに係合溝26bを形成
し、この係合溝26bにブラシ体11の基体11aに設
けた係合部11cを前記係合溝26bを有した連結片2
6aに軸線と直角な向きにて係合することにより、伝達
軸23とブラシ体11の基体11aとを軸線方向に一体
に往復運動できるように接続する。そして、この接続状
態の着脱連結部25は、本体部2とノズル部12とが連
続している部分内に位置して、ブラシ体11の基体11
aと連結金具26とが軸線に直角な向きに相対移動する
のを制限されることによって、前記係合状態が解かれる
ようなことはなく、ブラシ体11と伝達軸23との連結
状態が確実に保たれるようになっている。
【0042】この意味で、連結金具26と基体11aと
は前記係合状態でノズル部12と本体部2とが連続して
いる部分内で半径方向の遊びがない程、連結の保持状態
が安定し、本実施の形態1では基体11aと連結金具2
6とが互いの係合状態にて、ノズル部12と本体部2と
が連続する部分の内径にほぼ等しい外形の円筒形状をな
すようにして、前記遊びが小さくなるようにしている。
ノズル部12と本体部2とが連続する部分では、前記基
体11aと連結金具26との着脱連結部25に対応する
部分に着脱連結部32を設けてある。この着脱連結部3
2はノズル部12側と本体部2側とを印籠嵌めし、この
印籠嵌め部に設けたノズル部12側と本体部2側との凹
条12aと凸条2aとの弾性的な係合によって着脱でき
るが、連結状態に適度に安定するようになっている。こ
れら着脱連結部25、32の連結構造および抜け止め構
造の具体的構成は種々に設計変更することができる。
【0043】着脱連結部32はこれの連結を解いてノズ
ル部12の側を本体部2側から取り外すと、着脱連結部
25が露出し、これの連結を解いてブラシ体11を自由
に取り替えられる。
【0044】手動のポンプ5は、本体部2の側周面にお
ける、往復運動源8のモータ16が設けられている部分
と真反対の部分にゴム製の加圧キャップ33を当てがっ
て本体部2との間に加圧室33aを形成したもので、加
圧キャップ33に逆止弁付きの吸気口33bが設けら
れ、本体部2に逆止弁付きの吐出口33cが設けられ、
吐出口33cには洗浄液タンク4内の底部に達する給気
パイプ33dが接続されている。また洗浄液タンク4か
らはノズル部12に達する合成樹脂製の可撓性パイプよ
りなる洗浄液通路34が設けられ、ポンプ5からの給気
によって加圧され押し出される洗浄液3をノズル部12
内に導き、ノズル部12とブラシ体11の剛毛11bと
の間、および剛毛11bの間を通って流出し、剛毛11
bの長手方向の往復運動によって歯磨きしている部分や
マッサージしている部分に洗浄液3を供給するようにな
っている。この洗浄液3の供給はポンプ5の手動操作に
よって何時でも必要に応じて行えるし、これを行わずに
剛毛11bによる歯磨きやマッサージだけを行うことも
できる。
【0045】本実施の形態1では、洗浄液通路34の一
部ないしは洗浄液タンク4との接続口に洗浄液タンク4
内の圧力に変動があっても、洗浄液通路34に流出する
流量や流速が一定になるようにする調圧弁35が設けら
れているし、調圧状態の洗浄液必要に応じて流出させ、
または、流出を停止させる開閉弁36も設けられてい
る。
【0046】また、本実施の形態1では、モータ16を
オン、オフする操作部材18には往復運動源8に対する
操作アーム18aおよび開閉弁36に対する操作アーム
18bが設けられ、操作部材18が図1の(b)、図2
の実線で示すモータ16をオフする状態にあるとき、操
作アーム18aは鉤形部分18a1がリンク24の円盤
22との連結部24aに引っ掛かって、これを洗浄液タ
ンク4の側に引きつけ、往復運動源8を剛毛11bがノ
ズル部12内に引き入れて格納する状態に強制的に復元
させて安定させる。また、操作アーム18bは開閉弁3
6を閉じる。操作部材18が図1の(a)、図2の仮想
線で示すモータ16をオンする状態にあるとき、操作ア
ーム18aは鉤形部分18a1を前記リンク24の連結
部24aの円盤22上における公転軌跡外に位置して、
往復運動源8が動作してもこれと干渉しないようにし、
操作アーム18bは開閉弁36を開くようにしてある。
【0047】しかし、調圧弁35や開閉弁36は必須の
ものでないし、操作部材18による往復運動源8や開閉
弁36との連動構造も必須ではない。
【0048】以上のような本実施の形態1では、グリッ
プ1で本体部2を把持して、この本体部2の一端側に延
びるノズル部12を口腔内に挿入し、歯や歯ぐきのどの
部分にもノズル部12を出入りする剛毛11bを当てが
って歯磨きやマッサージをすることができる。本体部2
にこの歯磨きやマッサージのために必要な、洗浄液3を
貯留する洗浄液タンク4、この洗浄液タンク4内の洗浄
液3を手動で吐出するポンプ5、電池室6、この電池室
6に装着する電池7からの給電により動作する往復運動
源8の全てを装備しているので、従来のような定置型の
本体と接続した状態でしか使用できないものに比し、単
独で小型かつハンディなものとなり使用しやすい。
【0049】また、ブラシ体11は往復運動源8によっ
て剛毛11bの長手方向に強制的に往復運動させるの
で、歯磨き効果およびマッサージ効果の大きな剛毛11
bの長手方向の往復運動が、設定通りに、従って毎分6
000回や10000回と言った振動的な状態にも確実
かつ強力に達成されるので、従来の水流の脈流を利用し
たものに比し、歯磨き効果およびマッサージ効果が向上
する。
【0050】しかも、洗浄液3はポンプ5を適宜働かせ
て必要に応じて、必要に応じた流量での吐出状態で用い
ればよいし、歯ブラシ体11の往復運動による歯磨きや
マッサージに洗浄液3を併用するにしても、洗浄液3は
洗浄を満足する程度、例えば滴下する程度に補助的に供
給すれば足りるので、洗浄液3の必要量が従来の水流の
脈流を利用したものに比し格段に少なく、小型な本体部
2に装備される小さな洗浄液タンク4内の洗浄液3で一
回の歯磨きおよびマッサージを十分に終えることがで
き、水以外の薬液を洗浄液3に用いる場合でも余り高く
つかない。本発明者らの実験によれば、洗浄液3は毎秒
2滴位いの供給でよく、50ccの洗浄液3を使用続け
て5分の洗浄が可能であり、十分な歯磨き効果を達成す
ることができた。
【0051】また、往復運動源8も基体11aに剛毛1
1bを一束植設しただけのブラシ体11を往復運動させ
ればよいので小容量な小型のものでよい。
【0052】従って、本実施の形態1のものは歯磨き効
果およびマッサージ効果が従来のものよりも高く、しか
も、コンパクトで使いやすい、低コストなものとなり、
ランニングコストも安くつく。
【0053】また、本実施の形態1では、図1の(a)
に示すように、ノズル部12の先端部は、本体部2の軸
線に対し湾曲部12bを介してほぼ120°傾斜してい
る。
【0054】この120°の傾斜により、ノズル部12
が上に向いた姿勢に本体部2を把持したままでノズル部
12の先端を口腔内の歯のまわりのどの部分にも位置さ
せ、また、歯肉溝やこれが深くなったポケット内に剛毛
11bが長手方向に対向させられるので、各部を歯磨き
しまたはマッサージするのに本体部2の向きを複雑に操
作しなくてよいので、使用しやすいし、本体部2に装備
された洗浄液タンク4の底部がいつでも下向きとなり底
部の洗浄液3をもポンプ5にて吐出させやすいので残量
を極く少なくすることができる。
【0055】また、往復運動源8が、モータ軸16aに
連結されたクランク機構であって、簡単な機構で所定ス
トロークの往復運動を高速かつ正確に達成することがで
きるので、歯磨き効果およびマッサージ効果が向上し、
過剰なストロークが生じて強制的な往復運動のために歯
や歯ぐきを傷めるような不都合を回避することができ
る。
【0056】特に、往復運動源8のクランク部8aの回
転軸Xが本体部2の軸線方向に対して直角となる向きに
設置されていることにより、本体部2およびノズル部1
2の軸線方向の往復運動ストロークが得られ、これを前
記軸線方向の伝達軸23を介しブラシ体11に伝達する
ことにより、ノズル部12から本体部2の往復運動源8
を装備している部分までを、図1の(a)に示すような
細く長い形状にして、ノズル部12を口腔内の各部に挿
入し、また移動させやすくすることができ、歯磨きやマ
ッサージしやすいものとなる。本実施の形態1では剛毛
11bの長手方向の往復運動ストロークは6mmに設定
してある。このように大きなストロークによって歯磨き
効果およびマッサージ効果が大きく向上する。しかし、
これに限られることはなく、2mm程度のストロークで
も十分な効果は得られる。
【0057】さらに、手動のポンプ5は、それ自体が本
体部2の側周面に露出して押圧操作されるものであり、
このように露出する押圧操作部を有する場合を含め、本
体部2を片手で把持したまま、この片手の親指を押圧操
作部に当てがって押圧操作し、歯磨きやマッサージをし
ながら必要に応じて洗浄液タンク4から洗浄液3を吐出
し使用することが難なくできる。もっとも、本実施の形
態1のように調圧弁35と開閉弁36とがある場合、電
動歯ブラシの不使用時であっても、ポンプ5を操作して
洗浄液タンク4内の洗浄液3を予め加圧しておき、電動
歯ブラシの使用に当たってはポンプ5の操作をしなくて
も開閉弁36が開かれることにより洗浄液3を一定の圧
力および流量のもとに流出させられる。従って、場合に
よっては、往復運動源8の動作と無関係に開閉弁36を
手動で開閉することにより、洗浄液3を必要に応じて吐
出し使用するようにもできる。
【0058】また、本実施の形態1のように開閉弁36
が、往復運動源8をオン、オフする操作部材18のオ
ン、オフ操作に連動して開閉される場合は、洗浄液タン
ク4内に加圧状態で貯留しておいた洗浄液3を、ブラシ
体11の剛毛11bを長手方向に往復運動させて歯磨き
やマッサージを行うのに併せて、洗浄液3を自動的に吐
出させて使用することができ、洗浄液3を吐出するため
の特別な操作が不要となるので、使用に便利である。
【0059】また、上記のように往復運動源8が停止し
たとき、ブラシ体11の剛毛11bがノズル部12内に
格納する位置に復元させるようにしてあり、ブラシ体1
1の剛毛11bが不使用中はノズル部12内に格納さ
れ、他のものと接するのを防止されるので、不使用中も
突出していて他のものと接触するなどにより不用意に損
傷されるようなことを回避し、寿命の長いものとするこ
とができる。しかも、この復元を行う操作アーム18a
は、前記したように往復運動源8をオン、オフする操作
部材18のオフ操作に連動して働き位置に移動し、オン
操作に連動して働き位置から退避するものである。
【0060】このような構成では、特別な操作や駆動源
なしに操作アーム18aが動作する往復運動源8と干渉
しないようにしたり、剛毛11bがノズル部12内に格
納された状態になるような状態に往復運動源8を復元さ
せたりすることができ、使用に便利である。
【0061】また、上記したように、ノズル部12を本
体部2から着脱連結部32にて取り外すことにより、ブ
ラシ体11を露出させ、ブラシ体11を往復運動源8か
ら着脱連結部25にて取り外せるので、ブラシ体11を
極く小さく安価な消耗部品として交換使用して、へたり
や汚れのない剛毛11bによる効果的で衛生的な歯磨き
やマッサージを保証することができる。
【0062】(実施の形態2)本実施の形態2は図4、
図5に示すように、洗浄液3を所定の加圧状態で封入し
たカートリッジタイプの洗浄液タンク41を用いた点
で、実施の形態1の場合と異なる。共通する部材には同
一の符号を付し、重複する図示および説明は省略する。
【0063】洗浄液タンク41は調圧・開閉弁42を基
部に内蔵した吐出ノズル43を有し、吐出ノズル43を
内蔵したばねに抗して押し込まれることにより、調圧・
開閉弁42が開き洗浄液3が吐出されるようになってい
る。本実施の形態2では、電池室6と往復運動源8の内
蔵部との間にタンク室44を形成して、ヒンジ部45を
中心に開閉できる蓋46を設け、蓋46を開くことによ
り洗浄液タンク41をタンク室44に着脱できるように
してある。タンク室44の一端壁には吐出ノズル43を
接続する接続口44aを、他端壁には洗浄液タンク41
を接続口44a側に押圧するばね47が設けられ、ばね
47は洗浄液タンク41を接続口44aの側に押圧する
ことにより、吐出ノズル43が接続口44aに挿入され
て突き当たることにより押し戻されて調圧・開閉弁42
を開いた状態とする。
【0064】従って、洗浄液タンク41をタンク室44
に装着して接続口44aに接続すると、調圧・開閉弁4
2が開き、洗浄液3は流出する状態となる。
【0065】このため、本実施の形態2では、前記接続
口44aに繋がる実施の形態1の場合と同様な洗浄液通
路34の途中または接続口44aとの繋ぎ部に設けられ
る開閉弁36の存在が必須となり、この開閉弁36を往
復運動源8の動作とともに、あるいは必要に応じて開く
ことにより、洗浄液3が洗浄液通路34に流出できるよ
うにする。
【0066】蓋46は自由端部に一体成形したフック4
6aが本体部2側の係合凹部48に弾性係合することに
より、閉じ状態に係止され、洗浄液タンク41を装着状
態に安定させるとともに、外観を整える。蓋46は前記
フック46aと係合凹部48との係合が外れるようにし
ながら開くことができ、洗浄液タンク41をカートリッ
ジ式に着脱したり交換したりできるようにする。
【0067】(実施の形態3)本実施の形態3は図6〜
図8に示すように、往復運動源8のクランク部8aの回
転軸Xが本体部2の軸線方向と一致する向きに設置され
た点が、実施の形態1の場合と大きく異なる。これによ
り、本体部2の軸線方向に向くモータ軸ないしは連結軸
51を長くすることにより、本体部2のモータ16から
大きく離れてノズル部12の基部に位置するクランク部
8aを駆動し、ブラシ体11の剛毛11bを図1、図2
の(a)に示すように先端により近い位置から往復運動
を与えて剛毛11bが進出するときの逃げを小さくして
歯磨き効果およびマッサージ効果をさらに向上すること
ができる。
【0068】本実施の形態3のクランク部8aは、回転
軸Xが本体部2の軸線に一致する向きの円盤22上のク
ランクピン52と、これの動きを本体部2の軸線に対し
120°程度傾斜したノズル部12に案内される剛毛1
1bを持ったブラシ体11に伝達する伝達軸23とを連
結するのに、図7の(b)に示すようにクランクピン5
2の先端に一体形成した球面部52aと合成樹脂製の伝
達軸23に一体形成した椀状部23bとを嵌め合わせた
球面自在継手を利用しており、円盤22の回転によって
伝達軸23を介しブラシ体11を往復運動させるときに
ブラシ体11の姿勢が種々に変化しても問題ないように
してある。
【0069】また、本体部2の着脱連結部32はノズル
部12のノズル先端とノズル基部との間に設け、ブラシ
体11の基体11aと伝達軸23との間の着脱連結部2
5は前記着脱連結部32に対応する部分としてある。本
実施の形態3での着脱連結部25は図7の(b)に示す
ように伝達軸23に一体成形した割溝付きの椀状部23
cと基体11aに一体成形した球状部11dとを弾性的
に嵌め合わせて着脱できるようにしている。
【0070】また、本実施の形態3では、往復運動源8
を復元させるのに、連結軸51の途中にクランク53を
形成する一方、モータ16のオン、オフ操作する操作部
材18にラック・ギヤ機構30によって連動する操作ア
ーム18cを採用し、操作部材18が図8の(b)に示
す位置にあってモータ16をオンしている間は、操作ア
ーム18cがクランク53の公転軌跡外に図8の(a)
に示すように位置し、動作する往復運動源8と干渉し合
わないようにしながら、操作部材18が図8の(a)に
示すようにモータ16をオフする位置にあるとき、操作
アーム18cは図8の(a)に仮想線で示す位置に移動
させられてクランク53を図8の(a)の仮想線で示す
位置に押し動かして、ブラシ体11の剛毛11bがノズ
ル部12内に引き込まれて格納された状態に安定させ
る。
【0071】他の構成は実施の形態1の場合と変わらな
いので、同じ部材には同一の符号を付し、重複する説明
は省略する。
【0072】(実施の形態4)本実施の形態4は図9に
示すように、往復運動源8は、ソレノイドコイル61と
このソレノイドコイル61によって往復運動される磁性
体のアクチュエータ62とからなる電磁往復運動機構と
してある。ソレノイドコイル61は図10に示すように
直流電源EdおよびサイリスタS1、S2を用いたイン
バータ制御回路63によって給電し、例えば毎分500
0回〜10000回程度の振動的な往復運動を達成でき
るようにしている。他の構成は実施の形態1の場合と変
わらないので、同一部材には同一の符号を付し、重複す
る図示および説明は省略する。
【0073】本実施の形態4では、電磁往復運動源8の
電磁作用で往復運動されるアクチュエータ62の動きを
直接ブラシ体11に伝達してこれを往復運動させられる
ので、構成が簡略化し本体部の小型化に寄与することが
できる。
【0074】また、上記のようなインバータ制御した給
電により、直流電池を電源に用いて所定周波数の往復運
動を難なく実現することができる。
【0075】(実施の形態5)本実施の形態5は図11
に示すように、例えばダイヤフラム型の電動のポンプ7
1を採用し、これを往復運動源8を駆動源として駆動さ
れるようにしてある。
【0076】このために、円盤22上のクランクピン7
2を伝達軸23で図示しないブラシ体に連結するのと同
時に、ポンプ71に軸73にて連結し、往復運動源8が
動作されてブラシ体の剛毛を長手方向に往復運動させる
のと同時に、ポンプ71を駆動して洗浄液タンク4内の
洗浄液3を吸い出し、洗浄液通路34に吐出するように
してある。しかし、ポンプ71は洗浄液3を加圧して吐
出させるものでもよいのは勿論である。
【0077】このように、電動のポンプ71を用いるの
に往復運動源8を駆動源に共用するので、専用の駆動源
を省略することができ構成が簡略なものとなる。
【0078】(実施の形態6)本実施の形態6は図12
に示すように、グリップ1をなす本体部2に、電池室
6、この電池室6に装着する電池7からの給電により動
作する往復運動源8を装備し、かつ洗浄液3を貯留して
高所に設置される洗浄液タンク81と合成樹脂製の可撓
性チューブ82にて接続されるとともに、本体部2の往
復運動源8が設けられた部分から一端側に延び、往復運
動源8に連結されるブラシ体11の基体11aに植設さ
れた剛毛11bが長手方向に出入りするように案内し、
かつ、前記洗浄液タンク81から本体部2に流入してく
る洗浄液3を注出するノズル部12を設け、前記基体1
1aを往復運動源8に連結してブラシ体11を剛毛11
bの長手方向に往復運動させるようにしてある。
【0079】洗浄液タンク81は高所に設置するため
に、固定部に掛け止めるフック83、および平滑面に吸
着する吸盤84を有し、フック83および吸盤84のど
ちらによっても洗浄液タンク81を高所に設置できるよ
うにしてある。しかし、定置型のものを含み、どのよう
に高所に設定できるものでもよいが、本実施の形態6の
ものは手軽で安価なものとなる。
【0080】本体部2の可撓性チューブ82の接続部か
らノズル部12に至る洗浄液通路34は、本体部2の尾
端部からノズル部12の近くまで、本体部2の表面に近
い部分に複数並列に設けられ、総通路断面積が大きくな
ることにより、高所に設置される洗浄液タンク81から
の洗浄液3の重力だけによるノズル部12への流れをス
ムーズにするのと同時に、本体部2がなすグリップ1を
握る手によって洗浄液3が温められるので、冬季に洗浄
液3が冷たいことで不快感を与えるようなことを防止す
ることができる。本体部2とノズル部12との間の部分
には、ノズル部12に供給される洗浄液3が本体部2内
を尾端部側に逆流するのを防止し、かつモータ軸ないし
は連結軸51の途中を軸受するために、シール兼用の軸
受盤85が設けられている。
【0081】本実施の形態6のように、洗浄液タンク8
1が本体部2の外部にあり、しかも洗浄液タンク81が
高所に設置されることにより洗浄液3は重力で本体部2
に流れ込みノズル部12から流出するので、洗浄液3の
供給にポンプが不要であり、本体部2がさらに小さく、
かつ低コストなものとなる点で実施の形態1などよりも
優れるし、洗浄液タンク81は点滴容器風のものをその
都度取り替えて接続し使用できる便利がある。
【0082】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、グリップをな
す本体部を把持して、この本体部の一端側に延びるノズ
ル部を口腔内に挿入し、歯や歯ぐきのどの部分にもノズ
ル部で出入りする剛毛を当てがって歯磨きやマッサージ
をするのに、本体部にこの歯磨きやマッサージのために
必要な、洗浄液を貯留する洗浄液タンク、この洗浄液タ
ンク内の洗浄液を電動または手動で吐出するポンプ、電
池室、この電池室に装着する電池からの給電により動作
する往復運動源の全てを装備していて、従来のような定
置型の本体と接続した状態でしか使用できないものに比
し、単独で小型かつハンディなものとなり使用しやす
い。
【0083】また、ブラシ体は往復運動源によって剛毛
の長手方向に強制的に往復運動させるので、歯磨き効果
およびマッサージ効果の大きな剛毛の長手方向の往復運
動が、設定通りに、従って毎分6000回や10000
回と言った振動的な状態にも確実かつ強力に達成され、
従来の水流の脈流を利用したものに比し、歯磨き効果お
よびマッサージ効果が向上する。
【0084】しかも、洗浄液はポンプを適宜働かせて必
要に応じて用いればよいし、歯ブラシ体の往復運動によ
る歯磨きやマッサージに洗浄液を併用するにしても、洗
浄液は洗浄を満足する程度、例えば滴下する程度に補助
的に供給すれば足りるので、洗浄液の必要量が従来の水
流の脈流を利用したものに比し格段に少なく、小型な本
体部に装備される小さな洗浄液タンク内の洗浄液で一回
の歯磨きおよびマッサージを十分に終えることができ、
水以外の薬液を洗浄液に用いる場合でも余り高くつかな
い。
【0085】また、往復運動源も基体に剛毛を一束植設
しただけのブラシ体を往復運動させればよいので小容量
な小型のものでよい。
【0086】従って、歯磨き効果およびマッサージ効果
が従来のものよりも高く、しかも、コンパクトで使いや
すい、低コストなものとなり、ランニングコストも安く
つく。
【0087】請求項2の発明によれば、洗浄液タンクが
本体部の外部にあり、しかも洗浄液タンクが高所に設置
されることにより洗浄液は重力で本体部に流れ込みノズ
ル部から流出するので、洗浄液の供給にポンプが不要で
あり、本体部がさらに小さく、かつ低コストなものとな
る点で請求項1の発明よりも優れるし、洗浄液タンクは
点滴容器風のものをその都度取り替えて接続し使用でき
る便利がある。
【0088】請求項3の発明によれば、請求項1、2の
発明のいずれか1つに加え、さらに、ノズル部が本体部
の軸線に対し湾曲部を介してほぼ120°傾斜している
ことにより、ノズル部が上に向いた姿勢に本体部を把持
したままでノズル部の先端を口腔内の歯のまわりのどの
部分にも位置させ、また、歯肉溝やこれが深くなったポ
ケット内に剛毛が長手方向に対向させられるので、各部
を歯磨きしまたはマッサージするのに本体部の向きを複
雑に操作しなくてよいので、使用しやすいし、本体部に
高所に設置される洗浄液タンクを接続していてもこれが
邪魔になることはないし、洗浄液タンクが本体部に装備
されている場合でも洗浄液タンクの底部がいつでも下向
きとなり底部の洗浄液をもポンプにて吐出させやすいの
で残量を極く少なくすることができる。
【0089】請求項4、5の発明はいずれも、往復運動
源が、モータ軸に連結されたクランク機構であって、簡
単な機構で所定ストロークの往復運動を高速かつ正確に
達成することができるので、歯磨き効果およびマッサー
ジ効果が向上し、過剰なストロークが生じて強制的な往
復運動のために歯や歯ぐきを傷めるような不都合を回避
することができる。
【0090】特に、請求項4の発明によれば、クランク
部の回転軸が本体部の軸線方向に対して直角となる向き
に設置されていて、本体部およびノズル部の軸線方向の
往復運動ストロークが得られて、これを前記軸線方向の
伝達部材を介しブラシ体に伝達することにより、ノズル
部から本体部の往復運動源を装備している部分までを細
く長い形状にして、ノズルを口腔内の各部に挿入し、ま
た移動させやすくすることができ、歯磨きやマッサージ
しやすいものとなる。
【0091】また、請求項5の発明によれば、クランク
部の回転軸が本体部の軸線方向と一致する向きに設置さ
れていて、本体部の軸線方向に向く連結軸を長くするこ
とにより、本体部のモータから大きく離れてノズル部の
基部に位置するクランク部を駆動し、ブラシ体の剛毛を
より先端に近い位置から往復運動を与えて剛毛が進出す
るときの逃げを小さくして歯磨き効果およびマッサージ
効果をさらに向上することができる。
【0092】請求項6の発明によれば、請求項1〜3の
発明のいずれか1つに加え、さらに、電磁往復運動源の
電磁作用で往復運動されるアクチュエータの動きを直接
ブラシ体に伝達してこれを往復運動させられるので、構
成が簡略化し本体部の小型化に寄与することができる。
【0093】請求項7の発明によれば、請求項6に記載
の発明に加え、さらに、電磁往復運動機構がインバータ
制御した給電により、直流電池を電源に用いて所定周波
数の往復運動を難なく実現することができる。
【0094】請求項8の発明によれば、請求項1、3〜
7の発明のいずれか1つに加え、さらに、電動ポンプを
用いるのに往復運動源を駆動源に共用するので、専用の
駆動源を省略することができ構成が簡略なものとなる。
【0095】請求項9の発明によれば、請求項1、3〜
7の発明のいずれか1つに加え、さらに、手動ポンプを
用いるのに、本体部を片手で把持したまま、この片手の
親指を押圧操作部に当てがって押圧操作し、歯磨きやマ
ッサージをしながら必要に応じて洗浄液タンクから洗浄
液を吐出し使用することが難なくできる。
【0096】請求項10の発明によれば、請求項1〜9
の発明のいずれか1つに加え、さらに、洗浄液タンク内
に加圧状態で貯留しておいた洗浄液を、歯磨きやマッサ
ージをしながら必要に応じて吐出して使用することがで
き、便利である。
【0097】請求項11の発明によれば、請求項10の
発明に加え、さらに、洗浄液タンク内に加圧状態で貯留
しておいた洗浄液を、ブラシ体の剛毛を長手方向に往復
運動させて歯磨きやマッサージを行うのに併せて、洗浄
液を自動的に吐出させて使用することができ、洗浄液を
吐出するための特別な操作が不要となるので、使用に便
利である。
【0098】請求項12の発明によれば、請求項1〜1
1の発明のいずれか1つに加え、さらに、ブラシ体の剛
毛が不使用中はノズル部内に格納され、他のものと接す
るのを防止されるので、不使用中も突出していて他のも
のと接触するなどにより不用意に損傷されるようなこと
を回避し、寿命の長いものとすることができる。
【0099】請求項13の発明によれば、請求項12の
発明に加え、さらに、復元手段は往復運動源をオン、オ
フ操作するのに併せて、復元手段を自動的に働き位置と
退避位置とに移動させるので、特別な操作や駆動源なし
に復元手段が動作する往復運動源と干渉しないようにし
たり、剛毛がノズル部内に格納された状態になるような
状態に往復運動源を復元させたりすることができ、使用
に便利である。
【0100】請求項14の発明によれば、請求項1〜1
3の発明のいずれか1つに加え、さらに、ノズル部を本
体部から着脱連結部にて取り外すことにより、ブラシ体
を露出させ、ブラシ体を往復運動源から着脱連結部にて
取り外せるので、ブラシ体を極く小さく安価な消耗部品
として交換使用して、へたりや汚れのない剛毛による効
果的で衛生的な歯磨きやマッサージを保証することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示す電動歯ブラシの断
面図および平面図である。
【図2】図1の電動歯ブラシの一部の断面図である。
【図3】図1の電動歯ブラシのブラシ体と往復運動源と
の着脱連結部の分解斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態2を示す電動歯ブラシの要
部の斜視図である。
【図5】図4の断面図である。
【図6】本発明の実施の形態3を示す電動歯ブラシの一
部を断面して見た側面図である。
【図7】図6の電動歯ブラシのノズル部を示す断面図お
よびブラシ体と往復運動源との着脱連結部の分解斜視図
である。
【図8】図6の電動歯ブラシの往復運動源の復元機構を
示す断面図および側面図である。
【図9】本発明の実施の形態4を示す電動歯ブラシの断
面図である。
【図10】図9の電動歯ブラシの往復運動源のインバー
タ制御回路図である。
【図11】本発明の実施の形態5を示す電動歯ブラシの
要部の機構図である。
【図12】本発明の実施の形態6を示す電動歯ブラシの
断面図である。
【符号の説明】
1 グリップ 2 本体部 3 洗浄液 4、41、81 洗浄液タンク 5、71 ポンプ 6 電池室 7 電池 8 往復運動源 8a クランク部 16 モータ 17 スイッチ 18 操作部材 18a、18b、18c 操作アーム 22 円盤 23 伝達軸 24 リンク 25、32 着脱連結部 34 洗浄液通路 35 調圧弁 36 開閉弁 42 調圧・開閉弁 43 吐出ノズル 44 タンク室 51 連結軸 53 クランク 61 ソレノイドコイル 62 アクチュエータ 63 インバータ制御回路 72 クランクピン 73 軸 82 可撓性チューブ 83 フック 84 吸盤 X 回転軸

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部ないしは全体がグリップをなす本体
    部に、洗浄液を貯留する洗浄液タンク、この洗浄液タン
    ク内の洗浄液を電動または手動で吐出するポンプ、電池
    室、この電池室に装着する電池からの給電により動作す
    る往復運動源を装備するとともに、本体部の往復運動源
    が設けられた部分から一端側に延び、往復運動源に連結
    されるブラシ体の基体に植設された剛毛が長手方向に出
    入りするように案内し、かつ前記ポンプによって吐出さ
    れる洗浄液を注出するノズル部を設け、前記基体を往復
    運動源に連結してブラシ体を剛毛の長手方向に往復運動
    させるようにしたことを特徴とする電動歯ブラシ。
  2. 【請求項2】 一部ないしは全体がグリップをなす本体
    部に、電池室、この電池室に装着する電池からの給電に
    より動作する往復運動源を装備し、かつ洗浄液を貯留し
    て高所に設置される洗浄液タンクと可撓性チューブにて
    接続されるとともに、本体部の往復運動源が設けられた
    部分から一端側に延び、往復運動源に連結されるブラシ
    体の基体に植設された剛毛が長手方向に出入りするよう
    に案内し、かつ、前記洗浄液タンクから本体部に流入し
    てくる洗浄液を注出するノズル部を設け、前記基体を往
    復運動源に連結してブラシ体を剛毛の長手方向に往復運
    動させるようにしたことを特徴とする電動歯ブラシ。
  3. 【請求項3】 ノズル部の先端部は、本体部の軸線に対
    しほぼ120°傾斜している請求項1、2のいずれかに
    記載の電動歯ブラシ。
  4. 【請求項4】 往復運動源は、モータ軸に連結されたク
    ランク機構であって、クランク部の回転軸が本体部の軸
    線方向に対して直角となる向きに設置されている請求項
    1〜3のいずれか一項に記載の電動歯ブラシ。
  5. 【請求項5】 往復運動源は、モータ軸に連結されたク
    ランク機構であって、クランク部の回転軸が本体部の軸
    線方向と一致する向きに設置されている請求項1〜3の
    いずれか一項に記載の電動歯ブラシ。
  6. 【請求項6】 往復運動源は、電磁往復運動機構である
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の電動歯ブラシ。
  7. 【請求項7】 電磁往復運動機構はインバータ制御した
    給電により駆動されるものである請求項6に記載の電動
    歯ブラシ。
  8. 【請求項8】 電動のポンプは、往復運動源を駆動源と
    するものである請求項1、3〜7のいずれか一項に記載
    の電動歯ブラシ。
  9. 【請求項9】 手動ポンプは、本体部の側周面に押圧操
    作部を有する請求項1、3〜7のいずれか一項に記載の
    電動歯ブラシ。
  10. 【請求項10】 洗浄液タンクからノズル部への洗浄液
    通路の一部にこの洗浄液通路を開閉する開閉弁を設けて
    ある請求項1〜9のいずれか一項に記載の電動歯ブラ
    シ。
  11. 【請求項11】 開閉弁は、往復運動源をオン、オフす
    る操作部材のオン、オフ操作に連動して開閉されるもの
    である請求項10に記載の電動歯ブラシ。
  12. 【請求項12】 往復運動源が停止したとき、ブラシ体
    の剛毛がノズル内に格納する位置に復元させる復元手段
    を備えた請求項1〜11のいずれか一項に記載の電動歯
    ブラシ。
  13. 【請求項13】 復元手段は往復運動源をオン、オフす
    る操作部材のオフ操作に連動して働き位置に移動し、オ
    ン操作に連動して働き位置から退避するものである請求
    項12に記載の電動歯ブラシ。
  14. 【請求項14】 ノズル部と本体部との間に双方が着脱
    できる連結部を有し、ブラシ体と往復運動源との間にも
    双方が着脱できる連結部を前記連結部と対応する位置に
    有している請求項1〜13のいずれか一項に記載の電動
    歯ブラシ。
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