JPH09322868A - 簡易浴槽 - Google Patents

簡易浴槽

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JPH09322868A
JPH09322868A JP8168600A JP16860096A JPH09322868A JP H09322868 A JPH09322868 A JP H09322868A JP 8168600 A JP8168600 A JP 8168600A JP 16860096 A JP16860096 A JP 16860096A JP H09322868 A JPH09322868 A JP H09322868A
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JP
Japan
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bathtub
frame
sheet
body frame
bather
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JP8168600A
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English (en)
Inventor
Toru Sato
徹 佐藤
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TECHNO BUREEN KK
Original Assignee
TECHNO BUREEN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の浴槽では、担架が構成要素とされてい
るので、浴槽全体の部品点数が多くコスト高であるばか
りか、持ち運びにも支障がある。 【解決手段】 床上に設置される下部フレーム10に複
数の支柱フレーム11,12,13,14を介して取り
付けられた上部フレーム15を有してなる折り畳み可能
な浴槽本体フレーム2と、この浴槽本体フレームに着脱
可能に取り付けられた浴槽シート4と、上記浴槽本体フ
レームを構成する上部フレームの一端に着脱可能に取り
付けられた巻上げ装置44と、一端は上記浴槽本体フレ
ームに係止され他端は上記巻上げ装置に係止されるとと
もに可撓性を有する材料にて成形されてなる入浴者載置
用の載置シート5と、を備えてなり、上記浴槽本体フレ
ームに着脱可能に取り付けられた上記巻上げ装置の操作
による上記載置シートの緊張又は弛緩により入浴者を昇
降可能としてなることを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、持ち運び可能な簡易浴
槽に関するものであり、特に、寝たきり老人,病人或い
は身体障害者等を入浴させる簡易浴槽に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】高齢化社会を迎えた近年、寝たきり老人
の数は日々増加し、その結果寝たきり老人等を介護する
必要性も高く、こうした介護に使用される各種の装置や
機械器具が提案されている。また、このような現状に伴
い、寝たきり老人や重度身体障害者を持つ家庭において
は、日常生活に支障があり、家族だけでは十分な介護が
できない場合に、所謂ホームヘルパー(老人家庭奉仕
員)が派遣される制度がある。こうしたホームヘルパー
の制度は、市町村や社会福祉協議会等に派遣の要請があ
ると、家庭まで出張し、例えば入浴サービス等の介護を
行うことが目的とされており、現在では極めて重要な役
割を果たしているのが実情である。
【0003】ところで、こうしたホームヘルパーによる
入浴サービスは、各家庭や老人ホーム等の施設まで出張
し、お湯を浴槽内に給湯した上で、被介護者を該浴槽内
に移動させ入浴させるといった一連の作業を行うもので
あるが、こうした作業を簡便にするために、従来、例え
ば実公平1−37619号公報又は実公平1−2346
1号に開示された浴槽又は担架が提案されている。上記
実公平1−37619号公報に記載された浴槽は、浴槽
本体と、この浴槽本体のフランジ部に該浴槽本体よりも
やや長尺の担架を載置してなるものである。そして、こ
の担架の構成の概略は、左右の側フレームと、一端が左
の側フレームに固定され他端は右の側フレームに固定さ
れてなる横フレームとを備え、上記左の側フレームと右
の側フレームとの間には、入浴者が寝た状態で載置され
る載置シートが形成されてなるとともに、この載置シー
トは、操作ハンドルにより緊張又は弛緩し得るように構
成されている。また、上記実公平1−23461号に開
示された担架も、基本的には上記担架と同じ構成を有す
るものである。なお、上述した従来の浴槽又は担架は、
ベッド上の老人等を担架に載置させ、このまま上記浴槽
上に移動させ、上記ハンドルを介して載置シートと弛緩
させ浴槽内に下降させることにより、入浴させようとす
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た担架を用いて入浴させる場合には、ベッド上に寝てい
る老人等を先ず担架上に移載させなければならず、この
作業は上記ホームヘルパー等の介護者にとっては極めて
重労働である。このため、従来では、ベッド上に寝てい
る老人等を上方に吊り上げ、他所へ移動させるための様
々な装置や機械器具が提案され、また使用されている。
したがって、こうした吊り上げ用の装置や機械器具が存
在する現状において又は少なくともこうした装置を使用
する場合には、前述した実公平1−37619号公報又
は実公平1−23461号に開示された浴槽又は担架は
不要となる。むしろ、浴槽全体の構成を軽量化するとと
もに、各家庭や老人ホーム等の施設まで出張して浴槽内
に給湯し被介護者を該浴槽内に移動させ入浴させるとい
った一連の作業を行うホームヘルパーや、或いは家庭や
施設等で介護を行う者にとっては、簡単に組み立てるこ
とができるとともに、持ち運びに適する簡易浴槽が望ま
れている。特に、ホームヘルパーの人員不足が叫ばれて
いる今日、運搬に多数の人員が必要となる浴槽は事実上
使用することができず、さらに、高齢化の増加が著しい
地方の中には、家屋に隣接する道路の道幅が狭いために
車両から被介護者の下まで運搬するために長時間を要す
る場合がある。
【0005】そこで、本発明は上述した従来の浴槽が有
する課題を解決するために提案されたものであって、簡
単な構成により安価に提供することができ、持ち運びも
簡便なものであって、極めて少ない人員により入浴作業
を行うことができる簡易浴槽を提供することを目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであり、第1の発明(請求
項1記載の発明)は、床上に設置される下部フレームに
複数の支柱フレームを介して取り付けられた上部フレー
ムを有してなる折り畳み可能な浴槽本体フレームと、こ
の浴槽本体フレームに着脱可能に取り付けられた浴槽シ
ートと、上記浴槽本体フレームを構成する上部フレーム
の一端に着脱可能に取り付けられた巻上げ装置と、一端
は上記浴槽本体フレームに係止され他端は上記巻上げ装
置に係止されるとともに可撓性を有する材料にて成形さ
れてなる入浴者載置用の載置シートと、を備えてなり、
上記浴槽本体フレームに着脱可能に取り付けられた上記
巻上げ装置の操作による上記載置シートの緊張又は弛緩
により入浴者を昇降可能としてなることを特徴とするも
のである。
【0007】また、第2の発明(請求項2記載の発明)
は、前記巻上げ装置は、回動操作用のハンドルと、この
ハンドルの回動操作により回動する回動軸と、この基端
がそれぞれこの回動軸の両端側に固定され先端には前記
載置シートの他端に係合する係合部が形成されてなる一
方及び他方のベルトとを備えてなり、上記ハンドルの回
動操作により、上記一方及び他方のベルトが回動軸に巻
回され又は該回動軸に巻回された一方及び他方のベルト
が取り出されるように構成されてなることを特徴とする
ものである。
【0008】また、第3の発明(請求項3記載の発明)
は、前記浴槽本体フレームを構成する上部フレームの一
端の左右両側には一方の筒状部が形成され、上記巻上げ
装置の左右両側には他方の筒状部が形成されており、上
記一方の筒状部が他方の筒状部内に又は他方の筒状部が
一方の筒状部内に挿入されて該巻上げ装置が浴槽本体フ
レームに着脱可能に取り付けられてなることを特徴とす
るものである。
【0009】また、第4の発明(請求項4記載の発明)
は、前記上部フレームの一端側には浴槽本体フレームの
長さ方向とは直交する方向に入浴者の首が載置される凹
部が形成された首載置フレームが形成され、この首載置
フレームの側面には、前記載置シートの他端が係止され
る係止部が形成されてなることを特徴とするものであ
る。
【0010】
【発明の実施の態様】以下、本発明に係る簡易浴槽の一
実施の態様について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0011】この簡易浴槽1は、図1に示すように、ア
ルミニウムからなるパイプ材を使用して成形された浴槽
本体フレーム2と、この浴槽本体フレーム2に係止され
ているシートボード3と、このシートボード3の上部に
配設され上記浴槽本体フレーム2に着脱可能に取り付け
られている浴槽シート4と、この浴槽シート4の上部に
配設される載置シートとしての上がり湯ネット5と、上
記シートボード3と浴槽シート4との間に配設される臀
部ストッパ6とから構成されている。
【0012】上記浴槽本体フレーム2は、図1乃至図3
に示すように、図示しない床上に設置される下部フレー
ム10と、この下部フレーム10に下端が回動可能に取
り付けられている第1乃至第4の支柱フレーム11,1
2,13,14と、これら第1乃至第4の支柱フレーム
11,12,13,14の上端に回動可能に取り付けら
れてなる上部フレーム15とから概略構成されている。
そして、上記下部フレーム10は、図3に示すように、
左右の側フレーム16,17と、両端がこれら左右の側
フレーム16,17と連結されてなる第1乃至第3の連
結フレーム18,19,20と、を備え、上記第2の連
結フレーム19と第3の連結フレーム20とは、補強フ
レーム21により連結されている。なお、上記第1の連
結フレーム18の中央には、コ字状となされた一方の連
結金具18a(図5参照)が固定されている。そして、
上記左右の側フレーム16,17の先端側上面には、互
いに面対向してなる第1及び第2の起立片16a,16
b,17a,17bが固定され、またこの左右の側フレ
ーム16,17の後端側上面には、互いに面対向してな
る第3及び第4の起立片16c,16d,17c,17
dが固定されている。なお、上記第1及び第2の起立片
16a,16b,17a,17bには、それぞれ水平方
向に穿設された第1の長孔(符号は省略する)と、この
第1の長孔と連続しており該第1の長孔の先端から下方
に穿設された第2の長孔(符号は省略する)からなるL
字状の長孔16e,16e,17e,17eが穿設され
ている。なお、上記第3及び第4の起立片16c,16
d,17c,17dの中心には後述する支軸が挿通され
る円形状の挿通孔(符号は省略する)が穿設されてい
る。
【0013】そして、上記左の側フレーム16の先端側
に固定された上記16a,16bの間には、第1の支柱
フレーム11の下端側が挿入されているとともに、該第
1の支柱フレーム11の左右両側には、上記長孔16
e,16e内に挿入されている支軸(図4参照)11a
が固定されている。また、同様に、上記右の側フレーム
17の先端側に固定された第1及び第2の起立片17
a,17bの間にも、第2の支柱フレーム12の下端側
が挿入されているとともに、該第2の支柱フレーム12
の左右両側には、上記長孔17e,17e内に挿入され
ている支軸(符号は省略する)が固定されている。ま
た、上記左の側フレーム16の後端側に固定された第3
及び第4の起立片16c,16dの間には、第4の支柱
フレーム14の下端側が挿入されているとともに、該第
4の支柱フレーム14の左右両側には、上記第3及び第
4の起立片16c,16dに穿設された挿通孔内に挿通
された支軸14aが固定されている。また、上記右の側
フレーム17の後端側に固定された第3及び第4の起立
片17c,17dの間には、第3の支柱フレーム13の
下端側が挿入されているとともに、該第3の支柱フレー
ム13の左右両側には、上記第3及び第4の起立片17
c,17dに穿設された挿通孔内に挿通された支軸(符
号は省略する)が固定されている。
【0014】そして、上記第1の支柱フレーム11と第
2の支柱フレーム12とは、下端側垂直部11b,12
bと、この下端側垂直部11b,12bの上端から徐々
に互いに離間する方向に傾斜してなる傾斜部11c,1
2cと、この傾斜部11c,12cの上端から上方に垂
直に延設されてなる上端側垂直部11d,12dとから
構成され、上記第1の支柱フレーム11の下端側垂直部
11bと、第2の支柱フレーム12の下端側垂直部12
bとは、第4の連結フレーム22により連結されてい
る。そして、この第4の連結フレーム22には、コ字状
となされた他方の連結金具22a(図5参照)が固定さ
れている。そして、前記第1の連結フレーム18には、
前記一方の連結金具18aを介して一方の固定ベルト2
3の基端が取り付けられ、第4の連結フレーム22には
他方の連結金具22aを介して他方の固定ベルト24の
基端が取り付けられている。そして、上記一方の固定ベ
ルト23の先端にはバックル23aが固定され、他方の
固定ベルト24の先端には、上記バックル23aに係止
される係止金具24aが固定されている。なお、この一
方及び他方の固定ベルト23,24は、この簡易浴槽1
を使用している際に、前記第1乃至第4の支柱フレーム
11,12,13,14が回動してしまうことがないよ
うに、固定するためのものである。一方、上記第3の支
柱フレーム13と第4の支柱フレーム14とは、第5の
連結フレーム26により連結されている。
【0015】次に、浴槽本体フレーム2を構成する前記
上部フレーム15について説明する。この上部フレーム
15は、全体形状が成人男子の伸長よりもやや長い長さ
を有してなるものであって、図2に示すように、前記下
部フレーム10を構成する左の側フレーム16の斜め上
方に位置する左側フレーム部30と、右の側フレーム1
7のやや斜め上方に位置する右側フレーム部31と、略
C字状に成形されてなるとともに、一端は上記左側フレ
ーム部30の先端に連動蝶番32を介して折り畳み可能
に固定され他端は右側フレーム部30の先端に連動蝶番
33を介して折り畳み可能に固定されてなる頭部フレー
ム34と、一端は上記左側フレーム部30の後端側中途
部に溶接され他端は右側フレーム部30の後端側中途部
に溶接されてなる第6の連結フレーム35と、首載置フ
レーム36とから構成されている。上記首載置フレーム
36は、一端が上記左側フレーム部30の先端側中途部
に溶接され他端は右側フレーム部31の先端側中途部に
溶接されてなるものであって、中央には入浴者の首が載
置される凹状の段差部36aが形成され、また左右両端
側の前面には、図1及び図2に示すように、後述する上
がり湯ネット5を構成するリング部71a,72aが係
止される係止用凸部36b,36cが設けられている。
【0016】また、上記左側フレーム部30の先端側下
面には、互いに面対向するとともに後述する支軸が挿通
される挿通孔(符号は省略する)が穿設された第5及び
第6の起立片30a,30bが固定され、後端側下面に
は互いに面対向するとともに後述する支軸が挿通される
挿通孔(符号は省略する)が穿設された第7及び第8の
起立片30c,30dが固定されている。なお、この第
7及び第8の起立片30c,30dには、図4に示すよ
うに、ストッパ30eが固定され、図4に示す位置より
も上部フレーム15が後端方向に移動することがないよ
うにされている。また、上記右側フレーム部31の先端
側下面には、互いに面対向するとともに後述する支軸が
挿通される挿通孔(符号は省略する)が穿設された第5
及び第6の起立片31a,31bが固定され、後端側下
面には互いに面対向するとともに後述する支軸が挿通さ
れる挿通孔(符号は省略する)が穿設された第7及び第
8の起立片31c,31dが固定されている。そして、
上記左側フレーム部30に固定された第5及び第6の起
立片30a,30bの間には、挿通孔に挿通される支軸
40(図4参照)が両側に固定された前記第1の支柱フ
レーム11の上端が配設され、第7及び第8の起立片3
0c,30d間には、挿通孔に挿通される支軸41(図
4参照)が両側に固定された前記第4の支柱フレーム1
4の上端が配設されている。また、上記右側フレーム部
31に固定された第5及び第6の起立片31a,31b
の間には、挿通孔に挿通される支軸(符号は省略する)
が両側に固定された前記第2の支柱フレーム12の上端
が配設され、第7及び第8の起立片31c,31d間に
は、挿通孔に挿通される支軸(符号は省略する)が両側
に固定された前記第3の支柱フレーム13の上端が配設
されている。なお、上述した上部フレーム15を構成す
る頭部フレーム34,首載置フレーム36,左側フレー
ム部30,右側フレーム部31及び第6の連結フレーム
35の下面には、図示しない一方の面状ファスナーが貼
付されている。
【0017】そして、上述のように構成された上部フレ
ーム15の後端には、図1に示すように、本発明を構成
する巻上げ装置44が着脱可能に取り付けられている。
この巻上げ装置44は、下面に長方形状の開口が形成さ
れ上面には持ち運び用のベルト45aが取り付けられた
直方体状の筐体45と、図6に示すように、この筐体4
5の一端から他端に亘って回動可能に配設された回動軸
46と、この回動軸46の一端側に固定され互いに面対
向してなる第1及び第2のフランジ板47,48と、該
回動軸46の他端側に固定され互いに面対向してなる第
3及び第4のフランジ板49,50とを備えている。そ
して、上記第1のフランジ板47と第2のフランジ板4
8との間であって上記回動軸46には一方のベルト51
の基端が固定され、また第3のフランジ板49と第4の
フランジ板50との間であって回動軸46には他方のベ
ルト52の基端が固定されている。これら一方及び他方
のベルト51,52の先端には、基端が回動可能となさ
れた軸部53a,54aが設けられた一方及び他方のフ
ック53,54が固定されている。そして、上記回動軸
46の中央には、平歯車55が固定されている。また,
上記筐体45には、回動可能に巻上げハンドル57が取
り付けられ、この巻上げハンドル57には、上記平歯車
55に噛合してなるラックギア58が固定されている。
したがって、この巻上げ装置44は、上記巻上げハンド
ル57を、時計回り方向(図6中矢印A方向)に回動操
作すると、上記ラックギア58及び平歯車55を介して
回動軸46が回転し、これによって上記一方及び他方の
ベルト51,52が徐々に巻き取られ、逆に上記巻上げ
ハンドル57を反時計回り方向(図6中矢印B方向)に
回動操作すると、回動軸46に巻き取られていた一方及
び他方のベルト51,52が徐々にこの簡易浴槽1の先
端側に繰り出されるようにされている。なお、上記筐体
45の左側面下端には、前記左側フレーム部30の後端
に形成された開口30f内に挿入される挿入部としての
一方のパイプ60が固定され、該筐体45の右側面下端
には、前記右側フレーム部31の後端に形成された開口
31f内に挿入される挿入部としての他方のパイプ61
が固定されている。
【0018】また、前記シートボード3は、樹脂により
板状に成形されやや可撓性を有する板体であって、先端
の両側には前記首載置フレーム36に形成された凹状の
段差部36aに係止される係止金具63,64が取り付
けられてなる前側ボード部65と、この前側ボード部6
5の後端にリベット(符号は省略する)により固定され
た後ろ側ボード部66とから構成されている。なお、こ
の後ろ側ボード部66の左側であって後端側には、前記
第4の支柱フレーム14の外形に対応した第1の切欠き
66aが設けられ、右側の後端側には、前記第3の支柱
フレーム13の外形に対応した第2の切欠き66bが設
けられており、後端には、第3の切欠き66cが設けら
れている。
【0019】また、前記浴槽シート4は、耐熱性を有す
る図示しない外側シート4aとこの外側シート4aの内
側に形成され該外側シート4aよりも可撓性を有する内
側シート4bとから構成されてなるものであって、先端
側には、入浴者の頭部を温め又は頭部を洗浄するための
湯水が収容されるとともに前記頭部フレーム34と首載
置フレーム36との間に挿入される頭部側袋部4cと、
上記首載置フレーム36と左側フレーム部30と右側フ
レーム部31と第6の連結フレーム35との間に挿入さ
れ、入浴者の体が収容される体側袋部4dとが形成され
ている。また、上記頭部側袋部4cを構成する上記外側
シート4aと内側シート4bには、前記係止用凸部36
b,36cが挿通され外部に露出されるための開口4
e,4fが設けられている。なお、上記外側シート4a
の上端外周縁には、前記左側フレーム部30等に貼付さ
れた一方の面状ファスナーに付着される他方の面状ファ
スナーが貼付されている。すなわち、上記上部フレーム
15とこの浴槽シート4とは、上記一方及び他方の面状
ファスナーにより機械的に取り付けられている。
【0020】また、前記上がり湯ネット5は、本発明を
構成する載置シートであるとともに、入浴者が載置され
る部材であって、図1に示すように、長方形状に成形さ
れたネットからなるネット本体70と、このネット本体
70の左右両側に固定されてなるとともに該ネット本体
70の長さよりも長尺となされた左右のロープ71,7
2とから構成されている。そして、上記左のロープ71
の先端には、第1のリング部71aが形成され、後端に
は第2のリング部71bが形成され、同じように、上記
右のロープ72の先端には第1のリング部72aが形成
され、後端には第2のリング部72bが形成されてい
る。なお、上記左右のロープ71,72の先端に形成さ
れた各第1のリング部71a,72aは、それぞれ前記
首載置フレーム36に設けられた係止用凸部36b,3
6cに係止される部位であり、また、該左右のロープ7
1,72の後端に形成された各第2のリング部71b,
72bは、前記巻上げ装置44を構成する一方及び他方
のベルト51,52の先端に設けられた一方及び他方の
フック53,54に係止される部位である。
【0021】また、前記臀部ストッパ6は、図8及び図
9に示すように、シートボード3上であって該シートボ
ード3の長さ方向とは直交する方向に載置されるもので
あり、ゴム又は発泡スチロール等により成形されてい
る。
【0022】以下、上述のように構成されたこの簡易浴
槽1の使用方法について説明する。なお、説明の都合
上、この簡易浴槽1が組み立てられた後の状態から説明
する。すなわち、図示しないベッド上に寝ている老人等
の入浴者を、図示しない吊り上げ装置等により上方に吊
り上げ、上記ベッドの側方に設置した上記簡易浴槽1上
まで移動させ、その後に下降させる。なお、このとき上
記上がり湯ネット5は、予め巻上げ装置44の操作によ
り緊張した状態としておく。したがって、入浴者Pは、
図8に示すように、上記上がり湯ネット5上に載置され
ることとなる。そして、このように入浴者Pを上がり湯
ネット5上に載置する作業が終了すると、次いで、上記
巻上げ装置44を構成する巻上げハンドル57を図6中
矢印B方向に回転させる。この巻上げハンドル57の回
転操作により、徐々に一方及び他方のベルト51,52
が繰り出されこれによって今まで緊張していた上がり湯
ネット5は徐々に弛緩され、入浴者Pは、図9に示すよ
うに、浴槽シート4内にはられたお湯内に徐々に入れら
れる。なお、この浴槽シート4には、前述したように、
体側袋部4d以外に頭部側袋部4cが形成されているこ
とから、この頭部側袋部4c内にお湯によりシャンプー
等を行うことができるとともに、この頭部側袋部4cと
体側袋部4dとは区画されていることから、体を洗った
後の湯水又はシャンプーをした後の湯水が相互に一体と
なることがない。
【0023】そして、上記浴槽シート4内での入浴が終
了すると、再び前記巻上げ装置44を構成するハンドル
57を図6中矢印A方向に回転させ、上がり湯ネット5
を緊張させることにより、入浴者Pを図8に示すよう
に、浴槽シート4内から上昇させる。この操作により、
石鹸等が使用された湯水は、この上がり湯ネット5を構
成するネット本体70はネットから構成されているの
で、入浴者Pの体から流れ落ちる。そして、このように
上昇された後に、体に付着した石鹸水等を流すために所
謂上がり湯を図示しないシャワーセット等により入浴者
Pの身体や頭部P1にかける。したがって、この簡易浴
槽1によれば、浴槽シート4内の湯水を全て取り除く作
業は必要がないことから、湯水を取り除く作業中に入浴
者Pの身体が冷えてしまうことを有効に防止することが
できる。そして、上がり湯により身体の洗浄が終了した
後には、入浴者Pの身体に付着した湯水をタオル等で拭
き取り、再び図示しない吊り上げ装置により上記上がり
湯ネット5上からベッド上に移送させる。
【0024】そして、上述した工程で入浴作業が終了す
ると、この簡易浴槽1を図1に示すように分解するとと
もに、浴槽本体フレーム2と巻上げ装置44とを図6に
示すように取り外す。なお、前記浴槽本体フレーム2
は、図7に示すように、下部フレーム16上に第1乃至
第4の支柱フレーム11,12,13,14(第3及び
第4の支柱フレーム13,14は図7中に図示されてい
ない)が水平状態となりさらにこれらの第1乃至第4の
支柱フレーム11,12,13,14上に上部フレーム
15が位置するように折り畳むとともに、頭部フレーム
34も連動蝶番32,33を介して折り畳む。なお、こ
のように浴槽本体フレーム2を折り畳む場合には、予め
前記一方の固定ベルト23と他方の固定ベルト24とは
切り離して置く。
【0025】このように、上述した簡易浴槽1は、折り
畳み可能な浴槽本体フレーム2と、シートボード3と、
浴槽シート4と、上がり湯ネット5と、臀部ストッパ6
と、前述した巻上げ装置44とから構成されていること
から、持ち運びも簡単でありまた組み立ても簡単である
ことから、少人数で老人等を入浴させる一連の作業を行
うことができる。特に、巻上げ装置44により緊張又は
弛緩する上がり湯ネット5により、使用した湯水を取り
除くために入浴者Pを長時間待たせることなく素早く上
がり湯で身体を洗浄することができる。また、上記巻上
げ装置44は、浴槽本体フレーム2を構成する上部フレ
ーム15に着脱可能に取り付けられるものであり、従来
のように、担架に固定されているものではないとともに
単に簡易浴槽に対して従来の担架を載置したものでもな
いことから、部品点数を削減し安価に製造することがで
きるばかりか、持ち運びも一層楽なものとすることがで
きる。
【0026】
【発明の効果】上述した発明の一実施の態様の説明から
も明らかなように、本発明は、浴槽本体フレームは上部
フレームと支柱フレームと下部フレームとにより構成さ
れ折り畳み可能とされているので、軽量化され持ち運び
も簡単であるとともに、制約された空間を有効に利用す
ることができる。また、この発明は、巻上げ装置により
緊張又は弛緩する上がり湯ネットにより、使用した湯水
を取り除くために入浴者を長時間待たせることなく素早
く上がり湯で身体を洗浄することができる。
【0027】また、この簡易浴槽は、従来のように担架
を構成要素とするものではないことから、部品点数を削
減し安価に製造することができるばかりか、上記巻上げ
装置は、浴槽本体フレームに対して着脱可能に取り付け
られるものであり、第2の発明(請求項2記載の発明)
として記載したように、該巻上げ装置は、回動操作用の
ハンドルと、このハンドルの回動操作により回動する回
動軸と、この基端がそれぞれこの回動軸の両端側に固定
され先端には前記載置シートの他端に係合する係合部が
形成されてなる一方及び他方のベルトとを備えてなり、
上記ハンドルの回動操作により、上記一方及び他方のベ
ルトが回動軸に巻回され又は該回動軸に巻回された一方
及び他方のベルトが取り出されるように構成されてなる
ことから、載置シートを安定した状態で緊張又は弛緩さ
せることができる。したがって、この第2の発明によれ
ば、この載置シートに載置された入浴者を安定した状態
で浴槽シート内に下降又は上昇させることができる。
【0028】また、第3の発明(請求項3記載の発明)
によれば、浴槽本体フレームと巻上げ装置は、一方の筒
状部が他方の筒状部内に又は他方の筒状部が一方の筒状
部内に挿入されて該浴槽本体フレームに取り付けられる
構成であることから、着脱操作は老人等でも極めて簡単
に行うことができる。
【0029】さらに第4の発明(請求項4記載の発明)
によれば、入浴者の首が載置される凹部が形成されてい
る首載置フレームにより、入浴中に入浴者が常に首を上
げている必要はなく、また、この首載置フレームに載置
シートの他端が係止される係止部が形成されてなるの
で、この首載置フレームの先端側で入浴者にシャンプー
等を行う場合には、載置シートが邪魔になることがな
く、効率良く入浴作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の態様に係る簡易浴槽
の分解斜視図である。
【図2】図2は、浴槽本体フレームの平面図である。
【図3】図3は、浴槽本体フレームを構成する下部フレ
ームの平面図である。
【図4】図4は、図2に示す浴槽本体フレームの側面図
である。
【図5】図5は、一方及び他方の固定ベルトを示す斜視
図である。
【図6】図6は、巻上げ装置の構成を示す斜視図であ
る。
【図7】図7は、浴槽本体フレームを折り畳んだ状態を
示す側面図である。
【図8】図8は、入浴者が上がり湯シート上に載置され
た状態を模式的に示す側断面図である。
【図9】図9は、図8に示す状態から巻上げ装置を操作
し入浴者が下降した後の状態を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 簡易浴槽 2 浴槽本体フレーム 4 浴槽シート 5 上がり湯ネット 10 下部フレーム 11 第1の支柱フレーム 12 第2の支柱フレーム 13 第3の支柱フレーム 14 第4の支柱フレーム 15 上部フレーム 36 首載置フレーム 44 巻上げ装置 46 回動軸 51 一方のベルト 52 他方のベルト 57 巻上げハンドル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床上に設置される下部フレームに複
    数の支柱フレームを介して取り付けられた上部フレーム
    を有してなる折り畳み可能な浴槽本体フレームと、この
    浴槽本体フレームに着脱可能に取り付けられた浴槽シー
    トと、上記浴槽本体フレームを構成する上部フレームの
    一端に着脱可能に取り付けられた巻上げ装置と、一端は
    上記浴槽本体フレームに係止され他端は上記巻上げ装置
    に係止されるとともに可撓性を有する材料にて成形され
    てなる入浴者載置用の載置シートと、を備えてなり、上
    記浴槽本体フレームに着脱可能に取り付けられた上記巻
    上げ装置の操作による上記載置シートの緊張又は弛緩に
    より入浴者を昇降可能としてなることを特徴とする簡易
    浴槽。
  2. 【請求項2】 前記巻上げ装置は、回動操作用のハ
    ンドルと、このハンドルの回動操作により回動する回動
    軸と、この基端がそれぞれこの回動軸の両端側に固定さ
    れ先端には前記載置シートの他端に係合する係合部が形
    成されてなる一方及び他方のベルトとを備えてなり、上
    記ハンドルの回動操作により、上記一方及び他方のベル
    トが回動軸に巻回され又は該回動軸に巻回された一方及
    び他方のベルトが取り出されるように構成されてなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の簡易浴槽。
  3. 【請求項3】 前記浴槽本体フレームを構成する上
    部フレームの一端の左右両側には一方の筒状部が形成さ
    れ、上記巻上げ装置の左右両側には他方の筒状部が形成
    されており、上記一方の筒状部が他方の筒状部内に又は
    他方の筒状部が一方の筒状部内に挿入されて該巻上げ装
    置が浴槽本体フレームに着脱可能に取り付けられてなる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の簡易浴槽。
  4. 【請求項4】 前記上部フレームの一端側には浴槽
    本体フレームの長さ方向とは直交する方向に入浴者の首
    が載置される凹部が形成された首載置フレームが形成さ
    れ、この首載置フレームの側面には、前記載置シートの
    他端が係止される係止部が形成されてなることを特徴と
    する請求項1,2又は3記載の簡易浴槽。
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