JPH09323012A - レンジフード用フィルタ及びそのフィルタの製造方法 - Google Patents

レンジフード用フィルタ及びそのフィルタの製造方法

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JPH09323012A
JPH09323012A JP8145951A JP14595196A JPH09323012A JP H09323012 A JPH09323012 A JP H09323012A JP 8145951 A JP8145951 A JP 8145951A JP 14595196 A JP14595196 A JP 14595196A JP H09323012 A JPH09323012 A JP H09323012A
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Fuji Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 捩じれ変形を防止する強度の向上したフィル
タの提供、及び加工時間を短縮でき、且つ一つの型でフ
ィルタの長さ方向の変更にも対応できるフィルタの製造
方法を提供することにある。 【解決手段】 所定形状の金属製薄板に、長さ方向に所
定のピッチで複数個の通気口を設けた通気部を1ブロッ
クとし、このブロックを所定寸法の平面連結部を介して
縦横方向に配置してフィルタを形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレンジフード用フィ
ルタに関し、詳しくは切起こしによって形成される通気
口を備えたフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】台所に設置されたガスコンロや電気コン
ロ等の真上に位置して取り付けられ、調理時に発生する
排煙、湯気、油煙等を捕集し排出するレンジフードには
油煙中に含まれている油脂分を捕獲回収するグリスフィ
ルタが取り付けられている。このグリスフィルタとして
金属製の薄板に所定のピッチでスリットを縦設し、その
スリット相互で区画された舌片全体を一方向に屈折傾
斜、即ち切起ししてスリット相互間に平面部分を残すこ
となく所定幅の通気口を設けたフィルタが実公平2−4
3456号として提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のフィルタは図7
に示すように、1個の切起し刃を有した上型11と下型1
1’で長尺の帯板a’の幅方向に所定間隔をおいて一列
づつ切起し、帯板を一列分送って次の一列を切起し、こ
れを繰り返して所定の長さとして切断し、四辺を折り曲
げる等の成型をして構成されている。しかして、上記し
たフィルタは所定長さの帯板に切起しによる通気口が長
さ方向に沿って複数列形成されているもので、平面連結
部は並設された列の相互間部分と複数列を囲む外周の平
面部であり、長手方向の両側だけが幅方向全長が繋がっ
ており、その間は長手方向に沿って細幅帯状の平面部が
平行に存在するのみである。
【0004】従って、上記形態で少ない通気抵抗としな
がら高い油脂捕集率を確保しようとすると帯板に対する
切起しによる通気口の開口面積の比率を上げなければな
らず、その結果平面部の量が少なくなって張りがなくな
り、完成されたフィルタは捩じれ変形を生じるといった
問題点を有する。尚、この捩じれ変形は使用する金属製
帯板に板厚の厚いものを使用することで防止することが
できるが、重量が増して取り扱いにくくなり、コスト高
になるといった問題を有する。
【0005】又、上記のフィルタは前記したように横一
列づつ切起して成形するため、1枚のフィルタを成形す
るのに長時間を必要とする問題点を有する。例えば、幅
298mm,長さ342mmのフィルタでは120列の切起
しが必要で、この切起しの加工時間が40秒程必要であ
った。この加工時間を短縮する方法としては、120列
全部を一度に切起す総型(金型)を製作し、一工程で製
作することが考えられる。
【0006】一方、レンジフードの下のガスレンジや電
気レンジの調理器具(流し台)の奥行き寸法は近年大き
くなる傾向にある。旧来製品は奥行き寸法が55cmであ
ったが、近年は60cm,65cm,70cm,75cm等とい
ったものが増えてきている。こうした傾向に伴ってレン
ジフードも奥行き寸法の大きなものが求められるように
なり、メーカーもそれに対応している。この奥行き寸法
の大形化に伴いレンジフードに装備されるフィルタも長
さ寸法の異なる種々のものが必要となる。尚、フィルタ
がフードの下面開口部に略水平状に取り付けられるタイ
プの場合は、その奥行き寸法の種類分だけのフィルタで
よいが、フィルタがフードの下面開口部における背板側
に架設された仕切板の前縁と天板の前縁とに亘って傾斜
して取り付けられるタイプも含めると大変な種類の数に
なる。ところで、前述した一列づつの加工方法の場合は
必要な長さに見合った切起こしの数だけ加工して一枚の
フィルタ用として切断すれば良いが、前記した総型の場
合にはその種類の数の総型を準備する必要がある。
【0007】又、切起しの幅方向の強度上、幅方向は1
個の幅を約20mmとして12個並べているので、上記し
たフィルタのサイズ(幅298mm,長さ342mm)の場
合、総型の切起し刃の数は120×12=1440個と
なり、これだけの数の切起し刃を備えた上型・下型を精
度を出して合わせるのは大変難しく、1個の総型でも非
常に高価なものとなる。更に、プレス機械も一列づつ加
工する場合の120倍の加圧が必要となる。本発明は上
記した従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、捩じれ変形を防止する強
度の向上したフィルタを提供することにある。又、加工
時間が短縮され、且つ一つの型でフィルタの長さ方向の
変更にも対応できるフィルタの製造方法を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
に本発明が講じた技術的手段は、所定形状の金属製薄板
に、所定のピッチで複数個のスリットが縦設され、その
スリット相互で区画された舌片全体を一方向に屈折傾斜
してスリット相互間に平面部分を残すことなく通気口を
設けた通気部を1ブロックとし、このブロックを所定寸
法の平面連結部を介して縦横方向に配置してフィルタ単
体を形成し、このフィルタ単体又は複数枚を組み合わせ
たことを特徴とする。上記の1ブロックに形成される切
起しの通気口の数としては、例えば長さ方向に8列乃至
10列とし、長さ方向におけるブロック相互間の平面部
分の幅としては通常使用する材料の最低板厚は必要で、
例えば0.5mm〜5.0mmとする。
【0009】又、フィルタの製造方法は、長尺の金属製
帯板の送り方向を所定間隔をおいた前後2カ所で上下よ
り押さえ、その前後の押えの間を複数個の切起し刃を備
えた上下のブロック型でプレスして長さ方向に複数列の
通気口を有する通気部を幅方向に所定間隔をおいて複数
列同時に成形し、このプレス動作と前記ブロック型の縦
幅分だけ帯板を送る動作を繰り返して所定長さに切断
し、四辺を成型して長さ方向に押え代の平面連結部を一
定間隔毎に設けたフィルタを得ることを特徴とする。
【0010】上記の手段によれば、複数個の切起しによ
る通気口からなる通気部を1ブロックとして所定寸法の
金属製薄板内に、所定寸法の平面連結部を格子状に配置
して形成されるため、該平面連結部は補強桟の役割を果
たしてフィルタが捩じれ変形するのを防止する。又、製
造方法は、一度のプレス加工で帯板の幅方向に複数列、
長さ方向に複数列がブロック単位で形成されるため、加
工時間は短縮され、しかもプレス及び材料の送りの回数
を変更することで長さ寸法の変更に簡単に対応すること
が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1はフィルタが装備されたレン
ジフードの概略を示し、図中、1は下面が開口したフー
ドで、下面及び前面が開口したフード本体1a とその前
面開口部を閉鎖する前板1b とで構成され、そのフード
1内にはフード本体1a 背板及び左右側板とに亘って架
設固定した仕切板2の前縁と天板前縁とに亘ってフィル
タ3が着脱可能に取り付けられ、このフィルタ3と仕切
板2とフード本体1で区画される空間部に送風機ユニッ
ト4が収容設置されている。
【0012】上記のフィルタ3は図2に示すように、平
面形状が矩形状をした金属製薄板aに、所定のピッチで
複数列(図面では8列)のスリットが縦設され、そのス
リット相互で区画された舌片全体を一方向に屈折傾斜し
てスリット相互間に平面部分を残すことなく通気口5a
を設けた通気部5を1ブロックAとし、このブロックA
を所定寸法の平面連結部6,6’を介して縦横方向に格
子状に配置してフィルタ単体が形成されている。尚、図
示の実施の形態では金属製薄板aの長さ方向に沿ってブ
ロック相互間に設けられる平面連結部6(プレス加工時
における材料の押え代となる部分)の幅を金属製薄板a
の幅方向に沿ってブロック相互間に設けられる平面連結
部6’の幅よりも狭くしてあるが、この平面連結部6の
幅は通常最低板厚は必要で、例えば0.5mm〜5.0mm
とする。又、縦設されるスリットのピッチは2〜5mm
で、通気口の縦幅は1〜3mmとする。従って、フィルタ
3のサイズが幅298mm,長さ342mmの場合を例にと
ると、幅方向は従来と同様12列とし、長さ方向(プレ
スの送り方向)は各列とも8列が1ブロックをなし、こ
の1ブロックが長さ方向に14個づつ形成されている。
尚、長さ方向における一列の通気口の数は112個(8
×14)で従来品の120個より少ないが、効果の点で
は差異が無かった。
【0013】次に上記したフィルタ3の製造方法につい
て図面に基づき説明すると、図5及び図6に示すように
長尺の金属製薄板aからなる帯板a’を挟むように上型
7と下型7’を配置し、上型7は鋸歯状をした複数個の
切起し刃8a を備えたブロック型8と該ブロック型8の
長さ方向の前後に配置した材料押え9,9’とで構成さ
れ、ブロック型8は材料押え9,9’とは別体構造で別
々に上下摺動するようになっている。又、下型7’は前
記した上型7のブロック型8の切起し刃8a と噛み合う
切起し刃8b を備えたブロック型8’と前記した材料押
え9,9’と対向して設けた平面受け部10,10’とで構
成されている。尚、本実施の形態では上・下型7,7’
におけるブロック型8,8’に形成される長さ方向(送
り方向)の切起し刃8a ,8b の列(数)は図3及び図
4に示した8列とし、幅方向には平面連結部6’に相当
する間隔をおいて12個が並設されている。
【0014】上記した金型にるプレス加工は、上・下型
7,7’の間に材料の帯板a’を挿入し、その帯板a’
を材料押え9,9’と下型7’の平面受け部10,10’と
で押え、その状態で上型7のブロック型8を下型7’の
ブロック型8’と噛み合う方向に加工加圧すると材料の
帯板a’には長さ方向に8列、幅方向に12列の合計9
6個の切起しによる通気口5が1回のプレス加工によっ
て形成される。従って、このプレス動作と材料の送り動
作を繰り返して行うことで所望の長さのフィルタ3を成
形することができる。又、通気口の形成はブロック単位
で形成されるため、単純には1ブロックの長さに1個の
平面連結部の長さを加えた長さピッチでフィルタの長さ
方向の変化に対応することができる。更に、中間の寸法
に対してはフィルタの長さ(送り)方向に沿った両端の
縁部の広さを長短変えることで対応することができる。
【0015】次に上記した本発明の製造方法と、横一列
づつ加工する従来の製造方法による加工時間について比
較してみる。尚、加工に使用するプレス機械は本発明の
製造方法及び従来の製造方法とも400トンのプレス機
械で、200SPM(ストローク/分)で運転されてい
るものとする。又、加工されるフィルタの大きさは幅2
98mm,長さ342mmで、本発明は長さ方向の通気口が
112列、従来法は長さ方向の通気口が120列とす
る。 (A)本発明の加工時間 本発明は長さ方向に14ブロックであるから、通気口の
加工時間は、 (60秒/200ストローク)×14ストローク=4.
2秒 又、材料の帯板の送り時間は2.8秒であるから、材料
の送り時間も含め1枚のフィルタの加工時間は、 4.2秒+2.8秒=7.0秒 となる。 (B)従来法の加工時間 120列を一列づつ加工すると、加工時間は、 (60秒/200ストローク)×120ストローク=3
6秒 又、材料の帯板の送り時間は2.8秒であるから、材料
の送り時間も含め1枚のフィルタの加工時間は、 36秒+2.8秒=38.8秒 従って、従来法が加工時間として38.8秒必要であっ
たものが、本発明法では7秒となり、従来法の1/5.
5に加工時間が短縮されることになる。
【0016】
【発明の効果】本発明のフィルタは請求項1に記載の構
成により、複数個の切起しによる通気口からなる通気部
を1ブロックとして所定寸法の金属製薄板内に、所定寸
法の平面連結部を格子状に配置して形成されるため、該
平面連結部は補強桟の役割を果たしてフィルタが捩じれ
変形するのを防止し、フィルタの強度を向上できる。従
って、フィルタの材料として従来品よりも板厚の薄い材
料の使用が可能となり、製造コストの低減を図ることが
できる。又、上記のフィルタを製造する方法は請求項2
に記載の構成により、従来法と同様一つの加工型でフィ
ルタの長さ方向の変更に対応でき、サイズの異なるフィ
ルタの成形を簡単に行うことができる。即ち、ブロック
単位のプレス数を増減することで長さ方向の寸法変化に
対応でき、また、中間の寸法に対してはフィルタの長さ
方向における両端の縁部の広さを長短変えることで対応
することができる。又、その加工型は長さ方向に沿って
複数列の切起し刃が形成されたブロックであるため、加
工時間を大幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルタが装備されたレンジフードを示す断面
図である。
【図2】本発明に係るフィルタの実施の形態の一例を示
す平面図である。
【図3】図2の円で囲った部分を示す拡大平面図であ
る。
【図4】図3の(4)−(4)線に沿える断面図であ
る。
【図5】本発明に係るフィルタの製造を示す平面図であ
る。
【図6】図5の(6)−(6)線に沿える拡大断面図で
ある。
【図7】従来の加工法を示す断面図である。
【符号の説明】
3…フィルタ 5…通気口 6,6’…平面連結部 8,8’…ブロック型

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定形状の金属製薄板に、所定のピッチ
    で複数個のスリットが縦設され、そのスリット相互で区
    画された舌片全体を一方向に屈折傾斜してスリット相互
    間に平面部分を残すことなく通気口を設けた通気部を1
    ブロックとし、このブロックを所定寸法の平面連結部を
    介して縦横方向に配置してフィルタ単体を形成し、この
    フィルタ単体又は複数枚を組み合わせてなることを特徴
    とするレンジフード用フィルタ。
  2. 【請求項2】 長尺の金属製帯板の送り方向を所定間隔
    をおいた前後2カ所で上下より押さえ、その前後の押え
    の間を複数個の切起し刃を備えた上下のブロック型でプ
    レスして長さ方向に複数列の通気口を有する通気部を幅
    方向に所定間隔をおいて複数列同時に成形し、このプレ
    ス動作と前記ブロック型の縦幅分だけ帯板を送る動作を
    繰り返して所定長さに切断し、四辺を成型して長さ方向
    に押え代の平面連結部を一定間隔毎に設けたフィルタを
    得ることを特徴とするフィルタの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008286514A (ja) * 2008-07-31 2008-11-27 Fuji Industrial Co Ltd レンジフード
JP2013215664A (ja) * 2012-04-06 2013-10-24 Fuji Industrial Co Ltd フィルタおよびレンジフード
JP2013230460A (ja) * 2012-04-06 2013-11-14 Fuji Industrial Co Ltd フィルタおよびレンジフード

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008286514A (ja) * 2008-07-31 2008-11-27 Fuji Industrial Co Ltd レンジフード
JP2013215664A (ja) * 2012-04-06 2013-10-24 Fuji Industrial Co Ltd フィルタおよびレンジフード
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