JPH09323144A - 横型締・縦射出ダイカストマシン - Google Patents

横型締・縦射出ダイカストマシン

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JPH09323144A
JPH09323144A JP14020596A JP14020596A JPH09323144A JP H09323144 A JPH09323144 A JP H09323144A JP 14020596 A JP14020596 A JP 14020596A JP 14020596 A JP14020596 A JP 14020596A JP H09323144 A JPH09323144 A JP H09323144A
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JP
Japan
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injection
die
molten metal
mold
hot water
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JP14020596A
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Inventor
Hiroshi Sasaki
博史 佐々木
Toshimitsu Takahashi
俊充 高橋
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 横方向に型締めした金型の分割面より溶湯を
縦方向に射出して鋳造するダイカストマシンにおいて、
給湯から射出完了までのサイクルタイムを短縮できると
共に、溶湯温度の低下を防止して製品の品質を安定が図
れるダイカストマシンを提供する。 【解決手段】 固定金型(5) と移動金型(6) の分割面間
に、上端を金型キャビテイ(C) に連通させると共に固定
金型(5) を横方向に貫通する給湯口(8a)を設けた射出室
(8) を形成し、その給湯口(8a)を固定ダイプレート(2)
を横方向に貫通する給湯管(9) を介して給湯装置(10)に
連結すると共に、その直下に該射出室(8)内の溶湯を金
型キャビティ(C) 内に向けて押し込むプランジャ(12)を
上部に有する射出プランジャ装置(11)を配置し、かつ射
出室(8) の給湯口(8a)を、金型キャビティ(C) 下端から
「必要ビスケット厚さ+押込距離」を置いた高さ高さ位
置に開口させた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽合金等の鋳造に
用いられるダイカストマシンに関わり、詳細には、横方
向に型締めした金型の分割面より溶湯を金型キャビティ
に向けて縦方向に射出して鋳造する構成の横型締・縦射
出ダイカストマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、精密な金型を高力で閉め
切り、その金型キャビティに溶湯を高圧力で押し込むダ
イカスト法では、複雑な形状の鋳造品を寸法精度良く量
産できることより、軽合金や樹脂部材等の製造に広く適
用されている。また、各種の装置が用いられているが、
それらダイカストマシンは、金型の型締め方向と溶湯の
射出方向によって類別され、一般的な竪形ダイカストマ
シンは、竪形の型締装置により金型を縦方向に型締めす
ると共に、その金型キャビティに垂直方向に連通する射
出スリーブを備えた射出装置にて溶湯を縦方向に射出し
て鋳造する構成とされ、また、一般的な横形ダイカスト
マシンは、横形の型締装置により金型を横方向に型締め
すると共に、その金型キャビティに水平方向に連通する
射出スリーブを備えた射出装置にて溶湯を横方向に射出
して鋳造する構成とされている。
【0003】そして、竪形のダイカストマシンは、射出
スリーブが垂直であるため、溶湯の充填率が高められる
と共に、ガスの巻き込み等が抑えられ、かつ射出圧力が
有効に伝達されるなどの点で、高強度部品の鋳造に多用
されている。しかし、その反面、型締装置と射出装置を
垂直方向に配するため機高が高くなり、設置する工場建
屋の高さを高くする必要があり、更に、その設置場所に
射出装置を配するための比較的深くて大きなピットが必
要となる。また、金型の分割面が水平になるため、その
金型面、特に下方となる固定側の金型面に離型剤や鋳造
金属のバリ等が堆積し易いという問題がある。一方、横
形のダイカストマシンは、竪形のダイカストマシンより
も機高が低く、また、横形の型締装置は操作性が良く汎
用性が高いという利点があるが、横方向射出では、射出
スリーブ内の溶湯充填率が低く、溶湯の表面積が大きく
なり、酸化および凝固片が発生して製品の品質低下を招
き易いという問題がある。
【0004】そこで、上記縦形および横形それぞれの利
点を享受するために、横方向に型締めして縦方向に溶湯
を射出する構成のダイカストマシンが種々提案されてい
る。例えば、特公昭59-13941号公報に開示された横型締
・縦射出ダイカストマシンは、〔図4〕に示すように、
対の金型(22),(22')の一方を移動させて横方向に型締型
開する型締機構(21)と、この金型のキャビティ(C) 内に
溶湯を射出する射出シリンダ(24a) を上部に設けた射出
プランジャ装置(24)を備えている。また、射出プランジ
ャ装置(24)は、設置床面を掘り下げたピット(P) 内に、
回動および上昇可能に配置され、一方、対の金型(22),
(22')の分割面には垂直な湯口(23)が設けてある。この
横型締・縦射出ダイカストマシンでは、射出サイクル毎
に、射出プランジャ装置(24)を傾動させて上部の射出シ
リンダ(24a) 内に溶湯を注湯した後、垂直方向に回動復
帰させると共に上昇させて、その射出シリンダ(24a) の
先端を湯口(23)に押接し、溶湯を上方の金型キャビティ
(C) 内に射出する構成とされている。
【0005】また、特公平 7-41391号公報に開示された
横型締・縦射出ダイカストマシンは、〔図5〕の (a)図
(金型分割面に沿う縦断面図)および (b)図( (a)図の
A−A断面図)に示すように、固定金型(32)に対して移
動金型(33)を移動して横方向に型締めする型締機構(31)
と、型締めされる固定金型(32)と移動金型(33)の分割面
に取り付けた2分割形の射出スリーブ(34)と、固定金型
(32)と移動金型(33)の分割面に形成した溝(35)に係合さ
せた連結部材(36)を介して、該分割面間の射出スリーブ
(34)直下に懸架された射出プランジャ装置(37)とを備え
てなる。また、射出スリーブ(34)の側面に設けた給湯口
(34a) は、図示省略のマウスピースおよび給湯管を介し
て図示省略の給湯装置に接続されている。この横型締・
縦射出ダイカストマシンでは、溶湯を図示省略の給湯装
置から直接に射出スリーブ(34)に給湯し、その溶湯を上
方の金型キャビティ(C) 内に射出する構成とされてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の横型締・縦射出ダイカストマシンでは、設置床面上
の機高が低くなり、また射出スリーブが垂直で溶湯の充
填率が高められるため、ガスの巻き込み等が抑えられ、
かつ射出圧力が有効に伝達される等の利点が得られるも
のの、それぞれ以下のような問題がある。
【0007】すなわち、上記前者のダイカストマシン
(特公昭59-13941号)では、射出プランジャ装置が、回
動および上昇する構成とされ、かつその高さが高くなる
ため、構造が複雑になると共に、設置場所に深くて大き
なピットが必要となる。更に、射出スリーブへの受湯か
ら射出までに、射出プランジャ装置を傾動、回動復帰お
よび上昇作動させるので、その間の時間が長くなり、射
出スリーブ内に凝固層が形成され、これが原因して鋳造
品の品質を劣化させ易い。また、上記後者のダイカスト
マシン(特公平 7-41391号)では、溶湯の射出力を、固
定・移動金型および射出プランジャ装置に負荷させて、
その射出力が型締機構に加わって型開き等のトラブルが
発生することを防止でき、また、射出プランジャ装置を
独立して配置する上記前者に比べてピットを小さくでき
るものの、その射出プランジャ装置を、金型に係合させ
て懸架するので、全ての金型に係合部を成形するための
加工が必要になり金型コストが高くつく、また金型の交
換の都度に、射出プランジャ装置と金型の係合を脱着す
ることになるので、その際における射出プランジャ装置
の支持・移動手段を別途に準備する必要がある。
【0008】また、いずれにしても、一旦、射出スリー
ブ内に一定量の溶湯を溜めた後に、射出プランジャ装置
によって金型キャビティ内に射出して鋳造する構成とし
ているため、その鋳造には、給湯時間+射出時間が必要
で、かつ射出時間は射出プランジャのストロークに律則
されることより、これがサイクルタイムの短縮を制約
し、またその間に溶湯温度が低下して製品の品質に悪影
響を及ぼし易い。また、給湯量の精度を確保するには高
度な制御が必要となる。更にまた、射出プランジャ装置
が金型の分割面の直下に位置するため、金型への離型剤
の塗布や冷却水の噴射に際し、その離型剤や冷却水およ
び金型表面に残留した鋳造金属のバリ等が落下して、該
射出プランジャ装置の作動部や配管系等を汚染し、これ
が原因する故障が多発し易いと言う問題もある。
【0009】本発明は、上記従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、射出プランジャ装置の射出スト
ロークを短くし、よって給湯から射出完了までのサイク
ルタイムを短縮できると共に、溶湯温度の低下を防止し
て製品の品質を安定させることができ、更には、射出プ
ランジャ装置用のピットを不要とし、かつ金型表面に残
留したバリ、塗布する離型剤および冷却水等の落下によ
る射出プランジャ装置の作動部や配管系等の汚染・損傷
を確実に回避でき、よって連続的な鋳造を安定して継続
できる横型締・縦射出ダイカストマシンを提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は以下の構成とされている。すなわち、本
発明に係る横型締・縦射出ダイカストマシンは、固定金
型を取り付けた固定ダイプレートに対して移動金型を取
り付けた移動ダイプレートを移動して金型を横方向に型
締めし、金型の分割面より溶湯を金型キャビティに向け
て縦方向に射出する構成とした横型締・縦射出ダイカス
トマシンにおいて、横方向に型締めされる固定金型と移
動金型の分割面間にシリンダ状に形成され、上端を金型
キャビテイに連通させると共に、固定金型側の側面に該
固定金型を横方向に貫通する給湯口を設けた射出室と、
固定ダイプレートを横方向に貫通させた給湯管を介して
前記射出室の給湯口に接続され、該射出室および金型キ
ャビテイ内に溶湯を給湯する給湯装置と、前記射出室の
下方に配設され、該射出室内の溶湯を上方の金型キャビ
ティ内に向けて押し込むプランジャを上部に有する射出
プランジャ装置とを備えてなることを特徴とする。
【0011】上記本発明によれば、給湯装置からの溶湯
を給湯管および給湯口を介して、固定金型と移動金型の
分割面間に形成された射出室に給湯し、この射出室内お
よびその上方の金型キャビティ内に充満させた後、射出
プランジャ装置のプランジャを分割面間の射出室内で上
昇させて、この射出室の給湯口を閉塞すると共に、該射
出室内に封入された溶湯を上方の金型キャビティ内に向
けて押し込んで鋳造に必要なメタル圧力を与えることが
できる。このとき、溶湯は金型キャビティおよび射出室
内に充満・封入されているため、比較的小さな押込量で
もって金型キャビティ内にメタル圧力が立ち、これによ
りプランジャの押込距離、つまり射出ストロークを短く
することができる。一方、余剰の溶湯は、給湯口から給
湯装置側に押し戻され、プランジャによる給湯口の閉塞
時点で金型キャビティと射出室内に封入される溶湯は常
に一定量となるので、前記従来装置のように高度な給湯
量制御を不要にすることができる。また、射出ストロー
クを短くすることで、射出室の容積が小さくなり、一
方、給湯口および給湯管は、固定金型および固定ダイプ
レートを横方向に貫通させて設けているので、給湯装置
から金型キャビティへの流路長をより短くすることがで
き、これにより給湯時間も短縮して、給湯から射出完了
までのサイクルタイムを短縮できると共に、溶湯温度の
低下をより小さく抑えることができる。また、射出スト
ロークを短くすることで、射出プランジャ装置自体も短
くすることができ、これにより射出プランジャ装置の設
置用ピットを不要にすることができる。
【0012】また、上記射出室の給湯口を、外端側が下
位となる傾斜路に形成すると共に、該給湯口の射出室へ
の開口位置を、その開口上端から金型キャビティ下端ま
での距離が必要ビスケット厚さと金型キャビティ内の溶
湯圧力を所定圧力に高めるに必要な溶湯押込量から算定
される射出室内でのプランジャ押込距離とを加算した距
離となる高さ位置としていると良く、この構成による
と、射出ストロークを、従来技術のものに比べて格段に
短くすることができる。すなわち、給湯時の射出プラン
ジャ装置のプランジャは、従来の縦射出形のものと同様
に、その上端面が給湯口の開口下端と同高さとなる高さ
位置にあり、また、この給湯口の射出室への開口位置
は、その開口上端から金型キャビティまでの距離が、必
要ビスケット厚さと、金型キャビティ内の溶湯圧力を所
定圧力に高めるに必要な溶湯押込量から算定される射出
室内でのプランジャ押込距離とを加算した距離となる高
さ位置としているので、プランジャの射出ストローク
は、給湯口の開口径と上記押込距離とを加算した値とな
る。従って、この射出ストロークで必要ビスケット厚さ
を確保する一方、金型キャビティ内の溶湯に鋳造に必要
なメタル圧力を与えるのであるが、このとき、溶湯は金
型キャビティおよび射出室内に充満・封入されているた
め、キャビティ容積で多少異なるものの、比較的小さな
押込量でもって金型キャビティ内にメタル圧力が立ち、
必要な押込距離は極小さくなるので、上記射出ストロー
クは、従来技術のものに比べて格段に短くなる。一方、
余剰の溶湯は、射出室の給湯口から給湯装置側に押し戻
されるのであるが、その給湯口は傾斜路に形成している
ので、溶湯の給湯装置側への押し戻し、および該給湯口
に対する湯切りを容易なものとすることができる。
【0013】また、上記固定ダイプレート下端部の幅方
向中央部に下方に向けて張り出す張出部を設け、この張
出部の前面に前記プランジャ装置の本体部を取り付けて
支持させると共に、該プランジャ装置への作動油給排管
路を該固定ダイプレートの張出部内を通して設けていて
も良く、この構成によると、前記従来技術のように、プ
ランジャ装置を、独立の支持機構に保持させたり、金型
に懸架支持させたりすることなく、容易かつ確実に保持
することができ、また金型の下方より配管やホース類を
無くし、金型の分割面から落下する離型剤や冷却水およ
びバリ等による配管系の汚染・損傷を回避して、連続的
な鋳造を安定して継続できる。
【0014】また、上記プランジャ装置を気密に覆い、
かつ該プランジャ装置上部のプランジャ回りのみを開口
させたチャンバーを、前記固定ダイプレートの張出部前
面に接して配設すると共に、このチャンバー内に圧縮空
気を送給する空気供給管路を該固定ダイプレートの張出
部内を通して設けていても良く、この構成によると、チ
ャンバー内に圧縮空気を送給して内圧を高めると共に、
その一部をプランジャ回りから噴出させることで、上方
の金型分割面から落下する離型剤や冷却水およびバリ等
が、当該射出プランジャ装置の作動部や付属する制御系
機器に達して汚染・損傷することを防止でき、よって連
続的な鋳造をより安定して継続できる。
【0015】なお、上記本発明における必要ビスケット
厚さとは、鋳造後のハンドリングや機械加工時の把持部
として、必要に応じて鋳造品本体に付けられるビスケッ
ト部(余肉部)の厚さであって、その値は零を含むもの
となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面を参照して説明する。〔図1〕は、本発明の横
型締・縦射出ダイカストマシンの1実施例の概要構成を
示す一部破断正面図である。また〔図2〕は、要部断面
図であって、 (a)図は要部の正断面図、 (b)図は (a)図
のA−A断面図である。
【0017】〔図1〕において、(1) は型締装置であっ
て、この型締装置(1) は、従来の横形ダイカストマシン
に広く適用されている横形のもので、固定金型(5) を取
り付けた固定ダイプレート(2) と、移動金型(6) を取り
付けたトグルロック式の移動ダイプレート(3) とを備
え、その移動ダイプレート(3) をタイバー(4) で案内す
ると共に、油圧シリンダ(7) によって固定ダイプレート
(2) 方向に押圧移動して金型を横方向に型締めする構成
とされている。また、固定ダイプレート(2) 下端部の幅
方向中央部には、垂直下方に向けて張り出す張出部(2a)
を設けている。
【0018】(8) は射出室であって、この射出室(8)
は、〔図2〕の (a)図および (b)図に示すように、金型
キャビティ(C) 直下の、固定金型(5) と移動金型(6) の
分割面間に、同分割面に中心線を合わせた垂直方向のシ
リンダ状に形成されると共に、上端を金型キャビテイ
(C) に連通させている。また、この射出室(8) の固定金
型(5) 側の側壁には、その固定金型(5) を横方向に貫通
すると共に、外端側が下位となる傾斜路に形成された給
湯口(8a)が設けてある。
【0019】また、給湯口(8a)は、後述する高さ位置で
射出室(8) に対して開口すると共に、斜め下方に位置す
る外側開口端に、その中心軸線と同傾斜で固定ダイプレ
ート(2) を横方向に貫通させた給湯管(9) が接続され、
更に〔図1〕に示すように、この給湯管(9) の他端が固
定ダイプレート(2) の側方に配置した給湯装置(10)に接
続されており、その給湯装置(10)から溶湯(M) を圧送し
て、射出室(8) および金型キャビテイ(C) 内に給湯する
構成としている。また、固定金型(5) 内に形成した給湯
口(8a)の内面には、セラミック製のスリーブ(14)を装着
して、溶湯(M) の温度低下の抑制と、付着防止のための
濡れ性の改善とを図り、また、給湯管(9) の外周にはヒ
ータ内蔵の保温ジャケツト(15)を装着して、溶湯(M) 温
度の低下を防いでいる。
【0020】(11)は射出プランジャ装置であって、この
射出プランジャ装置(11)は、上端に取着した射出チップ
(12a) を射出室(8) 内に位置づけて摺動自由に配された
プランジャ(12)と、このプランジャ(12)を押圧上昇させ
るシリンダ(13)とを備えてなり、その中心軸線を射出室
(8) の中心線上に位置させて、射出室(8) の直下に配さ
れると共に、〔図2〕の (a)図および (b)図に示すよう
に、基端部のシリンダ(13)を、固定ダイプレート(2) の
張出部(2a)前面に直接に取り付けられている。また、そ
のシリンダ(13)への作動油給排管路(13a),(13b) は、固
定ダイプレート(2) の張出部(2a)内を通して側外方に連
通させており、この構成のもとで、当該射出プランジャ
装置(11)を固定ダイプレート(2) に支持させて、独立し
た支持機構を不要にすると共に、金型の下方に作動系の
配管やホース類を配置することを回避している。
【0021】また、この射出プランジャ装置(11)は、そ
の上部のプランジャ(12)回りのみを開口させたチャンバ
ー(16)によって、シリンダ(13)中間部から上を気密に覆
われている。一方、チャンバー(16)は、比較的薄肉な鋼
板で構成されたもので、固定ダイプレート(2) の張出部
(2a)前面に接して配設されると共に、この張出部(2a)内
を通して側外方に連通させた空気供給管路(16a) を介し
て、外部の圧縮空気供給源に接続されている。
【0022】上記構成の本実施例のダイカストマシンで
は、前記従来技術のように金型分割面間に設けた射出室
(8) 内に一定量の溶湯(M) を溜めた後、その溶湯(M) を
射出プランジャ装置(11)によって金型キャビティ(C) に
射出するのではなく、給湯装置(10)からの溶湯(M) を射
出室(8) を通して金型キャビティ(C) に直接に給湯し、
射出室(8) および金型キャビティ(C) 内に充満させた
後、その射出室(8) の溶湯(M) を射出プランジャ装置(1
1)のプランジャ(12)によって金型キャビティ(C)に向け
て押し込むことで、金型キャビティ(C) 内の溶湯(M) 圧
力を所定圧力まで高めて鋳造する。その鋳造手順を〔図
3〕により説明する。
【0023】本実施例のダイカストマシンでは、まず、
〔図2〕の (a)図に示したように、移動ダイプレート
(3) を押圧移動して移動金型(6) を固定金型(5) に高力
で押し付けて型締めし、これにより移動金型(6) と固定
金型(5) の分割面それぞれに形成されて分割状態とされ
ていた射出室(8) も一体化させる。このとき、射出プラ
ンジャ装置(10)のプランジャ(11)は、〔図3〕の (a)図
に示すように、上端の射出チップ(12a) 上端面が射出室
(8) の給湯口(8a)下端と略同高さとなる基準位置に位置
づけられている。
【0024】一方、射出室(8) の給湯口(8a)は、同 (a)
図に示すように、その開口上端から金型キャビティ(C)
下端までの距離hが、必要ビスケット厚さtと、金型キ
ャビティ(C) 内の溶湯圧力を所定圧力、つまり鋳造に必
要とされるメタル圧力まで高めるに必要な溶湯押込量か
ら算定されるプランジャ押込距離p(本例では20mm)と
を加算した距離となる高さ位置に開口させており、これ
によりプランジャ(12)の射出ストロークsは、給湯口径
dと押込距離pを加算した距離とされている。
【0025】次いで、この状態から、給湯装置(10)から
の溶湯(M) を、給湯管(9) および給湯口(8a)を介して射
出室(8) に圧送し、 (b)図に示すように、この射出室
(8) を通して金型キャビティ(C) に直接に給湯して、射
出室(8) および金型キャビティ(C) 内に充満させる。こ
のとき、溶湯(M) は、給湯装置(10)の加圧室で金型キャ
ビティ(C) 内の溶湯ヘッド圧よりも少し高い圧力を付加
されて圧送され、一方、金型キャビティ(C)内のガス
は、給湯された溶湯(M) に押され、金型の上部側分割面
間に設けられた従来公知のガス排出間隙またはガス排出
バルブを介して外部に排出される。
【0026】続いて、射出プランジャ装置(11)のシリン
ダ(13)を同期して作動させ、 (c)図に示すように、プラ
ンジャ(12)を上昇させて、上端の射出チップ(12a) によ
って射出室(8) 内の溶湯(M) を金型キャビティ(C) に向
けて押し込む。このとき、射出室(8) 内の余剰な溶湯
(M) は、傾斜路に形成された給湯口(8a)から給湯装置(1
0)側に押し戻され、また、上昇する射出チップ(12a)
が、その給湯口(8a)を閉塞した後は、つまり金型キャビ
ティ(C) と射出室(8) 内に溶湯(M)が封入された後は、
小さな押込距離pで金型キャビティ(C) 内にプランジャ
(12)の押圧力に対応するメタル圧力が立ち、これにより
金型キャビティ(C) 内の溶湯(M) を所定圧力まで高め、
その加圧状態を維持しながら溶湯(M) を凝固させる。
【0027】そして、金型キャビティ(C) 内の溶湯(M)
が凝固すると、 (d)図に示すように、空気供給管路(16
a) を介してチャンバー(16)内に圧縮空気を送給して内
圧を高めると共に、その一部を射出プランジャ装置(11)
のプランジャ(12)回りから噴出させながら、このプラン
ジャ(12)を下降させる共に、移動金型(6) を開放して下
端部にビスケットPB を付けた鋳造品PA を取り出す。
また、このとき、給湯装置(10)の加圧室は大気圧まで減
圧され、これにより溶湯(M) は、傾斜管路とされた給湯
管(9) 内まで引き戻されている。次いで、上方ないしは
側方から開放された金型間に移動してくる噴射ノズルに
よって、金型キャビティ(C) と射出室(8) の内面に離型
剤を噴射塗布し、また必要に応じて冷却水を噴射した後
に、次の射出サイクルに移る。また、次の形締めが開始
される時まで、チャンバー(16)内への圧縮空気の送給を
継続し、これにより上方の金型分割面から落下する離型
剤や冷却水およびバリ等が、チャンバー(16)内に入り、
その内部の射出プランジャ装置(11)の作動部や付属する
制御系機器を汚染・損傷することを防止する。
【0028】このように本実施例のダイカストマシンで
は、給湯装置からの溶湯を、金型の分割面間に形成した
射出室を通して金型キャビティ内に給湯し、射出室およ
び金型キャビティ内に充満させた後、射出プランジャ装
置のプランジャを射出室内で上昇させて、この射出室の
給湯口を閉塞すると共に、封入された溶湯を金型キャビ
ティ内に向けて押し込んで鋳造に必要なメタル圧力を与
えることができる。また、射出室内の余剰の溶湯は給湯
口から給湯装置側に押し戻され、プランジャによる給湯
口の閉塞時点で金型キャビティおよび射出室内に封入さ
れる溶湯は常に一定量となるので、前記従来装置のよう
な高度な給湯量制御は不要になる。また、溶湯が金型キ
ャビティおよび射出室内に充満・封入されていると、比
較的小さな押込量で金型キャビティ内にメタル圧力が立
つので、必要な押込距離は極小さくなり、これによりプ
ランジャのストロークを「給湯口径d+数mmの押込距離
p」までと、従来技術のものに比べて格段に短くするこ
とができる。
【0029】そして、射出ストロークを短くすること
で、射出室の容積が小さくなり、一方、給湯口と給湯管
は、固定金型と固定ダイプレートを横方向に貫通させ、
これにより給湯装置から金型キャビティへの流路長を最
短にしているので、給湯時間を短縮して、給湯から射出
完了までのサイクルタイムを短縮すると共に、溶湯温度
の低下をより小さく抑えて、製品の品質を安定させるこ
とができた。また、射出ストロークの短縮により、射出
プランジャ装置自体も短くすることができ、また、この
射出プランジャ装置は、固定ダイプレート下端部の張出
部に取り付けて支持させるたので、前記従来技術のよう
に、独立の支持機構に保持させたり、金型に懸架支持さ
せたりすることなく、容易かつ確実に保持することがで
き、これにより設置のためのピットも不要にすることが
できた。また、射出プランジャ装置への作動油給排管路
を張出部内を通して設けたので、金型の下方より配管や
ホース類を無くすることができ、更に、プランジャ装置
をチャンバーで覆うと共に、このチャンバー内に圧縮空
気を導入してその一部をプランジャ回りから噴出させる
ので、上方の金型分割面から落下する離型剤や冷却水お
よびバリ等が、当該射出プランジャ装置の作動部や付属
する制御系機器に達して汚染・損傷することを確実に防
止でき、よって連続的な鋳造をより安定して継続するこ
とができる。
【0030】なお、上記実施例では、製品本体にビスケ
ットを付けた鋳造品を対象としたが、このビスケット
は、鋳造後のハンドリングや機械加工時の把持部として
付される余肉部であって、その厚さ変動に許容範囲が認
められることが多く、また対象品によっては不要とされ
ることがある。従って、ビスケット厚さに許容範囲があ
る場合には、その許容範囲内を押込距離pの内数として
射出室の長さを短くすることができ、また不要の場合に
は、その分だけ射出室の長さを短できる。しかし、ビス
ケットの有無および厚さは、射出室における給湯口の開
口高さ位置を規制するものの、射出ストロークsには影
響を及ぼすものではない。また、上記実施例では、押込
距離pを20mmとして射出ストロークsを設定したが、こ
れは給湯時における金型キャビティ内の残留ガスを考慮
して設定した例であって、金型キャビティ内に溶湯が確
実に充満している場合には、数mmの押込距離pでメタル
圧力が立つので、その押込距離pは、対象品に対応する
金型キャビティの形状およびガス排出機能を考慮して最
短に設定することが推奨される。
【0031】また、本発明は、上記実施例の構成に限定
されるものではなく、金型分割面間に形成した射出室を
金型キャビティへの溶湯の給湯路兼加圧室として射出ス
トロークを短縮する本発明の要旨を逸脱しない限り、そ
の型締装置および給湯装置それぞれは、上記実施以外の
構成のものを適用されて良いことは言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明に係る横型
締・縦射出ダイカストマシンでは、射出プランジャ装置
の射出ストロークを短くし、よって給湯から射出完了ま
でのサイクルタイムを短縮できると共に、溶湯温度の低
下を防止して製品の品質を安定させることができ、更に
は、射出プランジャ装置用のピットを不要とし、かつ金
型表面に残留したバリ、塗布する離型剤および冷却水等
の落下による射出プランジャ装置の作動部や配管系等の
汚染・損傷を確実に回避でき、よって連続的な鋳造を安
定して継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の横型締・縦射出ダイカストマシンの1
実施例の概要構成を示す一部破断正面図である。
【図2】〔図1〕の要部断面図であって、 (a)図は要部
の正断面図、 (b)図は (a)図のA−A断面図である。
【図3】本発明の横型締・縦射出ダイカストマシンに関
わる鋳造手順の説明図である。
【図4】従来の横型締・縦射出ダイカストマシンの概要
構成を示す図面である。
【図5】従来の別の横型締・縦射出ダイカストマシンの
概要構成を示す図面である。
【符号の説明】
(1) --型締装置 (2) --固定ダイ
プレート (2a)--張出部 (3) --移動ダイ
プレート (4) --タイバー (5) --固定金型 (6) --移動金型 (7) --油圧シリ
ンダ (8) --射出室 (8a)--給湯口 (9) --給湯管 (10)--給湯装置 (11)--射出プランジャ装置 (12)--プランジ
ャ (12a)--射出チップ (13)--シリン
ダ (13a)--作動油給排管路 (13b)--作動油
給排管路 (14)--スリーブ (15)--保温ジャ
ケツト (16)--チャンバー (16a)--空気供給
管路 (C) --金型キャビティ (M) --溶湯、 d -- 給湯口径 h -- 給湯口開
口距離 p -- プランジャ押込距離 s -- 射出スト
ローク t -- 必要ビスケット厚さ PA --鋳造品 PB --ビスケット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定金型を取り付けた固定ダイプレート
    に対して移動金型を取り付けた移動ダイプレートを移動
    して金型を横方向に型締めし、金型の分割面より溶湯を
    金型キャビティに向けて縦方向に射出する構成とした横
    型締・縦射出ダイカストマシンにおいて、横方向に型締
    めされる固定金型と移動金型の分割面間にシリンダ状に
    形成され、上端を金型キャビテイに連通させると共に、
    固定金型側の側面に該固定金型を横方向に貫通する給湯
    口を設けた射出室と、固定ダイプレートを横方向に貫通
    させた給湯管を介して前記射出室の給湯口に接続され、
    該射出室および金型キャビテイ内に溶湯を給湯する給湯
    装置と、前記射出室の下方に配設され、該射出室内の溶
    湯を上方の金型キャビティ内に向けて押し込むプランジ
    ャを上部に有する射出プランジャ装置とを備えてなるこ
    とを特徴とする横型締・縦射出ダイカストマシン。
  2. 【請求項2】 前記射出室の給湯口を、外端側が下位と
    なる傾斜路に形成すると共に、該給湯口の射出室への開
    口位置を、その開口上端から金型キャビティ下端までの
    距離が必要ビスケット厚さと金型キャビティ内の溶湯圧
    力を所定圧力に高めるに必要な溶湯押込量から算定され
    る射出室内でのプランジャ押込距離とを加算した距離と
    なる高さ位置としている請求項1記載の横型締・縦射出
    ダイカストマシン。
  3. 【請求項3】 前記固定ダイプレート下端部の幅方向中
    央部を下方に向けて張り出し、該張出部の前面に前記射
    出プランジャ装置の本体部を取り付けて支持させると共
    に、この射出プランジャ装置への作動油給排管路を該固
    定ダイプレートの張出部内を通して設けている請求項1
    または2記載の横型締・縦射出ダイカストマシン。
  4. 【請求項4】 前記射出プランジャ装置を気密に覆い、
    かつ該射出プランジャ装置上部のプランジャ回りのみを
    開口させたチャンバーを、前記固定ダイプレートの張出
    部前面に接して配設すると共に、このチャンバー内に圧
    縮空気を送給する空気供給管路を該固定ダイプレートの
    張出部内を通して設けている請求項3記載の横型締・縦
    射出ダイカストマシン。
JP14020596A 1996-06-03 1996-06-03 横型締・縦射出ダイカストマシン Withdrawn JPH09323144A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102672135A (zh) * 2012-05-18 2012-09-19 苏州三基铸造装备股份有限公司 一种摆动挤压系统
CN103736958A (zh) * 2013-12-26 2014-04-23 苏州三基铸造装备股份有限公司 一种高真空压铸机

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CN102672135A (zh) * 2012-05-18 2012-09-19 苏州三基铸造装备股份有限公司 一种摆动挤压系统
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