JPH09323865A - 線材の巻取り装置 - Google Patents

線材の巻取り装置

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JPH09323865A
JPH09323865A JP14425596A JP14425596A JPH09323865A JP H09323865 A JPH09323865 A JP H09323865A JP 14425596 A JP14425596 A JP 14425596A JP 14425596 A JP14425596 A JP 14425596A JP H09323865 A JPH09323865 A JP H09323865A
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Tsutomu Odaguchi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、例えば伸縮コンベアにおける電気配線
の取り回しは、各段に設けた巻取りドラムにより伸縮時
の引出し・巻取りを行っていたが、これでは巻取りドラ
ムの径が大きくなって、伸縮コンベアが大型化する問題
があるので、本発明では、各段コンベアの十分なスライ
ド距離を確保しつつ、コンパクトに内蔵できる巻取り装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】 固定軸32に支持した固定滑車33〜3
9と、固定軸32に対して平行に移動する移動軸23に
支持した動滑車24〜29と、移動軸23を固定軸32
から離れる方向に付勢するための付勢手段31と、固定
滑車33〜39と動滑車24〜29を経て掛け渡された
線材Cとを備え、移動軸23が付勢手段31に抗して固
定軸32に接近する方向に移動して線材Cが引き出さ
れ、移動軸23が付勢手段31により固定軸32から離
れる方向に移動して線材Cが巻き取られる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば複数段に
伸縮する伸縮コンベア等に取り回される電気配線等を巻
取るための装置として好適な線材の巻取り装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、大型トラックへの多数の荷物の積
み込み作業または積み下ろし作業の迅速化あるいは省力
化を図るため、例えば図7に示すような積み込み装置5
0が提供されている(例えば、特開平6−92470号
公報)。この積み込み装置50は、複数段(図では5
段)に伸縮する伸縮コンベア51の先端に積み込み作業
用の作業台車52を装備したもので、伸縮コンベア51
を伸長させて作業台車52をトラック荷台内に進入さ
せ、伸縮コンベア51を経て荷物を順次荷台奥部(図示
左方)へ搬入し、これを作業台車52に搭載したロボッ
トによりあるいは作業台車52に搭乗した作業者の手作
業により順次荷台に積み込み、あるいは逆に積み下ろす
ことにより、この種の積み込み作業あるいは積み下ろし
作業を無人または一人の作業者により迅速に行うことが
できた。
【0003】このような積み込み装置50の伸縮コンベ
ア51にあっては、伸縮コンベア51の第1段〜第5段
コンベア51a〜51eの搬送ローラーが、モーター内
蔵によりそれぞれ積極回転する駆動ローラータイプであ
る場合には、各段コンベア51a〜51eの搬送ローラ
ーに対してコンベア駆動用の電源を供給する必要があ
り、このため隣接する各段コンベア51a〜51d間に
電気配線53を掛け渡し状に取り回す必要がある。とこ
ろが、この伸縮コンベア51は、その機能上各段コンベ
ア51a〜51eがそれぞれ比較的大きな距離を移動す
るものであるので、各段コンベア間における電気配線5
3の処理が問題となる。
【0004】この点、例えば図7(A)に示すように各
段コンベア51a〜51d間を単に掛け渡し状に配線処
理をした場合には、図7(B)に示すように収縮時にお
いて各段コンベア51a〜51d間で電気配線53が垂
れ下がってしまい、この垂れ下がった部分が床Fに擦れ
ることによりその摩耗が激しく、その結果当該積み込み
装置50の耐久性を損なうという問題がある。このた
め、従来は、例えば図7(C)に示すように各段コンベ
ア51a〜51dの後部に巻取りドラム54を設け、収
縮時には各段コンベア51a〜51d間の電気配線53
をそれぞれの巻取りドラム54〜54に巻取ることによ
り、上記のような収縮時における電気配線53の垂れ下
がりを生じない構成としていた。
【0005】なお、先端の第5段コンベア51eは作業
台車52から電源供給を受けることができるので、伸縮
動作を考慮した電気配線の取り回しをする必要がなく、
従って第5段コンベア51eについて電気配線の垂れ下
がりが問題となることはない。作業台車52に対する電
源供給は、コンベア駆動電源よりも大電力を必要とする
ので、通常コンベア駆動用とは別に電源供給がなされ、
その電気配線は搭載した巻取りドラムにより巻き取られ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来伸縮
時における各段コンベア51a〜51d間の電気配線5
3の処理をするために巻き取りドラム54〜54を用い
ていたが、このドラム54に巻取る構成とした場合に
は、各段コンベア51a〜51dの移動距離に応じた一
定長さの電気配線53を巻取るために各段51a〜51
dのドラム54〜54を一定径以上に設定する必要があ
り、その結果ドラム54を略平板形状をなす各段コンベ
ア51a〜51dにコンパクトに収納することができ
ず、このため伸縮コンベア51の大型化を招く問題があ
った。
【0007】本発明はかかる従来の問題に鑑みなされた
もので、伸縮コンベア等を大型化することなく、その十
分な伸縮距離を得ることのできる電気配線等の線材の巻
取り装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の線材の巻取り装置は、固定軸に支持した固定滑車と、
前記固定軸に対して平行に移動する移動軸に支持した動
滑車と、前記移動軸を前記固定軸から離れる方向に付勢
するための付勢手段と、前記固定滑車と前記動滑車を経
て掛け渡された線材とを備え、前記移動軸が前記付勢手
段に抗して前記固定軸に接近する方向に移動して前記線
材が引き出され、前記移動軸が前記付勢手段により前記
固定軸から離れる方向に移動して前記線材が巻き取られ
る構成としたことを特徴とする。
【0009】この巻取り装置によれば、動滑車の数に応
じて移動軸の移動距離の数倍の長さだけ線材を引出すこ
とができ、また巻取ることができる。例えば、動滑車を
6個移動軸に支持し、従って固定滑車を5個固定軸に支
持した場合には、移動軸が付勢力に抗して固定軸に接近
する方向に距離Lだけ移動すると、線材は長さ12Lだ
け引き出される。逆に、移動軸が距離Lだけ付勢力に固
定軸から離れる方向に移動すると、線材は長さ12Lだ
け巻き取られる。
【0010】このように、動滑車を利用した巻取り装置
とすることにより動滑車の移動距離の数倍の長さだけ線
材を引出し可能かつ巻き取り可能であるので、この巻取
り装置を例えば複数段に伸縮可能な伸縮コンベアに取付
け、この巻取り装置を経て電気配線をその後部から先端
部にまで取り回しつつ、伸縮コンベアの各段に電源を供
給する構成とすれば、固定滑車および動滑車の径を大き
くすることなく線材の引出し長さあるいは巻取り長さを
大きくすることができ、従って当該巻取り装置を略平板
形状をなす各段のコンベアにコンパクトに収納しておく
ことができ、ひいては当該伸縮コンベアの小型化を図る
ことができる。
【0011】また、動滑車を経て線材が引き出されるの
で、線材を引出すために要する力は、移動軸の付勢力の
数分の一の力で足りる。例えば、上記のように6個の動
滑車を経て線材が引き出される構成の場合には、移動軸
の付勢力が12Wであれば、線材を引出すために必要な
力はWで足り、小さな力で線材を引出すことができる。
【0012】請求項2記載の線材の巻取り装置は、請求
項1記載の巻取り装置であって、付勢手段には、変位量
に関係なく付勢力が一定に保持される定荷重ばねを用い
たことを特徴とする。
【0013】この巻取り装置によれば、引出し量に関係
なく常時一定の力で線材を引出すことができるのでその
操作性が向上する。このことから、例えば上記のように
当該巻取り装置を伸縮コンベアに適用し、各段の伸長動
作に伴って線材が引き出されていく構成とした場合に、
当該線材の引出し力は各段の伸長動作の抵抗となって作
用するのであるが、この抵抗が各段の伸長距離に関係な
く常時一定であり、かつ上記したように動滑車の個数に
応じて縮小されるので、当該伸縮コンベアの伸縮動作、
特に伸長動作がスムーズになされ、この点でもその操作
性および使い勝手が向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図1〜
図6に基づいて説明する。本実施形態では、伸縮コンベ
アの電気配線を巻取るための巻取り装置として適用した
場合を例示して説明する。図1には、5段に伸縮可能な
伸縮コンベア10とその先端に連結された作業台車2を
主体とする積み込み装置1の全体が示されている。
【0015】作業台車2については特に変更を要しない
ので詳述はしないが、この作業台車2は自走可能であ
り、図示左方へ前進することによりその後端に連結され
た伸縮コンベア10が伸長し、図示右方へ後退すること
により伸縮コンベア10が縮小する。作業台車2がトラ
ック荷台3の奥部に進入して伸縮コンベア10が伸長さ
れ、この伸縮コンベア10を経て荷台3内に搬入される
荷物を順次この作業台車2に搭載した積み込みロボット
(図示省略)により荷台3に積み込み、あるいはこの作
業台車2に搭乗した作業者(図示省略)が手作業により
荷物を荷台3に積み込む。
【0016】また、この作業台車2には、以下説明する
コンベア駆動用の電気配線Cとは別の電気配線により電
源供給がなされ、その電気配線は搭載した巻取りドラム
2aにより巻き取られる。この点については特に変更を
要しない。なお、当該積み込み装置1は、トラック荷台
3内から退出した状態において、リフト装置4により昇
降可能となっており、トラック荷台3の床面高さに合わ
せてその高さ方向の位置を調整できる。
【0017】さて、5段に伸縮可能な伸縮コンベア10
の詳細が図2および図3に示されている。図示するよう
にこの伸縮コンベア10の第1段〜第5段コンベア11
〜15はそれぞれ略平板形状をなし、収縮させると第1
段コンベア11の下側に第2段コンベア12が入り込
み、第2段コンベア12の下側に第3段コンベア13が
入り込み、第3段コンベア13の下側に第4段コンベア
14が入り込み、第4段コンベア14の下側に第5段コ
ンベア15が入り込む。逆に、伸長させると第5段コン
ベア15が最も先端側にまで移動する一方(図1参
照)、第1段コンベア11は架台16に固定されている
ため伸縮時には移動しない。第2段〜第4段コンベア1
2〜14の先端には車輪付きの脚柱12a〜14aが取
付けられているので、伸縮方向にスムーズに移動でき
る。
【0018】また、第5段コンベア15の先端には作業
台車2が連結されており、この第5段コンベア15と作
業台車2は相対的に伸縮する関係にないので、この第5
段コンベア15についてのみこの作業台車2からコンベ
ア駆動用の電源の供給を受けている。このため、第4段
コンベア14と第5段コンベア15との間には電気配線
が取り回されていない。
【0019】本実施形態の伸縮コンベア10において
は、第1段コンベア11と第2段コンベア12との間、
第2段コンベア12と第3段コンベア13との間、第3
段コンベア13と第4段コンベア14との間の合計3箇
所においてコンベア駆動用の電気配線Cが掛け渡し状に
取り回されており、この相対的に伸縮する関係にあるコ
ンベア間における電気配線Cの掛け渡し部分を巻取るた
めに、以下説明する巻取り装置20が第2段〜第4段コ
ンベア12〜14の後部に配置されている。
【0020】なお、各段のコンベア11〜15の搬送機
能のための構成としてはほぼ同様の構成となっているの
で、第1段コンベア11について簡単に説明すると、図
3に示すように相互に平行なフレーム11a,11a間
に多数の搬送ローラー11b〜11bがそれぞれ回転可
能かつ相互に平行に支持されている。搬送ローラー11
b〜11bは、1本のモータ内蔵タイプの駆動ローラー
11bbと2本の従動ローラー11b,11bとの組み
合わが多数組配列されて構成されている。駆動ローラー
11bbと両側の従動ローラー11b,11bとの間に
はそれぞれ伝達ベルト11cが掛け渡されており、駆動
ローラー11bbが回転すれば両側の従動ローラー11
b,11bもそれぞれ同じ方向に回転する。
【0021】各駆動ローラー11bb〜11bbは、そ
の一端側に引き出された引出し線11dを経て電源が供
給されることにより搬送方向へ一定速度で回転する。各
駆動ローラー11bb〜11bbの引出し線11d〜1
1dは電気配線Cに対して並列に接続されている。
【0022】また、各段11〜15の伸縮動作のための
支持構造についても特に変更を要するものではないので
詳述しないが、一方にガイドレールを設け、他方にホイ
ールを設けて、このホイールをガイドレール上を転動さ
せることにより、それぞれ伸縮方向にスムーズにスライ
ドできるようになっている。
【0023】さて、第2段〜第4段コンベア12〜14
に設けた巻取り装置20〜20はそれぞ同様の構成であ
るので、以下第3段コンベア13の巻取り装置20につ
いて説明する。この巻取り装置20の詳細が図4〜図6
に示されている。
【0024】この第3段コンベア13のフレームには、
その後端部を構成する幅方向の枠柱13bと、この枠柱
13bと一定の間隔をおいて平行に掛け渡された同じく
幅方向の中間柱13cが設けられている。この枠柱13
bと中間柱13cとの間には、断面コ字状のガイドレー
ル21,21がその開口側を対向させて相互に平行かつ
当該コンベア13の長手方向(図示左右方向、すなわち
コンベア13の伸縮方向)に沿って取付けられている。
【0025】両ガイドレール21,21の間には移動枠
体22がコンベア13の長手方向に沿って移動可能に配
置されている。この移動枠体22は両側部に2個の車輪
22a,22aを備えており、この車輪22a〜22a
は上記両ガイドレール21,21にそれぞれ転動可能に
挿入されている。移動枠体22は、この車輪22a〜2
2aを介してガイドレール21,21に沿って移動可能
となっている。この移動枠体22には、幅方向に沿って
設けられた移動軸23を介して6個の滑車24〜29が
それぞれ軸受24a〜29aを介して回転可能かつカラ
ー23a〜23aを介して軸方向移動不能に支持されて
いる。
【0026】移動枠体22の図示左端部には、上記移動
軸23と平行に軸30が設けられており、この軸30に
は2個のゼンマイばね31,31が取付けられている。
両ゼンマイばね31,31の外周側端部31a,31a
は、それぞれ中間柱13cの上面に固定されている。一
方、図示は省略したがこのゼンマイばね31,31の内
周側端部は軸24に固定されている。
【0027】このゼンマイばね31,31には、外周側
端部31aの引出し長さに関係なく、その付勢力(巻き
戻ろうとする復元力)が常時一定に保持される性質を有
するものが用いられている。
【0028】このため、移動枠体22は、両ゼンマイば
ね31,31の付勢力に抗して図示右方へ移動するので
あり、このときの付勢力すなわち移動抵抗は移動枠体2
2の移動距離に関係なく常時一定に保持され、従って常
時同じ力で移動枠体22を移動させることができる。
【0029】次に、枠柱13bの内面にはブラケット3
2a,32aを介して固定軸32が、上記移動軸23と
平行に支持されており、この固定軸32には5個の滑車
33〜37が上記6個の滑車24〜29に対向してそれ
ぞれ回転可能かつ軸方向移動不能に支持されている。こ
の枠柱13b側の5個の滑車33〜37に対して、上記
移動枠体22側の6個の滑車24〜29は、移動枠体2
2の移動により接近または離間し、従って滑車24〜2
9は滑車33〜37に対して動滑車機構を構成する。以
下、移動枠体22側の6個の滑車24〜29を動滑車と
いい、枠柱13b側の5個の滑車33〜37を固定滑車
という。
【0030】コンベア駆動用の電源を供給するための電
気配線Cは、この固定滑車33〜37と動滑車24〜2
9を交互に掛け渡されている。すなわち、第2段コンベ
ア12から引き出された電気配線Cは、先ず動滑車24
を経て固定滑車33に引き掛けられ、以下、動滑車25
→固定滑車34→動滑車26→固定滑車35→動滑車2
7→固定滑車36→動滑車28→固定滑車37→動滑車
29の順序で引き掛けられている。
【0031】動滑車29に引き掛けられた電気配線C
は、固定滑車37の側方まで取り回され、この固定滑車
37の側方にブラケット38aを介して取付けられた電
線保持具38により移動不能に保持されている。然る
後、電気配線Cは枠柱13bに沿って取り回されて一端
側のフレーム13dに至っている。なお、このフレーム
13dは、前記第1段コンベア11のフレーム11aに
相当する。
【0032】フレーム13d側に取り回された電気配線
Cは、そのまま同フレーム13dに沿って先端側にまで
至っている。電気配線Cは、その途中の適数箇所で分岐
されてそれぞれ各駆動ローラーの引出し線(第1段コン
ベア11における駆動ローラー11bbの引出し線11
dに相当する)に接続されており、これにより各駆動ロ
ーラーに対してコンベア駆動用の電源が供給される。
【0033】また、電気配線Cは、フレーム13dに至
る手前においても分岐されており、分岐された電気配線
Cは固定滑車33の側方にブラケット39aを介して取
付けた電線保持具39により移動不能に保持され、然る
後この電気配線Cは第4段コンベア14に向けて引き出
されている。
【0034】このように構成された巻取り装置20が第
2段〜第4段コンベア12〜14の後部に配置されてい
る。電気配線Cは、第1段コンベア11の後部に移動不
能に保持されて第2段コンベア12に向けて引き出さ
れ、以下第2段コンベア12の巻取り装置20、第3段
コンベア13の巻取り装置20、第4段コンベア14の
巻取り装置20の順に取り回され、各巻取り装置20で
は上記と同様に取り回されている。
【0035】以上のように構成された巻取り装置20に
よれば、作業台車2の前進により伸縮コンベア10が伸
長する段階において、第3段コンベア13が第2段コン
ベア12に対して前方へスライドする。ここで、第2段
コンベア12において電気配線Cは、電線保持具39に
より移動不能に保持されているので、この第2段コンベ
ア12に対して第3段コンベア13が前方へスライドす
るためには、第3段コンベア13の巻取り装置20から
電気配線Cが引き出される必要がある。
【0036】この点、第3段コンベア13が第2段コン
ベア12に対して前方へスライドすると、第2段コンベ
ア12から引き出された電気配線Cの突っ張り力によ
り、第3段コンベア13の巻取り装置20の移動枠体2
2がゼンマイばね31,31の付勢力に抗して図示右方
へ後退し、これにより動滑車24〜29が固定滑車33
〜37に接近する方向に平行移動する。
【0037】動滑車24〜29が固定滑車33〜37に
接近するので、その接近距離に見合うだけの長さの電気
配線Cがこの巻取り装置20から引き出される。ここ
で、移動枠体22が距離Lだけ後退すると、電気配線C
は6個の動滑車24〜29を有する動滑車機構の性質か
ら長さ12Lだけ引き出される。これによれば、移動枠
体22は、第3段コンベア13に必要な全スライド距離
の1/12の距離だけ移動すれば足りる。
【0038】このことから、動滑車24〜29および固
定滑車33〜37を、従来1個のドラムにより巻取る場
合のように巻取り量に応じた大きな径で形成する必要は
なく、従って、第2段〜第4段コンベア12〜14の十
分なスライド距離を確保しつつ、そのの厚さ寸法を大き
くすることなく当該巻取り装置20を内蔵することがで
きる。
【0039】また、上記のように6個の動滑車24〜2
9により電気配線Cの引出し長さは12倍に増幅される
のであるが、引出し時に電気配線Cに付加される突っ張
り力は、逆に両ゼンマイばね31,31による付勢力の
1/12の大きさに縮小される。このことから、通常用
いられる程度の引張り強度を有する電気配線Cをそのま
ま用いることができ、また両ゼンマイばね31,31の
付勢力によるスライド抵抗が、各段12〜14のスムー
ズなスライド動作の障害となることはない。
【0040】さらに、伸長状態における各段のコンベア
11〜14間において、電気配線Cはそれぞれ巻取り装
置20のゼンマイばね31,31により適度な力で引っ
張られるので常時弛みのない状態で掛け渡され、これに
より他部位への引っ掛かりが防止できる。
【0041】また、両ゼンマイばね31,31には、引
出し長さに関係なくその復元力が一定に保持される性質
のものが用いられているので、そのスライド抵抗はスラ
イド距離に関係なく保持され、この点でも第1段〜第5
段コンベア11〜15のスムーズなスライド動作を得る
ことができる。
【0042】次に、本実施形態では動滑車を6個、固定
滑車を5個用いる構成で例示したが、必要に応じてその
個数は変更することができる。変更することにより、巻
取り長さを任意に設定でき、また電気配線Cに付加され
る引張り力を調整することができる。個数が多いほど、
移動枠体22の移動距離に対する電気配線Cの引出し量
の増幅率は大きくなり、電気配線Cに付加される引張り
力は小さくなる。
【0043】また、例示した実施形態では、第5段コン
ベア15については作業台車2から電源供給を受ける構
成を例示したが、この第5段コンベア15の後部に同様
の巻取り装置20を配置して、第4段コンベア14と第
5段コンベア15との間の電気配線Cについても当該巻
取り装置20により巻取る構成としてもよいことは言う
までもない。
【0044】さらに、ゼンマイばね31,31を、通常
の引張りばねあるいはダンパー等に置き換えて実施する
ことも可能で、要は動滑車24〜29を固定滑車33〜
37から離れる方向に付勢するものであればよい。
【0045】最後に、本実施形態では伸縮コンベア10
に適用した場合を例示したが、その他種々機器であって
電気配線あるいはケーブル、ワイヤ、チューブ、紐等そ
の他の線材を巻取る必要のある部位に広く適用すること
ができる。従って、相対的に移動する部材間に適用する
場合の他、単に引出しあるいは巻取るだけの機器、例え
ば巻き尺等に適用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】積み込み装置の全体側面図である。
【図2】伸縮コンベアの収縮時における側面図である。
【図3】同じく収縮時における伸縮コンベアの平面図で
ある。
【図4】本発明の実施形態を示す図であり、第3段コン
ベアの巻取り装置の平面図である。
【図5】第3段コンベアの巻取り装置の側面図である。
【図6】図4のA−A線断面矢視図であり、移動枠体の
縦断面図である。
【図7】伸縮コンベアにおける従来の配線取り回し方法
を示す図であり、(A)は各段コンベアに単に掛け渡し
た場合における伸縮コンベアの伸長状態を示す側面図、
(B)はこれを収縮させたときの側面図、(C)は巻取
りドラムにより巻取る構成とした場合における伸縮コン
ベアの伸長状態を示す側面図である。
【符号の説明】
10…伸縮コンベア 11〜15…第1段〜第5段コンベア 20…巻取り装置 21…ガイドレール、22…移動枠体 23…移動軸、24〜29…動滑車 31…ゼンマイばね 32…固定軸、33〜37…固定滑車 C…電気配線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定軸に支持した固定滑車と、前記固定
    軸に対して平行に移動する移動軸に支持した動滑車と、
    前記移動軸を前記固定軸から離れる方向に付勢するため
    の付勢手段と、前記固定滑車と前記動滑車を経て掛け渡
    された線材とを備え、前記移動軸が前記付勢手段に抗し
    て前記固定軸に接近する方向に移動して前記線材が引き
    出され、前記移動軸が前記付勢手段により前記固定軸か
    ら離れる方向に移動して前記線材が巻き取られる構成と
    したことを特徴とする線材の巻取り装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の巻取り装置であって、付
    勢手段には、変位量に関係なく付勢力が一定に保持され
    る定荷重ばねを用いたことを特徴とする線材の巻取り装
    置。
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CN102060212A (zh) * 2010-11-16 2011-05-18 正裕电器配件(昆山)有限公司 一种张力调整装置
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