JPH09324428A - 土嚢袋 - Google Patents

土嚢袋

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JPH09324428A
JPH09324428A JP16246896A JP16246896A JPH09324428A JP H09324428 A JPH09324428 A JP H09324428A JP 16246896 A JP16246896 A JP 16246896A JP 16246896 A JP16246896 A JP 16246896A JP H09324428 A JPH09324428 A JP H09324428A
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bag
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Noboru Kaihatsu
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Nisshinbo Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 土木、建設工事の現場の盛土部等の傾斜面に
付設する土嚢用の袋体において、土嚢状にして付設する
際には十分な強度を持たせ、傾斜面の緑化の際には袋体
が土中で自然分解することで緑化を容易にし、自然環境
保護に優れ、かつ安価な土嚢袋を提供する。 【解決手段】 綿、麻等の天然繊維、レーヨン等の再生
繊維、自然分解性の合成繊維等の自然分解可能な繊維か
らなる不織布を袋体にした土嚢袋とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】土木、建設工事現場等におい
て、盛土により形成された傾斜面等の土砂の流出防止等
の保護を行うと同時に傾斜面等の緑化基盤となる土嚢袋
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、土木、建設工事現場等に使用され
る土嚢袋としては、天然繊維、或は合成繊維等を織った
織物を袋状にした土嚢袋が使用される。天然繊維として
は麻等、合成繊維としては、ナイロン、ポリプロピレン
等が素材として使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、土
木、建設工事においては、自然環境の破壊が問題になっ
ており、工事の完成と共に、表面を緑化して自然環境の
保護、美化が強く要求されている。
【0004】しかし、従来の素材でできた土嚢袋は織物
であるので、綿、麻等の自然分解性の素材を用いていて
も、繊維が撚糸された状態であるため、土中で自然分解
するのに時間を要し、そのため緑化の際に植物が根を成
長させる際の妨げとなっていた。合成繊維の素材のもの
は、自然分解することがないので、緑化が困難であると
共に土中に袋体が異物として残り好ましくなかった。
【0005】そのため本発明では、十分な強度もたせる
ことで土嚢としての形態を保ち、傾斜面の緑化の際には
袋体が土中で自然分解することで緑化を容易にし、自然
環境保護に優れ、かつ安価な土壌袋を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、適度な目
付を有する自然分解性の繊維からなる不織布が本発明の
目的に適することを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0007】本発明では、自然分解可能な繊維からなる
不織布シートの袋体からなる土嚢袋とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の土嚢袋の一例を図1に示
す。本発明の土嚢袋1は、自然分解可能な繊維からなる
不織布により製造される。土嚢袋1は、不織布シートを
ロール状として該シートの端部を縫合、接着等で接合
し、該ロールの一方側端部3を縫合、接着等で接合した
袋体2とする。該袋体2の開口端4は、端部を折り返し
て先端部を接合し貫通穴を設け、該貫通穴に紐5を通す
等をして、土嚢として使用する際に開口端4を閉じられ
るようにする。
【0009】本発明の土嚢袋1に使用する不織布には、
綿、麻等の天然繊維、レーヨン等の再生繊維、自然分解
性の合成繊維等の自然分解可能な繊維が使用される。こ
れらの中では綿がコスト、及び強度等から好適である。
【0010】不織布の製造方法としては、交絡法(水流
交絡法又は空気交絡法)、ニードルパンチ法、ケミカル
ボンド法等が使用できるが、この中でも不織布を構成す
る繊維を上下左右に絡み合わせる交絡法により製造され
る不織布が、バインダーを必要とせず、柔軟で、かつ乾
燥時、湿潤時の引張強さ等が経緯方向共に優れているの
で好適である。
【0011】また、本発明の土嚢袋1は、土嚢としての
形態を維持できるように充分な強度が必要とされる。こ
のため本発明では、袋体を形成する不織布の目付を30
g/m2以上、好ましくは40g/m2以上とするのが
よい。
【0012】更に、本発明の土嚢袋1に使用する不織布
は、前述の自然分解可能な繊維のみで製造されることが
好ましいが、袋体2の強度アップのため、及び使用環境
や土嚢袋の内部に入れる土の成分により不織布の自然分
解速度が異なり、場合によっては緑化より早く不織布が
自然分解するので、不織布の自然分解速度を調整するた
めに本発明の目的を損なわない範囲で、ポリエステル、
ポリプロピレン等の耐腐敗性合成繊維の短繊維を混合し
てもよい。耐腐敗性合成繊維の短繊維の混合量は不織布
全重量の50重量%以下とする。50重量%以下であれ
ば、使用時に不織布全体としては分解し本発明の目的を
達成することができる。
【0013】このような不織布からなる土嚢袋1を土嚢
として使用した場合、通気性及び通水性に優れるので、
外部から雨等により適度な水分を袋体2内部の土に浸透
させることができる。さらに激しい降雨時には袋体2内
部の土が流出することを防ぎ水分のみを外部に排出す
る。また乾燥時は袋体2により袋体2内部の水分の蒸散
を制限する。このため緑化の際は、緑化基盤を固めると
同時に袋体2内部の土は常に適度な水分を含み緑化基盤
として適したものとなる。
【0014】更に、本発明では袋体2を補強し耐重量性
をよくするために、袋体2の外側に補強ネット6を取付
けてもよい。図2は補強ネットを取付けた本発明の土嚢
袋の一例である。補強ネット6の取付け方法は、縫い付
ける又は接着により貼付ける等の何れでもよい。補強ネ
ット6の素材は、綿、麻等の天然繊維、レーヨン等の再
生繊維、ポリプロピレン等の合成繊維が使用できるが、
自然分解性の繊維が緑化後に自然分解するので好まし
い。
【0015】補強ネット6の網目のサイズは、補強の点
や、袋体の自然分解速度より植物の根の成長速度が早い
場合には根の成長を妨げないように10mm角〜100
mm角程度の網目とする。中でも20mm角〜40mm
角程度の網目のものが植物の根の成長を妨げずに十分な
補強を行えるので最適である。
【0016】また、前述の補強ネット6を不織布の製造
時に不織布の内部に内包してもよい。この様にすれば、
後で補強ネット6を取付けるための工程をなくすことが
出来ると共に、不織布に十分な強度をもたすことが出来
るので、本発明の用途に好適である。補強ネット6を不
織布に内包する方法は特に限定しないが、ネットの周囲
を不織布を構成する繊維が上下左右に絡み合っている交
絡法により製造されたものであれば、ネットの織り込み
が容易であると共に十分な強度が得られるので好まし
い。
【0017】以上の土嚢袋1のサイズは、一般に使用さ
れる土嚢のサイズの他、適宜小型サイズとしてもよい。
【0018】<工事現場の緑化>本発明の土嚢袋1は、
例えば緑化に適した扶養土等を詰込み土嚢として使用さ
れる。土嚢袋1は積み重ねて工事現場の傾斜面に配置さ
れ、軟鋼製金網等で押えられ、アンカーにより固定され
る。工事現場の緑化は土嚢袋を積み重ねて配置し固定し
た傾斜面の上に、扶養土を2cm〜10cmの厚みで被
せて所要とする植物の種子を播く。
【0019】本発明の土嚢袋1は、予め土嚢袋1の外側
に植物の種子8を付着させておくことが出来る。植物の
種子8を付着させる方法は、例えば土嚢袋1の袋体2と
なる不織布にバインダーを用いて種子8を接着する方
法、又はメッシュ状の袋体に種子8を入れた種子袋7を
取付ける方法等の公知の方法により付着させる。予め土
嚢袋1に植物の種子8を付着させておけば、後から種子
8を播く工程を省くことができると共に、植物を安定し
た状態で根付かせることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明は上述のようであるので、以下の
優れた効果を有する。 (1)土嚢を構成する袋体を自然分解性の繊維からなる
不織布で構成しているため、緑化の際に植物の根の成長
を妨げることなく、工事現場の傾斜面等において自然な
緑化が出来る。 (2)袋体を形成する不織布が交絡法により製造されて
いれば、少ない目付でも強度があるのでコストを安価に
することができる。 (3)不織布の目付を30g/m2以上とすれば、袋体
を土嚢とした際に破れ難くすることができ、土嚢袋とし
て十分な強度を持たせることができる。 (4)自然分解性の繊維と耐腐敗性の合成繊維を混合し
た不織布であれば、袋体の耐腐敗性を向上させ、自然分
解速度を調整することが出来る。 (5)袋体を構成する不織布に補強ネットを取付けた場
合は、耐重量性がよく運搬が容易になり、かつ形態維持
を容易にすることが出来る。 (6)袋体を構成する不織布の内部に補強ネットを内包
した場合は、後で補強ネットを取付けるための工程をな
くすことができるのでコストを低減できる。 (7)補強ネットが自然分解性の繊維糸であれば、長い
期間をおけばネットも自然分解するので、土中に残留物
を発生させることがない。 (8)補強ネットの網目サイズを10mm角〜100m
m角程度とすれば、植物の根の成長を妨げずに十分な補
強を行える。 (9)土嚢袋に種子を付着させた場合は、緑化の際に種
子を播く工程及び扶養土を被せる工程をなくすことが出
来るので、コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の土嚢袋の一例
【図2】補強ネットを取付けた本発明の土嚢袋の一例
【符号の説明】
1 土嚢袋 2 袋体 3 端部 4 開口端 5 紐 6 補強ネット 7 種子袋 8 種子

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自然分解可能な繊維からなる不織布シー
    トの袋体からなる土嚢袋。
  2. 【請求項2】 不織布が交絡法により製造されたことを
    特徴とする請求項1記載の土嚢袋。
  3. 【請求項3】 不織布の目付が30g/m2以上である
    ことを特徴とする請求項1記載の土嚢袋。
  4. 【請求項4】 不織布が、自然分解可能な繊維と耐腐敗
    性の合成繊維を混合したことを特徴とする請求項1記載
    の土嚢袋。
  5. 【請求項5】 袋体の外側に補強ネットを取付けたこと
    を特徴とする請求項1記載の土嚢袋。
  6. 【請求項6】 不織布の内部に補強ネットを内包したこ
    とを特徴とする請求項1記載の土嚢袋。
  7. 【請求項7】 補強ネットが自然分解可能な繊維糸から
    なることを特徴とする請求項5又は6記載の土嚢袋。
  8. 【請求項8】 補強ネットの網目のサイズが10mm角
    〜100mm角であることを特徴とする請求項5又は6
    記載の土嚢袋。
  9. 【請求項9】 袋体の外側に植物の種子を付着させたこ
    とを特徴とする請求項1、請求項5又は6記載の土嚢
    袋。
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