JPH09325254A - 光ファイバカプラ製造用ガスバーナ - Google Patents
光ファイバカプラ製造用ガスバーナInfo
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- JPH09325254A JPH09325254A JP13996296A JP13996296A JPH09325254A JP H09325254 A JPH09325254 A JP H09325254A JP 13996296 A JP13996296 A JP 13996296A JP 13996296 A JP13996296 A JP 13996296A JP H09325254 A JPH09325254 A JP H09325254A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐酸化性材料を用い、光ファイバ素線の軸に
直交する方向の均熱帯域を拡大でき、良好な特性の光フ
ァイバカプラを得ることのできる光ファイバカプラ製造
用バーナを提供する。 【解決手段】 別体で構成されたガスバーナ本体部1と
台座部2を有し、両者は相互の円筒状の嵌合部により結
合される。ガスバーナ本体部1の上面には2列の複数の
ガス噴出口5,7を有し、台座部2の側面には、ガス管
路3をねじ込んで取り付ける。ガス噴出口5の列間には
空気供給溝6が設けられ、ガス噴出口開口面4の両側は
広い傾斜面9となっており、その表面には、複数本の整
流用の溝11が設けられている。
直交する方向の均熱帯域を拡大でき、良好な特性の光フ
ァイバカプラを得ることのできる光ファイバカプラ製造
用バーナを提供する。 【解決手段】 別体で構成されたガスバーナ本体部1と
台座部2を有し、両者は相互の円筒状の嵌合部により結
合される。ガスバーナ本体部1の上面には2列の複数の
ガス噴出口5,7を有し、台座部2の側面には、ガス管
路3をねじ込んで取り付ける。ガス噴出口5の列間には
空気供給溝6が設けられ、ガス噴出口開口面4の両側は
広い傾斜面9となっており、その表面には、複数本の整
流用の溝11が設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバカプラ
の製造に用いるガスバーナに関するものである。
の製造に用いるガスバーナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ通信システムや計測装置など
において、光ファイバ中を伝搬する光信号を所望の割合
に分配する光分岐器は構成部品として重要である。この
光分岐器の一つとして光ファイバカプラが知られてい
る。光ファイバカプラは、通常、被覆を除去した複数本
の光ファイバ素線を撚り合わせたり、並行に配置したり
して、ガスバーナで加熱融着して一体化した後、さらに
加熱をして一定張力下で延伸して結合部が形成されるも
のである。
において、光ファイバ中を伝搬する光信号を所望の割合
に分配する光分岐器は構成部品として重要である。この
光分岐器の一つとして光ファイバカプラが知られてい
る。光ファイバカプラは、通常、被覆を除去した複数本
の光ファイバ素線を撚り合わせたり、並行に配置したり
して、ガスバーナで加熱融着して一体化した後、さらに
加熱をして一定張力下で延伸して結合部が形成されるも
のである。
【0003】従来の光ファイバカプラの製造方法に用い
るバーナとしては、特開昭64−21405号公報に記
載されているように、1つのガス噴出口を有するガスバ
ーナがある。このバーナを用いる場合には、光ファイバ
素線の軸方向に往復運動させながら、加熱融着、延伸を
する。しかし、ガスバーナを往復運動させるため、延伸
中の張力の変動,炎のゆらぎなどにより、均一な加熱を
行なうことが困難である。良好な特性の光ファイバカプ
ラを得るためには、光ファイバ素線を均一に加熱し、融
着、延伸を行なうことが望ましい。
るバーナとしては、特開昭64−21405号公報に記
載されているように、1つのガス噴出口を有するガスバ
ーナがある。このバーナを用いる場合には、光ファイバ
素線の軸方向に往復運動させながら、加熱融着、延伸を
する。しかし、ガスバーナを往復運動させるため、延伸
中の張力の変動,炎のゆらぎなどにより、均一な加熱を
行なうことが困難である。良好な特性の光ファイバカプ
ラを得るためには、光ファイバ素線を均一に加熱し、融
着、延伸を行なうことが望ましい。
【0004】これを解決する方法として、特開平4−1
90305号公報に記載されているように、複数のガス
噴出口が光ファイバの軸と並行する方向に配列され、ガ
ス噴出口の開口面を光ファイバの軸にそって凹型にした
バーナが知られている。融着延伸工程においてはバーナ
を静止状態にする。開口面を凹型にすることにより、光
ファイバガラス部の中央部ではその両端部よりもガス噴
出口から遠ざかるようにして、加熱温度の分布を光ファ
イバ素線の軸方向に均一なものとする。
90305号公報に記載されているように、複数のガス
噴出口が光ファイバの軸と並行する方向に配列され、ガ
ス噴出口の開口面を光ファイバの軸にそって凹型にした
バーナが知られている。融着延伸工程においてはバーナ
を静止状態にする。開口面を凹型にすることにより、光
ファイバガラス部の中央部ではその両端部よりもガス噴
出口から遠ざかるようにして、加熱温度の分布を光ファ
イバ素線の軸方向に均一なものとする。
【0005】さらに、特開平8−75946号公報に記
載されているように、ガス噴出口を複数列に配列すると
ともに、この列間に空気供給口を配置したガスバーナが
知られている。ガス炎の内部が燃焼不足となることを防
止し、光ファイバ素線の軸方向だけでなく、これと直交
する方向にも温度が均一な均熱帯域を広くすることがで
きる。平行に配置された複数の光ファイバ素線よりなる
光ファイバ群を上下に配置して、複数の光ファイバカプ
ラを同時に製造する場合に用いることが可能になる。
載されているように、ガス噴出口を複数列に配列すると
ともに、この列間に空気供給口を配置したガスバーナが
知られている。ガス炎の内部が燃焼不足となることを防
止し、光ファイバ素線の軸方向だけでなく、これと直交
する方向にも温度が均一な均熱帯域を広くすることがで
きる。平行に配置された複数の光ファイバ素線よりなる
光ファイバ群を上下に配置して、複数の光ファイバカプ
ラを同時に製造する場合に用いることが可能になる。
【0006】図5は、ガス噴出口の列間に空気供給口を
配置した従来の光ファイバカプラ製造用バーナの説明図
である。図5(A)は中央部における光ファイバ素線の
軸と直交する方向に切った断面図、図5(B)は光ファ
イバ素線の軸と平行な方向に一部を破断した側面図であ
る。すなわち、図中、41はガスバーナ本体部、42,
43はガス噴出口開口面、44,45はガス噴出口、4
6はガス供給孔、47,50は密閉栓、48はガス導入
路、49はガス供給管接続部、51は空気孔である。
配置した従来の光ファイバカプラ製造用バーナの説明図
である。図5(A)は中央部における光ファイバ素線の
軸と直交する方向に切った断面図、図5(B)は光ファ
イバ素線の軸と平行な方向に一部を破断した側面図であ
る。すなわち、図中、41はガスバーナ本体部、42,
43はガス噴出口開口面、44,45はガス噴出口、4
6はガス供給孔、47,50は密閉栓、48はガス導入
路、49はガス供給管接続部、51は空気孔である。
【0007】図5(B)において、光ファイバ素線は、
図の左右方向に配列され、この光ファイバ素線の軸方向
に並行して、ガス噴出口44,45が4列に配列され
る。図5(A)には、4列のガス噴出口45の各1つが
示されている。各列のガス噴出口44,45は、両側が
高く中央部が低くなっている。すなわち、光ファイバ素
線の軸方向の両側のガス噴出口開口面42は高く、中央
部のガス噴出口開口面43は低くなっている。ガス噴出
口44,45への供給路としてガス供給孔46が2本設
けられている。ガスバーナ本体部41として、真鍮(C
3604B)、ステンレス(SUS304)を用いた場
合に、ガス供給孔46は、一方の端面からドリル穿孔に
より形成する。端面は、密閉栓47を鑞付けして密閉さ
れる。
図の左右方向に配列され、この光ファイバ素線の軸方向
に並行して、ガス噴出口44,45が4列に配列され
る。図5(A)には、4列のガス噴出口45の各1つが
示されている。各列のガス噴出口44,45は、両側が
高く中央部が低くなっている。すなわち、光ファイバ素
線の軸方向の両側のガス噴出口開口面42は高く、中央
部のガス噴出口開口面43は低くなっている。ガス噴出
口44,45への供給路としてガス供給孔46が2本設
けられている。ガスバーナ本体部41として、真鍮(C
3604B)、ステンレス(SUS304)を用いた場
合に、ガス供給孔46は、一方の端面からドリル穿孔に
より形成する。端面は、密閉栓47を鑞付けして密閉さ
れる。
【0008】図5(A)に示すように、2本のガス供給
孔46は、それぞれガス導入路48を介して左右のガス
供給管接続部49に連結される。ガス導入路48もガス
供給孔46と同様に形成し、密閉栓50で密閉される。
1つのガス供給孔46には、2列にガス噴出口44,4
5が開口する。2つのガス供給孔46の間に複数の空気
孔51が光ファイバ素線の軸方向に沿って設けられ、そ
れぞれガスバーナ本体部の下面まで貫通し、燃焼時に下
方から空気を取り入れる。
孔46は、それぞれガス導入路48を介して左右のガス
供給管接続部49に連結される。ガス導入路48もガス
供給孔46と同様に形成し、密閉栓50で密閉される。
1つのガス供給孔46には、2列にガス噴出口44,4
5が開口する。2つのガス供給孔46の間に複数の空気
孔51が光ファイバ素線の軸方向に沿って設けられ、そ
れぞれガスバーナ本体部の下面まで貫通し、燃焼時に下
方から空気を取り入れる。
【0009】このガスバーナは、光ファイバ素線の軸方
向と並行する方向に配列された複数のガス噴出口44,
45が複数列配置されるとともに、各列におけるガス噴
出口と光ファイバ素線との距離が、中央部のガス噴出口
45が両端部のガス噴出口44より遠く位置しているこ
とにより、各列における温度分布を均一にすることがで
きる。さらに、列間に空気供給孔46を設けたことによ
り、中央部分のガス炎における酸素不足を解消して、光
ファイバ素線の配列方向、すなわち、光ファイバ素線の
軸に直交する方向における温度分布を均一にできる。
向と並行する方向に配列された複数のガス噴出口44,
45が複数列配置されるとともに、各列におけるガス噴
出口と光ファイバ素線との距離が、中央部のガス噴出口
45が両端部のガス噴出口44より遠く位置しているこ
とにより、各列における温度分布を均一にすることがで
きる。さらに、列間に空気供給孔46を設けたことによ
り、中央部分のガス炎における酸素不足を解消して、光
ファイバ素線の配列方向、すなわち、光ファイバ素線の
軸に直交する方向における温度分布を均一にできる。
【0010】ガス噴出口44,45としては、0.1〜
0.5mmφという小さいものが必要であるため、ガス
バーナ本体部41に加工性の良い材質を選定し、例え
ば、真鍮(黄銅)を用いる。しかし、真鍮は耐酸化性が
悪いため、燃焼中に異物、いわゆるスケール(Scal
e)が飛ぶことがある。これが融着中の光ファイバに付
着すれば、製造された光ファイバカプラの光損失不良の
原因になる。また、ガス噴出口44,45にこのスケー
ルが付着する場合には、ガスの噴出量が変化するため、
バーナの劣化が早く、またこれに合わせて光ファイバカ
プラの製造条件を経時的に変える必要が生じる。
0.5mmφという小さいものが必要であるため、ガス
バーナ本体部41に加工性の良い材質を選定し、例え
ば、真鍮(黄銅)を用いる。しかし、真鍮は耐酸化性が
悪いため、燃焼中に異物、いわゆるスケール(Scal
e)が飛ぶことがある。これが融着中の光ファイバに付
着すれば、製造された光ファイバカプラの光損失不良の
原因になる。また、ガス噴出口44,45にこのスケー
ルが付着する場合には、ガスの噴出量が変化するため、
バーナの劣化が早く、またこれに合わせて光ファイバカ
プラの製造条件を経時的に変える必要が生じる。
【0011】耐酸化性の強い材料を用いれば、上述した
ような問題はない。しかし、上述した構造のバーナを製
作するのは、加工精度の確保がむずかしい。内部に切削
の残りなどが溜まりやすい構造であるという問題もあ
る。
ような問題はない。しかし、上述した構造のバーナを製
作するのは、加工精度の確保がむずかしい。内部に切削
の残りなどが溜まりやすい構造であるという問題もあ
る。
【0012】また、ガス供給管を2つに分岐して、ガス
供給管接続部49、ガス導入路48、ガス供給孔46と
いう2つの流路を通してガスを噴出させる方法は、2つ
に分岐しているためガス圧力が一定化しにくく、温度域
が不安定になるという問題があり、光ファイバ素線の軸
に直交する方向に均一な加熱分布を有する均熱帯域を十
分に広げることがむずかしいという問題がある。
供給管接続部49、ガス導入路48、ガス供給孔46と
いう2つの流路を通してガスを噴出させる方法は、2つ
に分岐しているためガス圧力が一定化しにくく、温度域
が不安定になるという問題があり、光ファイバ素線の軸
に直交する方向に均一な加熱分布を有する均熱帯域を十
分に広げることがむずかしいという問題がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、加工精度の確保が容易で、
スケールが飛ばない耐酸化性材料を用いることができ、
光ファイバ素線の軸に直交する方向の均熱帯域を拡大で
き、良好な特性の光ファイバカプラを得ることのできる
光ファイバカプラ製造用バーナを提供することを目的と
するものである。
情に鑑みてなされたもので、加工精度の確保が容易で、
スケールが飛ばない耐酸化性材料を用いることができ、
光ファイバ素線の軸に直交する方向の均熱帯域を拡大で
き、良好な特性の光ファイバカプラを得ることのできる
光ファイバカプラ製造用バーナを提供することを目的と
するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1に記
載の発明においては、光ファイバ製造用ガスバーナにお
いて、複数のガス噴出口を有するガスバーナ本体部とガ
ス管路が取り付けられる台座部を有し、前記ガスバーナ
本体部と前記台座部とは別体で構成されることを特徴と
するものである。
載の発明においては、光ファイバ製造用ガスバーナにお
いて、複数のガス噴出口を有するガスバーナ本体部とガ
ス管路が取り付けられる台座部を有し、前記ガスバーナ
本体部と前記台座部とは別体で構成されることを特徴と
するものである。
【0015】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載の光ファイバ製造用ガスバーナにおいて、前記
ガスバーナ本体部は、耐酸化性の高い材料を用いたもの
であることを特徴とするものである。
1に記載の光ファイバ製造用ガスバーナにおいて、前記
ガスバーナ本体部は、耐酸化性の高い材料を用いたもの
であることを特徴とするものである。
【0016】請求項3に記載の発明においては、請求項
1または2に記載の光ファイバ製造用ガスバーナにおい
て、前記台座部は、前記ガスバーナ本体部の材料の熱膨
張係数と同一あるいは若干大きい熱膨張係数を有する材
料を用いたものであることを特徴とするものである。
1または2に記載の光ファイバ製造用ガスバーナにおい
て、前記台座部は、前記ガスバーナ本体部の材料の熱膨
張係数と同一あるいは若干大きい熱膨張係数を有する材
料を用いたものであることを特徴とするものである。
【0017】請求項4に記載の発明においては、請求項
1ないし3のいずれか1項に記載の光ファイバ製造用ガ
スバーナにおいて、前記ガスバーナ本体部および前記台
座部は、セラミックを用いて焼結されたものであり、前
記台座部には、前記ガス管路がねじ込みにより取り付け
られる穴を有することを特徴とするものである。
1ないし3のいずれか1項に記載の光ファイバ製造用ガ
スバーナにおいて、前記ガスバーナ本体部および前記台
座部は、セラミックを用いて焼結されたものであり、前
記台座部には、前記ガス管路がねじ込みにより取り付け
られる穴を有することを特徴とするものである。
【0018】請求項5に記載の発明においては、請求項
1ないし4のいずれか1項に記載の光ファイバ製造用ガ
スバーナにおいて、前記ガスバーナ本体部と前記台座部
とは、相互の嵌合部により結合され、前記嵌合部は、円
筒状であることを特徴とするものである。
1ないし4のいずれか1項に記載の光ファイバ製造用ガ
スバーナにおいて、前記ガスバーナ本体部と前記台座部
とは、相互の嵌合部により結合され、前記嵌合部は、円
筒状であることを特徴とするものである。
【0019】請求項6に記載の発明においては、請求項
1ないし5のいずれか1項に記載の光ファイバ製造用ガ
スバーナにおいて、前記ガスバーナ本体部には複数のガ
ス噴出口の列が複数列配置されることを特徴とするもの
である。
1ないし5のいずれか1項に記載の光ファイバ製造用ガ
スバーナにおいて、前記ガスバーナ本体部には複数のガ
ス噴出口の列が複数列配置されることを特徴とするもの
である。
【0020】請求項7に記載の発明においては、請求項
6に記載の光ファイバ製造用ガスバーナにおいて、前記
複数のガス噴出口は、前記ガスバーナ本体部と前記台座
部に囲まれた共通の内部空間に連通することを特徴とす
るものである。
6に記載の光ファイバ製造用ガスバーナにおいて、前記
複数のガス噴出口は、前記ガスバーナ本体部と前記台座
部に囲まれた共通の内部空間に連通することを特徴とす
るものである。
【0021】請求項8に記載の発明においては、請求項
7に記載の光ファイバ製造用ガスバーナにおいて、前記
ガスバーナ本体部の内部は、略球面状の凹部であること
を特徴とするものである。
7に記載の光ファイバ製造用ガスバーナにおいて、前記
ガスバーナ本体部の内部は、略球面状の凹部であること
を特徴とするものである。
【0022】請求項9に記載の発明においては、請求項
6ないし8のいずれか1項に記載の光ファイバ製造用ガ
スバーナにおいて、前記複数のガス噴出口の複数列の少
なくとも1つの列間には、空気供給溝を有することを特
徴とするものである。
6ないし8のいずれか1項に記載の光ファイバ製造用ガ
スバーナにおいて、前記複数のガス噴出口の複数列の少
なくとも1つの列間には、空気供給溝を有することを特
徴とするものである。
【0023】請求項10に記載の発明においては、請求
項6ないし9のいずれか1項に記載の光ファイバ製造用
ガスバーナにおいて、前記複数のガス噴出口の複数列の
側方には、複数本の整流用の溝が配置された表面を有す
ることを特徴とするものである。
項6ないし9のいずれか1項に記載の光ファイバ製造用
ガスバーナにおいて、前記複数のガス噴出口の複数列の
側方には、複数本の整流用の溝が配置された表面を有す
ることを特徴とするものである。
【0024】請求項11に記載の発明においては、請求
項1ないし10のいずれか1項に記載の光ファイバ製造
用ガスバーナにおいて、ガス管路を有し、該ガス管路の
内部には、ガス混合手段を有することを特徴とするもの
である。
項1ないし10のいずれか1項に記載の光ファイバ製造
用ガスバーナにおいて、ガス管路を有し、該ガス管路の
内部には、ガス混合手段を有することを特徴とするもの
である。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の光ファイバカプ
ラ製造用バーナの実施の一形態の斜視図である。図中、
1はガスバーナ本体部、2は台座部、3はガス管路、
4,6はガス噴出口開口面、5,7はガス噴出口、8は
空気供給用の溝、9,10は傾斜面、11は整流用の溝
である。この実施の形態の光ファイバカプラ製造用バー
ナは、略円柱状の外形のガスバーナ本体部1と、略円柱
状で底部側の左右が直角に切り欠かれたような外形の台
座部2を有し、ガスバーナ本体部1と台座部2とは別体
で構成され、両者は相互の円筒状の嵌合部により結合さ
れる。ガスバーナ本体部1の上面には複数のガス噴出口
5,7を有し、台座部2の側面には、ガス管路3をねじ
込んで取り付ける取付穴を有する。
ラ製造用バーナの実施の一形態の斜視図である。図中、
1はガスバーナ本体部、2は台座部、3はガス管路、
4,6はガス噴出口開口面、5,7はガス噴出口、8は
空気供給用の溝、9,10は傾斜面、11は整流用の溝
である。この実施の形態の光ファイバカプラ製造用バー
ナは、略円柱状の外形のガスバーナ本体部1と、略円柱
状で底部側の左右が直角に切り欠かれたような外形の台
座部2を有し、ガスバーナ本体部1と台座部2とは別体
で構成され、両者は相互の円筒状の嵌合部により結合さ
れる。ガスバーナ本体部1の上面には複数のガス噴出口
5,7を有し、台座部2の側面には、ガス管路3をねじ
込んで取り付ける取付穴を有する。
【0026】ガスバーナ本体部1のバーナ表面には、光
ファイバ素線の軸方向と並行する中心線に沿って、ガス
噴出口開口面4,6が設けられ、光ファイバ素線の軸方
向の両端寄りの2箇所のガス噴出口開口面4には、複数
のガス噴出口5が複数列、図示の例では2列に配置さ
れ、光ファイバ素線の軸方向の中央のガス噴出口開口面
6には、複数のガス噴出口7が同様に複数列配置され
る。ガス噴出口5とガス噴出口7とは同一列上に配置さ
れている。ガス噴出口の間隔および列数は、均熱帯域を
広げるために間隔を長くしたり、列数を多くして調整す
ることができる。
ファイバ素線の軸方向と並行する中心線に沿って、ガス
噴出口開口面4,6が設けられ、光ファイバ素線の軸方
向の両端寄りの2箇所のガス噴出口開口面4には、複数
のガス噴出口5が複数列、図示の例では2列に配置さ
れ、光ファイバ素線の軸方向の中央のガス噴出口開口面
6には、複数のガス噴出口7が同様に複数列配置され
る。ガス噴出口5とガス噴出口7とは同一列上に配置さ
れている。ガス噴出口の間隔および列数は、均熱帯域を
広げるために間隔を長くしたり、列数を多くして調整す
ることができる。
【0027】ガス噴出口開口面4は、中心線に沿って幅
の狭い領域であり、最も光ファイバ素線に近い。ガス噴
出口5の列間の表面には光ファイバ素線の軸方向に空気
供給溝8が設けられている。光ファイバ素線の軸方向に
直交するガス噴出口開口面4,6の両側は平面状の広い
傾斜面9となっており、また、ガス噴出口開口面4の端
部は狭い傾斜面10となっている。傾斜面9,10の傾
斜の勾配および勾配の変化率は適宜設計される。傾斜面
9の表面には、ガス噴出口5ごとに複数本の整流用の溝
11が設けられている。
の狭い領域であり、最も光ファイバ素線に近い。ガス噴
出口5の列間の表面には光ファイバ素線の軸方向に空気
供給溝8が設けられている。光ファイバ素線の軸方向に
直交するガス噴出口開口面4,6の両側は平面状の広い
傾斜面9となっており、また、ガス噴出口開口面4の端
部は狭い傾斜面10となっている。傾斜面9,10の傾
斜の勾配および勾配の変化率は適宜設計される。傾斜面
9の表面には、ガス噴出口5ごとに複数本の整流用の溝
11が設けられている。
【0028】空気供給溝6は、空気の流れをよくして、
中央部分のガス炎における酸素不足を解消し完全に燃焼
させることにより、光ファイバ群の配列方向、すなわ
ち、光ファイバ素線の軸に直交する方向における温度分
布を均一にすることができる。また、整流用の溝11
は、ガス炎の側方からの空気の流れを一定に整え、ガス
炎が風によって揺れるのを防止する作用を有している。
その結果、場所による加熱温度の相違、あるいは、融
着,延伸期間中の時間的な加熱温度の変動を少なくする
ことができる。この整流用の溝11は、0.5〜1mm
程度の浅いものでよく、丸溝にすると好適である。図示
の例では、整流用の溝11は、1つのガス噴出口5につ
いて1本を設けたが、必ずしもその必要はない。また、
整流用の溝11は、直線状に形成したが曲線でもよく、
特に、裾の方での形状の影響は少ない。
中央部分のガス炎における酸素不足を解消し完全に燃焼
させることにより、光ファイバ群の配列方向、すなわ
ち、光ファイバ素線の軸に直交する方向における温度分
布を均一にすることができる。また、整流用の溝11
は、ガス炎の側方からの空気の流れを一定に整え、ガス
炎が風によって揺れるのを防止する作用を有している。
その結果、場所による加熱温度の相違、あるいは、融
着,延伸期間中の時間的な加熱温度の変動を少なくする
ことができる。この整流用の溝11は、0.5〜1mm
程度の浅いものでよく、丸溝にすると好適である。図示
の例では、整流用の溝11は、1つのガス噴出口5につ
いて1本を設けたが、必ずしもその必要はない。また、
整流用の溝11は、直線状に形成したが曲線でもよく、
特に、裾の方での形状の影響は少ない。
【0029】ガス噴出口開口面6は、ガス噴出口開口面
4から一段下がった長方形状の平面部となっている。し
たがって、複数のガス噴出口5,7からなる列の各列に
おけるガス噴出口と光ファイバ素線との距離は中央部が
両端部より遠く位置しており、従来技術と同様に、加熱
温度の分布を光ファイバ素線の軸方向に均一なものとし
ている。なお、整流用の溝11は、ガス噴出口開口面6
の両側の傾斜面9にも設けてもよく、また、噴出口開口
面6上のガス噴出口7の側方にも設けてもよい。
4から一段下がった長方形状の平面部となっている。し
たがって、複数のガス噴出口5,7からなる列の各列に
おけるガス噴出口と光ファイバ素線との距離は中央部が
両端部より遠く位置しており、従来技術と同様に、加熱
温度の分布を光ファイバ素線の軸方向に均一なものとし
ている。なお、整流用の溝11は、ガス噴出口開口面6
の両側の傾斜面9にも設けてもよく、また、噴出口開口
面6上のガス噴出口7の側方にも設けてもよい。
【0030】ガスバーナ本体部1の表面部は高温になり
酸化による劣化やスケールの噴出を防ぐため、ガスバー
ナ本体部1には、耐酸化性の高い材料を用いる。例え
ば、セラミックで製作して焼結させる。台座部2は、熱
応力による割れを防ぐため、ガスバーナ本体部1の構成
材料の熱膨張係数と同一あるいは若干大きい熱膨張係数
を有する、タングステンなどの金属、または、セラミッ
クを用いる。ガスバーナ本体部1のバーナ表面部は、約
700℃の高温となるため、台座部2も表面部とほぼ同
じか若干大きい熱膨張係数の材料にしないと熱応力で割
れてしまう。
酸化による劣化やスケールの噴出を防ぐため、ガスバー
ナ本体部1には、耐酸化性の高い材料を用いる。例え
ば、セラミックで製作して焼結させる。台座部2は、熱
応力による割れを防ぐため、ガスバーナ本体部1の構成
材料の熱膨張係数と同一あるいは若干大きい熱膨張係数
を有する、タングステンなどの金属、または、セラミッ
クを用いる。ガスバーナ本体部1のバーナ表面部は、約
700℃の高温となるため、台座部2も表面部とほぼ同
じか若干大きい熱膨張係数の材料にしないと熱応力で割
れてしまう。
【0031】ガスバーナ本体部1と台座部2を同一のセ
ラミックで製作する場合には、それぞれを焼結した後に
はめ込んで最終のバーナ形態とするほかに、別々に同一
のセラミックで製作後、両者をはめ込んだ後に焼結させ
てもよい。ガス管路3は後で台座部2にねじ込み式で入
れる。台座部2の下方はさほど高温にならないため熱応
力の影響が少ないので、ガス管路3はステンレスでよ
い。
ラミックで製作する場合には、それぞれを焼結した後に
はめ込んで最終のバーナ形態とするほかに、別々に同一
のセラミックで製作後、両者をはめ込んだ後に焼結させ
てもよい。ガス管路3は後で台座部2にねじ込み式で入
れる。台座部2の下方はさほど高温にならないため熱応
力の影響が少ないので、ガス管路3はステンレスでよ
い。
【0032】図2は、本発明の光ファイバカプラ製造用
バーナの実施の一形態の平面図と断面図である。図2
(A)は平面図、図2(B)は、図2(A)中の矢示A
−Aに沿うガス噴出口の一つの列における断面図であ
る。図中、図1と同様な部分には同じ符号を付して説明
を省略する。21は凹部、22は嵌合部、23は上面
部、24は嵌合部、25は取り付け部、26はガス導入
路、27は密閉栓、28はガス供給管接続部、29は内
部空間である。図2(A)はガスバーナ本体部1のバー
ナ表面を示し、図示の左右の方向が光ファイバ素線の軸
方向であり、上下の方向が光ファイバ素線の軸に直交す
る方向であり、光ファイバ群の配列方向でもある。
バーナの実施の一形態の平面図と断面図である。図2
(A)は平面図、図2(B)は、図2(A)中の矢示A
−Aに沿うガス噴出口の一つの列における断面図であ
る。図中、図1と同様な部分には同じ符号を付して説明
を省略する。21は凹部、22は嵌合部、23は上面
部、24は嵌合部、25は取り付け部、26はガス導入
路、27は密閉栓、28はガス供給管接続部、29は内
部空間である。図2(A)はガスバーナ本体部1のバー
ナ表面を示し、図示の左右の方向が光ファイバ素線の軸
方向であり、上下の方向が光ファイバ素線の軸に直交す
る方向であり、光ファイバ群の配列方向でもある。
【0033】図2(B)は、ガスバーナ本体部1および
台座部2の内部構造を示す。台座部2については、部分
的に断面を示す。ガスバーナ本体部1の内部は球面状の
凹部21になっており、その下方は円筒状の嵌合部22
となっている。この球面状の凹部21には、ガス噴出口
開口面4,6から、全てのガス噴出口5,7が連通して
いる。
台座部2の内部構造を示す。台座部2については、部分
的に断面を示す。ガスバーナ本体部1の内部は球面状の
凹部21になっており、その下方は円筒状の嵌合部22
となっている。この球面状の凹部21には、ガス噴出口
開口面4,6から、全てのガス噴出口5,7が連通して
いる。
【0034】台座部2の上面部23は平坦で台座部の外
径よりも小さな径であり、その周囲の円筒状の側面が嵌
合部24となり、鍔状の部分を介してその下部は取り付
け部25である。ガス導入路26が上面部23の中心か
ら取り付け部25までを貫通し、取り付け部25の底面
の開口は密閉栓27を鑞付けするなどして密閉されてい
る。このガス導入路26に連なるガス供給管接続部28
が取り付け部25の側面に設けられ、ここにガス管路3
がねじ込み式で取り付けられる。ガス管路3は、取り付
け部25の底面に取り付けるようにしてもよい。
径よりも小さな径であり、その周囲の円筒状の側面が嵌
合部24となり、鍔状の部分を介してその下部は取り付
け部25である。ガス導入路26が上面部23の中心か
ら取り付け部25までを貫通し、取り付け部25の底面
の開口は密閉栓27を鑞付けするなどして密閉されてい
る。このガス導入路26に連なるガス供給管接続部28
が取り付け部25の側面に設けられ、ここにガス管路3
がねじ込み式で取り付けられる。ガス管路3は、取り付
け部25の底面に取り付けるようにしてもよい。
【0035】ガスバーナ本体部1と台座部2とは相互の
円筒状の嵌合部22,24において嵌合され、球面状の
凹部21と上面部23により囲まれた内部空間29が形
成される。嵌合部22,24が円筒状のため熱応力の影
響を分散させることができる。ガスバーナ本体部1と台
座部2との結合は、ねじ込み、ねじ止めなど嵌合以外の
方法で行なってもよいが、気密性と耐熱性に留意する必
要がある。
円筒状の嵌合部22,24において嵌合され、球面状の
凹部21と上面部23により囲まれた内部空間29が形
成される。嵌合部22,24が円筒状のため熱応力の影
響を分散させることができる。ガスバーナ本体部1と台
座部2との結合は、ねじ込み、ねじ止めなど嵌合以外の
方法で行なってもよいが、気密性と耐熱性に留意する必
要がある。
【0036】ガス管路3、ガス供給管接続部28、ガス
導入路26、内部空間29までは、複数のガス噴出口
5,7に共通のガス流路であり、ガス分岐部を有してい
ない。内部空間29の上部は球面状であり、この球面か
ら複数のガス噴出口5,7に連通しているため、各ガス
噴出口5,7からのガス圧力が略均一になり、温度分布
の均熱帯域を拡げることができる。
導入路26、内部空間29までは、複数のガス噴出口
5,7に共通のガス流路であり、ガス分岐部を有してい
ない。内部空間29の上部は球面状であり、この球面か
ら複数のガス噴出口5,7に連通しているため、各ガス
噴出口5,7からのガス圧力が略均一になり、温度分布
の均熱帯域を拡げることができる。
【0037】図3は、本発明の実施の一形態における台
座部の説明図である。図3(A)は図2(B)の左右中
心における台座部及びガス管路を側面からみた断面図で
あり、図3(B)はガス管路の内部に設けられたガス混
合用のプロペラの概要図である。図中、図2と同様な部
分には同じ符号を付して説明を省略する。31はガス混
合用プロペラである。ガス供給管接続部28に取り付け
られたガス管路3内には、ガス管路3の端部またはこの
近傍にガス混合用プロペラ31が取り付けられている。
ガス混合用プロペラ31の軸は管路の内壁に支えられた
軸受けに軸支されて自由に回転が可能になっている。
座部の説明図である。図3(A)は図2(B)の左右中
心における台座部及びガス管路を側面からみた断面図で
あり、図3(B)はガス管路の内部に設けられたガス混
合用のプロペラの概要図である。図中、図2と同様な部
分には同じ符号を付して説明を省略する。31はガス混
合用プロペラである。ガス供給管接続部28に取り付け
られたガス管路3内には、ガス管路3の端部またはこの
近傍にガス混合用プロペラ31が取り付けられている。
ガス混合用プロペラ31の軸は管路の内壁に支えられた
軸受けに軸支されて自由に回転が可能になっている。
【0038】ガス管路3から供給するガスとしてプロパ
ン/酸素の燃焼ガスを用いるが、2種のガスの混合が十
分行なわれない状態でガス噴出口に供給されると、不完
全燃焼が生じるため、加熱温度の不均一を生じることに
なる。ガスの流れによってガス混合用プロペラ31が回
転することにより、ガスの混合を促進させることができ
る。
ン/酸素の燃焼ガスを用いるが、2種のガスの混合が十
分行なわれない状態でガス噴出口に供給されると、不完
全燃焼が生じるため、加熱温度の不均一を生じることに
なる。ガスの流れによってガス混合用プロペラ31が回
転することにより、ガスの混合を促進させることができ
る。
【0039】このガス混合用プロペラ31は、ガスの流
れ以外の回転駆動手段を併用して回転させてもよい。こ
のガス混合用プロペラ31を設ける位置を台座部2内の
ガス導入路26内などにすることも可能であるが、ガス
バーナ本体部1に近づくほど高温になるため、ガス混合
用プロペラ31の耐熱性が問題となる。ガス混合用プロ
ペラ31に代えて、螺旋状のスクリューなど、他の回転
式の混合あるいは攪拌手段を用いたり、固定の障害物を
流路に設けてガスを混合することも可能である。燃焼ガ
スとしては、アセチレン/酸素,水素/酸素を用いても
よい。
れ以外の回転駆動手段を併用して回転させてもよい。こ
のガス混合用プロペラ31を設ける位置を台座部2内の
ガス導入路26内などにすることも可能であるが、ガス
バーナ本体部1に近づくほど高温になるため、ガス混合
用プロペラ31の耐熱性が問題となる。ガス混合用プロ
ペラ31に代えて、螺旋状のスクリューなど、他の回転
式の混合あるいは攪拌手段を用いたり、固定の障害物を
流路に設けてガスを混合することも可能である。燃焼ガ
スとしては、アセチレン/酸素,水素/酸素を用いても
よい。
【0040】上述した光ファイバカプラ製造用ガスバー
ナを用いて光ファイバカプラを製造するには、従来と同
様の方法を用いることができる。複数本の光ファイバか
らなる第1の光ファイバ群について、同一の長さ方向位
置で所定区間にわたって被覆を除去して複数の光ファイ
バ素線を露出させ、この露出した光ファイバ素線が同一
平面上で互いに平行となるように配列して第1の光ファ
イバ群を形成する。一方、第1の光ファイバ群の光ファ
イバと同数の光ファイバからなる第2の光ファイバ群に
ついて、第1の光ファイバ群と同様に被覆の除去および
配列をして第2の光ファイバ群を形成する。
ナを用いて光ファイバカプラを製造するには、従来と同
様の方法を用いることができる。複数本の光ファイバか
らなる第1の光ファイバ群について、同一の長さ方向位
置で所定区間にわたって被覆を除去して複数の光ファイ
バ素線を露出させ、この露出した光ファイバ素線が同一
平面上で互いに平行となるように配列して第1の光ファ
イバ群を形成する。一方、第1の光ファイバ群の光ファ
イバと同数の光ファイバからなる第2の光ファイバ群に
ついて、第1の光ファイバ群と同様に被覆の除去および
配列をして第2の光ファイバ群を形成する。
【0041】第1の光ファイバ群の光ファイバ素線とこ
れらの光ファイバ素線に対応する第2の光ファイバ群の
光ファイバ素線とをそれぞれ密着させて、上述した光フ
ァイバカプラ製造用ガスバーナを用いて、一括加熱融着
した後、融着部分を加熱延伸して、同時に複数の光ファ
イバカプラを形成することができる。その結果、単心だ
けでなく、複数心のファイバ型の光カプラの製造をガス
バーナを静止させた状態で行なうことができる。
れらの光ファイバ素線に対応する第2の光ファイバ群の
光ファイバ素線とをそれぞれ密着させて、上述した光フ
ァイバカプラ製造用ガスバーナを用いて、一括加熱融着
した後、融着部分を加熱延伸して、同時に複数の光ファ
イバカプラを形成することができる。その結果、単心だ
けでなく、複数心のファイバ型の光カプラの製造をガス
バーナを静止させた状態で行なうことができる。
【0042】図4は、本発明の光ファイバカプラ製造用
ガスバーナの実施例と従来の光ファイバカプラ製造用ガ
スバーナの具体例との温度分布を説明する線図である。
図中、横軸は光ファイバ素線の軸に直交する方向の中心
からの距離である。縦軸はバーナから所定高さ離れた位
置での温度である。Aは、本発明の光ファイバカプラ製
造用ガスバーナの実施の一形態に基づいた実施例の温度
分布、Bは、図5に示した従来の光ファイバカプラ製造
用ガスバーナに基づいた具体例の温度分布である。上述
した実施例および具体例の具体的なサイズ等の説明は省
略する。従来の光ファイバカプラ製造用ガスバーナで
は、均熱帯域が2mmであるのに対して、本発明の光フ
ァイバカプラ製造用ガスバーナの実施例では、均熱帯域
が2倍以上に拡がった。したがって、複数心の光ファイ
バカプラなど、光ファイバ群を用いた光ファイバカプラ
の製作に有利である。
ガスバーナの実施例と従来の光ファイバカプラ製造用ガ
スバーナの具体例との温度分布を説明する線図である。
図中、横軸は光ファイバ素線の軸に直交する方向の中心
からの距離である。縦軸はバーナから所定高さ離れた位
置での温度である。Aは、本発明の光ファイバカプラ製
造用ガスバーナの実施の一形態に基づいた実施例の温度
分布、Bは、図5に示した従来の光ファイバカプラ製造
用ガスバーナに基づいた具体例の温度分布である。上述
した実施例および具体例の具体的なサイズ等の説明は省
略する。従来の光ファイバカプラ製造用ガスバーナで
は、均熱帯域が2mmであるのに対して、本発明の光フ
ァイバカプラ製造用ガスバーナの実施例では、均熱帯域
が2倍以上に拡がった。したがって、複数心の光ファイ
バカプラなど、光ファイバ群を用いた光ファイバカプラ
の製作に有利である。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、複数のガス噴出口を有するガ
スバーナ本体部とガス管路が取り付けられる台座部を有
し、ガスバーナ本体部と台座部とが別体で構成されるこ
とから、ガスバーナ本体部と台座部とを別々に製作する
ことができるため、工作精度の高いものができ、内部の
工作や内部の洗浄等も容易であるという効果がある。
1に記載の発明によれば、複数のガス噴出口を有するガ
スバーナ本体部とガス管路が取り付けられる台座部を有
し、ガスバーナ本体部と台座部とが別体で構成されるこ
とから、ガスバーナ本体部と台座部とを別々に製作する
ことができるため、工作精度の高いものができ、内部の
工作や内部の洗浄等も容易であるという効果がある。
【0044】請求項2に記載の発明によれば、ガスバー
ナ本体部が、耐酸化性の高い材料を用いたものであるこ
とから、表面部のみ高温になるバーナに耐酸化対策を施
し、スケールの噴出やスケールによる劣化を抑えるとが
でき、その結果、光ファイバカプラ製造時の不良を低減
することができるという効果がある。光ファイバカプラ
製造装置に一度取り付ければ長期間使用できるため、長
期的にはコストが安くなる。
ナ本体部が、耐酸化性の高い材料を用いたものであるこ
とから、表面部のみ高温になるバーナに耐酸化対策を施
し、スケールの噴出やスケールによる劣化を抑えるとが
でき、その結果、光ファイバカプラ製造時の不良を低減
することができるという効果がある。光ファイバカプラ
製造装置に一度取り付ければ長期間使用できるため、長
期的にはコストが安くなる。
【0045】請求項3に記載の発明によれば、台座部
が、ガスバーナ本体部の材料の熱膨張係数と同一あるい
は若干大きい熱膨張係数を有する材料を用いたものであ
ることから、熱応力による破損を防止することができる
という効果がある。
が、ガスバーナ本体部の材料の熱膨張係数と同一あるい
は若干大きい熱膨張係数を有する材料を用いたものであ
ることから、熱応力による破損を防止することができる
という効果がある。
【0046】請求項4に記載の発明によれば、ガスバー
ナ本体部および台座部が、セラミックを用いて焼結され
たものであり、台座部にガス管路がねじ込みにより取り
付けられる穴を有することから、スケールの噴出やスケ
ールによる劣化対策および熱応力対策を一層完全にする
ことができるという効果がある。
ナ本体部および台座部が、セラミックを用いて焼結され
たものであり、台座部にガス管路がねじ込みにより取り
付けられる穴を有することから、スケールの噴出やスケ
ールによる劣化対策および熱応力対策を一層完全にする
ことができるという効果がある。
【0047】請求項5に記載の発明によれば、ガスバー
ナ本体部と台座部とが、相互の嵌合部により結合され、
嵌合部が、円筒状であることから、熱応力の集中を避
け、熱応力を分散させることができ、熱応力による破損
を防止することができるという効果がある。
ナ本体部と台座部とが、相互の嵌合部により結合され、
嵌合部が、円筒状であることから、熱応力の集中を避
け、熱応力を分散させることができ、熱応力による破損
を防止することができるという効果がある。
【0048】請求項6に記載の発明によれば、ガスバー
ナ本体部に、複数のガス噴出口の列が複数列配置される
ことから、光ファイバ素線の光軸に直交する方向の温度
分布を均一化することができるという効果がある。
ナ本体部に、複数のガス噴出口の列が複数列配置される
ことから、光ファイバ素線の光軸に直交する方向の温度
分布を均一化することができるという効果がある。
【0049】請求項7に記載の発明によれば、複数のガ
ス噴出口が、ガスバーナ本体部と台座部に囲まれた共通
の内部空間に連通することから、複数のガス噴出口に対
するガス圧が安定化し温度分布が安定するという効果が
ある。
ス噴出口が、ガスバーナ本体部と台座部に囲まれた共通
の内部空間に連通することから、複数のガス噴出口に対
するガス圧が安定化し温度分布が安定するという効果が
ある。
【0050】請求項8に記載の発明によれば、ガスバー
ナ本体部の内部が、略球面状の凹部であることから、各
ガス噴出口からのガス圧力を一定にし、光ファイバ素線
の軸方向だけでなく、これに直交する方向にも均熱帯域
を大きく拡大させることができるという効果がある。
ナ本体部の内部が、略球面状の凹部であることから、各
ガス噴出口からのガス圧力を一定にし、光ファイバ素線
の軸方向だけでなく、これに直交する方向にも均熱帯域
を大きく拡大させることができるという効果がある。
【0051】請求項9に記載の発明によれば、複数のガ
ス噴出口の複数列の少なくとも1つの列間に、空気供給
溝を有することから、空気の対流をよくして酸素不足に
よる不完全燃焼を少なくし、光ファイバ素線の軸に直交
する方向における均熱帯域が拡大するという効果があ
る。
ス噴出口の複数列の少なくとも1つの列間に、空気供給
溝を有することから、空気の対流をよくして酸素不足に
よる不完全燃焼を少なくし、光ファイバ素線の軸に直交
する方向における均熱帯域が拡大するという効果があ
る。
【0052】請求項10に記載の発明によれば、複数の
ガス噴出口の複数列の側方に、複数本の整流用の溝が配
置された表面を有することから、ガス炎の側方からの空
気の流れを一定に整え、場所による加熱温度の相違、あ
るいは、時間的な加熱温度の変動を少なくすることがで
きる。
ガス噴出口の複数列の側方に、複数本の整流用の溝が配
置された表面を有することから、ガス炎の側方からの空
気の流れを一定に整え、場所による加熱温度の相違、あ
るいは、時間的な加熱温度の変動を少なくすることがで
きる。
【0053】請求項11に記載の発明によれば、ガス管
路を有し、このガス管路の内部に、ガス混合手段を有す
ることから、不完全燃焼がなくなり均熱帯域が安定化す
るという効果がある。
路を有し、このガス管路の内部に、ガス混合手段を有す
ることから、不完全燃焼がなくなり均熱帯域が安定化す
るという効果がある。
【図1】本発明の光ファイバカプラ製造用バーナの実施
の一形態の斜視図である。
の一形態の斜視図である。
【図2】本発明の光ファイバカプラ製造用バーナの実施
の一形態の平面図と断面図である。
の一形態の平面図と断面図である。
【図3】本発明の実施の一形態における台座部の説明図
である。
である。
【図4】本発明の光ファイバカプラ製造用ガスバーナの
実施例と図5に示した従来の光ファイバカプラ製造用ガ
スバーナの具体例との均熱帯の分布を説明する線図であ
る。
実施例と図5に示した従来の光ファイバカプラ製造用ガ
スバーナの具体例との均熱帯の分布を説明する線図であ
る。
【図5】ガス噴出口の列間に空気供給口を配置した従来
の光ファイバカプラ製造用バーナの説明図である。
の光ファイバカプラ製造用バーナの説明図である。
1,41…ガスバーナ本体部、2…台座部、3…ガス管
路、4,6,42,43…ガス噴出口開口面、5,7,
44,45…ガス噴出口、8…空気供給用の溝、9,1
0…傾斜面、11…整流用の溝、21…凹部、22…嵌
合部、23…上面部、24…嵌合部、25…取り付け
部、26…ガス導入路、27,47,50…密閉栓、2
8,49…ガス供給管接続部、29…内部空間、31…
ガス混合用プロペラ、46…ガス供給孔、48…ガス導
入路、51…空気孔。
路、4,6,42,43…ガス噴出口開口面、5,7,
44,45…ガス噴出口、8…空気供給用の溝、9,1
0…傾斜面、11…整流用の溝、21…凹部、22…嵌
合部、23…上面部、24…嵌合部、25…取り付け
部、26…ガス導入路、27,47,50…密閉栓、2
8,49…ガス供給管接続部、29…内部空間、31…
ガス混合用プロペラ、46…ガス供給孔、48…ガス導
入路、51…空気孔。
Claims (11)
- 【請求項1】 複数のガス噴出口を有するガスバーナ本
体部とガス管路が取り付けられる台座部を有し、前記ガ
スバーナ本体部と前記台座部とは別体で構成されること
を特徴とする光ファイバ製造用ガスバーナ。 - 【請求項2】 前記ガスバーナ本体部は、耐酸化性の高
い材料を用いたものであることを特徴とする請求項1に
記載の光ファイバ製造用ガスバーナ。 - 【請求項3】 前記台座部は、前記ガスバーナ本体部の
材料の熱膨張係数と同一あるいは若干大きい熱膨張係数
を有する材料を用いたものであることを特徴とする請求
項1または2に記載の光ファイバ製造用ガスバーナ。 - 【請求項4】 前記ガスバーナ本体部および前記台座部
は、セラミックを用いて焼結されたものであり、前記台
座部には、前記ガス管路がねじ込みにより取り付けられ
る穴を有することを特徴とする請求項1ないし3のいず
れか1項に記載の光ファイバ製造用ガスバーナ。 - 【請求項5】 前記ガスバーナ本体部と前記台座部とは
相互の嵌合部により結合され、前記嵌合部は、円筒状で
あることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項
に記載の光ファイバ製造用ガスバーナ。 - 【請求項6】 前記ガスバーナ本体部には、複数のガス
噴出口の列が複数列配置されることを特徴とする請求項
1ないし5のいずれか1項に記載の光ファイバ製造用ガ
スバーナ。 - 【請求項7】 前記複数のガス噴出口は、前記ガスバー
ナ本体部と前記台座部に囲まれた共通の内部空間に連通
することを特徴とする請求項6に記載の光ファイバ製造
用ガスバーナ。 - 【請求項8】 前記ガスバーナ本体部の内部は、略球面
状の凹部であることを特徴とする請求項7に記載の光フ
ァイバ製造用ガスバーナ。 - 【請求項9】 前記複数のガス噴出口の複数列の少なく
とも1つの列間には、空気供給溝を有することを特徴と
する請求項6ないし8のいずれか1項に記載の光ファイ
バ製造用ガスバーナ。 - 【請求項10】 前記複数のガス噴出口の複数列の側方
には、複数本の整流用の溝が配置された表面を有するこ
とを特徴とする請求項6ないし9のいずれか1項に記載
の光ファイバ製造用ガスバーナ。 - 【請求項11】 ガス管路を有し、該ガス管路の内部に
は、ガス混合手段を有することを特徴とする請求項1な
いし10のいずれか1項に記載の光ファイバ製造用ガス
バーナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13996296A JPH09325254A (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | 光ファイバカプラ製造用ガスバーナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13996296A JPH09325254A (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | 光ファイバカプラ製造用ガスバーナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09325254A true JPH09325254A (ja) | 1997-12-16 |
Family
ID=15257731
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13996296A Pending JPH09325254A (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | 光ファイバカプラ製造用ガスバーナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09325254A (ja) |
-
1996
- 1996-06-03 JP JP13996296A patent/JPH09325254A/ja active Pending
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