JPH0932596A - 原動機制御装置 - Google Patents

原動機制御装置

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JPH0932596A
JPH0932596A JP7203994A JP20399495A JPH0932596A JP H0932596 A JPH0932596 A JP H0932596A JP 7203994 A JP7203994 A JP 7203994A JP 20399495 A JP20399495 A JP 20399495A JP H0932596 A JPH0932596 A JP H0932596A
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JP
Japan
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rotation speed
prime mover
engine
range
specific
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JP7203994A
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English (en)
Inventor
Fumio Fukusa
文男 福佐
Yukihiro Motosawa
幸裕 本澤
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 騒音や振動レベルの大きい特定回転数域で原
動機が運転されるのを防止し、車両の居住性や耐久性等
を向上できるようにする。 【解決手段】 ステップ2でタイマtをスタートさせ、
ステップ3でクランク角センサからエンジン回転数Nを
読込み、ステップ5では一定時間t0 が経過する間にエ
ンジン回転数Nが、例えば10〜50rpm以上に亘っ
て変動(増,減)したか否かを判定する。そして、ステ
ップ5で「NO」と判定したときにはエンジン回転数N
がほぼ一定であるから、ステップ6に移ってこのときの
エンジン回転数Nが振動レベルの大きい特定回転数域N
1 ,N2 ,N3 内に入っているか否かを判定し、「YE
S」と判定したときには、ステップ7に移ってステッピ
ングモータに一定パルス(例えば1〜3パルス程度)の
駆動パルス信号を出力し、例えば10rpm程度だけエ
ンジン回転数Nを増速または減速させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等の建設機械に設けられ、原動機の回転数を制御する
のに用いて好適な原動機制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建設機械は、原動機としてのデ
ィーゼルエンジンを搭載し、このディーゼルエンジンに
より油圧源となる油圧ポンプ等を駆動するようにしてい
る。
【0003】このため、従来の建設機械は運転室にスロ
ットルレバー等のコントロールレバーを設け、運転者等
が該コントロールレバーを傾転操作すると、このときの
操作力をコントロールケーブル、リンクロッド等を介し
てエンジンのガバナに伝えることにより、該ガバナを介
してエンジンの回転数制御を行なっていた。しかし、コ
ントロールレバーとエンジンのガバナとの間をコントロ
ールケーブル、リンクロッド等で機械的に連結する場合
には、機械的抵抗が大きいために、大きな操作力が必要
になるという欠点がある。
【0004】このような欠点を改良し、エンジンのガバ
ナを電気的に遠隔操作するために、エンジンの近傍には
ガバナのガバナレバーを駆動する電動モータを設け、運
転室には燃料レバーまたはアップダウンスイッチ等から
なる回転数指令手段と、マイクロコンピュータ等からな
るコントローラとを設け、該コントローラは回転数指令
手段からの指令信号に基づき電動モータに駆動信号を出
力し、オープンループ制御によってガバナのガバナレバ
ーを電動モータで回動させるようしたものが知られてい
る。
【0005】そこで、図3および図4を参照してこの種
の従来技術による原動機制御装置を建設機械に用いた場
合を例に挙げて述べる。
【0006】図において、1は建設機械に原動機として
搭載されるディーゼルエンジン(以下、「エンジン」と
いう)、2は該エンジン1に設けられたガバナを示し、
該ガバナ2はガバナレバー3を備え、該ガバナレバー3
を増速H方向または減速L方向に回動することによっ
て、エンジン1の目標回転数および実回転数を増加また
は減少させるものである。そして、エンジン1の出力軸
には油圧源となる油圧ポンプ(いずれも図示せず)等が
設けられ、この油圧ポンプから圧油を吐出させることに
より、油圧シリンダや油圧モータ等の油圧アクチュエー
タ(図示せず)を駆動する構成となっている。
【0007】また、ガバナ2にはガバナレバー3の回動
範囲を規制するストッパ4A,4Bが設けられ、ガバナ
レバー3は付勢手段としてのスプリング5によってスト
ッパ4A側に向けて常時付勢されている。そして、ガバ
ナレバー3がストッパ4Aに当接したときに、ガバナ2
はエンジン1の回転数を最低回転数(アイドル回転数ま
たは零)とし、ガバナレバー3がストッパ4Bに当接し
たときに、エンジン1の回転数を最高回転数(フル回転
数)に設定する。
【0008】6はガバナ2のガバナレバー3を回動させ
る電動モータとしてのステッピングモータを示し、該ス
テッピングモータ6の出力軸には回動レバー6Aが取付
けられ、該回動レバー6Aはリンク7を介してガバナレ
バー3と連結されている。そして、該ステッピングモー
タ6は後述のコントローラ9から駆動パルス信号が出力
されることにより正,逆転され、リンク7を介してガバ
ナレバー3を増速H,減速L方向に回動させる。
【0009】8は建設機械の運転室に設けられ、エンジ
ン1の目標回転数を指令する回転数指令手段としての指
令装置を示し、該指令装置8は燃料レバー、ダイヤルま
たはアップダウンスイッチ等によって構成され、運転者
等が手動操作することにより操作量に対応した指令信号
をコントローラ9に出力するようになっている。
【0010】9は運転室内等に設けられ、マイクロコン
ピュータ等によって構成されたコントローラを示し、該
コントローラ9は、指令装置8からの指令信号が入力さ
れる入力部10と、該入力部10に入力された指令信号
に基づいてエンジン1の目標回転数を演算し、駆動信号
としての駆動パルス信号を出力部11からステッピング
モータ6に出力させる演算部12と、出力部11から出
力される駆動パルス信号のパルス数を計数し、その計数
値を演算部12に出力するモニタ手段としてのカウンタ
13とから構成されている。
【0011】ここで、該コントローラ9の演算部12
は、カウンタ13の計数値が前記目標回転数に対応する
値となるまで駆動パルス信号を出力部11から出力させ
る。そして、該コントローラ9の演算部12は出力部1
1と共に駆動信号出力手段を構成し、駆動パルス信号で
スッテピングモータ6を回動させることによって、エン
ジン1の回転数が目標回転数となるように回転数制御を
行う。
【0012】従来技術による原動機制御装置は上述の如
き構成を有するもので、例えば運転者等が指令装置8か
ら所望の回転数指令をコントローラ9に出力すると、該
コントローラ9の演算部12は指令装置8からの指令信
号に基づいてエンジン1の目標回転数を演算し、カウン
タ13の計数値が目標回転数に対応する値となるまで駆
動パルス信号を出力部11から出力させる。
【0013】そして、スッテピングモータ6はこのとき
の駆動パルス信号によって正,逆回転されることによ
り、回動レバー6Aおよびガバナレバー3を増速H,減
速L方向に回動させ、エンジン1の回転数が指令信号に
対応した目標回転数となるようにオープンループ制御が
行われる。
【0014】ここで、エンジン1の実回転数(エンジン
回転数N)と出力トルクTとの関係は、一般的に図4に
示す特性線14に沿って変化することが知られており、
特性線14の一部となる特性線部14a,14b等は、
エンジン1の目標回転数をそれぞれ一定とした場合のエ
ンジン回転数Nの変化特性を示している。
【0015】即ち、指令装置8からの指令信号によりエ
ンジン1の目標回転数を、例えば特性線部14a上に設
定したときには、エンジン1の負荷状態(出力トルク
T)に応じてエンジン回転数Nが特性線部14aに沿っ
て変化し、エンジン1の負荷運転(前記油圧アクチュエ
ータの作動)時にはエンジン回転数Nが実回転数Na1と
なり、エンジン1の無負荷運転(前記油圧アクチュエー
タの停止)時にはエンジン回転数Nが実回転数Na2ま
で、例えば100rpm程度上昇する。
【0016】また、指令装置8からの指令信号によりエ
ンジン1の目標回転数を特性線部14b上に設定したと
きには、エンジン1の負荷状態(出力トルクT)に応じ
てエンジン回転数Nが特性線部14bに沿って変化し、
エンジン1の負荷運転(前記油圧アクチュエータの作
動)時にはエンジン回転数Nが実回転数Nb1となり、エ
ンジン1の無負荷運転(前記油圧アクチュエータの停
止)時にはエンジン回転数Nが実回転数Nb2まで、例え
ば100rpm程度上昇する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、油圧ショベル等の建設機械にエンジン1を
搭載した状態で、建設機械の騒音や振動レベル等を検査
すると、エンジン1の運転に伴う振動、吸気音や排気
音、冷却ファンからの振動音、エンジン1の出力軸に直
結された油圧ポンプの脈動、それによる油圧配管の振動
(異音)、これらに伴う車体側での共振または共鳴等が
発生し、運転室内の居住性や建設機械の耐久性、寿命等
に悪影響を与えてしまうという問題がある。
【0018】そこで、本発明者等は、エンジン1の運転
状態における全体の常用回転数領域のうち、いずれのエ
ンジン回転数N(特定回転数域)で前記共振や共鳴等が
発生しているかを、設計および試作の段階を含めて鋭意
研究した結果、前記共振や共鳴等を発生し易い複数の特
定回転数域(特定回転数の前,後で5〜8rpm程度の
回転数域を含む)が、例えば図5に示す特定回転数域N
1 ,N2 ,N3 の如く存在し、これらの特定回転数域N
1 ,N2 ,N3 では振動レベルが基準値R0 をピーク状
に越えることを知見して、本発明に到達したものであ
る。
【0019】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は騒音や振動レベルの大きい特定
回転数域で原動機が運転されるのを確実に防止でき、運
転時における車両等の共鳴や共振現象をなくすことがで
きると共に、車両の居住性や耐久性等を効果的に向上で
きるようにした原動機制御装置を提供することを目的と
している。
【0020】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、原動機と、該原動機に付設され、ガバ
ナレバーの回動角に応じて該原動機の回転数を増減させ
るガバナと、該ガバナのガバナレバーを回動させる電動
モータと、前記原動機の回転数を指令する回転数指令手
段と、該回転数指令手段からの指令信号に基づき前記電
動モータに駆動信号を出力する駆動信号出力手段とから
なる原動機制御装置に適用される。
【0021】そして、請求項1に記載の発明が採用する
構成の特徴は、前記原動機の回転数を検出する回転数検
出手段と、予め決められた前記原動機の特定回転数域を
記憶する回転数域記憶手段と、前記回転数検出手段で検
出した前記原動機の回転数が、該回転数域記憶手段で記
憶した特定回転数域内にあるか否かを判定する回転数判
定手段と、該回転数判定手段により前記原動機の回転数
が特定回転数域内にあると判定したときに、予め設定し
た一定の駆動信号を前記電動モータに出力する一定駆動
信号出力手段とを備えたことにある。
【0022】また、請求項2に記載の発明では、前記回
転数域記憶手段で記憶した特定回転数域は、前記原動機
の運転時に発生する振動が急激に増大する小さな範囲の
特定回転数域であり、前記一定駆動信号出力手段は、前
記原動機の回転数を該特定回転数域の範囲内から外すよ
うに、予め設定した一定パルスの駆動信号を前記電動モ
ータに出力する構成としている。
【0023】さらに、請求項3に記載の発明では、前記
回転数検出手段からの検出信号に基づき前記原動機の回
転数が変動途中にあるか否かを判定する回転数変動判定
手段を備え、該回転数変動判定手段により前記原動機の
回転数が変動途中にあると判定したときには、前記回転
数判定手段による判定動作を中断させる構成としてい
る。
【0024】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、回転数域記憶
手段で予め決められた原動機の特定回転数域を記憶して
おくことにより、回転数検出手段で検出した原動機の回
転数がこの特定回転数域内にあるか否かを回転数判定手
段で判定でき、該回転数判定手段により原動機の回転数
が特定回転数域内にあると判定したときには、一定駆動
信号出力手段で予め設定した一定の駆動信号を電動モー
タに出力して、原動機の回転数を前記特定回転数域より
も高い回転数または低い回転数に自動的に変更すること
ができる。
【0025】また、請求項2に記載の発明のように、原
動機の運転時に発生する振動が急激に増大する小さな範
囲の特定回転数域を前記回転数域記憶手段で記憶してお
き、前記原動機の回転数をこの特定回転数域の範囲内か
ら外すように、前記一定駆動信号出力手段から予め設定
した一定パルスの駆動信号を電動モータに出力すること
により、仮に原動機の回転数が特定回転数域となったと
きには、原動機の回転数を一定パルスの駆動信号(例え
ば10rpm程度の相当)分だけ自動的に増,減させる
ことができ、特定回転数域外に原動機の回転数を変更で
きる。
【0026】さらに、請求項3に記載の発明のように、
前記回転数検出手段からの検出信号に基づき前記原動機
の回転数が変動途中にあるか否かを判定する回転数変動
判定手段を備えることにより、前記原動機の回転数が変
動途中にあるときには、前記回転数判定手段による判定
動作を中断させることができ、回転数の変動途中に前記
一定駆動信号出力手段から電動モータに駆動信号が余分
に出力されてしまうのを防止できる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1およ
び図2に基づき説明する。なお、実施例では前述した図
3ないし図5に示す従来技術と同一の構成要素に同一の
符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0028】図中、21はエンジン1用の始動スイッ
チ、22はエンジン1の実回転数を検出する回転数検出
手段としてのクランク角センサで、該クランク角センサ
22はクランク軸(図示せず)の回転を検出することに
より、エンジン回転数N(実回転数)に対応した信号を
後述のコントローラ23に出力する。
【0029】23はマイクロコンピュータ等によって構
成されたコントローラを示し、該コントローラ23はそ
の入力側が始動スイッチ21、クランク角センサ22お
よび指令装置8等に接続され、出力側がステッピングモ
ータ6等に接続されている。そして、該コントローラ2
3は従来技術で述べたコントローラ9と同様の機能を有
する他に、その記憶回路内には図2に示すプログラム等
を格納し、エンジン1の回転数変更制御処理等を行うよ
うになっている。
【0030】また、コントローラ23の記憶回路にはそ
の記憶エリア23A内に、図5に例示した振動レベル等
がピーク状に大きくなる特定回転数域N1 ,N2 ,N3
等を更新可能に格納すると共に、タイマtおよび一定時
間t0 (例えば0.1〜0.5秒程度)等を格納し、コ
ントローラ23の記憶エリア23Aは回転数域記憶手段
を構成している。
【0031】本実施例による原動機制御装置は上述の如
き構成を有するもので、その基本的作動については従来
技術によるものと格別差異はない。
【0032】そこで、本実施例の特徴であるコントロー
ラ23によるエンジン1の回転数変更制御処理について
図2を参照して説明する。
【0033】まず、処理動作がスタートすると、ステッ
プ1で始動スイッチ21からの信号に基づきエンジン1
が始動したか否かを判定し、「YES」と判定したとき
にはステップ2に移ってタイマtをスタートさせ、ステ
ップ3でクランク角センサ22からこのときのエンジン
回転数Nを読込む。
【0034】次に、ステップ3ではタイマtをスタート
してから一定時間t0 (例えば0.1〜0.5秒程度)
が経過したか否かを判定し、「NO」と判定する間はス
テップ3に戻ってエンジン回転数Nの読込みを続ける。
そして、ステップ4で「YES」と判定したときにはス
テップ5に移り、ステップ5では一定時間t0 が経過す
る間にエンジン回転数Nが、例えば10〜50rpm以
上に亘って変動(増,減)したか否かを判定する。
【0035】そして、ステップ5で「YES」と判定し
たときには、例えば図4に示す特性線14の特性線部1
4a,14b等の如く、指令装置8によるエンジン1の
目標回転数は指令された一定値であるのに、エンジン1
の負荷状態(出力トルクT)に応じてエンジン回転数N
が特性線部14a,14b等に沿って変化している場合
であると判定できるから、ステップ2に戻ってこれ以降
の処理を繰り返すようにする。
【0036】また、ステップ5で「YES」と判定した
ときには、例えば0.1〜0.5秒程度の一定時間t0
の間にエンジン回転数Nが実質的に一定となっていると
きであるから、ステップ6に移ってこのときのエンジン
回転数Nが特定回転数域N1,N2 ,N3 内に入ってい
るか否かを判定し、「NO」と判定したときには特定回
転数域N1 ,N2 ,N3 外となっているので、ステップ
8に移ってリターンし指令装置8によるエンジン1の目
標回転数制御を続行させる。
【0037】次に、ステップ5で「YES」と判定した
ときには、エンジン回転数Nが特定回転数域N1 ,N2
,N3 内となり、エンジン1を搭載する車両の振動レ
ベルは図5に示す基準値R0 を大きく越える虞れがある
から、ステップ7に移ってステッピングモータ6に一定
パルス(例えば1〜3パルス程度)の駆動パルス信号を
出力し、ステッピングモータ6で図3に示すガバナレバ
ー3を増速H方向または減速L方向に回動させることに
より、例えば10rpm程度だけエンジン回転数Nを増
速または減速させる。
【0038】そして、その後は再びステップ1以降の処
理を繰り返すことにより、エンジン回転数Nが一定時間
t0 (例えば0.1〜0.5秒程度)以上に亘って特定
回転数域N1 ,N2 ,N3 内に留まるのを回避するよう
に回転数変更制御を続行し、エンジン1を搭載する車両
の振動レベル等が基準値R0 を越えて増大するのを防止
する。
【0039】かくして、本実施例によれば、クランク角
センサ22からエンジン1の実回転数となるエンジン回
転数Nを読込み、このエンジン回転数Nが一定時間t0
(例えば0.1〜0.5秒程度)の間に特定回転数域N
1 ,N2 ,N3 内にあるか否かを判定しつつ、判定結果
が「YES」の場合にはこのときのエンジン回転数N
を、例えば10rpm程度だけ変更(増速または減速)
させる構成としたから、騒音や振動レベルの大きい特定
回転数域N1 ,N2 ,N3 内でエンジン1が運転される
のを即座に回避(変更)でき、エンジン1を搭載した車
両に共鳴や共振現象が発生するのを確実に防止できる。
【0040】また、前記ステップ2〜ステップ5に亘る
処理では、クランク角センサ22からの検出信号に基づ
きエンジン回転数Nが一定時間t0 の間に、例えば10
〜50rpm以上に亘って変動(増,減)したか否かを
判定し、変動途中の場合には図4に例示した特性線14
の特性線部14a,14b等の如く、エンジン1の負荷
状態(出力トルクT)に応じてエンジン回転数Nが変化
している場合であるとし、回転数の判定・変更制御等を
中断させるようにしたから、指令装置8によるエンジン
1の目標回転数制御を続行でき、エンジン1の回転数制
御を安定させて行うことができる。
【0041】従って、本実施例によれば、騒音や振動レ
ベル等の大きい特定回転数域N1 ,N2 ,N3 内でエン
ジン1が運転されるのを確実に防止でき、エンジン1の
作動(運転)時における車両の共鳴や共振現象等を効果
的に回避することができると共に、車両の居住性や耐久
性等を大幅に向上できる等の効果を奏する。
【0042】なお、前記実施例では、図2に示すプログ
ラムのうち、ステップ5が本発明の構成要件である回転
数変動判定手段の具体例を示し、ステップ6が回転数判
定手段の具体例を示し、ステップ7が一定駆動信号出力
手段の具体例を示すものである。
【0043】また、前記実施例では、エンジン1の運転
状態における全体の常用回転数領域のうち、共振や共鳴
等を発生し易い複数の特定回転数域として、図5に示す
ように振動レベルが基準値R0 を越える特定回転数域N
1 ,N2 ,N3 を例に挙げて説明したが、本発明はこれ
に限るものではなく、例えばエンジン1が搭載される車
両の大きさや種類等に応じて、これらの特定回転数域N
1 ,N2 ,N3 は変化するもので、各車両毎に実験デー
タ等によって求めるようにすればよく、車両の種類によ
っては共振や共鳴等を発生し易い特定回転数域(特定回
転数の前,後で5〜8rpm程度の回転数域を含む)
が、単一の特定回転数域(例えば特定回転数域N1 ,N
2 ,N3 のうちのいずれか)のみの場合もあり、さらに
は2または4以上の特定回転数域で振動レベルが基準値
R0 をピーク状に越えることもあり得るものである。
【0044】さらに、前記各実施例では、コントローラ
9からの駆動パルス信号でスッテピングモータ6を正,
逆回転することにより、オープンループ制御でエンジン
1の回転数を制御するものとして述べたが、本発明はこ
れに限るものではなく、例えば回動レバー6Aの回動角
を検出するポテンショメータ等の回動角検出手段を別途
設け、この回動角検出器からの検出信号に基づいてエン
ジン1の回転数をフィードバック制御するようにしても
よい。
【0045】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の発
明によれば、回転数域記憶手段で予め決められた原動機
の特定回転数域を記憶しておくことにより、回転数検出
手段で検出した原動機の回転数がこの特定回転数域内に
あるか否かを回転数判定手段で判定し、該回転数判定手
段により原動機の回転数が特定回転数域内にあると判定
したときには、一定駆動信号出力手段で予め設定した一
定の駆動信号を電動モータに出力する構成としたから、
原動機の回転数を前記特定回転数域よりも高い回転数ま
たは低い回転数に自動的に変更することができ、例えば
騒音や振動レベルの大きい特定回転数域で原動機が運転
されるのを確実に防止できると共に、運転時における車
両等の共鳴や共振現象をなくし、車両等の居住性や耐久
性を確実に向上させることができる。
【0046】また、請求項2に記載の発明のように、原
動機の運転時に発生する振動が急激に増大する小さな範
囲の特定回転数域を前記回転数域記憶手段で記憶してお
き、前記原動機の回転数をこの特定回転数域の範囲内か
ら外すように、前記一定駆動信号出力手段から予め設定
した一定パルスの駆動信号を電動モータに出力すること
により、仮に原動機の回転数が特定回転数域となったと
きには、原動機の回転数を一定パルスの駆動信号(例え
ば10rpm程度の相当)分だけ自動的に増,減させ
て、特定回転数域外に原動機の回転数を変更でき、原動
機を搭載する車両等の騒音や振動を効果的に低減するこ
とができる。
【0047】さらに、請求項3に記載の発明のように、
前記回転数検出手段からの検出信号に基づき前記原動機
の回転数が変動途中にあるか否かを判定する回転数変動
判定手段を備えることにより、前記原動機の回転数が変
動途中にあるときには、前記回転数判定手段による判定
動作を中断させて、回転数指令手段からの指令信号に基
づいた目標回転数の制御等を続行でき、原動機の回転数
制御を安定させて行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による原動機制御装置を示す制
御ブロック図である。
【図2】エンジンの回転数変更制御処理を示す流れ図で
ある。
【図3】従来技術による原動機制御装置を示す全体構成
図である。
【図4】エンジン回転数とエンジンの出力トルクとの関
係を示す特性線図である。
【図5】エンジン回転数と振動レベルとの関係を示す特
性線図である。
【符号の説明】
1 エンジン(原動機) 2 ガバナ 3 ガバナレバー 4A,4B ストッパ 6 ステッピングモータ(電動モータ) 7 リンク 8 指令装置(回転数指令手段) 21 始動スイッチ 22 クランク角センサ(回転数検出手段) 23 コントローラ(駆動信号出力手段) 23A 記憶エリア(回転数域記憶手段) N1 ,N2 ,N3 特定回転数域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機と、該原動機に付設され、ガバナ
    レバーの回動角に応じて該原動機の回転数を増減させる
    ガバナと、該ガバナのガバナレバーを回動させる電動モ
    ータと、前記原動機の回転数を指令する回転数指令手段
    と、該回転数指令手段からの指令信号に基づき前記電動
    モータに駆動信号を出力する駆動信号出力手段とからな
    る原動機制御装置において、 前記原動機の回転数を検出する回転数検出手段と、予め
    決められた前記原動機の特定回転数域を記憶する回転数
    域記憶手段と、前記回転数検出手段で検出した前記原動
    機の回転数が、該回転数域記憶手段で記憶した特定回転
    数域内にあるか否かを判定する回転数判定手段と、該回
    転数判定手段により前記原動機の回転数が特定回転数域
    内にあると判定したときに、予め設定した一定の駆動信
    号を前記電動モータに出力する一定駆動信号出力手段と
    を備える構成としたことを特徴とする原動機制御装置。
  2. 【請求項2】 前記回転数域記憶手段で記憶した特定回
    転数域は、前記原動機の運転時に発生する振動が急激に
    増大する小さな範囲の特定回転数域であり、前記一定駆
    動信号出力手段は、前記原動機の回転数を該特定回転数
    域の範囲内から外すように、予め設定した一定パルスの
    駆動信号を前記電動モータに出力する構成としてなる請
    求項1に記載の原動機制御装置。
  3. 【請求項3】 前記回転数検出手段からの検出信号に基
    づき前記原動機の回転数が変動途中にあるか否かを判定
    する回転数変動判定手段を備え、該回転数変動判定手段
    により前記原動機の回転数が変動途中にあると判定した
    ときには、前記回転数判定手段による判定動作を中断さ
    せる構成としてなる請求項1または2に記載の原動機制
    御装置。
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