JPH09326246A - 冷陰極低圧放電灯 - Google Patents
冷陰極低圧放電灯Info
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- JPH09326246A JPH09326246A JP11606196A JP11606196A JPH09326246A JP H09326246 A JPH09326246 A JP H09326246A JP 11606196 A JP11606196 A JP 11606196A JP 11606196 A JP11606196 A JP 11606196A JP H09326246 A JPH09326246 A JP H09326246A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 バックライトユニットの薄型,軽量などが可
能で、かつ始動特性を大幅に向上改善した冷陰極低圧放
電灯の提供。 【解決手段】 内壁面に蛍光体層6が設けられ、かつ希
ガス(他だしキセノンを除く)を封有するガラス管5、
および前記ガラス管5の両端部にそれぞれ封装された一
対の導入線8,8′の先端部に装着された冷陰極7,
7′を具備する冷陰極低圧放電灯において、少なくとも
一方の冷陰極7,7′部領域の蛍光体層6面に電子放射
性物質層9を担持させたことを特徴とする冷陰極低圧放
電灯である。
能で、かつ始動特性を大幅に向上改善した冷陰極低圧放
電灯の提供。 【解決手段】 内壁面に蛍光体層6が設けられ、かつ希
ガス(他だしキセノンを除く)を封有するガラス管5、
および前記ガラス管5の両端部にそれぞれ封装された一
対の導入線8,8′の先端部に装着された冷陰極7,
7′を具備する冷陰極低圧放電灯において、少なくとも
一方の冷陰極7,7′部領域の蛍光体層6面に電子放射
性物質層9を担持させたことを特徴とする冷陰極低圧放
電灯である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は細管型の冷陰極低圧
放電灯に係り、特に点灯始動性を改善した冷陰極低圧放
電灯に関する。
放電灯に係り、特に点灯始動性を改善した冷陰極低圧放
電灯に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば液晶バックライト用光源とし
て、冷陰極低圧放電灯(冷陰極蛍光ランプ)が一般的に
使用されており、このような用途に対して、図3に要部
構成を断面的に示すような冷陰極蛍光ランプが提供され
ている。すなわち、内壁面に紫外線などによる刺激で発
光する蛍光体層1が設けられ、かつ水銀および希ガス
(放電媒体)を封有するガラス管2と、このガラス管2
の両端部にそれぞれ封装された一対の導入線3,3′の
先端部に装着された冷陰極4,4′とで構成されてい
る。
て、冷陰極低圧放電灯(冷陰極蛍光ランプ)が一般的に
使用されており、このような用途に対して、図3に要部
構成を断面的に示すような冷陰極蛍光ランプが提供され
ている。すなわち、内壁面に紫外線などによる刺激で発
光する蛍光体層1が設けられ、かつ水銀および希ガス
(放電媒体)を封有するガラス管2と、このガラス管2
の両端部にそれぞれ封装された一対の導入線3,3′の
先端部に装着された冷陰極4,4′とで構成されてい
る。
【0003】なお、図3に図示した構成の場合、冷陰極
4,4′は、たとえばNi製の円筒状カップと、この円筒
状カップ内に充填・配置された水銀合金粉末(もしくは
水銀合金とゲッターの混合粉末)と、たとえば水銀ジル
コン系合金とで形成されている。そして、前記ガラス管
2の端部に封止・導入された導入線3,3′先端部に、
前記円筒状カップの底面側を接続・保持させた構成と成
っている。
4,4′は、たとえばNi製の円筒状カップと、この円筒
状カップ内に充填・配置された水銀合金粉末(もしくは
水銀合金とゲッターの混合粉末)と、たとえば水銀ジル
コン系合金とで形成されている。そして、前記ガラス管
2の端部に封止・導入された導入線3,3′先端部に、
前記円筒状カップの底面側を接続・保持させた構成と成
っている。
【0004】また、この種の冷陰極蛍光ランプは、一般
的に、次のような手順で製造されている。先ず、ガラス
管2の洗浄から始まり、洗浄されたガラス管2内壁に蛍
光体を塗布し、次いで、蛍光体を塗布したガラス管2を
炉(たとえば 550℃の炉温)中に数分入れ、塗布した蛍
光体の焼き付け(蛍光体層1の形成),ガス抜きをす
る。その後、排気側ビーズマウントが固定されるよう
に、ガラス管2に窪みを付け(これをフォーミングとい
う)、封止工程を行う前に予め製作しておいた封止側マ
ウント(電極4,4′側)を、そのジュメット線部でガ
ラス管2に封着する。 次いで、排気工程でガラス管2
内を10-2〜10-5Torr程度まで排気し、十分に排気した後
に希ガスを封入してから、排気マウントビーズ部とガラ
ス管2とを封着する。その後、冷電極4,4′に取り付
けられた水銀ディスペンサーを高周波で加熱し、水銀を
管内に放出する。最後に、エージングを数時間行い、ラ
ンプとして完成する。
的に、次のような手順で製造されている。先ず、ガラス
管2の洗浄から始まり、洗浄されたガラス管2内壁に蛍
光体を塗布し、次いで、蛍光体を塗布したガラス管2を
炉(たとえば 550℃の炉温)中に数分入れ、塗布した蛍
光体の焼き付け(蛍光体層1の形成),ガス抜きをす
る。その後、排気側ビーズマウントが固定されるよう
に、ガラス管2に窪みを付け(これをフォーミングとい
う)、封止工程を行う前に予め製作しておいた封止側マ
ウント(電極4,4′側)を、そのジュメット線部でガ
ラス管2に封着する。 次いで、排気工程でガラス管2
内を10-2〜10-5Torr程度まで排気し、十分に排気した後
に希ガスを封入してから、排気マウントビーズ部とガラ
ス管2とを封着する。その後、冷電極4,4′に取り付
けられた水銀ディスペンサーを高周波で加熱し、水銀を
管内に放出する。最後に、エージングを数時間行い、ラ
ンプとして完成する。
【0005】ところで、前記液晶バックライト用光源と
しての冷陰極蛍光ランプに関しては、市場の動向とし
て、バックライトユニットの薄型,軽量,高性能化など
が重要視され、このような動向に伴い、組み込む光源
(ランプ)についても、より一層の高性能化が望まれて
いる。
しての冷陰極蛍光ランプに関しては、市場の動向とし
て、バックライトユニットの薄型,軽量,高性能化など
が重要視され、このような動向に伴い、組み込む光源
(ランプ)についても、より一層の高性能化が望まれて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】冷陰極蛍光ランプは、
導入線3,3′を介して一対の冷陰極4,4′間に所定
の電位を印加すると、発生した初期プラズマのイオンに
よって、冷陰極4,4′から二次電子が放出され、ガラ
ス管2内で放電が開始する。そして、この放電に伴う電
子エネルギーによって励起された水銀原子の共鳴遷移で
紫外線を放射し、さらに、この紫外線がガラス管2内壁
面の蛍光体層1によって、可視光に変換され、可視光線
を発生する。
導入線3,3′を介して一対の冷陰極4,4′間に所定
の電位を印加すると、発生した初期プラズマのイオンに
よって、冷陰極4,4′から二次電子が放出され、ガラ
ス管2内で放電が開始する。そして、この放電に伴う電
子エネルギーによって励起された水銀原子の共鳴遷移で
紫外線を放射し、さらに、この紫外線がガラス管2内壁
面の蛍光体層1によって、可視光に変換され、可視光線
を発生する。
【0007】しかし、上記構成の冷陰極蛍光ランプは、
点灯,動作について実用上、次のような不都合が認めら
れる。すなわち、暗黒時(暗い場所,たとえば装置に内
装・内蔵された状態)において、点灯の始動もしくは再
始動を行った場合、初期の二次電子放出不足から通電開
始後、定常的な放電発光に至るまで、30秒間程度の時間
を要する。換言すると、点灯始動性が一般的に不十分
で、たとえば液晶バックライトとしての使用において、
所要の画像表示に即応できないという性能的な問題があ
る。
点灯,動作について実用上、次のような不都合が認めら
れる。すなわち、暗黒時(暗い場所,たとえば装置に内
装・内蔵された状態)において、点灯の始動もしくは再
始動を行った場合、初期の二次電子放出不足から通電開
始後、定常的な放電発光に至るまで、30秒間程度の時間
を要する。換言すると、点灯始動性が一般的に不十分
で、たとえば液晶バックライトとしての使用において、
所要の画像表示に即応できないという性能的な問題があ
る。
【0008】本発明は上記事情に対処してなされたもの
で、バックライトユニットの薄型,軽量などが可能で、
かつ始動特性を大幅に改善・向上させた冷陰極低圧放電
灯の提供を目的とする。
で、バックライトユニットの薄型,軽量などが可能で、
かつ始動特性を大幅に改善・向上させた冷陰極低圧放電
灯の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、内壁
面に蛍光体層が設けられ、かつ希ガス(ただしキセノン
を除く),水銀を封有するガラス管、および前記ガラス
管の両端部にそれぞれ封装された一対の導入線の先端部
に装着された冷陰極を具備する冷陰極低圧放電灯におい
て、少なくとも一方の冷陰極側領域の蛍光体層面に電子
放射性物質層を担持させたことを特徴とする冷陰極低圧
放電灯である。
面に蛍光体層が設けられ、かつ希ガス(ただしキセノン
を除く),水銀を封有するガラス管、および前記ガラス
管の両端部にそれぞれ封装された一対の導入線の先端部
に装着された冷陰極を具備する冷陰極低圧放電灯におい
て、少なくとも一方の冷陰極側領域の蛍光体層面に電子
放射性物質層を担持させたことを特徴とする冷陰極低圧
放電灯である。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の冷陰極
低圧放電灯において、電子放射性物質が担持された領域
の先端部は冷陰極先端+ 5mm以内であることを特徴とす
る。請求項3の発明は、請求項1もしくは請求項2記載
の冷陰極低圧放電灯において、電子放射性物質がジルコ
ニウム,錫もしくはジルコニウム,錫の少なくとも1種
を含む化合物であることを特徴とする。
低圧放電灯において、電子放射性物質が担持された領域
の先端部は冷陰極先端+ 5mm以内であることを特徴とす
る。請求項3の発明は、請求項1もしくは請求項2記載
の冷陰極低圧放電灯において、電子放射性物質がジルコ
ニウム,錫もしくはジルコニウム,錫の少なくとも1種
を含む化合物であることを特徴とする。
【0011】すなわち、本発明に係る冷陰極低圧放電灯
は、ガラス管内壁面に形成されている蛍光体層中、ガラ
ス管の両端部にそれぞれ封入・装着された冷陰極に対応
(もしくは対向)する領域のうち、少なくとも一方の冷
陰極部を含むガラス管端部の蛍光体層面に電子放射性物
質層を形成具備させたことを骨子とする。ここで、蛍光
体層は、ガラス管端部に封装された導入線に接触しない
程度まで形成し、この部分にも電子放射性物質層を形成
具備させることも可能である。また、前記電子放射性物
質層を形成する領域は、冷陰極の先端から放電空間側に
1〜 5mm程度突出させるのが好ましい。
は、ガラス管内壁面に形成されている蛍光体層中、ガラ
ス管の両端部にそれぞれ封入・装着された冷陰極に対応
(もしくは対向)する領域のうち、少なくとも一方の冷
陰極部を含むガラス管端部の蛍光体層面に電子放射性物
質層を形成具備させたことを骨子とする。ここで、蛍光
体層は、ガラス管端部に封装された導入線に接触しない
程度まで形成し、この部分にも電子放射性物質層を形成
具備させることも可能である。また、前記電子放射性物
質層を形成する領域は、冷陰極の先端から放電空間側に
1〜 5mm程度突出させるのが好ましい。
【0012】本発明において、電子放射性物質として
は、たとえば酸化バリウム,酸化ジルコニウム,酸化ア
ルミニウム,酸化錫などが挙げられ、蛍光体層面に被覆
形成(もしくは担持)する電子放射性物質層の厚さは数
μm 程度以下で十分である。なお、この発明において、
放電媒体を成す希ガスとしては、キセノンを除いた他の
希ガスが選択される。その理由は、キセノンの励起電圧
が、同時に封有する水銀の励起電圧と近似しており、結
果的に、双方の作用が重複することになる。つまり、水
銀を封有した場合は、比較的高価なキセノンを併せて封
有する意義がなく、反って不経済である。
は、たとえば酸化バリウム,酸化ジルコニウム,酸化ア
ルミニウム,酸化錫などが挙げられ、蛍光体層面に被覆
形成(もしくは担持)する電子放射性物質層の厚さは数
μm 程度以下で十分である。なお、この発明において、
放電媒体を成す希ガスとしては、キセノンを除いた他の
希ガスが選択される。その理由は、キセノンの励起電圧
が、同時に封有する水銀の励起電圧と近似しており、結
果的に、双方の作用が重複することになる。つまり、水
銀を封有した場合は、比較的高価なキセノンを併せて封
有する意義がなく、反って不経済である。
【0013】請求項1ないし請求項3の発明では、少な
くとも一方の冷陰極近傍の内壁面に電子放射性物質を担
持させ、通電初期時における電子放射を補助・補給し易
い構成を採っている。つまり、暗黒時における始動点灯
などに当たって、対応する冷陰極間に所要の電位を加え
通電したとき、所要の放電発光に必要な初期電子の不足
分が容易に補充されるので、通電から定常的な発光まで
の所要時間も大幅に短縮され(始動特性の向上)、細管
形,軽量性などと相俟って、冷陰極低圧放電灯の実用化
がより一層図られる。
くとも一方の冷陰極近傍の内壁面に電子放射性物質を担
持させ、通電初期時における電子放射を補助・補給し易
い構成を採っている。つまり、暗黒時における始動点灯
などに当たって、対応する冷陰極間に所要の電位を加え
通電したとき、所要の放電発光に必要な初期電子の不足
分が容易に補充されるので、通電から定常的な発光まで
の所要時間も大幅に短縮され(始動特性の向上)、細管
形,軽量性などと相俟って、冷陰極低圧放電灯の実用化
がより一層図られる。
【0014】特に、請求項2の発明では、電子放射性物
質の担持領域をさらに限定したので、発光効率の向上が
図られ、また、請求項3の発明では、電子放射性物質の
選択によって、上記始動特性の向上が図られる。
質の担持領域をさらに限定したので、発光効率の向上が
図られ、また、請求項3の発明では、電子放射性物質の
選択によって、上記始動特性の向上が図られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図1および図2を参照して実
施例を説明する。
施例を説明する。
【0016】図1は、第1実施例の冷陰極低圧放電灯の
要部構成例を断面的に示したものである。図1におい
て、5は内壁面に紫外線による刺激で発光する厚さ20〜
22μm程度蛍光体層6が設けられ、かつ希ガスを封有す
る外径 3.0mm,内径 2.0mmのガラス管、7,7′は前記
ガラス管5の両端部にそれぞれ封入された一対の導入線
8,8′の先端部にそれぞれ装着された冷陰極である。
ここで、蛍光体層6中、冷陰極7,7′を囲む(対向す
る)領域表面には、厚さ 1〜 2μm 程度の電子放射性物
質(たとえばジルコニウム)層9が設けられている。ま
た、前記冷陰極7,7′は、たとえばNi製の外径 1mm,
長さ 3mmの円筒状カップ(もしくはスリーブ)、および
前記円筒状カップ内に充填・配置された約 2mg程度の水
銀合金で構成されている。そして、前記構成の冷陰極
7,7′は、前記ガラス管5の両端部にそれぞれ封止・
導入された導入線8,8′の先端部に、円筒状カップの
底部を接続・保持させて放電電極として機能する構成を
成している。
要部構成例を断面的に示したものである。図1におい
て、5は内壁面に紫外線による刺激で発光する厚さ20〜
22μm程度蛍光体層6が設けられ、かつ希ガスを封有す
る外径 3.0mm,内径 2.0mmのガラス管、7,7′は前記
ガラス管5の両端部にそれぞれ封入された一対の導入線
8,8′の先端部にそれぞれ装着された冷陰極である。
ここで、蛍光体層6中、冷陰極7,7′を囲む(対向す
る)領域表面には、厚さ 1〜 2μm 程度の電子放射性物
質(たとえばジルコニウム)層9が設けられている。ま
た、前記冷陰極7,7′は、たとえばNi製の外径 1mm,
長さ 3mmの円筒状カップ(もしくはスリーブ)、および
前記円筒状カップ内に充填・配置された約 2mg程度の水
銀合金で構成されている。そして、前記構成の冷陰極
7,7′は、前記ガラス管5の両端部にそれぞれ封止・
導入された導入線8,8′の先端部に、円筒状カップの
底部を接続・保持させて放電電極として機能する構成を
成している。
【0017】前記構成の冷陰極低圧放電灯の冷陰極7,
7′間に、所要の電圧を印加して点灯すると、発生した
初期プラズマのイオンによって、冷陰極7,7′から二
次電子が放出され、ガラス管5内で放電が開始する。そ
して、この放電に伴う電子エネルギーによって励起され
た水銀原子の共鳴遷移で紫外線を放射し、さらにこの紫
外線は、ガラス管5内壁面の蛍光体層6によって可視光
に変換され、可視光線を発生する。
7′間に、所要の電圧を印加して点灯すると、発生した
初期プラズマのイオンによって、冷陰極7,7′から二
次電子が放出され、ガラス管5内で放電が開始する。そ
して、この放電に伴う電子エネルギーによって励起され
た水銀原子の共鳴遷移で紫外線を放射し、さらにこの紫
外線は、ガラス管5内壁面の蛍光体層6によって可視光
に変換され、可視光線を発生する。
【0018】そして、この冷陰極蛍光ランプにおいて
は、前記蛍光体層6の所定領域面に電子放射性物質層が
形成・担持されているため、暗黒な雰囲気中でも通電初
期における放電が発生し易い状態を採り、通電開始から
たとえば0.02秒程度のうちに、定常的な放電・発光に到
達することが確認された。つまり、細管形,軽量・コン
パクト性などを保持しながら、点灯における始動特性が
大幅に向上改善された冷陰極低圧放電灯として機能する
ものであった。
は、前記蛍光体層6の所定領域面に電子放射性物質層が
形成・担持されているため、暗黒な雰囲気中でも通電初
期における放電が発生し易い状態を採り、通電開始から
たとえば0.02秒程度のうちに、定常的な放電・発光に到
達することが確認された。つまり、細管形,軽量・コン
パクト性などを保持しながら、点灯における始動特性が
大幅に向上改善された冷陰極低圧放電灯として機能する
ものであった。
【0019】図2は、第2実施例の冷陰極低圧放電灯の
要部構成例を断面的に示したものである。図2におい
て、5は内壁面全体に紫外線による刺激で発光する厚さ
18〜22μm 程度蛍光体層6が設けられ、かつ希ガスを封
有する外径 3.0mm,内径 2.0mmのガラス管、9は前記蛍
光体層6中、後述する冷陰極に囲む(対向する)領域お
よびガラス管5封止端部に亘る蛍光体層6面に設けられ
た厚さ 1〜 2μm 程度の電子放射性物質(たとえばジル
コニウム)層である。ここで、電子放射性物質層9は、
冷陰極先端部+ 3mm程度(放電空間側に 3mm程度突出)
からガラス管5封止端部では、後述する導入線に対し十
分な非接触を確保するように設けられている。
要部構成例を断面的に示したものである。図2におい
て、5は内壁面全体に紫外線による刺激で発光する厚さ
18〜22μm 程度蛍光体層6が設けられ、かつ希ガスを封
有する外径 3.0mm,内径 2.0mmのガラス管、9は前記蛍
光体層6中、後述する冷陰極に囲む(対向する)領域お
よびガラス管5封止端部に亘る蛍光体層6面に設けられ
た厚さ 1〜 2μm 程度の電子放射性物質(たとえばジル
コニウム)層である。ここで、電子放射性物質層9は、
冷陰極先端部+ 3mm程度(放電空間側に 3mm程度突出)
からガラス管5封止端部では、後述する導入線に対し十
分な非接触を確保するように設けられている。
【0020】また、7,7′は前記ガラス管5の両端部
にそれぞれ封入された一対の導入線8,8′の先端部に
それぞれ装着された冷陰極である。ここで、前記冷陰極
7,7′は、たとえばNi製の外径 1mm,長さ 3mmの円筒
状カップ(もしくはスリーブ)、および前記円筒状カッ
プ内に充填・配置された約 2mg程度の水銀合金で構成さ
れている。そして、前記構成の冷陰極7,7′は、前記
ガラス管5の両端部にそれぞれ封止・導入された導入線
8,8′の先端部に、円筒状カップの底部を接続・保持
させて放電電極として機能する構成を成している。
にそれぞれ封入された一対の導入線8,8′の先端部に
それぞれ装着された冷陰極である。ここで、前記冷陰極
7,7′は、たとえばNi製の外径 1mm,長さ 3mmの円筒
状カップ(もしくはスリーブ)、および前記円筒状カッ
プ内に充填・配置された約 2mg程度の水銀合金で構成さ
れている。そして、前記構成の冷陰極7,7′は、前記
ガラス管5の両端部にそれぞれ封止・導入された導入線
8,8′の先端部に、円筒状カップの底部を接続・保持
させて放電電極として機能する構成を成している。
【0021】前記構成の冷陰極低圧放電灯の冷陰極7,
7′間に、所要の電圧を印加して点灯すると、発生した
初期プラズマのイオンによって、冷陰極7,7′から二
次電子が放出され、ガラス管5内で放電が開始する。そ
して、この放電に伴う電子エネルギーによって励起され
た水銀原子の共鳴遷移で紫外線を放射し、さらに、この
紫外線がガラス管5内壁面の蛍光体層6によって可視光
に変換され、可視光線を発生する。
7′間に、所要の電圧を印加して点灯すると、発生した
初期プラズマのイオンによって、冷陰極7,7′から二
次電子が放出され、ガラス管5内で放電が開始する。そ
して、この放電に伴う電子エネルギーによって励起され
た水銀原子の共鳴遷移で紫外線を放射し、さらに、この
紫外線がガラス管5内壁面の蛍光体層6によって可視光
に変換され、可視光線を発生する。
【0022】そして、この冷陰極蛍光ランプにおいて
は、前記蛍光体層6面に電子放射性物質層9を形成・担
持しているため、暗黒な雰囲気中でも通電初期における
放電が発生し易い状態を採り、通電開始からたとえば0.
02秒程度のうちに、定常的な放電・発光に到達すること
が確認された。つまり、第1実施例の場合と同様に、細
管形,軽量・コンパクト性などを保持しながら、点灯に
おける始動特性が大幅に向上改善された冷陰極低圧放電
灯として機能するものであった。
は、前記蛍光体層6面に電子放射性物質層9を形成・担
持しているため、暗黒な雰囲気中でも通電初期における
放電が発生し易い状態を採り、通電開始からたとえば0.
02秒程度のうちに、定常的な放電・発光に到達すること
が確認された。つまり、第1実施例の場合と同様に、細
管形,軽量・コンパクト性などを保持しながら、点灯に
おける始動特性が大幅に向上改善された冷陰極低圧放電
灯として機能するものであった。
【0023】なお、上記構成においては、両方の冷陰極
部を囲む蛍光体層6面に電子放射性物質層9を形成・担
持させた構成を例示したが、一方の冷陰極部を囲む蛍光
体層6面に電子放射性物質層9を形成・担持させた構成
としてもよい。また、電子放射性物質としてジルコニウ
ムの代わりに、たとえば酸化錫や酸化バリウムなどを用
いた構成を採っても、同様の作用効果が認められた。
部を囲む蛍光体層6面に電子放射性物質層9を形成・担
持させた構成を例示したが、一方の冷陰極部を囲む蛍光
体層6面に電子放射性物質層9を形成・担持させた構成
としてもよい。また、電子放射性物質としてジルコニウ
ムの代わりに、たとえば酸化錫や酸化バリウムなどを用
いた構成を採っても、同様の作用効果が認められた。
【0024】本発明は、上記実施例に限定されるもので
なく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、いろいろの変形
を採ることができる。たとえば発光管を成すガラス管の
外径,長さ、冷陰極を構成する円筒状カップの材質な
ど、冷陰極低圧放電灯の用途や規格に対応して、前記例
示以外の寸法,材質など適宜変更した形態で実施でき
る。
なく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、いろいろの変形
を採ることができる。たとえば発光管を成すガラス管の
外径,長さ、冷陰極を構成する円筒状カップの材質な
ど、冷陰極低圧放電灯の用途や規格に対応して、前記例
示以外の寸法,材質など適宜変更した形態で実施でき
る。
【0025】
【発明の効果】上記説明から分かるように、本発明によ
れば、封着(封装)した冷陰極部に対応(近傍領域)す
る蛍光体層もしくは蛍光体層面に、電子放射性物質を担
持させて発光管内における放電発光が起こり易い構成を
採っている。このため、点灯始動性が問題視されている
暗黒状態での通電初期でも、十分な電子が容易に確保さ
れので、従来30秒程度必要とした通電から定常的発光ま
での所要時間を0.02秒程度と点灯始動性が大幅に向上す
る。つまり、発光管(ガラス管)を細径化し、たとえば
液晶表示装置の小形化に対応してコンパクト化を図った
場合でも、より高い性能の要求にも十分対応できる高始
動性のバックライトとして機能する冷陰極低圧放電灯を
提供できる。
れば、封着(封装)した冷陰極部に対応(近傍領域)す
る蛍光体層もしくは蛍光体層面に、電子放射性物質を担
持させて発光管内における放電発光が起こり易い構成を
採っている。このため、点灯始動性が問題視されている
暗黒状態での通電初期でも、十分な電子が容易に確保さ
れので、従来30秒程度必要とした通電から定常的発光ま
での所要時間を0.02秒程度と点灯始動性が大幅に向上す
る。つまり、発光管(ガラス管)を細径化し、たとえば
液晶表示装置の小形化に対応してコンパクト化を図った
場合でも、より高い性能の要求にも十分対応できる高始
動性のバックライトとして機能する冷陰極低圧放電灯を
提供できる。
【図1】第1実施例の冷陰極低圧放電灯の要部構成例を
示す断面図。
示す断面図。
【図2】第2実施例の冷陰極低圧放電灯の要部構成例を
示す断面図。
示す断面図。
【図3】従来の冷陰極低圧放電灯の要部構成例を示す断
面図。
面図。
1,6……蛍光体層 2,5……ガラス管 3,3′,8,8′……導入線 4,4′,7,7′……冷陰極 9……電子放射性物質層
Claims (3)
- 【請求項1】 内壁面に蛍光体層が設けられ、かつ希ガ
ス(ただしキセノンを除く),水銀を封有するガラス
管、および前記ガラス管の両端部にそれぞれ封装された
一対の導入線の先端部に装着された冷陰極を具備する冷
陰極低圧放電灯において、 少なくとも一方の冷陰極側領域の蛍光体層面に電子放射
性物質層を担持させたことを特徴とする冷陰極低圧放電
灯。 - 【請求項2】 電子放射性物質が担持された領域の先端
部は冷陰極先端+ 5mm以内であることを特徴とする請求
項1記載の冷陰極低圧放電灯。 - 【請求項3】 電子放射性物質がジルコニウム,錫もし
くはジルコニウム,錫の少なくとも1種を含む化合物で
あることを特徴とする請求項1もしくは請求項2記載の
冷陰極低圧放電灯。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11606196A JPH09326246A (ja) | 1996-04-01 | 1996-05-10 | 冷陰極低圧放電灯 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8-79069 | 1996-04-01 | ||
| JP7906996 | 1996-04-01 | ||
| JP11606196A JPH09326246A (ja) | 1996-04-01 | 1996-05-10 | 冷陰極低圧放電灯 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09326246A true JPH09326246A (ja) | 1997-12-16 |
Family
ID=26420140
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11606196A Abandoned JPH09326246A (ja) | 1996-04-01 | 1996-05-10 | 冷陰極低圧放電灯 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09326246A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002095792A1 (en) * | 2001-05-17 | 2002-11-28 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Cold cathode discharge lamp and method of manufacturing the discharge lamp |
-
1996
- 1996-05-10 JP JP11606196A patent/JPH09326246A/ja not_active Abandoned
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002095792A1 (en) * | 2001-05-17 | 2002-11-28 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Cold cathode discharge lamp and method of manufacturing the discharge lamp |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040716 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040727 |
|
| A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20040830 |