JPH09326437A - 複合誘電膜および半導体装置 - Google Patents
複合誘電膜および半導体装置Info
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- JPH09326437A JPH09326437A JP8166889A JP16688996A JPH09326437A JP H09326437 A JPH09326437 A JP H09326437A JP 8166889 A JP8166889 A JP 8166889A JP 16688996 A JP16688996 A JP 16688996A JP H09326437 A JPH09326437 A JP H09326437A
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- composite dielectric
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- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10W—GENERIC PACKAGES, INTERCONNECTIONS, CONNECTORS OR OTHER CONSTRUCTIONAL DETAILS OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
- H10W20/00—Interconnections in chips, wafers or substrates
- H10W20/01—Manufacture or treatment
- H10W20/071—Manufacture or treatment of dielectric parts thereof
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10W—GENERIC PACKAGES, INTERCONNECTIONS, CONNECTORS OR OTHER CONSTRUCTIONAL DETAILS OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
- H10W20/00—Interconnections in chips, wafers or substrates
- H10W20/40—Interconnections external to wafers or substrates, e.g. back-end-of-line [BEOL] metallisations or vias connecting to gate electrodes
- H10W20/45—Interconnections external to wafers or substrates, e.g. back-end-of-line [BEOL] metallisations or vias connecting to gate electrodes characterised by their insulating parts
- H10W20/48—Insulating materials thereof
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- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
- Formation Of Insulating Films (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 導体間の絶縁性を保ちつつ、実効比誘電率を
十分に小さく、例えば絶対値で0〜2程度に小さくする
ことができる複合誘電膜およびこの複合誘電膜を導体間
の絶縁膜として用いた半導体装置を提供する。 【解決手段】 互いに対向する導体11、12間に絶縁
膜として設けられる複合誘電膜を、絶縁体13と非絶縁
体14とにより構成する。直列モデルでは導体11、1
2間に絶縁体13と非絶縁体14とを直列に設け、直並
列モデルでは絶縁体13中に非絶縁体14を設け、並列
モデルでは導体11、12間に絶縁体13と非絶縁体1
4とを並列に設ける。絶縁体13としてはSiO2 、S
i3 N4などを用いる。非絶縁体14としては金属、半
金属、伝導電子を有する半導体、伝導電子を有する有機
物質などを用いる。非絶縁体14の体積分率は、実効比
誘電率の設計値に応じて選ぶ。
十分に小さく、例えば絶対値で0〜2程度に小さくする
ことができる複合誘電膜およびこの複合誘電膜を導体間
の絶縁膜として用いた半導体装置を提供する。 【解決手段】 互いに対向する導体11、12間に絶縁
膜として設けられる複合誘電膜を、絶縁体13と非絶縁
体14とにより構成する。直列モデルでは導体11、1
2間に絶縁体13と非絶縁体14とを直列に設け、直並
列モデルでは絶縁体13中に非絶縁体14を設け、並列
モデルでは導体11、12間に絶縁体13と非絶縁体1
4とを並列に設ける。絶縁体13としてはSiO2 、S
i3 N4などを用いる。非絶縁体14としては金属、半
金属、伝導電子を有する半導体、伝導電子を有する有機
物質などを用いる。非絶縁体14の体積分率は、実効比
誘電率の設計値に応じて選ぶ。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複合誘電膜およ
び半導体装置に関し、特に、高集積、高密度の半導体集
積回路装置に適用して好適なものである。
び半導体装置に関し、特に、高集積、高密度の半導体集
積回路装置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体集積回路装置において用い
られている基本的な2層配線構造を図10に示す概念図
によって説明する。
られている基本的な2層配線構造を図10に示す概念図
によって説明する。
【0003】図10に示すように、この従来の半導体集
積回路装置においては、シリコン基板101上に第1層
間絶縁膜102が設けられている。この第1層間絶縁膜
102の所定部分にはコンタクトホール102aが設け
られ、このコンタクトホール102aの内部に第1プラ
グ103が埋め込まれている。この第1プラグ103
は、コンタクトホール102aに対応する部分における
シリコン基板101中に形成された拡散層(図示せず)
に接続されている。この第1プラグ103および第1層
間絶縁膜102上には第1配線層104が設けられてい
る。この第1配線層104は第1プラグ103と接続さ
れている。第1配線層104を覆うように第2層間絶縁
膜105が設けられている。この第2層間絶縁膜105
の所定部分にはコンタクトホール105aが設けられ、
このコンタクトホール105aの内部に第2プラグ10
6が埋め込まれている。この第2プラグ106上に第2
配線層107aが設けられ、この第2配線層107aに
隣接して第2層間絶縁膜105上に別の第2配線層10
7bが設けられている。そして、これらの第2配線層1
07a、107bを覆うように第3層間絶縁膜108が
設けられている。
積回路装置においては、シリコン基板101上に第1層
間絶縁膜102が設けられている。この第1層間絶縁膜
102の所定部分にはコンタクトホール102aが設け
られ、このコンタクトホール102aの内部に第1プラ
グ103が埋め込まれている。この第1プラグ103
は、コンタクトホール102aに対応する部分における
シリコン基板101中に形成された拡散層(図示せず)
に接続されている。この第1プラグ103および第1層
間絶縁膜102上には第1配線層104が設けられてい
る。この第1配線層104は第1プラグ103と接続さ
れている。第1配線層104を覆うように第2層間絶縁
膜105が設けられている。この第2層間絶縁膜105
の所定部分にはコンタクトホール105aが設けられ、
このコンタクトホール105aの内部に第2プラグ10
6が埋め込まれている。この第2プラグ106上に第2
配線層107aが設けられ、この第2配線層107aに
隣接して第2層間絶縁膜105上に別の第2配線層10
7bが設けられている。そして、これらの第2配線層1
07a、107bを覆うように第3層間絶縁膜108が
設けられている。
【0004】なお、第1配線層104、第2配線層10
7a、107b、第1プラグ103および第2プラグ1
06のそれぞれの下層にはバリアメタル109が設けら
れているとともに、第1配線層104および第2配線層
107a、107bのそれぞれの上層には反射防止膜1
10が設けられている。
7a、107b、第1プラグ103および第2プラグ1
06のそれぞれの下層にはバリアメタル109が設けら
れているとともに、第1配線層104および第2配線層
107a、107bのそれぞれの上層には反射防止膜1
10が設けられている。
【0005】この図10に示す半導体集積回路装置は、
次のようにして製造される。すなわち、まず、化学的気
相成長(CVD,Chemical Vapour Deposition)法また
は物理的気相成長(PVD,Physical Vapour Depositi
on)法によりシリコン基板101の全面に第1層間絶縁
膜102を形成した後、リソグラフィー技術およびエッ
チング技術によりこの第1層間絶縁膜102をパターニ
ングしてコンタクトホール102aを形成する。次に、
コンタクトホール102aの内部に第1プラグ103を
埋め込む。次に、上述と同様な方法により全面に配線層
形成用の導体膜を形成した後、上述と同様な技術により
この導体膜をパターニングして第1配線層104を形成
する。次に、上述と同様な方法により全面に第2層間絶
縁膜105を形成した後、上述と同様な技術によりこの
第2層間絶縁膜105をパターニングしてコンタクトホ
ール105aを形成する。次に、コンタクトホール10
5aの内部に第2プラグ106を埋め込む。次に、上述
と同様な方法により全面に配線層形成用の導体膜を形成
した後、上述と同様な技術によりこの導体膜をパターニ
ングして第2配線層107a、107bを形成する。こ
の後、上述と同様な方法により全面に第3層間絶縁膜1
08を形成する。なお、バリアメタル109および反射
防止膜110の形成については説明を省略した。
次のようにして製造される。すなわち、まず、化学的気
相成長(CVD,Chemical Vapour Deposition)法また
は物理的気相成長(PVD,Physical Vapour Depositi
on)法によりシリコン基板101の全面に第1層間絶縁
膜102を形成した後、リソグラフィー技術およびエッ
チング技術によりこの第1層間絶縁膜102をパターニ
ングしてコンタクトホール102aを形成する。次に、
コンタクトホール102aの内部に第1プラグ103を
埋め込む。次に、上述と同様な方法により全面に配線層
形成用の導体膜を形成した後、上述と同様な技術により
この導体膜をパターニングして第1配線層104を形成
する。次に、上述と同様な方法により全面に第2層間絶
縁膜105を形成した後、上述と同様な技術によりこの
第2層間絶縁膜105をパターニングしてコンタクトホ
ール105aを形成する。次に、コンタクトホール10
5aの内部に第2プラグ106を埋め込む。次に、上述
と同様な方法により全面に配線層形成用の導体膜を形成
した後、上述と同様な技術によりこの導体膜をパターニ
ングして第2配線層107a、107bを形成する。こ
の後、上述と同様な方法により全面に第3層間絶縁膜1
08を形成する。なお、バリアメタル109および反射
防止膜110の形成については説明を省略した。
【0006】このように、層間絶縁膜の形成、層間絶縁
膜のパターニング、配線層形成用の導体膜の形成および
導体膜のパターニングの各プロセスを順次繰り返すこと
により2層配線構造が形成される。
膜のパターニング、配線層形成用の導体膜の形成および
導体膜のパターニングの各プロセスを順次繰り返すこと
により2層配線構造が形成される。
【0007】上述の図10に示す従来の半導体集積回路
装置における配線構造の特徴は、例えば、互いに対向す
る第2配線層107a、107bに着目すると、これら
の第2配線層107a、107b間を埋めるように、通
常酸化シリコン(SiO2 )系の材料からなる第3層間
絶縁膜108が設けられていることにある。
装置における配線構造の特徴は、例えば、互いに対向す
る第2配線層107a、107bに着目すると、これら
の第2配線層107a、107b間を埋めるように、通
常酸化シリコン(SiO2 )系の材料からなる第3層間
絶縁膜108が設けられていることにある。
【0008】図10に示す半導体集積回路装置は2層配
線構造であるが、現在では、さらなる高集積化、高密度
化を目指して、5〜6層の多層配線構造の半導体集積回
路装置が開発されている。
線構造であるが、現在では、さらなる高集積化、高密度
化を目指して、5〜6層の多層配線構造の半導体集積回
路装置が開発されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】さて、半導体集積回路
装置が高集積化、高密度化するにつれて、それを構成す
る各部分および領域は微細になり、かつ互いに近接す
る。このときに生じる問題について、図11に示す3層
配線構造の半導体集積回路装置を例にとって説明する。
図11において、図10に示す半導体集積回路装置と同
一または対応する部分には同一の符号を付す。符号10
7a、107b、107cは第2配線層、111は第3
配線層、112は第4層間絶縁膜を示す。
装置が高集積化、高密度化するにつれて、それを構成す
る各部分および領域は微細になり、かつ互いに近接す
る。このときに生じる問題について、図11に示す3層
配線構造の半導体集積回路装置を例にとって説明する。
図11において、図10に示す半導体集積回路装置と同
一または対応する部分には同一の符号を付す。符号10
7a、107b、107cは第2配線層、111は第3
配線層、112は第4層間絶縁膜を示す。
【0010】図11に示すように、半導体集積回路装置
が高集積化、高密度化するにつれて第2配線層107
a、107b、107cの間隔は狭くなる。このとき、
それが原因となって、配線間容量C1 、C1 ´が増加す
るため、これらの第2配線層107a、107b、10
7c間では容量抵抗結合による電気信号の伝達遅延が発
生するという不都合が生じる。また、第1配線層104
と第2配線層107a、107b、107cと第3配線
層111との間でも各層間の間隔が狭くなると、配線間
容量C2 、C3 が増加するため、これらの配線層間にお
いて電気信号の混信などの不都合が生じる。
が高集積化、高密度化するにつれて第2配線層107
a、107b、107cの間隔は狭くなる。このとき、
それが原因となって、配線間容量C1 、C1 ´が増加す
るため、これらの第2配線層107a、107b、10
7c間では容量抵抗結合による電気信号の伝達遅延が発
生するという不都合が生じる。また、第1配線層104
と第2配線層107a、107b、107cと第3配線
層111との間でも各層間の間隔が狭くなると、配線間
容量C2 、C3 が増加するため、これらの配線層間にお
いて電気信号の混信などの不都合が生じる。
【0011】これらの不都合は、特開昭57−1903
31号公報および特開昭63−179548号公報に開
示されている従来技術の改良構造、すなわち、配線層間
への空孔(または空洞)の設置や、特開昭56−196
36号公報および特開昭57−43444号公報に開示
されている空気中配線によって部分的に解消される。ま
た、図11に示されている従来技術の配線構造におい
て、第1層間絶縁膜102、第2層間絶縁膜105およ
び第3層間絶縁膜108の材料に、従来の層間絶縁膜の
材料に用いられているSiO2 に比べて小さな比誘電率
を持つ材料、例えば、特開昭62−156822号公
報、特開平2−77127号公報および特開平4−32
8126号公報に開示されている従来技術の改良材料で
あるホウ窒化シリコン(SiBN)、フッ酸化シリコン
(SiOF)およびフッ素化ポリイミドを用いても、上
述の不都合は部分的に解消される。しかしながら、半導
体集積回路装置のさらなる高集積化、高密度化が進む
と、上述のような従来の改良構造や従来の改良材料の採
用によっては、上述の不都合は十分に解消されない。
31号公報および特開昭63−179548号公報に開
示されている従来技術の改良構造、すなわち、配線層間
への空孔(または空洞)の設置や、特開昭56−196
36号公報および特開昭57−43444号公報に開示
されている空気中配線によって部分的に解消される。ま
た、図11に示されている従来技術の配線構造におい
て、第1層間絶縁膜102、第2層間絶縁膜105およ
び第3層間絶縁膜108の材料に、従来の層間絶縁膜の
材料に用いられているSiO2 に比べて小さな比誘電率
を持つ材料、例えば、特開昭62−156822号公
報、特開平2−77127号公報および特開平4−32
8126号公報に開示されている従来技術の改良材料で
あるホウ窒化シリコン(SiBN)、フッ酸化シリコン
(SiOF)およびフッ素化ポリイミドを用いても、上
述の不都合は部分的に解消される。しかしながら、半導
体集積回路装置のさらなる高集積化、高密度化が進む
と、上述のような従来の改良構造や従来の改良材料の採
用によっては、上述の不都合は十分に解消されない。
【0012】したがって、この発明の目的は、導体間、
例えば配線間の絶縁性を保ちつつ、実効比誘電率を十分
に小さく、例えば絶対値で0〜2程度に小さくすること
ができる複合誘電膜を提供することにある。
例えば配線間の絶縁性を保ちつつ、実効比誘電率を十分
に小さく、例えば絶対値で0〜2程度に小さくすること
ができる複合誘電膜を提供することにある。
【0013】この発明の他の目的は、導体間、例えば配
線間の絶縁性を保ちつつ、導体間容量、例えば配線間容
量を十分に小さくすることができる半導体装置を提供す
ることにある。
線間の絶縁性を保ちつつ、導体間容量、例えば配線間容
量を十分に小さくすることができる半導体装置を提供す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明による複合誘電膜は、互いに対向する複数
の導体間に絶縁膜として設けられる複合誘電膜であっ
て、絶縁体と非絶縁体とからなることを特徴とするもの
である。
に、この発明による複合誘電膜は、互いに対向する複数
の導体間に絶縁膜として設けられる複合誘電膜であっ
て、絶縁体と非絶縁体とからなることを特徴とするもの
である。
【0015】この発明による半導体装置は、互いに対向
する複数の導体間に絶縁膜として複合誘電膜が設けられ
る半導体装置であって、複合誘電膜が絶縁体と非絶縁体
とからなることを特徴とするものである。
する複数の導体間に絶縁膜として複合誘電膜が設けられ
る半導体装置であって、複合誘電膜が絶縁体と非絶縁体
とからなることを特徴とするものである。
【0016】この発明においては、例えば、複数の導体
間に絶縁体と非絶縁体とが直列に設けられ、あるいは、
絶縁体中に非絶縁体が設けられ、あるいは、複数の導体
間に絶縁体と非絶縁体とが並列に設けられる。
間に絶縁体と非絶縁体とが直列に設けられ、あるいは、
絶縁体中に非絶縁体が設けられ、あるいは、複数の導体
間に絶縁体と非絶縁体とが並列に設けられる。
【0017】この発明において、複合誘電膜を構成する
非絶縁体は、例えば、金属または半金属である。この金
属または半金属は、例えば、薄膜状に設けられ、あるい
は、膜状に設けられた絶縁体と超格子状の構造をなすよ
うに薄膜状に設けられ、あるいは、絶縁体中に粒子状に
設けられ、あるいは、絶縁体中にクラスタ状に設けられ
る。
非絶縁体は、例えば、金属または半金属である。この金
属または半金属は、例えば、薄膜状に設けられ、あるい
は、膜状に設けられた絶縁体と超格子状の構造をなすよ
うに薄膜状に設けられ、あるいは、絶縁体中に粒子状に
設けられ、あるいは、絶縁体中にクラスタ状に設けられ
る。
【0018】この発明において、複合誘電膜を構成する
非絶縁体は半導体、特に伝導電子を有する半導体であっ
てもよい。この半導体は、例えば、薄膜状に設けられ、
あるいは、膜状に設けられた絶縁体と超格子状の構造を
なすように薄膜状に設けられ、あるいは、絶縁体中に粒
子状に設けられ、あるいは、絶縁体中にクラスタ状に設
けられる。
非絶縁体は半導体、特に伝導電子を有する半導体であっ
てもよい。この半導体は、例えば、薄膜状に設けられ、
あるいは、膜状に設けられた絶縁体と超格子状の構造を
なすように薄膜状に設けられ、あるいは、絶縁体中に粒
子状に設けられ、あるいは、絶縁体中にクラスタ状に設
けられる。
【0019】この発明において、複合誘電膜を構成する
非絶縁体は伝導電子を有する分子または高分子であって
もよい。この分子または高分子は、例えば、薄膜状に設
けられ、あるいは、膜状に設けられた絶縁体と超格子状
の構造をなすように薄膜状に設けられ、あるいは、絶縁
体中に粒子状に設けられ、あるいは、絶縁体中に分子状
または高分子状に設けられる。
非絶縁体は伝導電子を有する分子または高分子であって
もよい。この分子または高分子は、例えば、薄膜状に設
けられ、あるいは、膜状に設けられた絶縁体と超格子状
の構造をなすように薄膜状に設けられ、あるいは、絶縁
体中に粒子状に設けられ、あるいは、絶縁体中に分子状
または高分子状に設けられる。
【0020】この発明において、複合誘電膜を構成する
非絶縁体は伝導電子を有する有機物質であってもよい。
この有機物質は、例えば、薄膜状に設けられ、あるい
は、膜状に設けられた絶縁体と超格子状の構造をなすよ
うに薄膜状に設けられ、あるいは、絶縁体中に粒子状に
設けられ、あるいは、絶縁体中に分子状に設けられる。
非絶縁体は伝導電子を有する有機物質であってもよい。
この有機物質は、例えば、薄膜状に設けられ、あるい
は、膜状に設けられた絶縁体と超格子状の構造をなすよ
うに薄膜状に設けられ、あるいは、絶縁体中に粒子状に
設けられ、あるいは、絶縁体中に分子状に設けられる。
【0021】この発明において、複合誘電膜は、好適に
は、その実効比誘電率の絶対値が2以下である。
は、その実効比誘電率の絶対値が2以下である。
【0022】上述のように構成されたこの発明によれ
ば、絶縁体の比誘電率は正であるのに対して、非絶縁
体、例えば金属、半金属、伝導電子を有する半導体、伝
導電子を有する有機物質などの比誘電率は負であること
により、複合誘電膜における非絶縁体の体積分率の選定
などにより、実効比誘電率を十分に小さく、例えば絶対
値で0〜2程度に小さくすることができる。したがっ
て、この複合誘電膜を導体間の絶縁膜に用いた場合、導
体間容量、例えば配線間容量を十分に小さくすることが
できる。また、複合誘電膜を構成する絶縁体により、導
体間の絶縁性を保つことができる。
ば、絶縁体の比誘電率は正であるのに対して、非絶縁
体、例えば金属、半金属、伝導電子を有する半導体、伝
導電子を有する有機物質などの比誘電率は負であること
により、複合誘電膜における非絶縁体の体積分率の選定
などにより、実効比誘電率を十分に小さく、例えば絶対
値で0〜2程度に小さくすることができる。したがっ
て、この複合誘電膜を導体間の絶縁膜に用いた場合、導
体間容量、例えば配線間容量を十分に小さくすることが
できる。また、複合誘電膜を構成する絶縁体により、導
体間の絶縁性を保つことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。なお、実施形態の全図
において、同一または対応する部分には同一の符号を付
す。
て図面を参照しながら説明する。なお、実施形態の全図
において、同一または対応する部分には同一の符号を付
す。
【0024】以下の説明においては、複合誘電膜の構成
材料(要素材料)の比誘電率はそのまま比誘電率と呼
び、複合誘電膜の比誘電率は実効比誘電率と呼ぶ。
材料(要素材料)の比誘電率はそのまま比誘電率と呼
び、複合誘電膜の比誘電率は実効比誘電率と呼ぶ。
【0025】いま、複合誘電膜が2種類の材料から構成
される場合について考える。図1、図2および図3はこ
の複合誘電膜の三つの典型的な例を示す。図1、図2お
よび図3において、符号11、12は互いに対向する導
体(例えば、配線)、13、14は複合誘電膜を構成す
る互いに異なる要素材料を示す。また、図1、図2およ
び図3中のκ1 およびκ2 はそれぞれ要素材料13、1
4の比誘電率を示す。比誘電率がκ2 の要素材料14の
体積分率をφで表す。
される場合について考える。図1、図2および図3はこ
の複合誘電膜の三つの典型的な例を示す。図1、図2お
よび図3において、符号11、12は互いに対向する導
体(例えば、配線)、13、14は複合誘電膜を構成す
る互いに異なる要素材料を示す。また、図1、図2およ
び図3中のκ1 およびκ2 はそれぞれ要素材料13、1
4の比誘電率を示す。比誘電率がκ2 の要素材料14の
体積分率をφで表す。
【0026】図1は、導体11、12の各側壁に対して
平行にそれぞれ要素材料14、13を設けた例であっ
て、導体11、12間に要素材料14、13が直列に設
けられたものである。以下、この例を直列モデルとい
う。導体11、12間に設けられたこの直列モデルによ
る複合誘電膜の実効比誘電率κは(1)式で表せる。
平行にそれぞれ要素材料14、13を設けた例であっ
て、導体11、12間に要素材料14、13が直列に設
けられたものである。以下、この例を直列モデルとい
う。導体11、12間に設けられたこの直列モデルによ
る複合誘電膜の実効比誘電率κは(1)式で表せる。
【0027】 1/κ=(1−φ)/κ1 +φ/κ2 (1)
【0028】図2は、導体11、12間の要素材料13
中に他の要素材料14を設けた例であって、導体11、
12間に要素材料13、14が直列かつ並列に設けられ
たものである。以下、この例を直並列モデルという。導
体11、12間に設けられたこの直並列モデルによる複
合誘電膜の実効比誘電率κは(2)式で表せる。
中に他の要素材料14を設けた例であって、導体11、
12間に要素材料13、14が直列かつ並列に設けられ
たものである。以下、この例を直並列モデルという。導
体11、12間に設けられたこの直並列モデルによる複
合誘電膜の実効比誘電率κは(2)式で表せる。
【0029】 κ={2κ1 +κ2 −2φ(κ1 −κ2 )}κ1 /{2κ1 +κ2 +φ(κ1 −κ2 )} (2)
【0030】図3は、導体11、12の各側壁間をそれ
ぞれ接続するように要素材料13、14を設けた例であ
って、導体11、12間に要素材料13、14が並列に
設けられたものである。以下、この例を並列モデルとい
う。導体11、12間に設けられたこの並列モデルによ
る複合誘電膜の実効比誘電率κは(3)式で表せる。
ぞれ接続するように要素材料13、14を設けた例であ
って、導体11、12間に要素材料13、14が並列に
設けられたものである。以下、この例を並列モデルとい
う。導体11、12間に設けられたこの並列モデルによ
る複合誘電膜の実効比誘電率κは(3)式で表せる。
【0031】 κ=(1−φ)κ1 +φκ2 (3)
【0032】(1)〜(3)式が成立する条件は、主
に、扱う場が誘導電荷が時間的に変化しない静電誘導場
であることであるが、文献「静電誘導」、中山正敏著
(共立出版、東京、1985、p.78)に記述されて
いる準静電誘導場においても近似的に成立する。
に、扱う場が誘導電荷が時間的に変化しない静電誘導場
であることであるが、文献「静電誘導」、中山正敏著
(共立出版、東京、1985、p.78)に記述されて
いる準静電誘導場においても近似的に成立する。
【0033】図4に、図1、図2および図3にそれぞれ
示す直列モデル、直並列モデルおよび並列モデルによる
導体11、12間の複合誘電膜の実効比誘電率κを示
す。図4においては、縦軸に実効比誘電率κをとり、横
軸に比誘電率κ2 の要素材料14の体積分率φをとって
いる。ただし、図4においては、要素材料13が理想真
空、要素材料14がSiO2 である場合を考え、要素材
料13の比誘電率κ1 =1および要素材料14の比誘電
率κ2 =4を用いている。
示す直列モデル、直並列モデルおよび並列モデルによる
導体11、12間の複合誘電膜の実効比誘電率κを示
す。図4においては、縦軸に実効比誘電率κをとり、横
軸に比誘電率κ2 の要素材料14の体積分率φをとって
いる。ただし、図4においては、要素材料13が理想真
空、要素材料14がSiO2 である場合を考え、要素材
料13の比誘電率κ1 =1および要素材料14の比誘電
率κ2 =4を用いている。
【0034】図4からわかるように、要素材料13の比
誘電率κ1 は1、要素材料14の比誘電率κ2 は4であ
るため、直列モデル、直並列モデルおよび並列モデルの
いずれの場合も複合誘電膜の実効比誘電率κは1〜4の
範囲にあり、それ以上小さくはならない。このことは、
要素材料13、14がいずれも絶縁体で比誘電率κ1お
よびκ2 がいずれも1以上である従来構造の複合誘電膜
全般にいえることである。すなわち、従来構造の複合誘
電膜においては、実効比誘電率κを1以下にすることは
不可能である。
誘電率κ1 は1、要素材料14の比誘電率κ2 は4であ
るため、直列モデル、直並列モデルおよび並列モデルの
いずれの場合も複合誘電膜の実効比誘電率κは1〜4の
範囲にあり、それ以上小さくはならない。このことは、
要素材料13、14がいずれも絶縁体で比誘電率κ1お
よびκ2 がいずれも1以上である従来構造の複合誘電膜
全般にいえることである。すなわち、従来構造の複合誘
電膜においては、実効比誘電率κを1以下にすることは
不可能である。
【0035】そこで、この発明の実施形態においては、
要素材料13を比誘電率κ1 が正の絶縁体、要素材料1
4を比誘電率κ2 が負の金属、半金属または伝導電子を
有する半導体とすることにより、実効比誘電率κの絶対
値が2以下、望ましくは、実効比誘電率κが十分に零に
近い複合誘電膜を提供する。
要素材料13を比誘電率κ1 が正の絶縁体、要素材料1
4を比誘電率κ2 が負の金属、半金属または伝導電子を
有する半導体とすることにより、実効比誘電率κの絶対
値が2以下、望ましくは、実効比誘電率κが十分に零に
近い複合誘電膜を提供する。
【0036】ここで、絶縁体の比誘電率と金属、半金属
および自由電子を有する半導体の比誘電率とについて考
察する。
および自由電子を有する半導体の比誘電率とについて考
察する。
【0037】絶縁体の比誘電率 絶縁体においては、電子あるいはイオンは調和力あるい
は復元力によって、電子殻あるいはイオンの平衡位置に
結びついている。減衰調和振動子モデルにおいては、外
部印加電界Eのもとにおける電子あるいはイオンの運動
は(4)式で表される。
は復元力によって、電子殻あるいはイオンの平衡位置に
結びついている。減衰調和振動子モデルにおいては、外
部印加電界Eのもとにおける電子あるいはイオンの運動
は(4)式で表される。
【0038】 md2 r/dt2 +mηdr/dt+mω0 2 r=−eE (4)
【0039】ここで、m、eおよびrはそれぞれ電子あ
るいはイオンの質量、電荷および変位、ηは電子あるい
はイオンの運動の摩擦力、ω0 は減衰調和振動子の固有
振動周波数である。この(4)式の解は、E=E0 ex
p(−iωt)とおいて、(5)式で表される。
るいはイオンの質量、電荷および変位、ηは電子あるい
はイオンの運動の摩擦力、ω0 は減衰調和振動子の固有
振動周波数である。この(4)式の解は、E=E0 ex
p(−iωt)とおいて、(5)式で表される。
【0040】 r=(−eE/m)/{(ω0 2 −ω2 )−iηω} (5)
【0041】分極PはP=−erN/V(N/Vは単位
体積当たりの振動子の数)であるから、(5)式の応答
より、分極Pおよび複素比誘電率κは(6)式で表され
る。
体積当たりの振動子の数)であるから、(5)式の応答
より、分極Pおよび複素比誘電率κは(6)式で表され
る。
【0042】 P=(e2 N/mV)E/{(ω0 2 −ω2 )−iηω} =(κ−1)E/4π (6)
【0043】 κ=1+(4πe2 N/mV)/{(ω0 2 −ω2 )−iηω} =κre+iκim (7)
【0044】 κre=1+(4πe2 N/mV)(ω0 2 −ω2 ) /{(ω0 2 −ω2 )2 +η2 ω2 } (8)
【0045】 κim=(4πe2 N/mV)ηω /{(ω0 2 −ω2 )2 +η2 ω2 } (9)
【0046】通常、誘電体のω0 は、誘電体における3
種類の分極機構、すなわち、配向分極、イオン分極、電
子分極の調和振動子に対応して、それぞれ、おおよそ1
06Hz以下、1012Hz前後、1015Hz前後であ
る。多くの場合、半導体集積回路装置の層間絶縁膜の材
料として用いられているSiO2 あるいはSiO2 に他
の元素を添加した材料では配向分極はない。将来も、配
向分極のある誘電体は層間絶縁膜の材料として用いられ
ることはないと考えられる。そこで、ここでは、ω0 の
値として、誘電体のイオン分極、電子分極に対応して、
それぞれ、おおよそ1012Hz前後、1015Hz前後を
考える。したがって、半導体集積回路装置が近い将来、
動作周波数ω=1010Hzで用いられることがあったと
しても、(8)式の(ω0 2 −ω2 )は正の数になるた
め、複素比誘電率κの実部κreは正の数である。図5
に、(8)式のκreおよび(9)式のκimの周波数依存
性を図示した。
種類の分極機構、すなわち、配向分極、イオン分極、電
子分極の調和振動子に対応して、それぞれ、おおよそ1
06Hz以下、1012Hz前後、1015Hz前後であ
る。多くの場合、半導体集積回路装置の層間絶縁膜の材
料として用いられているSiO2 あるいはSiO2 に他
の元素を添加した材料では配向分極はない。将来も、配
向分極のある誘電体は層間絶縁膜の材料として用いられ
ることはないと考えられる。そこで、ここでは、ω0 の
値として、誘電体のイオン分極、電子分極に対応して、
それぞれ、おおよそ1012Hz前後、1015Hz前後を
考える。したがって、半導体集積回路装置が近い将来、
動作周波数ω=1010Hzで用いられることがあったと
しても、(8)式の(ω0 2 −ω2 )は正の数になるた
め、複素比誘電率κの実部κreは正の数である。図5
に、(8)式のκreおよび(9)式のκimの周波数依存
性を図示した。
【0047】金属、半金属および自由電子を有する半導
体の比誘電率 金属、半金属およびドーパントの添加された半導体など
の自由電子を有する材料の比誘電率は、絶縁体における
電子あるいはイオンの調和力あるいは復元力による減衰
調和振動子モデルで記述されるものではなく、電子を自
由粒子として扱うドルーデモデルから導かれる。また、
伝導電子を有する材料の比誘電率も、近似的に電子を自
由粒子として扱うドルーデモデルから導かれる。
体の比誘電率 金属、半金属およびドーパントの添加された半導体など
の自由電子を有する材料の比誘電率は、絶縁体における
電子あるいはイオンの調和力あるいは復元力による減衰
調和振動子モデルで記述されるものではなく、電子を自
由粒子として扱うドルーデモデルから導かれる。また、
伝導電子を有する材料の比誘電率も、近似的に電子を自
由粒子として扱うドルーデモデルから導かれる。
【0048】外部印加電界Eのもとでは、自由電子の運
動は(10)式で表される。
動は(10)式で表される。
【0049】 m* d2 r/dt2 +(m* /τ)dr/dt=−eE (10)
【0050】この(10)式は、絶縁体における減衰調
和振動子の運動方程式に対応して、(4)式において、
固有振動数ω0 =0、η=1/τとおいたものである。
ここで、1/τは、電子が衝突と衝突との間は自由に運
動するとして、1個の電子が単位時間に衝突を起こす確
率である。したがって、τは平均自由時間である。ま
た、m* は電子の有効質量である。(4)式の場合と同
様に式(10)を解くことができ、複素比誘電率κは
(11)式で表される。
和振動子の運動方程式に対応して、(4)式において、
固有振動数ω0 =0、η=1/τとおいたものである。
ここで、1/τは、電子が衝突と衝突との間は自由に運
動するとして、1個の電子が単位時間に衝突を起こす確
率である。したがって、τは平均自由時間である。ま
た、m* は電子の有効質量である。(4)式の場合と同
様に式(10)を解くことができ、複素比誘電率κは
(11)式で表される。
【0051】 κ=1−(4πe2 N/m* V)/(ω2 +iω/τ) =1−ωp 2 /(ω2 +iω/τ) =κre+iκim (11)
【0052】 κre=1−ωp 2 τ2 /(1+ω2 τ2 ) (12)
【0053】 κim=ωp 2 τ/ω(1+ω2 τ2 ) (13)
【0054】ここで、ωp は、自由電子のプラズマ振動
数で、ωp 2 =4πe2 N/m* Vである。図6に、
(12)式のκreおよび(13)式のκimの周波数依存
性を図示した。
数で、ωp 2 =4πe2 N/m* Vである。図6に、
(12)式のκreおよび(13)式のκimの周波数依存
性を図示した。
【0055】伝導率σ0 はσ0 =τe2 N/m* Vであ
るから、プラズマ振動数ωp と伝導率σ0 との間には
(14)式で示す関係がある。
るから、プラズマ振動数ωp と伝導率σ0 との間には
(14)式で示す関係がある。
【0056】 4πσ0 =ωp 2 τ (14)
【0057】表1に、代表的な金属、半金属および半導
体Siの電子密度N/V、伝導電子のプラズマ振動数ω
p 、平均自由時間τ、ωp τ、および周波数ωが十分小
さい領域でのκreの値を示す。
体Siの電子密度N/V、伝導電子のプラズマ振動数ω
p 、平均自由時間τ、ωp τ、および周波数ωが十分小
さい領域でのκreの値を示す。
【0058】
【表1】
【0059】ただし、表1におけるκreは次の(15)
式より計算した。将来の半導体集積回路装置における最
大周波数を1010Hz程度とすれば、(12)式は(1
5)式で近似できるからである。
式より計算した。将来の半導体集積回路装置における最
大周波数を1010Hz程度とすれば、(12)式は(1
5)式で近似できるからである。
【0060】 κre=1−ωp 2 τ2 (15)
【0061】金属、半金属あるいは半導体中でプラズマ
振動が可能なためには、電子が結晶格子と衝突するまで
の時間、すなわち、平均自由時間τはプラズマ振動の周
期1/ωp と比較して長くなければならない。すなわ
ち、τ>1/ωp 、あるいはωp τ>1でなければなら
ない。表1から、金属と半金属とは十分この条件を満た
していることがわかる。また、半導体Siでは、電子密
度が1024m-3(1018cm-3)程度まで低い場合にも
プラズマ振動が可能である。プラズマ振動数ωp はωp
τ>1の条件を満たしているので、(15)式から、複
素比誘電率κの実部κreは、負の値であることが分か
る。
振動が可能なためには、電子が結晶格子と衝突するまで
の時間、すなわち、平均自由時間τはプラズマ振動の周
期1/ωp と比較して長くなければならない。すなわ
ち、τ>1/ωp 、あるいはωp τ>1でなければなら
ない。表1から、金属と半金属とは十分この条件を満た
していることがわかる。また、半導体Siでは、電子密
度が1024m-3(1018cm-3)程度まで低い場合にも
プラズマ振動が可能である。プラズマ振動数ωp はωp
τ>1の条件を満たしているので、(15)式から、複
素比誘電率κの実部κreは、負の値であることが分か
る。
【0062】以上説明したように、金属、半金属および
伝導電子を有する半導体の比誘電率は、負の値をとるこ
とが明らかになった。表1に示すように、代表的な金属
の比誘電率は−105 程度であり、半金属の比誘電率は
−103 〜−105 程度であり、また、高濃度にドープ
された半導体Siの比誘電率は−1〜−100程度の値
である。
伝導電子を有する半導体の比誘電率は、負の値をとるこ
とが明らかになった。表1に示すように、代表的な金属
の比誘電率は−105 程度であり、半金属の比誘電率は
−103 〜−105 程度であり、また、高濃度にドープ
された半導体Siの比誘電率は−1〜−100程度の値
である。
【0063】次に、以上の説明に基づいて、この発明の
第1の実施形態について説明する。この第1の実施形態
においては、図2に示す直並列モデルによる複合誘電膜
を考える。導体11、12間に設けられたこの直並列モ
デルによる複合誘電膜の実効比誘電率κが(2)式で表
されることはすでに述べた通りであるが、ここでは、要
素材料13を比誘電率κ1 が正の絶縁体とし、要素材料
14を比誘電率κ2 が負の半導体、例えば、ドープされ
たシリコン(Si)とする。
第1の実施形態について説明する。この第1の実施形態
においては、図2に示す直並列モデルによる複合誘電膜
を考える。導体11、12間に設けられたこの直並列モ
デルによる複合誘電膜の実効比誘電率κが(2)式で表
されることはすでに述べた通りであるが、ここでは、要
素材料13を比誘電率κ1 が正の絶縁体とし、要素材料
14を比誘電率κ2 が負の半導体、例えば、ドープされ
たシリコン(Si)とする。
【0064】(2)式のκが零、すなわち、κ=0にな
る条件は、 φ=(2κ1 +κ2 )/2(κ1 −κ2 ) (16) で、かつ、φが正の場合である。この第1の実施形態に
おいては、κ1 >0かつκ2 <0であるから、(16)
式の分母は常に正であるので、φが正になる条件は(1
7)式で表わされる。
る条件は、 φ=(2κ1 +κ2 )/2(κ1 −κ2 ) (16) で、かつ、φが正の場合である。この第1の実施形態に
おいては、κ1 >0かつκ2 <0であるから、(16)
式の分母は常に正であるので、φが正になる条件は(1
7)式で表わされる。
【0065】 2κ1 +κ2 >0 (17)
【0066】すなわち、多くの要素材料13、14の組
み合わせのうち、2κ1 +κ2 >0を満たす材料の組み
合わせのみが、κ=0を実現することになる。
み合わせのうち、2κ1 +κ2 >0を満たす材料の組み
合わせのみが、κ=0を実現することになる。
【0067】この第1の実施形態においては、要素材料
13を比誘電率κ1 が正の絶縁体とし、要素材料14を
負の比誘電率κ2 を有する半導体とし、さらに、その負
の比誘電率κ2 を有する半導体の体積分率φを(16)
式により適切に選ぶことによってκ=0を実現すること
ができるだけでなく、φを変えることによって、任意の
κの値を持つ複合誘電膜を設計し、提供することができ
る。例えば、0.18μmルール世代技術に必要とされ
る、実効比誘電率κの絶対値が2以下の低誘電率の複合
誘電膜を提供することができる。
13を比誘電率κ1 が正の絶縁体とし、要素材料14を
負の比誘電率κ2 を有する半導体とし、さらに、その負
の比誘電率κ2 を有する半導体の体積分率φを(16)
式により適切に選ぶことによってκ=0を実現すること
ができるだけでなく、φを変えることによって、任意の
κの値を持つ複合誘電膜を設計し、提供することができ
る。例えば、0.18μmルール世代技術に必要とされ
る、実効比誘電率κの絶対値が2以下の低誘電率の複合
誘電膜を提供することができる。
【0068】この第1の実施形態による複合誘電膜は、
半導体装置または半導体集積回路装置における配線間の
絶縁膜として用いて好適なものであり、これによれば、
配線間の絶縁性を保ちつつ、配線間容量を十分に低くす
ることができる。そして、これによって、電気信号の伝
達遅延や電気信号の混信などを防止することができ、半
導体装置または半導体集積回路装置の高性能化を図るこ
とができる。
半導体装置または半導体集積回路装置における配線間の
絶縁膜として用いて好適なものであり、これによれば、
配線間の絶縁性を保ちつつ、配線間容量を十分に低くす
ることができる。そして、これによって、電気信号の伝
達遅延や電気信号の混信などを防止することができ、半
導体装置または半導体集積回路装置の高性能化を図るこ
とができる。
【0069】次に、この発明の第2の実施形態について
説明する。この第2の実施形態においては、第1の実施
形態と同様に直並列モデルによる複合誘電膜を考える
が、ここでは、要素材料13である比誘電率κ1 が正の
絶縁体として、最も一般的なSiO2 (κ1 =4)を用
いる。このとき、要素材料14として用いられる半導体
の比誘電率κ2 は(17)式より、κ2 >−8でなけれ
ばならない。また、表1より、プラズマ振動の起きる条
件ωp τ>1を満たすには、κ2 <−3でなければなら
ない。図7に、比誘電率κ2 の種々の値に対する、複合
誘電膜の実効比誘電率κの値を示す。図7から、比誘電
率κ2 が−8<κ2 <−3の範囲において、φ<0.1
5の場合に実効比誘電率κが2以下の複合誘電膜を提供
することができ、また、次の場合には、実効比誘電率κ
が零の複合誘電膜を提供することができることがわか
る。
説明する。この第2の実施形態においては、第1の実施
形態と同様に直並列モデルによる複合誘電膜を考える
が、ここでは、要素材料13である比誘電率κ1 が正の
絶縁体として、最も一般的なSiO2 (κ1 =4)を用
いる。このとき、要素材料14として用いられる半導体
の比誘電率κ2 は(17)式より、κ2 >−8でなけれ
ばならない。また、表1より、プラズマ振動の起きる条
件ωp τ>1を満たすには、κ2 <−3でなければなら
ない。図7に、比誘電率κ2 の種々の値に対する、複合
誘電膜の実効比誘電率κの値を示す。図7から、比誘電
率κ2 が−8<κ2 <−3の範囲において、φ<0.1
5の場合に実効比誘電率κが2以下の複合誘電膜を提供
することができ、また、次の場合には、実効比誘電率κ
が零の複合誘電膜を提供することができることがわか
る。
【0070】κ2 =−3のとき、 φ=0.35 κ2 =−5のとき、 φ=0.17 κ2 =−7のとき、 φ=0.045
【0071】この第2の実施形態によれば、第1の実施
形態と同様な利点を得ることができる。
形態と同様な利点を得ることができる。
【0072】次に、この発明の第3の実施形態について
説明する。この第3の実施形態においては、第2の実施
形態と同様に、直並列モデルによる複合誘電膜におい
て、要素材料13である比誘電率κ1 が正の絶縁体とし
てSiO2 を用い、要素材料14として負の比誘電率κ
2 の半導体を用いる。ここで、半導体の複素比誘電率κ
の実部κreは(15)式で表されることはすでに述べた
通りであるが、(15)式より、このκreはプラズマ振
動数ωp と平均自由時間τとにより決めることができ
る。
説明する。この第3の実施形態においては、第2の実施
形態と同様に、直並列モデルによる複合誘電膜におい
て、要素材料13である比誘電率κ1 が正の絶縁体とし
てSiO2 を用い、要素材料14として負の比誘電率κ
2 の半導体を用いる。ここで、半導体の複素比誘電率κ
の実部κreは(15)式で表されることはすでに述べた
通りであるが、(15)式より、このκreはプラズマ振
動数ωp と平均自由時間τとにより決めることができ
る。
【0073】表1に、複素比誘電率κの実部κreの値を
示した。κreが−8<κre<−3の範囲の値をとるの
は、要素材料14が半導体Siの場合、電子密度N/V
が、おおよそ、次の範囲にある場合である。
示した。κreが−8<κre<−3の範囲の値をとるの
は、要素材料14が半導体Siの場合、電子密度N/V
が、おおよそ、次の範囲にある場合である。
【0074】 1×1022 m-3<N/V<3×1022m-3 (18) 1×1016cm-3<N/V<3×1016cm-3 (19)
【0075】この場合は、プラズマ振動数ωp 、平均自
由時間τおよびωp τが次の値である。
由時間τおよびωp τが次の値である。
【0076】 0.998×1013sec-1<ωp <1.7×1013sec-1 1.89×10-13 sec>τ>1.65×10-13 sec 1.89<ωp τ<2.85
【0077】このようにして、要素材料13としてSi
O2 を用い、電子密度N/Vが(18)式または(1
9)式の範囲にある半導体Siを要素材料14として用
いることにより、実効比誘電率κの絶対値が2以下の低
誘電率の複合誘電膜を提供することができ、さらには、
実効比誘電率κが零の複合誘電膜を提供することもでき
る。
O2 を用い、電子密度N/Vが(18)式または(1
9)式の範囲にある半導体Siを要素材料14として用
いることにより、実効比誘電率κの絶対値が2以下の低
誘電率の複合誘電膜を提供することができ、さらには、
実効比誘電率κが零の複合誘電膜を提供することもでき
る。
【0078】この第3の実施形態によれば、第1の実施
形態と同様な利点を得ることができる。
形態と同様な利点を得ることができる。
【0079】次に、この発明の第4の実施形態について
説明する。上述の第1、第2および第3の実施形態にお
いては、複合誘電膜を構成する要素材料14は、その体
積分率φによって規定した。この要素材料14は、規定
された体積分率φを維持する限りにおいて、その形態
は、粒子、微粒子、超微粒子、クラスタ、分子などであ
ってよい。そこで、この第4の実施形態においては、こ
の要素材料14の形態を粒子、微粒子、超微粒子、クラ
スタ、分子などにする。また、この要素材料14は、金
属、半金属、半導体ではシリコンのみならず、ゲルマニ
ウムやその他の化合物半導体、さらにそのほかに、伝導
電子を有する無機材料および有機材料、たとえば、有機
分子や有機高分子でもよいことは明らかである。
説明する。上述の第1、第2および第3の実施形態にお
いては、複合誘電膜を構成する要素材料14は、その体
積分率φによって規定した。この要素材料14は、規定
された体積分率φを維持する限りにおいて、その形態
は、粒子、微粒子、超微粒子、クラスタ、分子などであ
ってよい。そこで、この第4の実施形態においては、こ
の要素材料14の形態を粒子、微粒子、超微粒子、クラ
スタ、分子などにする。また、この要素材料14は、金
属、半金属、半導体ではシリコンのみならず、ゲルマニ
ウムやその他の化合物半導体、さらにそのほかに、伝導
電子を有する無機材料および有機材料、たとえば、有機
分子や有機高分子でもよいことは明らかである。
【0080】また、複合誘電膜を構成する要素材料13
は、上述の第2および第3の実施形態においては、最も
一般的なSiO2 を例示したが、SiO2 以外にも、窒
化シリコン(Si3 N4 ),酸窒化シリコン(SiO
N)、酸化アルミニウム(Al2 O3 )、酸化チタンな
どであってもよいことは明らかである。
は、上述の第2および第3の実施形態においては、最も
一般的なSiO2 を例示したが、SiO2 以外にも、窒
化シリコン(Si3 N4 ),酸窒化シリコン(SiO
N)、酸化アルミニウム(Al2 O3 )、酸化チタンな
どであってもよいことは明らかである。
【0081】次に、この発明の第5の実施形態について
説明する。この第5の実施形態においては、図3に示す
並列モデルによる複合誘電膜を考える。この並列モデル
による複合誘電膜の実効比誘電率κが(3)式で表され
ることはすでに述べた通りであるが、ここでは、要素材
料13は比誘電率κ1 が正の絶縁体とし、要素材料14
は負の大きな比誘電率κ2 を持つ金属または半金属とす
る。このとき、φを(20)式で表されるφ2 とする
と、κ=0を得ることができる。
説明する。この第5の実施形態においては、図3に示す
並列モデルによる複合誘電膜を考える。この並列モデル
による複合誘電膜の実効比誘電率κが(3)式で表され
ることはすでに述べた通りであるが、ここでは、要素材
料13は比誘電率κ1 が正の絶縁体とし、要素材料14
は負の大きな比誘電率κ2 を持つ金属または半金属とす
る。このとき、φを(20)式で表されるφ2 とする
と、κ=0を得ることができる。
【0082】 φ2 =κ1 /(κ1 −κ2 ) (20)
【0083】κ=0のときのφがφ2 であるから、φを
φ2 近傍に選ぶことによって、κを十分に小さな値にす
ることができる。一例として、φが(21)式で表され
るφ3 の値をとるとき、実効比誘電率κの絶対値|κ|
を2以下とすることができる。
φ2 近傍に選ぶことによって、κを十分に小さな値にす
ることができる。一例として、φが(21)式で表され
るφ3 の値をとるとき、実効比誘電率κの絶対値|κ|
を2以下とすることができる。
【0084】 (2+κ1 )/(κ1 −κ2 )>φ3 >(κ1 −2)/(κ1 −κ2 ) (21)
【0085】この第5の実施形態においては、要素材料
14は金属または半金属であるために、実際には、導体
11、12間の短絡を避ける目的で、図3に示す並列モ
デルの構造を、例えば図8または図9に示すような構造
に置き換える必要がある。この場合、この金属または半
金属からなる要素材料14は薄膜状に設けられ、図8に
示す例においてはこの薄膜状の要素材料14は一層あ
り、図9に示す例においてはこの薄膜状の要素材料14
は複数層(この場合は3層)ある。図8または図9にお
ける比誘電率κ3 の領域15は絶縁体からなり、通常
は、SiO2 からなる。図8または図9において、比誘
電率κ2 の要素材料14は、その体積分率φが(20)
式および(21)式のφ2 ,φ3 を満たす範囲におい
て、いくつの領域に分割してもよい。また、その構造
は、薄膜状、超格子状、粒子、クラスタ列などであって
もよく、同様な効果が得られる。
14は金属または半金属であるために、実際には、導体
11、12間の短絡を避ける目的で、図3に示す並列モ
デルの構造を、例えば図8または図9に示すような構造
に置き換える必要がある。この場合、この金属または半
金属からなる要素材料14は薄膜状に設けられ、図8に
示す例においてはこの薄膜状の要素材料14は一層あ
り、図9に示す例においてはこの薄膜状の要素材料14
は複数層(この場合は3層)ある。図8または図9にお
ける比誘電率κ3 の領域15は絶縁体からなり、通常
は、SiO2 からなる。図8または図9において、比誘
電率κ2 の要素材料14は、その体積分率φが(20)
式および(21)式のφ2 ,φ3 を満たす範囲におい
て、いくつの領域に分割してもよい。また、その構造
は、薄膜状、超格子状、粒子、クラスタ列などであって
もよく、同様な効果が得られる。
【0086】この第5の実施形態においては、要素材料
13を比誘電率κ1 が正の絶縁体とし、要素材料14を
負の比誘電率κ2 を有する金属または半金属とし、負の
比誘電率κ2 を有する半導体の体積分率φを(20)式
および(21)式により適切に選ぶことによってκ=0
を実現することができるだけでなく、φを変えることに
よって、任意のκの値を持つ複合誘電膜を設計し、提供
することができる。例えば、0.18μmルール世代技
術に必要とされる、実効比誘電率κの絶対値が2以下の
低誘電率の複合誘電膜を提供することができる。そし
て、第1の実施形態において述べたと同様な高性能の半
導体装置または半導体集積回路装置を得ることができ
る。
13を比誘電率κ1 が正の絶縁体とし、要素材料14を
負の比誘電率κ2 を有する金属または半金属とし、負の
比誘電率κ2 を有する半導体の体積分率φを(20)式
および(21)式により適切に選ぶことによってκ=0
を実現することができるだけでなく、φを変えることに
よって、任意のκの値を持つ複合誘電膜を設計し、提供
することができる。例えば、0.18μmルール世代技
術に必要とされる、実効比誘電率κの絶対値が2以下の
低誘電率の複合誘電膜を提供することができる。そし
て、第1の実施形態において述べたと同様な高性能の半
導体装置または半導体集積回路装置を得ることができ
る。
【0087】以上、この発明の実施形態につき具体的に
説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定される
ものでなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形
が可能である。
説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定される
ものでなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形
が可能である。
【0088】例えば、上述の第5の実施形態において
は、複合誘電膜を構成する要素材料14として負の大き
な比誘電率κ2 を持つ金属または半金属を用いたが、こ
の金属または半金属に代えて、半導体、合金、伝導電子
を有する有機物質などを用いても、同様な結果を得るこ
とができる。
は、複合誘電膜を構成する要素材料14として負の大き
な比誘電率κ2 を持つ金属または半金属を用いたが、こ
の金属または半金属に代えて、半導体、合金、伝導電子
を有する有機物質などを用いても、同様な結果を得るこ
とができる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による複
合誘電膜によれば、絶縁体と非絶縁体とからなることに
より、その非絶縁体の体積分率の選定などにより、導体
間の絶縁性を保ちつつ、実効比誘電率を十分に小さく、
例えば絶対値で0〜2程度に小さくすることができる。
合誘電膜によれば、絶縁体と非絶縁体とからなることに
より、その非絶縁体の体積分率の選定などにより、導体
間の絶縁性を保ちつつ、実効比誘電率を十分に小さく、
例えば絶対値で0〜2程度に小さくすることができる。
【0090】この発明による半導体装置によれば、その
複合誘電膜が絶縁体と非絶縁体とからなることにより、
導体間の絶縁性を保ちつつ、その複合誘電膜の実効比誘
電率を十分に小さく、例えば絶対値で0〜2程度に小さ
くすることができ、したがって導体間容量、例えば配線
間容量を十分に小さくすることができる。
複合誘電膜が絶縁体と非絶縁体とからなることにより、
導体間の絶縁性を保ちつつ、その複合誘電膜の実効比誘
電率を十分に小さく、例えば絶対値で0〜2程度に小さ
くすることができ、したがって導体間容量、例えば配線
間容量を十分に小さくすることができる。
【図1】直列モデルによる複合誘電膜を示す略線図であ
る。
る。
【図2】直並列モデルによる複合誘電膜を示す略線図で
ある。
ある。
【図3】並列モデルによる複合誘電膜を示す略線図であ
る。
る。
【図4】直列モデル、直並列モデルおよび並列モデルに
よる複合誘電膜の実効比誘電率κと比誘電率κ2 の要素
材料の体積分率φとの関係を示す略線図である。
よる複合誘電膜の実効比誘電率κと比誘電率κ2 の要素
材料の体積分率φとの関係を示す略線図である。
【図5】絶縁体の比誘電率の外部電場の周波数依存性を
示す略線図である。
示す略線図である。
【図6】金属の比誘電率の外部電場の周波数依存性を示
す略線図である。
す略線図である。
【図7】複合誘電膜の実効比誘電率と比誘電率κ2 の要
素材料の体積分率φとの関係をκ2 の種々の値に対して
示す略線図である。
素材料の体積分率φとの関係をκ2 の種々の値に対して
示す略線図である。
【図8】この発明の第5の実施形態による複合誘電膜を
実際に使用する場合の構造例を示す断面図である。
実際に使用する場合の構造例を示す断面図である。
【図9】この発明の第5の実施形態による複合誘電膜を
実際に使用する場合の他の構造例を示す断面図である。
実際に使用する場合の他の構造例を示す断面図である。
【図10】従来の半導体集積回路装置を示す断面図であ
る。
る。
【図11】従来の半導体集積回路装置の問題を説明する
ための断面図である。
ための断面図である。
11、12・・・導体、13、14・・・要素材料
Claims (57)
- 【請求項1】 互いに対向する複数の導体間に絶縁膜と
して設けられる複合誘電膜であって、 絶縁体と非絶縁体とからなることを特徴とする複合誘電
膜。 - 【請求項2】 上記複数の導体間に上記絶縁体と上記非
絶縁体とが直列に設けられていることを特徴とする請求
項1記載の複合誘電膜。 - 【請求項3】 上記絶縁体中に上記非絶縁体が設けられ
ていることを特徴とする請求項1記載の複合誘電膜。 - 【請求項4】 上記複数の導体間に上記絶縁体と上記非
絶縁体とが並列に設けられていることを特徴とする請求
項1記載の複合誘電膜。 - 【請求項5】 上記非絶縁体が金属または半金属である
ことを特徴とする請求項1記載の複合誘電膜。 - 【請求項6】 上記金属または半金属が薄膜状に設けら
れていることを特徴とする請求項5記載の複合誘電膜。 - 【請求項7】 上記金属または半金属が膜状に設けられ
た上記絶縁体と超格子状の構造をなすように薄膜状に設
けられていることを特徴とする請求項5記載の複合誘電
膜。 - 【請求項8】 上記金属または半金属が上記絶縁体中に
粒子状に設けられていることを特徴とする請求項5記載
の複合誘電膜。 - 【請求項9】 上記金属または半金属が上記絶縁体中に
クラスタ状に設けられていることを特徴とする請求項5
記載の複合誘電膜。 - 【請求項10】 上記非絶縁体が半導体であることを特
徴とする請求項1記載の複合誘電膜。 - 【請求項11】 上記半導体が薄膜状に設けられている
ことを特徴とする請求項10記載の複合誘電膜。 - 【請求項12】 上記半導体が膜状に設けられた上記絶
縁体と超格子状の構造をなすように薄膜状に設けられて
いることを特徴とする請求項10記載の複合誘電膜。 - 【請求項13】 上記半導体が上記絶縁体中に粒子状に
設けられていることを特徴とする請求項10記載の複合
誘電膜。 - 【請求項14】 上記半導体が上記絶縁体中にクラスタ
状に設けられていることを特徴とする請求項10記載の
複合誘電膜。 - 【請求項15】 上記非絶縁体が伝導電子を有する有機
物質であることを特徴とする請求項1記載の複合誘電
膜。 - 【請求項16】 上記分子または高分子が薄膜状に設け
られていることを特徴とする請求項15記載の複合誘電
膜。 - 【請求項17】 上記分子または高分子が膜状に設けら
れた上記絶縁体と超格子状の構造をなすように薄膜状に
設けられていることを特徴とする請求項15記載の複合
誘電膜。 - 【請求項18】 上記分子または高分子が上記絶縁体中
に粒子状に設けられていることを特徴とする請求項15
記載の複合誘電膜。 - 【請求項19】 上記分子または高分子が上記絶縁体中
に分子状または高分子状に設けられていることを特徴と
する請求項15記載の複合誘電膜。 - 【請求項20】 実効比誘電率の絶対値が2以下である
ことを特徴とする請求項1記載の複合誘電膜。 - 【請求項21】 実効比誘電率の絶対値が2以下である
ことを特徴とする請求項2記載の複合誘電膜。 - 【請求項22】 実効比誘電率の絶対値が2以下である
ことを特徴とする請求項3記載の複合誘電膜。 - 【請求項23】 実効比誘電率の絶対値が2以下である
ことを特徴とする請求項4記載の複合誘電膜。 - 【請求項24】 実効比誘電率の絶対値が2以下である
ことを特徴とする請求項5記載の複合誘電膜。 - 【請求項25】 実効比誘電率の絶対値が2以下である
ことを特徴とする請求項6記載の複合誘電膜。 - 【請求項26】 実効比誘電率の絶対値が2以下である
ことを特徴とする請求項7記載の複合誘電膜。 - 【請求項27】 実効比誘電率の絶対値が2以下である
ことを特徴とする請求項8記載の複合誘電膜。 - 【請求項28】 実効比誘電率の絶対値が2以下である
ことを特徴とする請求項9記載の複合誘電膜。 - 【請求項29】 実効比誘電率の絶対値が2以下である
ことを特徴とする請求項10記載の複合誘電膜。 - 【請求項30】 実効比誘電率の絶対値が2以下である
ことを特徴とする請求項11記載の複合誘電膜。 - 【請求項31】 実効比誘電率の絶対値が2以下である
ことを特徴とする請求項12記載の複合誘電膜。 - 【請求項32】 実効比誘電率の絶対値が2以下である
ことを特徴とする請求項13記載の複合誘電膜。 - 【請求項33】 実効比誘電率の絶対値が2以下である
ことを特徴とする請求項14記載の複合誘電膜。 - 【請求項34】 実効比誘電率の絶対値が2以下である
ことを特徴とする請求項15記載の複合誘電膜。 - 【請求項35】 実効比誘電率の絶対値が2以下である
ことを特徴とする請求項16記載の複合誘電膜。 - 【請求項36】 実効比誘電率の絶対値が2以下である
ことを特徴とする請求項17記載の複合誘電膜。 - 【請求項37】 実効比誘電率の絶対値が2以下である
ことを特徴とする請求項18記載の複合誘電膜。 - 【請求項38】 実効比誘電率の絶対値が2以下である
ことを特徴とする請求項19記載の複合誘電膜。 - 【請求項39】 互いに対向する複数の導体間に絶縁膜
として複合誘電膜が設けられる半導体装置であって、 上記複合誘電膜が絶縁体と非絶縁体とからなることを特
徴とする半導体装置。 - 【請求項40】 上記複数の導体間に上記絶縁体と上記
非絶縁体とが直列に設けられていることを特徴とする請
求項39記載の半導体装置。 - 【請求項41】 上記絶縁体中に上記非絶縁体が設けら
れていることを特徴とする請求項39記載の半導体装
置。 - 【請求項42】 上記複数の導体間に上記絶縁体と上記
非絶縁体とが並列に設けられていることを特徴とする請
求項39記載の半導体装置。 - 【請求項43】 上記非絶縁体が金属または半金属であ
ることを特徴とする請求項39記載の半導体装置。 - 【請求項44】 上記金属または半金属が薄膜状に設け
られていることを特徴とする請求項43記載の半導体装
置。 - 【請求項45】 上記金属または半金属が膜状に設けら
れた上記絶縁体と超格子状の構造をなすように薄膜状に
設けられていることを特徴とする請求項43記載の半導
体装置。 - 【請求項46】 上記金属または半金属が上記絶縁体中
に粒子状に設けられていることを特徴とする請求項43
記載の半導体装置。 - 【請求項47】 上記金属または半金属が上記絶縁体中
にクラスタ状に設けられていることを特徴とする請求項
43記載の半導体装置。 - 【請求項48】 上記非絶縁体が半導体であることを特
徴とする請求項39記載の半導体装置。 - 【請求項49】 上記半導体が薄膜状に設けられている
ことを特徴とする請求項48記載の半導体装置。 - 【請求項50】 上記半導体が膜状に設けられた上記絶
縁体と超格子状の構造をなすように薄膜状に設けられて
いることを特徴とする請求項48記載の半導体装置。 - 【請求項51】 上記半導体が上記絶縁体中に粒子状に
設けられていることを特徴とする請求項48記載の半導
体装置。 - 【請求項52】 上記半導体が上記絶縁体中にクラスタ
状に設けられていることを特徴とする請求項48記載の
半導体装置。 - 【請求項53】 上記非絶縁体が伝導電子を有する有機
物質であることを特徴とする請求項39記載の半導体装
置。 - 【請求項54】 上記有機物質が薄膜状に設けられてい
ることを特徴とする請求項53記載の半導体装置。 - 【請求項55】 上記有機物質が膜状に設けられた上記
絶縁体と超格子状の構造をなすように薄膜状に設けられ
ていることを特徴とする請求項53記載の半導体装置。 - 【請求項56】 上記有機物質が上記絶縁体中に粒子状
に設けられていることを特徴とする請求項53記載の半
導体装置。 - 【請求項57】 上記有機物質が上記絶縁体中に分子状
に設けられていることを特徴とする請求項53記載の半
導体装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8166889A JPH09326437A (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | 複合誘電膜および半導体装置 |
| US08/868,965 US5998823A (en) | 1996-06-06 | 1997-06-05 | Complex dielectric film and semiconductor device |
| KR1019970023326A KR980006112A (ko) | 1996-06-06 | 1997-06-05 | 복합 유전막 및 반도체 장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8166889A JPH09326437A (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | 複合誘電膜および半導体装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09326437A true JPH09326437A (ja) | 1997-12-16 |
Family
ID=15839510
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8166889A Pending JPH09326437A (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | 複合誘電膜および半導体装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5998823A (ja) |
| JP (1) | JPH09326437A (ja) |
| KR (1) | KR980006112A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20050068558A1 (en) * | 2003-09-30 | 2005-03-31 | Jianxin Wang | Method and system to automatically update in real-time a printer driver configuration |
| EP1890767A2 (en) * | 2005-05-27 | 2008-02-27 | Pfizer Products Inc. | Combination of a cannabinoid-1- receptor-antagonist and a microsomal triglyceride transfer protein inhibitor for treating obesity or mainataining weight loss |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE69315177D1 (de) * | 1992-09-14 | 1997-12-18 | Toshiba Kawasaki Kk | Elektronisches Bauelement mit künstlichem Übergitter |
| US5665625A (en) * | 1995-05-19 | 1997-09-09 | Micron Technology, Inc. | Method of forming capacitors having an amorphous electrically conductive layer |
-
1996
- 1996-06-06 JP JP8166889A patent/JPH09326437A/ja active Pending
-
1997
- 1997-06-05 US US08/868,965 patent/US5998823A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-06-05 KR KR1019970023326A patent/KR980006112A/ko not_active Withdrawn
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR980006112A (ko) | 1998-03-30 |
| US5998823A (en) | 1999-12-07 |
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