JPH0932681A - 内燃機関の燃料噴射装置 - Google Patents
内燃機関の燃料噴射装置Info
- Publication number
- JPH0932681A JPH0932681A JP20031195A JP20031195A JPH0932681A JP H0932681 A JPH0932681 A JP H0932681A JP 20031195 A JP20031195 A JP 20031195A JP 20031195 A JP20031195 A JP 20031195A JP H0932681 A JPH0932681 A JP H0932681A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- needle valve
- control piston
- connecting member
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、コントロールピストンとニードル
弁とを接続部材によって軸芯方向のずれを許容し、軸方
向を一体的に連結する。 【構成】 この燃料噴射装置は、燃料圧で噴孔50を開
放する弁体を、バランスチャンバ35に端面が露出する
コントロールピストン2と噴孔50を開閉するニードル
弁3とから構成し、コントロールピストン2をホルダ本
体1で摺動可能に支持し、ニードル弁3をノズル本体4
で摺動可能に支持する。コントロールピストン2とニー
ドル弁3とは軸芯方向に直交する方向の軸芯ずれを許容
するばね力を有する接続部材38によって軸芯方向に一
体的に保持する。コントロールピストン2とニードル弁
3との軸芯を高精度に整合させる必要が無くなり、その
軸芯ずれは接続部材38で吸収され、円滑な摺動が確保
される。
弁とを接続部材によって軸芯方向のずれを許容し、軸方
向を一体的に連結する。 【構成】 この燃料噴射装置は、燃料圧で噴孔50を開
放する弁体を、バランスチャンバ35に端面が露出する
コントロールピストン2と噴孔50を開閉するニードル
弁3とから構成し、コントロールピストン2をホルダ本
体1で摺動可能に支持し、ニードル弁3をノズル本体4
で摺動可能に支持する。コントロールピストン2とニー
ドル弁3とは軸芯方向に直交する方向の軸芯ずれを許容
するばね力を有する接続部材38によって軸芯方向に一
体的に保持する。コントロールピストン2とニードル弁
3との軸芯を高精度に整合させる必要が無くなり、その
軸芯ずれは接続部材38で吸収され、円滑な摺動が確保
される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内燃機関に使用
される燃料噴射装置に関する。
される燃料噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多気筒エンジンの燃料噴射装置に
は、電子回路によって噴射量、噴射時期等の制御を行う
燃料噴射方式(電子制御燃料噴射システム)、噴射ポン
プから共通の通路を経て各燃焼室に燃料を分配する共同
噴射方式(コモンレール噴射システム)、噴射ポンプか
ら共通の通路及び蓄圧室を経て各燃焼室に燃料を分配す
る蓄圧式噴射方式(アキュムレータ噴射システム)等が
あり、これらの方式の燃料噴射装置自体には、噴射ポン
プからの燃料を一旦溜めておくための蓄圧室は設けられ
ていないので、各燃料噴射装置への燃料の供給は共通の
通路であるコモンレール即ち蓄圧室を通じて行われてい
る。
は、電子回路によって噴射量、噴射時期等の制御を行う
燃料噴射方式(電子制御燃料噴射システム)、噴射ポン
プから共通の通路を経て各燃焼室に燃料を分配する共同
噴射方式(コモンレール噴射システム)、噴射ポンプか
ら共通の通路及び蓄圧室を経て各燃焼室に燃料を分配す
る蓄圧式噴射方式(アキュムレータ噴射システム)等が
あり、これらの方式の燃料噴射装置自体には、噴射ポン
プからの燃料を一旦溜めておくための蓄圧室は設けられ
ていないので、各燃料噴射装置への燃料の供給は共通の
通路であるコモンレール即ち蓄圧室を通じて行われてい
る。
【0003】従来、内燃機関に使用される電子制御式燃
料噴射器として、例えば、特開平1−290960号公
報に開示されたものがある。該電子制御式燃料噴射器
は、弁部材を設けた高圧の燃料を内燃機関に間欠的に噴
射するものであり、燃料排出口を開閉するための弁部材
の動きは弁ピストンに排出口とは反対側で作用する制御
室内の燃料圧によって制御される。円筒部材が弁ピスト
ンの上側部分を囲んでいる。ソレノイドを励磁すると、
パイロット弁が開き、その後、制御室内の燃料圧が急速
に低下する。ソレノイドは、ハウジング内に装着され、
パイロット弁のための高速アクチュエータとしての機能
に加えて、制御室内の燃料圧によって生じる力を支持す
る。また、ニードル弁ピストンは、ニードル弁と一体片
で構成するか、又は異なる外径を有する部分を圧力嵌め
又は溶接して堅固に連結されている。
料噴射器として、例えば、特開平1−290960号公
報に開示されたものがある。該電子制御式燃料噴射器
は、弁部材を設けた高圧の燃料を内燃機関に間欠的に噴
射するものであり、燃料排出口を開閉するための弁部材
の動きは弁ピストンに排出口とは反対側で作用する制御
室内の燃料圧によって制御される。円筒部材が弁ピスト
ンの上側部分を囲んでいる。ソレノイドを励磁すると、
パイロット弁が開き、その後、制御室内の燃料圧が急速
に低下する。ソレノイドは、ハウジング内に装着され、
パイロット弁のための高速アクチュエータとしての機能
に加えて、制御室内の燃料圧によって生じる力を支持す
る。また、ニードル弁ピストンは、ニードル弁と一体片
で構成するか、又は異なる外径を有する部分を圧力嵌め
又は溶接して堅固に連結されている。
【0004】また、内燃機関に使用される電磁制御燃料
噴射弁として、特開平1−257754号公報に開示さ
れたものがある。該電磁制御燃料噴射弁は、本体内の中
央空洞内部で軸方向に動き得るニードルによりノズルが
開閉は制御される。中央空洞の下部ゾーンはインジェク
ションチャンバを形成し、その中に燃料が本体に形成さ
れた供給通路を通ってポンプによって圧力下で注入され
る。本体には、供給開口部及び心合わせストッパの係合
のため開口部が設けられている。ニードルは、2つの軸
方向部分(ニードル弁とコントロールピストン)を軸方
向に固定することなく当接させることによって形成され
ているが、単一片で形成してもよい。供給開口部の存在
は、加圧燃料の累積容積を必要とするが、本体に大きい
通路断面積を必要とする。
噴射弁として、特開平1−257754号公報に開示さ
れたものがある。該電磁制御燃料噴射弁は、本体内の中
央空洞内部で軸方向に動き得るニードルによりノズルが
開閉は制御される。中央空洞の下部ゾーンはインジェク
ションチャンバを形成し、その中に燃料が本体に形成さ
れた供給通路を通ってポンプによって圧力下で注入され
る。本体には、供給開口部及び心合わせストッパの係合
のため開口部が設けられている。ニードルは、2つの軸
方向部分(ニードル弁とコントロールピストン)を軸方
向に固定することなく当接させることによって形成され
ているが、単一片で形成してもよい。供給開口部の存在
は、加圧燃料の累積容積を必要とするが、本体に大きい
通路断面積を必要とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前掲特開平1−290
960号公報に開示された電子制御式燃料噴射器では、
ニードル弁ピストンとニードル弁とを一体片で構成した
場合は勿論のこと、両者を圧力嵌めや溶接で固定した場
合には、両者によって長手方向に長くなるため、ピスト
ンのガイド部、ニードル弁のガイド部及びニードル弁の
先端部のシート面で芯出しを行ってピストンとニードル
弁とを保持するように構成されている。そのため、ピス
トンはホルダ本体に保持され、ニードル弁はノズル本体
に保持され、一体構造であるにもかかわらず、ホルダ本
体とノズル本体とに跨がって保持されることになる。上
記電子制御式燃料噴射器では、ニードル弁ピストンとニ
ードル弁とを圧入等で一体構造に構成しているため、そ
れらの径が細い割りには長いため、ホルダ本体にニード
ル弁ピストンを保持させ且つノズル本体にニードル弁を
保持させるため、別体のホルダ本体とノズル本体に一体
的なニードル弁ピストンとニードル弁とを軸芯を整合さ
せて保持することは困難であり、これらの加工精度を確
保するのが非常に困難であり、しかもニードル弁ピスト
ンとニードル弁とを支持する部品が別部品であるため、
加工公差が累積され、理想的に両者の軸芯を一致させて
保持することが困難である。しかも、これらの部品の加
工性、生産性、精度確保が著しく悪化することになる。
また、部品交換時に、特に、ニードル弁交換時に、芯合
わせ等でコスト高になるという問題がある。
960号公報に開示された電子制御式燃料噴射器では、
ニードル弁ピストンとニードル弁とを一体片で構成した
場合は勿論のこと、両者を圧力嵌めや溶接で固定した場
合には、両者によって長手方向に長くなるため、ピスト
ンのガイド部、ニードル弁のガイド部及びニードル弁の
先端部のシート面で芯出しを行ってピストンとニードル
弁とを保持するように構成されている。そのため、ピス
トンはホルダ本体に保持され、ニードル弁はノズル本体
に保持され、一体構造であるにもかかわらず、ホルダ本
体とノズル本体とに跨がって保持されることになる。上
記電子制御式燃料噴射器では、ニードル弁ピストンとニ
ードル弁とを圧入等で一体構造に構成しているため、そ
れらの径が細い割りには長いため、ホルダ本体にニード
ル弁ピストンを保持させ且つノズル本体にニードル弁を
保持させるため、別体のホルダ本体とノズル本体に一体
的なニードル弁ピストンとニードル弁とを軸芯を整合さ
せて保持することは困難であり、これらの加工精度を確
保するのが非常に困難であり、しかもニードル弁ピスト
ンとニードル弁とを支持する部品が別部品であるため、
加工公差が累積され、理想的に両者の軸芯を一致させて
保持することが困難である。しかも、これらの部品の加
工性、生産性、精度確保が著しく悪化することになる。
また、部品交換時に、特に、ニードル弁交換時に、芯合
わせ等でコスト高になるという問題がある。
【0006】また、前掲特開平1−257754号公報
に開示された電磁制御燃料噴射弁では、ニードルはニー
ドル弁とコントロールピストンとを突き当てることで構
成されているが、このような構造が成立するのは供給通
路が独立してニードル弁の上部とコントロールピストン
の回りが高圧室でない場合である。即ち、ニードル弁の
上部とコントロールピストンの回りが高圧室になってい
ると、両者の突き当て部即ち当接部の隙間にニードル弁
を下げる力が作用してニードル弁のリフトができなくな
る。
に開示された電磁制御燃料噴射弁では、ニードルはニー
ドル弁とコントロールピストンとを突き当てることで構
成されているが、このような構造が成立するのは供給通
路が独立してニードル弁の上部とコントロールピストン
の回りが高圧室でない場合である。即ち、ニードル弁の
上部とコントロールピストンの回りが高圧室になってい
ると、両者の突き当て部即ち当接部の隙間にニードル弁
を下げる力が作用してニードル弁のリフトができなくな
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、燃料の供給
が共通の通路であるコモンレール即ち蓄圧室を通じて行
われるタイプの燃料噴射装置に適用され、ホルダ本体と
ノズル本体とから成る本体内を往復動する弁体をノズル
本体に摺動可能に保持されて噴孔を開閉するニードル弁
とホルダ本体に保持されてバランスチャンバ内の燃料圧
に応じてニードル弁をリフトさせるコントロールピスト
ンとの別体で構成し、ニードル弁とコントロールピスト
ンとをばね力を持った接続部材で連結し、該接続部材に
よって両者の軸芯ずれを許容し且つ軸芯方向には一体的
に強固に保持する燃料噴射装置に関する。
が共通の通路であるコモンレール即ち蓄圧室を通じて行
われるタイプの燃料噴射装置に適用され、ホルダ本体と
ノズル本体とから成る本体内を往復動する弁体をノズル
本体に摺動可能に保持されて噴孔を開閉するニードル弁
とホルダ本体に保持されてバランスチャンバ内の燃料圧
に応じてニードル弁をリフトさせるコントロールピスト
ンとの別体で構成し、ニードル弁とコントロールピスト
ンとをばね力を持った接続部材で連結し、該接続部材に
よって両者の軸芯ずれを許容し且つ軸芯方向には一体的
に強固に保持する燃料噴射装置に関する。
【0008】この発明は、燃料を噴射する噴孔を備えた
本体内を往復動し且つ燃料圧で前記噴孔を開放する弁
体、該弁体が貫通した燃料を溜める前記本体内の前記弁
体の回りに形成された燃料チャンバ、前記本体に固定さ
れたコントロールスリーブによって形成された燃料圧に
よって前記弁体のリフトを制御するバランスチャンバ、
及び該バランスチャンバ内の燃料圧を解放する排出路を
開閉する開閉弁を駆動するアクチュエータを具備し、前
記弁体は前記バランスチャンバに端面が露出し且つ前記
燃料チャンバを貫通するコントロールピストンと該コン
トロールピストンに端面を互いに突き当てた状態で連結
された前記噴孔を開閉するニードル弁とから成り、前記
本体は前記コントロールピストンを軸方向に摺動可能に
支持するホルダ本体と該ホルダ本体に連結された前記ニ
ードル弁を軸方向に摺動可能に支持する前記噴孔を備え
たノズル本体とから成り、前記コントロールピストンと
前記ニードル弁とは軸芯方向に直交する方向の軸芯ずれ
を許容するばね力を有する接続部材によって軸芯方向に
一体的に保持されていることを特徴とする内燃機関の燃
料噴射装置に関する。
本体内を往復動し且つ燃料圧で前記噴孔を開放する弁
体、該弁体が貫通した燃料を溜める前記本体内の前記弁
体の回りに形成された燃料チャンバ、前記本体に固定さ
れたコントロールスリーブによって形成された燃料圧に
よって前記弁体のリフトを制御するバランスチャンバ、
及び該バランスチャンバ内の燃料圧を解放する排出路を
開閉する開閉弁を駆動するアクチュエータを具備し、前
記弁体は前記バランスチャンバに端面が露出し且つ前記
燃料チャンバを貫通するコントロールピストンと該コン
トロールピストンに端面を互いに突き当てた状態で連結
された前記噴孔を開閉するニードル弁とから成り、前記
本体は前記コントロールピストンを軸方向に摺動可能に
支持するホルダ本体と該ホルダ本体に連結された前記ニ
ードル弁を軸方向に摺動可能に支持する前記噴孔を備え
たノズル本体とから成り、前記コントロールピストンと
前記ニードル弁とは軸芯方向に直交する方向の軸芯ずれ
を許容するばね力を有する接続部材によって軸芯方向に
一体的に保持されていることを特徴とする内燃機関の燃
料噴射装置に関する。
【0009】また、前記接続部材は前記ニードル弁と前
記コントロールピストンとの端部に跨がって嵌入するリ
ングから構成され、前記接続部材の両端には前記針弁の
端部に形成された環状溝と前記コントロールピストンの
端部に形成された環状溝とにそれぞれ嵌入する内方に突
出した係止部が形成されている。
記コントロールピストンとの端部に跨がって嵌入するリ
ングから構成され、前記接続部材の両端には前記針弁の
端部に形成された環状溝と前記コントロールピストンの
端部に形成された環状溝とにそれぞれ嵌入する内方に突
出した係止部が形成されている。
【0010】又は、前記接続部材は前記ニードル弁と前
記コントロールピストンとの端部に跨がって嵌合し且つ
長手方向のスリット縁部に沿って互いに係合する舌部を
有する割りリングから構成され、前記接続部材の両端に
は前記ニードル弁の端部に形成された環状溝と前記コン
トロールピストンの端部に形成された環状溝とにそれぞ
れ嵌入する内方に突出した係止部が形成されている。ま
た、前記接続部材に形成された前記舌部の端部は外側に
折り曲げられた折返し部に形成されている。
記コントロールピストンとの端部に跨がって嵌合し且つ
長手方向のスリット縁部に沿って互いに係合する舌部を
有する割りリングから構成され、前記接続部材の両端に
は前記ニードル弁の端部に形成された環状溝と前記コン
トロールピストンの端部に形成された環状溝とにそれぞ
れ嵌入する内方に突出した係止部が形成されている。ま
た、前記接続部材に形成された前記舌部の端部は外側に
折り曲げられた折返し部に形成されている。
【0011】或いは、前記接続部材は前記ニードル弁と
前記コントロールピストンとの何れか一方に設けられた
スリットによるばね力を持つボール接続子と、他方に設
けられ且つ前記ボール接続子をそのばね力に抗して嵌入
できるボール嵌合穴とから構成されている。
前記コントロールピストンとの何れか一方に設けられた
スリットによるばね力を持つボール接続子と、他方に設
けられ且つ前記ボール接続子をそのばね力に抗して嵌入
できるボール嵌合穴とから構成されている。
【0012】又は、前記接続部材は前記ニードル弁と前
記コントロールピストンとの端部に跨がってそれぞれ嵌
合する切欠きを有するリング状ばね板から構成され、前
記リング状ばね板の前記切欠きの縁部には前記ニードル
弁と前記コントロールピストンとの端部に形成された環
状溝とにそれぞれ嵌入する係止部が形成されている。
記コントロールピストンとの端部に跨がってそれぞれ嵌
合する切欠きを有するリング状ばね板から構成され、前
記リング状ばね板の前記切欠きの縁部には前記ニードル
弁と前記コントロールピストンとの端部に形成された環
状溝とにそれぞれ嵌入する係止部が形成されている。
【0013】この燃料噴射装置は、上記のように構成し
たので、前記コントロールピストンと前記ニードル弁と
の軸芯ずれは前記接続部材のばね力で吸収され、両者に
対する軸芯方向の加工精度は高精度が要求されず、両者
の組立接続をワンタッチで行うことができ、作業性を向
上できると共に、加工コストを低減できる。
たので、前記コントロールピストンと前記ニードル弁と
の軸芯ずれは前記接続部材のばね力で吸収され、両者に
対する軸芯方向の加工精度は高精度が要求されず、両者
の組立接続をワンタッチで行うことができ、作業性を向
上できると共に、加工コストを低減できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
による燃料噴射装置の実施例を説明する。以下の図面に
おいて、同一の構造及び機能を有する部品には同一の符
号を付し、重複する説明は省略する。まず、図1及び図
2を参照して、この発明による燃料噴射装置の一実施例
を説明する。図1はこの発明による燃料噴射装置の一実
施例を示す断面図、及び図2は図1の燃料噴射装置の要
部を示す断面図である。
による燃料噴射装置の実施例を説明する。以下の図面に
おいて、同一の構造及び機能を有する部品には同一の符
号を付し、重複する説明は省略する。まず、図1及び図
2を参照して、この発明による燃料噴射装置の一実施例
を説明する。図1はこの発明による燃料噴射装置の一実
施例を示す断面図、及び図2は図1の燃料噴射装置の要
部を示す断面図である。
【0015】この燃料噴射装置は、図示していないが、
コモンレール噴射システム、或いはアキュムレータ噴射
システムに適用され、噴射ポンプから燃料が供給される
共通の通路や蓄圧室(以下、コモンレール29という)
を通じて供給される高圧燃料を内燃機関に設けた各燃焼
室に噴射するものである。この燃料噴射装置におけるホ
ルダ本体1はシリンダヘッド等のベースに設けた穴部
(図示せず)にシール部材42を介して密封状態に取り
付けられる。ホルダ本体1の下端部には、ノズル本体4
がスリーブナット40をホルダ本体1のねじ部に螺入す
ることによって固定され、ホルダ本体1の下端面とノズ
ル本体4との上端面とはシール面を構成する合わせ面2
2を構成している。ノズル本体4の外周面は上部が大径
部に且つ下部が小径部に形成され、スリーブナット40
はノズル本体4の下部の段差面55に嵌合した状態でホ
ルダ本体1のねじ部に螺入されている。
コモンレール噴射システム、或いはアキュムレータ噴射
システムに適用され、噴射ポンプから燃料が供給される
共通の通路や蓄圧室(以下、コモンレール29という)
を通じて供給される高圧燃料を内燃機関に設けた各燃焼
室に噴射するものである。この燃料噴射装置におけるホ
ルダ本体1はシリンダヘッド等のベースに設けた穴部
(図示せず)にシール部材42を介して密封状態に取り
付けられる。ホルダ本体1の下端部には、ノズル本体4
がスリーブナット40をホルダ本体1のねじ部に螺入す
ることによって固定され、ホルダ本体1の下端面とノズ
ル本体4との上端面とはシール面を構成する合わせ面2
2を構成している。ノズル本体4の外周面は上部が大径
部に且つ下部が小径部に形成され、スリーブナット40
はノズル本体4の下部の段差面55に嵌合した状態でホ
ルダ本体1のねじ部に螺入されている。
【0016】ホルダ本体1の上部には、ねじ付き燃料入
口プラグ5を取り付けるためのプラグ取付穴45が形成
されている。燃料入口プラグ5はホルダ本体1のプラグ
取付穴45に螺入して取り付けられている。また、ホル
ダ本体1の上端部には、弁体を往復動させるためのソレ
ノイド式動弁機構65がスリーブナット46をホルダ本
体1のねじ部に螺入することによって固定される。ソレ
ノイド式動弁機構65及びホルダ本体1とスリーブナッ
ト46との間のシールはシール部材31,32で行われ
ている。この燃料噴射装置には、高圧燃料供給源のコモ
ンレール29からの燃料が燃料入口プラグ5を通じて供
給される。また、この燃料噴射装置では、コントロール
ユニット34からの作動信号の電流は、コネクタ或いは
ハーネス13を通じて端子16からソレノイド式動弁機
構65へ通電されるものである。ソレノイド式動弁機構
65は、弁体に負荷される燃料圧を排出路(後述の燃料
路26、オリフィス25、中空室63及び燃料戻りパイ
プ12)を通じて解放するアクチュエータ(後述のコイ
ル14、ソレノイド11,ソレノイドバルブ10及びボ
ール27)を構成している。
口プラグ5を取り付けるためのプラグ取付穴45が形成
されている。燃料入口プラグ5はホルダ本体1のプラグ
取付穴45に螺入して取り付けられている。また、ホル
ダ本体1の上端部には、弁体を往復動させるためのソレ
ノイド式動弁機構65がスリーブナット46をホルダ本
体1のねじ部に螺入することによって固定される。ソレ
ノイド式動弁機構65及びホルダ本体1とスリーブナッ
ト46との間のシールはシール部材31,32で行われ
ている。この燃料噴射装置には、高圧燃料供給源のコモ
ンレール29からの燃料が燃料入口プラグ5を通じて供
給される。また、この燃料噴射装置では、コントロール
ユニット34からの作動信号の電流は、コネクタ或いは
ハーネス13を通じて端子16からソレノイド式動弁機
構65へ通電されるものである。ソレノイド式動弁機構
65は、弁体に負荷される燃料圧を排出路(後述の燃料
路26、オリフィス25、中空室63及び燃料戻りパイ
プ12)を通じて解放するアクチュエータ(後述のコイ
ル14、ソレノイド11,ソレノイドバルブ10及びボ
ール27)を構成している。
【0017】ホルダ本体1に形成されたねじ穴45には
燃料入口プラグ5が螺入されている。ホルダ本体1と燃
料入口プラグ5との間のシールは、シール部材30によ
って達成されている。ホルダ本体1には弁体を貫通させ
る中央貫通孔47が形成されると共に、中央貫通孔47
と燃料入口プラグ5の燃料入口49とを連通する供給穴
6が形成されている。また、ホルダ本体1の中央貫通孔
47のほぼ中央部には、中央貫通孔47が縮径されたガ
イド部66が形成され、ガイド部66には弁体のコント
ロールピストン2が貫通してガイド面36を形成してい
る。ホルダ本体1の中央貫通孔47はそれを貫通してコ
ントロールピストン2の回りに燃料を溜める燃料チャン
バ37を形成している。また、ノズル本体4には、中央
貫通孔47と連通する弁体のニードル弁3を挿入させる
中央貫通穴48が形成されると共に、燃料を燃焼室(図
示せず)に噴射する噴孔50が形成されている。
燃料入口プラグ5が螺入されている。ホルダ本体1と燃
料入口プラグ5との間のシールは、シール部材30によ
って達成されている。ホルダ本体1には弁体を貫通させ
る中央貫通孔47が形成されると共に、中央貫通孔47
と燃料入口プラグ5の燃料入口49とを連通する供給穴
6が形成されている。また、ホルダ本体1の中央貫通孔
47のほぼ中央部には、中央貫通孔47が縮径されたガ
イド部66が形成され、ガイド部66には弁体のコント
ロールピストン2が貫通してガイド面36を形成してい
る。ホルダ本体1の中央貫通孔47はそれを貫通してコ
ントロールピストン2の回りに燃料を溜める燃料チャン
バ37を形成している。また、ノズル本体4には、中央
貫通孔47と連通する弁体のニードル弁3を挿入させる
中央貫通穴48が形成されると共に、燃料を燃焼室(図
示せず)に噴射する噴孔50が形成されている。
【0018】弁体は、上記のように、燃料チャンバ37
を貫通するコントロールピストン2とコントロールピス
トン2に接続部材38で連結されたニードル弁3とから
構成されている。コントロールピストン2とニードル弁
3とが接続部材38で連結された領域には、燃料チャン
バ37と連通する燃料チャンバ56が形成されている。
ニードル弁3は、ノズル本体4の中央貫通穴48に隙間
52を形成する状態で摺動可能に挿入され、その先端部
41のフェース面はノズル本体4に形成された噴孔50
が形成されたシート面に着座している。ニードル弁3の
回りに形成される隙間52は高圧燃料の通路を形成す
る。また、ノズル本体4の中央貫通穴48とニードル弁
3の外周面との間には隙間52を持った摺動面21が構
成される。ノズル本体4の噴孔50に着座して噴孔50
を開閉するニードル弁3の先端のテーパ面にかかる燃料
圧は、弁体を上昇させる力として作用する。燃料チャン
バ37内のコントロールピストン2にかかる燃料圧は総
和で零になるように構成されている。
を貫通するコントロールピストン2とコントロールピス
トン2に接続部材38で連結されたニードル弁3とから
構成されている。コントロールピストン2とニードル弁
3とが接続部材38で連結された領域には、燃料チャン
バ37と連通する燃料チャンバ56が形成されている。
ニードル弁3は、ノズル本体4の中央貫通穴48に隙間
52を形成する状態で摺動可能に挿入され、その先端部
41のフェース面はノズル本体4に形成された噴孔50
が形成されたシート面に着座している。ニードル弁3の
回りに形成される隙間52は高圧燃料の通路を形成す
る。また、ノズル本体4の中央貫通穴48とニードル弁
3の外周面との間には隙間52を持った摺動面21が構
成される。ノズル本体4の噴孔50に着座して噴孔50
を開閉するニードル弁3の先端のテーパ面にかかる燃料
圧は、弁体を上昇させる力として作用する。燃料チャン
バ37内のコントロールピストン2にかかる燃料圧は総
和で零になるように構成されている。
【0019】ホルダ本体1の中央貫通孔47にはコント
ロールスリーブ7が嵌合してシールを兼ねた嵌合面19
を構成すると共に、中央貫通孔47の上部段部にコント
ロールスリーブ7の肩部が当接して突き当てシール面2
3が形成されている。また、コントロールスリーブ7の
外周面とホルダ本体1と中央貫通孔47との間に環状チ
ャンバ18が形成されている。コントロールスリーブ7
は、ホルダ本体1の上端部のねじ部に螺入された中空孔
44を備えた固定プラグ8で固定されている。ホルダ本
体1とコントロールスリーブ7との間の完全なシール
は、シール部材33によって達成されている。環状チャ
ンバ18、ホルダ本体1に形成された供給路の供給穴1
7を通じて燃料入口49に連通されている。コントロー
ルスリーブ7の下方に開放する中空穴部54には、コン
トロールピストン2が摺動可能に嵌入される摺動面20
が形成されると共に、穴部54の上部にはコントロール
ピストン2の上面との間でバランスチャンバ35が形成
されている。バランスチャンバ35はオリフィス24を
通じて環状チャンバ18と連通している。更に、コント
ロールスリーブ7には、バランスチャンバ35と供給穴
17とを連通するオリフィス24と、コントロールスリ
ーブ7の上面に通じるオリフィス25及び燃料路26と
が形成されている。バランスチャンバ35は、コントロ
ールピストン2の上面に燃料圧をかけ、コントロールピ
ストン2のリフトを制御する機能を有している。
ロールスリーブ7が嵌合してシールを兼ねた嵌合面19
を構成すると共に、中央貫通孔47の上部段部にコント
ロールスリーブ7の肩部が当接して突き当てシール面2
3が形成されている。また、コントロールスリーブ7の
外周面とホルダ本体1と中央貫通孔47との間に環状チ
ャンバ18が形成されている。コントロールスリーブ7
は、ホルダ本体1の上端部のねじ部に螺入された中空孔
44を備えた固定プラグ8で固定されている。ホルダ本
体1とコントロールスリーブ7との間の完全なシール
は、シール部材33によって達成されている。環状チャ
ンバ18、ホルダ本体1に形成された供給路の供給穴1
7を通じて燃料入口49に連通されている。コントロー
ルスリーブ7の下方に開放する中空穴部54には、コン
トロールピストン2が摺動可能に嵌入される摺動面20
が形成されると共に、穴部54の上部にはコントロール
ピストン2の上面との間でバランスチャンバ35が形成
されている。バランスチャンバ35はオリフィス24を
通じて環状チャンバ18と連通している。更に、コント
ロールスリーブ7には、バランスチャンバ35と供給穴
17とを連通するオリフィス24と、コントロールスリ
ーブ7の上面に通じるオリフィス25及び燃料路26と
が形成されている。バランスチャンバ35は、コントロ
ールピストン2の上面に燃料圧をかけ、コントロールピ
ストン2のリフトを制御する機能を有している。
【0020】この燃料噴射装置のソレノイド式動弁機構
65において、コントロールスリーブ7をホルダ本体1
に固定する固定プラグ8には中空室63が形成され、中
空室63にはオリフィス25の出口を開閉できるボール
27が配設されている。ボール27は、ソレノイド11
の付勢によって上下動するソレノイドバルブ10の下端
面に固着されて一体構造に構成されている。ソレノイド
11は、ソレノイド支持部材15を介在してスリーブナ
ット46によってホルダ本体1に固定されている。ソレ
ノイド11の外周面にはコイル14が配設され、ソレノ
イド11の上部にはソレノイドバルブスプリング9が配
設され、ソレノイドバルブスプリング9はセットねじ6
4でソレノイド11にセットされている。コイル14に
は端子16及びコネクタ(ハーネス)13を通じてコン
トロールユニット34からの信号に応じた電流が供給さ
れる。コイル14への通電はソレノイド11を付勢し、
付勢されたソレノイド11はソレノイドバルブ10がソ
レノイドバルブスプリング9のばね力に打ち勝って引き
上げる作動をする。
65において、コントロールスリーブ7をホルダ本体1
に固定する固定プラグ8には中空室63が形成され、中
空室63にはオリフィス25の出口を開閉できるボール
27が配設されている。ボール27は、ソレノイド11
の付勢によって上下動するソレノイドバルブ10の下端
面に固着されて一体構造に構成されている。ソレノイド
11は、ソレノイド支持部材15を介在してスリーブナ
ット46によってホルダ本体1に固定されている。ソレ
ノイド11の外周面にはコイル14が配設され、ソレノ
イド11の上部にはソレノイドバルブスプリング9が配
設され、ソレノイドバルブスプリング9はセットねじ6
4でソレノイド11にセットされている。コイル14に
は端子16及びコネクタ(ハーネス)13を通じてコン
トロールユニット34からの信号に応じた電流が供給さ
れる。コイル14への通電はソレノイド11を付勢し、
付勢されたソレノイド11はソレノイドバルブ10がソ
レノイドバルブスプリング9のばね力に打ち勝って引き
上げる作動をする。
【0021】また、ソレノイド式動弁機構65の上部に
はスリーブナット46から延び出した燃料戻りパイプ1
2が配設されている。燃料戻りパイプ12はソレノイド
11の外周に形成される通路を通じて中空室63に連通
されている。従って、バランスチャンバ35内に供給さ
れている燃料は、ソレノイドバルブ10と一体のボール
27がオリフィス25を開放することによって、バラン
スチャンバ35から燃料路26、オリフィス25及び中
空室63を通じて燃料戻りパイプ12へ排出される。即
ち、アクチュエータを構成するソレノイド式動弁機構6
5が作動すると、開閉弁を構成するソレノイドバルブ1
0及びボール27がオリフィス25を開放し、バランス
チャンバ35内の燃料圧が排出路を構成する燃料路2
6、オリフィス25、中空室63及び燃料戻しパイプ1
2を通じて解除される。
はスリーブナット46から延び出した燃料戻りパイプ1
2が配設されている。燃料戻りパイプ12はソレノイド
11の外周に形成される通路を通じて中空室63に連通
されている。従って、バランスチャンバ35内に供給さ
れている燃料は、ソレノイドバルブ10と一体のボール
27がオリフィス25を開放することによって、バラン
スチャンバ35から燃料路26、オリフィス25及び中
空室63を通じて燃料戻りパイプ12へ排出される。即
ち、アクチュエータを構成するソレノイド式動弁機構6
5が作動すると、開閉弁を構成するソレノイドバルブ1
0及びボール27がオリフィス25を開放し、バランス
チャンバ35内の燃料圧が排出路を構成する燃料路2
6、オリフィス25、中空室63及び燃料戻しパイプ1
2を通じて解除される。
【0022】この燃料噴射装置において、ニードル弁3
による噴孔50を閉鎖するリターン作動は、コントロー
ルピストン2の下部に固定されたリテーナ39とホルダ
本体1の中央貫通孔47内の段部43に係止して固定さ
れたリテーナ53との間に配設されたリターンスプリン
グ28によって行われる。コントロールピストン2の下
部に固定されたリテーナ39は、ホルダ本体1の中央貫
通孔47の段部62より下方の大径部に対応する位置に
なるように設定されている。
による噴孔50を閉鎖するリターン作動は、コントロー
ルピストン2の下部に固定されたリテーナ39とホルダ
本体1の中央貫通孔47内の段部43に係止して固定さ
れたリテーナ53との間に配設されたリターンスプリン
グ28によって行われる。コントロールピストン2の下
部に固定されたリテーナ39は、ホルダ本体1の中央貫
通孔47の段部62より下方の大径部に対応する位置に
なるように設定されている。
【0023】この燃料噴射装置は、上記の構成におい
て、特に、弁体を構成するコントロールピストン2とニ
ードル弁3とを接続部材38で連結した構成に特徴を有
するものである。即ち、弁体を構成するコントロールピ
ストン2とニードル弁3とは、各端面が当接面57で突
き当たった状態に配置され、両者の軸芯方向に直交する
方向の軸芯ずれを許容するばね力を有する接続部材38
によって軸芯方向に一体的に保持されている。接続部材
38は板ばね等の弾性体で割りリング状に形成され、リ
ング径方向には弾性変形可能に構成されている。コント
ロールピストン2の下端部には環状溝58が形成され、
ニードル弁3の上端部には環状溝58が形成されてい
る。また、接続部材38の両端部には内側へ突出する係
止部を構成するビード59が形成されている。接続部材
38は、ニードル弁3とコントロールピストン2との端
部に跨がって嵌入され、接続部材38のビード59がコ
ントロールピストン2の環状溝58とニードル弁3の環
状溝58に嵌入されている。従って、コントロールピス
トン2はホルダ本体1に保持され、またニードル弁3は
ノズル本体4に保持されているが、コントロールピスト
ン2とニードル弁3とは接続部材38で連結されて軸芯
方向には接続部材38のばね力で当接面57が互いに突
き当てられて一体的に同期して往復摺動するが、コント
ロールピストン2とニードル弁3との軸芯は必ずしも整
合しているとは限らず、両者の軸芯の非整合状態は接続
部材38によって許容されている。
て、特に、弁体を構成するコントロールピストン2とニ
ードル弁3とを接続部材38で連結した構成に特徴を有
するものである。即ち、弁体を構成するコントロールピ
ストン2とニードル弁3とは、各端面が当接面57で突
き当たった状態に配置され、両者の軸芯方向に直交する
方向の軸芯ずれを許容するばね力を有する接続部材38
によって軸芯方向に一体的に保持されている。接続部材
38は板ばね等の弾性体で割りリング状に形成され、リ
ング径方向には弾性変形可能に構成されている。コント
ロールピストン2の下端部には環状溝58が形成され、
ニードル弁3の上端部には環状溝58が形成されてい
る。また、接続部材38の両端部には内側へ突出する係
止部を構成するビード59が形成されている。接続部材
38は、ニードル弁3とコントロールピストン2との端
部に跨がって嵌入され、接続部材38のビード59がコ
ントロールピストン2の環状溝58とニードル弁3の環
状溝58に嵌入されている。従って、コントロールピス
トン2はホルダ本体1に保持され、またニードル弁3は
ノズル本体4に保持されているが、コントロールピスト
ン2とニードル弁3とは接続部材38で連結されて軸芯
方向には接続部材38のばね力で当接面57が互いに突
き当てられて一体的に同期して往復摺動するが、コント
ロールピストン2とニードル弁3との軸芯は必ずしも整
合しているとは限らず、両者の軸芯の非整合状態は接続
部材38によって許容されている。
【0024】この発明による燃料噴射装置は、上記のよ
うに構成されており、次のように作動する。この燃料噴
射装置では、ソレノイド式動弁機構65が付勢されてお
らず、ソレノイドバルブ10とボール27とがソレノイ
ドスプリング9のばね力で下方へ押し付けられ、オリフ
ィス25はボール27によって閉鎖されている。この状
態でコモンレール29からの高圧燃料は燃料入口プラグ
5を通じて燃料入口49に供給されている。コントロー
ルピストン2とニードル弁3の周囲に形成された燃料チ
ャンバ37には、高圧燃料が燃料入口49から供給穴6
を通じて充満されている。ニードル弁3の外周のノズル
本体4との間に形成される隙間52には高圧燃料が充満
している。また、環状チャンバ18内には高圧燃料が燃
料入口49から供給穴17を通じて充満され、バランス
チャンバ35内には高圧燃料が環状チャンバ18からオ
リフィス24を通じて充満されている。燃料チャンバ3
7に充填された高圧燃料は、シール部材30,33によ
って密封されている。また、環状チャンバ18とバラン
スチャンバ35との高圧燃料は、シール部材33によっ
て燃料チャンバ37内の高圧燃料とはオリフィス24を
通じて連通する以外は遮断された状態になっている。
うに構成されており、次のように作動する。この燃料噴
射装置では、ソレノイド式動弁機構65が付勢されてお
らず、ソレノイドバルブ10とボール27とがソレノイ
ドスプリング9のばね力で下方へ押し付けられ、オリフ
ィス25はボール27によって閉鎖されている。この状
態でコモンレール29からの高圧燃料は燃料入口プラグ
5を通じて燃料入口49に供給されている。コントロー
ルピストン2とニードル弁3の周囲に形成された燃料チ
ャンバ37には、高圧燃料が燃料入口49から供給穴6
を通じて充満されている。ニードル弁3の外周のノズル
本体4との間に形成される隙間52には高圧燃料が充満
している。また、環状チャンバ18内には高圧燃料が燃
料入口49から供給穴17を通じて充満され、バランス
チャンバ35内には高圧燃料が環状チャンバ18からオ
リフィス24を通じて充満されている。燃料チャンバ3
7に充填された高圧燃料は、シール部材30,33によ
って密封されている。また、環状チャンバ18とバラン
スチャンバ35との高圧燃料は、シール部材33によっ
て燃料チャンバ37内の高圧燃料とはオリフィス24を
通じて連通する以外は遮断された状態になっている。
【0025】ソレノイドバルブ10及びボール27によ
ってオリフィス25が閉鎖されている時には、供給穴1
7及びオリフィス24を通じて供給されたバランスチャ
ンバ35内の高圧燃料はコントロールピストン2の上面
にその燃料圧が付与され、コントロールピストン2を下
方へ押し下げる押圧力として作用する。また、リターン
スプリング28のばね力は弁体を押し下げるばね力とし
て作用する。一方、ノズル本体4の噴孔50に着座して
噴孔50を開閉するニードル弁3の先端のテーパ面にか
かる燃料圧は、弁体を上昇させる力として作用する。言
い換えれば、コントロールピストン2とニードル弁3と
から成る弁体は、弁体にかかる燃料圧で上昇して噴孔5
0を開放できる構造に構成されるが、この実施例では、
ノズル本体4の噴孔50に着座して噴孔50を開閉する
ニードル弁3の先端のテーパ面にかかる燃料圧が、リタ
ーンスプリング28のばね力とコントロールピストン2
の上面にかかるバランスチャンバ35の燃料圧との総和
より大きくなって上昇させられる。しかも、バランスチ
ャンバ35内のコントロールピストン2に作用する押圧
力とリターンスプリング28のばね力との総和の押し下
げ力は、ニードル弁3の先端のテーパ面にかかる押し上
げ力より大きくなるように設定され、ニードル弁3が噴
孔50を閉鎖する状態にバランスされている。
ってオリフィス25が閉鎖されている時には、供給穴1
7及びオリフィス24を通じて供給されたバランスチャ
ンバ35内の高圧燃料はコントロールピストン2の上面
にその燃料圧が付与され、コントロールピストン2を下
方へ押し下げる押圧力として作用する。また、リターン
スプリング28のばね力は弁体を押し下げるばね力とし
て作用する。一方、ノズル本体4の噴孔50に着座して
噴孔50を開閉するニードル弁3の先端のテーパ面にか
かる燃料圧は、弁体を上昇させる力として作用する。言
い換えれば、コントロールピストン2とニードル弁3と
から成る弁体は、弁体にかかる燃料圧で上昇して噴孔5
0を開放できる構造に構成されるが、この実施例では、
ノズル本体4の噴孔50に着座して噴孔50を開閉する
ニードル弁3の先端のテーパ面にかかる燃料圧が、リタ
ーンスプリング28のばね力とコントロールピストン2
の上面にかかるバランスチャンバ35の燃料圧との総和
より大きくなって上昇させられる。しかも、バランスチ
ャンバ35内のコントロールピストン2に作用する押圧
力とリターンスプリング28のばね力との総和の押し下
げ力は、ニードル弁3の先端のテーパ面にかかる押し上
げ力より大きくなるように設定され、ニードル弁3が噴
孔50を閉鎖する状態にバランスされている。
【0026】そこで、コントロールユニット34からの
指令でソレノイド式動弁機構65のコイル14に通電さ
れると、付勢されたソレノイド11によってソレノイド
バルブ10及びボール27が持ち上げられ、オリフィス
25が開放する。オリフィス25が開放すると、バラン
スチャンバ35内の高圧燃料が燃料路26、オリフィス
25を通じて中空室63に排出され、次いで、中空室6
3から燃料戻りパイプ12を通じて燃料タンクへ戻され
る。バランスチャンバ35内の高圧燃料が排出される
と、ニードル弁3の先端のテーパ面に作用する押し上げ
る押圧力がリターンスプリング28の力に打ち勝って上
昇し、コントロールピストン2に軸方向に固定されてい
るニードル弁4が上昇し、噴孔50が開放して燃焼室
(図示せず)への燃料噴射が行われる。
指令でソレノイド式動弁機構65のコイル14に通電さ
れると、付勢されたソレノイド11によってソレノイド
バルブ10及びボール27が持ち上げられ、オリフィス
25が開放する。オリフィス25が開放すると、バラン
スチャンバ35内の高圧燃料が燃料路26、オリフィス
25を通じて中空室63に排出され、次いで、中空室6
3から燃料戻りパイプ12を通じて燃料タンクへ戻され
る。バランスチャンバ35内の高圧燃料が排出される
と、ニードル弁3の先端のテーパ面に作用する押し上げ
る押圧力がリターンスプリング28の力に打ち勝って上
昇し、コントロールピストン2に軸方向に固定されてい
るニードル弁4が上昇し、噴孔50が開放して燃焼室
(図示せず)への燃料噴射が行われる。
【0027】次いで、コントロールユニット34からの
指令でソレノイド式動弁機構65のコイル14への通電
が絶たれると、ソレノイド11への付勢が絶たれ、バル
ブスプリング9のばね力でソレノイドバルブ10とボー
ル27とが下降し、ボール27によってオリフィス25
を閉鎖する。オリフィス25が閉鎖すると、コモンレー
ル29からの高圧燃料が燃料入口49、供給穴17及び
オリフィス24を通じてバランスチャンバ35に供給さ
れ、高圧燃料が再びバランスチャンバ35内に溜めら
れ、バランスチャンバ35内の高圧燃料は再びコントロ
ールピストン2の上面に作用してコントロールピストン
2を押し下げ、ニードル弁3が噴孔50を閉鎖し、噴孔
50からの燃料噴射が終了する。この燃料噴射装置は、
上記の作動を繰り返して燃焼室へ燃料を間欠的に噴射さ
せることができる。
指令でソレノイド式動弁機構65のコイル14への通電
が絶たれると、ソレノイド11への付勢が絶たれ、バル
ブスプリング9のばね力でソレノイドバルブ10とボー
ル27とが下降し、ボール27によってオリフィス25
を閉鎖する。オリフィス25が閉鎖すると、コモンレー
ル29からの高圧燃料が燃料入口49、供給穴17及び
オリフィス24を通じてバランスチャンバ35に供給さ
れ、高圧燃料が再びバランスチャンバ35内に溜めら
れ、バランスチャンバ35内の高圧燃料は再びコントロ
ールピストン2の上面に作用してコントロールピストン
2を押し下げ、ニードル弁3が噴孔50を閉鎖し、噴孔
50からの燃料噴射が終了する。この燃料噴射装置は、
上記の作動を繰り返して燃焼室へ燃料を間欠的に噴射さ
せることができる。
【0028】次に、図3、図4及び図5を参照して、こ
の燃料噴射装置の別の実施例を説明する。この実施例
は、上記実施例と比較して接続部材の構造が相違する以
外は、同一の構成を有するものである。この実施例で
は、コントロールピストン2とニードル弁3とを接続部
材70で連結した構成に特徴を有するものである。接続
部材70は、図4に示すように、ニードル弁3とコント
ロールピストン2との端部に跨がって嵌合し、長手方向
のスリット73の対向する縁部に沿って互いに係合する
舌部71を有するばね板から成る割りリングから構成さ
れている。また、接続部材70の両端には、ニードル弁
3の端部に形成された環状溝58とコントロールピスト
ン2の端部に形成された環状溝58とにそれぞれ嵌入す
る内方に突出した係止部のビード59が形成されてい
る。従って、コントロールピストン2とニードル弁3と
は接続部材70で連結されて軸芯方向には接続部材70
のばね力で当接面57が互いに突き当てられて一体的に
同期して往復摺動するが、コントロールピストン2とニ
ードル弁3との軸芯は必ずしも整合しているとは限ら
ず、両者の軸芯の非整合状態は接続部材70によって許
容されている。また、接続部材70としては、図5に明
示されているように、舌部71の先端部材を外側に折り
曲げた折返し部72を形成することができる。舌部71
に折返し部72を形成した場合には、折返し部72を工
具等で挟んで接続部材70のリングを押し拡げることが
でき、接続部材70を押し拡げた状態でコントロールピ
ストン2とニードル弁3との端部に嵌合させれば、両者
の連結作業が容易になる。
の燃料噴射装置の別の実施例を説明する。この実施例
は、上記実施例と比較して接続部材の構造が相違する以
外は、同一の構成を有するものである。この実施例で
は、コントロールピストン2とニードル弁3とを接続部
材70で連結した構成に特徴を有するものである。接続
部材70は、図4に示すように、ニードル弁3とコント
ロールピストン2との端部に跨がって嵌合し、長手方向
のスリット73の対向する縁部に沿って互いに係合する
舌部71を有するばね板から成る割りリングから構成さ
れている。また、接続部材70の両端には、ニードル弁
3の端部に形成された環状溝58とコントロールピスト
ン2の端部に形成された環状溝58とにそれぞれ嵌入す
る内方に突出した係止部のビード59が形成されてい
る。従って、コントロールピストン2とニードル弁3と
は接続部材70で連結されて軸芯方向には接続部材70
のばね力で当接面57が互いに突き当てられて一体的に
同期して往復摺動するが、コントロールピストン2とニ
ードル弁3との軸芯は必ずしも整合しているとは限ら
ず、両者の軸芯の非整合状態は接続部材70によって許
容されている。また、接続部材70としては、図5に明
示されているように、舌部71の先端部材を外側に折り
曲げた折返し部72を形成することができる。舌部71
に折返し部72を形成した場合には、折返し部72を工
具等で挟んで接続部材70のリングを押し拡げることが
でき、接続部材70を押し拡げた状態でコントロールピ
ストン2とニードル弁3との端部に嵌合させれば、両者
の連結作業が容易になる。
【0029】次に、図6を参照して、この燃料噴射装置
の更に別の実施例を説明する。この実施例は、上記各実
施例と比較して接続部材の構造が相違する以外は、同一
の構成を有するものである。この実施例では、コントロ
ールピストン2とニードル弁3とを接続部材74で連結
した構成に特徴を有するものである。接続部材74は、
ボールジョイントの形式に構成されたものであり、図6
では、コントロールピストン2の端部にスリット77で
二つ割りにされたボール接続子75が一体構造に設けら
れている。ボール接続子75はスリット77を形成する
ことによって弾性変形ができばね力が作用する構造にな
っている。ニードル弁3には、ボール接続子75が嵌合
するボール嵌合穴76が形成されている。従って、コン
トロールピストン2の端部のボール接続子75にニード
ル弁3のボール嵌合穴76に嵌入させれば、コントロー
ルピストン2とニードル弁3とはワンタッチで弾性的に
連結される。従って、コントロールピストン2とニード
ル弁3とは接続部材74で連結されて軸芯方向には接続
部材74のばね力で当接面57が互いに突き当てられて
一体的に同期して往復摺動するが、コントロールピスト
ン2とニードル弁3との軸芯は必ずしも整合していると
は限らず、両者の軸芯の非整合状態は接続部材74によ
って許容されている。
の更に別の実施例を説明する。この実施例は、上記各実
施例と比較して接続部材の構造が相違する以外は、同一
の構成を有するものである。この実施例では、コントロ
ールピストン2とニードル弁3とを接続部材74で連結
した構成に特徴を有するものである。接続部材74は、
ボールジョイントの形式に構成されたものであり、図6
では、コントロールピストン2の端部にスリット77で
二つ割りにされたボール接続子75が一体構造に設けら
れている。ボール接続子75はスリット77を形成する
ことによって弾性変形ができばね力が作用する構造にな
っている。ニードル弁3には、ボール接続子75が嵌合
するボール嵌合穴76が形成されている。従って、コン
トロールピストン2の端部のボール接続子75にニード
ル弁3のボール嵌合穴76に嵌入させれば、コントロー
ルピストン2とニードル弁3とはワンタッチで弾性的に
連結される。従って、コントロールピストン2とニード
ル弁3とは接続部材74で連結されて軸芯方向には接続
部材74のばね力で当接面57が互いに突き当てられて
一体的に同期して往復摺動するが、コントロールピスト
ン2とニードル弁3との軸芯は必ずしも整合していると
は限らず、両者の軸芯の非整合状態は接続部材74によ
って許容されている。
【0030】次に、図7及び図8を参照して、この燃料
噴射装置の他の実施例を説明する。この実施例は、上記
各実施例と比較して接続部材の構造が相違する以外は、
同一の構成を有するものである。この実施例では、コン
トロールピストン2とニードル弁3とを接続部材78で
連結した構成に特徴を有するものである。接続部材78
は、ニードル弁3とコントロールピストン2との端部に
跨がってそれぞれ嵌合する切欠き79を有するリング状
ばね板から構成されている。リング状ばね板の切欠き7
9の縁部には、ニードル弁3とコントロールピストン2
との端部に形成された環状溝58とにそれぞれ嵌入する
係止部80が形成されている。従って、コントロールピ
ストン2とニードル弁3とは接続部材78で連結されて
軸芯方向には接続部材78のばね力で当接面57が互い
に突き当てられて一体的に同期して往復摺動するが、コ
ントロールピストン2とニードル弁3との軸芯は必ずし
も整合しているとは限らず、両者の軸芯の非整合状態は
接続部材78によって許容されている。
噴射装置の他の実施例を説明する。この実施例は、上記
各実施例と比較して接続部材の構造が相違する以外は、
同一の構成を有するものである。この実施例では、コン
トロールピストン2とニードル弁3とを接続部材78で
連結した構成に特徴を有するものである。接続部材78
は、ニードル弁3とコントロールピストン2との端部に
跨がってそれぞれ嵌合する切欠き79を有するリング状
ばね板から構成されている。リング状ばね板の切欠き7
9の縁部には、ニードル弁3とコントロールピストン2
との端部に形成された環状溝58とにそれぞれ嵌入する
係止部80が形成されている。従って、コントロールピ
ストン2とニードル弁3とは接続部材78で連結されて
軸芯方向には接続部材78のばね力で当接面57が互い
に突き当てられて一体的に同期して往復摺動するが、コ
ントロールピストン2とニードル弁3との軸芯は必ずし
も整合しているとは限らず、両者の軸芯の非整合状態は
接続部材78によって許容されている。
【0031】
【発明の効果】この発明による燃料噴射装置は、以上の
ように構成され、次のような特有の効果を有する。即
ち、この燃料噴射装置は、燃料圧で噴孔を開放する弁体
を、バランスチャンバに端面が露出し且つ燃料チャンバ
を貫通するコントロールピストンと該コントロールピス
トンに連結された噴孔を開閉するニードル弁とから構成
し、前記コントロールピストンをホルダ本体で摺動可能
に支持し、前記ニードル弁を前記ホルダ本体に連結され
たノズル本体で摺動可能に支持し、前記コントロールピ
ストンと前記ニードル弁とは軸芯方向に直交する方向の
軸芯ずれを許容するばね力を有する接続部材によって軸
芯方向に一体的に保持したので、前記コントロールピス
トンと前記ニードル弁との軸芯を高精度に整合させる必
要が無くなり、その軸芯ずれは前記接続部材で吸収さ
れ、円滑な摺動が確保される。
ように構成され、次のような特有の効果を有する。即
ち、この燃料噴射装置は、燃料圧で噴孔を開放する弁体
を、バランスチャンバに端面が露出し且つ燃料チャンバ
を貫通するコントロールピストンと該コントロールピス
トンに連結された噴孔を開閉するニードル弁とから構成
し、前記コントロールピストンをホルダ本体で摺動可能
に支持し、前記ニードル弁を前記ホルダ本体に連結され
たノズル本体で摺動可能に支持し、前記コントロールピ
ストンと前記ニードル弁とは軸芯方向に直交する方向の
軸芯ずれを許容するばね力を有する接続部材によって軸
芯方向に一体的に保持したので、前記コントロールピス
トンと前記ニードル弁との軸芯を高精度に整合させる必
要が無くなり、その軸芯ずれは前記接続部材で吸収さ
れ、円滑な摺動が確保される。
【0032】従って、この燃料噴射装置では、前記ホル
ダ本体、前記ノズル本体、前記コントロールピストン及
び前記ニードル弁の加工性、生産性、精度確保が極めて
容易になり、製造コストを低減できる。しかも、前記ニ
ードル弁等の部品交換が容易で且つコストを低減でき
る。また、前記コントロールピストンと前記ニードル弁
とは、それぞれ独立して前記ホルダ本体と前記ノズル本
体に対して軸芯精度を出せばよく、偏摩耗等の不具合が
発生することがなく、耐久性を向上できる。更に、前記
コントロールピストンと前記ニードル弁とは別体で作製
できるので、それぞれの材質を適正に選定でき、例え
ば、前記ニードル弁のみを耐熱性に優れた高価な耐熱鋼
等で作製でき、前記コントロールピストンは安価な材料
で作製でき、性能がよいにもかかわらず、材料費を低減
できる。
ダ本体、前記ノズル本体、前記コントロールピストン及
び前記ニードル弁の加工性、生産性、精度確保が極めて
容易になり、製造コストを低減できる。しかも、前記ニ
ードル弁等の部品交換が容易で且つコストを低減でき
る。また、前記コントロールピストンと前記ニードル弁
とは、それぞれ独立して前記ホルダ本体と前記ノズル本
体に対して軸芯精度を出せばよく、偏摩耗等の不具合が
発生することがなく、耐久性を向上できる。更に、前記
コントロールピストンと前記ニードル弁とは別体で作製
できるので、それぞれの材質を適正に選定でき、例え
ば、前記ニードル弁のみを耐熱性に優れた高価な耐熱鋼
等で作製でき、前記コントロールピストンは安価な材料
で作製でき、性能がよいにもかかわらず、材料費を低減
できる。
【0033】また、この燃料噴射装置では、前記コント
ロールピストンと前記ニードル弁とを連結する前記接続
部材は、両者の軸芯方向のずれをばね力で吸収し且つ両
者の軸方向を一体的に固定するものであればよく、種々
の構造に形成することができ、しかも両者の連結作業は
前記接続部材を用いるだけであり、ワンタッチで達成で
き、作業性の向上が図られる。
ロールピストンと前記ニードル弁とを連結する前記接続
部材は、両者の軸芯方向のずれをばね力で吸収し且つ両
者の軸方向を一体的に固定するものであればよく、種々
の構造に形成することができ、しかも両者の連結作業は
前記接続部材を用いるだけであり、ワンタッチで達成で
き、作業性の向上が図られる。
【図1】この発明による燃料噴射装置の一実施例を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】図1の燃料噴射装置の一実施例を示す要部の断
面図である。
面図である。
【図3】この発明による燃料噴射装置の別の実施例を示
す要部の断面図である。
す要部の断面図である。
【図4】図3の燃料噴射装置に使用される接続部材の一
実施例を示す要部の正面図である。
実施例を示す要部の正面図である。
【図5】図3の燃料噴射装置に使用される接続部材の別
の実施例を示す要部の斜視図である。
の実施例を示す要部の斜視図である。
【図6】この発明による燃料噴射装置の更に別の実施例
を示す要部の断面図である。
を示す要部の断面図である。
【図7】この発明による燃料噴射装置の他の実施例を示
す要部の断面図である。
す要部の断面図である。
【図8】図7の燃料噴射装置に使用される接続部材の一
実施例を示す要部の斜視図である。
実施例を示す要部の斜視図である。
1 ホルダ本体 2 コントロールピストン 3 ニードル弁 4 ノズル本体 7 コントロールスリーブ 18 環状チャンバ 35 バランスチャンバ 37 燃料チャンバ 38,70,74,78 接続部材 50 噴孔 57 当接面 58 環状溝 59 ビード(係止部) 71 舌部 72 折返し部 73,77 スリット 75 ボール接続子 76 ボール嵌合穴 79 切欠き 80 係止部
Claims (6)
- 【請求項1】 燃料を噴射する噴孔を備えた本体内を往
復動し且つ燃料圧で前記噴孔を開放する弁体、該弁体が
貫通した燃料を溜める前記本体内の前記弁体の回りに形
成された燃料チャンバ、前記本体に固定されたコントロ
ールスリーブによって形成された燃料圧によって前記弁
体のリフトを制御するバランスチャンバ、及び該バラン
スチャンバ内の燃料圧を解放する排出路を開閉する開閉
弁を駆動するアクチュエータを具備し、前記弁体は前記
バランスチャンバに端面が露出し且つ前記燃料チャンバ
を貫通するコントロールピストンと該コントロールピス
トンに端面を互いに突き当てた状態で連結された前記噴
孔を開閉するニードル弁とから成り、前記本体は前記コ
ントロールピストンを軸方向に摺動可能に支持するホル
ダ本体と該ホルダ本体に連結された前記ニードル弁を軸
方向に摺動可能に支持する前記噴孔を備えたノズル本体
とから成り、前記コントロールピストンと前記ニードル
弁とは軸芯方向に直交する方向の軸芯ずれを許容するば
ね力を有する接続部材によって軸芯方向に一体的に保持
されていることを特徴とする内燃機関の燃料噴射装置。 - 【請求項2】 前記接続部材は前記ニードル弁と前記コ
ントロールピストンとの端部に跨がって嵌入するリング
から構成され、前記接続部材の両端には前記針弁の端部
に形成された環状溝と前記コントロールピストンの端部
に形成された環状溝とにそれぞれ嵌入する内方に突出し
た係止部が形成されていることを特徴とする請求項1に
記載の内燃機関の燃料噴射装置。 - 【請求項3】 前記接続部材は前記ニードル弁と前記コ
ントロールピストンとの端部に跨がって嵌合し且つ長手
方向のスリット縁部に沿って互いに係合する舌部を有す
る割りリングから構成され、前記接続部材の両端には前
記ニードル弁の端部に形成された環状溝と前記コントロ
ールピストンの端部に形成された環状溝とにそれぞれ嵌
入する内方に突出した係止部が形成されていることを特
徴とする請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射装置。 - 【請求項4】 前記接続部材に形成された前記舌部の端
部は外側に折り曲げられた折返し部に形成されているこ
とを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の燃料噴射装
置。 - 【請求項5】 前記接続部材は前記ニードル弁と前記コ
ントロールピストンとの何れか一方に設けられたスリッ
トによるばね力を持つボール接続子と、他方に設けられ
且つ前記ボール接続子をそのばね力に抗して嵌入できる
ボール嵌合穴とから構成されていることを特徴とする請
求項1に記載の内燃機関の燃料噴射装置。 - 【請求項6】 前記接続部材は前記ニードル弁と前記コ
ントロールピストンとの端部に跨がってそれぞれ嵌合す
る切欠きを有するリング状ばね板から構成され、前記リ
ング状ばね板の前記切欠きの縁部には前記ニードル弁と
前記コントロールピストンとの端部に形成された環状溝
とにそれぞれ嵌入する係止部が形成されていることを特
徴とする請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20031195A JPH0932681A (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 内燃機関の燃料噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20031195A JPH0932681A (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 内燃機関の燃料噴射装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0932681A true JPH0932681A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16422208
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20031195A Pending JPH0932681A (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | 内燃機関の燃料噴射装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0932681A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007303368A (ja) * | 2006-05-11 | 2007-11-22 | Denso Corp | インジェクタ |
| JP2010159707A (ja) * | 2009-01-08 | 2010-07-22 | Denso Corp | 燃料噴射装置 |
| DE102009016271A1 (de) * | 2009-04-03 | 2010-10-07 | Continental Automotive Gmbh | Injektor zum Einspritzen von Kraftstoff in eine Brennkraftmaschine |
| CN102108927A (zh) * | 2009-12-24 | 2011-06-29 | 株式会社电装 | 燃料喷射装置 |
| DE102012209886A1 (de) | 2011-06-14 | 2012-12-20 | Denso Corporation | Kraftstoffeinspritzvorrichtung |
| CN116085158A (zh) * | 2022-09-09 | 2023-05-09 | 莆田市德新汽车零部件制造有限公司 | 一种高压共轨喷油器控制杆十字销联轴节装置 |
-
1995
- 1995-07-14 JP JP20031195A patent/JPH0932681A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007303368A (ja) * | 2006-05-11 | 2007-11-22 | Denso Corp | インジェクタ |
| JP2010159707A (ja) * | 2009-01-08 | 2010-07-22 | Denso Corp | 燃料噴射装置 |
| DE102009016271A1 (de) * | 2009-04-03 | 2010-10-07 | Continental Automotive Gmbh | Injektor zum Einspritzen von Kraftstoff in eine Brennkraftmaschine |
| CN102108927A (zh) * | 2009-12-24 | 2011-06-29 | 株式会社电装 | 燃料喷射装置 |
| DE102012209886A1 (de) | 2011-06-14 | 2012-12-20 | Denso Corporation | Kraftstoffeinspritzvorrichtung |
| DE102012209886B4 (de) | 2011-06-14 | 2023-05-17 | Denso Corporation | Kraftstoffeinspritzvorrichtung |
| CN116085158A (zh) * | 2022-09-09 | 2023-05-09 | 莆田市德新汽车零部件制造有限公司 | 一种高压共轨喷油器控制杆十字销联轴节装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5211341A (en) | Fuel injector valve having a collared sphere valve element | |
| JP3881241B2 (ja) | フローティングスリーブ制御チャンバを有する燃料インジェクタ | |
| EP0647289B1 (en) | Fuel injector bearing cartridge | |
| JPH11505582A (ja) | エレクトロメカニカル式の燃料噴射装置のための可動子ガイドおよびその組立方法 | |
| JP2012140930A (ja) | 燃料噴射装置 | |
| US5067658A (en) | Diesel engine electromagnetic fuel injector | |
| US6648248B2 (en) | Solenoid valve and fuel injector using same | |
| JPH0932680A (ja) | 内燃機関の燃料噴射装置 | |
| JPS62107267A (ja) | 電磁操作式燃料噴射弁 | |
| US20020003176A1 (en) | Flexural element for positioning an armature in a fuel injector | |
| EP1284358B1 (en) | Internal combustion engine fuel injector and its manufacturing method | |
| JPH0932683A (ja) | 内燃機関の燃料噴射装置 | |
| US20080217441A1 (en) | Injector | |
| US6254103B1 (en) | Seal | |
| WO2021255986A1 (ja) | 燃料噴射弁のプレストローク調整方法 | |
| US7063279B2 (en) | Fuel injection valve | |
| EP1442830A1 (en) | Composite part, method of assembling the composite part, fuel injection valve provided with the composite part, and method of manufacturing the fuel injection valve | |
| JP2002322969A (ja) | 燃料噴射装置 | |
| US6435429B1 (en) | Fuel injection valve | |
| JP6681448B2 (ja) | 高圧燃料供給ポンプ | |
| EP1674715A1 (en) | Injector | |
| US20050098660A1 (en) | Fuel-injection valve for internal combustion engines | |
| US20040011898A1 (en) | Fuel-injection and a method for setting the same | |
| JPH0932685A (ja) | 内燃機関の燃料噴射装置 | |
| CN108474338A (zh) | 用于高压燃料泵的数字式入口阀 |