JPH09327096A - 超音波探触子及びその製造方法 - Google Patents

超音波探触子及びその製造方法

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JPH09327096A
JPH09327096A JP8144680A JP14468096A JPH09327096A JP H09327096 A JPH09327096 A JP H09327096A JP 8144680 A JP8144680 A JP 8144680A JP 14468096 A JP14468096 A JP 14468096A JP H09327096 A JPH09327096 A JP H09327096A
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藤 由喜男 伊
Yutaka Sato
藤 裕 佐
Toshiro Kondo
藤 敏 郎 近
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 超音波探触子において、所定の厚さの板状に
形成された圧電素子を複数層積層して成る超音波振動子
の反りの発生を少なくして仕上がりの寸法サイズを高精
度とする。 【解決手段】 超音波振動子1を、所定の厚さの板状に
形成された圧電素子を複数層積層し、この複数層積層さ
れた圧電素子5a〜5cの全体の上面及び下面に外部電
極4a,4bを形成すると共に、各層の境目には平板状
の内部電極6a,6bを形成し、かつ上記圧電素子の各
層の厚み内には一又は複数の平板状の変形防止材7を等
間隔で挿入し、上記上面及び下面の外部電極4a,4b
をそれぞれ1層おきに異なる内部電極6b,6aに対し
接続すると共に、各層内の平板状の変形防止材7とは絶
縁し、この状態で上記複数層積層された圧電素子の全体
を積層方向に交互に逆向きに分極した構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波診断装置等
において超音波を打ち出すと共にその反射波を受信する
超音波探触子に関し、特に所定の厚さの板状に形成され
た圧電素子を複数層積層して成る超音波振動子の反りの
発生を少なくして仕上がりの寸法サイズを高精度とする
ことができる超音波探触子及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の超音波探触子は、図7に
示すように、超音波を打ち出すと共にその反射波を受信
する超音波振動子1と、この超音波振動子1の背面に設
けられその背面から出る超音波が再び振動子面に戻って
こないようにするバッキング材2と、上記超音波振動子
1の前面に設けられ該超音波振動子1の音響インピーダ
ンスと生体の音響インピーダンスとの整合をとる音響整
合層3とを有して成っていた。なお、上記超音波振動子
1の上面及び下面には、それぞれ外部電極4a,4bが
設けられており、両電極4a,4b間に電圧を印加する
ことにより、圧電材料から成る超音波振動子1をその厚
さ方向に伸縮させるようになっている。また、図7にお
いては、超音波振動子1は所定のピッチ幅で短冊形に切
断されており、この短冊形の多数の振動子素子5,5,
…をアレイ状に配列したものを示している。
【0003】上記多数の振動子素子5,5,…をアレイ
状に配列した超音波振動子1を例えば電子セクタ走査用
探触子に用いる場合、各振動子素子5,5,…のピッチ
幅は、得られる超音波画像のアーチファクトの原因とな
るグレイティングローブの発生を避けるためにできるだ
け小さくする必要がある。しかし、上記各振動子素子
5,5,…のピッチ幅を小さくすると、1素子当たりの
圧電材料のサイズは小さくなり、その結果電気的容量が
小さくなる一方、電気的インピーダンスは大きくなる。
また、多数の振動子素子5,5,…を二次元方向にアレ
イ状に配列した超音波振動子1を用いた二次元アレイ探
触子の場合は、1素子当たりの圧電材料のサイズはさら
に小さくなる。このような、電気的容量の低下及び電気
的インピーダンスの増大は、超音波診断装置本体側の送
波回路系との電気的整合が悪く、また超音波診断装置本
体と接続するケーブルの容量の影響を受けて電気的整合
が悪く、超音波探触子としてのS/Nを劣化させるもの
であった。
【0004】これに対し、上記超音波振動子1の1素子
当たりの電気的容量の低下及び電気的インピーダンスの
増大を抑える方策として、図8に示すように、超音波振
動子1を構成する圧電材料を薄く形成し、これを複数層
たとえば3層積層し(5a,5b,5c)、各層の間に
内部電極6a,6bを挿入した構造のものがある。この
場合、3層の積層構造では、上面の外部電極4aを2層
目の内部電極6bに接続し、下面の外部電極4bを1層
目の内部電極6aに接続して、積層方向に交互に逆向き
に分極した構造とされている。このようにすると、3層
に積層された圧電素子5a,5b,5cが音響的には直
列となり、電気的には並列接続となる。この結果、図7
に示す単層の超音波振動子1と図8に示す3層の超音波
振動子1とが同じ厚さの場合には、両者の共振周波数は
等しくなるが、一般にn層積層の圧電材料では1層当た
りの厚さが1/nで面積がn倍になるため、電気的容量
はn2倍、電気的インピーダンスは1/n2となる。
【0005】そして、このような複数層積層構造の超音
波振動子1の製造方法としては、複数層積層した圧電素
子5a,5b,5cと各層間に挿入された内部電極6
a,6bとを同時に焼成することにより一体化する一体
焼成積層法が用いられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の複数層積層構造の超音波振動子1においては、複数
層積層した圧電素子5a,5b,5cと各層間に挿入さ
れた内部電極6a,6bとを同時に焼成することによ
り、焼成後に超音波振動子1の反りが発生すると共に、
その反りの程度がばらつき、且つ厚みのばらつきが発生
し、高精度の寸法サイズの超音波振動子1を製造するの
が難しかった。特に、1層当たりの圧電材料の厚さが増
すほど上記の問題点が顕著となるものであった。このこ
とから、従来の超音波探触子としては、単一共振周波数
の振動モードが得られないことがあり、超音波診断装置
として画質のよい超音波画像が得られないことがあっ
た。
【0007】そこで、本発明は、このような問題点に対
処し、所定の厚さの板状に形成された圧電素子を複数層
積層して成る超音波振動子の反りの発生を少なくして仕
上がりの寸法サイズを高精度とすることができる超音波
探触子及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による超音波探触子は、超音波を打ち出すと
共にその反射波を受信する超音波振動子と、この超音波
振動子の背面に設けられその背面から出る超音波が再び
振動子面に戻ってこないようにするバッキング材と、上
記超音波振動子の前面に設けられ該超音波振動子の音響
インピーダンスと生体の音響インピーダンスとの整合を
とる音響整合層とを有して成る超音波探触子において、
上記超音波振動子は、所定の厚さの板状に形成された圧
電素子を複数層積層し、この複数層積層された圧電素子
の全体の上面及び下面に外部電極を形成すると共に、各
層の境目には平板状の内部電極をそれぞれ形成し、かつ
上記圧電素子の各層の厚み内には一又は複数の平板状の
変形防止材を等間隔で挿入し、上記上面の外部電極及び
下面の外部電極をそれぞれ1層おきに異なる内部電極に
対し接続すると共に、各層内の平板状の変形防止材とは
絶縁し、この状態で上記複数層積層された圧電素子の全
体を積層方向に交互に逆向きに分極した構造としたもの
である。
【0009】また、上記圧電素子の各層の厚み内に挿入
された平板状の変形防止材は、平板状の内部電極と熱膨
張率が同一又は同等の材料から成るものとする。
【0010】さらに、上記圧電素子の各層の厚み内に挿
入された平板状の変形防止材は、導電材料又は絶縁材料
から成るものとする。
【0011】また、関連発明としての超音波探触子の製
造方法は、圧電材料を用いて所定の厚さで平板状の圧電
素子片を形成し、この圧電素子片の片面に内部電極用の
導電ペーストを印刷塗布し、この導電ペーストを印刷塗
布した複数枚の圧電素子片を積層して加熱圧着した後、
所定温度で焼成し、この複数層積層された圧電素子片の
全体の上面及び下面に外部電極用の導電ペーストを焼き
付け、上記上面の外部電極及び下面の外部電極をそれぞ
れ同数の複数層おきに異なる内部電極用の導電ペースト
に対し接続すると共に、その他の導電ペーストとは絶縁
し、その後上記上面の外部電極と下面の外部電極との間
に直流高電界を印加して上記複数層積層された圧電素子
片の全体を分極処理して超音波振動子を構成し、この超
音波振動子の背面側にその背面から出る超音波が再び振
動子面に戻ってこないようにするバッキング材を設ける
と共に、上記超音波振動子の前面側には該超音波振動子
の音響インピーダンスと生体の音響インピーダンスとの
整合をとる音響整合層を設けることにより製造するもの
である。
【0012】さらに、上記超音波振動子は、複数層積層
された圧電素子片の全体を分極処理した後に、所定のピ
ッチ幅で短冊形に切断してアレイ状に形成してもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明による超
音波探触子の実施の形態を示す一部断面斜視図である。
この超音波探触子は、超音波診断装置等において超音波
を打ち出すと共にその反射波を受信するもので、図1に
示すように、超音波振動子1と、バッキング材2と、音
響整合層3とから成る。
【0014】上記超音波振動子1は、超音波を打ち出す
と共にその反射波を受信するもので、電気エネルギーと
超音波エネルギーとを変換する圧電材料で構成されてい
る。この圧電材料としては、例えばジルコン・チタン酸
鉛(PZT)系の圧電セラミックス又はチタン酸鉛(P
bTiO3)系の圧電セラミックスなどがある。PZT系
の圧電セラミックスは、電気エネルギーと超音波エネル
ギーとの変換効率を表わす電気機械結合係数が大きいこ
とと、誘電率が大きく電気回路系との電気的インピーダ
ンス整合がとりやすいという特徴がある。また、PbTi
3系の圧電セラミックスは、横効果の振動結合が著し
く弱いことから、不要振動が激減し、純粋に厚み縦振動
のみの理想に近い送受波特性が得られる点に特徴があ
る。
【0015】バッキング材2は、上記超音波振動子1の
背面に設けられその背面から出る超音波が再び振動子面
に戻ってこないようにするもので、超音波の減衰の大き
い材料を使用している。また、音響整合層3は、上記超
音波振動子1の前面に設けられ該超音波振動子1の音響
インピーダンスと生体の音響インピーダンスとの整合を
とるもので、これにより超音波振動子1の振動が効率よ
く生体に伝播できるようになる。なお、この音響整合層
3は、2層設けてもよい。また、図1では省略している
が、上記音響整合層3のさらに前面に音響レンズを設け
てもよい。
【0016】なお、上記超音波振動子1の上面及び下面
には、それぞれ外部電極4a,4bが設けられており、
両電極4a,4b間に電圧を印加することにより、圧電
材料から成る超音波振動子1をその厚さ方向に伸縮させ
て超音波を発生させるようになっている。また、図1に
おいては、超音波振動子1は所定のピッチ幅で短冊形に
切断されており、この短冊形の多数の振動子素子5,
5,…をアレイ状に配列したものを示している。
【0017】ここで、本発明においては、上記超音波振
動子1は、図2に示すように、所定の厚さの板状に形成
された圧電素子5a,5b,5cを複数層積層し、この
複数層積層された圧電素子5a〜5cの全体の上面及び
下面に外部電極4a,4bを形成すると共に、各層の境
目には平板状の内部電極6a,6bをそれぞれ形成し、
かつ上記圧電素子5a,5b,5cの各層の厚み内には
一又は複数の平板状の変形防止材7,7,…が等間隔で
挿入されている。
【0018】すなわち、例えば1層の厚さが0.21mm程度
の圧電素子5a,5b,5cを3層積層し、各層5a,
5b,5cの境目には平板状の内部電極6a,6bをそ
れぞれ形成し、かつ各圧電素子5a,5b,5cの厚み
内には例えば0.07mm間隔で2枚の平板状の変形防止材
7,7,…が挿入されている。従って、図2の例による
超音波振動子1は、例えば0.07mmの厚さの圧電素子を9
枚積層して、全体で約0.63mmの厚さになる。そして、上
記変形防止材7,7,…は、内部電極6a,6bと同一
の材料でできており、その内部電極6a,6bと熱膨張
率が同一の導電材料から成る。
【0019】このような状態で、上記上面の外部電極4
a及び下面の外部電極4bをそれぞれ1層おきに異なる
内部電極6a,6bに対し接続すると共に、各層内の平
板状の変形防止材7,7,…とは絶縁する。すなわち、
上面の外部電極4aと連続する一方の側部電極8aを設
け、この側部電極8aの一部を2層目の内部電極6bに
接続し、下面の外部電極4bと連続する他方の側部電極
8bを設け、この側部電極8bの一部を1層目の内部電
極6aに接続する。このとき、一方の側部電極8aは、
2層目の内部電極6bに接続する部分以外は絶縁物が充
填されるなどして他の内部電極6a及び変形防止材7,
7,…とは絶縁されている。また、他方の側部電極8b
は、1層目の内部電極6aに接続する部分以外は絶縁物
が充填されるなどして他の内部電極6b及び変形防止材
7,7,…とは絶縁されている。これにより、上面の外
部電極4aは2層目の内部電極6bにのみ接続され、下
面の外部電極4bは1層目の内部電極6aにのみ接続さ
れる。この結果、3層に積層された圧電素子5a,5
b,5cが音響的には直列となり、電気的には並列接続
となる。
【0020】そして、この状態で上記複数層積層された
圧電素子5a〜5cの全体を積層方向に交互に逆向きに
分極した構造とする。すなわち、上面の外部電極4aと
下面の外部電極4bとの間に直流高電界を印加して分極
処理を行い、圧電素子5a〜5cの各層を分極し、圧電
性を付与する。これにより、本発明に係る超音波振動子
1が構成される。この場合、各層の圧電素子5a,5
b,5c内に挿入された変形防止材7,7,…の存在に
より、複数層積層された圧電素子5a〜5cの全体を焼
成する際の反りの発生を少なくし、仕上がりの寸法サイ
ズを高精度とすることができる。なお、図2において
は、音響整合層3を2層(3a,3b)設けた場合を示
している。
【0021】なお、図1及び図2においては、超音波振
動子1は、圧電素子を3層(5a,5b,5c)積層し
たものとしたが、本発明はこれに限らず、2層以上の複
数層であれば何層でもよい。また、各層の圧電素子5
a,5b,5c内に挿入する変形防止材7,7,…も2
枚に限らず、何枚であってもよい。さらに、上記変形防
止材7は、内部電極6a,6bと熱膨張率が同一の材料
から成るものとしたが、これに限らず、略同等の熱膨張
率の材料から成るものであってもよい。さらにまた、上
記変形防止材7は、内部電極6a,6bと熱膨張率が同
一又は同等の材料から成るものであるならば、導電材料
又は絶縁材料のどちらであってもよい。変形防止材7が
絶縁材料であるならば、上述の説明において、側部電極
8a,8bの内側面と上記変形防止材7の端部との間に
絶縁物を充填する必要はない。
【0022】次に、上記超音波探触子の関連発明として
の超音波探触子の製造方法について、図3及び図4を参
照して説明する。まず、図3において、圧電材料を用い
て所定の厚さで平板状の圧電素子片9,9,…を形成す
る。すなわち、圧電材料としてPZT系又はPbTiO3
系の圧電セラミックス粉末を用い、これに有機バインダ
を加え、ドクターブレード法と呼ばれる製法により所定
の厚さで平板状の圧電素子片9を作製する。このとき、
その厚さは以後の圧着焼成工程での収縮を考慮し、焼成
後に研磨しなくても所定の厚さ、例えば厚さ0.07mmとな
るように設定すればよい。
【0023】次に、上記圧電素子片9の片面に図2に示
す内部電極6a,6bとなる導電ペースト10を印刷塗
布し、この導電ペースト10を印刷塗布した複数枚の圧
電素子片9,9,…を積層して加熱圧着する。すなわ
ち、導電ペースト10として銀パラジウム等の材料を用
い、この銀パラジウム等をスクリーン印刷等により、圧
電素子片9の表面全体に塗布する。このとき、一番上に
位置する圧電素子片9の表面には上記の導電ペースト1
0を印刷塗布しない。そして、上記導電ペースト10を
印刷塗布した圧電素子片9,9,…を乾燥した後、例え
ば9枚の圧電素子片9を積層し、金型中で加熱圧着す
る。
【0024】次に、この加熱圧着された圧電素子片9,
9,…の積層体を所定温度で焼成する。このとき、徐々
に昇温しながら圧電素子片9中の有機バインダを除去
し、さらに例えば1150℃で5時間焼成する。そして、こ
の焼成後に、圧電素子片9,9,…の積層体の外形を所
望の寸法に加工する。
【0025】次に、上記複数層積層された圧電素子片
9,9,…の全体の上面及び下面に外部電極4a,4b
用の導電ペーストを焼き付け、上記上面の外部電極4a
及び下面の外部電極4bをそれぞれ同数の複数層おきに
異なる内部電極6a,6b用の導電ペーストに対し接続
すると共に、その他の導電ペーストとは絶縁する。な
お、上記外部電極4a,4bは導電材料を蒸着又はメッ
キ等により形成してもよい。そして、この実施例では図
4に示すように、図3において9枚の圧電素子片9を積
層したもののうち、下から数えて3枚目と6枚目の圧電
素子片9の片面に塗布された導電ペーストはそれぞれ内
部電極6b,6aとし、それ以外の圧電素子片9の片面
に塗布された導電ペーストは総て変形防止材7としてい
る。
【0026】そして、上面の外部電極4aと連続する一
方の側部電極8aを焼付け等により設け、この側部電極
8aの一部を一方の内部電極6bに接続し、また下面の
外部電極4bと連続する他方の側部電極8bを焼付け等
により設け、この側部電極8bの一部を他方の内部電極
6aに接続する。このとき、一方の側部電極8aは、上
記内部電極6bに接続する部分以外は絶縁物が充填され
るなどして他の内部電極6a及び変形防止材7,7,…
とは絶縁されている。また、他方の側部電極8bは、上
記内部電極6aに接続する部分以外は絶縁物が充填され
るなどして他の内部電極6b及び変形防止材7,7,…
とは絶縁されている。これにより、上面の外部電極4a
は一方の内部電極6bにのみ接続され、下面の外部電極
4bは他方の内部電極6aにのみ接続される。この結
果、上記内部電極6a,6bを境にして3層に積層され
た圧電素子5a,5b,5cが音響的には直列となり、
電気的には並列接続となる。
【0027】その後、上記上面の外部電極4aと下面の
外部電極4bとの間に直流高電界を印加して上記複数層
積層された圧電素子片9,9,…の全体を分極処理して
圧電性を付与し、超音波振動子1を構成する。この場
合、各層の圧電素子5a,5b,5c内に挿入された変
形防止材7,7,…の存在により、複数層積層された圧
電素子5a〜5cの全体を焼成する際に反りの発生を少
なくし、仕上がりの寸法サイズを高精度とすることがで
きる。このように作製された超音波振動子1は、例えば
上記内部電極6a,6bを境にして3層に積層された圧
電素子5a,5b,5cの厚さがそれぞれ0.21mmとな
り、全体の厚さが0.63mmとなる3層の積層構造の超音波
振動子と等価となる。
【0028】その後、図2に示すように、上記超音波振
動子1の背面側にその背面から出る超音波が再び振動子
面に戻ってこないようにするバッキング材2を設けると
共に、上記超音波振動子1の前面側には該超音波振動子
1の音響インピーダンスと生体の音響インピーダンスと
の整合をとる音響整合層3a,3bを設ける。これによ
り、本発明の超音波探触子が製造される。
【0029】なお、上記超音波探触子の製造工程におい
て、図4に示すように超音波振動子1が作製されたとこ
ろで、該超音波振動子1を所定のピッチ幅p,p,…で
短冊形に切断してアレイ状に形成してもよい。この場合
は、多数の振動子素子をアレイ状に配列した電子走査型
の超音波探触子を製造することができる。
【0030】図5及び図6は超音波探触子の製造方法の
他の例を示す説明図である。この例による製造方法は、
基本的には図3及び図4に示す製造方法と同一である
が、圧電材料を用いて所定の厚さで平板状の圧電素子片
9,9,…を形成した後、上記圧電素子片9の片面に図
2に示す内部電極6a,6bとなる導電ペースト10を
印刷塗布する際に、その両側辺部に導電ペースト10の
塗布されていない絶縁部分11を形成したものである。
なお、このとき、実際に図2に示す内部電極6a,6b
となる導電ペースト10を印刷塗布する際は、外部電極
8a,8bと接続する側には絶縁部分11を形成しない
ようにする。
【0031】このような状態で、図6に示すように、9
層の圧電素子片を積層すると共に内部電極6a,6b及
び変形防止材7,7,…を形成し、かつ上面及び下面に
外部電極4a,4bを形成し、さらに両側面に側部電極
8a,8bを形成する。そして、上面の外部電極4aと
連続する側部電極8aを一方の内部電極6bに接続し、
下面の外部電極4bと連続する側部電極8bを他方の内
部電極6aに接続する。このように製造することによ
り、図4において側部電極8a,8bの内側面と9層の
圧電素子片の側端部との間に絶縁物を充填することを要
せず、製造工程を簡略化できる。
【0032】
【発明の効果】本発明による超音波探触子は以上のよう
に構成されたので、その超音波振動子を、所定の厚さの
板状に形成された圧電素子を複数層積層し、この複数層
積層された圧電素子の全体の上面及び下面に外部電極を
形成すると共に、各層の境目には平板状の内部電極をそ
れぞれ形成し、かつ上記圧電素子の各層の厚み内には一
又は複数の平板状の変形防止材を等間隔で挿入し、上記
上面の外部電極及び下面の外部電極をそれぞれ1層おき
に異なる内部電極に対し接続すると共に、各層内の平板
状の変形防止材とは絶縁し、この状態で上記複数層積層
された圧電素子の全体を積層方向に交互に逆向きに分極
した構造としたことにより、上記変形防止材の挿入によ
って複数層積層された1層当たりの厚さを実質的に薄く
できると共にその変形防止材の存在により、上記複数層
積層された圧電素子の全体を焼成する際の反りの発生を
少なくし、仕上がりの寸法サイズを高精度とすることが
できる。従って、本発明による超音波探触子によれば、
単一共振周波数の振動モードが得られ、超音波診断装置
として画質のよい超音波画像を得ることができる。
【0033】特に、上記圧電素子の各層の厚み内に挿入
された変形防止材を、内部電極と熱膨張率が同一又は同
等の材料から成るものとした場合は、複数層積層された
圧電素子の全体を焼成する際の反りの発生をさらに少な
くし、仕上がりの寸法サイズをさらに高精度とすること
ができる。
【0034】また、本発明による超音波探触子の製造方
法によれば、複数層積層された圧電素子の全体を焼成す
る際の反りの発生を少なくし、仕上がりの寸法サイズが
高精度な超音波振動子を容易に作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による超音波探触子の実施の形態を示す
一部断面斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】上記超音波探触子の製造方法の工程の一部を示
す斜視説明図である。
【図4】上記超音波探触子の製造方法で作製した超音波
振動子を示す斜視説明図である。
【図5】他の例による超音波探触子の製造方法の工程の
一部を示す斜視説明図である。
【図6】上記超音波探触子の製造方法で作製した超音波
振動子を示す断面説明図である。
【図7】従来の超音波探触子を示す一部断面斜視図であ
る。
【図8】従来の複数層積層構造の超音波振動子を有する
超音波探触子を示す一部断面斜視図である。
【符号の説明】
1…超音波振動子 2…バッキング材 3,3a,3b…音響整合層 4a,4b…外部電極 5…振動子素子 5a,5b,5c…圧電素子 6a,6b…内部電極 7…変形防止材 8a,8b…側部電極 9…圧電素子片 10…導電ペースト 11…絶縁部分

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波を打ち出すと共にその反射波を受
    信する超音波振動子と、この超音波振動子の背面に設け
    られその背面から出る超音波が再び振動子面に戻ってこ
    ないようにするバッキング材と、上記超音波振動子の前
    面に設けられ該超音波振動子の音響インピーダンスと生
    体の音響インピーダンスとの整合をとる音響整合層とを
    有して成る超音波探触子において、上記超音波振動子
    は、所定の厚さの板状に形成された圧電素子を複数層積
    層し、この複数層積層された圧電素子の全体の上面及び
    下面に外部電極を形成すると共に、各層の境目には平板
    状の内部電極をそれぞれ形成し、かつ上記圧電素子の各
    層の厚み内には一又は複数の平板状の変形防止材を等間
    隔で挿入し、上記上面の外部電極及び下面の外部電極を
    それぞれ1層おきに異なる内部電極に対し接続すると共
    に、各層内の平板状の変形防止材とは絶縁し、この状態
    で上記複数層積層された圧電素子の全体を積層方向に交
    互に逆向きに分極した構造としたことを特徴とする超音
    波探触子。
  2. 【請求項2】 上記圧電素子の各層の厚み内に挿入され
    た平板状の変形防止材は、平板状の内部電極と熱膨張率
    が同一又は同等の材料から成るものであることを特徴と
    する請求項1記載の超音波探触子。
  3. 【請求項3】 上記圧電素子の各層の厚み内に挿入され
    た平板状の変形防止材は、導電材料又は絶縁材料から成
    るものであることを特徴とする請求項2記載の超音波探
    触子。
  4. 【請求項4】 圧電材料を用いて所定の厚さで平板状の
    圧電素子片を形成し、この圧電素子片の片面に内部電極
    用の導電ペーストを印刷塗布し、この導電ペーストを印
    刷塗布した複数枚の圧電素子片を積層して加熱圧着した
    後、所定温度で焼成し、この複数層積層された圧電素子
    片の全体の上面及び下面に外部電極用の導電ペーストを
    焼き付け、上記上面の外部電極及び下面の外部電極をそ
    れぞれ同数の複数層おきに異なる内部電極用の導電ペー
    ストに対し接続すると共に、その他の導電ペーストとは
    絶縁し、その後上記上面の外部電極と下面の外部電極と
    の間に直流高電界を印加して上記複数層積層された圧電
    素子片の全体を分極処理して超音波振動子を構成し、こ
    の超音波振動子の背面側にその背面から出る超音波が再
    び振動子面に戻ってこないようにするバッキング材を設
    けると共に、上記超音波振動子の前面側には該超音波振
    動子の音響インピーダンスと生体の音響インピーダンス
    との整合をとる音響整合層を設けることにより製造する
    ことを特徴とする超音波探触子の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記超音波振動子は、複数層積層された
    圧電素子片の全体を分極処理した後に、所定のピッチ幅
    で短冊形に切断してアレイ状に形成することを特徴とす
    る請求項4記載の超音波探触子の製造方法。
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