JPH09327536A - 軽量ゴルフクラブ用シャフト及びその製造方法 - Google Patents
軽量ゴルフクラブ用シャフト及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH09327536A JPH09327536A JP8145858A JP14585896A JPH09327536A JP H09327536 A JPH09327536 A JP H09327536A JP 8145858 A JP8145858 A JP 8145858A JP 14585896 A JP14585896 A JP 14585896A JP H09327536 A JPH09327536 A JP H09327536A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- shaft
- angle
- golf club
- straight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Golf Clubs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 曲げ剛性、曲げ強力、ねじり剛性、ねじり強
力といった従来シャフトの特性、外径を維持したまま、
従来シャフトの35〜50%に軽量化されたシャフト及
びその製造方法を提供する。 【解決手段】 複数の繊維強化複合材料層を積層してな
るゴルフクラブ用シャフトであって、シャフトの全長に
わたって内側からアングル層、ストレート層、アングル
層、ストレート層の順に補強層を有し、外側のアングル
層が0.04〜0.1mm厚である、ねじり強力が12
0N・m・度以上、重量30〜45gの軽量ゴルフクラ
ブ用シャフト、および、外側のアングル層を形成するプ
リプレグが繊維目付18〜55g/m2、厚み0.05
mm以下である上記軽量ゴルフクラブ用シャフトの製造
方法である。
力といった従来シャフトの特性、外径を維持したまま、
従来シャフトの35〜50%に軽量化されたシャフト及
びその製造方法を提供する。 【解決手段】 複数の繊維強化複合材料層を積層してな
るゴルフクラブ用シャフトであって、シャフトの全長に
わたって内側からアングル層、ストレート層、アングル
層、ストレート層の順に補強層を有し、外側のアングル
層が0.04〜0.1mm厚である、ねじり強力が12
0N・m・度以上、重量30〜45gの軽量ゴルフクラ
ブ用シャフト、および、外側のアングル層を形成するプ
リプレグが繊維目付18〜55g/m2、厚み0.05
mm以下である上記軽量ゴルフクラブ用シャフトの製造
方法である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフクラブ用シ
ャフト(以下単にシャフトという。)、特に曲げ剛性、
曲げ強力、ねじり剛性、ねじり強力といった従来シャフ
トの特性、及び外径を維持したまま、従来シャフトの3
5〜50%に軽量化されたシャフト及びその製造方法に
関する。
ャフト(以下単にシャフトという。)、特に曲げ剛性、
曲げ強力、ねじり剛性、ねじり強力といった従来シャフ
トの特性、及び外径を維持したまま、従来シャフトの3
5〜50%に軽量化されたシャフト及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴルフクラブ用シャフトとして、
補強繊維を引き揃え樹脂を含浸した、いわゆる一方向プ
リプレグを型となるテーパー付きの芯金に巻き付けて積
層硬化した繊維強化プラスチックス(以下、FRPとい
う。)製シャフトがその比剛性、比強度の高さ、その設
計度の自由さから広く用いられている。
補強繊維を引き揃え樹脂を含浸した、いわゆる一方向プ
リプレグを型となるテーパー付きの芯金に巻き付けて積
層硬化した繊維強化プラスチックス(以下、FRPとい
う。)製シャフトがその比剛性、比強度の高さ、その設
計度の自由さから広く用いられている。
【0003】FRP製シャフトでは、多くの場合、内側
からアングル層、ストレート層の2層構造となってい
る。ここでアングル層とは、補強繊維がシャフトの長手
方向に対して+θ、−θとなるように貼り併せたプリプ
レグを積層してなる(ただし、θ=35〜55゜)層で
あり、ストレート層とは、補強繊維がシャフトの長手方
向に対して±20゜以下に配向したプリプレグを積層し
てなる層である。
からアングル層、ストレート層の2層構造となってい
る。ここでアングル層とは、補強繊維がシャフトの長手
方向に対して+θ、−θとなるように貼り併せたプリプ
レグを積層してなる(ただし、θ=35〜55゜)層で
あり、ストレート層とは、補強繊維がシャフトの長手方
向に対して±20゜以下に配向したプリプレグを積層し
てなる層である。
【0004】そして、近年、ヘッドスピードの向上、シ
ャフトの長尺化、ヘッドの大型化に伴うスイートエリア
の拡大を目的としてシャフトの軽量化が進められてい
る。
ャフトの長尺化、ヘッドの大型化に伴うスイートエリア
の拡大を目的としてシャフトの軽量化が進められてい
る。
【0005】単に、シャフトを構成するストレート層や
アングル層を層数を減らすだけでは、それに対応してシ
ャフトの曲げ剛性、曲げ強力やねじり剛性、ねじり強力
が低減するので問題がある。
アングル層を層数を減らすだけでは、それに対応してシ
ャフトの曲げ剛性、曲げ強力やねじり剛性、ねじり強力
が低減するので問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】シャフトの曲げ剛性、
ねじり剛性等を維持したまま軽量化する方法としては、
(1)ストレート層及び、またはアングル層の層数を減
らすと同時にこれらの層を構成する補強繊維の弾性率を
より高弾性な補強繊維に換える方法、(2)シャフト自
体の形状、主に外径を大きくし、厚みを減らす方法があ
る。
ねじり剛性等を維持したまま軽量化する方法としては、
(1)ストレート層及び、またはアングル層の層数を減
らすと同時にこれらの層を構成する補強繊維の弾性率を
より高弾性な補強繊維に換える方法、(2)シャフト自
体の形状、主に外径を大きくし、厚みを減らす方法があ
る。
【0007】しかしながら、(1)の方法では、高弾性
の補強繊維は一般に低強度のため、曲げ剛性、ねじり剛
性は、従来のシャフトに比して遜色のない値となるが、
曲げ強度、ねじり強力は単に層数を減らしたものと変わ
らないか、低下する結果となってしまうし、(2)の方
法では、曲げ剛性の維持にはグリップ近くの外径を大き
くすることが効果的であるがシャフトの使用感に難があ
り、採用されるに至っていない。
の補強繊維は一般に低強度のため、曲げ剛性、ねじり剛
性は、従来のシャフトに比して遜色のない値となるが、
曲げ強度、ねじり強力は単に層数を減らしたものと変わ
らないか、低下する結果となってしまうし、(2)の方
法では、曲げ剛性の維持にはグリップ近くの外径を大き
くすることが効果的であるがシャフトの使用感に難があ
り、採用されるに至っていない。
【0008】また、FRP製シャフトのねじり剛性、ね
じり強力を改善する方法として、実開昭62−3387
2号公報には、アングル層とストレート層からなるFR
P製シャフトの最外層にさらにアングル層を設ける方法
が開示されているが、この方法では、FRP製シャフト
の特にねじり剛性、ねじり強力の保持のため必要なアン
グル層が研磨等のFRP製シャフトの仕上げ加工のため
に失われることがあり、安定した品質のFRP製シャフ
トを得ることができないし、FRP製シャフトの軽量化
には寄与しない。
じり強力を改善する方法として、実開昭62−3387
2号公報には、アングル層とストレート層からなるFR
P製シャフトの最外層にさらにアングル層を設ける方法
が開示されているが、この方法では、FRP製シャフト
の特にねじり剛性、ねじり強力の保持のため必要なアン
グル層が研磨等のFRP製シャフトの仕上げ加工のため
に失われることがあり、安定した品質のFRP製シャフ
トを得ることができないし、FRP製シャフトの軽量化
には寄与しない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者らは
以上のことにかんがみ、曲げ剛性、曲げ強力、ねじり剛
性、ねじり強力といった従来シャフトの特性、外径を維
持したまま、従来シャフトの35〜50%に軽量化され
たシャフトについて鋭意検討を行い、本発明に到達し
た。
以上のことにかんがみ、曲げ剛性、曲げ強力、ねじり剛
性、ねじり強力といった従来シャフトの特性、外径を維
持したまま、従来シャフトの35〜50%に軽量化され
たシャフトについて鋭意検討を行い、本発明に到達し
た。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の繊維強
化複合材料層を積層してなるゴルフクラブ用シャフトで
あって、シャフトの全長にわたって内側から第1アング
ル層、第1ストレート層、第2アングル層、第2ストレ
ート層の順に補強層を有し、第2アングル層が0.04
〜0.1mm厚である、ねじり強力が120N・m・度
以上、重量30〜45gの軽量ゴルフクラブ用シャフト
を第1の要旨とし、補強繊維を一方向に引き揃えマトリ
ックス樹脂を含浸したプリプレグを芯金に巻き付けて、
シャフトの全長にわたって内側から第1アングル層、第
1ストレート層、第2アングル層、第2ストレート層の
順に複数の繊維強化複合材料層を形成し硬化するゴルフ
クラブ用シャフトの製造方法であって、第2アングル層
を形成するプリプレグが繊維目付18〜55g/m2、
厚み0.05mm以下である上記の軽量ゴルフクラブ用
シャフトの製造方法を第2の要旨とする。
化複合材料層を積層してなるゴルフクラブ用シャフトで
あって、シャフトの全長にわたって内側から第1アング
ル層、第1ストレート層、第2アングル層、第2ストレ
ート層の順に補強層を有し、第2アングル層が0.04
〜0.1mm厚である、ねじり強力が120N・m・度
以上、重量30〜45gの軽量ゴルフクラブ用シャフト
を第1の要旨とし、補強繊維を一方向に引き揃えマトリ
ックス樹脂を含浸したプリプレグを芯金に巻き付けて、
シャフトの全長にわたって内側から第1アングル層、第
1ストレート層、第2アングル層、第2ストレート層の
順に複数の繊維強化複合材料層を形成し硬化するゴルフ
クラブ用シャフトの製造方法であって、第2アングル層
を形成するプリプレグが繊維目付18〜55g/m2、
厚み0.05mm以下である上記の軽量ゴルフクラブ用
シャフトの製造方法を第2の要旨とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の軽量シャフトのFRPを
構成する補強繊維としては、通常FRPの補強繊維とし
て用いられる繊維であればよく、特に限定しないが、パ
ラ系芳香族ポリアミド、高強度ポリエチレンといった有
機系補強繊維、炭素繊維、ガラス繊維、ボロン繊維、炭
化ケイ素繊維、アルミナ繊維、チラノ繊維といった、無
機繊維、金属繊維が挙げられる。さらにこれらの繊維を
2種以上組み合わせて用いることも可能である。本発明
においては、補強繊維として、従来技術で述べたような
特に高弾性な補強繊維を部分的あるいは全体に用いる必
要はない。
構成する補強繊維としては、通常FRPの補強繊維とし
て用いられる繊維であればよく、特に限定しないが、パ
ラ系芳香族ポリアミド、高強度ポリエチレンといった有
機系補強繊維、炭素繊維、ガラス繊維、ボロン繊維、炭
化ケイ素繊維、アルミナ繊維、チラノ繊維といった、無
機繊維、金属繊維が挙げられる。さらにこれらの繊維を
2種以上組み合わせて用いることも可能である。本発明
においては、補強繊維として、従来技術で述べたような
特に高弾性な補強繊維を部分的あるいは全体に用いる必
要はない。
【0012】また、本発明のあげられるFRPとして
は、軽量シャフトのFRPを構成するマトリックス樹脂
としても、通常FRPのマトリックス樹脂と知られてい
る樹脂であればよく、特に限定しないが、エポキシ樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、ポ
リイミド樹脂、ポリビスマレイミド樹脂といった熱硬化
性樹脂が一般的である。もちろん熱可塑性樹脂をマトリ
ックス樹脂として用いても本発明の本質的な部分は変わ
るところはない。
は、軽量シャフトのFRPを構成するマトリックス樹脂
としても、通常FRPのマトリックス樹脂と知られてい
る樹脂であればよく、特に限定しないが、エポキシ樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、ポ
リイミド樹脂、ポリビスマレイミド樹脂といった熱硬化
性樹脂が一般的である。もちろん熱可塑性樹脂をマトリ
ックス樹脂として用いても本発明の本質的な部分は変わ
るところはない。
【0013】以下に述べるシャフトを形成する繊維強化
複合材料層は、上記の強化繊維を引き揃え上記マトリッ
クス樹脂を含浸した、いわゆるプリプレグを用いて形成
するのが一般的である、プリプレグの厚み、繊維目付、
樹脂含有率等は特に限定しないが、各層の必要な厚み、
巻き径から適宜選択する。
複合材料層は、上記の強化繊維を引き揃え上記マトリッ
クス樹脂を含浸した、いわゆるプリプレグを用いて形成
するのが一般的である、プリプレグの厚み、繊維目付、
樹脂含有率等は特に限定しないが、各層の必要な厚み、
巻き径から適宜選択する。
【0014】本発明の軽量シャフトは、シャフト全長に
わたって、内側から第1アングル層、第1ストレート
層、第2アングル層、第2ストレート層の4層構造を主
構造とし、さらに第2アングル層が0.04〜0.1m
m厚であることがシャフトの特性、シャフトの外径を変
えずに軽量化することに必要である。
わたって、内側から第1アングル層、第1ストレート
層、第2アングル層、第2ストレート層の4層構造を主
構造とし、さらに第2アングル層が0.04〜0.1m
m厚であることがシャフトの特性、シャフトの外径を変
えずに軽量化することに必要である。
【0015】もちろん、本発明の目的を損ねない範囲
で、第1、第2ストレート層、第1、第2アングル層の
他に、つぶし強力の改善、先端部の補強、径あわせ等の
目的で他の層を設けてよいのは言うまでもない。
で、第1、第2ストレート層、第1、第2アングル層の
他に、つぶし強力の改善、先端部の補強、径あわせ等の
目的で他の層を設けてよいのは言うまでもない。
【0016】第1アングル層の厚みは、FRP製シャフ
トで通常見られる厚みであればよく、特に限定しない
が、シャフトの直径方向に働く力に対する強力(つぶし
強力)を通常のシャフト並に保ち、製造時の型となる芯
金を抜き取る際の縦割れの発生を防ぐためには、0.2
〜0.4mm厚あることが好ましい。
トで通常見られる厚みであればよく、特に限定しない
が、シャフトの直径方向に働く力に対する強力(つぶし
強力)を通常のシャフト並に保ち、製造時の型となる芯
金を抜き取る際の縦割れの発生を防ぐためには、0.2
〜0.4mm厚あることが好ましい。
【0017】もちろん、シャフトの全長にわたって同一
厚みである必要はなく、本発明の目的とする曲げ剛性、
曲げ強度、ねじり剛性、ねじり強力を犠牲にしない範囲
で他の特性の向上を目的として自由に設計することが可
能である。例えば、このような設計変更としては、下記
の実施例で見られるようにねじり剛性、ねじり強力の向
上を目的として、シャフトの細径端部の第1アングル層
の厚みを太径端部のそれの2倍となるようにすることが
挙げられる。
厚みである必要はなく、本発明の目的とする曲げ剛性、
曲げ強度、ねじり剛性、ねじり強力を犠牲にしない範囲
で他の特性の向上を目的として自由に設計することが可
能である。例えば、このような設計変更としては、下記
の実施例で見られるようにねじり剛性、ねじり強力の向
上を目的として、シャフトの細径端部の第1アングル層
の厚みを太径端部のそれの2倍となるようにすることが
挙げられる。
【0018】また、第1ストレート層、第2ストレート
層の厚みは、その合計厚みが通常見られる2層構造シャ
フトのストレート層の厚み程度であればよく、得に限定
しないが、通常合計厚みで0.2〜0.4mmである。
この合計厚みの第1、第2ストレート層への割り振り
は、FRPシャフトの曲げ剛性、曲げ強力等を考慮して
行えばよいが、両者同一厚みであっても差し支えない。
層の厚みは、その合計厚みが通常見られる2層構造シャ
フトのストレート層の厚み程度であればよく、得に限定
しないが、通常合計厚みで0.2〜0.4mmである。
この合計厚みの第1、第2ストレート層への割り振り
は、FRPシャフトの曲げ剛性、曲げ強力等を考慮して
行えばよいが、両者同一厚みであっても差し支えない。
【0019】第1、第2ストレート層の厚みは、それぞ
れ0.1〜0.2mm、0.1〜0.2mm、合計で
0.2〜0.4mmであることが、FRPシャフトに適
度な曲げ剛性、曲げ強力を付与する点からもっとも好ま
しい。
れ0.1〜0.2mm、0.1〜0.2mm、合計で
0.2〜0.4mmであることが、FRPシャフトに適
度な曲げ剛性、曲げ強力を付与する点からもっとも好ま
しい。
【0020】そして、第2アングル層は、0.04〜
0.1mmであることが、上述したように本発明の目的
であるシャフトの特性、シャフトの外径を変えずに軽量
化することに必要である。
0.1mmであることが、上述したように本発明の目的
であるシャフトの特性、シャフトの外径を変えずに軽量
化することに必要である。
【0021】このような厚みの薄い第2アングル層は、
三菱レイヨン株式会社製炭素繊維プリプレグMR340
K020S(プリプレグ目付38g/m2、樹脂含有率
40%、厚み0.025mm)、MR340J050S
(プリプレグ目付87g/m2、樹脂含有率37.9
%、厚み0.058mm)等の極薄プリプレグを用いて
容易に実現可能である。
三菱レイヨン株式会社製炭素繊維プリプレグMR340
K020S(プリプレグ目付38g/m2、樹脂含有率
40%、厚み0.025mm)、MR340J050S
(プリプレグ目付87g/m2、樹脂含有率37.9
%、厚み0.058mm)等の極薄プリプレグを用いて
容易に実現可能である。
【0022】第2アングル層を形成するプリプレグとし
て、繊維目付18〜55g/m2、さらに好ましくは1
8〜30g/m2の極薄プリプレグ(厚み0.05mm
以下)、例えば、三菱レイヨン株式会社製プリプレグH
RX330M025S(プリプレグ目付25g/m2、
樹脂含有率45%、厚み0.025mm)、MR340
K020Sを用いることが本発明の軽量シャフトを製造
するのに最も有利である。
て、繊維目付18〜55g/m2、さらに好ましくは1
8〜30g/m2の極薄プリプレグ(厚み0.05mm
以下)、例えば、三菱レイヨン株式会社製プリプレグH
RX330M025S(プリプレグ目付25g/m2、
樹脂含有率45%、厚み0.025mm)、MR340
K020Sを用いることが本発明の軽量シャフトを製造
するのに最も有利である。
【0023】
【実施例】本発明を実施例によりさらに具体的に説明す
る。以下、単に「〜゜」と記載する繊維方向は常にシャ
フトの長手方向に対して測定した角度を表す。
る。以下、単に「〜゜」と記載する繊維方向は常にシャ
フトの長手方向に対して測定した角度を表す。
【0024】(プリプレグ)実施例に用いたプリプレグ
を表1に示した。
を表1に示した。
【0025】
【表1】
【0026】(ねじり強力、ねじり剛性の測定)製品安
全協会策定のゴルフクラブ用シャフトの認定基準及び基
準確認方法(通商産業大臣承認5産第2087号・平成
5年10月4日)のねじり試験に準拠して行った。
全協会策定のゴルフクラブ用シャフトの認定基準及び基
準確認方法(通商産業大臣承認5産第2087号・平成
5年10月4日)のねじり試験に準拠して行った。
【0027】有限会社メカトロニクスエンジニアリング
製の5KN ユニバーサルテスタを用いて、シャフトの
細径端部を固定し、太径端部にトルクをかけていき、シ
ャフトがねじり破壊を生じたときのトルクをねじり強力
とした。
製の5KN ユニバーサルテスタを用いて、シャフトの
細径端部を固定し、太径端部にトルクをかけていき、シ
ャフトがねじり破壊を生じたときのトルクをねじり強力
とした。
【0028】(曲げ強力)シャフトのT点(細径端部か
ら90mm)、A点(同175mm)、B点(同525
mm)、C点(太径端部から175mm)を中心として
スパン300mm(T点のみ150mm)で3点曲げ試
験を行い、その強力を示した。圧子は75mmR、支持
は12.5mmRとした。
ら90mm)、A点(同175mm)、B点(同525
mm)、C点(太径端部から175mm)を中心として
スパン300mm(T点のみ150mm)で3点曲げ試
験を行い、その強力を示した。圧子は75mmR、支持
は12.5mmRとした。
【0029】(曲げ剛性の測定)シャフトの太径端部を
固定し細径端部から10mmの位置に1kgの荷重をか
け、たわみ量を測定した。
固定し細径端部から10mmの位置に1kgの荷重をか
け、たわみ量を測定した。
【0030】(実施例1)細径端部外径4mm、太径端
部外径13.4mm、長さ1500mmのテーパーのつ
いた芯金の上に以下の(1)〜(4)に示したようにし
て第1アングル層、第1ストレート層、第2アングル
層、第2ストレート層を順に形成した。
部外径13.4mm、長さ1500mmのテーパーのつ
いた芯金の上に以下の(1)〜(4)に示したようにし
て第1アングル層、第1ストレート層、第2アングル
層、第2ストレート層を順に形成した。
【0031】(1)プリプレグを繊維方向が+45゜と
なるように芯金に巻き付けたとき、細径端部においては
2層、太径端部においては1層となるようにプリプレグ
Aを裁断し、また、繊維方向が−45゜となるように巻
き付けたときも同様となるようにプリプレグAを裁断
し、これらのプリプレグを繊維方向が直行するように貼
り併せた。この貼り合わせプリプレグを芯金の上に巻付
け、第1アングル層を形成した。
なるように芯金に巻き付けたとき、細径端部においては
2層、太径端部においては1層となるようにプリプレグ
Aを裁断し、また、繊維方向が−45゜となるように巻
き付けたときも同様となるようにプリプレグAを裁断
し、これらのプリプレグを繊維方向が直行するように貼
り併せた。この貼り合わせプリプレグを芯金の上に巻付
け、第1アングル層を形成した。
【0032】(2)プリプレグBを繊維方向が0゜とな
るように第1アングル層の上に巻き付けたとき細径端
部、太径端部ともに1層となるように裁断し、これを第
1アングル層の上に巻付け第1ストレート層を形成し
た。
るように第1アングル層の上に巻き付けたとき細径端
部、太径端部ともに1層となるように裁断し、これを第
1アングル層の上に巻付け第1ストレート層を形成し
た。
【0033】(3)この上にプリプレグCを繊維方向が
+45゜となるように巻き付けたとき、細径端部、太径
端部ともに1層となるようにプリプレグAを裁断し、ま
た、繊維方向が−45゜となるように巻き付けたときも
同様となるようにプリプレグAを裁断し、これらのプリ
プレグを繊維方向が直行するように貼り併せた。この貼
り合わせプリプレグを第1ストレート層の上に巻付け、
第2アングル層を形成した。
+45゜となるように巻き付けたとき、細径端部、太径
端部ともに1層となるようにプリプレグAを裁断し、ま
た、繊維方向が−45゜となるように巻き付けたときも
同様となるようにプリプレグAを裁断し、これらのプリ
プレグを繊維方向が直行するように貼り併せた。この貼
り合わせプリプレグを第1ストレート層の上に巻付け、
第2アングル層を形成した。
【0034】(4)プリプレグCを繊維方向が0゜とな
るように第2アングル層の上に巻き付けたとき細径端
部、太径端部ともに1層となるように裁断し、これを第
2アングル層の上に巻付け第2ストレート層を形成し
た。
るように第2アングル層の上に巻き付けたとき細径端
部、太径端部ともに1層となるように裁断し、これを第
2アングル層の上に巻付け第2ストレート層を形成し
た。
【0035】第2ストレート層の上から幅20mm、厚
み30mmのポリプロピレンテープを2mmピッチで巻
付け145℃の硬化炉中に240分入れ硬化した。
み30mmのポリプロピレンテープを2mmピッチで巻
付け145℃の硬化炉中に240分入れ硬化した。
【0036】ポリプロピレンテープをはぎ取り、芯金を
抜き取った後、細径端部、太径端部側からそれぞれ10
mmを切断除去し、重量30g、長さ1145mm、外
径細径側6.4mm、外径太径側14.3mmのシャフ
トを得た。 このようにして得られたシャフトは以下の
ような特性を有するシャフトであった。
抜き取った後、細径端部、太径端部側からそれぞれ10
mmを切断除去し、重量30g、長さ1145mm、外
径細径側6.4mm、外径太径側14.3mmのシャフ
トを得た。 このようにして得られたシャフトは以下の
ような特性を有するシャフトであった。
【0037】曲げ剛性 :73mm 曲げ強力 :T点70kgf、A点40kgf、B点4
0kgf、C点40kgf ねじり剛性:6.3度 ねじり強力:130N・m・度
0kgf、C点40kgf ねじり剛性:6.3度 ねじり強力:130N・m・度
【0038】(比較例1)実施例1の第2アングル層を
設けず、その代わり第1アングル層を構成する繊維方向
が+45゜、−45゜のプリプレグAの積層数がそれぞ
れ細径端部において2.1層、太径端部において1.1
層となるようにした他は実施例1と同様にして、重量3
0g、長さ1145mm、外径細径側6.4mm、外径
太径側14.3mmのシャフトを得た。このようにして
得られたシャフトは以下のような特性を有するシャフト
であった。
設けず、その代わり第1アングル層を構成する繊維方向
が+45゜、−45゜のプリプレグAの積層数がそれぞ
れ細径端部において2.1層、太径端部において1.1
層となるようにした他は実施例1と同様にして、重量3
0g、長さ1145mm、外径細径側6.4mm、外径
太径側14.3mmのシャフトを得た。このようにして
得られたシャフトは以下のような特性を有するシャフト
であった。
【0039】曲げ剛性 :73mm 曲げ強力 :T点70kgf、A点40kgf、B点4
0kgf、C点40kgf ねじり剛性:6.3度 ねじり強力:100N・m・度
0kgf、C点40kgf ねじり剛性:6.3度 ねじり強力:100N・m・度
【0040】(実施例2)実施例1で用いたのと同じ芯
金の上に下記(1)〜(7)に示したようにして90°
補強層、第1アングル層、第1ストレート層、第2アン
グル層、第2ストレート層、先端部補強層を順に形成し
た。
金の上に下記(1)〜(7)に示したようにして90°
補強層、第1アングル層、第1ストレート層、第2アン
グル層、第2ストレート層、先端部補強層を順に形成し
た。
【0041】(1)プリプレグDを繊維方向が90°と
なるように芯金に巻き付けたとき、細径端部、太径端部
において1層となるようにプリプレグDを概台形に裁断
し、芯金の上に巻付け、90°補強層を形成した。 (2)実施例1の(1)と同様に第1アングル層を形成
した。 (3)実施例1の(2)と同様に第1ストレート層を形
成した。 (4)実施例1の(3)と同様に第2アングル層を形成
した。 (5)実施例1の(4)と同様に第2ストレート層を形
成した。
なるように芯金に巻き付けたとき、細径端部、太径端部
において1層となるようにプリプレグDを概台形に裁断
し、芯金の上に巻付け、90°補強層を形成した。 (2)実施例1の(1)と同様に第1アングル層を形成
した。 (3)実施例1の(2)と同様に第1ストレート層を形
成した。 (4)実施例1の(3)と同様に第2アングル層を形成
した。 (5)実施例1の(4)と同様に第2ストレート層を形
成した。
【0042】(6)プリプレグEを繊維方向が0°とな
るように第2ストレート層の上に巻き付けたとき細径端
部及び細径端部から300mmの位置において2層となる
ように概台形に裁断し、これを第2ストレート層の上に
巻付け先端部補強層を形成した。
るように第2ストレート層の上に巻き付けたとき細径端
部及び細径端部から300mmの位置において2層となる
ように概台形に裁断し、これを第2ストレート層の上に
巻付け先端部補強層を形成した。
【0043】(7)プリプレグFを繊維方向が0°とな
るように先端部補強層の上に巻き付けたとき細径端部の
外径が8.5mmとなるように概三角形に裁断し、これを
先端部補強層の上に巻付け細径端部径調整層を形成し
た。以下は実施例1と同様に加熱硬化して、重量38
g、長さ1145mm、外径細径側8.5mm、太径側
15.6mmのシャフトを得た。このようにして得られ
たシャフトは以下のような特性を有するシャフトであっ
た。
るように先端部補強層の上に巻き付けたとき細径端部の
外径が8.5mmとなるように概三角形に裁断し、これを
先端部補強層の上に巻付け細径端部径調整層を形成し
た。以下は実施例1と同様に加熱硬化して、重量38
g、長さ1145mm、外径細径側8.5mm、太径側
15.6mmのシャフトを得た。このようにして得られ
たシャフトは以下のような特性を有するシャフトであっ
た。
【0044】曲げ剛性 :70mm 曲げ強力 :T点120kgf、A点55kgf、B点
55kgf、C点55kgf ねじり剛性:6.3度 ねじり強力:150N・m・度
55kgf、C点55kgf ねじり剛性:6.3度 ねじり強力:150N・m・度
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、曲げ剛性、曲げ強力、
ねじり剛性、ねじり強力といった従来のシャフトの特
性、外径を維持したまま、従来シャフトの35〜50%
に軽量化されたシャフトが得られる。
ねじり剛性、ねじり強力といった従来のシャフトの特
性、外径を維持したまま、従来シャフトの35〜50%
に軽量化されたシャフトが得られる。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の繊維強化複合材料層を積層してな
るゴルフクラブ用シャフトであって、シャフトの全長に
わたって内側から第1アングル層、第1ストレート層、
第2アングル層、第2ストレート層の順に補強層を有
し、第2アングル層が0.04〜0.1mm厚である、
ねじり強力が120N・m・度以上、重量30〜45g
の軽量ゴルフクラブ用シャフト。 - 【請求項2】 補強繊維を一方向に引き揃えマトリック
ス樹脂を含浸したプリプレグを芯金に巻き付けて、シャ
フトの全長にわたって内側から第1アングル層、第1ス
トレート層、第2アングル層、第2ストレート層の順に
複数の繊維強化複合材料層を形成し硬化するゴルフクラ
ブ用シャフトの製造方法であって、第2アングル層を形
成するプリプレグが繊維目付18〜55g/m2、厚み
0.05mm以下である請求項1記載の軽量ゴルフクラ
ブ用シャフトの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8145858A JPH09327536A (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 軽量ゴルフクラブ用シャフト及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8145858A JPH09327536A (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 軽量ゴルフクラブ用シャフト及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09327536A true JPH09327536A (ja) | 1997-12-22 |
Family
ID=15394714
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8145858A Pending JPH09327536A (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 軽量ゴルフクラブ用シャフト及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09327536A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6767422B1 (en) * | 1997-11-17 | 2004-07-27 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd. | Shaft for light-weight golf clubs |
| US6905422B2 (en) | 1997-11-17 | 2005-06-14 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd. | Shaft for light-weight golf clubs |
| JP2011147543A (ja) * | 2010-01-20 | 2011-08-04 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | ゴルフクラブ用シャフトおよびその製造方法 |
| JP2016116622A (ja) * | 2014-12-19 | 2016-06-30 | 株式会社中条 | ゴルフクラブシャフトとその製造方法 |
| JP2021528275A (ja) * | 2018-06-21 | 2021-10-21 | テープ、ウィービング、スウェーデン、アクチボラグTape Weaving Sweden Ab | 超薄型プリプレグシート及びその複合材料 |
-
1996
- 1996-06-07 JP JP8145858A patent/JPH09327536A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6767422B1 (en) * | 1997-11-17 | 2004-07-27 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd. | Shaft for light-weight golf clubs |
| US6905422B2 (en) | 1997-11-17 | 2005-06-14 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd. | Shaft for light-weight golf clubs |
| JP2011147543A (ja) * | 2010-01-20 | 2011-08-04 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | ゴルフクラブ用シャフトおよびその製造方法 |
| JP2016116622A (ja) * | 2014-12-19 | 2016-06-30 | 株式会社中条 | ゴルフクラブシャフトとその製造方法 |
| JP2021528275A (ja) * | 2018-06-21 | 2021-10-21 | テープ、ウィービング、スウェーデン、アクチボラグTape Weaving Sweden Ab | 超薄型プリプレグシート及びその複合材料 |
| US12508779B2 (en) | 2018-06-21 | 2025-12-30 | Tape Weaving Sweden Ab | Ultra-thin pre-preg sheets and composite materials thereof |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3714791B2 (ja) | 軽量ゴルフクラブ用シャフト | |
| US5156396A (en) | Golf club shaft | |
| US6524195B1 (en) | Tubular body | |
| US6273830B1 (en) | Tapered hollow shaft | |
| US5324032A (en) | Golf club shaft | |
| JPH0767992A (ja) | ゴルフクラブ用シャフト及びその製造方法 | |
| JP3317619B2 (ja) | テーパ付き中空シャフト | |
| JP2005270515A (ja) | 繊維強化複合材料製管状体 | |
| JP3546350B2 (ja) | ゴルフクラブ用シャフト | |
| US6767422B1 (en) | Shaft for light-weight golf clubs | |
| JPH09327536A (ja) | 軽量ゴルフクラブ用シャフト及びその製造方法 | |
| JP2003190341A (ja) | ゴルフクラブシャフト | |
| JP3296970B2 (ja) | テーパ付き中空シャフト | |
| JPH105380A (ja) | ゴルフクラブシャフト | |
| JPH10230030A (ja) | オーバーホーゼルタイプのゴルフクラブシャフト及びゴルフクラブ | |
| JPH1015130A (ja) | ゴルフクラブパター用シャフト | |
| JP3652764B2 (ja) | ゴルフクラブシャフト | |
| JPH06269522A (ja) | シャフト | |
| JP3712143B2 (ja) | オーバーホーゼルタイプのゴルフクラブ用シャフトの製造方法 | |
| JP2009254401A (ja) | 軽量ゴルフクラブ用シャフト | |
| JP4249998B2 (ja) | ゴルフクラブシャフト | |
| JP3913292B2 (ja) | ゴルフクラブ用シャフト | |
| JP2000051411A (ja) | 繊維強化プラスチック製ゴルフクラブ用シャフト | |
| JPH07124277A (ja) | ゴルフクラブシャフト | |
| JPH09164600A (ja) | テーパ付き中空シャフト |