JPH09327627A - 触媒部材およびその製造方法 - Google Patents
触媒部材およびその製造方法Info
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- JPH09327627A JPH09327627A JP8146232A JP14623296A JPH09327627A JP H09327627 A JPH09327627 A JP H09327627A JP 8146232 A JP8146232 A JP 8146232A JP 14623296 A JP14623296 A JP 14623296A JP H09327627 A JPH09327627 A JP H09327627A
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- Japan
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- honeycomb structure
- catalyst
- metal
- base material
- catalyst member
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱交換効率、寿命等の諸特性に優れた触媒部
材を提供する。 【解決手段】 一定方向に多数の貫通した細孔を有する
セラミックス製のハニカム構造体を、細孔の延伸方向に
筒状の金属基材で打ち抜いて、ハニカム構造体と金属基
材を一体化させることにより、熱容量の小さいセラミッ
クス製ハニカム構造体を触媒担体に用い、その熱交換器
壁面に密着させる側面に筒状の金属基材を配することに
より、熱伝導性を向上させる。
材を提供する。 【解決手段】 一定方向に多数の貫通した細孔を有する
セラミックス製のハニカム構造体を、細孔の延伸方向に
筒状の金属基材で打ち抜いて、ハニカム構造体と金属基
材を一体化させることにより、熱容量の小さいセラミッ
クス製ハニカム構造体を触媒担体に用い、その熱交換器
壁面に密着させる側面に筒状の金属基材を配することに
より、熱伝導性を向上させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に触媒燃焼、排
気ガス浄化、脱臭等に用いられる触媒部材に関するもの
である。
気ガス浄化、脱臭等に用いられる触媒部材に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、これらの用途の触媒部材には、
セラミックスや金属からなるハニカム構造体などの担体
基材上に、ディップ法、スプレー法などの手段により、
触媒活性金属を担持した無機酸化物を含む触媒層を形成
したものが用いられている。セラミックス製のハニカム
構造体を用いた触媒部材は、ほとんどの場合、無機層状
化合物などからなるシール部材やスプリングなどの支持
材を用いて触媒反応器へ固定していた。
セラミックスや金属からなるハニカム構造体などの担体
基材上に、ディップ法、スプレー法などの手段により、
触媒活性金属を担持した無機酸化物を含む触媒層を形成
したものが用いられている。セラミックス製のハニカム
構造体を用いた触媒部材は、ほとんどの場合、無機層状
化合物などからなるシール部材やスプリングなどの支持
材を用いて触媒反応器へ固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、発熱装置など
において触媒燃焼させる場合には、これら、触媒部材の
支持材が断熱層として働くため、燃焼熱を熱利用部分に
伝達する効率、すなわち熱交換効率を低下させる原因と
なっていた。
において触媒燃焼させる場合には、これら、触媒部材の
支持材が断熱層として働くため、燃焼熱を熱利用部分に
伝達する効率、すなわち熱交換効率を低下させる原因と
なっていた。
【0004】また、熱交換効率を高めるために、通常、
空気過剰率(燃料に対する供給空気流量と化学量論的空
気流量の比)を1.0〜1.5に設定し、流速を極力低
下させる手段が用いられるが、このような条件下では、
燃料供給方向に対して触媒部材の上流側で燃焼熱は発生
することになる。しかし、セラミックス製のハニカム構
造体を用いた場合は、ハニカム構造体の材質自体に起因
して熱伝達率が低く、触媒温度が局部的に高温化し、触
媒および触媒担体の劣化を引き起こしていた。そのた
め、積極的に放熱させ、触媒部材を冷却する必要があっ
た。一方、金属製のハニカム構造体を用いた場合には、
高い機械的強度が得られるとともに、燃焼機器に比較的
密に接触させることができるため、高い熱伝達効率が得
られ、これにより、触媒部材内の温度格差が緩和され、
触媒層の熱劣化を抑制することができる。しかし、ハニ
カム構造体を構成する金属板と、一般に多孔質である無
機酸化物からなる触媒層は、密着性が低いため、触媒層
が金属板から剥離しやすく、また、厚い触媒層を形成す
ることが困難であるといった欠点があった。
空気過剰率(燃料に対する供給空気流量と化学量論的空
気流量の比)を1.0〜1.5に設定し、流速を極力低
下させる手段が用いられるが、このような条件下では、
燃料供給方向に対して触媒部材の上流側で燃焼熱は発生
することになる。しかし、セラミックス製のハニカム構
造体を用いた場合は、ハニカム構造体の材質自体に起因
して熱伝達率が低く、触媒温度が局部的に高温化し、触
媒および触媒担体の劣化を引き起こしていた。そのた
め、積極的に放熱させ、触媒部材を冷却する必要があっ
た。一方、金属製のハニカム構造体を用いた場合には、
高い機械的強度が得られるとともに、燃焼機器に比較的
密に接触させることができるため、高い熱伝達効率が得
られ、これにより、触媒部材内の温度格差が緩和され、
触媒層の熱劣化を抑制することができる。しかし、ハニ
カム構造体を構成する金属板と、一般に多孔質である無
機酸化物からなる触媒層は、密着性が低いため、触媒層
が金属板から剥離しやすく、また、厚い触媒層を形成す
ることが困難であるといった欠点があった。
【0005】ディップ法、スプレー法などの手段によ
り、担体基材表面に触媒層を均一に形成するためには、
これら加工の際の液垂れを防止する必要があり、一度に
付着させる量が制限される。そのため、同様の工程を複
数回、繰り返し行わなければならず、高コストとなる原
因になっていた。
り、担体基材表面に触媒層を均一に形成するためには、
これら加工の際の液垂れを防止する必要があり、一度に
付着させる量が制限される。そのため、同様の工程を複
数回、繰り返し行わなければならず、高コストとなる原
因になっていた。
【0006】さらに、触媒部材の性能として、これらの
用途において、触媒部材の温度が触媒活性化温度まで昇
温する時間ができるだけ短いことが望まれる。しかし、
コージェライトなどの押し出し成形体や金属製のハニカ
ム構造体を担体基材に用いた場合には、これら担体基材
自体の熱容量が大きいため、昇温に長時間を要する。そ
れに対して、シリカアルミナファイバーなどの無機繊維
から構成される担体基材は、熱容量は小さいが、機械的
強度が弱いため、任意の形状に加工することが困難であ
った。本発明は、熱交換効率、寿命等の諸特性に優れた
触媒部材を提供することを目的とする。
用途において、触媒部材の温度が触媒活性化温度まで昇
温する時間ができるだけ短いことが望まれる。しかし、
コージェライトなどの押し出し成形体や金属製のハニカ
ム構造体を担体基材に用いた場合には、これら担体基材
自体の熱容量が大きいため、昇温に長時間を要する。そ
れに対して、シリカアルミナファイバーなどの無機繊維
から構成される担体基材は、熱容量は小さいが、機械的
強度が弱いため、任意の形状に加工することが困難であ
った。本発明は、熱交換効率、寿命等の諸特性に優れた
触媒部材を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の触媒部材は、セ
ラミックス製のハニカム構造体を触媒担体基材に用い、
その熱交換器壁面に密着させる側面を筒状の金属基材に
より構成することにより、触媒部材自身あるいは燃焼機
器との熱伝導を向上させるものである。本発明による
と、セラミックス製のハニカム構造体を筒状の金属基材
で打ち抜くことにより、ハニカム構造体と金属基材を容
易に密着性よく一体化することができる。ハニカム構造
体への触媒層の形成は、金属基材との一体化の前後のい
ずれに行っても、優れた特性の触媒部材を得ることがで
きる。
ラミックス製のハニカム構造体を触媒担体基材に用い、
その熱交換器壁面に密着させる側面を筒状の金属基材に
より構成することにより、触媒部材自身あるいは燃焼機
器との熱伝導を向上させるものである。本発明による
と、セラミックス製のハニカム構造体を筒状の金属基材
で打ち抜くことにより、ハニカム構造体と金属基材を容
易に密着性よく一体化することができる。ハニカム構造
体への触媒層の形成は、金属基材との一体化の前後のい
ずれに行っても、優れた特性の触媒部材を得ることがで
きる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の触媒部材は、軸方向に多
数の貫通した細孔を有するセラミックス製のハニカム構
造体と、ハニカム構造体の表面を被覆する触媒層と、軸
方向に対してハニカム構造体の外周側面を囲む筒状の金
属基材を具備するものである。セラミックス製のハニカ
ム構造体の外周側面に筒状の金属基材を密着して固定す
ることにより、ハニカム構造体の寸法精度を向上させる
ことができるとともに、金属基材を熱伝導体として作用
させることができる。すなわち、金属基材を熱交換器壁
面に密着させることにより、燃焼によって触媒部材で発
生する熱を、速やかに触媒部材外部に伝達させることが
できる。また、触媒部材の下流側に熱を伝達することが
容易になるため、触媒部材のガスの流通方向の温度勾配
を緩和することができる。
数の貫通した細孔を有するセラミックス製のハニカム構
造体と、ハニカム構造体の表面を被覆する触媒層と、軸
方向に対してハニカム構造体の外周側面を囲む筒状の金
属基材を具備するものである。セラミックス製のハニカ
ム構造体の外周側面に筒状の金属基材を密着して固定す
ることにより、ハニカム構造体の寸法精度を向上させる
ことができるとともに、金属基材を熱伝導体として作用
させることができる。すなわち、金属基材を熱交換器壁
面に密着させることにより、燃焼によって触媒部材で発
生する熱を、速やかに触媒部材外部に伝達させることが
できる。また、触媒部材の下流側に熱を伝達することが
容易になるため、触媒部材のガスの流通方向の温度勾配
を緩和することができる。
【0009】また、ハニカム構造体が、軸方向を一致さ
せ、かつ同方向に対してて並列または直列に一体化され
た複数個からなることが好ましい。担体基材として、複
数個のハニカム構造体をガスの流通方向に対して直列方
向あるいは並列方向に一体化させて用いることにより、
触媒構成の自由度が増す。それにより、例えば、複数個
の担体基材を並列方向に一体化させて設置した場合に
は、燃焼面積を大きくとることができ、熱交換効率を維
持した状態で、より高い燃焼負荷、あるいは、より大き
な空間速度のガスにも対応することが可能となる。
せ、かつ同方向に対してて並列または直列に一体化され
た複数個からなることが好ましい。担体基材として、複
数個のハニカム構造体をガスの流通方向に対して直列方
向あるいは並列方向に一体化させて用いることにより、
触媒構成の自由度が増す。それにより、例えば、複数個
の担体基材を並列方向に一体化させて設置した場合に
は、燃焼面積を大きくとることができ、熱交換効率を維
持した状態で、より高い燃焼負荷、あるいは、より大き
な空間速度のガスにも対応することが可能となる。
【0010】さらに、複数個のハニカム構造体が、開口
率の異なる二種類以上からなることが好ましい。複数個
の担体基材を一体化して用いる場合、ガスの流れ方向に
直列あるいは並列に配されたハニカム構造体の開口率を
変化させることにより、それぞれガスの流れ方向、ある
いは流れに対して垂直方向の触媒部材内の温度勾配を小
さくすることができる。例えば、比較的高温となりやす
い上流側のハニカム構造体の開口率を高くし、相対的に
低温となる下流側の触媒部材の開口率を低くすることに
より、温度分布を均一化して触媒の反応率を均一化する
ことができ、これにより触媒の熱劣化を防止することが
できる。また、外周側のハニカム構造体の開口率を内部
のハニカム構造体の開口率と比べて相対的に低くしても
よい。これらの手段は、ハニカム構造体のセル(細孔)
数やセル間の隔壁の肉厚を変化させることによって対応
することができる。
率の異なる二種類以上からなることが好ましい。複数個
の担体基材を一体化して用いる場合、ガスの流れ方向に
直列あるいは並列に配されたハニカム構造体の開口率を
変化させることにより、それぞれガスの流れ方向、ある
いは流れに対して垂直方向の触媒部材内の温度勾配を小
さくすることができる。例えば、比較的高温となりやす
い上流側のハニカム構造体の開口率を高くし、相対的に
低温となる下流側の触媒部材の開口率を低くすることに
より、温度分布を均一化して触媒の反応率を均一化する
ことができ、これにより触媒の熱劣化を防止することが
できる。また、外周側のハニカム構造体の開口率を内部
のハニカム構造体の開口率と比べて相対的に低くしても
よい。これらの手段は、ハニカム構造体のセル(細孔)
数やセル間の隔壁の肉厚を変化させることによって対応
することができる。
【0011】また、複数個のハニカム構造体のうちの少
なくとも一つが、金属製であることが好ましい。例え
ば、触媒担体基材として、金属製のハニカム構造体とセ
ラミックス製のハニカム構造体を併用し、触媒部材の上
流側にセラミックス製のハニカム構造体を用い、下流側
に金属製ハニカム構造体を用いることによって、触媒部
材の外部への熱伝達効率を高めることができる。一方、
燃焼量が比較的大きい場合には、上流側に熱伝達率の高
い金属製ハニカム構造体を、下流側にセラミックス製ハ
ニカム構造体をそれぞれ用いることにより、触媒部材の
上流側の温度上昇を抑制し、触媒の燃焼劣化を防止する
ことができる。また、相対的に高温となりやすい触媒部
材の中央部に金属製のハニカム構造体を用い、外側にセ
ラミックス製ハニカム構造体を用いることにより、触媒
の反応率を維持した状態で触媒の熱劣化を防止すること
ができる。
なくとも一つが、金属製であることが好ましい。例え
ば、触媒担体基材として、金属製のハニカム構造体とセ
ラミックス製のハニカム構造体を併用し、触媒部材の上
流側にセラミックス製のハニカム構造体を用い、下流側
に金属製ハニカム構造体を用いることによって、触媒部
材の外部への熱伝達効率を高めることができる。一方、
燃焼量が比較的大きい場合には、上流側に熱伝達率の高
い金属製ハニカム構造体を、下流側にセラミックス製ハ
ニカム構造体をそれぞれ用いることにより、触媒部材の
上流側の温度上昇を抑制し、触媒の燃焼劣化を防止する
ことができる。また、相対的に高温となりやすい触媒部
材の中央部に金属製のハニカム構造体を用い、外側にセ
ラミックス製ハニカム構造体を用いることにより、触媒
の反応率を維持した状態で触媒の熱劣化を防止すること
ができる。
【0012】さらに、複数個のハニカム構造体の表面の
触媒層が、触媒の異なる二種類以上からなることが好ま
しい。高温耐久性、反応速度、反応物質の選択性など、
異なった反応特性を有する触媒を、予測されるガスの流
れ方向の温度分布にしたがって配置することができる。
これにより、同一の触媒部材内で相異なる触媒特性を発
揮させることができ、触媒部材の性能を向上させること
ができる。これら燃料に対する触媒の反応特性は、触媒
活性種によって大きく異なるため、触媒担体基材に担持
させる触媒は、燃料の種類より選択して用いる。一例と
してメタンの燃焼に用いられる触媒活性金属である白金
族金属を挙げると、Pdは、低温活性に優れるが、高温
での反応速度はPtに劣り、排気ガス中に未反応物質が
排出される。一方、Ptは、低温活性はPdに劣るが、
触媒活性化温度以上での反応速度が大きい。PtとPd
を同一のハニカム構造体に担持させると、高温での焼成
において合金化するため、得られた触媒部材は十分な特
性が得られない。これに対して、複数個のハニカム構造
体にPtとPdをそれぞれ担持させ、これらを一体化し
て用いることにより、優れた触媒特性を発揮する触媒部
材を得ることができる。
触媒層が、触媒の異なる二種類以上からなることが好ま
しい。高温耐久性、反応速度、反応物質の選択性など、
異なった反応特性を有する触媒を、予測されるガスの流
れ方向の温度分布にしたがって配置することができる。
これにより、同一の触媒部材内で相異なる触媒特性を発
揮させることができ、触媒部材の性能を向上させること
ができる。これら燃料に対する触媒の反応特性は、触媒
活性種によって大きく異なるため、触媒担体基材に担持
させる触媒は、燃料の種類より選択して用いる。一例と
してメタンの燃焼に用いられる触媒活性金属である白金
族金属を挙げると、Pdは、低温活性に優れるが、高温
での反応速度はPtに劣り、排気ガス中に未反応物質が
排出される。一方、Ptは、低温活性はPdに劣るが、
触媒活性化温度以上での反応速度が大きい。PtとPd
を同一のハニカム構造体に担持させると、高温での焼成
において合金化するため、得られた触媒部材は十分な特
性が得られない。これに対して、複数個のハニカム構造
体にPtとPdをそれぞれ担持させ、これらを一体化し
て用いることにより、優れた触媒特性を発揮する触媒部
材を得ることができる。
【0013】また、金属基材が、側面に貫通した複数の
空孔を有することが好ましい。ハニカム構造体の外周側
面に配する金属基材に、パンチングメタルやエキスパン
ドメタルなど、多数の空孔を有するものを用いることに
より、空孔分の金属基材に相当する熱容量を減少させ、
触媒部材の加熱速度をより大きくすることができる。
空孔を有することが好ましい。ハニカム構造体の外周側
面に配する金属基材に、パンチングメタルやエキスパン
ドメタルなど、多数の空孔を有するものを用いることに
より、空孔分の金属基材に相当する熱容量を減少させ、
触媒部材の加熱速度をより大きくすることができる。
【0014】さらに、金属基材が、側面に凹凸を有する
ことが好ましい。金属基材の側面に波形などの凹凸をつ
けることにより、熱交換器との接触度合いを調節でき
る。例えば、相対的に温度の高い部分では、積極的に熱
交換器内壁に接触させ、一方で相対的に温度の低い部分
は、熱交換器内壁との接触面積を小さくし、熱伝達率を
低くすることによって、触媒部材内のガスの流れ方向の
温度勾配を緩和し、触媒の熱劣化を防止するとともに、
触媒活性を発揮できる温度帯に任意に設定できる。
ことが好ましい。金属基材の側面に波形などの凹凸をつ
けることにより、熱交換器との接触度合いを調節でき
る。例えば、相対的に温度の高い部分では、積極的に熱
交換器内壁に接触させ、一方で相対的に温度の低い部分
は、熱交換器内壁との接触面積を小さくし、熱伝達率を
低くすることによって、触媒部材内のガスの流れ方向の
温度勾配を緩和し、触媒の熱劣化を防止するとともに、
触媒活性を発揮できる温度帯に任意に設定できる。
【0015】また、ハニカム構造体に、軸方向に貫通し
て挿入された金属棒を具備することが好ましい。セラミ
ックス製のハニカム構造体に、細孔の延伸方向、すなわ
ちガスの流れ方向に、一つ以上の金属棒を貫通させて挿
入することにより、金属棒の優れた熱伝導によってガス
の流れ方向の温度勾配を緩和することができる。
て挿入された金属棒を具備することが好ましい。セラミ
ックス製のハニカム構造体に、細孔の延伸方向、すなわ
ちガスの流れ方向に、一つ以上の金属棒を貫通させて挿
入することにより、金属棒の優れた熱伝導によってガス
の流れ方向の温度勾配を緩和することができる。
【0016】さらに、金属基材の長さが、ハニカム構造
体の軸方向の長さよりも長いことが好ましい。筒状の金
属基材の長さをハニカム構造体の長さよりも長くするこ
とにより、金属基材と熱交換器の接触面積を広くとるこ
とができ、熱交換効率を向上させることができる。
体の軸方向の長さよりも長いことが好ましい。筒状の金
属基材の長さをハニカム構造体の長さよりも長くするこ
とにより、金属基材と熱交換器の接触面積を広くとるこ
とができ、熱交換効率を向上させることができる。
【0017】なお、これらの触媒部材の間に熱交換パイ
プを設置し、水などの熱媒体を通すことにより、燃焼熱
をより有効に利用することができる。また、電気ヒータ
ーを設け、触媒部材を加熱することにより、触媒に熱を
速やかに伝達させ、触媒の活性温度まで短時間で昇温さ
せることも可能となる。
プを設置し、水などの熱媒体を通すことにより、燃焼熱
をより有効に利用することができる。また、電気ヒータ
ーを設け、触媒部材を加熱することにより、触媒に熱を
速やかに伝達させ、触媒の活性温度まで短時間で昇温さ
せることも可能となる。
【0018】本発明の触媒部材の製造法は、特定方向に
貫通した多数の細孔を有するセラミックス製のハニカム
構造体を、貴金属塩を溶解した水溶液に無機酸化物を分
散させたスラリー、または水に貴金属を担持した無機酸
化物を分散させたスラリーに浸漬した後、乾燥、焼成す
ることにより、ハニカム構造体の表面に貴金属を含む触
媒層を形成する工程と、ハニカム構造体および筒状の金
属基材を、ハニカム構造体の細孔の延伸方向と金属基材
の長さ方向を一致させて同方向に重ね合わせて加圧する
ことにより、ハニカム構造体を金属基材の内側面形状に
一致した筒状に切り出すとともに、金属基材の内側面に
固定する工程を含むものである。筒状の金属部材を、必
要に応じて治具に装着し、セラミックス製のハニカム構
造体と重ね合わせた後、両者を加圧することにより、ハ
ニカム構造体を金属基材で打ち抜き、ハニカム構造体の
外周側面を金属基材の内側面に一致させて、両者を一体
化させる。これにより、ハニカム構造体とその周囲を囲
む金属部材の間に高い密着性が得られ、高い熱交換効率
が得られる。また、この方法によると、金属基材の外周
側面に触媒層が形成されないため、熱交換器内壁に触媒
部材をより密に接触させることができる。このとき、ハ
ニカム構造体の切り出された残りの部分、すなわち、筒
状金属基材の外側に残された部分は廃棄されることにな
る。
貫通した多数の細孔を有するセラミックス製のハニカム
構造体を、貴金属塩を溶解した水溶液に無機酸化物を分
散させたスラリー、または水に貴金属を担持した無機酸
化物を分散させたスラリーに浸漬した後、乾燥、焼成す
ることにより、ハニカム構造体の表面に貴金属を含む触
媒層を形成する工程と、ハニカム構造体および筒状の金
属基材を、ハニカム構造体の細孔の延伸方向と金属基材
の長さ方向を一致させて同方向に重ね合わせて加圧する
ことにより、ハニカム構造体を金属基材の内側面形状に
一致した筒状に切り出すとともに、金属基材の内側面に
固定する工程を含むものである。筒状の金属部材を、必
要に応じて治具に装着し、セラミックス製のハニカム構
造体と重ね合わせた後、両者を加圧することにより、ハ
ニカム構造体を金属基材で打ち抜き、ハニカム構造体の
外周側面を金属基材の内側面に一致させて、両者を一体
化させる。これにより、ハニカム構造体とその周囲を囲
む金属部材の間に高い密着性が得られ、高い熱交換効率
が得られる。また、この方法によると、金属基材の外周
側面に触媒層が形成されないため、熱交換器内壁に触媒
部材をより密に接触させることができる。このとき、ハ
ニカム構造体の切り出された残りの部分、すなわち、筒
状金属基材の外側に残された部分は廃棄されることにな
る。
【0019】本発明の他の触媒部材の製造法は、特定方
向に貫通した多数の細孔を有するセラミックス製のハニ
カム構造体を、貴金属塩を溶解した水溶液に無機酸化物
を分散させたスラリー、または水に貴金属を担持した無
機酸化物を分散させたスラリーに浸漬した後、乾燥、焼
成することにより、ハニカム構造体の表面に貴金属を含
む触媒層を形成する工程と、表面に触媒層を形成された
ハニカム構造体を複数個、細孔の延伸方向を一致させて
積層する工程と、積層された複数のハニカム構造体およ
び筒状の金属基材を、ハニカム構造体の細孔の延伸方向
と金属基材の長さ方向を一致させて同方向に重ね合わせ
て加圧することにより、ハニカム構造体を金属基材の内
側面形状に一致した筒状に切り出すとともに、金属基材
の内側面に固定する工程を含むものである。ハニカム構
造体に触媒を担持させ、これを積層した後、切り出すこ
とによって、ガスの流れ方向に異なる触媒を担持させた
複数のハニカム構造体を一体化した触媒部材を容易に作
製することができる。また、ハニカム構造体に貴金属を
含むスラリーを含浸させた後、これを乾燥し、金属基材
で打ち抜いてから、焼成を行っても良い。
向に貫通した多数の細孔を有するセラミックス製のハニ
カム構造体を、貴金属塩を溶解した水溶液に無機酸化物
を分散させたスラリー、または水に貴金属を担持した無
機酸化物を分散させたスラリーに浸漬した後、乾燥、焼
成することにより、ハニカム構造体の表面に貴金属を含
む触媒層を形成する工程と、表面に触媒層を形成された
ハニカム構造体を複数個、細孔の延伸方向を一致させて
積層する工程と、積層された複数のハニカム構造体およ
び筒状の金属基材を、ハニカム構造体の細孔の延伸方向
と金属基材の長さ方向を一致させて同方向に重ね合わせ
て加圧することにより、ハニカム構造体を金属基材の内
側面形状に一致した筒状に切り出すとともに、金属基材
の内側面に固定する工程を含むものである。ハニカム構
造体に触媒を担持させ、これを積層した後、切り出すこ
とによって、ガスの流れ方向に異なる触媒を担持させた
複数のハニカム構造体を一体化した触媒部材を容易に作
製することができる。また、ハニカム構造体に貴金属を
含むスラリーを含浸させた後、これを乾燥し、金属基材
で打ち抜いてから、焼成を行っても良い。
【0020】さらに、本発明の他の触媒部材の製造法
は、特定方向に貫通した多数の細孔を有するセラミック
ス製のハニカム構造体および筒状の金属基材を、ハニカ
ム構造体の細孔の延伸方向と金属基材の長さ方向を一致
させて同方向に重ね合わせて加圧することにより、ハニ
カム構造体を金属基材の内側面形状に一致した筒状に切
り出すとともに、金属基材の内側面に固定して金属基材
とハニカム構造体を一体化した担体基材を作製する工程
と、担体基材を、貴金属塩を溶解した水溶液に無機酸化
物を分散させたスラリー、または水に貴金属を担持した
無機酸化物を分散させたスラリーに浸漬した後、乾燥、
焼成することにより、担体基材の表面に貴金属を含む触
媒層を形成する工程を含むものである。この方法による
と、高価な貴金属を触媒成分として用いる場合などに、
製造工程における触媒成分の損失を減少させることがで
きる。
は、特定方向に貫通した多数の細孔を有するセラミック
ス製のハニカム構造体および筒状の金属基材を、ハニカ
ム構造体の細孔の延伸方向と金属基材の長さ方向を一致
させて同方向に重ね合わせて加圧することにより、ハニ
カム構造体を金属基材の内側面形状に一致した筒状に切
り出すとともに、金属基材の内側面に固定して金属基材
とハニカム構造体を一体化した担体基材を作製する工程
と、担体基材を、貴金属塩を溶解した水溶液に無機酸化
物を分散させたスラリー、または水に貴金属を担持した
無機酸化物を分散させたスラリーに浸漬した後、乾燥、
焼成することにより、担体基材の表面に貴金属を含む触
媒層を形成する工程を含むものである。この方法による
と、高価な貴金属を触媒成分として用いる場合などに、
製造工程における触媒成分の損失を減少させることがで
きる。
【0021】なお、セラミックス製ハニカム構造体の材
料としては、コージェライト、チタン酸アルミニウム、
ムライトなどを主成分とする焼結体や、シリカアルミナ
などの無機繊維などを使用することができるが、後者の
ほうが、金属基材により切削しやすく、作業性が高い。
また、金属基材は、耐熱性、腐食性に優れたものから任
意に選択することができるが、アルミニウムを含有する
フェライト系ステンレス鋼が好ましい。また、触媒活性
種は、白金族金属、複合酸化物などから対象となるガス
に応じて選択することができる。
料としては、コージェライト、チタン酸アルミニウム、
ムライトなどを主成分とする焼結体や、シリカアルミナ
などの無機繊維などを使用することができるが、後者の
ほうが、金属基材により切削しやすく、作業性が高い。
また、金属基材は、耐熱性、腐食性に優れたものから任
意に選択することができるが、アルミニウムを含有する
フェライト系ステンレス鋼が好ましい。また、触媒活性
種は、白金族金属、複合酸化物などから対象となるガス
に応じて選択することができる。
【0022】本発明によると、触媒層を備えたハニカム
構造体を積層した触媒部材を容易に作製することができ
るため、触媒組成あるいは担体構成を用途に対して最適
化することにより、触媒の熱劣化を抑制し、反応活性を
向上させることができる。セラミックス繊維を主成分と
するハニカム構造体は、熱容量が比較的小さく、また形
状の自由度が大きいため、これを用いることにより、触
媒部材をより短時間で昇温することが可能となる。
構造体を積層した触媒部材を容易に作製することができ
るため、触媒組成あるいは担体構成を用途に対して最適
化することにより、触媒の熱劣化を抑制し、反応活性を
向上させることができる。セラミックス繊維を主成分と
するハニカム構造体は、熱容量が比較的小さく、また形
状の自由度が大きいため、これを用いることにより、触
媒部材をより短時間で昇温することが可能となる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
説明する。
【0024】《実施例1》本実施例では、一定方向に3
50セル/inch2の貫通した細孔を有するセラミッ
クス製ハニカム板を用いた。このセラミックス製ハニカ
ム板は、ともにシリカアルミナファイバーおよびアルミ
ナゾルを主成分とする厚さ0.5mmの平板状および波
板状のセラミックス製シートを交互に積層して成形した
ものである。図1に示すように、縦および横が100m
mの正方形で、厚さが20mmであり、厚さ方向に貫通
した孔が形成されたセラミックス製ハニカム板1aを固
定して、このセラミックス製ハニカム板1a上に厚さ1
00μmのFeCrAl鋼板を直径10mm、長さ25
mmの円筒状に加工した金属基材2を重ね合わせ、矢印
方向に加圧して、セラミックス製ハニカム板1aを打ち
抜くことにより、図2および図3に示すようにセラミッ
クス製ハニカム構造体1とその周囲に一体化された金属
基材2からなる担体基材3を得た。
50セル/inch2の貫通した細孔を有するセラミッ
クス製ハニカム板を用いた。このセラミックス製ハニカ
ム板は、ともにシリカアルミナファイバーおよびアルミ
ナゾルを主成分とする厚さ0.5mmの平板状および波
板状のセラミックス製シートを交互に積層して成形した
ものである。図1に示すように、縦および横が100m
mの正方形で、厚さが20mmであり、厚さ方向に貫通
した孔が形成されたセラミックス製ハニカム板1aを固
定して、このセラミックス製ハニカム板1a上に厚さ1
00μmのFeCrAl鋼板を直径10mm、長さ25
mmの円筒状に加工した金属基材2を重ね合わせ、矢印
方向に加圧して、セラミックス製ハニカム板1aを打ち
抜くことにより、図2および図3に示すようにセラミッ
クス製ハニカム構造体1とその周囲に一体化された金属
基材2からなる担体基材3を得た。
【0025】一方、活性アルミナ粉末100gをジニト
ロジアンミン白金水溶液に含浸し、乾燥した後、500
℃で1時間焼成することにより、表面にPtを2wt%
担持した触媒粉末(以下、Pt/活性アルミナ粉末とす
る)を得た。このPt/活性アルミナ粉末100g、ア
ルミナゾル(固形分20wt%)10gおよび水200
gを混合してPt触媒スラリーを調製した。担体基材3
に、このPt触媒スラリーを含浸させ、乾燥後、500
℃で10分焼成することにより、担体基材3の表面にP
tを5mg含む触媒層を形成して、触媒部材を得た。
ロジアンミン白金水溶液に含浸し、乾燥した後、500
℃で1時間焼成することにより、表面にPtを2wt%
担持した触媒粉末(以下、Pt/活性アルミナ粉末とす
る)を得た。このPt/活性アルミナ粉末100g、ア
ルミナゾル(固形分20wt%)10gおよび水200
gを混合してPt触媒スラリーを調製した。担体基材3
に、このPt触媒スラリーを含浸させ、乾燥後、500
℃で10分焼成することにより、担体基材3の表面にP
tを5mg含む触媒層を形成して、触媒部材を得た。
【0026】このようにして得られた触媒部材28を、
図4に示す触媒燃焼装置に装着し、以下のようにして燃
焼試験を行った。ただし、図3の(b)における矢印方
向と燃料の供給方向が一致するように装着した。まず、
触媒部材28を、燃焼室23内部に装着した。燃料供給
口21から、毎分、都市ガス80cc(約50kcal
/h相当)および空気8.8リットルを混合した空気過
剰率1の混合気を、触媒部材28に供給した。イグナイ
タ22により、混合気に点火されると、触媒部材28の
下流側に火炎が形成される。これにより、触媒部材28
表面の触媒層に含まれる触媒活性金属であるPtが予熱
され、活性化温度まで到達すると、燃焼室23内で触媒
燃焼が開始される。このとき、火炎着火から、触媒燃焼
によって燃焼室23の外壁温度が200℃まで上昇する
までに要する時間(昇温時間)を熱電対24で測定し
た。また、燃焼室23の外周側面に螺旋状に捲回して設
けられた熱交換パイプ25に、図中、白ヌキの矢印で示
すように水を2cc/minで供給し、入口と出口の水
の温度差より、熱交換効率を求めた。さらに、排気口2
6から排気されたガス組成をガスクロマトグラフィで分
析し、CO2と未燃炭化水素濃度より、燃焼率を求め
た。また、触媒部材28の上流側の温度は、触媒部材2
8の上流側端面の中心より1mm内側に配された熱電対
27により測定した。
図4に示す触媒燃焼装置に装着し、以下のようにして燃
焼試験を行った。ただし、図3の(b)における矢印方
向と燃料の供給方向が一致するように装着した。まず、
触媒部材28を、燃焼室23内部に装着した。燃料供給
口21から、毎分、都市ガス80cc(約50kcal
/h相当)および空気8.8リットルを混合した空気過
剰率1の混合気を、触媒部材28に供給した。イグナイ
タ22により、混合気に点火されると、触媒部材28の
下流側に火炎が形成される。これにより、触媒部材28
表面の触媒層に含まれる触媒活性金属であるPtが予熱
され、活性化温度まで到達すると、燃焼室23内で触媒
燃焼が開始される。このとき、火炎着火から、触媒燃焼
によって燃焼室23の外壁温度が200℃まで上昇する
までに要する時間(昇温時間)を熱電対24で測定し
た。また、燃焼室23の外周側面に螺旋状に捲回して設
けられた熱交換パイプ25に、図中、白ヌキの矢印で示
すように水を2cc/minで供給し、入口と出口の水
の温度差より、熱交換効率を求めた。さらに、排気口2
6から排気されたガス組成をガスクロマトグラフィで分
析し、CO2と未燃炭化水素濃度より、燃焼率を求め
た。また、触媒部材28の上流側の温度は、触媒部材2
8の上流側端面の中心より1mm内側に配された熱電対
27により測定した。
【0027】《実施例2》実施例1と同様のセラミック
ス製ハニカム板に、実施例1と同様のPt触媒スラリー
を含浸し、乾燥後、500℃で10分熱処理することに
より、ハニカム板表面にPtを0.6mg含む触媒層を
形成した。続いて、実施例1と同様の円筒状金属基材を
用いて、このセラミックス製ハニカム板を打ち抜くこと
によって、触媒層を備えたセラミックス製ハニカム構造
体とその周囲を囲む金属基材からなる触媒部材を得た。
得られた触媒部材を図4に示す触媒燃焼装置に装着し、
実施例1と同様の燃焼試験を行った。
ス製ハニカム板に、実施例1と同様のPt触媒スラリー
を含浸し、乾燥後、500℃で10分熱処理することに
より、ハニカム板表面にPtを0.6mg含む触媒層を
形成した。続いて、実施例1と同様の円筒状金属基材を
用いて、このセラミックス製ハニカム板を打ち抜くこと
によって、触媒層を備えたセラミックス製ハニカム構造
体とその周囲を囲む金属基材からなる触媒部材を得た。
得られた触媒部材を図4に示す触媒燃焼装置に装着し、
実施例1と同様の燃焼試験を行った。
【0028】《実施例3》実施例1で用いたものと同様
で厚さのみ異なるセラミックス製ハニカム板(350セ
ル/inch2、縦および横が100mmの正方形で、
厚さが10mm)、およびこれと材質が等しく、より開
口率の低いセラミックス製ハニカム板(480セル/i
nch2、縦および横が100mmの正方形で、厚さが
10mm)に、実施例1と同様のPt触媒スラリーを含
浸させ、乾燥したのち、500℃で10分熱処理するこ
とにより、これらハニカム板の表面にそれぞれPtを約
0.6g含む触媒層を形成した。続いて、これらのハニ
カム板を重ね合わせて、実施例1と同様の円筒状金属基
材6を用いて同様に打ち抜くことによって、図5に示す
ように、ともに等しい触媒層を備えたセラミックス製ハ
ニカム構造体4およびこれより開口率の低いセラミック
ス製ハニカム構造体5と、その周囲を囲む金属基材6を
一体化した触媒部材を得た。得られた触媒部材を、開口
率の高いハニカム構造体4が燃料供給方向に対して上流
となるように、図4に示す触媒燃焼装置に装着し、実施
例1と同様の燃焼試験を行った。
で厚さのみ異なるセラミックス製ハニカム板(350セ
ル/inch2、縦および横が100mmの正方形で、
厚さが10mm)、およびこれと材質が等しく、より開
口率の低いセラミックス製ハニカム板(480セル/i
nch2、縦および横が100mmの正方形で、厚さが
10mm)に、実施例1と同様のPt触媒スラリーを含
浸させ、乾燥したのち、500℃で10分熱処理するこ
とにより、これらハニカム板の表面にそれぞれPtを約
0.6g含む触媒層を形成した。続いて、これらのハニ
カム板を重ね合わせて、実施例1と同様の円筒状金属基
材6を用いて同様に打ち抜くことによって、図5に示す
ように、ともに等しい触媒層を備えたセラミックス製ハ
ニカム構造体4およびこれより開口率の低いセラミック
ス製ハニカム構造体5と、その周囲を囲む金属基材6を
一体化した触媒部材を得た。得られた触媒部材を、開口
率の高いハニカム構造体4が燃料供給方向に対して上流
となるように、図4に示す触媒燃焼装置に装着し、実施
例1と同様の燃焼試験を行った。
【0029】《実施例4》実施例1と同様のPt/活性
アルミナ粉末100g、アルミナゾル(固形分20wt
%)10gおよび水150gを混合してPt触媒スラリ
ーを調製した。実施例3で用いたものと同様のセラミッ
クス製のハニカム板(350セル/inch2、縦およ
び横が100mmの正方形で、厚さが10mm)に、上
記のPt触媒スラリーを含浸させ、乾燥した後、500
℃で10分熱処理することにより、ハニカム板の表面に
Ptを0.3g含む触媒層を形成した。また、実施例1
で用いたものと同様の活性アルミナ粉末100gをジニ
トロジアンミンパラジウム水溶液に含浸させ、乾燥した
後、500℃で1時間焼成することによって、活性アル
ミナ粉末にPdを2wt%担持させた。以下、この粉末
をPd/活性アルミナ粉末とする。このPd/活性アル
ミナ粉末100g、アルミナゾル(固形分20wt%)
10gおよび水150gを混合し、Pd触媒スラリーを
調製した。上記と同様のセラミックス製のハニカム板
に、このPd触媒スラリーを含浸させ、乾燥後、500
℃で10分熱処理することにより、ハニカム板の表面に
Pdを0.3g含む触媒層を形成した。
アルミナ粉末100g、アルミナゾル(固形分20wt
%)10gおよび水150gを混合してPt触媒スラリ
ーを調製した。実施例3で用いたものと同様のセラミッ
クス製のハニカム板(350セル/inch2、縦およ
び横が100mmの正方形で、厚さが10mm)に、上
記のPt触媒スラリーを含浸させ、乾燥した後、500
℃で10分熱処理することにより、ハニカム板の表面に
Ptを0.3g含む触媒層を形成した。また、実施例1
で用いたものと同様の活性アルミナ粉末100gをジニ
トロジアンミンパラジウム水溶液に含浸させ、乾燥した
後、500℃で1時間焼成することによって、活性アル
ミナ粉末にPdを2wt%担持させた。以下、この粉末
をPd/活性アルミナ粉末とする。このPd/活性アル
ミナ粉末100g、アルミナゾル(固形分20wt%)
10gおよび水150gを混合し、Pd触媒スラリーを
調製した。上記と同様のセラミックス製のハニカム板
に、このPd触媒スラリーを含浸させ、乾燥後、500
℃で10分熱処理することにより、ハニカム板の表面に
Pdを0.3g含む触媒層を形成した。
【0030】これらのハニカム板を、厚さ方向に重ね合
わせた後、実施例1と同様の金属基材9を用いて打ち抜
くことによって、図6に示すように、Ptを含む触媒層
を備えたセラミックス製ハニカム構造体7およびPdを
含む触媒層を備えたセラミックス製ハニカム構造体8と
その周囲を囲む金属基材9を一体化した触媒部材を得
た。得られた触媒部材を、Ptを含む触媒層を備えたハ
ニカム構造体7が燃料供給方向に対して上流となるよう
に、図3の触媒燃焼装置に装着し、実施例1と同様の燃
焼試験を行った。
わせた後、実施例1と同様の金属基材9を用いて打ち抜
くことによって、図6に示すように、Ptを含む触媒層
を備えたセラミックス製ハニカム構造体7およびPdを
含む触媒層を備えたセラミックス製ハニカム構造体8と
その周囲を囲む金属基材9を一体化した触媒部材を得
た。得られた触媒部材を、Ptを含む触媒層を備えたハ
ニカム構造体7が燃料供給方向に対して上流となるよう
に、図3の触媒燃焼装置に装着し、実施例1と同様の燃
焼試験を行った。
【0031】《実施例5》実施例1で用いたものと同様
の円筒状の金属基材12の内側に、外径が金属基材12
の内周と一致し、厚さ10mmの円筒状の金属製ハニカ
ム構造体10を固定した。この金属製ハニカム構造体1
0は、FeCrAl鋼製で、隔壁の厚さが50μmで、
厚さ方向に400セル/inch2の貫通孔を有する。
この金属製ハニカム構造体10と一体化された金属基材
12を用いて、実施例4で用いたものと同様のセラミッ
クス製ハニカム板(厚さ10mm)を同様に打ち抜くこ
とによって、図7に示すように金属製ハニカム構造体1
0、セラミックス製ハニカム構造体11およびこれらの
周囲に固定された金属基材12からなる担体基材を得
た。この担体基材に実施例1と同様のPt触媒スラリー
を含浸させ、乾燥した後、500℃で10分時間焼成す
ることにより、表面にPtを5mg含む触媒層を形成
し、図7に示すような触媒部材を得た。得られた触媒部
材を、金属製ハニカム構造体10を燃料供給方向に対し
て上流側として、図4に示す触媒燃焼装置に装着し、実
施例1と同様の燃焼試験を行った。
の円筒状の金属基材12の内側に、外径が金属基材12
の内周と一致し、厚さ10mmの円筒状の金属製ハニカ
ム構造体10を固定した。この金属製ハニカム構造体1
0は、FeCrAl鋼製で、隔壁の厚さが50μmで、
厚さ方向に400セル/inch2の貫通孔を有する。
この金属製ハニカム構造体10と一体化された金属基材
12を用いて、実施例4で用いたものと同様のセラミッ
クス製ハニカム板(厚さ10mm)を同様に打ち抜くこ
とによって、図7に示すように金属製ハニカム構造体1
0、セラミックス製ハニカム構造体11およびこれらの
周囲に固定された金属基材12からなる担体基材を得
た。この担体基材に実施例1と同様のPt触媒スラリー
を含浸させ、乾燥した後、500℃で10分時間焼成す
ることにより、表面にPtを5mg含む触媒層を形成
し、図7に示すような触媒部材を得た。得られた触媒部
材を、金属製ハニカム構造体10を燃料供給方向に対し
て上流側として、図4に示す触媒燃焼装置に装着し、実
施例1と同様の燃焼試験を行った。
【0032】《実施例6》実施例4で用いたものと同様
のセラミックス製ハニカム板(厚さ10mm)に、実施
例1と同様のPt触媒スラリーを含浸させ、乾燥した
後、500℃で10分熱処理することにより、ハニカム
板表面にPtを0.6g含む触媒層を形成した。続い
て、実施例5で作製したものと同様の金属基材と金属製
ハニカム構造体の結合体を用いて、同様に、上記の触媒
層を設けたセラミックス製ハニカム板を打ち抜くことに
よって、触媒部材を得た。得られた触媒部材を、燃料供
給方向に対して、金属製ハニカム構造体が下流側になる
ように図4に示す触媒燃焼装置に装着し、実施例1と同
様の燃焼試験を行った。
のセラミックス製ハニカム板(厚さ10mm)に、実施
例1と同様のPt触媒スラリーを含浸させ、乾燥した
後、500℃で10分熱処理することにより、ハニカム
板表面にPtを0.6g含む触媒層を形成した。続い
て、実施例5で作製したものと同様の金属基材と金属製
ハニカム構造体の結合体を用いて、同様に、上記の触媒
層を設けたセラミックス製ハニカム板を打ち抜くことに
よって、触媒部材を得た。得られた触媒部材を、燃料供
給方向に対して、金属製ハニカム構造体が下流側になる
ように図4に示す触媒燃焼装置に装着し、実施例1と同
様の燃焼試験を行った。
【0033】《実施例7》実施例1と同様のセラミック
ス製ハニカム板(厚さ20mm)に、実施例1と同様の
Pt触媒スラリーを含浸させ、乾燥した後、500℃で
10分熱処理することにより、ハニカム板表面にPtを
0.6g含む触媒層を形成した。一方、厚さ100μm
で、その表面にパンチング加工により形成された直径2
mmの円形の孔を81個/m2備えたFeCrAl鋼薄
板を、縦25mm、直径10mmの円筒状に加工して金
属基材を得た。この金属基材を用いて、実施例1と同様
に、上記の触媒層を備えたセラミックス製ハニカム板を
打ち抜くことによって、表面に触媒層を備えたセラミッ
クス製ハニカム構造体とその周囲に一体化された金属基
材からなる触媒部材を得た。得られた触媒を図4に示す
触媒燃焼装置に装着し、実施例1と同様の燃焼試験を行
った。
ス製ハニカム板(厚さ20mm)に、実施例1と同様の
Pt触媒スラリーを含浸させ、乾燥した後、500℃で
10分熱処理することにより、ハニカム板表面にPtを
0.6g含む触媒層を形成した。一方、厚さ100μm
で、その表面にパンチング加工により形成された直径2
mmの円形の孔を81個/m2備えたFeCrAl鋼薄
板を、縦25mm、直径10mmの円筒状に加工して金
属基材を得た。この金属基材を用いて、実施例1と同様
に、上記の触媒層を備えたセラミックス製ハニカム板を
打ち抜くことによって、表面に触媒層を備えたセラミッ
クス製ハニカム構造体とその周囲に一体化された金属基
材からなる触媒部材を得た。得られた触媒を図4に示す
触媒燃焼装置に装着し、実施例1と同様の燃焼試験を行
った。
【0034】《実施例8》実施例1で用いたものと同様
のセラミックス製ハニカム板(厚さ20mm)に、実施
例1と同様のPt触媒スラリーを含浸させ、乾燥した
後、500℃で10分熱処理することにより、Ptを
0.6gを含む触媒層を形成した。一方、厚さ100μ
mのFeCrAl鋼薄板を波形状に加工した後、図8に
示すように長さ25mm、最大外径10mmの略円筒状
の金属基材14を作製した。この金属基材14を用いて
Ptを含む触媒層を備えたセラミックス製ハニカム板を
打ち抜くことによって、図8に示すように、触媒層を備
えたセラミックス製ハニカム構造体13とその周囲に一
体化された金属基材14からなる触媒部材を得た。得ら
れた触媒を図4の触媒燃焼装置に装着し、実施例1と同
様の燃焼試験を行った。
のセラミックス製ハニカム板(厚さ20mm)に、実施
例1と同様のPt触媒スラリーを含浸させ、乾燥した
後、500℃で10分熱処理することにより、Ptを
0.6gを含む触媒層を形成した。一方、厚さ100μ
mのFeCrAl鋼薄板を波形状に加工した後、図8に
示すように長さ25mm、最大外径10mmの略円筒状
の金属基材14を作製した。この金属基材14を用いて
Ptを含む触媒層を備えたセラミックス製ハニカム板を
打ち抜くことによって、図8に示すように、触媒層を備
えたセラミックス製ハニカム構造体13とその周囲に一
体化された金属基材14からなる触媒部材を得た。得ら
れた触媒を図4の触媒燃焼装置に装着し、実施例1と同
様の燃焼試験を行った。
【0035】《実施例9》実施例1で用いたものと同様
のセラミックス製ハニカム板(厚さ20mm)に対し、
実施例1と同様のPt触媒スラリーを含浸させ、乾燥し
た後、500℃で10分熱処理することにより、ハニカ
ム板の表面にPtを0.6gを含む触媒層を形成した。
続いて、図9に示すように、実施例7で用いたものと同
様のFeCrAl鋼製の金属基材16を用いて、このセ
ラミックス製ハニカム板を打ち抜いて、セラミックス製
ハニカム構造体15と金属基材16を一体化するととも
に、これらの中心軸方向に、直径4mmで長さ25mm
の刃を用いて直径4mmの円形の貫通孔17を形成し
た。この貫通孔17にステンレス鋼(SUS304)製
で、直径4mm、長さ20mmの金属棒を挿入し、触媒
部材とした。得られた触媒部材を図4に示す触媒燃焼装
置に装着し、実施例1と同様の燃焼試験を行った。
のセラミックス製ハニカム板(厚さ20mm)に対し、
実施例1と同様のPt触媒スラリーを含浸させ、乾燥し
た後、500℃で10分熱処理することにより、ハニカ
ム板の表面にPtを0.6gを含む触媒層を形成した。
続いて、図9に示すように、実施例7で用いたものと同
様のFeCrAl鋼製の金属基材16を用いて、このセ
ラミックス製ハニカム板を打ち抜いて、セラミックス製
ハニカム構造体15と金属基材16を一体化するととも
に、これらの中心軸方向に、直径4mmで長さ25mm
の刃を用いて直径4mmの円形の貫通孔17を形成し
た。この貫通孔17にステンレス鋼(SUS304)製
で、直径4mm、長さ20mmの金属棒を挿入し、触媒
部材とした。得られた触媒部材を図4に示す触媒燃焼装
置に装着し、実施例1と同様の燃焼試験を行った。
【0036】《比較例1》コージライト製で、隔壁の厚
さ150μm、400セル/inch2の貫通した細孔
を有する、直径10mm、長さ20mmの円筒状セラミ
ックス製ハニカム材に、実施例1と同様のPt触媒スラ
リーを含浸させ、乾燥した後、500℃で10分熱処理
することにより、ハニカム材表面にPtを0.6g含む
触媒層を形成し、触媒部材とした。得られた触媒部材の
外側壁に層状無機化合物からなるシール部材を貼付し
て、図4に示す触媒燃焼装置に装着し、実施例1と同様
の燃焼試験を行った。
さ150μm、400セル/inch2の貫通した細孔
を有する、直径10mm、長さ20mmの円筒状セラミ
ックス製ハニカム材に、実施例1と同様のPt触媒スラ
リーを含浸させ、乾燥した後、500℃で10分熱処理
することにより、ハニカム材表面にPtを0.6g含む
触媒層を形成し、触媒部材とした。得られた触媒部材の
外側壁に層状無機化合物からなるシール部材を貼付し
て、図4に示す触媒燃焼装置に装着し、実施例1と同様
の燃焼試験を行った。
【0037】《比較例2》FeCrAl鋼製で、隔壁の
厚さ50μm、400セル/inch2の貫通した細孔
を有する、直径10mm、長さ20mmの円筒状の金属
ハニカム材に、実施例1と同様のPt触媒スラリーを含
浸させ、乾燥した後、500℃で10分熱処理する工程
を3回繰り返すことにより、ハニカム材表面にPtを5
mg含む触媒層を形成し、触媒部材とした。得られた触
媒部材の外側壁に層状無機化合物からなるシール部材を
貼付して、図4に示す触媒燃焼装置に装着し、実施例1
と同様の燃焼試験を行った。
厚さ50μm、400セル/inch2の貫通した細孔
を有する、直径10mm、長さ20mmの円筒状の金属
ハニカム材に、実施例1と同様のPt触媒スラリーを含
浸させ、乾燥した後、500℃で10分熱処理する工程
を3回繰り返すことにより、ハニカム材表面にPtを5
mg含む触媒層を形成し、触媒部材とした。得られた触
媒部材の外側壁に層状無機化合物からなるシール部材を
貼付して、図4に示す触媒燃焼装置に装着し、実施例1
と同様の燃焼試験を行った。
【0038】実施例1〜9、比較例1、2の触媒部材を
用いた燃焼試験の結果を表1に示す。
用いた燃焼試験の結果を表1に示す。
【0039】
【表1】
【0040】表1の結果に示されるように、実施例1〜
9のいずれの触媒部材も、比較例1および2の触媒部材
に比べて昇温時間が短い。これは、実施例1〜9の触媒
部材は、セラミックスファイバーを主成分とするセラミ
ックス製ハニカム構造体とその周囲を覆う円筒状の金属
基材で構成されるため、セラミックス製または金属製の
ハニカム材をそれぞれ単独で触媒担体基材に用いた比較
例1または2の触媒部材に比べて熱容量が小さいことに
よるものと考えられる。実施例5および6の触媒部材
は、体積の半分が金属製ハニカム構造体で構成されてい
るため、実施例9の触媒部材は、金属棒が中心に設けら
れているため、やや昇温速度が遅いものと考えられる。
実施例4の触媒部材では、都市ガスの主成分であるメタ
ンに対して低温で高い活性を示すPdを下流側に用いて
いるため、Pt単独よりも昇温時間を短縮することがで
きる。また、実施例2の触媒部材は、外周に配された金
属基材が直接燃焼室内壁と接触しているため、実施例2
の触媒部材のように、触媒層を介して接触しているもの
に比べてやや昇温に時間を要している。実施例7および
8の触媒部材では、燃焼室壁内に対向する金属基材の側
面のうち、すべてが燃焼室と接触しない構成となってい
るため、昇温時間を短縮することができる。
9のいずれの触媒部材も、比較例1および2の触媒部材
に比べて昇温時間が短い。これは、実施例1〜9の触媒
部材は、セラミックスファイバーを主成分とするセラミ
ックス製ハニカム構造体とその周囲を覆う円筒状の金属
基材で構成されるため、セラミックス製または金属製の
ハニカム材をそれぞれ単独で触媒担体基材に用いた比較
例1または2の触媒部材に比べて熱容量が小さいことに
よるものと考えられる。実施例5および6の触媒部材
は、体積の半分が金属製ハニカム構造体で構成されてい
るため、実施例9の触媒部材は、金属棒が中心に設けら
れているため、やや昇温速度が遅いものと考えられる。
実施例4の触媒部材では、都市ガスの主成分であるメタ
ンに対して低温で高い活性を示すPdを下流側に用いて
いるため、Pt単独よりも昇温時間を短縮することがで
きる。また、実施例2の触媒部材は、外周に配された金
属基材が直接燃焼室内壁と接触しているため、実施例2
の触媒部材のように、触媒層を介して接触しているもの
に比べてやや昇温に時間を要している。実施例7および
8の触媒部材では、燃焼室壁内に対向する金属基材の側
面のうち、すべてが燃焼室と接触しない構成となってい
るため、昇温時間を短縮することができる。
【0041】熱交換効率を比較すると、燃焼室内壁と密
に接触している実施例2、3、4および6、比較例2の
触媒部材などが高い値を示した。特に、実施例6の触媒
部材では、高温側となる下流側に設けられた金属製ハニ
カム構造体が高い熱伝達率を有することから、燃焼室内
壁と直接熱交換し、高い熱交換効率が得られたものと考
えられる。
に接触している実施例2、3、4および6、比較例2の
触媒部材などが高い値を示した。特に、実施例6の触媒
部材では、高温側となる下流側に設けられた金属製ハニ
カム構造体が高い熱伝達率を有することから、燃焼室内
壁と直接熱交換し、高い熱交換効率が得られたものと考
えられる。
【0042】燃焼率を比較すると、本実施例1〜9の触
媒部材は、比較例1および2の触媒部材と比較していず
れも高い値を示した。実施例3、7および8の触媒部材
が高い値を示す理由は、触媒層の温度が適度に高温化し
ていることによると考えられる。一方、比較例1の触媒
部材では、温度が1000℃を超えており、気相燃焼を
併発したため、燃焼特性が低下したものと考えられる。
また、比較例1の触媒部材では、COの発生が2000
ppm程度観測された。比較例2の触媒部材では、各実
施例の触媒部材と比べて上流の温度が低いため、下流側
への熱伝達が遅く、燃焼率がやや低くなったことによる
ものと考えられる。
媒部材は、比較例1および2の触媒部材と比較していず
れも高い値を示した。実施例3、7および8の触媒部材
が高い値を示す理由は、触媒層の温度が適度に高温化し
ていることによると考えられる。一方、比較例1の触媒
部材では、温度が1000℃を超えており、気相燃焼を
併発したため、燃焼特性が低下したものと考えられる。
また、比較例1の触媒部材では、COの発生が2000
ppm程度観測された。比較例2の触媒部材では、各実
施例の触媒部材と比べて上流の温度が低いため、下流側
への熱伝達が遅く、燃焼率がやや低くなったことによる
ものと考えられる。
【0043】なお、比較例1の触媒部材では、燃焼後に
はハニカム構造体にクラックが観察されるとともに、触
媒は著しく白色化し、触媒が劣化していた。これは、セ
ラミックス製ハニカム構造体が直接燃焼室内壁と接触し
ているため、放熱が妨げられ、局所的に高温化したこと
によるものと考えられる。また、実施例9の触媒部材
は、実施例1〜8の触媒部材と比較して燃焼特性はやや
低いものの、触媒温度は低温化しているため、より高負
荷燃焼を行っても、長時間燃焼特性を維持できる。
はハニカム構造体にクラックが観察されるとともに、触
媒は著しく白色化し、触媒が劣化していた。これは、セ
ラミックス製ハニカム構造体が直接燃焼室内壁と接触し
ているため、放熱が妨げられ、局所的に高温化したこと
によるものと考えられる。また、実施例9の触媒部材
は、実施例1〜8の触媒部材と比較して燃焼特性はやや
低いものの、触媒温度は低温化しているため、より高負
荷燃焼を行っても、長時間燃焼特性を維持できる。
【0044】《実施例10》実施例1と同様に、厚さ方
向に350セル/inch2の貫通した空孔を有するセ
ラミックス製ハニカム板(縦および横が100mmの正
方形で、厚さが20mm)に、実施例1と同様のPt触
媒スラリーを含浸させ、乾燥した後、500℃で10分
熱処理することにより、ハニカム板表面にPtを0.6
g含む触媒層を形成した。また、厚さ100μmの金属
薄板(FeCrAl鋼)を、断面が縦100mm、横1
00mmの正方形であり、長さ25mmの筒状に加工し
て金属基材19を得た。金属基材19を、縦横にそれぞ
れ7列配置するとともに、この外周を、厚さ100μm
のFeCrAl鋼板製で、断面が縦700mm、横70
0mmの正方形で、長さ25mmの筒状の金属基材20
によって固定した。この一体化された金属基材19およ
び金属基材20をプレスに固定し、上記のPt担持した
セラミックス製ハニカム板と重ね合わせた後、加圧して
ハニカム板を打ち抜くことによって、図10に示すよう
なセラミックス製ハニカム構造体18と金属基材19お
よび20を一体化した触媒部材を得た。
向に350セル/inch2の貫通した空孔を有するセ
ラミックス製ハニカム板(縦および横が100mmの正
方形で、厚さが20mm)に、実施例1と同様のPt触
媒スラリーを含浸させ、乾燥した後、500℃で10分
熱処理することにより、ハニカム板表面にPtを0.6
g含む触媒層を形成した。また、厚さ100μmの金属
薄板(FeCrAl鋼)を、断面が縦100mm、横1
00mmの正方形であり、長さ25mmの筒状に加工し
て金属基材19を得た。金属基材19を、縦横にそれぞ
れ7列配置するとともに、この外周を、厚さ100μm
のFeCrAl鋼板製で、断面が縦700mm、横70
0mmの正方形で、長さ25mmの筒状の金属基材20
によって固定した。この一体化された金属基材19およ
び金属基材20をプレスに固定し、上記のPt担持した
セラミックス製ハニカム板と重ね合わせた後、加圧して
ハニカム板を打ち抜くことによって、図10に示すよう
なセラミックス製ハニカム構造体18と金属基材19お
よび20を一体化した触媒部材を得た。
【0045】得られた触媒部材31を、図11に示す触
媒燃焼装置に装着し、燃焼試験を行った。燃料供給口3
2より燃焼室30に燃焼量を3000kcal/hと
し、空気過剰率1.2とした都市ガスと空気の予混合気
を供給した。供給された混合気は、イグナイタ34によ
り着火され、炎口35で燃焼を開始する。この熱により
触媒部材31の温度は上昇し、活性化温度に達すると、
触媒部材31は触媒燃焼を開始する。この間、燃焼室側
壁33に複数配置された熱交換用パイプ36をホース
(図示せず)で直列に接続し、水を300cc/min
で供給して、入口と出口の温度差より、熱交換効率を求
めた。
媒燃焼装置に装着し、燃焼試験を行った。燃料供給口3
2より燃焼室30に燃焼量を3000kcal/hと
し、空気過剰率1.2とした都市ガスと空気の予混合気
を供給した。供給された混合気は、イグナイタ34によ
り着火され、炎口35で燃焼を開始する。この熱により
触媒部材31の温度は上昇し、活性化温度に達すると、
触媒部材31は触媒燃焼を開始する。この間、燃焼室側
壁33に複数配置された熱交換用パイプ36をホース
(図示せず)で直列に接続し、水を300cc/min
で供給して、入口と出口の温度差より、熱交換効率を求
めた。
【0046】《比較例3》実施例1と同様のセラミック
ス製のハニカム板(厚さ20mm)を縦および横がとも
に69mmの正方形に加工したハニカム材を、実施例1
と同様のPt触媒スラリーを含浸させ、乾燥した後、5
00℃で1時間熱処理することにより、ハニカム材表面
にPtを0.6g含む触媒層を形成し、触媒部材とし
た。図2と同様の触媒燃焼装置に上記触媒部材をバーミ
キュライトを主成分とする厚さ0.5mmのシール部材
で固定し、実施例10と同様の燃焼試験を行った。
ス製のハニカム板(厚さ20mm)を縦および横がとも
に69mmの正方形に加工したハニカム材を、実施例1
と同様のPt触媒スラリーを含浸させ、乾燥した後、5
00℃で1時間熱処理することにより、ハニカム材表面
にPtを0.6g含む触媒層を形成し、触媒部材とし
た。図2と同様の触媒燃焼装置に上記触媒部材をバーミ
キュライトを主成分とする厚さ0.5mmのシール部材
で固定し、実施例10と同様の燃焼試験を行った。
【0047】実施例10と比較例3の結果を表2に示
す。
す。
【0048】
【表2】
【0049】表2に示されるように、実施例10の触媒
部材では、比較例3の触媒部材に比べて、昇温時間が短
縮されるとともに、熱交換効率が高い。これは、比較例
3の触媒部材では、燃焼器への固定にシール部材を用い
ているために、触媒部材から熱交換パイプまでの熱伝達
が遅くなることによると考えられる。それに対して、実
施例10の触媒部材では、複数の触媒部材の金属基材1
9から外周の金属基材20を経由し、燃焼器内壁への熱
伝導が効率的に行われるためと考えられる。また、比較
例3の触媒部材の上流側端面の中心部の温度を輻射温度
計で測定した結果、1000℃以上に上昇していたのに
対し、同様の測定を実施例10の触媒部材では、850
℃程度であった。これより、比較的大きな燃焼負荷の場
合に、実施例10のような構成の触媒部材を用いること
により、触媒の温度を極力低くすることができる。これ
により、触媒劣化を抑制することができるとともに、昇
温時間を短くし、さらに熱交換効率を向上できる。な
お、実施例10の触媒部材に、実施例1および実施例3
〜9に用いた手段を組み合わせることができる。
部材では、比較例3の触媒部材に比べて、昇温時間が短
縮されるとともに、熱交換効率が高い。これは、比較例
3の触媒部材では、燃焼器への固定にシール部材を用い
ているために、触媒部材から熱交換パイプまでの熱伝達
が遅くなることによると考えられる。それに対して、実
施例10の触媒部材では、複数の触媒部材の金属基材1
9から外周の金属基材20を経由し、燃焼器内壁への熱
伝導が効率的に行われるためと考えられる。また、比較
例3の触媒部材の上流側端面の中心部の温度を輻射温度
計で測定した結果、1000℃以上に上昇していたのに
対し、同様の測定を実施例10の触媒部材では、850
℃程度であった。これより、比較的大きな燃焼負荷の場
合に、実施例10のような構成の触媒部材を用いること
により、触媒の温度を極力低くすることができる。これ
により、触媒劣化を抑制することができるとともに、昇
温時間を短くし、さらに熱交換効率を向上できる。な
お、実施例10の触媒部材に、実施例1および実施例3
〜9に用いた手段を組み合わせることができる。
【0050】なお、上記実施例では、いずれも金属基材
のガスの流れ方向の長さを、ハニカム構造体の同方向の
長さよりも長くした。これにより、これらの長さが等し
い場合と比べて、ハニカム構造体と金属基材を一体化す
る際の加工性が優れるとともに、熱交換効率が2〜3%
向上する。また、実施例では触媒部材の形状を円柱状あ
るいは四角柱状としたが、その他三角柱状、あるいは楕
円柱状など、任意に選択できる。また、実施例3では、
それぞれPtとPdを担持した二種類のハニカム構造体
を組み合わせて用いたが、組み合わせるハニカム構造体
の数はこの限りではなく、用いる触媒種も、白金族金
属、無機酸化物などから、対象燃料によって任意に選択
することができる。さらに、本実施例では、セラミック
ス繊維を主成分とするハニカム構造体を使用したが、外
周の金属基材の強度を高めることにより、コージェライ
トなどの押し出し成形体にも適用することができる。コ
ージェライト製のハニカム構造体を用いた場合には、セ
ル間の隔壁の肉厚は、熱容量を低下させるため、150
μm以下のものが好ましく、機械的強度を考慮して選択
することができる。
のガスの流れ方向の長さを、ハニカム構造体の同方向の
長さよりも長くした。これにより、これらの長さが等し
い場合と比べて、ハニカム構造体と金属基材を一体化す
る際の加工性が優れるとともに、熱交換効率が2〜3%
向上する。また、実施例では触媒部材の形状を円柱状あ
るいは四角柱状としたが、その他三角柱状、あるいは楕
円柱状など、任意に選択できる。また、実施例3では、
それぞれPtとPdを担持した二種類のハニカム構造体
を組み合わせて用いたが、組み合わせるハニカム構造体
の数はこの限りではなく、用いる触媒種も、白金族金
属、無機酸化物などから、対象燃料によって任意に選択
することができる。さらに、本実施例では、セラミック
ス繊維を主成分とするハニカム構造体を使用したが、外
周の金属基材の強度を高めることにより、コージェライ
トなどの押し出し成形体にも適用することができる。コ
ージェライト製のハニカム構造体を用いた場合には、セ
ル間の隔壁の肉厚は、熱容量を低下させるため、150
μm以下のものが好ましく、機械的強度を考慮して選択
することができる。
【0051】
【発明の効果】本発明によると、触媒担体基材となるセ
ラミックス製のハニカム構造体の周囲に金属基材を一体
化して用いることにより、従って信頼性が高く、熱利用
効率の高い触媒部材を提供することができる。
ラミックス製のハニカム構造体の周囲に金属基材を一体
化して用いることにより、従って信頼性が高く、熱利用
効率の高い触媒部材を提供することができる。
【図1】本発明の実施例の触媒部材の製造工程を示すの
斜視図である。
斜視図である。
【図2】同実施例の触媒部材の担体基材の斜視図であ
る。
る。
【図3】同担体基材を示す図であり、(a)は上面図、
(b)は縦断面図である。
(b)は縦断面図である。
【図4】本発明の実施例1〜9、ならびに比較例1およ
び2の触媒部材の燃焼試験に用いた触媒燃焼装置の概略
した縦断面図である。
び2の触媒部材の燃焼試験に用いた触媒燃焼装置の概略
した縦断面図である。
【図5】本発明の実施例3の触媒部材の縦断面図であ
る。
る。
【図6】同実施例4の触媒部材の縦断面図である。
【図7】同実施例5の触媒部材の縦断面図である。
【図8】同実施例8の触媒部材の斜視図である。
【図9】同実施例9の触媒部材の斜視図である。
【図10】同実施例10の触媒部材の一部を切り欠いた
斜視図である。
斜視図である。
【図11】本発明の実施例10および比較例3の触媒部
材の燃焼試験に用いた触媒燃焼装置の概略した断面図で
あり、(a)は縦断面図、(b)は横断面図である。
材の燃焼試験に用いた触媒燃焼装置の概略した断面図で
あり、(a)は縦断面図、(b)は横断面図である。
【符号の説明】 1 セラミックス製ハニカム構造体 1a セラミックス製ハニカム板 2 金属基材 3 担体基材 4 セラミックス製ハニカム構造体 5 セラミックス製ハニカム構造体 6 金属基材 7 セラミックス製ハニカム構造体 8 セラミックス製ハニカム構造体 9 金属基材 10 金属製ハニカム構造体 11 セラミックス製ハニカム構造体 12 金属基材 13 セラミックス製ハニカム構造体 14 金属基材 15 セラミックス製ハニカム構造体 16 金属基材 17 貫通孔 18 セラミックス製ハニカム構造体 19 金属基材 20 金属基材 21 燃料供給口 22 イグナイタ 23 燃焼室 24 熱電対 25 熱交換パイプ 26 排気口 27 熱電対 28 触媒部材 30 燃焼室 31 触媒部材 32 燃料供給口 33 燃焼室側壁 34 イグナイタ 35 炎口 36 熱交換用パイプ
Claims (12)
- 【請求項1】 軸方向に多数の貫通した細孔を有するセ
ラミックス製のハニカム構造体と、前記ハニカム構造体
の表面を被覆する触媒層と、前記軸方向に対して前記ハ
ニカム構造体の外周側面を囲む筒状の金属基材を具備す
る触媒部材。 - 【請求項2】 前記ハニカム構造体が、軸方向を一致さ
せ、かつ同方向に対して並列または直列に一体化された
複数個からなる請求項1記載の触媒部材。 - 【請求項3】 前記複数個のハニカム構造体が、開口率
の異なる二種類以上からなる請求項2記載の触媒部材。 - 【請求項4】 前記複数個のハニカム構造体のうちの少
なくとも一つが、金属製である請求項2または3に記載
の触媒部材。 - 【請求項5】 前記複数個のハニカム構造体の表面に形
成された触媒層が、触媒の異なる二種類以上からなる請
求項2、3または4に記載の触媒部材。 - 【請求項6】 前記金属基材が、側面に貫通した複数の
空孔を有する請求項1〜5のいずれかに記載の触媒部
材。 - 【請求項7】 前記金属基材が、側面に凹凸を有する請
求項1〜6のいずれかに記載の触媒部材。 - 【請求項8】 前記ハニカム構造体に、軸方向に貫通し
て挿入された金属棒を具備する請求項1〜7のいずれか
に記載の触媒部材。 - 【請求項9】 前記金属基材の長さが、前記ハニカム構
造体の軸方向の長さよりも長い請求項1〜8のいずれか
に記載の触媒部材。 - 【請求項10】 特定方向に貫通した多数の細孔を有す
るセラミックス製のハニカム構造体を、貴金属塩を溶解
した水溶液に無機酸化物を分散させたスラリー、または
水に貴金属を担持した無機酸化物を分散させたスラリー
に浸漬した後、乾燥、焼成することにより、前記ハニカ
ム構造体の表面に貴金属を含む触媒層を形成する工程
と、前記ハニカム構造体および筒状の金属基材を、前記
ハニカム構造体の細孔の延伸方向と前記金属基材の長さ
方向を一致させて同方向に重ね合わせて加圧することに
より、前記ハニカム構造体を前記金属基材の内側面形状
に一致した筒状に切り出すとともに、前記金属基材の内
側面に固定する工程を含む触媒部材の製造方法。 - 【請求項11】 特定方向に貫通した多数の細孔を有す
るセラミックス製のハニカム構造体を、貴金属塩を溶解
した水溶液に無機酸化物を分散させたスラリー、または
水に貴金属を担持した無機酸化物を分散させたスラリー
に浸漬した後、乾燥、焼成することにより、前記ハニカ
ム構造体の表面に貴金属を含む触媒層を形成する工程
と、表面に触媒層を形成された前記ハニカム構造体を複
数個、前記細孔の延伸方向を一致させて積層する工程
と、前記積層された複数のハニカム構造体および筒状の
金属基材を、前記ハニカム構造体の細孔の延伸方向と前
記金属基材の長さ方向を一致させて同方向に重ね合わせ
て加圧することにより、前記ハニカム構造体を前記金属
基材の内側面形状に一致した筒状に切り出すとともに、
前記金属基材の内側面に固定する工程を含む触媒部材の
製造方法。 - 【請求項12】 特定方向に貫通した多数の細孔を有す
るセラミックス製のハニカム構造体および筒状の金属基
材を、前記ハニカム構造体の細孔の延伸方向と前記金属
基材の長さ方向を一致させて同方向に重ね合わせて加圧
することにより、前記ハニカム構造体を前記金属基材の
内側面形状に一致した筒状に切り出すとともに、前記金
属基材の内側面に固定して前記金属基材と前記ハニカム
構造体を一体化した担体基材を作製する工程と、前記担
体基材を、貴金属塩を溶解した水溶液に無機酸化物を分
散させたスラリー、または水に貴金属を担持した無機酸
化物を分散させたスラリーに浸漬した後、乾燥、焼成す
ることにより、前記担体基材の表面に貴金属を含む触媒
層を形成する工程を含む触媒部材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8146232A JPH09327627A (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 触媒部材およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8146232A JPH09327627A (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 触媒部材およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09327627A true JPH09327627A (ja) | 1997-12-22 |
Family
ID=15403103
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8146232A Pending JPH09327627A (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 触媒部材およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09327627A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012067156A1 (ja) * | 2010-11-18 | 2012-05-24 | 日本碍子株式会社 | 熱伝導部材 |
| US20120247732A1 (en) * | 2009-12-11 | 2012-10-04 | Ngk Insulators, Ltd. | Heat exchanger |
| JP2012201582A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Ngk Insulators Ltd | 熱伝導部材 |
| JP2012200840A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Ngk Insulators Ltd | 熱伝導部材 |
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