JPH09327929A - インクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録装置

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Publication number
JPH09327929A
JPH09327929A JP16834796A JP16834796A JPH09327929A JP H09327929 A JPH09327929 A JP H09327929A JP 16834796 A JP16834796 A JP 16834796A JP 16834796 A JP16834796 A JP 16834796A JP H09327929 A JPH09327929 A JP H09327929A
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JP
Japan
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ink
recording head
jet recording
tank
sub
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Withdrawn
Application number
JP16834796A
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English (en)
Inventor
Fumie Uehara
芙美江 上原
Kazuhiko Hara
和彦 原
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録ヘッドへの気泡の流入を阻止すること。 【解決手段】 外部と接続する2つインク供給口30、
31を備えたインクジェット式記録ヘッド8とサブタン
ク10とをキャリッジ1に搭載し、またキャリッジ外に
記録ヘッド8とチューブ7により接続るインクカートリ
ッジ6と、インクを記録ヘッド8に圧送するエアポンプ
42とを備え、インク供給口30、31が幅広の流路領
域を備えた気泡トラップ部材51、52を介してインク
カートリッジ6、サブタンク10に接続し、インクカー
トリッジ6のインクを記録ヘッド8を通過させてサブタ
ンク10にインクを充填し、またサブタンク10から記
録ヘッド8を経由させてカートリッジ6にインクを逆流
させながら印刷を行い、この過程で記録ヘッド8の気泡
トラップ51、52でインクの流速を低下させて気泡を
捕捉する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術の分野】本発明は,インクジェット
式記録ヘッドをキャリッジに搭載し、またインクカート
リッジを函体に載置して流路を介してインクタンクから
記録ヘッドにインクを供給するインクジェット式記録装
置、より詳細にはそのインク供給流路の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式記録装置は、圧力発生
手段によりインク滴を吐出するインクジェット式記録ヘ
ッドをキャリッジに搭載し、インクタンクからインクの
補給を受けながら印刷を行うもので、通常記録ヘッドを
備えたキャリッジにインクカートリッジをも搭載して、
構造の簡素化を図ることが行われている。一方、インク
ジェット式記録ヘッドの性能の向上にともなってドット
密度が飛躍的に大きくなり、天然色でのカラー印刷が可
能となり、より一層の印刷品質の向上を図るため、記録
媒体上での滲みを可及的に小さくする努力がなされてい
る。その1つの手段としてインクにエマルジョンや糖を
含有させて、記録媒体上でインク滴を造膜させる等の方
法が提案されている。
【0003】このような造膜性を備えたインクにあって
は、オンキャリッジタイプのカートリッジに必然的に必
要となる多孔質体によって記録ヘッドへのインクの流れ
を妨げるおそれが高いため、キャリッジにサブタンクを
搭載する一方、函体に載置されたインクカートリッジか
らインクを汲み上げてこのサブタンクを介して記録ヘッ
ドにインクを供給する分離インク供給方式が提案されて
いる。
【0004】例えば特公平4-43785号公報に見られるよ
うにキャリッジに記録ヘッドとサブタンクを搭載すると
ともに、サブタンクとメインタンクとをチューブで接続
し、サブタンクに新しいインクを汲み上げた後、サブタ
ンクから記録ヘッドにインクを供給するように構成され
ている。
【0005】これによれば、多孔質体を経由させること
なく記録ヘッドにインクをスムーズに供給できるばかり
でなく、キャリッジの全体の重量を軽量化して高速印刷
と、インク補充の期間の延長を図ることができるメリッ
トがあるものの、キャリッジの往復動によりインク経路
中に停滞していた気泡が記録ヘッドに侵入してインクの
吐出を阻害するという問題を抱えている。このような問
題を解消するため、記録ヘッド、サブタンク、及びイン
クカートリッジをエンドレスに接続してインクを循環さ
せることも提案されているが、往路と復路との2つの流
路を必要するため、流路構造が複雑になるという問題を
抱えている。
【0006】このような問題を解消するため、本出願人
等は、圧力発生室の両側に連通する2つの共通のインク
室と、各共通のインク室にそれぞれ外部と接続するイン
ク供給口とを備えたインクジェット式記録ヘッドとサブ
タンクとをキャリッジに搭載し、またキャリッジ外に前
記インクジェット式記録ヘッドと流路により接続するイ
ンクカートリッジと、インクカートリッジのインクを記
録ヘッドに間欠的に圧送するインク供給手段とを設け、
記録ヘッドを経由するようにしてインクをインクカート
リッジとサブタンクとの間を往復動させるようにしたイ
ンクジェット式記録装置を提案した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これによれば、構造の
複雑化を招くことなく、記録ヘッドでの造膜やサブタン
クでのインクの増粘を可及的に防止することができるも
のの、記録ヘッドを挟む両側にインク中の塵埃やインク
カスを除去するフィルタ材が配置されていて、フィルタ
室の広い空間で流速が低下してインクに含まれている気
泡がフィルタ室に停滞し、インクの流れが逆転した時に
この気泡が記録ヘッドに流入して印字品質の低下を招く
という問題がある。本発明はこのような問題に鑑みてな
されたものであって、その目的とするところは、記録ヘ
ッドへの気泡の浸入を確実に防止することができるイン
クジェット式記録装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、圧力発生室の両側に連通す
る2つの共通のインク室と、前記各共通のインク室にそ
れぞれ外部と接続するインク供給口とを備えたインクジ
ェット式記録ヘッドとサブタンクとをキャリッジに搭載
し、また前記キャリッジ外に前記インクジェット式記録
ヘッドと流路により接続するインクカートリッジと、前
記インクカートリッジのインクを前記記録ヘッドに圧送
するインク供給手段とを設けてなるインクジェット式記
録装置において、前記サブタンクと前記一方のインク供
給口とを接続する第1の流路と、前記インクカートリッ
ジと前記他方のインク供給口とを接続する第2の流路と
の少なくとも一方の前記流路に幅広の流路領域を有し、
前記インクカートリッジのインクを前記インクジェット
式記録ヘッドを通過させて前記サブタンクにインクを充
填する流れと、前記サブタンクから前記記録ヘッドを経
由させて前記カートリッジにインクを逆流させる流れと
を交互に繰返しながら印刷を行うようにした。
【0009】
【作用】インクの流れの上流の幅広の流路領域でインク
の流速が低下するので、インク中の気泡が上昇してここ
に捕捉される。
【0010】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の詳細を図示
した実施例に基づいて説明する。第1図は本発明のイン
ク供給系が適用されたインクジェット式プリンタの一実
施例を示すものであって、図中符号1は、キャリッジ
で、ガイド部材2、3に支持されて後述するプラテン4
の回転軸5に平行に移動するように構成されている。キ
ャリッジ1には函体に設けられたインクカートリッジ6
に一端が接続するチューブ7の他端が接続する記録ヘッ
ド8と、一端が記録ヘッド8に接続するチューブ9を介
して接続するサブタンク10とが搭載されている。
【0011】また、非印刷領域には、記録ヘッド8に当
接して封止する図示しないキャッピング手段や、記録ヘ
ッド8から排出されたインクを収容する廃インクタンク
17が設けられている。
【0012】4は前述のプラテンで、給紙トレー11か
らピックアップローラ12により取り出された記録用紙
を爪部材13で表面に保持し、記録ヘッド8からのイン
ク滴を記録用紙で受け止めてドットを形成させるととも
に、内蔵しているヒータによりインクを乾燥させながら
排紙口14に排出させるように構成されている。
【0013】6は前述のインクカートリッジで、函体1
8の外から操作可能なレバー15によりインク供給針が
挿入され、この針に接続するインクチューブ7を介して
記録ヘッド8にインクを供給できるようになっている。
なお、図中符号19は、排気ファンを示す。
【0014】第2図、第3図は、それぞれ上述したイン
クジェット式記録ヘッド8の一実施例を示すものであっ
て、図中符号20は、ノズルプレートで、複数のノズル
開口21が直線状や千鳥状に穿設されていて、後述する
スペーサ22を封止する部材となるものである。22
は、スペーサで、隣接するノズル開口21、21、21
を分離するように隔壁23、23、23が等間隔に形成
されていて、ノズル開口21、21、21‥‥に連通す
る圧力発生室24、24、24‥‥を形成するもので、
一方の面をノズルプレート20で、また他方の面を振動
板25により封止されている。
【0015】圧力発生室24、24、24‥‥の両側に
は共通のインク室26、27が設けられていて、一方の
共通のインク室26から圧力発生室24を経由させて他
方の共通のインク室27にインクを移動させるようにな
っている。28は、圧電振動子で、縦振動モードでの振
動を発生するように電極と圧電振動材料とをサンドイッ
チ状に積層して構成され、ノズル開口21、21、21
と同数、その先端を振動板25に当接させ、他端を基台
29に固定して印字信号により伸長されてノズル開口2
1からインク滴を吐出させるものである。
【0016】30、31はそれぞれ共通のインク室2
6、27に連通する第1インク供給口、第2インク供給
口で、それぞれ前述のチューブ7、9を介してインクカ
ートリッジ6と、サブタンク10とに接続されている。
【0017】第4図は、上述したインクジェット式プリ
ンタのインク供給系の概要を示すものであって、キャリ
ッジ1に搭載された記録ヘッド8の第1インク供給口3
0は、後述する第1気泡トラップ部材51を介してチュ
ーブ7によりカートリッジ6に収容されているインク袋
41に、また同じくキャリッジ1に搭載されているサブ
タンク10は、記録ヘッド8の第2インク供給口31に
後述する第2気泡トラップ部材52を介してチューブ9
により接続されている。
【0018】このような構成により、キャッピング手段
等によりノズル開口21を封止した状態で、送液手段、
この実施例ではカートリッジ6の気密空間44をエアポ
ンプ42からエアで加圧すると、インク袋41が圧縮さ
れてインクがチューブ7を経由して第1気泡トラップ部
材51を通過して記録ヘッド8の第1インク供給口30
に流入する。
【0019】インクは一方の共通のインク室26から圧
力発生室24を通過して他方の共通のインク室27に排
出される。共通のインク室27に排出されたインクは、
第2インク供給口31を出て第2気泡トラップ部材52
を通過してサブタンク10に流入する。
【0020】この過程で共通のインク室26、27や圧
力発生室24に残留している気泡や、またノズル開口2
1近傍で濃度が高くなったインクがサブタンク10に排
出され、カートリッジ6からの新しいインクでノズル開
口21や圧力発生室24が洗われる。
【0021】サブタンク10へのインクの充填が進ん
で、サブタンク10の空間の圧力が上昇すると、空気抜
きバルブ47から空気だけが大気に放出される。サブタ
ンク10に所定量のインクが充填されると、インクフル
センサー45から信号が出力して、エアポンプ42が停
止、また自動的に空気抜き用バルブ48も開弁する。
【0022】その後、サブタンク10のインクは、サブ
タンク10内のインク液面とカートリッジ6との高低差
に基づく水頭差により第2気泡トラップ部材52を通過
して記録ヘッド8に流れ込み、さらに第1気泡トラップ
部材51を通過してインクカートリッジ6に逆流する。
【0023】インクカートリッジ6への逆流が進んで、
サブタンク10のインク量が少なくなると、インクエン
プテイセンサー46から信号が出力する。これによりエ
アポンプ42が作動してインクカートリッジ6からイン
クが圧送され、前述と同様の過程を繰返す。
【0024】このように、記録ヘッド8を経由したサブ
タンク10とインクカートリッジ6との往復循環を繰り
返して、記録ヘッド8の圧力発生室24、共通のインク
室26、27及びノズル開口21を新しいインクで洗浄
するるとともに、インクの濃度を印刷に最適な値に維持
する。
【0025】図5は、上述した第1気泡トラップ部材5
1の一実施例を示すものであって、図中符号60は、射
出成形が可能なポリエチレン、ポリアセタール等の高分
子材料からなる第1流路形成基板で、インクカートリッ
ジ6に接続するチューブ7の断面積よりも断面積が大き
く、かつ比較的浅く形成された偏平な凹部61と、チュ
ーブ7からのインクの流入口となる孔62と、流出口と
なる孔63と、フィルタ材68を収容する空間を形成す
る凹部64とが形成されている。
【0026】65は、第2流路形成基板で、一端が凹部
64と協同してフィルタ材68を収容する凹部66と、
他側に記録ヘッド8のインク供給口30に接続する接続
口67とが形成されている。これら第1、第2基板6
0、67は凹部64、66の対向面にフィルタ材68を
介装して固定され、また凹部61の開口部を蓋材69に
より封止して第1気泡トラップ部材51として構成され
る。
【0027】この実施例において、エアポンプ42によ
る加圧力を高めて流量を多くして凹部61で気泡が停滞
するのを可及的に防止しつつここを通過させる。凹部6
1を通過したインクはフィルタ材68に流入する。フィ
ルタ材69を収容している凹部64は断面積が大きいた
め、インクの流速が極端に低下し、したがって凹部61
を通過した気泡がフィルタ材69に捕捉される。
【0028】これに対してサブタンク10からインクカ
ートリッジ6へのインクの流れは、水頭差により発生す
るため、その流速が極めて低く、インクに含まれている
気泡が浮き上がり、蓋材69に付着して捕捉される。こ
れにより、たとえフィルタ材68を収容する凹部64に
気泡が停滞していても、凹部61で捕捉されることにな
る。
【0029】図6は、本発明の他の実施例を示すもの
で、この実施例においては、第1基板60に形成された
凹部61の開口部を、気体透過性が極めて低いフィルム
70、例えばアルミニュームをラミネートした高分子フ
ィルムや、酸化珪素を蒸着した高分子フィルムで封止し
て構成されている。
【0030】この実施例によれば、インクがサブタンク
10からインクカートリッジ6に流れ込む際に、フィル
タ材68を収容している凹部64に停滞している気泡を
凹部61で捕捉してインクカートリッジ6に流れ込むの
を阻止するだけではなく、インクの圧力変動をフィルム
70の可撓性により吸収してダンパ部材としての機能も
果たす。
【0031】ところで、トラップされた気泡は、上方に
移動してフィルム70に張り付くことになるが、上述し
たようにフィルム70が極めて気体透過性が低い材料に
より構成されているため、フィルム70を介して外部の
空気を吸い寄せることができず、捕捉した気泡が成長す
るようなことにはならない。
【0032】図7、8、9、10は、第1気泡トラップ
部材51の他の実施例を示すものであって、図中符号7
1は、第1流路形成基板で、一端がチューブ7に接続す
るとともに、記録ヘッド側が垂直に延びる通孔72と、
これに接続してフィルタ材68を収容する凹部73が形
成されている。
【0033】74は、第2流路形成基板で、上部にイン
クの流速を低下させるための幅広の凹部75が、また下
端に凹部73と協同してフィルタ材68を収容する凹部
76が形成され、凹部75の一端は、垂直に延びる通孔
77により凹部76に、また他端にはその下面から延び
るようにして記録ヘッドの第1インク流入口30に接続
する接続口78が形成されていて、インク供給口30が
下方となるように記録ヘッドとの接続流路に段差ΔGが
設けられている。
【0034】第2流路形成基板74の幅広の凹部75の
開口部を蓋材79により封止し、また凹部73、76に
フィルタ材68を介装するようにして第1、第2部材7
1、74を固定して第1フィルタ材51として構成され
ている。
【0035】この実施例において、インクカートリッジ
6からチューブ7を経由して流れ込んだインクは、通孔
72を通ってフィルタ材68によりインクカスや塵埃を
除去される。一方、フィルタ材68を収容する凹部73
は、大きな断面積を有するから、ここでのインクの流速
が極端に低下し、気泡が停滞し易く、停滞した気泡が流
路断面積を狭めるおそれがある。
【0036】このため、フィルタ材を水平方向に配置す
るとともに、インクカートリッジ6からのインクの流れ
を重力とは反対方向となるように設定して気泡の浮力と
一致させて気泡がここを通過しやすくし、もってフィル
タ材68での気泡の停滞量を最小限としするとともに、
フィルタ材68を通過した気泡は凹部75で捕捉する。
【0037】一方、流れの方向が切り替わってサブタン
ク10からインクカートリッジ6にインクが流れる際に
は、気泡に浮力が作用しているとともに、インクの流速
が極めて小さいから、気泡は通孔72を通過することが
できず、したがってインクカートリッジに気泡が流れ込
むことはない。
【0038】図8は、フィルタ材68を収容する凹部7
3、76の内、上部側の凹部76を筒状に形成して容積
を大きくしたものであり、また図9に示す実施例は下方
の凹部73を筒状として流入口側の容積を大きくしたも
のであり、また図10に示した実施例は、上下の凹部7
3、76をそれぞれ筒状に形成して容積を共に大きくし
たものである。
【0039】この実施例によれば、インク流の方向と気
泡に作用する浮力とが一致するため、流路断面積を小さ
くする必要がなく、フィルタ材68の上部凹部73に停
滞した気泡のインクカートリッジ6への移動を可及的に
阻止してここの容積内に留まらせることができる。
【0040】図11は、前述した第2気泡トラップ部材
52の一実施例を示すものであって、図中符号80は、
第1流路形成基板で、一端がチューブ90に接続すると
ともに、サブタンク10側ヘ垂直に延びる通孔81と、
これに接続してフィルタ材82を収容する凹部83が形
成されている。
【0041】84は、第2流路形成基板で、上部にイン
クの流速を低下させるための流路の深さが深い凹部85
が、また下端に凹部83と協同してフィルタ材82を収
容する凹部86が形成され、凹部86の一端は、垂直に
延びる通孔87により凹部85に、また他端にはその下
面から延びるようにして記録ヘッドの第2インク流入口
31に接続する接続口88が形成されていて、インク供
給口31が下方となるように記録ヘッド8との接続流路
に段差ΔGが設けられている。
【0042】第2流路形成基板84の流路の深さの深い
凹部85の開口部を蓋材89により封止し、また凹部8
3、86にフィルタ材82を介装するようにして第1、
第2基板80、84を固定して第2気泡トラップ部材5
2として構成されている。
【0043】この実施例において、記録ヘッド8を経由
してインクカートリッジ6のインクがサブタンクに流れ
込むと、フィルタ材82を収容している凹部86の断面
積が大きいため、ここでのインクの流速が極端に低下し
て、気泡が停滞する。
【0044】一方、サブタンク10から流れ込んだイン
クは、通孔81を通ってフィルタ材82によりインクカ
スや塵埃を除去されて流路深さが深く形成された凹部8
5に流入する。インクは、ここで流速が極端に低下する
ため、フィルタ材82を収容する凹部86に停滞した気
泡は、蓋材89に張り付つく。そして気泡は、その浮力
により凹部85とインク供給口31との間に段差Gを通
過することができず、ここで捕捉される。
【0045】図12は、凹部85を封止する蓋材89の
インク供給口側に傾斜部89aを設けたもので、記録ヘ
ッド8からサブタンク10にインクが流れ込む場合、流
路深さが深い凹部85に気泡が停滞することは好ましく
ない。記録ヘッド8からサブタンク10に向かうインク
の流れにより蓋材89に付着している気泡を斜面89a
にガイドさせて通孔87に移動し易くしたものである。
【0046】図13は、凹部85を封止する蓋材とし
て、気体透過性が極めて低いフィルム90、例えばアル
ミニュームをラミネートした高分子フィルムや、酸化珪
素を蒸着した高分子フィルムを使用したもので、サブタ
ンク10から記録ヘッド8に流れ込むインクがフィルタ
材82を収容する凹部86に停滞した気泡を凹部85で
トラップするとともに、インクの圧力変動をフィルム9
0の可撓性により吸収してダンパ部材としても機能させ
ることができる。
【0047】図14は、凹部85を封止するフィルム9
0を、記録ヘッド側が低くなるようにして設けたもの
で、前述の図12に示した実施例と同様に記録ヘッド8
からサブタンク10にインクが流れ込むときに、流路深
さが深くなるように形成された凹部85に気泡が停滞す
ることがなく、フィルム90の傾斜にガイドさせて通孔
87に移動し易くしたものである。
【0048】以上説明したように、記録ヘッド8のイン
ク供給口30、31には、印刷時にインクが流入するイ
ンク供給口の上流側にインクの流速を低下させる流路断
面積が大きくなる領域が形成されているため、インクカ
ートリッジ6、及びサブタンク10のいずれから記録ヘ
ッド8にインクが流入しても記録ヘッドへの気泡の浸入
を確実に防止して、高い信頼性でもって印刷を行わせる
ことができる。
【0049】また、気泡トラップ部近傍のインク溶媒の
透過が大きな部材例えばチューブ等に対して、このチュ
ーブでの蒸発したインク溶媒に見合う分のインクを補給
するインク溜りとして機能して、インク溶媒の蒸発に起
因する増粘や固化によるインク流路の閉塞を防止する。
【0050】なお、上述した図7乃至図10の実施例で
は、インクカートリッジ6と記録ヘッド8との間に接続
される第1気泡トラップ部材として使用する場合につい
て説明したが、流入口側、つまりチューブ7が取付けら
れる側を記録ヘッド8の第2インク供給口31に接続
し、また接続口78をサブタンク10に接続すれば、上
述した第2気泡トラップと同様の作用を奏する。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
圧力発生室の両側に連通する2つの共通のインク室と、
各共通のインク室にそれぞれ外部と接続するインク供給
口とを備えたインクジェット式記録ヘッドとサブタンク
とをキャリッジに搭載し、またキャリッジ外にインクジ
ェット式記録ヘッドと流路により接続するインクカート
リッジと、インクカートリッジのインクを記録ヘッドに
圧送するインク供給手段とを設けてなるインクジェット
式記録装置において、サブタンクと前記一方のインク供
給口とを接続する第1の流路と、インクカートリッジと
前記他方のインク供給口とを接続する第2の流路との少
なくとも一方の前記流路に幅広の流路領域を有し、前記
インクカートリッジのインクをインクジェット式記録ヘ
ッドを通過させてサブタンクにインクを充填する流れ
と、サブタンクから記録ヘッドを経由させてカートリッ
ジにインクを逆流させる流れとを交互に繰返しながら印
刷を行うようにしたので、インクカートリッジ、サブタ
ンクのいずれから記録ヘッドにインクが流入しても記録
ヘッドの上流側でインクの気泡を確実に捕捉することが
できて、高い信頼性で印刷を実行することができる。
【0052】また外気温の変化や外部からのガスの拡散
により気泡トラップの気泡が成長しても、ここの容積が
大きく構成されていて、インクの流動を妨げるのを防止
することができる。
【0053】さらに気泡トラップ部近傍のインク溶媒の
透過が大きな材料で形成せざるを得ないチューブでのイ
ンク溶媒の蒸発分に見合う量のインクを補給するインク
溜りとしても機能して、インク溶媒の蒸発に起因するイ
ンクの粘度上昇や固化が問題となる造膜性インクを使用
する記録ヘッドにあっても、インク溶媒の蒸発に起因す
る増粘や固化によるインク流路の閉塞を防止できて、印
刷の信頼性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインク供給システムが適用されたプリ
ンタの一実施例を示す構成図である。
【図2】同上装置に使用するインクジェット式記録ヘッ
ドの一実施例を、水平方向での断面の構造を示す図であ
る。
【図3】同上装置に使用するインクジェット式記録ヘッ
ドの一実施例を、ノズルプレートを取り外し、ノズル開
口との関係で示す正面図である。
【図4】本発明のインク供給システムの概要を模式的に
示す構成図である。
【図5】図(イ)、(ロ)は、記録ヘッドのカートリッ
ジ側に接続される第1気泡トラップ部材の一実施例を示
す断面図と、蓋材を外して示す上面図である。
【図6】第1気泡トラップ部材の他の実施例を示す断面
図である。
【図7】第1気泡トラップ部材の他の実施例を示す断面
図である。
【図8】第1気泡トラップ部材の他の実施例を示す断面
図である。
【図9】第1気泡トラップ部材の他の実施例を示す断面
図である。
【図10】第1気泡トラップ部材の他の実施例を示す断
面図である。
【図11】記録ヘッドのサブタンク側に接続される第2
気泡トラップ部材の一実施例を示す断面図である。
【図12】記録ヘッドのサブタンク側に接続される第2
気泡トラップ部材の一実施例を示す断面図である。
【図13】記録ヘッドのサブタンク側に接続される第2
気泡トラップ部材の一実施例を示す断面図である。
【図14】記録ヘッドのサブタンク側に接続される第2
気泡トラップ部材の一実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 4 プラテン 6 インクカートリッジ 7 チューブ 8 記録ヘッド 9 チューブ 10 サブタンク 26、27 共通のインク室 30、31 インク供給口 51、52 第1、第2気泡トラップ部材 61 幅広の凹部 68 フィルタ材 85 流路深さが深い凹部 82 フィルタ材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力発生室の両側に連通する2つの共通
    のインク室と、前記各共通のインク室にそれぞれ外部と
    接続するインク供給口とを備えたインクジェット式記録
    ヘッドとサブタンクとをキャリッジに搭載し、また前記
    キャリッジ外に前記インクジェット式記録ヘッドと流路
    により接続するインクカートリッジと、前記インクカー
    トリッジのインクを前記記録ヘッドに圧送するインク供
    給手段とを設けてなるインクジェット式記録装置におい
    て、 前記サブタンクと前記一方のインク供給口とを接続する
    第1の流路と、前記インクカートリッジと前記他方のイ
    ンク供給口とを接続する第2の流路との少なくとも一方
    の前記流路に幅広の流路領域を有し、 前記インクカートリッジのインクを前記インクジェット
    式記録ヘッドを通過させて前記サブタンクにインクを充
    填する流れと、前記サブタンクから前記記録ヘッドを経
    由させて前記カートリッジにインクを逆流させる流れと
    を交互に繰返しながら印刷を行うインクジェット式記録
    装置。
  2. 【請求項2】 第1、または第2の流路の幅広の流路領
    域が水平方向に広がるように偏平に形成されている請求
    項1に記載のインクジェット式記録装置。
  3. 【請求項3】 第1、または第2の流路の幅広の流路領
    域が垂直方向に広がるように偏平に形成されている請求
    項1に記載のインクジェット式記録装置。
  4. 【請求項4】 前記サブタンク側及び前記インクカート
    リッジ側の幅広の流路領域に接続する流路にフィルタ材
    が配設されている請求項1に記載のインクジェット式記
    録装置。
  5. 【請求項5】 前記インクカートリッジのインクを前記
    インクジェット式記録ヘッドを通過させて前記サブタン
    クに重力と逆方向の流れによりインクを供給し、かつ少
    なくとも前記流れの上流側が幅広に形成された流路領域
    に前記フィルタ材が水平となるように配置されている請
    求項4に記載のインクジェット式記録装置。
  6. 【請求項6】 前記幅広の流路領域の上部が気体遮断性
    を備えたフィルムにより封止されている請求項2乃至請
    求項4に記載のインクジェット式記録装置。
  7. 【請求項7】 前記幅広の流路領域と前記インク供給口
    との間に、前記インク供給口を下方とするように段差が
    形成されている請求項2乃至請求項4に記載のインクジ
    ェット式記録装置。
  8. 【請求項8】 前記サブタンクと前記インクジェット式
    記録ヘッドとの間に設けられた幅広の流路領域の前記イ
    ンク供給口側の上部に斜面が形成されている請求項2乃
    至請求項4に記載のインクジェット式記録装置。
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