JPH09329172A - 衝撃吸収エアバック - Google Patents

衝撃吸収エアバック

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JPH09329172A
JPH09329172A JP16525896A JP16525896A JPH09329172A JP H09329172 A JPH09329172 A JP H09329172A JP 16525896 A JP16525896 A JP 16525896A JP 16525896 A JP16525896 A JP 16525896A JP H09329172 A JPH09329172 A JP H09329172A
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一二三 三村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来に比較して衝撃吸収性が良好で、さらに
設置、撤収が容易である衝撃吸収エアバックを提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 気体を充填可能なエアバック本体1と、
前記エアバック本体に設けられ、前記エアバック本体の
圧縮によって気体を排出する排気弁2を備えた衝撃吸収
エアバックであって、前記エアバック本体の下部に衝突
方向の長手方向に伸長可能な下敷きマット7を設けたこ
とを特徴としている。 【効果】排気弁を使用しているため、エアバック内の気
体を速やかに排出することができ、衝撃吸収を速やかに
行えるとともに、バウンド作用を極小に抑制できるとい
う利点がある。また、気体を注入する方式であるため、
運搬、保存、設置、撤収が容易であり、種々の衝撃吸収
を行う場所において使用可能であるという利点がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は衝撃吸収エアバック、さ
らに詳細には衝撃吸収力が優れ、設置、撤収が容易な衝
撃吸収エアバックに関する。
【0002】
【従来技術】たとえば自動車のレース場において客席と
コースを区分するフェンスあるいはコースの曲がり角に
おいて自動車が衝突してもコース外へ飛び出さないよう
に衝撃吸収用のクッションが置かれている。
【0003】このような衝撃吸収用のクッションは、従
来、基本的に水や砂が充填されたコンテナより成ってい
る。そして衝撃吸収コンテナの後方にはコンテナを固定
するための重量物を設置したり、フェンスのコース側に
設置して自動車の衝突に備えている。このため自動車が
衝突したときに、前記コンテナの水層又は砂により衝撃
を緩和し、前記コンテナが破裂することにより衝突した
自動車に反作用を生じないような構造になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら上述の
ような水あるいは砂を使用した衝撃吸収コンテナは、衝
撃吸収性が充分ではなく、水の給排水、砂の充填を行う
ことから重量があり、設置及び撤収が困難であるという
欠点がある。さらに、自動車が衝突した場合に、前記自
動車が上部に乗り上げてしまう恐れもあった。このた
め、例えばフェンスを乗り越えて、コース外に飛び出し
てしまう恐れもある。
【0005】本発明は上述の問題点に鑑みなされたもの
であり、従来に比較して衝撃吸収性が良好で、さらに設
置、撤収が容易である衝撃吸収エアバックを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【問題点を解決するための手段】上述の問題点を解決す
るため、本発明による衝撃吸収エアバックは、気体を充
填可能なエアバック本体と、前記エアバック本体に設け
られ、前記エアバック本体の圧縮によって気体を排出す
る排気弁を備えた衝撃吸収エアバックであって、前記エ
アバック本体の下部に衝突方向の長手方向に伸長可能な
下敷きマットを設けたことを特徴としている。
【0007】本発明によれば、自動車などの衝突の衝撃
が急激に衝撃吸収エアバックに負荷された場合、エアバ
ックが圧縮される結果、排気弁から気体が速やかに排出
されることになり、このため、前記衝撃を気体層、さら
に気体が排出されることによって緩和でき、加えて気体
が排出されるため衝突した自動車が衝突方向と反対方向
にバウンドすることがないという利点がある。加えて、
気体が充填されて膨張させるものであることから、設置
が容易である。また、撤収するときにも前記気体を排出
して、折り畳むなどして、運搬保存が可能である。さら
に、自動車が衝突したときに下敷きマットが伸長するこ
とにより、前記衝突がさらに緩和されると共に、自動車
がエアバックの上部に乗り上がるのを防止でき、良好に
衝撃吸収を行うことが可能になる。
【0008】
【実施例】図1は本発明による衝撃吸収エアマットの一
実施例の平面図、図2は前記実施例の一部側面図及び一
部断面図であるが、これらの図より明らかなように、本
発明による衝撃吸収エアバックは、空気が充填されるエ
アバック本体1を備えている。このエアバック本体1
は、この実施例においては複数の気室11、12、1
3、14、15に分割されており、それぞれの気室1
1、12、13、14、15にはそれぞれ排気弁2が設
けられている。この実施例においては排気弁は側面に備
えられているが、上部であってもよく、また上部及び側
面の両方に備えてもよい。
【0009】さらにこの実施例においては、前記気室1
1、12、13、14、15は相互に連通するように連
通穴16が設けられた構造になっているが、上述のよう
な連通穴16は、本発明において設けなくともよく、そ
れぞれの気室11、12、13、14、15は独立した
ものであってもよい。このような独立した気室を有する
場合、予測される衝撃の大きさによって、気室の数を減
少、増加できるようにしてもよい。たとえば気室にファ
スナーFを設けて、あるいはレーシング(端部にハトメ
をうち、縄で連結する)によって気室11、12、1
3、14、15を相互に脱着自在にした構造とすること
ができる。
【0010】また、エアバック本体1には気体を注入す
るための気体注入弁3を有していると共に、この気体注
入弁3より過剰な気体が送気された時にエアバック本体
1より気体を逃がす安全弁4が備えられた構造になって
いる。
【0011】さらに、前記エアバック本体1には気密ジ
ッパ5が前記気室の境界に設けられており、衝撃吸収エ
アバックを撤収するときに、この気密ジッパ5を開放す
ることにより速やかに気体を外部に排出可能になってい
る。
【0012】このような排気弁2は、機械的な逆止弁で
あってもよい。しかしながら、このような機械的排気弁
であった場合、排気が遅い、弁部が折り曲がらず、嵩ば
り、収納、運搬に支障を来たす、衝突時に機構部品が飛
び散る恐れがあり、危険である恐れがある、などの欠点
がある。
【0013】このため、図3、図4に示すような破裂弁
21を使用するのが好ましい。破裂弁21は、たとえば
ゴム製であり、エアバック本体1の排気口17に縫製あ
るいは接着などによって固定されている。そして衝撃に
よってエアバック本体1内の空気圧が急激に上昇したと
きに、破裂して前記エアバック本体1内を外気と連通す
るようになっている。この場合、金属部分がないため、
保存、運搬時には小さく折り畳むことができ、また衝撃
によって金属部品が飛散することがなくなって安全性が
向上する。
【0014】このような破裂弁21の破裂膜は一種であ
ってもよいが、図4に示すように、同心的に破裂強度の
異なる破裂膜22、23、24を設けたものであっても
よい。この場合、中心の破裂膜22が一番破裂強度が小
さく、順次大きくなっていくようにする。このように破
裂膜の破裂強度を順次調整することによって、小さな衝
突の場合、中心部の破裂膜22が破裂するなど衝突の衝
撃の大小によって、気体の排気量を制御することが可能
となる。
【0015】前記エアバック本体1の衝突面およびその
反対の端面には、ポケット18が設けられており、脱着
自在に剛性のある衝撃吸収板6が挿入できるようになっ
ている(図1、図2参照)。この衝撃吸収板6は、たと
えばハニカム板であることができる。
【0016】衝撃吸収板6は自動車などの衝突の衝撃を
吸収するとともに、前記エアバック本体1を衝突方向に
なるべく均一に圧縮し、衝撃吸収性を向上せしめるため
のものである。
【0017】本発明においては、前記エアマット本体1
の下部に下敷きマット7が設けられている。この下敷き
マット7は衝突方向に伸長可能になっており、自動車9
が衝突したときに衝突方向に伸長し、前記衝撃吸収マッ
ト本体を衝突方向に移動させるようになっている(図5
参照)。このため、衝突した自動車9がエアバック本体
1上に乗り上げることがない。もし下敷きマットが衝突
方向に伸長可能でない場合、図6に示すようにエアマッ
ト本体1の下端部が下敷きマットに固定されているた
め、エアマット本体1の下端部は衝突方向に移動しにく
いため、衝突した自動車9がエアバック本体1に乗り上
げる可能性があるからである。
【0018】上述のような下敷きマット7は、図7に示
すように、順次二重重ねに折り畳まれており、前記折畳
み部分71を糸72で縫製することによって構成されて
いる。このため長手方向に力がかかった場合には、この
糸72が切断されて、折畳み部分71が伸長し、全体と
してマット7は伸長するようになっている。
【0019】同様な伸長可能な繊維ネット10がエアバ
ック本体1の衝突面に設けられている。この場合、ネッ
ト10は横方向(衝突方向と垂直方向)に伸長可能なよ
うになっている。このような繊維ネット10は航空機の
オーバラン時に、航空機を捕捉するために使用されてい
るものと同様なものであり、自動車が衝突時に横方向に
ずれて、衝撃吸収マットから飛び出さないように包み込
むような作用を行う。
【0020】上記衝撃エアバックを使用するに当たって
は、前記エアバック本体1の下端部に固定された下敷き
シート7の衝撃側と反対側になどの重量物8を設ける、
あるいは固定されたフェンスFの前に前記エアバックを
設置する。重量物8を設ける場合にはシート7上に重量
物8を載置するようにする。フェンスFの前に設置する
場合には前記シート7は折り畳んで置いてよい。
【0021】衝撃吸収バックの膨張は気体注入弁3を介
して行うことができ、極めて容易に行うことができる。
この際、過剰の気体が注入された場合には安全弁4より
前記過剰な気体を逃がすようになっている。
【0022】前記衝撃エアバックに自動車9が衝突した
場合、エアバック内に充填された気体によって、まずそ
の衝撃が吸収される。さらに排気弁2よりエアバック内
の気体が排出されることによって、前記衝撃がさらに吸
収されると共に、気体層の反発力によって衝突した自動
車9が後方(衝突方向と反対方向)にリバウンドする力
を抑制することになる。さらに、前記エアバック本体1
は下敷きマット7に固定されているが、前記下敷きマッ
ト7は衝突方向に伸長することになるためエアバック本
体1全体が衝突方向に移動することになり、自動車9が
エアバック本体1上に乗り上げることがない。加えて、
エアバック本体1の衝突面に繊維ネット10が設けられ
ているため、前記自動車9が横方向に飛び出す恐れがな
くなるという利点がある。このため、レース場のコース
外に自動車9が飛び出すことがなく、また自動車9の搭
乗者の安全が確保される。
【0023】この場合、エアバック本体1の気室が一つ
である場合、前記衝撃あるいは自動車のエッジなどで気
室を破壊してしまったとき、前記衝撃吸収バックは形状
を保持することはできないことになるが、相互に連通す
る気室11、12、13、14、15を設けることによ
り、一つが破壊されても、他の気室で形状を保持するこ
とができ、より衝撃吸収性が良好になる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による衝撃
吸収エアバックによれば、排気弁を使用しているため、
エアバック内の気体を速やかに排出することができ、衝
撃吸収を速やかに行えるとともに、バウンド作用を極小
に抑制できるという利点がある。また、気体を注入する
方式であるため、運搬、保存、設置、撤収が容易であ
り、種々の衝撃吸収を行う場所において使用可能である
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による衝撃吸収エアバックの平面図。
【図2】前記衝撃吸収エアバックの一部切り欠き側面
図。
【図3】排気弁の断面図。
【図4】排気弁の平面図。
【図5】使用状態を示す説明図。
【図6】下敷きマットが伸長不可能な場合の状態を説明
する説明図。
【図7】下敷きマット及び繊維ネットの構造を模式的に
示す図
【符号の説明】
1 エアバック本体 2 排気弁 21 破裂膜 6 衝撃吸収板 7 下敷きマット 10 繊維ネット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気体を充填可能なエアバック本体と、前記
    エアバック本体に設けられ、前記エアバック本体の圧縮
    によって気体を排出する排気弁を備えた衝撃吸収エアバ
    ックであって、前記エアバック本体の下部に衝突方向に
    伸長可能な下敷きマットを設けたことを特徴とする衝撃
    吸収エアバック。
  2. 【請求項2】前記排気弁は気体圧によって破裂する膜を
    有するものであることを特徴とする請求項1記載の衝撃
    吸収エアバック。
  3. 【請求項3】前記排気弁は同心状に中心より破裂強度が
    順次大きくなる構造の破裂膜であることを特徴とする請
    求項2記載の衝撃吸収エアバック。
  4. 【請求項4】前記エアバック本体は少なくとも衝突側に
    剛性のある衝撃吸収板を備えていることを特徴とする請
    求項1から3記載のいずれかの衝撃吸収エアバック。
  5. 【請求項5】前記エアバック本体は衝突方向から並列に
    複数の気室を備えており、相互に連通または独立してい
    ることを特徴とする請求項1から4記載のいずれかの衝
    撃吸収エアバック。
  6. 【請求項6】前記気室は独立しており、要求される衝撃
    吸収効果によって適時気室を連結あるいは離脱すること
    ができるようになっていることを特徴とする請求項5記
    載の衝撃吸収エアバック。
  7. 【請求項7】前記下敷きマットは、順次二重重ねに折り
    畳まれており、前記折畳み部分を糸で縫製することによ
    って構成されていることを特徴とする請求項1から6記
    載のいずれかの衝撃吸収エアバック。
  8. 【請求項8】前記エアバック本体の衝突側に前記下敷き
    マットと同様な繊維ネットを設けたことを特徴とする請
    求項1から7記載のいずれかの衝撃吸収エアマット。
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