JPH09329221A - 自動変速機の油温検出手段の故障判定装置 - Google Patents
自動変速機の油温検出手段の故障判定装置Info
- Publication number
- JPH09329221A JPH09329221A JP17291896A JP17291896A JPH09329221A JP H09329221 A JPH09329221 A JP H09329221A JP 17291896 A JP17291896 A JP 17291896A JP 17291896 A JP17291896 A JP 17291896A JP H09329221 A JPH09329221 A JP H09329221A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil temperature
- failure
- failure determination
- automatic transmission
- temperature detection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims abstract description 69
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 29
- 230000001629 suppression Effects 0.000 claims description 3
- 230000015654 memory Effects 0.000 abstract description 12
- 230000001186 cumulative effect Effects 0.000 description 22
- 238000000034 method Methods 0.000 description 14
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 13
- 230000008569 process Effects 0.000 description 13
- 230000008859 change Effects 0.000 description 11
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 10
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000013019 agitation Methods 0.000 description 3
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 走行開始前後の油温の上昇幅から自動変速機
の油温センサの故障を判定する場合、走行状態がコース
ト状態のときには、トルクコンバータにおける滑りが小
さく油温上昇が小さいため誤判定しやすい。 【解決手段】 走行開始後、最低油温Tmin と最高油温
Tmax とを更新しつつ(S53)、エンジン回転数Ne
とタービン回転数Ntとの差であるスリップsを求め、
マップからG(s) を求め、累積スリップ指数Xを求めて
いき(S54〜S56)、累積スリップ指数Xが所定値
X0以上になったとき(S57:Yes )、油温上昇幅か
ら油温センサの故障を判定する(S58、S60、S6
1)。
の油温センサの故障を判定する場合、走行状態がコース
ト状態のときには、トルクコンバータにおける滑りが小
さく油温上昇が小さいため誤判定しやすい。 【解決手段】 走行開始後、最低油温Tmin と最高油温
Tmax とを更新しつつ(S53)、エンジン回転数Ne
とタービン回転数Ntとの差であるスリップsを求め、
マップからG(s) を求め、累積スリップ指数Xを求めて
いき(S54〜S56)、累積スリップ指数Xが所定値
X0以上になったとき(S57:Yes )、油温上昇幅か
ら油温センサの故障を判定する(S58、S60、S6
1)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機の油温
検出手段の故障判定装置に関し、特に自動変速機のトル
クコンバータにおける滑りが小さいときには、故障判定
が出にくくしたものに関する。
検出手段の故障判定装置に関し、特に自動変速機のトル
クコンバータにおける滑りが小さいときには、故障判定
が出にくくしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】車両の自動変速機には、トルクコンバー
タ、変速ギヤ機構、変速ギヤ機構を切換える為の複数の
クラッチ機構やブレーキ機構、コントロールバルブユニ
ット、などが設けられており、油温が変化すると油の粘
性が変化し、自動変速機の性能や応答性が変化する。そ
こで、通常自動変速機のコントロールバルブユニットに
は油温を検出する油温センサが設けられ、その油温セン
サで検出された油温が変速制御に適用されている。その
ため、油温センサが故障すると変速制御に支障を来すこ
とから、油温センサの故障を検出する技術が種々採用さ
れている。
タ、変速ギヤ機構、変速ギヤ機構を切換える為の複数の
クラッチ機構やブレーキ機構、コントロールバルブユニ
ット、などが設けられており、油温が変化すると油の粘
性が変化し、自動変速機の性能や応答性が変化する。そ
こで、通常自動変速機のコントロールバルブユニットに
は油温を検出する油温センサが設けられ、その油温セン
サで検出された油温が変速制御に適用されている。その
ため、油温センサが故障すると変速制御に支障を来すこ
とから、油温センサの故障を検出する技術が種々採用さ
れている。
【0003】ここで、自動変速機のトルクコンバータで
は、油の粘性を介してポンプからタービンへトルクを伝
達するが、ポンプとタービン間の滑りは低速の変速段程
大きくなり、低速の変速段程トルクコンバータにおける
油温上昇が大きくなる。また、高速の変速段では、ポン
プとタービン間の滑りは小さいためトルクコンバータに
おける油温上昇はあまり大きくならないが、変速ギヤ機
構における油の攪拌による油温上昇が大きくなる。
は、油の粘性を介してポンプからタービンへトルクを伝
達するが、ポンプとタービン間の滑りは低速の変速段程
大きくなり、低速の変速段程トルクコンバータにおける
油温上昇が大きくなる。また、高速の変速段では、ポン
プとタービン間の滑りは小さいためトルクコンバータに
おける油温上昇はあまり大きくならないが、変速ギヤ機
構における油の攪拌による油温上昇が大きくなる。
【0004】例えば、最も一般的には、車両の走行開始
から約25〜30Km/h程度の所定車速以上で所定時
間走行しても自動変速機の油温が実質的に上昇しないと
きに油温検出手段が故障であると判定する故障判定装置
が採用されている。この種の故障判定装置では、所定車
速として1つの車速が設定され、所定時間として1つの
時間が設定される。一方、特開平7−301315号公
報には、自動変速機の油温が上昇すべき走行状態(Dレ
ンジ、車速が10Km/h以上、スロットル開度1/8 以
上、エンジン回転数450rpm 以上、の全条件充足)に
おいて、油温が異常値となる累積時間を求めていき、そ
の累積時間が所定値以上になったときに油温センサが故
障であると判定する故障判定装置が記載されている。
から約25〜30Km/h程度の所定車速以上で所定時
間走行しても自動変速機の油温が実質的に上昇しないと
きに油温検出手段が故障であると判定する故障判定装置
が採用されている。この種の故障判定装置では、所定車
速として1つの車速が設定され、所定時間として1つの
時間が設定される。一方、特開平7−301315号公
報には、自動変速機の油温が上昇すべき走行状態(Dレ
ンジ、車速が10Km/h以上、スロットル開度1/8 以
上、エンジン回転数450rpm 以上、の全条件充足)に
おいて、油温が異常値となる累積時間を求めていき、そ
の累積時間が所定値以上になったときに油温センサが故
障であると判定する故障判定装置が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の一般的な故障判
定装置においては、約25〜30Km/h程度の低めの
車速に設定するので、低速走行だけで、つまりトルクコ
ンバータにおける油温上昇のみを対象として故障判定す
ることになる。しかし、例えば走行開始からすぐにノー
ロードライン以下のコースト状態(減速走行状態や下り
坂走行状態)で走行こともあるが、この場合、トルクコ
ンバータのポンプとタービン間の滑りが殆ど生じずトル
クコンバータにおける油温上昇が非常に小さくなるの
で、油温センサの故障を判定しにくく、故障判定の精度
や信頼性が低下する。尚、前記公報に記載の故障判定装
置は、故障判定制御に多くのパラメータを用いる必要が
あり、また油温が異常値となる累積時間を求めるため、
制御が複雑化する。本発明の目的は、比較的簡単な制御
を介して、油温検出手段の故障を判定する故障判定の精
度や信頼性を高めることである。
定装置においては、約25〜30Km/h程度の低めの
車速に設定するので、低速走行だけで、つまりトルクコ
ンバータにおける油温上昇のみを対象として故障判定す
ることになる。しかし、例えば走行開始からすぐにノー
ロードライン以下のコースト状態(減速走行状態や下り
坂走行状態)で走行こともあるが、この場合、トルクコ
ンバータのポンプとタービン間の滑りが殆ど生じずトル
クコンバータにおける油温上昇が非常に小さくなるの
で、油温センサの故障を判定しにくく、故障判定の精度
や信頼性が低下する。尚、前記公報に記載の故障判定装
置は、故障判定制御に多くのパラメータを用いる必要が
あり、また油温が異常値となる累積時間を求めるため、
制御が複雑化する。本発明の目的は、比較的簡単な制御
を介して、油温検出手段の故障を判定する故障判定の精
度や信頼性を高めることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の自動変速機の
油温検出手段の故障判定装置は、車両の自動変速機の油
温を検出する油温検出手段の故障を判定する故障判定装
置において、油温検出手段の検出結果を受けて、走行開
始前後における油温の増加量が所定値以下のときに油温
検出手段が故障であると判定する故障判定手段を設け、
前記故障判定手段に、自動変速機のトルクコンバータの
ポンプとタービン間の滑りの小さい走行状態のときに滑
りの大きい走行状態のときに比べて故障判定(故障であ
るとする判定)を出しにくくする故障判定抑制手段を設
けたものである。
油温検出手段の故障判定装置は、車両の自動変速機の油
温を検出する油温検出手段の故障を判定する故障判定装
置において、油温検出手段の検出結果を受けて、走行開
始前後における油温の増加量が所定値以下のときに油温
検出手段が故障であると判定する故障判定手段を設け、
前記故障判定手段に、自動変速機のトルクコンバータの
ポンプとタービン間の滑りの小さい走行状態のときに滑
りの大きい走行状態のときに比べて故障判定(故障であ
るとする判定)を出しにくくする故障判定抑制手段を設
けたものである。
【0007】前記故障判定手段が、油温検出手段の検出
結果を受けて、走行開始前後における油温の増加量が所
定の判定しきい値以下のときに油温検出手段が故障であ
ると判定する。しかし、走行開始後すぐにコースト状態
で走行するような場合には、自動変速機のトルクコンバ
ータにおける滑りが殆ど生じないため油温の上昇幅が非
常に小さくなるので、油温検出手段が正常であるにもか
かわらず故障であると誤判定することがある。そこで、
故障判定手段に、自動変速機のトルクコンバータのポン
プとタービン間の滑りの小さい走行状態のときに滑りの
大きい走行状態のときに比べて故障判定を出しにくくす
る故障判定抑制手段を設けたので、トルクコンバータに
おける滑りが小さい走行状態のときの故障判定が出にく
くなり、故障であるとの誤判定が出にくくなる。それ
故、故障判定の精度と信頼性を高めることができる。
結果を受けて、走行開始前後における油温の増加量が所
定の判定しきい値以下のときに油温検出手段が故障であ
ると判定する。しかし、走行開始後すぐにコースト状態
で走行するような場合には、自動変速機のトルクコンバ
ータにおける滑りが殆ど生じないため油温の上昇幅が非
常に小さくなるので、油温検出手段が正常であるにもか
かわらず故障であると誤判定することがある。そこで、
故障判定手段に、自動変速機のトルクコンバータのポン
プとタービン間の滑りの小さい走行状態のときに滑りの
大きい走行状態のときに比べて故障判定を出しにくくす
る故障判定抑制手段を設けたので、トルクコンバータに
おける滑りが小さい走行状態のときの故障判定が出にく
くなり、故障であるとの誤判定が出にくくなる。それ
故、故障判定の精度と信頼性を高めることができる。
【0008】請求項2の自動変速機の油温検出手段の故
障判定装置は、請求項1の発明において、前記滑りの小
さい走行状態が、エンジン負荷が車速に応じて決まる所
定値以下のコースト状態であり、前記故障判定抑制手段
が、コースト状態を判定するコースト判定手段を有する
ことを特徴とするものである。即ち、コースト判定手段
によりエンジン負荷が車速に応じて決まる所定値以下
(つまり、ノーロードライン以下)のコースト状態(減
速走行状態や下り坂走行状態)を判定し、そのコースト
状態のときには油温検出手段が故障であるとの故障判定
を出しにくくなっている。
障判定装置は、請求項1の発明において、前記滑りの小
さい走行状態が、エンジン負荷が車速に応じて決まる所
定値以下のコースト状態であり、前記故障判定抑制手段
が、コースト状態を判定するコースト判定手段を有する
ことを特徴とするものである。即ち、コースト判定手段
によりエンジン負荷が車速に応じて決まる所定値以下
(つまり、ノーロードライン以下)のコースト状態(減
速走行状態や下り坂走行状態)を判定し、そのコースト
状態のときには油温検出手段が故障であるとの故障判定
を出しにくくなっている。
【0009】請求項3の自動変速機の油温検出手段の故
障判定装置は、請求項2の発明において、前記コースト
判定手段が、走行中のアイドルスイッチONの累積時間
が設定値以上のときにコースト状態であると判定するこ
とを特徴とするものである。このように、走行中のアイ
ドルスイッチONの累積時間が設定値以上のときにコー
スト状態であると判定するので、コースト状態を確実に
判定して、故障判定の精度と信頼性を確保できる。
障判定装置は、請求項2の発明において、前記コースト
判定手段が、走行中のアイドルスイッチONの累積時間
が設定値以上のときにコースト状態であると判定するこ
とを特徴とするものである。このように、走行中のアイ
ドルスイッチONの累積時間が設定値以上のときにコー
スト状態であると判定するので、コースト状態を確実に
判定して、故障判定の精度と信頼性を確保できる。
【0010】請求項4の自動変速機の油温検出手段の故
障判定装置は、請求項2の発明において、前記コースト
判定手段が、車速とスロットル開度とに基づいてコース
ト状態を判定することを特徴とするものである。車両の
ノーロードラインは、車速とスロットル開度とをパメー
タとして設定されるため、車速とスロットル開度とに基
づいてコースト状態を確実に判定することができる。
障判定装置は、請求項2の発明において、前記コースト
判定手段が、車速とスロットル開度とに基づいてコース
ト状態を判定することを特徴とするものである。車両の
ノーロードラインは、車速とスロットル開度とをパメー
タとして設定されるため、車速とスロットル開度とに基
づいてコースト状態を確実に判定することができる。
【0011】請求項5の自動変速機の油温検出手段の故
障判定装置は、請求項1の発明において、前記故障判定
手段が、走行開始前の油温に対する、所定車速以上で所
定時間以上走行したときの油温の増加量に基づいて油温
検出手段の故障を判定することを特徴とするものであ
る。所定車速以上で所定時間以上走行すれば、コースト
状態以外の通常の場合、トルクコンバータのポンプとタ
ービン間における滑りにより、又は変速ギヤ機構におけ
る油の攪拌により、油温が上昇するから、前記油温の上
昇幅に基づいて油温検出手段の故障を判定することがで
きる。
障判定装置は、請求項1の発明において、前記故障判定
手段が、走行開始前の油温に対する、所定車速以上で所
定時間以上走行したときの油温の増加量に基づいて油温
検出手段の故障を判定することを特徴とするものであ
る。所定車速以上で所定時間以上走行すれば、コースト
状態以外の通常の場合、トルクコンバータのポンプとタ
ービン間における滑りにより、又は変速ギヤ機構におけ
る油の攪拌により、油温が上昇するから、前記油温の上
昇幅に基づいて油温検出手段の故障を判定することがで
きる。
【0012】請求項6の自動変速機の油温検出手段の故
障判定装置は、請求項5の発明において、前記故障判定
抑制手段が、滑りの小さい走行状態のときにはそれ以外
の走行状態のときよりも前記所定時間を長く設定するこ
とを特徴とするものである。滑りの小さい走行状態のと
きには、トルクコンバータにおける油温上昇速度が小さ
いので、それ以外の走行状態のときよりも前記所定時間
を長く設定することで、故障判定の精度と信頼性を確保
できる。
障判定装置は、請求項5の発明において、前記故障判定
抑制手段が、滑りの小さい走行状態のときにはそれ以外
の走行状態のときよりも前記所定時間を長く設定するこ
とを特徴とするものである。滑りの小さい走行状態のと
きには、トルクコンバータにおける油温上昇速度が小さ
いので、それ以外の走行状態のときよりも前記所定時間
を長く設定することで、故障判定の精度と信頼性を確保
できる。
【0013】請求項7の自動変速機の油温検出手段の故
障判定装置は、請求項1又は請求項5の発明において、
前記故障判定抑制手段が、滑りの小さい走行状態のとき
にはそれ以外の走行状態のときよりも判定しきい値を小
さく設定することを特徴とするものである。即ち、滑り
の小さい走行状態のときには、トルクコンバータにおけ
る油温上昇速度が小さいので、それ以外の走行状態のと
きよりも判定しきい値を小さく設定することで、故障判
定の精度と信頼性を確保できる。
障判定装置は、請求項1又は請求項5の発明において、
前記故障判定抑制手段が、滑りの小さい走行状態のとき
にはそれ以外の走行状態のときよりも判定しきい値を小
さく設定することを特徴とするものである。即ち、滑り
の小さい走行状態のときには、トルクコンバータにおけ
る油温上昇速度が小さいので、それ以外の走行状態のと
きよりも判定しきい値を小さく設定することで、故障判
定の精度と信頼性を確保できる。
【0014】請求項8の自動変速機の油温検出手段の故
障判定装置は、請求項1の発明において、前記故障判定
抑制手段が、滑りの小さい走行状態のときには故障判定
を禁止することを特徴とするものである。滑りの小さい
走行状態のときには、トルクコンバータにおける油温上
昇速度が小さいので、誤判定しやすくなるので、故障判
定を禁止することで、誤判定を防止できる。
障判定装置は、請求項1の発明において、前記故障判定
抑制手段が、滑りの小さい走行状態のときには故障判定
を禁止することを特徴とするものである。滑りの小さい
走行状態のときには、トルクコンバータにおける油温上
昇速度が小さいので、誤判定しやすくなるので、故障判
定を禁止することで、誤判定を防止できる。
【0015】請求項9の自動変速機の油温検出手段の故
障判定装置は、請求項1の発明において、前記油温検出
手段の故障をドライバーに報知する報知手段を設けたこ
とを特徴とするものである。この報知手段により、油温
検出手段の故障をドライバーに報知するので、油温検出
手段を修理する等の対策を講ずることができる。
障判定装置は、請求項1の発明において、前記油温検出
手段の故障をドライバーに報知する報知手段を設けたこ
とを特徴とするものである。この報知手段により、油温
検出手段の故障をドライバーに報知するので、油温検出
手段を修理する等の対策を講ずることができる。
【0016】請求項10の自動変速機の油温検出手段の
故障判定装置は、請求項1の発明において、前記油温検
出手段の故障の情報を記憶する記憶手段を設けたことを
特徴とするものである。それ故、その故障の情報を油温
検出手段の故障を表示するのに活用したり、変速制御を
調整するのに適用することができる。請求項11の自動
変速機の油温検出手段の故障判定装置は、請求項1の発
明において、前記走行開始とは、エンジンのイグニショ
ンスイッチONに続く走行開始であることを特徴とする
ものである。エンジンが暖機された状態からの走行開始
の場合には、油温が高くなっていて走行開始前後におけ
る油温の増加量を正確に検出できないが、エンジンのイ
グニションスイッチONに続く走行開始の場合には、油
温の増加量を正確に検出でき、故障判定の精度と信頼性
を高めることができる。
故障判定装置は、請求項1の発明において、前記油温検
出手段の故障の情報を記憶する記憶手段を設けたことを
特徴とするものである。それ故、その故障の情報を油温
検出手段の故障を表示するのに活用したり、変速制御を
調整するのに適用することができる。請求項11の自動
変速機の油温検出手段の故障判定装置は、請求項1の発
明において、前記走行開始とは、エンジンのイグニショ
ンスイッチONに続く走行開始であることを特徴とする
ものである。エンジンが暖機された状態からの走行開始
の場合には、油温が高くなっていて走行開始前後におけ
る油温の増加量を正確に検出できないが、エンジンのイ
グニションスイッチONに続く走行開始の場合には、油
温の増加量を正確に検出でき、故障判定の精度と信頼性
を高めることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。本実施形態は、自動車に装
備される自動変速機内の油の油温を検出する油温センサ
(油温検出手段)の故障を判定する故障判定装置に本発
明を適用した場合の一例である。図1に示すように、エ
ンジン1の出力軸にトルクコンバータ付きの自動変速機
2が連結され、その自動変速機2の出力軸は自動車のド
ライブシャフトに連結され、エンジン1の駆動力で自動
変速機2を介して駆動輪が駆動される。コントロールユ
ニット3は、自動変速機2を制御するものであるが、こ
のコントロールユニット3が故障判定装置の制御装置と
して兼用される。但し、変速制御に必要なセンサ類は図
示省略してある。
て図面を参照して説明する。本実施形態は、自動車に装
備される自動変速機内の油の油温を検出する油温センサ
(油温検出手段)の故障を判定する故障判定装置に本発
明を適用した場合の一例である。図1に示すように、エ
ンジン1の出力軸にトルクコンバータ付きの自動変速機
2が連結され、その自動変速機2の出力軸は自動車のド
ライブシャフトに連結され、エンジン1の駆動力で自動
変速機2を介して駆動輪が駆動される。コントロールユ
ニット3は、自動変速機2を制御するものであるが、こ
のコントロールユニット3が故障判定装置の制御装置と
して兼用される。但し、変速制御に必要なセンサ類は図
示省略してある。
【0018】自動変速機2のコントロールバルブユニッ
ト2a内に設けられ油温Tを検出する油温センサ4と、
ドライブシャフトの回転速度から車速Vを検出する車速
センサ5と、エンジン1のスロットル弁のスロットル開
度TVOを検出するスロットル開度センサ6と、エンジ
ン1のスロットル全閉を検出するアイドルスイッチ7が
設けられ、それらの検出信号がコントロールユニット3
に供給されている。また、油温センサ4の故障を判定し
たときに、その故障をドライバーに報知する為の液晶デ
ィスプレイからなる表示器8が自動車のインストルメン
トパネルに設けられている。コントロールユニット3は
バッテリ9からイグニションスイッチ10を介して給電
されている。
ト2a内に設けられ油温Tを検出する油温センサ4と、
ドライブシャフトの回転速度から車速Vを検出する車速
センサ5と、エンジン1のスロットル弁のスロットル開
度TVOを検出するスロットル開度センサ6と、エンジ
ン1のスロットル全閉を検出するアイドルスイッチ7が
設けられ、それらの検出信号がコントロールユニット3
に供給されている。また、油温センサ4の故障を判定し
たときに、その故障をドライバーに報知する為の液晶デ
ィスプレイからなる表示器8が自動車のインストルメン
トパネルに設けられている。コントロールユニット3は
バッテリ9からイグニションスイッチ10を介して給電
されている。
【0019】前記コントロールユニット3は、入出力イ
ンターフェイス、マイクロコンピュータ、表示器7の為
のディスプレイコントローラ、自動変速機2のコントロ
ールバルブ等の為の複数の駆動回路等を有するもので、
そのマイクロコンピュータは、CPUとROMとRAM
とを備え、ROMには、変速制御の制御プログラムに加
えて、本発明に係る故障判定制御の制御プログラムが予
め格納され、RAMには、変速制御の為のメモリ類の他
に故障判定制御の為の故障情報メモリ及び複数のメモリ
類とが設けられている。但し、RAMは2次電池でバッ
クアップされ、イグニションスイッチ10がオフされて
も、記憶データを保持する。
ンターフェイス、マイクロコンピュータ、表示器7の為
のディスプレイコントローラ、自動変速機2のコントロ
ールバルブ等の為の複数の駆動回路等を有するもので、
そのマイクロコンピュータは、CPUとROMとRAM
とを備え、ROMには、変速制御の制御プログラムに加
えて、本発明に係る故障判定制御の制御プログラムが予
め格納され、RAMには、変速制御の為のメモリ類の他
に故障判定制御の為の故障情報メモリ及び複数のメモリ
類とが設けられている。但し、RAMは2次電池でバッ
クアップされ、イグニションスイッチ10がオフされて
も、記憶データを保持する。
【0020】次に、この故障判定制御の概要について説
明する。図2に示すように、自動車のイグニションスイ
ッチ10を投入しエンジン1を起動させて走行開始する
と、自動変速機2内の油の油温が徐々に上昇していく。
油温センサ4が正常であれば、検出される油温Tも徐々
に上昇する。しかし、油温センサ4が故障している場合
には、時間が経過しても油温が実質的に変化しないこと
になる。この故障判定装置では、走行開始してから、低
速の所定車速V1(例えば、25Km/h)以上で所定
時間C1(例えば、150sec )以上走行し、その後高
速の所定車速V2(例えば、60Km/h)以上で所定
時間C2(例えば、100sec )以上走行したときに、
油温Tの最大値Tmax と最小値Tmin との差が所定値以
下のときには、油温センサ4が故障であると判定する。
明する。図2に示すように、自動車のイグニションスイ
ッチ10を投入しエンジン1を起動させて走行開始する
と、自動変速機2内の油の油温が徐々に上昇していく。
油温センサ4が正常であれば、検出される油温Tも徐々
に上昇する。しかし、油温センサ4が故障している場合
には、時間が経過しても油温が実質的に変化しないこと
になる。この故障判定装置では、走行開始してから、低
速の所定車速V1(例えば、25Km/h)以上で所定
時間C1(例えば、150sec )以上走行し、その後高
速の所定車速V2(例えば、60Km/h)以上で所定
時間C2(例えば、100sec )以上走行したときに、
油温Tの最大値Tmax と最小値Tmin との差が所定値以
下のときには、油温センサ4が故障であると判定する。
【0021】前記低速走行の際には、自動変速機2のト
ルクコンバータにおける油温上昇が、変速ギヤ機構にお
ける油温上昇よりも大きく、また高速走行の際には、変
速ギヤ機構における油温上昇がトルクコンバータにおけ
る油温上昇よりも大きくなる。このように、この故障判
定装置では、通常の走行開始の場合、トルクコンバータ
における油温上昇と、変速ギヤ機構における油温上昇の
両方を経て油温が確実に上昇してから故障判定を行う。
さらに、所定時間C1の期間内におけるコースト状態の
累積時間が設定値以上になったときには、故障か否かの
判定を禁止するとともに、所定時間C2の期間内におけ
るコースト状態(減速走行状態や下り坂走行状態)の累
積時間が設定値以上になったときには、故障か否かの判
定を禁止する。
ルクコンバータにおける油温上昇が、変速ギヤ機構にお
ける油温上昇よりも大きく、また高速走行の際には、変
速ギヤ機構における油温上昇がトルクコンバータにおけ
る油温上昇よりも大きくなる。このように、この故障判
定装置では、通常の走行開始の場合、トルクコンバータ
における油温上昇と、変速ギヤ機構における油温上昇の
両方を経て油温が確実に上昇してから故障判定を行う。
さらに、所定時間C1の期間内におけるコースト状態の
累積時間が設定値以上になったときには、故障か否かの
判定を禁止するとともに、所定時間C2の期間内におけ
るコースト状態(減速走行状態や下り坂走行状態)の累
積時間が設定値以上になったときには、故障か否かの判
定を禁止する。
【0022】ところで、図3に示すような場合には、走
行開始後すぐに高速走行に移行するため、所定車速V1
以上の走行についての計時と、所定車速V2以上の走行
についての計時とが並行的になされる。この場合、所定
車速V1以上の走行についての計時がタイムアップした
ときには、所定車速V2以上の走行についての計時をリ
セットして再度計時し直すこととする。同様に、所定車
速V2以上の走行についての計時がタイムアップしたと
きには、所定車速V1以上の走行についての計時をリセ
ットして再度計時し直すこととする。これは、故障判定
の精度と信頼性を確保する為である。
行開始後すぐに高速走行に移行するため、所定車速V1
以上の走行についての計時と、所定車速V2以上の走行
についての計時とが並行的になされる。この場合、所定
車速V1以上の走行についての計時がタイムアップした
ときには、所定車速V2以上の走行についての計時をリ
セットして再度計時し直すこととする。同様に、所定車
速V2以上の走行についての計時がタイムアップしたと
きには、所定車速V1以上の走行についての計時をリセ
ットして再度計時し直すこととする。これは、故障判定
の精度と信頼性を確保する為である。
【0023】次に、故障判定制御のルーチンについてフ
ローチャートを参照して説明するが、フローチャート中
のSi(i=1,2,3,・・・)は各ステップを示
す。ここで、フローチャート中に用いた記号について説
明しておく。 タイマTM・・・カウントダウン型のタイマ FF ・・・・フェイルフラグ(油温センサ正常時
「0」、故障時「1」) FG1 ・・・・車速V≧所定車速V1を示すフラグ FG2 ・・・・車速V≧所定車速V2を示すフラグ F1 ・・・・所定車速V1以上で所定時間C1以上
走行したことを示す判定許可フラグ F2 ・・・・所定車速V2以上で所定時間C2以上
走行したことを示す判定許可フラグ
ローチャートを参照して説明するが、フローチャート中
のSi(i=1,2,3,・・・)は各ステップを示
す。ここで、フローチャート中に用いた記号について説
明しておく。 タイマTM・・・カウントダウン型のタイマ FF ・・・・フェイルフラグ(油温センサ正常時
「0」、故障時「1」) FG1 ・・・・車速V≧所定車速V1を示すフラグ FG2 ・・・・車速V≧所定車速V2を示すフラグ F1 ・・・・所定車速V1以上で所定時間C1以上
走行したことを示す判定許可フラグ F2 ・・・・所定車速V2以上で所定時間C2以上
走行したことを示す判定許可フラグ
【0024】 CD1 ・・・・カウントダウン型のタイマ CD2 ・・・・カウントダウン型のタイマ V ・・・・車速センサ5で検出された車速 T ・・・・油温センサ4で検出された油温 Tmax ・・・・検出油温のうちの最高油温 Tmin ・・・・検出油温のうちの最低油温 CN1 ・・・・車速V≧所定車速V1におけるコース
ト状態の累積時間を計時するカウンタ(RAMのメモリ
に設けられる) CN2 ・・・・車速V≧所定車速V2におけるコース
ト状態の累積時間を計時するカウンタ(RAMのメモリ
に設けられる)
ト状態の累積時間を計時するカウンタ(RAMのメモリ
に設けられる) CN2 ・・・・車速V≧所定車速V2におけるコース
ト状態の累積時間を計時するカウンタ(RAMのメモリ
に設けられる)
【0025】次に、図3、図4を参照してフローチャー
トについて説明する。イグニションスイッチ10の投入
により制御が開始されると、最初に初期設定が実行され
る(S1)。この初期設定では、タイマTMに設定値C
0(例えば、180sec )を設定してスタートさせ、フ
ラグFF,FG1,FG2,F1,F2が全てリセット
される。そして、検出された油温Tを読込んで、最高油
温Tmax と最低油温Tmin が両方とも検出油温Tに設定
され、タイマCD1,CD2がクリアされ、カウンタC
N1,CN2がクリアされる。
トについて説明する。イグニションスイッチ10の投入
により制御が開始されると、最初に初期設定が実行され
る(S1)。この初期設定では、タイマTMに設定値C
0(例えば、180sec )を設定してスタートさせ、フ
ラグFF,FG1,FG2,F1,F2が全てリセット
される。そして、検出された油温Tを読込んで、最高油
温Tmax と最低油温Tmin が両方とも検出油温Tに設定
され、タイマCD1,CD2がクリアされ、カウンタC
N1,CN2がクリアされる。
【0026】次に、車速センサ5で検出された車速V
と、油温センサ4で検出された油温Tと、アイドルSW
信号(アイドルスイッチ信号)が読み込まれ(S2)、
次にタイマTMに設定した設定時間C0だけ経過したか
否か判定される(S3)。前記設定値C0は、自動変速
機2とオイルクーラー内を油が少なくとも一巡して全部
の油についての油温が均一化するのに要する時間である
が、この設定時間C0は、自動変速機2内の油量(例え
ば、6リットル)とオイルクーラの流量(5リットル/
min )とに基づいて設定する。
と、油温センサ4で検出された油温Tと、アイドルSW
信号(アイドルスイッチ信号)が読み込まれ(S2)、
次にタイマTMに設定した設定時間C0だけ経過したか
否か判定される(S3)。前記設定値C0は、自動変速
機2とオイルクーラー内を油が少なくとも一巡して全部
の油についての油温が均一化するのに要する時間である
が、この設定時間C0は、自動変速機2内の油量(例え
ば、6リットル)とオイルクーラの流量(5リットル/
min )とに基づいて設定する。
【0027】S3の判定がNoのうちはS2,S3が繰り
返し実行されるが、S3の判定がYes になると、S4に
おいて最低油温Tmin と最高油温Tmax が必要に応じて
更新される。即ち、油温T<最低油温Tmin の場合は最
低油温Tmin が油温Tで更新され、また、油温T>最高
油温Tmax の場合は最高油温Tmax が油温Tで更新され
る。次に、S5において、車速V≧所定車速V1で且つ
フラグFG1=0である場合には、フラグFG1がセッ
トされるとともにタイマCD1に所定時間C1をセット
してスタートさせる。そして、同様に、車速V≧所定車
速V2で且つフラグFG2=0である場合には、フラグ
FG2がセットされるとともにタイマCD2に所定時間
C2をセットしてスタートさせる。
返し実行されるが、S3の判定がYes になると、S4に
おいて最低油温Tmin と最高油温Tmax が必要に応じて
更新される。即ち、油温T<最低油温Tmin の場合は最
低油温Tmin が油温Tで更新され、また、油温T>最高
油温Tmax の場合は最高油温Tmax が油温Tで更新され
る。次に、S5において、車速V≧所定車速V1で且つ
フラグFG1=0である場合には、フラグFG1がセッ
トされるとともにタイマCD1に所定時間C1をセット
してスタートさせる。そして、同様に、車速V≧所定車
速V2で且つフラグFG2=0である場合には、フラグ
FG2がセットされるとともにタイマCD2に所定時間
C2をセットしてスタートさせる。
【0028】次に、S6において、フラグFG1=1か
つアイドルスイッチ7がONの場合には、カウンタCN
1が1つインクリメントされる。また、フラグFG2=
1かつアイドルスイッチ7がONの場合には、カウンタ
CN2が1つインクリメントされる。次に、S7におい
て、車速V<所定車速V1の場合にはフラグFG1がリ
セットされ、同様に、車速V<所定車速V2の場合には
フラグFG2がリセットされる。次に、S8において、
フラグFG1=1かつタイマCD1がタイムアップした
か否か判定される。S8の判定がYes の場合は、S9に
おいてカウンタCN1が設定値K1(例えば、K1は3
0sec に対応する値)以上か否か判定される。S9の判
定がYes の場合は、S10において故障か否かの判定を
禁止する為にフラグF1がリセットされ、その後S2へ
戻る。
つアイドルスイッチ7がONの場合には、カウンタCN
1が1つインクリメントされる。また、フラグFG2=
1かつアイドルスイッチ7がONの場合には、カウンタ
CN2が1つインクリメントされる。次に、S7におい
て、車速V<所定車速V1の場合にはフラグFG1がリ
セットされ、同様に、車速V<所定車速V2の場合には
フラグFG2がリセットされる。次に、S8において、
フラグFG1=1かつタイマCD1がタイムアップした
か否か判定される。S8の判定がYes の場合は、S9に
おいてカウンタCN1が設定値K1(例えば、K1は3
0sec に対応する値)以上か否か判定される。S9の判
定がYes の場合は、S10において故障か否かの判定を
禁止する為にフラグF1がリセットされ、その後S2へ
戻る。
【0029】S9の判定が No の場合には、S11にお
いて判定許可フラグF1がセットされ、また、フラグF
G2=1かつタイマCD2がタイムアップしてない場合
には、タイマCD2に所定時間C2をセットして再度ス
タートさせ、その後S16へ移行する。一方、S8の判
定がNoの場合は、S12において、フラグFG2=1か
つタイマCD2がタイムアップしたか否か判定される。
S12の判定がYes の場合は、S13において、カウン
タCN2が設定値K2(例えば、K2は20sec に対応
する値)以上か否か判定される。S13の判定がYes の
場合は、S14において、故障か否かの判定を禁止する
為にフラグF2がリセットされ、その後S2へ戻る。S
13の判定が No の場合には、S15において判定許可
フラグF2がセットされ、また、フラグFG1=1かつ
タイマCD1がタイムアップしてない場合には、タイマ
CD1に所定時間C1をセットして再度スタートさせ、
その後S16へ移行する。
いて判定許可フラグF1がセットされ、また、フラグF
G2=1かつタイマCD2がタイムアップしてない場合
には、タイマCD2に所定時間C2をセットして再度ス
タートさせ、その後S16へ移行する。一方、S8の判
定がNoの場合は、S12において、フラグFG2=1か
つタイマCD2がタイムアップしたか否か判定される。
S12の判定がYes の場合は、S13において、カウン
タCN2が設定値K2(例えば、K2は20sec に対応
する値)以上か否か判定される。S13の判定がYes の
場合は、S14において、故障か否かの判定を禁止する
為にフラグF2がリセットされ、その後S2へ戻る。S
13の判定が No の場合には、S15において判定許可
フラグF2がセットされ、また、フラグFG1=1かつ
タイマCD1がタイムアップしてない場合には、タイマ
CD1に所定時間C1をセットして再度スタートさせ、
その後S16へ移行する。
【0030】次に、S16においては、判定許可フラグ
F1,F2の両方とも「1」か否か判定され、その判定
がNoのときはS2へ戻り、S2以降が前記同様に実行さ
れ、S2〜S16を繰り返し実行している間に、S16
の判定がYes になると、S17において、最高油温Tma
x と最低油温Tmin の差(油温上昇幅)が所定値ΔT0
(例えば、5℃)以下か否か判定される。油温センサ4
が正常である場合には、検出される油温Tが徐々に上昇
していくため、(Tmax −Tmin )の値は十分に大きく
なるが、油温センサ4が故障している場合には、検出油
温Tが実質的に変化しないので、(Tmax −Tmin )≦
所定値ΔT0となる。
F1,F2の両方とも「1」か否か判定され、その判定
がNoのときはS2へ戻り、S2以降が前記同様に実行さ
れ、S2〜S16を繰り返し実行している間に、S16
の判定がYes になると、S17において、最高油温Tma
x と最低油温Tmin の差(油温上昇幅)が所定値ΔT0
(例えば、5℃)以下か否か判定される。油温センサ4
が正常である場合には、検出される油温Tが徐々に上昇
していくため、(Tmax −Tmin )の値は十分に大きく
なるが、油温センサ4が故障している場合には、検出油
温Tが実質的に変化しないので、(Tmax −Tmin )≦
所定値ΔT0となる。
【0031】そこで、S17の判定がNoのときには油温
センサ4が正常であるので、S18においてフェイルフ
ラグFFがリセットされ、その後S2へ戻り、S2以降
が繰り返し実行される。S17の判定がYes の場合は、
S19において、フェイルフラグFFがセットされると
ともに、RAMの故障情報メモリに油温センサ故障を示
す故障コードが格納される。次に、S20では表示器8
に「油温センサ故障」を表示して、油温センサ4の故障
をドライバーに報知し、その後S2へ戻り、S2以降が
繰り返し実行される。尚、この故障判定制御はイグニシ
ョンスイッチがオフされるまで継続されるが、油温セン
サ4が故障している場合には、S20からS2へ戻るこ
となく、S20を繰り返し実行させてもよい。尚この故
障判定制御は所定微小時間おきのインターバル割り込み
処理にて実行されるものとする。尚、故障情報メモリに
格納された故障コードは、自動変速機2を制御する変速
制御に供給され、変速制御を調整するのに適用される。
センサ4が正常であるので、S18においてフェイルフ
ラグFFがリセットされ、その後S2へ戻り、S2以降
が繰り返し実行される。S17の判定がYes の場合は、
S19において、フェイルフラグFFがセットされると
ともに、RAMの故障情報メモリに油温センサ故障を示
す故障コードが格納される。次に、S20では表示器8
に「油温センサ故障」を表示して、油温センサ4の故障
をドライバーに報知し、その後S2へ戻り、S2以降が
繰り返し実行される。尚、この故障判定制御はイグニシ
ョンスイッチがオフされるまで継続されるが、油温セン
サ4が故障している場合には、S20からS2へ戻るこ
となく、S20を繰り返し実行させてもよい。尚この故
障判定制御は所定微小時間おきのインターバル割り込み
処理にて実行されるものとする。尚、故障情報メモリに
格納された故障コードは、自動変速機2を制御する変速
制御に供給され、変速制御を調整するのに適用される。
【0032】以上説明した故障判定装置の作用について
説明する。前記のように低速の所定車速V1と高速の所
定車速V2とを設定し、所定車速V1以上で所定時間C
1以上走行中にトルクコンバータにおける油温上昇が発
生し、また、所定車速V2以上で所定時間C2以上走行
中に変速ギヤ機構における油温上昇が発生する。それ
故、トルクコンバータにおける油温上昇と変速ギヤ機構
における油温上昇の両方が生じるような走行を行った後
の油温上昇幅に基づいて、油温センサ4の故障を判定す
ることができる。
説明する。前記のように低速の所定車速V1と高速の所
定車速V2とを設定し、所定車速V1以上で所定時間C
1以上走行中にトルクコンバータにおける油温上昇が発
生し、また、所定車速V2以上で所定時間C2以上走行
中に変速ギヤ機構における油温上昇が発生する。それ
故、トルクコンバータにおける油温上昇と変速ギヤ機構
における油温上昇の両方が生じるような走行を行った後
の油温上昇幅に基づいて、油温センサ4の故障を判定す
ることができる。
【0033】走行開始後にすぐに走行状態が、トルクコ
ンバータのポンプとタービン間の滑りが小さい走行状態
(つまり、コースト状態)になると、油温が殆ど上昇し
ないため、油温センサ4が正常であるにもかかわらず故
障であると誤判定しやすいことに鑑み、カウンタCN1
により、所定時間C1の期間におけるアイドルスイッチ
7がONの累積時間をカウントし、その累積時間からコ
ースト状態を判定し、コースト状態のときには、故障か
否かの判定を禁止する為にフラグF1をリセットする。
同様に、カウンタCN2により、所定時間C2の期間に
おけるアイドルスイッチ7がONの累積時間をカウント
し、その累積時間からコースト状態を判定し、コースト
状態のときには故障か否かの判定を禁止する為にフラグ
F2をリセットする。このように、コースト状態を判定
し、コースト状態のときには故障か否かの判定を禁止す
るので、故障判定の精度と信頼性を高めることができ
る。
ンバータのポンプとタービン間の滑りが小さい走行状態
(つまり、コースト状態)になると、油温が殆ど上昇し
ないため、油温センサ4が正常であるにもかかわらず故
障であると誤判定しやすいことに鑑み、カウンタCN1
により、所定時間C1の期間におけるアイドルスイッチ
7がONの累積時間をカウントし、その累積時間からコ
ースト状態を判定し、コースト状態のときには、故障か
否かの判定を禁止する為にフラグF1をリセットする。
同様に、カウンタCN2により、所定時間C2の期間に
おけるアイドルスイッチ7がONの累積時間をカウント
し、その累積時間からコースト状態を判定し、コースト
状態のときには故障か否かの判定を禁止する為にフラグ
F2をリセットする。このように、コースト状態を判定
し、コースト状態のときには故障か否かの判定を禁止す
るので、故障判定の精度と信頼性を高めることができ
る。
【0034】低速走行時のトルクコンバータにおける油
温上昇速度が、高速走行時の変速ギヤ機構における油温
上昇速度よりも小さいため、所定時間C1を所定時間C
2よりも大きく設定してあるので、故障判定の精度と信
頼性を確保できる。更に、S8〜S15に示すように、
所定時間C1と所定時間C2の計時中に、一方がタイム
アップしたときには他方の計時をリセットして再度計時
し直す。即ち、図3に示すように、走行開始後すぐに所
定車速V2以上の高速走行に移行してしまうと、所定時
間C1と所定時間C2とを並行して計時することになる
が、この場合、非並行的に計時する場合と比べて、故障
判定までの油温上昇が小さくなるので、所定時間C1と
所定時間C2の計時中に一方がタイムアップしたときに
は他方の計時をリセットして再度計時し直すことで、故
障判定の精度と信頼性を確保できる。
温上昇速度が、高速走行時の変速ギヤ機構における油温
上昇速度よりも小さいため、所定時間C1を所定時間C
2よりも大きく設定してあるので、故障判定の精度と信
頼性を確保できる。更に、S8〜S15に示すように、
所定時間C1と所定時間C2の計時中に、一方がタイム
アップしたときには他方の計時をリセットして再度計時
し直す。即ち、図3に示すように、走行開始後すぐに所
定車速V2以上の高速走行に移行してしまうと、所定時
間C1と所定時間C2とを並行して計時することになる
が、この場合、非並行的に計時する場合と比べて、故障
判定までの油温上昇が小さくなるので、所定時間C1と
所定時間C2の計時中に一方がタイムアップしたときに
は他方の計時をリセットして再度計時し直すことで、故
障判定の精度と信頼性を確保できる。
【0035】タイマTMを設け、S3に示すように、エ
ンジンの始動から設定時間C0経過した時点以降に故障
判定を行う。即ち、エンジンの始動直後においては、自
動変速機2のオイル溜め内の油が自動変速機2とオイル
クーラー内を一巡しておらず、全部の油の油温が均一化
していないため、エンジンの始動から設定時間C0経過
した時点以降に故障判定を行うようにしてある。そし
て、自動変速機2のオイル溜め内の油が自動変速機2と
オイルクーラー内を一巡する時間は、自動変速機2内の
油量に比例することから、その油量に基づいて設定時間
C0を余裕のある値として設定してある。
ンジンの始動から設定時間C0経過した時点以降に故障
判定を行う。即ち、エンジンの始動直後においては、自
動変速機2のオイル溜め内の油が自動変速機2とオイル
クーラー内を一巡しておらず、全部の油の油温が均一化
していないため、エンジンの始動から設定時間C0経過
した時点以降に故障判定を行うようにしてある。そし
て、自動変速機2のオイル溜め内の油が自動変速機2と
オイルクーラー内を一巡する時間は、自動変速機2内の
油量に比例することから、その油量に基づいて設定時間
C0を余裕のある値として設定してある。
【0036】油温センサ4の故障をドライバーに報知す
る報知手段としての表示器8を設け、油温センサ4の故
障を判定したときには、その故障を表示器8に表示する
ので、油温センサ4の故障をドライバーに確実に報知で
き、油温センサ4を修理する等の対策を講ずることがで
きる。また、2次電池でバックアップされたRAMに故
障情報メモリを設け、油温センサ4の故障が判定された
ときには、その故障コードを故障情報メモリに格納する
ので、その故障情報を、油温センサ4の故障を表示する
のに活用したり、変速制御を調整したりするのに適用で
きる。
る報知手段としての表示器8を設け、油温センサ4の故
障を判定したときには、その故障を表示器8に表示する
ので、油温センサ4の故障をドライバーに確実に報知で
き、油温センサ4を修理する等の対策を講ずることがで
きる。また、2次電池でバックアップされたRAMに故
障情報メモリを設け、油温センサ4の故障が判定された
ときには、その故障コードを故障情報メモリに格納する
ので、その故障情報を、油温センサ4の故障を表示する
のに活用したり、変速制御を調整したりするのに適用で
きる。
【0037】次に、第1別実施形態に係る故障判定制御
について説明する。この故障判定制御においては、走行
開始してから所定車速V1以上で所定時間走行後の油温
の上昇幅から故障か否か判定するが、コースト状態(減
速走行や下り坂走行)の場合には、トルクコンバータに
おける滑りが殆ど生じず油温上昇速度が小さいため所定
時間を長く設定し、非コースト状態の場合にはトルクコ
ンバータにおける滑りがあって油温上昇速度がコースト
状態のときよりも大きいため、所定時間をコースト状態
のときの所定時間よりも短く設定する。
について説明する。この故障判定制御においては、走行
開始してから所定車速V1以上で所定時間走行後の油温
の上昇幅から故障か否か判定するが、コースト状態(減
速走行や下り坂走行)の場合には、トルクコンバータに
おける滑りが殆ど生じず油温上昇速度が小さいため所定
時間を長く設定し、非コースト状態の場合にはトルクコ
ンバータにおける滑りがあって油温上昇速度がコースト
状態のときよりも大きいため、所定時間をコースト状態
のときの所定時間よりも短く設定する。
【0038】図6、図7のフローチャートを参照して説
明すると、イグニションスイッチ10の投入により制御
が開始されると、最初に初期設定が実行される(S3
0)。この初期設定では、タイマTMに設定値C0(例
えば、180sec )を設定してスタートさせ、フラグF
F,FGリセットされ、タイマCDがクリアされる。そ
して、検出された油温Tを読込んで、最高油温Tmax と
最低油温Tmin が両方とも検出油温Tに設定される。
明すると、イグニションスイッチ10の投入により制御
が開始されると、最初に初期設定が実行される(S3
0)。この初期設定では、タイマTMに設定値C0(例
えば、180sec )を設定してスタートさせ、フラグF
F,FGリセットされ、タイマCDがクリアされる。そ
して、検出された油温Tを読込んで、最高油温Tmax と
最低油温Tmin が両方とも検出油温Tに設定される。
【0039】次に、車速センサ5で検出された車速V
と、スロットル開度センサ6で検出されたスロットル開
度TVO と、油温センサ4で検出された油温Tとが読み込
まれ(S31)、次にタイマTMに設定した設定時間C
0だけ経過したか否か判定される(S32)。前記設定
値C0については、前記実施形態と同様である。
と、スロットル開度センサ6で検出されたスロットル開
度TVO と、油温センサ4で検出された油温Tとが読み込
まれ(S31)、次にタイマTMに設定した設定時間C
0だけ経過したか否か判定される(S32)。前記設定
値C0については、前記実施形態と同様である。
【0040】S32の判定がNoのうちはS31,S32
が繰り返し実行されるが、S32の判定がYes になる
と、S33において最低油温Tmin と最高油温Tmax が
必要に応じて更新される。即ち、油温T<最低油温Tmi
n の場合は最低油温Tmin が油温Tで更新され、また、
油温T>最高油温Tmax の場合は最高油温Tmax が油温
Tで更新される。次に、S34において、車速V≧所定
車速V1(例えば、25Km/h)で且つフラグFG=
0で且つコースト状態か否か判定される。この場合、図
8に示すように、車速Vとスロットル開度TVO とをパラ
メータとして予め設定したマップに基づいて、ノーロー
ドライン以下のときにコースト状態であると判定する。
が繰り返し実行されるが、S32の判定がYes になる
と、S33において最低油温Tmin と最高油温Tmax が
必要に応じて更新される。即ち、油温T<最低油温Tmi
n の場合は最低油温Tmin が油温Tで更新され、また、
油温T>最高油温Tmax の場合は最高油温Tmax が油温
Tで更新される。次に、S34において、車速V≧所定
車速V1(例えば、25Km/h)で且つフラグFG=
0で且つコースト状態か否か判定される。この場合、図
8に示すように、車速Vとスロットル開度TVO とをパラ
メータとして予め設定したマップに基づいて、ノーロー
ドライン以下のときにコースト状態であると判定する。
【0041】S34の判定がYes のときには、S35に
おいてフラグFGがセットされるとともにタイマCDに
所定時間K01 をセットしてスタートさせる。S34の判
定がNo のときには、S36において、車速V≧所定車
速V1で且つフラグFG=0で非コースト状態か否か判
定され、その判定がYes のときには、S37においてフ
ラグFGがセットされるとともにタイマCDに所定時間
K02 をセットしてスタートさせる。但し、所定時間K01
は、所定時間K02 よりも大きく(例えば、約2倍)に設
定されている。
おいてフラグFGがセットされるとともにタイマCDに
所定時間K01 をセットしてスタートさせる。S34の判
定がNo のときには、S36において、車速V≧所定車
速V1で且つフラグFG=0で非コースト状態か否か判
定され、その判定がYes のときには、S37においてフ
ラグFGがセットされるとともにタイマCDに所定時間
K02 をセットしてスタートさせる。但し、所定時間K01
は、所定時間K02 よりも大きく(例えば、約2倍)に設
定されている。
【0042】次に、S38において車速V<所定車速V
1か否か判定し、その判定がYes のときにはS39にお
いてフラグFGがリセットされ、車速V≧所定車速V1
の場合にはフラグFGが変更されない。次に、S40に
おいて、フラグFG=1で且つタイマCDのカウント値
CD=0か否か判定され、その判定が No のうちは、S
31へ戻り、S31以降が繰り返し実行され、そのうち
に時間が経過してS40の判定がYes になると、S41
において、最高油温Tmax と最低油温Tmin の差が所定
値ΔT0(例えば、5℃)以下か否か判定される。油温
センサ4が正常である場合には、検出される油温Tが徐
々に上昇していくため、(Tmax −Tmin )の値は十分
に大きくなるが、油温センサ4が故障している場合に
は、検出油温Tが実質的に変化しないので、(Tmax −
Tmin )≦所定値ΔT0となる。
1か否か判定し、その判定がYes のときにはS39にお
いてフラグFGがリセットされ、車速V≧所定車速V1
の場合にはフラグFGが変更されない。次に、S40に
おいて、フラグFG=1で且つタイマCDのカウント値
CD=0か否か判定され、その判定が No のうちは、S
31へ戻り、S31以降が繰り返し実行され、そのうち
に時間が経過してS40の判定がYes になると、S41
において、最高油温Tmax と最低油温Tmin の差が所定
値ΔT0(例えば、5℃)以下か否か判定される。油温
センサ4が正常である場合には、検出される油温Tが徐
々に上昇していくため、(Tmax −Tmin )の値は十分
に大きくなるが、油温センサ4が故障している場合に
は、検出油温Tが実質的に変化しないので、(Tmax −
Tmin )≦所定値ΔT0となる。
【0043】そこで、S41の判定がNoのときには油温
センサ4が正常であるので、S42においてフェイルフ
ラグFFがリセットされ、その後S31へ戻り、S31
以降が繰り返し実行される。S41の判定がYes の場合
は、S42において、フェイルフラグFFがセットされ
るとともに、RAMの故障情報メモリに油温センサ故障
を示す故障コードが格納される。次に、S43では表示
器8に「油温センサ故障」を表示して、油温センサ4の
故障をドライバーに報知し、その後S31へ戻り、S3
1以降が繰り返し実行される。尚、この故障判定制御は
イグニションスイッチがオフされるまで継続されるが、
油温センサ4が故障している場合には、S44からS3
1へ戻ることなく、S44を繰り返し実行させてもよ
い。尚この故障判定制御は所定微小時間おきのインター
バル割り込み処理にて実行されるものとする。
センサ4が正常であるので、S42においてフェイルフ
ラグFFがリセットされ、その後S31へ戻り、S31
以降が繰り返し実行される。S41の判定がYes の場合
は、S42において、フェイルフラグFFがセットされ
るとともに、RAMの故障情報メモリに油温センサ故障
を示す故障コードが格納される。次に、S43では表示
器8に「油温センサ故障」を表示して、油温センサ4の
故障をドライバーに報知し、その後S31へ戻り、S3
1以降が繰り返し実行される。尚、この故障判定制御は
イグニションスイッチがオフされるまで継続されるが、
油温センサ4が故障している場合には、S44からS3
1へ戻ることなく、S44を繰り返し実行させてもよ
い。尚この故障判定制御は所定微小時間おきのインター
バル割り込み処理にて実行されるものとする。
【0044】この故障判定制御の作用について説明す
る。所定車速V1以上の走行期間を計時するタイマCD
に、非コースト状態のときには所定時間K02 をセットし
てスタートさせ、コースト状態のときには所定時間K02
よりも長い所定時間K01 をセットしてスタートさせ、コ
ースト状態のときには非コースト状態の場合よりも、長
い所定時間K01 経過後に、S41の判定を行うように構
成したので、故障判定制御の精度と信頼性を高めること
ができる。即ち、コースト状態のときには、トルクコン
バータのポンプとタービン間の滑りが殆ど生じず、自動
変速機における油温上昇速度も小さいので、所定時間K0
1 を所定時間K02 よりも大きく設定することで、油温セ
ンサ4が正常であるにもかかわらず故障であると判定す
る誤判定を少なくすることができる。
る。所定車速V1以上の走行期間を計時するタイマCD
に、非コースト状態のときには所定時間K02 をセットし
てスタートさせ、コースト状態のときには所定時間K02
よりも長い所定時間K01 をセットしてスタートさせ、コ
ースト状態のときには非コースト状態の場合よりも、長
い所定時間K01 経過後に、S41の判定を行うように構
成したので、故障判定制御の精度と信頼性を高めること
ができる。即ち、コースト状態のときには、トルクコン
バータのポンプとタービン間の滑りが殆ど生じず、自動
変速機における油温上昇速度も小さいので、所定時間K0
1 を所定時間K02 よりも大きく設定することで、油温セ
ンサ4が正常であるにもかかわらず故障であると判定す
る誤判定を少なくすることができる。
【0045】次に、第2別実施形態に係る故障判定制御
について説明する。図9に示すように、前記図1の構成
に加えて、エンジン回転数を検出するエンジン回転数セ
ンサ11と、自動変速機2のタービンの回転数を検出す
るタービン回転数センサ12も設けられ、これらセンサ
11,12の検出信号もコントロールユニット3に供給
されている。次に、故障判定制御のルーチンについて図
10を参照して説明する。イグニションスイッチ10の
投入により制御が開始されると、最初に初期設定が実行
される(S50)。この初期設定では、タイマTMに設
定値C0(例えば、180sec )を設定してスタートさ
せ、フラグFFがリセットされ、累積スリップ指数Xが
リセットされる。そして、検出された油温Tを読込ん
で、最高油温Tmax と最低油温Tmin が両方とも検出油
温Tに設定される。
について説明する。図9に示すように、前記図1の構成
に加えて、エンジン回転数を検出するエンジン回転数セ
ンサ11と、自動変速機2のタービンの回転数を検出す
るタービン回転数センサ12も設けられ、これらセンサ
11,12の検出信号もコントロールユニット3に供給
されている。次に、故障判定制御のルーチンについて図
10を参照して説明する。イグニションスイッチ10の
投入により制御が開始されると、最初に初期設定が実行
される(S50)。この初期設定では、タイマTMに設
定値C0(例えば、180sec )を設定してスタートさ
せ、フラグFFがリセットされ、累積スリップ指数Xが
リセットされる。そして、検出された油温Tを読込ん
で、最高油温Tmax と最低油温Tmin が両方とも検出油
温Tに設定される。
【0046】次に、エンジン回転数Neと、タービン回
転数Ntと、油温Tとが読み込まれ(S51)、次にタ
イマTMに設定した設定時間C0だけ経過したか否か判
定され(S52)、その判定が No のうちはS51とS
52とが繰り返され、設定時間C0だけ経過すると、S
53において最低油温Tmin と最高油温Tmax が必要に
応じて更新される。即ち、油温T<最低油温Tmin の場
合には、最低油温Tmin が油温Tで更新され、また、油
温T>最高油温Tmax の場合には、最高油温Tmax が油
温Tで更新される。
転数Ntと、油温Tとが読み込まれ(S51)、次にタ
イマTMに設定した設定時間C0だけ経過したか否か判
定され(S52)、その判定が No のうちはS51とS
52とが繰り返され、設定時間C0だけ経過すると、S
53において最低油温Tmin と最高油温Tmax が必要に
応じて更新される。即ち、油温T<最低油温Tmin の場
合には、最低油温Tmin が油温Tで更新され、また、油
温T>最高油温Tmax の場合には、最高油温Tmax が油
温Tで更新される。
【0047】次に、自動変速機2のポンプとタービン間
の滑りに相当するスリップsが、エンジン回転数Neと
タービン回転数Ntとの差(Ne−Nt)として演算さ
れ(S54)、次にROMに予め設定してある図11の
マップに、スリップsを適用して累積スリップ指数の増
加分G(s) が演算され(S55)、次に累積スリップ指
数Xが、前回の累積スリップ指数Xに今回の増加分G
(s) を加算した値として演算される(S56)。前記累
積スリップ指数Xは、自動変速機2のポンプとタービン
間の滑りの程度を示す指数であり、ポンプとタービン間
の滑りが小さい走行状態(コースト状態)においては、
累積スリップ指数Xが小さくなる。
の滑りに相当するスリップsが、エンジン回転数Neと
タービン回転数Ntとの差(Ne−Nt)として演算さ
れ(S54)、次にROMに予め設定してある図11の
マップに、スリップsを適用して累積スリップ指数の増
加分G(s) が演算され(S55)、次に累積スリップ指
数Xが、前回の累積スリップ指数Xに今回の増加分G
(s) を加算した値として演算される(S56)。前記累
積スリップ指数Xは、自動変速機2のポンプとタービン
間の滑りの程度を示す指数であり、ポンプとタービン間
の滑りが小さい走行状態(コースト状態)においては、
累積スリップ指数Xが小さくなる。
【0048】次に、S57において累積スリップ指数X
が設定値X0以上か否か判定し、その判定が No のうち
はS51へ戻り、S51が繰り返し実行され、そのうち
に累積スリップ指数Xが徐々に増大していく。ある程度
時間が経過して、累積スリップ指数Xが設定値X0以上
になると、S58へ移行して油温の上昇幅(Tmax −T
min )が所定値ΔT0(例えば、5℃)以下か否か判定
される。油温センサ4が正常である場合には、検出され
る油温Tが徐々に上昇していくため、(Tmax−Tmin
)の値は十分に大きくなるが、油温センサ4が故障し
ている場合には、検出油温Tが実質的に変化しないの
で、(Tmax −Tmin )≦所定値ΔT0となる。
が設定値X0以上か否か判定し、その判定が No のうち
はS51へ戻り、S51が繰り返し実行され、そのうち
に累積スリップ指数Xが徐々に増大していく。ある程度
時間が経過して、累積スリップ指数Xが設定値X0以上
になると、S58へ移行して油温の上昇幅(Tmax −T
min )が所定値ΔT0(例えば、5℃)以下か否か判定
される。油温センサ4が正常である場合には、検出され
る油温Tが徐々に上昇していくため、(Tmax−Tmin
)の値は十分に大きくなるが、油温センサ4が故障し
ている場合には、検出油温Tが実質的に変化しないの
で、(Tmax −Tmin )≦所定値ΔT0となる。
【0049】そこで、S58の判定がNoのときには油温
センサ4が正常であるので、S59においてフェイルフ
ラグFFがリセットされ、その後S51へ戻り、S51
以降が繰り返し実行される。S58の判定がYes の場合
は、S60において、フェイルフラグFFがセットされ
るとともに、RAMの故障情報メモリに油温センサ故障
を示す故障コードが格納される。次に、S61では表示
器8に「油温センサ故障」を表示して、油温センサ4の
故障をドライバに報知し、その後S51へ戻り、S51
以降が繰り返し実行される。尚、この故障判定制御はイ
グニションスイッチがオフされるまで継続されるが、油
温センサ4が故障している場合には、S61からS51
へ戻ることなく、S61を繰り返し実行させてもよい。
尚、この故障判定制御は所定微小時間おきのインターバ
ル割り込み処理にて実行されるものとする。
センサ4が正常であるので、S59においてフェイルフ
ラグFFがリセットされ、その後S51へ戻り、S51
以降が繰り返し実行される。S58の判定がYes の場合
は、S60において、フェイルフラグFFがセットされ
るとともに、RAMの故障情報メモリに油温センサ故障
を示す故障コードが格納される。次に、S61では表示
器8に「油温センサ故障」を表示して、油温センサ4の
故障をドライバに報知し、その後S51へ戻り、S51
以降が繰り返し実行される。尚、この故障判定制御はイ
グニションスイッチがオフされるまで継続されるが、油
温センサ4が故障している場合には、S61からS51
へ戻ることなく、S61を繰り返し実行させてもよい。
尚、この故障判定制御は所定微小時間おきのインターバ
ル割り込み処理にて実行されるものとする。
【0050】この故障判定制御においては、自動変速機
2のポンプとタービン間の滑りが小さくない通常の走行
状態のときには油温の上昇速度が大きく、滑りが小さな
走行状態のときには油温の上昇速度が小さくなることに
着目し、ポンプとタービン間の滑りの度合いを反映する
累積スリップ指数Xを導入し、その累積スリップ指数X
が所定値X0になってから、S58の判定を行うように
構成したので、ポンプとタービン間の滑りが小さく油温
上昇速度が小さい走行状態のときには、滑りの小さくな
い走行状態の場合に比較して、累積スリップ指数Xが所
定値X0になるまでの時間が長くなるから、故障判定の
精度と信頼性を高めることができる。
2のポンプとタービン間の滑りが小さくない通常の走行
状態のときには油温の上昇速度が大きく、滑りが小さな
走行状態のときには油温の上昇速度が小さくなることに
着目し、ポンプとタービン間の滑りの度合いを反映する
累積スリップ指数Xを導入し、その累積スリップ指数X
が所定値X0になってから、S58の判定を行うように
構成したので、ポンプとタービン間の滑りが小さく油温
上昇速度が小さい走行状態のときには、滑りの小さくな
い走行状態の場合に比較して、累積スリップ指数Xが所
定値X0になるまでの時間が長くなるから、故障判定の
精度と信頼性を高めることができる。
【0051】次に、前記実施形態及び別実施形態におけ
る故障判定制御を部分的に変更する変更形態について説
明する。 1〕前記図4、図5の故障判定制御において、CN1≧
K1のときには、フラグF1をセットした上で、S17
で用いる判定しきい値ΔT0を小さく変更し、また、C
N2≧K2のときには、フラグF2をセットした上で、
S17で用いる判定しきい値ΔT0を小さく変更するよ
うに構成してもよい。即ち、判定しきい値ΔT0を小さ
く変更すると、S17において故障判定(故障であると
する判定)が出にくくなるので、油温センサ4が正常に
もかかわらず故障であるとする誤判定が出にくくなる。
る故障判定制御を部分的に変更する変更形態について説
明する。 1〕前記図4、図5の故障判定制御において、CN1≧
K1のときには、フラグF1をセットした上で、S17
で用いる判定しきい値ΔT0を小さく変更し、また、C
N2≧K2のときには、フラグF2をセットした上で、
S17で用いる判定しきい値ΔT0を小さく変更するよ
うに構成してもよい。即ち、判定しきい値ΔT0を小さ
く変更すると、S17において故障判定(故障であると
する判定)が出にくくなるので、油温センサ4が正常に
もかかわらず故障であるとする誤判定が出にくくなる。
【0052】2〕前記図4、図5の故障判定制御におい
て、S6における「アイドルSW=ON」という条件を
「走行状態=コースト状態」という条件に変更してもよ
い。その場合、コースト状態か否かの判定は、図8に示
すマップに基づいて判定するものとする。3〕図6、図
7の故障判定制御では、コースト状態の場合と、非コー
スト状態の場合とで、所定時間K01,K02 を異なる値に設
定したが、所定時間は共通に設定し、前記1〕の場合と
同様に、コースト状態の場合にはS42の判定しきい値
ΔT0を小さく変更してもよい。
て、S6における「アイドルSW=ON」という条件を
「走行状態=コースト状態」という条件に変更してもよ
い。その場合、コースト状態か否かの判定は、図8に示
すマップに基づいて判定するものとする。3〕図6、図
7の故障判定制御では、コースト状態の場合と、非コー
スト状態の場合とで、所定時間K01,K02 を異なる値に設
定したが、所定時間は共通に設定し、前記1〕の場合と
同様に、コースト状態の場合にはS42の判定しきい値
ΔT0を小さく変更してもよい。
【0053】4〕図10の故障判定制御においては、車
速Vに関係無しにその故障判定制御を行うように構成し
たが、所定車速V1以上の場合だけ、S54〜S56の
ステップを実行するように構成してもよい。 5〕前記表示器8の代わりに、表示ランプをインストル
メントパネルに設け、油温センサ4の故障を判定したと
きには、表示ランプを点灯させるように構成してもよ
い。また、前記コントロールユニットは自動変速機の制
御装置と兼用することなく、油温センサの故障判定制御
専用のものとして構成してもよい。 6〕自動車の自動変速機の油温センサの故障を判定する
装置だけでなく、種々の車両の自動変速機の油温センサ
の故障を判定する装置にも本発明を同様に適用すること
ができる。
速Vに関係無しにその故障判定制御を行うように構成し
たが、所定車速V1以上の場合だけ、S54〜S56の
ステップを実行するように構成してもよい。 5〕前記表示器8の代わりに、表示ランプをインストル
メントパネルに設け、油温センサ4の故障を判定したと
きには、表示ランプを点灯させるように構成してもよ
い。また、前記コントロールユニットは自動変速機の制
御装置と兼用することなく、油温センサの故障判定制御
専用のものとして構成してもよい。 6〕自動車の自動変速機の油温センサの故障を判定する
装置だけでなく、種々の車両の自動変速機の油温センサ
の故障を判定する装置にも本発明を同様に適用すること
ができる。
【0054】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、走行開始前後
における油温の増加量から油温検出手段の故障を判定す
る故障判定手段に、自動変速機のトルクコンバータのポ
ンプとタービン間の滑りの小さい走行状態のときに滑り
の大きい走行状態のときに比べて故障判定を出しにくく
する故障判定抑制手段を設けたので、トルクコンバータ
における滑りが小さい走行状態のときの故障判定が出に
くくなり、故障であるとの誤判定が出にくくなる。それ
故、故障判定の精度と信頼性を高めることができる。
における油温の増加量から油温検出手段の故障を判定す
る故障判定手段に、自動変速機のトルクコンバータのポ
ンプとタービン間の滑りの小さい走行状態のときに滑り
の大きい走行状態のときに比べて故障判定を出しにくく
する故障判定抑制手段を設けたので、トルクコンバータ
における滑りが小さい走行状態のときの故障判定が出に
くくなり、故障であるとの誤判定が出にくくなる。それ
故、故障判定の精度と信頼性を高めることができる。
【0055】請求項2の発明によれば、請求項1と同様
の効果を奏するが、前記滑りの小さい走行状態がエンジ
ン負荷が車速に応じて決まる所定値以下のコースト状態
であり、故障判定抑制手段が、コースト状態を判定する
コースト判定手段を有するので、そのコースト判定手段
によりコースト状態(減速走行状態や下り坂走行状態)
を判定し、そのコースト状態のときには油温検出手段が
故障であるとの故障判定を出しにくくして、故障判定の
精度と信頼性を確保することができる。
の効果を奏するが、前記滑りの小さい走行状態がエンジ
ン負荷が車速に応じて決まる所定値以下のコースト状態
であり、故障判定抑制手段が、コースト状態を判定する
コースト判定手段を有するので、そのコースト判定手段
によりコースト状態(減速走行状態や下り坂走行状態)
を判定し、そのコースト状態のときには油温検出手段が
故障であるとの故障判定を出しにくくして、故障判定の
精度と信頼性を確保することができる。
【0056】請求項3の発明によれば、請求項2と同様
の効果を奏するが、前記コースト判定手段が、走行中の
アイドルスイッチONの累積時間が設定値以上のときに
コースト状態であると判定するので、コースト状態を確
実に判定して、故障判定の精度と信頼性を確保できる。
の効果を奏するが、前記コースト判定手段が、走行中の
アイドルスイッチONの累積時間が設定値以上のときに
コースト状態であると判定するので、コースト状態を確
実に判定して、故障判定の精度と信頼性を確保できる。
【0057】請求項4の発明によれば、請求項2と同様
の効果を奏するが、前記コースト判定手段が、車速とス
ロットル開度とに基づいてコースト状態を判定するの
で、車速とスロットル開度とをパメータとして設定され
るノーロードライン以下のコースト状態を車速とスロッ
トル開度とに基づいて確実に判定することができる。
の効果を奏するが、前記コースト判定手段が、車速とス
ロットル開度とに基づいてコースト状態を判定するの
で、車速とスロットル開度とをパメータとして設定され
るノーロードライン以下のコースト状態を車速とスロッ
トル開度とに基づいて確実に判定することができる。
【0058】請求項5の発明によれば、請求項1と同様
の効果を奏するが、故障判定手段が、走行開始前の油温
に対する、所定車速以上で所定時間以上走行したときの
油温の増加量に基づいて油温検出手段の故障を判定す
る。所定車速以上で所定時間以上走行すれば、コースト
状態以外の通常の場合、トルクコンバータのポンプとタ
ービン間における滑りにより、又は変速ギヤ機構におけ
る油の攪拌により、油温が上昇するから、前記油温の増
加量に基づいて油温検出手段の故障を判定することがで
きる。
の効果を奏するが、故障判定手段が、走行開始前の油温
に対する、所定車速以上で所定時間以上走行したときの
油温の増加量に基づいて油温検出手段の故障を判定す
る。所定車速以上で所定時間以上走行すれば、コースト
状態以外の通常の場合、トルクコンバータのポンプとタ
ービン間における滑りにより、又は変速ギヤ機構におけ
る油の攪拌により、油温が上昇するから、前記油温の増
加量に基づいて油温検出手段の故障を判定することがで
きる。
【0059】請求項6の発明によれば、請求項5と同様
の効果を奏するが、故障判定抑制手段が、滑りの小さい
走行状態のときにはそれ以外の走行状態のときよりも前
記所定時間を長く設定する。滑りの小さい走行状態のと
きには、トルクコンバータにおける油温上昇速度が小さ
いので、それ以外の走行状態のときよりも前記所定時間
を長く設定することで、故障判定の精度と信頼性を確保
である。
の効果を奏するが、故障判定抑制手段が、滑りの小さい
走行状態のときにはそれ以外の走行状態のときよりも前
記所定時間を長く設定する。滑りの小さい走行状態のと
きには、トルクコンバータにおける油温上昇速度が小さ
いので、それ以外の走行状態のときよりも前記所定時間
を長く設定することで、故障判定の精度と信頼性を確保
である。
【0060】請求項7の発明によれば、請求項1又は請
求項5と同様の効果を奏するが、故障判定抑制手段が、
滑りの小さい走行状態のときにはそれ以外の走行状態の
ときよりも判定しきい値を小さく設定する。滑りの小さ
い走行状態のときは、トルクコンバータにおける油温上
昇速度が小さいので、それ以外の走行状態のときよりも
判定しきい値を小さく設定することで故障判定の精度と
信頼性を確保である。
求項5と同様の効果を奏するが、故障判定抑制手段が、
滑りの小さい走行状態のときにはそれ以外の走行状態の
ときよりも判定しきい値を小さく設定する。滑りの小さ
い走行状態のときは、トルクコンバータにおける油温上
昇速度が小さいので、それ以外の走行状態のときよりも
判定しきい値を小さく設定することで故障判定の精度と
信頼性を確保である。
【0061】請求項8の発明によれば、請求項1と同様
の効果を奏するが、故障判定抑制手段が、滑りの小さい
走行状態のときには故障判定を禁止する。滑りの小さい
走行状態のときには、トルクコンバータにおける油温上
昇速度が小さいので、誤判定しやすくなるので、故障判
定を禁止することで、誤判定を防止できる。
の効果を奏するが、故障判定抑制手段が、滑りの小さい
走行状態のときには故障判定を禁止する。滑りの小さい
走行状態のときには、トルクコンバータにおける油温上
昇速度が小さいので、誤判定しやすくなるので、故障判
定を禁止することで、誤判定を防止できる。
【0062】請求項9の発明によれば、請求項1と同様
の効果を奏するが、油温検出手段の故障をドライバーに
報知する報知手段を設けたので、この報知手段により、
油温検出手段の故障をドライバーに報知でき、油温検出
手段を修理する等の対策を講ずることができる。
の効果を奏するが、油温検出手段の故障をドライバーに
報知する報知手段を設けたので、この報知手段により、
油温検出手段の故障をドライバーに報知でき、油温検出
手段を修理する等の対策を講ずることができる。
【0063】請求項10の発明によれば、請求項1と同
様の効果を奏するが、油温検出手段の故障の情報を記憶
する記憶手段を設けたので、故障の情報を油温検出手段
の故障を表示するのに活用したり、変速制御を調整する
のに適用することができる。請求項11の発明によれ
ば、請求項1と同様の効果を奏するが、前記走行開始と
は、エンジンのイグニションスイッチONに続く走行開
始であるので、走行開始前後における油温の増加量を正
確に検出でき、故障判定の精度と信頼性を高めることが
できる。
様の効果を奏するが、油温検出手段の故障の情報を記憶
する記憶手段を設けたので、故障の情報を油温検出手段
の故障を表示するのに活用したり、変速制御を調整する
のに適用することができる。請求項11の発明によれ
ば、請求項1と同様の効果を奏するが、前記走行開始と
は、エンジンのイグニションスイッチONに続く走行開
始であるので、走行開始前後における油温の増加量を正
確に検出でき、故障判定の精度と信頼性を高めることが
できる。
【図1】本発明の実施形態に係る油温センサ故障判定装
置の全体構成を示すブロック図である。
置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】車速と油温とフラグ等の変化を示すタイムチャ
ートである。
ートである。
【図3】車速とフラグ等の変化を示すタイムチャートで
ある。
ある。
【図4】故障判定制御のフローチャートの一部である。
【図5】図4のフローチャートの残部である。
【図6】第1別実施形態に係る故障判定制御のフローチ
ャートの一部である。
ャートの一部である。
【図7】図6の故障判定制御のフローチャートの残部で
ある。
ある。
【図8】ノーロードラインを設定したマップの線図であ
る。
る。
【図9】第2別実施形態に係る油温センサ故障判定装置
の全体構成を示すブロック図である。
の全体構成を示すブロック図である。
【図10】図9の油温センサ故障判定装置における故障
判定制御のフローチャートである。
判定制御のフローチャートである。
【図11】図10の故障判定制御における増分G(s) を
スリップsをパラメータとして設定したマップの線図で
ある。
スリップsをパラメータとして設定したマップの線図で
ある。
2 自動変速機 3 コントロールユニット 4 油温センサ 5 車速センサ 6 スロットル開度センサ 8 表示器 11 エンジン回転数センサ 12 タービン回転数センサ
Claims (11)
- 【請求項1】 車両の自動変速機の油温を検出する油温
検出手段の故障を判定する故障判定装置において、 油温検出手段の検出結果をを受けて、走行開始前後にお
ける油温の増加量が所定の判定しきい値以下のときに油
温検出手段が故障であると判定する故障判定手段を設
け、 前記故障判定手段に、自動変速機のトルクコンバータの
ポンプとタービン間の滑りの小さい走行状態のときに滑
りの大きい走行状態のときに比べて故障判定を出しにく
くする故障判定抑制手段を設けたことを特徴とする自動
変速機の油温検出手段の故障判定装置。 - 【請求項2】 前記滑りの小さい走行状態が、エンジン
負荷が車速に応じて決まる所定値以下のコースト状態で
あり、前記故障判定抑制手段が、コースト状態を判定す
るコースト判定手段を有することを特徴とする請求項1
に記載の自動変速機の油温検出手段の故障判定装置。 - 【請求項3】 前記コースト判定手段は、走行中のアイ
ドルスイッチONの累積時間が設定値以上のときにコー
スト状態であると判定することを特徴とする請求項2に
記載の自動変速機の油温検出手段の故障判定装置。 - 【請求項4】 前記コースト判定手段は、車速とスロッ
トル開度とに基づいてコースト状態を判定することを特
徴とする請求項2に記載の自動変速機の油温検出手段の
故障判定装置。 - 【請求項5】 前記故障判定手段は、走行開始前の油温
に対する、所定車速以上で所定時間以上走行したときの
油温の増加量に基づいて油温検出手段の故障を判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の油温検
出手段の故障判定装置。 - 【請求項6】 前記故障判定抑制手段は、滑りの小さい
走行状態のときにはそれ以外の走行状態のときよりも前
記所定時間を長く設定することを特徴とする請求項5に
記載の自動変速機の油温検出手段の故障判定装置。 - 【請求項7】 前記故障判定抑制手段は、滑りの小さい
走行状態のときにはそれ以外の走行状態のときよりも判
定しきい値を小さく設定することを特徴とする請求項1
又は請求項5に記載の自動変速機の油温検出手段の故障
判定装置。 - 【請求項8】 前記故障判定抑制手段は、滑りの小さい
走行状態のときには故障判定を禁止することを特徴とす
る請求項1に記載の自動変速機の油温検出手段の故障判
定装置。 - 【請求項9】 前記油温検出手段の故障をドライバーに
報知する報知手段を設けたことを特徴とする請求項1に
記載の自動変速機の油温検出手段の故障判定装置。 - 【請求項10】 前記油温検出手段の故障の情報を記憶
する記憶手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載
の自動変速機の油温検出手段の故障判定装置。 - 【請求項11】 前記走行開始とは、エンジンのイグニ
ションスイッチONに続く走行開始であることを特徴と
する請求項1に記載の自動変速機の油温検出手段の故障
判定装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17291896A JPH09329221A (ja) | 1996-06-11 | 1996-06-11 | 自動変速機の油温検出手段の故障判定装置 |
| US08/872,227 US5830106A (en) | 1996-06-11 | 1997-06-10 | Malfunction judgment system of oil temperature sensor for automatic transmission |
| DE19724651A DE19724651A1 (de) | 1996-06-11 | 1997-06-11 | Fehlfunktionsbeurteilungssystem eines Öltemperatursensors für Automatikgetriebe |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17291896A JPH09329221A (ja) | 1996-06-11 | 1996-06-11 | 自動変速機の油温検出手段の故障判定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09329221A true JPH09329221A (ja) | 1997-12-22 |
Family
ID=15950772
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17291896A Pending JPH09329221A (ja) | 1996-06-11 | 1996-06-11 | 自動変速機の油温検出手段の故障判定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09329221A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011085150A (ja) * | 2009-10-13 | 2011-04-28 | Suzuki Motor Corp | 自動変速機の油温センサ故障検出装置 |
| JP2012002320A (ja) * | 2010-06-18 | 2012-01-05 | Toyota Motor Corp | 車両用自動変速機の油温センサ故障検出装置 |
| CN112334644A (zh) * | 2018-06-14 | 2021-02-05 | 加特可株式会社 | 自动变速器的控制装置 |
| JP2022115006A (ja) * | 2021-01-27 | 2022-08-08 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の冷却システム |
| JPWO2024062747A1 (ja) * | 2022-09-21 | 2024-03-28 | ||
| CN121347169A (zh) * | 2025-12-18 | 2026-01-16 | 南京轴承有限公司 | 一种车辆变速箱故障诊断方法及其检测系统 |
-
1996
- 1996-06-11 JP JP17291896A patent/JPH09329221A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011085150A (ja) * | 2009-10-13 | 2011-04-28 | Suzuki Motor Corp | 自動変速機の油温センサ故障検出装置 |
| JP2012002320A (ja) * | 2010-06-18 | 2012-01-05 | Toyota Motor Corp | 車両用自動変速機の油温センサ故障検出装置 |
| CN112334644A (zh) * | 2018-06-14 | 2021-02-05 | 加特可株式会社 | 自动变速器的控制装置 |
| CN112334644B (zh) * | 2018-06-14 | 2022-07-29 | 加特可株式会社 | 自动变速器的控制装置 |
| JP2022115006A (ja) * | 2021-01-27 | 2022-08-08 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の冷却システム |
| JPWO2024062747A1 (ja) * | 2022-09-21 | 2024-03-28 | ||
| CN121347169A (zh) * | 2025-12-18 | 2026-01-16 | 南京轴承有限公司 | 一种车辆变速箱故障诊断方法及其检测系统 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3189701B2 (ja) | 車両用温度センサの異常判定装置 | |
| EP0130827B1 (en) | Failure diagnostic processing method and system | |
| US4731727A (en) | Intelligent optimum-gear indication system | |
| US5561243A (en) | Apparatus and method for diagnosing radiator fan control system installed in vehicular internal combustion engine | |
| US20070286747A1 (en) | Drive control device of fuel pump | |
| US5830106A (en) | Malfunction judgment system of oil temperature sensor for automatic transmission | |
| JP4252500B2 (ja) | 車両制御装置 | |
| US4939502A (en) | Device and method of fail-safe control for electronically controlled automatic transmission | |
| US4949078A (en) | Fail-safe operation of a vehicle automatic transmission responsive to failure of engine water temperature sensor | |
| JP2915977B2 (ja) | 車両制御装置用センサのバックアップ装置 | |
| JPH09329221A (ja) | 自動変速機の油温検出手段の故障判定装置 | |
| US4868756A (en) | Method of indicating a shift operation of a manual transmission gear of a vehicle | |
| JPH09329222A (ja) | 自動変速機の油温検出手段の故障判定装置 | |
| KR0148840B1 (ko) | 아이들제어밸브의 진단장치 | |
| JPS58162748A (ja) | 自動車のエンジン停止始動装置 | |
| JP3656790B2 (ja) | 自動変速機の故障検出装置 | |
| JP2000168398A (ja) | 車両用表示装置 | |
| JP7626086B2 (ja) | 車両用報知制御装置 | |
| JPS638574A (ja) | 自動車用バツテリの容量低下警報装置 | |
| JP3168818B2 (ja) | エンジン始動判定装置 | |
| KR100285459B1 (ko) | 자동 변속기의 입력 신호 제어 방법 | |
| KR100264549B1 (ko) | 주행중 엔진의 아이들 제어 장치 및 그 방법 | |
| KR19980044821A (ko) | 자동차의 기어변속 시기 알림장치 | |
| KR19980017136A (ko) | 자동변속기 유온 센서 진단신호 처리장치 및 그 방법 | |
| KR19980020877A (ko) | 차량의 액셀페달센서 고장진단방법 |