JPH09329401A - 表面欠陥検査用治具 - Google Patents

表面欠陥検査用治具

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JPH09329401A
JPH09329401A JP15144996A JP15144996A JPH09329401A JP H09329401 A JPH09329401 A JP H09329401A JP 15144996 A JP15144996 A JP 15144996A JP 15144996 A JP15144996 A JP 15144996A JP H09329401 A JPH09329401 A JP H09329401A
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Kotaro Hirata
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来、作業者の目視による判定に頼っていた表
面欠陥の検査を、経験の少ない作業者でも勘に頼ること
なく、正確に行うことができる表面欠陥検査用治具を提
供する。 【解決手段】枠体1の対向する2辺1a,1b間に、加
工後の被検査体である自動車の塗装パネル3の表面の欠
陥部分5a,5bの大きさを判定するための基準となる
線径を有する目視判定用ワイヤ2を張設して構成した。
そして、この表面欠陥検査用治具において、基準となる
線径をそれぞれ異ならせた複数条の目視判定用ワイヤが
間隔を置いて並設されてなり、また、被検査体の色の濃
淡に合わせて目視判定を行いやすくするために、目視判
定用ワイヤの材質または色彩を異ならせて構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、加工後の被検査
体表面の欠陥部分の大きさを判定するための表面欠陥検
査用治具に係り、特に、塗装が施された後の被検査体塗
装面の小さな窪み状部の大きさを正確に判断し、品質の
良否を判定することができる表面欠陥検査用治具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、製品生産工場においては、加工
後の製品について品質検査により良否の判定を行ってい
る。例えば、自動車の塗装パネルの塗装面には、塗装加
工中の気泡の発生やゴミの混入により、いわゆる‘ぶ
つ’と呼ばれる小さな窪み状の欠陥を生じることがあ
る。これを検出するために、近時カメラ等の光学機器を
使用する手段も提案されているが、現場の実情において
は、なお作業者の目視による判定に頼っている場合が多
い。
【0003】自動車の塗装パネルは、その欠陥部分の発
生位置により、外観ランク(欠陥部分の粒径の基準値)
が異なり、フロント側を除くルーフなどに比較して人の
目につく部位、特にボンネットなどは、表1に示すよう
に、中でも厳しい判断基準となっている。
【0004】
【表1】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来は、被検査体の表
面に発生した小さな窪み状の欠陥部分の大きさ(粒径)
を作業者の経験と勘に頼って判断し、表1に示す表面欠
陥の発生部位に応じて良否に判定を行っていた。したが
って、作業者により個人差があって、判断基準が曖昧と
なり、品質に安定さを欠く傾向があった。これに起因し
て、個々の検査工程で基準を満足しても、製品の最終工
程の検査で不合格となるという事態を招来することとな
る。
【0006】この発明は、この従来の問題点を解決し、
経験の少ない作業者でも勘に頼ることなく、正確に加工
後の被検査体表面の欠陥部分の大きさを判定することが
できる表面欠陥検査用治具を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、枠体の対向する2辺間に、加工後の被
検査体表面の欠陥部分の大きさを判定するための基準と
なる線径を有する目視判定用ワイヤを張設したことを特
徴とする表面欠陥検査用治具を構成した。
【0008】そして、この表面欠陥検査用治具におい
て、基準となる線径をそれぞれ異ならせた複数条の目視
判定用ワイヤが間隔を置いて並設されてなり、また、被
検査体の色の濃淡に合わせて目視判定を行いやすくする
ために、目視判定用ワイヤの材質または色彩を異なら
せ、例えば鋼線および天蚕糸を用いることを特徴として
いる。
【0009】さらに、被検査体表面に当接する枠体の下
端部と目視判定用ワイヤの張設位置との間を至近距離と
し、あるいは、目視判定用ワイヤが鉛直方向に位置する
ように目視判定用補助ワイヤを配設することを特徴と
し、加えて、枠体の四隅に磁石を埋設し、あるいは、ロ
ーラを軸着することも特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図面に基づき説明する。図1の(a)および(b)は、
この発明に係る表面欠陥検査用治具の第1の実施形態に
ついて示す平面図および側面図である。図2の(a)お
よび(b)は、図1に示す表面欠陥検査用治具を用いて
目視判定を行っている状態を示す平面図および側面断面
図である。
【0011】図1において、表面欠陥検査用治具Jは、
枠体1と、この枠体1に張設した目視判定用ワイヤ(以
下、ワイヤという。)2とから構成される。枠体1は、
プラスチック製、ゴム製または金属製であって、長方形
状に加工したもので、作業者が手で持ち運びのできる程
度の大きさとなっている。その形状は、矩形に限ること
なく、多角形あるいは円形としてもよい。ワイヤ2は、
枠体1の対向する2辺1a,1b間に張設されるもの
で、具体的には、枠体1の所定位置に穿設した孔に挿通
して固定したり、枠体1の上部にボルトをねじ込みこれ
に巻き付ける等の手段により設けられる。ワイヤ2の材
質は、特に限定されるものではないが、鋼線(針金)あ
るいは釣り糸に用いられる天蚕糸(てぐす)などが入手
しやすく好適である。
【0012】ワイヤ2は、枠体1に間隔を置いて複数
条、図示の例では4条並設され、それぞれその線径を異
ならせている。すなわち、左側から1番目のワイヤ2a
が0.3mm、2番目のワイヤ2bが0.5mm、3番
目のワイヤ2cが0.7mm、そして、4番目のワイヤ
2dが1.0mmの線径となっている。各ワイヤ2a〜
2dは、後に説明するように、加工後の被検査体である
自動車の塗装パネル3の表面の欠陥部分の大きさ(粒
径)を判定する基準となるものである。枠体1の四隅に
は、磁石4をそれぞれ埋め込んである。
【0013】上記の表面欠陥検査用治具Jは、自動車の
塗装パネル3の表面に存在する小さな窪み状の欠陥部分
に、ワイヤ2の中の所定のワイヤを位置合わせして、自
動車の塗装パネル3の表面に載置される。図2の(a)
および(b)は、この載置された状態の平面図および側
面断面図であり、理解を容易にするために極端に拡大し
て示してある。同図は、自動車の塗装パネル3の中でも
厳しい判断基準が要求されるボンネットに発生した欠陥
部分の大きさを判定しようとする例で、欠陥部分5aの
直上に基準となる線径0.3mmのワイヤ2aが位置す
るように、作業者が表面欠陥検査用治具Jを載置する。
この際、枠体1の四隅に埋め込んだ磁石4が自動車の塗
装パネル3に吸着し、手元のぶれを防いで、作業を容易
としている。図示の場合、欠陥部分5aとワイヤ2aの
線径とを作業者の目視により比較すると、明らかにワイ
ヤ2aの線径より欠陥部分5aがはみ出しており、基準
よりも大きい欠陥部分ということで、不良品と判定され
る。この検査で合格となるには、別の欠陥部分5bで示
すように、ワイヤ2aの線径以下であることが要求され
る。
【0014】このような作業者の目視検査では、欠陥部
分5aとワイヤ2aとが離れるほど視る角度による誤差
が大きくなる。したがって、これを防ぐために、欠陥部
分5aとワイヤ2aとの距離すなわち枠体1の下端部と
ワイヤ2aの張設位置との間隔sを至近距離とする、具
体的には4〜8mm程度とすると有効である。
【0015】なお、この第1の実施形態では、枠体1に
ワイヤ2を間隔を置いて4条並設して、自動車の塗装パ
ネル3の各部位で発生する欠陥部分の大きさに応じたワ
イヤ2a〜2dをあてがい判定を行う場合について説明
したが、治具の点数が多くなることを厭わなければ、も
ちろん枠体1に単一のワイヤ2を張設したものを所定数
用意してもかまわない。
【0016】図3の(a)および(b)は、この発明に
係る表面欠陥検査用治具Jの第2の実施形態について示
す平面図および側面図である。この実施形態では、枠体
1の対向する2辺1a,1b間に、ワイヤ2として、そ
れぞれ間隔を置いて、例えば鋼線からなる4条のワイヤ
2a〜2dの群2Aと、天蚕糸からなる4条のワイヤ2
e〜2hの群2Bとを張設してある。このように、2つ
の群2A,2Bの各ワイヤの材質を異ならせて構成し、
自動車の塗装パネル3の塗装色が淡色系である場合には
鋼線製のワイヤ2a〜2dの群2Aを、また、濃色系で
ある場合には天蚕糸製のワイヤ2e〜2hの群2Bを使
用するようにすれば、目視判定をより精度よく行うこと
ができる。また、塗装色に対応させて各ワイヤの色彩を
異ならせて構成してもよい。それぞれの群2A,2Bに
おける左側から1番目のワイヤ2a,2eが0.3m
m、2番目のワイヤ2b,2fが0.5mm、3番目の
ワイヤ2c,2gが0.7mm、そして、4番目のワイ
ヤ2d,2hが1.0mmの線径となっていること、お
よび、自動車の塗装パネル3の表面に存在する小さな窪
み状の欠陥部分に、ワイヤ2の中の所定のワイヤを位置
合わせしてその大きさを判定することは、第1の実施形
態と同様である。
【0017】この第2の実施形態では、第1の実施形態
で枠体1の四隅に磁石4をそれぞれ埋設したのに対し
て、枠体1の底面四隅にローラ4′を軸着し、自動車の
塗装パネル3の表面を滑動させるようにして、作業をし
易くしている。第1の実施形態でローラ4′が使用され
てもよいことはもちろんである。
【0018】図4は、この発明に係る表面欠陥検査用治
具Jを用いて目視判定を行う場合の他の例を示す側面図
である。この例では、枠体1の上方に別の枠体1′を配
設し、これに、各群2A,2Bのワイヤ2a〜2dおよ
び2e〜2hが鉛直方向に位置するように、目視判定用
補助ワイヤ2a′〜2d′および2e′〜2h′を張設
してある。目視判定を行うときは、自動車の塗装パネル
3の表面に表面欠陥検査用治具Jを載置し、図の例で
は、欠陥部分5とワイヤ2dと目視判定用補助ワイヤ2
d′とを同一軸として作業者の視線と一致させる。これ
により、欠陥部分5aとワイヤ2dとの視る角度による
誤差を生じることがなく、より精度のよい判定を行うこ
とができる。この目視判定用のワイヤと目視判定用補助
ワイヤを組み合わせての目視判定は、第1および第2の
いずれの実施形態でも適用が可能である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る表
面欠陥検査用治具によれば、枠体の対向する2辺間に、
基準となる線径を有する目視判定用ワイヤを張設したの
で、加工後の被検査体表面の欠陥部分の大きさを目視判
定用ワイヤと比較して直接判定することができる。した
がって、従来のような作業者の経験と勘に頼って判断を
することによる判断基準の曖昧さがなくなり、経験の少
ない作業者でも正確な判定をすることができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は、この発明に係る表面欠
陥検査用治具の第1の実施形態について示す平面図およ
び側面図である。
【図2】(a)および(b)は、この発明に係る表面欠
陥検査用治具を用いて目視判定を行っている状態を示す
平面図および側面断面図である。
【図3】(a)および(b)は、この発明に係る表面欠
陥検査用治具の第2の実施形態について示す平面図およ
び側面図である。
【図4】この発明に係る表面欠陥検査用治具Jを用いて
目視判定を行う場合の他の例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 …枠体 2 …目視判定用ワイヤ 3 …被検査体(自動車の塗装パネル) 4 …磁石 4′…ローラ 5 …欠陥部分

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体の対向する2辺間に、加工後の被検
    査体表面の欠陥部分の大きさを判定するための基準とな
    る線径を有する目視判定用ワイヤを張設したことを特徴
    とする表面欠陥検査用治具。
  2. 【請求項2】 基準となる線径をそれぞれ異ならせた複
    数条の目視判定用ワイヤが間隔を置いて並設されてなる
    請求項1に記載の表面欠陥検査用治具。
  3. 【請求項3】 被検査体の色の濃淡に合わせて目視判定
    を行いやすくするために、目視判定用ワイヤの材質また
    は色彩を異ならせてなる請求項1または請求項2に記載
    の表面欠陥検査用治具。
  4. 【請求項4】 材質の異なる目視判定用ワイヤが鋼線お
    よび天蚕糸である請求項3に記載の表面欠陥検査用治
    具。
  5. 【請求項5】 被検査体表面に当接する枠体の下端部と
    目視判定用ワイヤの張設位置との間を至近距離とした請
    求項1ないし請求項4のいずれかに記載の表面欠陥検査
    用治具。
  6. 【請求項6】 目視判定用ワイヤが鉛直方向に位置する
    ように目視判定用補助ワイヤを配設してなる請求項1な
    いし請求項4のいずれかに記載の表面欠陥検査用治具。
  7. 【請求項7】 枠体の四隅に磁石を埋設してなる請求項
    1ないし請求項6のいずれかに記載の表面欠陥検査用治
    具。
  8. 【請求項8】 枠体の底面四隅にローラを軸着してなる
    請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の表面欠陥検
    査用治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104457478A (zh) * 2014-11-04 2015-03-25 华晨汽车集团控股有限公司 一种涂装车身缺陷专用检测工具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104457478A (zh) * 2014-11-04 2015-03-25 华晨汽车集团控股有限公司 一种涂装车身缺陷专用检测工具

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