JPH09330047A - 光反射材 - Google Patents

光反射材

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JPH09330047A
JPH09330047A JP14964596A JP14964596A JPH09330047A JP H09330047 A JPH09330047 A JP H09330047A JP 14964596 A JP14964596 A JP 14964596A JP 14964596 A JP14964596 A JP 14964596A JP H09330047 A JPH09330047 A JP H09330047A
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JP
Japan
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resin layer
transparent
layer
microspheres
reflecting material
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Application number
JP14964596A
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English (en)
Inventor
Tadahiro Mori
忠弘 森
Shinichi Morimoto
真一 森本
Masami Sawada
真美 澤田
Atsuko Watanabe
厚子 渡辺
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UNITIKA SUPAAKURAITO KK
Unitika Sparklite Ltd
Original Assignee
UNITIKA SUPAAKURAITO KK
Unitika Sparklite Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】夜間の使用で反射輝度が高く、使用中における
摩擦や洗濯、ドライクリーニングによるビーズの脱落や
反射膜の劣化による反射輝度の低下を防ぐようにした光
反射材を提供する。 【解決手段】支持体4に保持された固着樹脂層3に、透
明性微小球1が埋設され、かつこの透明性微小球1の後
部埋設球面に反射層2を設けたオープンタイプ光反射材
において、固着樹脂層3にシラン化合物を含有してなる
光反射材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は衣服、救命具などの
安全用資材類およびアパレル関連部材の装飾類などに有
用な光反射材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、案内標識、規制標識などの道
路標識用表示板として、特に夜間の視認性を高めるた
め、ガラス微小球を樹脂層内に埋設したクローズドタイ
プや表面カバーフィルムで保護されたカプセルタイプの
光反射材が広く用いられている。これらは主に屋外に常
設されて使用されるため、雨濡れによる輝度低下を防止
すべく表面が樹脂などで覆われ保護されているのであ
る。しかるに近年、このような光反射材が種々の衣料分
野に広範囲に使用されるようになってきている。すなわ
ち、夜間の道路工事作業や車両の誘導あるいは警察や消
防などで使用する安全作業着、安全チョッキ、腕章、た
すきなどの安全用資材、スポーツ衣料や靴、鞄などに使
用されるアパレル関連装飾類、さらにきらめき、輝きや
色彩をアピールするようなファッション分野など多岐に
わたり使用されている。しかし、衣料として使用する場
合、このクローズドタイプやカプセルタイプの光反射材
は風合いが固く、問題があった。
【0003】そこで、柔軟性のある、反射輝度の高い光
反射材としてガラス微小球の前部半球面が空気中に突出
したオープンタイプ光反射材が多く使用されるようにな
っている。その理由として、衣料分野用途の場合は常時
屋外に設置するものでなく、雨濡れによる輝度の低下も
大きな問題にならないからである。この光反射材で使用
される樹脂類は固着樹脂層のみかあるいは他に極く薄い
樹脂が使用されるのみで樹脂量が少なく、さらにそこに
柔軟性を有する樹脂を使用することにより風合もソフト
になり衣料用途に使用することができるようになる。
【0004】しかし、この光反射材はガラス微小球が露
出しているため着用中に摩擦などにより脱落する問題が
ある。また、衣料分野では洗濯やドライクリーニングな
どはつきもので、それによってガラス微小球が脱落し、
反射輝度が低下するという問題を有していた。特に、安
全作業着や安全ベストといった安全用資材の洗濯は、工
業洗濯が採用されており、たたき効果、もみ効果の強い
洗濯処方が採られている。さらに、洗濯浴も80〜90
℃の高温でしかもpH10〜12といった高アルカリの
非常に苛酷な洗濯処方が採られる場合がある。このため
固着樹脂の劣化や基材を接着している接着剤の劣化、あ
るいは、金属蒸着面の変質などが生じ、ガラスビーズが
脱落したり、反射膜が劣化し、反射しなくなるという問
題を含んでいる。
【0005】また、ドライクリーニングにおけるトリク
ロロエタンやパークロロエタンなどの各種有機溶剤に対
する耐溶剤性にも問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を解決するもので、夜間の使用で反射輝度が高く、使
用中における摩擦や洗濯、ドライクリーニングによるビ
ーズの脱落や反射膜の劣化による反射輝度の低下を防ぐ
ことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、光反射材
において反射輝度の低下を抑えることについて鋭意検討
を行った結果、固着樹脂層にシラン化合物を配合するこ
とによりこれらの欠点を解消し、洗濯耐久性に優れ、反
射輝度の高い光反射材が得られることを見い出し本発明
に到達した。
【0008】すなわち、本発明の第1の発明は、支持体
に保持された固着樹脂層に、透明性微小球が埋設され、
かつこの透明性微小球の後部埋設球面に反射層を設けた
オープンタイプ光反射材において、固着樹脂層にシラン
化合物を含有してなる光反射材を要旨とするものであ
る。
【0009】第2の発明は、支持体に保持された固着樹
脂層に、透明性微小球が埋設され、かつこの透明性微小
球の後部埋設球面に直接反射層が設けられているととも
に、この透明性微小球の前部非埋設球面に着色または無
色の透明樹脂層が積層されている光反射材において、固
着樹脂層および透明樹脂層の少なくとも何れか一方にシ
ラン化合物を含有してなる光反射材を要旨とするもので
ある。
【0010】第3の発明は、支持体に保持された固着樹
脂層に、透明性微小球が埋設され、かつこの透明性微小
球の後部埋設球面に透明樹脂層およびその外側に反射層
を設けたオープンタイプ光反射材において、固着樹脂層
および透明性微小球後部の透明樹脂層の少なくとも何れ
か一方にシラン化合物を含有してなる光反射材を要旨と
するものである。
【0011】以下、本発明についてさらに詳細に説明す
る。第1の発明のオープンタイプ光反射材の一例を図1
に示す。固着樹脂層3にほぼ半分埋没した透明性微小球
1が単層に並ぶように配置され、その上部は露出してい
る。そして、前記透明性微小球1には下部のほぼ半球面
上に直接反射層2が設けられて固着樹脂層3に埋設され
ており、固着樹脂層3の下側に支持体4が設けられてい
る。
【0012】本発明で用いられる透明性微小球は直径5
00μm以下、好ましくは30〜200μmである。さ
らに好ましくは35〜110μmである。直径が500
μmを超えると、厚さが厚くなり、柔軟性がなくなり光
反射材として汎用性のあるものが得られにくくなる。ま
た、透明性微小球の屈折率は再帰性反射の場合は1.8
0〜2.00が好ましい。特に好ましくは1.90〜
1.96である。屈折率が1.80未満、あるいは2.
00を超えると反射層に焦点が合わなくなり再帰性反射
輝度は低下する傾向にある。しかし、再帰性反射を目的
とせず弱い拡散光を期待する場合にはこの限りではな
い。透明性微小球の素材としては透明性が高く、屈折率
が上記の範疇に入るものであれば何でも良いが、特に微
小ガラス球が透明性も高く、屈折率も目的の値に合わせ
やすく、耐候性にも優れており好ましい。
【0013】本発明の固着樹脂層には、例えばアクリル
系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合樹脂などの各種合成樹脂を用いる
ことができる。用途に応じて柔軟性などの点から適宜選
択することができる。もちろん耐洗濯性の高い樹脂が好
ましい。すなわち、高温で加水分解の起こりにくい樹脂
組成のものや耐アルカリ性の強い樹脂組成が好ましい。
耐熱性も沸騰水に耐え得る耐久性が要求される。そのた
めにはポリイソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋
剤、メラミン系樹脂などを併用することが好ましい。ま
た、固着樹脂層の中に無機フィラーなどの補強剤を適宜
配合し、耐熱性を上げることも好ましく用いられる。ま
た、染料、顔料、蓄光性顔料などを配合することもでき
る。透明性微小球の固着樹脂層への埋没率は透明性微小
球の直径の40〜80%が好ましく、50%前後が透明
性微小球の保持、反射効率の点からも最も好ましい。埋
没率が40%未満では透明性微小球の固着が悪くなり脱
落が生じやすくなる。また、80%を超えると輝度特性
が十分でなく、高角度の入射角では輝度が低下する傾向
にある。
【0014】本発明で固着樹脂層に配合されて使用され
るシラン化合物としては、一般式R 1a(R2b SiX
4-a-b で表されるシランカップリング剤が好ましく用い
られる。ここで、a,bは0〜3の整数であり、かつa
+bが3である。R1 、R2はメチル基、イソブチル
基、n−プロピル基、n−デシル基、n−へキサデシル
基、フェニル基、シクロヘキシル基、γ−ウレイドプロ
ピル基、γ−アミノプロピル基、γ−ジブチルアミノプ
ロピル基、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピル
基、γ−グリシドキシプロピル基、β−(3,4エポキ
シシクロヘキシル)エチル基、ビニル基、γ−メタクリ
ロキシプロピル基、γ−メルカプトプロピル基、γ−ク
ロロプロピル基、γ−アニリノプロピル基などの有機化
合物であるが、特に固着樹脂との相溶性の良好なものが
好ましい。特に、アルキル基の分子鎖の長いものが相溶
性に優れ好ましい。Xは塩素原子、メトキシ基、エトキ
シ基、メトキシエトキシ基、アセトキシ基などの加水分
解性基であるが、特にメトキシ基が好ましい。
【0015】また、ラダーシリコーン変成樹脂(昭和電
工社製)も好ましく用いられる。本発明のシラン化合物
の固着樹脂層への配合量は0.01〜10重量%が好ま
しい。特に好ましくは、1〜5重量%である。シラン化
合物の配合量が0.01未満の場合は耐洗濯性の効果が
十分でなく、10重量%を超えると固着樹脂層の強度が
弱くなる傾向がある。
【0016】透明性微小球の背面に設けた反射層は、ア
ルミニウム、ニッケル、チタン、亜鉛、シリカなどの金
属薄膜を蒸着あるいはメッキするかまたはアルミニウム
粉末、酸化チタン、マイカ、パール顔料などの光反射性
物質を混合した樹脂層を設けることにより形成すること
ができる。
【0017】固着樹脂層の支持体としては織編物、不織
布、フイルム、紙などのシート状物、糸、ロープなどお
よび金属、合成樹脂などの成形物など用途に応じた任意
の物体表面に適用できる。また、固着樹脂層に熱可塑性
樹脂を使用するか、あるいは固着樹脂層に接着剤を積層
し、それに離型紙を積層しておき、加工時に離型紙を剥
がしながら織編物に接着する方法なども採られる。
【0018】このオープンタイプ光反射材の典型的な製
造方法は、高温でも熱安定性を有するフィルム基材に低
温で軟化性を有する熱可塑性フィルムを積層した仮支持
体に低温熱可塑性フィルムの軟化温度以上の温度で加熱
しながら透明性微小球を単層に一面に散布し、熱可塑性
フィルムに透明性微小球の直径の20〜60%を埋没さ
せる。このようにしてできた透明性微小球埋設の仮支持
体の透明性微小球露出面上に一面に金属蒸着などの方法
で反射層を形成する。この反射層の上から熱可塑性樹脂
あるいは熱硬化性樹脂からなる固着樹脂を設け、支持体
で保持する。最後に仮支持体を剥離し支持体の方へ転写
することにより透明性微小球が表面に露出したオープン
タイプ光反射材が得られる。
【0019】ここで透明性微小球を埋没させる仮支持体
の熱可塑性フィルムは、透明性微小球と適度な密着性を
有するものが望まれる。透明性微小球との密着性が高い
と転写の際に透明性微小球が反射材側に移行しにくい問
題が生じる。また、製造条件などによって透明性微小球
が熱可塑性フィルム内に埋設しすぎると転写しにくくな
り、埋没が小さすぎると次工程の反射層を形成する蒸着
工程や固着樹脂層を設ける工程などで透明性微小球が脱
落し反射性能が低下する問題が生じるため、最適の製造
条件を選択することが望まれる。
【0020】第2の発明の再帰性反射材の一例を図2に
示す。固着樹脂層7にほぼ半分埋没した透明性微小球5
が単層に並ぶように配置され、その下部のほぼ半球面上
に直接反射層6が設けられて固着樹脂層7に埋設されて
おり、固着樹脂層7の下側に支持体8が設けられてい
る。そして、透明性微小球5の前部非埋設球面に着色ま
たは無色の透明樹脂層9が積層されている。
【0021】本発明で用いられる透明性微小球の屈折率
は再帰性反射の場合は2.10〜2.30が好ましい。
特に好ましくは、2.15〜2.25である。屈折率が
2.10未満、あるいは2.30を超えると反射層に焦
点が合わなくなり再帰性反射輝度は低下する傾向にあ
る。しかし、再帰性反射を目的としない場合はこの限り
ではない。
【0022】本発明の透明性微小球の前部非埋設球面に
設けられる透明樹脂層としては、例えば、アクリル系樹
脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、シリコン系
樹脂、フッ素系樹脂、あるいはそれらの共重合樹脂など
の各種合成樹脂を用いることができる。
【0023】もちろん耐洗濯性、耐候性に優れた樹脂が
好ましく、さらに、光反射材の表面で使用されるため表
面特性の優れたものが好ましい。そのためには、ポリイ
ソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤、メラミン系
樹脂などを併用することが好ましい。また、透明樹脂層
の中に紫外線吸収剤、酸化防止剤などを配合することも
好ましく用いられる。さらに、透明樹脂層の中に染料、
顔料、蛍光剤、蓄光剤などを配合することもできる。
【0024】本発明の透明性微小球の前部非埋設球面に
おいて透明樹脂層を反射シートの全面または一部に設け
ることができる。そして、この透明樹脂層の一部に絵柄
や文字柄などを画することもできる。また、反射シート
の一部に透明樹脂層を設けることもできる。この場合、
透明樹脂層の部分が再帰反射により光り、透明樹脂層の
無い部分は光らない。逆に、絵柄や文字柄を残して透明
樹脂層を設けることもでき、この場合は、柄の周辺部が
光り、柄部は光らない模様のコントラストを得ることが
できる。
【0025】透明樹脂層の厚さとしては、0.1〜30
μmが好ましい。第2の発明におけるシラン化合物とし
ては、前記第1の発明で用いられたものが用いられる。
固着樹脂層や透明樹脂層へ配合して使用されるが、特
に、透明性微小球の表面を被覆する透明樹脂層に配合す
ることが耐洗濯性の向上の効果は著しく好ましい。配合
方法、配合量などは第1の発明と同様である。
【0026】その他、固着樹脂層、反射層、支持体など
も第1の発明と同様である。この第2の発明の再帰性反
射材の典型的な製造方法は、第1の発明と同様な方法で
オープンタイプ光反射材を得、その透明性微小球上に着
色あるいは無色の透明樹脂層を塗布により積層して作ら
れる。また、スクリーンやロータリースクリーンなどの
印刷により一部に着色透明樹脂層を設けることもでき
る。さらに、柄模様を重ね合わせて印刷することもでき
る。
【0027】次に、本発明の第3の発明のオープンタイ
プ光反射材の一例を図3に示す。固着樹脂層12にほぼ
半分埋没した透明性微小球10が単層に並ぶように配置
され、その上部は露出されている。そして、下部のほぼ
半球面上に無色あるいは着色された透明樹脂層13が設
けられ、その透明樹脂層13の上に反射層11が設けら
れて固着樹脂層12に埋設されている。次いで、固着樹
脂層12の下側に支持体14が設けられている。
【0028】本発明で用いられる透明性微小球の屈折率
は再帰性反射の場合は1.80〜2.00が好ましい。
特に好ましくは、1.90〜1.96である。屈折率が
1.80未満、あるいは2.00を超えると反射層に焦
点が合わなくなり再帰性反射輝度は低下する傾向にあ
る。しかし、再帰性反射を目的としない場合はこの限り
ではない。
【0029】本発明の透明性微小球と反射層の間に設け
られる透明樹脂層としては、例えば、アクリル系樹脂、
ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂あるいはそれらの
共重合樹脂などの各種合成樹脂を用いることができる。
もちろん耐洗濯性、耐候性に優れた樹脂が好ましい。そ
のためには、ポリイソシアネート系架橋剤、エポキシ系
架橋剤、メラミン系樹脂などを併用することが好まし
い。また、透明樹脂層の中に紫外線吸収剤、酸化防止剤
などを配合することも好ましく用いられる。さらに、透
明樹脂層の中に染料、顔料、蛍光剤、蓄光剤などを配合
することもできる。
【0030】本発明の透明性微小球と反射層の間に設け
られる透明樹脂層は反射シートの全面に設けることもで
き、あるいは、一部に絵柄や文字柄などを設けることも
できる。この場合、透明樹脂層のない周辺部が強い再帰
反射を示し、透明樹脂層の部分は若干弱い再帰反射とな
る。
【0031】透明樹脂層の厚さとしては、0.1〜30
μmが好ましい。第3の発明におけるシラン化合物とし
ては、前記第1の発明で用いられたものが用いられる。
固着樹脂層や透明樹脂層へ配合して使用されるが、特
に、透明性微小球と反射層の間に設ける透明樹脂層に配
合することが耐洗濯性の向上の効果は著しく好ましい。
【0032】配合方法、配合量などは第1の発明と同様
である。その他、固着樹脂層、反射層、支持体なども第
1の発明と同様である。この第3の発明の再帰性反射材
の典型的な製造方法は、高温でも熱安定性を有するフィ
ルム基材に低温で軟化性を有する熱可塑性フィルムを積
層した仮支持体に低温熱可塑性フィルムの軟化温度以上
の温度で加熱しながら透明性微小球を単層に一面に散布
し、熱可塑性フィルムに透明性微小球の直径の20〜6
0%を埋没させる。このようにしてできた透明性微小球
埋没の仮支持体の透明性微小球露出面上に透明樹脂層を
設け、その上一面に金属蒸着などの方法で反射層を形成
する。この反射層の上から熱可塑性樹脂あるいは熱硬化
性樹脂からなる固着樹脂層を設け、支持体で保持する。
最後に仮支持体を剥離し支持体の方へ転写することによ
り透明性微小球が表面に露出したオープンタイプ光反射
材が得られる。また、スクリーンやロータリースクリー
ンなどの印刷により一部分に着色透明樹脂層を設けるこ
ともできる。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明に関わる実施例を以下に示
す。 実施例1 厚さ75μmのポリエステルにラミネートされた厚さ4
0μmのポリエチレンフィルムに、直径72μm、屈折
率1.93の高屈折率ガラス微小球を110℃、3分間
の加熱によって埋設率50%で仮埋設させ、その上に厚
さ約800Åのアルミニウム薄膜を蒸着して、反射層を
形成し、さらにその上面にポリエステル−ウレタン系の
樹脂93重量部にγ−グリシドキシプロピルメトキシシ
ラン2重量部、ヘキサメチレンジイソシアネート5重量
部を配合した樹脂を固着樹脂として厚さ約60μmとな
るように塗布した後、支持体であるポリエステルタフタ
織物に接着固定する。次いでガラス微小球を仮埋没させ
たポリエステル−ポリエチレンラミネートフィルムを剥
離し、オープンタイプ光反射材を得た。
【0034】このオープンタイプ光反射材を下記条件で
50回繰り返し洗濯を行った後、反射輝度を測定した。
ここで反射輝度の測定方法はJIS Z9117「保安
用反射シート及びテープ」に準ずる。その結果を表1に
示す。
【0035】比較例1 固着樹脂にポリエステル−ウレタン系の樹脂95重量部
にヘキサメチレンジイソシアネート5重量部を使用した
以外は実施例1と同様な方法で製造したオープンタイプ
光反射材を得た。それを実施例1と同様な洗濯を行い、
反射輝度の比較を行った。その結果を表1に示す。 洗濯条件 洗 剤 ; デキジット(ヘンケル社製) 洗剤濃度 ; 5g/リットル 温 度 ; 85℃ 洗濯回数 ; 洗濯→すすぎ→すすぎ→脱水 を50回
繰返す
【0036】
【表1】
【0037】実施例2 厚さ75μmのポリエステルフィルムにラミネートされ
た厚さ40μmのポリエチレンフィルムに、直径44μ
m、屈折率2.20の高屈折率ガラス微小球を110
℃、3分間の加熱によって埋設率50%で仮埋没させ、
その上に厚さ約800Åのアルミニウム薄膜を蒸着し
て、反射層を形成し、さらにその上面にポリエステル−
ウレタン系の樹脂93重量部にγ−グリシドキシプロピ
ルメトキシシラン2重量部、ヘキサメチレンジイソシア
ネート5重量部を配合した樹脂を固着樹脂層として厚さ
約60μmとなるように塗布した後、支持体であるポリ
エステルタフタ織物に接着固定する。次いでガラス微小
球を仮埋没させたポリエステル−ポリエチレンラミネー
トフィルムを剥離し、オープンタイプ光反射材を得た。
このオープンタイプ光反射材の露出ガラス微小球面上
に、ウレタン系樹脂93.0重量部、メチロール化メラ
ミン6.5重量部、スルホン酸系触媒0.5重量部、γ
−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン2重量部
を配合した透明樹脂を約2μmの厚さに塗布した。
【0038】この再帰性反射材を下記条件で50回繰り
返し洗濯を行った後、反射輝度を測定した。ここで反射
輝度の測定方法はJIS Z9117「保安用反射シー
ト及びテープ」に準ずる。その結果を表2に示す。
【0039】実施例3 実施例2と同様方法であるが、固着樹脂層にはポリエス
テル−ウレタン系の樹脂93重量部にヘキサメチレンジ
イソシアネート5重量部を配合したのみの樹脂を用い、
露出ガラス微小球面上に設ける透明樹脂層には実施例2
と同様にγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ンを配合したものを約2μmの厚さに塗布した。この再
帰性反射材を実施例2と同様な洗濯試験を行い、その結
果を表2に示す。
【0040】比較例2 実施例2と同様な方法であるが、固着樹脂層にポリエス
テル−ウレタン系の樹脂95重量部にヘキサメチレンジ
イソシアネート5重量部を用い、露出ガラス微小球面上
に、ウレタン系樹脂93.0重量部、メチロール化メラ
ミン6.5重量部、スルホン酸系触媒0.5重量部を配
合したのみの透明樹脂層を約2μmの厚さに塗布し、再
帰性反射材を作成した。実施例2と同様な洗濯を行い、
反射輝度の比較を行った。その結果を表2に示す。 洗濯条件 洗 剤 ; 中性洗剤、液体ボーナス(P&G社製) 洗剤濃度 ; 1.5g/リットル 温 度 ; 40℃ 洗濯回数 ; 洗濯→すすぎ→すすぎ→脱水 を50回
繰返す
【0041】
【表2】
【0042】実施例4 厚さ75μmのポリエステルフィルムにラミネートされ
た厚さ40μmのポリエチレンフィルムに、直径46μ
m、屈折率1.93の高屈折率ガラス微小球を110
℃、3分間の加熱によって埋設率50%で仮埋没させ、
その上に赤色顔料含有の一液硬化型ウレタン系樹脂10
0部にラダーシリコン変成樹脂(昭和電工社製)3部を
配合した透明性樹脂層を5μmの厚さに設ける。次い
で、その上に厚さ約800Åのアルミニウム薄膜を蒸着
して、反射層を形成し、さらにその上面にポリエステル
−ウレタン系の樹脂93重量部にラダーシリコーン変成
樹脂(昭和電工社製)3重量部、ヘキサメチレンジイソ
シアネート5重量部を配合した樹脂を固着樹脂層として
厚さ約60μmとなるように塗布した後、支持体である
ポリエステルタフタ織物に接着固定する。次いでガラス
微小球を仮埋没させたポリエステル−ポリエチレンラミ
ネートフィルムを剥離し、オープンタイプ光反射材を得
た。
【0043】このオープンタイプ光反射材を下記条件で
50回繰り返し洗濯を行った後、反射輝度を測定した。
ここで反射輝度の測定方法はJIS Z9117「保安
用反射シート及びテープ」に準ずる。その結果を表3に
示す。
【0044】実施例5 実施例4と同様な方法であるが、固着樹脂層にはポリエ
ステル−ウレタン系樹脂93重量部にヘキサメチレンジ
イソシアネート5重量部を配合したのみの樹脂を用い、
ガラス微小球と反射層の間には赤色顔料含有の一液硬化
型ウレタン系樹脂にラダーシリコーン変成樹脂(昭和電
工社製)を配合した透明着色樹脂層を設ける以外は実施
例4と同様に反射シートを作成した。その反射シートを
実施例4と同様な洗濯を行い、反射輝度の比較を行っ
た。その結果を表3に示す。
【0045】比較例3 実施例4と同様方法であるが、固着樹脂層にポリエステ
ル−ウレタン系の樹脂95重量部にヘキサメチレンジイ
シソアネート5重量部のみを使用し、ガラス微小球と反
射層の間の着色透明樹脂に一液硬化型ウレタン系樹脂の
みを用いる以外は実施例4と同様な方法で製造したオー
プンタイプ光反射材を得た。それを実施例4と同様な洗
濯を行い、反射輝度の比較を行った。その結果を表3に
示す。 洗濯条件 洗 剤 ; 中性洗剤、液体ボーナス(P&G社製) 洗剤濃度 ; 1.5g/リットル 温 度 ; 40℃ 洗濯回数 ; 洗濯→すすぎ→すすぎ→脱水 を20回
繰返す
【0046】
【表3】
【0047】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、透明
性微小球の片側に設けられる固着樹脂層あるいは透明樹
脂層や透明性微小球の両側に設けられる固着樹脂層ある
いは透明樹脂層にシラン化合物を含有させてあることに
より、使用中における摩擦や洗濯、ドライクリーニング
によるビーズの脱落や反射膜の劣化を抑え、高い反射輝
度を長期の使用に亘り維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の光反射材の一例を示す断面図であ
る。
【図2】第2の発明の光反射材の一例を示す断面図であ
る。
【図3】第3の発明の光反射材の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 透明性微小球 2 反射層 3 固着樹脂層 4 支持体 5 透明性微小球 6 反射層 7 固着樹脂層 8 支持体 9 透明樹脂層 10 透明性微小球 11 反射層 12 固着樹脂層 13 透明樹脂層 14 支持体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体に保持された固着樹脂層に、透明
    性微小球が埋設され、かつこの透明性微小球の後部埋設
    球面に反射層を設けたオープンタイプ光反射材におい
    て、固着樹脂層にシラン化合物を含有してなる光反射
    材。
  2. 【請求項2】 支持体に保持された固着樹脂層に、透明
    性微小球が埋設され、かつこの透明性微小球の後部埋設
    球面に直接反射層が設けられているとともに、この透明
    性微小球の前部非埋設球面に着色または無色の透明樹脂
    層が積層されている光反射材において、固着樹脂層およ
    び透明樹脂層の少なくとも何れか一方にシラン化合物を
    含有してなる光反射材。
  3. 【請求項3】 支持体に保持された固着樹脂層に、透明
    性微小球が埋設され、かつこの透明性微小球の後部埋設
    球面に透明樹脂層およびその外側に反射層を設けたオー
    プンタイプ光反射材において、固着樹脂層および透明性
    微小球後部の透明樹脂層の少なくとも何れか一方にシラ
    ン化合物を含有してなる光反射材。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000026733A (ja) * 1998-07-06 2000-01-25 Shin Etsu Chem Co Ltd シリコーンゲルシート、組成物およびその製法
JP2005173417A (ja) * 2003-12-15 2005-06-30 Unitika Sparklite Kk 再帰反射媒体中間体とその製造方法および転写方法
JP2006289849A (ja) * 2005-04-13 2006-10-26 Nakai Meihan Kk パール模様装飾体
JP2017533460A (ja) * 2014-09-30 2017-11-09 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 再帰反射性着色物品

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