JPH09330682A - セラミックス放電ランプ,ランプ装置,点灯装置および液晶プロジェクター - Google Patents

セラミックス放電ランプ,ランプ装置,点灯装置および液晶プロジェクター

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JPH09330682A
JPH09330682A JP8147271A JP14727196A JPH09330682A JP H09330682 A JPH09330682 A JP H09330682A JP 8147271 A JP8147271 A JP 8147271A JP 14727196 A JP14727196 A JP 14727196A JP H09330682 A JPH09330682 A JP H09330682A
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cathode
discharge lamp
neck
lamp
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Akira Ito
彰 伊藤
Hiromichi Kawashima
弘道 川島
Hisashi Honda
久司 本田
Atsushi Saida
淳 斉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発光管材料として透光性セラミックスを使用す
ることにより高効率と長寿命とを共に図ることができる
うえに、封着端部の耐圧性を向上させる。 【解決手段】放電空間2aおよびこれに連通してその両
側方へ延出する頸部2b,2cとを透光性セラミックス
により一体に連成してなるバルブ2と;このバルブ2の
放電空間内で対向配置されるカソード3bおよびアノー
ド3aと;バルブ2内に封入される金属ハロゲン化物,
水銀および希ガスと;各頸部2b,2c内に嵌入され
て、カソード3bおよびアノード3aにそれぞれ接続さ
れた各電気導入体をそれぞれ支持すると共に、両頸部2
b,2cの端部で気密に封止する栓体5,7と;頸部2
b,2c内に挿入固定されて、余剰放電媒体を溜める間
隙を形成するコイル9と;を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は直流点灯式でショー
トアーク型等のメタルハライドランプ等のセラミックス
放電ランプと、このランプを光源とするランプ装置,点
灯装置および液晶プロジェクターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の直流点灯式でショートア
ーク型メタルハライドランプでは、スカンジウム(S
c)やジスプロシウム(Dy)等の金属ハロゲン化物を
封入する気密容器であるバルブを、石英ガラスにより構
成する石英メタルハライドランプが知られている。
【0003】そして、この石英バルブを、石英よりも耐
熱性が高く、かつ封入物との反応も少ないセラミックス
により構成することにより、高効率と長寿命とを図るこ
とが期待されている。
【0004】そこで、高圧ナトリウムランプでは従来よ
り石英バルブに代えてセラミックスバルブが採用されて
いる。しかし、これではニオブ(Nb)金属やアルミナ
・カルシアを主体としたフリットにより封止部を封着し
ているために、このフリットが封入薬品と直ちに反応
し、Na消失等を発生させるという課題がある。このた
めに、新規な端部封着構造が種々提案されている。
【0005】その封着構造としては例えば特開昭61−
245458号公報や特開平6−283141号公報等
に記載された方法が提案されている。前者はNb金属に
代えてアルミナ中に、タングステン(W)またはモリブ
デン(Mo)粉末を混合して焼結した円筒状導電性セラ
ミックスを導電体として使用し、この導電体を封止端部
に、希土類酸化物(Dy2 2 等)や酸化けい素(Si
2 )を主体としたフリットにより封着する方法であ
る。
【0006】後者は円筒状アルミナセラミックス製の基
体の外表面に白金(Pt)等の貴金属ペーストを塗布し
て焼成したものを導電体として使用し、これを同様に希
土類酸化物や酸化けい素を主体としたフリットで封着す
る方法である。
【0007】また、特開平6−196131号公報には
封止端部のフリットと封入薬品との反応を抑制するため
に、気密容器の放電空間部から外方へ突出する頸部を延
長して遠くへ離し、ランプ動作中に高温に昇温する放電
空間部から封止端部のフリットへ伝達される温度を低下
させる方法が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そして、直流点灯式の
一重管石英メタルハライドランプでは電極の極性が一定
であるために、石英製発光管の外部のセメント等や空気
中のNa等の不純物が熱や紫外線等によりイオン化され
ると、このNaイオンが陰極(カソード)電位に吸引さ
れて陰極側の石英ガラス自体の内部に浸透し、失透を発
生させるという課題がある。
【0009】また、失透により形成された結晶ガラスは
石英ガラスの熱膨張係数と相違するので、ランプ点灯に
よる高温昇温時には熱膨張差により封止耐圧の低下を招
くという課題がある。
【0010】そこで本発明の目的は、発光管材料として
透光性セラミックスを使用することにより高効率と長寿
命とを共に図ることができるうえに、封着端部の耐圧性
を向上させることができるセラミックス放電ランプ,ラ
ンプ装置,点灯装置および液晶プロジェクターを提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、放電
空間およびこれに連通してその両側方へ延出する頸部と
を透光性セラミックスにより一体に連成してなる気密容
器と;この気密容器の放電空間内で対向配置されるカソ
ードおよびアノードと;気密容器内に封入される放電媒
体と;各頸部内に嵌入されて、カソードおよびアノード
にそれぞれ接続された各電気導入体をそれぞれ支持する
と共に、両頸部の端部で気密に封止する栓体と;頸部内
に挿入固定されて、余剰放電媒体を溜める間隙を形成す
る挿入体と;を具備していることを特徴とする。
【0012】本請求項によれば、気密容器を、高耐熱性
で封入薬品との反応性も低い透光性セラミックスにより
構成しているので、高効率かつ長寿命を図ることができ
る。
【0013】また、気密容器の放電空間の両側から外側
方へ延出する頸部の端部で電気導入体を気密に封着し、
その封着材を、点灯時に高温に昇温する放電空間から遠
くへ離しているので、点灯時の高温による熱膨張により
封止端部の気密性が低下するのを低減することができ
る。つまり、封止端部の気密性を高めて信頼性を向上さ
せることができる。
【0014】さらに、各頸部と挿入体との狭隘な間隙で
余剰放電媒体を溜めるので、その溜量を減少させること
ができるうえに、放電空間内の放電媒体が頸部内に拡散
して放電空間内に止まる放電媒体の封入量が減少するの
を低減することができる。
【0015】このために、発光効率を向上させることが
できるうえに、放電媒体の封入量を節約することができ
る。
【0016】請求項2の発明は、アノード側の栓体は、
気密容器の頸部に一体に焼結されていることを特徴とす
る。
【0017】本請求項によれば、アノード側の栓体を気
密容器の頸部に一体焼結しているので、そのアノード側
栓体による封止部の耐圧性を向上させることができる。
このために、高効率,長寿命を図ることができる。
【0018】請求項3の発明は、挿入体は、カソード側
頸部内に挿入固定されていることを特徴とする。
【0019】本請求項によれば、カソード側の頸部内に
挿入体を挿入するので、このカソード側頸部と挿入体と
の狭隘な間隙で余剰放電媒体を溜めることができる。
【0020】また、ランプ点灯時でもカソード側頸部の
温度はアノード側頸部よりも昇温せず、低温であるの
で、カソード側頸部の封止部の耐圧性が低下するのを未
然に防止することができる。
【0021】そして、カソード側頸部と挿入体との狭隘
な間隙を通して気密容器内を排気し、かつ放電媒体を容
易に封入することができるうえに、その狭隘な間隙に封
入薬品を溜めることができる。
【0022】請求項4の発明は、挿入体がカソード側頸
部内にてカソード電極軸に外嵌されたモリブデン製コイ
ルであることを特徴とする。
【0023】本請求項によれば、カソード側頸部内に単
にモリブデン製コイルを挿入することにより、このコイ
ル回りに、余剰放電媒体を溜める狭隘な間隙を相互に連
通させた状態で容器に形成することができる。
【0024】請求項5の発明は、挿入体がカソード側栓
体に一体に形成されてカソード側頸部内に遊嵌され、放
電空間近傍まで延在する嵌合体であることを特徴とす
る。
【0025】本請求項によれば、カソード側の栓体と挿
入体とを一体に形成しているので、組立工数を減少させ
ることができる。
【0026】請求項6の発明は、カソードとアノード間
の電極間距離が5mm以下であることを特徴とする。
【0027】本請求項によれば、アノードとカソードの
電極間距離が5mm以下である場合は、いわゆるショート
アーク型であるので、例えば高輝度,高演色が要求され
る液晶プロジェクターの光源として使用することができ
る。
【0028】請求項7の発明は、放電媒体が金属ハロゲ
ン化物であることを特徴とする。
【0029】本請求項によれば、上記各請求項の発明を
メタルハライドランプに適用することができる。
【0030】請求項8の発明は、請求項1ないし7のい
ずれか一記載のセラミックス放電ランプと;このセラミ
ックス放電ランプのアノード側頸部に装着されてこのラ
ンプからの光を反射する反射鏡と;を具備していること
を特徴とする。
【0031】本請求項によれば、アノード側頸部は点灯
時に高温に昇温するが、このアノード側頸部は反射鏡に
装着されているので、このアノード側頸部の熱を反射鏡
を通して外部に効率的に放熱することができる。
【0032】したがって、このランプ装置を、熱に比較
的弱い液晶パネルの光源として使用することができる。
【0033】請求項9の発明は、請求項1ないし7のい
ずれか一記載のセラミックス放電ランプと;セラミック
ス放電ランプの一対の電極にランプ電力を給電して安定
的に点灯させる点灯回路と;を具備することを特徴とす
る。
【0034】請求項10の発明は、請求項9記載の点灯
装置と;液晶駆動装置により駆動される液晶表示パネル
と;点灯装置のセラミックス放電ランプからの光を制御
して液晶表示パネルを通してスクリーンに投光する光学
系と;点灯装置、液晶駆動装置,液晶表示パネルおよび
光学系を収容すると共に、液晶表示パネルを透過した投
光をスクリーンに投光させる開口を形成した筐体と;を
具備していることを特徴とする。
【0035】したがって、請求項9記載の点灯装置、請
求項10記載の液晶プロジェクターは、請求項1ないし
7のいずれか一記載のセラミックス放電ランプを具備し
ているので、これら請求項と同様の作用効果を奏するこ
とができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図4に基づいて説明する。なお、図1〜図4中、同一
または相当部分には同一符号を付している。
【0037】図1は本発明の第1の実施形態に係るメタ
ルハライドランプの縦断面図であり、この図において、
直流点灯のショートアーク型メタルハライドランプ1
は、透光性セラミックスにより楕円回転体状の本体部2
aと、その長径方向両端に連通する直筒状の一対の頸部
2b,2cとを一体に連成して気密容器であるバルブ2
を形成している。バルブ2内には適量の水銀(Hg)、
アルゴン(Ar)等の希ガス、臭化ディスプロシウム、
沃化セシウム等の金属ハロゲン化物を適量封入してい
る。
【0038】バルブ本体部2aは、その内部に、図中左
右一対のアノード3aとカソード3bとを所定の電極間
距離、例えば1.5mm以下を置いて対向させて内蔵し、
放電空間に形成されている。電極間距離は5mm以下なら
よい。
【0039】アノード3aは例えば直径1.8mmのタン
グステン(W)製であり、その電極軸4aはアルミナ等
のセラミックス製柱状の長軸栓体5の貫通孔5a内に密
に挿通されて水平方向外法へ若干突出し、この突出端部
外面に導電性の電気端子6aを外嵌固着して電気的に接
続している。
【0040】長軸栓体5はアノード側頸部2cとほぼ同
長、または若干短かく形成され、このアノード側頸部2
c内に嵌入された状態でこの頸部2cと一体焼結されて
いる。したがって長軸栓体5はアノード側頸部2cを高
気密で封止している。
【0041】一方、カソード3bは例えば直径0.6mm
のトリタン製であり、例えば長軸のカソード電極軸4b
に同軸状に一体に形成されている。カソード電極軸4b
はカソード側頸部2b内を同心状に挿通してアルミナ等
のセラミックス製柱状の短軸栓体7を軸方向に同心状か
つ密に貫通して水平方向外方へ若干突出し、この突出端
部外面に導電性の電気端子6bを外嵌固着して電気的に
接続している。
【0042】短軸栓体7を微少の遊びをもって嵌入させ
るカソード側頸部2bの嵌入孔8はその頸部2bの孔径
よりも若干大径に形成され、これら両者の境界には段溝
8aが形成され、この段溝8aが短軸栓体7を嵌入孔に
嵌入させる際のストッパーとなっている。
【0043】そして、カソード側頸部2b内には、カソ
ード側電極軸4bの外面に若干の遊びをもって同心状に
外嵌される、例えばモリブデン(Mo)製の挿入体であ
るコイル9が挿入されている。
【0044】コイル9は所定のコイルピッチを有し、カ
ソード側頸分2b内で余剰の発光部物を溜める微少間隙
をコイル9回りに形成すると共に、軸方向に連通した毛
細管路を形成している。
【0045】したがって、このセラミックスメタルハラ
イドランプ1を組み立てる場合は、まずアノード側頸部
2c内に長軸栓体5を一体焼結し、この長軸栓体5に、
アノード3aおよびその電極軸4aとアノード側の外部
電気端子6aを装着する。
【0046】この後、カソード側頸部2b内にカソード
3bおよびその電気軸4bと、コイル9とを挿入し、短
軸栓体7をカソード側頸部2bの嵌入孔内に嵌入し、カ
ソード側の外部電気端子6bを装着する。
【0047】次に、カソード側の短軸栓体7とその嵌入
孔8との微少間隙の外端に図示しない排・給気装置のノ
ズルを接続し、カソード側頸部2b内のコイル9の毛細
管路を通してバルブ2内を所定圧で排気する。
【0048】排気後は同じ排気経路を通して、今度は適
量の放電媒体をバルブ2内に供給してから、例えば短軸
栓体7の外周に外嵌したフリット10を加熱して、短軸
栓体7を嵌入孔8内に気密に封着する。封着フリットと
しては希土類酸化物、またはこれにSiO2 を加えたも
のが望ましい。
【0049】したがって、このセラミックスメタルハラ
イドランプ1によれば、アノード側頸部2cに長軸栓体
5を一体焼結するので、ランプ点灯時にアノード側頸部
2cが高温に昇温しても、このアノード側頸部2cを高
耐圧で封止することができる。その結果、高効率,長寿
命を図ることができる。
【0050】また、カソード側頸部2b内にコイル9を
挿入して、その内部容積を減容させているので、このカ
ソード側頸部2b内に溜められる放電媒体の封入量を減
少させて節約することができると共に、放電空間である
バルブ本体2a内の放電媒体がカソード側頸部2b内に
流入しようとするのをコイル9により邪魔して、バルブ
本体2a内に止めておく量を増量させることができるの
で、発光効率を高めることができる。
【0051】さらに、コイル9回りの毛細管路と、カソ
ード側頸部2bの嵌入孔8と短軸栓体7との微少間隙
と、を通してバルブ2内外を連通させているので、この
連通路を通してバルブ2内の給排気を容易かつ確実に行
なうことができると共に、カソード側頸部2b内に溜め
られている封入薬品を、コイル9回りの毛細管路を通し
てバルブ本体2a内の放電空間内へ補給することができ
る。
【0052】また、カソード側頸部2bの長さが比較的
長く、フリット10を、点灯時に高温に昇温する放電空
間、つまりバルブ本体部2aから遠くに配置しているの
で、バルブ本体部2aからフリット10へ伝熱される温
度を低下させることができる。このために、フリット1
0の封止部の耐圧性を高めて信頼性を向上させることが
できる。
【0053】さらに、カソード側頸部2b内に溜められ
る放電媒体の溜量をコイル9により減少させているの
で、フリット10と封入薬品との反応を抑制することが
できる。
【0054】そして、バルブ2がセラミックス製である
ので、アノード3aとカソード3bの取付位置を予め削
り出しによって位置合せを行なうことができるので、石
英バルブのピンチに比して電極の位置決め精度を大きく
向上させることができる。
【0055】図2は本発明の第2の実施形態の縦断面図
であり、このセラミックスメタルハライドランプ1Aは
上記長軸栓体5の挿通孔5a内に連通されるアノード電
極軸4aの連通部を導電路5bに置換すると共に、上記
コイル9をセラミックス製柱状嵌合体7aに置換した点
に特徴がある。
【0056】導電路5bは短かいアノード電極軸4aの
先端部を長軸栓体5の挿通孔5aの内端部内に密に嵌入
させると共に、このアノード電極軸4aの先端部を挿入
したさらなる先方の密に充填することにより構成されて
いる。
【0057】セラミックス製柱状嵌合体7aはカソード
側頸部2b内に微少の遊びをもって挿入され、カソード
3b側の短軸栓体7の内端面に、同心状かつ一体に連成
されている。
【0058】したがって、この短軸栓体7および柱状嵌
合体7aの外周面とカソード側頸部2bの内周面との間
には、微少で毛細管現象を生じさせる環状間隙gが形成
され、バルブ本体部2a内を内外に連通させると共に、
この環状間隙g内に放電媒体を溜めるようになってい
る。
【0059】柱状嵌合体7aはその軸方向に貫通する挿
通孔7bを軸心部に穿設しており、この挿通孔7b内に
長いカソード電極軸4bを挿通させている。
【0060】しかし、この挿通孔7b内を挿通する長い
カソード電極軸4bの挿通部に代えて、上記導電路5b
と同様に、白金等の導電体を充填した導電路7cに置換
してもよい。
【0061】この実施形態によっても、カソード側頸部
2bの微少な環状間隙g内に余剰封入物を溜めることが
でき、上記第1の実施形態とほぼ同様の作用効果を奏す
ることができる。
【0062】図3は本発明の第3の実施形態に係るラン
プ装置21であり、これは上記メタルハライドランプ
1,1Aのうちの例えば1を椀状の反射鏡22の縮径内
底部上に同心状に取り付けた、ランプ装置である。
【0063】反射鏡22はガラスまたは金属により椀状
に形成され、その焦点位置を有する回転曲面の内面に、
多層干渉膜のダイクロイックミラー膜22aを形成し、
赤外線を反射鏡22aの背面側へ透過させる一方、可視
光を投光口22b側へ反射させるようになっている。
【0064】反射鏡22は椀状底部のほぼ中心軸部に、
取付孔22cを厚さ方向に貫通するように穿設してい
る。この取付孔22cには上記メタルハライドランプ1
のアノード側頸部2cに外嵌固着したキャップ23の縮
径端部23aを嵌入させて固定している。
【0065】キャップ23は熱伝導効率の良好な素材に
より筒状に形成され、メタルハライドランプ1のアノー
ド側頸部2cの端部に外嵌され、アノード側外部電気端
子6a回りの空間に充填した接着材24により固着され
ている。
【0066】キャップ23の先端部は反射鏡22の取付
孔23a内を挿通する直径に縮径23してから、さら
に、その取付孔23aより外方へ突出する外端部にはね
じ山を連設したねじ部23bを形成し、さらに先端には
例えば球状の電気端子25を形成している。電気端子2
5はリード線26を介してアノード側外部電気端子6a
に電気的に接続される。
【0067】キャップ23のねじ部23bには反射鏡2
2の背面側で止めナット27を固く締め付けることによ
りメタルハライドランプ1を反射鏡22に強く固定して
いる。これにより、ランプ1は、そのランプ軸を反射鏡
22の光軸に一致させた状態で反射鏡22に固定され
る。
【0068】そして、メタルハライドランプ1のカソー
ド3b側の外部電気端子6bに電気的に接続された一方
のアウターリード線28aは反射鏡22の導入孔29を
貫通して背面側に導かれ、点灯回路30の一方の出力端
に接続される。この点灯回路30の他方の出力端には他
のアウターリード線28bを介してメタルハライドラン
プ1の電気端子25に接続される。これにより、点灯回
路30から所要の直流電力が一対のアウターリード線2
8a,28bを介してアノード3aとカソード3bとに
安定的に供給され、直流点灯させるようになっている。
【0069】このように構成されたランプ装置21によ
れば、5000時間における光束維持率が初期の85%
以上を示し、石英チューブの60%に比して大幅に改善
されている。寿命中の破裂についても石英チューブの1
/10以下に改善されている。
【0070】図4は本発明の第4の実施形態に係る液晶
プロジェクター41の一例を示しており、これは例えば
図3で示すランプ装置21の投光前方に例えばカラー等
の液晶表示パネル42と投光レンズ43を設置し、液晶
表示パネル42に表示される影像をスクリーン44上に
投光するものである。また、点灯回路30を含むランプ
装置21,液晶表示パネル42,この液晶表示パネル4
2を駆動する液晶駆動装置45は筺体46内に収容され
る。
【0071】したがって、この液晶プロジェクター41
も上記メタルハライドランプ1を具備しているので、こ
のランプ1と同様の作用効果を奏することができる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本願の請求項1記載
の発明は、気密容器を、高耐熱性で封入薬品との反応性
も低い透光性セラミックスにより構成しているので、高
効率かつ長寿命を図ることができる。
【0073】また、気密容器の放電空間の両側から外側
方へ延出する頸部の端部で電気導入体を気密に封着し、
その封着材を、点灯時に高温に昇温する放電空間から遠
くへ離しているので、点灯時の高温による熱膨張により
封止端部の気密性が低下するのを低減することができ
る。つまり、封止端部の気密性を高めて信頼性を向上さ
せることができる。
【0074】さらに、各頸部と挿入体との狭隘な間隙で
余剰放電媒体を溜めるので、その溜量を減少させること
ができるうえに、放電空間内の放電媒体が頸部内に拡散
して放電空間内に止まる放電媒体の封入量が減少するの
を低減することができる。
【0075】このために、発光効率を向上させることが
できるうえに、放電媒体の封入量を節約することができ
る。
【0076】請求項2の発明は、アノード側の栓体を気
密容器の頸部に一体焼結しているので、そのアノード側
栓体による封止部の耐圧性を向上させることができる。
このために、高効率,長寿命を図ることができる。
【0077】請求項3の発明は、カソード側の頸部内に
挿入体を挿入するので、このカソード側頸部と挿入体と
の狭隘な間隙で余剰放電媒体を溜めることができる。
【0078】また、ランプ点灯時でもカソード側頸部の
温度はアノード側頸部よりも昇温せず、低温であるの
で、カソード側頸部の封止部の耐圧性が低下するのを未
然に防止することができる。
【0079】そして、カソード側頸部と挿入体との狭隘
な間隙を通して気密容器内を排気し、かつ放電媒体を容
易に封入することができるうえに、その狭隘な間隙に封
入薬品を溜めることができる。
【0080】請求項4の発明は、カソード側頸部内に単
にモリブデン製コイルを挿入することにより、このコイ
ル回りに、余剰放電媒体を溜める狭隘な間隙を相互に連
通させた状態で容器に形成することができる。
【0081】請求項5の発明は、カソード側の栓体と挿
入体とを一体に形成しているので、組立工数を減少させ
ることができる。
【0082】請求項6の発明は、アノードとカソードの
電極間距離が5mm以下である場合は、いわゆるショート
アーク型であるので、例えば高輝度,高演色が要求され
る液晶プロジェクターの光源として使用することができ
る。
【0083】請求項7の発明は、上記各請求項の発明を
メタルハライドランプに適用することができる。
【0084】請求項8の発明は、アノード側頸部は点灯
時に高温に昇温するが、このアノード側頸部は反射鏡に
装着されているので、このアノード側頸部の熱を反射鏡
を通して外部に効率的に放熱することができる。
【0085】したがって、このランプ装置を、熱に比較
的弱い液晶パネルの光源として使用することができる。
【0086】請求項9記載の点灯装置、請求項10記載
の液晶プロジェクターは、請求項1ないし7のいずれか
一記載のセラミックス放電ランプを具備しているので、
これら請求項と同様の作用効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るメタルハライド
ランプの縦断面図。
【図2】本発明の第2の実施形態に係るルタルハライド
ランプの縦断面図。
【図3】図1で示すメタルハライドランプを具備したラ
ンプ装置の一例の縦断面図。
【図4】図3で示すランプ装置を具備した液晶プロジェ
クターの構成図。
【符号の説明】
1,1A 直流点灯式のショートアーク型メタルハライ
ドランプ 2 バルブ 2a 楕円球状のバルブ本体部 2b カソード側頸部 2c アノード側頸部 3a アノード 3b カソード 4a,4b 電極軸 5 長軸栓体 6a,6b 一対の外部電極 7 短軸栓体 7a 柱状嵌合体 8 嵌合孔 9 モリブデン製コイル(挿入体) 21 ランプ装置 22 反射鏡 23 キャップ 23a キャップの縮径部 27 止めナット 28a,28b 一対のアウターリード線 41 液晶プロジェクター 42 液晶表示パネル 45 液晶駆動装置
フロントページの続き (72)発明者 斉田 淳 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電空間およびこれに連通してその両側
    方へ延出する頸部とを透光性セラミックスにより一体に
    連成してなる気密容器と;この気密容器の放電空間内で
    対向配置されるカソードおよびアノードと;気密容器内
    に封入される放電媒体と;各頸部内に嵌入されて、カソ
    ードおよびアノードにそれぞれ接続された各電気導入体
    をそれぞれ支持すると共に、両頸部の端部で気密に封止
    する栓体と;頸部内に挿入固定されて、余剰放電媒体を
    溜める間隙を形成する挿入体と;を具備していることを
    特徴とするセラミックス放電ランプ。
  2. 【請求項2】 アノード側の栓体は、気密容器の頸部に
    一体に焼結されていることを特徴とする請求項1記載の
    セラミックス放電ランプ。
  3. 【請求項3】 挿入体は、カソード側頸部内に挿入固定
    されていることを特徴とする請求項1または2記載のセ
    ラミックス放電ランプ。
  4. 【請求項4】 挿入体がカソード側頸部内にてカソード
    電極軸に外嵌されたモリブデン製コイルであることを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載のセラミッ
    クス放電ランプ。
  5. 【請求項5】 挿入体がカソード側栓体に一体に形成さ
    れてカソード側頸部内に遊嵌され、放電空間近傍まで延
    在する嵌合体であることを特徴とする請求項1ないし4
    のいずれか一記載のセラミックス放電ランプ。
  6. 【請求項6】 カソードとアノード間の電極間距離が5
    mm以下であることを特徴とする請求項1ないし5のいず
    れか一記載のセラミックス放電ランプ。
  7. 【請求項7】 放電媒体が金属ハロゲン化物であること
    を特徴とする請求項1ないし6のいずれか一記載のセラ
    ミックス放電ランプ。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか一記載のセ
    ラミックス放電ランプと;このセラミックス放電ランプ
    のアノード側頸部に装着されてこのランプからの光を反
    射する反射鏡と;を具備していることを特徴とするラン
    プ装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし7のいずれか一記載のセ
    ラミックス放電ランプと;セラミックス放電ランプの一
    対の電極にランプ電力を給電して安定的に点灯させる点
    灯回路と;を具備することを特徴とする点灯装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の点灯装置と;液晶駆動
    装置により駆動される液晶表示パネルと;点灯装置のセ
    ラミックス放電ランプからの光を制御して液晶表示パネ
    ルを通してスクリーンに投光する光学系と;点灯装置、
    液晶駆動装置,液晶表示パネルおよび光学系を収容する
    と共に、液晶表示パネルを透過した投光をスクリーンに
    投光させる開口を形成した筐体と;を具備していること
    を特徴とする液晶プロジェクター。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002049074A1 (en) * 2000-12-14 2002-06-20 Koninklijke Philips Electronics N.V. High pressure discharge lamp
CN100426449C (zh) * 2002-04-03 2008-10-15 电灯专利信托有限公司 带有陶瓷放电容器的金属卤化灯
JP2009059678A (ja) * 2007-08-08 2009-03-19 Ushio Inc 放電ランプ

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