JPH0933073A - 真空蒸発式氷蓄熱装置 - Google Patents

真空蒸発式氷蓄熱装置

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JPH0933073A
JPH0933073A JP18025195A JP18025195A JPH0933073A JP H0933073 A JPH0933073 A JP H0933073A JP 18025195 A JP18025195 A JP 18025195A JP 18025195 A JP18025195 A JP 18025195A JP H0933073 A JPH0933073 A JP H0933073A
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JP
Japan
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heat storage
storage tank
ice
water
tray
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JP18025195A
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English (en)
Inventor
Yuichi Sato
勇一 佐藤
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SUGA KOGYO KK
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SUGA KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取扱不便、或いは自然環境に有害となる冷媒
を使用せずに氷を生成することができる氷蓄熱装置を
得、安全性の向上、環境破壊の防止を図る。 【解決手段】 蓄熱槽3内に水及び氷が蓄えられるトレ
イ5を設ける。トレイ5に製氷用水を供給するための水
入口ノズルを、蓄熱槽3に設ける。トレイ5から溢れた
水を蓄熱槽3から外部へ排出する排水ノズルを、蓄熱槽
3に設ける。蓄熱槽3内の圧力を減圧する減圧装置19
を、蓄熱槽3に接続する。負荷側からの空気を蓄熱槽3
に流入させる冷風入口ノズルと、蓄熱槽3内の空気を負
荷側へ供給する冷風出口ノズルとを蓄熱槽3に接続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロン系冷媒を使
用せず、蓄熱槽内を減圧することにより、蓄熱槽内に保
有する水の一部を蒸発させ、その蒸発熱により氷を生成
する真空蒸発式氷蓄熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、氷蓄熱槽の製氷方式は、スタティ
ック型とダイナミック型の二方式に大別される。更に、
スタティック型には、伝熱チューブ上に製氷するアイス
オンコイル方式、カプセル中の水を凍結させる方式など
があり、ダイナミック型には、過冷却水を利用してスラ
リー状の氷をつくる方式、ブラインを使用してシャーベ
ット状の氷を生成する方式などがある。
【0003】このように氷蓄熱槽の製氷方式には種々の
ものがあるが、いずれの方式においても、その熱源とし
て蒸気圧縮式冷凍法による冷凍機が用いられている。蒸
気圧縮式冷凍法は、液化ガスのもつ蒸発作用を利用した
もので、蒸発の潜熱を被冷却物から吸収することによっ
て冷凍作用を行うものである。蒸気圧縮式冷凍法では、
蒸発気化したガスを再び液化して、蒸発と凝縮をくり返
すサイクルとして、連続的な冷凍作用を行わせるところ
に特徴がある。
【0004】この冷凍サイクルで、蒸発圧力および凝縮
圧力は極力大気圧に近い圧力であることが好ましい。従
来、このような動作流体、即ち、冷媒には、もっぱらフ
ロンが使用されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フロン
は、近年、オゾン層を破壊する要因物質であることが認
められ、自然環境問題の観点から、早期の全廃が叫ばれ
ている。本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、取
扱不便、或いは自然環境に有害となる冷媒を使用せずに
氷を生成することができる氷蓄熱装置を提供し、安全性
の向上、環境破壊の防止を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る真空蒸発式氷蓄熱装置は、内部真空圧力
に耐える強度を有した蓄熱槽と、該蓄熱槽内に設けられ
水及び氷が蓄えられるトレイと、前記蓄熱槽に接続され
該トレイに製氷用水を供給する水入口ノズルと、前記蓄
熱槽の下部に接続され前記トレイから溢れた水を前記蓄
熱槽から外部へ排出する排水ノズルと、前記蓄熱槽に排
気ノズルを介して接続され前記蓄熱槽内の圧力を減圧す
る減圧装置と、前記蓄熱槽に接続され負荷側からの空気
を前記蓄熱槽に流入させる冷風入口ノズルと、前記蓄熱
槽に接続され蓄熱槽内の空気を負荷側へ供給する冷風出
口ノズルとを具備したことを特徴とするものである。そ
して、真空蒸発式氷蓄熱装置では、蓄熱槽が減圧手段に
よって減圧されると、トレイに貯留された水が蒸発、冷
却され、トレイ上に蓄えられた水が全て氷となる。放熱
過程では、冷風入口ノズルを介して蓄熱槽内に流入した
空気が氷の生成されたトレイに挟まれた風路を通過し、
氷との接触により直接的に熱交換され、冷風となって冷
風出口ノズルから負荷側に供給されることになる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る真空蒸発式氷
蓄熱装置の好適な実施の形態を図面を参照して説明す
る。図1は本発明による真空蒸発式氷蓄熱装置の概略構
成図、図2は本発明による真空蒸発式氷蓄熱装置に用い
られる蓄熱槽の拡大図、図3は蓄熱槽に備えられるトレ
イ開口部の位置を説明する図、図4はスチームエジェク
タの概略構成図、図5は真空ポンプの概略構成図であ
る。本発明による真空蒸発式氷蓄熱装置1は、例えば、
六面体形状(角形)に形成された蓄熱槽3を有する。蓄
熱槽3は、内部真空圧力に耐える強度を有して製作さ
れ、また、断熱構造により製作されることが好ましい。
なお、蓄熱槽3の形状は、角形に限られず、円筒形状な
どのものであっても勿論良い。
【0008】図2に示すように、蓄熱槽3の内部には複
数のトレイ5が鉛直方向に間隙を隔てて設けられる。奇
数段の第一トレイ5a、第三トレイ5c、第五トレイ5
eは蓄熱槽3の一方の内壁面に接触して設けられる一
方、偶数段の第二トレイ5b、第四トレイ5dは蓄熱槽
3の他方の内壁面に接触して設けられている(図3参
照)。従って、蓄熱槽3の内部には、トレイ5によって
仕切られた鉛直方向クランク形の風路7が形成されてい
る。トレイ5は、上部が開口した箱状に形成され、水又
は氷9が蓄えられるようになっている。
【0009】蓄熱槽3の上部には水入口ノズル11が設
けられる。水入口ノズル11は、外部から蓄熱槽3を貫
通し、給水ポンプ13によって最上段の第一トレイ5a
へ製氷用水を給水できるようになっている。また、蓄熱
槽3の下面には排水ノズル15が設けられ、排水ノズル
15は蓄熱槽3内の底部に溢れた水を外部へ排水するよ
うになっている。従って、水入口ノズル11から給水さ
れた製氷用水は、最上段の第一トレイ5aから順次、下
方のトレイ5へとオバーフローし、最終的に最下段の第
五トレイ5eから溢れて、排水ノズル15から排水され
るようになっている。
【0010】蓄熱槽3の上部には排気ノズル17が設け
られ、排気ノズル17は減圧装置であるスチームエジェ
クタ19に接続されている。図4に示すように、スチー
ムエジェクタ19は、水蒸気をノズル19aから吸入室
19bに噴出させ、低圧になった吸入室19bに随伴流
として排気ノズル17からの空気を吸引させ、ディフュ
ーザー19cから水蒸気と共に蓄熱槽3の空気を排気さ
せる構造となっている。つまり、蓄熱槽3は、スチーム
エジェクタ19により、脱気できるようになっているの
である。
【0011】なお、蓄熱槽3を脱気するには、上述のス
チームエジェクタ19に代えて、真空ポンプが用いられ
てもよい。図5に示すように、真空ポンプ21として
は、例えば、二つのまゆ型断面のロータ21a、21b
を互いに逆方向へ等速度回転させ、ケーシング21cの
両側に開口した吸入・排気口21d、21eより吸入排
気を行うルーツポンプ構造のものなどが用いられる。
【0012】蓄熱槽3の下部には冷風入口ノズル23が
接続され、冷風入口ノズル23は蓄熱槽3内の風路7の
下端に連通されている。また、蓄熱槽3の上部には冷風
出口ノズル25が設けられ、冷風出口ノズル25は蓄熱
槽3内の風路7の上端に連通されている。冷風入口ノズ
ル23からは送風機27により、温度の上昇した負荷側
からの空気が蓄熱槽3内に送気されるようになってい
る。従って、冷風入口ノズル23から流入された空気
は、風路7を通過して冷風出口ノズル25から負荷側へ
供給されることとなる。
【0013】なお、図示は省略するが、蓄熱槽3に接続
される全てのノズル(水入口ノズル11、排水ノズル1
5、排気ノズル17、冷風入口ノズル23、冷風出口ノ
ズル25)には閉鎖弁が設けられている。
【0014】次に、このように構成された蓄熱装置1の
作用を説明する。蓄熱装置1では、製氷開始前に、先
ず、給水ポンプ13により、製氷用水を最上段の第一ト
レイ5aに供給する。第一トレイ5aが満水状態になる
と、製氷用水は、オバーフローして第二トレイ5bに供
給され、順次、下段のトレイ5が満水状態となり、最下
段の第五トレイ5eが満水になると、排水ノズル15か
ら蓄熱槽3の外へ排水される。この時点で、給水ポンプ
13は停止される。
【0015】次に、排気ノズル17以外の全てのノズル
の閉鎖弁を閉め、スチームエジェクタ19に蒸気を通気
することにより、蓄熱槽3内の空気を排気ノズル17か
ら脱気する。蓄熱槽3内の内部圧力が一定の値、即ち、
フラッシュポイントまで低下すると、そこでトレイ5に
貯留された水は急速に蒸発と冷却が始まる。内部圧力が
4.6mmHgに達すると、トレイ5に貯留した水は0
°cで蒸発することとなる。1kgの水が蒸発するには
約600kcalの蒸発潜熱が吸収される。一方、1k
gの水は、約80kcalの凝固潜熱を放出して1kg
の氷となる。即ち、1kgの水が蒸発することにより、
約7.5kgの氷が生成されることになる。トレイ5上
に蓄えられた水が全て氷になった時点で、スチームエジ
ェクタ19を停止し、蓄熱過程を終了する。蓄熱過程終
了後には、排気ノズル17の閉鎖弁が閉められることと
なる。
【0016】ここで、トレイ5上の水が氷になったこと
を検知する手段について更に説明する。トレイ5上の水
が氷になったことは、例えば、間接的な手段として、蓄
熱槽3内の内部圧力が4.6mmHgに到達した後のス
チームエジェクタ19の運転時間により知ることができ
る。例えば、減圧前にトレイ5上に溜まっている全水量
を1000kgと仮定すると、上述のように、水1kg
の蒸発により7.5kgの氷が生成されるので、最終的
には、 水の蒸発量=1000×1/(1+7.5)=117.
7kg 製氷量=1000×7.5/(1+7.5)=882.
3kg となる。ここで、蓄熱槽内圧力が約4.6mmHg時の
水蒸気の比容積は、206.3m3 /kgであるから、 総蒸発容量=117.7×206.3=24271m3 となる。スチームエジェクタ19の排気速度を3000
3 /hと仮定すると、 排気時間=24271/3000=8.09(時間) と計算される。従って、この例では、蓄熱槽内圧力が約
4.6mmHgに到達後、約8時間で全量氷になったも
のと判断することができる。
【0017】なお、この他、トレイ上の水が氷になった
ことを判断する手段としては、水と氷の電気抵抗が異な
る原理などにより検出する直接的な手段を用いるものが
考えられる。
【0018】次に、蓄熱槽3の放熱過程では、冷風入口
ノズル23、冷風出口ノズル25のみの閉鎖弁を開放
し、送風機27を始動する。これにより、温度の上昇し
た負荷側の空気が冷風入口ノズル23を介して蓄熱槽3
内に流入する。蓄熱槽3内に流入した空気は、氷の生成
されたトレイ5に挟まれた風路7を通過し、氷との接触
により直接的に熱交換され、冷風となって冷風出口ノズ
ル25から負荷側に供給されることになる。
【0019】上述の蓄熱装置1によれば、蒸発熱を利用
することにより氷を生成するので、従来の環境破壊の要
因となるフロンを使用した冷凍機を用いることなく、蓄
熱槽3に冷熱を蓄熱することができる。また、冷水と空
気との間に熱交換器を使用せず、直接接触による熱交換
となるため、熱交換効率が良好となり、より低温の冷風
が得られることになる。そして、氷と冷風とが直接熱交
換するため、熱抵抗が小さくなり、単位時間当たりの伝
熱量(氷の融解量)が増大するため、負荷変動に対する
追従性も向上させることができる。更に、直接スチーム
を利用する冷熱蓄熱としては、従来、大型の設備を必要
とする吸収式冷凍機による冷水蓄熱のみであったが、上
述の蓄熱装置1では、氷蓄熱が可能となるので、蓄熱槽
容量を大幅に削減することが可能となる。
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る真空蒸発式氷蓄熱装置によれば、蒸発熱を利用するこ
とにより氷を生成するので、従来の環境破壊の要因とな
るフロンを使用した冷凍機を用いることなく、蓄熱槽に
冷熱を蓄熱することができる。この結果、取扱不便、或
いは自然環境に有害となる冷媒を使用せずにすみ、安全
性の向上、環境破壊の防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による真空蒸発式氷蓄熱装置の概略構成
図である。
【図2】本発明による真空蒸発式氷蓄熱装置に用いられ
る蓄熱槽の拡大図である。
【図3】蓄熱槽に備えられるトレイ開口部の位置を説明
する図である。
【図4】スチームエジェクタの概略構成図である。
【図5】真空ポンプの概略構成図である。
【符号の説明】
1 真空蒸発式氷蓄熱装置 3 蓄熱槽 5 トレイ 7 風路 11 水入口ノズル 15 排水ノズル 17 排気ノズル 19 スチームエジェクタ(減圧装置) 21 真空ポンプ(減圧装置) 23 冷風入口ノズル 25 冷風出口ノズル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部真空圧力に耐える強度を有した蓄熱
    槽と、 該蓄熱槽内に設けられ水及び氷が蓄えられるトレイと、 前記蓄熱槽に接続され該トレイに製氷用水を供給する水
    入口ノズルと、 前記蓄熱槽の下部に接続され前記トレイから溢れた水を
    前記蓄熱槽から外部へ排出する排水ノズルと、 前記蓄熱槽に排気ノズルを介して接続され前記蓄熱槽内
    の圧力を減圧する減圧装置と、 前記蓄熱槽に接続され負荷側からの空気を前記蓄熱槽に
    流入させる冷風入口ノズルと、 前記蓄熱槽に接続され蓄熱槽内の空気を負荷側へ供給す
    る冷風出口ノズルとを具備したことを特徴とする真空蒸
    発式氷蓄熱装置。
  2. 【請求項2】 前記減圧装置は、スチームエジェクタ又
    は真空ポンプのいずれかであることを特徴とする請求項
    1記載の真空蒸発式氷蓄熱装置。
  3. 【請求項3】 前記トレイは、間隙を隔てて鉛直方向に
    複数段設けられ、該間隙によって風路を形成することを
    特徴とする請求項1記載の真空蒸発式氷蓄熱装置。
JP18025195A 1995-07-17 1995-07-17 真空蒸発式氷蓄熱装置 Pending JPH0933073A (ja)

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JP18025195A JPH0933073A (ja) 1995-07-17 1995-07-17 真空蒸発式氷蓄熱装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1014202C2 (nl) * 2000-01-27 2001-07-30 Solutherm B V Werkwijze en inrichting voor het produceren van een ijs-watermengsel.
JP2002104659A (ja) * 2000-09-29 2002-04-10 Akatake Engineering Kk 粉体供給装置
JP2006046871A (ja) * 2004-08-09 2006-02-16 Central Res Inst Of Electric Power Ind スタティック型水冷媒ヒートポンプ製氷システム

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