JPH09330841A - 表面多極異方性リング磁石の製造方法 - Google Patents

表面多極異方性リング磁石の製造方法

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JPH09330841A
JPH09330841A JP8172992A JP17299296A JPH09330841A JP H09330841 A JPH09330841 A JP H09330841A JP 8172992 A JP8172992 A JP 8172992A JP 17299296 A JP17299296 A JP 17299296A JP H09330841 A JPH09330841 A JP H09330841A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 真円度の高い表面多極異方性リング状磁石を
安価に提供する。 【解決手段】 成形用金型の成形空間の外周に6以上の
磁極を設けて磁場中成形を行った後、焼結して表面多極
異方性リング磁石を製造する方法であって、成形空間2
の外周面の断面形状が、前記磁極に対応する位置を頂点
とする多角形である表面多極異方性リング磁石の製造方
法。内径をD1 、外径をD2 、磁極数をPとしたとき、 式I (D2 −D1 )/2<(πD2 /2P) を満足する表面多極異方性リング磁石の製造に特に有効
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面多極異方性リ
ング磁石を焼結法により製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ステッピングモータ用のロータなどに
は、成形時に外周面に多極の異方性を付与し、焼結後
に、この異方性に対応するように多極に着磁した表面多
極異方性リング磁石が使用されている。表面多極異方性
リング磁石では、磁気異方性をもった磁石粒子が、外周
面の隣接する磁極を円弧状に結ぶように配列されている
ため、径方向に異方性を付与したラジアル異方性リング
磁石に比べ、磁気特性や着磁性において有利である。
【0003】しかし、例えばNd−Fe−B系磁石で
は、磁化容易軸方向とこれに直交する方向とで、焼結時
の収縮率が大きく異なる。このように収縮率に大きな異
方性があると、表面多極異方性を付与した成形体を焼結
した場合に、磁石外周面に比較的大きな凹凸が生じてし
まう。モータのロータに適用する場合には、真円度が良
好であることが要求されるため、磁石外周面を研削加工
する必要がある。このため、コスト高となってしまう。
また、磁石外周面の凹凸が研削加工時の衝撃を増大させ
るため、割れや内部クラックを発生させる大きな要因と
なる。
【0004】表面多極異方性リング状磁石では、隣接す
る磁極間を結ぶ磁束は、磁石外周面から一定の深さまで
に集中している。例えば、特開昭64−27208号公
報には、磁石の径方向厚さが隣接する磁極間距離の半分
であれば、磁石の表面磁束密度は最大値の98%以上と
なることが記載されている。また、ロータに適用する場
合には、リング状磁石は軽いほど好ましい。したがっ
て、磁気特性を損ねない範囲で、できるだけ径方向厚さ
を小さくすることが望まれる。しかし、径方向厚さを小
さくすると、上記した外周面の研削加工の際の割れが発
生しやすくなり、歩留まりの低下を招く。
【0005】なお、このような問題は、Nd−Fe−B
系磁石に限らず、同様に収縮率の異方性が大きいフェラ
イト焼結磁石においても生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、真円
度の高い表面多極異方性リング状磁石を安価に提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(2)のいずれかの構成により達成される。 (1) 成形用金型の成形空間の外周に6以上の磁極を
設けて磁場中成形を行った後、焼結して表面多極異方性
リング磁石を製造する方法であって、成形空間の外周面
の断面形状が、前記磁極に対応する位置を頂点とする多
角形である表面多極異方性リング磁石の製造方法。 (2) 内径をD1 、外径をD2 、磁極数をPとしたと
き、 式I (D2 −D1 )/2<(πD2 /2P) を満足する表面多極異方性リング磁石を製造する上記
(1)の表面多極異方性リング磁石の製造方法。
【0008】
【作用および効果】本発明では、成形用金型の成形空間
の外周面の断面形状を、図1に示されるように、磁極に
対応する位置を頂点とする多角形とする。このような金
型を用いて得られた成形体は、成形空間の形状に応じ、
外周面が多角形状となる。この成形体を焼結すると、径
方向の収縮率は、多角形の頂点付近で大きく、多角形の
辺の中央付近では小さくなる。この結果、焼結後、磁石
形状はほぼ真円となっており、研削加工を施す必要がな
いか、研削加工を施す必要があったとしてもごくわずか
の研磨代で済む。このため、製造コストの低減が可能で
あり、また、径方向厚さが小さい場合に問題となる研削
加工時の割れ発生も防止でき、歩留まり向上による低コ
スト化が可能である。
【0009】また、多角形状の成形体は、その頂点にお
いて磁束の集中が起きる。これは、スリーブ4が非磁性
体から構成されており、頂点部でスリーブ厚さが最も小
さくなるためである。このように磁束の集中が起きるた
め、従来のリング状成形体と比べ、配向磁界強度が同じ
であってもリング磁石の表面磁束密度のピーク値が高く
なる配向状態とすることができる。
【0010】また、径方向厚さが小さい表面多極異方性
リング磁石では、径方向全体にわたって磁石粉末が円弧
状に配向されているため、焼結時に収縮率の異方性によ
る割れが発生しやすい。従来、この割れは配向磁界強度
が高いほど発生しやすかった。しかし、多角形状成形体
では上記したように頂点で磁束の集中が起きるため、割
れを防ぐために配向磁界強度を低くした場合でも十分に
高い表面磁束密度(ピーク値)が得られる。このため、
焼結時の割れ発生が少なく、歩留まりが向上する。逆
に、従来と同等の歩留まりでよければ、配向磁界の強度
を大きくできるため、さらに高い表面磁束密度(ピーク
値)を得ることができる。
【0011】なお、特開平2−139907公報の第6
図には、縮率をあらかじめ考慮し、成形空間の外周面を
花びらのような形状とした金型が記載されている。しか
し、このような異形形状の金型は、同公報にも記載され
ているように作製が難しいのでコストが高くなってしま
う。また、成形装置のパンチも同様な外周形状とする必
要があるので、著しいコスト高を招く。しかも、形状が
複雑になるほど金型の精度が低下するため、成形時に粉
のカジリを生じやすくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的構成につい
て詳細に説明する。
【0013】本発明では、磁石粉末を乾式成形法または
湿式成形法を用いて磁界中成形し、次いで焼結して表面
多極異方性リング磁石を製造する。
【0014】<磁石粉末>本発明で用いる磁石粉末の組
成は特に限定されず、希土類磁石粉末や酸化物磁石粉末
などの種々のものを用いることができるが、焼結の際の
収縮率が磁化容易軸方向とこれに直交する方向とで大き
く異なる磁石粉末を用いた場合に、本発明は著しい効果
を発揮する。
【0015】このような希土類磁石粉末としては、R−
T−B(RはYを含む希土類元素の少なくとも1種、T
はFe、またはFeおよびCoである)系磁石粉末が挙
げられる。
【0016】R−T−B系の磁石粉末は、通常、Rを2
7〜38重量%、Tを51〜72重量%、Bを0.5〜
4.5重量%含有することが好ましい。R含有量が少な
すぎると鉄に富む相が析出して高保磁力が得られなくな
り、R含有量が多すぎると高残留磁束密度が得られなく
なる。B含有量が少なすぎると高保磁力が得られなくな
り、B含有量が多すぎると高残留磁束密度が得られなく
なる。なお、T中のCo量は30重量%以下とすること
が好ましい。さらに、保磁力を改善するために、Al、
Cr、Mn、Mg、Si、Cu、C、Nb、Sn、W、
V、Zr、Ti、Moなどの元素を添加してもよいが、
添加量が6重量%を超えると残留磁束密度が低下してく
る。
【0017】磁石粉末中には、これらの元素の他、不可
避的不純物あるいは微量添加物として、例えば炭素や酸
素が含有されていてもよい。
【0018】このような組成を有する磁石粉末は、実質
的に正方晶系の結晶構造の主相を有する。そして、通
常、体積比で0.5〜10%程度の非磁性相を含むもの
である。
【0019】磁石粉末の製造方法は特に限定されない
が、通常、母合金インゴットを鋳造し、これを粉砕して
製造するか、還元拡散法によって得られた合金粉末を粉
砕して製造する。磁石粉末の平均粒子径は、通常、1〜
10μm 程度とする。
【0020】また、酸化物磁石粉末としては、Srフェ
ライトやBaフェライト等のマグネトプランバイト型の
磁石粉末が挙げられる。
【0021】<成形工程>成形工程では、乾式成形法を
用いてもよく、湿式成形法を用いてもよいが、希土類磁
石粉末に対しては、通常、乾式成形法を用いる。
【0022】本発明で用いる成形用金型の構成例の断面
図を、図1に示す。図1は、リング状の成形空間2の径
方向を含む平面で切ったときの断面図である。図示され
る金型は、内周面の断面形状が円形である型枠3内に、
スリーブ4が埋め込まれており、スリーブ4の内周面の
断面形状は多角形(図示例は正12角形)となってい
る。型枠3は磁性体から構成され、スリーブ4は非磁性
体から構成される。スリーブ4の内側には、円柱状のコ
アロッド5が設けられ、スリーブ4の内周面が成形空間
2の外周面を構成し、コアロッド5の外周面が成形空間
2の内周面を構成している。
【0023】型枠3内には溝31が設けられ、隣接する
2つの溝間に、スリーブの内周面を構成する多角形の頂
点が存在する。溝31内にはコイル6が設けられ、これ
らのコイルにより、前記多角形の頂点付近が磁極となっ
て、成形空間内に円弧状の磁束が存在することになる。
【0024】磁極の数、すなわち前記多角形の角数は6
以上、好ましくは8以上である。磁極の数が少なすぎる
と、焼結により異方性収縮が生じても、磁石外周面が多
角形のままとなってしまい、本発明の効果が実現しな
い。
【0025】型枠、スリーブ、コアロッド等の材質は、
従来と同様であってよく、特に限定されない。
【0026】乾式成形法を用いて希土類磁石粉末を成形
する場合、成形条件を以下のようにすることが好まし
い。
【0027】磁界印加に際しては、磁石粉末の圧粉体の
相対密度が25〜55%、好ましくは30〜45%の範
囲内にあるときに、少なくとも2回のパルス磁界を圧粉
体に印加する構成とすることが好ましい。本明細書にお
いて相対密度とは、実測密度を理論密度で除した値の百
分率である。実測密度は、成形装置の成形空間内に充填
した磁石粉末の重量と、成形空間の内容積とから算出す
る。パルス磁界の強度は、好ましくは0.5kOe 以上、
より好ましくは1kOe 以上とし、全てのパルス磁界の強
度をこの範囲とすることが好ましい。パルス磁界の強度
が前記範囲未満となると磁石粉末の配向が不十分となる
傾向にある。なお、パルス磁界の強度の上限は特にない
が、磁界発生装置が大型化することや、25kOe を超え
る強度としても配向度の向上は殆どみられないことなど
から、通常、25kOe 以下とする。
【0028】パルス磁界の持続時間は、通常、10μs
〜0.5sec 程度とすることが好ましい。持続時間が前
記範囲未満となると配向が不十分となる傾向にあり、前
記範囲を超えると、磁界印加用コイルの発熱が大きくな
りすぎる傾向にある。なお、本明細書において持続時間
とは、磁界印加の開始から終了までの時間である。パル
ス磁界印加の間隔は特に限定されない。
【0029】また、圧粉体の密度を増加させながら少な
くとも2回のパルス磁界を印加してもよく、圧粉体の密
度をほぼ一定に保って少なくとも2回のパルス磁界を印
加してもよい。成形圧力は、圧粉開始から終了まで一定
であってもよく、漸増または漸減してもよく、不規則変
化してもよい。成形圧力に特に制限はないが、成形圧力
が低すぎると成形体の強度が不足して取り扱いに問題が
生じるため、通常、0.5〜3ton/cm2 程度とすること
が好ましい。
【0030】なお、圧粉体の相対密度が前記範囲外であ
るときにも磁界を印加してよい。すなわち、前記密度範
囲においてパルス磁界を印加する前および/または印加
した後に、パルス磁界や、定常磁界、断続的な磁界など
を印加してもよい。
【0031】また、加圧前に少なくとも1回のパルス磁
界を印加するだけでも、加圧中に少なくとも2回のパル
ス磁界を印加する場合の90%程度以上の特性が得られ
る。ただし、両者の組み合わせ、すなわち、加圧前に少
なくとも1回のパルス磁界を印加し、さらに、加圧中に
少なくとも2回のパルス磁界印加を行うことが最も好ま
しい。
【0032】圧粉体の最終的な相対密度、すなわち成形
体の相対密度は、通常、50〜60%程度である。
【0033】<焼結工程>上記のようにして得られた外
周面が多角形状のリング状成形体は、焼結されて磁石化
される。
【0034】焼結時の各種条件に特に制限はないが、例
えば希土類磁石の場合、1000〜1200℃で0.5
〜12時間、特に1〜5時間程度焼結し、その後、急冷
することが好ましい。この場合の焼結雰囲気は、真空中
またはArガス等の非酸化性ガス雰囲気であることが好
ましい。
【0035】本発明では、前述したように径方向厚さが
小さいリング磁石の製造に特に適している。このような
リング磁石とは、内径をD1 、外径をD2 、磁極数をP
としたとき、 式I (D2 −D1 )/2<(πD2 /2P) を満足するものであり、特に 式II (D2 −D1 )/2≦0.9(πD2 /2P) を満足するものである。このようなリング磁石は、径方
向全体にわたって磁石粉末が磁界配向されているため、
焼結時の異方性収縮により割れが生じやすいが、本発明
では割れ発生を抑えることができる。また、径方向厚さ
が小さい磁石は、外周面平滑化のための研削の際に割れ
が発生しやすいが、本発明では研削加工が不要である
か、わずかな研磨代で済み、また、凹凸による研削時の
衝撃がないので、このような割れも発生しにくい。
【0036】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明
をさらに詳細に説明する。
【0037】<実施例1>組成が30Nd−3Dy−1
B−bal.Fe(重量%)である合金インゴットを、
鋳造により作製した。この合金インゴットをジョークラ
ッシャおよびブラウンミルにより−#32にまで粗粉砕
し、次いで、ジェットミルにより微粉砕し、平均粒子径
4μm の磁石粉末を得た。
【0038】この磁石粉末を図1に示す形状の成形用金
型内に投入して、乾式磁界成形を行った。金型のコアロ
ッドの直径は18.8mm、スリーブ内周面の断面形状は
正12角形とし、スリーブ内周面の対向する頂点間の距
離は25mmとした。磁界印加は、磁石粉末の圧粉体の密
度が真密度の25〜55%である間に4回行った。成形
圧力は1.5t/cm2 とした。得られた成形体を真空中で
1100℃にて2時間焼結した後、急冷し、次いで、A
r雰囲気中で600℃にて1時間時効処理を行なった。
このリング磁石では焼結時の割れ発生はほとんどなく、
焼結工程における歩留まりは99%であった。
【0039】得られた磁石は、平均外径20mm、内径1
5mmのリング状であり、外径の最大寸法と最小寸法との
差は0.1mmであった。この磁石の外周面を最大0.2
mm研削して平滑化し、最終製品とした。研削における歩
留まり(割れやカケが発生しなかったもの)は98%で
あった。なお、全作製数は1000個である。製品の表
面磁束密度を測定したところ、磁極でのピーク値は62
00 Gであり、ピークの半値幅は19°であった。
【0040】<比較例1−1>図2に示す形状(スリー
ブ4の内周面の断面が円形)で、成形空間の外径が25
mm、内径が18.8mmの成形用金型を用い、磁界印加の
際にコイルに流す電流を実施例1の1.8倍とした以外
は実施例1と同様にして、リング磁石を作製した。この
リング磁石では焼結時に割れが発生し、焼結工程におけ
る歩留まりは89%であった。このリング磁石は外周面
の磁極付近が凹み、磁極間が凸状のものであり、外径の
最大寸法と最小寸法との差は0.5mmであった。この磁
石の外周面を実施例1と同じ径となるように研削して平
滑化し、最終製品とした。研削における歩留まりは75
%であった。製品の表面磁束密度を測定したところ、磁
極でのピーク値は6000 Gであり、ピークの半値幅は
21°であった。
【0041】<比較例1−2>磁界印加の際にコイルに
流す電流を実施例1と同じにした以外は比較例1と同様
にしてリング磁石を作製したところ、焼結時に割れが発
生し、焼結工程における歩留まりは98%であった。こ
のリング磁石は外周面の磁極付近が凹み、磁極間が凸状
となっており、外径の最大寸法と最小寸法との差は0.
4mmであった。この磁石の外周面を実施例1と同じ径と
なるように研削して平滑化し、最終製品とした。研削に
おける歩留まりは80%であった。製品の表面磁束密度
を測定したところ、磁極でのピーク値は5300 Gであ
り、ピークの半値幅は21°であった。
【0042】<実施例2>スリーブ内周面の断面形状が
10角形であり、スリーブ内周面の対向する頂点間の距
離が17.5mm、コアロッドの直径が12.5mmである
成形用金型を用い、表面10極異方性リング磁石を作製
した。成形用金型以外の製造条件は、実施例1と同様と
した。
【0043】得られたリング磁石では焼結時の割れ発生
はほとんどなく、焼結工程における歩留まりは99%で
あった。このリング磁石は、平均外径14mm、内径10
mmであり、外径の最大寸法と最小寸法との差は0.08
mmであった。この磁石の外周面を最大0.2mm研削して
平滑化し、最終製品とした。研削における歩留まりは9
8%であった。製品の表面磁束密度を測定したところ、
磁極でのピーク値は5600 Gであり、ピークの半値幅
は23°であった。
【0044】<比較例2>スリーブ内周面の断面が円形
である成形用金型を用い、磁界印加の際にコイルに流す
電流を1.5倍とした以外は実施例2と同様にして、表
面10極異方性リング磁石を作製した。スリーブ内周面
の直径は17.5mmとした。このリング磁石では焼結時
に割れが発生し、焼結工程における歩留まりは93%で
あった。このリング磁石は外周面の磁極付近が凹み、磁
極間が凸状となっており、外径の最大寸法と最小寸法と
の差は0.4mmであった。この磁石の外周面を実施例2
と同じ径となるように研削して平滑化し、最終製品とし
た。研削における歩留まりは78%であった。製品の表
面磁束密度を測定したところ、磁極でのピーク値は52
00 Gであり、ピークの半値幅は25°であった。
【0045】以上の結果から、本発明の効果が明らかで
ある。すなわち、実施例1、2では、表面磁束密度のピ
ーク値が高く、歩留まりも極めて高い。これに対し従来
の金型を用いた比較例1−2では、表面磁束密度のピー
ク値が著しく低く、しかも歩留まりも低い。また、配向
磁界強度を実施例よりも高くした比較例1−1、2で
は、歩留まりが著しく低く、しかも表面磁束密度のピー
ク値も実施例1、2に及ばない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いる成形用金型の構成例の断面図で
ある。
【図2】従来の成形用金型の構成例の断面図である。
【符号の説明】
2 成形空間 3 型枠 31 溝 4 スリーブ 5 コアロッド 6 コイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形用金型の成形空間の外周に6以上の
    磁極を設けて磁場中成形を行った後、焼結して表面多極
    異方性リング磁石を製造する方法であって、 成形空間の外周面の断面形状が、前記磁極に対応する位
    置を頂点とする多角形である表面多極異方性リング磁石
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 内径をD1 、外径をD2 、磁極数をPと
    したとき、 式I (D2 −D1 )/2<(πD2 /2P) を満足する表面多極異方性リング磁石を製造する請求項
    1の表面多極異方性リング磁石の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006108591A (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Tdk Corp 希土類焼結磁石及びその製造方法
JP2012005232A (ja) * 2010-06-16 2012-01-05 Asmo Co Ltd 極異方性リングマグネット及びそれを備えたブラシレスモータ
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