JPH09330878A - X線縮小露光装置およびこれを利用したデバイス製造方法 - Google Patents
X線縮小露光装置およびこれを利用したデバイス製造方法Info
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Abstract
スクへの照明光が遮られない配置をコンパクトな構成で
達成する。 【解決手段】 互いに対向配置されたX線マスク13と
ウェハ7との間には、X線源2からのX線ビーム12を
X線マスク13の手前で反射してX線マスク13に入射
させる折り曲げミラー11が配置される。X線マスク1
3で反射されたX線ビーム12は、縮小投影光学系6を
介してウェハ7に縮小投影される。
Description
に描かれたLSI等のパターンをX線等の放射線を用い
てウェハ上に縮小投影露光する装置や、これを利用した
デバイス製造方法に関する。
の集積度及び動作速度向上のため、固体素子の回路パタ
ーンの微細化が進んでいる。これらの回路パターンの形
成には、現在、露光光源を真空紫外とする縮小投影露光
装置が広く用いられている。この露光装置の解像度は、
ほぼ露光波長λと投影光学系の開口数NAとに依存す
る。そこで、開口数NAを大きくすることで、解像限界
を向上させていた。しかし、焦点深度の減少と屈折光学
系設計、製造技術の困難さから、解像限界の向上は限界
に近付きつつあるため、露光波長λを短くすることが行
われている。例えば、露光波長λは、水銀ランプのg線
(λ=435.8nm)からi線(λ=365nm)、
さらにKrFエキシマレーザ(λ=248nm)へ移行
してきている。露光波長の短波長化で解像度は向上する
が、露光に用いる紫外線の波長の大きさからくる原理的
な限界によって、従来の光露光技術の延長では0.1μ
m以下の解像度を得ることは困難である。
年、真空紫外または軟X線を露光光源としたX線縮小投
影露光法が注目を浴びている。図11は、従来のX線縮
小露光装置の光学系を示す図である。従来のX線縮小露
光装置は、図11に示すように、X線源102から発せ
られた真空紫外線または軟X線は、凸面全反射鏡103
及び凹面多層膜反射鏡104で反射し、照明光として反
射型マスク105を照明する構成となっている。反射型
マスク105には、真空紫外線または軟X線を正反射で
きる多層膜が所定のパターンで形成されている。反射型
マスク105で反射した真空紫外線または軟X線は、縮
小投影光学系106を経て露光光としてウェハ107上
に到達し、ウェハ107に所定のパターンが結像され
る。
それぞれマスクステージ(不図示)、ウェハステージ
(不図示)に搭載される。露光、照明に用いる真空紫外
線または軟X線の波長はおよそ4nm〜20nmである
ので、露光光の波長の大きさからくる原理的な解像度は
向上する。
た従来のX線縮小露光装置では、例えば半導体記憶素子
の回路パターンを形成する場合のように、大口径のウェ
ハを用いた場合には、ウェハをステップ移動して複数の
パターンを露光する際に、ウェハの位置によってはウェ
ハが反射型マスクへの入射光路を遮ってしまう場合があ
る。それを回避するためには、ウェハをマスクから遠く
離れた位置に設置することが考えられる。しかし、この
ような配置では装置が極端に大型化してしまう。特に、
X線縮小露光装置に用いられるX線は軟X線と呼ばれる
領域のX線であり、光学系の全体または大部分を真空中
に設置する必要があるので、装置の大型化は技術的にも
経済的にも大きな問題となる。従って、ウェハの後方に
あるX線源からX線を照射する構成で、量産を目的とし
た分割露光装置いわゆるステッパを実現することは、事
実上困難である。
場合であっても、コンパクトな構成でありながらマスク
への照明光が遮られるのを防止するX線縮小露光装置を
提供することを目的とする。また本発明は、上記X線縮
小露光装置を用いることで、大型の容易に製造可能とす
るデバイス製造方法を提供することを第2の目的とす
る。
本発明のX線縮小露光装置は、X線源から放射されたX
線で照明された反射型のマスクのパターンを、前記マス
クに対向配置されたウェハに縮小投影するX線縮小投影
光学系と、前記マスクと前記ウェハとの間に配置され、
前記X線源からのX線を、前記マスクの手前で反射して
前記マスクに導く折り曲げミラーとを有する。
露光装置では、マスクとウェハとの間に折り曲げミラー
が配置され、X線源からのX線は、折り曲げミラーで反
射されてマスクに入射される。そして、マスクに入射さ
れたX線はマスクで反射され、X線縮小投影光学系を介
してウェハに縮小投影されて、マスクのパターンがウェ
ハに転写される。このように、照明光学系においてマス
クとウェハとの間に折り曲げミラーを配置することで、
大口径のウェハを用いた場合であってもマスクへの入射
光が遮られることはなく、しかも、装置が大型化するこ
ともない。
は、例えば、マスクから折り曲げミラーのマスクで反射
されたX線の光路に近い側の端までの距離をL、マスク
とウェハとの距離をD、X線のマスク上での照射幅を
d、照射幅dの一端でのX線の入射角をδ1、他端での
X線の入射角をδ2としたとき、 D>L>d/(tanδ1+tanδ2) なる関係式を満たす範囲に折り曲げミラーを配置するこ
とにより、マスクでの反射光が折り曲げミラーで遮られ
ることはない。
系の開口角を考慮して折り曲げミラーを配置することに
より、折り曲げミラーの配置位置がより厳密に設定され
る。さらに、折り曲げミラーの端からX線反射領域まで
の距離を考慮して折り曲げミラーを配置し、折り曲げミ
ラーの反射率の良好な部分を使用するようにすることに
より、マスクの照明むらが防止される。
クとウェハとが相対的に走査され、ウェハの複数の領域
に、それぞれマスクのパターンを並べて転写するもので
あってもよい。この場合、マスクとウェハとはステップ
・アンド・スキャン・シーケンスによって相対的に走査
されるのが好ましい。
層膜反射ミラーであってもよく、この場合には、X線の
照射による折り曲げミラーの発熱を防止するために、折
り曲げミラーの反射面の裏面側に冷却手段を設けるのが
好ましい。
剤が塗布されたウェハにマスクのパターンを露光する工
程を有するデバイス製造方法において、上記本発明の記
載のX線縮小露光装置を用いて前記パターンを露光す
る。
スクへの入射光が遮られなくなるので、大型のデバイス
を製造できるようになる。
図面を参照して説明する。なお、以下では放射線として
軟X線を用いた例を示すが、これに限らず、真空紫外線
であってもよい。
施例の光学系の配置を示す図である。図1に示した露光
装置は1/5縮小露光の装置であり、アンジュレータや
シンクロトロンなどのX線源2から発せられたX線ビー
ム12が凸面全反射鏡及3び凹面多層膜反射鏡4で反射
される点、及び、反射型のX線マスク13で反射された
X線ビーム12が縮小投影光学系6を経てウェハ7上に
到達される点は、図11に示したX線縮小露光装置と同
様である。X線マスク13とウェハ7とは、それぞれス
テージ(不図示)に搭載保持されて、距離Dをおいて対
向配置される。そして、このような構成で、X線マスク
13を保持するステージとウェハ7を保持するステージ
とを適切な速度で相対的に走査することにより、X線マ
スク13の必要領域のパターンが、ウェハ7の複数のシ
ョット領域のうちの1つに転写される。ある領域への転
写の後は、ウェハ7がステップ移動され、別のショット
領域へのパターン転写を行う。これを繰り返し行う、い
わゆるステップ・アンド・スキャン・シーケンスによっ
て、ウェハ7に複数のパターンを並べて転写する。
は、凹面多層膜反射鏡4とX線マスク13との間に折り
曲げミラー11が配置され、凹面多層膜反射鏡4で反射
されたX線ビーム12が、折り曲げミラー11で反射さ
れた後、X線マスク13に入射される点である。
位置関係について図2を参照して説明する。図2におい
て、X線マスク13上でのX線ビーム12の照射幅を
d、X線マスク13上での照射幅dの上端でのX線ビー
ム12の入射角をδ1、X線マスク13上での照射幅d
の下端でのX線ビーム12の入射角をδ2、X線マスク
13から、折り曲げミラー11のX線マスク13で反射
されたX線ビーム12の光路に近い側の端までの距離を
Lとする。X線ビーム12の光軸の、X線マスク13か
らの反射角は、X線マスク13への入射角δ1,δ2と
同じである。
その全体または大部分を真空中に設置する必要があるた
め、真空チャンバの容積をより小さくするためには、折
り曲げミラー11は、よりX線マスク13に近い位置に
設置することが望ましい。また、X線マスク13で反射
される像のひずみを発生させないようにするためには、
X線マスク13へのX線ビーム12の入射角δ1,δ2
は小さい方が望ましい。ところが、これらの条件のみを
考慮して折り曲げミラー11を配置した場合、X線マス
ク13で反射したX線ビーム12の光路を折り曲げミラ
ー11が遮ってしまうことがある。
ビーム12と照射幅dの上端で反射されたX線ビーム1
2が、X線マスク13から距離L’離れた位置で交差す
るとすると、 d/L’=tanδ1+tanδ2 となり、この距離L’より大きい距離に折り曲げミラー
11を配置する必要がある。ここから、 L>d/(tanδ1+tanδ2) という条件式が導き出される。すなわち、X線マスク1
3から折り曲げミラー11までの距離Lがd/(tan
δ1+tanδ2)よりも大きくなるように折り曲げミ
ラー11を配置すれば、折り曲げミラー11がX線マス
ク13での反射光の光路を遮ることはない。
方、すなわちX線マスク13に対してウェハ7よりも遠
い位置に配置すると、従来のX線縮小露光装置と同様
に、ウェハ7の移動によりウェハ7がX線マスク13へ
の入射光路を遮ってしまう場合がある。そこで、これを
防止するためには、折り曲げミラー11をX線マスク1
3に対してウェハ7よりも近い位置に配置すればよく、
ここからD>Lという条件式が導き出される。
置、つまり、 D>L>d/(tanδ1+tanδ2) となる位置に折り曲げミラー11を配置することで、大
口径のウェハ7を用いウェハ7を移動させながら露光を
行う場合であっても、X線ビーム12の光路が折り曲げ
ミラー11やウェハ7に遮られることのないX線縮小露
光装置が達成される。また、上記の式から明らかなよう
に、折り曲げミラー11はX線マスク13とウェハ7と
の間に配置されることになるので、装置が大型化するこ
とはない。
線マスク13に入射され、δ1=δ2=δである場合に
は、 D>L>d/(2tanδ) を満たす位置に、折り曲げミラー11を配置すればよ
い。
距離Dを800mm、X線マスク13上でのX線ビーム
12の照射領域を幅dが25mm、長さが200mmの
スリット状の領域とした。また、X線マスク13へのX
線ビーム12の入射角δ1,δ2は、照射幅dの上端と
下端とで等しく、δ=2°とした。これより、d/2t
anδ=358mmとなるので、折り曲げミラー11
は、X線マスク13からの距離Lが358mm〜800
mmの範囲に設置すればよい。本例ではL=400mm
とした。
考慮していないが、以下に、開口角を考慮した場合の折
り曲げミラーの設置条件について、図3及び図4を参照
して説明する。ここで、X線光源からX線マスク13ま
での光学系を照明系、X線マスク13からウェハまでの
光学系を露光系とし、図3において、X線マスク13へ
のX線ビーム12の光軸の入射角をθ、照明系の開口角
の半角をφ1、露光系の開口角の半角をφ2とする。一
般的に、照明系の開口角は露光系の開口角よりも小さく
設計される。
ある開口をもった照明系からのX線ビーム12がX線マ
スク13上で結像するようにX線マスク13に角度θで
照射され、そこからの出射光を、不図示の露光系の開口
をもって集光しウェハ上に結像させる。図4において、
41はX線ビーム12の主光線、42は照明系の開口端
からの光路、43は露光系の開口端への光路を示す。図
4では、X線ビーム12の光軸部分を図示しているが、
露光装置では図2に示したように、照明光はX線マスク
を照射する際に幅dを持たせて照射することになる。
おいて、31,33は、それぞれX線マスク13が照明
される照射幅dの上端、下端に入出射するX線ビーム1
2の主光線を示し、32は照射幅dの下端に照射する主
光線31に対してφ2の角度を持つ照明系の開口端の光
路、34は照射幅dの上端から出射される主光線33に
対してφ1の角度を持つ露光系の開口端の光路を示す。
本例では、照射幅dの上端及び下端の主光線31,33
は、ほぼ平行である。
反射されて、X線マスク13にθの角度で入射し、主光
線31,33は同じ角度で出射して露光光学系を経てウ
ェハに照射される。ここで、X線マスク13から、折り
曲げミラー11のX線マスク13で反射されたX線ビー
ム12に近い側の端までの距離Lは、X線マスク13へ
の入射光線とX線マスク13からの出射光線との関係か
ら、制約を受けることになる。つまり、図2で説明した
考え方を適用すれば、照射幅dの下端へ入射されるX線
ビーム12と照射幅dの上端で反射されたX線ビーム1
2とが交差するときのX線マスク13と折り曲げミラー
11との距離をL’としたとき、 d/L’=tan(θ−φ1)+tan(θ−φ2) となる。従って、 D>L>d/{tan(θ−φ1)+tan(θ−φ
2)} の関係式を満たす範囲内に折り曲げミラー11を配置す
ることで、大口径のウェハを用いウェハをステップ・ア
ンド・スキャン・シーケンスで移動させながら露光を行
う場合であっても、装置を大型化せずに、X線ビーム1
2の光路が折り曲げミラー11やウェハに遮られること
のないX線縮小露光装置が達成される。しかも、光学系
の開口角を考慮した、折り曲げミラー11の配置位置の
より厳密な設定が可能となる。
離Dを800mm、X線マスク13上でのX線ビーム1
2の照射領域を幅dが25mm、長さが200mmのス
リット状の領域とした。また、X線マスク13へのX線
ビーム12の光軸の入射角θを4°、照明系の開口角の
半角φ1を3°、露光系の開口角の半角φ2を2°とし
た。これより、d/{tan(θ−φ1)+tan(θ
−φ2)}=477.3mmとなるので、折り曲げミラ
ー11は、X線マスク13からの距離Lが477.3m
m〜800mmの範囲に設置すればよい。本例ではL=
500mmとした。
て説明する。本例では、露光光学系を横切って照明光が
X線マスク13に入射される場合を示す。この場合、上
述した例とは折り曲げミラー11の向きが異なっている
が、X線マスク13から、折り曲げミラー11のX線マ
スク13で反射されたX線ビームの光路に近い側の端ま
での距離をLとしたとき、 D>L>d/(tanδ1+tanδ2) の関係式を満たす位置に、折り曲げミラー11が配置さ
れる。図5には示されていないが、dはX線マスク13
上でのX線ビームの照射幅、δ1はX線マスク13の照
射幅dの上端でのX線ビームの入射角、δ2はX線マス
ク13の照射幅dの下端でのX線ビームの入射角を示
す。特に、X線マスク13にX線ビームが平行に入射さ
れ、δ1=δ2=δであるときには、折り曲げミラー1
1は、 D>L>d/(2tanδ) の関係式を満たす位置に配置される。
層膜反射鏡4及び縮小投影光学系6は、図1に示したも
のと同様のものであるので、その説明は省略する。
配置することで、大口径のウェハ7を用いウェハ7をス
テップ・アンド・スキャン・シーケンスで移動させなが
ら露光を行う場合であっても、装置を大型化せずに、X
線ビーム12の光路が折り曲げミラー11やウェハ7に
遮られることのないX線縮小露光装置が達成される。
に別の実施例の光学系の配置を示す図である。この露光
装置は1/5縮小露光のステップ・アンド・スキャン型
露光装置であり、図6において、先の実施例と同一の部
材については同一の符号を付している。
おいて対向配置される。そして、このような構成でX線
マスク13をスリット状に照射し、X線マスク13とウ
ェハ7とを適切な速度で相対的に走査及びステップ移動
を繰り返すことにより、ウェハ7にX線マスク13のパ
ターンが複数並べられて転写される。ここで、X線源2
からX線マスク13までの光学系を照明系、X線マスク
13からウェハ7までの光学系を露光系とする。
は、凹面多層膜反射鏡4とX線マスク13との間に、冷
却手段が設けられた折り曲げミラー11が配置され、凹
面多層膜反射鏡4で反射されたX線ビーム12が、折り
曲げミラー11で反射された後、X線マスク13に入射
される点である。また、照明光は、露光光学系を横切っ
て入射される。
て図7を参照して説明する。折り曲げミラー11は平面
型の多層膜反射ミラーであり、面粗さがないよう研磨さ
れた基板にモリブデンとシリコンの層を交互に100層
重ねたものを用いた。このため、折り曲げミラー11の
周囲数mmの部分は微妙に反射率の低下、もしくは歪を
生じてしまうので、その部分は反射領域として使用せ
ず、X線ビーム12は、それ以外の部分に入射される。
また、X線ビーム12の照射による折り曲げミラー11
の発熱を抑えるため、折り曲げミラー11の反射面の裏
面には、冷却ユニット14が取り付けられている。
から折り曲げミラー11のX線マスク13で反射された
X線ビーム12の光路に近い側の端までの距離をL、折
り曲げミラー11の距離Lの基準となる端からX線ビー
ム12の反射領域までの距離をa、X線マスク13への
X線ビーム12の照射幅をd、X線マスク13上でのX
線ビーム12の照射幅dの一方の端(図7に示す下端)
へのX線ビーム12の入射角をδ1、同じく照射幅dの
他方の端(図7に示す上端)へのX線ビーム12の入射
角をδ2、折り曲げミラー11の反射面とX線マスク1
3の法線とのなす角度をγとする。
端がX線マスク13から出射されたX線ビーム12と交
差するときの、X線マスク13から折り曲げミラー11
の端までの距離をL0とすると、X線ビーム12の光路
が遮られないようにするためには、この距離L0よりも
遠い位置に折り曲げミラー11を配置する必要がある。
図8に示すように、X線マスク13の反射領域の中心を
通る法線をVLとしたとき、法線VLから折り曲げミラ
ー11の反射領域の端までの距離をy1、法線VLから
折り曲げミラー11の端までの距離をy2、折り曲げミ
ラー11の反射領域から端までの距離aの法線VL方向
の成分をxとする。なお、図8においては、照射幅dの
上端へのX線ビーム12の入射角δ2を出射角で示して
いるが、入射角と出射角とは実質的に等しいので、ここ
では、以下の説明を幾何学的に理解し易くするために、
入射角δ2を出射位置で示している。
により、折り曲げミラー11とX線ビーム12の光路と
が干渉することはない。
11はX線マスク13に対してウェハ7よりも近い位置
に配置する必要がある。
て、装置が大型化することはない。さらに、折り曲げミ
ラー11の反射領域には、反射率の良好な部分、すなわ
ち折り曲げミラー11の加工歪み等による反射むらが生
じない部分を使用しているので、X線マスク13への照
明むらもないものとなる。
に照明系及び露光系の開口角を考慮する場合は、
配置する。
距離Dを800mm、X線マスク13へのX線ビーム1
2の主光線の入射角を4°、照明系の開口角を6°、露
光系の開口角を4°とした。また、折り曲げミラー11
の反射面とX線マスク13の法線とのなす角度γを、露
光光学系のそれぞれのミラーが干渉しないようにするた
めに、40°とした。さらに、折り曲げミラー11の面
精度とX線ビーム12の反射率を測定したところ、周囲
から10mmの領域には表面に微妙なゆがみが観測さ
れ、その部分での反射むらが発生するという結果が得ら
れた。そこで、折り曲げミラー11の端からX線ビーム
12の照射領域までの距離aを12mmとなるように設
定した。この場合、上記の条件式の右辺は628mmと
なる。距離Dは800mmであるから、折り曲げミラー
11は、X線マスク13からの距離Lが628mm〜8
00mmの範囲に設置すればよい。本例ではLを700
mmと設定した。
ハを用いた場合であってもマスクへの入射光が遮られ
ず、しかもマスクに照明むらのないステップ・アンド・
スキャン型のX線縮小露光装置を、大型化することなく
提供することができる。
ーを挿入することによって、X線ビームの入射角度を自
由に設定でき、レイアウト上の自由度が向上する。特
に、放射源にシンクロトロンを用いた場合には、1つの
シンクロトロンリングから放射状に可能な限り多くのビ
ームラインを取り出すレイアウトが好ましいが、ビーム
ラインを増やすほど、隣同士のビームラインの間隔は小
さくなる。そのときに、ビームラインから露光装置への
入射角を自由に設定できれば、露光装置の設置角度も自
由になり、製造工場内での高密度な装置配置が達成でき
る。
した露光装置を利用したデバイス製造方法の実施形態を
図9および図10を参照して説明する。
半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、
マイクロマシン等)の製造フローを示す。ステップ1
(回路設計)では、デバイスのパターン設計を行う。ス
テップ2(マスク作製)では、設計したパターンを形成
したマスクを製作する。一方、ステップ3(ウェハ製
造)では、シリコンやガラス等の材料を用いてウェハを
製造する。ステップ4(ウェハプロセス)は前工程と呼
ばれ、上記用意したマスクとウェハとを用いて、リソグ
ラフィ技術によってウェハ上に実際の回路を形成する。
次のステップ5(組立て)は後工程と呼ばれ、ステップ
4によって作製されたウェハを用いて半導体チップ化す
る工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンデ
ィング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程
を含む。ステップ6(検査)では、ステップ5で作製さ
れた半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等
の検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完
成し、これが出荷(ステップ7)される。
ローを示す。ステップ11(酸化)では、ウェハの表面
を酸化させる。ステップ12(CVD)では、ウェハ表
面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)で
は、ウェハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ
14(イオン打込み)では、ウェハにイオンを打ち込
む。ステップ15(レジスト処理)では、ウェハにレジ
スト(感光剤)を塗布する。ステップ16(露光)で
は、上記説明した露光装置によってマスクの回路パター
ンをウェハの複数ショット領域に並べて焼付露光する。
ステップ17(現像)では、露光したウェハを現像す
る。ステップ19(レジスト剥離)では、エッチングが
済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステ
ップを繰り返し行うことによって、ウェハ上に多重に回
路パターンが形成される。
製造が難しかった大型のデバイスを低コストで製造する
ことができる。
ているので、以下に記載する効果を奏する。
ェハとの間に折り曲げミラーを配置し、X線源からのX
線をこの折り曲げミラーで反射してマスクに導くように
することで、装置を大型化することなく、大口径のウェ
ハを用いた場合であってもマスクへの入射光が遮られる
ことを防止することができる。
とにより、マスクでの反射光が折り曲げミラーで遮られ
ることを防止できる。また、光学系の開口角を考慮して
折り曲げミラーを配置することにより、折り曲げミラー
の配置位置をより厳密に設定することができ、さらに、
折り曲げミラーの端からX線反射領域までの距離を考慮
して折り曲げミラーを配置することにより、マスクの照
明むらを防止することができる。
剤が塗布されたウェハにマスクのパターンを露光する工
程を有するデバイス製造方法において、上記本発明の記
載のX線縮小露光装置を用いて前記パターンを露光する
ので、大口径のウェハを用いてもマスクへの入射光が遮
られなくなり、大型のデバイスを製造できるようにな
る。
の配置を示す図である。
ラーとの位置関係を説明するための図である。
への入射光とX線マスクからの反射光の光路の関係を示
す図である。
系の配置を示す図である。
の光学系の配置を示す図である。
び配置を説明するための図である。
マスクに対する位置関係を説明するための図である。
る。
示すフローチャートである。
す図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 X線源から放射されたX線で照明された
反射型のマスクのパターンを、前記マスクに対向配置さ
れたウェハに縮小投影するX線縮小投影光学系と、 前記マスクと前記ウェハとの間に配置され、前記X線源
からのX線を、前記マスクの手前で反射して前記マスク
に導く折り曲げミラーとを有するX線縮小露光装置。 - 【請求項2】 前記マスクと前記ウェハとは相対的に走
査され、前記ウェハの複数の領域に、それぞれ前記マス
クのパターンを並べて転写する請求項1に記載のX線縮
小露光装置。 - 【請求項3】 前記マスクと前記ウェハとは、ステップ
・アンド・スキャン・シーケンスによって相対的に走査
される請求項2に記載のX線縮小露光装置。 - 【請求項4】 前記折り曲げミラーは平面型の多層膜反
射ミラーである請求項1に記載のX線縮小露光装置。 - 【請求項5】 前記折り曲げミラーの反射面の裏面側に
は、冷却手段が設けられている請求項4に記載のX線縮
小露光装置。 - 【請求項6】 前記折り曲げミラーは、前記マスクから
前記折り曲げミラーの前記マスクで反射されたX線の光
路に近い側の端までの距離をL、前記マスクと前記ウェ
ハとの距離をD、X線の前記マスク上での照射幅をd、
前記照射幅dの一端でのX線の入射角をδ1、他端での
X線の入射角をδ2とするとき、 D>L>d/(tanδ1+tanδ2) なる関係式を満たす範囲に配置されている請求項1に記
載のX線縮小露光装置。 - 【請求項7】 前記折り曲げミラーは、前記マスクから
前記折り曲げミラーの前記マスクで反射されたX線の光
路に近い側の端までの距離をL、前記マスクと前記ウェ
ハとの距離をD、X線の前記マスク上での照射幅をd、
前記マスクへのX線の光軸の入射角をθ、照明光学系の
開口角の半角をφ1、露光光学系の開口角の半角をφ2
とするとき、 D>L>d/{tan(θ−φ1)+tan(θ−φ
2)} なる関係式を満たす範囲に配置されている請求項1に記
載のX線縮小露光装置。 - 【請求項8】 前記折り曲げミラーは、前記マスクから
前記折り曲げミラーの前記マスクで反射されたX線の光
路に近い側の端までの距離をL、前記マスクと前記ウェ
ハとの距離をD、前記折り曲げミラーの、前記距離Lの
基準となる端からX線反射領域までの距離をa、前記折
り曲げミラーの反射面と前記マスクの法線とのなす角度
をγ、X線の前記マスク上での照射幅をd、前記照射幅
dの一端でのX線の入射角をδ1、他端でのX線の入射
角をδ2とするとき、 【数1】 なる関係式を満たす範囲に配置されている請求項1に記
載のX線縮小露光装置。 - 【請求項9】 前記折り曲げミラーは、前記マスクから
前記折り曲げミラーの前記マスクで反射されたX線の光
路に近い側の端までの距離をL、前記マスクと前記ウェ
ハとの距離をD、前記折り曲げミラーの、前記距離Lの
基準となる端からX線反射領域までの距離をa、前記折
り曲げミラーの反射面と前記マスクの法線とのなす角度
をγ、X線の前記マスク上での照射幅をd、前記マスク
へのX線の光軸の入射角をθ、照明光学系の開口角の半
角をφ1、露光光学系の開口角の半角をφ2とすると
き、 【数2】 なる関係式を満たす範囲に配置されている請求項1に記
載のX線縮小露光装置。 - 【請求項10】 表面に感光剤が塗布されたウェハにマ
スクのパターンを露光する工程を有するデバイス製造方
法において、 請求項1ないし9のいずれか1項に記載のX線縮小露光
装置を用いて前記パターンを露光するデバイス製造方
法。
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