JPH09330972A - 基板搬送装置 - Google Patents

基板搬送装置

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JPH09330972A
JPH09330972A JP15222696A JP15222696A JPH09330972A JP H09330972 A JPH09330972 A JP H09330972A JP 15222696 A JP15222696 A JP 15222696A JP 15222696 A JP15222696 A JP 15222696A JP H09330972 A JPH09330972 A JP H09330972A
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JP
Japan
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substrate
unit
gas
substrate transfer
holding
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Application number
JP15222696A
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English (en)
Inventor
Yasushi Sasaki
康司 佐々木
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雰囲気制御を好適に行える基板搬送装置を提
供する。 【解決手段】 基板保持アーム1の上方に吹き出し部6
を配設し、基板保持アーム1とともに移動させる。吹き
出し部6とクリーンユニット8との間はチューブ状のダ
クト7で連結されている。クリーンユニット8にはファ
ン9やフィルター11が内設され、ファン9で圧送さ
れ、フィルター11で所要の除去成分が除去された空気
がダクト7を介して吹き出し部6に供給され、基板保持
アーム1に保持された基板Wに向けて吹き出され、基板
Wの周囲の空間が所要の雰囲気に形成・維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の基板処理部
が備えられた基板処理装置や、異なる装置間で基板を受
け渡すインターフェイス装置、複数枚の基板を収納可能
なキャリアと基板処理装置との間で基板を受け渡して基
板処理装置に対する基板の搬入出を行う基板搬入出装置
などに備えられる基板搬送装置に係り、特には、基板処
理部や基板受渡し部等の搬送ポジション間の基板の搬送
を行う基板搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】基板製造上、基板に有害成分(パーティ
クルや、アルカリ成分などの化学成分など)が付着する
と基板の汚染や基板処理に悪影響(例えば、化学増幅型
レジストの現像不良等)などを招き、製品の品質低下や
歩留りの低下につながることが知られている。従って、
各装置内の基板の搬送の際にも基板に有害成分が付着し
ないようする必要がある。
【0003】従来、基板処理装置やインターフェイス装
置、基板搬入出装置などは外囲で覆われ、その天井部分
にファンやフィルターなどを設置し、所要の有害成分を
除去した気体を各装置内の基板搬送空間に供給し、基板
搬送空間内を清浄化された雰囲気にして各装置内での基
板の搬送を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来装
置では、基板搬送空間全体を清浄化された気体の雰囲気
にしているが、基板搬送空間は広く、そのような広い空
間を雰囲気制御しなければならないことから以下のよう
な問題があった。
【0005】大きなファンやフィルターが必要でありコ
スト高を招いていた。また、ファンの消費電力が多くな
るなどランニングコスト高も招いていた。特に、化学成
分を除去する場合には、化学吸着フィルターを装置天井
部分に設置するが、この化学吸着フィルターはその価格
が非常に高く、また、交換の周期も短いので、この化学
吸着フィルターの交換時のコスト(ランニングコスト)
高が問題であった。
【0006】また、外部雰囲気の流入を防止するために
は、外囲の密閉度を高めるか、基板搬送空間内を揚圧に
しなければならないが、外囲には基板の搬入出口などが
設けられる関係で、完全な密閉度を実現するのは実質的
に不可能である。一方、広い空間内を完全に揚圧するこ
とも実質的には不可能である。従って、従来装置では、
外部雰囲気の流入を完全に防止することは不可能であ
り、完全な雰囲気制御は実現されていなかった。
【0007】また、基板搬送空間内においては、パーテ
ィクルや熱の流れを考慮しなければならず、広い基板搬
送空間内の空気流などを考慮しなければならなかった。
そのため、装置内の構成部品の配置などをも考慮して装
置を設計しなければならないなど、製作コスト高やメン
テナンス時の工数増加などを招いていた。さらに、基板
搬送装置の搬送動作によって基板搬送空間内の空気流が
乱れ、パーティクルの舞い上がりなども起こっていた。
【0008】また、広い空間を雰囲気制御しなければな
らないことによる上記不都合以外にも、従来装置では、
ファンやフィルターが装置天井部分に設置されていたの
で、メンテナンスが行い難いという問題もあった。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、上述した種々の不都合を解消すること
ができる基板搬送装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、基板処理部や基板受渡し
部等の搬送ポジション間の基板の搬送を行う基板搬送装
置において、基板を保持する保持手段と、気体を圧送す
る気体圧送手段と、前記圧送される気体から所定の除去
成分を除去する除去手段と、前記気体圧送手段によって
圧送され、前記除去手段によって除去成分が除去された
気体を前記保持手段に保持された基板に向けて吹き出す
吹き出し部と、少なくとも前記保持手段と前記吹き出し
部を複数の搬送ポジション間で移動させる移動手段と、
前記気体圧送手段と前記除去手段と前記吹き出し部を連
結する連結手段と、を備え、少なくとも前記気体圧送手
段を各搬送ポジションに対して固定設置したことを特徴
とするものである。
【0011】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の基板搬送装置において、前記除去手段を前記移動
手段によって前記保持手段及び前記吹き出し部とともに
移動させるように構成し、前記連結手段のうち、前記気
体圧送手段と前記除去手段との間を連結する連結手段を
チューブ状のダクトで構成したことを特徴とするもので
ある。
【0012】請求項3に記載の発明は、上記請求項1に
記載の基板搬送装置において、前記除去手段を各搬送ポ
ジションに対して固定設置し、前記連結手段のうち、前
記除去手段と前記吹き出し部との間を連結する連結手段
をチューブ状のダクトで構成したことを特徴とするもの
である。
【0013】請求項4に記載の発明は、上記請求項1か
ら3までのいずれかに記載の基板搬送装置において、前
記保持手段に保持される基板を囲むように空間遮断手段
が配設され、前記吹き出し部からの気体が前記空間遮断
手段で囲まれる基板保持空間に吹き出されるように構成
し、前記空間遮断手段には、少なくとも前記基板保持空
間とその外部空間との間で基板を出し入れできる開口が
形成されていることを特徴とするものである。
【0014】請求項5に記載の発明は、上記請求項4に
記載の基板搬送装置において、前記基板出し入れ用の開
口を開閉するシャッター機構を設けたことを特徴とする
ものである。
【0015】請求項6に記載の発明は、上記請求項4に
記載の基板搬送装置において、前記基板出し入れ用の開
口の上方から下方に清浄化された気体を吹き下ろさせ、
前記開口に気体のカーテンを形成したことを特徴とする
ものである。
【0016】請求項7に記載の発明は、上記請求項1か
ら6までのいずれかに記載の基板搬送装置において、前
記吹き出し部から前記保持手段に保持された基板に向け
て吹き出された気体の少なくとも一部を、前記保持手段
より低い方向に流下させるように構成したことを特徴と
するものである。
【0017】
【作用】本発明の作用は次のとおりである。請求項1に
記載の発明によれば、基板が保持された保持手段ととも
に、少なくとも吹き出し部が移動手段によって複数のポ
ジション間(基板搬送空間内)で移動される。少なくと
も気体圧送手段は各搬送ポジションに対して固定設置さ
れ、気体圧送手段と除去手段と吹き出し部とは連結手段
で連結されている。気体圧送手段で圧送され、除去手段
で所定の除去成分(パーティクルや化学成分など)が除
去された気体は、吹き出し部から保持手段に保持された
基板に向けて吹き出される。
【0018】請求項2に記載の発明では、除去手段は移
動手段によって保持手段及び吹き出し部とともに移動さ
れ、気体圧送手段のみが各搬送ポジションに対して固定
設置されている。気体圧送手段で圧送される気体はチュ
ーブ状のダクトを介して除去手段に供給され、除去手段
で気体内の除去成分が除去され、その除去成分が除去さ
れた後の気体が吹き出し部から保持手段に保持された基
板に向けて吹き出される。
【0019】請求項3に記載の発明では、保持手段とと
ともに移動するのは吹き出し部のみであり、気体圧送手
段と除去手段は各搬送ポジションに対して固定設置され
ている。そして、気体圧送手段で圧送され、除去手段で
除去成分が除去された気体が、チューブ状のダクトを介
して吹き出し部に供給され、保持手段に保持された基板
に向けて吹き出される。
【0020】請求項4に記載の発明によれば、保持手段
に保持される基板を囲むように空間遮断手段が配設さ
れ、吹き出し部からの気体が空間遮断手段で囲まれる基
板保持空間に吹き出されるように構成し、外部空間の雰
囲気が基板保持空間内へ流入するのを抑制する。保持手
段に保持された基板は、空間遮断手段に形成された基板
出し入れ用の開口を介して出し入れされる。
【0021】請求項5に記載の発明では、基板出し入れ
用の開口を開閉するシャッター機構を設け、基板の出し
入れ時にのみ開口を開いて、それ以外(搬送ポジション
間の移動中など)は開口を閉じておいて、基板保持空間
の密閉度を一層高めるようにしている。
【0022】請求項6に記載の発明では、基板出し入れ
用の開口の上方から下方に清浄化された気体を吹き下ろ
させ、開口に気体のカーテンを形成したことで、シャッ
ター機構のような発塵原因となる機械部品を設けずに、
基板出し入れ用の開口から外部空間の雰囲気が流入する
のを抑制し、基板保持空間の密閉度を高めるようにして
いる。
【0023】請求項7に記載の発明では、吹き出し部か
ら保持手段に保持された基板に向けて吹き出された気体
の少なくとも一部を、保持手段より低い方向に流下させ
るようにし、保持手段より低い方向からのパーティクル
や化学成分などの舞い上がりを抑制し、熱を下方に流下
させるなどして、有害成分や熱などが保持手段より低い
方向からまき上がり、保持手段に保持された基板の上方
へ流入するのを抑止する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施例に係る
基板搬送装置の構成を示す縦断面図である。
【0025】この基板搬送装置は、例えば、基板処理装
置などに備えられるもので、保持手段としての基板保持
アーム1がアーム支持台2に支持されている。この基板
保持アーム1は、アーム支持台2内に設けられたボール
ネジなどの駆動機構(図示せず)によってアーム支持台
2に対して出退されるようになっている。この出退動作
は、基板処理部や基板受渡し部等の搬送ポジションに対
して基板Wを受け渡すために行われる。なお、図では、
2個の基板保持アーム1が上下に積層され、各基板保持
アーム1がアーム支持台2に対して独立して出退される
ダブルアーム式の基板搬送装置を示しているが、基板保
持アーム1を1個だけ備えたシングルアーム式の基板搬
送装置でも本発明は同様に適用することができる。
【0026】アーム支持台2は、軸2aに支持され、モ
ーターなどの回転駆動機構3によって、鉛直軸周りに回
転され、この回転によって、基板保持アーム1の出退さ
れる方向を変えられるようになっている。
【0027】また、アーム支持台2は、軸2a、回転駆
動機構3を介して、ボールネジなどの昇降駆動機構4に
よって鉛直軸方向に昇降されるようになっている。
【0028】さらに、アーム支持台2は、軸2a、回転
駆動機構3、昇降駆動機構4を介して、ボールネジなど
の1軸方向駆動機構5によって水平1軸方向(図の紙面
に垂直な方向)に移動されるようになっている。
【0029】上記昇降移動と水平1軸方向の移動は、複
数の搬送ポジション間の搬送(移動)などのために行わ
れ、上記昇降駆動機構4と1軸方向駆動機構5とは、本
発明における移動手段を構成する。
【0030】さて、本実施例では、基板保持アーム1の
上方に近接させて吹き出し部6が、図示しない支持部材
によってアーム支持台2に支持されている。吹き出し部
6の基板保持アーム1側の面(下面)には吹き出し口が
設けられている。吹き出し部6にはチューブ状のダクト
7の一端側が連通接続され、ダクト7から圧送されてく
る気体を吹き出し口から基板保持アーム1に保持された
基板Wに向けて吹き出すようになっている。
【0031】ダクト7の他端側は、所定位置に固定設置
されたクリーンユニット8に連通接続されている。クリ
ーンユニット8には、ファン9を備えたファンユニット
10と、フィルター11を備えたフィルターユニット1
2が連結されて内設されている。ファン9は気体圧送手
段に相当し、外気を取り込んでダクト7側(吹き出し部
6側)に気体(この場合は空気)を圧送する。フィルタ
ー11は除去手段に相当し、ファン9によってダクト7
側に圧送される気体(空気)内の所定の除去成分を除去
する。これにより、ファン9によって圧送され、フィル
ター11によって所定の除去成分が除去された気体(空
気)が、吹き出し部6の吹き出し口から、基板保持アー
ム1に保持された基板Wに向けて吹き出される。そし
て、基板保持アーム1に保持された基板Wの周囲の雰囲
気が所定の除去成分が除去された雰囲気に形成・維持さ
れる。
【0032】なお、パーティクルだけを除去する場合に
は、パーティクル除去用のHEPA(ヘパ)フィルター
やULPA(ウルパ)フィルターなどがフィルターユニ
ット12に備えられる。アルカル成分や酸成分などの化
学成分だけを除去する場合には、化学吸着フィルターが
フィルターユニット12に備えられる。それら双方を除
去する場合には、パーティクル除去用のフィルターと化
学吸着フィルターとがフィルターユニット12に備えら
れる。さらに、その他の除去成分を除去する場合には所
要のフィルターがフィルターユニット12に備えられ
る。
【0033】また、クリーンユニット8は、所定の場所
に固定設置される一方で、吹き出し部6は、基板保持ア
ーム1、アーム支持台2とともに、昇降移動や水平1軸
方向に移動される。従って、吹き出し部6の移動動作に
追従できるように、ダクト7は、例えば、ポリカーボネ
ートなどの樹脂を材料として変形自在に構成されてい
る。なお、クリーンユニット8内のファンユニット10
とフィルターユニット12の連結と、このダクト7と
は、本発明における連結手段を構成する。
【0034】なお、図1では、ファン9をフィルター1
1の前段に設けているが、クリーンユニット8内のファ
ン9とフィルター11との位置を逆にしても(ファン9
をフィルター11の後段に設けても)よい。
【0035】次に、別の実施例の構成を図2を参照して
説明する。図2の装置では、吹き出し部6の上方にフィ
ルターユニット12を連結し、フィルター11の上方空
間にダクト7の一端側を連結した。そして、クリーンユ
ニット8にはファンユニット10だけを設けるようにし
た。この構成によると、フィルター11(フィルターユ
ニット12)は、吹き出し部6、基板保持アーム1、ア
ーム支持台2とともに、昇降移動や水平1軸方向へ移動
される。そして、ファン9によって圧送された気体(空
気)は、ダクト7を介してフィルター11の上方空間に
送られ、フィルター11で所定の除去成分が除去され、
吹き出し部6から基板Wに向けて吹き出される。その他
の構成は、上記実施例と略同様であるので、その詳述を
省略する。
【0036】なお、図2では、フィルターユニット12
の下に符号6で示す吹き出し部を設けているが、この吹
き出し部6を省略し、フィルター11を通過した気体
(空気)を直接、基板保持アーム1に保持された基板W
に吹き出すように構成してもよい。このような構成の場
合、フィルターユニット12が本発明における吹き出し
部を構成することになる。
【0037】さて、上記図1の装置を例に採りいくつか
の変形例を以下で説明するが、これら変形例は、図2の
装置にも適宜に変形実施可能である。
【0038】上記実施例では、気体として空気を用いて
いるが、図3に示すように、窒素ガスなどの不活性ガス
を圧送するガス供給源14(工場のユーティリティな
ど)から不活性ガスをフィルター11に供給するように
してもよい。これにより、基板保持アーム1に保持され
た基板Wの周囲の雰囲気が所定の除去成分が除去された
不活性ガスの雰囲気に形成・維持される。図3の場合
は、ガス供給源14が気体圧送手段に相当するが、フィ
ルター11の圧力損失を考慮して、フィルター11の前
段(または後段)にファン9を設けてもよい。
【0039】図1の装置では、基板保持アーム1の上方
に吹き出し部6が設けられ、その下方にアーム支持台2
が配置されているが、図4に示すように、アーム支持台
2と吹き出し部6との間の空間の側面(基板保持アーム
1に保持された基板Wの側方)にもさらに、一部に開口
15が形成された側壁16を設け、基板保持アーム1に
保持される基板Wを囲み、吹き出し部6からの気体が、
側壁16やアーム支持台2、吹き出し部6などで囲まれ
る基板保持空間13に吹き出されるように構成してもよ
い。側壁16は、基板保持空間13の側面部分におい
て、基板保持空間13とその外部空間とを遮断するため
のものである。また、開口15は、基板保持空間13と
外部空間との間で基板Wを出し入れするためのもので、
この開口15を通って基板保持アーム1が出退する。こ
のように構成したことにより、基板保持空間13への外
部雰囲気(外部空間に浮遊しているパーティクルなどを
含む:以下同じ)の流入を一層好適に抑止することがで
きる。
【0040】なお、図4の場合、側壁16と吹き出し部
6とアーム支持台2が、本発明における空間遮断手段を
構成するが、基板保持アーム1の下方にアーム支持台2
などを有さない基板搬送装置の場合は、基板保持アーム
1の下方にも隔壁を配設すればよい。
【0041】また、図4の場合、側壁16に開口15と
は別の開口をさらに設け、吹き出し部6からの気体をそ
の開口から基板保持空間13の下方に(基板保持アーム
1よりも低い方向に)流下させるようにしてもよい。上
記基板保持アーム1の下方に隔壁を配設する場合には、
その下方の隔壁にパンチング孔などを設けて吹き出し部
6からの気体を基板保持空間13の下方に流下させるよ
うにしてもよい。
【0042】図5に示すように、図4の構成において、
側壁16の開口15を開閉するシャッター機構17を設
けてもよい。シャッター機構17は、例えば、エアシリ
ンダ17aのロッド17bの伸縮によって、シャッター
17cを昇降させ、開口15を開閉させるように構成す
る。そして、基板保持空間13に対して基板Wが出し入
れされるとき(基板保持アーム1が出退されるとき)だ
け、開口15が開かれ、それ以外は開口15を閉じる。
このように構成することで、図4の構成に比べて、さら
に、開口15から基板保持空間13内への外部雰囲気の
流入をも好適に抑止することができる。また、シャッタ
ー17は開口15を完全に密閉せずとも、基板保持空間
13内を外部空間に対して揚圧とし、基板保持空間13
内への外部雰囲気の流入がなければよい。
【0043】図6に示すように、図4の構成において、
側壁16の開口15の上方から下方に清浄化された気体
を吹き下ろさせ、開口15に気体のカーテンを形成して
もよい。図6(a)では、吹き出し部6から吹き出す気
体(空気)で気体のカーテンを形成している。図6
(b)では、気体のカーテン形成用の清浄化された(パ
ーティクルや必要に応じて化学成分も除去された)気体
を、別のダクト7’で圧送するように構成している。な
お、ダクト7’の他端側は、クリーンユニット8に連通
接続させてもよいし、必要に応じて、別のクリーンユニ
ット(ファンと必要なフィルターを備え、クリーンユニ
ット8と同様に構成される)に連通接続されてもよい。
さらに、清浄化された不活性ガスを側壁16の開口15
の上方に圧送(供給)して、開口15の上方から下方に
清浄化された不活性ガスを吹き下ろさせ、開口15に不
活性ガスのカーテンを形成してもよい。このように構成
することで、開口15から基板保持空間13への外部雰
囲気の流入を常時抑制することができ、しかも、発塵原
因となる機械部品(図5のシャッター機構17など)を
用いないので、新たなパーティクルを発生させることも
ない。
【0044】図7に示すように、基板保持アーム1の下
方の周囲にガイド部材18を設けるなどして、吹き出し
部6から吹き出された気体の少なくとも一部を、基板保
持アーム1より低い方向に流下させるようにしてもよ
い。このように構成することで、基板保持アーム1より
低い方向からパーティクルや化学成分などが舞い上が
り、基板Wの上方に流入したり、基板Wの上方への熱の
流れ込みなどを防止することができる。
【0045】図8に示すように、吹き出し部6の水平方
向のサイズをアーム支持台2よりも若干大きめに構成
し、基板保持アーム1の周囲の側面に気体のカーテンを
形成するとともに、下方向への気体流を形成してもよ
い。
【0046】ダクト7(7’)は、図9(a)の断面図
で示すように、径の大きいものを1本でも構成してもよ
いが、図9(b)に示すように、径の小さいものを複数
本束ねて構成してもよい。図9(b)のように構成すれ
ば、ダクト7(7’)の屈曲抵抗が少なくなり、吹き出
し部6、基板保持アーム1、アーム支持台2の移動動作
に伴うダクト7の変形が滑らかに行え、前記移動動作時
の負担を軽減できる。さらに、図9(c)に示すよう
に、図9(b)の構成において、細いダクト7(7’)
の束のまわりに肉厚の薄い保護ダクト19を巻いてもよ
い。このように構成することで、吹き出し部6、基板保
持アーム1、アーム支持台2の移動動作に伴うダクト7
の屈曲時に各ダクト7が擦れてパーティクルが発生して
も、そのパーティクルを周囲に撒き散らすのを防止でき
る。
【0047】次に、上記実施例やその変形例に係る基板
搬送装置を組み入れた基板処理装置などの構成について
図10、図11などを参照して説明する。図10は、基
板処理装置などの全体構成を示す平断面図であり、図1
1は、基板処理装置内の基板搬送装置をX軸方向から見
た図である。なお、この基板処理装置は、レジスト処理
を行うための装置である。
【0048】基板処理装置30は、基板洗浄用のスピン
スクラバSS、レジスト塗布用のスピンコーターSC、
現像処理用のスピンデベロッパーSD、熱処理用の熱処
理部(図示しない加熱処理部や冷却処理部が図のZ軸方
向に積層されるとともに、Y軸方向に併設されて構成さ
れる)HCP、エッジ露光部EEWなどの各種の基板処
理部が備えられている。そして、上記実施例やその変形
例に係る基板搬送装置20の基板搬送路31が設けられ
ている。基板搬送装置20は、基板搬送路31に沿って
移動(Y軸方向に移動)するとともに、昇降移動(Z軸
方向に移動)し、基板搬送路31を含む基板搬送空間内
で基板Wを搬送する。なお、ここでは、1軸方向駆動機
構5による移動方向がY軸方向になっている。また、基
板搬送装置20は、各基板処理部(搬送ポジション)に
対して基板Wの受渡しを行う。さらに、基板搬送装置2
0は、後述する基板搬入出装置40内の基板搬送装置2
0aや、インターフェイス装置60内の基板搬送装置2
0bとの間でも基板Wの受渡しを行う。
【0049】なお、図11に示すように、ダクト7は、
キャタピラ状の多関節型配管案内機構70に支持させて
クリーンユニット8と吹き出し部6とを連結し、吹き出
し部6、基板保持アーム1、アーム支持台2の昇降動作
やY軸方向の移動の際(二点鎖線で示す)に、ダクト7
がもつれたり、基板処理装置30内の構成部品に引っ掛
かったりするなどの不都合を防止している。
【0050】基板処理装置30の一端部側には、基板搬
入出装置40が配設されており、他端部側には、露光処
理装置50との間で基板Wを受け渡すインターフェイス
装置60が配設されている。
【0051】基板搬入出装置40は、複数枚の基板Wを
積層収納可能なキャリアCを載置するキャリア載置台4
1や、キャリアCと基板処理装置30内の基板搬送装置
20との間で基板Wの搬送・受渡しを行う基板搬送装置
20aなどを備えている。基板搬送装置20aは、キャ
リアC(搬送ポジション)から処理前の基板Wを1枚ず
つ取り出し、その基板Wを基板搬送路42に沿って搬送
し、基板処理装置30内の基板搬送装置20に引き渡す
(処理前の基板Wの搬入)とともに、基板処理装置30
内の基板搬送装置20から受け取った処理済の基板W
を、基板搬送路42に沿って搬送し、キャリアCに収納
する(処理済の基板Wの搬出)ように動作する。なお、
基板搬送装置20a、20の間の基板Wの受渡しは、図
示しない基板受渡し台(搬送ポジション)を介して行
う。
【0052】インターフェイス装置60には、基板搬送
装置20bが備えられている。この基板搬送装置20b
は、基板処理装置30内の基板搬送装置20から受け取
った露光処理前の基板Wを、基板搬送路61に沿って搬
送し、基板搬入台62(搬送ポジション)を介して露光
処理装置50内の図示しない基板搬送装置に引き渡すと
ともに、基板搬出台63(搬送ポジション)を介して露
光処理装置50内の基板搬送装置から受け取った露光処
理後の基板Wを、基板搬送路61に沿って搬送し、基板
処理装置30内の基板搬送装置20に引き渡すように動
作する。なお、基板搬送装置20b、20の間の基板W
の受渡しは、図示しない基板受渡し台(搬送ポジショ
ン)を介して行う。
【0053】なお、露光処理装置50内には、縮小投影
露光機(ステッパ)などの露光機や露光処理装置50内
で基板Wの搬送を行う基板搬送装置(いずれも図示せ
ず)などを備えている。
【0054】さて、従来例においては、図12に示すよ
うに、ファン100を備えたファンユニット101やフ
ィルター102を備えたフィルターユニット103を装
置30、40、60の天井に設け、各装置30、40、
60の基板搬送空間全体の雰囲気制御を行っているの
で、図12、図13の斜線で示す領域が雰囲気制御の対
象になる。これに対して、本発明では、図1または図1
0に示すように、基板搬送装置20の基板保持アーム1
に保持された基板Wの周囲の極めて小さい空間(図4な
どの基板保持空間13)の雰囲気制御を行うだけでよい
ので、基板処理装置30では、平面視で図10の斜線で
示す領域が雰囲気制御の対象になる。このように、基板
処理装置30において雰囲気制御する空間が大幅に減少
できたことにより、雰囲気制御に用いる気体の量が少な
くなり、ファン9やフィルター11の小型化が図れ、コ
スト低減を図ることができる。また、雰囲気制御する空
間が小さくなったので、その空間内を揚圧することが可
能になり、基板保持空間13内に外部雰囲気が流れ込む
のを容易に抑制することが可能になる。さらに、クリー
ンユニット8は、床面に設置するなど、作業者が作業し
易い高さに設置することで、クリーンユニット8内のフ
ァン9のメンテナンスやフィルター11の交換(化学吸
着フィルターを含む場合)などが従来装置に比べて容易
に行えるようになった。また、ファン9は、小型化され
るとはいっても、フィルター11などに比べるとその重
量は比較的重く、また、発熱源ともなるが、本発明によ
ればファン9を基板搬送装置20本体と分離させて特定
場所に固定設置したので、基板保持アーム1やアーム支
持台2、吹き出し部6の移動動作の負担を軽減でき、基
板保持アーム1に保持された基板Wへのファン9からの
熱の影響を防止することができる。
【0055】ところで、一般的には、この種の基板処理
装置30などは、クリーンルーム内に設置される。クリ
ーンルーム内には、クリーンルームの天井からダウンフ
ローで空気が流下されている。従って、基板搬送路31
の上方の装置30の天井部分に開口やパンチング孔を設
けて、このクリーンルーム内のダウンフローの空気を基
板搬送路31に取り込み、基板搬送路31内にダウンフ
ローの空気(この空気は、除去成分が十分に除去されて
いない、特に、化学成分は全く除去されていない空気で
ある)の流れを形成すれば、パーティクルの舞い上がり
などに関してはある程度抑制することができる。尤も、
図7、図8などに示すように構成することで、さらに、
基板保持アーム1に保持された基板Wの近辺でのパーテ
ィクルの舞い上がりなどは好適に防止でき、有害成分が
基板保持アーム1より低い方向から流れ込むのを防止で
きる。
【0056】なお、基板搬送装置20aや20bにも、
本発明を適用してもよい。基板搬送装置20aや20b
に本発明を適用した場合の各装置40、60における雰
囲気制御の対象空間を図10に点線の斜線で示す。この
ように構成すれば、基板搬入出装置40、インターフェ
イス装置60においても、上述した基板処理装置30と
同様の効果を得ることができる。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1から7までに記載の発明によれば、雰囲気制御は、基
板搬送装置の保持手段に保持された基板の周囲の極めて
狭い空間に限られるので、ファンやフィルターは小型の
もので足り、コスト低減を図ることができる。また、フ
ァンの消費電力が少なくなり、ランニングコストの低減
を図ることができるし、ファンの発熱量も減少するの
で、基板への熱の影響を軽減できる。特に、化学成分を
除去する場合において、フィルターの定期交換は、小型
の化学吸着フィルターを交換すればよいので、化学吸着
フィルター交換のランニングコスト高を抑えることがで
きる。
【0058】また、雰囲気制御する空間が小さいので、
その空間を揚圧することが容易に行え、外部雰囲気の流
入を好適に防止することが可能となった。
【0059】さらに、従来装置では、ファンやフィルタ
ーが基板処理装置などの天井に設置されていたので、メ
ンテナンスが行い難かったが、請求項2に記載の発明に
よれば、気体圧送手段を作業者の手が届く位置に設置す
ることができ、気体圧送手段のメンテナンスが行い易く
なった。また、請求項3に記載の発明によれば、気体圧
送手段と除去手段を作業者の手が届く位置に設置するこ
とができ、それら手段のメンテナンスや除去手段の交換
作業なども行い易くなった。
【0060】また、気体圧送手段は、本発明のようにす
れば小型化されるとはいっても、重量は比較的重く、発
熱源ともなるが、本発明では、気体圧送手段を保持手段
と分離させて特定場所に固定設置したので、保持手段の
移動動作の負担を軽減でき、保持手段に保持された基板
への気体圧送手段からの熱の影響を防止することができ
る。
【0061】またさらに、請求項4に記載の発明によれ
ば、保持手段に保持される基板を囲むように空間遮断手
段が配設され、吹き出し部からの気体が空間遮断手段で
囲まれる基板保持空間に吹き出されるように構成したの
で、基板保持空間への外部雰囲気の流入をより好適に抑
止することができる。
【0062】また、請求項5に記載の発明によれば、基
板出し入れ用の開口を開閉するシャッター機構を設けた
ので、開口からの外部雰囲気の流入をも好適に抑制する
ことができる。
【0063】さらに、請求項6に記載の発明によれば、
基板出し入れ用の開口の上方から下方に清浄化された気
体を吹き下ろさせ、開口に気体のカーテンを形成したの
で、開口からの外部雰囲気の流入を常時抑制することが
でき、しかも、発塵原因となるシャッター機構などの機
械部品を用いないので、新たなパーティクルを発生させ
ることもない。
【0064】また、請求項7に記載の発明によれば、吹
き出し部から保持手段に保持された基板に向けて吹き出
された気体の少なくとも一部を、保持手段より低い方向
に流下させるようにしたので、保持手段より低い方向か
らの有害成分や熱などの悪影響を防止することができ
る。さらに、これにより、従来装置のように、基板搬送
空間内全体のパーティクルや熱の流れを特に考慮しなく
てもよくなり、製作コストの低減やメンテナンス時の工
数減少などを図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る基板搬送装置の構成を
示す縦断面図である。
【図2】別の実施例装置の要部構成を示す縦断面図であ
る。
【図3】実施例装置の変形例の要部構成を示す縦断面図
である。
【図4】実施例装置の別の変形例の要部構成を示す縦断
面図である。
【図5】実施例装置のさらに別の変形例の要部構成を示
す縦断面図である。
【図6】実施例装置のさらに別の変形例の要部構成を示
す縦断面図である。
【図7】実施例装置のさらに別の変形例の要部構成を示
す縦断面図である。
【図8】実施例装置のさらに別の変形例の要部構成を示
す縦断面図である。
【図9】ダクトの各種の構成を示す断面図である。
【図10】実施例装置を組み入れた基板処理装置などの
全体構成を示す平断面図である。
【図11】基板処理装置内の基板搬送装置をX軸方向か
ら見た図である。
【図12】従来例に係る基板処理装置などの構成を示す
縦断面図である。
【図13】従来装置の雰囲気制御空間を平面視で示した
図である。
【符号の説明】
1:基板保持アーム 2:アーム支持台 4:昇降駆動機構 5:1軸方向駆動機構 6:吹き出し部 7、7’:ダクト 9:ファン 11:フィルター 13:基板保持空間 15:基板出し入れ用の開口 16:側壁 17:シャッター機構 18:ガイド部材 W:基板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板処理部や基板受渡し部等の搬送ポジ
    ション間の基板の搬送を行う基板搬送装置において、 基板を保持する保持手段と、 気体を圧送する気体圧送手段と、 前記圧送される気体から所定の除去成分を除去する除去
    手段と、 前記気体圧送手段によって圧送され、前記除去手段によ
    って除去成分が除去された気体を前記保持手段に保持さ
    れた基板に向けて吹き出す吹き出し部と、 少なくとも前記保持手段と前記吹き出し部を複数の搬送
    ポジション間で移動させる移動手段と、 前記気体圧送手段と前記除去手段と前記吹き出し部を連
    結する連結手段と、 を備え、 少なくとも前記気体圧送手段を各搬送ポジションに対し
    て固定設置したことを特徴とする基板搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板搬送装置におい
    て、 前記除去手段を前記移動手段によって前記保持手段及び
    前記吹き出し部とともに移動させるように構成し、 前記連結手段のうち、前記気体圧送手段と前記除去手段
    との間を連結する連結手段をチューブ状のダクトで構成
    したことを特徴とする基板搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の基板搬送装置におい
    て、 前記除去手段を各搬送ポジションに対して固定設置し、 前記連結手段のうち、前記除去手段と前記吹き出し部と
    の間を連結する連結手段をチューブ状のダクトで構成し
    たことを特徴とする基板搬送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれかに記載の
    基板搬送装置において、 前記保持手段に保持される基板を囲むように空間遮断手
    段が配設され、 前記吹き出し部からの気体が前記空間遮断手段で囲まれ
    る基板保持空間に吹き出されるように構成し、 前記空間遮断手段には、少なくとも前記基板保持空間と
    その外部空間との間で基板を出し入れできる開口が形成
    されていることを特徴とする基板搬送装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の基板搬送装置におい
    て、 前記基板出し入れ用の開口を開閉するシャッター機構を
    設けたことを特徴とする基板搬送装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の基板搬送装置におい
    て、 前記基板出し入れ用の開口の上方から下方に清浄化され
    た気体を吹き下ろさせ、前記開口に気体のカーテンを形
    成したことを特徴とする基板搬送装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6までのいずれかに記載の
    基板搬送装置において、 前記吹き出し部から前記保持手段に保持された基板に向
    けて吹き出された気体の少なくとも一部を、前記保持手
    段より低い方向に流下させるように構成したことを特徴
    とする基板搬送装置。
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