JPH09330984A - レイアウト変換装置 - Google Patents

レイアウト変換装置

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JPH09330984A
JPH09330984A JP8152254A JP15225496A JPH09330984A JP H09330984 A JPH09330984 A JP H09330984A JP 8152254 A JP8152254 A JP 8152254A JP 15225496 A JP15225496 A JP 15225496A JP H09330984 A JPH09330984 A JP H09330984A
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wiring
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JP8152254A
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Inventor
Nakaya Hayashi
中也 林
Toshiyuki Sadakane
利行 定兼
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レイアウトの変更を少なく抑えてビア数を増
加させる。 【解決手段】 トランジスタ素子の主端子50aに属す
る一個のビア60を、要求レイアウト仕様にもとづいて
増加させるに際して、縦方向および横方向の4方向に沿
って、端子50aの端および既配線53のいずれにも遮
られることなく、新たな配線でビア60とつながったビ
アを新たに設置可能な位置が探索される。探索の結果、
設置可能な位置が見出されると、新たなビアが追加され
るとともに、追加されたビアとビア60との間が新たな
配線で結ばれる。したがって、端子50aの位置、形
状、および既配線53の位置に変更がなく、レイアウト
の変更が、従来装置に比べて低く抑えられる。このた
め、既存のレイアウトが持っている長所を新たなレイア
ウトに生かすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置の既
存のレイアウト図面を要求レイアウト仕様にもとづいて
変換するレイアウト変換装置に関し、特に、レイアウト
の変更を少なくしてビア数を増加させることを可能にす
るための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路に代表される半導体装置
のレイアウト図面は、予め設計された回路図とレイアウ
ト仕様とをもとにして、人手または自動配置配線装置に
よって作成されている。ここで、レイアウト仕様は、半
導体装置の加工プロセスによって決まるデザインルール
(すなわち、金属配線等の配線どうしの間の最小間隔、
素子の端子と配線とを接続するためのビアホールの相互
間の最小間隔などに関する規則)や、配線幅、トランジ
スタ等の素子の形状、ビアホール(この明細書では、単
に「ビア」と称する)の形状などの仕様を含んでいる。
【0003】また、レイアウト仕様はさらに、端子一個
当たりのビアの個数(この明細書では、単に「ビア数」
と称する)の上限値、例えばトランジスタ素子のソー
ス、ドレインなどの端子と配線の間を接続するビアの端
子一個当たりの個数の上限値などの情報をも含んでい
る。自動配置配線装置は、レイアウトの対象とされる半
導体装置(対象装置)の回路図情報(回路図を表現する
情報)とレイアウト仕様を入力とし、自動配置配線プロ
グラムにもとづいて、対象装置のレイアウト図面を自動
的に生成する。
【0004】半導体装置の製造コストや製造時期、ある
いは製造されるべき半導体装置の性質(例えば、消費電
力、動作速度など)等によって、適切なレイアウト仕様
が異なる場合がある。そのため、ある回路図と、あるレ
イアウト仕様(以後、「古いレイアウト仕様」と称す
る)にもとづいてレイアウト図面を作成した後に、同じ
回路図と異なったレイアウト仕様(以後、「要求レイア
ウト仕様」と呼ぶ)にもとづいて、新たなレイアウト図
面を作成する必要が生じる場合がある。
【0005】このとき、この回路図と要求レイアウト仕
様にもとづいて、人手または自動配置配線装置によっ
て、新たなレイアウト図面を作成するよりも、既に存在
するレイアウト図面を変換する方が、短い時間、少ない
費用で新たなレイアウト図面を作成することができ、能
率およびコストの上で有利である場合がある。その際
に、人手で変換することも可能であるが、対象装置の規
模が大きく、変換すべき部分が多い場合には、人手での
変換では多大の時間と費用とが必要となるので、変換プ
ログラムにもとづいて自動的に変換を実行するレイアウ
ト変換装置を用いて変換を行うのが通例である。
【0006】対象装置の製造コストや製造時期、製造さ
れるべき対象装置の性質等によって適切な加工プロセス
が異なる場合があるが、加工プロセスにより配線の抵抗
値、容量値、また、ビアの抵抗値、容量値等が一般には
異なるため、ビア数の増減により、信頼性、製造コス
ト、消費電力、または動作速度の面で、製造される対象
装置の品質を向上させることが一般に必要となる。
【0007】例えば、ビアの抵抗値が過度に大きい場
合、ビア数を増加させることにより、配線とトランジス
タ素子の端子との間の抵抗値を下げ、動作速度を向上さ
せることが可能となる。図9および図10に、ビア数の
異なるレイアウトの例を示す。これらの図において、8
0a、80bはそれぞれトランジスタ素子のソース端
子、ドレイン端子等の一対の主端子、81はトランジス
タ素子のゲート端子、83は配線、84はビア、そし
て、85は配線83の一部をなす延長部である。
【0008】図9に示すレイアウト例では、配線83と
主端子80aとの間が、1個のビアで接続されている。
一方、図10のレイアウト例では、配線83と主端子8
0aとの間が、5個のビアで接続されており、図9のレ
イアウト例に比ベ、配線83と主端子80aとの間の抵
抗値が、約5分の1になる。レイアウト変換装置を用い
ることによって、例えば、古いレイアウト仕様にもとづ
く図9のレイアウト図面と、要求レイアウト仕様とにも
とづいて、図10に示すレイアウト図面を自動的に得る
ことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
レイアウト変換装置では、例えば、特開平6-332982号公
報に開示されるように、古いレイアウト仕様と要求レイ
アウト仕様の間でビア数に関するルールが異なる場合、
特にレイアウト変換においてビア数を増加させる場合に
は、他のレイアウト部分(例えば、トランジスタ素子等
の素子の位置、形状、および配線の経路など)も大幅に
変更されてしまう場合があり、もとのレイアウト図面の
特徴が生かされず実用的でない場合があるという問題点
があった。このため、レイアウトをできるだけ変更せず
にビア数を増加させる必要がある場合には、人手によっ
て変換せざるを得ないために、多大の時間と手間とを要
していた。
【0010】この発明は、従来の装置における上記した
問題点を解消するためになされたもので、レイアウトの
変更を少なく抑えつつビア数を増加させることのできる
レイアウト変換装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明の装置は、要
求レイアウト仕様にもとづいて既存のレイアウト図面を
変更するレイアウト変換装置において、前記レイアウト
図面を表現するレイアウト情報と前記要求レイアウト仕
様を表現する要求レイアウト仕様情報とを記憶するとと
もに、前記レイアウト情報が更新可能である記憶部と、
前記記憶部が記憶する最新のレイアウト情報が表現する
最新のレイアウト図面の上のビアの中から、未選択の一
つを未処理ビアとして逐次選択する未処理ビア探索部
と、前記未処理ビア探索部で未処理ビアが選択されるご
とに、前記最新のレイアウト図面上で、前記未処理ビア
が属する端子のビア数が、前記要求レイアウト仕様に規
定される上限値未満か否かを判定するビア数判定部と、
判定に合格した前記未処理ビアが属する前記端子の上
に、前記要求レイアウト仕様の範囲で、新たなビアを追
加することができ、しかも、前記未処理ビアと直線状の
配線でつなぐことのできる位置が存在するか否かを、前
記最新のレイアウト情報にもとづいて調査するビア設置
位置調査部と、前記ビア設置位置調査部の判定に合格し
た位置に新たなビアを追加し、しかも前記未処理ビアと
の間を直線状の配線でつなぐように、前記記憶部の前記
レイアウト情報を更新するビア設置部と、を備えてい
る。そして、前記ビア設置位置調査部は、前記未処理ビ
アから1以上の所定方向に沿って調査をすすめ、前記要
求レイアウト仕様の範囲で、前記端子の端および既配線
のいずれもが障壁とならずに、前記未処理ビアと直線状
の配線でつながれた新たなビアを追加することができる
位置が存在するか否かを判定することを特徴とする。
【0012】第2の発明の装置は、第1の発明のレイア
ウト変換装置において、前記ビア設置位置調査部が、前
記既配線が障壁となるか否かの判定を、当該既配線を前
記要求レイアウト仕様の範囲で、前記調査をすすめる方
向に押し退けることを許して行ない、前記ビア設置部
は、前記ビア設置位置調査部の判定において前記既配線
を押し退けることを条件として合格した位置について
は、当該位置に新たなビアを追加し前記未処理ビアとの
間を直線状の配線でつなぐと同時に、前記既配線を前記
条件どおりに押し退けて配設するように、前記記憶部の
前記レイアウト情報を更新することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
<実施の形態1>図1は、実施の形態1のレイアウト変
換装置の構成を示すブロック図である。図1において、
11はレイアウト記憶部、12は要求レイアウト仕様記
憶部、13は入力処理部、14はビア設置位置探索部、
15はビア設置部、17はレイアウト変換結果記憶部、
そして、111〜116は信号線である。なお、図1に
おいて、信号線に付された矢印は、信号の移動の方向を
表している。
【0014】レイアウト記憶部11は、例えば半導体メ
モリ、あるいは磁気メモリ等を有する記憶装置であり、
変換の対象とされるレイアウト図面を表現するレイアウ
ト情報(例えばトランジスタ素子の位置、ビアの位置、
金属配線等の配線の経路など)を記憶している。要求レ
イアウト仕様記憶部12も、半導体メモリ、磁気メモリ
等を有する記憶装置であり、要求レイアウト仕様(例え
ば、配線間の最小間隔、ビア間の最小間隔、ビア数の上
限値など)に対応する情報である要求レイアウト仕様情
報を記憶している。
【0015】入力処理部13は、レイアウト記憶部11
に記憶されているレイアウト情報を、信号線111を介
して受け取り、要求レイアウト仕様記憶部12から要求
レイアウト仕様情報を信号線112を介して受け取り、
さらに、これらのレイアウト情報と要求レイアウト仕様
情報を、信号線113を介してビア設置位置探索部14
へと転送する。
【0016】ビア設置位置探索部14は、レイアウト情
報と要求レイアウト仕様情報とを受け取り、トランジス
タ素子等の素子の端子の上に、要求レイアウト仕様を満
たす範囲で、ビアを追加して設置することができるレイ
アウト図面上の位置を探索する。ビアを設置することが
できる位置が見つかれば、その位置の座標とレイアウト
情報とを、信号線114を介してビア設置部15へと転
送する。
【0017】ビア設置部15は、ビア設置位置探索部1
4から、ビアを設置することができる位置の座標とレイ
アウト情報とを受け取り、座標が指定するレイアウト図
面上の位置にビアを生成する。さらに、生成したビア
と、共通の端子の上にそのビアと共通に既に設置されて
いるビアとを、配線でつなぐ。すなわち、この操作に対
応した変更が、レイアウト情報に加えられる。そして、
変更された新たなレイアウト情報が、信号線115を介
してビア設置位置探索部14へと転送される。
【0018】ビア設置位置探索部14は、ビア設置部1
5から転送された、ビアが設置された新たなレイアウト
情報を受け取る。そして、ビア設置位置探索部14は、
要求レイアウト仕様を満たす範囲でビアを設置すること
ができる位置を、さらに探索する。この探索は、要求レ
イアウト仕様を満たす範囲でビアを設置することができ
る位置が存在しなくなるまで繰り返される。
【0019】ビア設置位置探索部14は、位置を新たに
見出すごとに、その位置の座標とその時点でのレイアウ
ト情報とを、信号線114を介してビア設置部15へと
転送し、ビア設置部15でビアが設置された後、ビア設
置部15から、ビアが設置された新たなレイアウト情報
を受け取る。位置がもはや存在しなくなれば、その時点
でビア設置位置探索部14が持っている変換後のレイア
ウト情報が、信号線116を介してレイアウト変換結果
記憶部17へと転送される。
【0020】レイアウト変換結果記憶部17は、半導体
メモリ、磁気メモリ等を有する記憶装置であり、ビア設
置位置探索部14から転送された変換後のレイアウト情
報を記憶する。
【0021】図2は、ビア設置位置探索部14の内部構
成を示すブロック図である。図2に示すように、ビア設
置位置探索部14は、記憶部21、未処理ビア探索部2
2、ビア数判定部23、ビア設置位置調査部24、およ
び、ビア設置位置転送部25を備えている。記憶部21
は、レイアウト記憶部11および要求レイアウト仕様記
憶部12から転送されるレイアウト情報および要求レイ
アウト仕様情報を記憶する。また、記憶されるレイアウ
ト情報は、ビア設置部15から転送される新たなレイア
ウト情報によって、絶えず更新される。すなわち、記憶
部21は、常に新しいレイアウト情報を記憶する。
【0022】図3は、ビア設置位置探索部14およびビ
ア設置部15で実行される処理の手順を示すフローチャ
ートである。図3において、Xはビア数の上限値であ
り、要求レイアウト仕様の中に含まれている。また、ス
テップS1〜S5は、ビア設置位置探索部14で実行さ
れ、ステップS6はビア設置部15で実行される。以下
に、図2および図3に沿って、ビア設置位置探索部14
およびビア設置部15の動作について詳述する。
【0023】図3に示すように、処理が開始されると、
ステップS1において、レイアウト情報が表現するレイ
アウト図面の上で、すべてのビアについて、処理が完了
したか否かが判定される。ステップS1が、初回ではな
く、後述するステップS6を経た後であれば、ステップ
S6で設置されたビア、すなわち、ビア設置部15によ
って新たに設置されたビアをも含む、すべてのビアが判
定の対象となる。
【0024】すなわち、つねに、その時点における新た
なレイアウト情報に対応するレイアウト図面の上で、す
べてのビアについて処理が完了したか否かが判定され
る。すべてのビアの処理が完了しておれば、処理は終了
する。未処理のビアが存在しておれば、処理はステップ
S2へと移行し、未処理のビアの中から一つのビアが選
択される。そして、選択されたビアを識別する識別名が
変数vに設定される。変数vは、ビアの識別名を格納す
る変数である。なお、ステップS1,S2の処理は、未
処理ビア探索部22で実行される。
【0025】つぎに、ステップS3へ移行し、ビア数判
定部23によって、ビアv(変数vに識別名が設定され
ているビア)が設置されている端子の上のビア数が、上
限値Xより小さいか否かが判定される。もしも、ビア数
が上限値X未満でなければ、処理はステップS1へと戻
る。逆に、ビア数が上限値X未満であれば、処理はステ
ップS4へと移行する。
【0026】ステップS4では、ビア設置位置調査部2
4によって、ビアvの中心を通る縦方向の直線上と横方
向の直線上に、新たなビアを設置できるか否かが調査さ
れる。ビアvの中心から上、下、左、右の各方向に、他
の配線が見つかるか、ビアvが設置される端子の端に到
達するか、または、要求レイアウト仕様を満たした上で
新たなビアを設置することができる地点に到達するま
で、調査がつづけられる。ここで、「ビアを設置する」
とは、単にビアを設けるだけでなく、新たに設けられる
地点とビアvがすでに設置されている地点とを、配線で
直線状に結ぶことをも含んでいる。
【0027】つぎに、処理はステップS5へと移行し、
ステップS4でビアを設置することができる位置が見つ
かったかどうかが判定される。この処理も、ビア設置位
置調査部24で実行される。位置が見つからなければ、
処理はステップS1へと戻る。逆に位置が見つかった場
合には、その位置の座標が、ビア設置位置転送部25に
よって、ビア設置部15へと転送される。また、このと
き、記憶部21からは、レイアウト情報がビア設置部1
5へと転送される。そして、処理は、ステップS6へと
移行する。
【0028】ステップS6では、ビア設置部15によっ
て、ステップS4で見いだされた位置に、新たなビアを
設置する。すなわち、ビアvと同じ端子上に、ビアが新
たに生成されるとともに、直線状の配線でビアvと接続
される。そして、この処理に対応する変更が加えられた
レイアウト情報が記憶部21へと戻され、記憶部21が
記憶するレイアウト情報は、ビア設置部15から戻され
た新たなレイアウト情報によって更新される。そして、
処理は、ステップS1へと戻る。以下、同様の処理が反
復される。
【0029】以上の処理を、図4のレイアウト図面を例
として、さらに説明する。図4において、50a,50
bはトランジスタ素子のソース端子,ドレイン端子等の
一対の主端子、51はトランジスタ素子のゲート端子、
52,53,54は例えば金属配線等の配線、55,6
0は配線52,54と端子50b,50aとをそれぞれ
接続するためのビア、そして、x,yはそれぞれレイア
ウト図面上の横方向,縦方向である。
【0030】ステップS2において、図4のビア60が
未処理のビアvとして選択されたと仮定する。すると、
上限値Xが例えば3であるとすれば、ステップS3で
は、ビアvが属する端子50aのビアの個数(=1)
が、上限値X未満であると判断され、その後、ステップ
S4の処理が実行される。
【0031】ステップS4では、図5に示すように、レ
イアウト図面の上で、ビア60を中心とする横方向xお
よび縦方向yの4方向(図5の矢印の方向)に沿って、
ビアの設置可能な位置の調査が行われる。新たに設置す
べきビアと既に存在するビア60との間の間隔は、要求
レイアウト仕様に規定されている。
【0032】4方向の中で、左方向にビア間隔だけ進む
までに、端子50aの端に到達し、右方向は同様に、端
子50aの別の端に遮られ、下方向は既に存在する配線
(既配線)54に遮られる。すなわち、これら3方向に
は新たにビアを設置可能な位置は存在しない。これに対
して、上方向には、端子50aの端、既配線のいずれに
も遮られることなく、新たなビアを設置することのでき
る位置が存在する。ステップS4では、この位置が見い
だされる。
【0033】ステップS6の処理を実行するビア設置部
15は、ステップS4で見いだされた位置に、図6に示
すように、新たなビア61を設けるとともに、このビア
61と、すでに存在するビアv(6)との間を、直線状
の配線71で結ぶ。すなわち、ビア61が設置される。
そして、図6のレイアウト図面に対応するレイアウト情
報によって、ビア設置位置探索部14の記憶部21が記
憶するレイアウト情報が更新される。つぎに実行される
ステップS1では、ビア61をも含めて未処理のビアが
探索され、ステップS2では、例えばビア61がビアv
として選択される。
【0034】ステップS2で、ビア61がビアvとして
選択されたとき、図6に示すように、上方向をも含めて
新たにビアを設置可能な位置はもはや存在しない。この
とき、端子50aのビア数が上限値X未満であっても、
端子50aには新たなビアは設置されることなく、ステ
ップS1へと戻って、新たな未処理のビアが探索され
る。最も新しいレイアウト図面の上に、未処理のビアが
もはや存在しなくなると、すべての処理が終了する。
【0035】以上のように、この実施の形態のレイアウ
ト変換装置を用いることによって、図4に例示するレイ
アウト図面から、要求レイアウト仕様にもとづいた図6
に例示する新たなレイアウト図面を得ることができる。
すなわち、新たに設置されるビアと既に存在するビアと
の間を結ぶ新たな配線部分を追加する以外には既配線の
レイアウトを変更することがなく、また、トランジスタ
素子等の素子の位置、形状等のその他のレイアウトを変
更することもなく、要求レイアウト仕様にもとづいて、
素子の端子上のビア数を増加させることができる。
【0036】このように、この実施の形態の装置では、
ビア数を増加させるに際して、レイアウトの変更が、従
来のレイアウト変換装置に比べて少なく抑えられるの
で、変更前のレイアウトが持っている特徴(長所)を保
つことができるという利点がある。
【0037】<実施の形態2>つぎに、実施の形態2の
レイアウト変換装置について説明する。実施の形態1の
装置のビア設置位置調査部24は、ステップS4におい
て、既に引かれている配線(既配線)を変更することな
く、新たにビアを設置することができるか否かを判定し
ていた。これに対して、既に引かれている配線を押し退
けることを許して、新たにビアを設置することができる
かを判定するような処理が行われてもよい。実施の形態
2の装置のビア設置位置調査部24は、ステップS4の
処理をこの要領で遂行する。
【0038】ステップS2において、図6のビア61が
ビアvとして選択されたときを例に挙げると、ステップ
S3では、ビアvが属する端子50aのビアの個数(=
2)が、上限値X(例えば、=3)未満であると判断さ
れる。そして、後続するステップS4では、図7に示す
ように、レイアウト図面の上で、ビア61を中心とする
上、下、左、右の各方向(図7の矢印の方向)に、新た
なビアの設置可能な位置が調査される。
【0039】このとき、各方向について、端子50aの
端に到達するか、または要求レイアウト仕様を満たした
上でビアを設置することができる地点に到達するまで調
査が続けられる。そして、ある方向への調査の過程で既
配線に到達したときには、要求レイアウト仕様(例え
ば、配線どうしの間隔など)を満たす範囲で、調査する
方向にその既配線を押し退けることができるかどうかを
判定し、押し退け可能であれば既配線を押し退けた上
で、新たなビアが設置可能か否かが判定される。いうま
でもなく、このときにも、「ビアを設置する」とは、単
にビアを新たに設けるだけでなく、新たにビアを設ける
位置とビアvの位置とを配線で直線状に結ぶことをも含
んでいる。
【0040】図8に示すように、ビア61の上方向に
は、既に引かれた配線53が存在し、そのままでは、新
たなビアを設置することは不可能である。しかしなが
ら、配線53と配線52などの他の配線との間隔を、要
求レイアウト仕様に規定される最小間隔以上に保ちつ
つ、配線53の一部56を図8に示すように、上方向に
押し退け可能である場合には、押し退けを行った上で、
新たなビアの設置が可能かどうかが判定される。
【0041】そして、ビアの設置が可能であるときに
は、図8に示すように、ステップS6において、新たな
ビア62が設けられるとともに、ビアvであるビア61
との間に直線状の配線72が引かれる。すなわち、新た
なビア62が設置される。
【0042】図7において、ビア61と配線53の間の
間隔が、例えば、要求レイアウト仕様が規定するビアと
配線の間の最小間隔である場合には、実施の形態1のレ
イアウト変換装置では、端子50aの上には、もはやビ
ア数を増加させることができないのに対して、この実施
の形態のレイアウト変換装置を用いれば、ビア数をさら
に増加させることが可能となる。
【0043】以上のように、この実施の形態のレイアウ
ト変換装置では、要求レイアウト仕様の範囲で増加させ
ることのできるビア数の範囲がさらに拡大するという利
点がある。すなわち、より好ましいレイアウト図面を得
ることができる。さらに加えて、ビア数を増加するに際
して、新たに設置されるビアと既に存在するビアとの間
を結ぶ新たな配線部分を追加することと、既配線を要求
レイアウト仕様を満たす範囲で押し退けること以外に、
既配線を変更することがなく、トランジスタ素子等の素
子の位置、形状などのその他のレイアウト部分を変更す
ることがない。したがって、従来のレイアウト変換装置
に比べて、レイアウトの変更が少なく、変更前のレイア
ウトの特徴を保つことができるという利点がある。
【0044】
【発明の効果】第1の発明の装置では、既存のレイアウ
ト図面上の端子のビア数を、要求レイアウト仕様の範囲
で増加させることができる。しかも、端子の端および既
配線が障害とならない範囲で新たなビアが設置されるの
で、例えば、端子を有する素子の位置、形状等のレイア
ウトを変更することがなく、従来装置に比べてレイアウ
トの変更が少なく抑えられる。すなわち、変更前の既存
のレイアウトが持っている長所を保ちつつ、ビア数を変
更することができる。
【0045】第2の発明の装置では、要求レイアウト仕
様の範囲で既配線を押し退けることを許して新たなビア
が設置されるので、要求レイアウト仕様の範囲で増加さ
せることのできるビア数の範囲がさらに拡大する。すな
わち、より好ましいレイアウト図面を得ることができ
る。
【0046】また、新たに設置されるビアと既に存在す
るビアとの間を結ぶ新たな配線部分を追加することと、
既配線を要求レイアウト仕様を満たす範囲で押し退ける
こと以外に、既配線を変更することがないので、従来装
置に比べてレイアウトの変更が少なく抑えられる。すな
わち、変更前の既存のレイアウトが持っている長所を保
ちつつ、ビア数を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の装置のブロック図である。
【図2】 実施の形態1のビア設置位置探索部のブロッ
ク図である。
【図3】 実施の形態1の装置の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図4】 実施の形態1の装置の動作を説明するレイア
ウト図である。
【図5】 実施の形態1の装置の動作を説明するレイア
ウト図である。
【図6】 実施の形態1の装置の動作を説明するレイア
ウト図である。
【図7】 実施の形態2の装置の動作を説明するレイア
ウト図である。
【図8】 実施の形態2の装置の動作を説明するレイア
ウト図である。
【図9】 従来の装置の動作を説明するレイアウト図で
ある。
【図10】 従来の装置の動作を説明するレイアウト図
である。
【符号の説明】
15 ビア設置部、21 記憶部、22 未処理ビア探
索部、23 ビア数判定部、24 ビア設置位置調査
部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 要求レイアウト仕様にもとづいて既存の
    レイアウト図面を変更するレイアウト変換装置におい
    て、 前記レイアウト図面を表現するレイアウト情報と前記要
    求レイアウト仕様を表現する要求レイアウト仕様情報と
    を記憶するとともに、前記レイアウト情報が更新可能で
    ある記憶部と、 前記記憶部が記憶する最新のレイアウト情報が表現する
    最新のレイアウト図面の上のビアの中から、未選択の一
    つを未処理ビアとして逐次選択する未処理ビア探索部
    と、 前記未処理ビア探索部で未処理ビアが選択されるごと
    に、前記最新のレイアウト図面上で、前記未処理ビアが
    属する端子のビア数が、前記要求レイアウト仕様に規定
    される上限値未満か否かを判定するビア数判定部と、 判定に合格した前記未処理ビアが属する前記端子の上
    に、前記要求レイアウト仕様の範囲で、新たなビアを追
    加することができ、しかも、前記未処理ビアと直線状の
    配線でつなぐことのできる位置が存在するか否かを、前
    記最新のレイアウト情報にもとづいて調査するビア設置
    位置調査部と、 前記ビア設置位置調査部の判定に合格した位置に新たな
    ビアを追加し、しかも前記未処理ビアとの間を直線状の
    配線でつなぐように、前記記憶部の前記レイアウト情報
    を更新するビア設置部と、を備え、 前記ビア設置位置調査部は、前記未処理ビアから1以上
    の所定方向に沿って調査をすすめ、前記要求レイアウト
    仕様の範囲で、前記端子の端および既配線のいずれもが
    障壁とならずに、前記未処理ビアと直線状の配線でつな
    がれた新たなビアを追加することができる位置が存在す
    るか否かを判定することを特徴とするレイアウト変換装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のレイアウト変換装置に
    おいて、 前記ビア設置位置調査部は、前記既配線が障壁となるか
    否かの判定を、当該既配線を前記要求レイアウト仕様の
    範囲で、前記調査をすすめる方向に押し退けることを許
    して行ない、 前記ビア設置部は、前記ビア設置位置調査部の判定にお
    いて前記既配線を押し退けることを条件として合格した
    位置については、当該位置に新たなビアを追加し前記未
    処理ビアとの間を直線状の配線でつなぐと同時に、前記
    既配線を前記条件どおりに押し退けて配設するように、
    前記記憶部の前記レイアウト情報を更新することを特徴
    とするレイアウト変換装置。
JP8152254A 1996-06-13 1996-06-13 レイアウト変換装置 Pending JPH09330984A (ja)

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JP8152254A JPH09330984A (ja) 1996-06-13 1996-06-13 レイアウト変換装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006252319A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Toshiba Corp 半導体集積回路の設計装置及び自動設計方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006252319A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Toshiba Corp 半導体集積回路の設計装置及び自動設計方法

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