JPH09331238A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH09331238A
JPH09331238A JP8147411A JP14741196A JPH09331238A JP H09331238 A JPH09331238 A JP H09331238A JP 8147411 A JP8147411 A JP 8147411A JP 14741196 A JP14741196 A JP 14741196A JP H09331238 A JPH09331238 A JP H09331238A
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JP
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pulse
circuit
semiconductor integrated
integrated circuit
gate
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JP8147411A
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English (en)
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Hideji Yahata
秀治 矢幡
Yoji Nishio
洋二 西尾
Atsushi Hiraishi
厚 平石
Hiroshi Toyoshima
博 豊嶋
Kunihiro Komiyaji
邦広 小宮路
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ゲート長のばらつきに対して基準パルスの幅の
ばらつきを抑える。 【解決手段】メモリ1内のいろいろの回路16、24等
を制御するのに使用する基準パルスB−PULSEを生
成する回路90を構成するパルス発生回路9、パルス伸
長回路10の各々が、入力パルス(クロックCLK0ま
たはパルスA−PULSE)を遅延する遅延回路と、そ
の出力とこの入力パルスから所望のパルス幅のパルスを
生成する論理ゲートにより構成される。この遅延回路に
属するトランジスタの製造時のゲート長のばらつきが、
生成される基準パルスB−PULSEのパルス幅の変動
に影響を与えるので、これらのトランジスタのゲート長
を同じ集積回路上の他の複数のトランジスタのゲート長
より大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パルス生成回路を
有する、金属絶縁物トランジスタからなる半導体集積回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】金属絶縁物トランジスタ(本明細書では
簡単化のためのMISトランジスタあるいは単にトラン
ジスタと呼ぶ)からなる従来の多くの半導体集積回路で
は、外部から与えられるクロック信号から、このクロッ
ク信号に対して所定のパルス幅を有する基準パルスを発
生する基準パルス発生回路を有し、この基準パルスに基
づいて、いろいろの駆動回路が複数の駆動パルスを生成
し、これらの複数の駆動パルスをこれらの駆動回路に共
通の被制御回路に供給する。これらの駆動パルスの間の
位相差が若干ずれても、上記被制御回路が正常に動作す
るように、それらの駆動パルスの立ち上がり時刻とパル
ス幅が定められる。
【0003】以下、このような半導体集積回路の例とし
て、スタティックランダムアクセスメモリ(以下、簡単
化のためのスタティックRAMと呼ぶ)を用いる。この
メモリでは、メモリセルアレーは複数のマットに分か
れ、それぞれのマットに対応する複数のワード線ドライ
バ、複数のYデコーダ、複数のプリチャージ回路が設け
られている。これらのマットに共通に、Xデコーダ、基
準パルス発生回路、アドレスパルス化回路、マットデコ
ーダ、センスアンプ、READ/WRITE切り替えス
イッチ、あるいはこれらのセンスアンプ、READ/W
RITE切り替えスイッチを制御する制御信号生成回路
などが設けられている。基準パルス発生回路には外部よ
りクロック信号が与えられ、制御信号生成回路には外部
から外部制御信号が与えられ、上記複数Yデコーダには
外部よりYアドレスが与えられ、上記Xデコーダには、
外部よりXアドレスが与えられる。
【0004】基準パルス生成回路は、外部から与えられ
るクロック信号から、それに同期した、所定のパルス幅
のパルスを生成するパルス発生回路と、発生されたパル
スを伸長して、基準パルスを生成するパルス伸長回路が
使用される。
【0005】外部から与えられるマットアドレス信号を
プリデコード回路がプリデコードし、このプリデコード
されたマットアドレス信号をアドレスパルス化回路がパ
ルス化する。マットデコーダがパルス化されたマットア
ドレス信号を解読し、その解読結果を表す信号を、上記
複数のワード線ドライバ、複数のYデコーダ、複数のプ
リチャージ回路、制御信号生成回路に供給する。これら
の複数のワード線ドライバ、複数のYデコーダ、複数の
プリチャージ回路は、この基準パルスに応答して、ワー
ド線の駆動パルス、Yスイッチ駆動信号、プリチャージ
パルスを上記マットアドレス信号が指定するメモリマッ
トに供給する。さらに、上記制御信号生成回路は、マッ
トデコーダの出力パルスに応答して、上記センスアンプ
とREAD/WRITE切り替えスイッチにこれらを駆
動するパルスを供給する。また、プリチャージ信号は、
ワード線駆動パルスが終了した後に始まるように構成さ
れている。
【0006】メモリの正常な動作のためには、各駆動パ
ルスが所定のタイミングで立ち上がり、所定のパルス幅
を有するものであることが必要である。しかし、実際に
は、半導体集積回路の製造時のトランジスタの寸法のば
らつきのために、各駆動パルスの立ち上がりタイミング
およびパルス幅が変動するので、一定の範囲内での変動
が生じてもメモリが正常に動作するように、上記複数の
駆動パルスの立ち上がりタイミングとパルス幅が定めら
れている。とくに、集積回路の製造時のばらつきにもか
かわらず、異なるパルスの立ち上がりタイミングが、相
対的に一致するように工夫されている。例えば、アドレ
スパル化回路には、基準パルスとプリデコードされたマ
ットアドレス信号が同じタイミングで供給されるよう
に、基準パルスの上記クロック信号に対する遅延と、上
記プリデコードされたマットアドレス信号の上記クロッ
ク信号に対する遅延とが、上記製造ばらつきに依らない
で実質的に同一となるように、これらの信号を生成する
回路およびこれらの信号を伝播する回路とが構成されて
いる。同様に、上記ワード線ドライバに供給される上記
マットデコーダによりデコードされた上記基準パルス
と、Xデコーダから上記ワード線ドライバに供給される
デコードされたXアドレスが実質的に同一のタイミング
となるように、これらの信号を生成する回路およびこれ
らの信号を伝播する回路が構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記メモリは、比較的
低速の、例えば、60Mhzのクロックで使用すると正
常に動作するが、このメモリを、より高速の、たとえ
ば、100Mhzのクロックでもって駆動しようとし
て、本発明者は次ぎの問題を見いだした。すなわち、従
来の基準パルスの生成回路では、上記半導体集積回路の
製造ばらつきに起因する、生成される基準パルスが有す
るパルス幅の変動が、上記高速のクロックでは、正常な
メモリ動作を阻害することが生じる。具体的には、上記
半導体集積回路の製造ばらつきに起因する基準パルスの
パルス幅の変動範囲の内の最小のパルス幅を上記基準パ
ルスが有するときには、ワード線駆動パルスのパルス幅
が、メモリセルへのデータの書き込みを完了するに必要
なパルス幅より短くなる。また、基準パルスのパルス幅
が上記変動範囲内の最大のパルス幅を有するときには、
プリチャージパルスのパルス幅が、プリチャージの完了
に必要な幅より短くなる。
【0008】このような問題は、上記メモリに限らず、
基準パルス発生回路を有し、この回路により生成される
基準パルスに基づいて、いろいろの駆動回路が複数の駆
動パルスを生成し、これらの複数の駆動パルスをこれら
の駆動回路に共通の被制御回路に供給するように構成さ
れている前述した一般の半導体集積回路にも当てはま
る。
【0009】本発明の目的は、高速なクロックで動作す
るときにも、半導体集積回路の製造ばらつきに起因する
パルス幅の変動が少ない基準パルスを利用できる、高速
動作に適した半導体集積回路およびそれに適したパルス
生成回路を提供することである。
【0010】本発明のより具体的な目的は、高速なクロ
ックで動作するときにも、半導体集積回路の製造ばらつ
きにもかかわらず、ワード線へのデータ書き込み期間お
よびプリチャージ時間を確保できる半導体集積回路メモ
リを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明による半導体集積回路では、パルス生成回
路を構成する複数のトランジスタの内、半導体集積回路
の製造時にゲート長がばらついた場合に、生成すべきパ
ルスのパルス幅を変動させる複数のトランジスタのゲー
ト長が、この回路を含む半導体集積回路内の他の複数の
トランジスタのゲート長より長くなるように、この集積
回路内のトランジスタのゲート長が設定される。
【0012】本発明のより具体的な態様は、このパルス
生成回路は、クロック信号を遅延する遅延回路と、この
遅延されたクロック信号から所定のパルス幅のパルスを
生成するための少なくとも一つの論理ゲートを有し、上
記遅延回路を構成する複数のトランジスタのゲート長
が、この半導体集積回路の他の複数のトランジスタより
も長い。
【0013】本発明の他のより具体的な態様は、この生
成されたパルスに応答し、同一の被制御回路に印加すべ
き複数の駆動パルスを生成する複数の駆動回路を有し、
上記複数の駆動パルスは、所定のパルス幅以上のパルス
幅を有すべき第1の駆動パルスと、該第1の駆動パルス
が終了した時点で印加されるべき、所定のパルス幅以上
のパルス幅を有すべき第2の駆動パルスを含む。
【0014】本発明のさらに他の具体的な態様は、クロ
ック信号に応答し、上記クロック信号と上記基準パルス
の上記時間差を有する他のクロック信号を発生するため
の、複数のMISトランジスタからなるクロック信号発
生回路と、被制御回路をアクセスするのに使用すべきア
クセス用信号を、該他のクロック信号に応答して、取り
込み、出力する信号出力回路と、上記基準パルスと該信
号出力回路により与えられる上記アクセス用信号に応答
して、上記基準パルスが有効な期間に上記アクセス用信
号を表す制御パルスを生成するパルス化回路と、それぞ
れ上記制御パルスに応答し、上記被制御回路に印加され
るべき複数の駆動パルスの一つをそれぞれ生成するため
の、それぞれ複数のMISトランジスタからなる複数の
駆動回路とを有する。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は半導体集積回路内に形成さ
れた本発明による同期型スタティックRAMを示す。こ
のメモリは、MISトランジスタとして、PMOSトラ
ンジスタとNMOSトランジスタを使用するCMOS回
路により構成される。本実施の形態では、従来と同様
に、互いに同期して供給されるべき二つの信号を伝播す
る経路における論理ゲート段数をほぼ等しくなるように
することにより、半導体集積回路の製造時のばらつきに
よる論理ゲートの遅延時間が変動した場合でも、これら
の信号の間に相対的な遅延が生じないようにしている。
本実施の形態では、さらに、集積回路の製造ばらつきに
よるMOSトランジスタのゲート長の変動に起因する、
いろいろのパルスのパルス幅の変動を低減するように構
成されている。すなわち、これらのパルスの生成に使用
される、基準パルス発生回路96により生成される基準
パルスのパルス幅の変動を低減するように、この回路9
6内の、基準パルスのパルス幅を支配するMOSトラン
ジスタのゲート長をこの半導体集積回路内の他の複数の
MOSトランジスタのゲート長よりも大きくしている。
本実施例では、これらの他のトランジスタのゲート長は
同じ長さであるが、その使用目的によっては一部異なる
ゲート長であってもよい。以下、これらの2種のゲート
長をL1、L0で表し、さらに、拡大ゲート長、基準ゲ
ート長と呼ぶことがある。
【0016】このメモリは、複数のメモリマット17か
らなる。ここではこのマット数は128と仮定する。こ
のメモリに使用するクロックは高速のクロック、例え
ば、100Mhzのクロックと仮定する。クロック、外
部制御信号、マットアドレス信号、Yアドレス信号およ
びXアドレス信号はそれぞれ入力バッファ2A、2B、
2C、2D、2Eを通して入力される。また、入出力信
号は、入力バッファ2F、出力バッファ3を通して入力
または出力される。このメモリは複数のメモリマット1
7からなり、それぞれに対して、Yデコーダ13、Yス
イッチ14、ワード線ドライバ16、プリチャージ回路
24が設けられ、これらの回路以外の回路がこれらの複
数のメモリマットに対して共通に設けられている。マッ
トアドレス信号はマットを選択するための信号であり、
Xアドレスはそのマット上のワード線を選択するための
信号であり、Yアドレスは、そのマット上のYスイッチ
14を選択するための信号であり、外部制御信号は、セ
ンスアンプ19等を制御するための信号である。
【0017】クロック分岐回路23は、入力後のクロッ
クCLK0を遅延させるための、ともに基準ゲート長を
もつMOSトランジスタで構成された3段、6段、7
段、8段の論理ゲート列を有し、それぞれの論理ゲート
列により遅延されたクロックCLK3、CLK6、CL
K7、CLK8を生成する。
【0018】基準パルス発生回路96は、クロック分岐
回路23により生成された遅延されたクロックCLK3
から、所定のパルス幅を有する基準パルスB−PULS
Eを生成するもので、パルス発生回路9とパルス伸長回
路10とからなる。これらの回路の詳細は後に説明す
る。
【0019】プリデコーダ4Cは入力バッファ2Cから
入力されたマットアドレスの一部のビットをデコードす
る部分デコーダとして動作する。他のプリデコーダ4
D,4Eも同様である。レジスタ6はクロックCLK8
に応答して、プリデコーダ4Cの解読結果を保持し、こ
のクロックに同期してマットアドレスMATADDを出
力する。アドレスパルス化回路11は、2段の論理ゲー
ト列90を経由してレジスタ6より供給されるマットア
ドレスMATADDを、基準パルス生成回路960より
4段の論理ゲート列91を経て供給される基準パルスB
−PULSEによりパルス化し、基準パルスB−PUL
SEと同じパルス幅のマットアドレス信号を出力する。
この回路は、図4に示されるように、マットアドレスM
ATADDおよびパルスB−PULSEが入力されるN
ANDゲートNAND5と、それに接続されたインバー
タINV4とよりなる。これらの論理ゲート列90、9
1および後に述べる論理ゲート列93、94、95は、
信号の伝播時間を調整するためのものである。マットデ
コーダ12は、このパルス化されたマットアドレス信号
ADD−PULSEを解読して128個のマット17か
ら32個のメモリマットを同時に選択し、それらの選択
されたメモリマットに対応する32個のワード線ドライ
バ16を論理ゲート列92を介して起動する。
【0020】プリデコーダ4Eは、入力バッファ2Eか
ら入力されたXアドレス信号を解読し、レジスタ8はク
ロックCLK8に応答して、この解読結果を保持し、こ
のクロックに同期してXアドレス信号を出力する。Xデ
コーダ15は2段の論理ゲート列95を介して与えられ
るこのXアドレス信号を解読して、解読結果信号XAD
Dをワード線ドライバ16に供給する。ワード線ドライ
バ16は、この解読結果信号XADDをパルス化された
マットアドレス信号ADD−PULSEによりパルス化
し、パルス化されたマットアドレスADD−PULSE
と同じパルス幅のパルスを出力する。すなわち、マット
アドレス信号ADD−PULSEにより選択されたメモ
リマットの各々内の、解読結果信号XADDで指定され
るワード線に、このマットアドレス信号ADD−PUL
SEが有効な期間有効となるワード線駆動パルスWOR
Dを供給する。こうして、そのワード線に接続されたメ
モリセルの読み出しが起動される。
【0021】プリデコーダ4Dは、入力バッファ2Dか
ら入力されたYアドレス信号を解読し、レジスタ7はク
ロックCLK8に応答して、この解読結果を保持し、こ
のクロックに同期してYアドレス信号を出力する。12
8個のYデコーダ15の内、2段の論理ゲート列92、
3段の論理ゲート列93を介して与えられるパルス化さ
れたマットアドレス信号ADD−PULSEで選択され
た32個のYデコーダの各々は、それぞれに対応するY
スイッチ14をこのYアドレス信号に従って起動する。
【0022】レジスタ5は入力バッファ2Bから入力さ
れた外部制御信号をクロックCLK7に同期して取り込
む。制御信号生成回路18は、マットアドレスデコーダ
12から2段の論理ゲート列94を介して供給されるパ
ルス化されたマットアドレス信号MATADDにより、
レジスタ5から供給されるこの外部制御信号をパルス化
し、センスアンプ19、Read/Write切り替え
スイッチ20等の制御信号を生成する。
【0023】マットデコーダ12からの出力MATAD
Dは2段の論理ゲート列92を通りプリチャージ活性化
信号PRE−PULSEとしてプリチャージ回路24に
入力される。プリチャージ回路24はPMOSだけで構
成されており、PRE−PULSEがそのPMOSのゲ
ートに入力され、そのPMOSのソース側には電源、ド
レイン側にはデータ線が接続されている。よって、PR
E−PULSEがローレベルになると、そのPMOSが
活性化し、プリチャージが開始される。
【0024】選択された32個のメモリマット17の各
々からそれぞれ読み出された32個のデータは、選択さ
れた32個のYスイッチ14を通してセンスアンプ19
に入力され、レジスタ21に入り、CLK6に同期して
出力バッファ3に入力される。読み出し後は、ワード線
が非選択(マットアドレスが非選択)になるとプリチャ
ージ回路24が活性化し、データ線がプリチャージされ
る。また、メモリマット17への書き込みデータは入力
バッファ2を通してレジスタ22にクロックCLK7に
同期して取り込まれ、Read/Write切り替えス
イッチ20、選択されたYスイッチ14を通してメモリ
セルマット17に書き込まれる。書き込み後は、ワード
線が非選択(マットアドレスが非選択)になるとプリチ
ャージ回路24が活性化し、データ線がプリチャージさ
れる。
【0025】図5に、以上に説明したいくつかのパルス
の波形を示す。図において、点線は、半導体集積回路の
製造時のばらつきによる、これらのパルスの始点および
終点が変動する模様を示す。プリチャージ活性化信号P
RE−PULSE以外のパルスの始点およびこのパルス
PRE−PULSEの終点の変動は、製造ばらつきによ
る、それらのパルスの伝播経路を構成する論理ゲートの
トランジスタにおける伝播遅延時間のばらつきによる。
一方、プリチャージ活性化信号PRE−PULSE以外
のパルスの終点およびこのパルスPRE−PULSEの
始点の変動は、上に述べたそれらのパルスの始点の変動
とともに、製造ばらつきによる、それらのパルスの生成
の元となった、基準パルスBーPULSEのパルス幅の
ばらつきによる。
【0026】ワード線パルスの幅は、メモリセルへの書
き込みを考慮するとある一定値以上必要である。よっ
て、できるだけワード線へのデータ書き込みのマージン
を確保するために、基準パルス生成回路96で生成する
基準パルスBーPULSEの幅を最大限利用してワード
線駆動パルスWORDを生成するのが良い。もし、基準
パルスB−PULSEがマットアドレスMATADDよ
り早くアドレスパルス化回路11に入力するか、また
は、パルス化されたアドレスADD−PULSEがXア
ドレスXADDより早くワード線ドライバ16に入力す
ると、結果的にワード線駆動パルスWORDのパルス幅
が短くなり、メモリセルへのデータ書き込みに対するマ
ージンを削ることになる。
【0027】また、データ線のプリチャージ時間確保の
ためにはワード線をなるべく早く閉じ、データ線のプリ
チャージをなるべく早く始めるのがよい。例えば、基準
パルスB−PULSEがマットアドレスMATADDよ
りも遅れると、プリチャージ活性化信号PRE−PUL
SEが遅れ、結果的にプリチャージ開始時間が遅くな
り、データ線プリチャージ時間が削減されてしまう。
【0028】さらに、本実施の形態では、ワード線ドラ
イバ16は、パルス化されたマットアドレスADD−P
ULSEおよびXアドレス信号XADDが入力される一
段のNORゲートでもって選択されたワード線を起動
し、さらに、プリチャージ回路24は、プリチャージ活
性化信号PRE−PULSEが入力されるPMOSによ
りデータ線をプリチャージするので、ワード線ドライバ
16およびプリチャージ回路24による信号伝播遅延時
間はいずれも論理ゲート一段の遅延となる。パルス化さ
れたマットアドレスADD−PULSEがXアドレスX
ADDよりも遅れると、ワード線駆動パルスWORDと
プリチャージ活性化信号PRE−PULSEのタイミン
グがずれ、WORDが立ち上がっているときにプリチャ
ージが始まり、データが壊れる可能性が出てくる。
【0029】この結果、アドレスパルス化回路11で
は、パルス発生回路9及び伸長回路10で生成され基本
パルス(B−PULSE)とマットアドレス信号(MA
TADD)、ワード線ドライバ16では、パルス化され
たマットアドレス信号(ADD−PULSE)とXアド
レス信号(XADD)を同時入力するのが最もマージン
がとれるタイミングとなる(図8)。
【0030】従って、本実施の形態では、図58から分
かるように、上記伝播遅延時間のばらつきにもかかわら
ず、基準パルスB−PULSEおよびマットアドレスが
アドレスパルス化回路11に同じ時刻に到着するよう
に、それぞれのパルスの伝播経路が構成されている。同
様に、アドレスパルスADDーPULSEとパルス化さ
れたXアドレスXADDとがワード線ドライバ16に同
じ時刻に到着するように、これらの信号の伝播経路が構
成されている。さらに、前述の通り、プリチャージ回路
24はPMOSでもってデータ線を起動するので、パル
ス化されたマットアドレスADD−PULSEの始点が
ワード線ドライバ16に到着する時刻に、プリチャージ
活性化信号PRE−PULSEの終点がプリチャージ回
路24に到着し、パルス化されたマットアドレスADD
−PULSEの終点がワード線ドライバ16に到着する
時刻に、プリチャージ活性化信号PRE−PULSEの
始点がプリチャージ回路24に到着するようにこれらの
信号の伝播経路が構成されている。
【0031】具体的には、本実施の形態では、基準パル
スB−PULSEをアドレスパルス化回路11に転送す
る経路の遅延時間は、外部から供給されるクロックを供
給するタイミングを基準に考えると、入力バッファ2A
内の論理ゲート1段、クロック分岐回路23によりクロ
ックCLK3をレジスタ5に供給するための論理ゲート
3段、基準パルス発生回路960内の論理ゲート4段
(これは具体的には、パルス発生回路9内のインバータ
INV1、NORゲートNOR1(図2)、およびパル
ス伸長回路10内のインバータINV2、NANDゲー
トNAND2(図2)(図3)から構成される)、論理
ゲート列9内の4段からなる合計12段の論理ゲートに
よる遅延である。
【0032】一方、マットアドレスをアドレスパルス化
回路11に転送する経路は、入力バッファ2B内の論理
ゲート1段、クロック分岐回路23によりクロックCL
K8を生成するための論理ゲート8段、レジスタ6内の
論理ゲート1段、論理ゲート列91内の2段の論理ゲー
トによる合計12段の論理ゲートによる遅延であり、先
の基準パルスB−PULSEに対する遅延と同じ段数の
論理ゲートによる遅延である。これらの論理ゲートは、
全て基準のゲート長を有し、半導体製造ばらつきにかか
わらず、これらの信号がアドレスパルス化回路の遅延は
実質的に同じになる。
【0033】また、パルス化されたアドレスADD−P
ULSEをワード線ドライバ16に入力するまでの転送
経路の遅延時間は、同様に外部から供給されるクロック
を供給するタイミングを基準に考えると、上記基準パル
スB−PULSEをアドレスパルス化回路11に転送す
るまでの12段の論理ゲートと、アドレスパルス化回路
11内の2段の論理ゲート、マットデコーダ12内の論
理ゲート2段、論理ゲート列92内の2段の論理ゲート
からなる18段の論理ゲートによる遅延である。一方、
Xアドレス信号が外部から供給されるクロックと同じタ
イミングで供給されるべき信号と仮定し、このクロック
供給タイミングを基準にXアドレス信号をワード線ドラ
イバ16に転送するまでの転送経路の遅延時間を評価す
ると、この遅延時間は、入力バッファ2E内の論理ゲー
ト1段、クロック分岐回路23からクロックCLK8を
レジスタ8に供給するための8段の論理ゲート、レジス
タ8内の論理ゲート1段、論理ゲート列95内の2段の
論理ゲート、Xデコーダ15内の3段の論理ゲートから
なる論理ゲート15段によるものであり、パルスADD
−PULSEをワード線ドライバ16に入力するまでの
転送経路の遅延時間とほぼ同じ段数の論理ゲートによる
遅延である。3段の段数の違いは、配線距離の差による
ものであり、実質的な遅延は同じである。これらの論理
ゲートは、全て基準のゲート長を有し、半導体製造ばら
つきにかかわらず、これらの信号がアドレスパルス化回
路の遅延は実質的に同じになる。
【0034】また、ワード線駆動パルスWORDをワー
ド線に印加するタイミングと、データ線をプリチャージ
するタイミングを合わせるには、ワード線ドライバ16
がADD−PULSEを受信してからワード線を起動開
始するまでの遅延は論理ゲート一段によるものであり、
プリチャージ回路24がプリチャージ活性化信号PRE
−PULSEを受信してからデータ線をプリチャージ開
始するまでの遅延も一段の論理ゲートに相当する遅延で
あるので、パルス化されたアドレスADD−PULSE
とプリチャージ活性化信号PRE−PULSEを論理ゲ
ート列93からワード線ドライバ16およびプリチャー
ジ回路25に転送する配線長をほぼ等しくしておけばよ
い。
【0035】なお、このように互いに同期して共通の回
路に与えられるべき二つの信号の転送経路を構成する論
理ゲートの段数をほぼ遭わせた上で、さらに、これらの
論理ゲートを構成するMOSトランジスタの拡散層幅を
調整することにより、これらの二つの信号が受ける遅延
を、半導体集積回路の製造ばらつきにもかかわらず、極
めて低減できる。上記の段数は、このような詳細検討を
した結果決定されたものであり、製造ばらつきによりト
ランジスタのゲート長等がばらついた場合でも、ワード
線がワード線駆動パルスWORDにより駆動開始される
タイミングと、データ線がプリチャージ回路によりプリ
チャージを終了するタイミングは、ほとんど相互にずれ
ない。
【0036】なお、パルス化されたマットアドレスAD
D−PULSEは、Yデコーダ13にも入力されるが、
その出力は、ワード線が駆動されてメモリマット17か
らデータが出るタイミング、または、Read/Wri
te切り替えスイッチ20を通してメモリマット17へ
データが来るタイミングでYスイッチ14を開くように
すればよく、Yデコーダ13の入力においてADD−P
ULSEとYアドレス信号のタイミングを合わせる必要
はない。同様に、パルスADD−PULSEは、制御信
号生成回路18にも入力されるが、この回路の出力は、
センスアンプ19を動作させるタイミングか、または、
Read/Write切り替えスイッチ20をオンにす
るタイミングに合わせればよく、制御信号生成回路18
入力においてパルスADD−PULSEと外部制御信号
のタイミングを合わせる必要はない。
【0037】このようにして、ワード線がワード線駆動
パルスWORDにより駆動開始されるタイミングと、デ
ータ線がプリチャージ回路によりプリチャージを終了す
るタイミングがほとんど相互にずれないようになって
も、このメモリを100MHz程度あるいはそれ以上の
クロックに同期して動作させようとすると、ワード線へ
のデータ書き込みのマージンが低減するという問題があ
る。すなわち、動作周波数をあげたことにより、ワード
線駆動パルスのパルス幅を必要最小限に近い値に低減す
る必要があるために、半導体集積回路の製造ばらつきに
より生じる基準パルスB−PULSEのパルス幅の変動
が、無視できなくなった。すなわち、製造ばらつきに起
因する基準パルスのパルス幅の変動範囲の内の最小のパ
ルス幅を上記基準パルスが有するときには、ワード線駆
動パルスのパルス幅が、メモリセルへのデータの書き込
みを完了するに必要なパルス幅より短くなる。また、基
準パルスのパルス幅が上記変動範囲内の最大のパルス幅
を有するときには、プリチャージパルスのパルス幅が、
プリチャージの完了に必要な幅より短くなる。そこで本
実施の形態では、この基準パルスのパルス幅の変動を抑
えるように、基準パルス生成回路96内のMOSトラン
ジスタの内、このパルス幅を支配する複数のMOSトラ
ンジスタのゲート長を上記拡大ゲート長L1にしてい
る。
【0038】この基準パルス生成回路96は、パルス発
生回路9及びパルス伸長回路10からなる。パルス発生
回路9は、例えば、図2に示すように、クロックCLK
3を遅延するための遅延回路25と、NORゲートNO
R1により構成される。遅延回路25は、CLK3が入
力される複数の直列接続されたインバータからなるイン
バータ列28と、インバータ列28の出力が入力される
NORゲートNOR2と、それぞれいずれかのインバー
タの入力端子と電源電位の間に直列接続された複数対の
PMOSトランジスタからなるPMOSトランジスタ群
26とそれぞれいずれかのインバータの入力端子と接地
電位の間に直列接続された複数対のNMOSトランジス
タからなるNMOSトランジスタ群27とからなる。N
MOSトランジスタ群27、PMOSトランジスタ群2
6は、遅延時間調整用のMOSトランジスタであり、ゲ
ート容量のみを利用し、メタルオプションにて遅延時間
を調整するものである。メタルオプションとは、配線層
及びコンタクト層のみをマスク修正して所望の結線を得
ることを指す。なお、NORゲートNOR2の他方の入
力は、テスト信号であり、通常動作時には、このテスト
信号はローレベルを有する。従って、通常動作時には、
このNORゲートはインバータ列28の出力に対しては
インバータとして働き、クロックCLK3に対しては遅
延素子として働く。なお、このようなテスト信号を使用
しない半導体集積回路では、このNORゲートNOR2
をインバータに変換可能である。
【0039】PMOSトランジスタ群26とNMOSト
ランジスタ群27は、インバータ列28による遅延時間
を増大させるための付加容量を提供する。PMOSトラ
ンジスタ群26内の各対のPMOSトランジスタの一方
のゲートは、いずれかのインバータのゲートに接続され
ているが、そのソースとドレインは、そのPMOSトラ
ンジスタ対の他方のPMOSトランジスタのゲート、ソ
ース、ドレインに接続されるとともに、電源電位にも接
続されいる。NMOSトランジスタ群27についても同
様である。図2では、簡単化のために全てのインバータ
に二つのPMOSトランジスタと二つのNMOSトラン
ジスタを接続しているが、これらのPMOSトランジス
タ群26とNMOSトランジスタ群27に実際に含まれ
るMOSトランジスタの数は、遅延回路25の目標遅延
時間に合わせるように選択する。
【0040】遅延回路25の出力ノードNOD1での出
力およびNORゲートNOR1の出力ノードNOD2に
出力されるパルスは、図6に示したとおりである。この
NORゲートNOR1の出力ノードNOD2に出力され
るパルスはこのパルス発生回路9の出力パルスA−PU
LSEとして利用され、クロックCLK3に対して遅延
回路25による遅延時間に等しいパルス幅を有する。な
お、このパルスA−PULSEの立ち上がりは、クロッ
クCLK0に対して、NORゲートNOR1による遅延
時間分だけ遅延するが、これらのゲートはパルス幅には
影響を与えない。結局、図2のインバータINV1、N
ORゲートNOR1以外の回路素子の遅延が出力パルス
A−PULSEのパルス幅を決める。
【0041】また、パルス伸長回路10は、例えば、図
3に示すように、パルス発生回路9の出力パルスA−P
ULSEが入力されるインバータINV2と、3つの部
分パルス伸長回路60、70、80の従属接続により構
成される。伸長回路60は、インバータINV2の出力
が入力される遅延回路60Aと、その出力とインバータ
INV2の出力が入力されるNANDゲートNAND2
よりなる。遅延回路60Aの構造は、遅延回路25から
NORゲートNOR2をインバータに変換した回路と基
本的に同じ構造を有し、インバータ列36、PMOSト
ランジスタ群30と、NMOSトランジスタ群31とか
らなる。伸長回路70は、伸長回路60の出力が入力さ
れる遅延回路70Aと、その出力とインバータINV2
の出力が入力されるNANDゲートNAND3よりな
る。同様に、伸長回路80は、伸長回路70の出力が入
力される遅延回路80Aと、その出力とインバータIN
V2の出力が入力されるNANDゲートNAND1より
なる。遅延回路70A、80Aの構造は、遅延回路60
と基本的に同じ構造を有し、インバータ列37あるいは
38、PMOSトランジスタ群37あるいは38と、N
MOSトランジスタ群33あるいは35とからなる。
【0042】遅延回路60Aの出力ノードNOD3での
出力およびパルス伸長回路60の出力ノードNOD4に
出力されるパルスは、図7に示したとおりであり、この
出力ノードNOD4に出力されるパルスは、パルス発生
回路9により生成されたパルスA−PULSEを遅延回
路60Aによる遅延時間だけ伸長したパルスとなる。同
様に、遅延回路70Aの出力ノードNOD5での出力お
よびパルス伸長回路70Aの出力ノードNOD6に出力
されるパルスは、図7に示したとおりであり、この出力
ノードNOD6に出力されるパルスは、パルス発生回路
9により生成されたパルスA−PULSEを遅延回路6
0A、70Aによる遅延時間とNANDゲートNAND
2による遅延時間だけ伸長したパルスとなる。同様に、
遅延回路80Aの出力ノードNOD7での出力およびパ
ルス伸長回路80の出力ノードNOD8に出力されるパ
ルスは、図7に示したとおりであり、この出力ノードN
OD8に出力されるパルスB−PULSEは、パルス発
生回路9により生成されたパルスA−PULSEを遅延
回路60A、70A、80、NANDゲートNAND
2、NAND3による遅延時間だけ伸長したパルスとな
る。なお、基準パルスB−PULSEの立ち上がり、立
ち下がりともに、インバータINV2、NANDゲート
NAND1による伝搬遅延時間だけ遅延されるが、これ
らのゲートは基準パルスB−PULSEのパルス幅には
影響を与えない。結局、図3のインバータINV2、N
ANDゲートNAND1以外の回路素子の遅延が出力パ
ルスA−PULSEのパルス幅を決める。
【0043】さて、半導体集積回路の製造ばらつきによ
り、パルス発生回路9内の遅延回路23を構成する複数
のトランジスタのゲート長がばらつくと、インバータ列
28に属する複数のインバータおよびNORゲートNO
R2の遅延時間が変動し、それに伴いこの遅延回路25
の遅延時間が変動する。この遅延時間の変動を±Δt0
と仮定すると、図6の点線で示したように、ノードNO
D1における遅延されたクロックCLK0のパルス幅は
変わらないが、その立ち上がり時刻、立ち下がり時刻と
もに±Δt0だけばらつく。そのために、NORゲート
NOR1により生成されるパルスA−PULSEの立ち
下がり時刻およびパルス幅は、±Δt0ばらつく。
【0044】同様に、図7に点線にて、このパルス伸長
回路10内のいくつかのノードの出力パルスの波形のば
らつきを示している。なお、このパルス伸長回路10へ
の入力パルスは、パルス発生回路9の出力パルスA−P
ULSEであり、このパルスは、図6で示したパルス幅
の変動±Δt0を有するが、図7では、このパルス伸長
回路10への入力パルスにこのような変動がないと仮定
している。さて、遅延回路60Aによる遅延時間のばら
つき(今これを±Δt1と仮定する)はそのまま出力パ
ルスB−PULSEのパルス幅に影響する。すなわち、
遅延回路60Aの出力ノードNOD3の出力パルスのパ
ルス幅は変わらないが、その立ち上がり時刻、立ち下が
り時刻ともに±Δt1だけばらつく。そのために、部分
パルス伸長回路60の出力ノードNOD4の出力パルス
のパルス幅は、±Δt1ばらつく。同様に、NANDゲ
ートNAND2と遅延回路70Aによる遅延時間のばら
つき(今これを±Δt2と仮定する)はそのまま出力パ
ルスB−PULSEのパルス幅に影響する。すなわち、
遅延回路70Aの出力ノードNOD5の出力パルスの立
ち下がり時刻、立ち上がり時刻はそれぞれ±Δt2、±
(Δt1+Δt2)だけばらつき、このパルスのパルス
幅は±Δt1のばらつきを有する。そのために、部分パ
ルス伸長回路70の出力ノードNOD6の出力パルスの
パルス幅は、±(Δt1+Δt2)ばらつく。同様にし
て、NANDゲートNAND3と遅延回路80Aによる
遅延時間のばらつき(今これを±Δt3と仮定する)は
そのまま出力パルスB−PULSEのパルス幅に影響す
る。すなわち、遅延回路80Aの出力ノードNOD7の
出力パルスの立ち下がり時刻、立ち上がり時刻はそれぞ
れ±Δt3、±(Δt1+Δt2+Δt3)だけばらつ
き、このパルスのパルス幅は±(Δt1+Δt2)のば
らつきを有する。そのために、部分パルス伸長回路80
の出力ノードNOD8の出力パルスのパルス幅は、±
(Δt1+Δt2+Δt3)ばらつく。
【0045】既に述べたとおり、パルス伸長回路10へ
の入力パルスAーPULSEのパルス立ち下がり時刻お
よびパルス幅が±Δt0ばらつくので、パルス伸長回路
10から出力される基準パルスB−PULSEのパルス
立ち下がり時刻およびパルス幅は±(Δt0+Δt1+
Δt2+Δt3)ばらつくことになる。この結果、この
基準パルスB−PULSEを使用して、図1に示す回路
により生成されるいろいろのパルスのパルス幅が変動す
る。
【0046】この基準パルスのパルス幅の変動は、この
パルスの生成に使用されたパルス発生回路9、パルス伸
長回路10内の、基準パルスB−PULSEのパルス幅
に影響するトランジスタのゲート長の製造ばらつくによ
り主として生じる。
【0047】従って、本実施の形態では、半導体集積回
路の製造時のゲート長のばらつきがこの基準パルスのパ
ルス幅の変動に影響する論理ゲートに使用されたトラン
ジスタのゲート長を選択的に他のトランジスタよりも大
きくする。具体的には、パルス発生回路9内のインバー
タINV1、NORゲートNOR1以外の素子を構成す
るMOSトランジスタおよびパルス伸長回路10内のイ
ンバータINV2、NANDゲートNAND1以外の素
子を構成するMOSトランジスタのゲート長を前述の拡
大ゲート長にする。パルス発生回路9内のインバータI
NV1、NORゲートNOR1を構成するMOSトラン
ジスタおよびパルス伸長回路10内のインバータINV
2、NANDゲートNAND1を構成するMOSトラン
ジスタは、図5に示した波形の遅延時間を決める論理ゲ
ートであるため、基準のゲート長を有している。
【0048】遅延回路の遅延時間は、その回路を構成す
るトランジスタのドレイン電流Idsの値に依存する。
ゲート長がばらつくと、しきい値がばらつき、それによ
りドレイン電流Idsがばらつき、結果として遅延時間
がばらつく。トランジスタのゲート長が大きいと、半導
体集積回路の製造時の寸法ばらつきによりゲート長が一
定の値で変化しても、変化後のゲート長の、ばらつきが
ないときのゲート長(基準ゲート長)に対する比率が減
少する。この結果、しきい値電圧のばらつきの基準値に
対する比率が減少し、この結果、ドレイン電流Idsの
ばらつきの基準値に対する比率が減少することにより、
遅延回路の遅延時間のばらつきの基準値に対する比率が
減少する。よって、生成されるパルス幅の基準値をゲー
ト長に依らないであらかじめ定めた値になるように、遅
延回路の遅延時間を設定すると、生成される基準パルス
のパルス幅のばらつきが減少する。
【0049】図8に、インバータ1段当りの遅延時間の
ゲート長依存性を示す。このとき、そのインバータに
は、容量調整用の二つの付加NMOSトランジスタと二
つのPMOSトランジスタは接続されていない。このイ
ンバータのNMOSトランジスタのチャネル幅は3μ
m、PMOSトランジスタのチャネル幅は6μmとし、
電源電圧2.9V、環境温度110℃とした。この図か
ら分かるように、ゲート長が増大すると、遅延時間が増
大し、しかも、遅延時間のばらつきが増大する。すなわ
ち、ゲート長を0.45μm、0.6μm、0.8μm
に変更した場合、インバータ一段当たりの遅延時間は、
0.091ns、0.132ns、0.198nsに増
大する。すなわち、ゲート長が、0.45μmに対し
て、1.45倍、1.78倍になると、遅延時間は、そ
れぞれ1.29倍、2.81倍になる。製造ばらつきに
よりトランジスタのサイズの製造ばらつきの最大値はゲ
ート長に依らない。ここではゲート長の最大ばらつきが
±0.07μm、酸化膜厚の最大ばらつきが8nm±5
%(0.4nm)とする。図に示すように、ゲート長が
0.45μmから0.45+0.07μm及び酸化膜厚
が8nm+5%にばらつくと、遅延時間は0.069n
sになり、ゲート長が0.45−0.07μm及び酸化
膜厚が8nm−5%にばらつくと、遅延時間は0.11
7nsになる。ゲート長が0.60μmから0.60+
0.07μm及び酸化膜厚が8nm+5%にばらつく
と、遅延時間は0.106nsになり、ゲート長が0.
60−0.07μm及び酸化膜厚が8nm−5%になる
と遅延時間は0.165nsになる。ゲート長が0.8
0μmから0.80+0.07μm及び酸化膜厚が8n
m+5%にばらつくと遅延時間は0.238nsにな
り、ゲート長が0.80−0.07μm及び酸化膜厚が
8nm−5%にばらつくと遅延時間は0.164nsに
なる。
【0050】しかし、このばらつきと遅延時間との比率
は、ゲート長が増大するほど低下する。すなわち、遅延
時間に対するばらつきの比率は、図9示すように、ゲー
ト長0.45μmで約±26%、0.6μmで約±22
%、0.8μmで約±19%である。すなわち、ばらつ
きの程度は、ゲート長0.45μmに対して、ゲート長
0.6μmで16%、0.8μmで27%に改善されて
いる。従って、ゲート長が長いトランジスタを使用した
インバータほど、製造ばらつきによる遅延時間の変動比
率が減少する。従って、図2、3に示したような回路に
より同じパルス幅のパルスを生成するには、ゲート長の
長いトランジスタを使用した方がパルス幅のばらつきを
小さくできる。具体的には、ゲート長0.45μmにお
けるばらつきに対して、10%以上の改善を図るには、
拡大ゲート長を0.50μm以上、すなわち、基準ゲー
ト長0.45μmの1.2倍以上にすればよい。さら
に、ゲート長0.45μmにおけるばらつきに対して、
15%以上の改善を図るには、拡大ゲート長を0.59
μm以上、すなわち、基準ゲート長0.45μmの1.
31倍以上、すなわち、おおよそ1.3倍以上にすれば
よい。
【0051】図10に、図2の遅延回路25と同じ構造
の遅延回路のパルス伝達特性を示す。ただし、この回路
は、10個のインバータとそれぞれのインバータに接続
された二つのPMOSトランジスタおよび二つのNMO
Sトランジスタからなり、インバータ用のトランジスタ
のNMOSトランジスタとPMOSトランジスタのチャ
ネル長は、図9の場合と同じであり、遅延回路調整用P
MOSトランジスタ38のチャネル幅を6μm、遅延回
路調整用NMOSトランジスタ39のチャネル幅を3μ
mとした。図は、この遅延回路内の全てのトランジスタ
のゲート長を0.45μm、0.60μm、0.80μ
mに変化させた場合の入力波形と出力波形を示す。この
とき、電源電圧は2.9V、環境温度は110℃とし
た。この結果、ゲート長0.80μmでは入力波形に対
し、出力波形がなまることがわかる。これより、拡大ゲ
ート長は0.8以上にしない方がよいことが分かる。す
なわち、拡大ゲート長は、基準ゲート長に対して0.8
/0.45(=1.77)倍以上、おおよそ1.80倍
以上大きくしない方がよいことがわかる。従って、本実
施の形態では、拡大ゲート長を0.6μmとし、基準ゲ
ート長を0.45μmとする。このときには、拡大ゲー
ト長は、基準ゲート長の1.33倍である。
【0052】さらに、本実施の形態では、パルス発生回
路9とパルス伸長回路10において、遅延時間調整用M
OSトランジスタのゲート長は、遅延回路のインバータ
列を構成するトランジスタと同一とする。逆に、遅延時
間調整用MOSトランジスタのゲート長が小さいと、そ
れにより付加される容量値のばらつきがゲート長が遅延
回路のインバータ列を構成するトランジスタと同一であ
る場合よりも大きくなるために、遅延時間のばらつきが
増大するという問題があるからである。また、ゲート長
が大きなトランジスタからなるインバータを使用した場
合、インバータ一段当たりの遅延時間が従来より大きく
なり、所望のパルス幅の基準パルスを得るには、インバ
ータ列に付加する遅延時間調整用MOSトランジスタの
数でもってパルス幅を調整する必要があり、この調整の
精度が問題となる。しかし、後に詳細に述べるように、
インバータ一段の遅延時間は、例えば、0.198ns
であり、これに付加する遅延時間調整用MOSのゲート
長を拡大ゲート長に等しくしても0.03nsであり、
インバータ一段当たりの遅延時間の15%である。従っ
て、この付加するMOSのゲート長を拡大ゲート長に等
しくしても遅延時間をおおよそ15%の精度で決定でき
る。従って、遅延時間調整用MOSのゲート長を拡大ゲ
ート長に等しくしても遅延時間の調整精度の上では実用
上の問題はない。遅延時間調整用MOSトランジスタの
ゲート長を遅延回路のゲート長よりも大きくすると、遅
延時間のばらつきは減少できるが、遅延時間の調整範囲
が狭くなる(調整刻みが大きくなる)ので望ましくはな
い。
【0053】さらに、インバータ1段当りに付加する遅
延時間調整用MOSトランジスタの数は、それらのMO
Sトランジスタを全て付加したときの遅延時間の増加
が、インバータ1段当りの遅延時間にできるだけ近い値
となるようにすることが、遅延時間調整の簡便さの上で
望ましい。
【0054】以下には、基準パルス生成回路96の構造
の具体的な決定方法をのべる。
【0055】パルス発生回路9では、遅延回路25の出
力NOD1の立ち下がりが次サイクルの入力クロックの
立ち上がりにかからないように設計し(図6)、ノード
NOD2からの出力パルスA−PULSEの幅を決定す
る。もし、ノードNOD1の出力パルスの立ち下がりが
次サイクルの入力クロックにかかると、次サイクルのノ
ードNOD2からの出力パルスA−PULSEの幅が短
くなってしまう。パルス発生回路9内のインバータ列2
8の段数は、クロックCLK3のLow時間tL(図
5)をインバータ列28の1段当りの遅延時間で割り、
その商をNORゲートNOR2及びインバータ列28の
論理ゲートの合計段数(奇数段のみ選択)とし、余りの
遅延時間により遅延時間調整用のMOSトランジスタ群
26、27として付加するトランジスタの数を調整す
る。さらに、NORゲートNOR1,NOR2の入力容
量を考慮して上記の決定を補正する。
【0056】このとき、波形のなまりをできるだけ抑え
るため、NMOS、PMOS1つ分のゲート容量を付加
した後、さらに付加する必要があれば二つ目のNMO
S、PMOSを付加する。例えば、図2の遅延回路25
を例にとると、まず、インバータ列28の4段目のイン
バータにNMOS1つ、PMOS1つ分のゲート容量を
付加し、さらに付加が必要な場合は3段目、2段目、1
段目にNMOS1つ、PMOS1つ分のゲート容量を付
加し、またさらに付加が必要な場合は、4段目に二つ目
のNMOS、PMOSを付加し、続いて3段目、2段
目、1段目に二つ目のNMOS、PMOSを付加する。
このとき、ゲート容量を付加するインバータの選択順序
に制限はない。
【0057】パルス伸長回路10では、パルス発生回路
9から生成されたパルスの幅を所望のパルス幅まで伸ば
すよう設計する。このとき、パルス伸長回路列29にお
ける1列当りの伸長幅は、パルス発生回路9から生成さ
れたパルス幅を越えないように設計する。つまり、遅延
回路60A、NANDゲートNAND2及び遅延回路7
0A、NANDゲートNAND3及び遅延回路80Aの
遅延時間の総和は、パルス発生回路9から生成されたパ
ルスA−PULSEの幅を越えてはならない。この結果
を踏まえ、以下に具体的な段数の決め方を述べる。具体
的には、所望のパルス幅から、パルス発生回路9で生成
されたパルスA−PULSEの幅を引いた値を、インバ
ータ列36〜38の1段当りの遅延時間で割り、その商
をインバータとNANDゲートの合計段数(偶数段のみ
選択)とする。その後、上記結果を踏まえ、パルス伸長
回路列1列内の段数がほぼ均等になるように部分パルス
伸長回路の段数を決める。これは、パルス発生回路9か
ら生成されたパルス幅に対し、パルス伸長回路列1列当
りの伸長幅がほぼ同一のマージンを持てるようにするた
めである。
【0058】また、さらに、このNAND及びインバー
タだけでは補いきれない遅延時間を遅延時間調整用MO
Sトランジスタ群30〜34の付加にて補う。この後、
遅延時間調整用MOSトランジスタの数をパルス発生回
路9の場合と同様にして補正する。このとき、波形のな
まりをできるだけ抑えるため、NMOS、PMOS1つ
分のゲート容量を付加した後、さらに付加する必要があ
れば二つ目のNMOS、PMOSを付加するのは、パル
ス発生回路9の場合と同様である。例えば、まず38の
3段目のインバータにNMOS1つ、PMOS1つ分の
ゲート容量を付加し、さらに付加が必要な場合は2段
目、1段目、さらに37の3段目、2段目、1段目、続
いて36の4、3、2、1段目のインバータにNMOS
1つ、PMOS1つ分のゲート容量を付加し、またさら
に付加が必要な場合は、前述した順番で二つ目のNMO
S,PMOSをインバータ36〜38に付加する。この
とき、ゲート容量を付加するインバータの選択順序に制
限はない。
【0059】より具体的には、パルス発生回路9内の遅
延回路25に属するトランジスタおよび、パルス伸長回
路10内の、インバータINV2、NANDゲートNA
ND1以外のトランジスタのゲート長を0.60μmと
して、パルス発生回路9内のNORゲートNOR1およ
びパルス伸長回路10内のインバータINV2とNAN
DゲートNAND1に属するトランジスタのゲート長
を、この半導体集積回路の他の論理回路を構成するトラ
ンジスタのゲート長0.45μmとする。但し、インバ
ータINV1を構成するPMOSトランジスタとNMO
Sトランジスタのチャネル幅を10μm、6μmとする
(以下、このように同じ論理ゲートを構成するPMOS
トランジスタとNMOSトランジスタのチャネル幅を1
0μm/6μmと表示する)、NORゲートNOR1で
は32μm/9μm、NORゲートNOR2では20μ
m/6μm、インバータINV2では40μm/22μ
m、NANDゲートNAND1では90μm/45μ
m、NANDゲートNAND2、NAND3では3μm
/3μm、インバータINV3では34μm/19μm
とし、遅延回路25内のインバータ及びパルス伸長回路
10内の、インバータINV2、INV3以外のインバ
ータでは3μm/3μmとした。
【0060】このとき、パルス発生回路9において、ク
ロックのLow時間 tL=1.3ns、遅延回路25
のインバータ3μm/3μmでの1段当りの遅延時間は
0.198nsであるため、1.3/0.198=6.
57となり、遅延回路25のインバータの段数は4段と
なる。さらに、NOR2、遅延回路25のインバータ4
段で補えない(6.57−5)×0.198=0.31
nsは、遅延時間調整用MOSトランジスタ26、27
で補う。遅延時間調整用MOSトランジスタ1つを付加
したときの遅延時間の増加は0.030nsであるた
め、0.31/0.030=10.33より10または
11個の遅延時間調整用MOSトランジスタを付加する
必要がある。この後、詳細な評価により、8個の遅延時
間調整用MOSトランジスタが必要となった。この8個
の遅延時間調整用MOSトランジスタは波形のなまりを
考慮し、図2に示すように配分する。また、パルス伸長
回路10において、パルス発生回路9において発生する
パルスの幅は1.3ns、所望のパルス幅は4.0n
s、遅延回路36〜38のインバータ3μm/3μmで
の1段当りの遅延時間は0.198nsであるため、
(4.0−1.3)/0.198=13.64となり、
均等配分するとパルス伸長回路列は3列とし、1列当り
の論理段数は4段とするのが望ましい。なぜなら、1列
当りの論理段数をこれ以上増やすと、1列当りの伸長幅
がパルス発生回路9において発生するパルス幅より長く
なってしまう、また、1列当りの論理段数をこれ以上減
らすと、NANDの数が増えてINV2のファンアウト
が増大し、信号の波形なまり及び遅延につながるためで
ある。上記、パルス伸長回路列3列では補えない(1
3.66−12)×0.198=0.32nsは、遅延
時間調整用MOSトランジスタ30〜35で補う。遅延
時間調整用MOSトランジスタ1つを付加したときの遅
延時間の増加は0.030nsであるため、0.32/
0.030=10.7より10個または11個の遅延時
間調整用MOSトランジスタを付加する必要がある。こ
の後、詳細な評価により、6個の遅延時間調整用MOS
トランジスタが必要となった。上記パルス発生回路9に
比べ、予測した遅延時間調整用MOSトランジスタの数
と詳細評価後の数との差が大きいが、これは、NAND
1(90μm/45μm)のゲート容量がNOR1(3
2μm/9μm)のゲート容量よりも大きいため、遅延
が大きくなり、その分遅延時間調整用MOSトランジス
タへの負担が軽くなるからである。この6個の遅延時間
調整用MOSトランジスタは波形のなまりを考慮し、図
2に示すように配分する。
【0061】上記のように段数が決定されたパルス発生
回路9及び伸長回路10を使用すると、電源電圧2.9
V、環境温度110℃で、ゲート長が±0.07μm、
酸化膜厚が±0.4nmばらついた場合でも、基準パル
スB−PULSEの幅のばらつきは約±23%に抑える
ことができる。
【0062】一方、比較のために、図2、図3に示す、
パルス発生回路9、パルス伸長回路内の全てのトランジ
スタのゲート長を従来通り等しく0.45μmとし、他
の条件は上述した通りとし、ゲート長、酸化膜厚のばら
つきが無い場合に同じパルス幅の基本パルスを生成させ
た場合には、ゲート長が±0.07μm、酸化膜厚が±
0.4nmばらついた場合は、生成されるパルス幅が約
±30%ばらつく。
【0063】従って、上記のように段数が決定されたパ
ルス発生回路9及び伸長回路10においては、ワード線
パルスの最大幅は従来に対して(4.0×1.23)/
(4×1.3)×100=95%となり、動作周波数を
5%改善できる。また、ワード線パルスの最小幅は従来
に対して(4.0×0.77)/(4.0×0.7)×
100=110%となり、マージンを10%改善でき
る。また、プリチャージ信号のパルス幅は、サイクル時
間(クロックの立ち上がりから次クロックの立ち上がり
までの時間)を7.5ns(動作周波数133Mhz)
とすると、従来に対して(7.5−4.0×1.23)
/(7.5−4.0×1.3)=112%となり、マー
ジンを12%改善できる。
【0064】この結果、本実施の形態では、LSI製造
工程においてゲート長等がばらついた場合でも、複数の
駆動パルスの間でのタイミングずれ等の問題を生じるこ
となく、パルス幅のばらつきが抑えられ、動作周波数を
向上できる。また、メモリセルへのデータ書き込みに対
するマージンの増加も図れる。また、本実施の形態はゲ
ート長の変更のみで実施でき、マスクの枚数の増加等の
コスト増加はない。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、半導体集積回路の製造
時に、そこに含まれたMISトランジスタのゲート長が
変動しても、生成すべきパルスのパルス幅の変動を低減
できる。
【0066】さらに、このパルスから相互に一定の順序
で同一の被制御対象に印加されるべき複数の駆動パルス
を生成する複数の駆動回路を有する半導体集積回路にお
いては、半導体集積回路の製造時にトランジスタの遅延
時間が変動しても、これらの駆動パルスの必要なパルス
長を保証することができる。とくに、これらの駆動パル
スの内の一つが、他方の駆動パルスが終了してから印加
される駆動パルスであるときに、これらの駆動パルスの
必要なパルス幅を保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体集積回路上に形成された同
期型スタティックSRAMの概略回路図。
【図2】図1の回路に使用するパルス発生回路の概略回
路図。
【図3】図1の回路に使用するパルス伸長回路の概略回
路図。
【図4】図1の回路に使用するアドレスパルス化回路の
概略回路図。
【図5】図1の回路で生成されるいくつかのパルスのタ
イムチャート。
【図6】図2のパルス発生回路で生成されるいくつかの
パルスのタイムチャート。
【図7】図3のパルス伸長回路で生成されるいくつかの
パルスのタイムチャート。
【図8】インバータ1段当りの遅延時間のゲート長依存
性を示すグラフ。
【図9】インバータ1段当りの遅延時間のばらつきのゲ
ート長依存性を示すグラフ。
【図10】遅延回路調整用MOSトランジスタ付きイン
バータ列の動作波形図。
【符号の説明】
1…同期型スタティックRAM、2Aから2F…入力バ
ッファ、3…出力バッファ、21…出力レジスタ、22
…入力データレジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西尾 洋二 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 平石 厚 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 豊嶋 博 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 小宮路 邦広 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体集積回路であって、入力パルスから
    所定のパルス幅を有するパルスを生成するための、複数
    のMISトランジスタにより構成されたパルス生成回路
    と、 生成されたパルスにより駆動される、複数のMISトラ
    ンジスタにより構成された回路とを有し、 上記パルス生成回路を構成する上記複数のMISトラン
    ジスタの内、上記半導体集積回路の製造時のゲート長の
    ばらつきが上記生成されるパルスのパルス幅の変動を引
    き起こす特定の複数のMISトランジスタのゲート長
    が、上記半導体集積回路内の他の複数のMISトランジ
    スタのゲート長より大きい半導体集積回路。
  2. 【請求項2】上記パルス生成回路は、 上記入力パルスを所定の時間遅延する遅延回路と、 上記入力パルスと該遅延回路により遅延された入力パル
    スとから、上記遅延回路の遅延時間に依存するパルス幅
    を有するパルスを生成する論理回路とを有し、 上記特定の複数のMISトランジスタは、上記遅延回路
    を構成する複数のMISトランジスタを含む請求項1記
    載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】上記論理ゲートは、上記入力パルスから上
    記遅延時間に実質的に等しいパルス幅のパルスを生成す
    る論理回路である請求項2記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】上記論理ゲートは、上記入力パルスから上
    記遅延時間に実質的に等しいパルス幅だけ上記入力パル
    スのパルス幅を伸長したパルスを生成する論理回路であ
    る請求項2記載の半導体集積回路。
  5. 【請求項5】上記遅延回路は、 複数の直列接続された複数のインバータと、 該複数のインバータの少なくとも一部に接続され、上記
    半導体集積回路の電源電位および接地電位の一方と、上
    記複数のインバータの上記少なくとも一部のインバータ
    の各々の入力端子との間に付加された、上記複数のイン
    バータの遅延時間を増大するための容量とを有する請求
    項1から4のいずれか一つに記載の半導体集積回路。
  6. 【請求項6】半導体集積回路であって、 クロック信号から、そのクロック信号に対して所定の相
    対的な時間差を有し、所定のパルス幅を有する基準パル
    スを生成する、複数のMISトランジスタからなる基準
    パルス生成回路と、 被制御回路と、 それぞれ上記基準パルスに応答し、上記被制御回路にあ
    らかじめ定められた順序により印加されるべき複数の駆
    動パルスの一つをそれぞれ生成するための、それぞれ複
    数のMISトランジスタからなる複数の駆動回路とを有
    し、 上記複数の駆動パルスは、所定のパルス幅以上のパルス
    幅を有すべき第1の駆動パルスと、該第1の駆動パルス
    が終了した時点で印加されるべき、所定のパルス幅以上
    のパルス幅を有すべき第2の駆動パルスを含み、 上記パルス生成回路を構成する複数のMISトランジス
    タの内、上記半導体集積回路の製造時にゲート長がばら
    ついた場合に上記基準パルスのパルス幅を変動させる特
    定の複数のMISトランジスタのゲート長が、上記半導
    体集積回路内の他の複数のMISトランジスタのゲート
    長より大きい半導体集積回路。
  7. 【請求項7】半導体集積回路であって、 クロック信号から、そのクロック信号に対して所定の相
    対的な時間差を有し、所定のパルス幅を有する基準パル
    スを生成する、複数のMISトランジスタからなる基準
    パルス生成回路と、 クロック信号に応答し、上記クロック信号と上記基準パ
    ルスの上記時間差を有する他のクロック信号を発生する
    ための、複数のMISトランジスタからなるクロック信
    号発生回路と、 被制御回路と、 上記被制御回路をアクセスするためのアクセス用信号
    を、該他のクロック信号に応答して、取り込み、出力す
    るための、複数のMISトランジスタからなる信号供給
    回路と、 上記基準パルスと該信号供給回路により与えられる上記
    アクセス用信号に応答して、上記基準パルスが有効な期
    間に上記アクセス用信号を表す制御パルスを生成するた
    めの、複数のMISトランジスタからなるパルス化回路
    と、 それぞれ上記制御パルスに応答し、上記被制御回路に印
    加されるべき複数の駆動パルスの一つをそれぞれ生成す
    るための、それぞれ複数のMISトランジスタからなる
    複数の駆動回路とを有し、 上記パルス生成回路を構成する複数のMISトランジス
    タの内、上記半導体集積回路の製造時にゲート長がばら
    ついた場合に上記基準パルスのパルス幅を変動させる特
    定の複数のMISトランジスタのゲート長が、上記半導
    体集積回路内の他の複数のMISトランジスタのゲート
    長より大きい半導体集積回路。
  8. 【請求項8】上記被制御回路はメモリセルアレーであ
    り、 上記アクセス用信号は、上記メモリセルアレーをアクセ
    スするためのアドレス信号であり、 上記複数の駆動パルスは、ワード線駆動パルスとプリチ
    ャージ活性化信号とを含む請求項7に記載の半導体集積
    回路。
  9. 【請求項9】上記基準パルス生成回路内の、上記特定の
    複数のMISトランジスタのゲート長は、上記半導体集
    積回路内の上記他の複数のMISトランジスタのゲート
    長の1.3倍以上、1.8倍以下である請求項1から8
    のいずれか一つに記載の半導体集積回路。
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