JPH0933532A - 生化学物質測定装置 - Google Patents

生化学物質測定装置

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JPH0933532A
JPH0933532A JP7186887A JP18688795A JPH0933532A JP H0933532 A JPH0933532 A JP H0933532A JP 7186887 A JP7186887 A JP 7186887A JP 18688795 A JP18688795 A JP 18688795A JP H0933532 A JPH0933532 A JP H0933532A
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JP
Japan
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enzyme
living body
substance
electrode
measuring device
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JP7186887A
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English (en)
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Masaki Yamaguchi
昌樹 山口
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型、かつ携帯可能であり、かつ効率よく測
定可能な非侵襲型の生化学物質測定装置を提供するこ
と。 【解決手段】 生化学物質測定装置10は、基材11の
上面に電極12を着設し、電極12の上面に保護電極1
3を着設する。電極12の上面で、前記保護電極13が
着設されていない部分に、保護膜14を設ける。前記保
護電極13上面に、酵素膜15を設け、酵素膜15の表
面は、経時変化を防止するために分離膜16で覆う。ま
た、この生化学物質測定装置10を生体40の表面に当
接した状態で保持するためのカバー22を設け、さら
に、計測前において、前記酵素膜15(分離膜16)の
表面と生体40の表面とが直接的に接触しないように保
つための分離シート23を設ける。発汗が充分になされ
た時点で分離シート23を取り去り、汗30に含まれる
被測定物質の量を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非侵襲形の生化学
物質測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、酵素の持つ厳密な分子識別機能を
巧みに利用した生化学物質測定装置が種々考案されてお
り、これらの生化学物質測定装置を用いることにより、
生体の生理活性物質の分析に応用化が進んでいる。
【0003】例えば、糖尿病治療の分野においては、生
化学物質測定装置が血糖計測技術に大きな変革をもたら
している。1970年代には、高分子にブドウ糖酸化還
元酵素(グルコースオキシダーゼ)を固定化した酵素膜
を用いた血糖センサーが開発され、それまで数十分から
1時間以上もかかっていた血糖測定が数分で測定できる
ようになった。
【0004】しかし、これらの生化学物質測定装置は血
液を用いていたので、患者は測定の度に採血しなければ
ならず、肉体的苦痛を伴うという問題があった。また、
血液を媒体とするウイルス(B型肝炎やAIDS等)感
染の恐れがあり、患者や看護者に常に精神的な不安感を
与えるという問題があった。
【0005】これらの問題点を解決するために、光学的
手法を用いた非侵襲型の生理活性物質計測法が提案され
ており、例えば、七里元亮らの「血糖値の非侵襲的計測
法―光学的ブドウ糖センサの開発、BME、Vol.5、N
o.8、pp.16-21、1991」等が報告されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光学的
手法を用いた非侵襲型の生理活性物質計測法により、例
えば血糖を計測する場合、ブドウ糖の吸光度に基づいて
血糖値を推定するが、ブドウ糖の吸収光の波長が9〜1
1μmと長いために、その光源として赤外線が必要にな
る。しかし、現状の赤外線レーザは非常に大型であり、
さらに、冷却装置を必要とすることから、計測装置が非
常に大型化するという問題があった。また、この種の装
置は、一般的に小型で、携帯可能になることが望まれて
おり、光学的手法を用いた装置では実現できないもので
あった。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、小型、かつ携帯可能であり、か
つ効率よく測定可能な非侵襲型の生化学物質測定装置を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の請求項1記載の生化学物質測定装置においては、触媒
体が、酵素、あるいは酵素と同等の働きをする化学物質
を有しており、生体からの分泌物に含まれる被測定物質
が、触媒体に含まれる酵素、あるいは酵素と同等の働き
をする化学物質の存在下で反応を起こすことにより生成
される電極検知可能物質の増減を電極部が電気的に計測
する。この電極部によって計測された計測値に基づい
て、検出手段は、前記分泌物中に含まれる被測定物質の
量、あるいは濃度を検出する。そして、分離部材は、前
記電極部の非計測時には、前記触媒体と生体表面とを非
当接状態に保ち、かつ前記電極部の計測時には、前記触
媒体と生体表面とを当接状態に保つ。
【0009】また、請求項2記載の生化学物質測定装置
は、前記分離部材が、前記触媒体と生体表面を密着して
覆うことが可能な分離シートであり、前記電極部の計測
時にその分離シートを所定方向に引き抜くことにより、
前記触媒体と生体表面とが当接するように構成されてい
るので、容易に計測を開始することができる。
【0010】さらに、請求項3記載の生化学物質測定装
置は、保持部材が、前記触媒体及び前記電極部を一側部
に保持すると共に、前記生体表面に対して、触媒体を直
接的あるいは間接的に当接するように保持する。
【0011】また、請求項4記載の生化学物質測定装置
は、前記保持部材が、生体からの分泌物の分泌を促進す
るために生体表面を密着して覆うことが可能なシートに
よって構成されているので、効率よく測定を行うことが
できる。
【0012】さらに、請求項5記載の生化学物質測定装
置は、前記酵素あるいは酵素と同等の働きをする化学物
質として酸化還元酵素を使用すると、生体からの分泌物
に含まれる被測定物質の反応が簡潔になり、精度よく測
定を行うことができる。
【0013】また、請求項6記載の生化学物質測定装置
は、前記酵素、あるいは酵素と同等の働きをする化学物
質は、前記触媒体中において固体の状態で保持されてい
るので、前記酵素、あるいは酵素と同等の働きをする化
学物質を安定した状態で保持することができる。
【0014】さらに、請求項7記載の生化学物質測定装
置は、前記酵素、あるいは酵素と同等の働きをする化学
物質としてグルコースオキシダーゼを使用し、さらに、
前記分泌物として汗を使用すると、前記検出手段は、そ
の汗中に含まれるブドウ糖の量、あるいは濃度を検出す
るので、血糖値の計測を容易に行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の生化学物質測定装
置の実施形態の例について図面を参照して説明する。
【0016】本実施形態の生化学物質測定装置のセンサ
部10の縦断面図を図1に示す。図1に示すように、セ
ンサ部10は、センサ本体部10aと、後述するカバー
22とから構成されている。センサ本体部10aは、基
材11の上面に高導電性材料から成る電極12が着設さ
れ、その電極12の上面に耐水性材料から成る保護電極
13が着設されている。前記電極12の高導電性材料と
しては、金、銀及びプラチナ等の貴金属や、銅、アルミ
ニウム等の金属材料が考えられる。この電極12が、本
発明の電極部を構成している。
【0017】また、前記保護電極13は、電極12に水
分が付着して腐食するのを防止するために設けられてお
り、この保護電極13の耐水性材料としては、それ自身
が化学反応に寄与しないことが望ましく、カーボン等が
考えられる。但し、生化学物質測定装置を使い捨て式の
装置として用いる場合には、あえて保護電極13を設け
る必要はない。
【0018】また、電極12の上面で、前記保護電極1
3が着設されていない部分には、高分子等から成る保護
膜14が設けられている。さらに、前記保護電極13上
面には、酵素膜15が設けられている。そして、酵素膜
15の表面は、経時変化を防止するために分離膜16で
覆われている。この酵素膜15が、本発明の触媒体を構
成している。
【0019】上記した電極12、保護電極13及び保護
膜14の作成方法としては、例えばスクリーン印刷、エ
ッチング及び溶射等の方法によって形成することができ
る。また、前記基材11、酵素膜15の母材、及び分離
膜16の材質としては、例えば、図2に示すような材料
を用いることができる。
【0020】次に、前記酵素膜15及び分離膜16の作
成方法について説明する。 1. 電極の前準備 1)純水1[L]に1[g]のカルボキシメチルセルロ
ース(以下、CMCと略す)を少量ずつ加えながら1〜
2時間攪拌した後に一晩放置し、0.1重量%のCMC
溶液を作成する。
【0021】2)保護電極13上に単位面積当たり0.
8[μL/mm2]のCMCを塗布しする。
【0022】3)電極の劣化を防止するために、できる
だけ低い温度、例えば40℃で1時間乾燥し、CMC層
を作成する。 2.酵素の溶解 例えば、血糖値を測定するための生化学物質測定装置を
作成する場合には、10[mg]のグルコースオキシダ
ーゼを67[mL]の純水に混合し、10[μM]の酵
素溶液を作成する。この時、酵素の失活を防止するため
に、マグネチックスターラ等は使用せず、手でゆっくり
と攪拌するのが望ましい。
【0023】3.酵素の固定 1)16.463[g]のフェリシアン化カリウム(ヘ
キサシアノ鉄(3)カリウム、K3[Fe(CN)6])
を1[L]の純水に混合し、50[mM]のフェリシア
ン化カリウム溶液を作成する。
【0024】2)CMC溶液、酵素溶液及びフェリシア
ン化カリウム溶液各々10[mL]を1:1:1で加え
た混合水溶液を作成する。
【0025】3)混合水溶液を前記CMC層の上に単位
面積当たり1.0[μL/mm2]滴下した後40℃で1
時間乾燥し、酵素膜15を作成する。 4.分離膜の作成(必要に応じて行う) 1)1[g]のポリビニルピロリドン(以下、PVPと
略す)を100[g]のエタノールに混合し、約1時間
攪拌して1重量%のPVP溶液を作成する。
【0026】2)PVP溶液を酵素膜15上に単位面積
当たり0.4[μL/mm2]展開し、40℃で20分間
乾燥させて分離膜16を形成する。
【0027】この方法によれば、酵素膜15中の酵素
(グルコースオキシダーゼ)は固体の状態で保持される
ので、経時的な変化の少ない酵素膜15を得ることがで
きる。尚、本発明の酵素膜15に保持される酵素は、上
記グルコースオキシダーゼに限定させるものではなく、
酸化還元酵素、加水分解酵素をはじめとして種々の酵素
を用いることが可能であり、その結果として、グルコー
ス(ブドウ糖)以外の生体生化学物質、例えば、エタノ
ール、乳酸、尿酸、尿素、中性脂肪、総コレストロー
ル、あるいはピルビン酸等を測定する生化学物質測定装
置を実現することができる。そして、酸化還元酵素を用
いた場合、被測定物質の反応が簡潔なものとなり、精度
よく測定を行うことができる。
【0028】また、酵素の固定化方法は物理的吸着法を
例にとって説明したが、これに限定されるものではな
く、例えば、鈴木周一編:イオン電極と酵素電極・講談
社サイエンティフィック・1981年11月に開示され
ているように、イオン結合法や共有結合法等の担体結合
法や、架橋法、包括法等を用いることもできる。
【0029】ここで、前記センサ本体部10aの電極1
2,保護電極13の2次元形状としては図3(a),
(b)に示すものが考えられる。図3(a),(b)に
おいては、前記電極12及び保護電極13の形状を明確
にするために、前記酵素膜15及び分離膜16を省いた
状態を示している。また、電極12及び保護電極13
は、各々陽極12a,13aと陰極12b,13bとの
2つの部分から構成されている。そして、点線B,Cで
示した部分の内側に、前記酵素膜15が形成される。
尚、電極形状はこれらに限定されるものではなく、円形
状、楕円形状、方形状あるいはつづら折れ形状等が考え
られる。この酵素膜15、分離膜16の部分を検出部称
する。
【0030】上述した構成のセンサ本体部10aは、そ
の基材11の前記電極12,13が形成されていない側
面(下面)が前記カバー22の内面に接着固定されてい
る。そのカバー22は、水分の透過性がない可撓性シー
トから構成されており、顎付開口部22aを有した有底
構造であり、その顎付開口部22aの端面には粘着層が
設けられている。その粘着層を被剣者の生体の皮膚に付
着させると、カバー22は皮膚形状に従って撓み、カバ
ー22内部が密閉される。
【0031】このカバー22の一部、あるいは全部に
は、強力な接着力を有すると共に、耐汗性にも優れ、か
つ皮膚の弱い部位でもかぶれ等を生じにくい材質を使用
する必要がある。例えば、心電計に用いられる電極のよ
うに流動性ペーストやゲルを使用し、生体40の皮膚に
貼着可能に構成する。また、カバー22は生体の発汗を
促進するために生体40の表面を密着して覆うことが可
能なシート状に形成することが望ましい。
【0032】このようなカバー22を設けることによ
り、検出部を生体40の表面に対して容易に保持するこ
とができる。
【0033】一方、前記センサ本体部10aの保護膜1
4には、分離シート23の一端が引き剥し可能に接着さ
れており、その分離シート23の他端は前記検出部を挟
んで反対側へ延び、顎付開口部22aの端面に形成され
た切欠凹部22bを通ってカバー22外方へ突出してい
る。このため、前記検出部は分離シート23により覆わ
れた状態になっている。この分離シート23が、本発明
の分離部材を構成している。
【0034】次に、上述したようなセンサ部10を用
い、生体の分泌物である汗に含まれる物質を被測定物質
として計測する場合を例として、図4,図5に基づいて
説明する。
【0035】センサ部10の計測前においては、前記分
離シート23を付けたままの状態で前記カバー22を生
体40に貼着する。従って、前記分離シート23によ
り、前記検出部の表面と生体40の表面とが直接的に接
触しないように保たれている。前記カバー22が、生体
40に保持された状態で、この分離シート23は、図4
に示すように、その一端が前記カバー22の端部から外
側にはみ出している。また、分離シート23の他端は、
前記保護膜14に軽く接着されているので、分離シート
23の一端を矢印B方向に引くことにより、他端の接着
が剥がれ、分離シート23を容易に取り外すことができ
る。尚、センサ部10を繰り返し使用可能に構成する場
合には、分離シート23を着脱可能にし、繰り返し使用
可能に構成する必要がある。
【0036】さらに、図5に示すように、本実施形態に
おける生化学物質測定装置では、上述したようなセンサ
部10の電極12からの信号に基づいて各種演算処理を
行うCPU50が接続されており、また、CPU50に
は、そのCPU50において演算処理がなされる際に参
照されるデータを記憶している記憶部51、及びCPU
50による演算結果、即ち被測定物質の量、あるいは濃
度等を出力するための出力部52がそれぞれ接続されて
いる。このCPU50が、本発明の検出手段を構成して
いる。
【0037】図4に示すように、センサ部10をカバー
22により生体40の表面に貼着すると、カバー22及
び分離シート23によって生体40の表面が密閉された
状態で覆われるので、図4中の矢印Aで示されるように
発汗現象が促進され、前記分離シート23の下に生体4
0からの分泌物である汗30がたまる。この時、分離シ
ート23の一端を図中矢印B方向に引き出して取り去る
と、汗30が前記検出部に直接的に接触するようにな
る。この時、その汗30が電解質となり、前記酵素膜1
5に保持されている酵素、例えばグルコースオキシダー
ゼが汗中に溶け出すこととなる。その結果、以下に示す
化学反応が酵素(グルコースオキシダーゼ)によって触
媒される。
【0038】
【数1】
【0039】この時、前記電極12の陽極12a及び陰
極12bの間に電源(図示せず)から所定電圧が印加さ
れると、上記化学反応で生成され、本発明の電極検知可
能物質を構成するH2O2によって電極12では電気分解が
発生し、以下の化学反応が行われる。
【0040】
【数2】
【0041】そして、この陽極12aと陰極12bとの
間に流れる電流の時間的変化が、前記CPU50に送ら
れ、図6に示すような特性が得られる。尚、図6中の矢
印Cで示される変化は酵素膜15が含む化学物質が汗3
0中に溶け出す拡散現象に基づく過度現象であると考え
られる。
【0042】ここで、図6中の所定時間t1,t2の電流
値に基づいて、初期の電流値I0 を演算により求める
と、H2O2 の発生量に比例した電流値が得られる。上記
式(1)から推測されるように、このH2O2の発生量は前
記β-D- グルコース、即ちブドウ糖の量に比例している
ので、電流値I0 は汗30に含まれるブドウ糖の量に比
例することが分かる。そして、この電流値I0 を用い、
CPU50において、前記記憶部51に記憶されている
データに基づいて演算処理がなされ、汗30中のブドウ
糖量が求められ、さらに、血糖値が算出される。この算
出は、前記記憶部51に前記電流値I0 と汗30中のブ
ドウ糖量と血糖値との関係が記憶されており、この対応
関係に基づいて行われる。また、CPU50において換
算された血糖値は、出力部52によって出力される。こ
の出力部52として、例えば、表示装置等のように視覚
的に確認できるようなものを用いる。
【0043】このように、本実施形態の生化学物質検出
装置によれば、生体40から自然に分泌される分泌物、
例えば汗を利用して、その分泌物中に含まれる被測定物
質(例えば、ブドウ糖)の量を検出することができるの
で、従来のように採血による苦痛を伴うことなく、衛生
的に被測定物質の計測を行うことができる。
【0044】また、分離シート23を備えているので、
生体40からの分泌物の分泌が促進され、分泌が充分に
なされた状態で前記分離シート23を取り去り、分泌物
と酵素膜15(分離膜16)とを接触させ、被測定物質
の量の検出を開始することができるので、短時間で、効
率よく測定を行うことができる。
【0045】さらに、装置の小型化、及び軽量化を図る
ことができ、携帯することも可能になる。
【0046】尚、本発明は、上記実施形態に限定される
ものではなく、種々の変更を加えることができる。例え
ば、酵素膜に用いられ、電気分解に寄与する化学物質
は、上記フェリシアン化カリウムに限定させるものでは
なく、種々のイオン化物質、即ち金属や錯塩を用いるこ
とが可能である。例えば、ベンゾキノン/ハイドロキノ
ンや、David L W, Alfred R D Jr, Alexander Kらの文
献「Electrochemical-Enzymatic Analysis of Blood Gl
ucose and Lactate,Analytical Chemistry,Vol.42,N
o.1,pp.118-121,1970」に提案されているように、フ
ェロシアン化カリウムやその誘導体を用いてもよい。
【0047】また、本実施形態では、生体からの分泌物
に含まれる被測定物質の量を検出するように構成した
が、濃度を検出するように構成してもよく、この場合、
検出利用した分泌物の体積を検出する必要があり、その
所定の体積中に被測定物質がどれだけ含まれているかに
よって演算処理を行い、濃度を算出することできる。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したことから明らかなように、
請求項1記載の生化学物質測定装置は、生体からの分泌
物に含まれる被測定物質が、触媒体に含まれる酵素、あ
るいは酵素と同等の働きをする化学物質の存在下で反応
を起こすことにより生成される電極検知可能物質の増減
を電極部が電気的に計測し、この電極部によって計測さ
れた計測値に基づいて、検出手段が、前記分泌物中に含
まれる被測定物質の量、あるいは濃度を検出するもので
あって、分離部材が、前記電極部の非計測時には、前記
触媒体と生体表面とを非当接状態に保ち、かつ前記電極
部の計測時には、前記触媒体と生体表面とを当接状態に
保つので、小型、かつ軽量で、携帯可能な非侵襲型の生
化学物質測定装置を実現でき、かつ前記分泌物が充分に
分泌された状態で分泌物と酵素膜とを接触させ、被測定
物質の量の検出を開始することができるので、短時間
で、効率よく測定を行うことができる。
【0049】また、請求項2記載の生化学物質測定装置
は、前記分離部材が、前記触媒体と生体表面を密着して
覆うことが可能な分離シートであり、前記電極部の計測
時にその分離シートを所定方向に引き抜くことにより、
前記触媒体と生体表面とが当接するように構成されてい
るので、生体からの分泌物の分泌を促進させることがで
き、また、容易に計測を開始することができる。
【0050】さらに、請求項3記載の生化学物質測定装
置は、保持部材が、前記触媒体及び前記電極部を一側部
に保持すると共に、前記生体表面に対して、触媒体を直
接的あるいは間接的に当接するように保持するので、前
記触媒体を生体の表面に対して容易に保持することがで
きる。
【0051】また、請求項4記載の生化学物質測定装置
は、前記保持部材が、生体からの分泌物の分泌を促進す
るために生体表面を密着して覆うことが可能なシートに
よって構成されているので、効率よく測定を行うことが
できる。
【0052】さらに、請求項5記載の生化学物質測定装
置は、前記酵素あるいは酵素と同等の働きをする化学物
質として酸化還元酵素を使用すると、生体からの分泌物
に含まれる被測定物質の反応が簡潔になり、精度よく測
定を行うことができる。
【0053】また、請求項6記載の生化学物質測定装置
は、前記酵素、あるいは酵素と同等の働きをする化学物
質は、前記触媒体中において固体の状態で保持されてい
るので、前記酵素、あるいは酵素と同等の働きをする化
学物質を安定した状態で保持することができる。
【0054】さらに、請求項7記載の生化学物質測定装
置は、前記酵素、あるいは酵素と同等の働きをする化学
物質としてグルコースオキシダーゼを使用し、さらに、
前記分泌物として汗を使用すると、前記検出手段は、そ
の汗中に含まれるブドウ糖の量、あるいは濃度を検出す
るので、血糖値の計測を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の生化学物質測定装置におけ
るセンサ部の断面図である。
【図2】センサ部の分離膜、酵素膜及び基材として使用
可能な材質を示す図である。
【図3】センサ部の上面図である。
【図4】本発明の実施形態の生化学物質測定装置の使用
方法の説明図である。
【図5】本発明の実施形態の生化学物質測定装置の概略
的構成を示す図である。
【図6】センサ部の電気特性を示す図である。
【符号の説明】
10 生化学物質測定装置 12 電極 15 酵素膜 22 保持部材 23 分離シート 30 汗 40 生体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酵素、あるいは酵素と同等の働きをする
    化学物質を有し、生体表面に対して、直接的あるいは間
    接的に当接する触媒体と、 生体からの分泌物に含まれる被測定物質が、前記触媒体
    に含まれる酵素、あるいは酵素と同等の働きをする化学
    物質の存在下で反応を起こすことにより生成される電極
    検知可能物質の増減を電気的に計測する電極部と、 前記電極部によって計測された計測値に基づいて、前記
    分泌物中に含まれる被測定物質の量、あるいは濃度を検
    出する検出手段と、 を備えた生化学物質測定装置であって、 前記電極部の非計測時には、前記触媒体と生体表面とを
    非当接状態に保ち、かつ前記電極部の計測時には、前記
    触媒体と生体表面とを当接状態に保つための分離部材を
    備えたことを特徴とする生化学物質測定装置。
  2. 【請求項2】 前記分離部材は、前記触媒体と生体表面
    との間に設けられ、かつ生体からの分泌物の分泌を促進
    するために生体表面を密着して覆うことが可能な分離シ
    ートであり、前記電極部の計測時にその分離シートを所
    定方向に引き抜くことにより、前記触媒体と生体表面と
    が当接するように構成されていることを特徴とする請求
    項1に記載の生化学物質測定装置。
  3. 【請求項3】 前記触媒体及び前記電極部を一側部に保
    持すると共に、前記生体表面に対して、前記触媒体を直
    接的あるいは、間接的に当接するように保持するための
    保持部材を備えたことを特徴とする請求項1もしくは2
    に記載の生化学物質測定装置。
  4. 【請求項4】 前記保持部材は、生体からの分泌物の分
    泌を促進するために生体表面を密着して覆うことが可能
    なシートによって構成されていることを特徴とする請求
    項3に記載の生化学物質測定装置。
  5. 【請求項5】 前記酵素、あるいは酵素と同等の働きを
    する化学物質は、酸化還元酵素であることを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれかに記載の生化学物質測定装
    置。
  6. 【請求項6】 前記酵素、あるいは酵素と同等の働きを
    する化学物質は、前記触媒体中において固体の状態で保
    持されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
    かに記載の生化学物質測定装置。
  7. 【請求項7】 前記酵素、あるいは酵素と同等の働きを
    する化学物質はグルコースオキシダーゼであり、さら
    に、前記分泌物は汗であり、 前記検出手段は、前記汗中に含まれるブドウ糖の量、あ
    るいは濃度を検出することを特徴とする請求項1乃至6
    のいずれかに記載の生化学物質測定装置。
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