JPH0933588A - 保護継電器の試験装置 - Google Patents

保護継電器の試験装置

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JPH0933588A
JPH0933588A JP18927095A JP18927095A JPH0933588A JP H0933588 A JPH0933588 A JP H0933588A JP 18927095 A JP18927095 A JP 18927095A JP 18927095 A JP18927095 A JP 18927095A JP H0933588 A JPH0933588 A JP H0933588A
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Shinsuke Sonomura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】測定誤差の少ない保護継電器の測定データを容
易に得ることにある。 【解決手段】静特性の試験を行うための試験データを8
相電圧・電流発生器12のメモリ機能により記憶し、試
験スタート指令により電圧・電流を発生させてこれを無
歪試験器13により増幅した後、供試継電器15に与
え、この供試継電器15が動作するとその継電器動作信
号を8相電圧・電流発生器12に与えてこの時の電圧・
電流をホールドし、その電圧・電流値を測定器14によ
り測定してその測定データをパソコン11に転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保護継電器の単体
試験や模擬故障試験に使用される試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、保護継電器の特性試験を行う試験
装置としては、図4に示すようにパーソナルコンピュー
タ(以下単にパソコンと称する)1、電圧・電流発生器
2、増幅器3から構成されたものがある。
【0003】上記パソコン1は予めプログラムされた供
試継電器4の特性を試験するための電圧、電流、周波数
及び電気角等の試験データを出力するものであり、電圧
・電流発生器2はパソコン1から入力される試験データ
に基づき電圧又は電流を発生するものである。
【0004】また、増幅器3は電圧・電流発生器2より
入力される電圧又は電流を予め設定されたゲインに基づ
いて増幅し、これを供試継電器4に出力するものであ
る。次に上記のような保護継電器の試験装置において、
例えば過電圧継電器の試験を行う場合を図5を参照して
説明する。
【0005】まず、継電器試験を始める前に、手動にて
増幅器3のゲイン調整を行う。いま、パソコン1からの
指令により電圧・電流発生器2が動作を開始すると、図
5に示すようにリニアに変化する電圧が発生し、この電
圧は増幅器3により増幅されて供試継電器4に与えられ
る。そして、供試継電器4に与えられる電圧がある電圧
値を超えると動作し、供試継電器4から電圧・電流発生
器2に継電器動作信号が入力される。
【0006】この電圧・電流発生器2では継電器動作信
号が入力されたときの電圧をパソコン1に与える。パソ
コン1では電圧・電流発生器2より取込んだ電圧を図5
に示すリニア特性をもとに増幅器3のゲイン定数により
供試継電器4に印加されている電圧を計算により求めて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の保護継電器の試験装置では、供試継電器4の動作時
に発生している電圧・電流発生器2の出力電圧と、電圧
・電流発生器2が継電器動作信号を受け、その時の電圧
をもとにパソコン1にて測定データを求めるまでにタイ
ムラグがあるため、測定データに誤差が生じる。
【0008】また、供試継電器4より電圧・電流発生器
2に継電器動作信号が入力された時の電圧と増幅器の入
力電圧のリニア特性から増幅器3のゲイン定数により供
試継電器4に印加されている電圧を計算により求めてい
るため、測定誤差が生じるという問題がある。
【0009】さらに、増幅器のゲインを手動で調整して
いるため、精度管理が不明確であり、試験装置全体を定
期的に校正する必要があり、多大な手間と時間を要する
という問題がある。
【0010】本発明は上記の問題点を解消し、測定誤差
の少ない保護継電器の測定データを容易に得ることがで
きる試験精度の高い保護継電器の試験装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、次のような手段により保護継電器の試験装
置を構成する。請求項1に対応する発明は、供試継電器
の静特性の試験を行うための測定条件、測定要素等の試
験データを記憶するメモリ機能を備え、且つ試験スター
ト指令が入力されると前記メモリ機能に記憶された試験
データに基いて電圧又は電流信号を出力すると共に、前
記供試継電器より動作信号が入力されるとその時点での
電圧又は電流値をホールドする電圧・電流発生器と、こ
の電圧・電流発生器より入力される電圧又は電流信号を
増幅する増幅機能を有し、且つ歪率の小さい正弦波の電
圧又は電流信号を供試継電器に与える無歪試験器と、こ
の無歪試験器より供試継電器に与える電圧又は電流信号
或いはそれらの周波数又は電気角を測定する測定器とを
備え、前記供試継電器の動作により前記電圧・電流発生
器より出力される電圧又は電流値がホールドされると前
記測定器で測定されたホールド時の電圧又は電流信号或
いはそれらの周波数又は電気角を測定データとして出力
する。
【0012】請求項2に対応する発明は、供試継電器の
動特性の試験を行うための測定条件、測定要素等の試験
データを記憶するメモリ機能を備え、且つ試験スタート
指令が入力されると前記メモリ機能に記憶された試験デ
ータに基いて正常時及び故障時の電圧又は電流信号を一
定の試験インターバル毎に繰返し出力する電圧・電流発
生器と、この電圧・電流発生器より入力される電圧又は
電流信号を増幅する増幅機能を有し、且つ歪率の小さい
正弦波の電圧又は電流信号を供試継電器に与える無歪試
験器とを備え、前記電圧・電流発生器に電圧又は電流信
号が正常時から故障時又は故障時から正常時に急変する
とカウントを開始し、前記供試継電器より動作信号又は
復帰信号が入力されるとカウントアップして前記供試継
電器の動作時間及び復帰時間を計測するカウンタ機能を
設け、このカウンタ機能により計測された前記供試継電
器の動作時間及び復帰時間を測定データとして出力す
る。
【0013】請求項3に対応する発明は、供試継電器の
静特性の試験を行うための測定条件、測定要素等の試験
データがプログラミングされたコンピュータと、このコ
ンピュータより入力される前記試験データを記憶するメ
モリ機能を備え、且つ前記コンピュータより試験スター
ト指令が入力されると前記メモリ機能に記憶された試験
データに基いて電圧又は電流信号を出力すると共に、前
記供試継電器より動作信号が入力されるとその時点での
電圧又は電流値をホールドする電圧・電流発生器と、こ
の電圧・電流発生器より入力される電圧又は電流信号を
増幅する増幅機能を有し、且つ歪率の小さい正弦波の電
圧又は電流信号を供試継電器に与える無歪試験器と、こ
の無歪試験器より供試継電器に与える電圧又は電流信号
或いはそれらの周波数又は電気角を測定する測定器とを
備え、前記コンピュータは、前記供試継電器の動作によ
り前記電圧・電流発生器より出力される電圧又は電流信
号がホールドされると前記測定器で測定されたホールド
時の電圧又は電流信号或いはそれらの周波数又は電気角
を取込み、これを測定データとして出力する機能を有す
る。
【0014】請求項4に対応する発明は、供試継電器の
静特性の試験を行うための測定条件、電圧又は電流の変
化幅の異なる複数のレベル、測定要素等の試験データが
プログラミングされたコンピュータと、このコンピュー
タより入力される前記試験データを記憶するメモリ機能
を備え、且つ前記コンピュータより試験スタート指令が
入力されると前記メモリ機能に記憶された試験データに
基いてレベルに応じた電圧又は電流信号を出力すると共
に、前記供試継電器より動作信号が入力されるとその時
点での電圧又は電流値をホールドする電圧・電流発生器
と、この電圧・電流発生器より入力される電圧又は電流
信号を増幅する増幅機能を有し、且つ歪率の小さい正弦
波の電圧又は電流信号を供試継電器に与える無歪試験器
と、この無歪試験器より供試継電器に与える電圧又は電
流信号或いはそれらの周波数又は電気角を測定する測定
器とを備え、前記コンピュータは、前記電圧・電流発生
器より出力される電圧又は電流の変化幅が最小レベル以
外の時、前記供試継電器の動作により前記電圧・電流発
生器の電圧又は電流値がホールドされると前記電圧・電
流発生器に対してホールド時の電圧又は電流値より1ス
テップダウンさせて前記供試継電器が復帰したことを確
認した後、順次変化幅の小さいレベルによる電圧又は電
流を発生させる指令を前記電圧・電流発生器に与え、前
記電圧・電流発生器より出力される電圧又は電流の変化
幅が最小レベルの時、前記供試継電器の動作により前記
電圧・電流発生器の電圧又は電流値がホールドされると
前記測定器で測定されたホールド時の電圧又は電流信号
或いはそれらの周波数又は電気角を取込み、これを測定
データとして出力する機能を有する。
【0015】請求項5に対応する発明は、供試継電器の
動特性の試験を行うための測定条件、測定要素等の試験
データがプログラミングされたコンピュータと、このコ
ンピュータより入力される前記試験データを記憶するメ
モリ機能を備え、且つ試験スタート指令が入力されると
前記メモリ機能に記憶された試験データに基いて正常時
及び故障時の電圧又は電流信号を一定の試験インターバ
ル毎に繰返し出力する電圧・電流発生器と、この電圧・
電流発生器より入力される電圧又は電流信号を増幅する
増幅機能を有し、且つ歪率の小さい正弦波の電圧又は電
流信号を供試継電器に与える無歪試験器とを備え、前記
電圧・電流発生器は、電圧又は電流信号が正常時から故
障時又は故障時から正常時に急変するとカウントを開始
し、前記供試継電器より動作信号又は復帰信号が入力さ
れるとカウントアップして前記供試継電器の動作時間及
び復帰時間を計測するカウンタ機能を有し、前記コンピ
ュータは、前記電圧・電流発生器よりカウンタ機能によ
り計測された前記供試継電器の動作時間及び復帰時間を
取込み、これを測定データとして出力する機能を有す
る。
【0016】上記請求項1に対応する発明にあっては、
静特性の試験を行うための試験データを電圧・電流発生
器のメモリ機能により記憶し、試験スタート指令により
電圧・電流を発生させてこれを無歪試験器により増幅し
た後、供試継電器に与え、供試継電器が動作するとその
継電器動作信号を電圧・電流発生器に与えてこの時の電
圧・電流をホールドし、その電圧・電流値を測定器によ
り測定するようにしたので、校正を必要とする機器とし
ては測定器のみを行うだけで良く、従って測定誤差の少
ない測定データを簡単、且つ容易に得ることができる。
【0017】上記請求項2に対応する発明にあっては、
動特性の試験を行うための試験データを電圧・電流発生
器のメモリ機能により記憶し、試験スタート指令により
正常時の電圧・電流と故障時の電圧・電流を交互に発生
させてこれを無歪試験器により増幅した後、供試継電器
に与え、この供試継電器が動作するとその継電器動作信
号を電圧・電流発生器に与えてカウンタ機能により供試
継電器の動作時間を計測し、また復帰すると供試継電器
の復帰時間を測定するようにしたので、測定誤差の少な
い測定データを簡単、且つ容易に得ることができる。
【0018】上記請求項3に対応する発明にあっては、
コンピュータにプログラミングされた静特性の試験を行
うための試験データを電圧・電流発生器のメモリ機能に
より記憶し、コンピュータより試験スタート指令が電圧
・電流発生器に入力されると電圧・電流を発生させてこ
れを無歪試験器により増幅した後、供試継電器に与え、
供試継電器が動作するとその継電器動作信号を電圧・電
流発生器に与えてこの時の電圧・電流をホールドすると
共に、測定器により測定された電圧又は電流信号或いは
それらの周波数又は電気角をコンピュータに取込んで、
これを例えばプリンタにより出力するようにしたので、
請求項1に対応する発明と同様の作用効果が得られるこ
とは勿論、一連の保護継電器の試験を自動的に行うこと
が可能となる。
【0019】上記請求項4に対応する発明にあっては、
上記請求項3に対応する発明の作用効果に加えて、コン
ピュータからの指令に応じて電圧・電流発生器より変化
幅の異なる複数のレベルの電圧又は電流信号を発生させ
て供試継電器に与え、電圧又は電流の変化幅が最小レベ
ル以外の時、供試継電器の動作により電圧・電流発生器
の電圧又は電流値がホールドされると電圧・電流発生器
に対してホールド時の電圧又は電流値より1ステップダ
ウンさせて供試継電器が復帰したことを確認した後、順
次変化幅の小さいレベルによる電圧又は電流を発生さ
せ、最小レベルの電圧又は電流値の時に電圧又は電流信
号或いはそれらの周波数又は電気角を取込むようにした
ので、測定精度の向上を図ることが可能となる。
【0020】上記請求項5に対応する発明にあっては、
コンピュータにプログラミングされた動特性の試験を行
うための試験データを電圧・電流発生器のメモリ機能に
より記憶し、コンピュータから試験スタート指令が電圧
・電流発生器に与えられると正常時の電圧・電流と故障
時の電圧・電流を交互に発生させてこれを無歪試験器に
より増幅した後、供試継電器に与え、この供試継電器が
動作するとその継電器動作信号を電圧・電流発生器に与
えてカウンタ機能により供試継電器の動作時間を計測
し、また復帰すると供試継電器の復帰時間を測定してそ
のデータをコンピュータに取込み、これを例えばプリン
タにより出力するようにしたので、請求項2に対応する
発明と同様の作用効果が得られることは勿論、一連の保
護継電器の試験を自動的に行うことが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明による保護継電器の試
験装置の第1の実施の形態を示すブロック構成図であ
る。本実施の形態では、図1に示すようにパソコン1
1、8相電圧・電流発生器12、無歪試験器13、測定
器14及びGPIBコネクタ16から構成される。
【0022】上記パソコン11は、供試継電器15の種
類に応じた各種の試験データ、例えば電圧、電流、周波
数、振幅値、電気角及び相数等のデータがプログラミン
グされている。
【0023】8相電圧・電流発生器12は、パソコン1
1からの試験データを記憶するメモリ機能を備え、この
メモリに記憶された試験データに応じて3相各相の電
圧、電流及び零相の電圧、電流信号を発生する機能を有
している。
【0024】無歪試験器13の市販品としては(株)N
F回路設計ブロックのものや京浜電測器(株)のものが
ある。この無歪試験器13は、AC200Vの電源で、
歪率の低い正弦波の電圧又は電流を出力するもので、増
幅部として使用できるものである。
【0025】測定器14は、電圧、電流、位相、周波数
等の多要素を測定できるもので、その測定信号をA/D
変換する機能を有している。そして、GPIBコネクタによ
りパソコン11に伝送可能なものである。この測定器1
4としては(株)NF回路設計ブロック製のパワーマス
タを使用することができる。
【0026】GPIBコネクタ16は、測定器14とパソコ
ン11及び8相電圧・電流発生器12にリンクし、これ
らの間を結合してデータ伝送が可能なものである。次に
上記のように構成された保護継電器の試験装置の作用を
述べるに、ここでは供試継電器15として過電圧継電器
の静特性試験について図2を参照しながら説明する。
【0027】いま、パソコン11より8相電圧・電流発
生器12に試験データとしてスタート状態の電圧、振幅
値、電気角等の測定条件、電圧の変化幅(レベルに応じ
たステップ幅、ここでは変化幅の大きいステップ幅をレ
ベルV1、変化幅の小さいステップ幅をレベルV2とす
る)、リレー動作検出時間及び測定要素(ここでは電
圧)を転送すると、これらの試験データは8相電圧・電
流発生器12に有するメモリに記憶される。
【0028】このような状態で、パソコン11より8相
電圧・電流発生器12に対して試験スタート指令が与え
られると、この8相電圧・電流発生器12からステップ
電圧V1が発生し、この電圧は無歪試験器13により増
幅された後、過電圧継電器15に与えられる。
【0029】この8相電圧・電流発生器12から発生す
るステップ電圧が過電圧継電器15の動作値を超える
と、過電圧継電器15が動作し、その動作信号が8相電
圧・電流発生器12に与えられ、8相電圧・電流発生器
12ではそのときの電圧状態を保持する。
【0030】次に8相電圧・電流発生器12は、パソコ
ン11に過電圧継電器15が動作した旨のデータを送る
と、パソコン11では電圧ステップ幅のレベルを変えて
8相電圧・電流発生器12に再度指示を出す。
【0031】この8相電圧・電流発生器12では、一旦
過電圧継電器15を復帰させるため、過電圧継電器15
の動作時に保持された電圧を1ステップダウンさせ、過
電圧継電器15が復帰したことを確認した後、レベルV
2による試験に入る。
【0032】このとき8相電圧・電流発生器12より変
化幅の小さいステップ電圧が前述同様に無歪試験器13
を介して過電圧継電器15に与えられる。8相電圧・電
流発生器12より発生するステップ電圧が過電圧継電器
15の動作値を超えると、再度過電圧継電器15が動作
し、その動作信号が8相電圧・電流発生器12に与えら
れることで、そのときの電圧状態が保持される。また、
パソコン11にも過電圧継電器15が再度動作した旨の
データが送られる。
【0033】一方、パソコン11では過電圧継電器15
の再度動作を確認すると、測定器14により測定された
過電圧継電器15の動作時の電圧値を取込み、そのデー
タを試験結果として該当する過電圧継電器の成績表(フ
ァイル)に書込み、プリンタにより打出される。
【0034】以上は1個の過電圧継電器に対する試験で
あるが、実際には複数個の過電圧継電器の試験が順次行
われるものである。この場合、予めパソコン11に対し
て何個の過電圧継電器の試験を実施するかをポイントと
して設定しておき、1個の過電圧継電器が試験終了する
毎に測定ポイントを切替えて前述同様の試験が行なわれ
る。
【0035】このように本実施の形態においては、パソ
コンからの試験データを8相電圧・電流発生器12のメ
モリ機能により記憶し、パソコン11からの指令により
電圧・電流を発生させてこれを無歪試験器13により増
幅した後、供試継電器15に与え、供試継電器15が動
作するとその継電器動作信号を8相電圧・電流発生器1
2に与えてこの時の電圧・電流をホールドし、その電圧
・電流値を測定器により測定してパソコン11に転送す
るようにしたので、一連の保護継電器の試験を自動的に
行うことが可能となり、校正を必要とする機器としては
測定器のみを行うだけで良く、従って測定誤差の少ない
測定データを簡単、且つ容易に得ることができる。
【0036】また、供試継電器が動作したときの電圧又
は電流値は8相電圧・電流発生器12にホールドされて
いるので、従来のように電圧・電流発生器が継電器動作
信号を受け、その時の電圧をもとにパソコンで測定デー
タを求めるまで処理時間によるタイムラグがなく、測定
誤差を最小にすることができる。
【0037】本発明の第2の実施の形態について説明す
る。第2の実施の形態においては、図1に示す測定器1
4を使用せず、また8相電圧・電流発生器12としては
メモリ機能に加えて供試継電器の動作時間及び復帰時間
を計測するカウンタ機能を有する以外は第1の実施の形
態と同じである。
【0038】次に上記のような構成の第2の実施の形態
において、供試継電器15として故障電圧継電器の動特
性試験について図3を参照しながら説明する。いま、パ
ソコン11より8相電圧・電流発生器12に試験データ
として正常電圧値と故障電圧値、試験インターバル周期
時間、試験インターバル周期及び繰返し測定回数を試験
データとしてプログラミングしておく。
【0039】いま、パソコン11より8相電圧・電流発
生器12に正常電圧値と故障電圧値、試験インターバル
周期及びストップ状態を転送すると、これらの試験デー
タは8相電圧・電流発生器12に有するメモリに記憶さ
れる。
【0040】このような状態で、パソコン11より8相
電圧・電流発生器12に対して試験スタート指令が与え
られると、この8相電圧・電流発生器12から試験イン
ターバル毎にまず正常電圧を発生し、続いてこの正常電
圧から急変した故障電圧が発生する。
【0041】これらの電圧が無歪試験器13を通して故
障電圧継電器15に与えられると、この故障電圧継電器
15はその入力電圧が動作整定値以下になると動作し、
また動作整定値を超えると復帰する。
【0042】ここで、故障電圧継電器15の動作時間と
復帰時間の測定について述べる。まず、8相電圧・電流
発生器12から発生している正常電圧が故障電圧に急変
すると、その時点でカウンタ機能がセットされ、故障電
圧継電器15より動作信号が入力されるとカウントアッ
プされる。従って、このカウンタ機能がセットされてか
らカウントアップされるまでのカウント値から故障電圧
継電器15の動作時間が計測される。
【0043】次に8相電圧・電流発生器12から発生し
ている故障電圧が正常電圧に急変すると、その時点でカ
ウンタ機能がセットされ、故障電圧継電器15より復帰
信号が入力されると、つまり動作信号が入力されなくな
るとカウントアップされる。従って、このカウンタ機能
がセットされてからカウントアップされるまでのカウン
ト値から故障電圧継電器15の復帰時間が計測される。
【0044】このように試験インターバル周期毎に設定
回数計測されると、その計測データをパソコン11に入
力し、そのデータを試験結果として該当する故障電圧継
電器の成績表に書込む。
【0045】そして、1個の故障電圧継電器が試験終了
する毎に測定ポイントを切替えて次の故障電圧継電器に
対して前述同様の試験が行なわれる。このように第2の
実施の形態では、パソコン11から正常電圧値と故障電
圧値、試験インターバル周期及びストップ状態等の試験
データを8相電圧・電流発生器12のメモリ機能により
記憶し、バソコン11からの指令により正常電圧と故障
電圧とを交互に発生させてこれを無歪試験器13により
増幅した後、故障電圧継電器15に与え、故障電圧継電
器15が動作するとその継電器動作信号を8相電圧・電
流発生器12に与えてカウンタ機能により故障電圧継電
器15の動作時間を計測し、また復帰すると故障電圧継
電器15の復帰時間を測定してパソコン11に転送する
ようにしたので、一連の保護継電器の試験を自動的に行
うことが可能となり、測定誤差の少ない測定データを簡
単、且つ容易に得ることができる。
【0046】なお、上記第1の実施の形態及び第2の実
施の形態では、供試継電器として過電圧継電器、故障電
圧継電器等の電圧継電器について述べたが、電流継電器
や他の継電器であっても測定条件や測定要素等の試験デ
ータを変えることにより、前述同様に実施できることは
言うまでもない。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、測定
誤差の少ない保護継電器の測定データを容易に得ること
ができる試験精度の高い保護継電器の試験装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による保護継電器の第1の実施の形態を
示すブロック構成図。
【図2】同実施の形態において、供試継電器として過電
圧継電器の静特性試験について説明するためのタイムチ
ャート。
【図3】本発明の第2の実施の形態において、供試継電
器として故障電圧継電器の動特性試験について説明する
ためのタイムチャート。
【図4】従来の保護継電器の試験装置を示すブロック構
成図。
【図5】同試験装置において、供試継電器として過電圧
継電器の静特性試験について説明するためのタイムチャ
ート。
【符号の説明】
11……パソコン、12……8相電圧・電流発生器、1
3……無歪試験器、14……測定器、15……供試継電
器、16……GPIBコネクタ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供試継電器の静特性の試験を行うための
    測定条件、測定要素等の試験データを記憶するメモリ機
    能を備え、且つ試験スタート指令が入力されると前記メ
    モリ機能に記憶された試験データに基いて電圧又は電流
    信号を出力すると共に、前記供試継電器より動作信号が
    入力されるとその時点での電圧又は電流値をホールドす
    る電圧・電流発生器と、この電圧・電流発生器より入力
    される電圧又は電流信号を増幅する増幅機能を有し、且
    つ歪率の小さい正弦波の電圧又は電流信号を供試継電器
    に与える無歪試験器と、この無歪試験器より供試継電器
    に与える電圧又は電流信号或いはそれらの周波数又は電
    気角を測定する測定器とを備え、 前記供試継電器の動作により前記電圧・電流発生器より
    出力される電圧又は電流値がホールドされると前記測定
    器で測定されたホールド時の電圧又は電流信号或いはそ
    れらの周波数又は電気角を測定データとして出力するよ
    うにしたことを特徴とする保護継電器の試験装置。
  2. 【請求項2】 供試継電器の動特性の試験を行うための
    測定条件、測定要素等の試験データを記憶するメモリ機
    能を備え、且つ試験スタート指令が入力されると前記メ
    モリ機能に記憶された試験データに基いて正常時及び故
    障時の電圧又は電流信号を一定の試験インターバル毎に
    繰返し出力する電圧・電流発生器と、この電圧・電流発
    生器より入力される電圧又は電流信号を増幅する増幅機
    能を有し、且つ歪率の小さい正弦波の電圧又は電流信号
    を供試継電器に与える無歪試験器とを備え、 前記電圧・電流発生器に電圧又は電流信号が正常時から
    故障時又は故障時から正常時に急変するとカウントを開
    始し、前記供試継電器より動作信号又は復帰信号が入力
    されるとカウントアップして前記供試継電器の動作時間
    及び復帰時間を計測するカウンタ機能を設け、 このカウンタ機能により計測された前記供試継電器の動
    作時間及び復帰時間を測定データとして出力するように
    したことを特徴とする保護継電器の試験装置。
  3. 【請求項3】 供試継電器の静特性の試験を行うための
    測定条件、測定要素等の試験データがプログラミングさ
    れたコンピュータと、このコンピュータより入力される
    前記試験データを記憶するメモリ機能を備え、且つ前記
    コンピュータより試験スタート指令が入力されると前記
    メモリ機能に記憶された試験データに基いて電圧又は電
    流信号を出力すると共に、前記供試継電器より動作信号
    が入力されるとその時点での電圧又は電流値をホールド
    する電圧・電流発生器と、この電圧・電流発生器より入
    力される電圧又は電流信号を増幅する増幅機能を有し、
    且つ歪率の小さい正弦波の電圧又は電流信号を供試継電
    器に与える無歪試験器と、この無歪試験器より供試継電
    器に与える電圧又は電流信号或いはそれらの周波数又は
    電気角を測定する測定器とを備え、 前記コンピュータは、前記供試継電器の動作により前記
    電圧・電流発生器より出力される電圧又は電流値がホー
    ルドされると前記測定器で測定されたホールド時の電圧
    又は電流信号或いはそれらの周波数又は電気角を取込
    み、これを測定データとして出力する機能を有すること
    を特徴とする保護継電器の試験装置。
  4. 【請求項4】 供試継電器の静特性の試験を行うための
    測定条件、電圧又は電流の変化幅の異なる複数のレベ
    ル、測定要素等の試験データがプログラミングされたコ
    ンピュータと、このコンピュータより入力される前記試
    験データを記憶するメモリ機能を備え、且つ前記コンピ
    ュータより試験スタート指令が入力されると前記メモリ
    機能に記憶された試験データに基いてレベルに応じた電
    圧又は電流信号を出力すると共に、前記供試継電器より
    動作信号が入力されるとその時点での電圧又は電流値を
    ホールドする電圧・電流発生器と、この電圧・電流発生
    器より入力される電圧又は電流信号を増幅する増幅機能
    を有し、且つ歪率の小さい正弦波の電圧又は電流信号を
    供試継電器に与える無歪試験器と、この無歪試験器より
    供試継電器に与える電圧又は電流信号或いはそれらの周
    波数又は電気角を測定する測定器とを備え、 前記コンピュータは、前記電圧・電流発生器より出力さ
    れる電圧又は電流の変化幅が最小レベル以外の時、前記
    供試継電器の動作により前記電圧・電流発生器の電圧又
    は電流値がホールドされると前記電圧・電流発生器に対
    してホールド時の電圧又は電流値より1ステップダウン
    させて前記供試継電器が復帰したことを確認した後、順
    次変化幅の小さいレベルによる電圧又は電流を発生させ
    る指令を前記電圧・電流発生器に与え、前記電圧・電流
    発生器より出力される電圧又は電流の変化幅が最小レベ
    ルの時、前記供試継電器の動作により前記電圧・電流発
    生器の電圧又は電流値がホールドされると前記測定器で
    測定されたホールド時の電圧又は電流信号或いはそれら
    の周波数又は電気角を取込み、これを測定データとして
    出力する機能を有することを特徴とする保護継電器の試
    験装置。
  5. 【請求項5】 供試継電器の動特性の試験を行うための
    測定条件、測定要素等の試験データがプログラミングさ
    れたコンピュータと、このコンピュータより入力される
    前記試験データを記憶するメモリ機能を備え、且つ試験
    スタート指令が入力されると前記メモリ機能に記憶され
    た試験データに基いて正常時及び故障時の電圧又は電流
    信号を一定の試験インターバル毎に繰返し出力する電圧
    ・電流発生器と、この電圧・電流発生器より入力される
    電圧又は電流信号を増幅する増幅機能を有し、且つ歪率
    の小さい正弦波の電圧又は電流信号を供試継電器に与え
    る無歪試験器とを備え、 前記電圧・電流発生器は、電圧又は電流信号が正常時か
    ら故障時又は故障時から正常時に急変するとカウントを
    開始し、前記供試継電器より動作信号又は復帰信号が入
    力されるとカウントアップして前記供試継電器の動作時
    間及び復帰時間を計測するカウンタ機能を有し、 前記コンピュータは、前記電圧・電流発生器よりカウン
    タ機能により計測された前記供試継電器の動作時間及び
    復帰時間を取込み、これを測定データとして出力する機
    能を有することを特徴とする保護継電器の試験装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5114489B2 (ja) * 2007-09-03 2013-01-09 シスメックス株式会社 検体分析システム、試薬調製装置および検体処理装置
KR101971031B1 (ko) * 2018-09-28 2019-04-22 (주)유니스소프트 보호계전기 동특성 시험 자동화 장치 및 그 방법
TWI847954B (zh) * 2023-03-17 2024-07-01 日商荏原製作所股份有限公司 鍍覆裝置

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