JPH0933686A - 制御棒位置計装装置及び制御棒位置計装システム - Google Patents

制御棒位置計装装置及び制御棒位置計装システム

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JPH0933686A
JPH0933686A JP7187338A JP18733895A JPH0933686A JP H0933686 A JPH0933686 A JP H0933686A JP 7187338 A JP7187338 A JP 7187338A JP 18733895 A JP18733895 A JP 18733895A JP H0933686 A JPH0933686 A JP H0933686A
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rod position
circuit
signal
conversion circuit
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御棒の位置検出及び相対位置偏差監視の各
機能を有する制御棒位置計装装置において、前記両機能
が回路故障によって共に不能状態に陥る事を防止する。 【解決手段】 炉内の制御棒位置検出器(シンクロ発信
器)25より出力された制御棒位置信号をディジタル信
号に変換するS/D変換部27と、ディジタル化された
制御棒位置信号を外部のコントローラに伝送する制御棒
位置伝送コントローラ29と、S/D変換部27より出
力された制御棒位置信号及び他の制御棒位置計装装置の
S/D変換回路より出力された制御棒位置信号を入力し
て自制御棒と他制御棒との相対位置偏差を監視する相対
位置偏差監視装置30を有する制御棒位置計装装置26
において、制御棒位置偏差監視装置30と制御棒位置伝
送コントローラ29とを電源及びハードウェアを分離し
て独立して設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は原子力発電プラント
に適用される制御棒位置計装装置及び制御棒位置計装シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】我が国のエネルギー需要の増大に対処す
る為の省エネルギーやクリーンエネルギーの柱の1つと
して原子力利用技術が展開されてきた。将来的には水素
エネルギーを利用する事が予想されており、水素を安価
に大量に生産するプロセスとして、700〜950℃の
高温ガスにより高温蒸気を発生させる事が出来る高温ガ
ス炉の開発が検討されている。
【0003】BWR型原子炉と高温ガス炉とでは原子炉
の構造から異なるが、制御棒の駆動方法及び位置検出方
法については同様である為、ここでは従来の制御棒位置
計装装置をBWR型原子炉を用いた場合について説明す
る。
【0004】図7は従来の制御棒位置検出・駆動系統の
構成を示す図である。制御棒操作コントローラ1が発す
るモータ速度指令aはモータ駆動部2に送られ、モータ
駆動部2が発するモータ駆動指令bは原子炉4下部に設
置されている制御棒駆動用のモータ3に送られる。これ
により制御棒5の位置が変更される。制御棒5の位置は
原子炉4下部に設置されている制御棒位置検出器6(以
下、シンクロ発信器6と呼ぶ。)によって検出され、電
圧信号C1として、制御棒位置計装装置10内のS/D
変換部7に送られる。なお、シンクロ発信器6及び制御
棒位置計装装置10は個々の制御棒毎に設けられてい
る。
【0005】S/D変換部7はシンクロ発信器6から送
られる電圧信号C1をディジタル信号に変換し、S/D
データD1(D1={d1,d2,…dn})をインタフェース
部8へ送る。なお、d1,d2,…,dn はS/DデータD1が
nビットの構成であることを示す。インタフェース部8
は制御棒位置伝送コントローラ9からの読込み要求に応
じてPI/Oバス出力E(E={e1,e2,…,en })を該
コントローラ9に送る。制御棒位置伝送コントローラ9
内で処理された制御棒位置信号f1は制御棒操作コント
ローラ1へ送られる。なお、e1,e2,…,en は前記d1,d2,
…,dn と同様にPI/Oバス出力Eがnビットの構成で
あることを示す。制御棒位置信号f1を入力した制御棒
操作コントローラ1は、目標制御棒位置と制御棒位置信
号f1との偏差演算処理結果をモータ速度指令aとして
モータ駆動部2へ出力する。
【0006】図8は制御棒位置計装装置10内のS/D
変換部7の構成を示す図である。シンクロ発信器6から
送られる電圧信号C1はS/D変換部7内のS/D変換
器7aに入力される。S/D変換器7aは、S/D変換
器7内の第1のクロック信号に従って一定周期で電圧信
号C1をディジタル信号に変換し、S/DデータD1
(D1={d1,d2,…dn})をインタフェース部8へ送
る。
【0007】図9はインタフェース部8の構成を示す図
である。S/D変換部7から送られるS/DデータD1
はバッファ11に入力される。その際、S/D変換部7
がS/D変換中であることを示す信号BSYを発生して
いる間、バッファ11はデータの書込みを禁止してホー
ルド状態となる。これによりS/D変換中の不安定な制
御棒位置データのバッファ11への書き込みが禁止され
るようになっている。また、制御棒位置伝送コントロー
ラ9に出力するデータの安定化のため、制御棒位置伝送
コントローラ9がコントローラ読込み中であることを示
す信号RDを発生している間もバッファ11はホールド
状態となる。なお、コントローラ読込み中信号RDは、
読込み要求時にコントローラ9内の第2のクロックに従
って一定周期で発生する。上記のS/D変換中信号BS
Y及びコントローラ読込み中信号RDはそれぞれ、OR
ゲート12を介してバッファ11にデータラッチ指令h
として供給される。バッファ11は、このデータラッチ
指令hの入力の立上りで応答し、データラッチ指令hが
Hレベルの間データをホールドする。
【0008】図10に図9に示した各回路の動作タイミ
ングを示す。同図において、HDはバッファ11がデー
タホールドしている期間、STはS/D変換中つまり制
御棒位置をディジタル信号に変換中の状態をそれぞれ示
す。S/D変換中信号BSYはS/D変換中、Hレベル
であり、またコントローラ読込み中信号RDもコントロ
ーラ読込み中はHレベルである。これらS/D変換中信
号BSYまたはコントローラ読込み中信号RDのいずれ
かがHレベルの期間はバッファ11にデータがホールド
される。そして、バッファ11にホールドされているS
/DデータD1はANDゲート13にてコントローラ読
込み中信号RDと論理積演算され、その結果がPI/O
バス出力Eとして制御棒位置伝送コントローラ9に出力
される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、高温ガス炉
は、各制御棒の相対位置偏差を監視してその相対位置偏
差が大となると最悪のケースとして炉をスクラムさせる
監視機能を有している。この監視機能をBWR型原子炉
の制御棒位置計装装置内にも同様に設ける場合、他の制
御棒の制御棒位置計装装置で得た制御棒位置データを制
御棒位置伝送コントローラ9に取り込み、自制御棒位置
計装装置で得た制御棒位置との相対位置偏差を求めるよ
うにする方法が考えられる。しかし、この場合、制御棒
位置伝送コントローラ9の故障等によって制御棒の位置
検出機能のみならず各制御棒の相対位置偏差監視機能ま
でも不能状態に陥ってしまう。
【0010】また、従来の制御棒位置計装装置では以下
の点も懸念される。S/D変換部7と制御棒位置伝送コ
ントローラ9はそれぞれ別々のクロックを用いて動作し
ている。このため、図10のA部に示すように、S/D
変換中信号BSYが立ち下がった直後にコントローラ読
込みRDが立ち上がった場合、データラッチ指令hの立
ち下がりから立ち上がりまでの幅がバッファ11のラッ
チ応答可能なパルス幅よりも小さくなり、この結果、図
10のB部に示すように、データラッチ指令hが次に立
ち上がったタイミングでバッファ11がホールド状態に
ならず、制御棒位置伝送コントローラ9が正しく制御棒
位置データを読み込めなくなる。
【0011】本発明は上記課題を解決するためのもの
で、制御棒位置伝送回路が故障しても制御棒位置偏差監
視回路において各制御棒の相対位置偏差を監視し続ける
ことができる制御棒位置計装装置の提供を目的とする。
【0012】また本発明は、S/D変換回路と制御棒位
置伝送回路が別々のクロックを従って動作するように構
成されていても、バッファ回路を正しいタイミングでホ
ールド状態にすることができ、制御棒位置伝送回路によ
るバッファ回路からのデータ読み込み不良を防止でき
る。
【0013】さらに本発明は、個々の制御棒に対して制
御棒位置計装装置を多重に設けることで、一部の制御棒
位置計装装置の故障時においても継続して制御棒の位置
検出及び相対位置偏差監視を行うことができる制御棒位
置計装システムの提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の制御棒位置計装
装置は上記した目的を達成するために、炉内の制御棒位
置検出器より出力された制御棒位置信号をディジタル信
号に変換するS/D変換回路と、S/D変換回路よって
ディジタル化された制御棒位置信号を外部のコントロー
ラに伝送する制御棒位置伝送回路と、制御棒位置伝送回
路に対し独立に動作する回路として設けられ、S/D変
換回路より出力された制御棒位置信号及び他の制御棒位
置計装装置のS/D変換回路より出力された制御棒位置
信号を入力して自制御棒と他制御棒との相対位置偏差を
求める相対位置偏差監視回路とを具備することを特徴と
する。
【0015】本発明においては、相対位置偏差監視回路
を、制御棒位置伝送回路に対し独立に動作する回路とし
て設けたので、制御棒位置伝送回路が故障しても制御棒
位置偏差監視回路においては各制御棒の相対位置偏差を
監視し続けることができる。また本発明は、S/D変換
回路より出力された制御棒位置信号を相対位置偏差監視
回路に光伝送する光伝送手段を設けて構成される。この
ように、S/D変換回路より出力された制御棒位置信号
を相対位置偏差監視回路に光伝送するように構成したこ
とで、制御棒位置伝送回路の故障の影響を相対位置偏差
監視回路が受ける心配がなくなる。
【0016】さらに本発明は、炉内の制御棒位置検出器
より出力された制御棒位置信号を第1のクロックに従っ
てディジタル信号に変換するS/D変換回路と、S/D
変換回路より出力された制御棒位置データを保持するバ
ッファ回路と、バッファ回路から制御棒位置データを第
2のクロックに従って読み込み外部のコントローラに伝
送する制御棒位置伝送回路と、第3のクロックを発生す
るクロック発生器と、S/D変換回路より出力される現
在変換中であることを示す第1の信号及び制御棒位置伝
送回路より出力される現在制御棒位置データの読み込み
中であることを示す第2の信号を入力して、これらの信
号が共に無効となる期間の最小値が第3のクロックの周
期のほぼ1/2となるように、各信号のタイミングを第
3のクロックを用いてシフトさせる信号処理手段と、第
1の信号または第2の信号の少なくとも一方が有効であ
る期間、バッファ回路をホールド状態にする手段とを具
備して構成される。
【0017】このように本発明においては、信号処理手
段が、S/D変換回路より出力される現在変換中である
ことを示す第1の信号及び制御棒位置伝送回路より出力
される現在制御棒位置データの読み込み中であることを
示す第2の信号を入力して、これらの信号が共に無効と
なる期間の最小値が第3のクロックの周期のほぼ1/2
となるように各信号のタイミングを第3のクロックを用
いてシフトさせるので、第3のクロック周期のほぼ1/
2をバッファ回路がラッチ応答可能な幅とすれば、S/
D変換回路と制御棒位置伝送回路が別々のクロックを用
いて動作するように構成されていても、バッファ回路を
適正なタイミングでホールド状態にセットでき、制御棒
位置伝送回路によるバッファ回路からのデータ読み込み
不良を防止できる。
【0018】さらに本発明の制御棒位置計装システム
は、炉内の制御棒位置検出器より出力された制御棒位置
信号をディジタル信号に変換するS/D変換回路と、S
/D変換回路よってディジタル化された制御棒位置信号
を外部のコントローラに伝送する制御棒位置伝送回路
と、制御棒位置伝送回路に対し独立に動作する回路とし
て設けられ、S/D変換回路より出力された制御棒位置
信号及び他の制御棒位置計装装置のS/D変換回路より
出力された制御棒位置信号を入力して自制御棒と他制御
棒との相対位置偏差を求める相対位置偏差監視回路とを
有する制御棒位置計装装置を、個々の制御棒に対して炉
内の制御棒位置検出器と共に多重に設けてなることを特
徴とする。
【0019】このように個々の制御棒に対して制御棒位
置計装装置を多重に設けることで、一部の制御棒位置計
装装置の故障時においても継続して制御棒の位置検出及
び相対位置偏差監視を行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。
【0021】図1は第1の実施形態である原子炉内の制
御棒位置検出・駆動系統の構成を示す図、図2はその中
の制御棒位置計装装置の構成を示す図である。
【0022】図1に示すように、原子炉20には、個々
の制御棒21に対応してモータ駆動部22、モータ2
3、クラッチ24、制御棒位置検出器25(以下シンク
ロ発信器25と呼ぶ。)及び制御棒位置計装装置26が
設けられている。
【0023】制御棒位置計装装置26は、図2に示すよ
うに、S/D変換部27、インタフェース部28、制御
棒位置伝送コントローラ29及び制御棒位置偏差監視装
置30を備えて構成される。ここで、制御棒位置偏差監
視装置30と制御棒位置伝送コントローラ29とは別電
源、別ハードウェアで独立して設けられている。
【0024】以下に、制御棒1本に対応する制御棒位置
検出・駆動系統の作用を説明する。制御棒操作コントロ
ーラ31が発するモータ速度指令aはモータ駆動部22
に送られ、モータ駆動部22が発するモータ駆動指令b
は制御棒駆動用のモータ23に送られる。モータ23の
動力によって、クラッチ24を介しワイヤ32と滑車3
3によって吊り下げている制御棒21の位置が変更され
る。クラッチ24はスクラム要求信号によって噛み合わ
せを離し、制御棒21を落下させる。制御棒21の位置
はシンクロ発信器25により検出され、電圧信号C1と
なって制御棒位置計装装置26に送出される。
【0025】制御棒位置計装装置26内のS/D変換部
27は、シンクロ発信器25から送られる電圧信号C1
を受信してディジタル信号に変換する。その出力はS/
DデータD1(D1={d1,d2,…,d13})としてインタ
フェース部28及び制御棒位置偏差監視装置30へ送ら
れる。インタフェース部28は制御棒位置伝送コントロ
ーラ29からの読込み要求に応じて該コントローラ29
に対しPI/Oバス出力E(E={e1,e2,…,e13})を
送る。制御棒位置伝送コントローラ29で処理された制
御棒位置信号f1は制御棒操作コントローラ31へ送ら
れる。制御棒操作コントローラ31は、目標制御棒位置
と前記制御棒位置信号f1との偏差を求め、その演算結
果をモータ速度指令aとしてモータ駆動部22へ出力す
る。
【0026】また制御棒位置偏差監視装置30は、自身
の制御棒位置計装装置26内のS/D変換部27からの
S/DデータD2と他の全ての制御棒位置計装装置26
からのS/DデータD2を受信し、自他各制御棒の相対
位置偏差を求める。そして求めた相対位置偏差が設定値
を越えた場合に制御棒位置偏差大信号g1をスクラム要
求信号として出力する。
【0027】本実施形態の制御棒位置計装装置26の特
徴は、その中の制御棒位置偏差監視装置30と制御棒位
置伝送コントローラ29とが電源及びハードウェアを分
離して独立して設けられている点にある。これにより、
一方の回路の故障によって両回路の機能が同時に不能状
態に陥ることを防止でき、個々の機能毎にこれが不能状
態に陥る確率を低減することができる。
【0028】図3はS/D変換部27の内部構成を示す
図である。同図に示すように、S/D変換部27は、シ
ンクロ発信器25から送られてきた電圧信号C1をディ
ジタル信号に変換するS/D変換器27aと、S/D変
換器27aの出力であるS/DデータD1を電気的絶縁
をとりながらインタフェース部10へ出力する絶縁部3
5と、S/D変換器27aの出力であるS/DデータD
1を光信号D2に変換して制御棒位置偏差監視装置30
に伝送する光モジュール36とを備えて構成される。光
モジュール36より導出される光信号D2は制御棒位置
偏差監視装置30に設けられた光モジュール37にて電
気的信号に戻されS/DデータD1として入力される。
なお、絶縁部35は、S/D変換器27aの出力データ
D1をインタフェース部10に電気的絶縁をとりつつ伝
送できるものであれば何でもよい。 このような構成を
とることによって、インタフェース部28及び制御棒位
置伝送コントローラ29からなる制御棒位置検出系統、
或いは制御棒位置偏差監視装置30に故障が生じても、
その影響が他方の系統に及ばなくなり、故障による被害
を最小限に止めることが可能になる。
【0029】図4はインタフェース部28の内部構成を
示す図である。同図に示すように、インタフェース部2
8は、クロック発信器41と、制御棒位置伝送コントロ
ーラ29からのコントローラ読込み中信号RDの出力を
クロック発信器41の発するクロックCLを基に制御す
る第1のフリップフロップ回路42と、クロック発信器
41の発するクロックCLを反転するNOTゲート43
と、S/D変換器27からのS/D変換中信号BSYの
出力を、NOTゲート43の出力である反転クロックを
基に制御する第2のフリップフロップ回路44と、各フ
リップフロップ回路42、44の出力の論理和をとって
データラッチ指令hとして出力するORゲート45と、
データラッチ指令hに基づいてS/D変換部27の出力
であるS/DデータD1をホールドするバッファ46
と、バッファ46内のS/DデータD1をコントローラ
読込み中信号RDに基づいて読み出し、制御棒位置伝送
コントローラ29へPI/Oバス出力Eとして出力する
ANDゲート47とを備えて構成される。
【0030】次に、図5のタイミングチャートを用いて
このインタフェース部28の作用について説明する。こ
こでクロック発信器41で発生されるクロックCLのパ
ルス幅はバッファ46がラッチ応答可能な幅とする。
【0031】第1のフリップフロップ回路42は、コン
トローラ読込み中信号RDをD端子より入力し、クロッ
クCLの立ち上がりでQ端子より出力する。RD1はこ
の第1のフリップフロップ回路42の出力信号である。
例えば、コントローラ読込み中信号RDの立ち上がり位
置51をクロックCLの52の立ち上がり位置にシフト
させる。一方、第2のフリップフロップ回路44は、S
/D変換中信号BSYをQ端子より入力し、クロックC
Lの立ち下がりのタイミングでD端子より出力する。B
SY1はこの第2のフリップフロップ回路44の出力信
号である。例えば、S/D変換中信号BSYの立ち下が
り位置53をクロックCLの54の立ち上がり位置にシ
フトさせる。各フリップフロップ回路42、44の出力
であるRD1及びBSY1はそれぞれORゲート45を
通じてデータラッチ指令hとなってバッファ46に供給
され、このデータラッチ指令hに従ってバッファ46は
S/D変換部27の出力であるS/DデータD1をホー
ルドする。
【0032】このインタフェース部28において、デー
タラッチ指令hのLレベル期間は最低でもクロックCL
のパルス幅分確保され、バッファ46がラッチ応答可能
な幅より小さくなることはない。したがって、S/D変
換器27及び制御棒位置伝送コントローラ29が別々の
クロックを用いて動作していることに起因して、S/D
変換中信号BSYが立ち下がった直後にコントローラ読
込み中信号RDが立ち上がった場合でも、バッファ46
は正常にラッチ応答し、S/DデータD1をホールドで
きる。
【0033】ところで、各フリップフロップ回路42、
44は共通のクロックCLにより動作するものの、各フ
リップフロップ回路間にはクロック受入れの微妙な時間
差が存在する。このため、仮に各フリップフロップ回路
42、44を共にクロックCLの立ち上がり(若しくは
立ち下がり)のタイミングでセット/リセットするよう
にすると、コントローラ読込み中信号RD1とS/D変
換中信号BSY1との間に微妙な時間差が生じ、データ
ラッチ指令hのLレベルの幅がバッファ46のラッチ応
答可能な幅より小さくなってしまう。
【0034】これに対してこの実施形態においては、コ
ントローラ読込み中信号RDをクロックCLの立ち上が
りで、S/D変換中信号BSYをクロックCLの立ち下
がりでそれぞれ制御するように構成したので、各フリッ
プフロップ回路間のクロック受入れの微妙な時間差によ
る前記の弊害は無くなり、データラッチ指令hのLレベ
ル期間を最低でもクロックCLの周期のほぼ1/2(ほ
ぼパルス幅分)確保することができる。
【0035】なお、各ANDゲート47に、コントロー
ラ読込み中信号RDに代えて第1のフリップフロップ回
路42の出力であるコントローラ読込み中信号RD1を
入力するように構成しても構わない。また、ANDゲー
ト47の無い構成とすることも可能である。
【0036】次に、本発明の第2の実施形態である制御
棒位置計装装置について図6を用いて説明する。
【0037】同図に示すように、この制御棒位置計装装
置は、原子炉60内の1本の制御棒61に対して、6
2、63、64の制御棒位置計装装置を3重に設けて構
成される。同様に原子炉60内に3つのシンクロ発信器
65、66、67を設け、個々のシンクロ発信器の出力
である制御棒位置データC1、C2、C3をそれぞれ対
応する個々の制御棒位置計装装置62、63、64に出
力するように構成する。各制御棒位置計装装置62、6
3、64内の制御棒位置伝達コントローラの出力である
制御棒位置信号f1、f2、f3は制御棒操作コントロ
ーラ68に入力され、制御棒操作コントローラ68はこ
れら制御棒位置信号を対象に目標制御棒位置との偏差を
求め、その演算結果をモータ速度指令aとしてモータ駆
動部69へ出力する。
【0038】いずれかの系統のシンクロ発信器或いは制
御棒位置計装装置に故障が発生した場合、制御棒操作コ
ントローラ68はその故障制御棒位置計装装置からの入
力を無効化し、残りの2系統からの入力を対象に制御棒
操作を実行する。この実施形態では、3重に制御棒位置
計装装置が設けられているので、2系統まで故障しても
残りの1系統で制御棒操作を継続でき、また残りの系統
の制御棒位置偏差監視装置から出力される制御棒位置偏
差大信号g1〜g3により原子炉をスクラムせしめるこ
とができる。なお、個々の制御棒に対応する制御棒位置
計装装置を2重或いは4重以上に設けてもよいことは言
うまでもない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、相
対位置偏差監視回路を、制御棒位置伝送回路と電源を分
離し独立したハードウェアとして設けたことで、制御棒
位置伝送回路が故障しても制御棒位置偏差監視回路にお
いては各制御棒の相対位置偏差を監視し続けることがで
きる。
【0040】また本発明によれば、S/D変換回路より
出力された制御棒位置信号を相対位置偏差監視回路に光
伝送するように構成したことで、制御棒位置伝送回路の
故障の影響を相対位置偏差監視回路が受ける心配がなく
なる。
【0041】さらに本発明によれば、S/D変換回路よ
り出力される現在変換中であることを示す第1の信号及
び制御棒位置伝送回路より出力される現在制御棒位置デ
ータの読み込み中であることを示す第2の信号が共に無
効となる期間の最小値が第3のクロックの周期のほぼ1
/2となるように各信号のタイミングを第3のクロック
を用いてシフトさせることで、S/D変換回路と制御棒
位置伝送回路が別々のクロックを用いて動作するように
構成されていても、バッファ回路を適正なタイミングで
ホールド状態にセットでき、制御棒位置伝送回路による
バッファ回路からのデータ読み込み不良を防止できる。
【0042】また本発明の制御棒位置計装システムによ
れば、個々の制御棒に対して制御棒位置計装装置を多重
に設けたことで、一部の制御棒位置計装装置の故障時に
おいても継続して制御棒の位置検出及び相対位置偏差監
視を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である制御棒位置計装
装置を含む原子炉内の制御棒位置検出・駆動系統の構成
を示す図
【図2】図1における制御棒位置計装装置の構成を示す
【図3】図2の制御棒位置計装装置内のS/D変換部の
構成を示す図
【図4】図2の制御棒位置計装装置内のインタフェース
部の構成を示す図
【図5】図4のインタフェース部の作用を説明するため
のタイミングチャート
【図6】本発明の第2の実施形態である制御棒位置計装
装置の構成を示す図
【図7】従来の制御棒位置検出・駆動系統の構成を示す
【図8】図7の制御棒位置計装装置内のS/D変換部の
構成を示す図
【図9】図7の制御棒位置計装装置内のインタフェース
部の構成を示す図
【図10】図9のインタフェース部の作用を説明するた
めのタイミングチャート
【符号の説明】
21……制御棒 25……制御棒位置検出器(シンクロ発信器) 26……制御棒位置計装装置 27……S/D変換部 28……インタフェース部 29……制御棒位置伝送コントローラ 30……制御棒位置偏差監視装置 35……絶縁部 36、37……光モジュール 41……クロック発信器 42……第1のフリップフロップ回路 43……NOTゲート 44……第2のフリップフロップ回路 45……ORゲート 46……バッファ 47……ANDゲート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個々の制御棒毎に設けられた制御棒位置
    計装装置において、 前記制御棒の位置を検出する炉内の制御棒位置検出器よ
    り出力された制御棒位置信号をディジタル信号に変換す
    るS/D変換回路と、 このS/D変換回路よってディジタル化された制御棒位
    置信号を外部のコントローラに伝送する制御棒位置伝送
    回路と、 この制御棒位置伝送回路に対し独立に動作する回路とし
    て設けられ、前記S/D変換回路より出力された制御棒
    位置信号及び他の制御棒位置計装装置のS/D変換回路
    より出力された制御棒位置信号を入力して自制御棒と他
    制御棒との相対位置偏差を求める相対位置偏差監視回路
    とを具備することを特徴とする制御棒位置計装装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の制御棒位置計装装置にお
    いて、 前記S/D変換回路より出力された制御棒位置信号を前
    記相対位置偏差監視回路に光伝送する光伝送手段を有す
    ることを特徴とする制御棒位置計装装置。
  3. 【請求項3】 個々の制御棒毎に設けられた制御棒位置
    計装装置において、 前記制御棒の位置を検出する炉内の制御棒位置検出器よ
    り出力された制御棒位置信号を第1のクロックに従って
    ディジタル信号に変換するS/D変換回路と、 このS/D変換回路より出力された制御棒位置データを
    保持するバッファ回路と、 このバッファ回路から制御棒位置データを第2のクロッ
    クに従って読み込み外部のコントローラに伝送する制御
    棒位置伝送回路と、 第3のクロックを発生するクロック発生器と、 前記S/D変換回路より出力される現在変換中であるこ
    とを示す第1の信号及び前記制御棒位置伝送回路より出
    力される現在制御棒位置データの読み込み中であること
    を示す第2の信号を入力して、これらの信号が共に無効
    となる期間の最小値が前記第3のクロックの周期のほぼ
    1/2となるように、前記第1の信号及び前記第2の信
    号の各タイミングを前記第3のクロックを用いてシフト
    させる信号処理手段と、 前記第1の信号または前記第2の信号の少なくとも一方
    が有効である期間、前記バッファ回路をホールド状態に
    する手段とを具備することを特徴とする制御棒位置計装
    装置。
  4. 【請求項4】 制御棒の位置を検出する炉内の制御棒位
    置検出器より出力された制御棒位置信号をディジタル信
    号に変換するS/D変換回路と、このS/D変換回路よ
    ってディジタル化された制御棒位置信号を外部のコント
    ローラに伝送する制御棒位置伝送回路と、この制御棒位
    置伝送回路に対し独立に動作する回路として設けられ、
    前記S/D変換回路より出力された制御棒位置信号及び
    他の制御棒位置計装装置のS/D変換回路より出力され
    た制御棒位置信号を入力して自制御棒と他制御棒との相
    対位置偏差を求める相対位置偏差監視回路とを有する制
    御棒位置計装装置を、個々の制御棒に対して前記炉内の
    制御棒位置検出器と共に多重に設けてなることを特徴と
    する制御棒位置計装システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2899994A1 (fr) * 2006-04-13 2007-10-19 Areva Np Sas Systeme d'instrumentation interne d'un reacteur nucleaire a carte electronique evoluee et procede correspondant de modification d'un systeme d'instrumentation interne d'un reacteur nucleaire
CN101877250A (zh) * 2010-05-31 2010-11-03 中国核动力研究设计院 基于plc平台的核电站控制棒棒位处理装置

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