JPH0933774A - 光信号伝送媒体用の改良された緩衝材料 - Google Patents

光信号伝送媒体用の改良された緩衝材料

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JPH0933774A
JPH0933774A JP8194062A JP19406296A JPH0933774A JP H0933774 A JPH0933774 A JP H0933774A JP 8194062 A JP8194062 A JP 8194062A JP 19406296 A JP19406296 A JP 19406296A JP H0933774 A JPH0933774 A JP H0933774A
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cushioning material
signal transmission
optical signal
transmission medium
ribbon cable
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JP8194062A
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Charles T Rosenmayer
ティー.ローゼンメイヤー チャールズ
James Eachus
イーチャス ジェームス
Anand Laxminarayan
ラックスミナラヤン アナンド
William E Delaney
イー.デラニー ウィリアム
Dick Holcomb
ホルコーム ディック
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WL Gore and Associates Inc
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WL Gore and Associates Inc
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    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4401Optical cables
    • G02B6/4429Means specially adapted for strengthening or protecting the cables
    • G02B6/443Protective covering
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/03Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
    • B29C48/06Rod-shaped
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバー用の、保護性能が優れ、安価で
小型で軽量な、成端プロセスを複雑化しない改良された
光ファイバー緩衝材を提供する。 【解決手段】 クラッドされた光ファイバーを含む少な
くとも1本の光伝送性ファイバーコアと、その光伝送性
ファイバーコアを囲む緩衝材であって独立気泡の多孔質
ポリマー材料に限定される緩衝材を含んでなる光信号伝
送媒体が提供される。好ましくは、この緩衝材は、発泡
ポリエチレン、多孔質ポリプロピレン、発泡ポリウレタ
ン、発泡ポリテトラフルオロエチレンなどを少なくとも
部分的に含み、独立気泡の多孔質フィルムである。ま
た、互いに平行な配列に置かれた複数のポリマーコーテ
ィングされた光ファイバーと、その複数の光ファイバー
を少なくとも部分的に囲む緩衝材であって独立気泡の多
孔質ポリマー材料に限定される緩衝材を含んでなる光フ
ァイバーリボンケーブルが提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広くは、信号伝送
媒体用の機械的緩衝材料に関する。より詳しくは、本発
明は、光信号伝送媒体用の改良された緩衝材料に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】光ファ
イバーシステムは、遠距離通信やコンピューター産業と
同様に革新している産業である。これら光ファイバーシ
ステムは、銅ワイヤー、無線中継、衛星装置系のような
従来使用されてきた選択肢よりも経済的で耐久性があ
る。例えば、銅ケーブルで伝送された信号の再生は、数
マイルの距離の間隔で必要とされるが、これに対し、光
ファイバーではより長い距離にわたって再生の必要がよ
り少ない。また、現状の商業的光ファイバーシステムは
100億ビット/秒で動作するように設計されており、
さらに高い速度が実証されている。
【0003】光ファイバーは、光伝送媒体の非常に細い
糸又はストランドとして説明されることができる。主と
して使用される光媒体は、非常に純粋なシリカ(SiO
2 )ガラスであり、場合によりその屈折率の若干の変化
を与えるため、少量のゲルマニア(GeO2 )のような
ドーパントが添加される。(1)光源と(2)光受信器
(光受容体)の間の接続用リンクとして使用される場
合、ファイバー光学システムは、従来の金属導体の接続
リンクの特徴である電子の代わりに光子を用いる。ファ
イバー光学システムが指示通り機能するためには、光フ
ァイバーは信頼性があり、環境条件から保護されなけれ
ばならない。
【0004】ガラスは非常に脆い材料であり、従って、
強い光ファイバーであっても1%のようなわずかの伸び
で破壊することがある。ガラスファイバーの脆性と比較
的小さい伸長性能(破壊することなく20%までも伸長
できる銅と比較して)は、光システムの設計に影響す
る。銅ワイヤー自身が原理的に負荷支持性部材である慣
用の電気ケーブルと異なり、ガラスファイバーのかなり
の引張負荷は避けることが望ましい。また、ガラスファ
イバーは塑性的に変形しないため、エネルギーを吸収す
る能力は殆どない。このため、光ケーブルの設計は、光
ファイバーを破損から防ぐため、衝撃的負荷からそのフ
ァイバーを隔離しなければならない。また、光ファイバ
ーのわずかな伸長能力は、光ファイバーを、光ファイバ
ーケーブルのニュートラル軸の付近に保つか、ケーブル
が曲げられたときに低い応力の位置にケーブルが移動す
るスペースを与えることを望ましいものにしている。要
するに、光ファイバー束のための理想的な緩衝システム
は、衝撃的負荷からファイバーを隔離し、光ファイバー
束の曲がり径を制限し、外的環境条件から光ファイバー
を保護するであろう。
【0005】光ファイバーは、複数のクラッドと緩衝材
料によって環境条件から保護されることができる。より
詳しくは、光ファイバーは、一般に、速硬性ポリマー材
料の薄層のようなクラッドでコーティングされる。この
クラッドは、搬送や加工の際に負わせられるわずかな応
力から裸ファイバーを保護する。また、クラッドされた
光ファイバーは、より厳しい応力から光ファイバーをさ
らに保護する緩衝材料で囲まれることもできる。このよ
うな厳しい応力には、半径方向の押しつぶし、曲げ、又
は点負荷が挙げられる。また、緩衝された光ファイバー
に、軸方向の負荷分割を与える強化部材を組み合わせる
こともできる。最終的に、クラッドされた光ファイバ
ー、緩衝材料、強化部材を収容するジャケットが施され
ることができる。
【0006】一般に、光ファイバーシステムに緩衝を与
えるには3通りの技術があり、即ち「窮屈な(tight) チ
ューブ」のタイプの緩衝、「緩い(loose) チューブ」の
タイプの緩衝、及び「緊親な(firm)チューブ」のタイプ
の緩衝である。「窮屈なチューブ」の緩衝は、一般に、
光ファイバーのクラッド上に直接押出された本質的に充
実密度の熱可塑性ポリマーを含む。このタイプの緩衝は
比較的安価であり、サイズが小さい。しかしながら、
「窮屈なチューブ」の緩衝は、高温で光ファイバーに施
されるため、光ファイバーに熱応力を生じさせる。ま
た、「窮屈なチューブ」のタイプの緩衝は、外的応力か
らの光ファイバーに対する保護が非常に乏しいことが知
られている。
【0007】「緩いチューブ」のタイプの緩衝は、クラ
ッドされた光ファイバーの外径よりも実質的に大きい内
径を有する中空チューブを含む(一般にプラスチッ
ク)。チューブの内径とコーティングされたファイバー
の外径の間のスペースは、軟らかいゼリー状の材料で満
たされることができる。「緩いチューブ」の緩衝は、外
的応力からファイバーの良好な隔離を与えるといった長
所を有する。しかしながら、このタイプの緩衝は、「窮
屈なチューブ」のタイプの緩衝よりもサイズが大きい。
また、このような「緩いチューブ」のタイプの緩衝を取
り入れた光ファイバーシステムは、製造と成端に比較的
コストがかかる。
【0008】「緊親なチューブ」のタイプの緩衝は、ク
ラッドされた光ファイバーに結合されることができる延
伸膨張ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)の層
を含む。ePTFEの構造は、開口セルのフィブリルと
ノードの構造として最もうまく説明される。ePTFE
の層は、「緩いチューブ」のタイプの緩衝と同等な機械
的保護を与える一方で、窮屈なチューブの緩衝の小さい
サイズと成端の容易性を与える。しかしながら、「緊親
なチューブ」のタイプの緩衝は「窮屈なチューブ」のタ
イプの緩衝よりも高価である。
【0009】コンピューター/遠距離通信の業界は、短
い距離(<1km)の用途に対してマルチモード(シン
グルモードに対比)の光ファイバーを使用する方向に移
行しつつあり、これはマルチモード技術の比較的安価な
成端コストのためである。しかしながら、マルチモード
のファイバーはシングルモードのファイバーよりも、機
械的応力による信号のデグラデーションをはるかに受け
やすい。応力を吸収してコア/クラッドの界面で応力勾
配を最少限にすることにより、信号のデグラデーション
に対するこの感受性を抑えることができる改良された緩
衝材料が必要とされている。
【0010】以上は、現状の光ファイバーシステムに存
在することが知られる制約を説明するものである。この
ように、前述の制約の1つ以上を解決することに結びつ
く改良された光ファイバーシステムを提供することが有
益であることは明白である。従って、次に、現状からの
適切な代替手段を、特徴を含めてさらに十分に説明す
る。
【0011】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】本発明
は、現在まで知られている技術を凌駕して、光ファイバ
ーの機械的緩衝化技術とその緩衝の形成技術を進歩させ
る。本発明の1つの態様において、コーティングされ且
つクラッドされた光ファイバーに限定される少なくとも
1本の光伝送ファイバーコアと、その光伝送ファイバー
コアを囲む緩衝材を含んでなる改良された光信号伝送媒
体が提供される。この緩衝材は、材料の単位体積あたり
約10%の最少気孔率を有する独立気泡の多孔質ポリマ
ー材料に限定される。本発明のもう1つの態様におい
て、互いに平行な配列に配置された複数のポリマーコー
ティング光ファイバーと、その複数の光ファイバーを囲
む緩衝材を備える光ファイバーリボンケーブルが提供さ
れる。この緩衝材は、独立気泡の多孔質ポリマー材料に
限定される。
【0012】緩衝材は、次の材料、即ち、発泡ポリエチ
レン、延伸膨張された発泡ポリエチレン、多孔質ポリプ
ロピレン、発泡ポリウレタン、発泡ポリテトラフルオロ
エチレン、発泡フッ化エチレンプロピレン(FEP)、
発泡ポリ塩化ビニル(PVC)、発泡ゴム、独立気泡の
多孔質フィルム、2軸配向の独立気泡の50%多孔質同
時押出ポリプロピレンフィルム、これらの配合物、又は
この他の任意の適切な独立気泡の多孔質材料を少なくと
も部分的に含むことができる。
【0013】改良された光信号伝送媒体及び/又は光フ
ァイバーリボンケーブルは、限定されるものではない
が、アラミドポリエステル、ポリテトラフルオロエチレ
ン、ポリスルホン、又はポリアミド繊維のような強化部
材を含むことができる。また、改良された光信号伝送媒
体及び/又は光ファイバーリボンケーブルは、保護ポリ
マージャケットを備えることができる。保護ポリマージ
ャケットは、限定されるものではないが、ポリエステル
テレフタレートポリイミド、ポリエーテルエーテルケト
ン、オルガノポリシロキサン−イミド、ポリエステル、
充実密度のポリテトラフルオロエチレン(PTFE)テ
ープ、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピ
レンコポリマー、ペルフルオロアルコキシテトラフルオ
ロエチレン、エチレン−テトラフルオロエチレンコポリ
マー、エチレンとPTFEのコポリマー、ポリ塩化ビニ
ル、ポリフッ化ビニリデン、ゴム、シリコーン、又はウ
レタンを含むことができる。
【0014】従って、本発明の目的は、光ファイバーシ
ステム用の改良された緩衝材を提供することである。本
発明のもう1つの目的は、安価な光ファイバー緩衝材を
提供することである。本発明のもう1つの目的は、光フ
ァイバーシステムの成端プロセスを複雑化しない改良さ
れた光ファイバー緩衝材を提供することである。
【0015】本発明のさらにもう1つの目的は、小型で
軽量な改良された光ファイバー緩衝材を提供することで
ある。本発明のさらにもう1つの目的は、外的応力か
ら、光ファイバーシステムに対する良好な保護を与える
改良された光ファイバー緩衝材を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、緩衝材を光ファイバーシス
テムに適用している間に、光ファイバーシステムに応力
を生じない改良された光ファイバー緩衝材を提供するこ
とである。
【0016】上述及び他の目的は、添付の図面と併せて
考慮すると、本発明の以下の詳細な説明から明らかとな
ろう。上述の要旨及び下記の発明の好ましい態様の詳細
な説明は、添付の図面と併せて読むとより適切に理解さ
れるであろう。本発明を図解する目的で、現在のところ
好ましい態様の図面が示されている。ここで、本発明
は、示された通りの配置と装備に限定されないことを理
解すべきである。図面において、図1は、本発明の緩衝
材料を有する1本の独立した光ファイバーの層状の透視
図であり、図2は、本発明の緩衝材料を有する多重光フ
ァイバーリボンの層状の透視図であり、図3は、本発明
の緩衝材料を有する個々の光ファイバーの100倍の倍
率の顕微鏡写真であり、図4は、EIA−455−68
に従って採取した、光ファイバーの微小曲げ試験データ
をまとめたグラフであり、延伸膨張ポリテトラフルオロ
エチレン(ePTFE)テープと、本発明の緩衝材料で
緩衝されたシングル光ファイバーを比較している。
【0017】本発明は、光ファイバーシステム用の改良
された緩衝材を提供する。この改良された緩衝材は、例
えば発泡ポリマー材料のような、材料の単位体積あたり
約10%の最少気孔率を有する独立気泡の多孔質ポリマ
ー材料を含む。適切な多孔質ポリマー材料には、限定さ
れるものではないが、例えば発泡ポリエチレン、多孔質
ポリプロピレン、発泡ポリウレタン、発泡ポリテトラフ
ルオロエチレン(PTFE)、発泡フッ化エチレンプロ
ピレン(FEP)、発泡ポリ塩化ビニル(PVC)、発
泡ゴム、及びこれらの配合物がある。
【0018】これらの多孔質ポリマーは、充実密度のポ
リマーに比較してより機械的従順性を有し、これはかな
りの量の空隙を含むためである。より詳しくは、緩衝材
料の基本的目的は、時間的及び空間的な意味の双方にお
いて機械的負荷を広範囲に分配することである。これ
は、ガラスファイバーは、短期間に及ぼされる負荷、即
ち衝撃的負荷に供された場合、損傷を受けやすいためで
ある。これのさらに慣用的な術語は「びずみ速度敏感
度」である。負荷の空間的分配は、1)点負荷によって
生じる微小曲げ破壊を減らす、2)集中負荷によるファ
イバー損傷の感受性を減らす、の双方のために必要であ
る。多孔質ポリマーは、負荷領域により少ない量の材料
を有することによって、改良された時間的負荷分配を与
える。負荷を吸収するに役立つ材料が比較的少ないた
め、有効な単位荷重は比較的高い。この比較的高い荷重
は、その材料がより可塑的(弾性的に対比)変形を受け
ることを意味する。この可塑的変形は、負荷が敏速にフ
ァイバーに伝達されることを防ぐ。空間的負荷分配は、
同様な仕方で達成される。負荷領域に材料が比較的少な
いため、負荷は、比較的広い領域にわたって分配されな
ければならない。
【0019】従って、下記により詳細に説明するよう
に、微小曲げ試験のような不均一な負荷を受けた場合、
本発明の緩衝材料は、従来採用されてきた緩衝材料より
も光ファイバーシステムに対してより効果的な保護を与
える。次に図面に関し、ここで同じ参照記号は、これら
図面を通して対応する部分を表し、図1は、本発明の教
示に従った緩衝された光ファイバーを10で全体的に示し
ている。この緩衝された光ファイバー10は、本発明の多
孔質緩衝材12を含んでおり、これについては下記に詳細
に説明する。また、この光ファイバーケーブルは、通常
のコア14とクラッド16によって限定される。コア14は任
意の光伝送性材料であってよく、限定されるものではな
いが、例えば純粋なシリカ(SiO2 )ガラス、ゲルマ
ニア(GeO2 )のような適当な物質でドーピングされ
たシリカ(SiO2 )ガラス、重金属フッ化物をベース
にしたガラス、カルコゲナイドガラス、フッ化物をベー
スにしたガラス、ケイホウ酸をベースにしたガラス、プ
ラスチックなどがある。コア14を囲むのは、例えば純粋
なシリカやアモルファスフルオロポリマーからなるクラ
ッド16である。クラッドされたコアは、ポリイミド、ア
クリル、ポリエーテルエーテルケトン、ポリウレタンそ
の他適当なポリマーで付加的にコーティングされてよ
い。アモルファスフルオロポリマーは、ビス(トリフル
オロメチル)ジフルオロジオキソールのホモポリマー、
又はテトラフルオロエチレンあるいはその他のフッ化エ
チレンとのコポリマーであることができる。コア14、ク
ラッド16、及びコーティング材料は当該技術で一般に知
られており、例えばコーニング社のような業者から一体
の光ファイバーとして入手することができる。
【0020】図2は、上記の個々の複数の光ファイバー
を含むマルチファイバー光リボンケーブルを18と全体的
に示している。図2のマルチファイバー光リボンケーブ
ルは、本発明の教示に従った発泡緩衝材12を備える。図
1と2の光ファイバーケーブルは、1種以上の強化部材
20及び/又は1種以上のジャケット層22でさらに保護さ
れることが可能である。このような1種以上のジャケッ
ト層22は保護用ポリマー材料であることができ、限定さ
れるものではないが、例えばポリイミドテープ、ポリエ
ーテルエーテルケトン、オルガノポリシロキサン−イミ
ド、ポリエステル、充実密度のポリテトラフルオロエチ
レン(PTFE)テープ、テトラフルオロエチレン−ヘ
キサフルオロプロピレンコポリマー、ペルフルオロアル
コキシテトラフルオロエチレン、エチレン−テトラフル
オロエチレンコポリマー、エチレンとPTFEのコポリ
マー、ポリ塩化ビニル、ゴム、シリコーン、ウレタン、
又は他の適切な熱可塑性又は非熱可塑性材料を含むこと
ができる。強化部材は、限定されるものではないが、ポ
リエステル、ポリテトラフルオロエチレン、ポリスルホ
ン、及びポリアミドの繊維からなる群より選択された編
組繊維を含むことができる。
【0021】緩衝材12は、任意の適切な独立気泡の多孔
質ポリマーを含むことができる。本発明の1つの態様に
おいて、緩衝材料12として発泡ポリエチレンが提供され
る。発泡ポリエチレンは、その材料の中に、緩衝材の厚
さの全体にガスの均一な分散を促進する化学的発泡剤を
生来的に混和することを可能にする。発泡ポリエチレン
は優れたプロセスパラメーターを有し、これは下記の表
2に概説している。(表2のパラメーターは、150フ
ィート/分(45.72m/分)の線速度と8ミル
(0.203mm)の緩衝材厚みにおいて24:1のL
/Dと標準計量スクリューを備えた1/2インチ(1
2.7mm)の通常のクロスヘッド押出機を採用したプ
ロセスに関する。)また、発泡ポリエチレンは軽量であ
り、劣化を防ぐために酸化防止剤と金属不活性化剤を加
えることもできる。最後に、下記の表1の値から明らか
なように、発泡ポリエチレンは物理的特性の良好なバラ
ンスを有する。緩衝材12用の発泡ポリエチレンの適切な
タイプは、オハイオ州のシンシナチにあるQuantu
m Chemical社から商品名PETROTHEN
ELR−5860−00として購入することができる。 表1 ────────────────────────────────── 物理的特性 公称値 単位 ASTM法 ────────────────────────────────── 密度 0.946 g/cm3 D1505 メルトインデックス 0.80 g/10分 D1238 低温脆性 f50 <−76 ℃ D746 引張強度 @破断 3625 psi D638 (255 kg/cm2 ) 引張強度 @降伏 2990 psi D638 (210 kg/cm2 ) 伸び 890 % D638 誘電率 2.33 D1531 誘電正接 0.00027 D1531 体積抵抗 1×1016 Ω・cm D991 ────────────────────────────────── 表2 ───────────────────────────── 押出機ゾーン 温度範囲 °F ℃ ───────────────────────────── フィード 300〜325 149〜163 ゾーン2 350〜400 177〜204 ゾーン3 400〜415 177〜213 ゾーン4−x 410〜420 210〜216 アダプター 410〜420 210〜216 ダイ 410〜420 210〜216 溶融温度 410〜420 210〜216 ───────────────────────────── 上記のポリマーは、任意の適切な方法によって多孔質に
される、又は発泡されることができる。例えば、化学的
発泡剤によって気孔が形成されることができ、化学的発
泡剤の存在下でポリマーが溶融されるときに気孔が得ら
れる。化学的発泡剤は反応してガスの副生物を生成し、
それが溶融ポリマーの中に捕獲され、それによって一般
に独立気泡のタイプの気孔が生成する。また、溶融ポリ
マーの中にガスを注入することによって気孔を形成させ
ることもできる。また、気孔は、ゆるく緊縮された粒子
を一体に焼結させることによっても得ることができる。
また、予め決められた条件下でポリマーの機械的延伸に
よってポリマーに多孔化を成すこともできる。理解され
るはずのように、ポリマー鎖は機械的延伸プロセスの際
に一般に分離し、一般に連続気泡タイプの気孔を生成さ
せる。
【0022】個々の又は複数の光ファイバーに多孔質ポ
リマーを施すことは、任意の適切な方法によって行うこ
とができる。例えば、熱可塑性押出プロセスを採用する
ことができ、押出機の温度が発泡反応を開始させるに十
分であることができる。また、浸漬コーティングプロセ
スを採用することもでき、ポリマーと発泡剤が発泡前に
光ファイバー(複数でもよい)に施され、次いで熱又は
化学処理が用いられて発泡反応を生じさせることができ
る。また、導波管に施す前に、多孔質ポリマーをテープ
状に調製することもできる。このテープは、巻回やラミ
ネートによって導波管に施されることができる。低温熱
可塑性多孔質ポリマーは、従来技術のように、別個の接
着剤を使用せずにファイバーに結合させることができ
る。しかしながら、導波管に対してテープの十分な結合
を与えるためには、接着剤が必要なことがある。また、
多孔質ポリマーは、光ファイバーが挿入されるチューブ
状又は中空状に調製されることができる。本発明の範囲
を制限する意図はないが、次の例を参照することによっ
て本発明の製造方法と装置がより正しく理解されるであ
ろう。
【0023】
【発明の実施の形態】例1 TRESPAPHAN(商標)フィルムタイプOND8
0と、MIL−ENE(商標)Cタイプのテープを、気
孔を低下させることなく制御された配列装置の中で、1
50℃にて10マルチモード(62.5/125/25
0)光ファイバーの直線的配列に同時にラミネートする
ことによって、光ファイバーリボンケーブルを作成し
た。このファイバーは、例えばコーニング社、AT&
T、又はSpectranのような会社から商品として
入手できる。このOND80フィルムは、ファイバーと
MIL−ENE(商標)Cの間にサンドイッチされた。
TRESPAPHAN(商標)OND80フィルムは、
2軸配向された独立気泡の50%気孔率の同時押出され
た、ヘキストケミカル社によって製造されたポリプロピ
レンフィルムである。MIL−ENE(商標)Cフィル
ムはW.L.Gore& Associates社によ
って製造された。このタイプOND80フィルムは次の
特性を示した。 ─────────────────────────────────── 特性 タイプOND80 単位 試験法 ─────────────────────────────────── 公称厚さ 80 μm DIN53370 密度 0.55 g/cm3 DIN53479 重量/面積 44 g/m2 DIN53352 降伏 22.7 m2 /kg DIN53352 引張強度 縦方向 60 N/15mm DIN53455 横方向 160 ASTMD882 破断伸び DIN53455 縦方向 120 % 横方向 30 低温抵抗 <−60 ℃ DIN53372 ヒートシール温度 120〜140 ℃ ── ヒートシール強度 1.8 N/15mm OPMA T.C.4.1 湿潤性 36〜39 mN/m DIN53364 ASTMD2578 不透明度 90 % DIN53146 水蒸気透過性 23℃/85%湿度 0.7 g/m2 ・d DIN53122 38℃/90%湿度 3.3 ASTME96 ───────────────────────────────────例2 TRESPAPHAN(商標)タイプOND80フィル
ムを、3%伸びと25°の角度で1本のマルチモード
(62.5/125/250)光ファイバーの上にテー
プ巻回した。スリット幅は0.090インチ(2.29
mm)で、材料の2つの巻回を施した。このフィルム
は、気孔を低下することなくそれ自身とファイバーコー
ティングに135℃にてヒートシールされた。例3 通常のマルチモード(62.5/125/250)光フ
ァイバーを、約200μmの壁厚を有する発泡ポリエチ
レン(fPE)緩衝材料でコーティングした。fPEは
オハイオ州のシンシナチにあるQuantum Che
mical社から購入したグレートPETROTHEN
E LR−5860−00であった。このコーティング
は、次のプロセスパラメーターを用いて1.5インチ
(38.1mm)の熱可塑性押出機で行った。
【0024】・線速度…150(フィート/分、FP
M)(47.7m/分) ・厚さ …8ミル(0.203mm) ──────────────────────────────── 押出機ゾーン 温度範囲 °F ℃ ──────────────────────────────── フィード 300〜325 149〜163 ゾーン2 350〜400 177〜204 ゾーン3 400〜415 177〜213 ゾーン4−x 410〜420 210〜216 アダプター 410〜420 210〜216 ダイ 410〜420 210〜216 溶融温度 410〜420 210〜216 ──────────────────────────────── 例1で説明したタイプの光ファイバーケーブルと、延伸
膨張ポリテトラフルオロエチレンのテープで巻回した光
ファイバーを、光ファイバー微小曲げ試験法のEIA4
55−68に従って評価した。使用したePTFEはフ
ィルムは、3層巻回にされた0.003インチ(0.0
76mm)TEX−Sタイプのテープであった。(TE
X−Sタイプの延伸膨張ポリテトラフルオロエチレンの
テープはW.L.Gore & Associates
社から入手した。)合計の全体的な緩衝材の厚さは0.
008インチ(0.203mm)であった。この試験結
果は図4にまとめてあり、延伸膨張PTFEテープで巻
回された光ファイバーについての結果が、例1によって
緩衝された光ファイバーの結果と比較してある。
【0025】本発明のいくつかの代表的な態様を上記に
詳しく説明したが、当業者であれば本願で開示した新規
な教示と長所から実質的に離れることなく、多くの変更
が可能であることを容易に認識するであろう。従って、
そのような変更は全て、特許請求の範囲に限定された本
発明の範囲に包含されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の緩衝材料を有する1本の独立した光フ
ァイバーの層状の透視図である。
【図2】本発明の緩衝材料を有する多重光ファイバーリ
ボンの層状の透視図である。
【図3】本発明の緩衝材料を構成する薄膜の状態を示す
顕微鏡写真である。
【図4】光ファイバーの微小曲げ試験データをまとめた
グラフである。
【符号の説明】
10…光ファイバー 12…多孔質緩衝材料 14…コア 16…クラッド 18…マルチファイバー光リボンケーブル 20…強化部材 22…ジャケット層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェームス イーチャス アメリカ合衆国,テキサス 78653,マナ ー,ルート 2 ボックス 101アール (72)発明者 アナンド ラックスミナラヤン アメリカ合衆国,デラウェア 19701,ベ アー,クリスティアナ メドウス 4401 (72)発明者 ウィリアム イー.デラニー アメリカ合衆国,デラウェア 19707,ホ ッケシン,マコーミック ドライブ 4 (72)発明者 ディック ホルコーム アメリカ合衆国,テキサス 78754,オー スティン,カリス ブルック レーン 6605

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラッドされた光ファイバーを含む少な
    くとも1本の光伝送性ファイバーコアと、その光伝送性
    ファイバーコアを囲む緩衝材であって独立気泡の多孔質
    ポリマー材料に限定される緩衝材、を含んでなることを
    特徴とする改良された光信号伝送媒体。
  2. 【請求項2】 緩衝材が、発泡ポリエチレンを少なくと
    も部分的に含むことを特徴とする請求項1に記載の改良
    された光信号伝送媒体。
  3. 【請求項3】 緩衝材が、多孔質ポリプロピレンを少な
    くとも部分的に含むことを特徴とする請求項1に記載の
    改良された光信号伝送媒体。
  4. 【請求項4】 緩衝材が、発泡ポリウレタンを少なくと
    も部分的に含むことを特徴とする請求項1に記載の改良
    された光信号伝送媒体。
  5. 【請求項5】 緩衝材が、発泡ポリテトラフルオロエチ
    レンを少なくとも部分的に含むことを特徴とする請求項
    1に記載の改良された光信号伝送媒体。
  6. 【請求項6】 緩衝材が、発泡フッ化エチレンプロピレ
    ン(FEP)を少なくとも部分的に含むことを特徴とす
    る請求項1に記載の改良された光信号伝送媒体。
  7. 【請求項7】 緩衝材が、発泡ポリ塩化ビニル(PV
    C)を少なくとも部分的に含むことを特徴とする請求項
    1に記載の改良された光信号伝送媒体。
  8. 【請求項8】 緩衝材が、発泡ゴムを少なくとも部分的
    に含むことを特徴とする請求項1に記載の改良された光
    信号伝送媒体。
  9. 【請求項9】 緩衝材が、独立気泡の多孔質フィルムで
    あることを特徴とする請求項1に記載の改良された光信
    号伝送媒体。
  10. 【請求項10】 緩衝材が、2軸配向の独立気泡の50
    %気孔率の同時押出ポリプロピレンフィルムであること
    を特徴とする請求項9に記載の改良された光信号伝送媒
    体。
  11. 【請求項11】 強化部材をさらに含むことを特徴とす
    る請求項1に記載の改良された光信号伝送媒体。
  12. 【請求項12】 強化部材が、編み込まれた繊維を含む
    ことを特徴とする請求項11に記載の改良された光信号
    伝送媒体。
  13. 【請求項13】 編み込まれた繊維が、ポリエステル、
    アラミド、ポリテトラフルオロエチレン、ポリスルホ
    ン、及びポリアミドの繊維からなる群より選択されたこ
    とを特徴とする請求項12に記載の改良された光信号伝
    送媒体。
  14. 【請求項14】 保護用ポリマージャケットをさらに含
    むことを特徴とする請求項1に記載の改良された光信号
    伝送媒体。
  15. 【請求項15】 保護用ポリマージャケットが、ポリイ
    ミドテープ、ポリエーテルエーテルケトン、オルガノポ
    リシロキサン−イミド、ポリエステル、ポリエステルテ
    レフタレート、充実密度のポリテトラフルオロエチレン
    (PTFE)テープ、テトラフルオロエチレン−ヘキサ
    フルオロプロピレンコポリマー、ペルフルオロアルコキ
    シテトラフルオロエチレン、エチレン−テトラフルオロ
    エチレンコポリマー、エチレンとPTFEのコポリマ
    ー、ポリ塩化ビニル、ゴム、シリコーン、及びウレタン
    からなる群より選択されたことを特徴とする請求項14
    に記載の改良された光信号伝送媒体。
  16. 【請求項16】 互いに平行な配列に置かれた複数のポ
    リマーコーティングされた光ファイバーと、その複数の
    光ファイバーを少なくとも部分的に囲む緩衝材であって
    独立気泡の多孔質ポリマー材料に限定される緩衝材、を
    含んでなることを特徴とする光ファイバーリボンケーブ
    ル。
  17. 【請求項17】 緩衝材が、発泡ポリエチレンを少なく
    とも部分的に含むことを特徴とする請求項16に記載の
    光ファイバーリボンケーブル。
  18. 【請求項18】 緩衝材が、多孔質ポリプロピレンを少
    なくとも部分的に含むことを特徴とする請求項16に記
    載の光ファイバーリボンケーブル。
  19. 【請求項19】 緩衝材が、発泡ポリウレタンを少なく
    とも部分的に含むことを特徴とする請求項16に記載の
    光ファイバーリボンケーブル。
  20. 【請求項20】 緩衝材が、発泡ポリテトラフルオロエ
    チレンを少なくとも部分的に含むことを特徴とする請求
    項16に記載の光ファイバーリボンケーブル。
  21. 【請求項21】 緩衝材が、発泡フッ化エチレンプロピ
    レン(FEP)を少なくとも部分的に含むことを特徴と
    する請求項16に記載の光ファイバーリボンケーブル。
  22. 【請求項22】 緩衝材が、発泡ポリ塩化ビニル(PV
    C)を少なくとも部分的に含むことを特徴とする請求項
    16に記載の光ファイバーリボンケーブル。
  23. 【請求項23】 緩衝材が、発泡ゴムを少なくとも部分
    的に含むことを特徴とする請求項16に記載の光ファイ
    バーリボンケーブル。
  24. 【請求項24】 緩衝材が、独立気泡の多孔質フィルム
    であることを特徴とする請求項16に記載の光ファイバ
    ーリボンケーブル。
  25. 【請求項25】 緩衝材が、2軸配向の独立気泡の50
    %気孔率の同時押出ポリプロピレンフィルムであること
    を特徴とする請求項24に記載の光ファイバーリボンケ
    ーブル。
  26. 【請求項26】 強化部材をさらに含むことを特徴とす
    る請求項16に記載の光ファイバーリボンケーブル。
  27. 【請求項27】 強化部材が、編み込まれた繊維を含む
    ことを特徴とする請求項26に記載の光ファイバーリボ
    ンケーブル。
  28. 【請求項28】 編み込まれた繊維が、ポリエステル、
    ポリテトラフルオロエチレン、ポリスルホン、及びポリ
    アミドの繊維からなる群より選択されたことを特徴とす
    る請求項27に記載の光ファイバーリボンケーブル。
  29. 【請求項29】 保護用ポリマージャケットをさらに含
    むことを特徴とする請求項16に記載の光ファイバーリ
    ボンケーブル。
  30. 【請求項30】 保護用ポリマージャケットが、ポリイ
    ミドテープ、ポリエーテルエーテルケトン、オルガノポ
    リシロキサン−イミド、ポリエステル、ポリエステルテ
    レフタレート、充実密度のポリテトラフルオロエチレン
    (PTFE)テープ、テトラフルオロエチレン−ヘキサ
    フルオロプロピレンコポリマー、ペルフルオロアルコキ
    シテトラフルオロエチレン、エチレン−テトラフルオロ
    エチレンコポリマー、エチレンとPTFEのコポリマ
    ー、ポリ塩化ビニル、ゴム、シリコーン、及びウレタン
    からなる群より選択されたことを特徴とする請求項29
    に記載の光ファイバーリボンケーブル。
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