JPH0934155A - 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置 - Google Patents
電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置Info
- Publication number
- JPH0934155A JPH0934155A JP7206829A JP20682995A JPH0934155A JP H0934155 A JPH0934155 A JP H0934155A JP 7206829 A JP7206829 A JP 7206829A JP 20682995 A JP20682995 A JP 20682995A JP H0934155 A JPH0934155 A JP H0934155A
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- electrophotographic photosensitive
- electrophotographic
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- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ポリカ−ボネ−ト樹脂を表面層とする電子写真
感光体において、表面層の潤滑性を向上しつつ膜強度を
維持し、かつ、ソルベントクラック性が良好な電子写真
感光体を提供することである。 【構成】導電性支持体上に感光層を有する電子写真感光
体において、該電子写真感光体の表面層が下記式で示さ
れる構成単位からなる中心骨格を有し、末端に水素原子
が全てフッ素原子に置換されたフェニル基を持ち、mが
20の繰り返し数を持つ重合体を含有していることを特
徴とする電子写真感光体である。
感光体において、表面層の潤滑性を向上しつつ膜強度を
維持し、かつ、ソルベントクラック性が良好な電子写真
感光体を提供することである。 【構成】導電性支持体上に感光層を有する電子写真感光
体において、該電子写真感光体の表面層が下記式で示さ
れる構成単位からなる中心骨格を有し、末端に水素原子
が全てフッ素原子に置換されたフェニル基を持ち、mが
20の繰り返し数を持つ重合体を含有していることを特
徴とする電子写真感光体である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真感光体、該
電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子
写真装置に関する。
電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子
写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法は米国特許第2297691
号公報に開示されるように画像露光の間に受けた照射量
に応じて電気抵抗が変化し、かつ、暗所では絶縁性の物
質をコ−ティングした支持体よりなる光導電性材料を用
いる。この光導電性材料を用いた電子写真感光体に要求
される基本的な特性としては(1)暗所で適当な電位に
帯電できること、(2)暗所において電荷の逸散が少な
いこと、(3)光照射によって速やかに電荷を逸散せし
めること等が挙げられる。
号公報に開示されるように画像露光の間に受けた照射量
に応じて電気抵抗が変化し、かつ、暗所では絶縁性の物
質をコ−ティングした支持体よりなる光導電性材料を用
いる。この光導電性材料を用いた電子写真感光体に要求
される基本的な特性としては(1)暗所で適当な電位に
帯電できること、(2)暗所において電荷の逸散が少な
いこと、(3)光照射によって速やかに電荷を逸散せし
めること等が挙げられる。
【0003】従来より電子写真感光体としてはセレン、
硫化カドミウム、酸化亜鉛などの無機光導電性化合物を
主成分とする感光層を有する無機感光体が広く用いられ
てきた。しかし、これ等は前記(1)〜(3)の条件は
満足するが、熱安定性、耐湿性、耐久性、生産性等にお
いて必ずしも満足しえるものではない。例えば、セレン
は結晶化すると感光体としての特性が劣化してしまうた
め、製造上も難しく、また熱や指紋等が原因となり結晶
化を起こし感光体としての性能が劣化してしまう。また
硫化カドミウムは耐湿性や耐久性、酸化亜鉛では平滑
性、硬度、耐摩擦性に問題がある。さらに無機感光体の
多くは感光波長領域が限定されている。例えばセレンで
の感光波長領域は青色領域であり、赤色領域には殆ど感
度を有しない。
硫化カドミウム、酸化亜鉛などの無機光導電性化合物を
主成分とする感光層を有する無機感光体が広く用いられ
てきた。しかし、これ等は前記(1)〜(3)の条件は
満足するが、熱安定性、耐湿性、耐久性、生産性等にお
いて必ずしも満足しえるものではない。例えば、セレン
は結晶化すると感光体としての特性が劣化してしまうた
め、製造上も難しく、また熱や指紋等が原因となり結晶
化を起こし感光体としての性能が劣化してしまう。また
硫化カドミウムは耐湿性や耐久性、酸化亜鉛では平滑
性、硬度、耐摩擦性に問題がある。さらに無機感光体の
多くは感光波長領域が限定されている。例えばセレンで
の感光波長領域は青色領域であり、赤色領域には殆ど感
度を有しない。
【0004】そのため感光性を長波長領域に広げるため
に種々の方法が提案されているが感光波長域の選択には
制約が多い。酸化亜鉛あるいは硫化カドミウムを感光体
として用いる場合にも、それ自体の感光波長域は狭く種
々の増感剤の添加が必要である。
に種々の方法が提案されているが感光波長域の選択には
制約が多い。酸化亜鉛あるいは硫化カドミウムを感光体
として用いる場合にも、それ自体の感光波長域は狭く種
々の増感剤の添加が必要である。
【0005】これ等の無機感光体のもつ欠点を克服する
目的で様々な有機光導電性化合物を主成分とする電子写
真感光体の開発が盛んに行われている。例えば米国特許
第3837851号公報にはトリアリルピラゾリンを含
有する電荷移動層を有する感光体、米国特許第3871
882号公報にはペリレン顔料の誘導体からなる電荷発
生層と3−プロピレンとホルムアルデヒドの縮合体から
なる電荷移動層とからなる感光体等が公知である。
目的で様々な有機光導電性化合物を主成分とする電子写
真感光体の開発が盛んに行われている。例えば米国特許
第3837851号公報にはトリアリルピラゾリンを含
有する電荷移動層を有する感光体、米国特許第3871
882号公報にはペリレン顔料の誘導体からなる電荷発
生層と3−プロピレンとホルムアルデヒドの縮合体から
なる電荷移動層とからなる感光体等が公知である。
【0006】またビスアゾ顔料またはトリスアゾ顔料を
電荷発生物質として用いた感光体として特開昭59−3
3445号公報、特開昭56−46237号公報、特開
昭60−111249号公報等が公知である。
電荷発生物質として用いた感光体として特開昭59−3
3445号公報、特開昭56−46237号公報、特開
昭60−111249号公報等が公知である。
【0007】更に有機光導電性物質はその化合物によっ
て電子写真感光体の感光波長域を自由に選択することが
可能である。例えばアゾ系の有機顔料に関して、特開昭
61−272754号公報、特開昭56−167759
号公報に開示された物質に可視領域で高感度を示す物質
があり、また、特開昭57−195767号公報、特開
昭61−228453号公報に開示された物質は赤外領
域にまで感度を有している物質がある。これ等の材料の
うち赤外領域に感度を有する材料は近年進歩の著しいレ
−ザ−ビ−ムプリンタ−やLEDプリンタ−等に使用さ
れ、その需要頻度は高くなっている。
て電子写真感光体の感光波長域を自由に選択することが
可能である。例えばアゾ系の有機顔料に関して、特開昭
61−272754号公報、特開昭56−167759
号公報に開示された物質に可視領域で高感度を示す物質
があり、また、特開昭57−195767号公報、特開
昭61−228453号公報に開示された物質は赤外領
域にまで感度を有している物質がある。これ等の材料の
うち赤外領域に感度を有する材料は近年進歩の著しいレ
−ザ−ビ−ムプリンタ−やLEDプリンタ−等に使用さ
れ、その需要頻度は高くなっている。
【0008】これ等有機光導電性物質を用いた電子写真
感光体は電気的及び機械的特性の双方を満足させるため
に電荷発生層と電荷輸送層を積層した機能分離型の感光
体賭して利用される場合が多い。一方、当然のことなが
ら電子写真感光体には適用される電子写真プロセスに応
じた感度、電気的特性、更には光学的特性を備えている
ことが要求される。特に繰り返し使用される電子写真感
光体にあっては、その感光体表面層にはコロナ帯電、直
接帯電、画像露光、トナ−現像、転写工程、表面クリ−
ニング等の電気的、機械的外力が直接加えられるため、
それらに対する耐久性も要求される。
感光体は電気的及び機械的特性の双方を満足させるため
に電荷発生層と電荷輸送層を積層した機能分離型の感光
体賭して利用される場合が多い。一方、当然のことなが
ら電子写真感光体には適用される電子写真プロセスに応
じた感度、電気的特性、更には光学的特性を備えている
ことが要求される。特に繰り返し使用される電子写真感
光体にあっては、その感光体表面層にはコロナ帯電、直
接帯電、画像露光、トナ−現像、転写工程、表面クリ−
ニング等の電気的、機械的外力が直接加えられるため、
それらに対する耐久性も要求される。
【0009】具体的には、帯電時のオゾンまたは窒素酸
化物による電気的な劣化や帯電時の放電及びクリ−ニン
グ部材の摺擦によって表面が摩耗したり、傷が発生した
りする機械的劣化に対する耐久性が要求される。
化物による電気的な劣化や帯電時の放電及びクリ−ニン
グ部材の摺擦によって表面が摩耗したり、傷が発生した
りする機械的劣化に対する耐久性が要求される。
【0010】電子写真感光体の表面は一般に電荷輸送材
料と樹脂層からなり、かなり薄膜である。上述の欠点の
うち、機械的劣化は樹脂層に起因するところが大きく、
この樹脂層の選択が非常に重要になる。
料と樹脂層からなり、かなり薄膜である。上述の欠点の
うち、機械的劣化は樹脂層に起因するところが大きく、
この樹脂層の選択が非常に重要になる。
【0011】耐久性を有する樹脂として、ビスフェノ−
ルZを骨格として有するポリカ−ボネ−ト樹脂がある。
このポリカ−ボネ−トZ樹脂は(以下、PCZと略す)
は、従来よく使用されていたポリカ−ボネ−トA樹脂よ
り機械的強度に優れれ、多種の有機溶媒に対して良好な
溶解性を示す特徴がある。
ルZを骨格として有するポリカ−ボネ−ト樹脂がある。
このポリカ−ボネ−トZ樹脂は(以下、PCZと略す)
は、従来よく使用されていたポリカ−ボネ−トA樹脂よ
り機械的強度に優れれ、多種の有機溶媒に対して良好な
溶解性を示す特徴がある。
【0012】しかし、上記の点が解決されたとしても、
なお、問題点として、(1)有機溶媒または油が表面に
着くことにより発生するソルベントクラックに対しては
脆弱であること、(2)形成された被膜本体が良好な潤
滑性を示さず、このため、電子写真感光体に傷が発生し
やすく、画像欠陥となったり、クリ−ニングブレ−ドの
早期の劣化によるクリ−ニング不良及びクリ−ニングブ
レ−ドの反転によるクリ−ニング不足を生じてしまうこ
とがあった。
なお、問題点として、(1)有機溶媒または油が表面に
着くことにより発生するソルベントクラックに対しては
脆弱であること、(2)形成された被膜本体が良好な潤
滑性を示さず、このため、電子写真感光体に傷が発生し
やすく、画像欠陥となったり、クリ−ニングブレ−ドの
早期の劣化によるクリ−ニング不良及びクリ−ニングブ
レ−ドの反転によるクリ−ニング不足を生じてしまうこ
とがあった。
【0013】ポリカ−ボネ−トZ樹脂においては、塗膜
形成時、特に溶液からキャスト法で塗工する際の体積収
縮が大きく塗膜内部に応力を残す場合が多い。このた
め、応力腐食に対して比較的弱いという欠点を有してい
た。これを解決するために。例えば特開昭61−620
40号公報にはポリカ−ボネ−トA樹脂とポリカ−ボネ
−トZ樹脂を混合することによって、また、特開昭61
−62039号公報にはビスフェノ−ルAとビスフェノ
−ルZを共重合させることによって応力腐食割れを低減
する方法が開示されているが、いずれの方法もソルベン
トクラックについて十分なものではなかった。
形成時、特に溶液からキャスト法で塗工する際の体積収
縮が大きく塗膜内部に応力を残す場合が多い。このた
め、応力腐食に対して比較的弱いという欠点を有してい
た。これを解決するために。例えば特開昭61−620
40号公報にはポリカ−ボネ−トA樹脂とポリカ−ボネ
−トZ樹脂を混合することによって、また、特開昭61
−62039号公報にはビスフェノ−ルAとビスフェノ
−ルZを共重合させることによって応力腐食割れを低減
する方法が開示されているが、いずれの方法もソルベン
トクラックについて十分なものではなかった。
【0014】更に、前記(2)で述べたように通常のポ
リカ−ボネ−ト樹脂には電子写真プロセスに使用される
クリ−ニングブレ−ドに対しての潤滑性が低く、クリ−
ニングブレ−ドが耐久の進行により反転してしまい、こ
れによってクリ−ニング不良が発生したり、電子写真感
光体に強い力が加えられるために傷が発生すると言う欠
点が指摘されていた。
リカ−ボネ−ト樹脂には電子写真プロセスに使用される
クリ−ニングブレ−ドに対しての潤滑性が低く、クリ−
ニングブレ−ドが耐久の進行により反転してしまい、こ
れによってクリ−ニング不良が発生したり、電子写真感
光体に強い力が加えられるために傷が発生すると言う欠
点が指摘されていた。
【0015】これを改善するためにシリコ−ンオイルを
添加したり、特開昭61−132954号公報に開示さ
れているようにポリジメチルシロキサンブロックをポリ
カ−ボネ−ト樹脂に共重合する方法や特開昭63−65
444号公報にはビスフェノ−ルAの中心部の(CH
3 )2 −C=の部分を(CF3 )2 −C=に変更したも
のを用いる方法が開示されている。しかしながら、シリ
コ−ンオイルを添加する方法では電子写真特性、即ち、
感度、残留電位等の諸特性に悪影響を及ぼす、かつ、耐
久の進行により表面層にあったシリコ−ンオイルが失わ
れ永続的な潤滑性を得ることができない等の欠点があっ
た。また、前述のメチルシロキサンブロクを共重合させ
たもの、フッ素系のビスフェノ−ルを用いた樹脂を使用
すれば潤滑性については良好なものとなるが、これ等の
重合体は溶解性が悪く、塗工する際白濁、ゲル化を起こ
しやすく、電子写真感光体の表面層とした場合も表面の
あれ、機械的強度の減少という欠点があった。
添加したり、特開昭61−132954号公報に開示さ
れているようにポリジメチルシロキサンブロックをポリ
カ−ボネ−ト樹脂に共重合する方法や特開昭63−65
444号公報にはビスフェノ−ルAの中心部の(CH
3 )2 −C=の部分を(CF3 )2 −C=に変更したも
のを用いる方法が開示されている。しかしながら、シリ
コ−ンオイルを添加する方法では電子写真特性、即ち、
感度、残留電位等の諸特性に悪影響を及ぼす、かつ、耐
久の進行により表面層にあったシリコ−ンオイルが失わ
れ永続的な潤滑性を得ることができない等の欠点があっ
た。また、前述のメチルシロキサンブロクを共重合させ
たもの、フッ素系のビスフェノ−ルを用いた樹脂を使用
すれば潤滑性については良好なものとなるが、これ等の
重合体は溶解性が悪く、塗工する際白濁、ゲル化を起こ
しやすく、電子写真感光体の表面層とした場合も表面の
あれ、機械的強度の減少という欠点があった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
のポリカ−ボネ−ト樹脂を表面層としていた電子写真感
光体の有していた問題点を解決し、潤滑性を向上しつつ
膜強度を維持し、かつ、ソルベントクラック性が良好
で、しかも、製造が容易な電子写真感光体を提供するこ
と、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及
び該電子写真感光体を用いる電子写真装置を提供するこ
とである。
のポリカ−ボネ−ト樹脂を表面層としていた電子写真感
光体の有していた問題点を解決し、潤滑性を向上しつつ
膜強度を維持し、かつ、ソルベントクラック性が良好
で、しかも、製造が容易な電子写真感光体を提供するこ
と、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及
び該電子写真感光体を用いる電子写真装置を提供するこ
とである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は導電性支持体上
に感光層を有する電子写真感光体において、該電子写真
感光体の表面層が下記式(1)で示される構成単位から
なる中心骨格を有し、末端に水素原子が全てフッ素原子
に置換されたフェニル基を持ち、mが3〜30の繰り返
し数を持つ重合体を含有していることを特徴とする電子
写真感光体から構成される。 式(1)
に感光層を有する電子写真感光体において、該電子写真
感光体の表面層が下記式(1)で示される構成単位から
なる中心骨格を有し、末端に水素原子が全てフッ素原子
に置換されたフェニル基を持ち、mが3〜30の繰り返
し数を持つ重合体を含有していることを特徴とする電子
写真感光体から構成される。 式(1)
【化3】 式中、Aは−CR17R18−(但しR17及びR18は各々独
立に水素原子、炭素数1〜6のアルキル基または炭素数
6〜12のアリ−ル基である)、置換されてもよい炭素
数5〜11の1,1−シクロアルキレン基、単結合、−
O−、−S−、−SO−または−SO2−を示し、R1
、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7及
びR8 は水素原子、ハロゲン原子または炭素数1〜4
のアルキル基、フェニル基を示し、mは1以上の整数を
示す。
立に水素原子、炭素数1〜6のアルキル基または炭素数
6〜12のアリ−ル基である)、置換されてもよい炭素
数5〜11の1,1−シクロアルキレン基、単結合、−
O−、−S−、−SO−または−SO2−を示し、R1
、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7及
びR8 は水素原子、ハロゲン原子または炭素数1〜4
のアルキル基、フェニル基を示し、mは1以上の整数を
示す。
【0018】また本発明は、前記発明において、前記重
合体が更に下記式(2)で示される構成単位を有する電
子写真感光体から構成される。 式(2)
合体が更に下記式(2)で示される構成単位を有する電
子写真感光体から構成される。 式(2)
【化4】 式中、R9 、R10、R11、R12、R13、R14、R15及び
R16は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキ
ル基またはフェニル基を示し、nは1以上の整数を示
す。
R16は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキ
ル基またはフェニル基を示し、nは1以上の整数を示
す。
【0019】式(1)で示される構成単位の具体例を表
1に示すが、これ等に限定されるものではない。
1に示すが、これ等に限定されるものではない。
【表1】 好ましい例としては、構成単位例1、2及び8が挙げら
れ、特に構成単位例1が挙げられる。
れ、特に構成単位例1が挙げられる。
【0020】式(2)で示される構成単位の具体例を表
2に示すが、これ等に限定されるものではない。
2に示すが、これ等に限定されるものではない。
【表2】 好ましい例としては、構成単位例11、12及び15が
挙げられ、特に構成単位例11が挙げられる。
挙げられ、特に構成単位例11が挙げられる。
【0021】本発明の電子写真感光体は、特に優れた耐
ソルベントクラック性、表面潤滑性、保存安定性を有す
るが、この理由としては表面層に耐薬品性を有する末端
部を有する物質を導入することによりソルベントクラッ
クの要因となる薬品が感光層に侵入する速度を低下さ
せ、被膜に異常を発生する速度を低下しているものと考
えられる。また構成単位と同じ構造のホモポリマ−をブ
レンドすると内部応力を緩める効果が高まり耐ソルベン
トクラック性が更に向上する。
ソルベントクラック性、表面潤滑性、保存安定性を有す
るが、この理由としては表面層に耐薬品性を有する末端
部を有する物質を導入することによりソルベントクラッ
クの要因となる薬品が感光層に侵入する速度を低下さ
せ、被膜に異常を発生する速度を低下しているものと考
えられる。また構成単位と同じ構造のホモポリマ−をブ
レンドすると内部応力を緩める効果が高まり耐ソルベン
トクラック性が更に向上する。
【0022】また、この構成をとることによりポリマ−
とオリゴマ−が相溶し電荷のトラップが減少するという
効果も奏する。
とオリゴマ−が相溶し電荷のトラップが減少するという
効果も奏する。
【0023】次に感光層中に添加される低分子成分の析
出による層分離であるが、これは末端に電気陰性度の大
きいフッ素原子が入ることにより電荷輸送物質に対し相
溶化剤として機能するため電荷輸送物質が移動しにくく
なるためと考えられる。
出による層分離であるが、これは末端に電気陰性度の大
きいフッ素原子が入ることにより電荷輸送物質に対し相
溶化剤として機能するため電荷輸送物質が移動しにくく
なるためと考えられる。
【0024】本発明の電子写真感光体表面層に含有され
る重合体もしくは共重合体は電子写真プロセスに応じて
要求される耐傷性、硬度、製造安定性、保存安定性等を
考慮して決定されなければならない。その場合、電荷輸
送層に使用される全結着樹脂に対し重量割合で0.01
〜30重量%の範囲であることが好ましく、0.01〜
15重量%が特に好ましい。
る重合体もしくは共重合体は電子写真プロセスに応じて
要求される耐傷性、硬度、製造安定性、保存安定性等を
考慮して決定されなければならない。その場合、電荷輸
送層に使用される全結着樹脂に対し重量割合で0.01
〜30重量%の範囲であることが好ましく、0.01〜
15重量%が特に好ましい。
【0025】次に本発明の電子写真感光体の構成につい
て説明する。
て説明する。
【0026】導電性支持体としては導電性を有するもの
であればよく、アルミニウム、ステンレスなどの金属、
導電層を設けた金属、プラスチック、紙などが挙げら
れ、形状としては円筒状またはフィルム状などが挙げら
れる。
であればよく、アルミニウム、ステンレスなどの金属、
導電層を設けた金属、プラスチック、紙などが挙げら
れ、形状としては円筒状またはフィルム状などが挙げら
れる。
【0027】LBP等画像入力がレ−ザ−光の場合は散
乱による干渉縞防止または支持体の傷を被覆することを
目的とした導電層を設けてもよい。これはカ−ボンブラ
ック、金属粒子等の導電性粉体を結着樹脂中に分散して
形成することができる。導電層の膜厚は5〜40μm、
好ましくは10〜30μmである。
乱による干渉縞防止または支持体の傷を被覆することを
目的とした導電層を設けてもよい。これはカ−ボンブラ
ック、金属粒子等の導電性粉体を結着樹脂中に分散して
形成することができる。導電層の膜厚は5〜40μm、
好ましくは10〜30μmである。
【0028】導電層の上に接着機能を有する中間層を設
ける。中間層の材料としてはポリビニルアルコ−ル、ポ
リエチレンオキシド、エチルセルロ−ス、カゼイン、ポ
リアミド、ポリウレタン、ポリエ−テル−ウレタンン等
が挙げられる。これ等は適当な溶剤に溶解して塗布され
る。中間層の膜厚は0.1〜5μm、好ましくは0.3
〜1μmである。
ける。中間層の材料としてはポリビニルアルコ−ル、ポ
リエチレンオキシド、エチルセルロ−ス、カゼイン、ポ
リアミド、ポリウレタン、ポリエ−テル−ウレタンン等
が挙げられる。これ等は適当な溶剤に溶解して塗布され
る。中間層の膜厚は0.1〜5μm、好ましくは0.3
〜1μmである。
【0029】中間層の上にフタロシアニン顔料、アゾ顔
料、アントアントロン顔料等の電荷発生材料を溶剤に溶
解した結着樹脂中に分散した塗料を塗工して電荷発生層
を形成する。ここで用いる結着樹脂としては、例えばポ
リエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルカルバゾ−
ル樹脂、フェノキシ樹脂、ポリカ−ボネ−ト樹脂、ポリ
ビニルブチラ−ル樹脂、ポリビニルベンザ−ル樹脂、ポ
リスチレン樹脂、ポリビニルアセテ−ト樹脂、ポリサス
ルホン樹脂、ポリアリレ−ト樹脂、塩化ビニリデン・ア
クリロニトリルコポリマ−樹脂等が挙げられる。結着樹
脂と顔料の比率は1/1〜10/1が望ましく、好まし
くは1.5/1〜2/1である。
料、アントアントロン顔料等の電荷発生材料を溶剤に溶
解した結着樹脂中に分散した塗料を塗工して電荷発生層
を形成する。ここで用いる結着樹脂としては、例えばポ
リエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルカルバゾ−
ル樹脂、フェノキシ樹脂、ポリカ−ボネ−ト樹脂、ポリ
ビニルブチラ−ル樹脂、ポリビニルベンザ−ル樹脂、ポ
リスチレン樹脂、ポリビニルアセテ−ト樹脂、ポリサス
ルホン樹脂、ポリアリレ−ト樹脂、塩化ビニリデン・ア
クリロニトリルコポリマ−樹脂等が挙げられる。結着樹
脂と顔料の比率は1/1〜10/1が望ましく、好まし
くは1.5/1〜2/1である。
【0030】電荷輸送層は主として電荷輸送材料と結着
樹脂とを溶剤中に溶解させた塗料を塗工乾燥して形成す
る。電荷輸送材料としては各種のトリアリ−ルアミン系
化合物、ヒドラゾン系化合物、スチルベン系化合物、ピ
ラゾリン系化合物、オキサゾ−ル系化合物、チアゾ−ル
系化合物等が挙げられる。結着樹脂としては電荷発生層
の形成に用いたと同様の樹脂を用いることができる。
樹脂とを溶剤中に溶解させた塗料を塗工乾燥して形成す
る。電荷輸送材料としては各種のトリアリ−ルアミン系
化合物、ヒドラゾン系化合物、スチルベン系化合物、ピ
ラゾリン系化合物、オキサゾ−ル系化合物、チアゾ−ル
系化合物等が挙げられる。結着樹脂としては電荷発生層
の形成に用いたと同様の樹脂を用いることができる。
【0031】また、本発明は前記本発明の電子写真感光
体、及び帯電手段、現像手段及びクリ−ニング手段から
なる群より選ばれる少なくとも1つの手段を一体に支持
し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とす
るプロセスカ−トリッジから構成される。
体、及び帯電手段、現像手段及びクリ−ニング手段から
なる群より選ばれる少なくとも1つの手段を一体に支持
し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とす
るプロセスカ−トリッジから構成される。
【0032】また、本発明は前記本発明の電子写真感光
体、帯電手段、像露光手段、現像手段及び転写手段を有
することをを特徴とする電子写真装置から構成される。
体、帯電手段、像露光手段、現像手段及び転写手段を有
することをを特徴とする電子写真装置から構成される。
【0033】図1に本発明の電子写真感光体を有するプ
ロセスカ−トリッジを有する電子写真装置の概略構成を
示す。図において、1はドラム状の本発明の電子写真感
光体であり、軸2を中心に矢印方向に所定の周速度で回
転駆動される。感光体1は回転過程において、一次帯電
手段3によりその周面に正または負の所定電位の均一帯
電を受け、次いで、スリット露光やレ−ザ−ビ−ム走査
露光等の像露光手段(不図示)からの画像露光光4を受
ける。こうして感光体1の周面に静電潜像が順次形成さ
れていく。
ロセスカ−トリッジを有する電子写真装置の概略構成を
示す。図において、1はドラム状の本発明の電子写真感
光体であり、軸2を中心に矢印方向に所定の周速度で回
転駆動される。感光体1は回転過程において、一次帯電
手段3によりその周面に正または負の所定電位の均一帯
電を受け、次いで、スリット露光やレ−ザ−ビ−ム走査
露光等の像露光手段(不図示)からの画像露光光4を受
ける。こうして感光体1の周面に静電潜像が順次形成さ
れていく。
【0034】形成された静電潜像は、次いで現像手段5
によりトナ−現像され、現像されたトナ−現像像は、不
図示の給紙部から感光体1と転写手段6との間に感光体
1の回転と同期取りされて給送された転写材7に、転写
手段6により順次転写されていく。像転写を受けた転写
材7は感光体面から分離されて像定着手段8へ導入され
て像定着を受けることにより複写物(コピ−)として装
置外へプリントアウトされる。像転写後の感光体1の表
面は、クリ−ニング手段9によって転写残りトナ−の除
去を受けて清浄面化され、更に前露光手段(不図示)か
らの前露光光10により除電処理がされた後、繰り返し
画像形成に使用される。尚、一次帯電手段3が帯電ロ−
ラ−等を用いた接触帯電手段である場合は、前露光は必
ずしも必要ではない。
によりトナ−現像され、現像されたトナ−現像像は、不
図示の給紙部から感光体1と転写手段6との間に感光体
1の回転と同期取りされて給送された転写材7に、転写
手段6により順次転写されていく。像転写を受けた転写
材7は感光体面から分離されて像定着手段8へ導入され
て像定着を受けることにより複写物(コピ−)として装
置外へプリントアウトされる。像転写後の感光体1の表
面は、クリ−ニング手段9によって転写残りトナ−の除
去を受けて清浄面化され、更に前露光手段(不図示)か
らの前露光光10により除電処理がされた後、繰り返し
画像形成に使用される。尚、一次帯電手段3が帯電ロ−
ラ−等を用いた接触帯電手段である場合は、前露光は必
ずしも必要ではない。
【0035】本発明においては、上述の感光体1、一次
帯電手段3、現像手段5及びクリ−ニング手段9等の構
成要素のうち、複数のものをプロセスカ−トリッジとし
て一体に結合して構成し、このプロセスカ−トリッジを
複写機やレ−ザ−ビ−ムプリンタ−等の電子写真装置本
体に対して着脱可能に構成してもよい。例えば、一次帯
電手段3、現像手段5及びクリ−ニング手段9の少なく
とも1つを感光体1と共に一体に支持してカ−トリッジ
化し、装置本体のレ−ル12等の案内手段を用いて装置
本体に着脱可能なプロセスカ−トリッジ11とすること
ができる。また、画像露光光4は、電子写真装置が複写
機やプリンタ−である場合には、原稿からの反射光や透
過光を用いる、あるいは、センサ−で原稿を読み取り、
信号化し、この信号に従って行われるレ−ザ−ビ−ムの
走査、LEDアレイの駆動及び液晶シャッタ−アレイの
駆動等により照射される光である。
帯電手段3、現像手段5及びクリ−ニング手段9等の構
成要素のうち、複数のものをプロセスカ−トリッジとし
て一体に結合して構成し、このプロセスカ−トリッジを
複写機やレ−ザ−ビ−ムプリンタ−等の電子写真装置本
体に対して着脱可能に構成してもよい。例えば、一次帯
電手段3、現像手段5及びクリ−ニング手段9の少なく
とも1つを感光体1と共に一体に支持してカ−トリッジ
化し、装置本体のレ−ル12等の案内手段を用いて装置
本体に着脱可能なプロセスカ−トリッジ11とすること
ができる。また、画像露光光4は、電子写真装置が複写
機やプリンタ−である場合には、原稿からの反射光や透
過光を用いる、あるいは、センサ−で原稿を読み取り、
信号化し、この信号に従って行われるレ−ザ−ビ−ムの
走査、LEDアレイの駆動及び液晶シャッタ−アレイの
駆動等により照射される光である。
【0036】一方、ファクシミリのプリンタ−として使
用する場合には、画像露光光4は受信デ−タをプリント
するための露光光になる。図2はこの場合の1例をブロ
ック図で示したものである。コントロ−ラ−14は画像
読取部13とプリンタ−22を制御する。コントロ−ラ
−14の全体はCPU20により制御されている。画像
読取部13からの読取デ−タは、送信回路16を通して
相手局に送信される。相手局から受けたデ−タは受信回
路15を通してプリンタ−22に送られる。画像メモリ
には所定の画像デ−タが記憶される。プリンタ−コント
ロ−ラ−21はプリンタ−22を制御している。17は
電話である。回線18から受信された画像(回線を介し
て接続されたリモ−ト端末からの画像情報)は、受信回
路15で復調された後、CPU20によって画像情報を
複号処理され順次画像メモリ19に格納される。そし
て、少なくとも1ぺ−ジの画像が画像メモリ19に格納
されると、そのペ−ジの画像記録を行う。CPU20
は、画像メモリ19から1ペ−ジの画像情報を読み出
し、プリンタ−コントロ−ラ−21に複号化された1ペ
−ジの画像情報を送出する。プリンタ−コントロ−ラ−
21は、CPU20からの1ペ−ジの画像情報を受け取
ると、そのペ−ジの画像情報記録を行うべくプリンタ−
22を制御する。CPU20は、プリンタ−22による
記録中に、次のペ−ジの受信を行っている。このように
して、画像の受信と記録が行われる。
用する場合には、画像露光光4は受信デ−タをプリント
するための露光光になる。図2はこの場合の1例をブロ
ック図で示したものである。コントロ−ラ−14は画像
読取部13とプリンタ−22を制御する。コントロ−ラ
−14の全体はCPU20により制御されている。画像
読取部13からの読取デ−タは、送信回路16を通して
相手局に送信される。相手局から受けたデ−タは受信回
路15を通してプリンタ−22に送られる。画像メモリ
には所定の画像デ−タが記憶される。プリンタ−コント
ロ−ラ−21はプリンタ−22を制御している。17は
電話である。回線18から受信された画像(回線を介し
て接続されたリモ−ト端末からの画像情報)は、受信回
路15で復調された後、CPU20によって画像情報を
複号処理され順次画像メモリ19に格納される。そし
て、少なくとも1ぺ−ジの画像が画像メモリ19に格納
されると、そのペ−ジの画像記録を行う。CPU20
は、画像メモリ19から1ペ−ジの画像情報を読み出
し、プリンタ−コントロ−ラ−21に複号化された1ペ
−ジの画像情報を送出する。プリンタ−コントロ−ラ−
21は、CPU20からの1ペ−ジの画像情報を受け取
ると、そのペ−ジの画像情報記録を行うべくプリンタ−
22を制御する。CPU20は、プリンタ−22による
記録中に、次のペ−ジの受信を行っている。このように
して、画像の受信と記録が行われる。
【0037】合成例1(重合体の合成、後記表3に掲げ
る重合例1) 8.8%(w/v)の水酸化ナトリウム水溶液600m
lに、4,4’−シクロヘキシリデンビスフェノ−ル
(BPZ)107.2gとハイドロサルファイト0.5
gを加え溶解した。これにメチレンクロライド360m
lを加え撹拌し、溶液温度を15℃に保ちつつ、ホスゲ
ン50gを60分かけて吹き込んだ。吹き込み終了後、
下記構造の物質
る重合例1) 8.8%(w/v)の水酸化ナトリウム水溶液600m
lに、4,4’−シクロヘキシリデンビスフェノ−ル
(BPZ)107.2gとハイドロサルファイト0.5
gを加え溶解した。これにメチレンクロライド360m
lを加え撹拌し、溶液温度を15℃に保ちつつ、ホスゲ
ン50gを60分かけて吹き込んだ。吹き込み終了後、
下記構造の物質
【化5】 を8.48g添加し、激しく撹拌して反応液を乳化さ
せ、乳化後0.2mlのトリエチルアミンを加え、約1
時間撹拌し重合させた。重合液を水相と有機相に分離
し、有機相をリン酸で中和し、洗液のpHを中性になる
まで水洗を繰り返した後、イソプロパノ−ル470ml
を加え、重合物を沈殿させた。沈殿物を濾過後、乾燥し
て粉末状重合体を得た。
せ、乳化後0.2mlのトリエチルアミンを加え、約1
時間撹拌し重合させた。重合液を水相と有機相に分離
し、有機相をリン酸で中和し、洗液のpHを中性になる
まで水洗を繰り返した後、イソプロパノ−ル470ml
を加え、重合物を沈殿させた。沈殿物を濾過後、乾燥し
て粉末状重合体を得た。
【0038】合成例2(重合体の合成、後記表3に掲げ
る重合例2) 8.8%(w/v)の水酸化ナトリウム水溶液600m
lに、4,4’−シクロヘキシリデンビスフェノ−ル
(BPZ)71.5gと4,4’−[2,2,2−トリ
フルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチリデン]ビ
スフェノ−ル(BPAF)44.8gとハイドロサルフ
ァイト0.5gを加え溶解した。これにメチレンクロラ
イド360mlを加え撹拌し、溶液温度を15℃に保ち
つつ、ホスゲン50gを60分かけて吹き込んだ。吹き
込み終了後、下記構造の物質
る重合例2) 8.8%(w/v)の水酸化ナトリウム水溶液600m
lに、4,4’−シクロヘキシリデンビスフェノ−ル
(BPZ)71.5gと4,4’−[2,2,2−トリ
フルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチリデン]ビ
スフェノ−ル(BPAF)44.8gとハイドロサルフ
ァイト0.5gを加え溶解した。これにメチレンクロラ
イド360mlを加え撹拌し、溶液温度を15℃に保ち
つつ、ホスゲン50gを60分かけて吹き込んだ。吹き
込み終了後、下記構造の物質
【化6】 を5.7g添加し、激しく撹拌して反応液を乳化させ、
乳化後0.2mlのトリエチルアミンを加え、約1時間
撹拌し重合させた。重合液を水相と有機相に分離し、有
機相をリン酸で中和し、洗液のpHを中性になるまで水
洗を繰り返した後、イソプロパノ−ル470mlを加
え、重合物を沈殿させた。沈殿物を濾過後、乾燥して粉
末状重合体を得た。
乳化後0.2mlのトリエチルアミンを加え、約1時間
撹拌し重合させた。重合液を水相と有機相に分離し、有
機相をリン酸で中和し、洗液のpHを中性になるまで水
洗を繰り返した後、イソプロパノ−ル470mlを加
え、重合物を沈殿させた。沈殿物を濾過後、乾燥して粉
末状重合体を得た。
【0039】
【発明の実施の形態】本発明の電子写真感光体は、例え
ば次のようにして製造される。
ば次のようにして製造される。
【0040】アルミ支持体上に酸化スズコ−ト処理酸化
チタン、フェノ−ル樹脂、シリコ−ンオイル、メタノ−
ル/メチルセロソルブから調製した塗工液を塗布、熱硬
化して導電層を形成し、次にこの上にN−メトキシメチ
ル化ナイロンと共重合ナイロンをメタノ−ル、n−ブタ
ノ−ル混合溶媒に溶解した溶液を塗布して中間層を形成
し、次にオキシチタニウムフタロシアニンとポリビニル
ブチラ−ルとシクロヘキサノンをサンドミルで分散し、
メチルエチルケトンを加えて電荷発生層用塗工液を調製
し、この塗工液を中間層上に塗布して電荷発生層を形成
した。次いで、電荷輸送物質としてのアミン化合物とビ
スフェノ−ルZ型ポリカ−ボネ−ト樹脂と表1記載の構
成単位例1を用いた表3記載の重合例1の重合体をクロ
ロベンゼンとジクロロメタンの混合溶媒に溶解して調製
した電荷輸送層用塗工液を電荷発生層の上に塗布して電
荷輸送層を形成することによって所期の電子写真感光体
を作成することができる。
チタン、フェノ−ル樹脂、シリコ−ンオイル、メタノ−
ル/メチルセロソルブから調製した塗工液を塗布、熱硬
化して導電層を形成し、次にこの上にN−メトキシメチ
ル化ナイロンと共重合ナイロンをメタノ−ル、n−ブタ
ノ−ル混合溶媒に溶解した溶液を塗布して中間層を形成
し、次にオキシチタニウムフタロシアニンとポリビニル
ブチラ−ルとシクロヘキサノンをサンドミルで分散し、
メチルエチルケトンを加えて電荷発生層用塗工液を調製
し、この塗工液を中間層上に塗布して電荷発生層を形成
した。次いで、電荷輸送物質としてのアミン化合物とビ
スフェノ−ルZ型ポリカ−ボネ−ト樹脂と表1記載の構
成単位例1を用いた表3記載の重合例1の重合体をクロ
ロベンゼンとジクロロメタンの混合溶媒に溶解して調製
した電荷輸送層用塗工液を電荷発生層の上に塗布して電
荷輸送層を形成することによって所期の電子写真感光体
を作成することができる。
【0041】また、上記電子写真感光体を例えば図1に
示すように一次帯電手段、現像手段、クリ−ニング手段
を一体に一体に支持したプロセスカ−トリッジを設ける
ことが出来る。
示すように一次帯電手段、現像手段、クリ−ニング手段
を一体に一体に支持したプロセスカ−トリッジを設ける
ことが出来る。
【0042】また、図2に示すように本発明の電子写真
感光体を備えた電子写真装置として例えばプリンタ−を
ファクシミリにおけるプリンタ−として用いることがで
きる。
感光体を備えた電子写真装置として例えばプリンタ−を
ファクシミリにおけるプリンタ−として用いることがで
きる。
【0043】
実施例1 30φ、260mmのアルミニウムシリンダ−を支持体
とし、この上に、以下の材料より構成される塗料を浸漬
法で塗布し、140℃、30分間加熱硬化して導電層を
形成した。 導電性顔料:酸化スズコ−ト処理酸化チタン・・10部(重量部、以下同) 抵抗調節用顔料:酸化チタン・・10部 結着樹脂:フェノ−ル樹脂・・10部 レベリング剤:シリコ−ンオイル・・0.001部 溶剤:メタノ−ル/メチルセロソルブ=1/1・・20部
とし、この上に、以下の材料より構成される塗料を浸漬
法で塗布し、140℃、30分間加熱硬化して導電層を
形成した。 導電性顔料:酸化スズコ−ト処理酸化チタン・・10部(重量部、以下同) 抵抗調節用顔料:酸化チタン・・10部 結着樹脂:フェノ−ル樹脂・・10部 レベリング剤:シリコ−ンオイル・・0.001部 溶剤:メタノ−ル/メチルセロソルブ=1/1・・20部
【0044】次にこの上にN−メトキシメチル化ナイロ
ン3部と共重合ナイロン3部をメタノ−ル65部とn−
ブタノ−ル30部とに溶解した溶液を浸漬法で塗布して
0.5μmの中間層を形成した。
ン3部と共重合ナイロン3部をメタノ−ル65部とn−
ブタノ−ル30部とに溶解した溶液を浸漬法で塗布して
0.5μmの中間層を形成した。
【0045】次にCuKαのX線回折スペクトルにおけ
る回折角2θ±0.2°が9.0°、14.2°、2
3.9°、27.1°に強いピ−クを有するオキシチタ
ニウムフタロシアニン(TiOPc)4部とポリビニル
ブチラ−ル(商品名エスレックBM−2、積水化学
(株)製)2部及びシクロヘキサノン80部をφ1mm
ガラスビ−ズを用いたサンドミル装置で4時間分散した
後、メチルエチルケトン115部を加えて電荷発生層用
塗料を調製した。この塗料を前記中間層上に浸漬法で塗
布し、0.3μmの電荷発生層を形成した。
る回折角2θ±0.2°が9.0°、14.2°、2
3.9°、27.1°に強いピ−クを有するオキシチタ
ニウムフタロシアニン(TiOPc)4部とポリビニル
ブチラ−ル(商品名エスレックBM−2、積水化学
(株)製)2部及びシクロヘキサノン80部をφ1mm
ガラスビ−ズを用いたサンドミル装置で4時間分散した
後、メチルエチルケトン115部を加えて電荷発生層用
塗料を調製した。この塗料を前記中間層上に浸漬法で塗
布し、0.3μmの電荷発生層を形成した。
【0046】次に下記構造式のアミン化合物7部、
【化5】 下記構造式のアミン化合物3部と
【化6】 ビスフェノ−ルZ型ポリカ−ボネ−ト樹脂(粘度平均分
子量22000)9.5部と下記の表3に示す重合例1
の重合体0.5部をクロロベンゼン50部、ジクロルメ
タン10部に溶解した。この塗料を電荷発生層の上に浸
漬法で塗布し、110°で1時間乾燥し、膜厚25μm
の電荷輸送層を形成し、電子写真感光体を作成した。
子量22000)9.5部と下記の表3に示す重合例1
の重合体0.5部をクロロベンゼン50部、ジクロルメ
タン10部に溶解した。この塗料を電荷発生層の上に浸
漬法で塗布し、110°で1時間乾燥し、膜厚25μm
の電荷輸送層を形成し、電子写真感光体を作成した。
【0047】次に実施例において用いる重合体の重合例
を表3に示す。
を表3に示す。
【表3】
【0048】実施例2〜5 重合例1に代えて前記の表3に示す重合例2〜13の重
合体を用いた他は、実施例1と同様にして実施例2〜1
3に対応する電子写真感光体を作成した。
合体を用いた他は、実施例1と同様にして実施例2〜1
3に対応する電子写真感光体を作成した。
【0049】実施例1〜13で作成した電子写真感光体
を用いて表面潤滑性、耐ソルベントクラック性を測定し
た。表面潤滑性については複写機用のポリウレタン製ク
リ−ニングブレ−ドを用い、これを当接角30°で感光
体表面に当接し、その滑り抵抗をHEIDON−14型
表面性試験機(新東科学(株)製)を用いて測定した。
ソルベントクラック性については、この表面層に指脂を
付着し24時間、2日間、25℃60%RHに放置した
後、顕微鏡によりソルベントクラックの有無を観察し
た。
を用いて表面潤滑性、耐ソルベントクラック性を測定し
た。表面潤滑性については複写機用のポリウレタン製ク
リ−ニングブレ−ドを用い、これを当接角30°で感光
体表面に当接し、その滑り抵抗をHEIDON−14型
表面性試験機(新東科学(株)製)を用いて測定した。
ソルベントクラック性については、この表面層に指脂を
付着し24時間、2日間、25℃60%RHに放置した
後、顕微鏡によりソルベントクラックの有無を観察し
た。
【0050】更にこの電子写真感光体を35℃95%R
H下で24時間放置した後、キヤノン(株)製LBPN
Xに入れ15000枚通紙耐久を行い感光体表面に付着
したトナ−が原因の黒ポチを観察した。更に耐久での削
れ量を測定した。
H下で24時間放置した後、キヤノン(株)製LBPN
Xに入れ15000枚通紙耐久を行い感光体表面に付着
したトナ−が原因の黒ポチを観察した。更に耐久での削
れ量を測定した。
【0051】次に、前記のクリ−ニングブレ−ドを摺擦
させたうえで当接し、24時間放置後ブレ−ドの当接し
た部分の摺擦メモリ−が画像に現れるかどうかを確認し
た。その結果を表4及び5に示す。
させたうえで当接し、24時間放置後ブレ−ドの当接し
た部分の摺擦メモリ−が画像に現れるかどうかを確認し
た。その結果を表4及び5に示す。
【表4】
【表5】
【0052】比較例1及び2 電荷輸送層における結着樹脂をビスフェノ−ルZ型ポリ
カ−ボネ−ト樹脂(粘度平均分子量22000)とビス
フェノ−ルA型ポリカ−ボネ−ト樹脂(粘度平均分子量
22000)のそれぞれに代えた他は、実施例1と同様
にして電子写真感光体を作成し、同様に評価した。結果
を表6及び7に示す。
カ−ボネ−ト樹脂(粘度平均分子量22000)とビス
フェノ−ルA型ポリカ−ボネ−ト樹脂(粘度平均分子量
22000)のそれぞれに代えた他は、実施例1と同様
にして電子写真感光体を作成し、同様に評価した。結果
を表6及び7に示す。
【表6】
【表7】
【0053】実施例14〜18 実施例1における電荷輸送層の結着樹脂を下記表8の組
み合わせとした他は、実施例1と同様にして電子写真感
光体を作成し、同様に評価した。結果を表8〜10に示
す。
み合わせとした他は、実施例1と同様にして電子写真感
光体を作成し、同様に評価した。結果を表8〜10に示
す。
【表8】
【表9】
【表10】
【0054】
【発明の効果】本発明の電子写真感光体は、潤滑性、耐
ソルベントクラック性に優れた効果を奏する。また、該
電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子
写真装置においても同様の効果を奏する。
ソルベントクラック性に優れた効果を奏する。また、該
電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子
写真装置においても同様の効果を奏する。
【図1】本発明の電子写真感光体を有するプロセスカ−
トリッジを有する電子写真装置の概略構成を示す図であ
る。
トリッジを有する電子写真装置の概略構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の電子写真感光体を有するファクシミリ
のブロックの例を示す図である。
のブロックの例を示す図である。
1 本発明の電子写真感光体 2 軸 3 一次帯電手段 4 画像露光光 5 現像手段 6 転写手段 7 転写材 8 像定着手段 9 クリ−ニング手段 10 前露光光 11 プロセスカ−トリッジ 12 レ−ル 13 画像読取部 14 コントロ−ラ− 15 受信回路 16 送信回路 17 電話 18 回線 19 画像メモリ 20 CPU 21 プリンタ−コントロ−ラ− 22 プリンタ−
Claims (4)
- 【請求項1】 導電性支持体上に感光層を有する電子写
真感光体において、該電子写真感光体の表面層が下記式
(1)で示される構成単位からなる中心骨格を有し、末
端に水素原子が全てフッ素原子に置換されたフェニル基
を持ち、mが3〜30の繰り返し数を持つ重合体を含有
していることを特徴とする電子写真感光体。 式(1) 【化1】 式中、Aは−CR17R18−(但しR17及びR18は各々独
立に水素原子、炭素数1〜6のアルキル基または炭素数
6〜12のアリ−ル基である)、置換されてもよい炭素
数5〜11の1,1−シクロアルキレン基、単結合、−
O−、−S−、−SO−または−SO2−を示し、R
1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7及びR8 は水
素原子、ハロゲン原子または炭素数1〜4のアルキル
基、フェニル基を示し、mは1以上の整数を示す。 - 【請求項2】 請求項1記載の重合体が更に下記式
(2)で示される構成単位を有する請求項1記載の電子
写真感光体。 式(2) 【化2】 式中、R9 、R10、R11、R12、R13、R14、R15及び
R16は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4のアルキ
ル基またはフェニル基を示し、nは1以上の整数を示
す。 - 【請求項3】 請求項1記載の電子写真感光体、及び帯
電手段、現像手段及びクリ−ニング手段からなる群より
選ばれる少なくとも一つの手段を一体に支持し、電子写
真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセス
カ−トリッジ。 - 【請求項4】 請求項1記載の電子写真感光体、帯電手
段、像露光手段、現像手段及び転写手段を有することを
特徴とする電子写真装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7206829A JPH0934155A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7206829A JPH0934155A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0934155A true JPH0934155A (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=16529770
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7206829A Pending JPH0934155A (ja) | 1995-07-21 | 1995-07-21 | 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0934155A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016224108A (ja) * | 2015-05-27 | 2016-12-28 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 正帯電単層型電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
| JPWO2021090823A1 (ja) * | 2019-11-06 | 2021-05-14 |
-
1995
- 1995-07-21 JP JP7206829A patent/JPH0934155A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016224108A (ja) * | 2015-05-27 | 2016-12-28 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 正帯電単層型電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
| JPWO2021090823A1 (ja) * | 2019-11-06 | 2021-05-14 | ||
| EP4056623A4 (en) * | 2019-11-06 | 2023-10-25 | Mitsubishi Engineering-Plastics Corporation | RESIN COMPOSITION AND COMPONENT OF AN ELECTRONIC/ELECTRICAL DEVICE |
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