JPH0934895A - 翻訳システム - Google Patents

翻訳システム

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JPH0934895A
JPH0934895A JP7178623A JP17862395A JPH0934895A JP H0934895 A JPH0934895 A JP H0934895A JP 7178623 A JP7178623 A JP 7178623A JP 17862395 A JP17862395 A JP 17862395A JP H0934895 A JPH0934895 A JP H0934895A
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JP7178623A
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Inventor
Kazuo Ishii
和夫 石井
Koji Asano
康治 浅野
Hiroaki Ogawa
浩明 小川
Yasuhiko Kato
靖彦 加藤
Tetsuya Kagami
徹也 加賀美
Masao Watari
雅男 渡
Makoto Akaha
誠 赤羽
Miyuki Tanaka
幸 田中
Hiroshi Tsunoda
弘史 角田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多言語間の翻訳を行う翻訳システムを低コス
トで構成することができるようにする。 【解決手段】 音声翻訳器200では、翻訳部202に
おいて、音声入力された言語Aが、共通言語Cに翻訳さ
れ、その共通言語Cへの翻訳結果が、モデム205によ
って音声翻訳器210に送信される。また、音声翻訳器
210から送信されてくる、言語Bを共通言語Cに翻訳
したものが、モデム205によって受信され、翻訳部2
04において、言語Aに翻訳される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、翻訳システムに関
する。特に、所定の言語を、ある共通の言語(共通言
語)に翻訳するようにすることにより、多くの言語間の
翻訳を容易に行うことができるようにした翻訳システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の翻訳システム(音声翻訳
システム)の一例の構成を示している。この翻訳システ
ムにおいては、入力された音声が、他の言語に翻訳さ
れ、その翻訳結果が合成音で出力されるようになされて
いる。
【0003】即ち、この翻訳システムは、言語Aを言語
Bに翻訳する音声翻訳器100と、その逆に、言語Bを
言語Aに翻訳する音声翻訳器110とから構成されてい
る。また、音声翻訳器100または110は、音声認識
部201、翻訳部102、および音声合成部213、ま
たは音声認識部211、翻訳部112、および音声合成
部203からそれぞれ構成されている。なお、以下、適
宜、言語Xを言語Yに翻訳する翻訳器を、X/Y翻訳器
という。
【0004】言語Aを発話するユーザ(言語Aのユー
ザ)により発せられた音声(言語Aの音声)は、音声認
識部201に入力され、そこで音声認識される。音声認
識部201による音声認識結果は、翻訳部102に供給
され、そこで言語Bに翻訳される。言語Bへの翻訳結果
は、音声合成部213に供給され、そこで、言語Bへの
翻訳結果に対応する合成音が生成されて出力される。言
語Bのユーザは、以上のようにして音声合成部213か
ら出力される言語Bの合成音を聴いて、言語Aのユーザ
の発話内容を理解する。
【0005】一方、言語Bのユーザにより発せられた音
声(言語Bの音声)は、音声認識部211に入力され、
そこで音声認識される。音声認識部211による音声認
識結果は、翻訳部112に供給され、そこで言語Aに翻
訳される。言語Aへの翻訳結果は、音声合成部203に
供給され、そこで、言語Aへの翻訳結果に対応する合成
音が生成されて出力される。言語Aのユーザは、以上の
ようにして音声合成部203から出力される言語Aの合
成音を聴いて、言語Bのユーザの発話内容を理解する。
【0006】なお、図7の翻訳システムは、音声翻訳器
100および110を一体化することで、言語Aから
B、およびBからAへの双方向で翻訳を行うことができ
るようになされているが、これらは、それぞれ別々の装
置として構成することが可能である。また、翻訳結果
は、合成音で出力する他、CRTやLCDなどに表示す
るようにすることが可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、言語Aのユ
ーザと言語Bのユーザとの間で会話をする場合には、例
えば言語Aのユーザが使用するA/B音声翻訳器100
に注目すれば、言語AからBへの翻訳を行う翻訳部10
2があれば足りる。しかしながら、さらに、その他の言
語のユーザも加わって会話を行う場合には、言語Aと、
それ以外のすべての言語との組み合わせの数だけの翻訳
部が必要となり、音声翻訳器100が大型化する課題が
あった。
【0008】さらに、この場合、翻訳に際して、各言語
間の翻訳のための規則や辞書などが必要となるが、これ
を、多くの言語間について作成することは、容易ではな
く、また、莫大な工数がかかるため、システムが高コス
ト化する課題があった。
【0009】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、多言語間の翻訳を容易に行うことができ
るようにするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の翻訳システム
は、複数の翻訳器を備える翻訳システムであって、翻訳
器が、入力された所定の言語を、ある共通言語に翻訳す
る第1の翻訳手段と、第1の翻訳手段による共通言語へ
の翻訳結果を、他の翻訳器に送信する送信手段と、他の
翻訳器から送信されてくる共通言語への翻訳結果を、所
定の言語に翻訳する第2の翻訳手段と、第2の翻訳手段
による所定の言語への翻訳結果を出力する出力手段とを
有することを特徴とする。
【0011】この翻訳システムにおいては、所定の言語
が、共通言語であるとき、翻訳器を、第1および第2の
翻訳手段を除いて構成し、送信手段には、入力された所
定の言語をそのまま、他の翻訳器に送信させ、出力手段
には、他の翻訳器から送信されてくる共通言語への翻訳
結果をそのまま出力させることができる。共通言語は、
自然言語とすることができる。また、共通言語は、英語
とすることができる。翻訳器は、入力された音声を音声
認識する音声認識手段をさらに有することができ、この
場合、第1の翻訳手段には、音声認識手段による音声認
識結果を翻訳させることができる。
【0012】共通言語が2種類ある場合において、第1
の翻訳手段が、所定の言語を、一方の共通言語に翻訳
し、第2の翻訳手段が、一方の共通言語を、所定の言語
に翻訳する翻訳器どうしが接続されて第1のネットワー
クを構成し、第1の翻訳手段が、所定の言語を、他方の
共通言語に翻訳し、第2の翻訳手段が、他方の共通言語
を、所定の言語に翻訳する翻訳器どうしが接続されて第
2のネットワークを構成しているとき、第1および第2
のネットワークは、第1の翻訳手段が、一方の共通言語
を、他方の共通言語に翻訳し、第2の翻訳手段が、他方
の共通言語を、一方の共通言語に翻訳する翻訳器をゲー
トウェイとして接続することができる。
【0013】上記構成の翻訳システムにおいては、複数
の翻訳器が備えられており、各翻訳器では、第1の翻訳
手段は、入力された所定の言語を、ある共通言語に翻訳
し、送信手段は、第1の翻訳手段による共通言語への翻
訳結果を、他の翻訳器に送信するようになさている。第
2の翻訳手段は、他の翻訳器から送信されてくる共通言
語への翻訳結果を、所定の言語に翻訳し、出力手段は、
第2の翻訳手段による所定の言語への翻訳結果を出力す
るようになされている。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した音声翻
訳システムの一実施例の構成を示している。なお、図
中、図7における場合と対応する部分については、同一
の符号を付してある。
【0015】この音声翻訳システムは、音声翻訳器20
0および210の2つの音声翻訳器で構成されており、
両者の間では、通信を行うことができるようになされて
いる。
【0016】音声翻訳器200は、音声認識部201、
翻訳部202、音声合成部203、翻訳部204、およ
びモデム205から構成されている。音声認識部201
は、そこに言語Aの音声が入力されると、その音声を認
識して、その音声認識結果を翻訳部202に出力するよ
うになされている。なお、音声認識部201では(後述
する音声認識部についても同様)、例えばHMM(Hidd
en Markov Model)法にしたがって音声認識が行われる
ようになされている。但し、音声認識処理に用いる音声
認識アルゴリズムは、HMM法に限定されるものではな
い。
【0017】翻訳部202は、音声認識部201より出
力される、言語Aの音声の音声認識結果(言語Aの音声
認識結果)を、すべての音声翻訳器(この実施例では、
音声翻訳器200および210)で共通に用いる言語
(本明細書中において、共通言語という)Cに翻訳し、
その翻訳結果を、モデム205に出力するようになされ
ている。なお、本実施例においては、共通言語は、自然
言語とされている。また、翻訳部202(後述する翻訳
部についても同様)における翻訳アルゴリズムは、特に
限定されるものではない。但し、その翻訳アルゴリズム
は、言語Aおよび共通言語Cの特性(特徴)に応じたも
のを採用するのが好ましい。
【0018】モデム205は、翻訳部202から供給さ
れる共通言語Cへの翻訳結果を、あらかじめ決められた
プロトコルにしたがって、無線回線または有線回線を介
して、音声翻訳器200以外の音声翻訳器(図1の実施
例では、音声翻訳器210)に送信するようになされて
いる。また、モデム205は、他の音声翻訳器である音
声翻訳器210(モデム215)から送信されてくる共
通言語Cへの翻訳結果を受信し、翻訳部204に供給す
るようにもなされている。
【0019】翻訳部204は、モデム205からの共通
言語Cへの翻訳結果を、言語Aに翻訳し、その翻訳結果
を、音声合成部203に出力するようになされている。
音声合成部203は、翻訳部204より供給される言語
Aへの翻訳結果に対応する合成音を生成し、スピーカ3
08(図2)から出力するようになされている。
【0020】音声翻訳器210(後述する音声翻訳器に
ついても同様)も、音声翻訳器200と同様に構成され
ている。即ち、音声翻訳器210は、音声認識部20
1、翻訳部202、音声合成部203、翻訳部204、
またはモデム205とそれぞれ同様に構成される音声認
識部211、翻訳部212、音声合成部213、翻訳部
214、またはモデム215から構成されている。但
し、音声認識部211では、言語Bの音声の音声認識が
行われ、翻訳部212では、言語Bの音声認識結果が共
通言語Cに翻訳されるようになされている。また、翻訳
部214では、共通言語Cが言語Bに翻訳されるように
なされており、音声合成部213では、言語Bへの翻訳
結果に対応する合成音が出力されるようになされてい
る。
【0021】以上のように構成される翻訳システムによ
れば、言語AまたはBのユーザは、音声翻訳器200ま
たは210をそれぞれ用いて会話を行うことができる。
即ち、言語Aのユーザが音声認識部201に音声を入力
すると、その音声が音声認識される。そして、その結果
得られた言語Aの音声認識結果は、翻訳部202に供給
され、そこで共通言語Cに翻訳される。この翻訳結果
は、モデム205に供給され、そこから、図示せぬ通信
回線を介して、音声翻訳器210に送信される。
【0022】音声翻訳器210では、音声翻訳器200
(モデム205)から送信されてくる共通言語Cへの翻
訳結果が、モデム215によって受信され、翻訳部21
4に供給される。翻訳部214では、共通言語Cへの翻
訳結果が、言語Bに翻訳され、その翻訳結果は、音声合
成部213に出力される。音声合成部213では、言語
Bへの翻訳結果に対応した合成音が生成されて出力され
る。なお、翻訳結果の出力は、合成音により行うのでは
なく、CRTやLCDなどのモニタに表示することによ
って行うようにすることも可能である。
【0023】一方、言語Bのユーザが発した音声は、音
声認識部211に入力され、そこで音声認識される。こ
の言語Bの音声認識結果は、翻訳部212に供給され、
共通言語Cに翻訳されて、モデム215に出力される。
モデム215は、共通言語Cへの翻訳結果を受信する
と、それを音声翻訳器200に送信する。
【0024】音声翻訳器200では、音声翻訳器210
(モデム215)から送信されてくる共通言語Cへの翻
訳結果が、モデム205によって受信され、翻訳部20
4に供給される。翻訳部204では、共通言語Cへの翻
訳結果が、言語Aに翻訳され、その翻訳結果は、音声合
成部203に出力される。音声合成部203では、言語
Aへの翻訳結果に対応した合成音が生成されて出力され
る。
【0025】ところで、図1は、音声翻訳器200(音
声翻訳器210についても同様)を、機能ブロックに分
けて構成した場合のブロック図を示しているが、そのハ
ードウェアは、実際には、例えば図2に示すように、モ
デム205、マイク301、A/D変換器302、DS
P(Digital Signal Proccessor)303、CPU(Cen
tral Processor Unit)304、ICカード306、D
/A変換器307、およびスピーカ308で構成されて
いる。
【0026】なお、音声認識部201は、マイク30
1、A/D変換器302、DSP303、ICカード3
06に相当し、翻訳部202および204は、CPU3
04およびICカード306に相当する。また、音声合
成部203は、DSP303、ICカード306、D/
A変換器307、およびスピーカ308に相当する。
【0027】マイク301では、そこに入力された言語
Aの音声が、電気信号としての音声信号に変換され、A
/D変換器302に出力される。A/D変換器302で
は、マイク301からの音声信号がA/D変換され(量
子化および離散時間化)され、その結果得られるディジ
タルの音声信号が、DSP303に出力される。DSP
303は、A/D変換器302から音声信号を受信する
と、言語Aの音声を認識するためのプログラム(音声認
識プログラム)を実行し、これによりマイク301に入
力された音声を認識する。その認識結果は、バスを介し
て、CPU304に供給される。CPU304は、言語
Aの音声認識結果を受信すると、それを共通言語Cに翻
訳するためのプログラム(翻訳プログラム)を実行し、
これにより、言語Aの音声認識結果を共通言語Cに翻訳
する。この翻訳結果は、モデム205に出力されて送信
される。
【0028】一方、モデム205で受信された共通言語
Cへの翻訳結果は、CPU304に出力され、CPU3
04は、モデム205から共通言語Cへの翻訳結果を受
信すると、それを言語Aに翻訳するためのプログラム
(翻訳プログラム)を実行し、これにより共通言語Cへ
の翻訳結果を言語Aに翻訳する。この翻訳結果は、バス
を介して、DSP303に供給される。DSP303
は、言語Aへの翻訳結果を受信すると、それに対応する
合成音を生成するためのプログラム(音声合成プログラ
ム)を実行し、その結果得られる合成音のデータをD/
A変換器307に出力する。D/A変換器307では、
合成音のデータがD/A変換され、スピーカ308に供
給される。これにより、スピーカ308からは、言語A
への翻訳結果に対応する合成音が出力される。
【0029】CPU304が実行する翻訳プログラムお
よび翻訳を行うのに必要なデータ(例えば、翻訳のため
の規則や辞書など)は、ICカード306に記憶されて
おり、CPU304は、バスを介して、ICカード30
6から必要なデータ(プログラムを含む)を読み出し、
上述したような処理を行うようになされている。同様
に、DSP303が実行する音声認識プログラム、音声
合成プログラム、およびそれらに必要なデータも、IC
カード306に記憶されており、DSP303は、バス
を介して、ICカード306から必要なデータを読み出
し、上述したような処理を行うようになされている。そ
して、ICカード306は、音声翻訳器200に対して
着脱可能になされている。
【0030】従って、音声翻訳器200は、そこに装着
するICカードを変えることで、言語A以外の言語を共
通言語Cに翻訳する音声翻訳器とすることができる。即
ち、様々な言語を共通言語Cに翻訳する音声翻訳器が、
ハードウェアを共通にして、そこに装着するICカード
を変えることだけで(ソフトウェアを変えることだけ
で)構成することができる。よって、音声翻訳器の融通
性、システムの拡張性を向上させることができ、またそ
の製造コストの低減化も図ることができる。
【0031】次に、図3は、3以上の音声翻訳器を接続
してネットワークを構成するようにした音声翻訳システ
ムの構成例を示している。音声翻訳器200または21
0は、図1で説明したように、言語AまたはBそれぞれ
と共通言語Cとの間の双方向の翻訳を行うようになされ
ている。音声翻訳器401および402は、図1で説明
した音声翻訳器200(音声翻訳器210)と同様に構
成されている。但し、音声翻訳器401は、共通言語C
間の翻訳(共通言語Cから共通言語Cへの翻訳)を行う
ようになされており、音声翻訳器402は、言語Dと共
通言語Cとの間の双方向の翻訳を行うようになされてい
る。
【0032】この場合、音声翻訳器200(他の音声翻
訳器についても同様)から他の音声翻訳器へ送信される
翻訳結果の言語は共通言語Cであり、また、そこに、他
の音声翻訳器から送信されてくる翻訳結果の言語も共通
言語Cであるから、音声翻訳器200は、図1に示した
場合と構成を変える必要はなく、そのままネットワーク
に接続することができる。即ち、この場合、音声翻訳器
200によれば、その構成を変えずに、言語Bの他、言
語CやDを、言語Aに翻訳することができる。
【0033】但し、以上のように、音声翻訳器200
を、他の音声翻訳器とネットワーク接続する際には、通
信プロトコルをあらかじめ決定しておき、モデム205
の入出力を、ネットワーク化可能な形態にしておく必要
がある。
【0034】なお、図3では、4つの音声翻訳器が接続
されることによってネットワークが構成されているが、
接続する音声翻訳器の数は、特に限定されるものではな
い。
【0035】ここで、以下、適宜、図3に示したように
共通言語Cをやりとりするように構成されたネットワー
クを、共通言語Cのネットワークという。
【0036】ところで、図3に示した音声翻訳器401
は、上述したように、共通言語C間の翻訳を行うもので
あるが、共通言語Cを共通言語Cに翻訳することは、行
っても行わなくても結果は同じことになる。従って、こ
の音声翻訳器401には、図1に示した音声翻訳器20
0の翻訳部202および204に相当するブロックを設
ける必要がない。そこで、共通言語C間の翻訳を行う音
声翻訳器401は、図4に示すように、共通言語Cの音
声を音声認識する音声認識部501、共通言語Cの合成
音を生成する音声合成部401、および共通言語Cを送
受信するモデム505で構成することができる。即ち、
音声翻訳器401は、他の音声翻訳器に比較して、簡易
かつ低コストで構成することができる。
【0037】その結果、図3に示したように、複数の音
声翻訳器を接続してネットワークを構成するときには、
ユーザが使用する言語のうち、数の最も多い言語を、共
通言語とするのが望ましい。この場合、そのような言語
のユーザが使用する音声翻訳器は、上述したように低コ
ストで製造することができるので、システム全体の低コ
スト化も図ることができる。
【0038】なお、以上の効果は、共通言語を自然言語
の中から選択することによって得ることができる。ま
た、従来の翻訳方法には、いわゆる中間言語を用いるも
のがあるが、この方法では、ある意味表現をどのような
中間表現とするのかを決めるのが難しく、これを、様々
な言語について行うのは、実際上不可能に近い。本実施
例においては、共通言語として自然言語を採用している
ので、上述のような問題を回避することができる。な
お、共通言語としては、例えば英語などを採用すること
ができる。これは、英語に翻訳するための辞書や規則が
多くの言語について存在することが期待でき、これによ
り、その作成のための工数を低減することが可能となる
からである。
【0039】ところで、ある言語に翻訳するのは容易で
あるが、共通言語Cに翻訳するのは困難な言語Fが存在
する場合がある。即ち、共通言語Cとして、例えば英語
を採用した場合に、英語に翻訳するための辞書や規則
は、未だ揃えられていないが、例えば中国語に翻訳する
ための辞書や規則が揃えられている言語Fが存在するこ
とがある。この場合、中国語を、いわば第2の共通言語
(サブ共通言語)Eとし、この第2の共通言語Eのネッ
トワークを構成し、図5に示すように、共通言語Cのネ
ットワークと、共通言語Cと第2の共通言語Eとの双方
向の翻訳を行う音声翻訳器をゲートウェイとして接続す
ることで、言語Fを共通言語Cに翻訳するための辞書や
規則を用意しなくても、音声翻訳システムを構成するこ
とが可能となる。
【0040】即ち、図3で説明したようにして、共通言
語Cのネットワークを構成し、さらに、同様にして、第
2の共通言語Eのネットワークを構成する。なお、図5
においては、言語A,B、またはCそれぞれと共通言語
Cとの双方向の翻訳を行う音声翻訳器200,210、
または401が共通言語Cのネットワークを構成し、言
語Fと第2の共通言語Eとの双方向の翻訳を行う音声翻
訳器404が第2の共通言語Eのネットワーク(サブネ
ットワーク)を構成している。
【0041】そして、これらのネットワークを、共通言
語Cと第2の共通言語Eとの双方向の翻訳を行う音声翻
訳器403を介して接続する。この場合、音声翻訳器4
03は、共通言語Cのネットワークにおいて送受信され
る共通言語Cを、第2の共通言語Eに翻訳して、第2の
共通言語Eのネットワークに出力するとともに、第2の
共通言語Eのネットワークにおいて送受信される第2の
共通言語Eを、共通言語Cに翻訳して、共通言語Cのネ
ットワークに出力するようになされている。
【0042】従って、音声翻訳器200,210、およ
び401から出力される共通言語Cは、音声翻訳器40
3を介することにより第2の共通言語Eに翻訳されて、
音声翻訳器404に供給され、また、音声翻訳器404
から出力される第2の共通言語Eは、音声翻訳器403
を介することにより共通言語Cに翻訳されて、音声翻訳
器200,210、および401に供給されるので、言
語A,B,C,Fのユーザは、相互に会話することがで
きる。
【0043】なお、図5に示したようなネットワークど
うしの接続は、拡張することが可能である。即ち、第3
の共通言語Gをさらに設定して、第3の共通言語Gのネ
ットワークを構成し、それと、第2の共通言語Eのネッ
トワークとを、第2の共通言語Eと第3の共通言語Gと
の双方向の翻訳を行う音声翻訳器をゲートウェイとして
接続することができる。また、第3の共通言語Gのネッ
トワークと、共通言語Cのネットワークとを、共通言語
Cと第3の共通言語Gとの双方向の翻訳を行う音声翻訳
器をゲートウェイとして接続することができる。
【0044】次に、図6は、図5の音声翻訳器403の
構成例を示している。この音声翻訳器403は、上述し
たようにゲートウェイとして機能するが、他の音声翻訳
器と同様の処理を行うことができるようにもなされてい
る。即ち、音声翻訳器403は、図1で説明した音声認
識部201、翻訳部202、音声合成部203、翻訳部
204、またはモデム205とそれぞれ同様に構成され
る音声認識部601、翻訳部602、音声合成部60
3、翻訳部604、またはモデム605に加え、スイッ
チSW1およびSW2、並びにモデム606が設けられ
て構成されている。
【0045】なお、音声認識部601では、第2の共通
言語Eの音声の音声認識が行われ、翻訳部602では、
第2の共通言語Eの音声認識結果が共通言語Cに翻訳さ
れるようになされている。また、翻訳部604では、共
通言語Cが第2の共通言語Eに翻訳されるようになされ
ており、音声合成部603では、第2の共通言語Eへの
翻訳結果に対応する合成音が出力されるようになされて
いる。
【0046】さらに、スイッチSW1は、音声認識部6
01と翻訳部602との間に、スイッチSW2は、音声
合成部603と翻訳部604との間にそれぞれ設けられ
ている。また、モデム605は、共通言語Cのネットワ
ークと接続され、モデム606は、第2の共通言語Eの
ネットワークと接続されている。
【0047】以上のように構成される音声翻訳器403
が、他の音声翻訳器と同様に使用される場合、スイッチ
SW1またはSW2が、端子b1またはb2側に切り換
えられる。これにより、音声認識部601の出力はスイ
ッチSW1を介して翻訳部602に供給され、また、翻
訳部604の出力はスイッチSW2を介して音声合成部
603に供給されるようになる。従って、音声翻訳器4
03は、共通言語Cのネットワークにおいて、言語(第
2の共通言語)Eのユーザが使用可能な音声翻訳器とし
て動作することになる。
【0048】次に、音声翻訳器403がゲートウェイと
して使用される場合、スイッチSW1またはSW2が、
端子a1またはa2側に切り換えられる。これにより、
モデム606の出力は、スイッチSW1を介して翻訳部
602に供給され、また、翻訳部604の出力はスイッ
チSW2を介してモデム606に供給されるようにな
る。
【0049】上述したように、モデム605は、共通言
語Cのネットワークと接続され、モデム606は、第2
の共通言語Eのネットワークと接続されているから、共
通言語Cのネットワークからの共通言語Cは、モデム6
05、翻訳部604、スイッチSW2、およびモデム6
06を介することにより、第2の共通言語Eに翻訳され
て、第2の共通言語Eのネットワークに出力される。ま
た、第2の共通言語Eのネットワークからの第2の共通
言語Eは、モデム606、スイッチSW1、翻訳部60
2、およびモデム605を介することにより、共通言語
Cに翻訳されて、共通言語Cのネットワークに出力され
る。即ち、音声翻訳器403は、共通言語Cのネットワ
ークと第2の共通言語Eのネットワークとを接続するゲ
ートウェイとして動作することになる。
【0050】なお、スイッチSW1の端子a1とb1と
を接続するとともに、スイッチSW2の端子a2とb2
とを接続するようにした場合、音声翻訳器403は、第
2の共通言語Eのネットワーク上における、言語E間の
翻訳を行う音声翻訳器として動作することとなる(これ
は、音声翻訳器403が、図4に示した音声翻訳器40
1と同様の構成となるためである)。
【0051】以上、本発明を、音声で入力された言語
を、他の言語に翻訳する音声翻訳システムに適用した場
合について説明したが、本発明は、その他、例えばテキ
ストなどで入力されたものを翻訳する翻訳システムなど
にも適用可能である。
【0052】
【発明の効果】以上の如く、本発明の翻訳システムによ
れば、複数の翻訳器が備えられており、各翻訳器では、
入力された所定の言語が、ある共通言語に翻訳され、そ
の共通言語への翻訳結果が、他の翻訳器に送信される。
また、他の翻訳器から送信されてくる共通言語への翻訳
結果が、所定の言語に翻訳され、その所定の言語への翻
訳結果が出力される。従って、共通言語によって、他の
翻訳器とのやりとりがなされるので、多言語間の翻訳を
行うシステムを、簡易かつ低コストで構成することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した音声翻訳システムの第1実施
例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の音声翻訳器200のハードウェア構成を
示すブロック図である。
【図3】本発明を適用した音声翻訳システムの第2実施
例の構成を示すブロック図である。
【図4】図3の音声翻訳器401の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図5】本発明を適用した音声翻訳システムの第3実施
例の構成を示すブロック図である。
【図6】図5の音声翻訳器403の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図7】従来の音声翻訳システムの一例の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
200 音声翻訳器 201 音声認識部(音声認識手段) 202 翻訳部(第1の翻訳手段) 203 音声合成部(出力手段) 204 翻訳部(第2の翻訳手段) 205 モデム(送信手段) 210 音声翻訳器 211 音声認識部(音声認識手段) 212 翻訳部(第1の翻訳手段) 213 音声合成部(出力手段) 214 翻訳部(第2の翻訳手段) 215 モデム(送信手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 靖彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 加賀美 徹也 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 渡 雅男 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 赤羽 誠 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 田中 幸 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 角田 弘史 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の翻訳器を備える翻訳システムであ
    って、 前記翻訳器は、 入力された所定の言語を、ある共通言語に翻訳する第1
    の翻訳手段と、 前記第1の翻訳手段による前記共通言語への翻訳結果
    を、他の前記翻訳器に送信する送信手段と、 他の前記翻訳器から送信されてくる前記共通言語への翻
    訳結果を、前記所定の言語に翻訳する第2の翻訳手段
    と、 前記第2の翻訳手段による前記所定の言語への翻訳結果
    を出力する出力手段とを有することを特徴とする翻訳シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記所定の言語が、前記共通言語である
    とき、 前記翻訳器は、前記第1および第2の翻訳手段を除いて
    構成され、 前記送信手段は、入力された前記所定の言語をそのま
    ま、他の前記翻訳器に送信し、 前記出力手段は、他の前記翻訳器から送信されてくる前
    記共通言語への翻訳結果をそのまま出力することを特徴
    とする請求項1に記載の翻訳システム。
  3. 【請求項3】 前記共通言語は、自然言語であることを
    特徴とする請求項1に記載の翻訳システム。
  4. 【請求項4】 前記共通言語は、英語であることを特徴
    とする請求項3に記載の翻訳システム。
  5. 【請求項5】 前記翻訳器は、入力された音声を音声認
    識する音声認識手段をさらに有し、 前記第1の翻訳手段は、前記音声認識手段による音声認
    識結果を翻訳することを特徴とする請求項1に記載の翻
    訳システム。
  6. 【請求項6】 前記共通言語が2種類ある場合におい
    て、 前記第1の翻訳手段が、前記所定の言語を、一方の前記
    共通言語に翻訳し、前記第2の翻訳手段が、一方の前記
    共通言語を、前記所定の言語に翻訳する前記翻訳器どう
    しが接続されて第1のネットワークを構成し、 前記第1の翻訳手段が、前記所定の言語を、他方の前記
    共通言語に翻訳し、前記第2の翻訳手段が、他方の前記
    共通言語を、前記所定の言語に翻訳する前記翻訳器どう
    しが接続されて第2のネットワークを構成していると
    き、 前記第1および第2のネットワークは、前記第1の翻訳
    手段が、一方の前記共通言語を、他方の前記共通言語に
    翻訳し、前記第2の翻訳手段が、他方の前記共通言語
    を、一方の前記共通言語に翻訳する前記翻訳器をゲート
    ウェイとして接続されていることを特徴とする請求項1
    に記載の翻訳システム。
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