JPH093562A - Nb−Al金属間化合物の製造方法 - Google Patents
Nb−Al金属間化合物の製造方法Info
- Publication number
- JPH093562A JPH093562A JP17671395A JP17671395A JPH093562A JP H093562 A JPH093562 A JP H093562A JP 17671395 A JP17671395 A JP 17671395A JP 17671395 A JP17671395 A JP 17671395A JP H093562 A JPH093562 A JP H093562A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 Nb−Al金属間化合物を高い収率で製造す
る。 【構成】 Nb−Al金属間化合物が、平均粒径:20
〜70μmのNb粉末の表面を平均層厚:1〜10μm
のAlで被覆してなる被覆複合粉末をプラズマジェット
加熱することにより製造される。
る。 【構成】 Nb−Al金属間化合物が、平均粒径:20
〜70μmのNb粉末の表面を平均層厚:1〜10μm
のAlで被覆してなる被覆複合粉末をプラズマジェット
加熱することにより製造される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高い収率でNb−A
l金属間化合物を製造する方法に関するものである。
l金属間化合物を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般にNb−Al金属間化合物
は、高融点を有し、かつ耐熱性にすぐれていることか
ら、これらの特性が要求されるジェットエンジン部品の
製造や、耐熱被覆層の形成などに広く用いられている。
また、Nb−Al金属間化合物の製造方法としては、例
えば特開平3−229832号公報、特開平7−452
01号公報、および特開平4−221029号公報など
に記載される通り、各種の方法が提案されている。
は、高融点を有し、かつ耐熱性にすぐれていることか
ら、これらの特性が要求されるジェットエンジン部品の
製造や、耐熱被覆層の形成などに広く用いられている。
また、Nb−Al金属間化合物の製造方法としては、例
えば特開平3−229832号公報、特開平7−452
01号公報、および特開平4−221029号公報など
に記載される通り、各種の方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来方
法でNb−Al金属間化合物を製造した場合、いずれの
方法によってもNb−Al金属間化合物の収率が低く、
高々80%程度の収率しか得られないのが現状である。
法でNb−Al金属間化合物を製造した場合、いずれの
方法によってもNb−Al金属間化合物の収率が低く、
高々80%程度の収率しか得られないのが現状である。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
上述のような観点から、高い収率でNb−Al金属間化
合物を製造すべく研究を行なった結果、Nb粉末の表面
をAlで被覆した被覆複合粉末を用意し、この被覆複合
粉末に、プラズマ溶射装置を用い、プラズマジェットに
よる加熱を施すと、この結果の溶射層は、コア粉末のN
bと被覆層のAlが反応して形成された金属間化合物で
構成されるようになり、95%以上の高い収率でのNb
−Al金属間化合物の製造が可能になるという研究結果
を得たのである。
上述のような観点から、高い収率でNb−Al金属間化
合物を製造すべく研究を行なった結果、Nb粉末の表面
をAlで被覆した被覆複合粉末を用意し、この被覆複合
粉末に、プラズマ溶射装置を用い、プラズマジェットに
よる加熱を施すと、この結果の溶射層は、コア粉末のN
bと被覆層のAlが反応して形成された金属間化合物で
構成されるようになり、95%以上の高い収率でのNb
−Al金属間化合物の製造が可能になるという研究結果
を得たのである。
【0005】この発明は、上記の研究結果にもとづいて
なされたものであって、平均粒径:20〜70μmのN
b粉末の表面を平均層厚:1〜10μmのAlで被覆し
てなる被覆複合粉末を、プラズマジェット加熱すること
により高い収率でNb−Al金属間化合物を製造する方
法に特徴を有するものである。
なされたものであって、平均粒径:20〜70μmのN
b粉末の表面を平均層厚:1〜10μmのAlで被覆し
てなる被覆複合粉末を、プラズマジェット加熱すること
により高い収率でNb−Al金属間化合物を製造する方
法に特徴を有するものである。
【0006】なお、この発明の方法において、Nb粉末
の平均粒径を20〜70μmとしたのは、その平均粒径
が20μm未満では粉末の送給性が悪く、均一な反応を
行なわせるのが困難になり、一方その平均粒径が70μ
mを越えると、未反応のNbが芯部に残留するようにな
って収率低下の原因になるという理由にもとづくもので
あり、望ましくは30〜40μmの平均粒径がよい。ま
た、同じくAl被覆層の平均層厚を1〜10μmとした
のは、その平均層厚が1μm未満では未反応のNbの残
留は避けられず、これは収率低下をもたらし、一方その
平均層厚が10μmを越えると、Nb−Al金属間化合
物における例えば相対的に融点の低いNbAl(融点:
1550℃)の割合が融点の高いNb3 Al(融点:1
960℃)に比して多くなり、所望の高融点を確保する
ことができないという理由によるものであり、望ましく
は2〜5μmの平均層厚とするのがよい。
の平均粒径を20〜70μmとしたのは、その平均粒径
が20μm未満では粉末の送給性が悪く、均一な反応を
行なわせるのが困難になり、一方その平均粒径が70μ
mを越えると、未反応のNbが芯部に残留するようにな
って収率低下の原因になるという理由にもとづくもので
あり、望ましくは30〜40μmの平均粒径がよい。ま
た、同じくAl被覆層の平均層厚を1〜10μmとした
のは、その平均層厚が1μm未満では未反応のNbの残
留は避けられず、これは収率低下をもたらし、一方その
平均層厚が10μmを越えると、Nb−Al金属間化合
物における例えば相対的に融点の低いNbAl(融点:
1550℃)の割合が融点の高いNb3 Al(融点:1
960℃)に比して多くなり、所望の高融点を確保する
ことができないという理由によるものであり、望ましく
は2〜5μmの平均層厚とするのがよい。
【0007】
【実施例】つぎに、この発明の方法を実施例にり具体的
に説明する。それぞれ表1に示される各種の平均粒径を
有するNb粉末と平均粒径:2.1μmのAl粉末を用
意し、これら両粉末を表1に示される割合に配合し、こ
れをミキサーにて直径6mmのステンレス鋼ボールと共に
混合した後、さらにステンレス鋼製密閉容器に装入し、
ここで擦り潰すように撹拌してNb粉末の表面が同じく
表1に示される平均層厚のAlで被覆された被覆複合粉
末を形成し、これをプラズマ溶射装置を用いて、 プラズマガス:Ar、 プラズマガス流量:1.1×10-3m3 /sec.、 電流:400A、 電圧:80V、 粉末供給速度:0.5gr/sec 、 キャリアガス流量:5.7×10-5m3 /sec 、 溶射距離:300mm フェース面移動速度:50mm/sec 、 の条件でプラズマジェット加熱し、重量%で、Ni−1
9%Cr−19%Fe−3%Moの組成を有するNi基
合金(MA718)からなる厚さ:5mmの板材の表面
に、いずれも平均層厚:200μmの溶射層を形成する
ことにより本発明法1〜8をそれぞれ実施した。
に説明する。それぞれ表1に示される各種の平均粒径を
有するNb粉末と平均粒径:2.1μmのAl粉末を用
意し、これら両粉末を表1に示される割合に配合し、こ
れをミキサーにて直径6mmのステンレス鋼ボールと共に
混合した後、さらにステンレス鋼製密閉容器に装入し、
ここで擦り潰すように撹拌してNb粉末の表面が同じく
表1に示される平均層厚のAlで被覆された被覆複合粉
末を形成し、これをプラズマ溶射装置を用いて、 プラズマガス:Ar、 プラズマガス流量:1.1×10-3m3 /sec.、 電流:400A、 電圧:80V、 粉末供給速度:0.5gr/sec 、 キャリアガス流量:5.7×10-5m3 /sec 、 溶射距離:300mm フェース面移動速度:50mm/sec 、 の条件でプラズマジェット加熱し、重量%で、Ni−1
9%Cr−19%Fe−3%Moの組成を有するNi基
合金(MA718)からなる厚さ:5mmの板材の表面
に、いずれも平均層厚:200μmの溶射層を形成する
ことにより本発明法1〜8をそれぞれ実施した。
【0008】この結果得られた溶射層の適宜5ヶ所の断
面を光学顕微鏡で観察し、それぞれの断面におけるNb
−Al金属間化合物の割合、すなわち収率を画像解析装
置を用いて測定した。この測定結果を5ヶ所の平均値と
して表1に示した。
面を光学顕微鏡で観察し、それぞれの断面におけるNb
−Al金属間化合物の割合、すなわち収率を画像解析装
置を用いて測定した。この測定結果を5ヶ所の平均値と
して表1に示した。
【0009】
【表1】
【0010】
【発明の効果】表1に示される結果から、本発明法1〜
8によれば、95%以上の高い収率で、すなわち被覆複
合粉末を構成するNb粉末とAl被覆層と十分反応さ
せ、未反応のNbやAlが僅かに残留するか、あるいは
ほとんど残留することなく、Nb−Al金属間化合物を
製造することができることが明らかである。上述のよう
に、この発明の方法によれば、高い収率でNb−Al金
属間化合物を製造することができ、したがってこの方法
を用いて溶射層を形成すれば、溶射層はほとんどがNb
−Al金属間化合物からなるので、高融点を有し、かつ
耐熱性のすぐれたものとなり、また前記溶射層を剥し
て、粉砕し、これを通常の粉末冶金法にて焼結体に形成
すれば、この焼結体はきわめて高い含有割合のNb−A
l金属間化合物からなるので、すぐれた特性を具備する
ようになるなど工業上有用な効果がもたらされるのであ
る。
8によれば、95%以上の高い収率で、すなわち被覆複
合粉末を構成するNb粉末とAl被覆層と十分反応さ
せ、未反応のNbやAlが僅かに残留するか、あるいは
ほとんど残留することなく、Nb−Al金属間化合物を
製造することができることが明らかである。上述のよう
に、この発明の方法によれば、高い収率でNb−Al金
属間化合物を製造することができ、したがってこの方法
を用いて溶射層を形成すれば、溶射層はほとんどがNb
−Al金属間化合物からなるので、高融点を有し、かつ
耐熱性のすぐれたものとなり、また前記溶射層を剥し
て、粉砕し、これを通常の粉末冶金法にて焼結体に形成
すれば、この焼結体はきわめて高い含有割合のNb−A
l金属間化合物からなるので、すぐれた特性を具備する
ようになるなど工業上有用な効果がもたらされるのであ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 平均粒径:20〜70μmのNb粉末の
表面を平均層厚:1〜10μmのAlで被覆してなる被
覆複合粉末を、プラズマジェット加熱することを特徴と
するNb−Al金属間化合物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17671395A JPH093562A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | Nb−Al金属間化合物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17671395A JPH093562A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | Nb−Al金属間化合物の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH093562A true JPH093562A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=16018466
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17671395A Withdrawn JPH093562A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | Nb−Al金属間化合物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH093562A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011208166A (ja) * | 2010-03-27 | 2011-10-20 | Iwate Industrial Research Center | 皮膜形成方法及び皮膜形成部材 |
| JP2011208165A (ja) * | 2010-03-27 | 2011-10-20 | Iwate Industrial Research Center | コールドスプレー用皮膜材料及びその製造方法 |
-
1995
- 1995-06-20 JP JP17671395A patent/JPH093562A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011208166A (ja) * | 2010-03-27 | 2011-10-20 | Iwate Industrial Research Center | 皮膜形成方法及び皮膜形成部材 |
| JP2011208165A (ja) * | 2010-03-27 | 2011-10-20 | Iwate Industrial Research Center | コールドスプレー用皮膜材料及びその製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020903 |